JP4679915B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、キャパシタ等の蓄電器を有する定着装置を用いた電子写真方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特にこれら装置による蓄電器利用の効率化を図ったものに関する。
複写機等の画像形成装置には、普通紙やOHP等の記録媒体上に画像を形成するが、画像形成の高速性や画像品質、コスト等から電子写真方式が多く採用されている。電子写真方式は、記録媒体上にトナー像を形成し、形成したトナー像を熱と圧力で記録媒体に定着する方法である。定着方式としては、安全性等の面からヒートローラ方式が現在最も多く採用されている。ヒートローラ方式は、ハロゲンヒータ等の発熱部材により加熱する加熱ローラと、加熱ローラに対向配置する加圧ローラを圧接してニップ部と称される相互圧接部を形成し、このニップ部にトナー像が転写された記録媒体を通して加熱、加圧するもので、これによりトナーを記録媒体に定着させる。
近年、環境問題が重要となり、複写機やプリンタ等の画像形成装置も省エネルギ化が進んでいる。この画像形成装置の省エネルギを考えるに当たって無視できないのは、トナーを記録媒体に定着する定着装置の省電力である。そこで、画像形成装置の待機時における定着装置の消費電力の低減としては、待機時には加熱ローラの温度を定着温度よりやや低い一定の温度に保っておき、使用時に直ちに使用可能温度まで立ち上げ、使用者が定着ローラの昇温を待つことがないようにする方式が多く採用されている。この方式の場合、定着装置を使用していないときにもある程度の電力を供給しておかなければならず、それによって余分なエネルギを消費するようになっている。この待機時の消費エネルギは、画像形成装置を構成する機器の消費エネルギの約7割から8割に該当すると言われている。
したがって、待機時の消費エネルギを削減し、より省電力化を図ることが望まれるようになってきており、未使用時には電力供給をゼロにすることが求められている。しかしながら、待機時にエネルギ消費をゼロにすると、定着装置の加熱ローラは鉄やアルミ等の金属ローラを主に使用していて熱容量が大きいため、約180℃前後の使用可能温度にまで昇温するには数分から十数分という長い加熱時間が必要になる。このような待ち時間は、使用者の使い勝手を悪化させてしまうので、消費電力が極力小さく、その一方で待機状態からの立ち上がりが速い加熱方式が望まれている。
加熱ローラの昇温時間を短くするためには、単位時間の投入エネルギ、すなわち定格電力を大きくすると良いことは明らかであり、実際に、プリント速度が速い高速機と称される画像形成装置には、電源電圧を200Vにして対応しているものも多い。しかしながら、日本国内の一般的なオフィスでは、商用電源は100V、15Aであり、200Vに対応させるには設置場所の電源関連設備に特別な工事を施す必要があり、200Vへの対応化はあまり一般的な解決法とはいえない。
すなわち、100V、15Aの商用電源を使用するかぎり、加熱ローラを短時間で昇温させようとしても、最大投入エネルギが電源により決まってしまうので、これを改善するために、定着装置が待機状態になったときに一定レベルだけ低い電圧を加熱ローラに供給して定着装置の温度が下がることを遅らせたり(例えば特許文献1参照)、定着装置の待機時に補助電源である二次電池を充電し、定着装置を立ち上げたときに主電源装置と二次電池や一次電池から電力を供給して立ち上がり時間を短縮するようにしたり(例えば特許文献2参照)している。
しかし、特許文献1に示された技術は、待機時においても定着装置に一定レベルだけ低い電圧を供給しているため、十分な省電力とはいえないものとなっている。また、立ち上げ時の最大供給電力を主電源装置から供給する電力より高めることを主にしたものではない。一方、特許文献2に示された定着装置は、立ち上げ時に主電源装置と二次電池や一次電池から電力を供給しており、二次電源としては一般に鉛蓄電池、ニカド電池、ニッケル水素電池を使用している。このような二次電池は、充放電を繰り返すと容量が劣化して低下していき、大電流で放電するほど寿命が短いという性質を持つ。
またメモリ効果による容量低下という現象もある。一般的に大電流で長寿命とされているものでも、充放電の繰り返し回数は約500〜1000回程度であり、一日に20回の充放電を繰り返すと一ヶ月程度で電池の寿命が来てしまうことになる。したがって電池の交換頻度が多くなり、そのぶん手間が掛かり、交換する電池代等のランニングコストもかさむ。さらに鉛蓄電池では電解液に液体の硫酸を使用する等、オフィス用機器としては好ましくない点もある。
また、大電力の供給を開始したり停止したりする際の急激な電流変化や突入電力等により加熱ローラが内蔵している加熱用回路への負荷が増大するとともに、周辺回路にも投入電流が流れてノイズが発生するという問題もある。このため、大容量の補助電源からの電力供給を頻繁にオン、オフさせることは好
ましくない。また、大容量の電力を一度に供給すると供給過剰になり、加熱用回路の温度が上昇しすぎる可能性もある。
このような点を改善し、省電力効果を高めるとともに、大電力を供給する際の突入電流や急激な電流変化によるノイズを低減させ、かつ立ち上がり時間を短縮し、温度が上がりすぎることを防止することができる定着装置として、補助電源装置に充放電可能なキャパシタを使用し、充電器は主電源装置から供給される電力で補助電源装置のキャパシタを充電し、切替装置は補助電源装置の充電と補助電源装置からの補助発熱体に対する電力供給を切り替え、補助電源装置から補助発熱体に供給する電力量を調整する装置が提案されている(例えば特許文献3参照)。
すなわち、キャパシタの電力を投入する目的としては、まず、複写機等の立ち上げ時にキャパシタ電力を投入することにより、商用電源から供給可能な量を越える電力を定着装置に供給でき、短時間の立ち上げを可能にすることである。また高速機では、定着ローラの熱量が記録部材から大量に奪われローラ温度が大きく落ち込んでしまうため、熱容量の小さい薄肉定着ローラを使用できないという課題があったが、温度落込み時にキャパシタ電力を投入することで、温度落込みを防ぎ、高速機での薄肉ローラの使用が可能にすることである。
特開平10−10913号公報 特開平10−282821号公報 特開2002−184554号公報
ところで、上述のようなキャパシタなどの蓄電器の採用は、定着不良の防止が最優先であるため、その静電容量は複写機の仕様に応じていかなる連続通紙枚数、紙種でも温度落込みが発生しないように設定している。また現在、キャパシタのコストが非常に高く、必要以上のキャパシタの搭載は、複写機等の画像形成装置のコストをいたずらに上昇させてしまうため、必要最低限の搭載が望ましいが、上記問題のため最適な静電容量の決定は難しく、従来機種では結果として必要以上のキャパシタを搭載していた。そのため従来においてはキャパシタ等の蓄電器を効率よく活用しているとはいえない状態であった。
本発明は、キャパシタ等の蓄電器の設定、制御を改良して上記従来の問題点を解決できる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、商用電源により充電される蓄電器と、前記商用電源及び前記蓄電器から電力供給される加熱部とを有し、該加熱部による加熱によって記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置と、前記未定着画像の元となる原稿上の元画像を読み取る画像読み取り部とを備える画像形成装置において、前記蓄電器の蓄電エネルギが閾値以上の場合、画像読み取り時に前記蓄電器から前記加熱部への電力供給開始を許可する制御部を備え、前記閾値を、前記蓄電器から前記加熱部への電力供給によって画像読み取り時に前記加熱部の温度を設定温度以上に維持できる時間が、前記画像読み取り部が複数の原稿を連続的に読み取ることができる最大時間以上となるように設定してなることを特徴とする。
同請求項2に係るものは、請求項1の画像形成装置において、前記制御部は、前記蓄電器から前記加熱部への電力供給開始後、前記蓄電器の蓄電エネルギが前記閾値より低い放電終了閾値以下になった場合に前記蓄電器から前記加熱部への電力供給を停止制御することを特徴とする。
同請求項に係るものは、商用電源により充電される蓄電器と、前記商用電源や前記蓄電器から電力供給される加熱部を有し、該加熱部による加熱によって記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置と、前記未定着画像の元となる原稿上の元画像を読み取る画像読み取り部を備える画像形成装置において、前記蓄電器の蓄電エネルギが閾値以上の場合、画像読み取り時に前記蓄電器から前記加熱部への電力供給開始を許可する制御部を備え、前記閾値を、前記蓄電器から前記加熱部への電力供給が可能な時間が、前記画像読み取り部が複数の原稿を連続的に読み取ることができる最大時間以上となるように設定してなることを特徴とする。
同請求項に係るものは、請求項3の画像形成装置において、前記制御部は、前記蓄電器から前記加熱部への電力供給開始、前記蓄電器の蓄電エネルギが前記閾値より低い放電終了閾値以下になった場合に前記蓄電器から前記加熱部への電力供給を停止することを特徴とする。
同請求項に係るものは、商用電源により充電される蓄電器と、前記商用電源及び前記蓄電器から電力供給される加熱部とを有し、該加熱部による加熱によって記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置と、前記未定着画像の元となる原稿上の元画像を読み取る画像読み取り部とを備える画像形成装置において、前記蓄電器の蓄電エネルギが閾値以上の場合、画像読み取り時に前記蓄電器から前記加熱部への電力供給開始を許可するとともに、前記蓄電器の蓄電エネルギが前記閾値より低い放電終了閾値以下になった場合に前記蓄電器から前記加熱部への電力供給を停止制御する制御部を備え、前記蓄電器の充電目標電圧を、前記閾値以上で、かつ前記蓄電器から前記加熱部への電力供給によって画像読み取り時に前記加熱部の温度を設定温度以上に維持できる時間が、前記画像読み取り部が複数の原稿を連続的に読み取ることができる最大時間以上となるように設定してなることを特徴とする。
同請求項に係るものは、商用電源により充電される蓄電器と、前記商用電源及び前記蓄電器から電力供給される加熱部とを有し、該加熱部による加熱によって記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置と、前記未定着画像の元となる原稿上の元画像を読み取る画像読み取り部とを備える画像形成装置において、前記蓄電器の蓄電エネルギが閾値以上の場合、画像読み取り時に前記蓄電器から前記加熱部への電力供給開始を許可するとともに、前記蓄電器の蓄電エネルギが前記閾値より低い放電終了閾値以下になった場合に前記蓄電器から前記加熱部への電力供給を停止制御する制御部を備え、前記蓄電器の充電目標電圧を、前記閾値以上で、かつ前記蓄電器から前記加熱部への電力供給が可能な時間が、前記画像読み取り部が複数の原稿を連続的に読み取ることができる最大時間以上となるように設定してなることを特徴とする。
同請求項に係るものは、主電源装置と、前記主電源装置から電力が供給される加熱部を有し、該加熱部による加熱によって記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置と、前記主電源装置から前記加熱部へと供給される電力を高める充電可能な蓄電器を有する補助電源装置と、前記未定着画像の元となる原稿上の元画像を読み取る画像読み取り部と、前記原稿を前記画像読み取り部へ搬送する自動原稿搬送装置と、を備える画像形成装置において、前記蓄電器の充電電圧が所定の閾値以上の場合に、画像読み取り時に前記蓄電器からの放電を許可すると共に、前記所定の閾値より低い放電終了閾値まで充電電圧が低下した場合に放電を停止する制御部を備え、前記所定の閾値から前記放電終了閾値まで放電した場合にかかる放電時間を、前記自動原稿搬送装置の最大積載枚数の原稿を前記画像読み取り部が連続的に読み取る時間以上となるように前記所定の閾値を設定してなることを特徴とする。
同請求項に係るものは、主電源装置と、前記主電源装置から電力が供給される加熱部を有し、該加熱部による加熱によって記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置と、前記主電源装置から前記加熱部へと供給される電力を高める充電可能な蓄電器を有する補助電源装置と、前記未定着画像の元となる原稿上の元画像を読み取る画像読み取り部と、前記原稿を前記画像読み取り部へ搬送する自動原稿搬送装置と、を備える画像形成装置において、前記蓄電器の充電電圧が所定の閾値以上の場合、画像読み取り時に前記蓄電器からの放電を許可する制御部を備え、前記所定の閾値を、前記蓄電器からの放電によって画像読み取り時に前記加熱部の温度を設定温度以上に維持できる時間が、前記自動原稿搬送装置の最大積載枚数の原稿を前記画像読み取り部が連続的に読み取る時間以上となるように設定してなることを特徴とする。
同請求項に係るものは、請求項又はに記載の画像形成装置において、前記蓄電器は、前記主電源装置から待機時に充電目標電圧まで充電され、前記充電目標電圧が、前記所定の閾値より高いことを特徴とする。
同請求項10に係るものは、請求項乃至のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記画像読み取り部の画像読み取り動作終了時から該画像読み取り動作終了後に継続される通紙動作が終了するまでの間、前記主電源装置から前記加熱部への供給電力を、前記画像読み取り時よりも高くすることを特徴とする。
同請求項1に係るものは、請求項1乃至1のいずれか一つに記載の画像形成装置前記蓄電器はキャパシタであることを特徴とする。
本発明は、画像読み取り動作時に定着装置へ供給される電力が不足してしまうことを抑制することができると共に、蓄電器の利用効率を向上させ、低コスト化、小型化が図れる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、図に示す実施例を参照して説明する。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。 図1は、本発明に係る電子写真方式の複写機やプリンタ装置等の画像形成装置を概念的に示す断面図である。本実施形態の画像形成装置は、例えば100枚連続通紙(75CPM(CPM:コピー速度))可能なものであり、その主な構成としては、原稿を読み取る読み取りユニット11、画像を形成する画像形成部12、自動原稿搬送装置(ADF)13、ADF13から送り出される原稿をスタックする原稿排紙トレイ14、給紙カセット15ないし18を備える給紙部19、記録用紙をスタックする排紙部(排紙トレイ20)により構成してある。例えばADF13は最大積載枚数100枚であり、読み取りユニット11は原稿100枚の読み取り時間を60秒とする。
そして、ADF13の原稿台21上に原稿Dをセットして図示せぬ操作部での操作、例えばプリントキーの押下操作をすると、最上位の原稿Dがピックアップローラ22の回転により矢印B1方向へ送り出され、原稿搬送ベルト23の回転により、画像読み取りユニット11に固定されたコンタクトガラス24上へ給送され、そこで停止する。コンタクトガラス24上に載置された原稿Dの画像は、画像形成部12とコンタクトガラス24の間に位置する読み取り装置25によって読み取る。読み取り装置25は、コンタクトガラス24上の原稿Dを照明する光源26、原稿画像を結像する光学系27、原稿画像を結像させるCCD等からなる光電変換素子28等を有している。画像読み取り終了後、原稿Dを搬送ベルト23の回転により矢印B2方向へ搬送して排紙トレイ14上へ排出する。このように、原稿Dを1枚ずつコンタクトガラス14上へ給送して原稿画像を画像読み取りユニット1によって読み取る。
一方、画像形成部12の内部には、像担持体である感光体30が配置してある。感光体30は、図において時計方向に回転駆動し、帯電装置31によって表面を所定の電位に帯電させる。また、書き込みユニット32からは、読み取り装置25によって読み取った画像情報に応じて光変調したレーザ光Lを照射し、帯電させた感光体30の表面をこのレーザ光Lで露光し、これによって感光体30の表面に静電潜像を形成する。この静電潜像は、現像装置33を通るとき、対向する転写装置34によって感光体30と転写装置34の間に給送された記録媒体Pに転写する。トナー像転写後の感光体30の表面は、クリーニング装置35によって清掃する。
画像形成部12の下部に配置した複数の給紙カセット15ないし18には、紙等の記録媒体Pを収容してあり、いずれかの給紙カセット15ないし18から記録媒体Pを矢印B3方向へ送り出し、その記録媒体Pの表面に、上述のように感光体30の表面に形成したトナー像を転写する。次に、記録媒体Pを矢印B4で示すように画像形成部12内の定着装置36を通し、熱と圧力の作用によって記録媒体Pの表面に転写されたトナー像を定着させる。定着装置36を通った記録媒体Pを排出ローラ対37によって搬送し、矢印B5で示すように排紙トレイ20へ排出し、スタックする。
図2は、記録媒体Pに転写されたトナー像を加熱、加圧して記録媒体に固着させる定着装置36の一例を示す断面図、図3は定着装置36が備える本発明に係る加熱装置の一実施形態の構成を示す回路図である。
図示の定着装置36は、定着ローラ40と加圧ローラ41を有し、例えば通紙中の定着ローラ温度低下の防止用途として使う75cpm機では定着ローラ40には外径φ40で肉厚t0.7mmのアルミ製のローラを用いている。これは、30秒以内に定着可能な状態に昇温できる肉厚であるとともに、定着に必要なニップ幅Nを形成するのに必要な荷重でも破壊されないためである。75cpm機では、従来補助電源を使わない場合にはt5.0〜10mm程度の厚肉ローラを用いていたが、薄肉ローラと補助電源を組
み合わせることによって大幅な立上時間の短縮が可能となっている。また、定着ローラの最外層にはPFAあるいはPTFEなどの離型層が形成されていることが望ましい。定着ローラ40には、例えばハロゲンヒータからなる主発熱体2aと補助発熱体2bからなる加熱部2を内蔵し、定着ローラ40と加圧ローラ41とで、トナーTが載った記録媒体Pを通過させて加圧、加熱するニップ部Nを形成している。
また本実施形態の加熱装置1は、加熱部2、主電源装置3、補助電源装置4、メインスイッチ5、充電器6、切替装置7及び制御手段8を有する。なお図3では主発熱体2aと補助発熱体2bからなる加熱部2を定着ローラ40の外側に位置させて描いてあるが、これは図示の都合によるものであり、両発熱体2a、2bは定着ローラ40内に設ける。
加熱部2は、主電源装置3から供給される電力により発熱する主発熱体2aと、補助電源装置4から供給される電力により発熱する補助発熱体2bを有し、被加熱体である定着ローラ40を加熱するようになっている。主電源装置3は、詳細な図示は省略するが、加熱装置1を設置した画像形成装置内において商用電源から電源供給を受ける。主電源装置3は、例えばコンセント等から供給される電力を、加熱部2に応じた電圧に調整する等の機能を有するが、周知であるので詳細な図示及び説明は省略する。
補助電源装置4は、充放電可能なキャパシタCを有する。キャパシタCとしては、例えば定格2.5Vで400〜1000F程度の静電容量を備えるセルを15〜40個直列に接続し、所定の定格電圧と容量を得るモジュール構成のもの等が望ましい。さらに連続通紙時の定着温度低下防止用途には、例えば定格300〜600w程度のヒータを用いるために500〜700Fセルを18〜22個直列に接続しているものが適する。これは、1〜2分程度の給電には十分な容量を備えるとともに、制御系の暴走で高温状態から全蓄電電力を給電した際にも電圧の低下とともに電力が低減し、発火の危険性を低減できる程度の容量となるためである。また、電圧が50V程度と感電の危険がないことも適する理由である。また、立ち上げ時に電力を供給する用途には、例えば定格800〜1000wのヒータを補助電源装置に並列に接続して合計で1600〜2000w程度の電力を供給するため、500〜700Fセルを36〜44個直列に接続しているものが適する。これは、10秒程度の給電には十分な電力を供給する容量と電圧を備えるととともに、連続通紙時に移行した際にも片方のヒータだけを使用して定着温度の低下を防止できる容量を有するためである。実稼働状態では、定格電圧よりも低い電圧を充電目標電圧としているが、これは電圧回路のバラツキやキャパシタセルの耐久性などを考慮して信頼性を向上できるためである。また、100F程度のより低い静電容量のセルを並列に接続したモジュール構成としてもよいが、セル一つあたりに必用な電子回路を減らせると共にセルに不具合が発生した際に検知しやすいため全セルを直列に接続することが望ましい。上記構成をとるのは、電気二重層キャパシタ等のキャパシタは、二次電池とは異なり、化学反応を伴わないために優れた特徴を有するためである。
既に述べたように、二次電池として一般的なニッケル−カドミウム電池を用いた補助電源装置では、急速充電を行っても数十分から数時間という長い時間を要するが、キャパシタを用いた補助電源装置4では数分程度の急速な充電が可能であり、同一時間内で待機状態と加熱状態を繰り返した場合、キャパシタを用いた補助電源装置4を使用することにより、加熱立ち上げ時に確実に補助電源装置4から電力を供給することができ、加熱部2を短時間で所定の温度に立ち上げることができる。また、ニッケル−カドミウム電池は充放電の許容繰り返し回数が500回から1000回程度であるため、加熱用の補助電源としては寿命が短く、交換の手間やコストが問題となるが、電気二重層キャパシタを用いた補助電源装置4は充放電の許容繰り返し回数が数100万回以上であるとともに、充放電の繰り返しによる劣化も少なく、さらに、鉛蓄電池のように液交換や補充なども必要がないため、メンテナンスをほとんど必要とせず、長期間安定して使用することができる。
なお電気二重層キャパシタは、誘電体がなく、個体電極と溶液界面にできるイオンまたは溶媒分子の電荷が集中した電気二重層のイオン吸着層の吸、脱着反応(充、放電)を利用するもので、繰り返し充放電に強くて寿命が長く、メンテナンスの必要がなく、環境にやさしく、しかも他の種のバッテリに比べて充電時間が短く、充放電効率が高く、しかも電圧の検知により残電力がわかりやすい等の優れた特徴を有し、最近では静電容量が数万F、エネルギ密度が数十wh/kgという大容量のものも開発され、一層の大容量化が図られつつある。
メインスイッチ5は、主電源装置3から主発熱体2aに供給する電力をオン/オフするものであり、充電器6は、主電源装置3から供給される電力で補助電源装置4のキャパシタCを充電する。また切替装置7は、補助電源装置4の充電と補助電源装置4からの補助発熱体2bに対する電力供給を切りえ替るものである。
制御手段8は、スイッチ9とCPU10を有し、予め設定された後述する条件で補助電源装置4から補助発熱体2bに供給する電力をオン/オフ等させる制御を行う。ただし、図示の制御手段8の構成は、加熱部2の制御を行う部分だけを示す単なる一例であって、画像形成装置全体の制御を行う装置で兼用する等の種々の構成を採用できる。また補助電源装置4に対する制御のための接続形態等も図示の例に限定されない。例えば切替装置7を切り替えてオン/オフ等の制御を行う構成等々種々の形態を採用できる。
加熱装置1の基本的な動作を説明する。まず待機時には、切替装置7を切り替えて補助電源装置4に充電器6を接続し、補助電源装置4のキャパシタCを充電しておく。この状態で加熱装置1により加熱部2を加熱するときは、メインスイッチ5をオンにして主電源装置3から主発熱体2aに電力を供給し、同時に切替装置7を切り替えて補助電源装置4から補助発熱体2bに電力を供給し、加熱部2に大容量の電力を供給する。このように加熱部2の加熱を開始するときに、主電源装置3と補助電源装置4の両方から大容量の電力を加熱部2に供給するから、加熱部2を短時間で所定の温度に立ち上げることができる。
また、補助電源装置4で加熱部2の補助発熱体2bに電力を供給して加熱を開始してから予め定めた所定の時間が経過したときに、制御手段8は補助電源装置4から補助発熱体2bに供給している電力を遮断して加熱部2の過熱を防止して所定の温度に維持する。補助電源装置4から補助発熱体2bに供給する電力は、供給を開始してから時間が経過するにつれて低減する。この供給電力の低減量に応じて、補助電源装置4から補助発熱体2bに供給している電力を遮断する時間を定め、供給電力がある程度低減したときに補助電源装置4から補助発熱体2bに供給している電力を遮断すると、大電力を供給している状態で遮断するときに発生する周囲回路の各部品の劣化や電磁ノイズを防止することができる。
定着装置36に送られたトナー像Tが転写された記録媒体Pは、定着ローラ40と加圧ローラ41の間に搬送され、一定温度に加熱された定着ローラ40によりトナーTを加熱溶融し、記録媒体Pにトナー像として定着させる。そのため定着ローラ40の加熱部2が有する主発熱体2aと補助発熱体2bには主電源装置3と補助電源装置4から電力を供給し、それにより定着ローラ40の温度を上昇させ、かつ補助電源装置4から供給する電力をオン/オフ制御することにより、定着ローラ40の温度が高くなりすぎることを防止して、定着温度を一定温度あるいは所望の温度に保ち、または所要の温度変化を示すように制御することにより、トナーTを安定して加熱溶融させ、良質なトナー像Tを記録媒体Pに定着させる。また、定着ローラ40に内蔵した加熱部2の主発熱体2aと補助発熱体2bに主電源装置3と補助電源装置4から電力を供給して定着ローラ40の温度を上昇させるので、定着ローラ40の表面温度を所定の定着温度まで迅速に上昇させることができるようになっている。
図4は上記のように構成した画像形成装置の動作時における定着ローラ40の温度、加熱部2への供給電力、主電源装置3の放出電力、補助電源装置4の残電力の変化を示す図である。なお、本例は原稿100枚連続通紙(75CPM)、ADF最大積載枚数100枚、キャパシタCの定格電圧45V、充電目標値44V(劣化防止のためにフル充電しないものとする)、キャパシタCからの放電開始許可範囲30〜44V、同じく放電終了値20V(目標電圧44Vから終了値20Vまでの放電時間は例えば60秒)としている。キャパシタCの電圧が20V未満の場合には、加熱部2の補助発熱体2bの発熱が小さくなるので、電圧20Vを終了閾値としたものである。
定着ローラ40の温度は、待機時にあまり電力を消費していない状態から、連続コピー指令による立ち上げ動作の開始(時点a)とともに上昇し、通紙動作開始(時点b)によって記録媒体Pへ熱移動が行われることにより温度が低下し、その後原稿読み取り終了(時点c)、コピー終了(時点d)まで若干温度が上昇してゆき、待機動作へ戻ると温度が低下してゆく。なお時点a、b間は例えば30秒、時点b、c間は例えば60秒、時点b、d間は例えば80秒である。
この動作の際の加熱部2への供給電力は、待機時における電力非供給状態(時点aまで)から、立ち上げ時は主電源装置3による電力供給(時点a、b間)、通紙動作時の主電源装置3と補助電源装置4による電力供給(時点b、c間)、原稿読み取り終了後の主電源装置3による電力供給(時点c、d間)、待機時における非供給状態への復帰(時点d以降)、と変化する。主電源装置3と補助電源装置4による電力供給(時点b、c間)は、連続通紙中の電力供給が不足して定着ローラ40の温度が低下するのを防ぐために補助電源装置4のキャパシタCを使用して給電を行い、連続通紙中に定着ローラ40の温度が回復するまでのコピー速度低下(cpmダウン)や停止などの生産性低下を防いでいる。
これに対応して、主電源装置3による電力供給は、待機時における非供給状態から、画像形成の開始とともに使用電力は上限値である商用電源の通常電力(例えば定格1200Wであればその値あるいはその近傍値)まで上昇し(時点a、b間)、画像読み取りその他駆動部に電力を配分するため、定着装置36の電力を減らす(例えば800Wまで低下:時点b、c間)、画像読み取り終了による電力回復(例えば900Wまで回復:時点c、d間)と変化し、コピー終了後はキャパシタCを充電するための充電電力を時点eまで供給し、その後待機状態に戻る。
また補助電源装置4のキャパシタCの出力電圧は、待機時に最高値である目標値44Vを示し、通紙動作時の定着ローラ40の加熱のために電力を供給することによって下がり(時点b、c間)、コピー終了後に充電を受けることによって上昇していき、時点eにおいて目標電圧に到達し、待機時の状態へと復帰する。
上述の制御は制御手段8で行うが、原稿読み取りが終了した時点cで、定着装置36に供給可能な主電源装置3による電力供給量が増加するため、キャパシタCの放電時間を最大読み取り枚数(上記例では100枚)以上に設定すれば定着ローラ40の温度の落込みを回避することができる。そのため、図5のように設定している。
すなわち、図5を参照して記載すると、既述のように第1の閾値として放電開始許可範囲の上限値44Vを設定し、第2の閾値として放電開始許可範囲の下限値30Vを設定し、どちらの閾値からでも放電終了電圧20Vに至るまでの放電によって、定着ローラ40の温度を設定温度以上に維持できる時間(図5中のA及びB)が、どちらも読み取りユニット11が100枚の原稿を連続的に読み取ることができる最大時間以上となるように設定している。なお図4の例との関連で言えば、図4では原稿読み取り時間が60秒であることから、、B共に60秒以上とるように第1、第2の閾値を設定する。例えばAは60秒以上、Bは90秒以上となる。もっとも、時間Bだけが原稿を連続的に読み取ることができる最大時間以上となるように設定してもよい。
また上述の閾値の値は他の形態で定めても良いことは勿論である。例えば、定着ローラ40の温度を設定温度以上に維持できる時間ではなく、放電終了に至るまでの放電によって加熱部2へ電力供給が可能な時間を、読み取りユニット11が100枚の原稿を連続的に読み取ることができる最大時間以上となるように設定してもよい。
なお上述してきた実施例においては、種々の制御を加熱装置1が備える制御手段8により行うようにしているが、本発明はこれに限定されず、定着装置36あるいはこれを備える画像形成装置側に制御手段を備えて、これによって制御を行っても良く、またいずれの場合についても放電電圧制御のための専用の制御手段を備えても、あるいは他の制御手段を兼用するようにしても、いずれでもよく、図示の例には限定されない。
またなお、以上説明してきた実施例では、二つのローラ、すなわち定着ローラ40と加圧ローラ41によってニップ部Nを形成しているが、本発明の定着装置及びこれを用いた画像形成装置は、このような構成に限定されず、ローラとベルト、ベルトとベルトによりニップ部Nを形成するもの等、記録媒体Pが被加熱体と摺接または近接して通過するタイプ等種々の構成のものが採用可能である。また、本発明が図示のタイプの画像形成装置に限定されるものではなく、例えば感光体がドラム状ではなくベルトタイプのもの、中間転写ベルトを用いるカラー画像形成装置等々の種々のタイプの装置に適用可能である。さらには、補助電源装置としてキャパシタを用いたものだけでなく、二次電池等の他の蓄電器を用いたものでもよい。
本発明に係る画像形成装置の実施例を示す概念的断面図 図1の画像形成装置に用いる定着装置の構成を示す概念的断面図 図1の画像形成装置に用いる加熱装置の一実施例の構成を示す回路図 図1の画像形成装置の動作時における定着ローラの温度、加熱部への供給電力、主電源装置の放出電力、補助電源装置の残電力の変化を示す図 図1の画像形成装置における閾値の設定例を示す図
符号の説明
1:加熱装置2:加熱部2a:主発熱体2b:補助発熱体3:主電源装置4:補助電源装置5:メインスイッチ6:充電器7:切替装置8:制御手段9:スイッチ10:CPU11:読み取りユニット12:画像形成部13:自動原稿搬送装置(ADF)14:原稿排紙トレイ15、16、17、18:給紙カセット19:給紙部20:排紙トレイ21:原稿台25:読み取り装置30:感光体31:帯電装置32:書き込みユニット33:現像装置34:転写装置35:クリーニング装置36:定着装置37:排出ローラ対40:定着ローラ41:加圧ローラC:キャパシタD:原稿P:記録媒体T:トナーN:ニップ部

Claims (11)

  1. 商用電源により充電される蓄電器と、前記商用電源及び前記蓄電器から電力供給される加熱部とを有し、該加熱部による加熱によって記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置と、前記未定着画像の元となる原稿上の元画像を読み取る画像読み取り部とを備える画像形成装置において、
    前記蓄電器の蓄電エネルギが閾値以上の場合、画像読み取り時に前記蓄電器から前記加熱部への電力供給開始を許可する制御部を備え、
    前記閾値を、前記蓄電器から前記加熱部への電力供給によって画像読み取り時に前記加熱部の温度を設定温度以上に維持できる時間が、前記画像読み取り部が複数の原稿を連続的に読み取ることができる最大時間以上となるように設定してなることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、前記制御部は、前記蓄電器から前記加熱部への電力供給開始後、前記蓄電器の蓄電エネルギが前記閾値より低い放電終了閾値以下になった場合に前記蓄電器から前記加熱部への電力供給を停止制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 商用電源により充電される蓄電器と、前記商用電源や前記蓄電器から電力供給される加熱部を有し、該加熱部による加熱によって記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置と、前記未定着画像の元となる原稿上の元画像を読み取る画像読み取り部を備える画像形成装置において、
    前記蓄電器の蓄電エネルギが閾値以上の場合、画像読み取り時に前記蓄電器から前記加熱部への電力供給開始を許可する制御部を備え、
    前記閾値を、前記蓄電器から前記加熱部への電力供給が可能な時間が、前記画像読み取り部が複数の原稿を連続的に読み取ることができる最大時間以上となるように設定してなることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3の画像形成装置において、前記制御部は、前記蓄電器から前記加熱部への電力供給開始、前記蓄電器の蓄電エネルギが前記閾値より低い放電終了閾値以下になった場合に前記蓄電器から前記加熱部への電力供給を停止することを特徴とする画像形成装置。
  5. 商用電源により充電される蓄電器と、前記商用電源及び前記蓄電器から電力供給される加熱部とを有し、該加熱部による加熱によって記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置と、前記未定着画像の元となる原稿上の元画像を読み取る画像読み取り部とを備える画像形成装置において、
    前記蓄電器の蓄電エネルギが閾値以上の場合、画像読み取り時に前記蓄電器から前記加熱部への電力供給開始を許可するとともに、前記蓄電器の蓄電エネルギが前記閾値より低い放電終了閾値以下になった場合に前記蓄電器から前記加熱部への電力供給を停止制御する制御部を備え
    前記蓄電器の充電目標電圧を、前記閾値以上で、かつ前記蓄電器から前記加熱部への電力供給によって画像読み取り時に前記加熱部の温度を設定温度以上に維持できる時間が、前記画像読み取り部が複数の原稿を連続的に読み取ることができる最大時間以上となるように設定してなることを特徴とする画像形成装置。
  6. 商用電源により充電される蓄電器と、前記商用電源及び前記蓄電器から電力供給される加熱部とを有し、該加熱部による加熱によって記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置と、前記未定着画像の元となる原稿上の元画像を読み取る画像読み取り部とを備える画像形成装置において、
    記蓄電器の蓄電エネルギが閾値以上の場合、画像読み取り時に前記蓄電器から前記加熱部への電力供給開始を許可するとともに、前記蓄電器の蓄電エネルギが前記閾値より低い放電終了閾値以下になった場合に前記蓄電器から前記加熱部への電力供給を停止制御する制御部を備え、
    前記蓄電器の充電目標電圧を、前記閾値以上で、かつ前記蓄電器から前記加熱部への電力供給が可能な時間が、前記画像読み取り部が複数の原稿を連続的に読み取ることができる最大時間以上となるように設定してなることを特徴とする画像形成装置。
  7. 電源装置と、
    前記電源装置から電力供給される加熱部を有し、該加熱部による加熱によって記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置と、
    前記主電源装置から前記加熱部へと供給される電力を高める充電可能な蓄電器を有する補助電源装置と、
    前記未定着画像の元となる原稿上の元画像を読み取る画像読み取り部と
    前記原稿を前記画像読み取り部へ搬送する自動原稿搬送装置と、を備える画像形成装置において、
    前記蓄電器の充電電圧が所定の閾値以上の場合に、画像読み取り時に前記蓄電器からの放電を許可するとに、前記所定の閾値より低い放電終了閾値まで充電電圧が低下した場合に放電を停止する制御部を備え、
    前記所定の閾値から前記放電終了閾値まで放電した場合にかかる放電時間、前記自動原稿搬送装置の最大積載枚数の原稿を前記画像読み取り部が連続的に読み取る時間以上となるように前記所定の閾値を設定してなることを特徴とする画像形成装置。
  8. 電源装置と、
    前記電源装置から電力供給される加熱部を有し、該加熱部による加熱によって記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置と、
    前記主電源装置から前記加熱部へと供給される電力を高める充電可能な蓄電器を有する補助電源装置と、
    前記未定着画像の元となる原稿上の元画像を読み取る画像読み取り部と
    前記原稿を前記画像読み取り部へ搬送する自動原稿搬送装置と、を備える画像形成装置において、
    前記蓄電器の充電電圧所定の閾値以上の場合、画像読み取り時に前記蓄電器からの放電を許可する制御部を備え、
    前記所定の閾値を、前記蓄電器からの放電によって画像読み取り時に前記加熱部の温度を設定温度以上に維持できる時間が、前記自動原稿搬送装置の最大積載枚数の原稿を前記画像読み取り部が連続的に読み取る時間以上となるように設定してなることを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記蓄電器は、前記主電源装置から待機時に充電目標電圧まで充電され、前記充電目標電圧が、前記所定の閾値より高いことを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
  10. 記画像読み取り部の画像読み取り動作終了時から該画像読み取り動作終了後継続される通紙動作が終了するまでの間、前記主電源装置から前記加熱部の供給電力を、前記画像読み取り時よりも高くすることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  11. 前記蓄電器はキャパシタであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一つに記載の画像形成装置。
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