JP4705947B2 - 固定子の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、固定子の製造方法に関するものである。
一般的に、インナーロータ型のモータは、円筒状のステータ(固定子)の内側に形成された空間にロータ(回転子)が配置され、ロータがステータに対して回転可能に構成されたものである(例えば、特許文献1参照)。また、ステータのティース部にはコイルが巻回されるが、コイルの巻回方法としては分布巻と集中巻が知られている。
特許文献1のステータは、ステータのコイルエンド部の張り出し高さを低減することを目的として、図12に示すように、第1の巻線U1が収納された2つのスロット(スロット番号1,6)間のスロット(スロット番号3)に第1の巻線U1とは異なる相の第2の巻線W1を収納し、第1の巻線U1が収納された2つのスロット間のスロット(スロット番号2)に第2の巻線と同相の第3の巻線W6を収納し、第2の巻線W1と第3の巻線W6は、コイルエンド部において、一方(巻線W6)が第1の巻線U1の外周側に位置し、他方(巻線W1)が第1の巻線U1の内周側に位置するように配置した分布巻である。
特開2002−44893号公報
ところで、特許文献1のステータで用いた分布巻は、高トルク密度性能を維持し易いものの、コイルの巻回方法が集中巻と比較すると複雑であり、特に小型化したインナーロータ型のステータでは、隣接するティース部の距離が近く(スロットが狭く)、コイルを特許文献1に記載された方法で巻回するには非常に時間が掛かり、生産効率が悪かった。
そこで、本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、生産効率を向上することができる固定子の製造方法を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、複数の固定子コア片(例えば、実施形態におけるコア片11)を帯状に配置する工程と、隣接する前記固定子コア片の間に形成されるスロット部(例えば、実施形態におけるスロット部19)に巻線(例えば、実施形態におけるコイル20)を挿入する工程と、前記帯状の固定子コア片を円筒状に変形する工程と、前記固定子コア片を円筒状にした後に、前記帯状の固定子コア片の両端部を跨ぐ前記巻線を前記スロット部に挿入して固定子(例えば、実施形態におけるステータ1)を形成する工程と、を備えた固定子の製造方法であって、前記固定子コア片には、隣接する前記固定子コア片同士を連結する連結部(例えば、実施形態における第1連結部21、第2連結部22)が形成されており、該連結部は連結した前記固定子コア片同士を回動可能な状態で連結することを特徴としている。
請求項2に記載した発明は、前記巻線は、所定間隔隔てた一対の前記スロット部に挿入されることを特徴としている。
請求項3に記載した発明は、前記巻線は、予めリング状に巻回された状態で前記一対のスロット部に挿入されることを特徴としている。
請求項4に記載した発明は、前記固定子コア片は、ヨーク(例えば、実施形態におけるヨーク13)、ティース(例えば、実施形態におけるティース15)および先端部(例えば、実施形態における先端部17)を有する平板鋼板(例えば、実施形態における平板鋼板51)を積層して構成され、前記ヨークには外周の一方端部から突出した第1連結部(例えば、実施形態における第1連結部21)または他方端部から突出した第2連結部(例えば、実施形態における第2連結部22)が形成されており、前記固定子コア片は、前記第1連結部を有する平板鋼板と、前記第2連結部を有する平板鋼板とが、交互に積層されており、前記隣接する固定子コア片は、平面視において重なった状態で前記スロット部に面していることを特徴としている。
請求項に記載した発明は、モータの回転磁界を形成する複数相の前記巻線が、全て同一形状で形成されることを特徴としている。
請求項1に記載した発明によれば、固定子コア片を帯状に配置することでスロット部を大きく確保することができるため、巻線をスロット部に容易に挿入することができる。また、巻線を取り付けた後に、固定子コア片を円筒状に変形するとともに、帯状の固定子コア片の両端部に配置される巻線(スロット部に挿入されていない巻線)をスロット部に挿入することで固定子を形成することができる。したがって、固定子の生産効率を向上することができる効果がある。
また、隣接する固定子コア片同士が連結部で連結されているため、固定子コア片を帯状に配置してから円筒状に変形させるまでの間に、位置ずれの発生を防止することができる。したがって、固定子コア片を帯状から円筒状に精度良く変形させることができる効果がある。
請求項2に記載した発明によれば、巻線を分布巻にすることで高トルク密度性能を維持することができるため、高性能のモータの固定子を製造することができる効果がある。
請求項3に記載した発明によれば、巻線を予め巻回してリングを形成するため、リング状に形成された巻線をスロット部に挿入するだけで巻線を取り付けることができる。したがって、固定子コア片を準備してから巻線をスロット部に巻回する場合よりも生産効率を向上することができる効果がある。
請求項4に記載した発明によれば、スロット部において隣接する固定子コア片の間に、固定子コア片の積層方向に連続する隙間が形成されないため、巻線をスロット部に挿入した際に、隙間に巻線の一部が挟まれて損傷することを防止することができる。また、巻線が挟まれないので、固定子コア片を円筒状に変形する際に、確実に円筒状に変形させることができる効果がある。
請求項に記載した発明によれば、例えばU相、V相、W相からなる三相モータを製造する際に、各相に対応した巻線を同じ工程で製造することができる。したがって、生産効率を向上することができる効果がある。
(第一実施形態)
次に、本発明の第一実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。
図1はステータの平面図である。なお、図1においては、コイル20はステータコア10面上での断面図で示している。図1に示すように、ステータ1は、円筒状に構成されたステータコア10と、ステータコア10のティース15に巻回されたコイル20とで構成されている。ステータ1の円筒状の中心に形成された空間には、図示しないロータが回転可能に配置されている。
図2はステータコアの平面図である。図2に示すように、ステータコア10は、複数のコア片11が円筒状に連結されて構成されている。ステータコア10は、円筒状の外周を構成するヨーク13と、ヨーク13から円筒状の中心に指向して突出されたティース15と、ティース15の先端を構成する先端部17とを備えている。また、隣接するティース15同士の間には、空間部(以下、スロット19という。)が形成されている。そして、ティース15に巻き回したコイル20をスロット19に配置することで、上記のようにステータ1が形成される。
図3はコア片11の平面図である。図3に示すように、コア片11は、ヨーク13、ティース15、および先端部17が形成された平板鋼板51を積層して構成されている。このコア片11を構成する平板鋼板51は、プレス成型により容易に製造することができる。ここで、一つのコア片11には、一つのティース15が形成されている。つまり、ティース15毎にコア片11は分割されている。
ヨーク13には、外周の一方端部から突出した第1連結部21または他方端部から突出した第2連結部22が形成されている。つまり、コア片11を構成する平板鋼板51は連結部が一方端部に形成されたものと、他方端部に形成されたものがあり、それらが交互に積層されてコア片11を構成している。このようにすることで、第1連結部21は隣接するコア片11bの第2連結部22bと連結され、第2連結部22は隣接するコア片11aの第1連結部21aと連結される。また、第1連結部21と第2連結部22とは回動可能に連結される。例えば、第1連結部21および第2連結部22に貫通孔31を形成し、貫通孔31にピンを挿入してヒンジ結合できるようになっている。
また、ヨーク13の周方向両側部(外周部と内周部との間の両側部)には、一方の側部23に凹部24が形成され、他方の側部25に凹部24と嵌合する凸部26が形成されている。凹部24と凸部26は、隣接するコア片11が帯状のときは離反しており、コア片11が帯状から円筒状に変形したときに嵌合するように構成されている。
次に、コア片11を連結してステータ1を形成する手順を説明する。
図4は、コア片の帯状時の部分平面図である。図4に示すように、複数の平板鋼板51を積層・接合して所望の厚みを有したコア片11を形成する。コア片11を複数用意し、同じ向きに帯状に並べる。そして、隣接するコア片11同士を連結する。このとき、隣接するコア片11のうち一方のコア片11の第1連結部21と他方のコア片11の第2連結部22とを回動可能に連結させる。なお、隣接するコア片11を連結するには、一方のコア片11の積層方向に形成された第1連結部21同士の隙間に、他方のコア片11の積層方向に形成された第2連結部22を挿入し、その後、貫通孔31にピンを挿入することで連結する。
コア片11を全て連結した後、スロット19の側面に沿うように絶縁紙29を配置する。絶縁紙29を配置した後に、スロット19にコイル20を配置する。具体的には、図5に示すように、図示しない巻線装置で複数のリング33を形成するように導線を巻き付けたもの(コイル20)を製造する。このとき、導線の両端部はリングから延出させて、電源端子やグランド端子に接続できるようにしておく。三相モータの場合には、このコイル20を3本製造する。なお、本実施形態では、3本のコイル20は全て同一形状で製造する。
図6は、コイルのスロット部への挿入方法を示す説明図である。図6に示すように、3本のコイル20は、三相のU相、V相、W相を構成する。本実施形態においては、コア片11を48個用いてステータコア10を構成している。つまり、スロット19が48箇所形成される。ここで、U相を構成するコイル20aは、リングが8個(リングU1〜U8)形成されている。同じく、V相を構成するコイル20bはリングV1〜V8が形成され、W相を構成するコイル20cはリングW1〜W8が形成されている。なお、これらのリングは所定間隔置いた2つのスロット19に挿入できる大きさで形成されている。そして、コイル20を製造した後に、コイル20をステータコア10のスロット19に挿入する。
具体的には、U相のコイル20aは、スロット番号1とスロット番号6のスロット19にリングU1を挿入し、スロット番号7とスロット番号12のスロット19にリングU2を挿入し、同様に繰り返し、スロット番号43とスロット番号48のスロット19にリングU8を挿入する。また、V相のコイル20bは、スロット番号45とスロット番号2のスロット19にリングV1を挿入し、スロット番号3とスロット番号8のスロット19にリングV2を挿入し、同様に、スロット番号39とスロット番号44のスロット19にリングV8を挿入する。さらに、W相のコイル20cは、スロット番号47とスロット番号4のスロット19にリングW1を挿入し、スロット番号5とスロット番号10のスロット19にリングW2を挿入し、同様に、スロット番号41とスロット番号46のスロット19にリングW8を挿入する。
次に、スロット19にコイル20を挿入する手順を説明する。なお、以下の説明ではスロット19に関しては、スロット番号のみを用いて説明する。
図7はコイルの配置状態を示す斜視図であり、図8はコア片の円筒状時の平面図である。なお、本実施形態では円筒化前の帯状のコア片に対してコイルを挿入するが、ここでは円筒化後のコア片を示す図8を参照しつつ説明する。
図7,図8に示すように、V相を構成するコイル20bのリングV1をスロット番号2に挿入する。このとき、リングV1の他方(図6のA部)はスロット番号45には挿入しない。次に、W相を構成するコイル20cのリングW1をスロット番号4に挿入する。このとき、リングW1の他方(図6のB部)はスロット番号47には挿入しない。次に、U相を構成する20aのリングU1をスロット番号6に挿入する。このとき、リングU1の他方はスロット番号1に仮挿入する。
次に、V相のコイル20bのリングV2をスロット番号3とスロット番号8を掛け渡すように挿入する。同様に、W相のコイル20cのリングW2をスロット番号5とスロット番号10を掛け渡すように挿入した後、U相のコイル20aのリングU2をスロット番号7とスロット番号12を掛け渡すように挿入する。この手順を繰り返して、V3→W3→U3→V4→…→V8→W8→U8をそれぞれスロット19内に挿入する。このようにコイル20をスロット19内に挿入すると、図8に示すように、コイル20は2つのスロット19間を傾斜するように配置される。なお図6に示すように、例えばスロット番号6の導線の巻回方向とスロット番号7の導線の巻回方向は同一方向になるように挿入する。このように隣接するスロット19に挿入される同相の導線は、その導線の巻回方向が同一方向になるように挿入する。
このようにリングV1のA部およびリングW1のB部がスロット19に挿入されていない状態で帯状のコア片11を円筒状に変形し、帯状時の両端のコア片11同士を連結させて図8に示すように円筒状にする。そして、必要に応じてスロット番号1に仮挿入されたリングU1を一旦取り外した状態で、スロット19に挿入されていないV相のコイル20bのリングV1(図6のA部)をスロット番号45に挿入する。その後、W相のコイル20cのリングW1(図6のB部)をスロット番号47に挿入する。全てのスロット19にコイル20が挿入されたら、そのステータ1を図示しないコアリング(モータの外筒)内に挿入する。そして、スロット19に挿入された各コイル20a,20b,20cに緩みがないように導線を調整した後、各コイル20a,20b,20cの両端部から延出している導線をU相、V相およびW相の電源端子およびグランド端子に接続する。
本実施形態によれば、複数のコア片11を帯状に配置する工程と、隣接するコア片11同士の間に形成されるスロット19にコイル20を挿入する工程と、帯状のコア片11を円筒状に変形する工程と、コア片11を円筒状にした後に、帯状のコア片11の両端部を跨ぐコイル20(図6のA部、B部)をスロット19に挿入してステータ1を形成する工程と、を備えて構成した。
さらに具体的には、ヨーク13およびティース15を有するコア片11を形成する工程と、複数のコア片11を並列配置して、隣接するコア片11のティース15間にスロット19を備えた帯状のコア片11の配列体を形成する工程と、所定間隔を置いた一対のスロット19にコイル20を掛け渡すように挿入するとともに、コア片11の配列体の両側部を跨ぐ端部コイル(リングV1,W1)を、一対のスロット19のうち一方のスロット19のみに挿入する第1挿入工程と、帯状のコア片11の配列体を円筒状に変形させて コア片11の両端部を結合し、ステータ1を形成する工程と、端部コイル(リングV1,W1)を、一対のスロット19のうち他方のスロット19に挿入する第2挿入工程と、を有するようにした。
また、第1挿入工程において端部コイルが挿入される一方のスロット19は、端部コイルが他のコイル20よりステータ1の外周側に配置されるスロットであり、第2挿入工程において端部コイルが挿入される他方のスロット19は、端部コイルが他のコイル20よりステータ1の内周側に配置されるスロット19である。
このようにコア片11を帯状に配置することで、スロット19を大きく確保することができるため、コイル20をスロット19に容易に挿入することができる。そのため、コイル20(リング33)を必要最小限の大きさに形成することが可能になり、巻線渡りを低くすることができる。また、コイル20を挿入した後に、コア片11を円筒状に変形するとともに、帯状のコア片11の両端部に配置されるコイル20(リングV1,W1)をスロット19に挿入することでステータ1を形成することができる。したがって、ステータ1の生産効率を向上することができる。
また、コイル20を、所定間隔隔てたスロット19同士の間に巻回するとともに、該スロット19の外側に隣接するスロット19に同一のコイル20が巻回される分布巻で構成した。
このようにコイル20を分布巻にすることで、高トルク密度性能を維持することができるため、高性能のモータのステータ1を製造することができる。
また、予め導線を巻回してスロット19に対応した大きさのリング33(コイル20)を形成する工程を備えた。
このように導線を予め巻回してリング33(コイル20)を形成したため、リング状に形成された導線をスロット19に挿入するだけでコイル20を取り付けることができる。したがって、コア片11を準備してから巻線をスロット19に巻回する場合よりも生産効率を向上することができる。
さらに、コア片11に、隣接するコア片11同士を連結する第1連結部21および第2連結部22を形成した。
このように構成することで、コア片11を帯状に配置してから円筒状に変形させるまでの間、隣接するコア片11同士が第1連結部21と第2連結部22とで連結されているため、位置ずれの発生を防止することができる。したがって、コア片11を帯状から円筒状に精度良く変形させることができる。
そして、モータの回転磁界を形成するU相、V相、W相を構成するコイル20(20a,20b,20c)を、全て同一形状で形成した。
したがって、U相、V相、W相からなる三相モータを製造するにあたって、各相に対応したコイル20(20a,20b,20c)を同じ工程で製造することができる。したがって、生産効率を向上することができる。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態を図9〜図10に基づいて説明する。なお、本実施形態は、第一実施形態とコア片の構成が異なるのみであり、他の構成については第一実施形態と略同一であるため、同一箇所には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図9はコア片111の平面図である。図9に示すように、コア片111は、ヨーク13、ティース15、および先端部17が形成された平板鋼板151が複数積層されて構成されている。ここで、一つのコア片111には、一つのティース15が形成されている。つまり、ティース15毎にコア片111は分割されている。このコア片111を構成する平板鋼板151は、プレス成型により容易に製造することができる。
図10は図9のA−A線に沿う断面図である。図10に示すように、コア片111は平板鋼板151が複数枚積層され、それらが接合されて所望の厚みを有している。このとき、上下に隣接(積層)する平板鋼板151の表裏面が逆になるように積層されている。
図9に戻り、ヨーク13には、外周近傍の一方端部に第1連結部121が形成されている。例えば、第1連結部121は貫通孔で構成され、貫通孔にピンを挿入することで隣接するコア片111と回動可能に連結される。
ヨーク13における第1連結部121が形成された側のティース15との境界近傍には、第1円筒状時当接部128が形成されている。また、ヨーク13における第1円筒状時当接部128が形成された反対側のティース15との境界近傍は、第2円筒状時当接部138が形成されている。第2円筒状時当接部138の外形は、第1円筒状時当接部128と略同一形状に形成されている。コア片111が帯状に連結された状態では、第1円筒状時当接部128と第2円筒状時当接部138とが離反するように構成され、コア片111が円筒状に連結された状態では、第1円筒状時当接部128と第2円筒状時当接部138とが当接するように構成されている。
また、コア片111を構成する平板鋼板151は、表裏面が逆になるように交互に積層されているため、複数コア片111を帯状に連結すると、平面視において重複部139が形成される。
図11は図9のB−B線に沿う断面図である。図11に示すように、コア片111を帯状に連結したときに、コア片111の積層方向に重複部139が形成される。この重複部139により、スロット19内にコイル20を挿入しても、コイル20が第1円筒状時当接部128と第2円筒状時当接部138との間に入り込んで損傷するのを防止し得るようになっている。
本実施形態によれば、隣接するコア片111は、平面視において重なった状態でスロット19に面するように(重複部139が形成されるように)構成した。
このように構成したため、スロット19において隣接するコア片111の間に、コア片111の積層方向に連続する隙間が形成されない。したがって、コイル20をスロット19に挿入した際に、隙間にコイル20の一部が挟まれて損傷することを防止することができる。また、コイル20が挟まれないので、コア片111を円筒状に変形する際に、確実に円筒状に変形させることができる。
尚、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な構造や構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態において、三相のコイルを一つずつ順番にスロット部に挿入していく場合の説明をしたが、初めにU相のコイルを全てスロット部に挿入した後に、V相のコイルを全てスロット部に挿入し、その後W相のコイルを全てスロット部に挿入する方法を採用してもよい。
本発明の実施形態におけるステータの平面図である。 本発明の実施形態におけるステータコアの平面図である。 本発明の第一実施形態におけるコア片の平面図である。 本発明の第一実施形態におけるコア片の帯状時の部分平面図である。 本発明の実施形態におけるコイルの構成を示す説明図である。 本発明の実施形態におけるコイルのスロット部への挿入方法を示す説明図である。 本発明の第一実施形態におけるコイルの配置状態を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態におけるコア片の円筒状時の概略平面図である。 本発明の第二実施形態におけるコア片の平面図である。 図9のA−A線に沿う断面図である。 図9のB−B線に沿う断面図である。 従来のステータの平面図である。
符号の説明
1…ステータ(固定子) 11,111…コア片(固定子コア片) 19…スロット(スロット部) 20…コイル(巻線) 21,121…第1連結部(連結部) 22,122…第2連結部(連結部)

Claims (5)

  1. 複数の固定子コア片を帯状に配置する工程と、
    隣接する前記固定子コア片の間に形成されるスロット部に巻線を挿入する工程と、
    前記帯状の固定子コア片を円筒状に変形する工程と、
    前記固定子コア片を円筒状にした後に、前記帯状の固定子コア片の両端部を跨ぐ前記巻線を前記スロット部に挿入して固定子を形成する工程と、を備えた固定子の製造方法であって、
    前記固定子コア片には、隣接する前記固定子コア片同士を連結する連結部が形成されており、該連結部は連結した前記固定子コア片同士を回動可能な状態で連結することを特徴とする固定子の製造方法。
  2. 前記巻線は、所定間隔隔てた一対の前記スロット部に挿入されることを特徴とする請求項1に記載の固定子の製造方法。
  3. 前記巻線は、予めリング状に巻回された状態で前記一対のスロット部に挿入されることを特徴とする請求項2に記載の固定子の製造方法。
  4. 前記固定子コア片は、ヨーク、ティースおよび先端部を有する平板鋼板を積層して構成され、前記ヨークには外周の一方端部から突出した第1連結部または他方端部から突出した第2連結部が形成されており、
    前記固定子コア片は、前記第1連結部を有する平板鋼板と、前記第2連結部を有する平板鋼板とが、交互に積層されており、
    前記隣接する固定子コア片は、平面視において重なった状態で前記スロット部に面していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の固定子の製造方法。
  5. モータの回転磁界を形成する複数相の前記巻線が、全て同一形状で形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の固定子の製造装置。
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