JP4678492B2 - タンクコンテナ用内袋、タンクコンテナ用内袋の製造方法及びタンクコンテナ用内袋の装着方法 - Google Patents

タンクコンテナ用内袋、タンクコンテナ用内袋の製造方法及びタンクコンテナ用内袋の装着方法 Download PDF

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Description

本発明は、液体貨物や粒体貨物などを輸送するタンクコンテナに使用するタンクコンテナ用内袋に関するものであり、特に、好適には、ISOタンクコンテナ(国際規格であるISO規格20フィートタンクコンテナ)に適用するISOタンクコンテナ用内袋に関するものである。
ISOタンクコンテナは、国際規格に基づいて製作されているため、安全性が高く、また、輸送量も大きいことから、コスト的にも有利であり、その利用が益々増大している。 しかしながら、ISOタンクコンテナを利用して液体貨物や粒体貨物などを輸送した場合、輸送先において、次の液体貨物や粒体貨物などを輸送するために、ISOタンクコンテナ内を洗浄する必要があり、ISOタンクコンテナの洗浄処理に要する費用が発生してしまうと共に、液体貨物や粒体貨物などの種類によっては洗浄排水の処理が困難となるおそれがある。
そこで、タンクコンテナの洗浄処理を省略できる方法として、タンクコンテナ内に内袋を収容、装着して、輸送処理が終了する毎に、内袋を交換して、タンクコンテナ内の洗浄処理を不用とした非洗浄方式が採用されている。
このような非洗浄方式を採用した従来技術として、特許文献1には、1000リットルクラスの中型の液体用コンテナにおいて、液体用コンテナ内に収容、装着する内袋を使用後に交換できるようにすることが開示されている。
また、従来のタンクコンテナ用内袋として、特許文献2には、タンクコンテナから内袋を回収する際に、内袋内の中身がこぼれないように工夫したタンクコンテナ用内袋が開示されている。
特開2000−43982号公報 特開平10−287389号公報
特許文献1に開示されたタンクコンテナ用内袋では、タンク底部の注排出口に接続するくり抜き穴を形成して、このくり抜き穴に差し込みソケットを差し込んで、内袋をタンクに取り付けているが、内袋を構成するシートがタンクの内壁面と差し込みソケットの間に直接挟持されるため、シート自体に締付荷重が作用して、内袋が破損して、内袋内に収納させた液体がタンク内に漏洩してしまうおそれがある。
また、特許文献2に開示されたタンクコンテナ用内袋は、内袋の端部を、コンテナの取出口の取出口側フランジとバルブのバルブ側フランジとの間に直接挟持して取り付けているため、特許文献1の内袋と同様に、シート自体に締付荷重が作用して、内袋が破損して、内袋内に収納させた液体がタンク内に漏洩してしまうおそれがある。
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、本発明の第1の課題は、タンクコンテナに内袋を収容して装着した場合に、内袋をタンク内壁面に密着させて収容できると共に、内袋とタンクとの装着部に過大な応力(締付荷重)が作用することにより破損して、内袋内に収納した液体貨物などがタンク内に漏洩してしまうことのないような内袋を提供することにある。
また、本発明の第2の課題は、タンクコンテナに内袋を収容して装着した場合に、内袋をタンク内壁面に密着させて収容できると共に、内袋とタンクとの装着部に過大な応力(締付荷重)が作用することにより破損して、内袋内に収納した液体貨物などがタンク内に漏洩してしまうことのないような内袋を製造する方法を提供することにある。
さらに、本発明の第3の課題は、タンクコンテナに内袋を収容して装着した場合に、内袋をタンク内壁面に密着させて収容できると共に、内袋とタンクとの装着部に過大な応力(締付荷重)が作用することにより内袋が破損して、内袋内に収納した液体貨物などがタンク内に漏洩してしまうことのないように、内袋をタンクコンテナに装着する方法を提供することにある。
上記第1の課題を解決するために、請求項1に記載のタンクコンテナ用内袋に係る発明は、タンクコンテナ(10)の注排出口(14)に接続されるフランジ開口(35、35A、35B)が形成されたフランジ(33)を備えたタンクコンテナ用内袋(30)であって、前記フランジ開口(35、35A、35B)の周縁に、前記内袋(30)を構成する素材の約二倍の厚さの環状凹部(36)を前記フランジ開口(35、35A、35B)と段差を形成するように一定の厚さで凹設し、該環状凹部(36)に、前記内袋(30)の開口部(31)の周縁を前記開口部(31)の周縁部(32)に重なるように内側に折り返して位置させて、前記内袋(30)の開口部(31)の周縁部(32)を前記環状凹部(36)に溶着することを特徴とする。
ここで、環状凹部(36)は、請求項2に記載の発明のように、タンクコンテナ用内袋(30)のフランジ(33)と一体に形成することができる。
また、環状凹部(36)は、請求項3に記載の発明のように、フランジ開口(35、35A、35B)が形成されたフランジ本体(34、34A、34B)に、前記フランジ開口(35、35A、35B)より大径のスペーサ開口(38)が形成され、内袋(30)を構成する素材の約二倍の厚さのスペーサ(37)を積層して溶着することにより形成することもできる。
また、上記第2の課題を解決するために、請求項4に記載のタンクコンテナ用内袋の製造方法に係る発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のタンクコンテナ用内袋の製造方法であって、適所に開口部(31)が形成された内袋(30)と、タンクコンテナ(10)の注排出口(14)に接続されるフランジ開口(35、35A、35B)の周縁に、前記内袋(30)を構成する素材の約二倍の厚さの環状凹部(36)を前記フランジ開口(35、35A、35B)と段差を形成するように一定の厚さで凹設したフランジ(33)を用意し、前記環状凹部(36)に、前記内袋(30)の開口部(31)の周縁を前記開口部(31)の周縁部(32)に重なるように内側に折り返して位置させて、前記開口部(31)の周縁部(32)を前記環状凹部(36)に溶着することを特徴とする。
さらに、上記第2の課題を解決するために、請求項5に記載のタンクコンテナ用内袋の製造方法に係る発明は、請求項1または3に記載のタンクコンテナ用内袋の製造方法であって、適所に開口部(31)が形成された内袋(30)と、フランジ開口(35、35A、35B)が形成された一対のフランジ本体(34、34A、34B)と、前記フランジ開口(35、35A、35B)より大径のスペーサ開口(38)が形成され、内袋(30)を構成する素材の約二倍の厚さのスペーサ(37)を用意し、前記開口部(31)の周縁部(32)を、一方のフランジ本体(34、34A)の前記フランジ開口(35、35A)の周縁に溶着し、その後、前記内袋(30)と前記一方のフランジ本体(34、34A)との間に、前記スペーサ(37)及び他方のフランジ本体(34、34B)を、前記スペーサ(37)と前記両フランジ本体(34、34A、34B)との間に環状凹部(36)が形成されるように挟入し、前記環状凹部(36)に前記内袋(30)の開口部(31)の周縁を前記開口部(31)の周縁部(32)に重なるように内側に折り返して位置させて、前記スペーサ(37)及び前記他方のフランジ本体(34B)を前記一方のフランジ本体(34、34A)に溶着することを特徴とする。
さらに、上記第3の課題を解決するために、請求項6に記載のタンクコンテナ用内袋の装着方法に係る発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のタンクコンテナ用内袋をタンクコンテナの注排出口に装着するタンクコンテナ用内袋の装着方法であって、タンクコンテナ(10)のタンク壁(11)に固着され、前記注排出口(14)が形成されたタンクフランジ(13)と、該タンクフランジ(13)に装着される注排出弁(50)の弁フランジ(52)との間に、内袋(30)の開口部(31)の周縁を前記開口部(31)の周縁部(32)に重なるように内側に折り返して前記内袋(30)のフランジ(33)の環状凹部(36)に位置させて、前記タンクフランジ(13)と前記弁フランジ(52)により前記フランジ(33)を挟持して、前記内袋(30)を前記注排出口(14)に装着することを特徴とする。
ここで、タンクフランジ(13)と弁フランジ(52)によりフランジ(33)を挟持して、内袋(30)を注排出口(14)に装着する際に、請求項7に記載の発明のように、注排出口(14)に配設される吸込み防止体(40)の防止体フランジ(44)を、内袋(30)のフランジ(33)と一緒に、タンクフランジ(13)と弁フランジ(52)により挟持することもできる。
本発明は、基本的には以上のような事項を特徴とするものであるが、本発明に係る内袋を収容するタンクコンテナのタンク内には、作業員が出入りするマンホールの他、液体貨物や粒体貨物などを積み込む上部積込口、タンク内の圧力差が増大することを阻止する安全弁及びタンク内の収容物を排出する際にタンク内へ大気を導入する通気弁などが設置されており、これらの設備がタンク内壁面に対して凹凸部を形成するように付設されているため、タンク内に内袋を収容した際に、内袋の外表面がタンクの内壁面に存在する凹凸部に接触して、内袋が破損するなどの損傷を受けるおそれがある。そこで、タンク内に収容した内袋が損傷しないように、内袋とタンク内壁面の凹凸部との間に、発泡ウレタン材などの破袋防止材を介在させて、内袋がタンク内壁面の凹凸部と接触した場合でも内袋が損傷しないようにすることができる。
また、内袋を構成する素材は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの柔軟性を備えた合成樹脂製フィルム或は合成樹脂製シートから形成することが好適であるが、柔軟性を備えた素材であれば、例えば、天然ゴム、ブチルゴムなどのゴム製フィルム或はゴム製シートから形成することもできる。
そして、例えば、合成樹脂製フィルム或は合成樹脂製シートから内袋を構成する場合には、一枚の合成樹脂製フィルム或は合成樹脂製シートから内袋を構成してもよいが、数枚の合成樹脂製フィルム或は合成樹脂製シートを積層して多層構造に形成した内袋を採用することもできる。
さらに、内袋の開口部に取り付けるフランジは、内袋を構成する素材と同一の素材を用いる方が好適であるが、異なる種類の素材から形成することもできる。その際に、フランジ本体にスペーサを溶着する場合、一個のフランジ本体に一個のスペーサを積層してフランジを構成するだけでなく、フランジの厚さや環状凹部の厚さなどの仕様に応じて、一個のフランジ本体に数個のスペーサ、数個のフランジ本体に一個のスペーサ、或は、数個のフランジ本体に数個のスペーサを、それぞれ積層してフランジを構成することもできる。
また、数個のフランジ本体に一個或は数個のスペーサを積層してフランジを構成する場合に、一個或は数個未満のフランジ本体に一個或は数個のスペーサを積層、溶着して、半製品のスペーサ付きフランジ本体を形成しておいて、このスペーサ付きフランジ本体に、残りのフランジ本体を積層、溶着してフランジを構成することもできる。
請求項1に記載のタンクコンテナ用内袋に係る発明によれば、タンクコンテナに収容して装着する内袋のフランジのフランジ開口の周縁に、内袋を構成する素材の約二倍の厚さの環状凹部をフランジ開口と段差を形成するように一定の厚さで凹設して、この環状凹部に、内袋の開口部の周縁を開口部の周縁部に重なるように内側に折り返して位置させて、内袋の開口部の周縁部を環状凹部に溶着したので、内袋をタンクの注排出口に装着した際に、内袋をタンク内壁面に密着させて収容できると共に、内袋に作用する締付荷重はフランジのみに作用して、開口部の周縁部に重なるように内側に折り返された内袋を構成する素材自体には締付荷重は作用しないため、内袋が不用意に損傷して、内袋内に収納した液体貨物などがタンク内に漏洩してしまうことを確実に防止することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、フランジのフランジ開口の周縁に段差を形成するだけで、内袋を構成する素材の約二倍の厚さの環状凹部を形成することができるため、フランジ成形用の金型の形状が簡単となり、コストを削減することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、フランジ開口が形成されたフランジ本体とスペーサ開口が形成され、内袋を構成する素材の約二倍の厚さのスペーサを別々に成形して、両者を積層して溶着するだけで環状凹部を有するフランジを形成できるため、フランジ成形用の金型の形状がさらに簡単となり、さらにコストを削減することが可能となる。
請求項4に記載のタンクコンテナ用内袋の製造方法に係る発明によれば、内袋を製造する場合、フランジ開口の周縁に、内袋を構成する素材の約二倍の厚さの環状凹部をフランジ開口と段差を形成するように一定の厚さで凹設したフランジを用意して、環状凹部に、内袋の開口部の周縁を開口部の周縁部に重なるように内側に折り返して位置させて、内袋の開口部をフランジ開口に位置決めした状態で、内袋の開口部の周縁部をフランジの環状凹部に溶着するだけで、内袋をタンク内壁面に密着させて収容できると共に、内袋内に収納した液体貨物などがタンク内に漏洩しないようにタンクコンテナ内に収容できる、装着性に優れたタンクコンテナ用内袋を簡単に製造することが可能となる。
請求項5に記載のタンクコンテナ用内袋の製造方法に係る発明によれば、フランジ開口が形成された一対のフランジ本体と、フランジ開口より大径のスペーサ開口が形成され、内袋を構成する素材の約二倍の厚さのスペーサを用意して、まず、内袋の開口部の周縁部を、一方のフランジ本体に溶着した後、内袋と一方のフランジ本体との間に、スペーサと他方のフランジ本体を、スペーサと一対のフランジ本体との間に環状凹部が形成されるように挟入して、この環状凹部に内袋の開口部の周縁を開口部の周縁部に重なるように内側に折り返して位置させて、スペーサ及び他方のフランジ本体を、一方のフランジ本体に溶着するので、内袋をタンク内壁面に密着させて収容できると共に、内袋内に収納した液体貨物などがタンク内に漏洩しないようにタンクコンテナ内に収容できる、装着性に優れたタンクコンテナ用内袋を簡単に製造することが可能となる。
請求項6に記載のタンクコンテナ用内袋の装着方法に係る発明によれば、タンクコンテナのタンク壁に固着されたタンクフランジと、このタンクフランジに装着される注排出弁の弁フランジとの間に、内袋の開口部の周縁を開口部の周縁部に重なるように内側に折り返して内袋のフランジの環状凹部に位置させて、タンクフランジと弁フランジにより内袋のフランジを挟持して、内袋を注排出口に装着するので、内袋をタンク内壁面に密着させて収容できると共に、タンクフランジと弁フランジとの締付荷重は内袋のフランジのみに作用して、フランジの環状凹部に位置している開口部の周縁部に重なるように内側に折り返された内袋を構成する素材自体には作用しないため、内袋が損傷して、内袋内に収納した液体貨物などがタンク内に漏洩してしまうことがないように、内袋をタンクコンテナに装着することが可能となる。
請求項7に記載のタンクコンテナ用内袋の装着方法に係る発明によれば、タンクコンテナに内袋を装着する際に、内袋の吸込み防止体を一緒に装着するので、内袋に収納した液体貨物や粒体貨物などの排出時に、内袋を吸込まないように機能する吸込み防止体の装着作業が容易となる。
本発明の実施の形態に係るタンクコンテナ用内袋について、図1〜図6に基づいて説明する。
まず、図1に基づいて、タンクコンテナについて説明する。
図1に係るタンクコンテナ(ISO規格20フィートタンクコンテナ)10は、約20トンの液体貨物や粒体貨物などを輸送できるものであり、鉄道輸送や船舶輸送に利用できるように、タンク11はタンク保持枠25で外周が保護されると共に、タンク11は、タンク保持枠25から延設されたブレース材26を介してタンク保持枠25の所定位置に固定されている。
タンク11には、その上部にマンホール20が開口されており、このマンホール20にはマンホール蓋21が開閉自在に設けられている。また、タンク11の上部には、液体貨物や粒体貨物などをタンク内に積み込む図示しない上部積込口が設けられており、この上部積込口にも図示しない蓋が開閉自在に設けられている。さらに、タンク11の上部には、安全弁22及び通気弁23が設置されている。
そして、安全弁22は、タンク11内の圧力差が増大することを防止する機能、すなわち、圧力調整弁として機能する。また、通気弁23は、タンク11内に収納した液体貨物や粒体貨物などを排出する際に、タンク11内に生ずる負圧を解消するために大気を導入する機能を備えている。
また、タンク11の一端下部には、タンク11内に収納した液体貨物や粒体貨物などの注排出を行なう注排出弁50が設置されている。注排出弁50は、図2に示すように、タンク壁12のタンクフランジ13に、ボルト15及びナット16を介して取り付けられる。
さらに、図1及び図2に示すように、タンク11内には、本発明の実施の形態に係るタンクコンテナ用内袋30を収容できるように構成されており、また、タンク11内に収容した内袋30から液体貨物や粒体貨物などを排出した際に、内袋30が注排出弁50に吸い込まれないように機能する吸込み防止体40がタンク壁12から突出するようにボルト15及びナット16を介して装着されている。
次に、図4に基づいて、タンク11内に収容する内袋30及びフランジ33の第一の形態、並びに、第一の形態のフランジ33を内袋30に接合する方法について説明する。
内袋30は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの柔軟性を備えた合成樹脂製フィルム或は合成樹脂製シートから形成されており、図1に示すように、タンク11の内壁面に沿って展開させた状態で、約20トンの液体貨物や粒体貨物などを収納できるように構成されている。
そして、内袋30は、内袋30の開口部31をタンク壁12のタンクフランジ13と注排出弁50の弁フランジ52との間に挟持して装着する際に使用するフランジ33を備えている。
フランジ33は、例えば、内袋30と同じ素材から構成されており、図4に示す第一の形態では、フランジ33のほぼ中央にほぼ円形のフランジ開口35が形成され、このフランジ開口35の周縁に沿って、フランジ33と一体に環状凹部36が凹設されている。
そして、図4(C)に示すように、環状凹部36は、内袋30を構成する素材(ポリエチレン、ポリプロピレンなどの柔軟性を備えた合成樹脂製フィルム或は合成樹脂製シート)の厚さよりも厚い厚さに形成されているが、後述するように、タンクフランジ13と弁フランジ52との間にフランジ33を挟持した際に、フランジ33に作用する締付荷重が開口部31の周縁部32に重なるように内側に折り返された内袋30を構成する素材に作用しない程度の厚さ、すなわち、内袋30を構成する素材の約二倍の厚さに設定されている。
また、図4に示す第一の形態のフランジ33は、例えば、射出成形により、環状凹部36が一体に形成される。
そして、図4に示す第一の形態では、フランジ33のフランジ開口35と環状凹部36の大きさに合わせて内袋30の開口部31を形成して、内袋30の開口部31の周縁に所定幅の溶着用周縁部32を形成し、この周縁部32をフランジ33の環状凹部36に位置決めした状態で、図示しない熱溶着装置により、内袋30の開口部31の周縁部32をフランジ33の環状凹部36に溶着して、内袋30の開口部31にフランジ33を形成する。
なお、第一の形態では、フランジ33の厚さは2mm、フランジ33の外径は158〜160mm、フランジ開口35の内径は108〜110mm、環状凹部36の内径は130mm、環状凹部36の厚さは1mmに設定されており、内袋30を構成する素材の厚さは、0.5mm以下に設定されているが、フランジ33の装着箇所の形状や寸法、或は輸送する液体貨物や粒体貨物などの種類に応じて、内袋30を構成する素材の厚さ及びフランジ33の寸法は適宜変更される。
また、図4に示す第一の形態では、フランジ33のフランジ開口35と環状凹部36の大きさに合わせて内袋30の開口部31を形成して、内袋30の開口部31の周縁に所定幅の溶着用周縁部32を形成しているが、シート状の内袋30をフランジ33の環状凹部36に溶着した後に内袋30の開口部31を形成して、内袋30をタンク11内に装着する際に内袋30の開口部31の周縁を周縁部32に重なるように内側に折り返してもよい。
次に、図5に基づいて、第二の形態に係る内袋30とフランジ33、並びに、第二の形態のフランジ33を内袋30に接合する方法について説明する。
図5に係る第二の形態では、内袋30及びフランジ33は、図4に係る第一の形態と同じ素材から構成されている。
そして、図5に係る第二の形態では、フランジ33は、フランジ開口35が形成されたフランジ本体34と、フランジ開口35より大径のスペーサ開口38が形成され、内袋30を構成する素材の厚さよりも厚い厚さ、すなわち、開口部31の周縁部32に重なるように内側に折り返された内袋30を構成する素材の約二倍の厚さのスペーサ37から構成されており、以下の少なくとも二つの製造方法により製造することができる。
まず、第一の製造方法による場合には、図5(B)に示すように、フランジ本体34にスペーサ37を積層して、図示しない熱溶着装置により両者を溶着部39で溶着して、内袋30を構成する素材の厚さよりも厚い厚さの環状凹部36を備えたフランジ33を形成する。
次に、図5(C)に示すように、フランジ33のフランジ開口35と環状凹部36の大きさに合わせて内袋30の開口部31を形成して、内袋30の開口部31の周縁に所定幅の溶着用周縁部32を形成し、この周縁部32をフランジ33の環状凹部36に位置決めした状態で、図示しない熱溶着装置により、内袋30の開口部31の周縁部32をフランジ33の環状凹部36に溶着して、内袋30の開口部31にフランジ33を形成する。
また、第二の製造方法による場合には、内袋30の開口部31の周縁に所定幅の溶着用周縁部32を形成し、この周縁部32をフランジ本体34のフランジ開口35の周縁に位置決めした状態で、図示しない熱溶着装置により、内袋30の開口部31の周縁部32をフランジ本体34のフランジ開口35の周縁に溶着する。
次に、内袋30とフランジ本体34との間にスペーサ37を挟み込んで、スペーサ37のスペーサ開口38を内袋30の開口部31の周縁部32を取り囲むようにして、スペーサ37をフランジ本体34に積層する。そして、この状態で、図示しない熱溶着装置により、フランジ本体34にスペーサ37を溶着部39で溶着する。
以上、図5に係る第二の形態のフランジ33を製造する二つの製造方法について説明したが、図5(C)に示すように、内袋30、フランジ本体34及びスペーサ37を一緒に配置した状態で、図示しない熱溶着装置により、内袋30の開口部31の周縁部32を、フランジ本体34及びスペーサ37に溶着することもできる。
また、図5に示す第二の形態では、フランジ33のフランジ開口35と環状凹部36の大きさに合わせて内袋30の開口部31を形成して、内袋30の開口部31の周縁に所定幅の溶着用周縁部32を形成しているが、シート状の内袋30を、フランジ33の環状凹部36に、或は、フランジ本体34のフランジ開口35の周縁に溶着した後に内袋30の開口部31を形成して、内袋30をタンク11内に装着する際に内袋30の開口部31の周縁を周縁部32に重なるように内側に折り返してもよい。
なお、図5に示す第二の形態に係るフランジ33及び内袋30の素材の寸法は、一個のフランジ本体34と一個のスペーサ37を使用してフランジ33を形成した場合には、図4に示す第一の形態と同じ寸法に設定されるが、図4に示す第一の形態と同様に、フランジ33の装着箇所の形状や寸法、或は輸送する液体貨物や粒体貨物などの種類に応じて、内袋30を構成する素材の厚さ、並びに、フランジ33を構成するフランジ本体34及びスペーサ37の寸法は適宜変更される。
次に、図6に基づいて、第三の形態に係る内袋30とフランジ33、並びに、第三の形態のフランジ33を内袋30に接合する方法について説明する。
図6に係る第三の形態では、内袋30及びフランジ33は、図4及び図5に係る第一及び第二の形態と同じ素材から構成されている。
そして、図6に係る第三の形態では、フランジ33は、フランジ開口35A、35Bが形成された一対のフランジ本体34A、34Bと、フランジ開口35A、35Bより大径のスペーサ開口38が形成され、内袋30を構成する素材の厚さよりも厚い厚さ、すなわち、開口部31の周縁部32に重なるように内側に折り返された内袋30を構成する素材の約二倍の厚さのスペーサ37から構成されている。
ここで、フランジ本体34Aのフランジ開口35Aは、フランジ本体34Bのフランジ開口35Bより小径に形成されている。
そして、図6に示す第三の形態では、内袋30の開口部31の周縁に所定幅の溶着用周縁部32を形成し、この周縁部32をフランジ本体34Aのフランジ開口35Aの周縁に位置決めした状態で、図示しない熱溶着装置により、内袋30の開口部31の周縁部32をフランジ本体34Aのフランジ開口35Aの周縁に溶着する。
また、別途、フランジ本体34Bにスペーサ37を積層して、図示しない熱溶着装置により両者を溶着して、内袋30を構成する素材の厚さよりも厚い厚さの環状凹部36を備えた、スペーサ37付きフランジ本体34Bを形成する。
次に、内袋30とフランジ本体34Aとの間に、スペーサ37付きフランジ本体34Bを、スペーサ37が両フランジ本体34A、34Bの間に位置するように挟み込んで、両フランジ本体34A、34Bの間に環状凹部36を形成し、この環状凹部36に、内袋30の開口部31の周縁を周縁部32に重なるように内側に折り返して配設して、スペーサ37付きフランジ本体34Bをフランジ本体34Aに積層する。そして、この状態で、図示しない熱溶着装置により、フランジ本体34Aに、スペーサ37付きフランジ本体34Bを溶着する。
図6に示す第三の形態では、フランジ本体34A、34Bのフランジ開口35A、35Bと環状凹部36の大きさに合わせて内袋30の開口部31を形成して、内袋30の開口部31の周縁に所定幅の溶着用周縁部32を形成しているが、シート状の内袋30を、フランジ本体34Aのフランジ開口35Aの周縁に溶着した後に、内袋30の開口部31を形成して、内袋30の開口部31の周縁を周縁部32に重なるように内側に折り返してもよい。
ここで、図6に示す第三の形態では、フランジ33の全体の厚さは3mmに設定されており、フランジ33を構成するフランジ本体34Aは、厚さが1mm、外径が164mm、フランジ開口35Aの内径が108mmに、また、フランジ本体34Bは、厚さが1mm、外径が164mm、フランジ開口35Bの内径は130mmに、さらに、スペーサ37は厚さが1mm、外径が164mm、スペーサ開口38の内径は140mmに設定されている。
その結果、フランジ33に形成される環状凹部36は、内径が140mm、厚さが1mmに設定され、内袋30を構成する素材の厚さは、0.5mm以下に設定されるが、フランジ33の装着箇所の形状や寸法、或は輸送する液体貨物や粒体貨物などの種類に応じて、内袋30を構成する素材の厚さ、並びに、フランジ33を構成するフランジ本体34A、34B及びスペーサ37の寸法は適宜変更される。
なお、図6に示す第三の形態では、フランジ本体34Aのフランジ開口35Aが、フランジ本体34Bのフランジ開口35Bより小径に形成されている場合について説明したが、一対のフランジ本体として、フランジ本体34Aまたは34Bのみを使用した場合には、一対のフランジ本体を同一の形状、すなわち、フランジ本体34Aまたは34Bの一方のみで形成することができるので、フランジ本体、ひいては、フランジを製造するコストをさらに低減させることができる。
次に、図1〜図3に基づいて、フランジ33付きの内袋30をタンクコンテナ10に装着する方法について説明する。
まず、図1に示すタンクコンテナ10のマンホール20から、フランジ33付き内袋30をタンク11内に取り込む。
次に、内袋30のフランジ33を、タンク壁12に取り付けたタンクフランジ13に形成した注排出口14からタンク1の外部に取り出す。
その後、フランジ33のフランジ開口35に吸込み防止体40を挿入した後、吸込み防止体40の防止体フランジ44に形成した複数の防止体フランジボルト孔46を、タンクフランジ13に固設した複数のボルト15にそれぞれ挿入する。この状態で、内袋30のフランジ33は、内袋30の開口部31の周縁が周縁部32に重なるように内側に折り返されて、タンクフランジ13と防止体フランジ44との間に挟持され、仮保持される。
次に、注排出弁50の弁フランジ52に形成した複数の弁フランジボルト孔54を、タンクフランジ13に固設した複数のボルト15にそれぞれ挿入する。
最後に、各ボルト15に、それぞれナット16を螺着して、図2に示すように、内袋30、吸込み防止体40及び注排出弁50のタンクコンテナ10への装着作業が終了する。
なお、図2に示すように、吸込み防止体40は、タンク11に装着した状態で、防止体枠41、筒状壁42及び筒状壁42に形成した防止体開口43が、タンク壁12の内面からタンク11内に突出するように装着されており、内袋30に収納した液体貨物や粒体貨物などの排出時に、内袋30を吸込まないようにして、防止体フランジ開口45及び後述する弁フランジ開口53を介して液体貨物や粒体貨物などの排出を円滑に行なえるようにしている。
また、注排出弁50は、弁フランジ開口53が形成され、タンクフランジ13に締着される弁フランジ52に、入口導管55及び出口導管56を備えた弁ハウジング51が固着され、注排出弁50を開閉操作する弁操作レバー58を備えると共に、出口導管56にキャップ57が取外し自在に装着されている。
また、図2に示すように、内袋30は、タンク11内に収容された状態で、内袋30のフランジ33は、内袋30の開口部31の周縁が周縁部32に重なるように内側に折り返されて、タンクフランジ13と防止体フランジ44との間に挟持されるが、内袋30は、その開口部31の周縁が周縁部32に重なるように内側に折り返されてフランジ33の環状凹部36に位置して、タンクフランジ13に防止体フランジ44を締付ける締付荷重が内袋30を構成する素材自体に作用しないようにされている。
さらに、内袋30は、タンクフランジ13に形成した注排出口14からタンク壁12の内面に接触するように装着できるため、内袋30に収納した液体貨物や粒体貨物などの荷重が内袋30に作用しても、内袋30とフランジ33との溶着部に作用することがないので、タンクコンテナ10の輸送時などに内袋30の開口部31の周縁部32がフランジ33から剥がれてしまうことがない。
また、図2に示すように、内袋30は、タンクフランジ13に形成した注排出口14からタンク壁12の内面に接触するように装着できるため、内袋30内に収納した液体貨物や粒体貨物などの輸送貨物を排出する際に、タンク11、すなわち、内袋30内に輸送貨物が残留しないように、排出することが可能となる。
なお、図1に示すように、タンクコンテナ10には、マンホール20の他に、図示しない上部積込口、安全弁22、通気弁23などがタンク11内に突出する凹凸部を形成するように設置されているため、タンク11内に収容した内袋30内に液体貨物や粒体貨物などを収納してタンクコンテナ10を輸送する際に、液体貨物や粒体貨物などが揺動して内袋30の外表面がタンク11内に突出する凹凸部に接触して、内袋30が損傷するおそれがあるので、内袋30とタンク11内に突出する凹凸部との間に発泡ウレタン材などの破袋防止材24を介在させることもできる。
本発明の実施の形態に係るタンクコンテナ用内袋を装着したタンクコンテナの側面図である。 図1のA部拡大断面図である。 図2の分解組立図である。 第一の実施の形態に係るフランジの平面図(A)と、図4(A)のB−B線に沿った断面図(B)と、フランジに内袋を溶着した状態を示す断面図(C)である。 第二の実施の形態に係るフランジの平面図(A)と、図5(A)のC−C線に沿った断面図(B)と、フランジに内袋を溶着した状態を示す断面図(C)である。 第三の実施の形態に係るフランジの平面図(A)と、図6(A)のD−D線に沿った断面図(B)と、フランジに内袋を溶着した状態を示す断面図(C)である。
符号の説明
10 タンクコンテナ
11 タンク
12 タンク壁
13 タンクフランジ
14 注排出口
15 ボルト
16 ナット
20 マンホール
21 マンホール蓋
22 安全弁
23 通気弁
24 破袋防止材
25 タンク保持枠
26 ブレース材
30 内袋
31 開口部
32 周縁部
33 フランジ
34、34A、34B フランジ本体
35、35A、35B フランジ開口
36 環状凹部
37 スペーサ
38 スペーサ開口
39 溶着部
40 吸込み防止体
41 防止体枠
42 筒状壁
43 防止体開口
44 防止体フランジ
45 防止体フランジ開口
46 防止体フランジボルト孔
50 注排出弁
51 弁ハウジング
52 弁フランジ
53 弁フランジ開口
54 弁フランジボルト孔
55 入口導管
56 出口導管
57 キャップ
58 弁操作レバー

Claims (7)

  1. タンクコンテナ(10)の注排出口(14)に接続されるフランジ開口(35、35A、35B)が形成されたフランジ(33)を備えたタンクコンテナ用内袋(30)であって、前記フランジ開口(35、35A、35B)の周縁に、前記内袋(30)を構成する素材の約二倍の厚さの環状凹部(36)を前記フランジ開口(35、35A、35B)と段差を形成するように一定の厚さで凹設し、該環状凹部(36)に、前記内袋(30)の開口部(31)の周縁を前記開口部(31)の周縁部(32)に重なるように内側に折り返して位置させて、前記内袋(30)の開口部(31)の周縁部(32)を前記環状凹部(36)に溶着することを特徴とするタンクコンテナ用内袋。
  2. 前記環状凹部(36)は、前記フランジ(33)と一体に形成されることを特徴とする請求項1に記載のタンクコンテナ用内袋。
  3. 前記環状凹部(36)は、前記フランジ開口(35、35A、35B)が形成されたフランジ本体(34、34A、34B)に、前記フランジ開口(35、35A、35B)より大径のスペーサ開口(38)が形成され、前記内袋(30)を構成する素材の約二倍の厚さのスペーサ(37)を積層して溶着することにより形成されることを特徴とする請求項1に記載のタンクコンテナ用内袋。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のタンクコンテナ用内袋の製造方法であって、適所に開口部(31)が形成された内袋(30)と、タンクコンテナ(10)の注排出口(14)に接続されるフランジ開口(35、35A、35B)の周縁に、前記内袋(30)を構成する素材の約二倍の厚さの環状凹部(36)を前記フランジ開口(35、35A、35B)と段差を形成するように一定の厚さで凹設したフランジ(33)を用意し、前記環状凹部(36)に、前記内袋(30)の開口部(31)の周縁を前記開口部(31)の周縁部(32)に重なるように内側に折り返して位置させて、前記開口部(31)の周縁部(32)を前記環状凹部(36)に溶着することを特徴とするタンクコンテナ用内袋の製造方法。
  5. 請求項1または3に記載のタンクコンテナ用内袋の製造方法であって、適所に開口部(31)が形成された内袋(30)と、フランジ開口(35、35A、35B)が形成された一対のフランジ本体(34、34A、34B)と、前記フランジ開口(35、35A、35B)より大径のスペーサ開口(38)が形成され、前記内袋(30)を構成する素材の約二倍の厚さのスペーサ(37)を用意し、前記開口部(31)の周縁部(32)を、一方のフランジ本体(34、34A)の前記フランジ開口(35、35A)の周縁に溶着し、その後、前記内袋(30)と前記一方のフランジ本体(34、34A)との間に、前記スペーサ(37)及び他方のフランジ本体(34、34B)を、前記スペーサ(37)と前記両フランジ本体(34、34A、34B)との間に環状凹部(36)が形成されるように挟入し、前記環状凹部(36)に前記内袋(30)の開口部(31)の周縁を前記開口部(31)の周縁部(32)に重なるように内側に折り返して位置させて、前記スペーサ(37)及び前記他方のフランジ本体(34B)を前記一方のフランジ本体(34、34A)に溶着することを特徴とするタンクコンテナ用内袋の製造方法。
  6. 請求項1〜3のいずれかに記載のタンクコンテナ用内袋をタンクコンテナの注排出口に装着するタンクコンテナ用内袋の装着方法であって、タンクコンテナ(10)のタンク壁(12)に固着され、前記注排出口(14)が形成されたタンクフランジ(13)と、該タンクフランジ(13)に装着される注排出弁(50)の弁フランジ(52)との間に、内袋(30)の開口部(31)の周縁を前記開口部(31)の周縁部(32)に重なるように内側に折り返して前記内袋(30)のフランジ(33)の環状凹部(36)に位置させて、前記タンクフランジ(13)と前記弁フランジ(52)により前記フランジ(33)を挟持して、前記内袋(30)を前記注排出口(14)に装着することを特徴とするタンクコンテナ用内袋の装着方法。
  7. 前記注排出口(14)に配設される吸込み防止体(40)の防止体フランジ(44)を、前記内袋(30)のフランジ(33)と一緒に挟持することを特徴とする請求項6に記載のタンクコンテナ用内袋の装着方法。
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