JP4693180B2 - 光源装置 - Google Patents

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本発明は複数の光源からの入射光を合成または混色して出射する光源装置に係り、特に小型薄型化が可能な光源装置に関する。
従来よりカラー光源を用いた表示装置として、カラー投影機や、投影方式のカラーテレビ、さらにバックライトを用いた液晶表示装置等がある。これらの装置に用いられる光源装置としては、例えばカラー投影機や投影方式のカラーテレビについてはダイクロイックプリズムを用いる方式がある。(例えば、特許文献1参照。)また、このダイクロイックプリズムが高価な部材であるため、装置としての価格が高くなることや、この方式が本質的に大きな光量ロスを伴う欠点があるため、これらの欠点を解決する方式としてリニアプリズムを用いて複数光線を単一光線にする光源装置が提案されている。(例えば、特許文献2参照。)さらに液晶表示装置等のバックライトとして、LED光源からの出射光を2枚のプリズムシートを用いて輝度の均一性を高めた光源装置が提案されている。(例えば、特許文献3参照。)
以下、図面を用いて従来技術における光源装置の構成について説明する。図14、図15は特許文献2に示すカラー投影機の構成を示すものであり、図14はカラー投影機の構成図、図15は図14に示すリニアプリズム板の部分断面図である。図15において50はリニアプリズム板であり、上面が多数のプリズム列を有する出射面、下面が平面の入射面を構成している。リニアプリズム板50における下面側の入射面51に、異なる斜めの2方向から入射した入射光P51a、P51bは、各々入射面51で屈折した後にプリズムの2つの出射面52、53で屈折して同一方向の光P52、P53として出射される。
すなわちリニアプリズム板50の材質によって決まる屈折率と、プリズムの頂角(先端角)を適切に設計することにより、プリズム列に直交する2方向から入射した2種類の入射光は、各々プリズムの2つの出射面で屈折して同一方向に出射される。この原理により2種類の光源からの入射光を合成した単一光として出射することができ、2種類の光源が異なるカラー光の場合には、2色を混色光として出射することができる。また3種類以上の光源を合成したい場合には、リニアプリズム板50を複数枚使用して合成を繰り返すことにより実行できる。
図14は図15に示すリニアプリズム板50を2枚使用して赤色(以後、R)緑色(以後、G)青色(以後、B)の3色光を合成する光源装置を備えたカラー投影機を示し、50a、50bは前記リニアプリズム板50と同一構成を有するリニアプリズム板である。また55は投写レンズ、56は投影スクリーン、57はR光源、58はG光源、59はB光源であり、61、62、63はそれぞれR光源57、G光源58、B光源59のリレーレンズである。
上記構成において、リニアプリズム板50aの入射面に対して、それぞれ異なる方向で45°の角度に配置されたR光源57とG光源58から放射されたR光とG光とが、それぞれリレーレンズ61、62を通して平行光線化された後、相異なる45°の斜め方向からリニアプリズム板50aの入射面に入射する。そしてR光とG光との2つの入射光はリニアプリズム板50aによって合成された単一光としてリニアプリズム板50aの出射面より垂直方向に出射される。そしてこのリニアプリズム板50aからの合成された出射光は、リニアプリズム板50aに対して45°の角度位置に配置されたリニアプリズム板50bの入射面に45°の斜め方向から入射することになる。
また、B光源59から放射されたB光が、リレーレンズ63を通して平行光線化された後、前記R光とG光との合成された単一光とは相異なる45°の斜め方向からリニアプリズム板50bの入射面に入射する。この結果R光とG光との合成された単一光とB光とがリニアプリズム板50bによって合成され、R光とG光とB光とを合成した単一光としてリニアプリズム板50bの出射面より垂直方向に出射される。
次に図16、図17により、引用文献3に示す面発光装置の構成を説明する。図16は面発光装置の分解斜視図、図17は図16に示す発光基板の発光状態を示す部分拡大側面図である。図16において70は面発光装置であり、各々のプリズム列を直交させて積層配置された2枚のプリズムシート70a、70bの下側に複数のLED72と複数の反射体73を有する保持基板74によって構成された発光基板75が配置されている。そしてこの面発光装置70の上面側に液晶ユニット80が配置されることにより、面発光装置70をバックライトとする液晶表示装置を構成している。
前記発光基板75には複数のLED72が例えばマトリックス状に配列されており、各反射体73は1列に配置されたLED72を一括して覆うように設けられている。図17に発光基板75の部分拡大側面図を示すごとく、反射体73はそれぞれ、LED72の発光面に対向する第1面73aと上面を覆う第2面73bを有している。そしてLED72より発光された放射光は反射体73の第1面73aで側方に反射されて隣の反射体73に入射され、隣の反射体73の第2面73bで上方に反射されて積層配置されているプリズムシート70a、70bに入射する。そして積層配置されたプリズムシート70a、70bは、発光基板75に設けられた複数の反射体73の第2面73bから入射される反射光の光路を整えて上方(液晶ユニット80の方向)に出射させる役目を担っている。
前記構成における面発光装置70はバックライトとして白色光を出射している。従って発光基板75からは白色光を発光することになるが、白色のLEDは大別すると特定の発光波長のLEDと蛍光体を組み合わせたタイプと、1つのパッケージの中にR、G、Bの3つのLED設けるタイプがあり、何れのタイプでも使用することができる。また、発光基板75に配置する複数のLED72をR、G、Bの3種類のLEDとし、反射体73の第1面73aと第2面73bによってそれらの3色の光が混ざり合うように反射させて出射することで、白色光の面発光装置を実現することもできる。
特開2002−244211号公報 特開昭63−132215号公報 特開2006−228710号公報
しかしながら、従来技術における光源装置には以下の問題がある。特許文献1におけるダイクロイックプリズムを用いる光源装置はダイクロイックプリズムが高価な部材であるため、装置としての価格が高くなることや、この方式が本質的に大きな光量ロスを伴うという問題がある。
また特許文献2における複数のリニアプリズムを用いる光源装置は、例えばR、G 、3色のLEDの光源を合成させる場合、2枚のリニアプリズムには所定の角度を有する配置間隔を設ける必要があるのでリニアプリズムの配置スペースが広くなるため、光源装置全体としての形状が大きくなり、装置の薄型化が困難となる問題がある。またリニアプリズムに入射する光線を斜め方向から入射させるため、リニアプリズムから出射する時の光線幅が引き伸ばされ、入射と出射との光線幅が異なると共に光線の縦横比が変化してしまう結果となり、この変化量はリニアプリズムの斜光入射回数によって増加していく。すなわち図14に示す光源装置の場合、R光とG光とがリニアプリズム板50aに斜光入射して合成された後、その合成された単一光がリニアプリズム板50bに斜光入射してB光と合成されるため、R光とG光についてはリニアプリズムの斜光入射が2回行われ、縦横比が2倍異なる結果となる。
さらに、特許文献3における反射体つきの発光基板と2枚のプリズムシートを用いる光源装置は、2枚のプリズムシートのプリズム列を直交させて積層配置しているが、白色光の合成は発光基板75において行われ、プリズム列を直交させて積層配置した2枚のプリズムシートは、単に合成された光の光路を変更する目的でのみ使用されている。
(発明の目的)
本発明は上記問題に鑑みなされたもので、2枚のプリズムシートを各々のプリズム列を直交させて積層配置にすることで薄型化すると共に、複数の光源の入射方向を工夫して積層配置したプリズムシートに合成機能を行わせることで、価格が安く小型薄型化が可能で、光合成性能に優れた光源装置を提供することを目的としている。
複数の光源と、一方の面に複数の微細なプリズム列を有し、他方の面が平面な2枚のプリズムシートよりなり、前記2枚のプリズムシートを各々のプリズム列が所定の角度で交叉する様に積層配置し、積層された2枚のプリズムシートの下面側に、前記複数の光源を所定の角度に傾けて配置することにより、積層された2枚のプリズムシートの下面側より所定の角度をもって入射された複数の光源からの入射光を2枚のプリズムシートの上面側より合成させた出射光として出力することを特徴とする。
上記構成によれば、2枚のプリズムシートを積層した薄型構成の光学系によって複数の光源からの入射光を合成することができるため、形状的に小型薄型で、光学的に光合成性能の優れた光源装置を提供することができる。
前記各光源は、積層された2枚のプリズムシートにおける各プリズム列の交叉によって形成される4つのゾーンに分散されて配置されていることを特徴とする。
前記各光源の入射光は、積層された2枚のプリズムシートにおける各プリズム列の交叉角の中心線近傍に沿って入射することを特徴とする。
前記各光源の入射光は、積層された2枚のプリズムシートにおける所定の集光点に向かって入射することを特徴とする。
前記各光源は、前記2枚のプリズムシートにおける所定の集光点に対して、点対称に配置されていることを特徴とする。
前記各光源は、前記2枚のプリズムシートにおける所定の集光点を通る軸線に対して、線対称に配置されていることを特徴とする。
上記構成の如く、複数の光源を積層された2枚のプリズムシートにおける各プリズム列の交叉によって形成される4つのゾーンに分散させて配置し、各光源の入射光を、積層された2枚のプリズムシートにおける各プリズム列の交叉角の中心線近傍に沿って入射させ、さらに各光源のすべての入射光を、積層された2枚のプリズムシートにおける所定の集光点に向かって入射させるという本願特有の複数光源の入射方式によって、積層配置された2枚のプリズムシートに光合成機能を行わせることができるようにしている。
前記微細なプリズム列の頂角が略直角であることを特徴とする。
前記複数の微細なプリズム列のピッチは1μm〜100μmであることを特徴とする。
上記構成の如く、プリズム列のピッチは1μm〜100μと微細にすることによって、細かいプリズム面からそれぞれ放射される複数の光束を、目視的には合成された出射光として認識することができる。
前記複数の光源における発光面の前方には、各々集光用の光学装置(レンズ)を備えたことを特徴とする。
前記光学装置は縦と横とで異なる曲率半径を有するレンズであることを特徴とする。
上記構成によれば、入射光を平行光線化できるとともに、縦と横とで異なる曲率半径を有するレンズを使用することによって、入射光が斜めから入射することによる出射光の光線幅の広がりを抑えることができる。
発光色の異なる複数の光源と一方の面に複数の微細なプリズム列を有し、他方の面が平面な2枚のプリズムシートよりなり、前記2枚のプリズムシートを各々のプリズム列が所定の角度で交叉する様に積層配置し、積層された2枚のプリズムシートの下面側に、前記複数の光源を所定の角度に傾けて配置することにより、積層された2枚のプリズムシートの下面側より所定の角度をもって入射された複数の光源からの入射光を2枚のプリズムシートの上面側より混色させた出射光として出力することを特徴とする。
上記構成によれば、2枚のプリズムシートを積層した薄型構成の光学系によって複数の発光色の異なる光源からの入射光を混色することができるため、形状的に小型薄型で、光学的に混色性能の優れた光源装置を提供することができる。
前記各光源は、積層された2枚のプリズムシートにおける各プリズム列の交叉によって形成される4つのゾーンに分散されて配置されていることを特徴とする。
前記各光源の入射光は、積層された2枚のプリズムシートにおける各プリズム列の交叉角の中心線近傍に沿って入射することを特徴とする。
前記各光源の入射光は、積層された2枚のプリズムシートにおける所定の集光点に向かって入射することを特徴とする。
前記各光源は、前記2枚のプリズムシートにおける所定の集光点に対して、点対称に配置されていることを特徴とする。
前記各光源は、前記2枚のプリズムシートにおける所定の集光点を通る軸線に対して、線対称に配置されていることを特徴とする。
上記構成の如く、複数の発光色の異なる光源を積層された2枚のプリズムシートにおける各プリズム列の交叉によって形成される4つのゾーンに分散させて配置し、各光源の入射光を、積層された2枚のプリズムシートにおける各プリズム列の交叉角の中心線近傍に沿って入射させ、さらに各光源のすべての入射光を、積層された2枚のプリズムシートにおける所定の集光点に向かって入射させるという本願特有の複数光源の入射方式によって、積層配置された2枚のプリズムシートに混色機能を行わせることができるようにしている。
前記微細なプリズム列の頂角が略直角であることを特徴とする。
前記複数の光源における発光面の前方には、各々集光用の光学装置(レンズ)を備えたことを特徴とする。
前記光学装置は縦と横とで異なる曲率半径を有するレンズであることを特徴とする。
上記構成によれば、入射光を平行光線化できるとともに、縦と横とで異なる曲率半径を有するレンズを使用することによって、入射光が斜めから入射することによる出射光の光線幅の広がりを抑えることができる。
前記複数の光源はR、G、BのLED光源を含むことを特徴とする。
前記積層された2枚のプリズムシートにおける3ヶ所に、R、G、BのLED光源が配設され、残りの1ヶ所にG・LED光源が配設されたことを特徴とする。
前記積層された2枚のプリズムシートにおけるに3ヶ所に、R、G、BのLED光源が配設され、残りの1ヶ所にBlueYAG・LED光源が配設されたことを特徴とする。
上記構成によれば、R、G、BのLED光源の混色による白色光の出射において、R、BのLED光源に比べて発光量の少ないG・LED光源の数を増やすことによって、色バランスの良い白色光を発光させることができる。
以上のように本発明の光源装置においては、2枚のプリズムシートを積層した薄型構成の光学系によって複数の光源からの入射光を合成することができるため、形状的に小型薄型で、光学的に光合成性能の優れた光源装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面により詳細に説明する。図1〜図8は本発明の第1実施形態における光源装置を示すものであり、図1は光源装置の外観斜視図、図2は2枚のプリズムシートの構成を示す上面図及び側面図、図3は2枚のプリズムシートと複数の光源の関係を示す平面図である。図1において10は光源装置であり、積層配置された2枚のプリズムシートPS1、PS2と、その2枚のプリズムシートPS1、PS2の下面側に所定の角度に傾けて配置された4個の光源K1、K2、K3、K4により構成されている。各光源KはLED1と集光レンズ2と、このLED1と集光レンズ2とを収納するケース3によって構成されており、第1実施形態においては光源K1のLEDとしては赤色LED1r(以後R・LED)、光源K4のLEDとしては青色LED1b(以後B・LED)、光源K2と光源K3のLEDとしては緑色LED1g(以後G・LED)を用いている。
前記光源装置10は光源K1から出射される赤色光(以後R光)と光源K4から出射される青色光(以後B光)と光源K2、K3から出射される2つの緑色光(以後G光)とをプリズムシートPS1の下面側より入力し、2枚のプリズムシートPS1、PS2によって混色することによりR光とG光とB光とを合成した単一の白色光PwとしてプリズムシートPS2の出射面より垂直方向に出射させる。
次に2枚のプリズムシートPS1、PS2と4つの光源K1、K2、K3、K4の配置関係を図2、図3により説明する。図2は2枚のプリズムシートPS1、PS2の構成を示す上面図及び側面図であり、中央に積層したプリズムシートPS1、PS2の上面図を示し、左側にX軸方向から見た側面図、下側にY軸方向から見た側面図を示している。また図3は図2に示す積層したプリズムシートPS1、PS2の上面図に対する4つの光源K1、K2、K3、K4の配置関係を示している。
図2に示す如くプリズムシートPS1、PS2は、各々のプリズム列を所定の角度で交叉させた状態で、プリズムシートPS1を下側、プリズムシートPS2を上側にして積層配置されている。なお本実施形態におけるプリズムシートPS1、PS2は上面をプリズム面とし、下面を平面としており、また各々の頂角が略直角で、各々のプリズム列が直交する角度で交叉する様に配置されている。従ってプリズムシートPS1、PS2の上面図におけるX軸に平行な実線は、上側のプリズムシートPS2のプリズム列における頂部と谷部のラインを示し、Y軸に平行な点線は、下側のプリズムシートPS1のプリズム列における頂部と谷部のラインを示しており、この実線と点線は直交する升目を構成している。そしてこの各プリズム列のピッチは1μm〜100μmの微細ピッチとなっている。
次に2枚のプリズムシートPS1、PS2と4つの光源K1、K2、K3、K4の配置関係は図3に示す如く、積層された2枚のプリズムシートPS1、PS2の各プリズム列の交叉によって形成される4つのゾーン、すなわちプリズムシートPS1、PS2の平面をX軸とY軸とで区分した4つのゾーンS1、S2、S3、S4に、4つの光源K1、K2、K3、K4が分散されて配置されている。従って光源K1から放射された入射光P1、光源K2から放射された入射光P2、光源K3から放射された入射光P3、光源K4から放射された入射光P4は積層された2枚のプリズムシートPS1、PS2における各プリズム列の交叉角の中心線N、Mの近傍に沿って入射しており、また、2枚のプリズムシートPS1、PS2の所定の集光点Poに向けて集中的に入射している。なお本実施形態においては2枚のプリズムシートPS1、PS2の所定の集光点Poを上プリズムシートPS2の上部中心点としている。
この結果各光源の位置関係は、図3に示す如く光源K1と光源K4及び光源K2と光源K3とは各々集光点Poに対して点対称の位置に配置され、また光源K1と光源K3及び光源K2と光源K4とは各々集光点Poを通るX軸に対して線対称の位置に配置されている。そして、各光源のX軸からの角度はすべて同一であり、この角度は2枚のプリズムシートPS1、PS2の材質による屈折率とプリズム頂角によって決まる角度である。本実施形態においては2枚のプリズムシートPS1、PS2の材質として屈折率nが1.49のアクリル(PMMA)を使用し、プリズム頂角を90°としたので、すべての光源K1、K2、K3、K4はX軸から43.5°の同一角度の位置に配置されている。この理由はプリズム角には+−があるため、当たる面によって光線の向きは異なる4方向となるが、面の法線との角度で見ると4方向は同じになる。すなわち光線の向きは異なっていても角度は同じになり、プリズムシートPS1、PS2の屈折率nを1.49、プリズム頂角を90°として出射光を直上方向に出射させるためには、入射光の入射方向はX軸基準で±43.5°の同一角度となる。
本発明における積層された2枚のプリズムシートPS1、PS2に対する各光源からの入射条件については後に詳述するが、基本的な光合成(混色)動作について、図2により説明する。2枚のプリズムシートPS1、PS2のX軸―Y軸平面に対する出射光の方向、すなわちX軸―Y軸平面に垂直方向をZ軸として、プリズムシートPS1のプリズム面を構成する一方のプリズム斜面をL1、他方のプリズム斜面をL2とし、プリズムシートPS2のプリズム面を構成する一方のプリズム斜面をU1、他方のプリズム斜面をU2としたとき、各光源K1、K2、K3、K4はプリズムシートPS1の下面側に所定の角度に傾けて配置され、またX軸から43.5°の位置に配置されていることは前述の通りである。
上記の位置に配置された各光源からの入射光はプリズム面に対してX軸―Y軸平面において斜光入射すると共に、Z軸においても斜光入射することになる。すなわち、本発明における光源装置10はプリズム面に対して各光源からの入射光を斜光入射させ、プリズム面を斜めに使用することによって、4方向からの入射光を同一条件で屈折放射ができるようにしている。各入射光に対しては図2に示す如く光源K1から放射された入射光P1はプリズムシートPS1のプリズム斜面L1とプリズムシートPS2のプリズム斜面U2を通過して出射光となり、同様に光源K2から放射された入射光P2はプリズムシートPS1のプリズム斜面L2とプリズムシートPS2のプリズム斜面U2を通過し、光源K3から放射された入射光P3はプリズムシートPS1のプリズム斜面L1とプリズムシートPS2のプリズム斜面U1を通過し、光源K4から放射された入射光P4はプリズムシートPS1のプリズム斜面L2とプリズムシートPS2のプリズム斜面U1を通過してそれぞれ出射光となる。
また、各光源から放射された広い面積を有する入射光は、2枚のプリズムシートPS1、PS2に設けられた多数のプリズム列の各斜面に入射してそれぞれ屈折放射を行うが、前述の如く各プリズム列のピッチは1μm〜100μmの微細ピッチとなっているため、目視的には別々の出射光としては認識されず、合成された単一の出射光として認識される。したがって、各光源の条件として、光源K1がR光、光源K4がB光、光源K2、K3がG光とした場合には出射光としてはR光、B光、G光を混色して白色光Pwが出射される。
次に2枚のプリズムシートPS1、PS2に対する各光源からの入射光の光路について説明する。図4は図2に示すプリズムシートPS2の部分拡大図であり、プリズムシートPS2を屈折しながら透過する各入射光の光路を示す。図5は図2に示すプリズムシートPS1の部分拡大図であり、プリズムシートPS1を屈折しながら透過する各入射光の光路を示す。本実施形態においては2枚のプリズムシートPS1、PS2は材質として屈折率が1.49のアクリルを使用し、プリズム頂角が90°となっている。
一般にプリズムの光路を求める方法としては、下記のように行われる。すなわち1枚のプリズムシートの下面側から入射光を入れて、プリズムシートの直上方向に出射光を得ようとした場合、光路の求め方としては逆方向にたどるやり方が行われる。例えば図4の上側プリズムシートであるプリズムシートPS2の場合には、まず出射光として混色された白色光Pwを直上方向に出射させる必要があるので、各光源からの出射光を逆向きにして、プリズムシートの直上方向からアクリル製のプリズムシート中に入射させる。この時入射光は空気とアクリルとの屈折率の差によってスネルの法則が適用され、境界面において所定の屈折角があたえられてプリズムシート内を進行して行く。さらにプリズムシートPS2の下面から空気中に出射する時にも境界面においてスネルの法則による所定の屈折角があたえられて空気中に出射される。
プリズムシートPS2を実際の光源装置として用いる場合には、上記結果に基づいてプリズムシートPS2の下面より空気中に出射された出射光の角度で、各光源からの入射光を入射すればプリズムシート内を同様の所定屈折角で進行し、プリズムシートPS2の上面より直上方向に出射光を得ることができる。
次に図4、図5により2枚のプリズムシートPS1、PS2に対する実際の各光源からの入射光の光路について説明する。図4に示す上側のプリズムシートPS2の場合はY軸−Z軸平面を示しており、図2に示す光源K1からの入射光P1と光源K2からの入射光P2とがプリズムシートPS2の左側のプリズム斜面U2を通過し、また光源K3からの入射光P3と光源K4からの入射光P4とがプリズムシートPS2の右側のプリズム斜面U1を通過して直上方向に出射される。従ってプリズムシートPS2の下面に入射する方向は入射光P1、P2とが左傾斜で、入射光P3、P4が右傾斜とその入射方向は逆になるが、その入射光の進行角度はすべて同じ角度となる。
すなわち、各入射光におけるプリズムシートPS2の下面の境界面法線(点線で示す)との角度θ2及びγ2、各出射光におけるプリズムシートPS2のプリズム斜面の境界面法線(点線で示す)との角度β2及びα2はすべて同じになる。そしてこれらの角度は屈折率が1.49のアクリルを使用し、プリズム頂角が90°のプリズムシートPS2においてはα2=45.0°、β2=28.3°、γ2=16.7°、θ2=25.3°である。
次に図5に示す下側のプリズムシートPS1の場合はX軸−Z軸平面を示しており、各入射光におけるプリズムシートPS1の下面の境界面法線(点線で示す)との角度θ1及びγ1、各出射光におけるプリズムシートPS1のプリズム斜面の境界面法線(点線で示す)との角度β1及びα1はすべて同じになる。そしてこれらの角度は屈折率が1.49のアクリルを使用し、プリズム頂角が90°のプリズムシートPS1においてはα1=50.3°、β1=31.1°、γ1=24.6°、θ1=38.4°である。なお、図5におけるプリズムシートPS1からの各出射光P1〜P4が作図上は直上方向に出射されるように図示されているが、これらの出射光は紙面に対して垂直方向に傾斜角を有するものであり、図5のX軸−Z軸平面では傾斜が見えない方向になっているためである。しかし実際には出射光P1、P2は紙面の奥方向へ向う傾斜角を有し、出射光P3、P4は紙面の手前方向へ向う傾斜角を有している。
すなわち各出射光P1〜P4の傾斜方向は逆になっているが、その傾斜角度はすべて同じであり、Z軸に対しては25.3°の傾斜を有し、これをプリズムシートPS1におけるプリズム斜面の境界面法線を基準にすると50.3°の傾きとなる。従ってZ軸に対しては25.3°の傾斜を有する下側のプリズムシートPS1の各出射光P1〜P4は、上側のプリズムシートPS2における下面の境界面法線に対して25.3°の入射角、すなわちθ2の入射角を有する入射光となり、プリズムシートPS2の内部を屈折進行して上面より直上方向に出射される。なお、図4、図5においては、理解を容易にするために入射光P1と入射光P2及び入射光P3と入射光P4とを別々のプリズム斜面に入射している状態を示したが、実際には各々同一のプリズム斜面にも同時に入射して合成されるものである。
図6は2枚のプリズムシートPS1、PS2を入射光が連続して通過していく光路の進行状態を模擬的に示したものであり、入射光P1のみを代表的に示している。すなわち、下側のプリズムシートPS1の下面より入射光P1がプリズム列に対してX軸から43.5°のX軸―Y軸平面方向の角度、下面の境界面法線から38.4°のZ軸方向の角度(θ1)で入射するとプリズムシートPS1内で屈折が行われたのちにプリズム斜面L1より空気中に出射される。この出射された入射光P1は上側のプリズムシートPS2の下面より境界面法線から25.3°のZ軸方向の角度(θ2)で入射され、プリズムシートPS2内で屈折が行われたのちにプリズム斜面U2より直上方向の空気中に出射される。また、図示は省略したが、入射光P2、P3、P4についても図4、図5に示した光路に従って同様に進行出射されるものである。なお、図6の作図にあたっては理解し易くするために、2枚のプリズムシートPS1、PS2を実際より少し離して図示し、かつプリズムシートPS2の配置位置を解り易くするために仮想軸としてX軸に対応するX’軸を設けている。
上記の如く本発明では、プリズム列を交叉させて積層配置した2枚のプリズムシートにおける各プリズム列に対して、入射光をX軸―Y軸平面方向の角度とZ軸方向の角度を有する斜め方向から入射させることで、プリズム斜面を斜めに使用している。この結果、同一の光学的条件のもとで4方向からの入射光を同時に入射さて合成することを可能にしている。
次に本発明の光源装置における光線の広がりについて説明する。図7は下側のプリズムシートPS1の下面に入射光P1及びP4が入射した時の光線の広がりを示す側面図である。この光源装置を照明装置とするとZ軸に平行方向が照明装置の出射光軸であり、Z軸からθ1(38.4°)傾いた方向が光源K1、K4からの入射光軸となる。また水平軸はプリズムシートPS1のX軸から43.5°回転した軸である。いま光源K1から光束幅がHの入射光P1をプリズムシートPS1の下面に入射した場合を考えると、斜め方向から水平面に向けて幅のある光線を入射させているため、入射面において光線の幅が広がり、1.28Hの幅の光線となって出射される。また、光源K4からの入射光P4も、光源K1の入射光P1と同様の条件で対称位置から入射され、同様の広がりとなる。
図8は、図7に示す光源装置において、積層された2枚のプリズムシートPS1、PS2に光源K1〜K4の4光源によって4方向から入射光を入射させた時の光線の広がりを示す平面図である。図8において点線はX軸から43.5°回転した軸である。またS14は光源K1とK4によって構成された照明光、S23は光源K2とK3によって構成された照明光であり、各々短軸が入射光の幅H、長軸が出射光の幅1.28Hの楕円形となっている。そしてこの2個の楕円形の照明光S14、S23は中心点を共通にして重ね合わされ、この結果斜線で示す2個の楕円形の重なり部分が4つの光源K1〜K4の合成された照明光Sとして利用できる。すなわち4つの光源K1〜K4をR光、B光、G光、G光にした場合には、照明光Sが混色された白色光Pwとして利用できる。
次に本発明の第2実施形態における光源装置について図9〜図11により説明する。図9は下側のプリズムシートPS1の下面に光源K1、K4から入射光P1及びP4が入射した時の光線の広がりを示す側面図であり、第1実施形態の光源装置における図7に対応するものである。従って図7の光源装置と同一要素には同一番号を付し、重複する説明を省略する。図9の光源装置において図7の光源装置と異なるところは、光源K1及び光源K4とプリズムシートPS1の下面との間の光路中に光学装置として縦と横とで異なる曲率半径を有するレンズを設けたことであり、本実施形態においてはアナモフィックレンズ12を設けている。
次に図9、図10により光線の広がり状態を説明する。いま光源K1から図10(a)に示すような直径がHの円形を有する入射光P1が放射された場合を考えると、この入射光P1はアナモフィックレンズ12を通ることによって、縦と横とで異なる光学変化を受けることにより、入射光P1は図10(b)に示すような横方向の長軸がHで、縦方向の短軸がHsの楕円形の光線形状となって下側のプリズムシートPS1の下面に入射する。この結果、斜め方向から水平面に向けて入射させた入射光P1は、入射面において光線の縦方向の幅が広がることで光線幅HsがHに広り、図10(a)に示す直径がHの円形を有する光線に復元して出射される。すなわち、入射光P1をアナモフィックレンズ12を用いて、予め斜光入射によって広がる分だけ縮めておくことによって、入射光と同一形状の出射光を得るようにしている。
図11は、図9に示すアナモフィックレンズ12を有する光源装置において、積層された2枚のプリズムシートPS1、PS2に光源K1〜K4の4光源によって4方向から入射光を入射させた時の光線の広がりを示す平面図であり、第1実施形態の光源装置における図8に対応するものである。図11において図8と異なるところは、光源K1とK4によって構成された照明光S14、光源K2とK3によって構成された照明光S23共に直径がHの円形となるため、重ね合わされた照明光Sも直径がHの円形となる。従って照明光S14、S23、Sはすべて斜線で示す1個の円形となっている。すなわち、第2実施形態における光源装置は入射光のすべてを照明光として利用できるため、効率の良い照明装置となる。なお、図9の光源装置においては図7に示す第1実施形態の光源装置の光路中にアナモフィックレンズ12を設ける構成を示したが、これに限定されるものではなく、各光源Kに設けられている集光レンズ2の替わりにアナモフィックレンズ12を設けても良い。
次に本発明の第3実施形態における光源装置について図12、図13により説明する。図12は第3実施形態における光源装置の斜視図であり、図1に示す第1実施形態の光源装置と基本的構成は同じであり、同一要素には同一番号を付し、重複する説明を省略する。図12において20は光源装置であり、図1の光源装置10と異なるところは、光源K3の発光手段としてG・LEDの替わりにBlueYAG・LED1byを配設したことである。
次にBlueYAG・LED1byの構成を説明する。図13は蛍光体混色型の白色発光装置であるBlueYAG・LEDの断面図である。1byはBlueYAG・LEDであり、電極31、32を有する基板33にB・LED1bが接続されており、該B・LED1bをYAG系の蛍光粒子35を混入した透明樹脂36でモールドしている。
上記BlueYAG・LED1byの動作は、前記電極31、32に駆動電圧を印加するとB・LED1bが青色光Pbを発光する。そしてこの青色光Pbが透明樹脂36に混入された蛍光粒子35に衝突すると蛍光粒子35が励起されて波長変換が行われ、蛍光粒子35から図示のごとく黄色光Peが発光される。この結果BlueYAG・LED1byからは、前記B・LED1bから発光されて蛍光粒子35に衝突せずに出力される青色光Pbと、蛍光粒子35に衝突して波長変換された黄色光Peとが混合された蛍光系の白色光Pwyとして発光される。
図12に示す如く光源装置20は、光源K1にはR・LED1r、光源K2にはG・LED1g、光源K3にはBlueYAG・LED1by、光源K4にはB・LED1bを配設して混色を行っているため、R、G、BのLEDによる混色に加えてBlueYAG・LED1byによる蛍光系の白色光Pwyが混色されることによって演色性が良く明るい照明装置が実現できる。
なお、上記の実施形態1から3では、4つの光源の光を合成する実施形態について説明したが、光源の数は特に限定されるものではない。また、同一波長の光源を合成する集合型の光源装置にも適用できる。
上記で説明した実施形態によれば、2枚のプリズムシートを積層した薄型構成の光学系によって複数の光源からの入射光を合成することができるため、形状的に小型薄型で、光学的に光合成性能の優れた光源装置を提供することができる。
本発明の光源装置は、同一波長の光源を合成する集光型の光源装置や、異なる波長の光源を合成する混色型の光源装置を実現することができるためその応用範囲は広く、一般照明だけでなく、プロジェクター用の光源や液晶表示装置用のバックライト等に利用することができる。
本発明の第1実施形態における光源装置の外観斜視図である。 図1に示す2枚のプリズムシートの構成を示す、上面図及び側面図である。 図2に示す2枚のプリズムシートと複数の光源の関係を示す平面図である。 図2に示すプリズムシートPS2の部分拡大図である。 図2に示すプリズムシートPS1の部分拡大図である。 図2に示す2枚のプリズムシートにおける入射光の通過光路を模擬的に示す斜視図である。 本発明のプリズムシートに入射光が斜光入射した時の光線の広がりを示す側面図である。 図7に示すプリズムシートに4光源から入射した光線の平面図である。 本発明の第2実施形態における光源装置のプリズムシートに入射光が斜光入射した時の光線の広がりを示す側面図である。 図9に示すプリズムシートへの入射光の平面図である。 図9に示すプリズムシートに4光源から入射した光線の平面図である。 本発明の第3実施形態における光源装置の外観斜視図である。 図12に示すBlueYAG・LEDの断面図である。 従来のカラー投影機の構成図である。 図14に示すリニアプリズム板の部分断面図である。 従来の面発光装置の分解斜視図である。 図16に示す発光基板の部分拡大側面図である。
符号の説明
1 LED
1r 赤色LED
1b 青色LED
1g 緑色LED
1by BlueYAG・LED
2 集光レンズ
3 ケース
10、20 光源装置
12 アナモフィックレンズ
PS1、PS2 プリズムシート
K1、K2、K3、K4 光源
P1、P2、P3、P4 入射光
L1、L2、U1、U2 プリズム斜面
Po 集光点
S、S14、S23 照明光
31、32 電極
33 基板
35 蛍光粒子
36 透明樹脂
Pb 青色光
Pe 黄色光
Pwy、Pw 白色光

Claims (22)

  1. 複数の光源と、一方の面に複数の微細なプリズム列を有し、他方の面が平面な2枚のプリズムシートよりなり、前記2枚のプリズムシートを各々のプリズム列が所定の角度で交叉する様に積層配置し、積層された2枚のプリズムシートの下面側に、前記複数の光源を所定の角度に傾けて配置することにより、積層された2枚のプリズムシートの下面側より所定の角度をもって入射された複数の光源からの入射光を2枚のプリズムシートの上面側より合成させた出射光として出力することを特徴とする光源装置。
  2. 前記各光源は、積層された2枚のプリズムシートにおける各プリズム列の交叉によって形成される4つのゾーンに分散されて配置されている請求項1記載の光源装置。
  3. 前記各光源の入射光は、積層された2枚のプリズムシートにおける各プリズム列の交叉角の中心線近傍に沿って入射することを特徴とする請求項1または2記載の光源装置。
  4. 前記各光源の入射光は、積層された2枚のプリズムシートにおける所定の集光点に向かって入射することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の光源装置。
  5. 前記各光源は、前記2枚のプリズムシートにおける所定の集光点に対して、点対称に配置されていることを特徴とする請求項4記載の光源装置。
  6. 前記各光源は、前記2枚のプリズムシートにおける所定の集光点を通る軸線に対して、線対称に配置されていることを特徴とする請求項4記載の光源装置。
  7. 前記微細なプリズム列の頂角が略直角であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の光源装置。
  8. 前記複数の微細なプリズム列のピッチは1μm〜100μmであることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の光源装置。
  9. 前記複数の光源における発光面の前方には、各々集光用の光学装置(レンズ)を備えたことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の光源装置。
  10. 前記光学装置は縦と横とで異なる曲率半径を有するレンズである請求項9記載の光源装置。
  11. 発光色の異なる複数の光源と、一方の面に複数の微細なプリズム列を有し、他方の面が平面な2枚のプリズムシートよりなり、前記2枚のプリズムシートを各々のプリズム列が所定の角度で交叉する様に積層配置し、積層された2枚のプリズムシートの下面側に、前記複数の光源を所定の角度に傾けて配置することにより、積層された2枚のプリズムシートの下面側より所定の角度をもって入射された複数の光源からの入射光を2枚のプリズムシートの上面側より混色させた出射光として出力することを特徴とする光源装置。
  12. 前記各光源は、積層された2枚のプリズムシートにおける各プリズム列の交叉によって形成される4つのゾーンに分散されて配置されている請求項11記載の光源装置。
  13. 前記各光源の入射光は、積層された2枚のプリズムシートにおける各プリズム列の交叉角の中心線近傍に沿って入射することを特徴とする請求項11または12記載の光源装置。
  14. 前記各光源の入射光は、積層された2枚のプリズムシートにおける所定の集光点に向かって入射することを特徴とする請求項11乃至13の何れか1項記載の光源装置。
  15. 前記各光源は、前記2枚のプリズムシートにおける所定の集光点に対して、点対称に配置されていることを特徴とする請求項14記載の光源装置。
  16. 前記各光源は、前記2枚のプリズムシートにおける所定の集光点を通る軸線に対して、線対称に配置されていることを特徴とする請求項14記載の光源装置。
  17. 前記微細なプリズム列の頂角が略直角であることを特徴とする請求項11乃至16の何れか1項に記載の光源装置。
  18. 前記複数の光源における発光面の前方には、各々集光用の光学装置(レンズ)を備えたことを特徴とする請求項11乃至17の何れか1項に記載の光源装置。
  19. 前記光学装置は縦と横とで異なる曲率半径を有するレンズである請求項18記載の光源装置。
  20. 前記複数の光源はR、G、BのLED光源を含むことを特徴とする請求項11乃至19の何れか1項に記載の光源装置。
  21. 前記積層された2枚のプリズムシートにおける3ヶ所に、R、G、BのLED光源が配設され、残りの1ヶ所にG・LED光源が配設された請求項20記載の光源装置。
  22. 前記積層された2枚のプリズムシートにおけるに3ヶ所に、R、G、BのLED光源が配設され、残りの1ヶ所にBlueYAG・LED光源が配設された請求項20記載の光源装置。
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