JP4689105B2

JP4689105B2 - Actuator for aerosol container

Info

Publication number: JP4689105B2
Application number: JP2001245341A
Authority: JP
Inventors: 直樹高橋
Original assignee: Maruichi Co Ltd
Current assignee: Maruichi Co Ltd
Priority date: 2001-08-13
Filing date: 2001-08-13
Publication date: 2011-05-25
Anticipated expiration: 2021-08-13
Also published as: JP2003054668A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアゾール容器の上面に被冠装着するキャップに、内容物の噴射操作を行う噴射操作ボタンを露出させるボタン操作用窓と、内容物を噴射する噴射ノズルを露出させるノズル用窓とを備えたエアゾール容器用アクチュエータに係り、例えば、使用後の噴射ノズルの先端からの液だれや、噴射ノズル先端での内容物の固化によるノズルの噴射孔の目詰まり等の不都合の発生を防止することのできるエアゾール容器用アクチュエータに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
これまで、例えば、殺虫剤の噴霧用として、エアゾール容器の上面に被冠装着するキャップに、内容物の噴射操作を行う噴射操作ボタンを露出させるボタン操作用窓と、内容物を噴射する噴射ノズルを露出させるノズル用窓とを備えた構造のものが各種、開発されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のこの種のエアゾール容器用アクチュエータにおいて、噴射ノズルの先端に開口した噴射孔は、一般に、噴射操作終了後も、ノズル用窓から露出する構造である。
そのため、噴射操作終了後に、ノズル部の先端付近に残留した内容物がノズルの先端から垂れる液だれが発生して、周囲を汚損する場合があった。
また、噴射する内容物によっては、ノズル部の先端付近に残留した内容物が、外気との接触で固化して、ノズルの噴射孔の目詰まりを招く虞もあった。
【０００４】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、使用後の噴射ノズルの先端からの液だれや、噴射ノズル先端での内容物の固化によるノズルの噴射孔の目詰まり等の不都合の発生を防止することのできるエアゾール容器用アクチュエータを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るエアゾール容器用アクチュエータは、請求項１に記載したように、エアゾール容器の上面の中心に立設された直管状のバルブステムに嵌合装着されてバルブステムを押し下げるための押下部がバルブステムから半径方向に離間した位置に設定された噴射操作ボタンと、前記バルブステムから半径方向に一定距離離間した位置で前記エアゾール容器の中心軸線と直交する方向に旋回可能に支持されるピボット部とこのピボット部から半径方向に延出した略管状のノズル部とを備えて前記バルブステムの押下によってバルブステムから噴出される内容物を前記ノズル部の先端に開口する噴射孔から噴射する噴射ノズルと、前記噴射操作ボタンおよび噴射ノズルを覆うように前記エアゾール容器の上面に被冠装着されるキャップとを備えるエアゾール容器用アクチュエータであって、前記キャップは、エアゾール容器の中心軸線と直交する方向に所定角度旋回可能に、前記エアゾール容器の上面に係合させると共に、前記噴射ノズルのノズル部の先端を露出させるノズル用窓と、前記噴射操作ボタンを露出させるボタン操作用窓とを備え、前記キャップのエアゾール容器の中心軸線と直交する方向への旋回によって前記噴射ノズルがピボット部の回りに旋回して前記ノズル部の先端がキャップ内に収容されると共に、前記キャップの内側で前記エアゾール容器の上面に固定されて、前記ノズル部の先端がキャップ内に収容された時にノズル部の先端に当接する当接部によってノズル部先端の噴射孔を封止する内部キャップを設けたことを特徴とする。
【０００６】
このように構成されたエアゾール容器用アクチュエータにおいては、噴射終了後は、キャップの旋回操作によって噴射ノズルのノズル部の先端をキャップ内に収容した状態にすると、前記ノズル部の先端に開口した噴射孔が内部キャップの当接部に当接して封止される。
【０００７】
そのため、噴射操作終了後に、ノズル部の先端付近に残留した内容物がノズルの先端から垂れることを防止でき、また、ノズル部の先端付近に残留した内容物が外気との接触で固化することを防止できる。
従って、使用後の噴射ノズルの先端からの液だれや、噴射ノズル先端での内容物の固化によるノズルの噴射孔の目詰まりといった従来のエアゾール容器用アクチュエータにおける問題を解消できる。
【０００８】
また、本発明は、請求項２に記載したように、請求項１に記載のエアゾール容器用アクチュエータにおいて、更に、使用時には、前記ノズル部の先端が前記ノズル用窓から突出するように、前記ノズル部の長さを設定したことを特徴とするものである。
【０００９】
このように構成されたエアゾール容器用アクチュエータにおいては、ノズル部の先端がキャップの外部に突出するため、ノズル部の先端の位置を視認することで、内容物の噴射方向を容易に確認することができ、目標物に正確に狙いを定めた効率的な噴射が可能になる。
従って、ノズル部の先端がキャップから突出していない従来のエアゾール容器用アクチュエータの場合に生じていた、噴射方向が分かり難く、目標物に正確に狙いを定めることができないという不便を解消できる。
【００１０】
また、ノズル部の先端は、使用時にはキャップから突出するが、不使用時や出荷時等は、キャップ内に収容した状態にできるため、ノズル部の先端がキャップから突出した状態に固定装備されている従来のエアゾール容器用アクチュエータの場合に生じていた、ノズル部の先端が輸送時や保管時に邪魔になるという問題を解消できる。
【００１１】
更に、ノズル部の先端の突出長を適宜に設定しておけば、狭い隙間内への噴射の場合でも、ノズル部を隙間に差し込んで噴射することで、的確な内容物噴射が行え、ノズル部の先端がキャップから突出しない構造の従来のエアゾール容器用アクチュエータの場合に生じていた、必要以上の広域噴射によって周囲環境を汚損するという問題を解消できる。
【００１２】
また、本発明は、請求項３に記載したように、請求項１又は請求項２に記載のエアゾール容器用アクチュエータにおいて、更に、前記キャップの旋回操作で、前記ノズル部の先端をキャップ内に収容した状態では、前記ボタン操作用窓の位置が噴射操作ボタンの位置からずれて、噴射操作ボタンがキャップ内に隠れることを特徴とするものである。
【００１３】
このように構成されたエアゾール容器用アクチュエータにおいては、輸送時や不使用時に、ノズル部の先端をキャップ内に収容した状態にしておけば、噴射操作ボタンがキャップ内に隠れているため、誤って噴射操作ボタンが押下されることがなく、噴射操作ボタンが常時露出した状態に装備されている従来のエアゾール容器用アクチュエータにおいて生じていた、誤噴射による周囲の汚損という不都合の発生を解消できる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るエアゾール容器用アクチュエータの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図１乃至図４は、本発明に係るエアゾール容器用アクチュエータの一実施形態の構成を示したものである。
【００１５】
この一実施形態のエアゾール容器用アクチュエータ１は、エアゾール容器３の上面３ａの中心に立設された直管状のバルブステム４に嵌合装着されてバルブステム４を押し下げるための押下部９ａがバルブステム４から半径方向に離間した位置に設定された噴射操作ボタン９と、バルブステム４から半径方向に一定距離離間した位置でエアゾール容器３の中心軸線３ｂと直交する方向に旋回可能に支持されるピボット部１１ａとこのピボット部１１ａから半径方向に延出した略管状のノズル部１１ｂとを備えてバルブステム４の押下によってバルブステム４から噴出される内容物をノズル部１１ｂの先端に開口する噴射孔１１ｃから噴射する噴射ノズル１１と、噴射操作ボタン９および噴射ノズル１１を覆うようにエアゾール容器３の上面３ａに被冠装着されるキャップ１３とを備えている。
【００１６】
キャップ１３は、エアゾール容器３の中心軸線３ｂと直交する方向に所定角度旋回可能に、後述する内部キャップ１５を介して、エアゾール容器３の上面３ａに係合支持されている。
また、このキャップ１３は、ノズル部１１ｂの先端を露出させるノズル用窓１３ａと、噴射操作ボタン９を露出させるボタン操作用窓１３ｂとを備えている。
【００１７】
噴射ノズル１１は、図２にも示すように、使用時には、ノズル部１１ｂの先端がノズル用窓１３ａから外部に突出するように、ノズル部１１ｂの長さが設定されている。
また、噴射ノズル１１は、図３に示すように、噴射操作ボタン９の先端部に嵌合装着される継手ブロック１７に形成されたピボット支持部１７ａにピボット部１１ａが嵌合することで、ピボット部１１ａを中心に、エアゾール容器３の中心軸線３ｂに直交する面内で旋回可能に支持されている。
【００１８】
継手ブロック１７は、バルブステム４に向かって突出した管部１７ｂを、噴射操作ボタン９の先端の連結用孔９ｂに嵌合することで、噴射操作ボタン９と連結されている。
そして、継手ブロック１７は、その両側に揺動用軸部１７ｃが突設されている。この揺動用軸部１７ｃが、図２および図４に示すように、内部キャップ１５に形成された軸支持孔１５ａに嵌合することで、継手ブロック１７は揺動用軸部１７ｃを中心に上下方向に揺動可能に支持されている。
【００１９】
噴射操作ボタン９は、揺動用軸部１７ｃを支点とする継手ブロック１７と一体の揺動動作で、バルブステム４を押し下げる。
バルブステム４は、エアゾール容器３の上面３ａの中心軸上に押下可能に弾性支持されていて、押下されると、エアゾール容器３内に装備されているバルブを開いて、エアゾール容器３内の内容物を上方に噴出する。
【００２０】
継手ブロック１７は、内部に連通孔１７ｄが穿設されていて、この連通孔１７ｄによって、バルブステム４と噴射ノズル１１の噴射孔１１ｃとが連通している。
噴射ノズル１１の噴射孔１１ｃの先端部には、噴射する内容物の拡散角度や、噴射量を決定する噴射口金２１が装着されている。
噴射口金２１を変更することで、内容物の拡散角度や、噴射量を変更する。
【００２１】
エアゾール容器３の上面３ａには、この上面３ａに突出したマウンテンカップ部２３等との嵌合によって、内部キャップ１５が装備されている。
内部キャップ１５は、マウンテンカップ部２３等との緊密嵌合によって、エアゾール容器３の周方向に回転不可に、装備されている。
【００２２】
キャップ１３は、下端の内周に環状に周設された係止突条１３ｄを、内部キャップ１５の外周に形成した環状溝１５ｂに係合させることで、エアゾール容器３の中心軸線３ｂに直交する面内での旋回（図３の矢印（イ）に示す方向の旋回）が可能にされている。
【００２３】
キャップ１３のノズル用窓１３ａは、図１（ａ）に示すように、キャップ１３の回転方向に沿って細長い長円で、一端がノズル部１１ｂの外周に当接している。
そして、図５（ａ）〜（ｉ）に示すように、キャップ１３を平面視で反時計方向（図１（ａ）では右方向）に回転操作すると、ノズル部１１ｂに当接しているノズル用窓１３ａの一端縁がノズル部１１ｂを押すことで、噴射ノズル１１が図６（ａ）〜（ｉ）に示すようにピボット部１１ａを中心に旋回して、ノズル部１１ｂの先端がキャップ１３内に収容される。
【００２４】
なお、図５および図６において、キャップ１３および噴射ノズル１１の旋回は、（ａ）から（ｉ）までのアルファベット順に進む。
また、図６に記した（ａ）から（ｉ）の噴射ノズル１１の旋回角度は、図５に記した（ａ）から（ｉ）のキャップ１３の旋回角度に対応している。
【００２５】
ノズル部１１ｂの先端がキャップ１３内に収容されるまで、キャップ１３をエアゾール容器３の中心軸線３ｂに直交する面内で反時計方向に旋回させると、図６（ｉ）に示すように、キャップ１３の上壁部から内部キャップ１５側に突設した位置決め用ボス２５が、内部キャップ１５に形成された位置決め溝１５ｃに当接して、キャップ１３のそれ以上の旋回が規制される。
【００２６】
なお、噴射操作ボタン９は、内部キャップ１５に形成されたボタン位置決め面１５ｅによって、バルブステム４の回りに旋回不可に、位置規制されている。
また、内部キャップ１５には、ノズル部１１ｂの初期位置から逆方向への旋回を規制するノズル位置決め面１５ｆが装備されている。
【００２７】
内部キャップ１５には、図６（ｉ）に示すように、キャップ１３の旋回に追従して、ノズル部１１ｂの先端がキャップ１３内に収容された時に、ノズル部１１ｂの先端に当接して、ズル部１１ｂ先端の噴射孔１１ｃを封止する当接部１５ｇが設けられている。
【００２８】
本実施形態の場合、図５（ｉ）に示すように、キャップ１３の旋回操作で、ノズル部１１ｂの先端をキャップ１３内に収容した状態では、ボタン操作用窓１３ｂの位置が噴射操作ボタン９の位置からずれて、噴射操作ボタン９がキャップ１３内に隠れるように、押下部９ａおよびボタン操作用窓１３ｂの寸法が設定されている。
【００２９】
使用時に、キャップ１３内に収容されているノズル部１１ｂを、ノズル用窓１３ａから突出した状態に戻すには、図７および図８に示すように、収容時とは逆方向に、キャップ１３を旋回操作する。
キャップ１３を収容時と逆方向に旋回操作すると、図８（ａ），（ｂ）に示すように、キャップ１３に突設された位置決め用ボス２５が、ノズル部１１ｂの側面をキャップ１３の旋回方向に押して、噴射ノズル１１にピボット部１１ａを中心とした収納時とは逆の旋回を生じさせる。
そして、図８（ｉ）に示すように、ノズル部１１ｂが、ボタン操作用窓１３ｂから突出した使用状態に戻ると、ノズル部１１ｂの側面が内部キャップ１５に形成したノズル位置決め面１５ｆに当接することで、それ以上の旋回が規制される。
【００３０】
なお、図７および図８において、キャップ１３および噴射ノズル１１の復帰時の旋回は、（ａ）から（ｉ）までのアルファベット順に進む。また、図８に記した（ａ）から（ｉ）の噴射ノズル１１の旋回角度は、図７に記した（ａ）から（ｉ）のキャップ１３の旋回角度に対応している。
【００３１】
以上に説明した本発明の一実施形態のエアゾール容器用アクチュエータ１においては、噴射終了後は、キャップ１３の旋回操作によって噴射ノズル１１のノズル部１１ｂの先端をキャップ１３内に収容した状態にすると、ノズル部１１ｂの先端に開口した噴射孔１１ｃが内部キャップ１５の当接部１５ｇに当接して封止される。
【００３２】
そのため、噴射操作終了後に、ノズル部の先端付近に残留した内容物がノズルの先端から垂れることを防止でき、また、ノズル部の先端付近に残留した内容物が外気との接触で固化することを防止できる。
従って、使用後の噴射ノズル１１の先端からの液だれや、噴射ノズル１１先端での内容物の固化によるノズルの噴射孔１１ｃの目詰まりといった従来のエアゾール容器用アクチュエータ１における問題を解消できる。
【００３３】
また、本実施形態のエアゾール容器用アクチュエータ１では、使用時には、ノズル部１１ｂの先端がノズル用窓１３ａから突出するように、ノズル部１１ｂの長さを設定しているため、ノズル部１１ｂの先端の位置を視認することで、内容物の噴射方向を容易に確認することができ、目標物に正確に狙いを定めた効率的な噴射が可能になる。
従って、ノズル部１１ｂの先端がキャップ１３から突出していない従来のエアゾール容器用アクチュエータ１の場合に生じていた、噴射方向が分かり難く、目標物に正確に狙いを定めることができないという不便を解消できる。
【００３４】
また、ノズル部１１ｂの先端は、使用時にはキャップ１３から突出するが、不使用時や出荷時等は、キャップ１３内に収容した状態にできるため、ノズル部１１ｂの先端がキャップ１３から突出した状態に固定装備されている従来のエアゾール容器用アクチュエータ１の場合に生じていた、ノズル部１１ｂの先端が輸送時や保管時に邪魔になるという問題を解消できる。
【００３５】
更に、ノズル部１１ｂの先端の突出長を適宜に設定しておけば、狭い隙間内への噴射の場合でも、ノズル部１１ｂを隙間に差し込んで噴射することで、的確な内容物噴射が行え、ノズル部１１ｂの先端がキャップ１３から突出しない構造の従来のエアゾール容器用アクチュエータ１の場合に生じていた、必要以上の広域噴射によって周囲環境を汚損するという問題を解消できる。
【００３６】
また、本実施形態のエアゾール容器用アクチュエータ１では、キャップ１３の旋回操作で、ノズル部１１ｂの先端をキャップ１３内に収容した状態では、ボタン操作用窓１３ｂの位置が噴射操作ボタン９の位置からずれて、噴射操作ボタン９がキャップ１３内に隠れる。そのため、輸送時や不使用時には、ノズル部１１ｂの先端をキャップ１３内に収容した状態にしておけば、噴射操作ボタン９がキャップ１３内に隠れて、誤って噴射操作ボタン９が押下されることがなく、噴射操作ボタン９が常時露出した状態に装備されている従来のエアゾール容器用アクチュエータ１において生じていた、誤噴射による周囲の汚損という不都合の発生を解消できる。
【００３７】
なお、エアゾール容器用アクチュエータは、噴射する内容物が制限されるものではない。例えば、消臭剤、殺虫剤、化粧品、塗料等、多様な商品の噴霧，噴射に利用できる。
【００３８】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項１に記載した本発明のエアゾール容器用アクチュエータによれば、噴射操作終了後は、キャップの旋回操作によって噴射ノズルのノズル部の先端をキャップ内に収容した状態にすると、ノズル部の先端に開口した噴射孔が内部キャップの当接部に当接して封止される。
そのため、噴射操作終了後に、ノズル部の先端付近に残留した内容物がノズルの先端から垂れることを防止でき、また、ノズル部の先端付近に残留した内容物が外気との接触で固化することを防止できる。
従って、使用後の噴射ノズルの先端からの液だれや、噴射ノズル先端での内容物の固化によるノズルの噴射孔の目詰まりといった従来のエアゾール容器用アクチュエータにおける問題を解消できる。
【００３９】
また、本発明は、請求項２に記載した構成とすると、使用時にはノズル部の先端がキャップの外部に突出するため、ノズル部の先端の位置を視認することで、内容物の噴射方向を容易に確認することができ、目標物に正確に狙いを定めた効率的な噴射が可能になる。
従って、ノズル部の先端がキャップから突出していない従来のエアゾール容器用アクチュエータの場合に生じていた、噴射方向が分かり難く、目標物に正確に狙いを定めることができないという不便を解消できる。
【００４０】
また、請求項２に記載の構成の場合、ノズル部の先端は、使用時にはキャップから突出するが、不使用時や出荷時等は、キャップ内に収容した状態にできるため、ノズル部の先端がキャップから突出した状態に固定装備されている従来のエアゾール容器用アクチュエータの場合に生じていた、ノズル部の先端が輸送時や保管時に邪魔になるという問題を解消できる。
更に、請求項２に記載の構成の場合、ノズル部の先端の突出長を適宜に設定しておけば、狭い隙間内への噴射の場合でも、ノズル部を隙間に差し込んで噴射することで、的確な内容物噴射が行え、ノズル部の先端がキャップから突出しない構造の従来のエアゾール容器用アクチュエータの場合に生じていた、必要以上の広域噴射によって周囲環境を汚損するという問題を解消できる。
【００４１】
また、本発明は、請求項３に記載した構成とすると、輸送時や不使用時に、ノズル部の先端をキャップ内に収容した状態にしておけば、噴射操作ボタンがキャップ内に隠れているため、誤って噴射操作ボタンが押下されることがなく、噴射操作ボタンが常時露出した状態に装備されている従来のエアゾール容器用アクチュエータにおいて生じていた、誤噴射による周囲の汚損という不都合の発生を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】（ａ）は本発明に係るエアゾール容器用アクチュエータの一実施形態の前面図、（ｂ）は同側面図、（ｃ）は同後面図である。
【図２】図１（ａ）のＡ−Ａ線に沿う縦断面図である。
【図３】本発明に係るエアゾール容器用アクチュエータの一実施形態の分解斜視図である。
【図４】本発明に係るエアゾール容器用アクチュエータの一実施形態の組立状態における下面図である。
【図５】本発明の一実施形態のエアゾール容器用アクチュエータにおいて、ノズル部をキャップ内に収容する時の動作経過を示す平面図である。
【図６】本発明の一実施形態のエアゾール容器用アクチュエータにおいて、ノズル部をキャップ内に収容する時の噴射ノズルの動作経過を示す平面断面図である。
【図７】本発明の一実施形態のエアゾール容器用アクチュエータにおいて、ノズル部をキャップ内に収容した状態からノズル用窓に露出した状態にする時の動作経過を示す平面図である。
【図８】本発明の一実施形態のエアゾール容器用アクチュエータにおいて、ノズル部をキャップ内に収容した状態からノズル用窓に露出した状態にする時の噴射ノズルの動作経過を示す平面断面図である。
【符号の説明】
１エアゾール容器用アクチュエータ
３エアゾール容器
３ａ上面
４バルブステム
９噴射操作ボタン
９ａ押下部
１１噴射ノズル
１１ａピボット部
１１ｂノズル部
１１ｃ噴射孔
１３キャップ
１３ａノズル用窓
１３ｂボタン操作用窓
１５内部キャップ
１５ｂ環状溝
１５ｃ位置決め溝
１５ｅボタン位置決め面
１５ｆノズル位置決め面
１５ｇ当接部
１７継手ブロック
２１噴射口金
２５位置決め用ボス[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
According to the present invention, a button operating window for exposing an injection operation button for performing an operation for injecting contents and a nozzle window for exposing an injection nozzle for injecting the contents are provided on a cap mounted on the upper surface of the aerosol container. For example, to prevent the occurrence of inconvenience such as liquid dripping from the tip of the injection nozzle after use or clogging of the nozzle injection hole due to solidification of the contents at the tip of the injection nozzle. The present invention relates to an aerosol container actuator that can be used.
[0002]
[Prior art]
So far, for example, for spraying insecticides, a button operation window that exposes an injection operation button for performing the operation of injecting the content to a cap to be mounted on the top surface of the aerosol container, and an injection nozzle for injecting the content Various types of structures having a nozzle window that exposes the nozzle have been developed.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in this type of conventional aerosol container actuator, the injection hole opened at the tip of the injection nozzle is generally structured to be exposed from the nozzle window even after the end of the injection operation.
For this reason, after the injection operation is completed, the contents remaining near the tip of the nozzle part may drip from the tip of the nozzle, and the surroundings may be soiled.
In addition, depending on the contents to be ejected, the contents remaining near the tip of the nozzle portion may be solidified by contact with the outside air, leading to clogging of the nozzle ejection holes.
[0004]
The present invention has been made in view of the above-described problems, and the object of the present invention is to spill liquid from the tip of the injection nozzle after use, or to check the nozzle injection hole due to solidification of the content at the tip of the injection nozzle. An object of the present invention is to provide an aerosol container actuator capable of preventing the occurrence of inconvenience such as clogging.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an actuator for an aerosol container according to the present invention is fitted and mounted on a straight tubular valve stem erected at the center of the upper surface of the aerosol container. An injection operation button in which a pressing portion for pushing down the stem is set at a position spaced radially from the valve stem, and a direction perpendicular to the central axis of the aerosol container at a position spaced apart from the valve stem by a certain distance in the radial direction. A pivot portion supported in a pivotable manner and a substantially tubular nozzle portion extending radially from the pivot portion, and the contents ejected from the valve stem by opening the valve stem are opened at the tip of the nozzle portion. An injection nozzle for injecting from the injection hole, and an upper surface of the aerosol container so as to cover the injection operation button and the injection nozzle. An aerosol container actuator comprising a cap to be mounted, wherein the cap is engaged with the upper surface of the aerosol container so as to be pivotable by a predetermined angle in a direction orthogonal to the central axis of the aerosol container, and A nozzle window that exposes the tip of the nozzle portion; and a button operation window that exposes the spray operation button, wherein the spray nozzle is pivoted in a direction perpendicular to the central axis of the aerosol container. The tip of the nozzle part is swung around and the tip of the nozzle part is housed in the cap, and is fixed to the upper surface of the aerosol container inside the cap, and when the tip of the nozzle part is housed in the cap, An internal cap is provided to seal the injection hole at the tip of the nozzle portion by the contact portion that contacts the tip. .
[0006]
In the aerosol container actuator configured as described above, after the end of the injection, when the tip of the nozzle part of the injection nozzle is accommodated in the cap by the turning operation of the cap, the injection hole opened at the tip of the nozzle part Is in contact with the contact portion of the inner cap and sealed.
[0007]
Therefore, it is possible to prevent the content remaining near the tip of the nozzle part from dropping from the tip of the nozzle after the injection operation is completed, and the content remaining near the tip of the nozzle part is solidified by contact with the outside air. Can be prevented.
Therefore, problems in conventional actuators for aerosol containers such as liquid dripping from the tip of the spray nozzle after use and clogging of the nozzle injection hole due to solidification of contents at the tip of the spray nozzle can be solved.
[0008]
Further, according to the present invention, as described in claim 2, in the actuator for an aerosol container according to claim 1, the nozzle further includes a nozzle tip protruding from the nozzle window when in use. The length of the part is set.
[0009]
In the aerosol container actuator configured in this way, the tip of the nozzle part protrudes outside the cap, so that the injection direction of the contents can be easily confirmed by visually recognizing the position of the tip of the nozzle part. This enables efficient injection that accurately targets the target.
Therefore, it is possible to eliminate the inconvenience that the injection direction is difficult to understand and the target cannot be accurately aimed, which has occurred in the case of the conventional aerosol container actuator in which the tip of the nozzle portion does not protrude from the cap.
[0010]
In addition, the tip of the nozzle part protrudes from the cap when in use, but it can be stored in the cap when not in use or at the time of shipment. It is possible to solve the problem that the tip of the nozzle part becomes an obstacle during transportation and storage, which has occurred in the case of conventional actuators for aerosol containers.
[0011]
Furthermore, if the protrusion length at the tip of the nozzle part is set appropriately, even when injecting into a narrow gap, by inserting the nozzle part into the gap and injecting, accurate contents can be injected, and the nozzle part The problem that the surrounding environment is polluted by unnecessarily wide-area injection, which has occurred in the case of a conventional aerosol container actuator having a structure in which the tip of the nozzle does not protrude from the cap, can be solved.
[0012]
Further, according to the present invention, as described in claim 3, in the aerosol container actuator according to claim 1 or 2, the tip of the nozzle portion is further accommodated in the cap by the turning operation of the cap. In this state, the position of the button operation window is shifted from the position of the ejection operation button, and the ejection operation button is hidden in the cap.
[0013]
In the aerosol container actuator configured in this way, if the tip of the nozzle part is stored in the cap at the time of transportation or non-use, the injection operation button is hidden in the cap. It is possible to eliminate the inconvenience of surrounding contamination due to erroneous injection, which has occurred in conventional actuators for aerosol containers that are installed in a state where the injection operation button is always exposed without being pressed.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, embodiments of an actuator for an aerosol container according to the present invention will be described in detail based on the drawings.
1 to 4 show a configuration of an embodiment of an actuator for an aerosol container according to the present invention.
[0015]
In the aerosol container actuator 1 according to this embodiment, a push-down portion 9a for fitting and mounting on a straight tubular valve stem 4 standing upright at the center of the upper surface 3a of the aerosol container 3 to push down the valve stem 4 has a valve stem. An injection operation button 9 set at a position spaced radially from 4, and a pivot supported so as to be pivotable in a direction perpendicular to the central axis 3 b of the aerosol container 3 at a position spaced a certain distance from the valve stem 4 in the radial direction. An injection hole having a portion 11a and a substantially tubular nozzle portion 11b extending in a radial direction from the pivot portion 11a and opening the contents ejected from the valve stem 4 when the valve stem 4 is pressed down to the tip of the nozzle portion 11b The top surface 3 of the aerosol container 3 so as to cover the spray nozzle 11 that sprays from 11c and the spray operation button 9 and the spray nozzle 11 And a cap 13 which is Hikanmuri attached to.
[0016]
The cap 13 is engaged and supported by the upper surface 3a of the aerosol container 3 through an inner cap 15 described later so as to be able to turn at a predetermined angle in a direction orthogonal to the central axis 3b of the aerosol container 3.
The cap 13 includes a nozzle window 13a that exposes the tip of the nozzle portion 11b, and a button operation window 13b that exposes the ejection operation button 9.
[0017]
As shown in FIG. 2, the length of the nozzle portion 11b is set so that the tip of the nozzle portion 11b protrudes outward from the nozzle window 13a when the spray nozzle 11 is used.
Further, as shown in FIG. 3, the injection nozzle 11 has a pivot portion 11a fitted to a pivot support portion 17a formed on a joint block 17 fitted and attached to the distal end portion of the injection operation button 9. Centering on the part 11a, the aerosol container 3 is supported so as to be rotatable in a plane orthogonal to the central axis 3b.
[0018]
The joint block 17 is connected to the injection operation button 9 by fitting the pipe portion 17 b protruding toward the valve stem 4 into the connection hole 9 b at the tip of the injection operation button 9.
The joint block 17 is provided with swinging shaft portions 17c on both sides thereof. As shown in FIGS. 2 and 4, the swinging shaft portion 17 c is fitted into a shaft support hole 15 a formed in the inner cap 15, so that the joint block 17 is vertically moved around the swinging shaft portion 17 c. Is swingably supported.
[0019]
The injection operation button 9 pushes down the valve stem 4 by a swinging motion integrated with the joint block 17 having the swinging shaft portion 17c as a fulcrum.
The valve stem 4 is elastically supported so as to be depressible on the central axis of the upper surface 3a of the aerosol container 3. When the valve stem 4 is depressed, the valve provided in the aerosol container 3 is opened and the contents in the aerosol container 3 are opened. A thing is spouted upwards.
[0020]
The joint block 17 has a communication hole 17d formed therein, and the valve stem 4 and the injection hole 11c of the injection nozzle 11 communicate with each other through the communication hole 17d.
At the tip of the injection hole 11c of the injection nozzle 11, an injection cap 21 for determining the diffusion angle of the content to be injected and the injection amount is mounted.
By changing the injection cap 21, the diffusion angle of the contents and the injection amount are changed.
[0021]
An inner cap 15 is provided on the upper surface 3a of the aerosol container 3 by fitting with a mountain cup portion 23 or the like protruding from the upper surface 3a.
The inner cap 15 is equipped so as not to rotate in the circumferential direction of the aerosol container 3 by tight fitting with the mountain cup portion 23 and the like.
[0022]
The cap 13 is orthogonal to the central axis 3 b of the aerosol container 3 by engaging a locking protrusion 13 d annularly provided on the inner periphery of the lower end with an annular groove 15 b formed on the outer periphery of the inner cap 15. In-plane turning (turning in the direction indicated by arrow (A) in FIG. 3) is enabled.
[0023]
As shown in FIG. 1A, the nozzle window 13a of the cap 13 is an elongated ellipse along the rotation direction of the cap 13, and one end is in contact with the outer periphery of the nozzle portion 11b.
Then, as shown in FIGS. 5A to 5I, when the cap 13 is rotated counterclockwise (rightward in FIG. 1A) in a plan view, the nozzle is in contact with the nozzle portion 11b. When one end edge of the window 13a pushes the nozzle portion 11b, the injection nozzle 11 turns around the pivot portion 11a as shown in FIGS. 6 (a) to 6 (i), and the tip of the nozzle portion 11b is in the cap 13. Is housed in.
[0024]
In FIGS. 5 and 6, the turning of the cap 13 and the injection nozzle 11 proceeds in alphabetical order from (a) to (i).
Further, the turning angle of the injection nozzle 11 shown in FIGS. 6A to 6I corresponds to the turning angle of the cap 13 shown in FIGS. 5A to 5I.
[0025]
When the cap 13 is swung counterclockwise in a plane orthogonal to the central axis 3b of the aerosol container 3 until the tip of the nozzle portion 11b is accommodated in the cap 13, as shown in FIG. The positioning boss 25 protruding from the upper wall portion 13 toward the inner cap 15 abuts on the positioning groove 15 c formed in the inner cap 15, and further turning of the cap 13 is restricted.
[0026]
Note that the position of the injection operation button 9 is restricted by a button positioning surface 15 e formed on the inner cap 15 so as not to turn around the valve stem 4.
In addition, the inner cap 15 is equipped with a nozzle positioning surface 15f that restricts the turning of the nozzle portion 11b in the reverse direction from the initial position.
[0027]
As shown in FIG. 6 (i), the inner cap 15 follows the turning of the cap 13 and comes into contact with the tip of the nozzle portion 11b when the tip of the nozzle portion 11b is accommodated in the cap 13. A contact portion 15g is provided to seal the injection hole 11c at the tip of the slip portion 11b.
[0028]
In the case of the present embodiment, as shown in FIG. 5 (i), when the tip of the nozzle portion 11 b is accommodated in the cap 13 by the turning operation of the cap 13, the position of the button operation window 13 b is the injection operation button 9. The dimensions of the push-down portion 9a and the button operation window 13b are set so that the ejection operation button 9 is hidden in the cap 13 by deviating from this position.
[0029]
In order to return the nozzle portion 11b accommodated in the cap 13 to the state protruding from the nozzle window 13a during use, as shown in FIGS. Turn.
When the cap 13 is swiveled in the direction opposite to that when the cap 13 is housed, as shown in FIGS. 8A and 8B, the positioning boss 25 protruding from the cap 13 swivels the side surface of the nozzle portion 11 b with the cap 13. Pushing in the direction causes the spray nozzle 11 to turn in the direction opposite to that when the pivot portion 11a is housed.
Then, as shown in FIG. 8 (i), when the nozzle portion 11b returns to the use state protruding from the button operation window 13b, the side surface of the nozzle portion 11b comes into contact with the nozzle positioning surface 15f formed on the internal cap 15. Thus, further turning is restricted.
[0030]
In FIGS. 7 and 8, the turning of the cap 13 and the injection nozzle 11 at the time of return proceeds in alphabetical order from (a) to (i). Further, the turning angle of the injection nozzle 11 shown in FIGS. 8A to 8I corresponds to the turning angle of the cap 13 shown in FIGS. 7A to 7I.
[0031]
In the aerosol container actuator 1 according to the embodiment of the present invention described above, after the end of the injection, when the tip of the nozzle portion 11b of the injection nozzle 11 is housed in the cap 13 by the turning operation of the cap 13, The injection hole 11c opened at the tip of the nozzle portion 11b is brought into contact with the contact portion 15g of the inner cap 15 and sealed.
[0032]
Therefore, it is possible to prevent the content remaining near the tip of the nozzle part from dropping from the tip of the nozzle after the injection operation is completed, and the content remaining near the tip of the nozzle part is solidified by contact with the outside air. Can be prevented.
Therefore, problems with the conventional aerosol container actuator 1 such as liquid dripping from the tip of the injection nozzle 11 after use and clogging of the nozzle injection hole 11c due to solidification of contents at the tip of the injection nozzle 11 can be solved.
[0033]
Moreover, in the aerosol container actuator 1 of this embodiment, since the length of the nozzle part 11b is set so that the tip of the nozzle part 11b protrudes from the nozzle window 13a in use, the tip of the nozzle part 11b By visually recognizing the position, it is possible to easily confirm the injection direction of the contents, and it is possible to perform efficient injection that accurately targets the target.
Accordingly, it is possible to eliminate the inconvenience that the injection direction is difficult to understand and the target cannot be accurately aimed, which has occurred in the case of the conventional aerosol container actuator 1 in which the tip of the nozzle portion 11b does not protrude from the cap 13. .
[0034]
Further, the tip of the nozzle portion 11b protrudes from the cap 13 during use, but can be stored in the cap 13 when not in use or at the time of shipment, etc., so that the tip of the nozzle portion 11b protrudes from the cap 13 The problem that the tip of the nozzle portion 11b becomes a hindrance during transportation or storage, which has occurred in the case of the conventional aerosol container actuator 1 that is fixedly mounted on the container, can be solved.
[0035]
Furthermore, if the protrusion length of the tip of the nozzle part 11b is set appropriately, even when injecting into a narrow gap, by inserting the nozzle part 11b into the gap and injecting, accurate contents can be injected, It is possible to solve the problem that the surrounding environment is polluted by a wider jet than necessary, which has occurred in the case of the conventional aerosol container actuator 1 having a structure in which the tip of the nozzle portion 11b does not protrude from the cap 13.
[0036]
Further, in the aerosol container actuator 1 of the present embodiment, the position of the button operation window 13b is shifted from the position of the injection operation button 9 in a state where the tip of the nozzle portion 11b is accommodated in the cap 13 by the turning operation of the cap 13. As a result, the ejection operation button 9 is hidden in the cap 13. Therefore, when transporting or not in use, if the tip of the nozzle portion 11b is accommodated in the cap 13, the injection operation button 9 is hidden in the cap 13 and the injection operation button 9 is accidentally pressed. Therefore, it is possible to eliminate the inconvenience of surrounding contamination due to erroneous injection, which occurs in the conventional aerosol container actuator 1 that is equipped with the injection operation button 9 always exposed.
[0037]
The aerosol container actuator is not limited in the contents to be ejected. For example, it can be used for spraying and jetting various products such as deodorants, insecticides, cosmetics and paints.
[0038]
【The invention's effect】
As described above, according to the aerosol container actuator of the present invention described in claim 1, after the injection operation is finished, the tip of the nozzle portion of the injection nozzle is accommodated in the cap by the turning operation of the cap. Then, the injection hole opened at the tip of the nozzle part comes into contact with the contact part of the inner cap and is sealed.
Therefore, it is possible to prevent the content remaining near the tip of the nozzle part from dropping from the tip of the nozzle after the injection operation is completed, and the content remaining near the tip of the nozzle part is solidified by contact with the outside air. Can be prevented.
Therefore, problems in conventional actuators for aerosol containers such as liquid dripping from the tip of the spray nozzle after use and clogging of the nozzle injection hole due to solidification of contents at the tip of the spray nozzle can be solved.
[0039]
Further, according to the second aspect of the present invention, since the tip of the nozzle portion protrudes outside the cap when in use, the injection direction of the contents can be facilitated by visually recognizing the position of the tip of the nozzle portion. This makes it possible to efficiently inject the target accurately.
Therefore, it is possible to eliminate the inconvenience that the injection direction is difficult to understand and the target cannot be accurately aimed, which has occurred in the case of the conventional aerosol container actuator in which the tip of the nozzle portion does not protrude from the cap.
[0040]
In the case of the configuration according to claim 2, the tip of the nozzle portion protrudes from the cap when in use, but when not in use or at the time of shipment, the tip of the nozzle portion can be kept in the cap. The problem that the tip of the nozzle portion becomes a hindrance during transportation or storage, which has occurred in the case of a conventional aerosol container actuator fixedly mounted in a state protruding from the cap, can be solved.
Furthermore, in the case of the configuration according to claim 2, if the protrusion length of the tip of the nozzle part is appropriately set, even when injecting into a narrow gap, by inserting the nozzle part into the gap and injecting, Accurate contents injection can be performed, and the problem that the surrounding environment is polluted by an unnecessarily wide area injection, which has occurred in the case of the conventional aerosol container actuator in which the tip of the nozzle portion does not protrude from the cap, can be solved.
[0041]
Further, according to the present invention, the jet operation button is hidden in the cap if the tip of the nozzle portion is accommodated in the cap at the time of transportation or non-use. Eliminates the inconvenience of surrounding contamination caused by mis-injection, which occurred in conventional aerosol container actuators that are equipped with the injection operation button always exposed without accidentally pressing the injection operation button it can.
[Brief description of the drawings]
1A is a front view of an embodiment of an aerosol container actuator according to the present invention, FIG. 1B is a side view thereof, and FIG. 1C is a rear view thereof;
FIG. 2 is a longitudinal sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 3 is an exploded perspective view of an embodiment of an actuator for an aerosol container according to the present invention.
FIG. 4 is a bottom view in an assembled state of an embodiment of the actuator for an aerosol container according to the present invention.
FIG. 5 is a plan view showing a progress of operation when the nozzle portion is accommodated in the cap in the aerosol container actuator of one embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a plan cross-sectional view showing the operation progress of the injection nozzle when the nozzle portion is housed in the cap in the aerosol container actuator of one embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a plan view showing the operation progress when the nozzle portion is exposed to the nozzle window from the state in which the nozzle portion is housed in the cap in the aerosol container actuator of one embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a cross-sectional plan view showing the operation progress of the injection nozzle when the nozzle portion is exposed to the nozzle window from the state accommodated in the cap in the aerosol container actuator of one embodiment of the present invention. .
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Aerosol container actuator 3 Aerosol container 3a Upper surface 4 Valve stem 9 Injection operation button 9a Press part 11 Injection nozzle 11a Pivot part 11b Nozzle part 11c Injection hole 13 Cap 13a Nozzle window 13b Button operation window 15 Internal cap 15b Annular groove 15c Positioning groove 15e Button positioning surface 15f Nozzle positioning surface 15g Abutting part 17 Joint block 21 Injection nozzle 25 Positioning boss

Claims

エアゾール容器の上面の中心に立設された直管状のバルブステムに嵌合装着されてバルブステムを押し下げるための押下部がバルブステムから半径方向に離間した位置に設定された噴射操作ボタンと、前記バルブステムから半径方向に一定距離離間した位置で前記エアゾール容器の中心軸線と直交する方向に旋回可能に支持されるピボット部とこのピボット部から半径方向に延出した略管状のノズル部とを備えて前記バルブステムの押下によってバルブステムから噴出される内容物を前記ノズル部の先端に開口する噴射孔から噴射する噴射ノズルと、前記噴射操作ボタンおよび噴射ノズルを覆うように前記エアゾール容器の上面に被冠装着されるキャップとを備えるエアゾール容器用アクチュエータであって、
前記キャップは、エアゾール容器の中心軸線と直交する方向に所定角度旋回可能に、前記エアゾール容器の上面に係合させると共に、前記噴射ノズルのノズル部の先端を露出させるノズル用窓と、前記噴射操作ボタンを露出させるボタン操作用窓とを備え、
前記キャップのエアゾール容器の中心軸線と直交する方向への旋回によって前記噴射ノズルがピボット部の回りに旋回して前記ノズル部の先端がキャップ内に収容されると共に、
前記キャップの内側で前記エアゾール容器の上面に固定されて、前記ノズル部の先端がキャップ内に収容された時にノズル部の先端に当接する当接部によってノズル部先端の噴射孔を封止する内部キャップを設けたことを特徴とするエアゾール容器用アクチュエータ。An injection operation button that is fitted and attached to a straight tubular valve stem standing upright at the center of the upper surface of the aerosol container, and a pressing portion for pressing down the valve stem is set at a position spaced radially from the valve stem; A pivot portion supported so as to be pivotable in a direction orthogonal to the central axis of the aerosol container at a position spaced apart from the valve stem in a radial direction, and a substantially tubular nozzle portion extending radially from the pivot portion. The injection nozzle that injects the content ejected from the valve stem by pressing the valve stem from the injection hole that opens at the tip of the nozzle portion, and the upper surface of the aerosol container so as to cover the injection operation button and the injection nozzle. An aerosol container actuator comprising a crown-mounted cap,
The cap is engaged with the upper surface of the aerosol container so as to be able to turn at a predetermined angle in a direction orthogonal to the central axis of the aerosol container, and the nozzle window for exposing the tip of the nozzle portion of the injection nozzle; With a button operation window that exposes the button,
The spray nozzle pivots around a pivot part by pivoting the cap in a direction perpendicular to the center axis of the aerosol container, and the tip of the nozzle part is accommodated in the cap.
An interior that is fixed to the upper surface of the aerosol container inside the cap and seals the injection hole at the tip of the nozzle portion by a contact portion that contacts the tip of the nozzle portion when the tip of the nozzle portion is accommodated in the cap. An actuator for an aerosol container, comprising a cap.

使用時には、前記ノズル部の先端が前記ノズル用窓から突出するように、前記ノズル部の長さを設定したことを特徴とする請求項１に記載のエアゾール容器用アクチュエータ。The actuator for an aerosol container according to claim 1, wherein the length of the nozzle portion is set so that the tip of the nozzle portion protrudes from the nozzle window when in use.

前記キャップの旋回操作で、前記ノズル部の先端をキャップ内に収容した状態では、前記ボタン操作用窓の位置が噴射操作ボタンの位置からずれて、噴射操作ボタンがキャップ内に隠れることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載のエアゾール容器用アクチュエータ。In the state where the tip of the nozzle portion is housed in the cap by the turning operation of the cap, the position of the button operation window is shifted from the position of the injection operation button, and the injection operation button is hidden in the cap. The actuator for an aerosol container according to claim 1 or 2.