JP4674015B2

JP4674015B2 - String-like fasteners

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Publication number: JP4674015B2
Application number: JP2001283527A
Authority: JP
Inventors: 幹夫根津
Original assignee: Nifco Inc
Current assignee: Nifco Inc
Priority date: 2001-09-18
Filing date: 2001-09-18
Publication date: 2011-04-20
Anticipated expiration: 2021-09-18
Also published as: TW585031U; KR20030024557A; JP2003088407A; KR100457668B1

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、各種の紐状体を通し抜けさせると共に、通し抜けさせた紐状体に対し適宜の位置で留め付き、また、この留め付き状態を必要に応じて解除可能とする留め具の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】
衣服などの絞り紐などに留め付けられて用いられる留め具（コードロックなどと称される。）として、本願出願人開示の公開特許公報所載の特開平１１−３４２００９にかかる紐の留め具がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、かかる従来の留め具は、紐の通し穴を備えた雌雄部材と、この雌雄部材をそれぞれの紐の通し穴を連通させ合わせない向きに付勢する圧縮コイルスプリングとから構成されているため、前記紐の通し穴を通じて留め具を通し抜けさせられる紐の長さ方向に直交する向きでの留め具の寸法を小さくすることには一定の限界を有していた。
【０００４】
また、留め具の構成のため、少なくとも、三点のパーツを必要とするものであった。
【０００５】
そこでこの発明は、この種の留め具における留め付けられる紐状体の長さ方向に直交する向きでの寸法をできる限り小さくできるようにすると共に、この種の留め具の構成部品をできる限り減少させることを主たる目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項１記載の発明にあっては、留め具が以下の（１）〜（６）の構成を備えたものとした。
（１）本体とロック体とを備えており、
（２）本体は、紐状体を通し抜けさせる内部空間と、本体の側部においてこの内部空間に連通するように形成された連通穴とを備えており、
（３）ロック体は、弾性変形可能に構成された操作頭部と、紐状体を通し抜けさせる通し穴を備えると共に本体の連通穴を通じて本体の内部空間内に入れ込まれた脚部とを備えており、
（４）ロック体の操作頭部を本体の側部に押し付け操作してこの操作頭部を弾性変形させた脚部の押し込み状態において、このように押し込まれた脚部の通し穴を通じて本体に紐状体を通し抜けさせるようにしてあると共に、
（５）操作頭部の弾性復帰により移動されるロック体の脚部によって本体の内部空間内において紐状体にこの脚部の通し穴の穴縁部を食い付かせるようにしてあり、
（６）さらに、本体の側部のうちロック体の操作頭部に向き合った部分に、この操作頭部が納まる大きさの本体の内部空間側に窪んだ凹部が形成されている。
【０００７】
かかる構成によれば、（１）前記操作頭部を押し付け操作してこの操作頭部を弾性変形させた状態において、ロック体の脚部の通し穴を通じて本体に紐状体を通し抜けさせることができると共に、この状態において紐状体の所望の位置まで紐状体に沿って留め具を移動させることができる。
（２）また、このように紐状体の所望の位置まで紐状体に沿って留め具を移動させた後、操作頭部の押し付けを解くことにより、操作頭部を完全ではないが弾性復帰させ、この弾性復帰によって本体の連通穴から抜き出される方向に移動されるロック体の脚部によって本体の内部空間内において紐状体にこの脚部の通し穴の穴縁部を食い付かせ、この所望の移動位置において紐状体に留め具を留め付けることができる。
（３）また、このように紐状体の所望の位置に留め具を留め付けさせた状態から、操作頭部を再び押し付け操作して当該操作頭部を弾性変形させることにより、本体の内部空間の奥側にロック体の脚部を移動させてこの脚部の通し穴の穴縁部が紐状体に食い付かされた状態を解くことができ、これにより紐状体に対する留め具の留め付け状態を解いて再び紐状体に沿って所望の位置まで留め具を移動させることができる。
（４）また、本体の内部にロック体を弾発させる手段を設ける必要がないことから、紐状体の長さ方向に直交する向きでの本体の寸法、さらには、この向きでの留め具の寸法を支障なくできるだけ小さくすることができる。特に、本体を紐状体の長さ方向に沿って長く、紐状体の長さ方向に直交する向きではできるだけ短寸の目立たない形状を持つものとして構成することができる。また、ロック体の操作頭部の押し付け方向の留め具の寸法をできる限り小さくできることから、この押し付け操作にあたって留め具を把持し易い。
（５）また、ロック体の操作頭部を紐状体の長さ方向に沿って長く構成して、この操作頭部が十分な弾性復帰力を有するようにすることが無理なくできる。また、ロック体の押し付け操作にあたっての操作面を紐状体の長さ方向に沿ってできるだけ大きく確保することができる。さらに、操作頭部自体が紐状体に脚部の通し穴の穴縁部を食い付かせるためのバネの役割を果たしていることから、合理的な構造である上に、この食い付きの解除を操作頭部の押し付け操作によって押し付け力の全てを無駄なく操作頭部に作用させてなすことができる。
（６）また、紐状体の長さ方向に直交する向きでの留め具の寸法をより小さくすることができる。
【０００８】
また、請求項２記載の発明にあっては、請求項１記載の紐状体の留め具におけるロック体の操作頭部が、この操作頭部と脚部との連接位置を挟んだ両側に形成された一対の弾性片によって構成されていることを特徴としている。
【０００９】
かかる構成によれば、操作頭部の押し付け操作による脚部の移動及びこの押し付け操作の解除による脚部の移動をいずれも安定的に行わせることができる。
【００１２】
また、請求項３記載の発明にあっては、請求項１又は請求項２に記載の紐状体の留め具における本体の連通穴における紐状体の通し抜け方向に交叉する向きにある向き合った穴縁部間の間隔が、この通し抜け方向にあるロック体の脚部の厚さ寸法よりも大きくなるようにしてあることを特徴としている。
【００１３】
かかる構成によれば、留め具の紐状体への留め付け状態において、紐状体をできるだけ大きく屈曲させることができると共に、このように屈曲された紐状体の屈曲部の一部を本体の内側から連通穴に入り込ませこの連通穴の穴縁部に押し当てさせることができ、これにより、紐状体への留め付け力をより強く確保させることができる。
【００１４】
また、請求項４記載の発明にあっては、請求項１、請求項２又は請求項３に記載の紐状体の留め具がさらに、本体における連通穴の下方にある内壁部に、この連通穴からのロック体の脚部の入れ込みに伴って、この脚部に形成された掛合部に対し、この脚部側及び内壁部側の双方又はいずれか一方の弾性変形後の弾発によって掛合される被掛合部が形成してあることを特徴としている。
【００１５】
かかる構成によれば、本体の連通穴に対しロック体の脚部を入れ込むことに伴って、本体の被掛合部にロック体の掛合部を掛合させることができ、この掛合によりこの掛合位置を越えて本体の連通穴からロック体の脚部が再び抜け出さないようにして、本体とロック体とをワンタッチでアッセンブリーすることができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、図１ないし図１７に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について説明する。
【００１７】
なお、ここで図１は、この実施の形態にかかる紐状体Ｗの留め具Ｒの使用状態を斜視の状態として示している。また、図２は、かかる留め具Ｒを構成するロック体２と本体１とを分離した状態として示している。また、図３は、ロック体２の操作頭部２０を押し付け操作した状態を、また、図４は、この押し付け操作を解いて紐状体Ｗに留め具Ｒを留め付けた状態を、それぞれ断面の状態として示している。
【００１８】
また、図５ないし図７は、留め具Ｒをそれぞれ表しており、また、図８ないし図１２は、本体１をそれぞれ表しており、また、図１３ないし図１７は、ロック体２をそれぞれ表している。
【００１９】
この実施の形態にかかる紐状体Ｗの留め具Ｒは、各種の紐状体Ｗを通し抜けさせると共に、通し抜けさせた紐状体Ｗに対し適宜の位置で留め付き、また、この留め付き状態を必要に応じて解除可能とするものである。
【００２０】
紐状体Ｗとしては、典型的には、衣服や袋物の開放部を巡るように設けられた絞り紐や、これらに用いられる引き締め紐などを予定するものである。
【００２１】
衣服の開放部を巡るように設けられた絞り紐を例にとれば、典型的には、この絞り紐における衣服の開放部からの引き出し部にそれぞれ留め具Ｒを留め付けさせるようにして用いられる。この絞り紐に対する留め具Ｒの留め付け位置を変えることにより、衣服の開放部を巡る絞り紐の長さを変えることができ、これによって衣服の開放部を絞り、あるいは、広げることができる。
【００２２】
かかる留め具Ｒは、本体１とロック体２とを組み合わせることによって構成されている。
【００２３】
本体１は、
（１）紐状体Ｗを通し抜けさせる内部空間１０と、
（２）本体１の側部１２においてこの内部空間１０に連通するように形成された連通穴１１とを備えている。
【００２４】
具体的には、この実施の形態にあっては、本体１は、通し抜けさせられる紐状体Ｗの長さ方向に沿うように細長く構成された筒状体として構成されている。
【００２５】
かかる本体１は、その長さ方向に直交する向きの断面において、外郭形状をほぼ方形をなすように構成されており、前記側部１２はその長さ方向に沿った四つの外面部１３、１３…を有している。
【００２６】
また、かかる本体１は、その長さ方向に直交する向きの断面において、内郭形状をほぼ円形とするように構成されており、その一端面１４から他端面１４に向けてこの両端面１４、１４において外方に開放された丸穴を貫通状態に備えている。そして、本体１は、この丸穴によって、前記内部空間１０を備えるようになっている。
【００２７】
すなわち、かかる本体１における一端面１４に開放された前記丸穴の穴口から紐状体Ｗの端末を入れ込み、この端末をこの本体１における他端面１４に開放された前記丸穴の穴口から抜き出させることによって、本体１の内部空間１０を紐状体Ｗに通し抜けさせることができるようになっている。
【００２８】
また、この実施の形態にあっては、前記連通穴１１は、本体１の長さ方向に沿った四つの外面部１３、１３…のうちの一つにおいて外方に開放するように構成されている。また、この連通穴１１は、本体１の長さ方向ほぼ中程の位置に形成されている。
【００２９】
一方、ロック体２は、
（１）弾性変形可能に構成された操作頭部２０と、
（２）紐状体Ｗを通し抜けさせる通し穴２１ａを備えると共に本体１の連通穴１１を通じて本体１の内部空間１０内に入れ込まれた脚部２１とを備えている。
【００３０】
具体的には、この実施の形態にあっては、かかるロック体２の操作頭部２０は、前記紐状体Ｗの本体１への通し抜け方向（つまり、本体１の長さ方向）に細長い板状をなすように構成されている。
【００３１】
また、前記脚部２１は、前記操作頭部２０の一面側から、この操作頭部２０の一面にほぼ直交する向きに突き出す板状片として構成されている。
【００３２】
この脚部２１は、この実施の形態にあっては、前記操作頭部２０の長さ方向ほぼ中程の位置から突き出すように構成されている。また、この脚部２１は、操作頭部２０の幅寸法とほぼ同じ幅寸法を持つように構成されている。また、この脚部２１は、幅広の両面２１ｂ、２１ｂを持つように構成されていると共に、この幅広の両面２１ｂ、２１ｂを前記本体１の幅方向に沿わせるようにして前記連通穴１１を通じて本体１の内部空間１０内に入れ込まれる構成となっている。
【００３３】
そして、このように構成される脚部２１に、前記紐状体Ｗを通し抜けさせる通し穴２１ａが形成してある。この実施の形態にあっては、かかる通し穴２１ａは、脚部２１の突き出し側にある穴縁部２１ａ’を弧状に湾曲させると共に、この湾曲させた穴縁部２１ａ’を紐状体Ｗに食い付かせる穴縁部２１ａ’とするように構成されている。
【００３４】
また、この実施の形態にあっては、前記操作頭部２０は、前記脚部２１の突き出し側を湾曲内側とするように弧状にされている。すなわち、かかる操作頭部２０は、その両面をそれぞれ湾曲面とするように構成されている。そして、かかる操作頭部２０は、前記のように湾曲された両面の湾曲を解く向きに、前記脚部２１の突き出し位置を挟んだ両側をそれぞれ弾性変形させることができるように構成されている。
【００３５】
すなわち、この実施の形態にあっては、ロック体２の操作頭部２０が、この操作頭部２０と脚部２１との連接位置を挟んだ両側に形成された一対の弾性片２０ａ、２０ａによって構成されている。
【００３６】
そして、この実施の形態にあっては、第一に、このように湾曲されたロック体２の操作頭部２０によって、この操作頭部２０を弾性変形させない状態においては、本体１の連通穴１１を通じて本体１の内部空間１０に入れ込まされた脚部２１の通し穴２１ａが本体１の内部空間１０に通される紐状体Ｗをこの通し穴２１ａを通り抜けさせるようにこの内部空間１０に連通しないようにしてある。（図６）すなわち、湾曲状態で両端部を本体１の側部１２に接しさせる操作頭部２０によって、ロック体２の脚部２１はその突き出し端側を前記連通穴１１を通じて本体１の内部空間１０内に入れ込ませてはいるが、前記通し穴２１ａの形成部分をこの内部空間１０内に入れ込ませない状態で支持されるようにしてある。
【００３７】
また、第二に、ロック体２の操作頭部２０を本体１の側部１２に押し付け操作してこの操作頭部２０を弾性変形させた脚部２１の押し込み状態において、このように押し込まれた脚部２１の通し穴２１ａを通じて本体１に紐状体Ｗを通し抜けさせるようにしてある。（図３）すなわち、この押し付け操作によって湾曲を解く向きに操作頭部２０を弾性変形させることによって、ロック体２の脚部２１における前記通し穴２１ａの形成部分が本体１の内部空間１０内に入れ込まされる構成としてある。
【００３８】
そして、第三に、前記押し付けによって弾性変形された操作頭部２０のこの押し付けを解くことによって、この操作頭部２０が弾性復帰し、この操作頭部２０の弾性復帰により移動されるロック体２の脚部２１によって本体１の内部空間１０内において紐状体Ｗにこの脚部２１の通し穴２１ａの穴縁部２１ａ’を食い付かせるようにしてある。（図４）
【００３９】
すなわち、この実施の形態にかかる留め具Ｒによれば、
（１）前記操作頭部２０を押し付け操作してこの操作頭部２０を弾性変形させた状態において、ロック体２の脚部２１の通し穴２１ａを通じて本体１に紐状体Ｗを通し抜けさせることができると共に、この状態において紐状体Ｗの所望の位置まで紐状体Ｗに沿って留め具Ｒを移動させることができる。
（２）また、このように紐状体Ｗの所望の位置まで紐状体Ｗに沿って留め具Ｒを移動させた後、操作頭部２０の押し付けを解くことにより、操作頭部２０を完全ではないが弾性復帰させ、この弾性復帰によって本体１の連通穴１１から抜き出される方向に移動されるロック体２の脚部２１によって本体１の内部空間１０内において紐状体Ｗにこの脚部２１の通し穴２１ａの穴縁部２１ａ’を食い付かせ、この所望の移動位置において紐状体Ｗに留め具Ｒを留め付けることができる。
（３）また、このように紐状体Ｗの所望の位置に留め具Ｒを留め付けさせた状態から、操作頭部２０を再び押し付け操作して当該操作頭部２０を弾性変形させることにより、本体１の内部空間１０の奥側にロック体２の脚部２１を移動させてこの脚部２１の通し穴２１ａの穴縁部２１ａ’が紐状体Ｗに食い付かされた状態を解くことができ、これにより紐状体Ｗに対する留め具Ｒの留め付け状態を解いて再び紐状体Ｗに沿って所望の位置まで留め具Ｒを移動させることができる。
（４）また、本体１の内部にロック体２を弾発させる手段を設ける必要がないことから、紐状体Ｗの長さ方向に直交する向きでの本体１の寸法、さらには、この向きでの留め具Ｒの寸法を支障なくできるだけ小さくすることができる。特に、本体１を紐状体Ｗの長さ方向に沿って長く、紐状体Ｗの長さ方向に直交する向きではできるだけ短寸の目立たない形状を持つものとして構成することができる。また、ロック体２の操作頭部２０の押し付け方向の留め具Ｒの寸法をできる限り小さくできることから、この押し付け操作にあたって留め具Ｒを把持し易い。
（５）また、ロック体２の操作頭部２０を紐状体Ｗの長さ方向に沿って長く構成して、この操作頭部２０が十分な弾性復帰力を有するようにすることが無理なくできる。また、ロック体２の押し付け操作にあたっての操作面を紐状体Ｗの長さ方向に沿ってできるだけ大きく確保することができる。さらに、操作頭部２０自体が紐状体Ｗに脚部２１の通し穴２１ａの穴縁部２１ａ’を食い付かせるためのバネの役割を果たしていることから、合理的な構造である上に、この食い付きの解除を操作頭部２０の押し付け操作によって押し付け力の全てを無駄なく操作頭部２０に作用させてなすことができる。
【００４０】
また、この実施の形態にあっては、操作頭部２０を、前記脚部２１の突き出し位置を挟んだ両側をそれぞれ前記押し付け操作によって弾性変形させる一対の弾性片２０ａ、２０ａによって構成してあることから、この押し付け操作による脚部２１の移動及びこの押し付け操作の解除による脚部２１の移動をいずれも安定的に行わせることができる。
【００４１】
もっとも、この実施の形態とは異なり、操作頭部２０を、脚部２１との連接位置から側方に向けて突き出す一つの弾性変形可能な弾性片２０ａにより構成しておくこともできる。
【００４２】
また、この実施の形態にあっては、本体１の側部１２のうちロック体２の操作頭部２０に向き合った部分に、本体１の内部空間１０側に窪んだ凹部１５が形成されている。
【００４３】
具体的には、この実施の形態にあっては、本体１の側部１２を構成する四つの外面部１３、１３…のうち、前記連通穴１１の形成されている外面部１３に、本体１の長さ方向に沿って長く延びる溝状をなす凹部１５が形成されている。この凹部１５は、前記連通穴１１の形成されている箇所を最も深くするように形成されており、この連通穴１１を挟んだ両側の凹部１５の底面１５ａをそれぞれ、本体１の端部からこの連通穴１１に向かうに連れて次第に低まる傾斜面１５ｂとするようにしてある。
【００４４】
そして、この実施の形態にあっては、前記ロック体２の操作頭部２０が、この凹部１５の幅内に納まる幅寸法を有し、操作頭部２０をこの凹部１５内に納めた状態で、前記連通穴１１を通じて前記脚部２１を本体１の内部空間１０内に入れ込ませた構成としてある。
【００４５】
より具体的には、操作頭部２０を本体１に押し付け操作しない状態においては、操作頭部２０を構成する一対の弾性片２０ａ、２０ａの先端部２０ａ’を凹部１５の底面１５ａに接しさせると共に、前記傾斜面１５ｂによって、この先端部２０ａ’から操作頭部２０における脚部２１の連接位置に向かうに連れて操作頭部２０と凹部１５の底面１５ａとの間の間隔が広がっていくような状態で、前記凹部１５に操作頭部２０が納められている。そして、操作頭部２０は、前記凹部１５の底面１５ａに操作頭部２０の脚部２１の突き出し側の面を密着させる位置まで、本体１側に向けてこの操作頭部２０を弾性変形させながらの押し付け操作ができるようにしてある。
【００４６】
この結果、この実施の形態にあっては、紐状体Ｗの長さ方向に直交する向きでの留め具Ｒの寸法をより小さくすることが可能とされている。
【００４７】
また、この実施の形態にあっては、本体１の連通穴１１における紐状体Ｗの通し抜け方向に交叉する向きにある向き合った穴縁部１１ｃ、１１ｃ間の間隔が、この通し抜け方向にあるロック体２の脚部２１の厚さ寸法よりも大きくなるようにしてある。
【００４８】
具体的には、この実施の形態にあっては、本体１の連通穴１１は、
（１）ロック体２の脚部２１の幅寸法よりもやや幅広をなす中央穴部１１ａと、
（２）この中央穴部１１ａの両側に、ロック体２の脚部２１の幅寸法よりもやや幅狭の側穴部１１ｂをそれぞれ備えている。
（３）そして、この中央穴部１１ａと側穴部１１ｂの寸法差によって、連通穴１１における本体１の長さ方向にある両穴壁部にそれぞれ、前記脚部２１の突き出し方向にある側縁部２１ｃを納める第一の溝１１ｄが形成されている。
【００４９】
そして、このように連通穴１１の中央穴部１１ａにおいて連通穴１１に入れ込まされたロック体２の脚部２１の一方の面２１ｂとこの一方の面２１ｂに向き合った側穴部１１ｂにおける紐状体Ｗの通し抜け方向に交叉する向きにある穴縁部１１ｃとの間、および、ロック体２の脚部２１の他方の面２１ｂとこの他方の面２１ｂに向き合った側穴部１１ｂにおける紐状体Ｗの通し抜け方向に交叉する向きにある穴縁部１１ｃとの間に、ロック体２の脚部２１の通し穴２１ａに紐状体Ｗを通し抜けさせた後の操作頭部２０の弾性復帰によって屈曲された紐状体Ｗの屈曲外側にある紐状体Ｗの一部が本体１の内側から入り込むようにしてある。（図４）
【００５０】
この結果、この実施の形態にあっては、留め具Ｒの紐状体Ｗへの留め付け状態において、紐状体Ｗをできるだけ大きく屈曲させることができると共に、このように屈曲された紐状体Ｗの屈曲部の一部を本体１の内側から連通穴１１に入り込ませてこの連通穴１１の穴縁部１１ｃに押し当てさせることができ、これにより、紐状体Ｗへの留め付け力をより強く確保させることができる。
【００５１】
また、前記連通穴１１に紐状体Ｗの屈曲部が本体１の内部から入り込む分、この紐状体Ｗへの留め付け状態におけるロック体２の脚部２１の本体１の外方に向けた移動寸法を大きく確保することができ、これにより、この留め付け状態におけるロック体２の操作頭部２０の弾性変形量を減少させることができる。この結果、操作頭部２０の経時的な疲労、すなわち、前記留め付け状態において操作頭部２０が大きく弾性変形されたままの状態におかれることに伴う操作頭部２０の弾性変形力の減少をできるだけ防止することができる。
【００５２】
また、この実施の形態にあっては、本体１における連通穴１１の下方にある内壁部に、この連通穴１１からのロック体２の脚部２１の入れ込みに伴って、この脚部２１に形成された掛合部２１ｄに対し、この脚部２１側及び内壁部側の双方又はいずれか一方の弾性変形後の弾発によって掛合される被掛合部１６が形成してある。
【００５３】
具体的には、この実施の形態にあっては、本体１における前記連通穴１１が形成された外面部１３に対向する外面部１３側から、前記連通穴１１における第一の溝１１ｄの内端に向けて延びるこの第一の溝１１ｄよりも深い第二の溝１７が形成されている。そして、この第一の溝１１ｄと第二の溝１７との深さ寸法の差分の段差面１６ａが、前記連通穴１１における本体１の内側の穴縁部に本体１の両側においてそれぞれ形成されるようにしてある。
【００５４】
また、この実施の形態にあっては、前記ロック体２の脚部２１におけるこの脚部２１の突き出し方向にある側縁部２１ｃと、この脚部２１の突き出し端縁部との接し合う二つの隅部にそれぞれ、側方に向けて突き出す掛合突部２１ｅが形成されている。
【００５５】
このロック体２の脚部２１における一対の掛合突部２１ｅ、２１ｅの突き出し端２１ｆ間の寸法は、一対の第一の溝１１ｄ、１１ｄの溝底間の間隔、つまり、連通穴１１の中央穴部１１ａの本体１の幅方向における穴幅よりもやや大きくなるように構成してあると共に、一対の第二の溝１７、１７の溝底間の間隔よりもやや小さくなるように構成してある。
【００５６】
また、この一対の掛合突部２１ｅ、２１ｅはそれぞれ、その突き出し端２１ｆを挟んだ下方に、この突き出し端２１ｆに向かうに連れて次第に掛合突部２１ｅの上下方向の肉厚寸法を小さくする向きに傾斜した傾斜面２１ｇを備えると共に、その突き出し端２１ｆを挟んだ上方に、前記段差面１６ａに対する掛合面２１ｈを有している。
【００５７】
また、脚部２１における一対の掛合突部２１ｅ、２１ｅの側方には、脚部２１の突き出し端において下方に開放されて上方に向けて延びる割溝２１ｉがそれぞれ形成されており、この割溝２１ｉによって脚部２１の両側がそれぞれ弾性変形可能となるようにしてある。
【００５８】
これにより、この実施の形態にあっては、
（１）先ず、本体１の連通穴１１にロック体２の脚部２１を入れ込むことに伴って、第一の溝１１ｄの溝底に掛合突部２１ｅを突き当てさせて、この掛合突部２１ｅの設けられている脚部２１の側部をそれぞれ内向きに弾性変形させることができる。この弾性変形は、前記突部の傾斜面２１ｇにより徐々になされるものとされ、連通穴１１へのロック体２の脚部２１の入れ込みを比較的スムースになすことができる。
（２）次いで、本体１の連通穴１１に対し、第一の溝１１ｄの内端を掛合突部２１ｅの突き出し端２１ｆが越える位置までロック体２の脚部２１を入れ込ませると、一旦弾性変形されていた脚部２１の側部が弾性復帰され、掛合突部２１ｅの掛合面２１ｈが前記段差面１６ａに掛合し得る状態となり、両面２１ｈ、１６ａが掛合する位置から先に再びロック体２の脚部２１が抜け出すことがないようにすることができる。
【００５９】
すなわち、この実施の形態にあっては、本体１の連通穴１１に対しロック体２の脚部２１を入れ込むことに伴って、本体１の被掛合部１６（この実施の形態にあっては前記段差面１６ａ）にロック体２の掛合部２１ｄ（この実施の形態にあっては前記掛合突部２１ｅ）を掛合させることができ、この掛合によりこの掛合位置を越えて本体１の連通穴１１からロック体２の脚部２１が再び抜け出さないようにして、本体１とロック体２とをワンタッチでアッセンブリーすることができる。
【００６０】
このように本体１に組み付けられるロック体２は、前記第二の溝１７の形成範囲内において、前記操作頭部２０の押し込みによって本体１の内方に向けて移動され、また、このように押し込まれた操作頭部２０の弾性復帰により本体１の外方に向けて移動される。
【００６１】
なお、この実施の形態にあっては、連通穴１１の中央穴部１１ａの直下位置にある本体１の内壁部に、操作頭部２０の押し込みによってロック体２の脚部２１の突き出し端側の入り込む穴部１８が形成されており、脚部２１の移動量をできるだけ大きく確保できるようにしてある。
【００６２】
ロック体２の操作頭部２０および脚部２１に所用の弾性変形特性を付与することは、典型的には、このロック体２をプラスチック成形品とすることにより確保することができる。
【００６３】
この実施の形態にあっては、ロック体２と本体１の双方をプラスチック成形品とできるようにしてある。
【００６４】
本体１における前記段差面１６ａの直下には、第二の溝１７の溝幅とほぼ等しい幅を備えた窓穴１９が形成されており、この窓穴１９を通じて前記段差面１６ａをプラスチック成形によって形成するようにしている。
【００６５】
【発明の効果】
この発明にかかる紐状体の留め具によれば、留め付けられる紐状体の長さ方向に直交する向きでの留め具の寸法をできる限り小さくすることができると共に、留め具を本体とロック体の２パーツから支障なく構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】留め具Ｒの使用状態を示す斜視図
【図２】留め具Ｒの分離斜視図
【図３】同使用状態を示す断面図（フリー状態）
【図４】同使用状態を示す断面図（留め付け状態）
【図５】留め具Ｒの側面図
【図６】同断面図
【図７】図６の中央部分での図６と９０度断面位置を異ならせた断面図（なお、ロック体２は断面にしていない。）
【図８】本体１の平面図
【図９】同底面図
【図１０】同断面図
【図１１】図１０の左側から本体１を見て示した側面図
【図１２】図１０の中央部分での図１０と９０度断面位置を異ならせた断面図
【図１３】ロック体２の平面図
【図１４】ロック体２の底面図
【図１５】ロック体２の側面図
【図１６】図１５の左側からロック体２を見て示した側面図
【図１７】ロック体２の断面図
【符号の説明】
１本体
１０内部空間
１１連通穴
１２側部
２ロック体
２０操作頭部
２１脚部
２１ａ通し穴
２１ａ’ 穴縁部
Ｒ留め具
Ｗ紐状体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is an improvement of a fastener that allows various string-like bodies to pass through and is fastened at an appropriate position to the passed-through string-like bodies, and that this fastened state can be released as necessary. About.
[0002]
[Prior art]
As a fastener (referred to as a cord lock or the like) used by being fastened to a drawstring or the like of clothing or the like, there is a strap fastener according to Japanese Patent Laid-Open No. 11-342009 disclosed in the published patent publication disclosed by the present applicant. is there.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, such a conventional fastener is composed of a male and female member having a string through-hole and a compression coil spring for biasing the male and female members in a direction in which the through-holes of the respective strings do not communicate with each other. There has been a certain limit to reducing the size of the fastener in the direction perpendicular to the length direction of the cord that allows the fastener to pass through the through hole of the cord.
[0004]
Moreover, at least three parts were required for the structure of a fastener.
[0005]
Therefore, the present invention makes it possible to reduce the dimension in the direction perpendicular to the length direction of the string-like body to be fastened in this kind of fastener as much as possible, and reduce the number of components of this kind of fastener as much as possible. The main purpose is to
[0006]
[Means for Solving the Problems]
  In order to achieve the above object, in the invention according to claim 1, the fastener has the following configurations (1) to (6).
(1) It has a main body and a lock body,
(2) The main body includes an internal space through which the string-like body passes and a communication hole formed so as to communicate with the internal space at the side of the main body.
(3) The lock body includes an operation head configured to be elastically deformable, and a leg portion that is provided in the internal space of the main body through the communication hole of the main body and includes a through hole through which the string-shaped body passes. Has
(4) When the operating part of the lock body is pressed against the side part of the main body and the operating part is elastically deformed, the leg part is pushed in, and the string is attached to the main body through the through hole of the leg part thus pressed. While letting the body pass through,
(5) The leg portion of the lock body moved by the elastic return of the operation head is made to bite the edge of the through hole of the leg portion into the string-like body in the internal space of the main body.Yes,
(6) Further, a concave portion recessed in the inner space of the main body is formed in a portion of the side portion of the main body that faces the operation head of the lock body.
[0007]
  According to such a configuration, (1) in a state where the operation head is pressed and elastically deformed, the string-like body can be passed through the main body through the through hole of the leg of the lock body. In addition, in this state, the fastener can be moved along the string-like body to a desired position of the string-like body.
(2) In addition, after the fastener is moved along the string-like body to the desired position of the string-like body in this way, the operation head is not completely restored by releasing the pressing of the operation head. And let the leg of the lock body move in the direction of being pulled out from the communication hole of the main body by this elastic return to bite the hole edge of the through hole of the leg into the string-like body in the internal space of the main body, The fastener can be fastened to the string-like body at the desired movement position.
(3) Further, from the state where the fastener is fastened to the desired position of the string-like body in this manner, the operation head is pressed again to elastically deform the operation head, thereby the internal space of the main body. By moving the leg of the lock body to the back side of the arm, it is possible to unravel the state where the hole edge of the through hole of this leg has been bitten by the string-like body, thereby fastening the fastener to the string-like body The fastener can be moved to a desired position along the string again after releasing the state.
(4) Further, since it is not necessary to provide means for repelling the lock body inside the main body, the dimensions of the main body in the direction perpendicular to the length direction of the string-like body, and further the fastener in this direction Can be made as small as possible without hindrance. In particular, the main body can be configured to have an inconspicuous shape that is as short as possible in a direction that is long along the length direction of the string-like body and is orthogonal to the length direction of the string-like body. Moreover, since the dimension of the fastener in the pressing direction of the operation head of the lock body can be made as small as possible, it is easy to grip the fastener in this pressing operation.
(5) Further, it is possible to reasonably configure the operation head of the lock body to be long along the length direction of the string-like body so that the operation head has a sufficient elastic return force. In addition, it is possible to secure as large an operation surface as possible along the length direction of the string-like body when the lock body is pressed. In addition, since the operation head itself plays a role of a spring for causing the string-like body to bite the edge of the through hole of the leg, it is a rational structure, and this biting is released. By pressing the operation head, all the pressing force can be applied to the operation head without waste.
(6) Moreover, the dimension of the fastener in the direction orthogonal to the length direction of the string-like body can be further reduced.
[0008]
Further, in the invention described in claim 2, the operation head of the lock body in the fastener of the string-like body according to claim 1 is formed on both sides sandwiching the connecting position of the operation head and the leg. It is characterized by comprising a pair of elastic pieces.
[0009]
According to such a configuration, it is possible to stably perform the movement of the leg portion by the pressing operation of the operating head and the movement of the leg portion by releasing the pressing operation.
[0012]
  Also,In invention of Claim 3, in Claim 1 or Claim 2,The distance between the hole edges facing each other in the direction of crossing the string-like body in the through-hole direction of the main body in the string-like fastener described above is the thickness of the leg of the lock body in this through-hole direction. It is characterized by being larger than the height dimension.
[0013]
According to such a configuration, in a state where the fastener is fastened to the string-like body, the string-like body can be bent as much as possible, and a part of the bent portion of the string-like body bent in this way is part of the main body. It is possible to enter the communication hole from the inside and press it against the hole edge portion of the communication hole, thereby ensuring a stronger fastening force to the string-like body.
[0014]
  Also,In invention of Claim 4, in Claim 1, Claim 2 or Claim 3,The string-like fastener described above is further applied to the inner wall portion below the communication hole in the main body with respect to the engaging portion formed on the leg portion as the lock body leg portion is inserted from the communication hole. In addition, a hooked portion that is hooked by the elastic deformation after elastic deformation of either or both of the leg portion side and the inner wall portion side is formed.
[0015]
According to such a configuration, as the leg portion of the lock body is inserted into the communication hole of the main body, the engagement portion of the lock body can be engaged with the engagement portion of the main body, and this engagement position is determined by this engagement. The main body and the lock body can be assembled with one touch so that the leg portion of the lock body does not come out again from the communication hole of the main body.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A typical embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS.
[0017]
Here, FIG. 1 shows the use state of the fastener R of the string-like body W according to this embodiment as a perspective state. FIG. 2 shows the lock body 2 and the main body 1 constituting the fastener R as separated from each other. 3 shows a state in which the operating head 20 of the lock body 2 is pressed, and FIG. 4 shows a cross-section of the state in which the fastener R is fastened to the string-like body W by releasing the pressing operation. Shown as a state.
[0018]
5 to 7 represent the fasteners R, FIGS. 8 to 12 represent the main body 1, and FIGS. 13 to 17 represent the lock body 2, respectively. ing.
[0019]
The fastener R of the string-like body W according to this embodiment allows the various string-like bodies W to pass through, and fastens at appropriate positions with respect to the string-like bodies W passed through. The state can be released as necessary.
[0020]
As the string-like body W, typically, a drawstring provided around an open part of clothes or a bag, a tightening string used for these, and the like are planned.
[0021]
Taking an example of a squeezing string provided so as to go around the open part of the clothes, typically, it is used so that the fasteners R are respectively fastened to the drawer part from the open part of the clothes in the squeezing string. . By changing the fastening position of the fastener R with respect to the drawstring, the length of the drawstring around the open portion of the garment can be changed, whereby the open portion of the garment can be squeezed or widened.
[0022]
The fastener R is configured by combining the main body 1 and the lock body 2.
[0023]
Body 1
(1) an internal space 10 through which the string-like body W passes,
(2) A communication hole 11 is formed in the side portion 12 of the main body 1 so as to communicate with the internal space 10.
[0024]
Specifically, in this embodiment, the main body 1 is configured as a cylindrical body that is elongated so as to extend along the length direction of the string-like body W to be passed through.
[0025]
The main body 1 is configured so that the outer shape of the main body 1 is substantially square in a cross section perpendicular to the length direction, and the side portion 12 has four outer surface portions 13 and 13 along the length direction. …have.
[0026]
Further, the main body 1 is configured so that the inner shape of the main body 1 is substantially circular in a cross section perpendicular to the length direction, and the both end faces 14 from the one end face 14 toward the other end face 14. A round hole opened outward at 14 is provided in a penetrating state. And the main body 1 is provided with the said internal space 10 by this round hole.
[0027]
That is, the end of the string-like body W is inserted from the hole of the round hole opened in the one end surface 14 of the main body 1, and the terminal is extracted from the hole of the round hole opened in the other end surface 14 of the main body 1. By doing so, the inner space 10 of the main body 1 can be passed through the string-like body W.
[0028]
Further, in this embodiment, the communication hole 11 is configured to open outward at one of the four outer surface portions 13, 13... Along the length direction of the main body 1. Yes. Further, the communication hole 11 is formed at a position approximately in the middle of the length direction of the main body 1.
[0029]
On the other hand, the lock body 2 is
(1) an operation head 20 configured to be elastically deformable;
(2) A through hole 21 a for allowing the string-like body W to pass through is provided and a leg portion 21 inserted into the internal space 10 of the main body 1 through the communication hole 11 of the main body 1.
[0030]
Specifically, in this embodiment, the operation head 20 of the lock body 2 is elongated in the direction in which the string-like body W passes through the main body 1 (that is, the length direction of the main body 1). It is configured to have a plate shape.
[0031]
Further, the leg portion 21 is configured as a plate-like piece protruding from one surface side of the operation head 20 in a direction substantially orthogonal to the one surface of the operation head 20.
[0032]
In this embodiment, the leg portion 21 is configured to protrude from a position approximately in the middle of the operation head 20 in the length direction. Further, the leg portion 21 is configured to have substantially the same width dimension as the width dimension of the operation head 20. Further, the leg portion 21 is configured to have wide both surfaces 21b and 21b, and the main body through the communication hole 11 so that the wide both surfaces 21b and 21b are along the width direction of the main body 1. 1 is inserted into the internal space 10.
[0033]
And the through-hole 21a which lets the said string-like body W pass through is formed in the leg part 21 comprised in this way. In this embodiment, the through-hole 21a bends the hole edge 21a 'on the protruding side of the leg 21 in an arc shape and the bent hole edge 21a' into the string-like body W. It is comprised so that it may become the hole edge part 21a 'to bite.
[0034]
Further, in this embodiment, the operation head 20 is formed in an arc shape so that the protruding side of the leg 21 is a curved inner side. That is, the operation head 20 is configured so that both surfaces thereof are curved surfaces. And this operation head 20 is comprised so that the both sides which pinched | interposed the protrusion position of the said leg part 21 can each be elastically deformed in the direction which cancels | curves the both sides curved as mentioned above.
[0035]
That is, in this embodiment, the operating head 20 of the lock body 2 is formed by a pair of elastic pieces 20a and 20a formed on both sides of the connecting position of the operating head 20 and the leg 21. It is configured.
[0036]
In this embodiment, first, in a state where the operation head 20 of the lock body 2 thus curved is not elastically deformed by the operation head 20 of the lock body 2, the communication hole 11 of the main body 1 is used. The through-hole 21a of the leg portion 21 inserted into the internal space 10 of the main body 1 through the inner space 10 communicates with the internal space 10 so that the string-like body W passed through the internal space 10 of the main body 1 passes through the through-hole 21a. I'm not going to do that. (FIG. 6) That is, the leg portion 21 of the lock body 2 has its protruding end side through the communication hole 11 at the inner space of the main body 1 by the operation head 20 having both ends in contact with the side portion 12 of the main body 1 in a curved state. Although it is inserted into the inner space 10, the portion where the through hole 21a is formed is supported without being inserted into the inner space 10.
[0037]
Second, the operation head 20 of the lock body 2 is pressed against the side portion 12 of the main body 1 and the operation head 20 is elastically deformed. The string-like body W is passed through the main body 1 through the through hole 21a of the leg portion 21. (FIG. 3) That is, the operation head 20 is elastically deformed in such a direction as to release the bending by the pressing operation, so that the portion where the through hole 21a is formed in the leg portion 21 of the lock body 2 is placed in the internal space 10 of the main body 1. It is configured to be inserted.
[0038]
Thirdly, by releasing the pressing of the operating head 20 elastically deformed by the pressing, the operating head 20 is elastically restored and moved by the elastic return of the operating head 20. The leg portion 21 causes the hole W 21 a ′ of the through hole 21 a of the leg portion 21 to bite into the string-like body W in the internal space 10 of the main body 1. (Fig. 4)
[0039]
That is, according to the fastener R according to this embodiment,
(1) The string-like body W is passed through the main body 1 through the through hole 21a of the leg portion 21 of the lock body 2 in a state in which the operation head 20 is pressed and elastically deformed. In this state, the fastener R can be moved along the string W to a desired position of the string W.
(2) Further, after the fastener R is moved along the string-like body W to the desired position of the string-like body W in this way, the operation head 20 is completely released by releasing the pressing of the operation head 20. Although not elastically restored, the leg part is formed into the string-like body W in the internal space 10 of the main body 1 by the leg part 21 of the lock body 2 which is moved in the direction of being extracted from the communication hole 11 of the main body 1 by this elastic return. The hole edge 21a 'of the 21 through hole 21a can be bitten and the fastener R can be fastened to the string-like body W at this desired movement position.
(3) Further, by pressing the operating head 20 again from the state where the fastener R is fastened to the desired position of the string W, the operating head 20 is elastically deformed, It is possible to move the leg portion 21 of the lock body 2 to the back side of the internal space 10 of the main body 1 to unravel the state where the hole edge portion 21a ′ of the through hole 21a of the leg portion 21 is bitten by the string-like body W. Thus, the fastening state of the fastener R with respect to the string-like body W can be released, and the fastener R can be moved again along the string-like body W to a desired position.
(4) Further, since it is not necessary to provide means for repelling the lock body 2 inside the main body 1, the dimensions of the main body 1 in the direction perpendicular to the length direction of the string-like body W, and further this direction The size of the fastener R can be made as small as possible without hindrance. In particular, the main body 1 can be configured as having an inconspicuous shape that is as short as possible in a direction that is long along the length direction of the string-like body W and is orthogonal to the length direction of the string-like body W. In addition, since the size of the fastener R in the pressing direction of the operation head 20 of the lock body 2 can be made as small as possible, it is easy to grip the fastener R in this pressing operation.
(5) Also, it is easy to make the operation head 20 of the lock body 2 long along the length direction of the string-like body W so that the operation head 20 has a sufficient elastic restoring force. it can. Further, the operation surface for the pressing operation of the lock body 2 can be ensured as large as possible along the length direction of the string-like body W. Furthermore, since the operation head 20 itself plays a role of a spring for causing the string-like body W to bite the hole edge portion 21a ′ of the through hole 21a of the leg portion 21, it has a rational structure. This biting can be released by pressing the operating head 20 so that the entire pressing force is applied to the operating head 20 without waste.
[0040]
In this embodiment, the operation head 20 is constituted by a pair of elastic pieces 20a and 20a that are elastically deformed by the pressing operation on both sides sandwiching the protruding position of the leg portion 21, respectively. Therefore, both the movement of the leg 21 by this pressing operation and the movement of the leg 21 by releasing this pressing operation can be performed stably.
[0041]
However, unlike this embodiment, the operation head 20 can also be constituted by one elastically deformable elastic piece 20a that protrudes laterally from the position of connection with the leg 21.
[0042]
Further, in this embodiment, a recessed portion 15 that is recessed toward the inner space 10 side of the main body 1 is formed in a portion of the side portion 12 of the main body 1 that faces the operating head 20 of the lock body 2. .
[0043]
Specifically, in this embodiment, of the four outer surface portions 13, 13... Constituting the side portion 12 of the main body 1, the outer surface portion 13 in which the communication hole 11 is formed is connected to the main body 1. A recess 15 having a groove shape extending along the length direction is formed. The recess 15 is formed so as to deepen the portion where the communication hole 11 is formed, and the bottom surfaces 15a of the recesses 15 on both sides of the communication hole 11 are respectively formed from the end of the main body 1 The inclined surface 15b is gradually lowered toward the communication hole 11.
[0044]
In this embodiment, the operation head 20 of the lock body 2 has a width dimension that can be accommodated within the width of the recess 15, and the operation head 20 is accommodated in the recess 15. The leg 21 is inserted into the internal space 10 of the main body 1 through the communication hole 11.
[0045]
More specifically, in a state where the operation head 20 is not pressed against the main body 1, the tip portions 20 a ′ of the pair of elastic pieces 20 a and 20 a constituting the operation head 20 are brought into contact with the bottom surface 15 a of the recess 15. The inclined surface 15b increases the distance between the operating head 20 and the bottom surface 15a of the recess 15 from the distal end 20a ′ toward the connecting position of the leg 21 in the operating head 20. In the state, the operation head 20 is housed in the recess 15. The operation head 20 is elastically deformed toward the main body 1 until the operation head 20 is brought into close contact with the bottom surface 15a of the recess 15 so that the protruding side surface of the leg 21 of the operation head 20 is in close contact with the operation head 20. Can be pressed.
[0046]
As a result, in this embodiment, the size of the fastener R in the direction orthogonal to the length direction of the string-like body W can be further reduced.
[0047]
In this embodiment, the interval between the hole edge portions 11c and 11c facing each other in the direction intersecting with the through-hole direction of the string-like body W in the communication hole 11 of the main body 1 is in this through-hole direction. It is made larger than the thickness dimension of the leg part 21 of a certain lock body 2.
[0048]
Specifically, in this embodiment, the communication hole 11 of the main body 1 is
(1) a central hole portion 11a that is slightly wider than the width dimension of the leg portion 21 of the lock body 2;
(2) On both sides of the central hole portion 11a, side hole portions 11b that are slightly narrower than the width dimension of the leg portion 21 of the lock body 2 are provided.
(3) Then, due to the dimensional difference between the central hole portion 11a and the side hole portion 11b, the side edges in the protruding direction of the leg portion 21 are respectively formed on the two hole wall portions in the communication hole 11 in the length direction of the main body 1. A first groove 11d for accommodating the portion 21c is formed.
[0049]
And the string-like shape in one side 21b of the leg part 21 of the lock body 2 inserted in the communication hole 11 in the central hole part 11a of the communication hole 11 in this way and the side hole part 11b facing this one surface 21b. Between the hole edge portion 11c in the direction crossing in the through-through direction of the body W and in the side hole portion 11b facing the other surface 21b of the leg portion 21 of the lock body 2 and the other surface 21b The elasticity of the operating head 20 after the string-like body W is passed through the through-hole 21a of the leg portion 21 of the lock body 2 between the hole edge portion 11c in the direction intersecting with the through-through direction of the body W. A part of the string-like body W on the outer side of the string-like body W bent by the return is inserted from the inside of the main body 1. (Fig. 4)
[0050]
As a result, in this embodiment, in the state where the fastener R is fastened to the string-like body W, the string-like body W can be bent as much as possible, and the string-like body bent in this way A part of the bent portion of W can enter the communication hole 11 from the inside of the main body 1 and can be pressed against the hole edge portion 11c of the communication hole 11, whereby the fastening force to the string-like body W can be increased. It can be made stronger.
[0051]
Further, since the bent portion of the string-like body W enters the communication hole 11 from the inside of the main body 1, the leg portion 21 of the lock body 2 in the state fastened to the string-like body W is directed to the outside of the main body 1. A large moving dimension can be ensured, whereby the amount of elastic deformation of the operating head 20 of the lock body 2 in this fastened state can be reduced. As a result, the fatigue of the operating head 20 over time, i.e., the reduction in the elastic deformation force of the operating head 20 due to the operating head 20 being left in a state of being largely elastically deformed in the above-mentioned fastening state. It can be prevented as much as possible.
[0052]
Further, in this embodiment, the leg 21 is formed in the inner wall part below the communication hole 11 in the main body 1 with the insertion of the leg part 21 of the lock body 2 from the communication hole 11. A hooked portion 16 is formed on the hooked portion 21d to be hooked by the elastic deformation after either or both of the leg portion 21 and the inner wall portion.
[0053]
Specifically, in this embodiment, the inner end of the first groove 11d in the communication hole 11 from the outer surface part 13 side facing the outer surface part 13 in which the communication hole 11 in the main body 1 is formed. A second groove 17 is formed which is deeper than the first groove 11d extending toward. Then, step surfaces 16 a having a difference in depth between the first groove 11 d and the second groove 17 are formed on both sides of the main body 1 at the hole edge inside the main body 1 in the communication hole 11. It is like that.
[0054]
Further, in this embodiment, the two side edges 21c of the leg 21 of the lock body 2 in the protruding direction of the leg 21 and the protruding edge of the leg 21 are in contact with each other. Engaging protrusions 21e that protrude toward the sides are formed at the corners.
[0055]
The dimension between the protruding ends 21f of the pair of engaging protrusions 21e and 21e in the leg 21 of the lock body 2 is the distance between the groove bottoms of the pair of first grooves 11d and 11d, that is, the center hole of the communication hole 11 The portion 11a is configured to be slightly larger than the hole width in the width direction of the main body 1, and is configured to be slightly smaller than the interval between the groove bottoms of the pair of second grooves 17, 17. .
[0056]
Further, the pair of engaging projections 21e and 21e are respectively positioned below the protruding end 21f so as to gradually decrease the vertical thickness of the engaging protruding portion 21e toward the protruding end 21f. An inclined surface 21g is provided, and an engaging surface 21h for the step surface 16a is provided above the protruding end 21f.
[0057]
Further, on the side of the pair of engaging protrusions 21e and 21e in the leg portion 21, split grooves 21i that are opened downward and extend upward at the protruding end of the leg portion 21 are formed. The both sides of the leg portion 21 can be elastically deformed by 21i.
[0058]
Thereby, in this embodiment,
(1) First, as the leg portion 21 of the lock body 2 is inserted into the communication hole 11 of the main body 1, the engaging protrusion 21e is abutted against the groove bottom of the first groove 11d, and this engaging protrusion The side portions of the leg portions 21 provided with 21e can be elastically deformed inward. This elastic deformation is gradually performed by the inclined surface 21g of the protrusion, and the insertion of the leg portion 21 of the lock body 2 into the communication hole 11 can be made relatively smooth.
(2) Next, when the leg portion 21 of the lock body 2 is inserted into the communication hole 11 of the main body 1 until the protruding end 21f of the engaging protrusion 21e exceeds the inner end of the first groove 11d, it is once elastic. The side portion of the leg portion 21 that has been deformed is elastically restored, and the engaging surface 21h of the engaging protrusion 21e can be engaged with the stepped surface 16a. The leg portion 21 can be prevented from coming out.
[0059]
That is, in this embodiment, as the leg portion 21 of the lock body 2 is inserted into the communication hole 11 of the main body 1, the hooked portion 16 of the main body 1 (in this embodiment, The engaging surface 21d of the lock body 2 (in this embodiment, the engaging protrusion 21e) can be engaged with the stepped surface 16a). Thus, the main body 1 and the lock body 2 can be assembled with one touch so that the leg portion 21 of the lock body 2 does not come out again.
[0060]
Thus, the lock body 2 assembled to the main body 1 is moved toward the inside of the main body 1 by the pressing of the operation head 20 within the formation range of the second groove 17, and is thus pushed in. The operation head 20 is moved toward the outside of the main body 1 by the elastic return.
[0061]
In this embodiment, the inner wall portion of the main body 1 located immediately below the central hole portion 11a of the communication hole 11 is pushed into the protruding end side of the leg portion 21 of the lock body 2 by the operation head 20 being pushed. A hole portion 18 is formed so that the amount of movement of the leg portion 21 can be as large as possible.
[0062]
Giving the desired elastic deformation characteristics to the operation head 20 and the leg 21 of the lock body 2 can typically be ensured by making the lock body 2 a plastic molded product.
[0063]
In this embodiment, both the lock body 2 and the main body 1 can be made of plastic.
[0064]
A window hole 19 having a width substantially equal to the groove width of the second groove 17 is formed immediately below the step surface 16 a in the main body 1, and the step surface 16 a is formed by plastic molding through the window hole 19. Like to do.
[0065]
【The invention's effect】
According to the string-like fastener according to the present invention, the size of the fastener in the direction orthogonal to the length direction of the string-like object to be fastened can be made as small as possible, and the fastener can be locked to the main body. It can be constructed from two parts of the body without hindrance.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a use state of a fastener R
2 is an exploded perspective view of a fastener R. FIG.
FIG. 3 is a sectional view showing the same use state (free state)
FIG. 4 is a sectional view showing the same use state (fastened state)
FIG. 5 is a side view of a fastener R.
FIG. 6 is a sectional view of the same.
7 is a cross-sectional view in which a 90-degree cross-sectional position is different from that in FIG. 6 in the central portion of FIG.
FIG. 8 is a plan view of the main body 1
FIG. 9 is a bottom view of the same.
FIG. 10 is a sectional view of the same.
11 is a side view showing the main body 1 from the left side of FIG.
12 is a cross-sectional view in which a 90-degree cross-sectional position is different from that in FIG. 10 in the central portion of FIG.
13 is a plan view of the lock body 2. FIG.
14 is a bottom view of the lock body 2. FIG.
15 is a side view of the lock body 2. FIG.
16 is a side view showing the lock body 2 viewed from the left side of FIG.
FIG. 17 is a cross-sectional view of the lock body 2
[Explanation of symbols]
1 Body
10 Internal space
11 Communication hole
12 Side
2 Lock body
20 Operation head
21 legs
21a Through hole
21a 'hole edge
R fastener
W string

Claims

本体とロック体とを備えており、
本体は、紐状体を通し抜けさせる内部空間と、本体の側部においてこの内部空間に連通するように形成された連通穴とを備えており、
ロック体は、弾性変形可能に構成された操作頭部と、紐状体を通し抜けさせる通し穴を備えると共に本体の連通穴を通じて本体の内部空間内に入れ込まれた脚部とを備えており、
ロック体の操作頭部を本体の側部に押し付け操作してこの操作頭部を弾性変形させた脚部の押し込み状態において、このように押し込まれた脚部の通し穴を通じて本体に紐状体を通し抜けさせるようにしてあると共に、
操作頭部の弾性復帰により移動されるロック体の脚部によって本体の内部空間内において紐状体にこの脚部の通し穴の穴縁部を食い付かせるようにしてあり、
さらに、本体の側部のうちロック体の操作頭部に向き合った部分に、この操作頭部が納まる大きさの本体の内部空間側に窪んだ凹部が形成されていることを特徴とする紐状体の留め具。It has a main body and a lock body,
The main body includes an internal space through which the string-like body passes and a communication hole formed so as to communicate with the internal space at the side of the main body,
The lock body includes an operation head configured to be elastically deformable, and a through hole through which the string-like body passes and is inserted into the internal space of the main body through the communication hole of the main body. ,
When the operating part of the locking body is pressed against the side of the main body and the operating head is elastically deformed, the leg is pushed in. The string-like body is attached to the main body through the through-hole of the leg thus pressed. While letting it pass through,
The leg portion of the lock body moved by the elastic return of the operation head is designed to bite the edge of the through hole of the leg portion into the string-like body in the internal space of the main body ,
In addition, a string-like shape characterized in that a concave portion formed in the inner space side of the main body is formed in a portion of the side portion of the main body that faces the operation head of the lock body. Body fasteners.

ロック体の操作頭部が、この操作頭部と脚部との連接位置を挟んだ両側に形成された一対の弾性片によって構成されていることを特徴とする請求項１に記載の紐状体の留め具。 2. The string-like body according to claim 1, wherein the operation head of the lock body is constituted by a pair of elastic pieces formed on both sides sandwiching the connecting position of the operation head and the leg. Fasteners.

本体の連通穴における紐状体の通し抜け方向に交叉する向きにある向き合った穴縁部間の間隔が、この通し抜け方向にあるロック体の脚部の厚さ寸法よりも大きくなるようにしてあることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の紐状体の留め具。 The distance between the hole edges facing each other in the direction of crossing the string-like body in the through-hole of the main body is larger than the thickness dimension of the leg of the lock body in the through-through direction. The fastener for a string-like body according to claim 1 or 2, wherein the fastener is provided.

本体における連通穴の下方にある内壁部に、この連通穴からのロック体の脚部の入れ込みに伴って、この脚部に形成された掛合部に対し、この脚部側及び内壁部側の双方又はいずれか一方の弾性変形後の弾発によって掛合される被掛合部が形成してあることを特徴とする請求項１、請求項２又は請求項３に記載の紐状体の留め具。 Both the leg part side and the inner wall part side with respect to the engaging part formed on the leg part when the lock part leg part is inserted into the inner wall part below the communication hole in the main body. 4. The string-like body fastener according to claim 1, 2, or 3, wherein a hooked portion that is hooked by one of the elastic deformations is formed.