JP4684938B2 - パレットへのicタグホルダー取り付け機構 - Google Patents

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Description

本発明は、物品の運搬、移送、保管等に使用されるパレットへのICタグホルダー取り付け機構に関するものであり、ICタグホルダーには、ICタグが収容されており、ICタグは、パレットのサイズや材質や所有者等のパレット自体に関する情報及びパレットに載置される物品の種類や個数や行き先等の物品自体に関する情報等の種々の情報が蓄積されるICチップや電池やアンテナ等が収容されている。
従来、パレットの側面部やデッキを構成する相対する桟間に吊り下げるように構成された、パレットへのICタグホルダー取り付け機構が、一例として、特許文献1に開示されている。
特開平9−254983号公報
従来、ICタグホルダーの形状に対応して、パレットに変更を加えなければならず、既存のパレットに、ICタグホルダーを取り付けることができないという問題があった。
また、従来、ICタグホルダーが、物品が載置されるデッキ面付近や桁付近に配設されているために、物品が、金属製であったり、磁気を有する場合には、ICタグが、物品に影響されて、リーダー・ライターが、ICタグに収容されたICチップに蓄積された情報を的確に読み取ることができなかったり、ICタグに収容されたICチップに的確な情報を記憶することができないという問題があった。
更に、物品が載置されていないパレットを保管する場合には、パレットを、デッキ面が水平になるように、上下方向に段積みしたり、或いは、デッキ面が垂直になるように、立てかけるように並設することが行われているが、ICタグホルダーが、物品が載置されるデッキ面付近や桁付近に配設されている場合には、隣接するパレットに配設されたICタグホルダー同士が、接近して位置する場合があり、従って、リーダー・ライターが、隣接するパレットに配設された各ICタグに収容されたICチップに蓄積された情報を的確に読み取ることができなかったり、ICタグに収容されたICチップに的確な情報を記憶することができないという問題があった。このような問題を解決するために、隣接するパレットに配設されたICタグホルダー同士が、接近しないように保管するためには、作業者が、いちいち、ICタグホルダーの位置を確認して、パレットを段積みしたり、立てかけなければならず、従って、パレットの保管作業の作業性が悪いという問題があった。
本発明の目的は、上述した従来のパレットへのICタグホルダー取り付け機構が有する課題を解決することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、 ICタグホルダーが、同一の2枚の板材が、互いの中心垂直線が一致するように、且つ、一方の板材ともう一方の板材とが互いに直交するように配置された矢羽根部を有しているとともに、前記ICタグホルダーを構成する板材の両垂直端に形成された下部係止突片の下辺が、下部デッキを構成する交叉梁の上端に載置され、また、前記ICタグホルダーを構成する板材の両垂直端に形成された上部係止突片の上辺が、上部デッキを構成する交叉梁の下端に接近して位置するように構成されており、更に、前記ICタグホルダーを構成する板材の両垂直端が、前記上部デッキを構成する交叉梁の該交叉梁により形成される隅部、及び、前記下部デッキを構成する交叉梁の該交叉梁により形成される隅部に、それぞれ、接近して位置するように構成したものである。
ICタグが、パレットの上部デッキと下部デッキとの中央に配置されるように、パレットに、ICタグホルダーを取り付けるように構成したので、パレットに載置される物品が、金属製であったり、磁気を有する場合であっても、ICタグが上部デッキや下部デッキに配設された場合に較べて、ICタグが、物品から離れた位置にあるので、ICタグに収容されたICチップが、物品に影響されて、リーダー・ライターによる情報の読み書きに、ミスが生じるようなことを防止することができる。
ICタグが、パレットの上部デッキと下部デッキとの中央に配置されるように、パレットに、ICタグホルダーを取り付けるように構成したので、水平状態の空のパレットを段積みしたり、或いは、垂直状態の空のパレットを並設した際に、隣接した空のパレットに取り付けられたICタグが、接近して位置するようなことがないので、ICタグに収容されたICチップが、接近して位置するICタグに影響されて、リーダー・ライターによる情報の読み書きに、ミスが生じるようなことを防止することができる。
ICタグホルダーを構成する板材の両垂直端に形成された上部係止突片の上辺が、上部デッキを構成する交叉梁の下端に接触、或いは、接近して位置するとともに、ICタグホルダーを構成する板材の両垂直端に形成された下部係止突片の下辺が、下部デッキを構成する交叉梁の上端に載置されるように構成したので、上部デッキに、互いに交叉する交叉梁が形成されているとともに、下部デッキにも、互いに交叉する交叉梁が形成されているパレットであれば、パレットに、何ら、加工を施すようなことなく、既存のパレットに、ICタグホルダーを取り付けることができる。
ICタグホルダーを構成する板材の両垂直端に形成された上部係止突片の上辺が、上部デッキを構成する交叉梁の下端に接触、或いは、接近して位置するとともに、ICタグホルダーを構成する板材の両垂直端に形成された下部係止突片の下辺が、下部デッキを構成する交叉梁の上端に載置されるように構成したので、ICタグホルダーが、パレットに対して、上下動するようなことがなく、パレットに、安定した状態で、ICタグホルダーを取り付けることができ、従って、ICタグホルダーに収容されたICタグのICチップに蓄積された情報の読み取りやICタグのICチップへの情報の書き込みに、ミスが生じるようなことを防止することができる。
ICタグホルダーを構成する板材の両垂直端が、上部デッキを構成する交叉梁により囲まれた領域の隅部及び下部デッキを構成する交叉梁により囲まれた領域の隅部に、それぞれ、当接或いは接近して位置するように構成したので、ICタグホルダーが、平面的に見て、回動するようなことがなく、パレットに、安定した状態で、ICタグホルダーを取り付けることができ、従って、ICタグホルダーに収容されたICタグのICチップに蓄積された情報の読み取りやICタグのICチップへの情報の書き込みに、ミスが生じるようなことを、確実に、防止することができる。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら、本実施例に限定されるものではない。
一例としての、図1に示されている公知の合成樹脂製パレットPは、上部デッキ1と、下部デッキ2と、上部デッキ1と下部デッキ2を連結する桁3と、桁3間に形成されているフォーク挿入口4とから構成されている。
上部デッキ1の少なくとも1部領域には、略直交するように互いに交叉する交叉梁1a、1bにより構成された上部デッキ側交叉梁領域1Aが形成されており、互いに平行な一方の交叉梁1a、1a間の内幅W1と、一方の交叉梁1a、1aに直交するとともに、互いに平行なもう一方の交叉梁1b、1b間の内幅W2とは、略同じ幅に形成されている。同様に、下部デッキ2の少なくとも1部領域には、略直交するように互いに交叉する交叉梁2a、2bにより構成された下部デッキ側交叉梁領域2Aが形成されており、互いに平行な一方の交叉梁2a、2a間の内幅W3と、一方の交叉梁2a、2aに直交するとともに、互いに平行なもう一方の交叉梁2b、2b間の内幅W4とは、略同じ幅に形成されている。また、上部デッキ側交叉梁領域1Aを構成する交叉梁1a、1bと下部デッキ側交叉梁領域2Aを構成する交叉梁2a、2bとは、平面的に見て、互いに、重なるように形成されている。
次に、主として、図3〜図6を用いて、合成樹脂製パレットPに取り付けられるICタグホルダーC及びICタグホルダーCに収容されるICタグ7について説明する。
ICタグホルダーCは、同一の2枚の板材5a、5bが、互いの中心垂直線L1が一致するように、且つ、一方の板材5aともう一方の板材5bとが互いに直交するように配置された矢羽根部5を有している。
一方の板材5aの両垂直端5a1及びもう一方の板材5bの両垂直端5b1には、それぞれ、上下方向に所定の間隔を置いて、水平方向に弾性変形可能な上部係止突片Haと下部係止突片Hbが突設されている。なお、上部係止突片Haと下部係止突片Hbの配設位置は、一方の板材5aともう一方の板材5bとで、同一になるように構成されている。
水平方向に弾性変形可能な上部係止突片Haは、上辺h1と下辺h2と先端垂直辺h3と下辺h2から先端垂直辺h3に向かって傾斜した傾斜端面h4とを有している。また、板材5a、5bの両垂直端5a1、5b1付近に、上部係止突片Haの上辺h1に沿って、上部スリットs1を形成するとともに、下辺h2に沿って、上部スリットs1と略平行に、下部スリットs2を形成することが好ましい。このような上部スリットs1及び下部スリットs2を形成することにより、上部係止突片Haの水平方向への弾性変形を容易にすることができる。
同様に、水平方向に弾性変形可能な下部係止突片Hbは、上辺h1’と、下辺h2’と、先端垂直辺h3’と、先端垂直辺h3’から上辺h1’に向かって傾斜した傾斜端面h4’とを有している。また、板材5a、5bの両垂直端5a1、5b1付近に、下部係止突片Hbの上辺h1’に沿って、上部スリットs1’を形成するとともに、下辺h2’に沿って、上部スリットs1’と略平行に、下部スリットs2’を形成することが好ましい。このような上部スリットs1’及び下部スリットs2’を形成することにより、下部係止突片Hbの水平方向への弾性変形を容易にすることができる。
また、一方の板材5aの両垂直端5a1に形成されている上部係止突片Ha及び下部係止突片Hbを、板材5aの垂直面5a2に対して、傾斜して配置することが好ましく、同様に、もう一方の板材5bの両垂直端5b1に形成されている上部係止突片Ha及び下部係止突片Hbも、板材5bの垂直面5b2に対して、傾斜して配置することが好ましい。
一方の板材5aの両垂直端5a1に形成されている上部係止突片Haの上辺h1と下部係止突片Hbの下辺h2’との垂直距離D1及びもう一方の板材5bの両垂直端5b1に形成されている上部係止突片Haの上辺h1と下部係止突片Hbの下辺h2’との垂直距離D1とは、同じに形成されているとともに、上部係止突片Haの上辺h1と下部係止突片Hbの下辺h2’との垂直距離D1及びもう一方の板材5bの両垂直端5b1に形成されている上部係止突片Haの上辺h1と下部係止突片Hbの下辺h2’との垂直距離D1は、上部デッキ1を構成する交叉梁1a、1bの下端1a1、1b1と下部デッキ1を構成する交叉梁2a、2bの上端2a1、2b1との垂直距離D2と同じか、若干、短く形成されている。
ICタグホルダーCを構成する2枚の板材5a、5bの上下方向の中央には、ICタグ収容箱6が取着されている。ICタグ収容箱6は、一つの側壁が開放された開口部6aを有する箱型に形成されており、開口部6a側に位置する天板6bの先端部に、相対する側壁6cに沿って、所定に間隔を置いて、一対のスリット6b1を形成することにより、天板6bの先端部には、上下方向に弾性変形可能な上部水平係止片6dが形成されており、上部水平係止片6dの下面の先端には係止突条6d1が垂設されている。同様に、開口部6a側に位置する底板6eの先端部にも、相対する側壁6cに沿って、所定に間隔を置いて、一対のスリット6e1を形成することにより、底板6eの先端部には、上下方向に弾性変形可能な下部水平係止片6fが形成されており、下部水平係止片6fの上面の先端には係止突条6f1が立設されている。
7は、ICタグホルダーCのICタグ収容箱6に嵌合可能なICタグであり、ICタグ7には、ICチップやアンテナや電源電池等が収容されている。本実施例には、ICタグ7が箱型に形成されている例が示されている。ICタグ7を、ICタグホルダーCのICタグ収容箱6の開口部6aから挿入すると、ICタグ7は、ICタグ収容箱6の天板6bに形成された上部水平係止片6dの係止突条6d1に当接し、上部水平係止片6dを上方に弾性変形させながら、また、ICタグ収容箱6の底板6eに形成された下部水平係止片6fの係止突条6f1に当接し、下部水平係止片6fを下方に弾性変形させながら、ICタグ収容箱6に収容され、ICタグ7のICタグ収容箱6への収容終了時には、図6に示されているように、ICタグ7の天板7aが、上部水平係止片6dの係止突条6d1から外れ、上部水平係止片6dの弾性復元力により、係止突条6d1が、ICタグ7の前壁7cの上端角部付近に係合し、同時に、ICタグ7の底板7bが、下部水平係止片6fの係止突条6f1から外れ、下部水平係止片6fの弾性復元力により、下部水平係止片6fの係止突条6f1が、ICタグ7の前壁7aの下端角部付近に係合し、ICタグ7が、簡単には、ICタグホルダーCのICタグ収容箱6から排出しないように構成されている。
上述したように、本実施例においては、上部デッキ側交叉梁領域1Aを構成する互いに平行な一方の交叉梁1a、1a間の内幅W1と互いに平行なもう一方の交叉梁1b、1b間の内幅W2とは、略同じ幅に形成されているので、相対する交叉梁1a、1aと相対する交叉梁1b、1bとにより囲まれた領域は、平面的に見て、正方形領域として形成されており、同様に、下部デッキ側交叉梁領域2Aを構成する互いに平行な一方の交叉梁2a、2a間の内幅W3と互いに平行なもう一方の交叉梁2b、2b間の内幅W4とは、略同じ幅に形成されているので、相対する交叉梁2a、2aと相対する交叉梁2b、2bとにより囲まれた領域は、平面的に見て、正方形領域として形成されている。従って、上部デッキ側交叉梁領域1Aを構成する相対する交叉梁1a、1aと相対する交叉梁1b、1bとにより囲まれた正方形領域の2本の対角線の長さW5は、共に同じ長さであり、同様に、下部デッキ側交叉梁領域2Aを構成する相対する交叉梁2a、2aと相対する交叉梁2b、2bとにより囲まれた正方形領域の2本の対角線の長さW6は、共に同じ長さであり、更に、上部デッキ側交叉梁領域1Aを構成する相対する交叉梁1a、1aと相対する交叉梁1b、1bとにより囲まれた正方形領域の対角線の長さW5と、下部デッキ側交叉梁領域2Aを構成する相対する交叉梁2a、2aと相対する交叉梁2b、2bとにより囲まれた正方形領域の対角線の長さW6とは、同じ長さに形成されている。
ICタグホルダーCを構成する一方の板材5aの幅、換言すれば、板材5aの両垂直端5a1間の距離W7は、上部デッキ1を構成する相対する交叉梁1a、1aと相対する交叉梁1b、1bとにより囲まれた正方形領域の対角線の長さW5と同じか、若干、短く形成されているとともに、下部デッキ2を構成する相対する交叉梁2a、2aと相対する交叉梁2b、2bとにより囲まれた正方形領域の対角線の長さW6と同じか、若干、短く形成されている。同様に、ICタグホルダーCを構成するもう一方の板材5bの幅、換言すれば、板材5bの両垂直端5b1間の距離W8も、上部デッキ1を構成する相対する交叉梁1a、1aと相対する交叉梁1b、1bとにより囲まれた正方形領域の対角線の長さ離W5と同じか、若干、短く形成されているとともに、下部デッキ2を構成する相対する交叉梁2a、2aと相対する交叉梁2b、2bとにより囲まれた正方形領域の対角線の長さ距離W6と同じか、若干、短く形成されている。なお、上述したように、ICタグホルダーCの矢羽根部5を構成する2枚の板材5a、5bは、同一に形成されているので、一方の板材5aの幅W7ともう一方の板材5bの幅W8は、同じ幅に形成されている。
次に、主として、図7及び図8を用いて、合成樹脂製パレットPを構成する上部デッキ側交叉梁領域1A及び下部デッキ側交叉梁領域2AへのICタグ7が収容されたICタグホルダーCの取り付けについて説明する。
上部デッキ1を構成する相対する交叉梁1a、1aと相対する交叉梁1b、1bとにより囲まれた正方形領域の一方の対角線上に、ICタグホルダーCを構成する一方の板材5aが一致するとともに、上部デッキ1を構成する相対する交叉梁1a、1aと相対する交叉梁1b、1bとにより囲まれた正方形領域のもう一方の対角線上に、ICタグホルダーCを構成する一方の板材5bが一致するように、上部デッキ1の上方に、ICタグホルダーCを配置する。
上述した状態から、ICタグホルダーCを下降させると、ICタグホルダーCを構成する板材5a、5bに形成された下部係止突片Hbが、上部デッキ1を構成する交叉梁1a、1bに当接し、ICタグホルダーCのそれ以上の下降が阻止されることになるので、下部係止突片Hbが、上部デッキ1を構成する交叉梁1a、1bに当接しないように、下部係止突片Hbを、水平方向に弾性変形させる。この状態で、下部係止突片Hbを、上部デッキ1を構成する相対する交叉梁1a、1aと相対する交叉梁1b、1bとにより囲まれた正方形領域に挿入するとともに、下部係止突片Hbを、上部デッキ1を構成する交叉梁1a、1bを通過させる。下部係止突片Hbが、上部デッキ1を構成する交叉梁1a、1bを通過した時点で、下部係止突片Hbは、その弾性復元力により、元の状態に戻ることになる。その後、ICタグホルダーCを更に下降させると、上部係止突片Haが、上部デッキ1を構成する交叉梁1a、1bに当接することになるので、同様にして、上部係止突片Haを、水平方向に弾性変形させて、上部係止突片Haが、上部デッキ1を構成する交叉梁1a、1bに当接しないようにして、上部係止突片Haを、上部デッキ1を構成する交叉梁1a、1bを通過させる。そして、上部係止突片Haが、上部デッキ1を構成する交叉梁1a、1bを通過した時点で、上部係止突片Haは、その弾性復元力により、元の状態に戻ることになる。
上述したように、ICタグホルダーCを構成する板材5a、5bに形成された上部係止突片Haが、上部デッキ1を構成する交叉梁1a、1bを通過した時点においては、上部係止突片Haの上辺h1が、上部デッキ1を構成する交叉梁1a、1bの下端1a1、1b1に接触、或いは、接近して位置するとともに、下部係止突片Hbの下辺h2’が、下部デッキ2を構成する交叉梁2a、2bの上端2a1、2b1に載置されるように構成されている。
上述したように、ICタグホルダーCが、合成樹脂製パレットPに取り付けられた際には、ICタグホルダーCを構成する板材5a、5bに形成された上部係止突片Haの上辺h1が、上部デッキ1を構成する交叉梁1a、1bの下端1a1、1b1に接触、或いは、接近して位置するとともに、下部係止突片Hbの下辺h2’が、下部デッキ2を構成する交叉梁2a、2bの上端2a1、2b1に載置されるように構成されているので、ICタグホルダーCが、合成樹脂製パレットPに対して、上下動するようなことがなく、合成樹脂製パレットPに、安定した状態で、ICタグホルダーCを取り付けることができ、従って、ICタグホルダーCを構成するICタグホルダー収容箱6に収容されたICタグ7のICチップに蓄積された情報の読み取りやICチップへの情報の書き込みに、ミスが生じるようなことを防止することができる。
また、上述したように、ICタグホルダーCを構成する板材5a、5bの幅W7、W8は、上部デッキ1を構成する相対する交叉梁1a、1aと相対する交叉梁1b、1bとにより囲まれた正方形領域の対角線の長さW5と同じか、若干、短く形成されているとともに、下部デッキ2を構成する相対する交叉梁2a、2aと相対する交叉梁2b、2bとにより囲まれた正方形領域の対角線の長さW6と同じか、若干、短く形成されており、且つ、上述したように、ICタグホルダーCが、合成樹脂製パレットPに取り付けられた際には、板材5a、5bの両垂直端5a1、5b1が、上部デッキ1を構成する相対する交叉梁1a、1aと相対する交叉梁1b、1bとにより囲まれた正方形領域の隅部及び下部デッキ2を構成する相対する交叉梁2a、2aと相対する交叉梁2b、2bとにより囲まれた正方形領域の隅部に、当接或いは接近して位置するように構成されているので、ICタグホルダーCが、平面的に見て、回動するようなことがなく、合成樹脂製パレットPに、安定した状態で、ICタグホルダーCを取り付けることができ、従って、ICタグホルダーCを構成するICタグ収容箱6に収容されたICタグ7のICチップに蓄積された情報の読み取りやICチップへの情報の書き込みに、ミスが生じるようなことを、確実に、防止することができる。
また、ICタグホルダーCを構成する2枚の板材5a、5bの上下方向の中央に、ICタグ7が収容されるICタグ収容箱6が取着されるように構成されているとともに、板材5a、5bに形成された上部係止突片Haの上辺h1と板材5a、5bの上端5a3、5b3との垂直距離T1と、板材5a、5bに形成された下部係止突片Hbの下辺h2’と板材5a、5bの下端5a4、5b4との垂直距離T2とは同じに形成されているので、ICタグホルダーCが、合成樹脂製パレットPに取り付けられた際には、ICタグ7は、合成樹脂製パレットPの上部デッキ1と下部デッキ2との中央に配置されることになる。従って、合成樹脂製パレットPに載置される物品が、金属製であったり、磁気を有する場合であっても、ICタグホルダーが上部デッキや下部デッキに配設された場合に較べて、ICタグ7が、物品から離れた位置にあるので、ICタグ7に収容されたICチップが、物品に影響されて、リーダー・ライターによる情報の読み書きに、ミスが生じるようなことを防止することができる。
更に、ICタグホルダーCが、合成樹脂製パレットPに取り付けられた際には、ICタグ7が、合成樹脂製パレットPの上部デッキ1と下部デッキ2との中央に配置するように構成されているので、水平状態の空の合成樹脂製パレットPを段積みしたり、或いは、垂直状態の空の合成樹脂製パレットPを並設した際に、隣接した空の合成樹脂製パレットPに取り付けられたICタグ7が、接近して位置するようなことがないので、ICタグホルダーが、接近して位置するICタグホルダーに影響されて、リーダー・ライターによるICチップへの情報の読み書きに、ミスが生じるようなことを防止することができる。
更にまた、上述したように、上部デッキ1に、互いに交叉する交叉梁1a、1bにより構成された上部デッキ側交叉梁領域1Aが形成されているとともに、下部デッキ2にも、互いに交叉する交叉梁2a、2bにより構成された下部デッキ側交叉梁領域2Aが形成されている合成樹脂製パレットPであれば、合成樹脂製パレットPに、何ら、加工を施すようなことなく、既存の合成樹脂製パレットPに、ICタグホルダーCを取り付けることができる。
上述したICタグホルダーCは、上部デッキ1に、互いに交叉する交叉梁1a、1bにより構成された上部デッキ側交叉梁領域1Aが形成されているとともに、下部デッキ2にも、互いに交叉する交叉梁2a、2bにより構成された下部デッキ側交叉梁領域2Aが形成されている合成樹脂製パレットPであれば、上部デッキ1に物品が載置可能であるとともに、下部デッキ2にも物品が載置可能な、所謂、両面使用可能な合成樹脂製パレットPに取り付けることも、また、上部デッキ1にのみ、物品が載置可能である、所謂、片面使用の合成樹脂製パレットPに取り付けることもできる。
なお、ICタグホルダーCが取り付けられる、略直交するように互いに交叉する交叉梁1a、1bにより構成された上部デッキ側交叉梁領域1Aと略直交するように互いに交叉する交叉梁2a、2bにより構成された下部デッキ側交叉梁領域2Aが、合成樹脂製パレットPの略中央部に形成されている場合には、このような合成樹脂製パレットPの略中央部に形成されている上部デッキ側交叉梁領域1A下部デッキ側交叉梁領域2Aに、ICタグホルダーCが取り付けることが好ましい。このように構成することにより、合成樹脂製パレットPに対して、どの位置に、リーダー・ライターが配設されていても、ICタグホルダーCとリーダー・ライターとの距離が略同じであるので、リーダー・ライターによるICチップへの情報の読み書きに、ミスが生じるようなことを防止することができる。
また、上述ICタグホルダーCは、射出成形等により、合成樹脂で一体に成形することが好ましい。
なお、上述した実施例には、互いに平行な一方の交叉梁1a、1a間の内幅W1と互いに平行なもう一方の交叉梁1b、1b間の内幅W2とを、略同じ幅に形成することにより、上部デッキ側交叉梁領域1Aが、平面的に見て、正方形領域として形成されており、同様に、互いに平行な一方の交叉梁2a、2a間の内幅W3と互いに平行なもう一方の交叉梁2b、2b間の内幅W4とを、略同じ幅に形成することにより、下部デッキ側交叉梁領域2Aが、平面的に見て、正方形領域として形成されている例が示されているが、互いに平行な一方の交叉梁1a、1a間の内幅W1と互いに平行なもう一方の交叉梁1b、1b間の内幅W2との幅を変えることにより、上部デッキ側交叉梁領域1Aを、平面的に見て、長方形領域として形成し、同様に、互いに平行な一方の交叉梁2a、2a間の内幅W3と互いに平行なもう一方の交叉梁2b、2b間の内幅W4との幅を変えることにより、下部デッキ側交叉梁領域2Aを、平面的に見て、長方形領域として形成することもできる。
なお、上述した実施例には、ICタグ7が箱型に形成されている例が示されており、箱型に形成されたICタグ7に対応して、ICタグホルダーCのICタグ収容箱6が箱型に形成されているが、ICタグ7の形状を、種々の形状とすることができ、このようなICタグ7の形状に対応して、ICタグ収容箱6の形状を、適宜、変更することができる。
図1は、ICタグホルダーが取り付けられる一例としてのパレットの斜視図である。 図2は、図1に示されているパレットの部分拡大斜視図である。 図3は、本発明のパレットへのICタグホルダー取り付け機構を構成するICタグホルダーとICタグホルダーに収容されるICタグの斜視図である。 図4は、本発明のパレットへのICタグホルダー取り付け機構を構成するICタグホルダーの斜視図である。 図5は、本発明のパレットへのICタグホルダー取り付け機構を構成するICタグホルダーの平面図である。 図6は、本発明のパレットへのICタグホルダー取り付け機構を構成するICタグホルダーにICタグが収容された状態の斜視図である。 図7は、本発明のパレットへのICタグホルダー取り付け機構を構成するICタグが収容された状態のICタグホルダーとパレットの斜視図である。 図8は、本発明のパレットへのICタグホルダー取り付け機構を構成するICタグホルダーがパレットに取り付けられた状態の斜視図である。
符号の説明
C・・・・・・・・・・・・・・・・ICタグホルダー
P・・・・・・・・・・・・・・・・パレット
Ha・・・・・・・・・・・・・・・上部係止突片
Hb・・・・・・・・・・・・・・・下部係止突片
1・・・・・・・・・・・・・・・・上部デッキ
2・・・・・・・・・・・・・・・・下部デッキ
5・・・・・・・・・・・・・・・・矢羽根部
5a、5b・・・・・・・・・・・・板材
6・・・・・・・・・・・・・・・・ICタグ収容箱
7・・・・・・・・・・・・・・・・IDタグ

Claims (1)

  1. ICタグホルダーが、同一の2枚の板材が、互いの中心垂直線が一致するように、且つ、一方の板材ともう一方の板材とが互いに直交するように配置された矢羽根部を有しているとともに、前記ICタグホルダーを構成する板材の両垂直端に形成された下部係止突片の下辺が、下部デッキを構成する交叉梁の上端に載置され、また、前記ICタグホルダーを構成する板材の両垂直端に形成された上部係止突片の上辺が、上部デッキを構成する交叉梁の下端に接近して位置するように構成されており、更に、前記ICタグホルダーを構成する板材の両垂直端が、前記上部デッキを構成する交叉梁の該交叉梁により形成される隅部、及び、前記下部デッキを構成する交叉梁の該交叉梁により形成される隅部に、それぞれ、接近して位置するように構成されていることを特徴とするパレットへのICタグホルダー取り付け機構。
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