JP4689883B2 - タイヤ組立方法及びその再フィット工程に用いる再フィット装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車等に使用されるディスクホイールにタイヤを組付けてなるタイヤ組立体にあって、タイヤとディスクホイールのリムとの嵌合を密にする馴染み加工手段を有するタイヤ組立方法及びその馴染み加工に用いる再フィット装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8で示すように、タイヤ組立体は、タイヤとホイールとを組み付け、これにエアー封入を行い、さらに馴染み加工を行って、バランス修正を実行するという一連のタイヤ組立工程によりなされている。この馴染み加工の判定は、抜き取り調査により行っていたが、図9で示すように、馴染み加工直後に計測判定を行うようにしたものも本発明者らによって提案されている。この計測判定を含めた一連の組立工程により、すべてのタイヤ組立体につき、その馴染み状態が保証されたものとなり、品質の良好なタイヤ組立体を供しうることとなる。
【0003】
ここで、その馴染み加工の現状につき説明する。
ディスクホイールにタイヤを組付けて、これに空気を充満したタイヤ組立体は、タイヤの寸法、剛性、重量の不均一性、ディスクホイールの真円度のバラツキ、さらには両者の嵌合の状態により、質量分布に若干のアンバランスを生じ、走行時、これらに起因する振動が乗り心地や操縦性に悪影響を及ぼす。このため、かかるアンバランスを解決するために、特に実車走行に大きく影響する、タイヤの半径方向の力の変動の大きさ(RFV)を低減するための種々の対策が採られている。
【0004】
上述のタイヤとホイールの嵌合状態にあっては、タイヤ組立時に注入空気圧で所定のタイヤ形状にふくらますことで定まるが、注入空気圧だけでは、充分に馴染みかつ安定した嵌合状態とならない場合があり、アンバランスの一因となる。そこで、実車走行時に起り得るタイヤ組立体への横力をあらかじめ付与して、タイヤとリムを馴染ませることにより、タイヤとリムとの嵌合不良を修正する加工工程を施している。このようなタイヤ組立体への横力を付与する手段として、回転するタイヤ組立体の接地面にローラを押しつけて、接地面部に横力を加えることにより馴染み加工を行うもの(実用新案登録第2553192号)等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように接地面をその全周に沿って加圧して、リムとタイヤとの馴染みを良くし、これにより両者の嵌合状態を安定化して、リムとタイヤの嵌合状態のアンバランスによる振動の発生を防止する馴染み加工装置が提案されている。ところで、このようにタイヤ接地面にローラを押しつけて、馴染み加工を行ったものを検査すると、そのいずれかは所定の許容値に達していず、ラインから除去して、手直し処理を行う必要を生ずる場合がある。この手直し処理は、図8,9の組立工程外のアウトラインで行われるものであり、ライン外に、補修装置を配置したり、手作業により手直しを行う必要があるなど、保守管理が面倒となり、かつ恒常的に保守作業員を要するなど、効率の悪いものであった。さらには、上述の図9で示したように、全品のRFV(タイヤの半径方向の力の変動の大きさ)検査をインラインで行う装置が本発明者らによって提案され、実車走行性の良い高品質のタイヤ組立体を供し得る体制に移行しつつある。そして、これに対応して、全品検査に耐えうる、馴染み加工処理が強く、要望されるに至っている。全品検査は、高い保証品質を実現するために提案されているものであるから、RFVの許容閾値はいきおい厳しいものとなり、従って、図9の体制を効率的に実現するには、インラインで実行可能なさらに有効な馴染み加工手段が必要となるからである。
本発明は、インラインで全品に対して実行でき、かつRFV値をさらに低減し得る馴染み加工手段を提案することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明はディスクホイールにタイヤを組付けてなるタイヤ組立体の、そのタイヤ内にエアーを供給して、タイヤビード縁をディスクホイールの係合縁に圧接させる圧接工程と、タイヤビード縁とディスクホイールとの接触を解除する解離工程とを、上下のタイヤビード縁毎に適宜回繰り返してなる再フィット工程を、タイヤ組立工程中に備えたことを特徴とするタイヤ組立方法である。
【0007】
かかるタイヤ組立方法にあって、タイヤビード縁をディスクホイールの係合縁に圧接させる圧接工程と、タイヤビード縁とディスクホイールとの接触を解除する解離工程とが順次繰り返される。これにより、タイヤビード縁がディスクホイールの係合縁に圧接したり、離間する工程が繰り返されるため、タイヤビード縁がディスクホイールの係合縁に馴染んで密着することとなり、このため、実車走行によっても、その嵌合状態が後発的に変化しない結果、安定した操舵性を得ることができる。
【0008】
かかる方法として、さらに本発明では、ディスクホイールにタイヤを組付けてなるタイヤ組立体の、そのタイヤの一方のサイドウオールを外側から押圧して、一方のタイヤビード縁と係合縁間からタイヤ内に空気を充填することにより他方のタイヤビード縁をディスクホイールの係合縁に圧接させる第一の圧接工程と、一方のタイヤビード縁と係合縁間からタイヤ内の空気を抜く第一の圧力解除工程と、該圧力解除状態で、タイヤの他方のサイドウォールを外側から押圧して、他方のタイヤビード縁とディスクホイールとの接触を解除する第一の解離工程と、
一方のタイヤビード縁とディスクホイールとを接触した後、他方のタイヤビード縁と係合縁間からタイヤ内に空気を充填することにより一方のタイヤビード縁をディスクホイールの係合縁に圧接させる第二の圧接工程と、他方のタイヤビード縁と係合縁間からタイヤ内の空気を抜く第二の圧力解除工程と、該圧力解除状態で、タイヤの一方のサイドウォールを外側から押圧して、一方のタイヤビード縁とディスクホイールの係合縁との接触を解除する第二の解離工程とを、所定回数繰り返してなるものとしている。
【0009】
すなわち、タイヤ内へ高圧空気を圧入して、タイヤビード縁をディスクホイールの係合縁に圧接させ、その圧接を解除するために、高圧空気を流入させたタイヤビード縁と係合縁間から、そのままタイヤ内の空気を抜き、これによりタイヤの他方のサイドウォールを外側から押圧することを可能として、他方のタイヤビード縁とディスクホイールとの接触を解除する。これをその表裏で交互に実行することにより、各タイヤビード縁をディスクホイールの係合縁に圧接させたり、離間させたりすることが可能となる。
【0010】
かかる工程は、タイヤ組立体に対して、その表裏で、サイドウォールを外側から押圧して、タイヤビード縁とディスクホイールとの接触を解除し、その間から圧力空気を流入したり、排出することにより行うことができるから、インラインで容易かつ迅速に実行しうることとなる。
【0011】
かかるタイヤ組立方法に用いる再フィット装置として、
ディスクホイールにタイヤを組付けてなるタイヤ組立体を所定位置に保持する保持装置と、該保持装置の上下に、該保持位置に対して相対的離近移動可能に配置されて、その環状端縁を環状押圧端とし、かつ環状押圧端内に加圧空気と連通する高圧状態と、加圧空気が排除される減圧状態とに制御されると圧力制御空隙を形成してなる上下の可動封入釜と、
上下一方の可動封入釜を接近移動して、その環状押圧端により、タイヤ組立体のタイヤの一方のサイドウオールを外側から押圧した後、圧力制御空隙を高圧状態とすることにより、一方のタイヤビード縁と係合縁間からタイヤ内に空気を充填することにより他方のタイヤビード縁をディスクホイールの係合縁に圧接させる第一の圧接工程と、圧力制御空隙を減圧状態とすることにより、一方のタイヤビード縁と係合縁間からタイヤ内の空気を抜く第一の圧力解除工程と、該圧力解除状態で、他方の可動封入釜を接近移動して、その環状押圧端により、他方のサイドウォールを外側から押圧して、他方のタイヤビード縁とディスクホイールとの接触を解除する第一の解離工程と、
一方の可動封入釜を退避移動して、一方のサイドウオールの押圧を解除し、一方のタイヤビード縁とディスクホイールとを接触した後、他方の可動封入釜の圧力制御空隙を高圧状態とすることにより、他方のタイヤビード縁と係合縁間からタイヤ内に空気を充填することにより一方のタイヤビード縁をディスクホイールの係合縁に圧接させる第二の圧接工程と、他方の可動封入釜の圧力制御空隙を減圧状態とすることにより、他方のタイヤビード縁と係合縁間からタイヤ内の空気を抜く第二の圧力解除工程と、該圧力解除状態で、一方の可動封入釜を接近移動してタイヤの一方のサイドウォールを外側から押圧して、一方のタイヤビード縁とディスクホイールとの接触を解除する第二の解離工程とを、所定回数繰り返してなる再フィット工程を実行する制御手段と
を備えた構成が提案される。
【0012】
かかる構成にあって、可動封入釜は、その内側にその内圧を制御可能な封止された圧力制御空隙が形成されると共に、その昇降が制御され得るようにしている。このため、可動封入釜を昇降制御することにより、サイドウオールの押圧と解除を容易かつ段階的に実行しうると共に、押圧状態では、タイヤビード縁と係合縁間を介して、タイヤ内と、圧力制御空隙とが連通する。このため、該圧力制御空隙を、高圧状態と低圧状態とに変換することにより、タイヤ内の圧力を高圧状態と圧力解除状態とに変換制御することが可能となる。従って、該上下の可動封入釜の昇降制御と、圧力制御空隙の圧力制御のみにより、上述した各工程を順次実行することにより、再フィット工程(馴染み加工)が実行され得ることとなる。さらには、その最終工程で、タイヤ内を所定の空気圧とすることもできる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1〜3は本発明の一実施例の再フィット装置を示す概要正面図である。
ここでタイヤ組立体wは、図4等で示すように、ディスクホイールaの嵌合縁bにタイヤdのタイヤビード縁eを嵌合し、そのタイヤd内に所定圧の空気が充填されるものである。このタイヤ組立体wは、本発明に係る再フィット工程と、従前の馴染み加工工程と計測工程とが順次施されてなるタイヤ組立工程により組み立てられる。
【0014】
図1,2は本発明の一実施例の再フィット装置を示す概要正面図である。
機台1上に下部支持台2が保持され、さらに案内杆4上に上部支持台3が設けられている。この上部支持台3には、案内杆4に沿って昇降架台6を昇降駆動する昇降シリンダ5が設けられる。また、昇降架台6には、保持シリンダ8が設けられる。この昇降架台6には、支持杆11により装着台10が垂持され、かつ該装着台10には可動封入釜20a,20bが昇降案内される案内杆12が保持される。また装着台10には、各可動封入釜20a,20b,20cを昇降する封止シリンダ13a,13b,13c(13bは図示を省略)が保持され、夫々シリンダロッドを下方へ突出させている。そして、案内杆12に沿って昇降する昇降板14aに可動封入釜20aを、昇降板14bに可動封入釜20bを夫々支持して、該昇降板14a,14bを封止シリンダ13a,13bで昇降制御することにより、可動封入釜20a,20bを個別に昇降制御し得るようにしている。また、前記封止シリンダ13cのロッドには中間可動封入釜20bに内接して昇降する内側の可動封入釜20cを支持する昇降板14cが連結される。この昇降板14cは、保持体22の支持杆28に沿って昇降する。この保持体22の下端には、環状押圧端23を周成された押圧板24が固着され、後述するように、昇降シリンダ5により昇降制御して、環状押圧端23によってディスクホイールaを押圧保持することとなる。
【0015】
さらに、保持シリンダ8の下端には、保持体22の内孔を貫通して昇降する截頭円錐形の保持栓体25が固着される。この保持栓体25は、タイヤ組立体wのホイールディスクaの中心に形成されたハブ孔に内嵌して、その傾斜周面によりタイヤ組立体wの位置決めと保持を行う。而して、後述する保持栓体25により保持されたタイヤ組立体wの保持位置で、その上方にあって、外側から可動封入釜20a,20b,20c及び保持体22が順に同心状に配設され、かつその中央部に、保持体22が配設され、夫々が封止シリンダ13a,13b,13c及び昇降シリンダ5により高さ制御されることとなる。一方、本発明にあっては、各可動封入釜20a,20b,20cの下端の環状端縁を環状押圧端21a,21b,21cとし、かつ環状押圧端21a,21bの内側に圧力制御空隙s(図3参照)を形成しており、該圧力制御空隙s内の圧力制御を可能とするように、可動封入釜20b,20cに空気通路26a,26bを形成し、かつ該空気通路26a,26bに空気管路27a,27bを接続して、可動封入釜20a,20bの内側の圧力制御空隙sの空気制御を可能としている。尚、各圧力制御空隙sは、空気管路27a,27bのみにより外部と連通するようにして、その気密性を確保している。またこの圧力制御空隙sは、空気通路26a,26b、空気管路27a,27b等からなる空気路を介して外部の高圧空気源Pと接続され、電磁弁V1の切り替え制御により、圧力制御空隙sの内圧を高圧状態と、低圧状態とに変換されうる。この電磁弁V1の切り替え制御は、中央制御装置CPUにより制御される。すなわち、この再フィット装置による再フィット工程を実行する制御手段が、中央制御装置CPU、電磁弁V1及び後述する電磁弁V2等により構成される。ここで、高圧空気源Pの圧力は、2.0 〜 4.5kg/cm2 の範囲が考えられる。また、低圧状態における内圧は、大気圧となる。ただし、大気圧を越えてもかまわない。
【0016】
次に下部支持台2には、支持杆31により装着台30が支持され、かつ該装着台30には可動封入釜40a,40bが昇降案内される案内杆32が保持される。また装着台30には、各可動封入釜40a,40b,40cを昇降する封止シリンダ43a,43b,43c(43bは図示を省略)が保持され、夫々シリンダロッドを上方へ突出させている。そして、案内杆32に沿って昇降する昇降板34aに可動封入釜40aを、昇降板34bに可動封入釜40bを夫々支持して、該昇降板34a,34bを封止シリンダ43a,43bで昇降制御することにより、可動封入釜40a,40bを個別に昇降制御し得るようにしている。また、封止シリンダ43cのロッドには中間可動封入釜40bに内接して昇降する内側の可動封入釜40cが固着される昇降板34cが連結される。この昇降板34cは、保持体42の支持杆45に沿って昇降する。この保持体42は、支持杆42により装着台30上に固定されている。この保持体42の上端には、環状押圧端43を周成された押圧板44が固着され、後述するように、昇降シリンダ5により上部の保持体22が下降して、その環状押圧端23によってディスクホイールaを押圧保持すると、該ディスクホイールaが小径の所定寸法である場合に、そのリム端縁が環状押圧端43に押しつけられることとなる。すなわち、この保持体41上が、タイヤ組立体wの保持位置となる。
【0017】
而して、タイヤ組立体wの保持位置で、その下方にあって、外側から可動封入釜40a,40b,40c及び保持体42が順に同心状に配設され、かつその中央部に、保持体41が配設され、夫々が封止シリンダ43a,43b,43c及び昇降シリンダ5により高さ制御されることとなる。一方、本発明にあっては、各可動封入釜40a,40b,40cの下端の環状端縁を環状押圧端41a,41b,41cとし、かつ環状押圧端41a,41bの内側に圧力制御空隙sを形成しており、該圧力制御空隙s内の圧力制御を可能とするように、可動封入釜40b,40cに空気通路46a,46bを形成し、かつ該空気通路46a,46bに空気管路47a,47bを接続して、可動封入釜40a,40bの内側の圧力制御空隙sの空気制御を可能としている。尚、各圧力制御空隙sは、空気管路47a,47bのみにより外部と連通するようにして、その気密性を確保している。またこの圧力制御空隙sは、空気通路46a,46b、空気管路47a,47b等からなる空気路を介して外部の高圧空気源Pと接続され、電磁弁V2の切り替え制御により、圧力制御空隙sの内圧を高圧状態と、低圧状態とに変換され得る。この電磁弁V2の切り替え制御は、中央制御装置CPUにより制御される。
【0018】
かかる構成にあって、タイヤ組立体wの上方には、各可動封入釜20a,20b,20c及び保持体22の下端の環状押圧端21a,21b,21c,24が昇降制御可能に同心状配設され、かつ環状押圧端21a,21bの内側に圧力制御空隙s(図3参照)がその内圧を制御可能に形成され、かつ下方には、各可動封入釜40a,40b,40c及び保持体42の下端の環状押圧端41a,41b,41c,44が同心状配設され、かつ環状押圧端44を除いて昇降制御可能とされ、かつ環状押圧端41a,41bの内側に圧力制御空隙s(図3参照)がその内圧を制御可能に形成されているから、後述する再フィット加工制御が可能となる。
【0019】
上述のように、複数の上部可動封入釜20a,20b,20c及び可動封入釜40a,40b,40cを配設したのは、径の異なるディスクホイールaに対して、タイヤのサイドウォールgを押圧する際に、ディスクホイールaの係合縁の保持を、夫々実行できるようにしているものである。すなわち、ディスクホイールaの外径には,17インチ,15インチ,16インチ及び14インチがあるが、図3で示すように、例えば17インチのディスクホイールaの再フィットを行う場合には、外側の可動封入釜20a,40aによりサイドウォールgを押しつけると共に、中間の可動封入釜20b,40bで、ディスクホイールaの上下の係合縁bを挟持し、移動不能とする。同様に,15インチ及び16インチのディスクホイールaの再フィットを行う場合には、中間の可動封入釜20b,40bによりサイドウォールgを押しつけると共に、内側の可動封入釜20c,40cで、ディスクホイールaの上下の係合縁を挟持し、移動不能とする。さらには,14インチのディスクホイールaの再フィットを行う場合には、内側の可動封入釜20c,40cによりサイドウォールgを押しつけると共に、保持体22,42の環状押圧端23,43で、ディスクホイールaの上下の係合縁b,bを挟持し、移動不能とする。
【0020】
このように上述の構成は複数の径のディスクホイールaを具備するタイヤ組立体wの、いすれをも再フィット可能とするものである。従って、単一の径のディスクホイールaのタイヤ組立体wのみに用いる再フィットを行う場合には、単一の上下の可動封入釜20,40と、保持体22,42とを備えるものであればよい。
【0021】
次に、本発明を作用を明確にするために、上述した単一の上下の可動封入釜20,40と、保持体22,42とを備える再フイット装置につき、図4〜6に従って説明する。
【0022】
ここで、この再フイット装置に至る前に、タイヤ組立体wは組み付け工程で、ディスクホイールaにタイヤdを嵌合されて、保持体22,42間の保持位置に供給され、かつ保持栓体25によりその中心を位置決めされ、該保持位置での環状押圧端23,43で、ディスクホイールaの上下の係合縁を挟持し、移動不能となる。
【0023】
そして、図4イで示すように、上部の可動封入釜20を下降して、その環状押圧端21によりタイヤ組立体wのタイヤdの上方のサイドウオールgを上側から押圧して、上方のタイヤビード縁eをディスクホイールaの係合縁bから離間させる。そして、環状押圧端21の内側に形成された圧力制御空隙sを、高圧空気に連通して、上方のタイヤビード縁eとディスクホイールaの係合縁bとの間からタイヤd内に高圧空気を充填する。すなわち、空気路(空気通路26a,26b、空気管路27a,27b)を介して接続された外部の高圧空気源Pを制御手段の一部を構成する電磁弁V1の切り替え制御により、圧力制御空隙sと連通し、これによりタイヤ内に高圧空気を充填する。而して、下方のタイヤビード縁eはディスクホイールの下方の係合縁bに圧接する(第一の圧接工程)。
【0024】
次に図4ロで示すように、その状態を維持したまま、電磁弁V1を切り替えて、環状押圧端21の内側の圧力制御空隙sを大気と連通させ、上方のタイヤビード縁eと係合縁b間からタイヤ内の空気を抜き、減圧する(第一の圧力解除工程)。
【0025】
そして次に、図4ハで示すように、該圧力解除状態で、下方の可動封入釜40を上昇させ、その環状押圧端41によりタイヤeの下方のサイドウォールgを下側から押圧して、下方のタイヤビード縁eとディスクホイールaとの接触を解除する(第一の解離工程)。
【0026】
さらに図5イで示すように、上部の可動封入釜20を上昇して、上方のタイヤビード縁eをディスクホイールaの係合縁bと接触させる。そして、下方のサイドウォールgを下側から押圧した状態にある環状押圧端41の、その内側に形成された圧力制御空隙sを、高圧空気と連通する。すなわち、制御手段の一部を構成する電磁弁V2の切り替え制御により、外部の高圧空気源Pを空気路(空気通路46a,46b、空気管路47a,47b)を介して圧力制御空隙sと連通し、下方のタイヤビード縁eとディスクホイールaの下方の係合縁bとの間から、タイヤd内に高圧空気を充填する。そしてし、これにより上方のタイヤビード縁eをディスクホイールの上方の係合縁bに圧接させる(第二の圧接工程)。
【0027】
次に図5ロで示すように、その状態を維持したまま、電磁弁V2を切り替えて,環状押圧端41の内側の圧力制御空隙sを大気と連通させ、下方のタイヤビード縁eと係合縁b間からタイヤ内の空気を抜き、減圧化する(第二の圧力解除工程)。
【0028】
そして次に、図5ハで示すように該圧力解除状態で、上方の可動封入釜20を下降させ、その環状押圧端21によりタイヤdの上方のサイドウォールgを上側から押圧して、上方のタイヤビード縁eとディスクホイールaとの接触を解除する(第二の解離工程)。
【0029】
かかる各工程は順次適宜回(通常2回)行われ、その最終工程で、図6イで示すように、上下の可動封入釜20,40が上下のサイドウォールgを押圧した状態(図5ハ)から、下側の可動封入釜40を下降させて、上方でタイヤビード縁eと係合縁b間から、上述した電磁弁V1の制御により高圧空気を供給し、その内圧を通常のタイヤ空気圧となるようにして、図6ロで示すように、上部の可動封入釜20を上昇して、タイヤd内を気密状態とする。すなわち、その最終工程で、タイヤ組立体wへのエアー供給も同時になされうることとなる。
【0030】
ここで、高圧状態における内圧は、2.0 〜 4.5kg/cm2 の範囲が考えられ、馴染みを充分なものとする場合には、タイヤビード縁eをディスクホイールaの係合縁bに圧接させる圧力が高ければ良く、従って、3.5〜4.5kg/cm2が好ましい圧力範囲となる。ここで、このように高圧とした場合にあって、タイヤへの負荷が懸念されるが、本発明にあっては、すぐに減圧化されるから、タイヤへの負担が小さく、支障がない。尚、この馴染み行程の最終段階で、通常のタイヤ圧とする場合には、最終の圧力は、2.0〜3.5kg/cm2とする。また、低圧状態における内圧は、大気圧となる。ただし、大気圧を越えてもかまわない。
【0031】
このようにして、再フィット工程を付与されたタイヤ組立体wは、タイヤ面に対して、押圧ロールを圧接して横力を与えながら行う従来の馴染み加工を必要により行って、タイヤ組立体wとして完成する。
【0032】
ここで、図7は、本発明による再フィット工程を行ったタイヤ組立体wと、行わないタイヤ組立体wとのRFVを比較した結果を示すRFVの推定分布図である。ここで、試料として夫々57個につき検査した。この結果、再フィットを行っていない群のRFVの平均値は、84Nであったが、再フィット工程を行った群のRFVの平均値は、70Nであり、約20%低減し、RFVが明らかに低下することが解った。従って、この再フィット工程をタイヤ組立体wに付与することにより、振動の少ない操舵性の良いタイヤ組立体wとすることができることが解る。
【0033】
従って、タイヤ組み付け時にこの再フィット工程を行うことにより、不良率を著しく低下することができ、信頼性の高いタイヤ組立体wを供給しうる。また、全品をインラインで検査した場合にも、これに耐えうる製品となり、各製品につき、そのRFVが保証されたものとなり、生産性と、信頼性を大きく向上し得ることとなる。
【0034】
また、上述の構成は、各シリンダ8,13a〜13c,43a〜43cを順次駆動制御し、かつ制御弁V1,V2を順次制御することにより、連続的かつ一律に行いうるものであるから、インラインに適し、組み付けラインの組み付け工程以降に配設することにより、インラインで実行でき、すべての製品に適用されうる。すなわち、かかる工程にあって、その再フィット工程は約5秒〜8秒程度で実行可能となり、再フィット工程のインライン化による、組付けの遅滞を招くことはない。
【0035】
【発明の効果】
本発明は、ディスクホイールにタイヤを組付けてなるタイヤ組立体の、そのタイヤ内にエアーを供給して、タイヤビード縁をディスクホイールの係合縁に圧接させる圧接工程と、タイヤビード縁とディスクホイールとの接触を解除する解離工程とを、上下のビード縁毎に適宜回繰り返してなる再フィット工程を実行するようにしたものであるから、タイヤビード縁がディスクホイールの係合縁に圧接したり、離間する工程が繰り返されるため、タイヤビード縁がディスクホイールの係合縁に馴染むこととなり、このため、RFVが著しく低下し、実車走行によっても、その嵌合状態が後発的に変化しない結果、安定したタイヤ組立体wを製造し得る優れた効果がある。
【0036】
また、かかる再フィット工程として、さらに具体的には、ディスクホイールにタイヤを組付けてなるタイヤ組立体の、そのタイヤの一方のサイドウオールを外側から押圧して、一方のタイヤビード縁と係合縁間からタイヤ内に空気を充填することにより他方のタイヤビード縁を係合縁に圧接させる圧接工程と、一方のタイヤビード縁と係合縁間からタイヤ内の空気を抜く圧力解除工程と、該圧力解除状態で、タイヤの他方のサイドウォールを外側から押圧して、他方のタイヤビード縁とディスクホイールとの接触を解除する解離工程とからなる各工程を順次行い、さらに一方のタイヤビード縁と係合縁とを接触した後、他側にあっても、同様の圧接工程、圧力解除工程及び解離工程からなる一連の工程を順次行い、これら各一連の工程を、所定回数繰り返しすようにした構成であるから、タイヤ内へ高圧空気を圧入して、タイヤビード縁をディスクホイールの係合縁に圧接させ、その圧接を解除するために、高圧空気を流入させたタイヤビード縁と係合縁間から、そのままタイヤ内の空気を抜いて、他方のタイヤビード縁とディスクホイールとの接触を解除する一連の工程が、その表裏で交互に実行されることにより、各タイヤビード縁をディスクホイールの係合縁に圧接させたり、離間させたりすることが容易となり、インラインで容易かつ迅速に実行しうることとなる。
【0037】
また、かかるタイヤ組立方法に用いる再フィット装置として、ディスクホイールにタイヤを組付けてなるタイヤ組立体を所定位置に保持する保持装置と、該保持装置の上下に、該保持位置に対して相対的離近移動可能に配置されて、その環状端縁を環状押圧端とし、かつ環状押圧端内に加圧空気と連通する高圧状態と、加圧空気が排除される減圧状態とに制御されると圧力制御空隙を形成してなる上下の可動封入釜とを備え、上下の可動封入釜の昇降制御により、サイドウオールの押圧と、その解除とを表裏で行って、タイヤビード縁と係合縁との接離を行い、かつ可動封入釜の圧力制御空隙への空気制御によって、タイヤビード縁と係合縁間からタイヤ内の圧力を高圧状態と低圧状態とに変換するようにして、上述の再フィット工程を順次実行したものにあっては、可動封入釜の昇降制御と、該可動封入釜の内側の圧力制御空隙の圧力制御のみにより、容易に再フィット工程が実行され、このためインラインでの該工程の実行に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の再フィット装置の全体図である。
【図2】再フィット装置の部分拡大図である。
【図3】再フィット装置の保持機能を示す部分拡大図である。
【図4】再フィット工程の、下部のeをbに馴染ませる工程を示す説明図である。
【図5】再フィット工程の、上部のeをbに馴染ませる工程を示す説明図である。
【図6】再フィット工程の、エアー供給工程タイヤ組立体wを示す説明図である。
【図7】再フィット工程の効果を示すRFVの推定分布図である。
【図8】従来のタイヤ組立工程の段取り図である。
【図9】本発明者らによるタイヤ組立工程の段取り図である。
【符号の説明】
1 タイヤ組立体
20,20a,20b,20c 上部の可動封入釜
21,21a,21b,21c,23 環状押圧端
40,40a,40b,40c 可動封入釜
41,41a,41b,41c,43 環状押圧端
s 圧力制御空隙
w タイヤ組立体w
a ディスクホイール
b 係合縁
d タイヤ
e タイヤビード縁
g サイドウォール
Claims (2)
- ディスクホイールにタイヤを組付けてなるタイヤ組立体の、そのタイヤ内にエアーを供給して、タイヤビード縁をディスクホイールの係合縁に圧接させる圧接工程と、タイヤビード縁とディスクホイールとの接触を解除する解離工程とを、上下のタイヤビード縁毎に適宜回繰り返してなる再フィット工程を、タイヤ組立工程中に備えたタイヤ組立方法であって、
再フィット工程が、
ディスクホイールにタイヤを組付けてなるタイヤ組立体の、そのタイヤの一方のサイドウオールを外側から押圧して、一方のタイヤビード縁と係合縁間からタイヤ内に空気を充填することにより他方のタイヤビード縁をディスクホイールの係合縁に圧接させる第一の圧接工程と、一方のタイヤビード縁と係合縁間からタイヤ内の空気を抜く第一の圧力解除工程と、該圧力解除状態で、タイヤの他方のサイドウォールを外側から押圧して、他方のタイヤビード縁とディスクホイールとの接触を解除する第一の解離工程と、
一方のタイヤビード縁とディスクホイールとを接触した後、他方のタイヤビード縁と係合縁間からタイヤ内に空気を充填することにより一方のタイヤビード縁をディスクホイールの係合縁に圧接させる第二の圧接工程と、他方のタイヤビード縁と係合縁間からタイヤ内の空気を抜く第二の圧力解除工程と、該圧力解除状態で、タイヤの一方のサイドウォールを外側から押圧して、一方のタイヤビード縁とディスクホイールの係合縁との接触を解除する第二の解離工程とを、所定回数繰り返してなるものであることを特徴とするタイヤ組立方法。 - ディスクホイールにタイヤを組付けてなるタイヤ組立体を所定位置に保持する保持装置と、該保持位置の上下に、該保持位置に対して相対的離近移動可能に配置されて、その端縁を環状押圧端とし、かつ環状押圧端内に加圧空気と連通する高圧状態と、加圧空気が排除される減圧状態とに制御される圧力制御空隙が形成される上下の可動封入釜と、
上下一方の可動封入釜を接近移動して、その環状押圧端により、タイヤ組立体のタイヤの一方のサイドウオールを外側から押圧した後、一方の可動封入釜の内側の圧力制御空隙を高圧状態とすることにより、一方のタイヤビード縁と係合縁間からタイヤ内に空気を充填することにより他方のタイヤビード縁をディスクホイールの係合縁に圧接させる第一の圧接工程と、一方の可動封入釜の内側の圧力制御空隙を低圧状態とすることにより、一方のタイヤビード縁と係合縁間からタイヤ内の空気を抜く第一の圧力解除工程と、該圧力解除状態で、他方の可動封入釜を接近移動して、その環状押圧端により、他方のサイドウォールを外側から押圧して、他方のタイヤビード縁とディスクホイールの係合縁との接触を解除する第一の解離工程と、
一方の可動封入釜を退避移動して、一方のサイドウオールの押圧を解除し、一方のタイヤビード縁とディスクホイールの係合縁とを接触した後、他方の可動封入釜の内側の圧力制御空隙を高圧状態とすることにより、他方のタイヤビード縁と係合縁間からタイヤ内に空気を充填することにより一方のタイヤビード縁をディスクホイールの係合縁に圧接させる第二の圧接工程と、他方の可動封入釜の内側の圧力制御空隙を低圧状態とすることにより、他方のタイヤビード縁と係合縁間からタイヤ内の空気を抜く第二の圧力解除工程と、該圧力解除状態で、一方の可動封入釜を接近移動してタイヤの一方のサイドウォールを外側から押圧して、一方のタイヤビード縁とディスクホイールの係合縁との接触を解除する第二の解離工程とを、所定回数繰り返してなる再フィット工程を実行する制御手段と
を備えた再フィット装置。
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