JP4685175B2 - ストレージ管理装置、ストレージシステム、ストレージ管理方法 - Google Patents

ストレージ管理装置、ストレージシステム、ストレージ管理方法 Download PDF

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Description

磁気ディスク装置、物理テープ等のストレージに保持されているデータを管理するストレージ管理装置、ストレージシステム、ストレージ管理方法に関する。
近年、磁気ディスク装置、テープ装置、RAID装置(RAID:Redundant Arrays of Inexpensive Disks)等、大規模なデータを保持することができるストレージが製造されている。また、ストレージを長期間運用するためのストレージ管理装置を備えたストレージシステムが構築されている。
近年のストレージ管理装置は、一般ユーザにも認識可能な公開領域と、一般ユーザには認識されないが特定のシステム管理権限を有するユーザのみに認識可能な未公開領域をストレージが有するものとして、そのストレージを管理し、これらの各領域にデータを多重保持させることでユーザのオペレーションミスやシステムの不具合から生じるデータ損失を防止するようにしている。
また、本発明と関連のある技術として、以下の文献が開示されている。
特開平9−91186号公報 特表2008−518295号公報
長期運用も想定したストレージシステムを新規に導入した場合、導入当初は不慣れなシステムのためデータの取り扱い誤りによるデータ破壊や、ストレージシステム内のファームウェアのバグによりデータが削除されてしまう事がある。同様に、ストレージシステムに不慣れなユーザは、操作ミスによりデータ破壊やデータ削除を行う可能性が高い。
また、1つのサービスを提供するためのファイル群等、複数のファイルを1つのアーカイブファイルとしたデータの纏まり(以下、コンテンツと称す)を公開領域および未公開領域に多重に保持した場合、運用開始から年月が立つとストレージシステム全体の記憶領域は足りなくなる。この対処方法として、まったく同一のコンテンツを複数保持せずリンクに置き換えてストレージの使用量を節約するシングルインスタンスで管理する手法がある。しかしこの手法ではストレージの使用量は減るが未使用のストレージを有効活用できない。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、ストレージの記憶容量を効率よく管理するとともに、コンテンツに対して設けられた優先順位に基づきストレージに保持されているコンテンツの管理をすることができるストレージ管理装置、ストレージシステム、ストレージ管理方法を提供することを目的とする。
ストレージ管理装置は、ユーザが認識可能な記憶領域である複数の公開領域と、所定の権限を有するユーザのみが認識可能な記憶領域である複数の未公開領域とをストレージデバイスが有するものとして該ストレージデバイスを管理し、公開領域、未公開領域それぞれにデータを多重に保持させるように前記ストレージデバイスを制御するストレージ管理装置であって、前記ストレージデバイスで記憶されている容量が規定値に達しているときにデータの書き込み要求があった場合、少なくとも2つの未公開領域で保持されているデータを削除または圧縮し、該削除または圧縮したデータが保持されていた1つの未公開領域を公開領域にするとともに該公開領域に前記書き込み要求のデータを書き込み、前記削除または圧縮したデータが保持されていた他の少なくとも1つの未公開領域に前記書き込み要求のデータを書き込む公開領域化部と、ストレージデバイスが増設された場合、該増設されたストレージデバイスの記憶領域の一部または全部を未公開領域とし、該未公開領域に前記公開領域化部によって削除または圧縮されたデータと多重保持の関係にあった公開領域のデータをコピーする再多重化部と、を備える。
ストレージシステムは、ストレージデバイスと、ユーザが認識可能な記憶領域である複数の公開領域と、所定の権限を有するユーザのみが認識可能な記憶領域である複数の未公開領域とを前記ストレージデバイスが有するものとして該ストレージデバイスを管理し、公開領域、未公開領域それぞれにデータを多重に保持させるように前記ストレージデバイスを制御するストレージ管理装置とを有し、前記ストレージ管理装置は、前記ストレージデバイスで記憶されている容量が規定値に達しているときにデータの書き込み要求があった場合、少なくとも2つの未公開領域で保持されているデータを削除または圧縮し、該削除または圧縮したデータが保持されていた1つの未公開領域を公開領域にするとともに該公開領域に前記書き込み要求のデータを書き込み、前記削除または圧縮したデータが保持されていた他の少なくとも1つの未公開領域に前記書き込み要求のデータを書き込む公開領域化部と、ストレージデバイスが増設された場合、該増設されたストレージデバイスの記憶領域の一部または全部を未公開領域とし、該未公開領域に前記公開領域化部によって削除または圧縮されたデータと多重保持の関係にあった公開領域のデータをコピーする再多重化部と、を備えることを特徴とする。
ストレージ管理方法は、ユーザが認識可能な記憶領域である複数の公開領域と、所定の権限を有するユーザのみが認識可能な記憶領域である複数の未公開領域とをストレージデバイスが有するものとして該ストレージデバイスを管理し、公開領域、未公開領域それぞれにデータを多重に保持させるように前記ストレージデバイスを制御するストレージ管理方法であって、前記ストレージデバイスで記憶されている容量が規定値に達しているときにデータの書き込み要求があった場合、少なくとも2つの未公開領域で保持されているデータを削除または圧縮し、該削除または圧縮したデータが保持されていた1つの未公開領域を公開領域にするとともに該公開領域に前記書き込み要求のデータを書き込み、前記削除または圧縮したデータが保持されていた他の少なくとも1つの未公開領域に前記書き込み要求のデータを書き込み、ストレージデバイスが増設された場合、該増設されたストレージデバイスの記憶領域の一部または全部を未公開領域とし、該未公開領域に、前記削除または圧縮されたデータと多重保持の関係にあった公開領域のデータをコピーする処理を実行する。
ストレージデバイスの空き容量が減少した場合に未公開領域内のデータを圧縮または削除し、またストレージデバイスが増設された場合は圧縮または削除されたデータを増設ストレージデバイスの未公開領域にコピーすることで、ストレージデバイスの記憶容量を有効活用することができる。
本実施の形態に係るシステムの全体を示す図である。 本実施の形態に係るコンテンツ管理装置のハードウェアの一例について説明するための図である。 本実施の形態に係るアーカイブストレージシステムの機能の一例を説明するための図である。 本実施の形態に係るアーカイブストレージシステムのコンテンツのプリフェッチおよび公開領域化の一例について説明するための図である。 本実施の形態に係るアーカイブストレージシステムでストレージデバイスが増設された場合の動作例について説明するための図である。 本実施の形態に係るコンテンツ管理装置が使用するデータの一例を示す図である。 本実施の形態に係るコンテンツ管理装置の動作の一例を示すフローチャートである。
本実施の形態に係るシステムを図1を参照しつつ説明する。本実施の形態のシステムは、業務サーバ200、アーカイブストレージシステム100(ストレージシステム)を備える。また業務サーバ200とアーカイブストレージシステム100とはネットワーク300を介してLAN接続(LAN:Local Area Network)されている。
業務サーバ200はアーカイブストレージシステム100に対しコンテンツのリード要求およびライト要求を、ユーザポリシーが一意に決まるID(ユーザポリシーID)を付与して発行し、アーカイブストレージシステム100からコンテンツの格納可否の結果やコンテンツの提供を受けるクライアント端末装置である。尚、業務サーバ200は、CPU、メモリ等を備えたコンピュータである。
アーカイブストレージシステム100は、業務サーバ200からの要求に応じ、コンテンツを提供し、また業務サーバ200に提供するためのコンテンツを保持するストレージシステムである。アーカイブストレージシステム100は、コンテンツ管理装置10(ストレージ管理装置)、およびコンテンツを保持するストレージデバイス20を有する。
コンテンツ管理装置10は、データを1つのファイルにまとめるアーカイブ処理を実行し、これらアーカイブファイル(コンテンツ)をストレージデバイス20に保持させる。またコンテンツ管理装置10は、ユーザポリシー、コンテンツの位置の管理および自動配置を制御する。またコンテンツ管理装置10は、一般ユーザにも認識可能な公開領域と、一般ユーザには認識されないが特定のシステム管理権限を有するユーザのみに認識可能な未公開領域をストレージデバイス20が有するものとして、ストレージデバイス20を管理し、これら各領域にデータを多重保持させる。ストレージデバイス20は、例えばRAID装置、磁気ディスク装置、TAPE装置である。尚、以降の説明ではストレージデバイス20は複数の磁気ディスク装置によってRAID構成されたデバイスとする。
次に、コンテンツ管理装置10を構成するハードウェアについて、図2を参照しつつ説明する。コンテンツ管理装置10は、プログラムを実行する演算装置であるCPU(Central Processing Unit)901、主記憶装置であるRAM(Random Access Memory)902、内蔵ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等、本実施の形態を実現するためのプログラムおよび各種データを、電源断でもデータが消えないように保持する不揮発性記憶装置903を有する。またコンテンツ管理装置10は、LANケーブルが挿入されることで、業務サーバ200とネットワーク300を介して通信可能となるLANインターフェイス904、およびFC(Fiber Channel)ケーブルが挿入されることで、ストレージデバイス20と通信可能となるFCインターフェイス905を有する。
次に、図3を参照しつつコンテンツ管理装置10の機能ブロックついて説明する。コンテンツ管理装置10は、コンテンツを自動的に多重化するよう管理するコントローラであるコンテンツ自動多重管理部1を備える。コンテンツ自動多重管理部1は、多重度決定部2(優先順位決定部)、公開領域化部3、再多重化部4、I/O制御部5を備える。コンテンツ自動多重管理部1、多重度決定部2、公開領域化部3、再多重化部4は、不揮発性記憶装置903内に予め保持されているプログラムがRAM902にロードされた後にCPU901によってプログラムが実行され、さらにLANインターフェイス904、FCインターフェイス905のハードウェア資源が使用されることで実現される。
多重度決定部2は、ユーザポリシーに基づきコンテンツの優先度(優先順位)を決定する。
公開領域化部3は、ストレージデバイス20の空き容量が、予め不揮発性記憶装置903内に保持されている所定の閾値(以下、容量限界閾値と称す)を下回ったときにコンテンツの書き込み要求が業務サーバ200からあった場合、少なくとも2つの未公開領域で保持されているコンテンツ(尚、このコンテンツは書き込み要求のコンテンツよりも優先度の低いコンテンツ)をプリフェッチ(削除または圧縮)する。また公開領域化部3は、プリフェッチされたデータが保持されていた1つの未公開領域を公開領域にし、その公開領域に書き込み要求されたコンテンツを書き込む。さらに公開領域化部3は、プリフェッチされたコンテンツが保持されていた少なくとも1つの未公開領域であって、公開領域とならなかった未公開領域に、書き込み要求されたコンテンツを書き込む。
再多重化部4は、ストレージデバイスが増設された場合、その増設されたストレージデバイスの記憶領域の一部または全部を未公開領域とし、その未公開領域に公開領域化部3によって削除または圧縮されたコンテンツと多重保持の関係にあった公開領域内のコンテンツをコピーする。尚、再多重化部4は、多重度決定部2によって決定されたコンテンツの優先度の高い順にコピー処理を行う。さらに再多重化部4は、既存のストレージデバイス内で未公開領域がある場合、増設されたストレージデバイスの未公開領域に既存ストレージデバイス内の未公開領域で保持されているコンテンツをコピーし、既存ストレージデバイス内の未公開領域を公開領域にする。
I/O制御部5は、ストレージデバイス20に対するコンテンツの書き込み要求が業務サーバ200からあった場合、そのコンテンツを公開領域、未公開領域の両方に書き込む。またI/O制御部5は、ストレージデバイス20に対するコンテンツの読み出し要求があった場合、未公開領域に該当するコンテンツがある場合は未公開領域に保持されているコンテンツを読み出す。
次に、アーカイブストレージシステム100内の各ユニットの動作例を、図3〜図5を参照しつつ説明する。アーカイブストレージシステム100では、ストレージデバイス20内で、多重化されているコンテンツ数をコンテンツ全体数(多重化されているコンテンツ数と多重化されていないコンテンツ数の合算値)で除算した割合である多重化度、およびその閾値である多重化閾値が不揮発性記憶装置903に保持されている。また、以降の説明ではコンテンツA〜Eの5つのコンテンツに対する処理例として説明する。またこれらコンテンツに対してはA、E、D、C、Bの順で優先度が設けられ、Aが一番優先度が高く、Bが一番優先度が低いものとして説明する。
引き続き図3を参照しつつ、アーカイブストレージシステム100の動作について説明する。磁気ディスク装置20A〜20Cによって構成されているRAIDグループは公開領域であるとし、また磁気ディスク装置20D〜20Fによって構成されているRAIDグループは、未公開領域であるとする。また、図3においては多重化閾値は100%と設定されているものとする。
まず、ストレージデバイス20内には何もコンテンツが保持されていない状態で、業務サーバ200からコンテンツA、B、Cのライト要求があった場合、I/O制御部5は公開領域のRAIDグループ、および未公開領域のRAIDグループそれぞれにコンテンツA、B、Cを書き込む。尚、この状態では全てのコンテンツが多重化されているため多重化度は100%であり、多重化閾値(100%)内である。またI/O制御部5は、業務サーバ200からリード要求があった際、未公開領域のRAIDグループの方からコンテンツを取得し、業務サーバ200にコンテンツを提供する。このようにすることで、処理の高速化を図ることができる。
このように多重化閾値が100%である場合、運用が進むにつれストレージデバイス20の空き容量が容量限界閾値を下回る。この場合、再多重化部4は業務サーバ200に対し、ストレージデバイスの増設若しくは多重化閾値の再考を促すための通知を送信する。このとき、ユーザによって多重化閾値が例えば50%と設定された例を図4を参照しつつ説明する。また図4に示すように、このときに新規のコンテンツDのライト要求が業務サーバ200からあったものとする。
多重度決定部2は、業務サーバ200のライト要求に付されているユーザポリシーIDに基づき、コンテンツの優先度を決定する。ここでは、上述のとおりコンテンツA、DがコンテンツB、Cよりも優先度が高い。
公開領域化部3は、コンテンツDよりも優先度順位の低いコンテンツB、およびコンテンツCを未公開領域20E、20Fからプリフェッチする。また公開領域化部3は、プリフェッチの対象となった1つの磁気ディスク装置(本例では磁気ディスク装置20E)を公開領域に変更にするとともに、コンテンツがプリフェッチされた磁気ディスク装置20E、20Fに、コンテンツB、Cよりも優先度の高いコンテンツDを書き込む。この状態ではコンテンツA〜Dの4つに対しコンテンツA、Dの2つが多重化されているため、多重化度は50%となる。尚、I/O制御部5は、コンテンツDに対するリード要求が業務サーバ200からあった場合、未公開領域の磁気ディスク装置20Fに保持されているコンテンツDを取得し、業務サーバ200へ提供する。
多重化閾値が50%と低く設定されている状態でも、さらに運用が進んだ場合はコンテンツの数が増大し、データ量も増大する。これによって、現在のストレージデバイス20の空き容量が容量限界閾値を下回り、ユーザによって定義された多重化閾値(50%)での運用が困難となる。この場合、再多重化部4は業務サーバ200に対し通知を行い、容量の増加(ストレージデバイスの増設)若しくは多重化閾値の再考を促す。
次に、ユーザによって20G〜20Iの3つの磁気ディスク装置によって構成されたRAID装置が増設されるとともに、コンテンツEのライト要求があった場合の例を図5に示す。
ストレージデバイスであるRAID装置が増設された場合、多重度決定部2は、業務サーバ200のライト要求に付されているユーザポリシーIDに基づきコンテンツの優先度を決定する。多重度決定部2は、本例では上述の通りA、E、D、C、Bの順に優先度を決定する。再多重化部4は、増設された磁気ディスク装置の記憶領域を未公開領域に設定し(図5の例では増設された全ての磁気ディスク装置を未公開領域として設定したが、例えば磁気ディスク装置20Gのみ等、一部の磁気ディスク装置のみを未公開領域として設定してもよい)、現在多重化されていないコンテンツB、Cのうちで優先度の高いコンテンツCをこの未公開領域(本例では磁気ディスク装置20H)にコピーし、多重化する。
また再多重化部4は、業務サーバ200からライト要求のあったコンテンツEの優先度をチェックし、少なくともコンテンツEよりも優先度が低いコンテンツが多重化されているか否かを確認する。ここで、コンテンツEよりも優先度が低いコンテンツDが多重化されているため、再多重化部4はコンテンツEを多重化対象とし、ここで図4で説明した公開領域化部3のプリフェッチ処理が行われ、公開領域、未公開領域にコンテンツEの書き込みが行われる。
またこのときに、再多重化部4は、公開領域と未公開領域とがRAIDグループ単位で纏まるようにコンテンツの移動処理を行ってもよい。図5の例では、再多重化部4は磁気ディスク装置20Fの未公開領域に保持されたコンテンツDを、増設された磁気ディスク装置20Iにコピーし、磁気ディスク装置20Fの記憶領域を未公開領域から公開領域に変更し、この公開領域にコンテンツEを書き込んでいる。この状態ではコンテンツA〜Eの5つに対しコンテンツA、C、D、Eの4つが多重化されているため、多重化度は80%となる。
次に、アーカイブストレージシステム100が使用するデータを図6に示す。アーカイブストレージシステム100は、図6に示すデータテーブルを不揮発性記憶装置903に保持するものとする。
まず、各コンテンツの構成情報を管理するデータテーブル(以下、アーカイブポリシーと称す)を図6(A)に示す。アーカイブポリシーは、コンテンツを一意に識別するための情報である「Archive ID」、当該コンテンツが今現在いくつ公開領域、および未公開領域に保持されているか(多重化されていか)の数を示す「多重度」、および当該コンテンツの現在の保管の状態を示す「保管状態」のデータを有する。またアーカイブポリシーは、現在圧縮されているコンテンツであるか否か示す「圧縮」(有り:圧縮している状態、無し:圧縮していない状態)、およびコンテンツがシングルインスタンスとして管理されているか否かを示す「Single Instance」(有り:シングルインスタンスとして管理、無し:シングルインスタンスとして管理されていない)のデータを有する。またアーカイブポリシーは、リードアクセスされた最終の日時を示す「LAST ACCESS」、およびユーザポリシーの識別子である「User Policy ID」を有する。またアーカイブポリシーは、業務サーバが複数ある場合、コンテンツを書き込んだ業務サーバの識別情報である「Write System」、アーカイブストレージシステム100に接続したユーザアカウントを示す「Write User」、コンテンツの書き込み日時を示す「Write Date」のデータを有する。なお、「Write User」内のユーザアカウントは、アーカイブストレージシステム100に接続するためのみに用いられる接続専用のユーザアカウントであり、実際に業務サーバ200を使用しているユーザアカウントとは別のアカウントである。
次にユーザポリシーに関する情報を図6(B)に示す。本実施の形態では、
・Policy−A ・・・ 重要度の高い、かつアクセス頻度の多いコンテンツを扱うユーザ
・Policy−B ・・・ 重要度の高い、かつアクセス頻度の少ないコンテンツを扱うユーザ
・Policy−C ・・・ 重要度の低い、かつアクセス頻度の多いコンテンツを扱うユーザ
・Policy−D ・・・ 重要度の低い、かつアクセス頻度の少ないコンテンツを扱うユーザ
としてユーザポリシーを定義するものとする。図6(B)で示した情報は、このユーザポリシーに基づき、ユーザポリシーIDとコンテンツの優先度とを対応付けたテーブルである。また、本実施の形態では数値の低いものほど優先度が高いものとし、Policy−Aに優先度1、Policy−Bに優先度2、Policy−Cに優先度3、Policy−Dに優先度4が設定されている。また、ユーザポリシーIDごとに、多重度の上限値が不揮発性記憶装置903に保持されている(図6(C)参照)。
ユーザポリシーは、上記例以外にもユーザのアーカイブストレージシステム100に対する熟練度によって決めてもよい。例えば熟練度の低いユーザを優先度の高いユーザポリシーIDと定義することで、多重度上限値が大きくなり、その結果データの損失を防ぐことができる。
また、不揮発性記憶装置903は、これらのデータ以外にも「Archive ID」と個々の磁気ディスク装置を識別するための情報である「デバイスID」との対応関係を保持している。また不揮発性記憶装置903は、「デバイスID」と、当該デバイスIDの磁気ディスク装置が公開領域として管理されているか未公開領域として管理されているかの別である「公開領域/未公開領域の別」との対応関係を保持している。
次に、アーカイブストレージシステム100の処理について、図7のフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、業務サーバ200からコンテンツのライト要求があった場合の処理について説明する。尚、本実施の形態では、ライト要求の際、「User Policy ID」の値(例えば「Policy−A」等)も業務サーバ200から送信される。
業務サーバ200からコンテンツのライト要求があった場合(S1)、I/O制御部5は、当該コンテンツのアーカイブポリシーを図6(A)に示したデータテーブルにエントリーし、また書き込むコンテンツが既にストレージデバイス20に保持されているかを判定する(S2)。I/O制御部5は、ここでライト要求のあったコンテンツのハッシュ値を算出し、算出したハッシュ値と既にストレージデバイス20に保持されているコンテンツのハッシュ値とを比較することで判定する。
コンテンツが保持されていない場合(S2、no)、I/O制御部5は公開領域へライト処理を実行する(S3)。
多重度決定部2は、ライト要求と同時に業務サーバ200から取得したユーザポリシーIDに基づき、当該ライト要求のコンテンツの優先順位を決定し、多重度処理が必要かを決定する(S4)。多重度決定部2は、業務サーバ200から取得したユーザポリシーIDで図6(C)のデータテーブルを検索し、多重度上限値を求め、現在の多重度(図6(A)の「多重度」)が多重度上限値に達しているかを判定することで、多重度処理が必要かを決定する。
多重度決定部2によって多重化処理は不要と判断された場合(S4、多重処理不要)、処理は終了する。また多重度決定部2によって多重化処理は必要と判断された場合(S4、多重処理必要)、公開領域化部3は、ストレージデバイス20の空き容量を確認し、予め定義された容量限界閾値に空き容量が下回っているかを判定する。空き領域が容量限界閾値を下回っている場合(S5、無し)、公開領域化部3は未公開領域のコンテンツのプリフェッチを行う(S6)。プリフェッチは、多重度決定部2によって決定された優先度に基づき行われる。すなわち、コンテンツの優先度の低いユーザポリシーIDと対応しているアーカイブID順に、プリフェッチの対象となる。尚、多重化済みコンテンツのうち古いコンテンツ(図6(A)の「Write Date」の古いコンテンツ)の順や、アクセスの少ないコンテンツ(図6(A)の「LAST ACCESS」で所定期間アクセスのないコンテンツ)の順等、期間に基づきプリフェッチが行われてもよい。また公開領域化部3は、シングルインスタンスとして管理されているコンテンツはリード性能を保つために多重化状態を優先的に残すとしてもよい。
公開領域化部3は未公開領域の一部を公開領域化する(S7)。尚、公開領域化部3は、上述の「公開領域/未公開領域の別」の設定値を変更することで公開領域/未公開領域の変更を行う。その後処理はS8へ進む。
一方、空き領域が容量限界閾値を下回っていない場合(S5、有り)、公開領域化部3はコンテンツをそのまま未公開領域へライトする(S8)。尚、S8の処理はI/O制御部1が行ってもよい。このように公開領域と未公開領域を別RAID、別LUNとすることで、アーカイブストレージシステム100はコンテンツの信頼性、アクセス性能を向上させることができる。
再多重化部4は、増設された領域があるか否かを判定する(S9)。増設された領域が無い場合(S9、無し)、再多重化部4は、空き容量が容量限界閾値を下回っているかを判定する(S11)。空き領域が容量限界閾値を下回っている場合(S11、到達)、業務サーバ200に対しストレージデバイス20の容量増加または多重化閾値の見直しを促すため通知し、処理は終了する。一方、空き領域が容量限界閾値に達していない場合(S11、未達)、処理はそのまま終了する。
一方、S9の判定で、再多重化部4が増設された領域があると判定した場合(S9、有り)、再多重化部4は増設された領域に対し公開領域、未公開領域を作成し、複製が開始される(S10)。
次に、業務サーバ200からコンテンツのリード要求があった場合の処理について説明する。業務サーバ200からコンテンツのリード要求があった場合(S21)、I/O制御部5は、コンテンツが多重化された状態かをアーカイブポリシー(図6(A)参照)の多重度を参照することで判断する(S22)。コンテンツが多重化されている場合(S22、yes)、I/O制御部5は未公開領域からコンテンツをリードし、コンテンツを業務サーバ200へ提供し(S24)、処理は終了する。このようにコンテンツへのリードアクセスが発生したら多重化された未公開領域を優先してリード処理を行うことで、アーカイブストレージシステム100はアクセスの負荷分散により応答速度を速めることができる。また、コンテンツが多重化されていない場合(S22、no)、I/O制御部5は公開領域からコンテンツをリードし(S23)、処理は上述のS4へ進む。
このように、コンテンツを保存する際に、格納されたコンテンツがシングルインスタンス化されるコンテンツも含め全てを未使用の領域(RAID,LUN)に多重化して保存を行うことで、ファームウェアの不具合や運用上のオペレーションミスがあった場合もコンテンツを確実に保管することができる。またアーカイブ可能領域としては一重管理している箇所以外は未使用領域として提供するため、ユーザに上記機構で動作させることを意識させずにコンテンツの保護レベルを上げることができる。
また、アーカイブストレージシステム100のストレージデバイス20は、書き込み処理を優先して行い、コンテンツアクセスが発生したら多重化された未公開領域の磁気ディスク装置を優先して行うことで、アーカイブストレージシステム100はコンテンツの応答速度を速めることができ、アクセスの負荷分散とディスクの障害率の軽減を図ることができる。
以上、本実施の形態によれば、以下の付記で示す技術的思想が開示されている。
(付記1) ユーザが認識可能な記憶領域である複数の公開領域と、所定の権限を有するユーザのみが認識可能な記憶領域である複数の未公開領域とをストレージデバイスが有するものとして該ストレージデバイスを管理し、公開領域、未公開領域それぞれにデータを多重に保持させるように前記ストレージデバイスを制御するストレージ管理装置であって、
前記ストレージデバイスで記憶されている容量が規定値に達しているときにデータの書き込み要求があった場合、少なくとも2つの未公開領域で保持されているデータを削除または圧縮し、該削除または圧縮したデータが保持されていた1つの未公開領域を公開領域にするとともに該公開領域に前記書き込み要求のデータを書き込み、前記削除または圧縮したデータが保持されていた他の少なくとも1つの未公開領域に前記書き込み要求のデータを書き込む公開領域化部と、
ストレージデバイスが増設された場合、該増設されたストレージデバイスの記憶領域の一部または全部を未公開領域とし、該未公開領域に前記公開領域化部によって削除または圧縮されたデータと多重保持の関係にあった公開領域のデータをコピーする再多重化部と、
を備えるストレージ管理装置。
(付記2) 付記1に記載のストレージ管理装置において、さらに、
前記ストレージデバイスに対しデータの読み出し要求があり、未公開領域に該データがある場合、未公開領域に保持されているデータを読み出すI/O制御部を備えることを特徴とするストレージ管理装置。
(付記3) 付記1に記載のストレージ管理装置において、さらに、
データの優先順位を決定する優先順位決定部を備え、
前記公開領域化部は、さらに、前記書き込み要求のデータよりも優先順位の低いデータを削除または圧縮し、
前記再多重化部は、優先順位の高いデータ順に、公開領域のデータをコピーすることを特徴とするストレージ管理装置。
(付記4) 付記1に記載のストレージ管理装置において、
前記再多重化部は、さらに、既存ストレージデバイス内で未公開領域がある場合、前記増設されたストレージデバイスの未公開領域に前記既存ストレージデバイス内の未公開領域で保持されているデータをコピーし、前記既存ストレージデバイス内の未公開領域を公開領域にすることを特徴とするストレージ管理装置。
(付記5) ストレージデバイスと、
ユーザが認識可能な記憶領域である複数の公開領域と、所定の権限を有するユーザのみが認識可能な記憶領域である複数の未公開領域とを前記ストレージデバイスが有するものとして該ストレージデバイスを管理し、公開領域、未公開領域それぞれにデータを多重に保持させるように前記ストレージデバイスを制御するストレージ管理装置とを有し、
前記ストレージ管理装置は、
前記ストレージデバイスで記憶されている容量が規定値に達しているときにデータの書き込み要求があった場合、少なくとも2つの未公開領域で保持されているデータを削除または圧縮し、該削除または圧縮したデータが保持されていた1つの未公開領域を公開領域にするとともに該公開領域に前記書き込み要求のデータを書き込み、前記削除または圧縮したデータが保持されていた他の少なくとも1つの未公開領域に前記書き込み要求のデータを書き込む公開領域化部と、
ストレージデバイスが増設された場合、該増設されたストレージデバイスの記憶領域の一部または全部を未公開領域とし、該未公開領域に前記公開領域化部によって削除または圧縮されたデータと多重保持の関係にあった公開領域のデータをコピーする再多重化部と、
を備えることを特徴とするストレージシステム。
(付記6) 付記5に記載のストレージシステムにおいて、さらに、
前記ストレージデバイスに対しデータの読み出し要求があり、未公開領域に該データがある場合、未公開領域に保持されているデータを読み出すI/O制御部を備えることを特徴とするストレージシステム。
(付記7) 付記5に記載のストレージシステムにおいて、さらに、
データの優先順位を決定する優先順位決定部を備え、
前記公開領域化部は、さらに、前記書き込み要求のデータよりも優先順位の低いデータを削除または圧縮し、
前記再多重化部は、優先順位の高いデータ順に、公開領域のデータをコピーすることを特徴とするストレージシステム。
(付記8) 付記5に記載のストレージシステムにおいて、
前記再多重化部は、さらに、既存ストレージデバイス内で未公開領域がある場合、前記増設されたストレージデバイスの未公開領域に前記既存ストレージデバイス内の未公開領域で保持されているデータをコピーし、前記既存ストレージデバイス内の未公開領域を公開領域にすることを特徴とするストレージシステム。
(付記9) ユーザが認識可能な記憶領域である複数の公開領域と、所定の権限を有するユーザのみが認識可能な記憶領域である複数の未公開領域とをストレージデバイスが有するものとして該ストレージデバイスを管理し、公開領域、未公開領域それぞれにデータを多重に保持させるように前記ストレージデバイスを制御するストレージ管理方法であって、
前記ストレージデバイスで記憶されている容量が規定値に達しているときにデータの書き込み要求があった場合、少なくとも2つの未公開領域で保持されているデータを削除または圧縮し、該削除または圧縮したデータが保持されていた1つの未公開領域を公開領域にするとともに該公開領域に前記書き込み要求のデータを書き込み、前記削除または圧縮したデータが保持されていた他の少なくとも1つの未公開領域に前記書き込み要求のデータを書き込み、
ストレージデバイスが増設された場合、該増設されたストレージデバイスの記憶領域の一部または全部を未公開領域とし、該未公開領域に、前記削除または圧縮されたデータと多重保持の関係にあった公開領域のデータをコピーする処理を実行するストレージ管理方法。
(付記10) 付記9に記載のストレージ管理方法において、さらに、
前記ストレージデバイスに対しデータの読み出し要求があり、未公開領域に該データがある場合、未公開領域に保持されているデータを読み出す処理を実行することを特徴とするストレージ管理方法。
(付記11) 付記9に記載のストレージ管理方法において、さらに、
データの優先順位を決定する処理を実行し、
前記書き込み要求のデータよりも優先順位の低いデータを削除または圧縮し、
優先順位の高いデータ順に、公開領域のデータをコピーすることを特徴とするストレージ管理方法。
(付記12) 付記9に記載のストレージ管理方法において、さらに、
既存ストレージデバイス内で未公開領域がある場合、前記増設されたストレージデバイスの未公開領域に前記既存ストレージデバイス内の未公開領域で保持されているデータをコピーし、前記既存ストレージデバイス内の未公開領域を公開領域にする処理を実行することを特徴とするストレージ管理方法。
1 コンテンツ自動多重管理部、2 多重度決定部、3 公開領域化部、4 再多重化部、5 I/O制御部、10 コンテンツ管理装置、20 ストレージデバイス、100 アーカイブストレージシステム、200 業務サーバ、300 ネットワーク。

Claims (6)

  1. ユーザが認識可能な記憶領域である複数の公開領域と、所定の権限を有するユーザのみが認識可能な記憶領域である複数の未公開領域とをストレージデバイスが有するものとして該ストレージデバイスを管理し、公開領域、未公開領域それぞれにデータを多重に保持させるように前記ストレージデバイスを制御するストレージ管理装置であって、
    前記ストレージデバイスで記憶されている容量が規定値に達しているときにデータの書き込み要求があった場合、少なくとも2つの未公開領域で保持されているデータを削除または圧縮し、該削除または圧縮したデータが保持されていた1つの未公開領域を公開領域にするとともに該公開領域に前記書き込み要求のデータを書き込み、前記削除または圧縮したデータが保持されていた他の少なくとも1つの未公開領域に前記書き込み要求のデータを書き込む公開領域化部と、
    ストレージデバイスが増設された場合、該増設されたストレージデバイスの記憶領域の一部または全部を未公開領域とし、該未公開領域に前記公開領域化部によって削除または圧縮されたデータと多重保持の関係にあった公開領域のデータをコピーする再多重化部と、
    を備えるストレージ管理装置。
  2. 請求項1に記載のストレージ管理装置において、さらに、
    前記ストレージデバイスに対しデータの読み出し要求があり、未公開領域に該データがある場合、未公開領域に保持されているデータを読み出すI/O制御部を備えることを特徴とするストレージ管理装置。
  3. 請求項1に記載のストレージ管理装置において、さらに、
    データの優先順位を決定する優先順位決定部を備え、
    前記公開領域化部は、さらに、前記書き込み要求のデータよりも優先順位の低いデータを削除または圧縮し、
    前記再多重化部は、優先順位の高いデータ順に、公開領域のデータをコピーすることを特徴とするストレージ管理装置。
  4. 請求項1に記載のストレージ管理装置において、
    前記再多重化部は、さらに、既存ストレージデバイス内で未公開領域がある場合、前記増設されたストレージデバイスの未公開領域に前記既存ストレージデバイス内の未公開領域で保持されているデータをコピーし、前記既存ストレージデバイス内の未公開領域を公開領域にすることを特徴とするストレージ管理装置。
  5. ストレージデバイスと、
    ユーザが認識可能な記憶領域である複数の公開領域と、所定の権限を有するユーザのみが認識可能な記憶領域である複数の未公開領域とを前記ストレージデバイスが有するものとして該ストレージデバイスを管理し、公開領域、未公開領域それぞれにデータを多重に保持させるように前記ストレージデバイスを制御するストレージ管理装置とを有し、
    前記ストレージ管理装置は、
    前記ストレージデバイスで記憶されている容量が規定値に達しているときにデータの書き込み要求があった場合、少なくとも2つの未公開領域で保持されているデータを削除または圧縮し、該削除または圧縮したデータが保持されていた1つの未公開領域を公開領域にするとともに該公開領域に前記書き込み要求のデータを書き込み、前記削除または圧縮したデータが保持されていた他の少なくとも1つの未公開領域に前記書き込み要求のデータを書き込む公開領域化部と、
    ストレージデバイスが増設された場合、該増設されたストレージデバイスの記憶領域の一部または全部を未公開領域とし、該未公開領域に前記公開領域化部によって削除または圧縮されたデータと多重保持の関係にあった公開領域のデータをコピーする再多重化部と、
    を備えることを特徴とするストレージシステム。
  6. ユーザが認識可能な記憶領域である複数の公開領域と、所定の権限を有するユーザのみが認識可能な記憶領域である複数の未公開領域とをストレージデバイスが有するものとして該ストレージデバイスを管理し、公開領域、未公開領域それぞれにデータを多重に保持させるように前記ストレージデバイスを制御するストレージ管理方法であって、
    前記ストレージデバイスで記憶されている容量が規定値に達しているときにデータの書き込み要求があった場合、少なくとも2つの未公開領域で保持されているデータを削除または圧縮し、該削除または圧縮したデータが保持されていた1つの未公開領域を公開領域にするとともに該公開領域に前記書き込み要求のデータを書き込み、前記削除または圧縮したデータが保持されていた他の少なくとも1つの未公開領域に前記書き込み要求のデータを書き込み、
    ストレージデバイスが増設された場合、該増設されたストレージデバイスの記憶領域の一部または全部を未公開領域とし、該未公開領域に、前記削除または圧縮されたデータと多重保持の関係にあった公開領域のデータをコピーする処理を実行するストレージ管理方法。
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