JP4694241B2 - コンテンツファイルを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

コンテンツファイルを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、コンテンツデータと、当該コンテンツデータの再生を規制する規制プログラムとからなるコンテンツファイルを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
近年、ゲーム,音楽,映画及び小説などのコンテンツに係るファイルを記憶したコンテンツ配信用のサーバと、前記コンテンツを利用するユーザのユーザ端末装置とが、インターネットなどの電気通信回線を介して接続され、コンテンツ配信用サーバ内の前記コンテンツに係るファイルがユーザ端末装置にダウンロード可能となったコンテンツ配信システムを用いてオンライン商取引が広く行われている。
そして、このようなコンテンツ配信システムとして、例えば、特開2004−171377号公報に開示されたものが提案されており、このコンテンツ配信システムは、コンテンツファイルの識別コードを送信するユーザ端末装置と、ユーザ端末装置から識別コードを受信して当該識別コードの認証を行う認証サーバと、コンテンツファイルが格納され、当該コンテンツファイルをユーザ端末装置に送信する配信サーバとがインターネットを介し接続されて構成される。
前記コンテンツファイルの識別コードは、適宜販売されるカードなどに記載されるようになっており、ユーザは、所望のコンテンツに係る識別コードが記載された当該カードを購入することで、識別コードを知り、ユーザ端末装置に入力して認証サーバに送信する。
前記認証サーバは、識別コードと、当該識別コードが認証済みのコードであるか否かを示したデータとを関連付けて記憶する記憶部を備えており、ユーザ端末装置から送信された識別コードを受信すると、記憶部内に格納されたデータを参照して、受信した識別コードが認証済みのコードであるか否かを確認し、認証済みでない場合に、識別コード及びユーザ端末装置のアドレスを配信サーバに送信するとともに、記憶部内に格納されたデータを更新して当該識別コードを認証済みのコードに変更し、認証済みであった場合には、エラーメッセージをユーザ端末装置に返信する。
前記配信サーバは、認証サーバから送信された識別コード及びユーザ端末装置のアドレスを受信すると、受信した識別コードに対応するコンテンツファイルを、受信したユーザ端末装置のアドレスを基に当該ユーザ端末装置に送信する。
このように構成されたコンテンツ配信システムによれば、認証サーバによって、識別コードが認証済みのコードであるか否かが管理され、1つの識別コードに付き1回だけコンテンツファイルが配信サーバからユーザ端末装置に送信されるので、ユーザが不正に入手した使用済みの識別コードを用いてコンテンツを不正に利用するのが防止される。
また、このようなオンライン商取引が行われる一方で、前記コンテンツに係るファイルをCD−ROMなどの記録媒体に格納して、これを販売店で販売するといった従来からの販売手法も採用されており、ユーザは、この記録媒体を購入することで、コンテンツを利用することが可能となる。
特開2004−171377号公報
しかしながら、上述のようなコンテンツ配信システムによって配信されたコンテンツファイルや、記録媒体に格納されたコンテンツファイルでは、当該コンテンツファイルが配信サーバからユーザ端末装置に送信されて格納されたり、記録媒体がユーザに販売されると、以降は、コンテンツの利用を制限することができないため、コンテンツファイルが違法にコピーされて第3者が利用可能となるなど、コンテンツの不正利用を防止することができないという問題があった。
本発明は、以上の実情に鑑みなされたものであって、コンテンツの不正利用をより確実に防止することができるコンテンツファイルを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の提供をその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、
コンテンツデータと、該コンテンツデータの再生を規制するためのプログラムであり、該規制に必要な第1キーを含む規制プログラムとからなるコンテンツファイルを記憶した記録媒体であって、
該記録媒体に格納されたコンテンツファイルは、コンピュータによって読み出されるように構成されるとともに、該コンテンツファイルのコンテンツデータは、前記規制プログラム中の前記第1キーにより暗号化されて構成され
前記規制プログラムは、前記コンテンツファイルが前記コンピュータ上で少なくとも初めて開かれるときに、前記コンピュータ上で、該コンピュータの固有情報に基づいた端末識別情報を生成し、生成した端末識別情報と、前記コンテンツファイルに対して予め設定される、該コンテンツファイルを個別に識別するためのファイル識別情報とをコンテンツ管理サーバに電気通信回線を介し接続して送信する処理と、前記コンテンツ管理サーバにより、前記ファイル識別情報によって特定されるコンテンツファイルの規制プログラム中の第1キーと対をなす第2キーと、前記端末識別情報とを基にこれらの情報を含んだ第3キーが生成されて送信されると、該コンテンツ管理サーバから送信された第3キーを受信して、受信した第3キーから前記第2キー及び端末識別情報に相当する情報をそれぞれ認識し、認識した第2キーが該規制プログラム中の前記第1キーと対をなすキーであるか否かを確認するとともに、認識した端末識別情報が前記生成した端末識別情報と一致しているか否かを確認する処理と、認識した第2キーが前記第1キーと対をなすキーであり、且つ認識した端末識別情報が前記生成した端末識別情報と一致している場合に、前記第2キーにより前記コンテンツデータを復号化して再生させる処理とを行うように構成されてなることを特徴とする、コンテンツファイルを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に係る。
この発明によれば、規制プログラムと、この規制プログラム中の第1キーにより暗号化されたコンテンツデータとからなるコンテンツファイルを記憶した記録媒体が販売店で販売されてユーザにより購入され、この記録媒体に格納されたコンテンツファイルが、当該ユーザの使用するコンピュータによって読み出されると、このコンピュータと、これに電気通信回線を介して接続するコンテンツ管理サーバとによって、記録媒体に格納されたコンテンツの管理システムが構築される。
尚、前記コンテンツデータとは、文字,音声,映像などの情報・データやコンピュータ・プログラムなどを言い、音楽,映画,小説などをデータ化したものや、ゲームソフトなどである。また、前記規制プログラムは、上述のように、コンテンツデータの再生を規制するためのものであり、当該規制に必要な第1キーを含んで構成される。
また、再生とは、音楽をデータ化したものである場合には、コンピュータのスピーカに当該音楽の音が出力されること、映画をデータ化したものである場合には、コンピュータの表示装置に映画が映し出されること、小説などをデータ化したものである場合には、当該小説の文章などが前記表示装置に表示されること、ゲームソフトである場合には、当該ゲームソフトをコンピュータ上で使用可能な状態にすることを意味する。
また、更に、前記コンテンツデータは、これを再生するための再生プログラムを含まず、前記コンピュータ側に予め格納されている適宜再生プログラムによって再生されるように構成されていても、再生プログラムを含み、この再生プログラムによって前記コンピュータ側で再生されるように構成されていても良い。
前記コンピュータにより読み出されたコンテンツファイルは、まず、その規制プログラムが実行され、当該規制プログラムに従い、当該コンピュータの固有情報、例えば、CPU番号やハードディスク番号などに基づいた端末識別情報が生成されるとともに、生成された端末識別情報と、コンテンツファイルに対して予め設定される、当該コンテンツファイルを個別に識別するためのファイル識別情報とがコンテンツ管理サーバに送信される。
コンピュータから送信された端末識別情報及びファイル識別情報は、コンテンツ管理サーバによって受信され、受信された端末識別情報及び前記第1キーと対をなす第2キー(ファイル識別情報によって特定されるコンテンツファイルの規制プログラム中の第1キーと対をなす第2キー)を基にこれらの情報を含んだ第3キーが生成される。そして、生成された第3キーは、コンテンツ管理サーバから、当該端末識別情報を送信したコンピュータに返信される。尚、この第3キーは、ファイル識別情報毎に設定された一定条件を満たしている場合に生成されるようになっていても良い。
コンテンツ管理サーバから返信された第3キーは、前記規制プログラムに従い、コンピュータによって受信され、受信した第3キーから第2キー及び端末識別情報に相当する情報がそれぞれ認識されて、認識された第2キーが当該規制プログラム中の第1キーと対をなすキーであるか否かが確認されるとともに、認識された端末識別情報が前記生成された端末識別情報と一致しているか否かが確認される。
そして、認識された第2キーが第1キーと対をなすキーであり、且つ認識された端末識別情報が生成された端末識別情報と一致している場合には、コンテンツファイルのコンテンツデータを第2キーにより復号化して再生させる処理が行われ、当該コンテンツデータがコンピュータ上で再生される。
このように、この発明によれば、コンテンツ管理サーバから送信される第3キー中の第2キーが、コンテンツファイルの規制プログラム中の第1キーと対をなし、且つ前記第3キー中の端末識別情報がコンピュータの端末識別情報と一致しない限り、規制プログラムによってコンテンツファイル中のコンテンツデータの再生が規制されるようになっており、コンテンツファイルが違法にコピーされ、更に第3キーに係る情報が知られたとしても、端末識別情報がコンピュータ毎に異なることから、規制プログラムによる規制を解除することができない。これにより、コンテンツの不正利用を有効に防止することができる。
また、コンテンツファイル中のコンテンツデータが暗号化されているので、コンテンツの不正利用をより効果的に防止することができる。更に、第1キーやこれと対をなす第2キーをコンテンツデータ毎に変えることができるので、コンテンツデータ(コンテンツファイル)間における第3キーの流用などを防止して、より確実にコンテンツの不正利用を防止することができる。
尚、上述した規制プログラムでは、コンテンツデータを再生させるために、コンピュータとコンテンツ管理サーバとが電気通信回線を介して接続可能に構成されている必要があるが、ユーザの使用するコンピュータが電気通信回線を介してコンテンツ管理サーバと接続可能に構成されていないような場合にも対応させるべく、当該規制プログラムは、上記処理に代えて、以下に説明するような処理を行うように構成されていても良い。
即ち、コンテンツファイルがコンピュータにより読み出されて規制プログラムが実行されると、まず、当該コンピュータの固有情報に基づいた端末識別情報が生成され、生成された端末識別情報と前記ファイル識別情報とがコンピュータ上に画面表示されるとともに、表示された端末識別情報とファイル識別情報とをコンテンツ管理者に通知して、第1キーと対をなす第2キー(ファイル識別情報によって特定されるコンテンツファイルの規制プログラム中の第1キーと対をなす第2キー)及び端末識別情報を基にして生成されるキーであって、これらの情報を含む第3キーを前記コンテンツ管理者から入手して当該コンピュータ内に入力するように促す画面が表示される。
このような表示画面を見たユーザは、表示された端末識別情報を、例えば、電話(自動応答するように構成された電話を含む)やファックスなどの通信手段を用いてコンテンツ管理者に連絡し、当該コンテンツ管理者は、ユーザから伝えられた端末識別情報などを基に第3キーを生成して当該ユーザに通知する。尚、第3キーは、上記と同様、ファイル識別情報毎に設定された一定条件を満たしている場合に生成されるようになっていても良い。
この後、ユーザがコンテンツ管理者から通知された第3キーをコンピュータに入力すると、当該規制プログラムに従い、入力された第3キーが受け付けられ、上記と同様に、入力された第3キーから第2キー及び端末識別情報に相当する情報がそれぞれ認識されて、認識された第2キーが当該規制プログラム中の第1キーと対をなすキーであるか否かが確認されるとともに、認識された端末識別情報が前記生成された端末識別情報と一致しているか否かが確認される。
そして、認識された第2キーが第1キーと対をなすキーであり、且つ認識された端末識別情報が生成された端末識別情報と一致している場合には、コンテンツファイルのコンテンツデータを第2キーにより復号化して再生させる処理が行われる。斯くして、前記規制プログラムをこのように構成しても、上記と同様の効果を得ることができる。
尚、ここで、前記ファイル識別情報は、例えば、予めユーザに通知されたものや、コンテンツファイルが格納された記録媒体に添付の表示ラベルに表示されたものが当該ユーザにより入力されて送信されたり、コンテンツファイル中に含まれていたものが送信又は画面表示される。
た、前記規制プログラムは、その第1キーが前記コンテンツデータに応じて異なるように構成されていても良い
た、前記規制プログラムは、まず、1回目の実行であるか否かを確認する処理を行うように構成されて、1回目であるときには、前記各処理に加えて、生成した端末識別情報を前記コンピュータの記憶部内に格納する処理を更に行い、1回目以外であるときには、前記端末識別情報を再度生成して、再生成した端末識別情報が前記コンピュータの記憶部内に格納された端末識別情報と一致しているか否かを確認する処理と、一致していると判断した場合に、前記コンテンツデータを再生させる処理とを行うように構成されていても良い。
例えば、コンテンツファイルが初めて開かれるときにのみ、規制プログラムが実行されるように構成されていると、当該規制プログラムが一度実行されて当該規制プログラムによる規制が解除された後は、何の制限もなくコンテンツを利用可能となるため、当該コンテンツファイルが不正にコピーされて利用される恐れがある。
そこで、2回目以降の実行時にも、端末識別情報を確認すれば、コンテンツファイルがコピーされたとしても、端末識別情報が異なっていると、当該コンテンツファイル中のコンテンツデータを再生することができないので、コンテンツの不正利用をより確実に防止することができる。また、2回目以降の実行時には、コンピュータとコンテンツ管理サーバとの間でデータの送受信や、ユーザとコンテンツ管理者との間で情報のやりとりが行われないので、効率的に規制プログラムによる規制を解除することができる。尚、規制プログラムの実行回数が1回目であるか否かは、例えば、コンピュータの適宜記憶部内に端末識別情報が格納されているか否かで判断することができる。
以上のように、本発明に係るコンテンツファイルを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、コンテンツの不正利用をより確実に防止することができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について、添付図面に基づき説明する。尚、図1は、本発明の一実施形態に係るCD−ROMに格納されたコンテンツファイルを示す説明図であり、図2は、本実施形態に係るCD−ROMに格納されたコンテンツファイルなどを基に構築されるコンテンツ管理システムの概略構成を示したブロック図である。
図1に示すように、本例のCD−ROM(コンピュータ読み取り可能な記録媒体)1は、コンテンツデータと、当該コンテンツデータの再生を規制するためのプログラムであって当該規制に必要な第1キーを含んだ規制プログラムとからなるコンテンツファイルを記憶しており、このCD−ROM1の収納ケースには、前記コンテンツファイル(CD−ROM1)に対して予め設定される、当該コンテンツファイル(CD−ROM1)を個別に識別するためのプロダクトID(ファイル識別情報)の表示された表示ラベルが添付されている。
前記CD−ROM1に格納されたコンテンツファイルは、CPU,ROM,RAM,ハードディスク,CD−ROMドライブなどを備えたコンピュータからなるユーザ端末装置4によって読み出され、適宜記憶部内に格納されるようになっており、当該記憶部内に格納されたコンテンツファイルが当該ユーザ端末装置4によって読み出されると、図2に示すように、このユーザ端末装置4とコンテンツ管理サーバ3とがインターネット5を介し相互に接続されて構成されるコンテンツ管理システム2が構築される。
前記コンテンツデータは、文字,音声,映像などの情報・データ(小説,エッセイ,音楽,映画,写真,絵画,デザインなど)をデータ化したものや、ゲームソフトなどのコンピュータ・プログラムであり、これを再生するための再生プログラムを含まず、ユーザ端末装置4側に予め格納されている適宜再生プログラムによって再生されるように構成されたり、再生プログラムを含み、この再生プログラムによってユーザ端末装置4側で再生されるように構成されている。
前記規制プログラムは、その第1キーによってコンテンツデータを暗号化しており、コンテンツデータに応じて異なる第1キーを備えている。また、規制プログラムは、前記コンテンツファイルがユーザ端末装置4上で開かれると、以下のような処理を行うように構成されている。
即ち、前記規制プログラムは、ユーザ端末装置4上で、まず、予め設定されたキー入力があったか否か(規制解除処理を強制的に行わないようにするための操作の一つとして予め設定された所定のキー入力がないか)を確認する処理を行って、あった場合には、前記コンテンツデータを再生させる処理を行うように構成される。他方、前記キー入力がなかった場合には、まず、1回目の実行であるか否かを確認する処理を行い、1回目であるときには、当該ユーザ端末装置4の固有情報、例えば、CPU番号やハードディスク番号などに基づいたID番号(端末ID(端末識別情報))を生成するとともに、ユーザによって当該ユーザ端末装置4に入力されるプロダクトIDを受け付けて、生成した端末ID及び受け付けたプロダクトIDをコンテンツ管理サーバ3に送信する処理と、コンテンツ管理サーバ3から送信される後述の第3キーを受信して、受信した第3キーから後述の第2キー及び端末IDに相当する情報をそれぞれ認識し、認識した第2キーが当該規制プログラム中の第1キーと対をなすキーであるか否かを確認するとともに、認識した端末IDが前記生成した端末IDと一致しているか否かを確認する処理と、認識した第2キーが前記第1キーと対をなすキーであり、且つ認識した端末IDが前記生成した端末IDと一致している場合に、前記第2キーにより前記コンテンツデータを復号化して再生させるとともに、前記生成した端末IDをユーザ端末装置4の記憶部内に格納する処理とを行う一方、1回目以外であったときには、前記端末IDを再度生成して、再生成した端末IDがユーザ端末装置4の記憶部内に格納された端末IDと一致しているか否かを確認する処理と、一致していると判断した場合に、コンテンツデータを再生させる処理とを行うように構成される。
尚、前記CD−ROM1は、それぞれ異なるコンテンツデータを記憶したものや、同一のコンテンツデータを記憶したものが複数生産されて販売店で販売されるようになっており、前記ユーザ端末装置4を使用するユーザによって、所望のコンテンツデータを記憶したものが適宜購入される。
また、前記コンテンツファイルは、図3に示すようなファイル生成装置20によって生成されるようになっており、このファイル生成装置20は、前記コンテンツデータを記憶するデータ記憶部21と、データ記憶部21に格納されたコンテンツデータに規制プログラムを付加するとともに、コンテンツデータを規制プログラム中の第1キーにより暗号化して、前記コンテンツファイルを生成する処理、及び規制プログラム中の第1キーと対をなす第2キーを生成する処理を行うファイル生成部22と、ファイル生成部22によって生成されたコンテンツファイルを記憶するファイル記憶部23と、ファイル生成部22によって生成された第2キーを記憶するキー記憶部24とを備える。そして、前記ファイル記憶部23に格納されたコンテンツファイルは、適宜装置(図示せず)により前記CD−ROM1に格納される。
前記コンテンツ管理サーバ3は、前記ユーザ端末装置4と同様、CPU,ROM,RAM,ハードディスクなどを備えたコンピュータからなり、キー記憶部11,管理情報記憶部12,送受信制御部13,キー生成部14及び通信インターフェース15などを備え、通信インターフェース15を介してインターネット5に接続している。
前記キー記憶部11には、図4に示すように、コンテンツファイル名と、プロダクトIDと、前記キー記憶部24に格納された第2キーであって、プロダクトIDによって特定されるコンテンツファイルの規制プログラム中の第1キーと対をなす第2キーとがそれぞれ関連付けられて格納される。
前記管理情報記憶部12には、図5に示すように、コンテンツファイル名と、プロダクトIDと、プロダクトID毎の管理情報とがそれぞれ関連付けられて格納されており、この管理情報としては、例えば、後述する第3キーの生成可能な回数及び期間や、当該第3キーの生成実績などが挙げられる。
前記送受信制御部13は、ユーザ端末装置4から送信される端末ID及びプロダクトIDを受信すると、受信した端末ID及びプロダクトIDをキー生成部14に転送する処理と、キー生成部14から送信される第3キーを受信すると、受信した第3キーをユーザ端末装置4に送信する処理とを行う。
前記キー生成部14は、送受信制御部13から転送される端末ID及びプロダクトIDを受信すると、受信したプロダクトIDを基に管理情報記憶部12に格納されたデータを参照して、当該プロダクトIDに対応した管理情報を基に一定条件を満たしているか否かを確認する処理と、一定条件を満たしている場合に(第3キーの生成実績が第3キーの生成可能な回数に達していない場合であり、且つ第3キーの生成可能な期間内である場合に)、受信したプロダクトIDを基にキー記憶部11に格納されたデータを参照して、当該プロダクトIDと関連付けられた第2キーを認識し、認識した第2キー及び受信した端末IDを基にこれらの情報を含んだ第3キーを生成する処理と、管理情報記憶部12に格納された、受信したプロダクトIDに対応する第3キーの生成実績を更新する処理と、生成した第3キーを送受信制御部13に送信する処理とを行う。
以上のように構成された本例のCD−ROM1によれば、ユーザによって、所望のコンテンツデータを含むコンテンツファイルの格納されたCD−ROM1が販売店で購入され、当該CD−ROM1に格納されたコンテンツファイルが、当該ユーザの使用するユーザ端末装置4の適宜記憶部内に格納される。
そして、ユーザ端末装置4の適宜記憶部内に格納されたコンテンツファイルが開かれると、当該ユーザ端末装置4とコンテンツ管理サーバ3とによりコンテンツ管理システム2が構築され、図6及び図7に示すようにして規制プログラム(認証処理)が実行された後、コンテンツデータが再生される。
即ち、コンテンツファイルが開かれると、規制プログラムが実行され(ステップS1)、この規制プログラムは、まず、予め設定されたキー入力があったか否か(規制解除処理を強制的に行わないようにするための操作の一つとして予め設定された所定のキー入力がないか)を確認する処理を行って(ステップS2)、なかった場合には、当該規制プログラムの実行が1回目であるか否かを確認する処理を行う(ステップS3)。尚、規制プログラムの実行が1回目であるか否かは、後述のステップS16で生成,格納される規制解除データがあるか否かで判断され、当該規制解除データがない場合には1回目と、当該規制解除データがある場合には1回目以外と判断される。一方、ステップS2であった場合には、ステップS17に進む。
ステップS3で1回目と判断すると、当該ユーザ端末装置4の固有情報(CPU番号やハードディスク番号など)に基づいた端末IDを生成するとともに、ユーザによってユーザ端末装置4に入力される、CD−ROM1の収納ケースに添付の表示ラベルに表示されたプロダクトIDを受け付けて、生成した端末ID及び受け付けたプロダクトIDをコンテンツ管理サーバ3に送信する処理を行う(ステップS4)。
ユーザ端末装置4から送信された端末ID及びプロダクトIDは、コンテンツ管理サーバ3の送受信制御部13により受信されてキー生成部14に転送され(ステップS5)、当該キー生成部14は、まず、転送されたプロダクトIDを基に管理情報記憶部12内のデータを参照して、当該プロダクトIDに対応した管理情報を基に一定条件を満たしているか否かを確認する(ステップS6)
ステップS6で一定条件を満たしている(第3キーの生成実績が第3キーの生成可能な回数に達していない場合であり、且つ第3キーの生成可能な期間内である場合)と判断すると、転送されたプロダクトIDを基にキー記憶部11内のデータを参照して、当該プロダクトIDと関連付けられた第2キーを認識し(ステップS7)、認識した第2キー及び転送された端末IDを基にこれらの情報を含んだ第3キーを生成する(ステップS8)。
次に、管理情報記憶部12内の、転送されたプロダクトIDに対応する第3キーの生成実績を更新し、また、前記生成した第3キーを送受信制御部13に送信して、当該送受信制御部13によりユーザ端末装置4に返信させる(ステップS9)。一方、ステップS6で一定条件を満たしていないと判断すると、エラーメッセージを生成して送受信制御部13に送信し、当該送受信制御部13による制御の下、ユーザ端末装置4に返信する(ステップS10)。
送受信制御部13によって返信された第3キー又はエラーメッセージは、前記規制プログラムに従い、ユーザ端末装置4によって受信され(ステップS11)、当該規制プログラムは、まず、受信した情報が第3キー及びエラーメッセージのどちらであるかを確認する処理を行い(ステップS12)、エラーメッセージである場合には、これをユーザ端末装置4の表示装置に表示する処理を行う(ステップS13)。
一方、ステップS12で第3キーであると判断した場合には、受信した第3キーから第2キー及び端末IDに相当する情報をそれぞれ認識して、認識した第2キーが当該規制プログラム中の第1キーと対をなすキーであるか否かを確認する処理を行い(ステップS14)、対をなすキーであると判断した場合には、更に、前記認識した端末IDがステップS4で生成した端末IDと一致しているか否かを確認する処理を行う(ステップS15)。
ステップS15で一致していると判断すると、当該第2キー及び端末IDなどからなる規制解除データを生成してユーザ端末装置4の適宜記憶部内に格納するとともに、当該規制解除データを格納した記憶部のアドレス(格納アドレス)を前記規制解除データに付加する処理を行い(ステップS16)、ステップS17に進む。
一方、ステップS3で1回目以外と判断すると、ステップS16で生成,格納した規制解除データの内容を確認する処理を行って(ステップS18)、その内容が正しいか否かを判断する処理を行う(ステップS19)。具体的には、当該ユーザ端末装置4の固有情報に基づいた端末IDを再度生成して、再生成した端末IDが規制解除データの端末IDと一致しているか否かを確認するとともに、規制解除データが格納されている記憶部のアドレスが規制解除データの格納アドレスと一致しているか否かを確認する。尚、1回目の実行時には、ユーザ端末装置4は、インターネット5を介してコンテンツ管理サーバ3に接続されていなければならないが、2回目以降の実行時には、ユーザ端末装置4はコンテンツ管理サーバ3に接続されていなくて良い。
ステップS19で、再生成した端末IDが規制解除データの端末IDと一致しており、且つ規制解除データが格納されている記憶部のアドレスが規制解除データの格納アドレスと一致している場合には、ステップS17に進み、当該ステップS17では、ユーザ端末装置4側に予め格納されている適宜再生プログラムや、コンテンツファイル中の適宜再生プログラムを実行させて前記コンテンツデータを再生させる処理を行う。
尚、再生とは、音楽をデータ化したものである場合には、ユーザ端末装置4のスピーカに当該音楽の音が出力されること、映画をデータ化したものである場合には、ユーザ端末装置4の表示装置に映画が映し出されること、小説などをデータ化したものである場合には、当該小説の文章などが前記表示装置に表示されること、ゲームソフトである場合には、当該ゲームソフトをユーザ端末装置4上で使用可能な状態にすることである。
一方、ステップS14で、認識した第2キーが当該規制プログラム中の第1キーと対をなすキーでないと判断した場合、ステップS15で、前記認識した端末IDがステップS4で生成した端末IDと一致していないと判断した場合、ステップS19で、再生成した端末IDが規制解除データの端末IDと一致していない、又は、規制解除データが格納されている記憶部のアドレスが規制解除データの格納アドレスと一致していない場合には、ステップS20に進んで、規制プログラムによる規制の解除を要求する旨のメッセージを生成して、ユーザ端末装置4の表示装置に表示する処理を行う。
以上詳述したように、本例の、コンテンツファイルを記憶したCD−ROM1によれば、コンテンツ管理サーバ3から送信される第3キー中の第2キーが、コンテンツファイルの規制プログラム中の第1キーと対をなし、且つ前記第3キー中の端末IDがユーザ端末装置4の端末IDと一致しない限り、規制プログラムによってコンテンツファイル中のコンテンツデータの再生が規制されるようになっており、コンテンツファイルが違法にコピーされ、更に第3キーに係る情報が知られたとしても、端末IDがユーザ端末装置4毎に異なることから、規制プログラムによる規制を解除することができない。これにより、コンテンツの不正利用を有効に防止することができる。
また、規制プログラム中の第1キーをコンテンツデータ毎に変えているので、当該第1キーと対をなす第2キーをコンテンツデータ毎に変えることができ、コンテンツデータ(コンテンツファイル)間における第3キーの流用などを防止して、より確実にコンテンツの不正利用を防止することができる。
また、コンテンツファイルのコンテンツデータを規制プログラム中の第1キーによって暗号化し、第3キー中の第2キーによって当該コンテンツデータを復号化するように構成しているので、コンテンツの不正利用をより効果的に防止することができる。
また、コンテンツファイルが開かれる度に規制プログラムを実行させるとともに、その実行回数を確認して実行回数が2回目以降のときには、端末IDを再生成して規制解除データの端末IDと一致しているか否か、及び規制解除データが格納されている記憶部のアドレスが規制解除データの格納アドレスと一致しているか否かを確認するようにしているので、コンテンツの不正利用をより確実に防止することができる。
これは、コンテンツファイルがコピーされて、異なるユーザ端末装置4に格納されると、端末IDや規制解除データの格納された記憶部のアドレスが異なることになるため、コピーされたコンテンツデータの再生を有効に阻止することができるからである。また、例えば、コンテンツファイルが初めて開かれるときにのみ、規制プログラムが実行されるように構成されていると、当該規制プログラムが一度実行されて当該規制プログラムによる規制が解除された後は、何の制限もなくコンテンツを利用可能となるため、このような不都合をなくすこともできる。
また、2回目以降の実行時には、ユーザ端末装置4とコンテンツ管理サーバ3との間でデータの送受信が行われないので、効率的に規制プログラムによる規制を解除することができる。
また、ユーザによってユーザ端末装置4に所定のキー入力(規制解除処理を強制的に行わないようにするための所定のキー入力)がされると、当該ユーザ端末装置4及びコンテンツ管理サーバ3間で、データの送受信を行わずに規制を解除するようにしているので、何らかのエラーなどが発生して、通常の規制解除処理(ステップS3〜ステップS20の処理)を実行することができない場合などに好都合である。
また、コンテンツ管理サーバ3のキー生成部14を、これが、プロダクトIDを基に管理情報記憶部12内に格納された管理情報を参照して一定条件を満たしているときにのみ第3キーを生成するように構成しているので、当該プロダクトID毎やコンテンツファイル(コンテンツデータ)毎にユーザの利用を細かく制限することが可能となり、更に効果的にコンテンツの不正利用を防止することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の採り得る具体的な態様は、何らこれに限定されるものではない。
上例では、規制プログラムは、プロダクトIDをコンテンツ管理サーバ3に送信するように構成されていたが、これに限られるものではなく、コンテンツデータを識別するためのコンテンツ識別情報をコンテンツ管理サーバ3に送信するように構成されていても良い。尚、このコンテンツ識別情報は、例えば、予めユーザに通知されたものや、CD−ROM1の収納ケースに添付の表示ラベルに表示されたものが当該ユーザにより入力されて、生成された端末IDとともに、ユーザ端末装置4からコンテンツ管理サーバ3に送信されたり、コンテンツファイル中に含まれていたものが、生成された端末IDとともに、自動的にユーザ端末装置4からコンテンツ管理サーバ3に送信される。
この場合、前記キー記憶部11には、コンテンツ識別情報と、コンテンツファイル名と、コンテンツ識別情報によって特定されるコンテンツデータに対応した規制プログラム中の第1キーと対をなす第2キーとがそれぞれ関連付けられて格納され、前記管理情報記憶部12には、コンテンツ識別情報と、コンテンツファイル名と、コンテンツ識別情報毎の管理情報とがそれぞれ関連付けられて格納され、前記キー生成部14は、ユーザ端末装置4から送信されたコンテンツ識別情報を基に、キー記憶部11に格納された第2キーや、管理情報記憶部12に格納された管理情報を認識する。
また、上例の規制プログラムでは、コンテンツデータを再生させるために、ユーザ端末装置4とコンテンツ管理サーバ3とがインターネット5を介して接続可能に構成されている必要があるが、ユーザの使用するコンピュータがインターネット5を介してコンテンツ管理サーバ3と接続可能に構成されていないような場合にも対応させるべく、当該規制プログラムは、図6及び図7に示した処理に代えて、図8に示すような処理を行うように構成しても良い。
即ち、当該コンピュータ上でコンテンツファイルが開かれて規制プログラムが実行されると(ステップS31)、当該規制プログラムは、まず、規制解除処理を強制的に行わないようにするための所定のキー入力があったか否かを確認する処理を行って(ステップS32)、なかった場合には、当該規制プログラムの実行が1回目であるか否かを確認する処理を行う(ステップS33)。尚、規制プログラムの実行が1回目であるか否かは、後述のステップS38で生成,格納される規制解除データがあるか否かで判断される。一方、ステップS32であった場合には、ステップS39に進む。
ステップS33で1回目と判断すると、当該コンピュータの固有情報に基づいた端末IDを生成して、生成した端末ID及び第3キーの入力画面をコンピュータの表示装置に画面表示する処理を行う(ステップS34)。尚、このとき、当該コンピュータの表示装置上には、この他、表示された端末ID及びCD−ROM1の収納ケースに添付の表示ラベルに表示されたプロダクトIDを、コンテンツ管理者に通知するように促す旨のメッセージや、第3キーの入力を促す旨のメッセージが画面表示される。
そして、このような表示画面を見たユーザが、表示された端末ID及びプロダクトIDを、例えば、電話(自動応答するように構成された電話を含む)やファックスなどの通信手段を用いてコンテンツ管理者に連絡すると、当該コンテンツ管理者は、ユーザから伝えられた端末ID及びプロダクトIDを基に第3キーを生成して当該ユーザに通知する。尚、コンテンツ管理者側では、例えば、オペレータが、ユーザから得られた情報を基に、適宜キー生成装置により、上述したコンテンツ管理サーバ3におけるステップS5〜ステップS10に示すような処理を実行させることで、第3キーが生成される。
この後、ユーザがコンテンツ管理者側から通知された第3キーをコンピュータに入力すると、当該規制プログラムに従い、入力された第3キーが受け付けられ(ステップS35)、当該規制プログラムは、まず、入力された第3キーから第2キー及び端末IDに相当する情報をそれぞれ認識して、認識した第2キーが当該規制プログラム中の第1キーと対をなすキーであるか否かを確認する処理を行い(ステップS36)、対をなすキーであると判断した場合には、更に、前記認識した端末IDがステップS34で生成した端末IDと一致しているか否かを確認する処理を行う(ステップS37)。
ステップS37で一致していると判断すると、当該第2キー及び端末IDなどからなる規制解除データを生成してコンピュータの適宜記憶部内に格納するとともに、当該規制解除データを格納した記憶部のアドレス(格納アドレス)を前記規制解除データに付加する処理を行い(ステップS38)、ステップS39に進む。
一方、ステップS33で1回目以外と判断すると、ステップS38で生成,格納した規制解除データの内容を確認する処理を行って(ステップS40)、その内容が正しいか否かを判断する処理を行う(ステップS41)。具体的には、当該コンピュータの固有情報に基づいた端末IDを再度生成して、再生成した端末IDが規制解除データの端末IDと一致しているか否かを確認するとともに、規制解除データが格納されている記憶部のアドレスが規制解除データの格納アドレスと一致しているか否かを確認する。
ステップS41で、再生成した端末IDが規制解除データの端末IDと一致しており、且つ規制解除データが格納されている記憶部のアドレスが規制解除データの格納アドレスと一致している場合には、ステップS39に進み、当該ステップS39では、適宜再生プログラムを実行させて前記コンテンツデータを再生させる処理を行う。
一方、ステップS36で、認識した第2キーが当該規制プログラム中の第1キーと対をなすキーでないと判断した場合、ステップS37で、前記認識した端末IDがステップS34で生成した端末IDと一致していないと判断した場合、ステップS41で、再生成した端末IDが規制解除データの端末IDと一致していない、又は、規制解除データが格納されている記憶部のアドレスが規制解除データの格納アドレスと一致していない場合には、ステップS42に進んで、規制プログラムによる規制の解除を要求する旨のメッセージを生成して、コンピュータの表示装置に表示する処理を行う。
斯くして、このように規制プログラムを構成しても、上記と同様の効果を得ることができる。尚、上述のように、ステップS34では、端末IDを表示させたが、この他、コンテンツファイル中に含まれているコンテンツ識別情報やファイル識別情報などを、端末IDとともに表示させて、ユーザに、当該端末IDとコンテンツ識別情報又はファイル識別情報とをコンテンツ管理者側に通知させるようにすることもできる。そして、コンテンツ管理者側では、通知された端末IDとコンテンツ識別情報又はファイル識別とを基に第3キーが生成される。
また、コンテンツがゲームソフトなどの場合、どのようなゲームであるかをユーザに理解してもらうために、コンテンツを無料で少しだけ利用させる体験版と呼ばれるコンテンツデータを作成することがある。このような場合、体験版のコンテンツデータと、体験版ではない正規版としてのコンテンツデータとを用意しなければならないが、体験版のコンテンツデータと正規版のコンテンツデータとを一つのコンテンツファイルにまとめ、前記規制プログラムによって規制解除処理が実行されたときに、正規版におけるコンテンツ内容を利用可能にすれば、体験版と正規版との間でデータの共用化を図ることができるなど効率的となる。例えば、ユーザが適切な利用料金を支払ったときに、管理情報記憶部12に格納された管理情報を、第3キーを生成可能に変更することで、規制プログラムによる規制を解除して、正規版に係るコンテンツデータをユーザ端末装置4上で実行させることができる。
また、上例では、コンテンツファイルを記録媒体たるCD−ROM1に格納するようにしたが、記録媒体はCD−ROM1に限定されるものではない。
本発明の一実施形態に係るCD−ROMに格納されたコンテンツファイルを示す説明図である。 本実施形態に係るCD−ROMに格納されたコンテンツファイルなどを基に構築されるコンテンツ管理システムの概略構成を示したブロック図である。 本実施形態に係るファイル生成装置の概略構成を示したブロック図である。 本実施形態に係るキー記憶部に格納されたデータのデータ構成を示した説明図である。 本実施形態に係る管理情報記憶部に格納されたデータのデータ構成を示した説明図である。 本実施形態に係る規制解除処理を説明するためのフローチャートである。 本実施形態に係る規制解除処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る規制解除処理を説明するためのフローチャートである。
1 CD−ROM
2 コンテンツ配信システム
3 コンテンツ管理サーバ
4 ユーザ端末装置
5 インターネット
11 管理側キー記憶部
12 管理情報記憶部
13 送受信制御部
14 キー生成部
20 ファイル生成装置
21 データ記憶部
22 ファイル生成部
23 ファイル記憶部
24 キー記憶部

Claims (6)

  1. コンテンツデータと、該コンテンツデータの再生を規制するためのプログラムであり、該規制に必要な第1キーを含む規制プログラムとからなるコンテンツファイルを記憶した記録媒体であって、
    該記録媒体に格納されたコンテンツファイルは、コンピュータによって読み出されるように構成されるとともに、該コンテンツファイルのコンテンツデータは、前記規制プログラム中の前記第1キーにより暗号化されて構成され
    前記規制プログラムは、前記コンテンツファイルが前記コンピュータ上で少なくとも初めて開かれるときに、前記コンピュータ上で、該コンピュータの固有情報に基づいた端末識別情報を生成し、生成した端末識別情報と、前記コンテンツファイルに対して予め設定される、該コンテンツファイルを個別に識別するためのファイル識別情報とをコンテンツ管理サーバに電気通信回線を介し接続して送信する処理と、前記コンテンツ管理サーバにより、前記ファイル識別情報によって特定されるコンテンツファイルの規制プログラム中の第1キーと対をなす第2キーと、前記端末識別情報とを基にこれらの情報を含んだ第3キーが生成されて送信されると、該コンテンツ管理サーバから送信された第3キーを受信して、受信した第3キーから前記第2キー及び端末識別情報に相当する情報をそれぞれ認識し、認識した第2キーが該規制プログラム中の前記第1キーと対をなすキーであるか否かを確認するとともに、認識した端末識別情報が前記生成した端末識別情報と一致しているか否かを確認する処理と、認識した第2キーが前記第1キーと対をなすキーであり、且つ認識した端末識別情報が前記生成した端末識別情報と一致している場合に、前記第2キーにより前記コンテンツデータを復号化して再生させる処理とを行うように構成されてなることを特徴とする、コンテンツファイルを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  2. 前記規制プログラムは、前記コンテンツ管理サーバにより、前記ファイル識別情報毎に設定された一定条件を満たしている場合に前記第3キーが生成されて送信されると、該コンテンツ管理サーバから送信された第3キーを受信して、受信した第3キーから前記第2キー及び端末識別情報に相当する情報をそれぞれ認識し、認識した第2キーが該規制プログラム中の前記第1キーと対をなすキーであるか否かを確認するとともに、認識した端末識別情報が前記生成した端末識別情報と一致しているか否かを確認する処理を行うように構成されてなることを特徴とする請求項1記載の、コンテンツファイルを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  3. コンテンツデータと、該コンテンツデータの再生を規制するためのプログラムであり、該規制に必要な第1キーを含む規制プログラムとからなるコンテンツファイルを記憶した記録媒体であって、
    該記録媒体に格納されたコンテンツファイルは、コンピュータによって読み出されるように構成されるとともに、該コンテンツファイルのコンテンツデータは、前記規制プログラム中の前記第1キーにより暗号化されて構成され
    前記規制プログラムは、前記コンテンツファイルが前記コンピュータ上で少なくとも初めて開かれるときに、前記コンピュータ上で、該コンピュータの固有情報に基づいた端末識別情報を生成し、生成した端末識別情報と、前記コンテンツファイルに対して予め設定される、該コンテンツファイルを個別に識別するためのファイル識別情報とを前記コンピュータ上に画面表示すると共に、表示した端末識別情報と前記ファイル識別情報とをコンテンツ管理者に通知して、前記ファイル識別情報によって特定されるコンテンツファイルの規制プログラム中の第1キーと対をなす第2キーと、前記端末識別情報を基にして生成されるキーであって、これらの情報を含む第3キーを前記コンテンツ管理者から入手して該コンピュータに入力するように促す画面表示を行う処理と、前記第3キーが入力されると、入力された第3キーから前記第2キー及び端末識別情報に相当する情報をそれぞれ認識し、認識した第2キーが該規制プログラム中の前記第1キーと対をなすキーであるか否かを確認するとともに、認識した端末識別情報が前記生成した端末識別情報と一致しているか否かを確認する処理と、認識した第2キーが前記第1キーと対をなすキーであり、且つ認識した端末識別情報が前記生成した端末識別情報と一致している場合に、前記第2キーにより前記コンテンツデータを復号化して再生させる処理とを行うように構成されてなることを特徴とする、コンテンツファイルを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  4. 前記規制プログラムは、前記コンピュータの固有情報に基づいた端末識別情報を生成し、生成した端末識別情報と前記ファイル識別情報とを前記コンピュータ上に画面表示すると共に、表示した端末識別情報と前記ファイル識別情報とをコンテンツ管理者に通知して、前記ファイル識別情報毎に設定された一定条件を満たしている場合に生成される前記第3キーを前記コンテンツ管理者から入手して該コンピュータに入力するように促す画面表示を行う処理を行うように構成されてなることを特徴とする請求項3記載の、コンテンツファイルを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  5. 前記規制プログラムは、その第1キーが前記コンテンツデータに応じて異なるように構成されてなることを特徴とする請求項1乃至4記載のいずれかの、コンテンツファイルを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  6. 前記規制プログラムは、まず、1回目の実行であるか否かを確認する処理を行うように構成されて、1回目であるときには、前記各処理に加えて、生成した端末識別情報を前記コンピュータの記憶部内に格納する処理を更に行い、1回目以外であるときには、前記端末識別情報を再度生成して、再生成した端末識別情報が前記コンピュータの記憶部内に格納された端末識別情報と一致しているか否かを確認する処理と、一致していると判断した場合に、前記コンテンツデータを再生させる処理とを行うように構成されてなることを特徴とする請求項1乃至記載のいずれかの、コンテンツファイルを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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