JP4687917B2 - Ip電話システムにおける信号制御方式 - Google Patents

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Description

本発明は、事業所内に設けられるIP電話システムにおける電話機と電話主装置との間の信号制御が簡単で容易な方式に関するものである。
最近の事業所用IP電話システムでは、通常、SIP(Session Initiation Protocol)などの呼制御メッセージをUDP(User Datagram Protocol)にていったん受信し、送信先に合わせて変換などの処理を実行してから転送するというB2BUA(Back to Back User Agent)方式が採用されている。電話機間の信号伝送にはRTP(Real-time Transport Protocol)パケットによるパケット通信が実行される。この通信は主装置を介さないP2P(Peer to Peer)方式を採用することによりパケット量を軽減することが可能である。P2P方式は、コンピュータが相互に接続され、直接ファイルなどの情報を送受信するインターネットの利用形態である。したがって、一般的には電話機におけるダイヤル操作により発生するPB(Push Button)信号は、可聴音によるDTMF(Dial Tone Multi Frequency)信号により音声信号線に出力されるが、ネットワークに送出される際にはRTPパケットに形成される。このため、電話機は音声を含む可聴信号とRTPパケットとの変換のための機能を必要とし、その可聴信号を変換したRTPパケットは音声パケットと呼称される。音声パケットは、復号するとそのまま可聴信号、いわゆる音声帯域であるインバンド(IBと略称することがある)の信号に変換される。すなわち、可聴信号としてのPB信号はインバンドDTMF信号によるRTPパケットすなわち音声パケットに変換されてネットワーク上を転送される。
また、特開2003−78958号公報(特許文献1)に記載されるように、このインバンドDTMF方式のほかに、電話機端末から交換装置に送出されるダイヤル方式として可聴周波数帯外を使用する標準化されたアウトバンド(OBと略称することがある)信号方式がある。アウトバンド信号方式では、ダイヤル番号などが、符号化され、メッセージ形式により制御信号線を介して送出される。特許文献1でのアウトバンド信号方式は、無線ローカルループシステムで電話番号送出の際の呼設定時間を早めるため基地局から交換装置へ転送する信号方式として使用されている。
一方、例えば、VPN(Virtual Private Network)を形成する場合、電話交換装置は発呼電話機から宛先ダイヤル番号としてインバンドDTMF信号による音声パケットを直接受信して呼接続制御することができる。しかし、着呼先の応答により呼接続が形成された後では、その音声パケットはトランクを介して電話機間で転送され、電話交換装置を経由しない。それにもかかわらず、通常の企業内電話交換機は多種の機能を有するので、その電話交換装置は、電話機間で通話中の場合でも、電話機との間で授受する制御信号を必要とする。例えば転送要求のような制御信号がある。電話機側で、PB信号を発生するダイヤルパッドを用いてその制御信号を生成する場合、この制御信号はインバンドDTMF信号でもよいが、上述したアウトバンド信号でもよい。アウトバンド信号の場合、電話機にその変換機能が必要である。
その関連技術として、例えば特開2005−33664号公報(特許文献2)に開示されている通信装置がある。図1を参照してこの装置の概要を説明する。図1では、携帯電話端末1が無線電話網2を介してWLAN−AP(無線LAN−アダプタ)3に接続し、WLAN−AP3はLAN4を介して電話交換装置である電話主装置5と接続する。
特許文献2では、携帯電話端末1が第3世代端末であり、無線電話網2が第3世代移動通信網、WLAN−AP3は第3世代ゲートウェイ、そして電話主装置5はコンテンツ配信サーバと同等である。第3世代ゲートウェイは、第3世代移動通信網とLANとの間の符号変換を行い、DTMF検出部を内蔵して、第3世代端末からの押しボタン操作によるDTMF音を検出して、LANに接続されているコンテンツ配信サーバでの制御信号を生成している。
すなわち、図1でのWLAN−AP3は、無線電話網2を介して携帯電話端末1から送信されるDTMF信号を受け、LAN4に接続される電話主装置5での制御信号に変換生成し、LAN4に送出している。このような構成で、特許文献2によれば、電話機から呼接続要求を受けた電話主装置はインバンドDTMF信号を受けて接続先を識別して電話機同士を接続し、その後、電話機同士が音声パケットを直接授受することにより通話を可能にしている。したがって、この状態でのWLAN−APは、無線電話網を介して電話機からインバンドDTMF信号を受けた場合、そのインバンドDTMF信号に合致させた制御信号を電話主装置における制御信号として生成できる。また、その制御信号は、無線電話網とLANとの相互間を、所定の符号化方式により変換され、またはそのプロトコル変換により生成される。
すなわち、この特許文献2の通信装置では、無線電話網とLANとの間の符号変換またはプロトコル変換によりLAN上の制御信号を生成することが主目的とされている。しかしながら、特許文献2では、電話主装置がネットワークを介して電話機を接続してVPNを形成する際における、電話主装置と電話機との間に形成される制御信号の「信号形態」については触れていない。
すなわち、電話機のダイヤルパッドを用いてPB信号を発生することにより電話機間で通話中の場合に発生する例えば転送要求のような制御信号を生成する場合について、その制御信号に関する具体的な情報は開示されていない。
特開2003−78958号公報 特開2005−33664号公報
電話端末が、通信中に発生したPB信号を、IPネットワークを介して接続される電話主装置に、インバンドDTMFにより制御信号を送る機会がある。その場合、P2P通信ではRTPパケットが主装置に届けられることはないため、上述したように、IPネットワークと電話端末との間に通信中の音声信号をモニタするアダプタを設け、そのアダプタがインバンドDTMF信号をアウトバンド信号に変換して電話主装置に送出する必要がある。
解決しようとする課題は、通信中の電話端末で発生したPB信号がIPネットワークを介して接続される電話主装置にアウトバンド信号により制御信号として送られる場合、その具体的な信号形態が特定されていないことである。
本発明は、IPネットワークに接続される電話システムで、通信中の電話端末で発生したPB信号がIPネットワークを介して接続される電話主装置にアウトバンド信号により送られる場合、その制御信号の具体的な形態を特定することを目的とする。
そのため、本発明は、IPネットワークで構成される電話システムで通信中の電話端末からPB信号により送出されるインバンドDTMF信号を制御信号に検出した際にその信号をアウトバンド信号に変換し前記IPネットワークを介して電話主装置に送出する信号制御に関する。それは、前記インバンドDTMF信号から得られるDTMF信号をそのままとし、宛先アドレスを置換した前記アウトバンド信号を、アウトバンドDTMF信号と定義して生成することを主要な特徴とする。
具体的な構成は、IPネットワークと電話端末との間に通信中の音声信号を受けるアダプタを設けており、通信中の電話端末からPB信号により送出されるインバンドDTMF信号を制御信号として検出した際にその信号をアウトバンド信号に変換して前記IPネットワークに送出するものである。そして、前記アダプタは、前記インバンドDTMF信号から得られるDTMF信号をそのままとし宛先アドレスを置換して前記アウトバンド信号をアウトバンドDTMF信号に生成し送出する手段を有する。
本発明のIP電話システムにおける信号制御方式は、IPネットワーク上でのアウトバンド信号として、制御信号となるDTMFに対応する信号、すなわちアウトバンドDTMF信号と定義された信号を使用する。インバンドDTMF信号は音声周波数による高音系四種類と低音系四種類とからそれぞれ一つずつを組み合わせて生成するDTMFを識別可能に符号化した信号である。そして、アウトバンドDTMF信号は、インバンドDTMF信号に対応した数値情報、または記号としてのDTMF信号である。更に、インバンドDTMF信号は相手先が電話端末であり、アウトバンドDTMF信号の相手先は電話主装置である。
そのため、電話端末、特に携帯電話端末のように機能の簡素化による小型化が図られた場合に制御信号の発信がダイヤルパッドのみのPB信号で可能である。更に、電話主装置では、DTMF対応の制御条件が変更されても、PB信号対応に制御信号を設定できるので、信号の識別およびその制御の変換または変更が容易である。
本発明は、IPネットワークに接続される電話システムで、通信中の電話端末が発生したPB信号を、IPネットワークを介して接続される電話主装置に、アウトバンド信号により送る制御信号の形態を特定するという目的のため、IPネットワーク上でのアウトバンド信号として、DTMF対応の信号、すなわちアウトバンドDTMF信号を使用する。それにより、機能の簡素化による小型化が図られた携帯電話端末からのPBダイヤルによる制御信号の送出、および電話主装置における信号の識別およびその制御の変換または変更が容易なシステムを実現した。
以下に、図面を参照して実施例を説明するが、図面は本発明に係る部分が主として示されており、機能上必須の構成要素でも省略されたものがある。また、本発明の趣旨と機能とを満たすものであれば、図示された機能ブロックの分割・併合、および手順の入替えなどは自由であり、下記説明が本発明を限定するものではない。
本発明の実施例1について図1を参照して説明する。
図1は、本発明によるシステムの一実施例をブロックで示す説明図である。図1では、携帯電話端末1、無線電話網2、WLAN−AP(無線LANアダプタ)3、LAN4、電話主装置5、および固定電話端末6が示されている。
携帯電話端末1は無線電話網2を介してWLAN−AP3に接続されている。無線電話網2は例えば移動通信網である。WLAN−AP3は、無線電話網2におけるLAN4に対するゲートウェイであり、一方で無線電話網2に接続され、他方でLAN4に接続する。LAN4は、例えばイーサネット(登録商標)のようなローカルエリアネットワークである。電話主装置5は、LAN4に接続されるサーバであり、携帯電話端末1および固定電話端末6と共に一つのVPNを形成し主として企業内の電話端末間を相互接続する電話交換装置である。それは、内線電話機をLANに接続して収容する例えばボタン電話装置の主装置、または企業内交換機に代表される。
電話主装置5はプロキシサーバとして図示されていないインターネットを介して他の電話システムと接続してもよい。すなわち、IPネットワークとしては一般的なインターネットでもよく、IPネットワークを介して接続される携帯電話端末1、WLAN−AP3、および電話主装置5は一つの企業内交換システムであるVPNを形成する。
固定電話端末6は、多機能電話機であり、ダイヤル番号発信のためのパッドとは別に多機能用のボタンを有し、例えば転送ボタンにより制御信号として電話主装置5宛てにLAN4を介して送出することができる。
上述したように、携帯電話端末1は、軽量小型化のため余分なキーまたはボタンなどを有することなく、転送などの制御信号も、ダイヤルパッドのボタンを用いてPB信号で音声信号として送出している標準タイプのものである。
すなわち、本発明における特徴の一つは携帯電話端末1にある。携帯電話端末1は、通話中における転送要求などの電話主装置に対する制御要求を、ダイヤルパッド操作によるPB信号で行うものである。したがって、携帯電話端末1は、通信中に制御要求をする際にPB信号であるDTMFをユーザのボタン押し操作により発生する。その制御要求の操作は所定時間を越えることにより検出される。その結果、所定の制御信号がダイヤルパッドから発信された際に携帯電話端末1は、検出したDTMFにしたがったインバンドDTMF信号によるRTPパケットを音声パケットとして生成し、通話音声と共に一連の音声信号により無線電話網2に送出する。それにより、制御信号であっても、通話中での携帯電話端末1にインバンドDTMF信号を制御信号用のアウトバンド信号に変換する機能を不要とする。すなわち、本発明では、標準装備の携帯電話端末1が使用可能であることが特徴である。ちなみに、インバンドDTMF信号を制御信号用のアウトバンド信号に変換する機能は、例えば呼接続要求または呼設定メッセージの送出の際に必要であり標準装備されているが、連続する呼接続要求の手順に含まれるので、通話音声と共に一連の音声信号により無線電話網2に送出するものではなく、特別な変換機能の付加は不要である。
ここで、図1を参照して本発明における発呼から応答までの動作について説明する。発呼の際は、携帯電話端末1から、無線電話網2、WLAN−AP3、およびLAN4を介して電話主装置5まで呼接続要求のRTPパケットが送られ、その結果、電話主装置5からDTパケットが返送されて携帯電話端末1に発信音を発生させる。それにより、携帯電話端末1では宛先電話番号がユーザによりPBダイヤル発信される。しかしそのインバンドDTMFは呼接続要求のための一連の制御信号に含まれ、アウトバンド信号のRTPパケットにより無線電話網2、WLAN−AP3、およびLAN4を介して電話主装置5まで到達する。電話主装置5でアウトバンド信号からダイヤル番号を抽出して呼接続し被呼者の電話端末へ呼出し信号を送出する一方、発呼側には呼出し音をRTPパケットで送出する。これらの音声信号はアウトバンド信号に含まれインバンド信号とは区別する。
そして、被呼者の電話端末が応答した際には、発呼者の携帯電話端末1と被呼者の例えば固定電話端末6との両電話端末間ではLAN4を介した音声信号が、インバンドDTMF信号による音声パケットとして直接授受されており、電話主装置5を経由しない。
次に、図2に図1を併せ参照して本発明の主要な特徴であるWLAN−AP3について説明する。図では、WLAN−AP3は、無線網IF(インタフェース)11、パケット変換伝送部12、LANIF13、信号伝送制御部14、音声パケット復号部15、IB−DTMF検出部16、およびOB−DTMF生成部17を示している。
無線網IF11は無線電話網2を介して携帯電話端末1との間でRTPパケットを授受する。すなわち、無線網IF11は、無線電話網2から受けたRTPパケットをパケット変換伝送部12および音声パケット復号部15へ送り、パケット変換伝送部12から受けたRTPパケットを無線電話網2へ送出する。パケット変換伝送部12は、無線網IF11とLANIF13との間にあり、授受するRTPパケットをそれぞれのネットワークに合致するように符号変換またはプロトコル変換する。LANIF13は、LAN4を介して電話主装置5との間でRTPパケットを授受する。すなわち、LANIF13は、パケット変換伝送部12およびOB−DTMF生成部17から受けたRTPパケットをLAN4へ送り、LAN4から受けたRTPパケットをパケット変換伝送部12へ送出する。信号伝送制御部14はそれぞれの構成要素と接続して所定のプログラムに基づき信号の伝送を制御する。
音声パケット復号部15は、無線網IF11で受ける音声パケットを音声信号に復号してIB−DTMF検出部16に送る。IB−DTMF検出部16は、音声パケット復号部15から送られた音声信号から所定長を満たすDTMFをインバンドDTMF信号として検出し所定長のDTMF信号に形成してOB−DTMF生成部17へ送る。OB−DTMF生成部17は、受けたインバンドDTMF信号を予め設定された制御信号データと比較して一致した際に、DTMFそれぞれの周波数に対応する所定のアウトバンドDTMF信号に変換して生成してLANIF13に送る。対応するDTMFのないインバンドDTMF信号は破棄される。
この際、WLAN−AP3は、インバンド信号を音声パケットとして音声信号で通話先電話端末に宛てて送出し、アウトバンド信号を制御信号として電話主装置5に宛てて送られる。すなわち、上述したように、DTMFによる音声信号のRTPパケットの宛先が電話端末の場合、そのDTMFはインバンドDTMF信号であり、RTPパケットの宛先が電話主装置の場合には制御信号としてのアウトバンドDTMF信号であると定義する。
このように、WLAN−AP3は、上記携帯電話端末1を多機能端末として使用可能とするため、通話中の音声信号をモニタし、音声パケットから所定の制御信号に変換されるインバンドDTMF信号を検出する。そして、検出されたインバンドDTMF信号は、その宛先を電話端末アドレスから電話主装置アドレスに変換される。このアウトバンドDTMF信号の形態が本発明の特徴である。この制御信号は、電話主装置5のアドレスを宛先とするアウトバンド信号によるRTPパケットによりデジタル回線で多重化伝送される。したがって、通話中の携帯電話端末1から送出されたインバンドDTMF信号による制御信号は、WLAN−AP3でアウトバンドDTMF信号に変換され、LAN4を介して電話主装置5により取り出される。WLAN−AP3における主要動作手順の詳細は次にフローチャートを参照して説明する。
図3は、図1および図2を併せ参照して本発明におけるWLAN−AP3を中心とする通話中の電話端末間で音声パケットを直接授受している状態における主要動作手順をフローチャートで示す説明図である。
WLAN−AP3は、携帯電話端末1による通信中に無線電話網2から受信する音声パケットを無線網IF11で受付け、パケット変換伝送部12からLANIF13を介してLAN4に転送(手順S1)する。音声パケットはその宛先が通信先の例えば固定電話端末6である。WLAN−AP3では、複数の携帯電話端末に対して多重化されたRTPパケットが転送されているので、音声パケット復号部15が無線網IF11で受付けたRTPパケットから音声パケットを検出して復号(手順S2)する。通話音声は音声周波数の複雑な組合せであるが、PBダイヤルによる制御信号はユーザのボタン押し操作により短時間ながら安定した二つの周波数の組合せである。したがって、IB−DTMF検出部16が所定長を越えたDTMFを検出することによりインバンドDTMF信号あり(手順S3のYES)を判断できる。検出されたインバンドDTMF信号は、OB−DTMF生成部17によりアウトバンドDTMF信号に変換されて制御信号に生成(手順S4)された後、LANIF13を介してLAN4へ電話主装置5に宛てて送出(手順S5)される。
上記手順S3が「NO」でインバンドDTMF信号でない場合、その検出された音声パケットは破棄され、手順は上記手順S1に戻る。
次に、図4に図1を併せ参照して本発明の特徴の一つとなる電話主装置5について説明する。図の電話主装置5では、LANIF21、RTPパケット生成部22、RTPパケット検出部23、OB−DTMF検出部24、DTMF変換部25、DTMF対応制御部26、および呼制御部27が示されている。
LANIF21は、LAN4とのインタフェースを有しRTPパケットの授受を行う。RTPパケット生成部22は、呼制御部27の制御を受け、LAN4に送出するRTPパケットを生成してLANIF21へ送る。呼接続段階でのRTPパケットには、音声、DTMFなど可聴周波数による音声パケットが含まれる。例えば、発呼者を宛先とする音声パケットとして、DT(ダイヤル音)パケットまたはRBT(呼出し音)パケットをRTPパケットに生成してLANIF21へ送出する。RTPパケット検出部23は、LAN4からLANIF21で受けたRTPパケットを検出して制御信号を取り出し、発着呼接続制御のため呼制御部27に通知する。
OB−DTMF検出部24は、LAN4からLANIF21で受けたRTPパケットからアウトバンドDTMF信号を検出して制御信号としてDTMF変換部25へ送る。DTMF変換部25は、受けたアウトバンドDTMF信号をDTMF信号に変換してDTMF対応制御部26へ送る。アウトバンドDTMF信号とインバンドDTMF信号とは含まれるDTMFが同一でありアドレス以外の特別な変換は不要である。DTMF対応制御部26は、受けたDTMFを予め定められたDTMFと照合し、例えばダイヤル番号以外で設定された制御信号を判定してその制御信号に付与された接続制御を実行する。DTMF対応制御部26は、接続制御に必要があれば呼制御部27にその制御を依頼する。呼制御部27は、電話主装置5での呼接続関連構成要素と接続し、その主要動作を制御する。制御信号そのものはダイヤル番号以外の特殊番号が適切である。ちなみに、DTMFには例えば転送に付随する転送先番号がダイヤル番号で受信されるが、転送要求の制御信号に含まれており単独のDTMF信号ではない。
このような構成を採用することにより、通話中にダイヤルパッドからPB信号を発信した際、LANアダプタでアウトバンドDTMF信号に変換して電話主装置に送出できる。従って、第1に、携帯電話端末でもDTMFによる制御信号をアウトバンド信号に変換する必要がないので、インバンドDTMFの発信機能のみを有する標準電話機が採用可能である。また、第2に、周知のインバンドDTMF信号で宛先アドレスを変更してアウトバンドDTMF信号の形態とすることにより、電話主装置での制御信号の生成が簡単容易であるという効果を有する。また、通話中にダイヤルパッドから送られるPB信号は全て相手側電話端末にインバンドDTMF信号で届くので、電話による自動受付けなどの機能サービスを受けることが可能である。
本発明の実施例2について図5を参照して説明する。
図5の実施例は、図1のWLAN−AP3にWLAN−AP3Aを配備している。WLAN−AP3Aには、無線網IF11A、パケット変換伝送部12A、LANIF13A、信号伝送制御部14A、RTPパケット保存部31、送出パケット生成部32、音声パケット復号部33、IB−DTMF検出部34、およびOB−DTMF生成部35が示される。
無線網IF11A、パケット変換伝送部12A、LANIF13A、および信号伝送制御部14Aは、図2での同一名称の構成要素とほぼ同一機能を有するが、パケット変換伝送部12AはLANIF13Aから無線網IF11AへのRTPパケットの変換および伝送を行う。無線網IF11AからLANIF13AへのRTPパケットの変換および伝送はRTPパケット保存部31および送出パケット生成部32で実行される。音声パケット復号部33、IB−DTMF検出部34、およびOB−DTMF生成部35も図2での同一名称の構成要素とほぼ同一機能を有する。
RTPパケット保存部31は、無線網IF11Aで受信するRTPパケットを一時保存する。送出パケット生成部32は、RTPパケット保存部31に保存のパケットを取り出し、それからOB−DTMF生成部35で変換生成の対象となったインバンドDTMF信号を削除して送出するRTPパケットを生成しそのRTPパケットをLANIF13AからLAN4へ送出する。音声パケット復号部33は、RTPパケット保存部31から音声パケットを取出して復号し、IB−DTMF検出部34へ送る。IB−DTMF検出部34は、送られた音声パケットからインバンドDTMF信号を検出し、OB−DTMF生成部35へ送る。OB−DTMF生成部35は、受けたインバンドDTMF信号を予め設定された制御信号データと比較して一致した際に、そのDTMFに対するアウトバンドDTMF信号を生成してLANIF13AからLAN4へ送出する。一方、OB−DTMF生成部35は、アウトバンドDTMF信号に変換生成されたインバンドDTMF信号を送出パケット生成部32に通知する。
このような構成のため、この実施例ではPB信号を発信しても制御信号に変換されるDTMFは相手側に達しないので、余計な可聴信号により通話を疎外されることがない。他方では、発信されたPB信号が所定の制御信号以外の場合、相手側にインターネットを介してPB信号による情報を送ることができるので、例えば、電話機からの自動申し込みなどの機能サービスを受けることが可能である。
電話端末が発信するPB信号をインバンドDTMF信号から少なくともアドレス変換のみでアウトバンドDTMF信号に、アダプタを用いて容易に変換することができる。それゆえ、本発明は、標準タイプの電話端末を用いて、ネットワークを介して接続する電話主装置に所定の制御信号を送ることにより、従来の設備の大幅な拡張なしで多機能サービスを提供することが必要かつ不可欠な用途に適用できる。
関連するIP電話システムをブロックにより示した説明図である。 図1におけるWLAN−APの一形態をブロックにより示した説明図である。(実施例1) 図2におけるWLAN−APの主要動作手順の一形態をフローチャートにより示した説明図である。(実施例1) 図1における電話主装置の一形態をブロックにより示した説明図である。(実施例1) 図1におけるWLAN−APの図2と異なる一形態をブロックにより示した説明図である。(実施例2)
符号の説明
1 携帯電話端末
2 無線電話網
3、3A WLAN−AP
4 LAN
5 電話主装置
6 固定電話端末
11、11A 無線網IF
12、12A パケット変換伝送部
13、13A、21 LANIF
14、14A 信号伝送制御部
15、33 音声パケット復号部
16、34 IB−DTMF検出部
17、35 OB−DTMF生成部
22 RTPパケット生成部
23 RTPパケット検出部
24 OB−DTMF検出部
25 DTMF変換部
26 DTMF対応制御部
27 呼制御部
31 RTPパケット保存部
32 送出パケット生成部

Claims (6)

  1. IPネットワークで構成される電話システムで通信中の電話端末からPB信号により前記IPネットワークに送出されるインバンドDTMF信号を検出した際には、前記インバンドDTMF信号から得られるDTMF信号をそのままとし宛先を電話主装置アドレスに置換してアウトバンドDTMF信号に生成し送出することを特徴とする信号制御方法。
  2. IPネットワークで構成される電話システムで通信中の電話端末からPB信号により送出されるインバンドDTMF信号を制御信号として検出した際にその信号をアウトバンド信号に変換し前記IPネットワークを介して電話主装置に送出する信号制御方法において、前記インバンドDTMF信号から得られるDTMF信号をそのままとし宛先アドレスを置換して前記アウトバンド信号をアウトバンドDTMF信号に生成することを特徴とする信号制御方法。
  3. 請求項2に記載の信号制御方法おいて、前記電話端末と前記IPネットワークとの間にアダプタを設け、前記インバンドDTMF信号は前記電話端末から前記アダプタに送出され、当該アダプタで前記アウトバンドDTMF信号を生成することを特徴とする信号制御方法。
  4. IPネットワークで構成される電話システムで、IPネットワークと電話端末との間に通信中の音声信号を受けるアダプタを設けて通信中の電話端末からPB信号により送出されるインバンドDTMF信号を制御信号として検出した際にその信号をアウトバンド信号に変換して前記IPネットワークに送出する信号制御方式において、前記アダプタが、前記インバンドDTMF信号から得られるDTMF信号をそのままとし宛先アドレスを置換して前記アウトバンド信号をアウトバンドDTMF信号に生成し送出する手段を有することを特徴とする信号制御方式。
  5. 請求項4に記載の信号制御方式において、前記アダプタは、前記電話端末から受けた通信中の音声パケットを一時保存する手段と、前記アウトバンドDTMF信号に生成されたインバンドDTMF信号を一時保存の前記音声パケットから削除して前記IPネットワークに送出するする手段を有することを特徴とする信号制御方式。
  6. 請求項4または請求項5に記載される信号制御方式において、更に、前記IPネットワークに接続して前記電話端末から前記アウトバンドDTMF信号を前記アウトバンド信号として受け、受けたアウトバンドDTMF信号に含まれるDTMF信号に対応して予め設定された制御を遂行する電話主装置を有することを特徴とする信号制御方式。
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JP2000151853A (ja) * 1998-11-05 2000-05-30 Hitachi Commun Syst Inc 音声データ・pb信号送受信方法
JP2000188611A (ja) * 1998-12-22 2000-07-04 Oki Electric Ind Co Ltd 通信装置及びdtmf転送方法

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