JP4677724B2 - 投射型表示装置、及び投射型表示装置の制御方法 - Google Patents

投射型表示装置、及び投射型表示装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、投射型表示装置、及び投射型表示装置の制御方法に関する。
現在、光変調デバイスとして液晶表示装置(LCD)の他に、例えばTI(テキサスインスツルメンツ)社のDMD(デジタルマイクロミラーデバイス、登録商標)素子などのミラーデバイスなどを用いた投射型表示装置(プロジェクタ)が知られている。
この投射型表示装置の光源としては、通常白色光を射出する高圧水銀ランプが使用されており、射出された白色光を、カラーホイールを用いて時間軸方向に、R、G、B色に分離し、それぞれの色をDMD素子の各マイクロミラーでさらに有効反射時間を調整することで投射画像を形成している(例えば、非特許文献1参照。)。
「日経 エレクトロニクス」、2003年11月24日、p.114
上述した投射型表示装置においては、1つの光源で投射画像の一面が均一な明るさとなるように照明しているため、画像の一部領域を明るく、別の一部領域を暗くするような画像に対しては、少なくともどちらか一方の領域において画像を表現するのに充分な階調を得ることができず、鮮明な画像を表示できないという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、投射画像を鮮明にする
ことができる投射型表示装置、及び投射型表示装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、光を射出する固体光源が複数配列され、かつ複数の領域に分割された固体光源アレイからなる光源と、前記光源から入射された光の射出方向を制御することにより入射した光を時間変調するミラーデバイスと、変調された光を投射する投射手段と、前記固体光源アレイの前記複数の領域のうち一の領域に対応する複数の領域を備える液晶パネルと、前記固体光源から射出される光量を前記固体光源アレイの前記複数の領域毎に制御するとともに、前記液晶パネルの光透過率を前記液晶パネルが備える前記複数の領域毎に制御する制御部と、を備え、前記液晶パネルは、前記投射手段が投射する投射画像を分割して得られる複数の分割領域の各々に対応させるように前記ミラーデバイスに入射する入射光を分割し、且つ前記複数の分割領域のうち一の分割領域における最高輝度に基づいて、前記一の分割領域に対応する前記ミラーデバイスに入射する前記入射光を調光し、前記制御部は、前記一の分割領域に対応する前記ミラーデバイスに入射する前記入射光の輝度が前記一の分割領域における最大輝度と等しくなるように、前記液晶パネルが備える前記複数の領域のうち前記一の分割領域に対応する一の領域の光透過率と、前記固体光源アレイの複数の領域のうち前記液晶パネルが備える前記一の領域に対応する領域に配列された前記固体光源への供給電圧または供給電流と、を制御することを特徴とする。本発明の投射型表示装置は、光を射出する光源と、光源から入射された光の射出方向を制御することにより入射した光を時間変調するミラーデバイスと、変調された光を投射する投射手段と、を有し、ミラーデバイスに入射する入射光を複数領域に分割し、分割した領域ごとに入射光を調光する調光手段が備えられていることを特徴とする。
すなわち、本発明の投射型表示装置は、分割された領域ごとに入射光を調光してミラーデバイスに入射させることができるので、各領域におけるダイナミックレンジ中で使用できる階調が増加し、画像を鮮明にすることができる。
つまり、従来においては、最高輝度の輝度制御もミラーデバイスで行っているため、ミラーデバイスの使用可能な階調の上限(明るい側)近傍の階調は用いられることが少なく、使用できる階調が少なかった。それに対して本発明においては、各領域における最高輝度の輝度制御を調光手段により行うことができるため、ミラーデバイスは、その使用可能な階調の上限(明るい側)まで画像の表示に用いることができ、使用できる階調が増加され、画像を鮮明にすることができる。
例えば、従来において、画像の暗い領域を表現するには、ミラーデバイスにより入射光の光量を遮るために、ミラーデバイスが表現できる階調の一部(明るい側の階調)が用いられる。そのため、暗い領域は残りの階調を用いて表現されることになる。一方、本発明においては、画像の暗い領域を表現するには、調光手段によりミラーデバイスへの入射光の光量を遮るため、従来では使用できなかった階調の一部も暗い領域の表現に用いることができ、暗い領域においても鮮明に表現することができる。
上記の構成を実現するために、より具体的には、調光手段が分割した領域ごとに入射光を調光する液晶パネルを有してもよい。
上記の構成を実現するために、より具体的には、調光手段が分割した領域ごとに入射光を調光するエレクトロクロミックガラスを有してもよい。
この構成によれば、駆動する電圧を制御することにより、液晶パネルまたはエレクトロクロミックガラスを透過する光の割合(光透過率)または反射する光の割合を略0%から略100%まで連続的に制御することができる。そのため、ミラーデバイスに入射する光をきめ細かく調光することができ、投射される画像をより鮮明にすることができる。
上記の構成を実現するために、より具体的には、光源が光を射出する固体光源を複数配列した固体光源アレイであって、固体光源アレイを複数の領域に分割し、調光手段が、分割した領域ごとに固体光源への供給電圧または供給電流を制御する制御部を有してもよい。
この構成によれば、固体光源アレイの領域ごとに供給電圧または供給電流を制御することにより、各領域の固体光源から射出される光の光量を制御することができる。そのため、例えば光源とミラーデバイスとの間に配置した調光素子などにより光源から射出した光を遮ることがないため、光源から射出された光の利用効率を向上させることができ、投射型表示装置の消費電力低減を図ることができる。
また、例えば光源とミラーデバイスとの間に調光素子を配置しなくても、ミラーデバイスに入射する入射光を領域ごとに調光することができ、投射型表示装置の小型化を図ることができる。
上記の構成を実現するために、より具体的には、固体光源が発光ダイオードであってもよい。
この構成によれば、固体光源として、例えば高圧水銀ランプなどと比較して、射出される光の光量制御を行いやすい発光ダイオードを用いることにより、ミラーデバイスに入射する入射光の調光を行いやすくなる。
上記の構成を実現するために、より具体的には、光源が光を射出するランプを複数配列したランプアレイであって、ランプアレイを複数の領域に分割し、調光手段が、分割された領域ごとにランプへの供給電圧または供給電流を制御する制御部を有してもよい。
この構成によれば、ランプアレイの領域ごとに供給電圧または供給電流を制御することにより、各領域のランプから射出される光の光量を制御することができる。そのため、例えば光源とミラーデバイスとの間に配置した調光素子などにより光源から射出した光を遮ることがないため、光源から射出された光の利用効率を向上させることができ、投射型表示装置の消費電力低減を図ることができる。
また、例えば光源とミラーデバイスとの間に調光素子を配置しなくても、ミラーデバイスに入射する入射光を領域ごとに調光することができ、投射型表示装置の小型化を図ることができる。
上記の構成を実現するために、より具体的には、ランプへの供給電圧または供給電流を段階的に制御し、供給電圧または供給電流に応じて、ミラーデバイスの駆動制御に用いる色テーブルを変えてもよい。
ランプは、供給される電圧または電流が変化すると、射出される光の光量が変化すると同時に、光の波長分布も変化する。この光の波長変化により、投射される画像の色バランスも変化してしまうが、この構成によれば、波長分布の変化に応じて色テーブルを変えるため、供給電圧または電流を変化させても、表示される画像の色バランスを一定に保つことができる。
上記の構成を実現するために、より具体的には、入射光の調光と、ミラーデバイスによる変調とが、当該装置内に設けられた制御部により制御されてもよい。
この構成によれば、当該投射型表示装置内に設けられた制御部より、入射光の調光とミラーデバイスによる変調とが制御されているため、画像情報のみを有する映像信号を入力するだけで鮮明な画像を投射することができる。つまり、当該投射型表示装置に、通常のTV信号、ビデオ信号などを入力することにより、鮮明な画像を容易に投射することができる。
また、当該投射型表示装置の外に制御信号の生成を行う機器を備える場合と比べ、当該投射型表示装置のみで鮮明な画像を投射できるため、持ち運び性に優れ、設置場所を必要としないといった優れた点を有する。
上記の構成を実現するために、より具体的には、入射光の調光と、ミラーデバイスによる変調とが、当該装置外に設けられた制御部により制御されてもよい。
この構成によれば、当該投射型表示装置外に設けられた制御部より、入射光の調光とミラーデバイスによる変調とが制御されているため、当該投射型表示装置内で入射光の調光とミラーデバイスによる変調とを制御している場合と比較して、より鮮明な画像を投射することができる。
つまり、投射型表示装置よりもスペースの制約が少ない外部の制御部で制御信号の生成を行うため、より複雑、大型な回路を用いることができ、それにより複雑な演算アルゴリズムによるきめ細かな制御を行うことができる。
本発明の投射型表示装置の制御方法は、光を射出する光源と、光源から入射された光の射出方向を制御することにより入射した光を時間変調するミラーデバイスと、変調された光を投射する投射手段と、を有する投射型表示装置の制御方法であって、ミラーデバイスに入射する光を複数領域に分割し、各領域における画素の最大出力値に基づいて、各領域の光を調光し、各領域の階調を増加させることを特徴とする。
すなわち、本発明の投射型表示装置の制御方法は、ミラーデバイスに入射する入射光を、分割された領域ごとに、各領域における画素の最大出力値に基づいて調光してミラーデバイスに入射させることができるので、各領域におけるダイナミックレンジ中で使用できる階調が増加し、画像を鮮明にすることができる。
つまり、従来においては、最高輝度の輝度制御もミラーデバイスで行っているため、ミラーデバイスの使用可能な階調の上限(明るい側)近傍の階調は用いられることが少なく、使用できる階調が少なかった。それに対して本発明においては、各領域における最高輝度の輝度制御を調光手段により行うことができるため、ミラーデバイスは、その使用可能な階調の上限(明るい側)まで画像の表示に用いることができ、使用できる階調が増加され、画像を鮮明にすることができる。
〔第1の実施の形態〕
以下、本発明における実施の形態に係る投射型表示装置およびその制御方法について図1から図4を参照して説明する。
まず、図1を参照しながら、本発明の一実施形態に係る投射型表示装置について説明する。本実施形態の投射型表示装置は、光源から射出された白色光を、カラーホイールによりR(赤)、G(緑)、B(青)の異なる色光に変換し、ミラーデバイスにより時間変調してカラー画像を表示する投射型カラー表示装置である。
図1は、本実施の形態に係る投射型表示装置の概略を示す図である。
投射型表示装置は、図1に示すように、照明光である白色光を射出する照明装置1と、白色光を調光する液晶ライトバルブ(調光手段、液晶パネル)40と、白色光をRGBの異なる色光に変調するカラーホイール45と、各色光を時間変調するミラーデバイス30と、時間変調された変調光を投射する投射レンズ(投射手段)70とから概略構成されている。
照明装置1は、照明光としての白色光を射出する光源10と、白色光の照度分布を均一化するインテグレータレンズ21、22と、から構成されている。光源10は高圧水銀ランプ等のランプ11とランプ11の光を反射するリフレクタ12とから構成されている。
また、光源光の照度分布を被照明領域である液晶ライトバルブ40、およびミラーデバイス30において均一化させるため、光源10側から第1のインテグレータレンズ21、第2のインテグレータレンズ22が順次設置されている。ここで、インテグレータレンズ21、22は複数のマイクロレンズを平面状に配列したマイクロレンズアレイとして形成され、第1のインテグレータレンズ21は光源10から射出された光(照明光)を複数の光束に分割し、第2のインテグレータレンズ22はライトバルブ位置においてそれらを重畳する重畳レンズとしての機能を有する。場合によっては2次光源像を重畳するためのコンデンサーレンズを第2のインテグレータレンズ22の位置、もしくはその後段に配しても良い。以下では重畳レンズとして第2のインテグレータレンズが用いられた場合について説明を行う。
液晶ライトバルブ40は、投射画像を4つに分割した領域A1、A2、A3、A4(図2参照)に対応する4つの領域(画素)が形成されたセグメント型の透過型液晶パネルから構成されており、信号処理した映像信号に基づいて入射した光を領域ごとに光の透過率を変える(調光する)ように駆動される。つまり、液晶ライトバルブの光透過性電極に印加する電圧を制御することにより、光の透過率を0%に近い値から100%の間で制御している。
また、液晶ライトバルブ40には、画素スイッチング用素子として薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、以下、TFTと略記する)を用いたTN(Twisted Nematic)モードのアクティブマトリクス方式透過型液晶セルが使用されている。
なお、上述のように、液晶ライトバルブ40を4つの領域に分割してもよいし、8領域や16領域に分割してもよく、特に分割する数を限定するものではない。
なお、上述のように、液晶ライトバルブ40として、透過型液晶パネルを用いてもよいし、反射型液晶パネルを用いてもよい。
液晶ライトバルブ40およびカラーホイール45の間には、ランプ11から射出された白色光に含まれる赤外線を除去するIRカットミラー41が配置されている。
また、IRカットミラー41およびカラーホイール45の間には、白色光をカラーホイール45のカラーフィルタに集光させる集光レンズ42が配置されている。
カラーホイール45は円盤状に形成されるとともに、円盤の中心に回転軸(図示せず)が形成されている。さらに、カラーホイール45の回転軸には電動モータなどの駆動装置46が配置されていて、カラーホイール45は駆動装置46により周方向に回転駆動するように構成されている。また、カラーホイール45は、周方向に沿ってR、G、Bの各色光を透過する薄膜干渉フィルタなどのカラーフィルタ(図示せず)が配置されている。
カラーホイール45とミラーデバイス30との間には、各色光をミラーデバイス30に導くリレーレンズ47が配置されている。
ミラーデバイス30は、画像の画素に対応するマイクロミラーがマトリクス状に配置されるとともに、マイクロミラーの反射面の向きを変えられるように(首振り可能に)、配置されている。また、信号処理した映像信号に基づいて、入射した各色光の射出方向を制御することにより、各色光を投射表示される変調光と吸収される無効光とに時間変調し、変調光の割合を0%から100%まで制御することができる。
ミラーデバイス30および投射レンズ70間の変調光の経路上には、ミラーデバイス30から射出された光を投射レンズ70に導くプリズム50が配置されている。プリズム50は、三角プリズムが貼り合わされた構造となっており、その内面に変調光を反射するミラー面が対角線状に形成されている。また、プリズム50のミラー面に対向するとともに、変調光が入射する面と隣接する面には、変調光を反射する反射板51が配置されている。
投射レンズ70は、プリズム50から射出された変調光をスクリーン71上に拡大投射するように配置されている。
次に、上記の構成からなる投射型表示装置における作用について説明する。
照明装置1のランプ11から射出された照明光(白色光)の一部は、図1に示すように、直接第1のインテグレータレンズ21に入射する。残りの光は、リフレクタ12に反射されて第1のインテグレータレンズ21に入射する。
第1のインテグレータレンズ21に入射された照明光は、第1のインテグレータレンズ21および第2のインテグレータレンズ22により液晶ライトバルブ40においてその照度分布が均一化するように重畳される。
各液晶ライトバルブ40に入射された白色光は、投射型表示装置に入力された映像信号に基づいて領域ごとに調光された後に、IRカットミラー41に向けて射出される。
IRカットミラー41に入射した白色光は、可視光領域の光だけが集光レンズ42に向けて反射される(赤外線はカットされる)。
集光レンズ42に入射された白色光は、カラーホイール45のカラーフィルタが回転する領域に照射するように集光される。
カラーホイール45は駆動装置46により回転駆動されており、白色光が照射されている領域にカラーフィルタを通過させることにより、白色光をRGBの各色光に変換している。
RGBの各色光は、リレーレンズ47によりミラーデバイス30に導かれ、ミラーデバイス30のマイクロミラーが配列された面に入射する。
ミラーデバイス30のマイクロミラーは、入力される映像信号に基づいてマイクロミラーごとに反射される光の射出方向を、プリズム50方向と、それ以外の方向、例えば光を吸収する吸収体(図示せず)方向とに制御することにより、入射した各色光を時間変調する。
ミラーデバイス30から射出された変調光はプリズム50に入射し、プリズム50内のミラー面に反射されて反射板51に入射し、投射レンズ70に向けて反射される。
投射レンズ70方向に反射された光は、投射レンズ70に入射してスクリーン71上に拡大投射される。
ここで、液晶ライトバルブ40により、表示される画像の使用可能な階調が増加し、鮮明な画像が表示される作用について説明する。
図2は、ある投射画像を4つに分割した場合を示す概念図である。
図2に示す画像において、領域A1では、最高輝度部は太陽の部分であり最低輝度部は地面の部分となる。領域A2では、最高輝度部が空の部分となり最低輝度部が地面の部分となる。領域A3では、車の窓が最高輝度部となり地面が最低輝度部となる。領域A4では、木の葉の部分が最高輝度部となり地面が最低輝度部となる。
そのため、領域A1では太陽の明るさ、領域A2では空の明るさ、領域A3では窓の明るさ、領域A4では木の葉の明るさが出力の上限であればよく、各領域における照明の輝度を前述の明るさが表現できる輝度に変えることができる。
各領域における照明の輝度を変えると、最高輝度と最低輝度とにより決まるダイナミックレンジ中で使用できる階調が増加し、画像が鮮明となる。
図3(a)は、ミラーデバイスの各領域における照明の輝度を変えないときの画素値と出力値との関係を示す図である。図3(b)は、各領域における照明の輝度を変えたときの画素値と出力値との関係を示す図である。
図3(a)、(b)において、画素値が最大値の場合には、ミラーデバイス30のマイクロミラーにおける入射光の反射率は100%とし、画素値が0の場合には、入射光の反射率は0%となっている。
まず、図3(a)に示すように、ミラーデバイス30の各領域における照明光の出力(輝度)を変えないときには、ある画像における画素値がi1からi2であるとすると、出力値はo1からo2となる。表示される画像の階調は、画素値i1からi2の間の階調、図3(a)においては3階調と同じであり、画素値i2からmaxまでの階調は使用することができない。
一方、図3(b)に示すように、ミラーデバイス30の各領域における照明光の出力(輝度)を出力の最大値o2と等しい輝度に変えた場合、図3(a)の場合と同様にo1からo2までの出力を得るためには、画素値としてi1からmax(マイクロミラーの反射率を100%とする値)を用いることになる。つまり、入力側である画素値のダイナミックレンジが広がり、使用できる階調が増加する。その結果として、表示される画像の階調も増加し、画像が鮮明となる。
次に、本実施形態の投射型表示装置の駆動方法について説明する。
図4は本実施形態における投射型表示装置の駆動回路の構成を示すブロック図である。
本実施形態では、図4に示すように、例えばPCや、DVD、TVアンテナから出力されたアナログ信号である映像信号がA/D変換部81に入力され、デジタル信号に変換されて制御部82に入力される。
なお、投射型表示装置に入力される映像信号がデジタル信号である場合には、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部81は不要となり、制御部82へ直接デジタル信号を入力してもよい。また、投射型表示装置に入力される映像信号が、例えばMPEG2などの圧縮されたデータの場合、A/D変換部81の代わりに圧縮データをデコードするデコーダ部を備え、デコーダ部に圧縮信号を入力してもよいし、制御部82にデコード機能を持たせ、制御部82に圧縮信号を入力してもよい。
また、投射型表示装置には、周囲の環境の明るさを検知する光センサからなる測定素子95が備えられている。測定素子95としては、例えばCCD(Charge Coupled Device)を用いることができ、環境の明るさに応じて信号を出力することができる。測定素子95から出力された信号は、A/D変換部96を介して制御部82に入力される。
なお、測定素子95と制御部82との間には、前述のようにA/D変換部96を配置してもよいし、配置しなくてもよい。
制御部82では、入力された映像信号および測定素子95の出力から、映像信号に対応した液晶ライトバルブ40における領域ごとの光透過率の制御信号値と、ミラーデバイス30のマイクロミラーごとの変調を制御する制御信号値と、を決定する。
液晶ライトバルブ40の光透過率の制御信号(デジタル信号)は、D/A変換部83に入力され、アナログ信号の制御信号に変換される。制御信号(アナログ信号)は、パネルドライバ39に入力され、パネルドライバ39は、制御信号に基づき液晶ライトバルブ40の各領域における光透過率を制御する。
ミラーデバイス30のマイクロミラーごとの変調を制御する制御信号(デジタル信号)は、ミラーデバイスドライバ29に入力され、ミラーデバイスドライバ29は制御信号に基づき、PWM(Pulse Width Modulation)変調などによりミラーデバイス30の各マイクロミラーを制御する。
また、制御部82は、カラーホイール45の回転位相と、ミラーデバイス30の制御の同期をとるため、カラーホイール駆動部44に同期信号を出力している。
上記の構成によればミラーデバイス30への入射光を、液晶ライトバルブ40により、投射画像の領域A1、A2、A3、A4に対応する領域ごとに、各領域における最高輝度に基づいて調光することができる。そのため、各領域におけるダイナミックレンジ中で使用できる階調が増加し、画像を鮮明にすることができる。
液晶ライトバルブ40は、印加される電圧を制御することにより、液晶ライトバルブ40を透過する光の割合(光透過率)を略0%から略100%まで連続的に制御することができる。そのため、ミラーデバイス30に入射する光をきめ細かく調光することができ、投射される画像をより鮮明にすることができる。
測定素子95の出力に基づいて液晶ライトバルブ40およびミラーデバイス30を制御しているため、明るい環境の時には投射される画像を明るくし、暗い環境の時には投射される画像を暗くなるように制御することができる。そのため、投射型表示装置は周囲の明るさに対して、明るすぎず暗すぎない画像を投射することができ、視聴者に対して見やすい画像を投射することができる。
なお、上述のように、液晶ライトバルブ40により、照明装置1から入射された白色光の調光を行ってもよいし、液晶ライトバルブ40と同様に駆動電圧により光透過率を制御できるエレクトロクロミックガラスにより調光を行ってもよい。
なお、投射型表示装置には、上述のように、測定素子95を設けて周囲の明るさに応じて液晶ライトバルブ40およびミラーデバイス30を制御してもよいし、測定素子95の代わりに視聴者が好みにより投射される画像の明るさを指示する入力部を備え、入力部からの信号に基づいて液晶ライトバルブ40およびミラーデバイス30を制御してもよい。
なお、投射型表示装置に入力される映像信号(アナログ信号)は、上述のように、A/D変換部81に直接入力されてもよいし、外部のPCや専用コンバータなどの画像出力機器(制御部)に入力させて、ミラーデバイス30を制御する制御信号を画像出力機器において算出し、映像信号をA/D変換部81に入力し、制御信号を制御部82に入力させてもよい。
この構成によれば、投射型表示装置よりもスペースの制約が少ない外部の画像出力機器に制御部82より複雑、大型な回路を配置することができ、それにより複雑な演算アルゴリズムによるきめ細かな階調制御を行うことができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について図5および図6を参照して説明する。
本実施の形態における投射型表示装置の基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、照明装置の構成が異なっている。よって、本実施の形態においては、図5および図6を用いて照明装置周辺のみを説明し、ミラーデバイス等の説明を省略する。
図5は、本実施の形態に係る投射型表示装置の概略を示す図である。
照明装置101は、図5に示すように、照明光としての白色光を射出するLEDアレイ(光源、固体光源アレイ)110と、白色光の照度分布を均一化するインテグレータレンズ21、22と、から構成されている。LEDアレイ110は白色光を射出するLED(固体光源、発光ダイオード)111(図6参照)を平面状に配置して構成されている。
また、LEDアレイ101は、投射画像を4つに分割した領域A1、A2、A3、A4(図2参照)に対応する4つの領域ごとに射出する白色光の光量を制御できるように構成されている。
次に、上記の構成からなる投射型表示装置における作用について説明する。
照明装置101のLEDアレイ110から射出された照明光(白色光)は、図5に示すように、第1のインテグレータレンズ21に入射する。
第1のインテグレータレンズ21に入射された照明光は、第1のインテグレータレンズ21および第2のインテグレータレンズ22によりミラーデバイス30においてその照度分布が均一化するように重畳される。
以後の作用については第1の実施の形態と同様であるので、図5を示して、その説明を省略する。
次に、本実施形態の投射型表示装置の駆動方法について説明する。
図6は本実施形態における投射型表示装置の駆動回路の構成を示すブロック図である。
本実施形態では、図6に示すように、アナログ信号である映像信号がA/D変換部81に入力され、デジタル信号に変換されて制御部82に入力される。
制御部82では、入力された映像信号および測定素子95の出力から、映像信号に対応したLEDアレイ110における領域ごとの射出される光量を制御する制御信号値と、ミラーデバイス30のマイクロミラーごとの変調を制御する制御信号値と、を決定する。
LEDアレイ110の光量制御信号(デジタル信号)は、LED電源制御部85に入力され、LED電源制御部85は、LEDドライバ109を介して、LEDアレイ110における領域ごとに供給電圧を制御して、領域ごとに射出される光量を制御する。
ミラーデバイス30のマイクロミラーごとの変調を制御する制御信号(デジタル信号)は、ミラーデバイスドライバ29に入力され、ミラーデバイスドライバ29は制御信号に基づき、PWM変調などによりミラーデバイス30の各マイクロミラーを制御する。
また、制御部82は、カラーホイール45の回転位相と、ミラーデバイス30の制御の同期をとるため、カラーホイール駆動部44に同期信号を出力している
上記の構成によれば、LEDアレイ110の領域ごとに供給電圧を制御することにより、各領域のLED111から射出される光の光量を制御することができる。そのため、光を遮って調光していないので、照明装置101から射出された光の利用効率を向上させることができ、投射型表示装置の消費電力低減を図ることができる。
また、例えば照明装置101とミラーデバイス30との間に調光素子などを配置しなくても、ミラーデバイス30に入射する入射光を領域ごとに調光することができ、投射型表示装置の小型化を図ることができる。
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3の実施形態について図7および図8を参照して説明する。
本実施の形態における投射型表示装置の基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、照明装置の構成が異なっている。よって、本実施の形態においては、図7および図8を用いて照明装置周辺のみを説明し、ミラーデバイス等の説明を省略する。
図7は、本実施の形態に係る投射型表示装置の概略を示す図である。
照明装置101は、図7に示すように、照明光としての白色光を射出するLEDアレイ110と、白色光の照度分布を均一化するインテグレータレンズ21、22と、から構成されている。LEDアレイ110は白色光を射出するLED111(図8参照)を平面状に配置して構成されている。
次に、本実施形態の投射型表示装置の駆動方法について説明する。
図8は本実施形態における投射型表示装置の駆動回路の構成を示すブロック図である。
本実施の形態における投射型表示装置の駆動方法は、第1の実施の形態と比較して、液晶ライトバルブ40およびLEDアレイ110により調光制御している点が異なっている。よって、図8を参照しながら液晶ライトバルブ40およびLEDアレイ110の駆動方法を中心に説明する。
本実施形態では、図8に示すように、映像信号がA/D変換部81を介して制御部82に入力される。
制御部82では、映像信号および測定素子95の出力から、映像信号に対応したLEDアレイ110における領域ごとの射出される光量を制御する制御信号値と、映像信号に対応した液晶ライトバルブ40における領域ごとの光透過率の制御信号値と、ミラーデバイス30のマイクロミラーごとの変調を制御する制御信号値と、を決定する。
液晶ライトバルブ40の光透過率の制御信号は、D/A変換部83を介してパネルドライバ39に入力され、パネルドライバ39は、制御信号に基づき液晶ライトバルブ40の各領域における光透過率を制御する。
LEDアレイ110の光量制御信号はLED電源制御部85に入力され、LED電源制御部85は、LEDドライバ109を介して、LEDアレイ110における領域ごとに供給電圧を制御して、領域ごとにLED111から射出される光量を制御する。
ミラーデバイス30の駆動方法、カラーホイール45の駆動方法については、第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
上記の構成によれば、まず、LEDアレイ110の領域ごとに射出される光量を調光し、その後液晶ライトバルブ40によりさらに小さな領域ごとに透過する光量を調光することができる。
そのため、調光可能な領域の大きさに制限のあるLEDアレイ110のみによる調光と比較して、液晶ライトバルブ40も用いることにより、さらに小さな領域ごとに階調を制御することができ、画像を鮮明にすることができる。
また、液晶ライトバルブ40のみによる調光と比較して、光源(LEDアレイ110)自体による調光も用いることにより、液晶ライトバルブ40により遮光される光量を減らすことができる。そのため、LEDアレイ110から射出された光の利用効率を向上させることができ、投射型表示装置の消費電力を削減することができる。
また、ミラーデバイス30への入射光を、液晶ライトバルブ40およびLEDアレイ110を用いて2段階に調光することができる。そのため、各領域におけるダイナミックレンジ中で使用できる階調の増加をきめ細かく制御することができ、画像を鮮明にすることができる。
〔第3の実施形態の変形例〕
次に、本発明における第3の実施形態の変形例について図9および図10を参照して説明する。
本変形例における投射型表示装置の基本構成は、第3の実施の形態と同様であるが、第3の実施の形態とは、照明装置の構成が異なっている。よって、本実施の形態においては、図9および図10を用いて照明装置周辺のみを説明し、ミラーデバイス等の説明を省略する。
図9は、本変形例に係る投射型表示装置の概略を示す図である。
照明装置102は、図9に示すように、照明光としての白色光を射出するランプアレイ150と、白色光の照度分布を均一化するインテグレータレンズ21、22と、から構成されている。ランプアレイ(光源)150は白色光を射出するランプ(光源)151を平面状に配置して構成されている。
次に、本実施形態の投射型表示装置の駆動方法について説明する。
図10は本実施形態における投射型表示装置の駆動回路の構成を示すブロック図である。
本実施の形態における投射型表示装置の駆動方法は、第3の実施の形態と比較して、液晶ライトバルブ40およびランプアレイ150により調光制御している点が異なっている。よって、図10を参照しながら液晶ライトバルブ40およびランプアレイ150の駆動方法を中心に説明する。
本実施形態では、図10に示すように、映像信号がA/D変換部81を介して制御部82に入力される。
制御部82では、映像信号および測定素子95の出力から、映像信号に対応したランプアレイ150における領域ごとの射出される光量を制御する制御信号値と、映像信号に対応した液晶ライトバルブ40における領域ごとの光透過率の制御信号値と、ミラーデバイス30のマイクロミラーごとの変調を制御する制御信号値と、を決定する。
液晶ライトバルブ40の光透過率の制御信号は、D/A変換部83を介してパネルドライバ39に入力され、パネルドライバ39は、制御信号に基づき液晶ライトバルブ40の各領域における光透過率を制御する。
ランプアレイ150の光量制御信号はランプ電源制御部86に入力され、ランプ電源制御部86は、ランプドライバ149を介して、ランプアレイ150における領域ごとに供給電圧を制御して、領域ごとにランプ151から射出される光量を制御する。
ミラーデバイス30のマイクロミラーごとの変調を制御する制御信号は、ランプ151に供給される電圧により変化する波長分布の影響を補正するため、供給電圧に応じた色テーブル87に基づいて決定されている。このような制御を行うことで、表示される画像の色バランスを一定に保つことができる。
上記の構成によれば、まず、ランプアレイ150の領域ごとに射出される光量を調光し、その後液晶ライトバルブ40によりさらに小さな領域ごとに透過する光量を調光することができる。
そのため、調光可能な領域の大きさに制限のあるランプアレイ150のみによる調光と比較して、液晶ライトバルブ40も用いることにより、さらに小さな領域ごとに階調を制御することができ、画像を鮮明にすることができる。
また、液晶ライトバルブ40のみによる調光と比較して、光源(ランプアレイ150)自体による調光も用いることにより、液晶ライトバルブ40により遮光される光量を減らすことができる。そのため、ランプアレイ150から射出された光の利用効率を向上させることができ、投射型表示装置の消費電力を削減することができる。
また、ミラーデバイス30への入射光を、液晶ライトバルブ40およびランプアレイ150を用いて2段階に調光することができる。そのため、各領域におけるダイナミックレンジ中で使用できる階調の増加をきめ細かく制御することができ、画像を鮮明にすることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、照明装置として白色光を射出するLEDを用い、白色光をカラーホイールにてRGBの色光に変換する構成に適応して説明したが、この白色LEDとカラーホイールとより構成されているものに限られることなく、RGBの各色光を射出するLEDからなる照明装置で直接RGBの色光を射出する構成など、その他各種の構成に適応することができるものである。
本発明による実施の形態に係る投射型表示装置の概略図である。 本発明における投射画像を4つに分割した場合を示す概念図である。 本発明における画素値と出力値との関係を示す図である。 同、投射型表示装置の駆動回路の構成を示すブロック図である。 本発明による別の実施の形態に係る投射型表示装置の概略図である。 同、投射型表示装置の駆動回路の構成を示すブロック図である。 本発明による別の実施の形態に係る投射型表示装置の概略図である。 同、投射型表示装置の駆動回路の構成を示すブロック図である。 同、変形例に係る投射型表示装置の概略図である。 同、投射型表示装置の駆動回路の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10・・・光源、 11・・・ランプ、 30・・・ミラーデバイス、 40・・・液晶ライトバルブ(調光手段、液晶パネル)、 70・・・投射レンズ(投射手段)、 110・・・LEDアレイ(光源、固体光源アレイ)、 111・・・LED(固体光源、発光ダイオード)、 150・・・ランプアレイ(光源)、 151・・・ランプ(光源)

Claims (4)

  1. 光を射出する固体光源が複数配列され、かつ複数の領域に分割された固体光源アレイからなる光源と、
    前記光源から入射された光の射出方向を制御することにより入射した光を時間変調するミラーデバイスと、
    変調された光を投射する投射手段と、
    前記固体光源アレイの前記複数の領域のうち一の領域に対応する複数の領域を備える液晶パネルと、
    前記固体光源から射出される光量を前記固体光源アレイの前記複数の領域毎に制御するとともに、前記液晶パネルの光透過率を前記液晶パネルが備える前記複数の領域毎に制御する制御部と、を備え、
    前記液晶パネルは、前記投射手段が投射する投射画像を分割して得られる複数の分割領域の各々に対応させるように前記ミラーデバイスに入射する入射光を分割し、且つ前記複数の分割領域のうち一の分割領域における最高輝度に基づいて、前記一の分割領域に対応する前記ミラーデバイスに入射する前記入射光を調光し、
    前記制御部は、前記一の分割領域に対応する前記ミラーデバイスに入射する前記入射光の輝度が前記一の分割領域における最大輝度と等しくなるように、前記液晶パネルが備える前記複数の領域のうち前記一の分割領域に対応する一の領域の光透過率と、前記固体光源アレイの複数の領域のうち前記液晶パネルが備える前記一の領域に対応する領域に配列された前記固体光源への供給電圧または供給電流と、を制御することを特徴とする投射型表示装置。
  2. 前記固体光源が、発光ダイオードであることを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。
  3. 前記制御部は、前記液晶パネルを制御する制御信号の値と、前記ミラーデバイスを制御する制御信号の値とを決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の投射型表示装置。
  4. 光を射出する固体光源が複数配列され、かつ複数の領域に分割された固体光源アレイからなる光源と、前記光源から入射された光の射出方向を制御することにより入射した光を時間変調するミラーデバイスと、変調された光を投射する投射手段と、前記固体光源アレイの前記複数の領域のうち一の領域に対応する複数の領域を備えるとともに、前記投射手段が投射する投射画像を分割して得られる複数の分割領域の各々に対応させるように前記ミラーデバイスに入射する入射光を分割し、且つ前記複数の分割領域のうち一の分割領域における最高輝度に基づいて、前記一の分割領域に対応する前記ミラーデバイスに入射する前記入射光を調光する液晶パネルと、を有する投射型表示装置の制御方法であって、
    前記一の分割領域に対応する前記ミラーデバイスに入射する前記入射光の輝度が前記一の分割領域における最大輝度と等しくなるように、前記液晶パネルが備える前記複数の領域のうち前記一の分割領域に対応する一の領域の光透過率と、前記固体光源アレイの複数の領域のうち前記液晶パネルが備える前記一の領域に対応する領域に配列された前記固体光源への供給電圧または供給電流と、を制御することで、前記光源から射出される光量を前記固体光源アレイの前記複数の領域毎に制御するとともに前記液晶パネルの光透過率を前記液晶パネルが備える前記複数の領域毎に制御することを特徴とする投射型表示装置の制御方法。
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