JP4693147B2 - 便器装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トイレルームの便器装置に係り、特に便器や便器装置の掃除に好適な構造に関する発明である。
従来、便器開口部に面しているケーシング下面の領域、およびケーシング前面には、排便・小便の跳ね返りや飛び散り等によって汚水が付着する為、清掃が必要とされた。
そこで、図13のように、便器装置2本体を上昇させることにより、便器装置2下面と便器12上面の間の隙間を露出させて、便器12開口部に面しているケーシング3下面の領域、および、便器装置2下面と便器12上面の間のわずかな隙間の清掃を可能としたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このような場合、手動で便器装置2を上昇させる場合、多機能を有する便器装置2が重く、ご年配の方々や腰痛を患っている方々等においては、便器装置2を持ち上げることが困難であった。また、上昇時にも、上昇位置でのロック機構があるものもあるが、ロックが不完全な場合、ロックが外れて便器装置2下面と便器12上面の間に指を挟んでしまうという可能性があった。あるいは、自動で便器装置2を上昇させる場合、モータ等の昇降機構27を便器装置2内に設ける必要がある為、構成が複雑となり、製作に莫大なコストと時間を費やすことを余儀なくされるという問題があった。また、便器装置2を上昇させた後には、便器12開口部に面しているケーシング3下面の領域、および、便器装置2下面と便器12上面の間のわずかな隙間の清掃が必要であり、掃除の手間となっていた。
また、図14のように、ケーシング3前面に着脱可能な着脱パネル28を備えたものがある(特許文献2参照。)。これにより、着脱パネル28を取り外すことによって、着脱パネル28の前面、下面および便器12上面の清掃を可能としたものである。
このような場合、ケーシング3と着脱パネル28の間には隙間が形成される為、例えば男性の立小便が便器2の前方上方から放たれ、狙いが外れて小水がケーシング3の前方に被ってしまった場合には、隙間から小水が侵入し、ケーシング3内部にまで到達する可能性がある。また、着脱パネル28を着脱可能とする為には、着脱パネル28によって囲われるスペースにケーシング3内部との連結部品を配置することが困難な為、デッドスペースが多く発生してコンパクトな収納設計が困難となり、ケーシング3が大きくなって清掃の際に大変であるという問題があった。また、着脱パネル28の掃除の際には、汚水の付着した着脱パネル28を取り外す必要があるので、手が汚れてしまうという問題があった。さらに、着脱パネル28自体の清掃が必要であり、掃除の手間となっていた。
特許第3248119号公報(第7頁、第1図) 特許第3070199号公報(第3頁、第1図)
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、本発明の課題は、ケーシングに排便・小便の跳ね返りや飛び散り等によって付着した汚水を、清掃によって手を汚すことなく、簡単な構成で洗い流すことを可能とし、清掃性が良好な便器装置を提供するものである。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、便器上部の後側に配置されるケーシングと、前記ケーシングの下面に配置される噴出口と、前記噴出口に給水源からの水を供給する水路と、前記水路を開閉する電動開閉弁と、前記電動開閉弁の開閉動作を制御する制御手段と、を備えた便器装置において、前記噴出口は、前記ケーシングの下面であって前記便器開口部の内側領域に相当する部位のうち前記便器の前側に設けられ、前記ケーシングの下面であって前記内側領域に相当する部位に向けて前記ケーシングの下面に沿って前記水を吐水し前記内側領域に相当する部位を洗浄することを特徴とする。これにより、特に排便・小便の跳ね返りや飛び散り等によって汚れやすいと想定されるケーシングの下面に沿って洗浄水を供給することにより、ケーシングの下面に付着した汚水を洗い流すことが出来、手を汚すことなく清掃することが可能である。また特に、排便・小便の跳ね返りや飛び散り等によって汚れやすいと想定されるケーシングの下面のうち便器開口部の内側領域を、簡単な構成で洗い流すことが可能である。
また、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の便器装置において、前記ケーシングの下面のうち前記便器開口部の内側領域に相当する部位の外周の一部に沿って、前記ケーシング下面より便器開口内の下方に突出したガイドを備えることを特徴とする。これにより、前記ケーシングの下面のうち前記便器開口部の内側領域に相当する部位を洗浄した水は、便器外にこぼれることなく便器開口部内に排水されるので、床面を浸水から防ぐことが可能である。
また、請求項記載の発明によれば、請求項1または2に記載の便器装置において、さらに、人が便器を使用していることを検知する使用検知手段を設け、前記制御手段は前記使用検知手段の出力信号に基づいて前記電動開閉弁の開閉動作を制御することを特徴とする。これにより、人体のトイレ使用毎に洗浄面を洗浄することが出来るので、常に洗浄面を清潔に保つことが可能となる。
また、請求項記載の発明によれば、請求項記載の便器装置において、前記制御手段は、前記使用検知手段の出力信号が検知状態から非検知状態に変化した後に、前記電動開閉弁を開くことを特徴とする。これにより、人体のトイレ使用後に洗浄面を洗浄させることで、洗浄面に付着した汚水を洗浄することが可能となる。

本発明によれば、ケーシングに排便・小便の跳ね返りや飛び散り等によって付着した汚水を、清掃によって手を汚すことなく、簡単な構成で洗い流すことを可能とし、清掃性が良好であるという効果がある。
以下に本発明の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
まず、図1を用いて、本発明の第一実施例の水路構成を説明する。
給水源1より給水された水は便器装置2のケーシング3内に入る。ケーシング3内では、まずストレーナ4によって給水された水に含まれるゴミが取り除かれる。これにより、ストレーナ4より下流に配置した各弁でのゴミ詰まりを防止するものである。次にストレーナ4の下流に逆止弁5を配置している。これにより、給水源1に負圧が生じた場合の水路内の逆流を防止するものである。
次に逆止弁5の下流に定流量手段6を配置している。これは、例えば減圧弁や定流量弁等のようなもので、給水圧を一定の水圧に減圧させ、吐水性能を安定させるものである。次に定流量手段6の下流に電動開閉弁7を配置している。これは、例えば電磁弁やモーターバルブ等のようなもので、電動で水路の開閉を行い、吐水すべきタイミングで水路を開くものである。
次に電動開閉弁7の下流に安全弁8を配置している。これにより、定流量手段6が故障して定流量手段6以降の水路に高圧が印加された場合に、安全弁8より水を排出させ、その下流に配置した各部材が高圧によって悪影響を及ぼされることを防止するものである。さらに、安全弁8の下流にバキュームブレーカ9を配置し、その下流に洗浄面洗浄ノズル10を配置している。
次に、図2、図3を用いて、本発明の第一実施例の洗浄面11aの洗浄方法について説明する。
図2では、洗浄面11aとして、ケーシング3の下面のうちの便器12開口部の内側領域を想定している。この箇所は、例えば排便、排尿時に、便器12開口内の溜水面より跳ね返った汚水、あるいは飛び散った汚水が最も付着し易い面であると想定される。洗浄面洗浄ノズル10は洗浄面11aの前方に配置している。洗浄面洗浄ノズル10の入水口10aに給水された水は、洗浄面11aの前方に設けた貯溜室10bに広がり、洗浄面11aに向かって、噴出口10cより前方から後方に噴出されて洗浄面11aを洗浄する。洗浄面11aは水がまんべんなく広がるよう、平坦な形状としておくことが望ましい。この時、後方に向かって噴出された水が、便器12上面とケーシング3下面の隙間に侵入しないよう、洗浄面11aの後方にはケーシング3下面より便器12開口内の下方に突出させたガイド13aを配置している。
ケーシング3の表面、あるいは便器12の遠隔から操作可能なリモコンに洗浄面11a洗浄用のスイッチ(図示せず)を設け、スイッチONの信号を受信することにより、電動開閉弁7が所定時間開き、水路に通水するように制御している。
これにより、便器12および便器装置2を清掃する時、あるいは用便後等に洗浄面11aを洗浄する必要がある場合に、洗浄面11a洗浄用のスイッチを押すことによって、便器12開口内の溜水面より跳ね返った汚水、あるいは飛び散った汚水が最も付着し易い面であると想定される洗浄面11aを洗浄することが出来るので、洗浄面11aを手を汚さずに、労なく汚水を洗い流すことが出来る。
ここで、洗浄面洗浄ノズル10の上流にバキュームブレーカ9を配置しており、これは2つの重大な役割を担っている。まず第一に、汚水の逆流防止である。本第一実施例の場合、洗浄面洗浄ノズル10の噴出口10cは便器12の開口内であって便器12の上面よりも下方に設けている。この時に万一便器12が詰まって便器12開口部内が浸水して噴出口10cから汚水が入り込み、且つ給水源1が負圧となり、さらに逆流防止を担う逆止弁5に例えばゴミが噛んでしまってその効果が失われてしまうと、便器12開口部内に水没した洗浄面洗浄ノズル10から便器12開口部に溢れた汚水が給水配管まで逆流してしまう恐れがある。
しかし、洗浄面洗浄ノズル10の上流にバキュームブレーカ9を設けることで、給水源1が負圧となった場合でも、洗浄面洗浄ノズル10からの水は吸わずにバキュームブレーカ9より空気を吸入することになるので、汚水の給水配管までの逆流を防ぐことが出来る。
また第二に、洗浄面11aを洗浄した後に洗浄面洗浄ノズル10内に残る残水の処理を行う。もし洗浄面洗浄ノズル10内に残水が残ったままの状態において凍結した場合、水が氷に変化する際に体積が膨張して洗浄面洗浄ノズル10を破壊してしまう恐れがある。
しかし、バキュームブレーカ9を洗浄面洗浄ノズル10の上流に配置することにより、洗浄面11aを洗浄した後、バキュームブレーカ9より空気を吸入して、バキュームブレーカ9の下流の管内および洗浄面洗浄ノズル10内の残水をエア置換によって排出し、凍結時の破損を防止することが出来る。この場合、残水がしっかりと排出されるよう、バキュームブレーカ9は洗浄面洗浄ノズル10よりも上方に配置する必要がある。これにより、残水にはバキュームブレーカ9と洗浄面洗浄ノズル10の高低差による水頭圧が印加され、残水は洗浄面洗浄ノズル10の噴出口10cより排出されることになる。
この時、洗浄面洗浄ノズル10の上流にバキュームブレーカ9を配置して、バキュームブレーカ9の下流の管内および貯溜室10b内の残水を噴出口10cより排水しているが、噴出口10cの開口面積が非常に小さく、わずかな水頭圧では貯溜室10b内の残水が抜けない場合がある。その場合には、例えば貯溜室10b内にサーミスタ等の温度検知手段を設け、所定の温度以下となった場合に電動開閉弁7を所定時間開き、貯溜室10b内の残水が凍結する事前に水を流動させることにより、凍結を防止することが出来る。
また、ここで、洗浄面11aの表面には機能的な材質を塗布しておくことが望ましい。例えば洗浄面11aの表面に防汚素材を塗布することで、洗浄面11aに対して汚物が付着しにくく、洗い落とし易くすることが出来る。また、洗浄面11aの表面に抗菌素材を塗布することで、細菌などの繁殖を防ぎ清潔に保つことが出来る。さらに、洗浄面11aの表面に親水性の素材を塗布することで、洗浄面11aが水に馴染み易く、少量の水でも洗浄面11a全体に渡って広く洗浄することが出来る。
また、ここで、洗浄面11aの洗浄は温水で行ってもよい。例えば図4のように、安全弁8とバキュームブレーカ9の間に熱交換器14を配置することにより、洗浄面11aを温水で洗浄することが出来るので、水よりも効果的に洗浄面11aを洗浄することが出来る。
また、ここで、本第一実施例では、ケーシング3の表面、あるいはリモコンに洗浄面11a洗浄用のスイッチを設け、スイッチを押すことによって洗浄面11aを洗浄するようにしているが、例えば人が便器12を使用していることを検知することが可能な使用検知手段15を設け、人の用便後に、使用検知手段15が検知状態から非検知状態に変化した際に電動開閉弁7を所定時間開き、水路に通水するように制御してもよい。これにより、人が用便する度に洗浄面11aを洗浄することが可能であり、常に洗浄面11aを清潔に保つことが出来る。
この場合、さらに、使用検知手段15が非検知状態から検知状態に変化した際にも電動開閉弁7を所定時間開き、水路に通水するように制御してもよい。これにより、人体の用便前に洗浄面11aを濡らすことによって、汚水が洗浄面11aに付着しにくくなり、また、用便後の洗浄面11a洗浄の時に、洗浄面11aに付着した汚水を洗浄しやすくすることが出来る。
あるいは、使用検知手段15が検知状態の間中水路に通水するように制御してもよい。これにより、排便、排尿時に、便器12開口内の溜水面より跳ね返った汚水、あるいは飛び散った汚水は、洗浄面11aに付着することなく洗浄することが出来るので、常に洗浄面11aを清潔に保つことが出来る。
この時、使用検知手段15としては、例えば便器12近傍の人体を検知可能な人体検知センサを用いるとよい。近年の便器装置2は高機能化が進み、例えば人体までの距離を測定する光電測距型、あるいは人体から放出される赤外線を検知する焦電型センサ等をケーシング3内に配置し、その人体検知センサの検知信号により便ふた16、あるいは便座17を自動で開閉するものがある。そのような場合に、人体検知センサの出力信号を洗浄面11aの洗浄にも利用することが出来る。
また、この時、使用検知手段15としては、例えば便座17に人体が着座しているかどうかを検知可能な着座センサを用いてもよい。便器装置2が人体の局部を洗浄する温水洗浄手段である場合、人体が非着座時に、清掃時などに局部洗浄用スイッチが間違って押された場合にも局部への吐水がなされないよう、人体までの距離を測定する光電測距型、あるいは便座17への荷重検知型等の着座センサを配置し、着座時にのみ局部洗浄可能としているものがある。そのような場合に、着座センサの出力信号を洗浄面11aの洗浄にも利用することが出来る。
また、この時、使用検知手段15としては、例えば便座17の温度を検知可能な便座温度検知センサを用いてもよい。便器装置2が、便座17の中にヒータを有する暖房便座の場合、お尻の火傷などを防止する為に、サーミスタのような便座温度検知センサが組み込まれているものがある。人体が便座17に着座する際お尻の温度と便座17の温度の差により、便座温度検知センサの検知温度がわずかに変動する。この変動を人体の使用検知と見なし、洗浄面11aの洗浄のトリガーとしてもよい。便器装置2に人体検知センサや着座センサなど、人体の存在を検知する手段が搭載されていない場合にも洗浄面11aを洗浄することが出来る。
また、この時、使用検知手段15として、便ふた16の開閉状態を検知可能な便ふた開閉検知センサ、あるいは便座17の開閉状態を検知可能な便座開閉検知センサを用いてもよい。便器装置2が機能を有していない普通便座等のように、人体の使用有無を検知する手段を有していない場合、便ふた16、あるいは便座17の動きだけが人体の使用を判断する手段となる。その場合、例えば便ふた16、あるいは便座17にホールICを配置し、ケーシング3内に配置した便ふた開閉検知センサ、あるいは便座開閉検知センサがホールICから印加される磁束密度の大きさによって、便ふた16、あるいは便座17の開閉状態を検知し、これらの状態変化を人体の使用検知と見なし、洗浄面11aの洗浄のトリガーとしてもよい。これにより、低コストで、省スペースにて人体の使用を検知することが出来る。
また、この時、便器装置2が人体の局部を洗浄する温水洗浄便座であった場合、温水洗浄便座の水路を構成する各構成部材を洗浄面11a洗浄用の水路構成部材と併用することが望ましい。以下に図5の水路構成図をもとに、温水洗浄便座の水路構成を説明する。給水源1より給水された水は、まずストレーナ4によって給水された水に含まれるゴミが取り除かれる。これにより、ストレーナ4より下流に配置した各弁でのゴミ詰まりを防止するものである。
次にストレーナ4の下流に逆止弁5を配置している。これにより、給水源1に負圧が生じた場合の水路内の逆流を防止するものである。次に逆止弁5の下流に定流量手段6を配置している。これにより、給水圧を一定の水圧に減圧させ、吐水性能を安定させるものである。
次に定流量手段6の下流に電動開閉弁7を配置している。これにより、水路の開閉を行い、吐水すべきタイミングで水路を開くものである。次に電動開閉弁7の下流に安全弁8を配置している。これにより、定流量手段6が故障して定流量手段6以降の水路に高圧が印加された場合に、安全弁8より水を排出させ、その下流に配置した各部材が高圧によって悪影響を及ぼされることを防止するものである。さらにその下流には熱交換器14が配置されており、水は温水となる。熱交換器14の下流には流量調節弁18があり、湯はそこで流量を調節され、さらにその下流に配置した局部流路切替弁19によって、おしり洗浄、ビデ洗浄などの目的に叶う局部洗浄用流路が選択され、局部洗浄用ノズル20を通って局部に吐水される。ここで、熱交換器14の上流より水路を分岐することにより、洗浄面洗浄ノズル10に給水させている。分岐箇所に洗浄用流路切替弁21を配置した。
洗浄用流路切替弁21では、図6のように、固定されたステータ21aに形成された局部洗浄流路、洗浄面洗浄流路にそれぞれ連通する局部洗浄ポート21b、洗浄面洗浄ポート21cに対して、ロータ21dが回転することにより各流路の開閉が行われ、局部洗浄(図6(1))、洗浄面洗浄(図6(2))、止水(図6(3))について、目的に叶う流路が選択される。また、洗浄用切替弁21と洗浄面洗浄ノズル10の間にバキュームブレーカ22を配置し、逆流の防止、および洗浄後の残水処理を行うように配慮した。
これにより、温水洗浄便座の水路構成部材を併用することにより、洗浄面11aの洗浄独自に水路構成を組む必要が無く、洗浄用流路切替弁21とバキュームブレーカ22を追加すればよいので、安価に洗浄面11aの洗浄を実現させることが出来る。
ここで、図5では、熱交換器14の上流より洗浄面11aの洗浄用水路を分岐しているが、図7のように、熱交換器14の下流より分岐してもよい。熱交換器14の上流より分岐した場合には下流より分岐した場合よりも流量が多く、また、熱交換器14の下流より分岐した場合には上流より分岐した場合よりも水温が高いので、熱交換器14の上流と下流では、どちらから分岐させてもそれぞれ効果的であり、どちらから分岐させるかは、洗浄面11a洗浄の仕様の考え方に基づいて選択すればよい。
また、この時、図8のように、洗浄面洗浄ノズル10をケーシング3下面の前方中心に設け、ケーシング3下面の後方に向かって放射状に洗浄水を供給させてもよい。
次に、図9を用いて、本発明の第二実施例を説明する。第一実施例では、排便、排尿時に、便器12開口内の溜水面より跳ね返った汚水、あるいは飛び散った汚水が最も付着し易い面であると想定して、ケーシング3の下面のうちの便器12開口部の内側領域を洗浄面11aとして設定していた。
しかし例えば便器装置2が温水洗浄便座、あるいは脱臭機能、温風機能等を有している場合、図10のように、ケーシング2の下面のうちの便器11開口部の内側領域には、温水洗浄便座の局部洗浄用ノズル20、不要水の排水口23、脱臭ユニット24、温風ユニット25等が配置されており、凹凸が多く平坦でない為、洗浄面として洗浄することは困難である。
その場合には、図9のように、ケーシング3の下面のうちの便器12開口部の内側領域を覆うカバー部材26をケーシング3とは別体に設け、その便器12開口部と対向する面を洗浄面11bとして想定し、洗浄すればよい。これにより、既存の便器装置2に搭載されている脱臭機能や温風機能等を損なうことがなく、また、ケーシング3の下面のうちの便器12開口部の内側領域はカバー部材26によって覆われているので汚水が付着することもない。また、洗浄面11bとして想定したカバー部材26の便器12開口部と対向する面は洗浄面洗浄ノズル10より噴出される水で洗浄するので、洗浄面11bに付着した汚水をきれいに取り拭うことが出来る。よって、ケーシング3の下面、およびカバー部材26は全て清潔に保つことが出来る。
次に、図11、図12を用いて、本発明の第三実施例を説明する。
第一実施例、第二実施例では、便器12開口内の溜水面より跳ね返った汚水、あるいは飛び散った汚水が最も付着し易い面であると想定して、ケーシング3の下面のうちの便器12開口部の内側領域、あるいはその領域を覆うカバー部材26を洗浄面11a、11bとして設定した。
しかし、これらの領域は目につきにくい箇所であり、それ以上に目につく箇所を洗浄したいという考え方もある。その場合には、特に男子の立ち小便時に、ケーシング3の前面には飛び散り尿が被り易いので、ケーシング3の前面を洗浄面11cとするとよい。
男子の立ち小便時には、便ふた16、便座17が開かれ、洗浄面11cであるケーシング3の前面が露出する。その為、ケーシング3の前面には飛び散り尿が被り易い。洗浄面11cの洗浄時には、噴出口10cよりケーシング3の前面に沿って下方に水が噴射され、便器12開口内に排水される。この時、ケーシング3の前面下方の左右には、洗浄水を便器12開口内に導くガイド13cを設けているので、洗浄水が便器12外に落ちることは無い。これにより、目につき易く、且つ男子小便が飛び散り易いケーシング3の前面を洗浄することが出来る。
本発明の便器装置の洗浄面洗浄ノズルまでの水路構成を示す図である。 本発明の第一実施例における洗浄面の洗浄方法を示す断面図である。 本発明の第一実施例における洗浄面の洗浄方法を示す上面図である。 本発明の便器装置の洗浄面洗浄ノズルまでの水路構成を示す図である。 本発明の便器装置が温水洗浄便座である場合の水路構成を示す図である。 本発明の便器装置が温水洗浄便座である場合の水路分岐箇所に配置した洗浄用流路切替弁のしくみを示す図である。 本発明の便器装置が温水洗浄便座である場合の水路構成を示す図である。 本発明の第一実施例における洗浄面の洗浄方法を示す(a)上面図と(b)斜視図である。 本発明の第二実施例における洗浄面の洗浄方法を示す断面図である。 既存の温水洗浄便座のケーシング下面のうち便器開口部の領域の様子を示した下面図である。 本発明の第三実施例における洗浄面の洗浄方法を示す正面図である。 本発明の第三実施例における洗浄面の洗浄方法を示す断面図である。 従来の便器装置のケーシング下面を清掃する手段の一形態の図である。 従来の便器装置のケーシング下面および前面を清掃する手段の一形態の図である。
符号の説明
1…給水源
2…便器装置
3…ケーシング
4…ストレーナ
5…逆止弁
6…定流量手段
7…電動開閉弁
8…安全弁
9…バキュームブレーカ
10…洗浄面洗浄ノズル
11…洗浄面
12…便器
13…ガイド
14…熱交換器
15…使用検知手段
16…便ふた
17…便座
18…流量調節弁
19…局部流路切替弁
20…局部洗浄用ノズル
21…洗浄用流路切替弁
22…バキュームブレーカ
23…排水口
24…脱臭ユニット
25…温風ユニット
26…カバー部材
27…昇降機構
28…着脱パネル




Claims (4)

  1. 便器上部の後側に配置されるケーシングと、
    前記ケーシングの下面に配置される噴出口と、
    前記噴出口に給水源からの水を供給する水路と、
    前記水路を開閉する電動開閉弁と、
    前記電動開閉弁の開閉動作を制御する制御手段と、
    を備えた便器装置において、
    前記噴出口は、前記ケーシングの下面であって前記便器の開口部の内側領域に相当する部位のうち前記便器の前側に設けられ、前記ケーシングの下面であって前記内側領域に相当する部位に向けて前記ケーシングの下面に沿って前記水を吐水し前記内側領域に相当する部位を洗浄することを特徴とする便器装置。
  2. 請求項1記載の便器装置において、
    前記ケーシングの下面のうち前記便器の開口部の内側領域に相当する部位の外周の一部に沿って、前記ケーシング下面より便器開口内の下方に突出したガイドを備えることを特徴とする便器装置。
  3. 請求項1または2に記載の便器装置において、
    さらに、人が便器を使用していることを検知する使用検知手段を設け、
    前記制御手段は前記使用検知手段の出力信号に基づいて前記電動開閉弁の開閉動作を制御することを特徴とする便器装置。
  4. 請求項記載の便器装置において、
    前記制御手段は、前記使用検知手段の出力信号が検知状態から非検知状態に変化した後に、前記電動開閉弁を開くことを特徴とする便器装置。
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