JP4677478B2 - パケット伝送の再送制御方法、及びこれに用いる送信機及び受信機 - Google Patents

パケット伝送の再送制御方法、及びこれに用いる送信機及び受信機 Download PDF

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Description

本発明は、第4世代移動通信システムにおける無線アクセス方式の一候補として開発されているMC−CDMA方式を採用した移動通信システムのパケット伝送の再送制御方法、及びこれを用いた移動通信システム、並びにこの移動通信システムに用いる送信機及び受信機に関し、特に高速パケット伝送において高い信頼性を確保することが可能なパケット伝送の再送制御方法、及びこれを用いた移動通信システム、並びにこの移動通信システムに用いる送信機及び受信機に関するものである。
三好、松元、Wegerter、上杉、"MC−CDMAにおける HARQのデータマッピングに関する検討"、信学技報、RCS2002−37、2002 三木、安部田、佐和橋、"OFDMパケット無線アクセスにおける パケット合成ハイブリッドARQのスループット特性比較"、信学技報、RCS2002−k6、2002
現在、新世代(第4世代)の移動通信システムとしては、移動時で最大20Mbps以上、静止時で最大100Mbps程度の高速パケット伝送を目指す通信システムの検討が開始されている。この新世代移動通信システムで要求される高速パケット伝送を実現するための有力な候補としては、直交周波数間隔に配置されたサブキャリアを持つOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)通信方式を基本とし、拡散シンボルを複数のサブキャリアで送信するMC−CDMA(Multi Carrier −CDMA)方式が検討されている。
本発明者等は、MC−CDMA方式が周波数軸上に複数のサブキャリアを有することに着目し、サブキャリア可変割当てMC−CDMA(SCS−MC−CDMA:Sub-carrier Selecting MC−CDMA)方式を既に提案している。このSCS−MC−CDMA方式は、通常のMC−CDMA方式と異なり、常時全帯域のサブキャリアに拡散シンボルを割当てるのではなく、ユーザの伝送速度に応じたサブキャリア数を割当てることを特徴とするものである。従って、SCS−MC−CDMA方式では、伝送速度が異なるユーザデータを柔軟に収容することができ、最大速度が非常に高いシステムにおいても、全サブキャリアを復調する高速な信号処理を常時行う必要がないため、移動局の信号処理量や消費電力の大幅な低減が期待できる。
ところで、上記SCS−MC−CDMA方式に限らず、MC−CDMA方式を採用した移動通信システムにおいて高速パケット伝送を実現するためには、パケット伝送において高い信頼性を確保することが重要な課題となっている。基地局から移動局に送信するパケットの伝送速度を高速化した場合であっても、伝搬路の状態に起因して移動局で受信したパケットに誤りパケットが発生したときに、伝送特性を改善する技術が必要不可欠となる。
第3世代移動通信システムでは、下り高速データ通信を実現するために、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)技術が標準化されている。このHSDPA技術では、伝搬路状態に応じた適応変調技術やFEC(Forward Error Correction)等の誤り訂正符号化技術、更にはハイブリッドARQ(HARQ:Hybrid Automatic Repeat reQuest )、あるいは高速パケットスケジューリングなどの技術を適用することが検討されている。
上記HSDPA技術で適用が検討されているハイブリッドARQは、誤りパケットの復号前の軟判定情報を移動局側で保存し、次に受信した再送パケットの軟判定情報と合成するパケット合成型のハイブリッドARQである。このパケット合成型ハイブリッドARQでは、一度受信したパケットが誤りパケットであっても、廃棄せずにその軟判定情報を再利用することによってパケットの伝送効率を向上させることができる。そのため、上記パケット合成型ハイブリッドARQは、第4世代の移動通信システムにおいて高速パケット伝送を実現しつつ、パケット伝送の高信頼性を確保するための有効な手段であり、MC−CDMA方式への適用が検討されている(非特許文献1、非特許文献2)。
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記HSDPA技術で適用が検討されているパケット合成型ハイブリッドARQは、最大ドップラー周波数が高い場合のように、合成されるシンボル間の時間相関が低くなる場合には、誤りパケットの復号前の軟判定情報と、次に受信した再送パケットの軟判定情報とを合成する際に、図25に示すように、誤りパケットの受信時と再送パケットの受信時とで、各周波数における受信レベルが変化するため、伝送特性を大幅に改善させることができ、非常に有効な方法である。
ところが、上記パケット合成型ハイブリッドARQは、低速移動時や静止時のように最大ドップラー周波数が低い場合には、合成されるシンボル間の時間相関が大きくなるため、伝送特性の改善効果が低下するという問題点を有している。
更に説明すると、パケット合成型ハイブリッドARQは、図25に示すように、誤りパケットが発生した場合に、所定時間Δtをおいてパケットを再送するという時間ダイバーシチ効果によって、パケット伝送特性の改善を図る手法であると言える。このため、合成されるシンボル間の時間相関が低くなるほど、大きなダイバーシチ利得が得られる。
これに対して、低速移動時や静止時のように最大ドップラー周波数fD が低い場合には、受信電力の時間相関が大きい、つまり合成されるシンボル間の時間相関が大きくなるため、ダイバーシチ利得が低下し、図25に示すように、誤りパケット#1の受信時と、再送パケット#2の受信時とで、各周波数における受信レベルが殆ど変化せず、誤りパケットの復号前の軟判定情報と、次に受信した再送パケットの軟判定情報とを合成しても、パケットの再生率を殆ど向上させることができないという問題点を有している。また、上記パケット合成型ハイブリッドARQは、パケットの再生率が向上しないと、パケットの再送要求が頻繁に起こり、時間当たりの情報伝送効率、つまりスループットが低下したり、遅延時間が増大するなど、通信品質を劣化させる要因が大きくなるという問題点を有している。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、周波数選択性フェージング環境下では、周波数をある程度離せばサブキャリア間の相関を小さくすることができることに着目し、パケットを再送する際に異なるサブキャリアにシンボル配置を変更して送信することによって、高速パケット伝送を実現しつつ、最大ドップラー周波数が低い伝搬路環境においても、パケットの再生率を向上させることができ、伝送特性を大幅に改善することが可能なパケット伝送の再送制御方法、及びこれを用いた移動通信システム、並びにこの移動通信システムに用いる送信機及び受信機を提供することにある。
本発明において、上記課題を解決するための手段を説明するにあたって、まず最初に無線通信媒体である伝搬路環境について考察する。
セルラー通信を想定した場合、一般的な市街地では、遅延スプレッドが数μsec、周波数相関帯域幅が数100kHzである周波数選択性フェージング環境下と考えることができる。
いま、マルチキャリア変復調方式において、サブキャリアの間隔を50kHz程度と想定すると、パケットを再送する際に、同一のシンボルを再送するためのサブキャリアが、数サブキャリア以上だけ離れると、前回の同一シンボルを送信したサブキャリアとの間の周波数相関は、非常に小さくなる。一方、シンボル間の時間相関は、最大ドップラー周波数に依存する。特に、最大ドップラー周波数が非常に低い場合には、時間軸方向の相関と比較して、周波数軸方向の相関は小さくなる。
そこで、本発明では、マルチキャリア変復調方式が複数のサブキャリアを用いてシンボルを送信することと、上述した周波数軸方向の相関特性、つまり、最大ドップラー周波数が非常に低い場合には、時間軸方向の相関に比較して周波数軸方向の相関が小さくなることを考慮し、パケットを再送する度にサブキャリア上のシンボル配置を変更して送信することを特徴とするサブキャリアを再配置するパケット合成型のハイブリッド自動再送要求(ARQ)方式を採用することによって課題を解決するものである。
また、本発明は、パケット合成型ハイブリッドARQのうち、Chase combining 法を用いたパケット合成型ハイブリッドARQや、Incremental redundancy法を用いたパケット合成型ハイブリッドARQにも適用可能である。
パケット合成型ハイブリッドARQにおいて用いられる再送要求信号としてのNACK信号を受信した送信機側は、再送パケットのサブキャリア上のシンボル配置を、前回の送信時とは異ならせて送信するように構成される。その場合、前回の送信時と比較して周波数相関が十分に小さくなるようにサブキャリア上にシンボルが再配置される。本発明は、送受信側の双方でサブキャリア上の再配置規則が既知であればよく、再配置規則としては様々なパターンを使用することができる。
ところで、上記の課題を解決するため、請求項1に記載された発明は、マルチキャリア変復調方式を用いてパケット伝送を行うとともに、受信側でパケットの復号に誤りが発生した場合に、送信側にパケットの再送要求信号を送信し、再送されたパケットの情報と先に受信した誤りパケットの情報とを合成して受信パケットの復号を行うパケット合成型の自動再送要求方式を用いてパケット伝送の再送制御を行うパケット伝送の再送制御方法において、
前記パケットを再送する際に、当該パケットを送信するサブキャリアに対するシンボルの配置を、前回のパケット送信時に対して受信側で算出された周波数相関帯域幅より離れたサブキャリアの配置となるように制御することを特徴とするパケット伝送の再送制御方法である。
さらに、請求項2に記載された発明は、マルチキャリア変復調方式によってパケット伝送を行うとともに、受信側でパケットの復号に誤りが発生した場合に、送信側にパケットの再送要求信号を送信して、再送されたパケットの情報と、先に受信した誤りパケットの情報とを合成して受信パケットの復号を行うパケット合成型の自動再送要求方式を用いてパケットを送受信する移動通信システムに用いられる送信機において、
前記パケットを再送する際に、当該パケットを送信するサブキャリアに対するシンボルの配置を、前回のパケット送信時に対して前記受信側で算出された周波数相関帯域幅より離れたサブキャリアに再配置する再配置手段を備えたことを特徴とする送信機である。
又、請求項3に記載された発明は、マルチキャリア変復調方式によってパケット伝送を行うとともに、受信側でパケットの復号に誤りが発生した場合に、送信側にパケットの再送要求信号を送信して、再送されたパケットの情報と、先に受信した誤りパケットの情報とを合成して受信パケットの復号を行うパケット合成型の自動再送要求方式を用いてパケットを送受信する移動通信システムに用いられる受信機において、
前記送信側から再送されてくるパケットのサブキャリアに対するシンボルの配置を、変更前の状態に再配置する再配置手段と、
前回のパケット送信時における周波数相関帯域幅を算出する周波数相関帯域幅算出手段と、
前記周波数相関帯域幅算出手段によって算出された周波数相関帯域幅を送信側に通知する通知手段とを備えたことを特徴とする受信機である。
更に、請求項4に記載された発明は、請求項3に記載された受信機において、
前記マルチキャリア変復調方式が、時間軸方向に拡散処理を行うMC−CDMA方式であることを特徴とする受信機である。
また、請求項5に記載された発明は、請求項3に記載された受信機において、
前記マルチキャリア変復調方式が、周波数軸方向に拡散処理を行うMC−CDMA方式であることを特徴とする受信機である。
本発明によれば、周波数軸上の相関が低いサブキャリアを利用して再送パケットを送信しているため、大きなダイバーシチ利得が得られる。したがって、最大ドップラー周波数が低い環境下であってもパケット合成によるダイバーシチ利得が得られることから、パケット合成型のハイブリッド自動再送要求方式において大幅な伝送特性の向上を図ることが可能となる。そのため、本発明を適用することで、パケットの伝送速度を高速化した場合であっても、伝搬路状態によらず、常に良好な通信品質を維持することが可能なパケット伝送の再送制御方法、及びこれを用いた移動通信システム、並びにこの移動通信システムに用いる送信機及び受信機を提供することができる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1に係るパケット伝送の再送制御方法を適用したMC−CDMA方式の移動通信システムである。
この移動通信システム1は、送信側としての基地局2と、受信側としての移動局3とを備えている。なお、移動局3は、便宜上、1つのみ図示されているが、実際には、複数の移動局3が配置されていることは勿論である。
また、上記移動通信システム1は、マルチキャリア変復調方式として時間領域で拡散するMC−CDMA方式を用いて送信機と受信機との間でパケット伝送を行うものであるが、送信機としては基地局2に配備される送信機を、受信機としては個々のユーザが使用する移動局3としての受信機を、それぞれ想定しており、本発明は、主にダウンリンク(基地局から移動局へ)の通信において適用されるものである。但し、これに限定されるものではない。
図2において、符号100は基地局2に配備される送信機を示すものであり、この送信機100は、大別して、データストリーム出力部101と、チャネル符号化部102と、1次変調部103と、バッファメモリ104と、再配置手段としてのシンボル再配置(アロケータ)部105と、再配置制御手段としてのシンボル再配置(アロケータ)制御部106と、拡散処理部107と、S/P(Serial/Parallel)変換部108と、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)部109と、ガードインター バル(GI)付加部110とを備えている。なお、上記逆高速フーリエ変換(IFFT)部109は、逆離散フーリエ変換部(IDFT)としても良い。
上記データストリーム出力部101には、文字情報や画像情報などのディジタル情報からなる送信データ111が順次入力され、このデータストリーム出力部101からは、複数の送信データ111が一連のデータストリーム112として出力される。このデータストリーム出力部101から出力されたデータストリーム112は、チャネル符号化部102に入力され、当該チャネル符号化部102では、データストリーム112に対して誤り検出符合化及び誤り訂正符号化等の所定の符号化処理が施される。上記チャネル符号化部102によって符号化された符号化データ113は、1次変調部103によって、所定bit数毎に1次変調され、シリアル信号としての送信シンボル列114が生成される。この1次変調器103における変調方式の指定は、1つのパケットに収まる符号化データ113毎に行うことも可能となっている。上記1次変調器103では、例えば、符号化データ113に対して、位相変調の一種であるBPSK(Binary Phase Shift Keying )変調、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)変調や、振幅変調の一種である16QAM(Quadrature Amplitude Modulation )変調、64QAM変調等の変調が施されるが、他の変調が施されるように構成しても勿論良い。
上記1次変調器103によって1次変調された送信シンボル列114は、拡散処理部107により所定の拡散符号を用いて時間領域で拡散された後、S/P変換器108によってパラレル信号である1つのパケットを構成するサブチャネル信号1150 〜115N-1 に変換される。また、上記送信シンボル列114は、同時にバッファメモリ104に一時記憶される。上記シリアル/パラレル変換器108によってパラレル信号に変換された各サブチャネル信号1150 〜115N-1 は、逆高速フーリエ変換器109によって複数のサブキャリアに対応したマルチキャリア変調信号116に変換される。更に、上記マルチキャリア変調信号116には、ガードインターバル付加器110によってガードインターバル(GI)信号が付加されることにより、1つのパケットのデータシンボルを構成する送信シンボル117が生成される。上記1パケット毎の送信シンボル117は、図示しないフィルター等を介して送信アンテナ118から送信される。
さらに、上記基地局2は、図2に示すように、受信器部120と、当該受信器部120で受信されたACK信号と再送要求信号としてのNACK信号とに基づいて、データストリーム出力部101におけるデータの送出を制御するデータ送出制御部121とを備えている。また、上記データ送出制御部121は、受信器部120でACK(入力待機解除)信号を受信すると、データストリーム出力部101によって次のパケットに相当するデータストリーム112を送出するように制御するとともに、受信器部120でNACK(入力待機)信号を受信すると、データストリーム出力部101によって次のデータストリーム112を送出する動作を一時待機するように構成されている。さらに、上記シンボル再配置制御部106は、受信器部120でNACK(入力待機)信号を受信すると、シンボル再配置部105によってバッファメモリ104に記憶された各シンボルの位置を再配置するように制御を行うようになっている。また、このシンボル再配置制御部106は、受信器部120でACK(入力待機解除)信号を受信した場合には、シンボル再配置部105による各シンボルの再配置制御を行わないで、後続のパケットの送信を開始する。
また、上記ガードインターバル付加器110は、逆高速フーリエ変換器109の出力の一部、例えば、後端の1/4を切出して、当該切出したガードインターバル(GI:Guard Interval)信号を、逆高速フーリエ変換器109の出力116の先頭に付加することにより、送信シンボル117を構成するようになっている。このように、上記ガードインターバル(GI)は、例えば、図3に示すように、OFDMのシンボル長の1/4の長さに設定され、送信される全シンボル長は、OFDMシンボル長の5/4となる。但し、上記ガードインターバル(GI) 長は、OFDMのシンボル長の1/4の長さに限定されるものではなく、他の値に設定しても良いことは勿論である。
上述したMC−CDMA方式における送信シンボル117は、図4に示すように、OFDM方式を用いて多重化されており、互いに直交関係にある複数のサブキャリア信号301によって構成されている。サブキャリア信号301の数Nは、例えば、1024に設定されるが、これに限定されるものではないことは勿論である。ここで、N個のサブキャリア301が占めるバンド幅は、例えば、40.96MHzとなる。
また、上記N個のサブキャリア信号301は、必ずしもすべてのサブキャリア信号301を常時使用する必要はなく、例えば、N個のサブキャリア信号301を複数のブロックに分割し、ユーザの要求する伝送速度に応じて、適宜数のブロックのサブキャリア信号301を使用するように構成しても良い。
このように、常時全帯域のサブキャリアに拡散シンボルを割当てるのではなく、ユーザの伝送速度に応じたサブキャリア数を割当てる方式は、サブキャリア可変割当てMC−CDMA(SCS−MC−CDMA:Sub-carrier Selecting MC−CDMA)方式と 呼ばれるものである。
また、パイロットシンボル302は、データシンボル303と共に時間軸方向へ拡散されており、符号多重化されている。ここで、パイロット信号302は、例えば、オール「1」のコードで拡散され、パイロット信号302の時間波形は、時間軸で連続するすべてのOFDMシンボルで等しく設定される。
なお、ここでは、データシンボル303とパイロットシンボル302とを、時間軸方向に拡散した場合について説明したが、これらデータシンボル303とパイロットシンボル302とを、周波数軸方向に拡散した場合でも、同様に適用できることは勿論である。
そして、時間軸方向へ拡散された個々のキャリア信号を、逆高速フーリエ変換器109によって逆高速フーリエ変換して重ね合わせることにより、ベースバンドOFDM信号が生成される。
ところで、この実施の形態に係るパケット伝送の再送制御方法では、マルチキャリア変復調方式を用いてパケット伝送を行うとともに、受信側でパケットの復号に誤りが発生した場合に、送信側にパケットの再送要求信号を送信し、再送されたパケットの情報と先に受信した誤りパケットの情報とを合成して受信パケットの復号を行うパケット合成型の自動再送要求方式を用いてパケット伝送の再送制御を行うパケット伝送の再送制御方法において、前記パケットを再送する際に、当該パケットを送信するサブキャリアに対するシンボルの配置を、前回のパケット送信時と異ならせるように制御するように構成されている。
また、この実施の形態に係る移動通信システムでは、マルチキャリア変復調方式を用いて送信機と受信機との間でパケット伝送を行うとともに、受信機側でパケットの復号に誤りが発生した場合に、送信機側にパケットの再送要求信号を送信し、再送されたパケットの情報と先に受信した誤りパケットの情報とを合成して受信パケットの復号を行うパケット合成型の自動再送要求信方式を用いてパケット伝送を行う移動通信システムにおいて、前記送信機は、パケットを再送する際に、当該パケットを送信するサブキャリアに対するシンボルの配置を、前回のパケット送信時と異なるように再配置する再配置手段を備えるとともに、前記受信機は、前記送信機から再送されてくるパケットのサブキャリアに対するシンボルの配置を、変更前の状態に再配置する再配置手段を備えるように構成されている。
また、この実施の形態では、前記パケットを再送する際に、前記サブキャリアに対するシンボルの配置を変更する規則として、送信機及び受信機側の双方で予め既知の再配置規則を使用するように構成されている。
すなわち、上記送信機100では、上述したように、受信器部120でNACK((Negative Acknowledgement :入力待機)信号を受信すると、データ送出制御部121によってデータストリーム出力部101から次のパケットに相当するデータストリーム111を出力するのを待機するように構成されている。また、上記シンボル再配置制御部106は、受信器部120でNACK(入力待機)信号を受信すると、シンボル再配置部105によってバッファメモリ104に記憶された送信シンボル列114の各シンボルのサブキャリアに対する配置を変更するように制御を行うものである。上記シンボル再配置部105は、送信シンボル列114の各シンボルと、サブキャリアの対応関係を変更することができるものであれば良い。
上記シンボル再配置部105では、図1に示すように、例えば、送信シンボル列114のシンボルの総数を8個とすると、1番目のシンボルS1〜8番目のシンボルS8からなるシンボル列114が入力されると、予め決められた再配置規則に従って、各シンボルS1〜S8の配置を変更して再配置するように構成されている。シンボル再配置部105は、例えば、1番目のシンボルS1〜8番目のシンボルS8のうち、先頭のシンボルS1から順に所定数n(図示例では、n=2)だけ後方にずらすとともに、最後のn個のシンボルS7、S8を、そのままの順番で先頭に移動させるように構成されている。このシンボルの再配置規則では、シンボルの総数が多い場合でも、シンボル全体で順次シンボルを再配置するように決定されている。なお、後方にずらすシンボルの数nは、適宜変更することが可能となっている。
上記シンボルの再配置規則としては、図1に示すものに限らず、図5に示すように、複数(例えば、1024個)のサブキャリアを32個のサブキャリアずつ複数(例えば、32個)のブロックに分割し、各ブロックの中で、先頭のシンボルS1から順に所定数n(図示例では、n=8)だけ後方にずらすとともに、最後のn個のシンボルを、そのままの順番で先頭に移動させるような再配置規則を採用しても良い。
また、上記シンボルの再配置規則としては、複数のサブキャリアに対応したシンボルを乱数等を用いてランダムに再配置するような再配置規則を用いても良い。ただし、この場合には、ランダムに再配置する際に用いた乱数として、送受信機の双方で既知のものを用いる必要がある。
上記シンボル再配置部105で再配置された送信シンボル列114は、図2に示すように、通常と同様に、拡散処理部107で時間軸方向に拡散処理された後に、S/P変換器108によってパラレル信号であるサブチャネル信号1150 〜115N-1 に変換されるとともに、逆高速フーリエ変換器109によってマルチキャリア変調信号116に変換され、ガードインターバル付加器110によってガードインターバル(GI)信号が付加されて、再送パケットである送信シンボル117として送信される。
図2は時間領域で拡散するMC−CDMA方式の移動体通信システムにおける受信機の構成をも示すブロック図である。
この実施の形態1では、マルチキャリア変復調方式によってパケット伝送を行うとともに、受信側でパケットの復号に誤りが発生した場合に、送信側にパケットの再送要求信号を送信して、再送されたパケットの情報と、先に受信した誤りパケットの情報とを合成して受信パケットの復号を行うパケット合成型の自動再送要求方式を用いてパケットを送受信する移動通信システムに用いられる受信機において、前記送信側から再送されてくるパケットのサブキャリアに対するシンボルの配置を、変更前の状態に再配置する再配置手段を備えるように構成されている。
上記受信機200は、主として、ガードインターバル(GI)除去部201と、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform )部202と、P/S(Parallel/Serial)変換部203と、逆拡散処理部204と、伝搬路推定部205と、伝搬路補償部206と、複数のバッファメモリからなる第1のバッファメモリ207と、パケット合成型HARQ制御部208と、複素合成部209と、第2のバッファメモリ210と、シンボル再配置(デアロケータ)部211と、シンボル再配置(デアロケータ)制御部212と、一次復調部213と、第1のチャネル復号部214と、第2のチャネル復号部215と、送信器部217を介してACK/NACK信号を送信するように制御するACK/NACK送信制御部216とを備えている。なお、上記高速フーリエ変換(FFT)部202は、離散フーリエ変換部(DFT)としても良い。
上記受信機200では、受信アンテナ218で受信されフィルター(図示せず)を介した受信信号219がガードインターバル除去器201に入力され、当該ガードインターバル除去器201によって受信信号219からガードインターバル(GI)が除去される。その後、ガードインターバル(GI)が除去された受信信号220は、高速フーリエ変換器202によりサブキャリア毎の受信信号2210 〜221N-1 が求められる。上記高速フーリエ変換器202によってサブキャリア毎に求められた受信信号2210 〜221N-1 は、P/S変換器203によりシリアル信号に変換されて、受信シンボル列222が得られる。上記受信シンボル列222は、逆拡散処理部204によって時間領域で逆拡散される。この逆拡散処理部204によって逆拡散された受信シンボル列223は、伝搬路補償部206によって伝搬路特性が補償された後、受信シンボル列224として第1のバッファメモリ207に一旦記憶される。なお、再送されたパケットの受信シンボル列224は、伝搬路補償部206によって伝搬路特性が補償された後、第2のバッファメモリ210に一旦記憶される。なお、上記受信シンボル列224が第1のバッファメモリ207に記憶されるか、又は第2のバッファメモリ210に記憶されるかは、当該受信シンボル列224の受信回数によって決定される。即ち、初回のパケットの受信シンボル列224であれば、第1のバッファメモリ207が初回の受信信号であることを判別し、当該第1のバッファメモリ207に記憶し、再送されたパケットの受信シンボル列224であれば、第2のバッファメモリ210が2回目以降の受信シンボル列224であることを判別して、当該第2のバッファメモリ210に記憶する。
さらに、上記受信シンボル列224は、1次復調部213によって復調された後、第1のチャネル復号部214によって誤り訂正符号を用いて復号されるとともに、第2のチャネル復号部215によって誤り検出符号を用いて復号の誤りが検出される。その際、上記第2のチャネル復号部215によって復号の誤りが検出された場合には、ACK/NACK送信制御部216からNACK信号を送信するように制御され、送信器部217からは、NACK信号が送信アンテナ230を介して送信機100に向けて出力される。また、上記第2のチャネル復号部215によって復号の誤りが検出されなかった場合には、ACK/NACK送信制御部216からACK信号を送信するように制御され、送信器部217からは、ACK信号が送信アンテナ230を介して送信機100に向けて出力されるようになっている。
また、上記NACK信号に応じて送信機100から再送されたパケットは、第2のバッファメモリ210に一旦記憶された後、シンボル再配置部211に送られ、当該シンボル再配置部211によって再送パケットのシンボル配置が元の位置に再配置される。
上記シンボル再配置制御部212は、予め送信機100がパケットを再送する際に、シンボルをどのように再配置するかを示す再配置規則に関する情報を有しており、当該シンボル再配置制御部212は、送信機100からパケットが再送される毎に、予め既知の再配置規則に従って再送パケットのシンボル配置を元の位置に再配置するようにシンボル再配置部211を制御するように構成されている。
上記シンボル再配置部211は、例えば、図6に示すように、シンボル再配置制御部212からの信号に基づいて、先頭の所定数nのシンボルS7、S8を最後に移動させ、n+1番目のシンボルを先頭にして順に先頭側へずらすように再配置させるようになっている。同様に、上記シンボル再配置部211では、再送パケットを受信するたびに、シンボル再配置制御部212からの信号に基づいて、先頭の所定数nのシンボルを最後に移動させ、n+1番目のシンボルを先頭にして順に先頭側へずらすように移動させるようになっている。
また、上記パケット合成型HARQ制御部208は、再送パケットがシンボル再配置部211によってシンボル配置が元の位置に再配置されると、当該再配置されたシンボル列224は、第1のバッファメモリ207の他のメモリにバッファリングされる。すると、上記第1のバッファメモリ207の他のメモリにバッファリングされた再送パケットは、第1のバッファメモリ207に記憶された初回の誤りパケットとともに複素合成部209に送られ、当該複素合成部209では、逆拡散処理された軟判定情報である初回の誤りパケットと再送パケットとが複素合成される。この複素合成部209で複素合成された初回パケットと再送パケットは、1次復調部213に送られて復調され、再度、第1のチャネル復号部214によって誤り訂正符号を用いて復号されるとともに、第2のチャネル復号部215によって誤り検出符号を用いて復号の誤りが検出される。そして、上記第2のチャネル復号部215によって復号の誤りが検出されなかった場合には、ACK/NACK送信制御部216からACK信号を送信するように制御され、送信器部217からは、ACK信号が送信アンテナ230を介して送信機100に出力される。また、上記第2のチャネル復号部215によって復号の誤りが検出されてしまった場合には、ACK/NACK送信制御部216から再度NACK信号を送信するように制御され、送信器部217からは、NACK信号が送信アンテナ230を介して送信機100に出力されるようになっている。
上記パケット合成型HARQ制御部208では、Chase combining 法を採用するように構成されているが、これに限らず、Incremental redundancy法を採用しても良い。パケット合成型HARQ制御部208は、複素合成部209に対して、採用している方式がChase combining 法かIncremental redundancy法かを示す情報と、Incremental redundancy法を採用している場合には、使用しているパンクチャ規則を通知するように構成されている。また、上記パケット合成型HARQ制御部208は、Incremental redundancy法を採用している場合には、図2中、符号235に示すように、合成後の符号化率を第1のチャネル復号部214に通知するように構成され、第1のチャネル復号部214は、通知された符号化率に応じたチャネル復号を行うものとなっている。
なお、上記NACK信号を送信する回数は、例えば、1回にのみ設定されるが、このNACK信号を送信する回数は、任意であり、2回、3回など、複数回に設定しても良い。
このように、上記MC−CDMA方式を採用した移動通信システム1においては、第2のチャネル復号部215によって受信機200側で受信したパケットの復号に誤りがあったことが検出されると、再送要求信号としてのNACK信号を送信機100側に送り、送信機100側からパケットを再送することによって、パケット伝送における高い信頼性を確保するように構成されている。
その際、上記移動通信システム1では、誤りパケットの復号前の軟判定情報を受信機200の第1のバッファメモリ207で保存し、次に受信した再送パケットの軟判定情報と複素合成部209によって合成するパケット合成型のハイブリッドARQ方式が採用されている。このパケット合成型ハイブリッドARQは、一度受信したパケットが誤りパケットであっても、廃棄せずにその軟判定情報を再利用することによってパケット伝送効率を向上させることができる。
図7はこのパケット合成型のハイブリッドARQの動作を示す説明図である。
上記パケット合成型ハイブリッドARQには、主に、(a)Chase combining 法と、(b)Incremental redundancy法の2つの方法がある。
上記Chase combining 法では、図7に示すように、受信機200側で受信パケットの復号に失敗し、受信パケットに誤りが検出されると、受信機200の送信器部211から送信機100側に再送要求信号としてNACK信号を送信してパケットの再送要求を行うとともに、受信パケットの復号前の軟判定情報を受信機200の第1のバッファメモリ207に保存する。そして、送信機100側は、図2に示すように、NACK信号を受信器部120で受信すると、同一パケットをサブキャリアに対するシンボルの配置を変更して再配置した状態で再度受信機200側に送信する。受信機200側は、再送パケットを受信すると、再送パケットのシンボルを元の状態に再配置した上で、当該再送パケットの復号前の軟判定情報と、先に保存している誤りパケットの軟判定情報とを合成してから復号を行うようになっている。受信機200側は、同じ情報を送信した複数のパケットを合成することでダイバーシチ利得が得られ、誤り率特性を改善することが可能となる。
一方、Incremental redundancy法では、図7(b)に示すように、送信機100側はパンクチャド符号化されたパケットを送信する。送信機100側でNACK信号を受信した場合は、先に送信したパケットに適用した消去規則と異なる消去規則を用いて再送パケットをパンクチャド符号化し、送信する。再送パケットを受信した受信機200側は、NACK送信時に保存した誤りパケットの軟判定情報と受信した再送パケットの軟判定情報を組み合わせて復号を行うようになっている。受信機200側は、異なる消去規則のパンクチャド符号を組み合わせることでパンクチャド前の符号語に近付けることが可能となる。この結果、再送の度に符号化率を例えば3/4から3/8に小さくすることと等価になることから、誤り率特性の改善を図ることができるようになっている。
以上の構成において、この実施の形態に係る移動通信システムでは、次のようにして、周波数選択性フェージング環境下では、周波数をある程度離せばサブキャリア間の相関を小さくすることができることに着目し、パケットを再送する際に異なるサブキャリアにシンボル配置を変更して送信することによって、高速パケット伝送を実現しつつ、最大ドップラー周波数が低い伝搬路環境においても、パケットの再生率を向上させることができ、伝送特性を大幅に改善することが可能となっている。
すなわち、この実施の形態に係る移動通信システム1では、図8に示すように、基地局2の送信機100からパケットを所定のタイミングで順次送信するとともに、移動局3の受信機200によって受信して復調した後、復号するようになっている。上記移動局3の受信機200は、図9に示すように、パケット信号を受信すると(ステップ101)、第2のチャネル復号部215によって受信したパケットの復号に誤りがあった否かが検出され、パケットの復号に誤りがなかった場合には、送信機100に向けてACK信号を送り(ステップ102)、パケットの復号に誤りがあった場合には、送信機100に向けてNACK信号を送るとともに(ステップ103)、パケットの軟判定情報を第1のバッファメモリ207に保存する(ステップ104)。
一方、上記基地局2の送信機100は、図10に示すように、パケットを送信した後(ステップ201)、移動局3の受信機200側からACK信号を受信すると(ステップ202)、次のパケットを送信する(ステップ201)。また、上記送信機100は、パケットを送信した後に(ステップ201)、移動局3の受信機200側からNACK信号を受信した場合には(ステップ203)、パケットを再送した回数をカウントし(ステップ204)、当該再送回数が最大再送回数以上である場合には、送信を停止する(ステップ205)。なお、送信を停止した後は、上位層のアプリケーションの指示に従い、接続を切断したり、該当パケットの送信を断念して、次のパケットを送信するような制御が行われる。
また、再送回数が最大再送回数以上でない場合には、再送パケットを再送回数と再配置規則に基づき、再送パケットのシンボルをシンボル再配置部105によって再配置した後(ステップ206)、再送パケットを送信する(ステップ201)。
これに伴って、移動局3の受信機200は、図9に示すように、再送パケットを受信すると(ステップ105)、第2のバッファメモリ210に保存し、再送パケットを再送回数と再配置規則に基づき、再送パケットのシンボルをシンボル再配置部211によって元の位置に戻し、第1のバッファメモリ207に保存する(ステップ106)。そして、上記受信機200は、第1のバッファメモリ207に保存されている誤りパケットと、再送パケットの軟判定情報を複素合成部209によって合成し(ステップ107)、復調した後、第2のチャネル復号部215によって復号に誤りがあった否かが検出される。その後、パケットの復号に誤りがなかった場合には、送信機100に向けてACK信号を送り(ステップ102)、パケットの復号に誤りがあった場合には、送信機100に向けてNACK信号を送る(ステップ103)。
このように、上記実施の形態に係る移動通信システム1では、図8に示すように、基地局2の送信機100からパケットを所定のタイミングで順次送信するとともに、移動局3の受信機200によって受信し、受信したパケットの復号に誤りがあった否かが検出され、パケット復号の誤りの有無によって、ACK信号又はNACK信号を送信するようになっている。
そして、上記送信機100では、NACK信号を送信して、復号に誤りがあったパケットを再送する際に、そのままパケットを再送するのではなく、図1に示すように、当該パケットのサブキャリアに対するシンボルの配置を異ならせて再配置した状態で送信する。このシンボルを配置することによって、同一のシンボルを再送する際のサブキャリアが、誤りパケットの送信時に比べて、例えば、一般的な市街地における周波数相関帯域幅(200kHz程度)以上離れるように設定して、再送パケットを送信する際の周波数に対する受信レベルが、図11に示すように、誤りパケットの送信時と異なる時間ダイバーシチ効果を確実に得ることができ、誤りパケットと再送パケットの軟判定情報とを合成することによって、非常に高いパケットの再生効率を得ることができ、MC−CDMA方式を採用することによって、高速パケット伝送を実現しつつ、最大ドップラー周波数が低い伝搬路環境においても、パケットの再生率を向上させることができ、伝送特性を大幅に改善することが可能となっている。
その際、上記移動局3の受信機200では、誤りパケットと再送パケットの軟判定情報とを合成するにあたって、再送パケットではシンボル配置が変更されているため、元の位置に再配置した後に合成するように構成されている。
上記シンボルの再配置は、シンボル再配置部によって極めて容易に行うことができ、送信機100及び受信機200として、装置の構成上、ハードウエアの構成が複雑となったり、処理が煩雑となることもなく、低コスト及び処理の負担を増大させることなく、実現することが可能である。
実験例1
本発明者らは、本発明の効果を確認するために、SCS−MC−CDMA方式に上記実施の形態1に係る方法を適用した移動通信システム及び送受信機において、伝送特性がどのように改善するかを計算機シミュレーションによって評価する実験を行った。尚、本実験例では、パケット合成型ハイブリッドARQとして図3に示すchase combining 法を用いて評価した。
図12は計算機シミュレーションの条件を示したものである。シンボル変調は、QPSK及び16QAMとし、サブキャリア総数はNc=1024、サブキャリア間の直交周波数間隔はΔf=40kH zとして、使用周波数帯域幅はfB =40.96MHzとした。このとき、マルチキャリア信号(OFDMシンボル)の1シンボル長はTs=25.0μsであるが、シンボル間干渉を低減するためのガードインターバルをTGI=6.25μs(Ts/4)だけ付加した。拡散コードは拡散長がPG=16のWH( Walsh Hadamard)符号を用い、コード拡散方向は時間軸方向とした。受信機200側での逆拡散処理は等利得合成(EGC:Eqaul Gain Combining)を用いた。同期検波に必要なパイロットシンボルはデータシンボルにコード多重するため、コード多重数Cmax は15としている。本実験例では簡単のためチャネル推定値は理想的に得られるものとする。誤り訂正符号には、拘束長がK=7、符号化率がr=1/2の畳み込み符号を用い、復号には軟判定ビタビアルゴリズムを用いた。
図5はこの実験例1で使用した送信フレームの構成を示したものである。再送単位であるフレーム長は0.5msec、ARQの再送時間間隔は10msecとした。
受信機200側でデータシンボルを逆拡散して復号を行い、誤りビットが発生した場合は送信機100側から再送パケットのフレームを送信する。ここで誤り検出は理想的に行われ、またACK/NACK信号の送信は誤りなく行われると仮定し、最大再送回数はここでは1回としていた。また、再送フレームのサブキャリア上のシフト量Δnは8とした。このとき、再送前後の周波数差はΔfs=320kHz(=ΔfΔn)となり、一般的な市街地での周波数相関帯域幅が200kHz程度(遅延スプレッドは1.0μsec) であることを考慮すれば、合成するシンボル間の相関は十分に小さい値となっていると考えることができる。ただし、SCS−MC−CDMAでは32サブキヤリアを1ブロックとしてユーザに割当てることが想定されているため、1ブロック(32サブキャリア)内に閉じてシンボル再配置のサブキャリアシフトを行っている。そのため、図5のように拡散シンボルS1 ,S2 ,…, S32,S33,…, S1024を、初回の送信パケットではサブキャリアf1 ,f2 ,…, f32,f33,…, f1024を用いて送信し、再送パケットではサブキャリアf9 ,f10,…, f8 ,f41,…, f1000を用いて送信している。
また、送信機100と受信機200との間の無線区間における伝搬路モデルとして、本実験例1では、図13に示すように、離散パスモデルを用いている。本実験例1で、市街地におけるパスモデルを想定しており、受信パス数をM=15、各パスの平均受信電力は先頭波から順に|Δk|=1.5dBだけ減衰していく指数関数モデルとした。各パスの瞬時変動は独立なレイリー分布に従うものとし、各パスの平均受信電力Γk はその和が0dB(ΣM k=1 1010=1)となるように正規化している。また、各パスの遅延時間差は全て等しくΔτsecとする。遅延スプレッドσs については、各パスの遅延時間差Δτを変化させることで与えており、本実験例1では、最大ドップラー周波数がfD =1.0Hz、遅延スプレッドがσs =1.0μsecの場合について評価を行った。
図14乃至図16は上記実験例1における計算機シミュレーションの結果を示すグラフである。
ここでは、本実施の形態1の方法を適用した場合(Proposed)の改善効果を、(i) 再送制御を行わない場合( Nmax =0)、(ii)従来のChase combining 法の場合(従来法:Conventional )、(iii) 従来のChase combining 法でfD Δt=∞とした場合(Ideal )と比較して評価した。
図14(a)は1次変調をQPSKとした場合の平均Eb /N0 とビット誤り率特性の関係を、図6(b)は平均Eb /N0 とフレーム誤り率特性をそれぞれ示したものである。ただし、最大再送回数はNmax =1、最大ドップラー周波数はfD =1.0Hz、再送時間間隔はΔt=10msec(fD Δt=0.01)、遅延スプレッドはσs =1.0μseとしている。また、各ユーザのEb /N0 はパイロットシンボルの電力を考慮しておらず、パイロットシンボルと1ユーザあたりのデータシンボルは等しいものとしている。
図14(a)から明らかなように、本実施の形態を適用した場合、ビット誤り率10-4をを満たす所要Eb /N0 は約4.5dBであり、従来のChase combining 法と比較して約2.0dB改善されることが分かる。また、図14(b)からは、フレーム誤り率10-3を満たす所要Eb /N0 は6dBであり、従来のChase combining 法と比較して同じく約2.0dB改善されることが分かる。
また、図15(a)は1次変調が16QAMの場合の平均Eb /N0 とビット誤り率特性の関係を、図15(b)は平均Eb /N0 とフレーム誤り率特性をそれぞれ示したものである。
図15(a)より、本実施の形態を適用した場合、ビット誤り率10-4を満たす所要Eb /N0 は約12.5dBであり、従来のChase combining 法と比較して約5.5dB改善されることが分かる。また、図7(b)からは、フレーム誤り率10-2を満たす所要Eb /N0 は約13.0dBであり、従来のChase combining 法と比較して約7 .0dB改善されることが分かる。
さらに、図14及び図15より、本実施の形態に係る方法は、従来法では最大ドップラー周波数が非常に小さくて時間ダイバーシチ効果が殆ど得られない場合(fD Δt=0.01、fD =1Hz)でも、QPSK、16QAMともに理想に近い誤り率特性を実現していることがわかる。
図16は平均Eb /N0 とスループット特性の関係を示したものである。ただし、縦軸は理想的な伝送状態にあるQPSKのスループットで規格化した相対スループットを示している。
図16(a)はQPSKの場合、同(b)は16QAMの場合をそれぞれ示している。
図16から明らかなように、本実施の形態に係る方法は、従来法と比較してスループットを大きく改善できることが分かった。特に、16QAMにおけるスループットの改善効果は大きく、従来法では平均Eb /N0 が13dB以上の領域で16QAMのスループットがQPSKのスループットを上回っているのに対し、提案法では平均Eb /N0 が9dB以上の領域で16QAMのスループットがQPSKのスループットを上回っていることがわかる。
図17乃至図19は、最大再送回数を3に設定した場合における1次変調がQPSKと16QAMのそれぞれの誤り率特性とスループットの関係を示したものである。
図17乃至図19から明らかなように、最大再送回数を3に設定した場合における改善効果は大きく、最大再送回数を3に設定した場合でも、本発明を適用することで、スループット特性を改善することができることが分かる。
実施の形態2
図20はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態2では、パケットを再送する際に、前記サブキャリアに対するシンボルの配置を変更する規則として、前記受信機側で決定した規則を使用するとともに、当該受信機側で決定したサブキャリアの再配置規則を送信機側に通知するように構成されている。
また、この実施の形態2では、通信伝搬路環境を測定して、再送パケットにおいて周波数相関帯域幅より離れたサブキャリア配列規則を決定して、当該受信機側で決定したサブキャリアの配列変更規則を送信側に通知するように構成されている。
すなわち、この実施の形態2では、図20に示すように、移動局としての受信機200が、伝搬路推定部205から信号に基づいて周波数相関の帯域幅を算出する周波数相関帯域幅算出部240を備えており、この周波数相関帯域幅算出部240によって算出された周波数相関帯域幅の値に基づいて、再配置規則決定部241によってシンボルを再配置する際におけるシンボルの移動数nを決定するように構成されている。上記再配置規則決定部241によって決定された再配置規則データは、シンボル再配置制御部212に送られ、このシンボル再配置制御部212では、決定された再配置規則に基づいてシンボルの再配置制御動作が行われる。また、この実施の形態2では、図21に示すように、予め、シンボル再配置制御部212が再配置のパターンテーブルを備えている。
そして、この実施の形態2では、図22に示すように、受信機200がパケットを受信すると、周波数相関帯域幅算出部240は、パイロットシンボルを用いて、図23に示すように、伝搬路の遅延スプレッドσs を測定し(ステップ301)、測定された伝搬路の遅延スプレッドσs を用いて、例えば、次の式(1)に示すような関係式を用いて、周波数相関帯域幅:2×Δfs を算出する(ステップ302)。
ρf ≒1/{1+(2π×Δfs ×σs 2 } ・・・(1)
ここで、式(1)に示す関係式は、近似的に、伝搬遅延プロファイルの分布関数を指数関数と仮定したもので、周波数差をΔfs 、周波数相関係数をρf としている。図24は、遅延スプレッドσs が異なる場合における周波数差Δfs と周波数相関係数ρf との関係を示すグラフである。この図24から明らかなように、例えば、遅延スプレッドσs が1.0μsのとき、対数目盛において周波数差Δfs が200kHz以上であれば、周波数相関係数ρf が略0.2以下となり、略無相関とみなせることがわかる。したがって、図12に示すシミュレーション諸元において、Δn=8サブキャリアだけシフトさせれば、40(kHz)×8=320(kHz)異ならせることができ、周波数相関帯域幅:2×Δfs =400(kHz)に近い値となり、略無相関とみなせる。
上記周波数相関帯域幅算出部240は、式(1)に基づいて、求めた周波数相関帯域幅:2×Δfs に近くなるように、図21に示す再配置パターンテーブルから再配置規則を決定するとともに(ステップ303)、決定された再配置規則データをシンボル再配置制御部212に送る。シンボル再配置制御部212は、NACK信号を送信する際に、図21に示すような再配置パターンテーブルの中から、何れのパターンの再配置規則を使用するかを、NACK信号に載せて送信機100側に送信する。
そして、送信機100は、NACK信号を受信するとともに、パターンいくつの再配置規則を使用するかを判別し(ステップ304)、シンボル再配置制御部106に再配置規則データを送るようになっている。
このように、上記実施の形態2では、伝搬路環境を測定して、再送パケットにおいて周波数相関帯域幅より離れたサブキャリア配列規則を決定して、当該受信機側で決定したサブキャリアの配列変更規則を送信側に通知するように構成されているので、実際の伝搬路環境に応じて、より適切な再配置規則を選択することができ、例えば、周波数の相関帯域幅が広い環境下等においても、常に高い信頼性を実現したパケット伝送を行うことができる。
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
なお、前記実施の形態では、マルチキャリア変復調方式として、時間軸方向に拡散処理を行うMC−CDMA方式を採用した場合について説明したが、本発明ではこれに限定するものではなく、マルチキャリア変復調方式として、周波数軸方向に拡散処理を行うMC−CDMA方式にも適用できることは勿論である。
また、前記実施の形態では、例えば、送信機及び受信機側の双方で既知の再配列規則を1つ保持し、それを使用する場合について説明したが、これに限らず、前記送信機及び受信機側の双方でサブキャリアに対するシンボルの再配列規則を複数保持し、前記受信機側でシンボルの再配列規則を決定して、送信機側に通知するように構成しても良い。
また、前記送信機及び受信機側の双方でサブキャリアに対するシンボルの再配列規則を複数保持し、前記送信機側でシンボルの再配列規則を決定して、受信機側に通知するように構成しても良い。
その際、前記受信機側でシンボルの再配列規則を決定するにあたっては、上述したように、受信機側において、伝搬路環境を測定して、再送パケットにおいて周波数相関帯域幅より離れたサブキャリアに対するシンボルの再配列規則を決定して、送信機側に通知するように構成しても良い。
図1はこの発明の実施の形態1に係るパケット伝送の再送制御方法を示す説明図である。 図2はこの発明の実施の形態1に係るパケット伝送の再送制御方法を適用した通信システムを示すブロック図である。 図3はマルチキャリア変復調方式におけるシンボル配置を示す説明図である。 図4はガードインターバルの付加方法を示す説明図である 図5はこの発明の実施の形態1に係るパケット伝送の再送制御方法を示す説明図である。 図6はこの発明の実施の形態1に係るパケット伝送の再送制御方法を示す説明図である。 図7はこの発明の実施の形態1に係る移動通信システムにおけるパケット合成型のハイブリッドARQの動作を示す説明図である。 図8はこの発明の実施の形態1に係る移動通信システムにおけるパケットの伝送状態を示す状態図である。 図9はこの発明の実施の形態1に係る移動通信システムにおける受信機の動作を示すフローチャートである。 図10はこの発明の実施の形態1に係る移動通信システムにおける送信機の動作を示すフローチャートである。 図11はこの発明の実施の形態1に係る移動通信システムの作用を示すグラフである。 図12は実験例1における計算機シミューレーションの条件を示す図表である。 図13は伝搬路のモデルを示すグラフである。 図14は実験例1における計算機シミューレーションの結果を示すグラフある。 図15は実験例1における計算機シミューレーションの結果を示すグラフある。 図16は実験例1における計算機シミューレーションの結果を示すグラフある。 図17は実験例1における計算機シミューレーションの結果を示すグラフある。 図18は実験例1における計算機シミューレーションの結果を示すグラフある。 図19は実験例1における計算機シミューレーションの結果を示すグラフある。 図20はこの発明の実施の形態2に係るパケット伝送の再送制御方法を適用した通信システムを示すブロック図である。 図21は再配置規則を示すテーブルである。 図22はこの発明の実施の形態2に係るパケット伝送の再送制御方法を適用した通信システムの動作を示すフローチャートである。 図23は周波数相関帯域幅の算出法を示す説明図である。 図24は周波数相関係数の特性を示すグラフである。 図25は従来技術における再送パケットの周波数軸上の受信レベルを示す説明図である。
符号の説明
1:移動通信システム、100:送信機、105:シンボル再配置部、106:シンボル再配置制御部、200:受信機、211:シンボル再配置部、212:シンボル再配置制御部、S:シンボル。

Claims (5)

  1. マルチキャリア変復調方式を用いてパケット伝送を行うとともに、受信側でパケットの復号に誤りが発生した場合に、送信側にパケットの再送要求信号を送信し、再送されたパケットの情報と先に受信した誤りパケットの情報とを合成して受信パケットの復号を行うパケット合成型の自動再送要求方式を用いてパケット伝送の再送制御を行うパケット伝送の再送制御方法において、
    前記パケットを再送する際に、当該パケットを送信するサブキャリアに対するシンボルの配置を、前回のパケット送信時に対して受信側で算出された周波数相関帯域幅より離れたサブキャリアの配置となるように制御することを特徴とするパケット伝送の再送制御方法。
  2. マルチキャリア変復調方式によってパケット伝送を行うとともに、受信側でパケットの復号に誤りが発生した場合に、送信側にパケットの再送要求信号を送信して、再送されたパケットの情報と、先に受信した誤りパケットの情報とを合成して受信パケットの復号を行うパケット合成型の自動再送要求方式を用いてパケットを送受信する移動通信システムに用いられる送信機において、
    前記パケットを再送する際に、当該パケットを送信するサブキャリアに対するシンボルの配置を、前回のパケット送信時に対して前記受信側で算出された周波数相関帯域幅より離れたサブキャリアに再配置する再配置手段を備えたことを特徴とする送信機。
  3. マルチキャリア変復調方式によってパケット伝送を行うとともに、受信側でパケットの
    復号に誤りが発生した場合に、送信側にパケットの再送要求信号を送信して、再送されたパケットの情報と、先に受信した誤りパケットの情報とを合成して受信パケットの復号を行うパケット合成型の自動再送要求方式を用いてパケットを送受信する移動通信システムに用いられる受信機において、
    前記送信側から再送されてくるパケットのサブキャリアに対するシンボルの配置を、変更前の状態に再配置する再配置手段と、
    前回のパケット送信時における周波数相関帯域幅を算出する周波数相関帯域幅算出手段と、
    前記周波数相関帯域幅算出手段によって算出された周波数相関帯域幅を送信側に通知する通知手段とを備えたことを特徴とする受信機。
  4. 請求項3に記載された受信機において、
    前記マルチキャリア変復調方式が、時間軸方向に拡散処理を行うMC−CDMA方式であることを特徴とする受信機。
  5. 請求項3に記載された受信機において、
    前記マルチキャリア変復調方式が、周波数軸方向に拡散処理を行うMC−CDMA方式であることを特徴とする受信機。
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