JP4681311B2 - 配色規則生成方法、この方法を実施する装置、プログラムおよびこれを記録した記録媒体 - Google Patents

配色規則生成方法、この方法を実施する装置、プログラムおよびこれを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

この発明は、配色規則生成方法、この方法を実施する装置、プログラムおよびこれを記録した記録媒体に関し、特に、色相に依存せずに色の明るさと鮮やかさの相関関係に基づいた配色により、自然感および人工感という印象を操作する配色によって自然的或いは人工的な印象を作り出す配色規則生成方法、この方法を実施する装置、プログラムおよびこれを記録した記録媒体に関する。
色は人間の行動に深く関わる要素であり、製品の色彩設定は売り上げに大きく影響する。個人が所有する品物の色は、それを持つ人の生活を潤し、そしてその個人の個性を表すものであるため、色は非常に興味を持たれている分野である。特に、自分が既に所有している物品との間の色彩調和を図り、自分のスタイルを作ろうとする近年の購買動向から、カラーコーディネート、即ち、複数の色の配色技術の重要性がいわれている。
複数の色が調和する配色を行うために、配色の例としてグループ化された複数の色の色見本を提示する資料が作成される。これはカラーチャートと呼ばれている。
色彩調和に関する考え方は従来から論じられており、調和した配色を行うための配色規則が多数作られてきた。具体的な例としては、ゴブラン織りの研究者であったシュブルールによる調和論、色彩の調和を定量的に表現しようとしたムーン-スペンサーの調和論などがある。これらは、調和していると感じられる色の関係に一定の法則を見出そうとするものであり、色の変化を定量的に表した色立体、例えばマンセル表色系などにおいて定義される数値を用いた上での配色規則である。一方、オストワルト表色系、PCCS(日本色研配色体系)の様に、調和した配色が行える様なカラーチャートとして利用できる様に色彩調和を目的として作成された表色系もある。しかし、これらは、複数の色が、先ず、「調和すること」のみを主な目的としており、また、色彩が調和するか否かは経験的な感覚に基づいた見解である。そして、それぞれの配色規則およびマンセル表色系、オストワルト表色系など多数ある表色系の知識がなければ配色規則が利用できず、また、規則が対応している表色系内のみでしか適用できないという問題点がある(非特許文献1 参照)。
一方で、複数の色を配色したときに生じるイメージに基づいた配色規則、カラーチャートがある。これは、色相によって温・冷感、重・軽感が変化するという過去の心理学的研究から発展して、複数の色を合わせた時のイメージを意味微分(SD)法などによって抽出して作成するものである。これらは「しっとりとした」「さわやかな」「革命的な」「行動的な」などのイメージ語によって配色規則およびカラーチャートが分類される。例として、日本カラーデザイン研究所のカラーチャートは160語から構成されている。配色する色は、色の3要素(色相、明るさ、鮮やかさ)によって指定されている(非特許文献2 参照)。
しかし、問題点として、イメージ語によって分類される配色方法は、暖色・寒色など色相によってイメージが変化するために、配色数が膨大になる。また、文化や時代によって印象が若干変化することもある。また、対となるイメージ語、例えば、「静かな」と「にぎやかな」は、何れかがマイナスの印象として扱われたり、選択しづらくなったりする可能性がある。対のイメージ語が否定的なニュアンスを持つとき、対のイメージ語が想像しづらいときは、その言葉に属する配色例以外の配色がしづらくなる。例えば「洗練されている」の反対は「洗練されていない」という悪い意味になったり(非特許文献3 参照)、また「エコロジー調」の反対語は想像しづらかったりする。そして、配色する色の指定を色の3要素(色相、明るさ、鮮やかさ)それぞれの値で指定するために、記録するのが容易ではない。
これらの従来の配色方法は、近年の色への強い関心から、洋服、インテリアをはじめとした多くの製品の色指定に利用されるだけでなく、個人の衣服、化粧などの色合わせなどに利用されている。しかし、色彩調和に関しては現在も絶対的な一つの配色規則というものは存在せず、多くの配色規則が検討されている。
カラーコーディネーションの基礎、pp. 80-87、東京商工会議所編、東京商工会議所 発行 配色イメージチャート、p. 42、南雲 治嘉 著、株式会社グラフィック社 発行 配色イメージチャート p.118、南雲 治嘉 著、株式会社グラフィック社 発行
近年は、所有する物品の色だけでなく、化粧品の色、髪の色など、身体に付随するものの色に対する要求が強くなっている。多くの人が、自然な色合い、或いは、逆に強調する様な色合いの使用を望んでいる。また、化粧品について、以前は、「さわやかなイメージ」、「大人びたイメージ」などといった感情が関与する印象が重要視されたが、最近は「より自然に見える」、「人工的(より作り込んだ様に)に見える」、「立体的に見える」などの様に、より複雑な、視覚的な効果が求められる様になっている。しかし、色の組み合わせによって生じる感情、印象を考慮した配色規則はあっても、視覚的な効果を考慮した体系的な配色規則は現状では存在しない。
「より自然に見える」、「より人工的に見える」といった視覚的な効果は、特定の色の選択および配色の技術によって達成されるが、色の組み合わせが膨大にある中から的確な配色を選択しなければならず、現状ではまだ特殊な訓練をつんだ人、或いは、本人が知識を持っていなければ、また、多くの色を使用することができる状況でなくては達成しにくいものである。多くの人は、感覚と経験に頼ってこの作業を行っている。
この発明は、色相に依存せずに色の明るさと鮮やかさの相関関係に基づいた配色により、自然感および人工感という印象を操作する配色によって自然的或いは人工的な印象を作り出す、如何なる表色系にも適用することができる配色規則生成方法、この方法を実施する装置、プログラムおよびこれを記録した記録媒体を提供するものである。
請求項1:色相を示す値と鮮やかさを示す値と、カラーチャートの明るさの上限値および下限値と、明るさと鮮やかさとの相関関係が正の相関関係であるか負の相関関係であるかを示す相関係数値と、前記カラーチャートの色の個数を取得し、モニタの白色に対応する色相を示す値から前記取得した色相を示す値までの間の異なる値を、前記カラーチャートの色の個数だけ取得して色相の座標値としモニタの白色に対応する鮮やかさを示す値から前記取得した鮮やかさを示す値までの間の異なる値を、前記カラーチャートの色の個数だけ取得して明るさの座標値とし、前記明るさの下限値から上限値までの間の異なる値を、前記カラーチャートの色の個数だけ取得して明るさの座標値とし、前記相関係数値が正の相関関係を示す場合には、鮮やかさを小さい順に並べたときに色相と明るさも小さい順となるように、前記色相の座標値と前記鮮やかさの座標値と前記明るさの座標値とを組み合わせて、色相と鮮やかさと明るさの組からなる系列を生成し、前記相関係数値が負の相関関係を示す場合には、鮮やかさを小さい順に並べたときに色相は小さい順となり明るさは大きい順となるように、前記色相の座標値と前記鮮やかさの座標値と前記明るさの座標値とを組み合わせて、色相と鮮やかさと明るさの組からなる系列を生成し、前記色相と鮮やかさと明るさの組をRGBに変換して得られるRGB値の系列を前記カラーチャートとして提示する配色規則生成方法を構成した。
また、請求項色相を示す値と鮮やかさを示す値とを取得する色特性入力部1、カラーチャートの明るさの上限および下限を設定する明るさ特性入力部3明るさと鮮やかさとの相関関係が正の相関関係であるか負の相関関係であるかを示す相関係数値を取得すると共に、前記カラーチャートの色の個数を取得する印象特性入力部2モニタの白色に対応する色相を示す値から前記取得した色相を示す値までの間の異なる値を、前記カラーチャートの色の個数だけ取得して色相の座標値とし、モニタの白色に対応する鮮やかさを示す値から前記取得した鮮やかさを示す値までの間の異なる値を、前記カラーチャートの色の個数だけ取得して明るさの座標値とし、前記明るさの下限値から上限値までの間の異なる値を、前記カラーチャートの色の個数だけ取得して明るさの座標値とし、前記相関係数値が正の相関関係を示す場合には、鮮やかさを小さい順に並べたときに色相と明るさも小さい順となるように、前記色相の座標値と前記鮮やかさの座標値と前記明るさの座標値とを組み合わせて、色相と鮮やかさと明るさの組からなる系列を生成し、前記相関係数値が負の相関関係を示す場合には、鮮やかさを小さい順に並べたときに色相は小さい順となり明るさは大きい順となるように、前記色相の座標値と前記鮮やかさの座標値と前記明るさの座標値とを組み合わせて、色相と鮮やかさと明るさの組からなる系列を生成する配色規則計算部4前記色相と鮮やかさと明るさの組をRGBに変換して得られるRGB値の系列を前記カラーチャートとして提示するカラーチャート出力部5を具備する配色規則生成装置を構成した。
ここで、請求項色相を示す値と鮮やかさを示す値と、カラーチャートの明るさの上限値および下限値と、明るさと鮮やかさとの相関関係が正の相関関係であるか負の相関関係であるかを示す相関係数値と、前記カラーチャートの色の個数を取得するステップと、モニタの白色に対応する色相を示す値から前記取得した色相を示す値までの間の異なる値を、前記カラーチャートの色の個数だけ取得して色相の座標値とし、モニタの白色に対応する鮮やかさを示す値から前記取得した鮮やかさを示す値までの間の異なる値を、前記カラーチャートの色の個数だけ取得して明るさの座標値とし、前記明るさの下限値から上限値までの間の異なる値を、前記カラーチャートの色の個数だけ取得して明るさの座標値とし、前記相関係数値が正の相関関係を示す場合には、鮮やかさを小さい順に並べたときに色相と明るさも小さい順となるように、前記色相の座標値と前記鮮やかさの座標値と前記明るさの座標値とを組み合わせて、色相と鮮やかさと明るさの組からなる系列を生成し、前記相関係数値が負の相関関係を示す場合には、鮮やかさを小さい順に並べたときに色相は小さい順となり明るさは大きい順となるように、前記色相の座標値と前記鮮やかさの座標値と前記明るさの座標値とを組み合わせて、色相と鮮やかさと明るさの組からなる系列を生成するステップと、前記色相と鮮やかさと明るさの組をRGBに変換して得られるRGB値の系列を前記カラーチャートとして提示するステップをコンピュータに実行させるための配色規則生成プログラムを構成した。
そして、請求項:請求項に記載され配色規則生成プログラムを記録した記録媒体を構成した。
この発明は、自然環境における光学的および物理的条件に基づき、色の明るさと鮮やかさの相関関係を操作することによって、色相によるイメージの影響を受けずに、自然な印象および人工的な印象を演出することができる。この発明に依れば、色相の違いに伴う印象の変化に関わらず、利用者が簡単に、視覚的に自然な印象或いは人工的な印象を演出する配色規則を得ることができた。この配色規則は、現存する表色系に対してもその種類に関わらず適用することができる規則である。
自然環境においては、光と物体の関係上、明るい部分は色が薄く、暗い部分は色が濃くなる(色が鮮やかになる)傾向がある。これは直接光を受ける部分と、他の表面から反射した二次的な光を受ける部分が存在することよって生起するものである。
図1を参照するに、図1(a)は、図1(b)の自然画像内の白枠で囲まれた一部の色について、その輝度(明るさ)と彩度(鮮やかさ)の値を表した散布図である。縦軸が彩度であり、横軸が輝度(cd/m2)である。縦軸の値はCIEL*** 色度座標値による。
図1(b)の自然画像内の一部である白枠内には、白或いは明るい黄色と暗い黄色とその中間の黄色の領域がそれぞれ多数混在している。この状態を測定すると、図1(a)に示される如く、一般に、明るさと鮮やかさの関係が右下がりの相関関係、即ち、負の相関関係となる結果が得られる。このとき、画像からは、明るい白と、暗く濃い(鮮やかな)色と、その中間の色が多く抽出される。図1の場合は、明るい白と、暗く濃い黄色とその中間色が顕著である。この発明は、この様な光学的事実を利用して、配色規則を自動的に生成し、配色によりもたらされる印象を操作する。先ず、明るい部分は色が薄く、暗い部分は色が濃いという関係、即ち、輝度と彩度との間の負の相関関係、相関係数R=−1.0、となる色を集合させると、このパターンはより自然的に見える。というのは、上述した通り、自然環境における輝度と彩度との間は負の相関関係になっているからであり、この色の集合は、自然界の色の分布を再構成しているといえるからである。これとは逆に、明るさと鮮やかさの関係を逆転させた、即ち、明るい部分は色が濃く、暗い時は色が薄いという関係、輝度と彩度との間の正の相関関係、相関係数R=1.0、となる色を集合させると、上述した通りの自然的な印象は薄れ、人間の目は色みを帯びた照明に照らされたパターンの様に知覚し、より人工的な印象がもたらされる。
この色パターンの作成方法を図2を参照して説明する。図2(a)は彩度の定義を説明する図であり、或る色、赤Rから白Wまでの距離を彩度と定義する。白から離れている程彩度が高い。CIE1931(x,y)色度図を用いている。図2(b)は彩度と輝度を相関係数によって対応させたところを示す図である。
図2(a)を参照するに、CIE1931(x,y)色度図上で、或る点Rの色を選択する。赤丸Rが選択されている。色度図上において、このR点から*で示される白(W)まで直線で結ぶと、色度図面は等しい明るさ、即ち、等輝度面であるため、色の鮮やかさのみが変化する。彩度および輝度の変化を説明する図2(b)の(イ)を参照するに、その左側の彩度(鮮やかさ)の変化と、右側の輝度(明るさ)の変化を等間隔で7分割し、その鮮やかさと明るさを対応させている。彩度は、最も高い鮮やかな赤から最も低い白或いは灰色の無彩色に到る迄徐々に低下した彩度で示されている。輝度は、最も明るい白或いは灰色から最も低い黒に到る迄徐々に低下した輝度で示されている。相関を説明する図2(b)の(ロ)は、鮮やかさの高低と明るさの高低が一致して組み合わされたR=1.0の正相関関係(実線の矢印)の場合と、鮮やかさの高低と明るさの高低が逆に組み合わされたR=−1.0の負相関関係(破線の矢印)の場合を示している。
図3は、明るさと鮮やかさの相関が正の場合と負の場合で色が変化する様子を示す図である。図3(a)は青について、正相関とした色の組み合わせと、負相関とした色の組み合わせを挙げたものである。図3(b)は緑について、正相関とした色の組み合わせと、負相関とする色の組み合わせを挙げたものである。図3(b)を参照するに、色相が緑の場合は、負の相関は明るい白或いは灰色と、暗く濃い緑と、その中間の緑色から成り、正の相関は明るく濃い緑と、暗い灰色と、その中間の緑色から成る。この様な色の関係は色相に関わらず一定であり、図3(a)を参照するに、色相が青の場合は負の相関で明るい白或いは灰色と、暗く濃い青と、その中間の青色の組み合わせとなり、正の相関で明るく濃い青と、暗い灰色と、その中間の青色の組み合わせとなる。相関係数R=1.0とR=−1.0ではパターン内の色の明るさと鮮やかさの範囲は等しくなっている。この様に、負の相関で最も強い相関となるR=−1.0では、明るい白或いは灰色と、暗く濃い色(色相はどれでも良い)と、その中間色の組み合わせとなり、一方において、正の相関で最も強い相関となるR=1.0では、明るく濃い色と、暗い灰色と、その中間色の組み合わせとなる。
相関係数の操作によってできた複数の色を、ランダムな位置に割り振るとパターンが完成する。この様なパターンは、その相関係数に応じて、異なる印象を生み出す。図4は相関係数によってパターンの印象が変化する様子を赤色について示す図である。同じ色相で、同じ明るさと鮮やかさの範囲であっても、負の相関となる図4(a)の色の集合と、正の相関となる図4(b)の色の集合は、印象が大きく異なる。図4(a)の負の相関は物体の色の変化として自然的な印象をもたらし、自然な陰影と奥行きの存在を感じさせる。一方で、図4(b)の正の相関関係は人工的な、輝く様な感じで、機械的、金属的な印象を受け、コントラストが淡い一様な平面の様に見える。
図5は、図4と同様に、相関係数によってパターンの印象が変化する様子を示す図である。図5(a)は青色について相関が正の場合と負の場合で変化する様子を示す図であり、図5(b)は緑色について相関が正の場合と負の場合で変化する様子を示す図であ。
よって、色相に関わらず明るい白或いは灰色から暗く濃い色の組み合わせが自然な印象を与え、暗い灰色から明るく濃い色の組み合わせが人工的な印象を与えるという配色規則が完成する。
この色の明るさと鮮やかさの相関関係の違いによる印象の違いは、表色系の種類に依存せず一定である。よって、従来の表色系から、この発明の規則と一致する様な色を選択して利用することができる。即ち、明るさと鮮やかさが正の相関関係を持つ、表色系内から同一色相で、明るく鮮やかな色と、それよりも暗い灰色と、その中間の色を選択したパターンを作成すると、人工的な印象が演出できる。逆に、負の相関関係を持つ、同一色相内で、明るい白或いは灰色と、それよりも暗く色が鮮やかな色と、その中間の色を選択したパターンを作成すると、より自然な印象を演出することができる。
この配色規則に則った具体的な色表(カラーチャート)の作成方法を、図6を参照して説明する。作成されるカラーチャートは色相、明るさ、色の個数を任意に設定することができる。
図6を参照すると、この発明の配色規則生成装置は、色特性入力部1と、印象特性入力部2と、明るさ特性入力部3と、配色規則計算部4と、カラーチャート出力部5とにより構成されている。
色特性入力部1は、任意の色の色相の特性値をキーボードその他の入力装置を介して色特性を入力する。入力値はCIE1931(x,y)色度図色度座標値に基づき、x、yとする。CIE1931(x,y)色度座標値は、色の3属性(色相・明るさ・鮮やかさ)の内の、明るさを除いた色相と鮮やかさを示す指標である。
印象特性入力部2は、自然的な印象を演出する色の組み合わせを作成する場合には負相関のR=−1.0をキーボードにより入力し、人工的な印象を演出する色の組み合わせを作成する場合には正相関のR=1.0をキーボードにより入力する。また、この印象特性入力部2において、実際に出力されるカラーチャート例の色の個数をキーボードにより入力する。カラーチャートの色の個数は2以上とする。この値をstepとおく。
明るさ特性入力部3は、作成されるカラーチャートの色の明るさの上限、下限を設定する。明るさは輝度値によって設定する。輝度値は、色みを表すCIE1931(x, y)色度座標値に対し、色の明るさを表すCIEXYZ表色系のY値と一致する。よって、色の特性値はCIE1931(x,y)色度座標値であるx値、y値と、Y値より(x,y, Y)と表すことができる。この3つの値はRGB値に変換することができ、モニタ上で提示が可能となる。明るさ特性入力部3において入力される明るさの上限値をmaxY、明るさの下限値をminYとする。この時、モニタのgamut(色提示範囲)を超えた場合は再度入力を行う。gamutを超えたか否かについては、後述する配色規則計算部4において決定される。
配色規則計算部4は、色特性入力部1において入力されたx値、y値と、モニタの白色点の色度座標値との間で、印象特性入力部2において入力した色の個数(step)で等分して行き、それぞれのCIE1931(x,y)色度座標値を求める。モニタの白色点の色度座標値を(xW,yW)とおく。変化する色のCIE1931(x, y)色度座標値を、xk 、yk とおくと、
と表すことができる。x1 、x2 、x3 、…となるに従って、CIE1931(x, y)色度座標値は白色(無彩色)の状態から、色特性入力部1において指定した色みまで、色の鮮やかさが増して行く。
一方、明るさ特性入力部3において入力された明るさの上限値(maxY)と下限値(minY)の間を、印象特性入力部2において入力された色の個数(step)で等分して行く。変化する明るさの値をYk とおくと、
と表現することができる。Y1 、Y2 、Y3 、…となるに従って、明るさが増して行く。
式(1)、式(2)、式(3)で求めた色の属性(色み・明るさ)を組み合わせる。印象特性入力部2において入力した印象特性値がR=1.0の場合は、鮮やかさと明るさが正の相関となる様に、鮮やかさが低い時は明るさも低く、鮮やかさが高いときは明るさも高くなる様に組み合わせる。即ち、(x1,y1,Y1 )、(x2,y2,Y2 )、(x3,y3,Y3 )、…、(xstep,ystep,Ystep )となる様に3つの値を組み合わせる。
一方、印象特性入力部2において負相関のR=−1.0を入力した場合は、鮮やかさは低いが明るさは高くなる様に、逆に鮮やかさが高いときは明るさが低くなる様に組み合わせる。即ち、(x1,y1,Ystep )、(x2,y2,Ystep -1 )、(x3,y3,Ystep -2 )、…、(xstep,ystep,Y1 )となる様に3つの値を組み合わせる。
即ち、正相関であるR=1.0の場合に対して、負相関であるR=−1.0の場合は明るさを反転して組み合わせれば良い。この様にして作成した色の組み合わせは、正相関の場合は人工的な印象となり、負相関の場合は自然な印象となる。これが配色規則である。
この配色規則によって作成された色はモニタ上へ提示することが可能であるため、カラーチャート出力部5を構成するモニタ上に提示することができる。配色規則計算部4はCIE1931(x,y)色度座標値によって計算しているので、モニタ上に提示するためにRGB値に変換する。なお、この変換により、カラーチャートのプリンタによる印刷も可能となる。
CIE1931 (x, y)色度座標値からRGB値への変換式は次の様になる。初めに、作成したそれぞれの色のCIE1931 (x,y)色度座標値(x,y)、および輝度値YをCIE XYZ表色系に変換する。
刺激を呈示するモニタの3蛍光体R、G、Bおよび白色のCIE1931 (x,y)色度座標値(xR、yR)、(xG、yG)、(xB、yB)、(xW、yW)を測定し、そこから、
を計算する(Cは計算のための行列式)。次に、白色の色度座標値をCIE XYZ表色系に変換する。
これらから以下の式を計算する(Vは計算のための値)。C-1はCの逆行列である。
を計算する(Tは計算のための行列式)。式(12)のTと、式(4)、式(5)、式(6)の値を用いて、CIE XYW表色系からRGB値に変換する。T-1はTの逆行列である。
式(1)、(2)、(3)において算出されたそれぞれの値について、式(4)ないし式(13)の計算を行ない、それぞれのRGB値に基づいた色をモニタ上に提示する。また、色のCIE1931(x,y)色度座標値、およびRGB値を提示する。計算の結果得られたカラーチャートの例を図7に挙げる。カラーチャート出力部5にはこの様な結果が生成される。
ここで、式(13)の結果のRGB値がモニタのgamutを超えている場合、一例としてR、G、Bの内の少なくとも何れか一つの値が255を超えた場合は、明るさ特性入力部3において明るさの上限値maxYと下限値minYの再入力を求めるものとする。
従来の多くの色彩調和論について、それらに共通する原理、原則を検討したジャッドは、色彩が調和する原理として(1)秩序の原理、即ち、色空間内で規則的な関係によって選ばれた色は調和すること、(2)親近性の原理、自然環境内によく見られる様な見慣れた関係は調和して見えるということ、(3)共通性の原理、即ち、色相やトーンなどのドミナント要素の有無、(4)明白性の原理、配色される色がそれぞれはっきりと知覚できることの4つを挙げている[非特許文献1 参照]。従来の色彩調和論は、この原則の一つ以上に当てはまる。この発明も、この原則の内の(1)、(2)、(3)の3つに当てはまる。(1)に関しては、色空間内で線形計算によって得られる明るさと鮮やかさの変化を用いている秩序性を有している。(2)については自然界における物理的、光学的特性に由来しており、見慣れている配色である。(3)については、色相が一定であることと、1種類の相関というものに定義されていることが挙げられる。そして、この発明は科学的な根拠を持つものである。
以下、この発明の配色規則の具体的適用例を説明する。
この配色規則は、特に、自然環境内に起こる光学的かつ物理的な法則に基づいているため、色のパターンが自然な印象、或いは人工的な印象を出すのに適している。ここから、化粧品の色彩設定に役立つ。化粧品は粒子状であるため、複数の色が混ざる効果を持っている。図8を参照するに、これはこの発明の配色規則を用いたアイシャドウパレットを示す。正と負の相関関係の両方を備えたアイシャドウは、自然な印象と、色を際立たせて人工的な印象の両方の効果をこのパレット一品で色彩設定、選択することができる。
ファンデーション、ハイライト、シャドウに適用すれば、ファンデーションの色が白浮きせず、顔の自然な凹凸感も操作することができる。これは従来メイクの専門家、専門知識のある者にとっては多数のメイク用品から選択することができたが、この規則に則った一品の商品を製造すれば、多くのメイクの素人が顔の印象の操作を簡単に行うことができる。
図9は、この発明による配色規則に則ったアイメイクの結果を示す。図9(a)は負の相関を持つ配色の例を示す。これはより自然な印象をもたらす一方、図9(b)は正の相関を持つ配色の例を示し、より人工的な、作り込んだ様な印象をもたらす。
また、この発明における配色規則は、壁面のタイルの色の設定にも適用することができる。この発明による視覚的な効果は配色される色の空間的な位置は関与しないため、ランダムな色の配置を施す場合でもこの発明の視覚的な効果が得られ、壁面の印象を操作することができる。また、衣類、種々の工業製品の色彩設計にも、新たな配色の軸「自然的か人工的か」或いは「なじませるか目立たせるか」という新しい軸を加え、配色に幅を出すことができる。現在はコンピュータグラフィックス(CG)技術の進歩により、写実的な画像を作成することが可能になった。しかし、CG画像はより写実的なクオリティを求めれば求めるほど計算コストが大きくなる。インターネット上におけるデータの配信、携帯電話による画像配信、或いは携帯電話内のアプリケーションにおいては、特に、計算コストと画像容量の問題が大きくなる。この発明は、自動的に配色を導出できるところから、自然な印象、或いは人工的な印象を演出することができ、計算コストの軽減化を図ることができる。
自然画像内の色の明るさ(輝度)と鮮やかさ(彩度)を散布図によって表したグラフ。 赤から白までの距離を彩度と定義すること、および彩度と輝度を相関係数によって対応させることを説明する図。 明るさと鮮やかさの相関が正の場合と負の場合で色が変化する様子を説明する図。 相関係数によってパターンの印象が変化する様子を赤色について示す図。 相関係数によってパターンの印象が変化する様子を青色、緑色について示す図。 実施例を説明する図。 この発明によって作成されるカラーチャートの例を説明する図。 この発明の配色規則を用いたアイシャドウパレットを示す図。 この発明の配色規則を用いたアイメイクを示す図。
符号の説明
1 色特性入力部 2 印象特性入力部
3 明るさ特性入力部 4 配色規則計算部
5 カラーチャート出力部

Claims (4)

  1. 色相を示す値と鮮やかさを示す値と、カラーチャートの明るさの上限値および下限値と、明るさと鮮やかさとの相関関係が正の相関関係であるか負の相関関係であるかを示す相関係数値と、前記カラーチャートの色の個数を取得し、
    モニタの白色に対応する色相を示す値から前記取得した色相を示す値までの間の異なる値を、前記カラーチャートの色の個数だけ取得して色相の座標値とし
    モニタの白色に対応する鮮やかさを示す値から前記取得した鮮やかさを示す値までの間の異なる値を、前記カラーチャートの色の個数だけ取得して明るさの座標値とし、
    前記明るさの下限値から上限値までの間の異なる値を、前記カラーチャートの色の個数だけ取得して明るさの座標値とし、
    前記相関係数値が正の相関関係を示す場合には、鮮やかさを小さい順に並べたときに色相と明るさも小さい順となるように、前記色相の座標値と前記鮮やかさの座標値と前記明るさの座標値とを組み合わせて、色相と鮮やかさと明るさの組からなる系列を生成し、
    前記相関係数値が負の相関関係を示す場合には、鮮やかさを小さい順に並べたときに色相は小さい順となり明るさは大きい順となるように、前記色相の座標値と前記鮮やかさの座標値と前記明るさの座標値とを組み合わせて、色相と鮮やかさと明るさの組からなる系列を生成し、
    前記色相と鮮やかさと明るさの組をRGBに変換して得られるRGB値の系列を前記カラーチャートとして提示する
    ことを特徴とする配色規則生成方法。
  2. 色相を示す値と鮮やかさを示す値とを取得する色特性入力部
    カラーチャートの明るさの上限および下限を設定する明るさ特性入力部
    明るさと鮮やかさとの相関関係が正の相関関係であるか負の相関関係であるかを示す相関係数値を取得すると共に、前記カラーチャートの色の個数を取得する印象特性入力部
    モニタの白色に対応する色相を示す値から前記取得した色相を示す値までの間の異なる値を、前記カラーチャートの色の個数だけ取得して色相の座標値とし、
    モニタの白色に対応する鮮やかさを示す値から前記取得した鮮やかさを示す値までの間の異なる値を、前記カラーチャートの色の個数だけ取得して明るさの座標値とし、
    前記明るさの下限値から上限値までの間の異なる値を、前記カラーチャートの色の個数だけ取得して明るさの座標値とし、
    前記相関係数値が正の相関関係を示す場合には、鮮やかさを小さい順に並べたときに色相と明るさも小さい順となるように、前記色相の座標値と前記鮮やかさの座標値と前記明るさの座標値とを組み合わせて、色相と鮮やかさと明るさの組からなる系列を生成し、
    前記相関係数値が負の相関関係を示す場合には、鮮やかさを小さい順に並べたときに色相は小さい順となり明るさは大きい順となるように、前記色相の座標値と前記鮮やかさの座標値と前記明るさの座標値とを組み合わせて、色相と鮮やかさと明るさの組からなる系列を生成する配色規則計算部
    前記色相と鮮やかさと明るさの組をRGBに変換して得られるRGB値の系列を前記カラーチャートとして提示するカラーチャート出力部
    を具備する配色規則生成装置。
  3. 色相を示す値と鮮やかさを示す値と、カラーチャートの明るさの上限値および下限値と、明るさと鮮やかさとの相関関係が正の相関関係であるか負の相関関係であるかを示す相関係数値と、前記カラーチャートの色の個数を取得するステップと、
    モニタの白色に対応する色相を示す値から前記取得した色相を示す値までの間の異なる値を、前記カラーチャートの色の個数だけ取得して色相の座標値とし、
    モニタの白色に対応する鮮やかさを示す値から前記取得した鮮やかさを示す値までの間の異なる値を、前記カラーチャートの色の個数だけ取得して明るさの座標値とし、
    前記明るさの下限値から上限値までの間の異なる値を、前記カラーチャートの色の個数だけ取得して明るさの座標値とし、
    前記相関係数値が正の相関関係を示す場合には、鮮やかさを小さい順に並べたときに色相と明るさも小さい順となるように、前記色相の座標値と前記鮮やかさの座標値と前記明るさの座標値とを組み合わせて、色相と鮮やかさと明るさの組からなる系列を生成し、
    前記相関係数値が負の相関関係を示す場合には、鮮やかさを小さい順に並べたときに色相は小さい順となり明るさは大きい順となるように、前記色相の座標値と前記鮮やかさの座標値と前記明るさの座標値とを組み合わせて、色相と鮮やかさと明るさの組からなる系列を生成するステップと、
    前記色相と鮮やかさと明るさの組をRGBに変換して得られるRGB値の系列を前記カラーチャートとして提示するステップを
    コンピュータに実行させるための配色規則生成プログラム。
  4. 請求項に記載され配色規則生成プログラムを記録した記録媒体。
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