JP4690473B2 - 画像解析装置、画像解析方法、撮像装置、画像解析プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

画像解析装置、画像解析方法、撮像装置、画像解析プログラムおよび記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP4690473B2
JP4690473B2 JP2009054238A JP2009054238A JP4690473B2 JP 4690473 B2 JP4690473 B2 JP 4690473B2 JP 2009054238 A JP2009054238 A JP 2009054238A JP 2009054238 A JP2009054238 A JP 2009054238A JP 4690473 B2 JP4690473 B2 JP 4690473B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
pixel
pixels
captured image
captured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009054238A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010211327A (ja
Inventor
大輔 山下
圭介 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2009054238A priority Critical patent/JP4690473B2/ja
Priority to CN201010123217A priority patent/CN101825972A/zh
Priority to EP10002182A priority patent/EP2226764A1/en
Priority to US12/718,720 priority patent/US20100225618A1/en
Publication of JP2010211327A publication Critical patent/JP2010211327A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4690473B2 publication Critical patent/JP4690473B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/70Determining position or orientation of objects or cameras
    • G06T7/73Determining position or orientation of objects or cameras using feature-based methods
    • G06T7/74Determining position or orientation of objects or cameras using feature-based methods involving reference images or patches

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)

Description

本発明は、撮像対象の撮像画像を解析することにより、撮像対象の位置を判定する画像解析装置、当該画像解析装置を備える撮像装置、および画像解析方法に関するものである。
タッチパネル上の任意の位置を指示するユーザの指またはタッチペン等の指示部材(以下、指示物体と総称する)の画像を撮像し、その画像に対してパターンマッチを行うことにより、指示物体が指示した位置を特定するタッチパネルが実現されている。このようなタッチパネルの一例が特許文献1に開示されている。図9は、特許文献1に記載の液晶表示パネル装置における処理の概要を説明する図である。
上記液晶表示パネル装置では、液晶パネル内にマトリクス状に配置された指検出用光センサの信号を画像処理して、液晶パネルにタッチした指先の位置を特定する。その場合に、上記液晶表示パネル装置は、図9に示すように、液晶パネルに入射する外光の明るさを検出し、外光の明るさが明るい場合(図9(b))は、外光による指の影(図9において符号56で示すスポット)を検出し、外光の明るさが暗い場合(図9(a))は、バックライト光を受けて指から反射する光(図9において符号55で示すスポット)を検出する。このように、上記液晶表示パネル装置では、外光の明るさに応じて画像処理方法を切り替えている。
特開2007-183706号公報(2007年7月16日公開)
図10および図11は、従来のタッチパネルの問題点を説明するための図である。図10に示すように、外光の明るさが暗いものの、バックライトの反射光(図10において符号60で示すスポット)に比べて強い外光が部分的に入射した場合に、その外光が入射した部分(図10において符号61で示すスポット)を指であると誤検出する可能性がある。一般的な照度センサは、特定の領域のみセンシングしており、センシングしていない領域においてスポット的な強い光が入射しても、当該光を検出できない。
また、図11に示すように、外光が明るい環境で指の影を検出する場合に、ユーザが位置する環境において光源が単一でかつその照度が高い場合、強い平行光が液晶パネルに入射するため、指のタッチ・非タッチの判定が難しい場合(図11(b))および複数の指を同時に検出するのが難しい場合(図11(a))がある。なお、図11において、符号62で示す像は2本の指が重なった影を表し、符号63で示す像は撮像画面に触れている指の影を表し、符号64で示す像は撮像画面に触れていない指の影を表している。
また、太陽光のように、あらゆる方向から強い光が液晶パネルに入射する場合、指の像(符号65で示す像)がほとんど見えなくなり検出が難しい場合(図11(c))がある。
しかしながら、上記従来の構成では、指示物体を適切に検出できる外光環境であるかどうかの判定が行われておらず、指示物体を適切に検出できない可能性がある場合にも、その可能性があることがユーザに報知されないという問題が生じる。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、撮像対象である指示物体を適切に検出できない可能性がある場合に、その可能性があることをユーザに報知することができる画像解析装置および撮像装置を提供することにある。
本発明に係る画像解析装置は、上記の課題を解決するために、撮像画面に接触した撮像対象を撮像した撮像画像を解析することにより、当該撮像画像における、上記撮像対象の像の位置を判定する画像解析装置であって、上記撮像画像を解析した結果に基づいて、上記位置を判定することが困難である旨を報知する報知部を備えることを特徴としている。
本発明に係る画像解析方法は、上記の課題を解決するために、撮像画面に接触した撮像対象を撮像した撮像画像を解析することにより、当該撮像画像における、上記撮像対象の像の位置を判定する画像解析装置における画像解析方法であって、上記撮像画像を解析した結果に基づいて、上記位置を判定することが困難である旨を報知する報知工程を含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記画像解析装置は、撮像画面に接触した撮像対象を撮像した撮像画像を解析する。撮像対象とは、例えば、ユーザの指またはタッチペンであり、撮像画面上の特定の位置を指し示すものである。画像解析装置自身が撮像画面を備えている必要は必ずしもなく、画像解析装置は撮像画像を取得できればよい。
報知部は、撮像画像を解析した結果に基づいて、撮像画像における撮像対象の像の位置を判定することが困難である旨を報知する。
それゆえ、撮像対象を適切に検出できない可能性がある場合に、その可能性があることをユーザに報知することができる。この報知を受けたユーザは、画像解析装置を使用する場所を変えるか、または、周囲の光環境を変更することにより、撮像対象を適切に検出できる光環境を選択または調整することができる。
上記画像解析装置は、上記撮像画像において所定の画素値の範囲から外れた画素値を有する画素の数を算出する画素数算出手段と、上記画素数算出手段が算出した画素数が所定の画素数を超えているかどうかを判定する画素数判定手段とをさらに備え、上記報知部は、上記画素数が上記所定の画素数を超えていると上記画素数判定手段が判定した場合に、上記位置を判定することが困難である旨を報知することが好ましい。
上記の構成によれば、画素数算出手段は、撮像対象を撮像した撮像画像において、所定の画素値の範囲から外れた画素値を有する画素の数を算出する。例えば、画素数算出手段は、所定の画素値よりも大きい画素値を有する画素の数を算出する。画素数判定手段は、画素数算出手段が算出した画素数が所定の画素数を超えているかどうかを判定する。そして、報知部は、画素数算出手段が算出した画素数が所定の画素数を超えている場合に、撮像画像における撮像対象の像の位置を判定することが困難である旨を報知する。
それゆえ、撮像画像の画素値を解析することにより、撮像対象を適切に検出できるかどうかの判定を行うことができる。
上記撮像画像は、上記撮像対象に対して出射された光が当該撮像対象に反射した光の像を含むものであり、上記画素数算出手段は、上記撮像画像において所定の閾値よりも大きい画素値を有する画素の数を算出し、上記所定の閾値は、上記撮像画像が、上記位置を適切に判定できる光環境において撮像されたと見なすことができる画素の画素値の範囲の上限値であることが好ましい。
撮像対象からの反射光を利用して撮像対象を撮像する場合、撮像対象に光を照射する光源の光強度は通常一定のため、反射光の強度は一定の範囲内に収まる。このような場合に撮像対象からの反射光以外の光強度の高い外光がスポットとして入射すると、撮像対象の像の画素値よりも大きい画素値を有するスポットが撮像画像に形成される。このようなスポットは、撮像対象の像の位置を判定するときに誤認識される可能性が高い。
上記の構成によれば、撮像画像は、撮像対象に対して出射された光が当該撮像対象に反射した光の像を含むものである。すなわち、上記画像解析装置は、撮像対象に照射された光の反射光を利用して撮像対象の像を撮像した撮像画像を解析対象とする。画素数算出手段は、この撮像画像において所定の上限値よりも大きい画素値を有する画素の数を算出する。この所定の上限値は、撮像画像が、撮像対象の像の位置を適切に判定できる光環境において撮像されたと見なすことができる画素の画素値の範囲の上限値である。
したがって、この所定の上限値よりも大きい画素値を有する画素の数が所定の画素数を超えている場合に、撮像画像における撮像対象の像の位置を判定することが困難であると判定できる。
それゆえ、撮像画像における撮像対象の像の位置を判定することが外光の影響により困難である場合に、その旨をユーザに報知できる。
上記撮像画像は、上記撮像画面に入射する外光が上記撮像対象によって遮られることによって生じる影を含むものであり、上記画素数算出手段は、上記撮像画像において第1の閾値よりも小さい画素値を有する画素の数を算出し、上記第1の閾値は、上記撮像画像が、上記位置を適切に判定できる光環境において撮像されたと見なすことができる画素値の範囲の下限値であることが好ましい。
上記の構成によれば、撮像画像は、撮像画面に入射する外光が撮像対象によって遮られることによって生じる影を含むものである。すなわち、上記画像解析装置は、外光を利用して撮像対象の影の像を撮像した撮像画像を解析対象とする。画素数算出手段は、この撮像画像において第1の閾値よりも小さい画素値を有する画素の数を算出する。この第1の閾値は、撮像画像における撮像対象の像の位置を適切に判定できる光環境において撮像画像が撮像されたと見なすことができる画素値の範囲の下限値である。
外光を利用して撮像対象の影の像を撮像する場合、外光が強くなると、撮像画像における撮像対象の影に対応する画素の画素値は小さくなる。すなわち、影が濃くなる。外光が強くなり過ぎると、撮像対象が撮像画面に接触したかどうかの判定が難しくなる。これは、外光が強くなり過ぎると、撮像画面に接触していない撮像対象の影も濃くなることに起因する。
一方、複数の撮像対象の影が重なると、重なった部分の影に対応する画素の画素値は小さくなる。複数の撮像対象の影が重なると、撮像対象の位置を正確に判定することが困難になる。
それゆえ、画素数算出手段が第1の閾値よりも小さい画素値を有する画素の数を算出することにより、外光が強いため、または撮像対象が重なっているために当該撮像対象を適切に検出できない可能性の有無を判定することができる。
上記画素数算出手段は、上記撮像画像において上記第1の閾値よりも小さく第2の閾値よりも大きい画素値を有する画素の数を算出し、上記第2の閾値は、上記撮像画像に含まれる撮像対象の像が1つの場合のみ上記位置を適切に判定できる光環境において当該撮像画像が撮像されたと見なすことができる画素値の範囲の下限値であるであることが好ましい。
上記の構成によれば、第1の閾値よりも小さく第2の閾値よりも大きい画素値を有する画素の数が算出される。第1の閾値とは、撮像対象が複数であっても撮像画像における撮像対象の像の位置を適切に判定できる光環境において撮像画像が撮像されたと見なすことができる画素値の範囲の下限値であり、第2の閾値とは、撮像画像に含まれる撮像対象の像が1つの場合のみ撮像対象の位置を適切に判定できる光環境において当該撮像画像が撮像されたと見なすことができる画素値の範囲の下限値である。
第1の閾値よりも小さく第2の閾値よりも大きい画素値を有する画素が、所定の画素数を超えている場合とは、撮像対象が複数の場合には当該撮像対象の像の位置を適切に判定できないが、撮像対象が1つの場合には当該撮像対象の像の位置を適切に判定できる場合である。
それゆえ、撮像対象が1つの場合のみ撮像対象を適切に検出でき、撮像対象が2つの場合には、その両方を正確に検出できない可能性があることをユーザに報知することができる。その結果、ユーザに撮像対象が1つの入力処理を行うよう促すか、または、光環境を変えることを促すことができる。
上記画素数算出手段は、上記撮像対象の種類に対応した上記閾値を用いて画素の数の算出を行うことが好ましい。
上記閾値(第1および第2の閾値)は、撮像対象によって異なる。例えば、撮像対象が指である場合とタッチペンである場合とでは、撮像画面に接触する部分の面積が異なるため、外光を利用した撮像画像の場合には、タッチペンの閾値は、指の閾値よりも小さい。
それゆえ、上記の構成により、撮像対象の種類に応じて、撮像画像における撮像対象の像の位置を判定できるかどうかをより適切に判定できる。
また、上記画像解析装置を動作させる制御プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための制御プログラムおよび当該制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記画像解析装置を備える撮像装置であって、上記撮像画像を撮像する撮像部を備え、上記画像解析装置は、上記撮像部が撮像した撮像画像を解析する撮像装置も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る画像解析装置は、以上のように、撮像画像を解析した結果に基づいて、撮像対象の像の位置を判定することが困難である旨を報知する報知部を備える構成である。
本発明に係る画像解析方法は、撮像画像を解析した結果に基づいて、撮像対象の像の位置位置を判定することが困難である旨を報知する報知工程を含む構成である。
それゆえ、撮像対象である指示物体を適切に検出できない可能性がある場合に、その可能性があることをユーザに報知することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るタッチ位置検出装置の構成を示すブロック図である。 センサ内蔵LCDが反射像を撮像する原理を示す模式図である。 反射光認識モードにおける画素数算出部および画素数判定部の処理を説明するための図である。 影認識モードにおける画素数算出部および画素数判定部の行う処理の第1の例を説明するための図である。 影認識モードにおける画素数算出部および画素数判定部の行う処理の第2の例を説明するための図である。 反射光認識モードおよび影認識モードにおける、指およびタッチペンの検出困難状態を同時に判定する場合の、画素数算出部および画素数判定部の処理を説明するための図である。 指の位置が正確に検出できないことを報知するためのメッセージおよびアイコンの一例を示す図である。 タッチ位置検出装置におけるタッチ位置検出処理の流れの一例を示すフローチャートである。 (a)および(b)は、従来の液晶表示パネル装置における処理の概要を説明するための図である。 従来のタッチパネルの問題点を説明するための図である。 (a)〜(c)は従来のタッチパネルの問題点を説明するための図である。
本発明の実施の一形態について図1〜図8に基づいて説明すれば、以下のとおりである。ここでは、本発明の実施形態のひとつとして、タッチパネル上の任意の位置を指示するユーザの指またはタッチペン等の指示部材(指示物体と総称する)の画像を撮像し、その画像をもとに指示物体が指示した位置(タッチパネル上の接触位置)を検出するタッチ位置検出装置(撮像装置)1について説明する。
タッチ位置検出装置1は、複数の指を認識する多点認識を行うことができる。ユーザが複数の指を用いて多点入力する場合には、複数の指の像が撮像される。
(タッチ位置検出装置1の構成)
図1は、本実施形態のタッチ位置検出装置1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、タッチ位置検出装置(画像解析装置、撮像装置)1は、タッチパネル部(撮像部、報知部)10、主制御部(画像解析装置)9および記憶部40を備えている。タッチ位置検出装置1は、タッチパネル部10の撮像画面に接触した指示物体(撮像対象)を、タッチパネル部10が備える光センサ(撮像素子、撮像装置)12によって撮像した撮像画像を解析することにより、当該撮像画像における、上記指示物体の像の位置を判定する。
記憶部40は、主制御部9が実行する(1)各部の制御プログラム、(2)OSプログラム、(3)アプリケーションプログラム、および(4)これらプログラムを実行するときに読み出す各種データを記録するものである。記憶部40は、ハードディスク、フラッシュメモリなどの不揮発性の記憶装置によって構成される。
また、タッチ位置検出装置1は、RAM(Random Access Memory)などの揮発性の記憶装置によって構成される一次記憶部(不図示)を備えている。この一次記憶部は、主制御部9が上述の各種プログラムを実行する過程でデータを一時的に保持するための作業領域として使用される。
(タッチパネル部10の構成)
次に、タッチパネル部10の構成を説明する。タッチパネル部10は、撮像素子としての光センサ12を内蔵した光センサ内蔵LCD(液晶パネル/ディスプレイ)11、およびAD(analog/digital)コンバータ13を備えている。また、図2に示すように、タッチパネル部10は、バックライト15を備えている。
光センサ内蔵LCD11は、光センサ12を内蔵しているため、表示だけではなく画像の撮像が可能である。それゆえ、光センサ内蔵LCD11は、タッチパネルとしての光センサ内蔵LCD11の表面をタッチする指示物体の像を含む画像(以下、撮像画像と称する)を撮像する撮像画面として機能する。
光センサ内蔵LCD11は、画素を形成するR(赤)・G(緑)・B(青)のカラーフィルタ14r・14g・14bを備えており、光センサ12は、光センサ内蔵LCD11の各画素に対して1つずつ設けられている。換言すれば、光センサ12は、光センサ内蔵LCD11のアクティブマトリクス基板上に、マトリクス状に配置されている。ただし、光センサ12の配置様式および個数は、上述のものに限定されず、適宜変更してもよい。
光センサ12で取得した信号は、ADコンバータ13によりデジタル化された後、画像調整部2へ出力される。
図2は、センサ内蔵LCD11が反射像を撮像する原理を示す模式図である。バックライト15から光51が出射されると、光センサ12は、指50の指腹部50aにより反射された光を検知する。これにより、指腹部50aの反射像を撮像することができる。
また、タッチパネル部10は、光センサ12に入射する外光(指示物体の周囲の光)が指示物体によって遮られることによって生じる影を含む撮像画像を撮像することもできる。反射光を利用して指示物体の像を撮像するモードを反射光認識モードと称し、指示物体の影を撮像するモードを影認識モードと称する。反射光認識モードと影認識モードとの切り替えは、ユーザの指示に従って行ってもよいし、特許文献1に記載されているように、外光強度に応じて切り替えてもよい。
(主制御部9の構成)
次に、主制御部9の構成を説明する。主制御部9は、画像調整部2、画素数算出部(画素数算出手段)3、画素数判定部(画素数判定手段)4、特徴量抽出部5およびタッチ位置判定部6、タッチパネル制御部7、およびアプリケーション実行部8を備えている。
画像調整部2は、タッチパネル部10で撮像された撮像画像のゲインおよびオフセットを調整するキャリブレーション処理などを行い、調整した撮像画像を画素数算出部3へ出力する。これ以降の説明では、8bit、256階調の精度でグレースケールの画像が出力されたものとして説明する。なお、画像調整部2はタッチパネル部10から撮像画像を取得する取得手段としても機能している。また、画像調整部2は、取得した撮像画像または調整した撮像画像を記憶部40に格納してもよい。
画素数算出部3は、画像調整部2から出力された撮像画像から、所定の画素値(輝度値)の範囲から外れた画素値を有する画素の数を算出し、算出した画素数(以下、閾値外画素数と称する)を画素数判定部4へ出力する。上記所定の画素値の範囲とは、指示物体の位置を適切に判定できる光環境において撮像画像が撮像されたと見なすことができる画素の画素値の範囲である。画素数算出部3における処理の詳細については後述する。
画素数判定部4は、画素数算出部3で算出された閾値外画素数が所定の画素数を超えているかどうかを判定し、判定結果をタッチパネル制御部7へ出力する。閾値外画素数が所定の画素数を超えている場合には、指示物体の位置を適切に判定できる光環境において撮像画像が撮像されていない可能性が高い。そのため、画素数判定部4は、指示物体の位置を適切に判定できる光環境において撮像画像が撮像されているかどうかを判定するものであると言える。画素数判定部4における処理の詳細については後述する。
タッチパネル制御部7は、タッチパネル部10を制御するものであり、例えば、タッチパネル部10の撮像モード(反射光認識モード/影認識モード)を切り替えるとともに、タッチパネル部10の表示内容を指定する。特に、タッチパネル制御部7は、表示閾値外画素数が所定の画素数を超えている旨を示す情報を画素数判定部4から受け取ると、上記指示物体の位置を判定することが困難である旨を示すメッセージをタッチパネル部10に表示する。換言すれば、タッチパネル制御部7は、指示物体の位置を適切に判定できる光環境において撮像画像が撮像されていないと画素数判定部4が判定した場合に、その旨を示すメッセージをタッチパネル部10に表示する。
特徴量抽出部5は、閾値外画素数が所定の画素数を超えていない場合に、画像調整部2によって処理された撮像画像から、ソーベルフィルタなどのエッジ検出処理により指示物体の特徴を示す特徴量(エッジ特徴量)を撮像画像の画素ごとに抽出する。換言すれば、特徴量抽出部5は、指示物体の像(形状)の特徴を示す特徴領域を撮像画像から抽出する。
特徴量抽出部5は、指示物体の特徴量を、例えば、注目する画素の周囲8方向における画素値の勾配(グラデーション)方向を示す8方向のベクトルを含む特徴量として抽出する。この特徴量の抽出方法は、例えば、特開2008−250949号公報に記載されている。特徴量抽出部5における特徴量抽出処理は、指示物体の形状(特にエッジ)を検出できるものであればよく、特に限定されない。特徴量抽出部5は、抽出した特徴量と、当該特徴量が抽出された画素(特徴領域)とを互いに対応付けてタッチ位置判定部6へ出力する。
タッチ位置判定部6は、特徴量抽出部5が抽出した特徴量を示す特徴領域に対して、パターンマッチすることによりタッチ位置を特定する。このパターンマッチの手法は、指示物体の像の位置を適切に特定できるものであれば、どのようなものであってもよい。タッチ位置判定部6は、特定したタッチ位置を示す座標をアプリケーション実行部8へ出力する。
アプリケーション実行部8は、タッチ位置判定部6が出力した座標を用いて、当該座標に対応したアプリケーションを実行するか、または、特定のアプリケーションにおいて、当該座標に対応した処理を行う。アプリケーション実行部8において実行されるアプリケーションはどのようなものであってもよい。
(画素数算出部3および画素数判定部4における処理の詳細)
次に、図3〜5を参照しつつ、画素数算出部3および画素数判定部4における処理について詳細に説明する。
(反射光認識モード)
まず、反射光認識モードにおける画素数算出部3の処理について、図3を参照しつつ詳細に説明する。
図3は、反射光認識モードにおける画素数算出部3および画素数判定部4の処理を説明するための図である。図3の(a)は、反射光認識モードにおいて正常に位置検出が可能な場合、図3の(b)は、同モードにおいて強い外光が部分的に入射した場合における処理の内容を示している。ここで図3に示すヒストグラムは、撮像画像が有する画素の画素値を大きい順に並べた場合の、画素値と当該画素値を有する画素の個数との関係を示している。
図3の(a)に示すように反射光認識モードにおいて指腹部50aの反射光が入射したとき、タッチパネル部10は反射光スポット60を撮像する。ヒストグラム上のピーク66は背景部分の画素の画素値を表し、ピーク67は反射光スポット60の画素値を表している。このとき、図3の(b)に示すようにバックライトの反射光に比べて強い外光が部分的に入射すると、入射光スポット61は、ヒストグラム上ではピーク68のように表される。従来の構成であれば、このピーク68は、指腹部50aの反射光として検出されてしまう。
画素数算出部3は、撮像画像において、図3に示す明るさ閾値(所定の閾値)71よりも大きい画素値を有する画素の数を算出する。撮像画像の全画素数は一定のため、画素数算出部3は、明るさ閾値71よりも大きい画素値を有する画素の割合を算出しているとも表現できる。上記明るさ閾値71は、指腹部50aの反射光以外の外光が、指腹部50aの反射光として検出されないようにするための、画素の画素値の範囲の上限値である。換言すれば、明るさ閾値71は、指腹部50aの反射光を撮像した画素の画素値が取り得る画素値の範囲の上限値である。明るさ閾値71よりも大きい画素値を有する画素は、指腹部50aの反射光以外の不要な外光を撮像したものと見なすことができる。
画素数判定部4は、明るさ閾値71よりも大きい画素値を有する画素の数が所定の画素数を超えているかどうかを判定する。上記所定の画素数は、当業者によって適宜設定されればよい。所定の画素数を小さく設定すれば、不要な外光が入射しているかどうかの判定が厳しくなる。入射光スポット61は、指腹部50aの像であると誤認識されない程度の大きさであれば問題ないため、指腹部50aの像として認識されないスポットの大きさの上限値を考慮して上記所定の画素数を設定すればよい。
以上の構成により、明るさ閾値71よりも大きい画素値を有する画素の数が所定の画素数を超えている場合に、撮像画像における撮像対象の像の位置を判定することが困難であると判定できる。
なお、画素数算出部3は、図3に示すようなヒストグラムを作成してもよいし、撮像画像に含まれる各画素の画素値を明るさ閾値71と比較し、明るさ閾値71よりも大きい画素値を有する画素の数をカウントしてもよい。
(影認識モード)
(第1の例)
次に、影認識モードにおける画素数算出部3および画素数判定部4の処理の第1の例について図4を参照しつつ詳細に説明する。
図4は、影認識モードにおける画素数算出部3および画素数判定部4の行う処理の第1の例を説明するための図である。図4の(a)は、影認識モードにおいて正常に検出が可能な場合、図4の(b)は、2本の指50を区別して検出不可能な場合、図4の(c)は、指50がタッチパネル部10に触れているか否かの判別ができない場合、図4の(d)は、多方向から強い光が入射して指50の影がほぼ消失してしまう場合を示している。ヒストグラム上のピーク66は背景部分の画素値(外光を撮像した画素の画素値)を、ピーク67は指50の影の画素値を表している。
図4の(c)に示すように、外光を利用して指50の影の像を撮像する場合、外光が強くなると、撮像画像における指50の影に対応する画素の画素値は小さくなる。すなわち、影が濃くなる。外光が強くなり過ぎると、指50がタッチパネル部10に接触したかどうかの判定が難しくなる。これは、外光が強くなり過ぎると、タッチパネル部10に接触していない指50の影(図4の(c)の右側の像)も濃くなることに起因する。
一方、図4(b)に示すように、複数の指50の影が重なると、指50の位置を正確に判定することが困難になる。光源が1つであり、比較的強い光が出射されている場合に、複数の指50の影が重なることが多い。複数の指50の影が重なると、重なった部分の影に対応する画素の画素値は、1本の指の場合よりも小さくなる傾向にある。
このような撮像画像において図4に示す明るさ閾値(第1の閾値)73よりも小さい画素値を有する画素の数を算出する。この明るさ閾値73は、指50がタッチパネル部10に接触したかどうかの判定が可能で、かつ複数の指50の影が重なった場合でも、指50の位置を正確に判定することが可能な光環境において、撮像画像が撮像されたと見なすことができる画素値の範囲の下限値である。
画素数判定部4は、明るさ閾値73よりも小さい画素値を有する画素の数が所定の画素数を超えているかどうかを判定する。そして、画素数判定部4は、その判定結果をタッチパネル制御部7へ出力する。上記所定の画素数は、当業者によって適宜設定されればよく、指腹部50aの像の標準的な大きさを考慮して設定すればよい。
以上の構成により、明るさ閾値73よりも小さい画素値を有する指影の像の有無を判定することができ、外光が強いため、または指が重なっているために当該指の位置を適切に検出できない可能性の有無を判定することができる。
また多方向から強い光が入射すると、図4(d)に示すように指影がほぼ消失してしまう。これは、多方向から強い光が入射すると、実際にタッチしても、タッチパネル部10のガラス層において横から入射した光を光センサ12が撮像し、影が写らないからである。ヒストグラム上のピーク68、69は、それぞれ入射光、指腹部50aの影の画素値を表している。
画素数算出部3は、撮像画像において、外光強度の明るさ閾値72よりも大きい画素値を有する画素の数を算出する。この明るさ閾値72は、外光によって指影が消失してしまわない場合の、画素の画素値の範囲の上限値である。
したがって、この所定の閾値72よりも大きい画素値を有する画素の数が所定の画素数を超えている場合に、外光によって指50の影が消失してしまうと判定できる。
画素数判定部4は、明るさ閾値72よりも大きい画素値を有する画素の数が所定の画素数を超えているかどうかを判定する。上記所定の画素数は、当業者によって適宜設定されればよく、指影が消失し得る外光の量および強度を考慮して設定されればよい。
本例の場合には、画素数判定部4は、明るさ閾値73よりも小さい画素値を有する画素の数が所定の画素数を超えているかどうか、および、明るさ閾値72よりも大きい画素値を有する画素の数が所定の画素数を超えているかどうかを判定し、いずれか一方(または両方)の判定結果がYESの場合に、指示物体の位置を判定することが困難である旨を示すメッセージを表示することを命じる表示命令をタッチパネル制御部7へ出力すればよい。この表示命令に、表示すべきメッセージの種類を含めてもよい。タッチパネル制御部7は、上記表示命令に従って、メッセージをタッチパネル部10に表示する。
(第2の例)
次に、影認識モードにおける画素数算出部3および画素数判定部4の処理の第2の例について図5を参照しつつ詳細に説明する。
図5は、影認識モードにおける画素数算出部3および画素数判定部4の行う処理の第2の例を説明するための図である。図5の(a)は、影認識モードにおいて正常に検出が可能な場合、図5の(b)は、指50が1本であれば検出が可能であるが2本の指50を区別して検出するのは不可能な場合、図5の(c)は、指50がタッチパネル部10に触れているか否かの判別ができない場合を示している。ヒストグラム上のピーク66は背景部分の画素値(外光を撮像した画素の画素値)を、ピーク67は光センサ内蔵LCD11の画面に触れた指50の影の画素値を表している。また、ピーク68は光センサ内蔵LCD11の画面に触れていない指50の影の画素値を表している。
図5の(c)に示すように、外光が強くなると、撮像画像における指50の影に対応する画素の画素値は小さくなる。すなわち、影が濃くなる。外光が強くなり過ぎると、指50がタッチパネル部10に接触したかどうかの判定が難しくなる。これは、外光が強くなり過ぎると、タッチパネル部10に接触していない指50の影も濃くなることに起因する。
一方、図5の(b)に示すように、(c)の場合よりは弱いが比較的強い光が出射されている場合、指50が1本のときは検出が可能であるが、指50が複数で影が重なると、指50の位置を正確に判定することが困難になる。
このような撮像画像において、画素数算出部3は、図5に示す明るさ閾値(第1の閾値)74および明るさ閾値(第2の閾値)75という複数の閾値を用いて、これらの閾値によって規定される複数の画素値の範囲に含まれる画素値を有する画素の数を算出する。
明るさ閾値74とは、指50が複数であっても撮像画像における指50の像の位置を適切に判定できる光環境において指50が撮像されたと見なすことができる画素値の範囲の下限値であり、明るさ閾値75とは、撮像画像に含まれる指50の像が1つの場合のみ指50の位置を適切に判定できる光環境において当該撮像画像が撮像されたと見なすことができる画素値の範囲の下限値である。
明るさ閾値74よりも小さく明るさ閾値75よりも大きい画素値を有する画素が、所定の画素数を超えている場合とは、指50が複数の場合には指50の像の位置を適切に判定できないが、指50が1つの場合には指50の像の位置を適切に判定できる場合である。
画素数算出部3は、0以上明るさ閾値75以下の画素値を有する画素の数(第1範囲画素数)、および明るさ閾値75よりも大きく明るさ閾値74よりも小さい画素値を有する画素の数(第2範囲画素数)をそれぞれ算出する。
画素数判定部4は、第1範囲画素数および第2範囲画素数が所定の画素数を超えているかどうかをそれぞれ判定する。そして、画素数判定部4は、その判定結果をタッチパネル制御部7へ出力する。上記所定の画素数として、第1範囲画素数に対応する画素数と、第2範囲画素数に対応する画素数を別々に設けてもよいし、共通の画素数を設けてもよい。上記所定の画素数は、当業者によって適宜設定されればよく、指腹部50aの像の標準的な大きさを考慮して設定すればよい。
以上の構成により、明るさ閾値74よりも小さく明るさ閾値75よりも大きい画素値を有する指影の像の有無、および明るさ閾値75以下の画素値を有する指影の像の有無を判定することができる。その結果、指50が1つの場合のみ指50を適切に検出でき、指50が2つの場合には、その両方を正確に検出できない可能性の有無を判定することができる。
なお本例は、前記第1の例と組み合わせて実施されてもよい。例えば、明るさ閾値72を第2の例に適用してもよい。この場合には、閾値によって規定される画素値の範囲は4つになる。また、画素数判定部4は、表示命令をタッチパネル制御部7へ出力してもよい。
(指およびタッチペンの検出困難状態を同時に判定する例)
上述の説明では、撮像対象(指示物体)が指であるという前提で説明しており、上記明るさ閾値は指の位置を判定するためのものである。ここでは、撮像対象が指であってもタッチペンであっても適用できる明るさ閾値を用いる例について説明する。なお、タッチペンとは、ペン先にバックライト光を反射するような部材を設けたペンである。タッチペンの触れた位置の検出は、ペン先でバックライトを反射した光を撮像することによって行う。
図6は、反射光認識モードおよび影認識モードにおける、指50およびタッチペンの検出困難状態を同時に判定する場合の、画素数算出部3および画素数判定部4の処理を説明するための図である。図6の(a)は、外光が暗いときにタッチペンでタッチパネル部10に触れた状態、図6の(b)は、外光が明るいとき、タッチパネル部10に指で触れた状態、図6の(c)は、外光が明るいときにタッチペンでタッチパネル部10に触れた状態を表し、ヒストグラム上のピーク66は背景部分の画素値(外光を撮像した画素の画素値)を、ピーク67は指50の影の画素値、ピーク81はタッチペンが光センサ内蔵LCD11の画面に触れている部分の画素値を表している。
タッチペンは、図6の(a)のように、外光が暗いときは検出可能であるが、図6の(c)に示すように外光が明るいとき、ペン先でバックライトを反射した光が外光と判別できず、検出不可能になる。指は、図6の(b)のように、同じ外光環境においても判定可能である。このように、外光環境条件が同じであっても、撮像対象によって、その検出の可否は異なるので、指およびタッチペンの位置検出の困難性を区別して判定できる明るさ閾値を設定する。
画素数算出部3は、このような撮像画像において図6に示す指用明るさ閾値76よりも大きい画素値を有する画素の数、およびペン用明るさ閾値77より大きい画素値を有する画素の数をそれぞれ算出する。この指用明るさ閾値76は、指50がタッチパネル部10に接触したかどうかの判定が可能であると見なすことができる画素値の範囲の上限値であり、ペン用明るさ閾値77は、タッチペンがタッチパネル部10に接触したかどうかの判定が可能と見なすことができる画素値の範囲の上限値である。
画素数判定部4は、指用明るさ閾値76よりも大きい画素値を有する画素の数、およびペン用明るさ閾値77よりも大きい画素値を有する画素の数がそれぞれ所定の画素数を超えているかどうかを判定する。そして、画素数判定部4は、その判定結果をタッチパネル制御部7へ出力する。具体的には、画素数判定部4は、ペン明るさ閾値77よりも大きい画素値を有する画素の数が所定の画素数を超えているかどうか(第1判定)、指用明るさ閾値76よりも大きい画素値を有する画素の数が所定の画素数を超えているかどうか(第2判定)を判定する。そして、画素数判定部4は、第1および第2判定がYESの場合、ペンも指も検出困難であるという判定結果を出力し、第1判定がYESであり第2判定がNOの場合、ペンは検出困難であるが指は検出可能であるという判定結果を出力し、第1および第2判定がNOの場合、ペンも指も検出可能であるという判定結果を出力する。なお、上述したように、画素数判定部4は、判定結果に基づく表示命令をタッチパネル制御部7に出力してもよい。
上記所定の画素数として、指用明るさ閾値76に対応する画素数と、ペン用明るさ閾値77に対応する画素数を別々に設けてもよいし、共通の画素数を設けてもよい。
上記所定の画素数は、当業者によって適宜設定されればよく、指腹部50aおよびタッチペンの像の標準的な大きさを考慮して設定すればよい。
以上のように、画素数算出部3は、撮像対象の種類に対応した明るさ閾値を用いて画素数を算出する。それゆえ、外光強度に基づいて指50およびタッチペンの像の検出の可否を同時に判定することができる。
なお、ここでは指50およびタッチペンの判定を同時に行う構成を示しているが、これらのうちのどちらを使って入力するかを、スイッチなどを用いてユーザが切り替えることができる場合には、指用明るさ閾値76またはペン用明るさ閾値77の一方のみを用いて判定を行ってもよい。
(メッセージの表示例)
次に、メッセージの表示例を、図7を参照しつつ説明する。図7は、指の位置が正確に検出できないことを報知するためのメッセージおよびアイコンの一例を示す図である。
タッチパネル制御部7は、指示物体の位置を適切に判定できる光環境において撮像画像が撮像されていないと画素数判定部4が判定した場合に、その旨を示すメッセージまたはアイコンをタッチパネル部10に表示する。そのメッセージは、例えば、図7(a)に示すように、「指が検出できない環境です。場所を移動して下さい。」というものである。
このようなメッセージの他に、「指が検出できない環境です。不要な外光が入らない環境へ移動して下さい。」、「指が検出できない環境です。日陰など、直射光を避ける場所へ移動して下さい。」、「指が検出できない環境です。強い光を避けて使用して下さい。」というように、指示物体の位置が正確に検出できない原因をユーザに報知するメッセージを表示してもよい。
また、上述の第2の例の場合には、指が1本のときは指の位置を正確に判定できるが、指が複数の場合には、指の位置を正確に判定することができない旨のメッセージ、指が1本であっても指の位置を正確に判定できない旨のメッセージを表示してもよい。すなわち、その位置を正確に判定できる指の数をユーザに報知してもよい。
また、図7(b)に示すように指を検出できない旨を表すアイコンを表示してもよい。さらに、音声またはアラーム音によって、指の位置が正確に検出できない旨を報知してもよい。
上記メッセージおよびアイコンの画像は、予め記憶部40に格納されており、タッチパネル制御部7は、記憶部40から表示すべきメッセージまたはアイコンの画像を取得すればよい。
(タッチ位置検出装置1における処理の流れ)
次に、図8を参照しつつタッチ位置検出装置1における処理の流れの一例について説明する。図8は、タッチ位置検出装置1におけるタッチ位置検出処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、光センサ内蔵LCD11の光センサ12によって指50の撮像画像が撮像される。光センサ12が取得した撮像画像は、ADコンバータ13を介して、画像調整部2へ出力される(S1)。
画像調整部2は、撮像画像を受け取ると(取得工程)、当該撮像画像のゲインおよびオフセットを調整するキャリブレーション処理などを行い、調整した撮像画像を画素数算出部3へ出力するとともに、記憶部40へ格納する(S2)。
画素数算出部3は、撮像画像を受け取ると、当該撮像画像から上述したように画素数を算出し(画素数算出工程)、算出した画素数を画素数判定部4へ出力する(S3)。
画素数判定部4は、画素数算出部3で算出された画素数が所定の画素数(閾値)以内であるかどうか判定し(S4)、画素数以内であれば(S5にてYES)、特徴量抽出部5へ特徴量の抽出を命じる特徴量抽出命令を出力する。
特徴量抽出部5は、画素数判定部4から特徴量抽出命令を受け取ると、記憶部40から調整された撮像画像を受け取り、エッジ検出処理により指示物体の特徴を示す特徴量(エッジ特徴量)を撮像画像の画素ごとに抽出し、抽出した特徴量および当該特徴量を示す画素(特徴領域)の位置情報(画素の座標)をタッチ位置判定部6へ出力する(S6)。
タッチ位置判定部6は、特徴量および特徴領域の位置情報を受け取ると、当該特徴領域に対してパターンマッチすることによりタッチ位置を算出する。タッチ位置判定部6は、算出したタッチ位置を示す座標をアプリケーション実行部8へ出力する(S7)。
アプリケーション実行部8は、タッチ位置判定部6から受け取ったタッチ位置に基づき、アプリケーションを実行する(S8)。
一方、画素数算出部3で算出された画素数が所定の画素数を超えている場合(S5にてNO)、画素数判定部4は、その判定結果をタッチパネル制御部7へ出力する。
タッチパネル制御部7は、画素数判定部4から判定結果を受け取ると、その判定結果に応じたメッセージをタッチパネル部に表示させる(S9)。
なお、画素数算出部3で算出された画素数が所定の画素数を超えている場合でも、上記メッセージを表示した上で、その時点で取得された撮像画像を用いて指示物体の像の位置を算出してもよい。
(変更例)
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、画像調整部2、画素数算出部3、画素数判定部4、特徴量抽出部5、タッチ位置判定部6およびタッチパネル制御部7を含む装置を画像解析装置として実現してもよい。
また、上述したタッチ位置検出装置1の各ブロック、特に主制御部9は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、タッチ位置検出装置1は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるタッチ位置検出装置1の制御プログラム(画像解析プログラム)のプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記タッチ位置検出装置1に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、タッチ位置検出装置1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR(high data rate)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、撮像対象の位置を正確に検出することが困難である場合に、その旨をユーザに報知することができるため、様々な光環境下で使用される、タッチパネルを有する位置検出装置、入力装置等に適用できる。
1 タッチ位置検出装置(画像解析装置、撮像装置)
3 画素数算出部(画素数算出手段)
4 画素数判定部(画素数判定手段)
9 主制御部(画像解析装置)
10 タッチパネル部(撮像部)
11 センサ内蔵LCD(撮像画面、報知部)
12 光センサ
50 指(撮像対象)

Claims (10)

  1. 撮像画面に接触した撮像対象を撮像した撮像画像を解析することにより、当該撮像画像における、上記撮像対象の像の位置を判定する画像解析装置であって、
    上記撮像画像を解析した結果に基づいて、上記位置を判定することが困難である旨を報知する報知部を備えることを特徴とする画像解析装置。
  2. 上記撮像画像において所定の画素値の範囲から外れた画素値を有する画素の数を算出する画素数算出手段と、
    上記画素数算出手段が算出した画素数が所定の画素数を超えているかどうかを判定する画素数判定手段とをさらに備え、
    上記報知部は、上記画素数が上記所定の画素数を超えていると上記画素数判定手段が判定した場合に、上記位置を判定することが困難である旨を報知することを特徴とする請求項1に記載の画像解析装置。
  3. 上記撮像画像は、上記撮像対象に対して出射された光が当該撮像対象に反射した光の像を含むものであり、
    上記画素数算出手段は、上記撮像画像において所定の閾値よりも大きい画素値を有する画素の数を算出し、
    上記所定の閾値は、上記撮像画像が、上記位置を適切に判定できる光環境において撮像されたと見なすことができる画素の画素値の範囲の上限値であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像解析装置。
  4. 上記撮像画像は、上記撮像画面に入射する外光が上記撮像対象によって遮られることによって生じる影を含むものであり、
    上記画素数算出手段は、上記撮像画像において第1の閾値よりも小さい画素値を有する画素の数を算出し、
    上記第1の閾値は、上記撮像画像が、上記位置を適切に判定できる光環境において撮像されたと見なすことができる画素値の範囲の下限値であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像解析装置。
  5. 上記画素数算出手段は、上記撮像画像において上記第1の閾値よりも小さく第2の閾値よりも大きい画素値を有する画素の数を算出し、
    上記第2の閾値は、上記撮像画像に含まれる撮像対象の像が1つの場合のみ上記位置を適切に判定できる光環境において当該撮像画像が撮像されたと見なすことができる画素値の範囲の下限値であることを特徴とする請求項4に記載の画像解析装置。
  6. 上記画素数算出手段は、上記撮像対象の種類に対応した上記閾値を用いて画素の数の算出を行うことを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の画像解析装置。
  7. 請求項2〜6のいずれか1項に記載の画像解析装置を動作させるための画像解析プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための画像解析プログラム。
  8. 請求項7に記載の画像解析プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 撮像画面に接触した撮像対象を撮像した撮像画像を解析することにより、当該撮像画像における、上記撮像対象の像の位置を判定する画像解析装置における画像解析方法であって、
    上記撮像画像を解析した結果に基づいて、上記位置を判定することが困難である旨を報知する報知工程を含むことを特徴とする画像解析方法。
  10. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像解析装置を備える撮像装置であって、
    上記撮像画像を撮像する撮像部を備え、
    上記画像解析装置は、上記撮像部が撮像した撮像画像を解析することを特徴とする撮像装置。
JP2009054238A 2009-03-06 2009-03-06 画像解析装置、画像解析方法、撮像装置、画像解析プログラムおよび記録媒体 Expired - Fee Related JP4690473B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009054238A JP4690473B2 (ja) 2009-03-06 2009-03-06 画像解析装置、画像解析方法、撮像装置、画像解析プログラムおよび記録媒体
CN201010123217A CN101825972A (zh) 2009-03-06 2010-03-02 图像分析装置、图像分析方法以及拍摄装置
EP10002182A EP2226764A1 (en) 2009-03-06 2010-03-03 Image analysis device, image analysis method, image sensing device, image analysis program, and storage medium
US12/718,720 US20100225618A1 (en) 2009-03-06 2010-03-05 Image analysis device, image analysis method, image sensing device, and storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009054238A JP4690473B2 (ja) 2009-03-06 2009-03-06 画像解析装置、画像解析方法、撮像装置、画像解析プログラムおよび記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010211327A JP2010211327A (ja) 2010-09-24
JP4690473B2 true JP4690473B2 (ja) 2011-06-01

Family

ID=42341721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009054238A Expired - Fee Related JP4690473B2 (ja) 2009-03-06 2009-03-06 画像解析装置、画像解析方法、撮像装置、画像解析プログラムおよび記録媒体

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20100225618A1 (ja)
EP (1) EP2226764A1 (ja)
JP (1) JP4690473B2 (ja)
CN (1) CN101825972A (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5464583B2 (ja) * 2009-11-27 2014-04-09 株式会社ジャパンディスプレイ センサ装置、センサ素子の駆動方法、入力機能付き表示装置および電子機器
TWI521410B (zh) 2010-06-14 2016-02-11 原相科技股份有限公司 物件影像擷取裝置以及擷取指示物之物件影像的方法
TWI408437B (zh) * 2010-09-09 2013-09-11 液晶顯示器
US8490877B2 (en) * 2010-11-09 2013-07-23 Metrologic Instruments, Inc. Digital-imaging based code symbol reading system having finger-pointing triggered mode of operation
TWI428806B (zh) * 2010-11-26 2014-03-01 Wistron Corp 校正光學觸控模組之感興趣區域之方法及其相關光學觸控模組
US9489067B2 (en) * 2012-08-17 2016-11-08 Qualcomm Incorporated Scalable touchscreen processing with realtime role negotiation among asymmetric processing cores
CN103776543A (zh) * 2012-09-21 2014-05-07 杭州美盛红外光电技术有限公司 热像分析装置和热像分析方法
JP6229572B2 (ja) * 2014-03-28 2017-11-15 セイコーエプソン株式会社 ライトカーテン設置方法および双方向表示装置
CN104360777B (zh) * 2014-11-18 2017-11-07 浙江工业大学 有源平面接触的光学感应器
US10942607B2 (en) * 2015-11-13 2021-03-09 Maxell, Ltd. Manipulation detection device and video display system that are capable detecting an object on a video display surface
JP6663736B2 (ja) * 2016-02-08 2020-03-13 株式会社アスカネット 非接触表示入力装置及び方法
JP7443819B2 (ja) * 2020-02-27 2024-03-06 セイコーエプソン株式会社 画像表示装置、画像表示方法、および画像表示プログラム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007102154A (ja) * 2005-01-26 2007-04-19 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd 平面表示装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6480187B1 (en) * 1997-08-07 2002-11-12 Fujitsu Limited Optical scanning-type touch panel
US6791531B1 (en) * 1999-06-07 2004-09-14 Dot On, Inc. Device and method for cursor motion control calibration and object selection
AU2002336341A1 (en) * 2002-02-20 2003-09-09 Planar Systems, Inc. Light sensitive display
US7184009B2 (en) * 2002-06-21 2007-02-27 Nokia Corporation Display circuit with optical sensor
JP4383833B2 (ja) * 2003-11-17 2009-12-16 東芝モバイルディスプレイ株式会社 表示装置
US20060262055A1 (en) * 2005-01-26 2006-11-23 Toshiba Matsushita Display Technology Plane display device
JP2007183706A (ja) 2006-01-04 2007-07-19 Epson Imaging Devices Corp タッチセンサシステム
JP4727614B2 (ja) * 2007-03-30 2011-07-20 シャープ株式会社 画像処理装置、制御プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、電子機器及び画像処理装置の制御方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007102154A (ja) * 2005-01-26 2007-04-19 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd 平面表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010211327A (ja) 2010-09-24
EP2226764A1 (en) 2010-09-08
US20100225618A1 (en) 2010-09-09
CN101825972A (zh) 2010-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4690473B2 (ja) 画像解析装置、画像解析方法、撮像装置、画像解析プログラムおよび記録媒体
JP4796104B2 (ja) 撮像装置、画像解析装置、外光強度算出方法、画像解析方法、撮像プログラム、画像解析プログラムおよび記録媒体
JP4699536B2 (ja) 位置検出装置、制御方法、制御プログラムおよび記録媒体
US11190678B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, and program
US8648816B2 (en) Information processing apparatus, threshold value setting method, and threshold value setting program
US20050168448A1 (en) Interactive touch-screen using infrared illuminators
US8928626B2 (en) Optical navigation system with object detection
JP2006244446A (ja) 表示装置
JP2010055510A (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
JP2017533602A (ja) 電子デバイスのカメラ間の切り替え
US20140333585A1 (en) Electronic apparatus, information processing method, and storage medium
US20080189661A1 (en) Video user interface
KR20190035341A (ko) 전자칠판 및 그 제어방법
JP2010092153A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2006243927A (ja) 表示装置
JP2008250482A (ja) プロジェクタ投影映像のマウス代替操作方法およびそのマウス代替操作システム
US9195310B2 (en) Camera cursor system
JP2011107829A (ja) センサ装置、及び画像処理システム
JP2015184906A (ja) 肌色検出条件決定装置、肌色検出条件決定方法及び肌色検出条件決定用コンピュータプログラム
JP2010055578A (ja) 画像解析装置、画像解析方法、撮像装置、画像解析プログラムおよび記録媒体
JP6709022B2 (ja) タッチ検出装置
JP2010211328A (ja) 位置検出装置、制御方法、制御プログラムおよび記録媒体
JP2010122444A (ja) 地図表示装置、地図表示装置の制御方法、地図表示装置制御プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2005078291A (ja) 画像投影表示装置、ポインティング位置検出方法、プログラムおよび記録媒体
US20180239486A1 (en) Control method, electronic blackboard system, display device, and program

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees