JP4704069B2 - 内視鏡照明光学系 - Google Patents

内視鏡照明光学系 Download PDF

Info

Publication number
JP4704069B2
JP4704069B2 JP2005054645A JP2005054645A JP4704069B2 JP 4704069 B2 JP4704069 B2 JP 4704069B2 JP 2005054645 A JP2005054645 A JP 2005054645A JP 2005054645 A JP2005054645 A JP 2005054645A JP 4704069 B2 JP4704069 B2 JP 4704069B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refractive index
lens
light
optical axis
examples
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005054645A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006243017A (ja
Inventor
俊 宮野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2005054645A priority Critical patent/JP4704069B2/ja
Priority to US11/362,060 priority patent/US7262921B2/en
Publication of JP2006243017A publication Critical patent/JP2006243017A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4704069B2 publication Critical patent/JP4704069B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B23/00Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
    • G02B23/24Instruments or systems for viewing the inside of hollow bodies, e.g. fibrescopes
    • G02B23/2407Optical details
    • G02B23/2461Illumination
    • G02B23/2469Illumination using optical fibres

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Astronomy & Astrophysics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Description

本発明は、被観察領域を照明するために内視鏡装置に搭載される照明光学系に関し、特に、半径方向周辺部から中心部に近づくに従って屈折率が高くなるように構成された屈折率分布型レンズを備えた内視鏡照明光学系に関する。
従来、内視鏡装置に搭載される照明光学系においては、コアの屈折率が部位によらず一定の光ファイバにより構成されたライトガイドが多用されているが、このタイプのライトガイドには、その配光分布特性が、広角な対物レンズを備えた内視鏡に適合し得ない、すなわち、光軸からの角度が大きい周辺部に出射される光線の強度が、中心部に出射される光線の強度に比べて大きく減衰してしまうという問題がある。
例えば、コアの屈折率が1.62、クラッドの屈折率が1.48で開口数NAが約0.66となるライトガイドの配光分布(光軸と平行な出射光線の強度を基準(100%)として、光軸に対し各角度で出射される光線の強度の割合を示したもの)を図3に示す。上記開口数NAを、光軸からの角度に換算すると約41.2度となるが、図3に示すように光軸からの角度が大きい出射光線は、角度の小さい光線に比べ、光ファイバの中を通る距離が長いなどの理由により減衰が大きく、光軸からの角度が20度付近であっても配光強度は半減してしまう。
内視鏡に使用される対物レンズは画角(視野角)が100度(半画角が50度)を超える広角なものが多く、上述のような配光分布による照明では、周辺視野領域の画像が暗くなってしまうため、十分な観察を行なうことが困難となる。なお、ライトガイドの先端部に凹レンズを配置して、照明角度を広げている照明光学系も知られているが、元々不足がちな周辺部の光量を拡散させるだけであり、中心部に比べ周辺部の光量が少ない点は改善されていない。
一方、周辺部から中心部に近づくに従って屈折率が高くなる屈折率分布型レンズを備えた、より広角な内視鏡照明光学系の提案もなされている(下記特許文献1参照)。
特開平10−54945号公報
しかしながら、単に屈折率分布型レンズを用いただけでは、広い範囲を照明することはできても周辺部の光量が十分に得られないなど、内視鏡に適した配光分布を得ることはできず、好適な配光分布を得るためには、屈折率分布型レンズの屈折率分布や光軸方向の長さ等を適切に設定することが必要であることが分かってきた。
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、十分な光量でより広角に照明することが可能な、屈折率分布型レンズを備えた内視鏡照明光学系を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の内視鏡照明光学系では、屈折率分布型レンズの屈折率分布や光軸方向の長さ等を適切な範囲に設定するようにしている。
すなわち、本発明に係る内視鏡照明光学系は、
屈折率分布n(r)が以下の条件式(1)により近似的に表される屈折率分布型レンズを備え、ライトガイドにより導光された照明光を、前記屈折率分布型レンズを介して被観察領域に照射する内視鏡照明光学系であって、
前記屈折率分布型レンズが、以下の条件式(2)および(3)を満足するように構成されていることを特徴とするものである。
n(r) = N(1−(A/2)) …… (1)
(AR) ≦ 0.6 …… (2)
0.5k+0.35 ≦ AL/π ≦ 0.5k+0.65 …… (3)
ここで、Nは前記屈折率分布型レンズの光軸上の屈折率、rは該光軸からの径方向の距離、Rは前記屈折率分布型レンズの有効半径、Lは前記屈折率分布型レンズの光軸方向の長さをそれぞれ示す。また、Aは定数係数であり、kは非負の整数を示す。
なお、r、R、Lの単位は全て同じ(例えば、rの単位がmmならば、R、Lの単位もmm)であり、Aの単位は、r、R、Lの単位の逆数(例えば、r、R、Lの単位がmmならば、Aの単位はmm−1)である。
本発明の内視鏡照明光学系によれば、屈折率分布型レンズが上記条件式(2)および(3)を満足するように構成されていることにより、内視鏡に適した配光分布、すなわち十分な光量でより広角に照明し得る配光分布を得ることが可能となる。
したがって、内視鏡に搭載することにより、視野領域の周辺部においても明るい画像を得ることが容易となり、良好な観察、診断を行なうことが可能となる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に係る内視鏡照明光学系の概略構成を示す図であり、図2は図1に示す屈折率分布型レンズ2の作用を示す図である。また、図3は図1に示すライトガイド1の配光分布の一例を示すグラフである。
図1に示すように本実施形態の内視鏡照明光学系は、照明光を導光するライトガイド1と、該ライトガイド1により導光された照明光を被観察領域に照射する屈折率分布型レンズ2とを備えてなる。上記ライトガイド1は、コアの屈折率が部位によらず一定に形成された、いわゆる階段屈折率型光ファイバを束ねて構成され、その配光分布は、例えば、光ファイバのコアの屈折率を1.62、クラッドの屈折率を1.48として、開口数NAが約0.66となるものの場合、図3に示すようになる。
一方、上記屈折率分布型レンズ2は、周辺部から中心部に近づくに従って屈折率が高くなるように構成されており、詳しくは、その屈折率分布n(r)が、課題を解決する手段の欄に示した条件式(1)(以下に再掲する)により、近似的に表されるものである。
n(r) = N(1−(A/2)) …… (1)
ここで、Nは光軸X上での屈折率、rは光軸Xからの径方向の距離、Aは定数係数をそれぞれ示している。
この条件式(1)において定数係数Aの値を、0.1,0.2,0.3,0.4,0.5と変化させたときの屈折率分布n(r)を図4および図5に示す。なお、光軸X上での屈折率Nが、図4ではN=1.5の場合を示し、図5ではN=1.8の場合を示している。
また、この屈折率分布型レンズ2は、図2に示すように、その光軸X方向の長さをLとし、その有効半径をRとしたとき、課題を解決する手段の欄に示した条件式(2)および(3)(以下に再掲する)を満足するように構成されている。
(AR) ≦ 0.6 …… (2)
0.5k+0.35 ≦ AL/π ≦ 0.5k+0.65 …… (3)
ここで、kは非負の整数である。
このような屈折率分布型レンズ2によれば、上記ライトガイド1により導光された照明光を被観察領域に対して広角(最も広角に出射される光線の光軸Xに対する角度θmax(図2参照)が50度以上)に照射することができるとともに、その配光分布も内視鏡に好適なものとなっている。
なお、屈折率分布が上記条件式(1)を近似的に満足するような屈折率分布型レンズとしては、例えば、日本板硝子株式会社製のセルフォック(登録商標)が知られている。この種の屈折率分布型レンズにおいては、図6に示すように、光軸Xと平行にレンズに入射した光線が、周期2π/Aの余弦曲線を描くように進行することが知られている(光学技術コンタクト vol.28 No.8参照)。
すなわち、屈折率分布型レンズの周辺部に光軸Xと平行に入射した光線は概ね、1/4周期で光軸Xを横切り、1/2周期で反対側の周辺部を光軸Xと平行に通り、1周期(2π/A)後に元の周辺部を光軸Xと平行に通ることになる。
上述した実施形態の屈折率分布型レンズ2は、その長さLが、上記の1/4周期分に近い長さに設定されている。これにより、図3に示すような配光分布を持つ上記ライトガイド1から、屈折率分布型レンズ2の周辺部に光軸Xと略平行に入射した高強度の光線を、光軸Xに対して大きな角度を持たせて出射させることが可能となっている。
以下、本発明の内視鏡照明光学系について、実施例を示してさらに具体的に説明する。
以下に示す各実施例による内視鏡照明光学系の構成は、図1および図2に示す通りであり、上述した実施形態の説明において記した内容は、重複を避けるためその説明を省略する。以下、各実施例について具体的な配光分布のデータをグラフにして示す。
〈実施例1、2、3〉
図7は実施例1〜3の配光分布のグラフ(光軸に対し各角度で出射される光線のうち最も強度の大きい出射光線の強度を基準(100%)として、各角度の出射光線の強度の割合を示したもの)を示している。なお、図7において入射配光として示されているグラフは、図3に示す、上記ライトガイド1の配光分布と基本的に同じものである。このことは、以下に説明する図9〜図16についても同様である。
実施例1〜3は、全て、上記条件式(1)における定数係数A=0.5(mm−1)、光軸X上での屈折率N=1.8とされた屈折率分布n(r)の屈折率分布型レンズ2を備えている。また、屈折率分布型レンズ2の長さLが、実施例1では上記余弦曲線の3/16周期分の長さに、実施例2では同4/16周期分の長さに、実施例3では同5/16周期分の長さに、それぞれ設定されている。また、屈折率分布型レンズ2の有効半径Rは、いずれも1.0(mm)とされている。
実施例1〜3の屈折率分布型レンズ2は、以下のように全て、上記条件式(2)および(3)(k=0の場合に対応、このことは以下の実施例4〜15において同じ)を満たしている。
実施例1: (AR)=0.25,AL/π=0.375
実施例2: (AR)=0.25,AL/π=0.5
実施例3: (AR)=0.25,AL/π=0.625
なお、AL/πは、1周期分の長さを2π/Aとして計算した値である。例えば、実施例1では、L=(3/16)×(2π/A)なので、AL/π=(3/16)×2となる。
図7には比較のため、上記条件式(3)を満たしていない比較例1〜5の配光分布のグラフも示してある。図7に示すように実施例1〜3のものは、いずれも出射角度が50度付近の光線でも強度が最大強度の30%程度以上となっているのに対し、比較例1〜5のものでは、これがいずれも15%以下となっている。したがって、実施例1〜3のものによれば、被観察領域の周辺部においても明るく照明することが可能となっていることが明らかである。
また、図7に示すように、実施例1〜3のうち出射角度が50度付近の光線の強度が最も大きいのは、実施例2である。一方、出射角度が60度を超える光線の配光分布は、実施例1の方が優れている。このことから、内視鏡用として好適な配光分布を有するのは、上記条件式(3)におけるAL/πが0.5未満となる範囲、例えば、0.35以上0.49以下や、0.36以上0.46以下の範囲にあるものであるとも考えられる。
なお、上記条件式(3)の上限値0.65および下限値0.35は、実施例2のAL/πの値0.5を中心に、実施例1、3の各AL/πの値0.625および0.375を共に含むように設定したものである。
また、図8は上記Nを1.8、上記Aを0.5(mm−1)とした場合に、長さLの変化に応じて出射光の中心部の光量がどの程度変化するのかを示すグラフ(入射光の中心部の光量を1としたときの光量比を示すもの)である。図8に示すように、実施例1〜3のものは、出射光の中心部の光量が入射光の中心部の光量の20%程度となっていることが明らかである。
〈実施例4〉
図9は実施例4の配光分布のグラフを示している。
この実施例4は、上記条件式(1)における定数係数A=0.5(mm−1)、光軸X上での屈折率N=1.5とされた屈折率分布n(r)の屈折率分布型レンズ2を備えている。また、長さL=2.5(mm)、有効半径R=1.0(mm)に設定されている。
この実施例4の屈折率分布型レンズ2は、以下のように、上記条件式(2)および(3)を満たしている。なお、π=3.14として計算している(このことは、以下の実施例5〜15において同じ)。
実施例4: (AR)=0.25,AL/π≒0.398
図9には比較のため、上記定数係数Aの値のみが実施例4と異なる、上記条件式(3)を満たしていない比較例6〜8の配光分布のグラフも示してある。図9に示すように実施例4のものは、比較例6〜8のものに比較して、被観察領域の周辺部においても明るく照明することが可能となっていることが明らかである。
〈実施例5、6〉
図10は実施例5、6の配光分布のグラフを示している。
実施例5は、上記条件式(1)における定数係数A=0.4(mm−1)、光軸X上での屈折率N=1.5とされた屈折率分布n(r)の屈折率分布型レンズ2を備えている。また、長さL=3.0(mm)、有効半径R=1.0(mm)に設定されている。
また、実施例6は、上記条件式(1)における定数係数A=0.5(mm−1)とされている以外は、実施例5と同じに設定されている。
実施例5、6は、以下のように全て、上記条件式(2)および(3)を満たしている。
実施例5: (AR)=0.16,AL/π≒0.382
実施例6: (AR)=0.25,AL/π≒0.478
図10には比較のため、上記定数係数Aの値のみが実施例5、6と異なる、上記条件式(3)を満たしていない比較例9、10の配光分布のグラフも示してある。図10に示すように実施例5、6のものは、比較例9、10のものに比較して、被観察領域の周辺部においても明るく照明することが可能となっていることが明らかである。
〈実施例7〉
図11は実施例7の配光分布のグラフを示している。
この実施例7は、上記条件式(1)における定数係数A=0.5(mm−1)、光軸X上での屈折率N=1.6とされた屈折率分布n(r)の屈折率分布型レンズ2を備えている。また、長さL=2.5(mm)、有効半径R=1.0(mm)に設定されている。
この実施例7は、以下のように、上記条件式(2)および(3)を満たしている。
実施例7: (AR)=0.25,AL/π≒0.398
図11には比較のため、上記定数係数Aの値のみが実施例7と異なる、上記条件式(3)を満たしていない比較例11〜13の配光分布のグラフも示してある。図11に示すように実施例7のものは、比較例11〜13のものに比較して、被観察領域の周辺部においても明るく照明することが可能となっていることが明らかである。
〈実施例8、9〉
図12は実施例8、9の配光分布のグラフを示している。
実施例8は、上記条件式(1)における定数係数A=0.4(mm−1)、光軸X上での屈折率N=1.6とされた屈折率分布n(r)の屈折率分布型レンズ2を備えている。また、長さL=3.0(mm)、有効半径R=1.0(mm)に設定されている。
また、実施例9は、上記条件式(1)における定数係数A=0.5(mm−1)とされている以外は、実施例8と同じに設定されている。
実施例8、9は、以下のように全て、上記条件式(2)および(3)を満たしている。
実施例8: (AR)=0.16,AL/π≒0.382
実施例9: (AR)=0.25,AL/π≒0.478
図12には比較のため、上記定数係数Aの値のみが実施例8、9と異なる、上記条件式(3)を満たしていない比較例14、15の配光分布のグラフも示してある。図12に示すように実施例8、9のものは、比較例14、15のものに比較して、被観察領域の周辺部においても明るく照明することが可能となっていることが明らかである。
〈実施例10〉
図13は実施例10の配光分布のグラフを示している。
この実施例10は、上記条件式(1)における定数係数A=0.5(mm−1)、光軸X上での屈折率N=1.7とされた屈折率分布n(r)の屈折率分布型レンズ2を備えている。また、長さL=2.5(mm)、有効半径R=1.0(mm)に設定されている。
この実施例10は、以下のように、上記条件式(2)および(3)を満たしている。
実施例10: (AR)=0.25,AL/π≒0.398
図13には比較のため、上記定数係数Aの値のみが実施例10と異なる、上記条件式(3)を満たしていない比較例16〜18の配光分布のグラフも示してある。図13に示すように実施例10のものは、比較例16〜18のものに比較して、被観察領域の周辺部においても明るく照明することが可能となっていることが明らかである。
〈実施例11、12〉
図14は実施例11、12の配光分布のグラフを示している。
実施例11は、上記条件式(1)における定数係数A=0.4(mm−1)、光軸X上での屈折率N=1.7とされた屈折率分布n(r)の屈折率分布型レンズ2を備えている。また、長さL=3.0(mm)、有効半径R=1.0(mm)に設定されている。
また、実施例12は、上記条件式(1)における定数係数A=0.5(mm−1)とされている以外は、実施例11と同じに設定されている。
実施例11、12は、以下のように全て、上記条件式(2)および(3)を満たしている。
実施例11: (AR)=0.16,AL/π≒0.382
実施例12: (AR)=0.25,AL/π≒0.478
図14には比較のため、上記定数係数Aの値のみが実施例11、12と異なる、上記条件式(3)を満たしていない比較例19、20の配光分布のグラフも示してある。図14に示すように実施例11、12のものは、比較例19、20のものに比較して、被観察領域の周辺部においても明るく照明することが可能となっていることが明らかである。
〈実施例13〉
図15は実施例13の配光分布のグラフを示す図である。
この実施例13は、上記条件式(1)における定数係数A=0.5(mm−1)、光軸X上での屈折率N=1.8とされた屈折率分布n(r)の屈折率分布型レンズ2を備えている。また、長さL=2.5(mm)、有効半径R=1.0(mm)に設定されている。
この実施例13は、以下のように、上記条件式(2)および(3)を満たしている。
実施例13: (AR)=0.25,AL/π≒0.398
図15には比較のため、上記定数係数Aの値のみが実施例13と異なる、上記条件式(3)を満たしていない比較例21〜23の配光分布のグラフも示してある。図15に示すように実施例13のものは、比較例21〜23のものに比較して、被観察領域の周辺部においても明るく照明することが可能となっていることが明らかである。
〈実施例14、15〉
図16は実施例14、15の配光分布のグラフを示す図である。
実施例14は、上記条件式(1)における定数係数A=0.4(mm−1)、光軸X上での屈折率N=1.8とされた屈折率分布n(r)の屈折率分布型レンズ2を備えている。また、屈折率分布型レンズ2の長さL=3.0(mm)、有効半径R=1.0(mm)に設定されている。
また、実施例15は、上記条件式(1)における定数係数A=0.5(mm−1)とされている以外は、実施例14と同じに設定されている。
実施例14、15は、以下のように全て、上記条件式(2)および(3)を満たしている。
実施例14: (AR)=0.16,AL/π≒0.382
実施例15: (AR)=0.25,AL/π≒0.478
図16には比較のため、上記定数係数Aの値のみが実施例14、15と異なる、上記条件式(3)を満たしていない比較例24、25の配光分布のグラフも示してある。図16に示すように実施例14、15のものは、比較例24、25のものに比較して、被観察領域の周辺部においても明るく照明することが可能となっていることが明らかである。
なお、上述した各実施例のものは、屈折率分布型レンズ2が、上記条件式(3)においてk=0の場合に対応しているが、本発明に係る屈折率分布型レンズは、上記条件式(3)においてk=0の場合に対応するものに限られるものではなく、k=1,2,3…の任意の整数の場合にそれぞれ対応するものを用いることが可能である。
本発明の一実施形態に係る内視鏡照明光学系を示す概略図 図1に示す屈折率分布型レンズの作用を示す図 図1に示すライトガイドの配光分布の一例を示すグラフ Aの値による屈折率分布n(r)の変化を示すグラフ(N=1.5) Aの値による屈折率分布n(r)の変化を示すグラフ(N=1.8) 屈折率分布型レンズの作用を示す図 実施例1〜3、比較例1〜5の配光分布を示すグラフ 長さLによる出射光の中心部の光量の変化を示すグラフ 実施例4、比較例6〜8の配光分布を示すグラフ 実施例5,6、比較例9,10の配光分布を示すグラフ 実施例7、比較例11〜13の配光分布を示すグラフ 実施例8,9、比較例14,15の配光分布を示すグラフ 実施例10、比較例16〜18の配光分布を示すグラフ 実施例11,12、比較例19,20の配光分布を示すグラフ 実施例13、比較例21〜23の配光分布を示すグラフ 実施例14,15、比較例24,25の配光分布を示すグラフ
符号の説明
1 ライトガイド
2 屈折率分布型レンズ
2π/A 光軸と平行に屈折率分布型レンズに入射した光線の周期
θmax 最も広角に出射される光線の光軸に対する角度
L (屈折率分布型レンズの光軸方向の)長さ
R (屈折率分布型レンズの)有効半径
X 光軸

Claims (2)

  1. 屈折率分布n(r)が以下の条件式(1)により近似的に表される屈折率分布型レンズを備え、ライトガイドにより導光された照明光を、前記屈折率分布型レンズを介して被観察領域に照射する内視鏡照明光学系であって、
    前記屈折率分布型レンズが、以下の条件式(2)および(3)を満足するように構成されていることを特徴とする内視鏡照明光学系。
    n(r) = N(1−(A/2)) ・・・(1)
    (AR) ≦ 0.6 ・・・(2)
    +0.35 ≦ AL/π ≦ 0.49 ・・・(3)
    ここで、Nは前記屈折率分布型レンズの光軸上の屈折率、rは該光軸からの径方向の距離、Rは前記屈折率分布型レンズの有効半径、Lは前記屈折率分布型レンズの光軸方向の長さをそれぞれ示す。また、Aは定数係数であり、kは非負の整数を示す。
  2. 以下の条件式(3′)を満足することを特徴とする請求項1記載の内視鏡照明光学系。
    k+0.36 ≦ AL/π ≦ k+0.46 ・・・(3′)
JP2005054645A 2005-02-28 2005-02-28 内視鏡照明光学系 Expired - Fee Related JP4704069B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005054645A JP4704069B2 (ja) 2005-02-28 2005-02-28 内視鏡照明光学系
US11/362,060 US7262921B2 (en) 2005-02-28 2006-02-27 Illuminating optical system for endoscope

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005054645A JP4704069B2 (ja) 2005-02-28 2005-02-28 内視鏡照明光学系

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006243017A JP2006243017A (ja) 2006-09-14
JP4704069B2 true JP4704069B2 (ja) 2011-06-15

Family

ID=36931728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005054645A Expired - Fee Related JP4704069B2 (ja) 2005-02-28 2005-02-28 内視鏡照明光学系

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7262921B2 (ja)
JP (1) JP4704069B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5864423B2 (ja) * 2009-10-06 2016-02-17 デューク ユニバーシティ 球面収差の無い屈折率分布型レンズと方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1054945A (ja) * 1996-08-12 1998-02-24 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡照明光学系
JP2000147392A (ja) * 1998-11-18 2000-05-26 Nippon Sheet Glass Co Ltd 内視鏡用対物レンズ

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5093719A (en) * 1989-10-23 1992-03-03 Manx Optical Corporation Endoscopic gradient index optical systems
US5298741A (en) * 1993-01-13 1994-03-29 Trustees Of Tufts College Thin film fiber optic sensor array and apparatus for concurrent viewing and chemical sensing of a sample
US5396366A (en) * 1993-03-04 1995-03-07 Sigma Dynamics Corporation Endoscope apparatus
JP4132145B2 (ja) * 1997-08-18 2008-08-13 日本板硝子株式会社 等倍結像光学装置
JP2001125009A (ja) * 1999-10-28 2001-05-11 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡装置
JP2002131589A (ja) * 2000-10-26 2002-05-09 Nippon Sheet Glass Co Ltd 光源−光ファイバ結合器
JP2002196180A (ja) * 2000-12-26 2002-07-10 Nippon Sheet Glass Co Ltd 光ファイバコリメータ
JP2002243586A (ja) * 2001-02-09 2002-08-28 Nippon Sheet Glass Co Ltd ロッドレンズの屈折率分布測定方法
JP2003021704A (ja) * 2001-07-10 2003-01-24 Nippon Sheet Glass Co Ltd 一組の屈折率分布型ロッドレンズ及び該レンズを備えたマイクロ化学システム
US7212723B2 (en) * 2005-02-19 2007-05-01 The Regents Of The University Of Colorado Monolithic waveguide arrays

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1054945A (ja) * 1996-08-12 1998-02-24 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡照明光学系
JP2000147392A (ja) * 1998-11-18 2000-05-26 Nippon Sheet Glass Co Ltd 内視鏡用対物レンズ

Also Published As

Publication number Publication date
US7262921B2 (en) 2007-08-28
JP2006243017A (ja) 2006-09-14
US20060193057A1 (en) 2006-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6852079B2 (en) Light guide and endoscope
US5327283A (en) Endoscope optical system
JP5021849B2 (ja) 照明光学系
US6507687B1 (en) Imaging apparatus
US8118734B2 (en) Endoscope illumination optical system
JPH0363724B2 (ja)
JP5942242B2 (ja) 検査用照明装置
US7602555B2 (en) Observation or measurement means and observation or measurement system provided with the same, feeble light image pickup optical system and microscope apparatus provided with the same, microscope system provided with the microscope apparatus, and observation apparatus and observation system provided with the same
JP5942063B1 (ja) 内視鏡装置
JP6223115B2 (ja) 液浸顕微鏡対物レンズ及びそれを用いた顕微鏡
JP4704069B2 (ja) 内視鏡照明光学系
US20150109681A1 (en) Immersion microscope objective and microscope using the same
US6063024A (en) Observation apparatus
JPH0555846B2 (ja)
US10441148B2 (en) Illumination lens and illumination optical system for an endoscope
US10307045B2 (en) Endoscope optical system unit
JPH0359511A (ja) 接眼レンズ
US11906725B2 (en) Illumination lens, illumination optical system, and endoscope
CN108135461B (zh) 内窥镜
JP3556283B2 (ja) 顕微鏡用照明光学系
JP3477314B2 (ja) 内視鏡用照明系
JP7079856B2 (ja) 内視鏡
WO2013035522A1 (ja) 内視鏡装置
JPH05142485A (ja) 内視鏡照明光学系
CN117192765A (zh) 一种光纤扫描器及投影设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071119

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20090910

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100827

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110309

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees