JP4702951B2 - 数値制御単一刃具による輪郭面及び立体の加工方法 - Google Patents

数値制御単一刃具による輪郭面及び立体の加工方法 Download PDF

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Description

この発明は、非回転単一刃により輪郭形状の二次元面および三次元立体を切削加工する方法に関し、更に詳しくは回転するテーブル上に固定された被加工物の任意の位置に、曲線の二次元輪郭面または三次元立体をNC加工する方法に関する。
通常の輪郭加工には回転工具すなわちエンドミルを使用されることが多いが、形状が小さくなると非回転単一刃具によるプレーナー系の手法が必要となる。
数式又は点列で与えられる曲線については微小線分セグメントを直線補間で接続することが通常であり、デジタイザーや計算機の性能向上に伴い大きな負荷ではない。しかし、一筆書きで連続した加工パスを計算し、パソコン(小型計算機)で簡単に精度の良いプログラムを組む手法が求められている。
そこで、本発明者は、先の特願2006−037483号の特許出願(以下「特許出願A」と言う)に於いて、C軸中心をO、中心Oからオフセットした二次曲線または類似の基本輪郭形状の中心部に定点Aを定め線分OAをR(mm)とする第1のステップと、輪郭(FA)を任意に分割し、i=0〜pとして分割角(−θi)、分割点(Ni)における線分ANiの長さqを計算する第2のステップと、テーブル回転(θi)により分割点(Ni)が移動したときのXY軸系座標(Mi)を計算する第3のステップと、隣接する3個のM点を通る円(E0〜Ep)を計算する第4のステップとを逐次実行し、該円(Ei)のそれぞれについて、前記3個のM点の先頭点を始点座標値、中間点を終点座標値とする円弧補間命令とテーブル運動を同期させたNC指令を作り逐次連結するステップとによってNCプログラムを作成し、XY軸円弧・C軸直線の合成3軸同時補間加工により輪郭線加工を実行することを提案しこれを2out of 3方式と名付けた。
特開平11−151635号公報 特開2000−246614号公報 特許第3333679号公報
前記特許出願Aにより輪郭線の加工についての技術が開示されているが、輪郭内部を二次元面として平滑に加工する方法、またはその二次元面を基底面とする三次元立体の加工方法については改良が残されている。例えば、輪郭線の内部を平面に仕上げようとすると形状をわずかに縮小した別の輪郭線のプログラムを作成して加工を繰り返す等高線式の加工を強いられることになる。三次元の立体加工についても同様な煩雑と非能率が残されている。
本発明は閉曲線に囲まれた輪郭線内部を一筆書きで連続に加工して輪郭面とする方法と、その輪郭面を基底断面とする三次元立体形状を一筆書きで連続に加工する方法を提供する。
前述の本発明の目的は、(1)XY軸とC軸をNC制御する工作機械において、C軸中心からオフセットした被加工基本輪郭を式、
Figure 0004702951
但し、C軸中心を0、輪郭の内部定点をA、線分OAをR、輪郭を分割した点をNi、線分ANiの長さをqi、輪郭の分割角度及びC軸の旋回角度をθiとして記述されるとき、
前記基本輪郭面内を単一刃具を用いて隈なく加工するため、[数2]を用いて点列を計算する。
Figure 0004702951
但し、F(θ)は、Qを線分qiの最大値、ρを輪郭面加工の間隔定数(mm/θ)として、F(θ)=−(qi/Q)・ρ・θiなる式で表される縮み関数であり刃具が輪郭内を回動する際のピッチ幅を決める関数である。θiを連続回動してXi,Yiの点列が計算される。次いで、隣接する3点を通る円を逐次計算し、該3点のうちの先頭点を始点座標値、中間点を終点座標値とする円弧補間を順次接続する方式でXY軸円弧補間とC軸の3軸合成制御のNCプログラムを作り一筆書き方式で輪郭面内を加工する方法とすることにより達成される。
また、前述の本発明の目的は、()XYZ軸とC軸をNC制御する工作機械において、C軸中心からオフセットした被加工立体の水平基底断面の輪郭が式[数1]で記述されるとき、
Figure 0004702951
但し、C軸中心をO、輪郭の内部定点をA、線分OAをR、輪郭を分割した点をNi、線分ANiの長さをqi、輪郭の分割角度及びC軸の旋回角度をθiとして記述し、 被加立体の表面を単一刃具を用いて連続した一筆書きで加工するため式[数4]を用いて点列を計算する。
Figure 0004702951
但し、qz=qi+F(θ)、 Zoは初期値、Z(qz)はqiとqzを変数とする定義関数である。更に、F(θ)は、Qを線分qiの最大値、ρを輪郭面加工の間隔定数(mm/θ)として、F(θ)=−(qi/Q)・ρ・θiなる式で表される縮み関数である。
基底面全域にわたり、θiを連続回動してXi,Yiの点列を計算し、次いで、隣接する3点を通る円を逐次計算し該3点のうちの先頭点を始点座標値、中間点を終点座標値とする円弧補間を順次接続する方式でXY軸円弧補間とC軸の3軸合成制御命令ブロックを作り、更に上記式「Zi」のZ軸制御命令を加え4軸合成制御として一筆書き方式で加工する方法。
また、前述の本発明の目的は、()前記式「Zi」中の関数Z(qz)が、θi、qi、qzを変数とする断面定義関数から計算されることを特徴とする前記()に記載の加工方法とすることにより達成される。
この発明により各種閉曲線のNC輪郭面加工が高能率、高精度に実施できるようなった。従来、微小線分セグメントを接続して輪郭加工と面加工を行っていたものを2out of3方式の円弧補間を使用し、一筆書きとすることで、NCプログラムが短縮され、パソコンで容易に扱えるようになり、またチェックも容易となり、更にNC輪郭面加工時間が短縮される。
また、この発明により部品の任意位置に単一刃具による三次元の立体加工が可能になり、基本輪郭面を基底にする三次元立体の断面定義関数による形状を一筆書きの手法で達成することが出来る。また「2out of3」の三点円方式により短縮されたプログラムにより高速・高精度の加工が可能になる。
この発明に使用されるNC加工機は図1に示すもので、ベッド1上にコラム3を取り付けてY軸移動するコラムベース(Y軸)2とOを中心とする回転テーブル(C回転軸)6とを並設し、コラム3にZ軸移動のキャリッジ4を取り付け、このキャリッジ4に刃具台9を保持してX軸に移動するラム5を備えて構成し、刃具台9に取付けられた非回転単一刃具8をXYZ軸に運動させ、被加工体7をC軸テーブル6に載せて旋回させる。C軸中心OはXY軸の原点にとる。被加工体7の表面に輪郭FAを加工するが、軸心Oとは離れた距離にあるので、テーブル回転に伴い対象輪郭FAは原点Oを軸にして振り回される。刃具8は刃具先端の座標点Mが図2に示すように輪郭FAから離れないようにXY合成運動により追いかける。もし、輪郭FAの運動とXY合成運動がまったく同じであるならば、刃具8は加工作用を行なわない。従って、輪郭FAが加工される条件とは前記C軸旋回運動とXY合成運動の間に運動差があるということである。この運動差の軌跡が所望の輪郭形状FAを生成する。
通常の機械工作ではC軸運動を切削運動にとり、XYZ軸運動を送り運動にとるから切削運動は高速・高馬力であり、送り系は低速・低馬力である。上述のようにこの明細書で説明する輪郭加工作用は切削運動と送り運動の区別がなく、各軸の運動の差を利用する技術であり、これを可能にしたものは送り系の高速化と切削現象の見直しが大きく貢献している。
前述のようにこの技術の原理はテーブル6の円運動とXY軸補間運動に微差を与えることにより加工が進行するものであるが、刃具の方向を適正に保つ必要から加工可能な輪郭形状に制限を生ずる。変曲点を持つ曲線、ハート形、折れ直線のように特異点のあるもの、サインカーブのように曲率中心が進行方向左右に変化するものには適用されない。但しそのような不適点を除外した部分は適用可能である。また数値式に記述できない形状でも点列が与えられ上記制限条件に抵触しなければ適用可能である。本発明の対象となる輪郭図面は連続一筆書きであるため閉じていなければならない。
輪郭FA、例えば、図5ないし図6に示されるような楕円が与えられた場合には、第1ステップとしてまずその中心部に定点Aを定め、定点Aを原点とするUV座標で輪郭FAを定義する。また、線分OAの値を旋回半径Rとする。計算できる二次曲線の場合は線分ANiが計算しやすい点を定点Aに選ぶ。もし点列が計算機、デジタイザーなどから与えられる場合は中心領域の任意点に定点Aを選ぶ。
次に、第2のステップとして、前記UV軸系で定義された輪郭FAをC軸旋回と反対方向に分割して、それぞれの点にNiの番号をつける。分割は一定の角度ごとでも良いし任意の角度でも良い。曲率変化の大きい部分には細かく、小さい部分には大きく分割するのが合理的である。その上で各線分ANiの長さqを計算する。例えば、[数5]で表わされる楕円には、このステップはθiを変数として[数6]で与えられる。デジタイザまたはCADを利用してθiとqiの関係を表にしても良い。
[数5]
Figure 0004702951
(但し、a、bは定数)
[数6]
Figure 0004702951
第3のステップはテーブル6がC軸の角度θiだけ回転したときの刃具点位置M(Xi、Yi)の計算である。Xi、Yiは、[数1]にqiを代入して得られる。
刃具点位置M(Xi、Yi)はXY軸合成運動の軌跡CM上の点列である。
第4のステップは前記刃具点位置のM点の点群から三点円Eiを逐次作ることである。三点は一つの円Eiを決定し、円弧中心Xei、Yeiと半径riが決まる。三点円の計算方式の一例を次に示す。
図3において、刃具軌跡CMは(M、M、M、M、…M)であり、隣接する三点を通る円をE=(M、M、M)及びE=(M、M、M)と記すと、それぞれの中心点はE10(Xe、Ye)及びE20(Xe、Ye)である。各M点の座標値(Xi、Yi)は既知であるから、E10についてXe、Yeは[数7]で求めることができる。各円の半径riは上記中心点座標から誘導する。
[数7]
Figure 0004702951
ただし、α、β及びa、bは計算簡易化のための媒介変数で図3中に記載の通りである。また、この図3の三点円の中心座標などの計算結果の一例は、図7に数値表として示した。
次に図4で本発明の円弧補間接続方式「2 out of 3方式」の特徴を説明する。図において、区間M2、M3には三角形領域M2、Mt、M3がある。Mtは線分M1M2と線分M4M3をそれぞれ延長した交点で、この領域内に非明示の適正点が存在する。二点M2、M3を接続するには、線分M2M3、円弧E2、円弧E3の3種類が選べるが、円弧E2とE3に囲まれた部分(斜線ハッチ)がもっとも確からしい領域であり、近似誤差がもっとも小さいものとしてE3が決定される。本発明の三点円方式が従来の線分セグメント直線補間方式と較べて優れた点である。
NCプログラムは上記に得られた三点円データで円弧補間命令を作り、逐次接続して構成する。得られた三点円Eiには半径ri、中心座標Xei、Yeiと三M点の位置座標が含まれているが、NCプログラムの円弧補間指令には三点円中心座標Xei、Yeiまたは半径riの何れかと始点と中間点データを用いる。
プログラムを構成するNC命令(ブロック)には、準備の命令と、加工の命令がある。準備のために座標系としてGコード、刃具の加工開始点への移動命令X、Yなどがあり、更にモーダル命令としてC軸回転方向Gコード、円弧補間回転方向Gコードなどがある。加工命令は前記中間点位置M点Mi+1のXi+1、Yiと、半径riと、C軸旋回角θi+1とを終点として同ブロック内に与え、運動速度Fを付け加える。前記半径riは中心点座標Ii、Jiに替えてもよい。次のブロックには同様にして点Mi+2の情報を記載する。
前記プログラムでは先頭点と中間点データが使われ第三点は捨てられている。そしてつぎの三点円で捨てられたデータが使われる。したがって、NC命令の接続点で前方の二点を外挿しているという特徴がある。
[輪郭面の加工]
[刃具点Mi(Xi,Yi)の計算]
以上の述べた四つのステップによる基本輪郭の内部をくまなく一筆書きの方式で加工するには、図8及び図9に示すように、θiの連続回動にしたがって基本輪郭の一点から刃具を僅かずつ離脱させながら基本輪郭線に沿った刃具軌跡を求める。前記第3のステップとして刃具点Mi(Xi,Yi)は[数2]式で計算される。一般的には、[数2]の第三式の縮み関数F(θi)が[数3]となる。すなわち、F(θi)=−(qi/Q)ρθiであり、Qは動径qiの最大値、またρは軌跡線の間隔定数である。 F(θi)は、基本輪郭からの縮小分であり面切削加工の送りに相当するもので、(qi/Q)は中心部まで加工する場合に必要であるが、面加工が中心部に及ばないときはF(θi)=ρθiとなって
[数8]
Yi=Rcosθi+qi−ρθi
を用いることもある。図9は計算で得られた点列を直線セグメントで接続した図である。
(三点円の計算)
前記の手順で刃具点Miの点列が求められた後、三点円の計算を行なう。この手順は前記第4のステップであり、Mi点の点列から三点円(Ei)を逐次作ることである。三点で一つの円(Ei)を決定し、円弧中心(Xei,Yei)と半径(ri)を計算する。図8は図9に段落[0024]に述べた円弧補間処理を施して平滑化したものである。
[NCプログラム]
三点円データからNCプログラムへの処理は前記基本輪郭の場合と全く同様に行ない、中心点に達してから終了処理をおこなう。
以上に述べた輪郭面の加工にZ軸制御運動を加えると三次元立体(凹凸)の形成が可能になる。
[数4]
Figure 0004702951
ただし、qz=qi+F(θi)、Zoは初期値である。Z軸制御を加えると図11を例とする基本輪郭面を断面とする三次元立体が形成される。線分qzは図11において三次元立体の基本輪郭水平断面(A)のθi線のZ軸垂直断面(B)における刃具の位置を与える線分であり、またZ(qz)は刃具の基底面からの深さである。そこで曲線(1)〜(2)に定義関数を与えるといろいろな機能を持った凹または凸の立体を形成することが可能になる。定義関数は基本輪郭の定点AにたてたZ軸と線分qiの関数であり直線、二次曲線などを選ぶことが出来るが、必ずしもZ軸対照である必要はないから片側が(1)〜(2)円弧で反対側(2)〜(3)が直線といった異形状も可能であり機能部品の生産に利用される。
また、定点Aを通るZ軸断面ではなくたとえばθ=0のZ軸断面と平行な断面について定義関数を与えることも可能であり所謂かまぼこ型の立体形状を形成することも出来る。すなわち、立体の形状定義があれば一筆書きの方式で連続したNC加工プログラムを作ることが可能である。
[実施例1]
[楕円の加工]
実施例として前述標準形の楕円の式、段落[0018]中の[数5]、を基本輪郭(FA)として部品7の上面に加工するとき、UV座標系の原点(0、0)を前記第1ステップのA点と定め、旋回中心Oとの距離OAをRとする。 続く前記第2のステップにおいて前記UV軸系で定義された基本輪郭FAをC軸旋回と反対方向に分割して、それぞれの点にNiの番号をつける。その上で各線分ANiの長さ(q)を計算する。即ち(θi)を変数として[数6]の式で与えられる。このqとθiの関係を計算した数値表を図7として示す。
前記第3のステップはテーブルがC軸の角度(θi)だけ回転したときの刃具点Mi(Xi,Yi)を計算する。計算は段落[0008]中の[数1]を用いる。
前記第4のステップは前記M点の点列から三点円Eiを逐次作ることである、三点で一つの円Eiを決定し、円弧中心(Xei,Yei)と半径(ri)を計算する。既に、図3乃至図4を参照して詳しく説明した通りである。
「面加工経路」
面加工経路は基本輪郭の一点から離脱しながら基本輪郭に沿って周回するパスである。[数1]の式Yiに第三項として縮み関数F(θ)が加えられる。前述のごとくF(θ)はqとθを変数とする関数の式、
F(θ)=−(qi/Q)ρθi
あるいはθのみを変数とすると、
F(θ)=−ρθi である。
基本輪郭の場合と同様に前記第3ステップはテーブルがC軸の角度(θi)だけ回転したときの刃具点Mi(Xi,Yi)の計算である。[数1]の式に縮み関数F(θ)を加え[数2]により計算される。
つぎの第4ステップの三点円の計算以降の手順は基本輪郭経路の場合と全く同様である。周囲の回数は基本輪郭の大きさとρの値によって定まり、[数3]の関数F(θ)=−(qi/Q)ρθiの場合には内部定点Aに達してから、また前記F(θ)=−ρθiの場合はプログラマーの決定により終了処理をする。
[NCプログラムの構成]
NCプログラムは、上記に得られた基本輪郭経路と面加工経路のパスデータを接続して作成する。すなわち、三点円データで円弧補間命令を作り、逐次接続して構成する。得られた三点円Eiには線分(ri),中心座標(Xei,Yei)と三M点の位置座標が含まれているが、NCプログラムの円弧補間指令には(Ei)または(ri)の何れかと始点と中間点データを用いる。このようにして、一筆書きのようにNCプログラムを作ることがこの手法の特徴である。一連の計算過程は図10に例示されている。
[実施例2]
図12乃至13は輪郭が放物線、円弧、直線からなる複合閉曲線である。各単位曲線または直線は滑らかに接しており段落[0016]に述べたような不適条件部分を持たない。図12の(1)〜(2)は放物線、(2)〜(3)は円弧、(3)〜(4)は直線、(4)〜(5)は円弧、(5)〜(1)は放物線であり、各接続点は滑らかで接線を共有する。各単位曲線または直線はそれぞれ独自の座標系において焦点、中心点、があり輪郭上の点列は独自の座標値をもつから、図13のように輪郭内部に定点Aを設けて原点とする統一座標系に変換して統合することが可能である。このようにして前述第一ステップの輪郭内部に定める定点Aは本複合閉曲線のような場合には重心またはその付近の都合よい位置に定め、つづいて輪郭の分割点Niの座標計算を座標変換によって行う。この計算過程はCADにより簡便化されることもある。定点Aの位置選択は刃具の刃先方向を一定(線分qiが輪郭線と直角)に一定に保つために大切である。複合図形の場合、基本輪郭図形上の点列の粗密により形状が崩れることがあるので単位図形の接続点付近では点列のピッチを密にする配慮が必要である。
基本輪郭図形上の点列が決定された後の面加工経路は基本輪郭から離脱しながら基本輪郭に沿って周回するパスを作ることであり、[数1]のYiに縮み関数F(θi)を加えることで段落[0035]に記述したとおりである。終点処理ならびにNCプログラムの構成もそれぞれ段落[0036]及び[0037]と同様である。
[基本輪郭面を基底面とする立体の加工例]
本発明は輪郭面の加工方法と該輪郭を水平基底断面とする立体の加工方法であるので次に該立体の加工方法の実施例について述べる。
すでに段落[0030]において述べたように輪郭面内を一筆書きで連続して加工する方法は立体の加工にも展開される。従来の立体加工の技術が (イ)等高線別の加工プログラム (ロ)微小セグメント線分直線補間接続 (ハ)エンドミル加工 であったのに対し、本発明では (イ“)連続プログラム(ロ“)三点円接続円弧補間 (ハ“)単一刃具加工 であって品質、能率について優れている。
図14乃至15に示す例は、加工される立体の形状は凹または凸の形状であって指定された水平基底輪郭形状を持ち、輪郭図形内の定点AにZ軸が立ち、輪郭上の点Niとする線分NiA(qi)と輪郭内の刃先現在点の線分qzを変数とする垂直断面定義関数(以下断面定義関数という)Z(qz)により定義される垂直断面を持つ。定義される垂直断面の取り方は2種類ある。一つは定点Aに立つZ軸を軸心とする放射状の垂直断面を定義するものの例が図14であり、他のひとつは基底輪郭面上の任意角θの平行直線(PC線)の垂直断面を定義するものの例が図15である。また、定義される断面形状は直線、円弧、放物線、楕円などである。
放射形断面の断面定義関数は基本輪郭図形上の点Niと定点Aによる線分 NiA=(qi)と回動中の刃先点qzの関係式に図形条件を与えることにより定まる。また、平行形の断面定義関数は前記PC線と基底輪郭図形の交点(PCn)と刃先点qzの関係式に図形条件を与えることにより定まる。
[実施例3]
実施例3は図16に示すような放射形断面に直線断面(B)を持ち基底輪郭面(A)が楕円の例である。基底輪郭面が楕円であるので前出の[数4]の第三式までのC、Xi、Yi、は決定される。本例の場合 Zi=Z0+Z(qz)式において定義関数Z(qz)は直線系であり、 Z(qz)=β(qi−qz)(但しβは定数)とすると断面三角形は相似となり また、Z(qz)=H(qi−qz)/qi(但しHは定数)とすると高さ一定の三角形となる。 なお、Ziの第2項に+をとるときは凸形状であり、−をとるときは凹形状となる。
[実施例4]
実施例4は、前述図14に示すような放射形断面(B)に放物線断面を持ち基底輪郭面(A)が楕円の例である。本例は断面定義関数に放物線の条件を与える。 放物線の基本式 Z(qz)=σ(qz)が基底輪郭に合致する条件を定めるとき、立体の高さh(深さでもある)が(qi)=h/σであることに注目すると Z(qz)=h*(qz/qi)となる。 この立体は多焦点の放物線である。
[実施例5]
実施例5は図17に示す放射形断面に円弧を持ち基底輪郭面が楕円の例である。本例は断面定義関数に円弧の条件を与える。図形頂点の高さを指定する(円弧半径が変わる)場合と円弧半径を指定する(頂点の高さが変わる)場合がある。 基底面が楕円であるから放射形の中心線は定点Aについて対象となり図17に示すように(1)、(2)、(3)の三点のうちの(1)、(3)が決定されているから、半径r0もしくは(3)点の深さhを与えることにより円弧が決定する。
Figure 0004702951
または、
Figure 0004702951
とすれば、
Figure 0004702951
により定義関数Z(qz)が決定される。
以下の実施例は平行形の断面であるので、その計算過程を図18を参照して説明する。 再びステップ1及びステップ2に戻り平行断面の基底面上の角度をαとし、直線DAD′を作る。基底輪郭面内を走る刃先点軌跡の現在点qzを通る DAD′と平行な直線E、qz、E′を作り、定点Aよりの垂線を下し交点をAeとする。 線分AAe=Gとすると角度θ’i と線分Aqeが求められる。
AとAeを通る直線をAα線と呼び、断面図形の頂上線とする。
切断面はEE′線にあり、また
Figure 0004702951

Figure 0004702951
を得る。
あらためて線分qeAe=(qe)’また、線分qeAe=(qz)’とおくと、断面図形の定義関数を得ることができる。
[実施例6]
実施例6の図19は、平行形断面で直線断面を持ち基底輪郭が直線の例である。段落[0044]の式を参照し、
Z(qz)=β(qi−qz)
Z(qz)=H(qi−qz)/qi
について段落[0047]で述べた(qe)’及び(qz)’を引用すると、平行形断面の場合の定義関数となる。
Z(qz)=β(qi’−qz’)または、
Z(qz)=H(qi’−qz’)/qi’である。
[実施例7]
実施例7は平行形断面で放物線断面を持ち基底輪郭が楕円の例としては前述図15があり、前例段落の[0048]と同様に[0045]の放射形断面で放物線断面を持った場合の式
Z(qz)=h*(qz/qi)
を置き換えて
Z(qz)=h*(q’z/q’i)とする。
但し、頂上線をついて左右対称とはならないことに注意を要する。
[NC加工プログラムの構成]
以上の実施例3から7まで述べた三次元立体の加工は、前記輪郭面の加工に関する発明にZ軸に関する数値制御情報を付加してC、X、Y、Zの4軸同期制御(XYに関しては円弧補間)を行なうものである。
この発明は、非回転単一刃具による曲線輪郭面の数値制御による加工と、該輪郭面を基底とする断面定義関数による三次元立体の加工とを、一筆書き方式とすることで、NCプログラムが短縮され、パソコンで容易に扱えるようになり、加工時間が短縮される。
本発明に使用される4軸NC加工機の基本構成を示す斜視図。 図1の加工機における刃具点Mの移動軌跡の平面図。 三点円の求め方の説明図。 三点円の軌跡についての特徴の説明図。 楕円加工に際し、線分 の長さqを求める第2ステップの説明図。 楕円加工に際し、分割点が移動したときのXY点座標Mを計算する第3ステップの説明図。 図3の三点円の中心座標などの計算表。 基本輪郭の内部をくまなく一筆書きの方式で加工する際の刃具軌跡(2 out of 3方式)。 楕円輪郭面内を回動する刃具軌跡の点列をセグメント接続させる図。 参考例の数値表で、楕円面の加工プログラム計算表。 立体の断面定義関数の説明図。 複合図形輪郭面の例。 複合図面輪郭の統一座標系。 加工される立体の形状が凸形で、放射形断面で放物線断面を持ち基底輪郭が楕円である例。 加工される立体の形状が凸形で平行形断面で放物線断面を持つものの例。 放射形断面で、直線断面を持ったものの例。 放射形断面が円弧であるときの定義関数の説明図。 平行形断面の基底図形の刃先軌跡計算過程の説明図。 平行形断面で直線断面を持ち、基底輪郭が楕円であるものの例。
符号の説明
1 ベッド
2 コラムベース(Y軸)
3 コラム
4 キャリッジ(Z軸)
5 ラム(X軸)
6 回転テーブル(C回転軸)
7 被加工体
8 刃具
9 刃具台
O C軸中心点
A 輪郭の内部定点
C テーブルのNC制御軸
Ni 輪郭を分割した点
ANi 線分
q 線分の長さ
θi 分割角度、C軸の旋回角度
R 点AとOとの距離
Mi NC軸Cの値がθiのときの刃具の切削点の位置Mi(Xi,Yi)
CM Mの軌跡、刃具の軌跡(XY)
Ei 三M点から作られた三点円
ri Eiの半径
Xei Eiの中心座標
Yei Eiの中心座標
ρ 輪郭加工の間隔定数
F(θ) 縮み関数

Claims (3)

  1. XY軸とC軸をNC制御する工作機械において、C軸中心からオフセットした被加工基本輪郭を式、
    Figure 0004702951
    但し、C軸中心を0、輪郭の内部定点をA、線分OAの距離をR、輪郭を分割した点をNi、線分ANiの長さをqi、線分の分割角度及びC軸の旋回角度をθiとして記述されるとき、前記基本輪郭面内を単一刃具を用いて隈なく加工するため式、
    Figure 0004702951

    を用いて点列を計算する。
    但し、F(θ)は、Qを線分qiの最大値、ρを輪郭面加工の間隔定数(mm/θ)として、F(θ)=−(qi/Q)・ρ・θiなる式で表される縮み関数である。θiを連続回動してXi,Yiの点列を計算し、次いで、隣接する3点を通る円を逐次計算し、該3点のうちの先頭点を始点座標値、中間点を終点座標値とする円弧補間を順次接続する方式でXY軸円弧補間とC軸の3軸合成制御のNCプログラムを作り一筆書き方式で輪郭面内を加工する方法。
  2. XYZ軸とC軸をNC制御する工作機械において、C軸中心からオフセットした立体の水平基底断面の輪郭が、
    Figure 0004702951
    但し、C軸中心をO、輪郭の内部定点をA、線分OAの距離をR、輪郭を分割した点をNi、線分ANiの長さをqi、線分の分割角度及びC軸の旋回角度をθiとして記述されるとき、前記基本輪郭面内を単一刃具を用いて隈なく加工するため式、
    Figure 0004702951
    を用いて点列(Xi,Yi)を計算する。
    但し、qz=qi+F(θ)、Zoは初期値、Z(qz)はqiとqzを変数とする定義関数である。更に、F(θ)は、Qを線分qiの最大値、ρを輪郭面加工の間隔定数(mm/θ)として、F(θ)=−(qi/Q)・ρ・θiなる式で表される縮み関数である。
    基底面全域にわたりθiを連続回動してXi,Yiの点列を計算し、次いで、隣接する3点を通る円を逐次計算し該3点のうちの先頭点を始点座標値、中間点を終点座標値とする円弧補間を順次接続する方式でXY軸円弧補間とC軸の3軸合成制御命令ブロックを作り、更に上記式「Zi」のZ軸制御命令を加え4軸合成制御として一筆書き方式で加工する方法。
  3. 前記式「Zi」中の関数Z(qz)が、qi・qzを変数とする断面定義関数から計算されることを特徴とする請求項に記載の加工方法。
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