JP4677376B2 - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、画像に補正処理を施す画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記憶媒体に関する。
原稿画像を光学的に読み取り、読み取った画像を紙等の記録媒体上に印刷する複写機が従来からある。しかし、複写機のスキャナで光学的に読み取った画像中のエッジは、原稿画像のエッジに比べてなだらかになり、このまま記録媒体上に印刷を施すとシャープ感が損なわれた画像になっていた。また、シャープ感を増す目的で読み取り後にエッジ強調処理を実施するとエッジはシャープになるものの、網点を読み取った際に発生するモアレも強調してしまう弊害があった。そこで、像域分離を使った技術が発明されている。例えば、読み取った画像を文字領域と網点領域に分離し、文字領域に対してはエッジ強調処理を施し、網点領域に対しては平滑化処理を施すことでシャープ感の向上とモアレの低減とを両立する技術である。
しかしながら、像域分離において誤判定があると、例えば文字に対して平滑化処理を施すことや、網点に対してエッジ強調を施すことがあり、逆に画像を劣化してしまう。また、像域分離の精度によっては、例えば文字の一部を文字領域と判定し、文字の他の一部を網点領域と判定することがあり、エッジ強調と平滑化の処理の切り換えが発生する。これは画像を著しく劣化していた。そこで、以下の技術が発明されている。
第1の技術はエッジ量に応じて連続的にエッジ強調量を設定する技術である(例えば、特許文献1参照)。第1の技術によってエッジ量に応じた適応的なエッジ強調が可能となり、網点のモアレは強調するものの前記説明した切り換えによる画像劣化を低減する。
また、文字を強調する技術としてはフィルタによるエッジ強調が従来からよく使用されているが、置換を用いる第2の技術も発明されている(例えば、特許文献2参照)。第2の技術によって読み取り時に発生するエッジのなだらかな濃度領域を文字のベタ部または背景部と置換してエッジをシャープにすることができる。
しかしながら、置換によってエッジのなだらかな領域を文字のベタ部または背景部に完全に置換してしまうと、ジャギー(画像の端部が滑らかではなくぎざぎざに見える画像になること)が目立つことがある。ジャギー防止の技術としては以下の技術が発明されている。
第3の技術はスムージングによってジャギーを防止する技術である(例えば、特許文献3参照)。第3の技術ではジャギーが発生しそうな領域を検知して、高解像度化かつ多値化することでジャギーを防止することができる。
特登録03099354 特登録02620368 特開平11−127353
従来、複写機のスキャナには、主走査方向に読取素子を並べたラインセンサを原稿に対して副走査方向に相対移動させて原稿画像を読み取るスキャナがあり、その中には、主走査方向と副走査方向で読み取り解像度が異なるスキャナが存在する。ここで、主走査方向と副走査方向で読み取り解像度が異なるスキャナとは、ラインセンサの読取素子間隔で決まる主走査方向の解像度とは異なる解像度で副走査方向の相対移動を行い、原稿を読み取ることができるスキャナである。複写機は、主走査方向と副走査方向の解像度が異なるスキャナを用いて、主走査方向の読取解像度より副走査方向の解像度が高解像度となる画像を読み取り、主走査方向の解像度を副走査方向の解像度に変換して出力する。
ここで、上述のスキャナにより読み取られた主走査方向と副走査方向で解像度が異なる画像にエッジ強調処理を行い、主走査方向の解像度を副走査方向の解像度に変換して出力することを考える。この場合、エッジ強調後の画像に対して、低解像度の読み取り方向である主走査方向の解像度を高解像度の読取方向である副走査方向の解像度に変換するため、主走査方向に画素数を増やす変換を行う。この結果、文字や線の端部でエッジ強調により発生しているジャギーが副走査方向に拡大されることで目立ってしまうことがある。
また、例えばレンズ特性によっては、MTF(Modulation Transfer Function)が方向によって異なるスキャナにおいても、方向によって異なるボケ・シャープ感である為に、引用文献2の置換によってジャギーが発生する場合もある。
つまり、本願発明が解決する課題は、主走査方向と副走査方向で読み取り解像度が異なる画像に対して、エッジ強調を行い低解像度の読み取り方向を高解像度に変換したときに、ジャギーが目立つことがあるので、これを低減させることである。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、画像の補正処理をより高精度に行い、画質の向上を図ることを目的とする。
本発明は、原稿を光学的に読み取って得られる、主走査方向と副走査方向とに並ぶ画素で構成された画像データの信号値を補正し、画像のエッジを強調するエッジ強調処理を行う画像処理装置において、前記画像データの所定の画素について、前記所定の画素と周囲の画素の輝度値からエッジ方向を判定する判定手段と、前記所定の画素について、前記エッジ方向における輝度値の変化の大きさを表現する値である変動量を、前記所定の画素と周囲の画素の輝度値から算出する手段と、前記エッジ方向と、前記エッジ方向における輝度値の前記変動量とに応じて、前記主走査方向と前記副走査方向の解像度の違いに基づいて予め決められた処理の強度から、前記エッジ強調処理の強度を設定する設定手段と、を備え、前記設定手段は、前記副走査方向の解像度が前記主走査方向の解像度よりも高い画像データのとき、前記エッジ方向が前記副走査方向のときの前記エッジ強調処理の強度を、前記エッジ方向が前記主走査方向のときよりも強く設定することを特徴とする。
画素の並び方向によって異なる解像度で構成される画像データに対して、画素の並び方向の特徴量の違いに着目する。特徴量の違いと補正を実施する画像処理の種類に応じて最適な閾値を設定することにより、画素の並び方向によって補正処理の強度を最適に設定することが可能となる。以上によって、画素の並び方向の解像度の違いによって従来の画像処理が引き起こしていた画像劣化を改善することができる。
(実施例)
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[第1実施形態]
<MFPの構成>
図1は、本発明の実施の形態に係るマルチファンクションプリンタ(以下、MFP)1の概観斜視図である。図1(a)は、MFP1のADF(オートドキュメントフィーダ)31部分を閉じた状態であり、図1(b)は、開いた状態である。
このMFP1は、基本的に、ホストコンピュータ(PC)からデータを受信してプリントするプリンタとしての機能及びスキャナとしての機能を有する。さらにMFP単体で動作する機能として、スキャナで読み取った画像をプリンタで印刷するコピー機能、メモリカードなどの記憶媒体から画像データを読み取って印刷する機能、或いはデジタルカメラからの画像データを受信して印刷する機能を備えている。
図1において、MFP1はフラットベットスキャナなどのスキャンユニット14、インクジェット式や電子写真式などによるプリントユニット13を備えている。また、表示パネル等のディスプレイユニット19や各種キースイッチ等を備えるオペレーションユニット15を備えている。更に、MFP1の背面にはPCと通信するためのUSBポート(不図示)が設けられ、PCとの通信が行われる。各種メモリカードからデータを読み出すためのカードスロットを含むカードインタフェイス22やデジタルカメラとデータ通信を行うためのカメラポートを含むカメラインタフェイス23が設けられている。MFP1は、他にも、自動で原稿を原稿台にセットするためのADF31などを備えている。
図2は、MFP1の内部構成を示すブロック図である。図2において、CPU11は、MFP1が備える様々な機能を制御し、オペレーションユニット15の所定の操作に従い、ROM16に記憶された画像処理のプログラムを実行する。プログラムを実行することにより、CPU11が処理対象画素を選択したり、処理対象画素を含む予め定められた大きさの画像領域を抽出したりできる。また、CPU11は、画像領域内に含まれる画素の信号値から、画像領域に関する変動量等の特徴量を算出することもできる。ROM16には、画像処理に用いられる様々なテーブルや数式が格納されており、特徴量と補正強度との対応関係を設定する設定手段として機能する。CCDを備えるスキャンユニット14は、に対応し、原稿画像を読み取り、赤(R)、緑(G)および青(B)色のアナログ輝度データを出力する。なお、スキャンユニット14は、CCDの代わりに密着型イメージセンサ(CIS)を備えてもよい。また、ADF31を備えれば、連続でオーダーシートを読み取ることができ更に簡便である。
また、カードインタフェイス22は、例えばディジタルスチルカメラ(Digital Still Camere 以下DSC)で撮影され、メモリカードなどに記録された画像データを、オペレーションユニット15に対する操作に従い読み込む。なお、カードインタフェイス22を介して読み込まれた画像データの色空間は、必要ならば、画像処理部12により、DSCの色空間(例えばYCbCr)から標準的なRGB色空間(例えばNTSC−RGBやsRGB)に変換される。また、そのヘッダ情報に基づき、読み込まれた画像データは、有効な画素数への解像度変換など、アプリケーションに必要な様々な処理が必要に応じて施される。また、カメラインタフェイス23は、DSCに直接接続して画像データを読み込むためのものである。
画像処理部12においては、読み取り信号値の変換、画像の補正・加工処理、輝度信号(RGB)から濃度信号(CMYK)への変換、スケーリング、ガンマ変換、誤差拡散等の画像処理等の画像処理が行われる。画像処理部12が行う補正処理としては、置換処理、無彩色化処理、フィルタ処理などが含まれ、補正手段として機能する。画像処理部12での画像処理によって得られるデータは、RAM17に格納される。RAM17に格納された補正データが所定量に達すると、プリントユニット13による記録動作が実行される。
不揮発性RAM18としては、バッテリバックアップされたSRAMなどを用いることができ、MFP1に固有のデータなどを記憶する。オペレーションユニット15は、記憶媒体に記憶された画像データを選択し、記録をスタートするためのフォトダイレクトプリントスタートキーを備え、オーダーシートをプリントさせるキー、オーダーシートを読み込ますキー等を備える。また、モノクロコピー時やカラーコピー時におけるコピースタートキー、コピー解像度や画質などのモードを指定するモードキー、コピー動作などを停止するためのストップキー、並びに、コピー数を入力するテンキーや登録キーなどを備えてもよい。CPU11は、これらキーの押下状態を検出し、その状態に応じて各部を制御する。
ディスプレイユニット19は、ドットマトリクスタイプの液晶表示部(LCD)およびLCDドライバを備え、CPU11の制御に基づき各種表示を行う。また、記憶媒体に記録されていた画像データのサムネイルを表示する。プリントユニット13は、インクジェット方式のインクジェットヘッド、汎用ICなどによって構成され、CPU11の制御により、RAM17に格納されている記録データを読み出し、ハードコピーとしてプリント出力する。
ドライブユニット21は、スキャンユニット14およびプリントユニット13を動作させるため、給排紙ローラを駆動するステッピングモータ、ステッピングモータの駆動力を伝達するギヤ、および、ステッピングモータを制御するドライバ回路などを含む。
センサユニット20は、記録紙幅センサ、記録紙有無センサ、原稿幅センサ、原稿有無センサおよび記録媒体検知センサなどを含む。CPU11は、このセンサユニット20から得られる情報に基づき、原稿および記録紙の状態を検知する。
PCインタフェイス24はPCとのインタフェイスであり、MFP1はPCインタフェイス24を介してPCからのプリント、スキャンなどの動作を行う。コピー動作時は、スキャンユニット14で読み取った画像データをMFP内部でデータ処理し、プリントユニット13で印刷する。
オペレーションユニット15により、コピー動作が指示されると、スキャンユニット14は原稿台に置かれた原稿を読み取る。読み取られたデータは画像処理部12に送られ、画像処理が施された後、プリントユニット13に送られ印刷が行われる。
<画像処理>
図3はコピー時に実行される画像処理のフローチャートである。以下、各ステップについて説明を記述する。スキャンユニット14で読み取られ、AD変換された画像データに対し、撮像素子のばらつきを補正するために、STEP301において、シェーディング補正が施される。
その後、STEP302で、入力デバイス変換が行われる。これによりデバイス固有であった信号データが標準的な色空間領域へと変換される。標準的な色空間領域としては、IEC(国際電気標準会議;International Electrotechnical Commission)により定められたsRGBがある。また、Adobe Systems社により提唱されているAdobeRGBでもよい。変換方法は、3x3や3x9のマトリクスによる演算方式や、変換規則を記載したテーブルに基づいて決定するルックアップテーブル方式などが挙げられる。
変換されたデータは、STEP303において、補正(加工)の処理が施される。処理内容としては、読み取りによるボケを補正するエッジ強調処理や、文字の判読性を向上させる文字加工処理、光照射による読み取りで発生した裏写りを除去する処理などが挙げられる。 STEP304では、拡大縮小処理が実行され、ユーザにより変倍指定がされている場合や、2枚の原稿を一枚の紙に割り当てる割付けコピーなどで、所望の倍率に変換される。変換方法は、バイキュービック、バイリニア、ニアレストネイバーなどの方法が一般的である。
STEP305では、標準色な色空間上のデータを、出力デバイスに固有の信号データへと変換する。本実施の形態に係るMFPは、インクジェット方式であり、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックなどのインク色データへの変換処理が実行される。この変換もSTEP302と同様の方式を用いればよい。
さらに、STEP306において、記録可能なレベル数への変換が行われる。例えば、インクドットを打つ/打たないの2値で表現する場合あれば、誤差拡散などの量子化方法において、2値化すればよい。これによりプリンタが記録可能なデータ形式となり、それに基づいて記録動作が実行され、画像が形成される。
<処理単位>
図4(a)は補正処理を実施する際の処理単位を説明する図である。図4(a)の○印の画素を注目画素(処理の対象となる画素)とすると、図4(a)の太線のように注目画素を含む7×7画素で構成される領域(7×7領域)を設定する。この設定した7×7領域内の画像信号を用いて注目画素に対する画像処理を実行する。注目画素の処理が実行された後は、例えば図4(b)の×印の画素のように注目画素に隣接する画素を次の注目画素と設定し、同様に7×7領域を設定して画像処理を実行する。以降、同様に順次注目画素を1画素ずつ移動し、その都度7×7領域を設定することによって対象の画素全てを補正する。
次に処理単位が領域単位の場合を説明する。図4(a)の○印の画素に対して7×7領域を設定し、○印に対して設定する補正強度を7×7領域内の複数画素、例えば全画素に適用する。次の処理は図4(c)の△印の画素に対して7×7領域を設定することで○印に対する7×7領域と△印に対する7×7領域とが隣接するように処理単位を移動する。 ただし、処理単位を画素単位とした方がより高い精度で補正強度を設定できる為、本実施の形態は、処理単位を画素単位として説明する。
図5は処理単位の移動フローを説明する図である。STEP501は処理対象設定である。START直後は、最初の処理対象を設定する。STEP505からSTEP501に戻った場合は、次の処理対象を設定する。
STEP502は処理領域設定である。処理領域とは前記説明したように処理単位を含む複数画素(前記説明では7×7領域)で構成される領域である。
STEP503は補正強度設定である。処理単位に対する補正強度を設定する。
STEP504は補正実行である。STEP503で設定した補正強度を使って処理単位を補正する。
STEP505は最終補正対象判定である。処理単位が最後の処理単位であるか否かを判定する。最後の処理単位でなければ(NO)STEP501に戻る。最後の処理単位であれば(YES)ENDとなる。
<言葉の定義>
以下に、本明細書中で用いられる言葉の定義について説明する。
変動量とは、処理対象画素を中心とする周辺画素群における、画素信号値の変動の大きさを表わす値である。本実施形態では、1画素の両側に隣接する2画素の輝度値の差分の絶対値(エッジ量)のうち、最大のものを変動量として説明するが、これに限定されるものではない。注目する画素の画像信号に関連する値の1次微分の絶対値等、変化の差分(大きさ)を表現する値、または注目する領域内の画像信号に関連する値の変化の差分(大きさ)を代表して表現する値であってもよい。
変動回数とは、処理対象画素を中心とする周辺画素群における、画素信号値の変動の頻度を表わす値である。本実施形態では、画像領域内の1画素の両側に隣接する2画素の輝度値の差分を−、0、+で3値化し、3値化データの増減頻度(符号変化数(ゼロ交差点数))を変動回数として説明するが、これに限定されるものではない。画像領域内の画像信号に関連する値の1次微分の零交差点数や空間周波数、2値化後の黒白の変化数等、画像信号に関連する値の変化の頻度を表現する値であると定義する。
変動加速度とは、処理対象画素を中心とする周辺画素群における、画素信号値の変動の加速度を表わす値である。以下の実施の形態では画像領域内の輝度の差分からさらに差をとった値として説明するが、これに限定されるものではない。注目する領域内の画像信号に関連する値の2次微分等、変化の加速度を表現する値であればよい。
彩度とは、以下の実施の形態では注目する画素または領域における各色の画像信号差の内、最大絶対値として説明するが、これに限定されるものではない。輝度軸からの距離を表現する値であると定義する。
適応的に補正強度を設定するとは、定義した変動回数、変動量、変動加速度、彩度の夫々取り得る値領域の内、夫々少なくとも一部の値領域において、夫々の値毎に異なる補正強度を設定することであると定義する。
第1実施形態では、スキャンユニット14がCISであり、読み取り解像度が主走査方向300dpi、副走査方向600dpiであり、補正処理が置換処理である例を説明する。
<CISスキャナ>
図6は3光源を順次点灯しCISを使って1パス読み取りを説明する図である。CISのスキャンユニット14は、図6(a)に示すようにR、G、Bの3つLEDと1つの撮像素子で構成されている。図6(b)に示すように読み取り時はR、G、BのLEDを順次点灯する(図6では白背景・黒文字LEDが点灯、黒背景・白文字LEDが消灯を示している)。このときCISは副走査方向に移動する。つまり、原稿に対してR、G、Bの読み取り位置が原理的に違うことになる。よって、エッジを読み取った際、副走査方向に色ずれが発生することになる。
<読み取り解像度>
図7は主走査方向を300dpi、副走査方向を600dpiで読み取る動作を説明する図である。図7(a)に示すようにCISは本実施例では主走査方向に1200dpiピッチで撮像素子が並んでいる。図7(a)のCISを図7(b)に示すように副走査方向に600dpiの移動距離中LEDを点灯して電荷を蓄積する。一方、主走査方向は図7(c)に太線で示すように主走査方向の4画素分を電荷加算して1画素とする。以上によって、主走査方向を300dpi、副走査方向を600dpiで読み取る。以上説明した読み取りモード(300x600モード)とは異なり、主走査方向と副走査方向共に600dpiで読み取るモード(600x600モード)の方が画質は良い。しかしながら、600x600モードよりも高速な読み取りを求める場合(例えば高速なコピー動作モードの場合)、蓄積時間が短くなることからS/N比が悪化する。そこで、図7(c)に示したように主走査方向に複数画素を電荷加算することでS/N比を向上している。結果として、主走査方向と副走査方向で異なる解像度となる。主走査方向と副走査方向で異なる解像度になる条件は他にもあり、本実施例で挙げる主走査方向解像度<副走査方向解像度は一例に過ぎない。
<置換処理>
第1実施形態では、補正処理として置換処理を例にして説明する。
図6は第1実施形態における補正強度設定のフローチャートを示しており、フローチャートのステップに沿って補正強度設定を説明する。
(補正強度設定STEP801:処理領域設定)
RGBの多値の画像信号で構成される画像データにおいて、注目画素を中心とした横7画素、縦7画素で構成される7×7領域の処理領域を設定し、処理領域の各画素値から式(1)に従って輝度Lを算出し、Lの7×7領域の処理領域を生成する。
L=(R+2×G+B)/4 ・・・式(1)
尚、本実施の形態は、式(1)で算出した輝度Lを用いているが、別の輝度を適用してもよい。例えば、均等色空間L*a*b*のL*を輝度としてもよく、YCbCrのYを輝度としてもよい。図9(a1)は白背景中の黒縦線(4本/mm)を主走査方向に読み取った際のLを示している。図9(a2)は白背景中の黒横線(4本/mm)を副走査方向に読み取った際のLを示している。
(補正強度設定STEP802:4方向抽出)
STEP801で生成したLの処理領域から図10に示すように横1方向、縦1方向、斜2方向の合計4方向の各7画素を抽出する。
(補正強度設定STEP803:L差分算出)
STEP802で抽出した4方向のLから各方向5画素のLの差分Grdを図11と式(2)に示すように算出する。ここで、画素L(i)の前画素をL(i−1)と後画素をL(i+1)とする。
Grd(i)=L(i+1)−L(i−1) ・・・式(2)
尚、L差分の算出方法はこれに限らず、隣接同士の差分でもよく、前記説明した前後画素より更に離れた画素同士の差分でもよい。図9(b1)と図9(b2)は夫々図9(a1)と図9(a2)のLに対して式(2)を適用して求めたGrdを示している。
(補正強度設定STEP804:エッジ方向判定)
STEP803で算出した4方向のGrdにおいて、注目画素の4方向のGrd絶対値を求める。4方向のGrd絶対値の内、最大のGrd絶対値である方向を注目画素のエッジ方向と判定する。
(補正強度設定STEP805:変動量算出)
STEP804で判定したエッジ方向に並ぶ7つの画素のうち、5画素についてSTEP803でGrdを算出できる。その5画素のGrdを比較し、その最大絶対値を注目画素の変動量(エッジ量)として算出する。図9(b1)と(b2)に示すように主走査方向は副走査方向に比べて変動量が小さい。これは主走査方向解像度がより低解像である為に平滑化効果が高いことが原因である。
(補正強度設定STEP806:変動回数算出)
STEP803で算出した4方向のGrdから4方向合計の変動回数を算出する。本実施例ではGrdの符号が+から−又は−から+に変化する回数、Grdの符号が+から0そして次の画素で−又は−から0そして次の画素で+に変化する回数を注目画素の変動回数(零交差点数)として算出する。
(補正強度設定STEP807:最大最小輝度位置判定)
STEP804で判定したエッジ方向について、STEP802で抽出した4方向の内、エッジ方向のLの7画素から最大Lと最小Lの画素位置を判定する。
(補正強度設定STEP808:変動加速度算出)
STEP804で判定したエッジ方向について、STEP803で算出したエッジ方向のGrdから3画素の変動加速度Lapを算出する。変動加速度の算出方法は式(15)である。但し、画素Grd(i)の前画素をGrd(i−1)と後画素Grd(i+1)とする。図9(c1)と図9(c2)は夫々図9(b1)と図9(b2)のGrdに対して式(3)を適用して求めたLapを示している。
Lap(i)=Grd(i+1)−Grd(i−1) ・・・式(3)
尚、変動加速度の算出方法はこれに限らず、Grdの隣接同士の差分でもよい。
(補正強度設定STEP809:置換画素位置判定)
STEP807で判定した最大Lと最小Lの画素位置と、STEP808で算出した変動加速度Lapから置換画素位置を判定する。図9(c1)と(c2)のようにLapの符号が+の場合は注目画素のLは最大Lよりも最小Lに値の大きさが近く、Lapの符号が−の場合は注目画素のLは最小Lよりも最大Lに値の大きさが近い傾向がある。そこで、表1に示すようにLapの符号に対して置換画素位置を判定し、置換すれば図9(a1)と図9(a2)の置換前に対して、夫々図9(d1)と図(d2)を実現することができる。本実施例では表1のように置換画素位置を判定するが、注目画素のLapが0となるエッジ中心の扱いについては表1に限るものではなく、注目画素のLapが0であれば、最大Lの画素位置にしてもよいし、また逆に最小Lの画素位置にしてもよい。
Figure 0004677376
(補正強度設定STEP810:変動量に基づく置換強度設定)
STEP809で決定した置換画素値を使って注目画素値を完全に置換すると図9(a1)と図9(a2)に対して夫々図9(d1)と図(d2)を得ることができ、シャープ感を増すことができる。しかしながら、ジャギーが目立つ場合がある。また、本実施例の主走査方向のように低解像度の場合、高解像度に対してジャギーはより顕著になる可能性が高い。そこで、本実施例ではジャギーを抑えつつ、エッジを強調できる置換例を説明する。
図9(b1)と(b2)に示すように高解像度である副走査方向は低解像度である主走査方向に対して、変動量が大きい。この点に着目し、次に説明するように副走査方向の場合に置換強度Ceが主走査方向に対して大きくなるように閾値を設定する。
図13(a)はSTEP810におけるCe設定を説明する図であり、横軸は変動量、縦軸はCeを示している。第1閾値は少なくとも副走査方向の変動量以下を設定し、第2閾値は少なくとも主走査方向の変動量以上を設定する。第1閾値より小さい変動量の場合は、Ceを0に設定する。第2閾値より大きい変動量の場合は、完全置換する為にCeを1に設定する。第1閾値以上且つ第2閾値以下の変動量の場合は、変動量=第1閾値のときCe=0、変動量=第2閾値のときCe=1となるように変度量毎に漸次変化するCeを適応的に設定する。具体的には図13(a)の参照や以下の式(4)によって適応的に設定できる。
Ce=(変動量−第1閾値)/(第2閾値−第1閾値) ・・・式(4)
以上の設定により副走査方向の置換強度は主走査方向の置換強度以上の強度を設定することができる。ジャギーが顕著になる可能性がより高い主走査方向の置換強度を抑え、ジャギー発生を低減することが可能となる。また、主走査方向は解像度が低い為、モアレ発生の可能性が高くなる。第1閾値は少なくとも副走査方向の変動量以下を設定し、第2閾値は少なくとも主走査方向の変動量以上を設定することは、モアレ増加を抑える点でも効果的な閾値設定である。
ここで、背景技術で挙げた特許文献1との差異を説明する。特許文献1の目的と効果は、ノイズを強調せず、エッジ強調に不連続性(切り換え)がないようにすることである。よって、特許文献1の開示範囲内では、本発明が目的と効果としている副走査方向の置換強度が主走査方向の置換強度以上になるとは限らない。本実施例で上記説明した、第1閾値は少なくとも副走査方向の変動量以下を設定し、第2閾値は少なくとも主走査方向の変動量以上を設定することは、高解像度である副走査方向の変動量が低解像度である主走査方向の変動量より小さいことに着目して可能となる本発明の新たな特徴である。
また、ここで置換による色ずれ低減効果について説明する。図12(a)は置換前のL値、図12(b)は図12(a)のLap値、図12(c)は置換後のL値を示している。色ずれはエッジ付近に発生しやすく、図12(a)の7画素付近に現れる可能性が高い。置換を実施すると、図12(a)の6画素目は3画素目、図12(a)の7画素目は4画素目、図12(a)の8画素目は11画素目に置換され、図12(c)となる。置換前に色ずれの可能性が高い画素が、背景や黒文字内部のより色ずれの少ない画素と置換されることにより、色ずれ低減効果が発揮される。置換処理は、シャープ感を増す効果と色ずれを低減する効果があり、本実施例のCISに有効な処理である。
尚、閾値の設定タイミングは、実験的に決定した値を予め設定しておいてもよく、プレスキャンまたは本スキャンで読み取った画像から決定した値を適宜設定してもよい。
(補正強度設定STEP811:変動加速度絶対値に基づく置換強度設定)
STEP808で算出した変動加速度の絶対値に応じて適応的に置換強度Clを設定する。図9(c1)と(c2)に示すように高解像度である副走査方向は低解像度である主走査方向に対して、変動加速度絶対値が大きい。この点に着目し、次に説明するように副走査方向の場合に置換強度Clが主走査方向に対して大きくなるように閾値を設定する。
図13(b)はSTEP811におけるCl設定を説明する図であり、横軸は変動加速度絶対値、縦軸はClを示している。第3閾値は少なくとも副走査方向の変動加速度絶対値以下を設定し、第4閾値は少なくとも主走査方向の変動加速度絶対値以上を設定する。第3閾値より小さい変動加速度絶対値の場合は、Clを0に設定する。第4閾値より大きい変動加速度絶対値の場合は、完全置換する為にClを1に設定する。第3閾値以上且つ第4閾値以下の変動加速度絶対値の場合は、変動加速度絶対値=第3閾値のときCl=0、変動加速度絶対値=第4閾値のときCl=1となるように変動加速度絶対値毎に漸次変化するClを適応的に設定する。具体的には図13(b)の参照や以下の式(5)によって適応的に設定できる。
Cl=(変動加速度絶対値−第3閾値)/(第4閾値−第3閾値)・・・式(5)
以上の設定により副走査方向の置換強度は主走査方向の置換強度以上の強度を設定することができる。ジャギーが顕著になる可能性がより高い主走査方向の置換強度を抑え、ジャギー発生を低減することが可能となる。また、置換による主走査方向のモアレ増加を抑え、副走査方向のシャープ感を増すことができる。
(補正強度設定STEP812:変動回数に基づく置換強度設定)
STEP806で算出した変動回数に応じて適応的に置換強度Czを設定する。第5閾値と第6閾値を使い、図13(c)の特性でCzを適応的に設定する。変動回数が第5閾値より小さい太線の場合はCz=1、第6閾値より大きい細線や網点の場合はCz=0、第5閾値以上且つ第6閾値以下の場合は式(6)によって適応的に設定できる。
Cz=(第6閾値−変動回数)/(第6閾値−第5閾値)・・・式(6)
以上の設定によりよりジャギー発生の可能性が高い細線への強調とモアレ発生の可能性が高い網点への強調を抑え、太線は強い強調をすることができる。
(補正処理STEP813:置換量算出)
STEP809で判定した置換画素位置の画素値を用いて置換量を算出する。STEP801で設定したRGBの7×7領域からSTEP809で判定した置換画素位置のRGB値を抽出する。注目画素値をN0とし、置換画素位置の画素値をC0とし、置換量を△Cとすると、△Cは式(7)を使って算出できる。
△C=C0−N0 ・・・式(7)
(補正処理STEP814:置換量補正)
STEP813で算出した置換量△CをSTEP810〜812で設定した置換強度Ce、Cl、Czで補正する。補正した置換量△C’は式(8)を使って算出する。
△C’=Ce×Cl×Cz×△C ・・・式(8)
(補正処理STEP815:置換処理完了)
STEP814で算出した置換量△C’を式(9)に示すように注目画素値N0に加算することによって、置換によるエッジ強調した注目画素値Ncを算出する。
Nc=N0+△C’ ・・・式(9)
以上説明した置換処理によって、主走査方向には副走査方向よりも弱い強度で置換を実施することができる。ジャギーが顕著になる可能性がより高い主走査方向の置換強度を抑え、ジャギー発生を低減する効果がある。また、解像度が低い主走査方向に発生しやすいモアレの強調を抑え、副走査方向のシャープ感を増す効果がある。
尚、本実施例では輝度Lに関する特徴量を使っているが、輝度Lに限らずRGBの各画素値に関する特徴量であってもよい。また、本実施例では方向によって異なる解像度を例に説明をしたが、方向によって異なるMTF、ボケ、シャープネス等に起因する特徴量の違いに着目して、置換強度等の補正強度を変更することも本発明の特徴である。
[第2実施形態]
第1実施形態では、方向によって異なる解像度に起因する特徴量を使って、置換強度を変える例を説明した。処理は置換のみに限定されることなく、他の処理においても同様に本発明の効果がある為、第2実施形態ではフィルタ処理を例に説明する。
注目画素を中心に図14(a)に示す5×5フィルタを適用する。注目画素値をN0、フィルタ後の注目画素値をF0とすると、フィルタによるエッジ強調量△Fは式(10)を使って算出できる。
△F=F0−N0 ・・・式(10)
図14(b)はフィルタ強度Feの設定を説明する図である。第7閾値は少なくとも副走査方向の変動量以下を設定し、第8閾値は少なくとも主走査方向の変動量以上を設定する。第7閾値と第8閾値は夫々第1閾値と第2閾値と異なる値でもよく、補正処理の種類によって適宜設定すればよい。第7閾値より小さい変動量の場合は、Feを0に設定する。第8閾値より大きい変動量の場合は、完全置換する為にFeを1に設定する。第7閾値以上且つ第8閾値以下の変動量の場合は、変動量=第7閾値のときFe=0、変動量=第8閾値のときFe=1となるように変度量毎に漸次変化するFeを適応的に設定する。具体的には図14(b)の参照や以下の式(11)によって適応的に設定できる。
Fe=(変動量−第7閾値)/(第8閾値−第7閾値)・・・式(11)
式(12)を使って補正したフィルタ強調量△F’を算出する。
△F’=Fe×△F ・・・式(12)
式(13)を使ってフィルタによってエッジ強調した注目画素値Nfを算出する。
Nf=N0+△F’ ・・・式(13)
以上の設定により副走査方向のフィルタ強度は主走査方向のフィルタ強度以上の強度を設定することができる。フィルタ強度が強いとジャギーの可能性が高くなるが、ジャギーが顕著になる可能性がより高い主走査方向のフィルタ強度を抑え、ジャギー発生を低減することが可能となる。また、主走査方向は解像度が低い為、モアレ発生の可能性が高くなる。第7閾値は少なくとも副走査方向の変動量以下を設定し、第8閾値は少なくとも主走査方向の変動量以上を設定することは、フィルタによるモアレ増加を抑える点でも効果的な閾値設定である。
尚、フィルタサイズ及び係数は本実施例に限ったものではなく、別のサイズ及び係数であってもよい。また、フィルタ強度の変更は本実施例に限ったものではなく、変動量によってフィルタ係数を変更するものであってもよい。
[第3実施形態]
第1実施形態と第2実施形態では、方向によって異なる解像度に起因する特徴量を使って、置換強度とフィルタ強度を変える例を説明した。文字加工では、これらの処理に加え、無彩色化処理を実施することがよくある。第3実施形態では無彩色化処理を例に本発明の効果を説明する。
図15(a)に示すように注目画素を中心とする3×3領域の各色平均値を算出する。読み取った画素値R、G、Bそれぞれの平均値をAR、AG、ABとし、|AR−AG|、|AG−AB|、|AB−AR|の内、最大の値を彩度として算出する。尚、彩度算出はこれに限ったものではない。ここでは3×3領域の平均から求めたが、別のサイズの領域から求めてもよい。また、色空間をRGBで求めたが、ブロックを輝度色差空間に変換して色差成分を使って輝度軸からの距離として求めてもよい。
彩度と適宜設定する閾値とを比較して注目画素が無彩色であるか否かを判定する。彩度が設定閾値以下で無彩色と判定された場合、注目画素値をN0、注目画素のグリーン(G)の値をNgとして、無彩色化量△Kを式(14)を使って算出する。
△K=Ng−N0 ・・・(式14)
図15(b)は無彩色化強度Keの設定を説明する図である。第9閾値は少なくとも副走査方向の変動量以下を設定し、第10閾値は少なくとも主走査方向の変動量以上を設定する。第9閾値と第10閾値は夫々第1閾値と第2閾値と異なる値でもよく、補正処理の種類によって適宜設定すればよい。第9閾値より小さい変動量の場合は、Keを0に設定する。第10閾値より大きい変動量の場合は、完全置換する為にKeを1に設定する。第9閾値以上且つ第10閾値以下の変動量の場合は、変動量=第9閾値のときKe=0、変動量=第10閾値のときKe=1となるように変度量毎に漸次変化するKeを適応的に設定する。具体的には図15(b)の参照や以下の式(15)によって適応的に設定できる。
Ke=(変動量−第9閾値)/(第10閾値−第9閾値)・・・式(15)
式(16)を使って補正した無彩色化量△K’を算出する。
△K’=Ke×△K ・・・式(16)
式(17)を使って無彩色化した注目画素値Nkを算出する。
Nk=N0+△K’ ・・・式(17)
以上の設定により副走査方向の無彩色化強度は主走査方向の無彩色化強度以上の強度を設定することができる。強度の強い無彩色化処理がなされた結果、RとGとBの値が全て0である場合や全て同じ値である場合に、プリンタによっては顔料インクのみを使用することがある。顔料インクは染料インクと比較して記録媒体上での滲みが少なく、エッジがシャープになる傾向がある。その為、ジャギーの可能性が高くなるが、本発明によってジャギーが顕著になる可能性がより高い主走査方向の無彩色化強度を抑え、ジャギー発生を低減することが可能となる。また、主走査方向は解像度が低い為、モアレ発生の可能性が高くなる。第9閾値は少なくとも副走査方向の変動量以下を設定し、第10閾値は少なくとも主走査方向の変動量以上を設定することは、無彩色化で黒顔料付与量が増えて濃度アップによってモアレ強調される現象を抑える点でも効果的な閾値設定である。
[その他の実施形態]
第1、第2、第3実施形態では、スキャンユニット14の読み取り解像度が主走査方向と副走査方向で異なる場合に、特徴量の違いに最適な閾値を設定することで補正強度を設定することを説明した。その他の実施形態として、本発明が読み取り解像度以外に対しても効果がある例を説明する。
圧縮ファイル形式として広く使われているJPEG(Joint Photographic Experts Group)には、画素データの構成要素と画素サンプリングの組み合わせが複数存在する。その中で、YCbCr4:2:2(Yは輝度、CbとCrは色差信号)形式の場合、Yのサンプリング数に対してCbとCrのサンプリング数が横方向において、1/2となるダウンサンプリング(サブサンプリング)が実施される。ダウンサンプリングは横方向に隣接する2画素の色差信号を平均して行われる。Yの変化に対してCbとCrの変化に人間の目が鈍感であるという視覚特性を応用し、ファイルサイズを小さくする目的からダウンサンプリングが行われる。
JPEGを解凍すれば、CbとCrの画素数はYと同じになる。しかし、CbとCrは横方向に平均化することでダウンさプリングしている為、横方向は縦方向に比べてボケる傾向にある。第1〜第3実施形態において高解像度である副走査方向の変動量が主走査方向より大きいように、YCbCr4:2:2形式のJPEGは色差成分において縦方向の変動量が横方向より大きくなる。よって、特徴量の違いを無視して同強度の画像処理を横方向と縦方向に実施すれば、最適な処理結果が得られないことがある。そこで、本発明の特徴である、特徴量の違いに着目し、方向によって補正強度が異なるように閾値を設定することにより、最適な処理結果を得ることが可能となる。
また、JPEGには、Yに対してCbとCrが横方向と縦方向に1/2ダウンサンプリングされたYCbCr4:2:0形式がある。この形式の場合は、Yに対する補正強度とCb、Crに対する補正強度が異なるように閾値設定することにより、最適な処理結果を得ることができる。
以上のように本発明は読み取り解像度の違いだけでなく、サンプリング数の違いに対しても効果的である。
MFP装置の説明図 MFP装置の制御説明図 MFP装置の画像処理のフローチャート 処理単位の説明図 処理単位の移動のフローチャート CISの説明図 読み取り解像度の説明図 第1実施形態の補正強度設定のフローチャート 特徴量の説明図 4方向抽出の説明図 L差分の説明図 置換による画像データの変化の説明図 第1実施形態の置換処理の説明図 第2実施形態のフィルタ処理の説明図 第3実施形態の無彩色化処理の説明図
符号の説明
1 MFP
13 プリントユニット
14 スキャンユニット
15 オペレーションパネル
11 CPU
12 画像処理部

Claims (15)

  1. 原稿を光学的に読み取って得られる、主走査方向と副走査方向とに並ぶ画素で構成された画像データの信号値を補正し、画像のエッジを強調するエッジ強調処理を行う画像処理装置において、
    前記画像データの所定の画素について、前記所定の画素と周囲の画素の輝度値からエッジ方向を判定する判定手段と、
    前記所定の画素について、前記エッジ方向における輝度値の変化の大きさを表現する値である変動量を、前記所定の画素と周囲の画素の輝度値から算出する手段と、
    前記エッジ方向と前記エッジ方向における輝度値の前記変動量とに応じて、前記主走査方向と前記副走査方向の解像度の違いに基づいて予め決められた処理の強度から、前記エッジ強調処理の強度を設定する設定手段と、
    を備え、前記設定手段は、前記副走査方向の解像度が前記主走査方向の解像度よりも高い画像データのとき、前記エッジ方向が前記副走査方向のときの前記エッジ強調処理の強度を、前記エッジ方向が前記主走査方向のときよりも強く設定することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記変動量を閾値と比較する手段と、
    前記閾値との比較結果に応じて処理の強度を設定する手段とを備え、
    画素の並び方向による前記変動量の違いによって前記エッジ強調処理の強度が異なるように前記閾値を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記閾値は画素の前記副走査方向の前記変動量と前記主走査方向の前記変動量との間の値であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記閾値は画素の前記副走査方向の変動量以下の第1閾値と前記主走査方向の変動量以上の第2閾値であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記設定手段は、前記エッジ強調処理の強度を、前記エッジ方向の判定結果が同一であっても輝度値の前記変動量に応じて設定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 得られる画像データの前記主走査方向における解像度と前記副走査方向における解像度は、原稿を光学的に読み取るレンズ特性に起因して異なることを特徴とする請求項1に記載の像処理装置。
  7. 前記変動量は処理対象の画素と、当該処理対象の画素に隣接する画素を少なくとも使用して算出する、処理対象画素に対する輝度値の変動量であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記変動量は、処理対象の画素に対する複数方向の輝度値の変動量のうち絶対値が最大の変動量であることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記エッジ強調処理は、置換処理、フィルタ処理、無彩色化処理のうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  10. 前記エッジ強調処理は前記置換処理であり、前記副走査方向の解像度が前記主走査方向の解像度よりも高いとき、前記副走査方向の置換処理の強度を前記主走査方向よりも大きく設定することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記エッジ強調処理は前記フィルタ処理であり、前記副走査方向の解像度が前記主走査方向の解像度よりも高いとき、前記副走査方向のフィルタ強度を前記主走査方向よりも大きく設定することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  12. 前記エッジ強調処理は前記無彩色化処理であり、前記副走査方向の解像度が前記主走査方向の解像度よりも高いとき、前記副走査方向の無彩色化処理の強度を前記主走査方向よりも大きく設定することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  13. 原稿を光学的に読み取って得られる、主走査方向と副走査方向とに並ぶ画素で構成された画像データの信号値を補正し、画像のエッジを強調するエッジ強調処理行う画像処理方法において、
    前記画像データの所定の画素について、前記所定の画素と周囲の画素の輝度値からエッジ方向を判定する判定工程と、
    前記所定の画素について、前記エッジ方向における輝度値の変化の大きさを表現する値である変動量を、前記所定の画素と周囲の画素の輝度値から算出する工程と、
    前記エッジ方向と前記エッジ方向における輝度値の前記変動量とに応じて、前記主走査方向と前記副走査方向の解像度の違いに基づいて予め決められた処理の強度から、前記エッジ強調処理の強度を設定する設定工程と、
    からなり、前記設工程は、前記副走査方向の解像度が前記主走査方向の解像度よりも高い画像データのとき、前記エッジ方向が前記副走査方向のときの前記エッジ強調処理の強度を、前記エッジ方向が前記主走査方向のときよりも強く設定することを特徴とする画像処理方法。
  14. 原稿を光学的に読み取って得られる、主走査方向と副走査方向とに並ぶ画素で構成された画像データの信号値を補正し、画像のエッジを強調するエッジ強調処理を行う画像処理プログラムであって、
    前記画像データの所定の画素について、前記所定の画素と周囲の画素の輝度値からエッジ方向を判定するステップと、
    前記所定の画素について、前記エッジ方向における輝度値の変化の大きさを表現する値である変動量を、前記所定の画素と周囲の画素の輝度値から算出するステップと、
    前記エッジ方向と前記エッジ方向における輝度値の前記変動量とに応じて、前記主走査方向と前記副走査方向の解像度の違いに基づいて予め決められた処理の強度から、前記エッジ強調処理の強度を設定する設定ステップと、
    からなり、前記設定ステップは、前記副走査方向の解像度が前記主走査方向の解像度よりも高い画像データのとき、前記エッジ方向が前記副走査方向のときの前記エッジ強調処理の強度を、前記エッジ方向が前記主走査方向のときよりも強く設定することを特徴とする画像処理プログラム。
  15. 請求項14に記載の画像処理プログラムをコンピュータが読み取り可能に記憶した記憶媒体。
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