JP4685661B2 - ロータおよびその製造方法ならびに電動車両 - Google Patents

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Description

本発明は、ロータおよびその製造方法ならびに電動車両に関し、特に、放熱特性に優れたロータおよびその製造方法ならびに該ロータを含む電動車両に関する。
特開2002−34187号公報(特許文献1)においては、ロータコアに設けられた穴部と該穴部に埋設された永久磁石との間に樹脂部材を充填することにより永久磁石をロータコアに固定したロータが開示されている。
また、特開2001−157394号公報(特許文献2)においても、上記と同様に、永久磁石を樹脂部材によってロータコアに固定したロータが開示されている。
また、特開2000−14062号公報(特許文献3)においても、円筒状のカバーと永久磁石との間に樹脂材料が充填されたロータが開示されている。
また、特開2005−94845号公報(特許文献4)においては、樹脂でコーティングされた棒状の永久磁石を軸方向に複数並べてロータコアに埋設したロータが開示されている。
特開2002−34187号公報 特開2001−157394号公報 特開2000−14062号公報 特開2005−94845号公報
ロータの回転時には熱が発生する。ここで、ロータからの放熱が十分に行なわれないと、ロータコアに埋設された磁石の磁力が熱により低下するなどの問題が生じる場合がある。したがって、ロータにおける磁石の放熱特性を向上させることは重要である。しかしながら、特許文献1〜4においては、ロータの放熱特性を十分に向上させる構成は開示されていない。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、磁石の放熱特性に優れたロータおよびその製造方法ならびに該ロータを含む電動車両を提供することにある。
本発明に係るロータは、回転シャフトに固設され、穴部を有するロータコアと、穴部に挿入される磁石と、穴部内に注入された充填部と、ロータコアの軸方向の両端部に設けられるエンドプレートとを備え、エンドプレートは、ロータコアの一方の軸方向端部に設けられ、回転シャフトに固定される第1のエンドプレートと、ロータコアの他方の軸方向端部に設けられ、第1のエンドプレートよりも弱い強度で回転シャフトに固定される第2のエンドプレートとを含み、磁石と第1のエンドプレートとは接触し、磁石と第2のエンドプレートとは充填部を介装する
なお、本発明に係るロータおよびその製造方法において、「充填部」とは、接着ではなく主として穴部内に充填されることにより磁石をロータコアに固定することを意図する部分を意味する。また、本発明に係るロータにおいて、「ロータコアの軸方向端部において磁石とエンドプレートとが接触する」とは、磁石とエンドプレートとが完全に接触する場合だけでなく、磁石とエンドプレートとの間に熱伝達を損なわない程度の充填部の薄膜が介在している場合も含む。
上記構成によれば、磁石にエンドプレートを接触させることで、磁石からの放熱性を向上させることができる。
上記ロータにおいて、好ましくは、磁石とエンドプレートとは、磁石の抜け方向の上流側に位置するロータコアの軸方向端部において接触し、磁石の抜け方向の下流側に位置するロータコアの軸方向端部において充填部を介装する。
ここで、「抜け方向」とは、磁石が抜けやすい方向を意味する。磁石が抜けやすい方向は、エンドプレートの固定強度に起因する方向(たとえば、エンドプレートがより強固に固定されている側に位置するロータコアの軸方向端部から該ロータコアの反対側の軸方向端部に向かう方向)と、回転電機の搭載方向に起因する方向(たとえば、車両の正面衝突、オフセット衝突などを考慮した場合の磁石の抜けやすい方向)と、回転電機の搭載位置の近傍に配置された機器との関係に起因する方向(たとえば、衝突の際に移動する機器が衝突してくる方向を考慮した場合の磁石の抜けやすい方向)とを含む。なお、エンドプレートの固定強度の強弱は、エンドプレートの固定方法に起因して生じる場合と、磁石および充填部の設置の前後に分けてエンドプレートを固定することに起因して生じる場合とがある。
上記構成によれば、磁石がロータコアから抜けることをより効果的に抑制しながら、磁石からの放熱性を向上させることができる。
上記ロータにおいて、好ましくは、充填部は上記穴部の開口から該穴部内に注入される。これにより、充填部注入のための特別な穴を設ける必要がなくなるため、ロータの小型化を図ることができる。
本発明に係るロータの製造方法は、回転シャフトに第1のエンドプレートを固定する工程と、回転シャフトにロータコアを取り付ける工程と、ロータコアに形成された穴部に、ロータコアよりも短い軸長を有する磁石を挿入する工程と、穴部内の前記磁石の軸方向端面と第1のエンドプレートとを接触させながら穴部に充填材を注入して該穴部内に充填部を形成する工程と、磁石との間に充填部を介装するように第2のエンドプレートを設け、第1のエンドプレートよりも弱い強度で第2のエンドプレートを回転シャフトに固定する工程とを備える。
上記方法によれば、磁石とエンドプレートとを接触させることができる。結果として、磁石の放熱特性が向上する。
本発明に係る電動車両は、上述したロータ、または、上述したロータの製造方法により製造されたロータを備える。
これにより、磁石の放熱特性が高いロータを搭載した電動車両が得られる。
本発明によれば、ロータにおける磁石の放熱特性を向上させることができる。
以下に、本発明に基づくロータおよびその製造方法ならびに電動車両の実施の形態について説明する。なお、同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。
図1は、本発明の1つの実施の形態に係るロータが適用される駆動ユニットの構成を概略的に示す図である。図1に示される例では、駆動ユニット1は、「電動車両」としてのハイブリッド車両に搭載される駆動ユニットであり、モータジェネレータ100と、ハウジング200と、減速機構300と、ディファレンシャル機構400とドライブシャフト受け部500とを含んで構成される。
モータジェネレータ100は、電動機または発電機としての機能を有する回転電機であり、軸受110を介してハウジング200に回転可能に取付けられた回転軸120と、回転軸120に取付けられたロータ130と、ステータ140とを有する。ステータ140はステータコア141を有し、ステータコア141にはコイル142が巻回されている。コイル142はハウジング200に設けられた端子台210を介して給電ケーブル600Aと電気的に接続される。給電ケーブル600Aの他端は、PCU600に接続されている。PCU600は、給電ケーブル700Aを介してバッテリ700と電気的に接続される。これにより、バッテリ700とコイル142とが電気的に接続される。
モータジェネレータ100から出力された動力は、減速機構300からディファレンシャル機構400を介してドライブシャフト受け部500に伝達される。ドライブシャフト受け部500に伝達された駆動力は、ドライブシャフト(図示せず)を介して車輪(図示せず)に回転力として伝達されて、車両を走行させる。
一方、ハイブリッド車両の回生制動時には、車輪は車体の慣性力により回転させられる。車輪からの回転力によりドライブシャフト受け部500、ディファレンシャル機構400および減速機構300を介してモータジェネレータ100が駆動される。このとき、モータジェネレータ100が発電機として作動する。モータジェネレータ100により発電された電力は、PCU600内のインバータを介してバッテリ700に蓄えられる。
給電ケーブル600A,700Aは、U相ケーブルと、V相ケーブルと、W相ケーブルとからなる三相ケーブルである。コイル142は、U相コイル、V相コイルおよびW相コイルからなり、これらの3つのコイルの端子が三相ケーブルである給電ケーブル600A,700Aに接続される。
なおモータジェネレータ100の用途は、ハイブリッド車(HV:hybrid vehicle)に限定されず、他の「電動車両」(たとえば燃料電池車や電気自動車)に搭載されてもよい。
図2は、ロータ130の平面図であり、図3は、ロータ130の縦断面図である。図2,図3を参照して、ロータ130は、回転軸120に固設され、穴部131Aを有するロータコア131と、穴部131Aに挿入されてロータコア131に埋設される磁石132と、穴部131Aの側面と磁石132との間に充填された樹脂部133と、ロータコア131の軸方向端面上に設けられるエンドプレート134,135とを備える。
「モールド樹脂部」としての樹脂部133は、たとえばエポキシ系樹脂を含んで構成される。樹脂部133が設けられることにより、磁石132がロータコア131に固定される。樹脂部133は、接着ではなく主として穴部131A内に充填されることにより磁石132をロータコア131に固定する。したがって、穴部131A内の空間に対する樹脂部133の充填率は、同様のロータコアにおける磁石の固着材として接着剤を用いた場合の該接着剤の充填率よりも高い。このようにすることで、穴部131A内で磁石132を精度よく固定することができる。なお、樹脂部133は、樹脂注入のための特別の穴を設けることなく、穴部131Aの開口から穴部131A内に流し込まれる。このようにすることで、ロータ130の小型化を図ることができる。
金属製のエンドプレート134,135は、回転軸120に固定されてロータコア131を軸方向に挟持する。ここで、エンドプレート134は、たとえばカシメにより回転軸120に固定され、エンドプレート135は、たとえば溶接により回転軸120に固定されている。換言すると、エンドプレート135(第1のエンドプレート)は、エンドプレート134(第2のエンドプレート)よりも強固に回転軸120に固定されている。
ロータ130は、回転時に発熱するが、ロータ130からの放熱が十分でないと、磁石132の磁力が熱により低下するなどの問題が生じる場合がある。したがって、磁石132の放熱特性を向上させることが望まれる。
これに対し、本実施の形態においては、図3中のA部において、磁石132とエンドプレート135とを接触させている。これにより、磁石132からエンドプレート135への熱伝達が促進され、エンドプレート135が放熱板として機能する。この結果、磁石132の放熱特性が向上し、モータジェネレータ100の駆動時に磁石132の磁力が低下するなどの問題が生じることを抑制することができる。
ところで、車両衝突などによりロータ130に衝撃荷重が加えられた際に、磁石132の固定強度が十分でないと、磁石132がロータコア131から抜け出てしまうことが懸念される。ロータ130においては、上述したように、エンドプレート135は、エンドプレート134よりも強固に回転軸120に固定されている。したがって、ロータ130に衝撃荷重が加えられた際、磁石132は矢印DR1方向に抜け出しやすい。本願明細書では、図4における矢印DR1方向を「抜け方向」と称する。ロータ130の信頼性向上の観点からは、磁石132の抜け方向(矢印DR1方向)への抜け防止対策を講じることが望まれる。
これに対し、本実施の形態においては、エンドプレート134側において、磁石132の端面1320を樹脂部133によりカバーしている。これにより、矢印DR1方向への磁石132の抜け出しを抑制することができるので、衝撃荷重に対するロータ130の信頼性を向上させることができる。
次に、上述したロータ130の製造方法について説明する。図4は、ロータ130の製造方法を説明するフロー図である。図4を参照して、ステップ10(以下、S10のように略す。)において、回転軸120にエンドプレート135が強固に固定され、該回転軸120にロータコア131が取付けられた状態で、エンドプレート135の反対側の開口から穴部131Aに磁石132が挿入される。ここで、磁石132としては、ロータコア131の軸長よりも短い長さのものが用いられる。次に、S20において、穴部131A内の磁石132をロータコア131の一方の軸方向端部側(エンドプレート135側)に偏在させながら穴部131Aに樹脂を注入する。これにより、穴部131A内に樹脂部133が形成される。そして、S30において、ロータコア131の軸方向端面上にエンドプレート134が設けられる。ここで、エンドプレート134は、カシメなどの簡易な方法により固定される。これにより、製造方法の簡素化、迅速化を図ることができる。以上の工程により、図2,図3に示されるロータ130が得られる。なお、S10において、エンドプレート135に代えて穴部131Aを塞ぐような治具が用いられてもよい。この場合は、樹脂注入後に治具が取り外され、ロータコア131にエンドプレート134,135が組み付けられる。
なお、上記の例では、磁石132がエンドプレート135と接触している例について説明したが、磁石132はエンドプレート134と接触していてもよい。また、磁石132は、エンドプレート134,135の一方のみと接触していてもよいし、両方と接触していてもよい。また、ここでいう「接触」とは、磁石132とエンドプレート134,135とが隙間無く完全に接触する場合だけでなく、磁石132とエンドプレート134,135との間に熱伝達を損なわない程度の樹脂部133の薄膜が介在している場合も含む。
図5は、本実施の形態に係るロータの変形例を示した断面図である。図5を参照して、磁石132は、複数の磁石132A,132Bに分割されてもよい。ここでは、上述したS20の樹脂注入工程において、穴部131Aの底面を構成するエンドプレート135(または治具)で樹脂が反射することで形成された流れにより上側に位置する磁石132Bが持ち上げられ、磁石132A,132B間に樹脂が流入する。一方、下側に位置する磁石132Aは、上記流れによっては持ち上げられない。したがって、磁石132Aの下面側には、樹脂は殆ど流入しない。なお、樹脂注入時に穴部131Aの底面となるエンドプレート135(または治具)には、穴部131A内の空気を排出可能なエア抜き孔が設けられている。
上記のように、磁石132A,132Bをロータコア131内に挿入した後に樹脂部133が注入される際、磁石132A,132B間への樹脂部133の流入は促進されるが、磁石132Aとエンドプレート135(または治具)との間への樹脂部133の流入は抑制される。この結果、磁石132Aとエンドプレート135との接触状態を保つことができる。
図6,図7は、それぞれ、穴部131A内に充填される充填材として樹脂,接着剤を用いた場合の充填率を説明する図である。充填材として樹脂を用いた場合は、図6に示すように、穴部131A内の隙間にほぼ漏れなく樹脂部133が形成される。一方、充填材として接着剤133Aを用いた場合は、接着剤の充填率は粘度に大きく左右され、該粘度は生産環境などに大きく左右されるため、図7に示すように、接着剤133Aは穴部131A内の隙間に必ずしも十分に充填されず、充填率が不十分になる場合がある。したがって、ロータ回転時の遠心力により、ロータコア131に局所的に高い応力が発生する場合がある。また、接着剤の充填率によっては、衝撃荷重に対する抜け防止効果を十分に期待できない場合があるので、抜け方向に衝撃荷重が作用した時の安全対策として、磁石の飛出し防止構造としてのエンドプレートを設けている。これに対し、本実施の形態に係るロータにおいては、穴部131A内の樹脂部133の充填率が高く、また、抜け方向の下流側に位置する磁石132の端面を樹脂部133でカバーしているため、飛出し防止構造としてエンドプレート134,135のみを設けた場合と比較して、より効果的に磁石132の抜けを抑制することができる。
上述した内容について換言すると、以下のようになる。すなわち、本実施の形態に係るロータ130は、回転軸120に固設され、穴部131Aを有するロータコア131と、穴部131Aに挿入される磁石132と、穴部131A内に注入された「充填部」としての樹脂部133と、ロータコア131の軸方向の両端部に設けられるエンドプレート134,135とを備え、磁石132とエンドプレート135とが接触している。一方、エンドプレート135の反対側に位置するロータコア131の軸方向端部においては、磁石132とエンドプレート134との間に樹脂部133が介在している。すなわち、ロータ130においては、磁石132の抜け方向(矢印DR1方向)の上流側に位置するロータコア131の軸方向端部においては、磁石132とエンドプレート135とが接触し、磁石132の抜け方向(矢印DR1方向)の下流側に位置するロータコア131の軸方向端部においては、磁石132とエンドプレート134とが樹脂部133を介装している。
また、本実施の形態に係るロータの製造方法は、図4に示すように、ロータコア131に形成された穴部131Aに該ロータコア131の軸長よりも短い長さの磁石132を挿入する工程(S10)と、穴部131A内の磁石132の軸方向端面とロータコア131の一方の軸方向端面とを合わせながら穴部131Aに「充填材」としての樹脂を注入して穴部131A内に「充填部」としての樹脂部133を形成する工程(S20)と、ロータコア131の軸方向端面上にエンドプレート134,135を設ける工程(S30)とを備える。なお、磁石132の固着材として樹脂部133を用いることで穴部131A内で磁石132を精度よく固定することができるので、磁石132にエンドプレート135を接触させても騒音、振動が過度に増大することが抑制される。
本実施の形態に係るロータによれば、磁石132にエンドプレート135を接触させることで、磁石132からの放熱性を向上させることができる。また、磁石132の抜け方向(矢印DR1方向)の下流側端部において、磁石132とエンドプレート134との間に樹脂部133を介在させることで、樹脂部133により磁石132の軸方向端面をカバーし、ロータ130が衝撃を受けた場合にも、磁石132がロータコア131から抜けることを抑制することができる。
また、本実施の形態に係るロータの製造方法によれば、磁石132とエンドプレート135とを接触させることができる。結果として、磁石132の放熱特性が向上する。また、磁石132の他方の軸方向端面を樹脂部133によりカバーすることができるので、ロータ130が衝撃を受けた場合にも、磁石132がロータコア131から抜けることを抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の1つの実施の形態に係るロータが適用される駆動ユニットの構成を概略的に示す図である。 本発明の1つの実施の形態に係るロータの平面図である。 図2に示されるロータの縦断面図である。 本発明の1つの実施の形態に係るロータの製造方法を説明するフロー図である。 本発明の1つの実施の形態に係るロータの変形例の縦断面図である。 充填材として樹脂を用いた場合の充填率を説明する図である。 充填材として接着剤を用いた場合の充填率を説明する図である。
符号の説明
1 駆動ユニット、100 モータジェネレータ、110 軸受、120 回転軸、130 ロータ、131 ロータコア、131A 穴部、132 磁石、133 樹脂部、134,135 エンドプレート、140 ステータ、141 ステータコア、142 コイル、200 ハウジング、210 端子台、300 減速機構、400 ディファレンシャル機構、500 ドライブシャフト受け部、600 PCU、600A,700A 給電ケーブル、700 バッテリ、1320 端面。

Claims (5)

  1. 回転シャフトに固設され、穴部を有するロータコアと、
    前記穴部に挿入される磁石と、
    前記穴部内に注入された充填部と、
    前記ロータコアの軸方向の両端部に設けられるエンドプレートとを備え
    前記エンドプレートは、前記ロータコアの一方の軸方向端部に設けられ、前記回転シャフトに固定される第1のエンドプレートと、前記ロータコアの他方の軸方向端部に設けられ、前記第1のエンドプレートよりも弱い強度で前記回転シャフトに固定される第2のエンドプレートとを含み、
    前記磁石と前記第1のエンドプレートとは接触し、
    前記磁石と前記第2のエンドプレートとは前記充填部を介装する、ロータ。
  2. 前記磁石と前記エンドプレートとは、前記磁石の抜け方向の上流側に位置する前記ロータコアの軸方向端部において接触し、前記磁石の抜け方向の下流側に位置する前記ロータコアの軸方向端部において前記充填部を介装する、請求項1に記載のロータ。
  3. 前記充填部は前記穴部の開口から該穴部内に注入される、請求項1または請求項2に記載のロータ。
  4. 回転シャフトに第1のエンドプレートを固定する工程と、
    前記回転シャフトにロータコアを取り付ける工程と、
    前記ロータコアに形成された穴部に、前記ロータコアよりも短い軸長を有する磁石を挿入する工程と、
    前記穴部内の前記磁石の軸方向端面と前記第1のエンドプレートとを接触させながら前記穴部に充填材を注入して該穴部内に充填部を形成する工程と、
    前記磁石との間に前記充填部を介装するように第2のエンドプレートを設け、前記第1のエンドプレートよりも弱い強度で前記第2のエンドプレートを前記回転シャフトに固定する工程とを備えた、ロータの製造方法。
  5. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のロータ、または、請求項4に記載のロータの製造方法により製造されたロータを備えた、電動車両。
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