JP4672205B2 - カップホルダ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の室内に装備されて、缶,コップ,ペットボトル等の飲料容器を倒れないように保持するカップホルダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来カップホルダ装置の2例を示している。同(a)のカップホルダ装置(特開平9−20166号)は、本体50が飲料容器(以下、容器と略称する)A,Bに対応した大きさの凹状部51を形成し、凹状部51の一側面52aに枢軸53を介し組み付けられた回転体54を有している。この回転体54は切り込み54a,54bを周囲に形成しており、枢軸53を支点として矢印方向へ回動されると、切り込み54a又は54bが一側面52aに設けられた開口から凹状部51内へ配置される。即ち、この構造では、容器AやBが上開口から凹状部51内へ挿入されて、該容器の底を凹状部51の下面である底受け部で支持し、容器側面を切り込み54aや54bと対向側面52bとの間に拘束支持する。
【0003】
同(b)のカップホルダ装置(実開平4−57445号)は、本体60が大きな凹状部61を形成し、又、一側面62aから凹状部61内に出入自在な押え部材63を有している。この押え部材63は、ケース64に対し不図示の付勢手段で突出する方向へ付勢されると共に、プッシュ・プッシュ係止機構(プッシュロックオープン機構)65を介し凹状部61から退避した状態で係止される。即ち、この構造では、容器A又はBが上開口から凹状部61内へ挿入されて、該容器の底を凹状部61の下面である底受け部61aで支持する。その後、容器A又はBは、押え部材63を矢印方向へ押してプッシュ・プッシュ係止機構65を係止解除すると、押え部材63が前記付勢手段の付勢力で同図の如く凹状部61内へ突出して、その先端と対向側面62bとの間に拘束支持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上の従来構造は、凹状部51や61が外径の異なる容器A,Bでも挿入可能にするため比較的大きく設定されると共に、回転体54や押え部材63により各容器側面を倒れないよう支持可能にしたものである。ところが、各構造では、多種の飲料容器のうち、例えば、250〜350ミリリットル缶やカップであっても同様に保持できるものの次のような問題を有している。即ち、車室内に持ち込まれる飲料容器には、高さ寸法が250ミリリットル以下の缶やコップ類の如く極端に小さなものから、ペットボトル(500〜900ミリリット)等の如く極端に大きいものもある。図6(b)は、250ミリリットル缶(容器D)と、ペットボトル(容器E)を凹状部51(61)に入れた状態を模式的に示している。この例において、容器Dは、凹状部51(61)から突出する上部分が少ないため取り出しに難くなる。容器Eは、上部分が凹状部51(61)から大きく突出して安定保持に欠けている。このように、従来構造では、凹状部51(61)の深さが一定になっているため、容器高さ寸法が平均よりも小さかったり大きくなると使い勝手が悪くなる。また、カップホルダ装置は、図6の例の如く車室内の中央トンネル部40を構成しているセンタコンソール42付近のうち、チェンジレバー等の操作部41に接近して設けられることも多く、その場合、容器Eの上部分が大きく突出していると、操作部41を操作する際に当たる虞もあり操作性や安全性の阻害要因となる。
【0005】
本発明は上記したような課題を簡易に解消することを目的としている。具体的には、高さが小さかったり大きい容器でも、凹状内からの容器突出寸法を最適な状態にして、使い勝手と安全性並びに安定保持を良好に維持できるようにする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、図1〜図5に示される各形態例の如く、本体が蓋体で開閉されると共に、飲料用容器の底を支持する底受け部と、前記容器の側面を支持可能な側壁部とを有した概略凹状からなるカップホルダ装置において、前記蓋体に設けられて、前記凹状の下面である底受け部の上側で該凹状内を横切るよう突出され、前記容器の底を支持可能な第2の底受け部を有していることを特徴としている。
【0007】
以上のカップホルダ装置は、第2の底受け部を有し、該第2の底受け部を必要に応じ使用することにより、容器を高い位置に支持可能になっている。即ち、容器は、凹状内に入れられると、容器の底が凹状の下面である底受け部より高い第2の底受け部で支持され、容器の側面が凹状の側壁部で支持される。このため、この構造では、例えば、図6(a)の如く250ミリリットル缶(容器D)を保持する際に第2の底受け部を使用し、ペットボトル(容器E)を保持する場合に凹状内の底受け部を使用すると、容器高さ寸法(容器の背丈)に関係なく凹状内から突出する上部分を同程度に調整できる。従って、本発明装置は、従来装置に対し、容器D、E等の背丈の大小にかかわらず、凹状内からの上突出部分を最適な状態にして出し入れし易くしたり、凹状内からの上突出部分を抑えて安定に保持したり、操作部41の操作性を損なう虞も解消できる。
【0008】
以上の本発明は請求項2〜5の如く具体化されることがより好ましい。即ち、
・第1に、前記第2の底受け部は、前記蓋体に沿って配置される非使用位置と、前記凹状内に突出配置される使用位置とに回動切り換えられる構成である。これは、第2の底受け部を使い易くしたり、第2の底受け部が不要なときに形態例の如く蓋体の一部に収容されるようにして外観特性を維持したり邪魔にならないようにしたことに意義がある。
・第2に、前記第2の底受け部は、前記凹状内に突出される高さが変更可能になっている構成である。これは、第2形態を特定したもので、第2の底受け部の高さを容器の背丈に応じて細かに変更できることから、使い勝手をより向上できる。
・第3に、前記側壁部は、前記第2の底受け部の先端側を保持する支持部を有している構成である。これは、各形態の如く第2の底受け部が蓋体に簡単に取り付けられたとしても、側壁部の支持部で安定保持されるようにする。
・第4に、前記第2の底受け部は、前記蓋体に着脱可能に取り付けられている構成である。これは、第2の底受け部が着脱可能になっていると、蓋体への組み付けを後付け方式で行ったり、蓋体を掃除し易くするという利点を具備できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した2例を図面に基づいて説明する。図1〜図3は第1形態であり、図1は装置を蓋体の開状態で示す外観図、図2は図1の装置を蓋体の閉状態で示す側面図、図3は図1のA−A線矢視断面図である。図4と図5は第2形態であり、図4(a)は装置を蓋体の開状態で示す外観図、図4(b)は第の底受け部及びその取付構造を示す模式斜視図、図5は図4の装置を図3と同様な態様で示す断面図である。以下の説明では、各形態の概要を述べた後、各形態の要部構造及び作動に言及する。なお、第1形態と第2形態は第2の底受け部及びそれに関係する箇所だけが変更されているため、実質的に同じ部材及び部位に同一符号を付し、重複説明を極力省くことにする。
【0010】
(概要)各形態のカップホルダ装置は、本体1が概略凹状(以下、凹状部2A,2B又は2という)を形成し、凹状部2の上開口を開閉する蓋体10と、蓋体10に付設されて凹状部2内に突出可能な第2の底受け部(以下、上段底受け部材20又は30という)を有している。ここで、本体1及び蓋体10は、共に樹脂成形品であるが他の材質であってもよい。凹状部2は、例えば、開口面積が500〜900ミリリットルのペットボトル(容器E)がそれぞれ個別的に挿入される凹状部2A,2Bから構成され、又、深さが100〜180mm程度に設定される。但し、凹状部2は、1個の容器Eが出し入れされる構成であってもよい。また、蓋部10は、本体1に対し回動手段15を介し開閉可能に取り付けられている。そして、以上のカップホルダ装置は、図6(a)の如く自動車室内の中央トンネル部40のうち、センタコンソール42の手前に設置される例である。即ち、中央トンネル部40は、フロアから比較的高く立ち上げられた空洞となっており、前側に設けられたシフトレバーやチェンジレバー等の操作部41と、後側に設けられたセンタコンソール42との間に本体1を埋設した状態(図1の如く中央トンネル部40に設けられた開口44から内部に挿入された状態)で装着している。但し、本体1は、各種のコンソール自体として、又は、コンソールの一部を構成するよう設けられることもある。また、本体1は車体前後方向に配置しているが、中央トンネル部40の幅寸法が許す場合には車体幅(左右)方向に配置される。
【0011】
(各形態の共通点)各形態のカップホルダ装置は、本体1が上開口した容器用凹状部2を形成し、該凹状部2の上開口を開閉する蓋体10に付設された上段底受け部材20又は30を有している。ここで、本体1は、凹状部2A,2Bの上周囲の一部にフランジ部3及び該フランジ部3から起立された片側のガード壁3aを形成していると共に、凹状部2A,2Bを区画している側壁部5の一部に上段底受け部材20又は30を蓋体10から凹状部2A,2Bに挿入可能にする切り欠き部4を形成している。切り欠き部4は、蓋体10が開状態になったときに対向する側壁部5に設けられている。切り欠き部4の幅は上段底受け部材20又は30の幅に対応し、切り欠き部4の上下寸法は図3と図5の如く第1形態よりも第2形態の方が深くなっている。また、凹状部2A,2Bの間には、各凹状を区画するよう対向内面に膨出部6,7が設けられている。膨出部6は切り欠き部4同士の間に位置し、膨出部7は膨出部6と所定の隙間8を保っている。このため、各形態の凹状部2A,2Bにおいて、各凹状の下面は従来と同様に容器の底を受ける底受け部6となる。各凹状の内周面つまり容器の側面を支持する側壁部5は、切り欠き部4及び隙間8を除いた凹状の内周面で形成されている。
【0012】
蓋体10は、内面に2つの収容部13を形成し、各収容部13に回動可能に取り付けられた上段底受け部材20又は30を有している。各収容部13は、蓋体10の内面を一段低く形成したもので、蓋体10の開状態において本体1の対応する切り欠き部4と対向する。また、各蓋体10は、本体1に対し回動手段15を介し凹状部2の上開口を覆った図2の閉状態と、閉状態から略90度だけ回動されて図3や図5の如く凹状部2の上開口を全開する開状態とに切り換えられる。開状態では、蓋体10が本体1の側部のうち切り欠き部4側の側部に沿って配置される。蓋体10の開閉機構は細部を省略したが、本出願人の開発した特開平9−20177号とほぼ同じ。即ち、蓋体10は、両側に突設した支持片11を本体1の対応側部に枢軸12を介し回動可能に連結され、又、不図示のロック手段により閉状態でロックされるようになっている。支持片11と本体1との間には、蓋体10を常に開状態の方向へ付勢している付勢ばねSが設けられている。そして、蓋体10は、前記ロック手段を蓋体10の押し操作によりロック解除すると、付勢ばねSにより開状態へ回動される。蓋体10は、付勢ばねSの付勢力に抗して閉状態まで回動されると、前記ロック手段を介しその状態を保つ。符号16はギア16a付きの制動用ダンパーである。このダンパー16は、支持片11の自由端側に設けられたギア11aが前記ギア16aと噛み合うことにより、蓋体10の回動速度を制動する。符号18は取付用の板ばねであり、基端が本体1に設けられた取付部17に固定されている。本体1は、図1の如くトンネル部40等の設置部に設けられた開口44に挿入されると共に、板ばね18の先端側で抜け止めされる。このような、蓋体10の開閉機構と本体1の取付構造自体は、実開平5−65687号等の他の公知のものでも差し支えない。
【0013】
(第1形態の要部)第1形態の凹状部2A,2Bには、湾曲状の側壁部5のうち、図3の如く切り欠き部4と対向する箇所に支持部9が設けられている。この支持部9は、凹状部2A,12Bの上端から対応する切り欠き部4と略同じ深さまでを平面に形成したものであり、端面9aの上に上段底受け部材20の先端側を保持する構成である。蓋体10の収容部13には、内側の対向端面にあって、蓋体10の開状態で下側に軸穴14aが、上側に係止穴14bがそれぞれ設けられている。これに対し、上段底受け部材20は、樹脂成形された細長い片状に形成されており、蓋体10の収容部13に配置したときに略面一となる。両側には、基端側に設けられて前記軸穴14aと嵌合する軸部21と、先端側に設けられて前記係止穴14bと嵌合する小突起22とを有している。
【0014】
(作動)以上の上段底受け部材20は、両側の軸部21が収容部13の対応する軸穴14aに嵌合されることにより、蓋体10に対し略90度だけ回動可能に取り付けられる。そして、上段底受け部材20は、図1の手前側の如く収容部13に配置されると、小突起22が対応する係止穴14bと嵌合しその状態で保持される。この非使用位置において、図3に例示したように、500〜900ミリリットルのペットボトル(容器E)は、上開口から挿入されると、該容器の底が底受け部6上に支持され、該容器の側面が側壁部5で支持される。この支持構造は従来と同じである。しかし、本発明では、上段底受け部材20,30を活用する関係で凹状部2A,2Bが従来よりも深くなっているため、容器Eの上突出部分が抑えられている。上段底受け部材20は、非使用位置から、小突起22と係止穴14bとの嵌合力に抗して引き出されると、全体が軸部21を支点として前方へ回動されて対応する切り欠き部4から凹状部2A又は2B内に入り、先端が支持部9の端面9a上に係止される。この使用位置において、上段底受け部材20は、基端側が切り欠き部4の端面上に保持され、先端側が端面9aに保持されていて、凹状部2Aや2B内を略水平に横切っている。そのため、図3に例示したように、比較的小さな容器AやDは、凹状部2A,2Bの上開口から挿入されると、該容器の底が上段底受け部材20上に支持され、該容器の側面が上段底受け部材20より上側の側壁部5で支持される。なお、上段底受け部材20は、使用位置において、凹状部2との間に隙間を形成しており、該隙間から指等で持ち上げるようにして非使用位置まで回動される。但し、上段底受け部材20には図3中、符号23で示す如く摘み用貫通孔等を設け、該貫通孔23を利用して使用位置から非使用位置へ切り換えるようにしてもよい。
【0015】
(第2形態の要部)第2形態の凹状部2A,2Bには、側壁部5のうち、図5の如く切り欠き部4と対向する箇所に支持部19が設けられている。この支持部19は、凹状部2A,2Bの上側を平坦にし、その下側に設けられた3つの係止部19aから構成されている。上段の係止部19aは凹状部2の上下中間より上側に位置し、中段の係止部19aは凹状部2の上下略中間に位置し、下段の係止部19aは切り欠き部4の端面4aより少し上側に位置している。蓋体10の収容部13には、蓋体10の開状態で、前記各係止部19aに対応した3つの係合穴14cが内側の対向端面にそれぞれ設けられている。これに対し、上段底受け部材30は、図4(b)の如く剛性線材で細長い略コ形状に形成されている。先端30aから両端30bまでの長さは、蓋体10の開状態で収容部13から係止部19aに達する寸法である。両端30bは略直角に外側へ折り曲げられている。両片部30cの間は、先端30aから両端30bに行くほど大となるよう形成されている。
【0016】
(作動)以上の上段底受け部材30は、図4(b)の如く両片部30cを矢印方向へ互いに近づけるようにして、両端30bを収容部13の対応する係合穴14cに係合することにより、蓋体10に対し回動可能に取り付けられる。また、上段底受け部材30は、両端30bを係合する係合穴14cを変更したり、蓋体10を掃除するようなときに蓋体10から外される。その場合は、両片部30cを矢印方向へ押して互いに近づけるようにすると、両端30bが前記係合穴14cから係合解除される。そして、上段底受け部材30は、図4の手前側の如く収容部13に配置されると、前記した矢印方向へ押したときに発現される両片部30cの付勢力により収容部13の両端面に圧接されてその非使用位置で保持される。この非使用位置では、図3の例と同様、500〜900ミリリットルのペットボトル(容器E)は、上開口から挿入されると、該容器の底が底受け部6上に支持され、該容器の側面が側壁部5で支持される。これは第1形態と同じ。上段底受け部材30は、非使用位置から、前記付勢力に抗して引き出されると、全体が両端30bを支点として前方へ回動されて対応する切り欠き部4から凹状部2A又は2B内に入り、先端30aが上側の係止部19aに当たる。上段底受け部材30は、先端30aが当たった係止部19aの高さにより水平とならないことも起きるが、そのときには先端30bを下へ押し込むようにして当該係止部19aを弾性的に通り抜け、その下の係止部19aに係止する。なお、上段底受け部材30の高さを変更するときには、前記したように収容部30から一旦外した後、両端30bを異なる係合穴14cと係合操作する。そして、使用位置において、上段底受け部材30は、両端30bが係合穴14cに保持され、先端30aが係止部19aに保持されて、凹状部2Aや2B内を略水平に横切っている。そのため、比較的小さな容器AやDは、図3の場合と同様、凹状部2A,2Bの上開口から挿入されると、該容器の底が上段底受け部材30上に支持され、該容器の側面が上段底受け部材30より上側の側壁部5で支持される。なお、上段底受け部材30は、使用位置から指等で持ち上げるようにして非使用位置まで回動される。
【0017】
従って、各形態では、図6(a)の例から分かる如く高さ寸法の異なる容器D,Eでも、凹状部2内の底受け部6を使用するか、上段底受け部材20,30を使用するかを選択することにより、凹状部2の上開口から突出する容器上部分を同程度にすることができる。換言すると、背丈の小さな容器Dは、上段底受け部材20や30を使用位置に切り換えて、該容器の底をその上段底受け部材20や30上に支持することにより、図6(b)の従来例に比して凹状部2の上開口から突出する容器上部分を大きくして掴み易くなる。第2形態では、容器の背丈に応じて上段底受け部材30の高さを変更できるため、より最適な保持状態が得られる。逆に、背丈の大きな容器Eは、上段底受け部材20や30を非使用位置に切り換えて、該容器の底を通常の底受け部6上に支持し、凹状部2の上開口から突出する容器上部分を抑えて安定に保持可能となる。これにより、各形態では上記した操作部41の操作に障害となる虞も解消できる。上段底受け部材20,30は蓋体10に組み付けられているため邪魔になることもない。
【0018】
なお、本発明は上記した形態に限定されることなく、請求項で特定される要件を具備する範囲で種々変形可能なものである。一例としては、上段底受け部材20,30や支持部9,19の形状を変更したり、上段底受け部材20,30の使用位置と非使用位置との間の切り換え構造を変更することである。また、上段底受け部材20,30は使用位置で異なる高さとなる複数で構成し、容器にあったものを選んで凹状部2内に突出配置するようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明のカップホルダ装置は、蓋体に設けられて、凹状の下面である底受け部より上側に突出される第2の底受け部材を有しているため、背丈の小さな容器の場合に第2の底受け部材を使用して凹状内からの上突出部分を確保して掴みや易くしたり、背丈の大きな容器の場合に凹状内の底受け部を使用して上突出部分を抑えて安定に保持できる。即ち、本発明は、背丈が小さかったり大きい容器であっても、凹状内からの容器突出寸法を最適な状態にして、使い勝手と安全性及び安定保持を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した第1形態の装置要部を示す構成図である。
【図2】 図1の装置における蓋体の動きを示す側面図である。
【図3】 図1のA−A線に沿った縦断面図である。
【図4】 本発明を適用した第2形態の装置要部を示す構成図である。
【図5】 第2形態の装置を図3に対応させて示す縦断面図である。
【図6】 本発明装置と従来装置との相違を説明するための模式図である。
【図7】 従来カップホルダ装置の2例を示す図である。
【符号の説明】
1…本体
2,2A,2B…凹状部(凹状)
4…切り欠き部
5…側壁部
6…底受け部
9,19…支持部(9aは係止用端面、19aは係止部)
10…蓋体
13…収容部
20,30…上段底受け部材(第2の底受け部)
A,B,D,E…容器

Claims (5)

  1. 本体が蓋体で開閉されると共に、飲料用容器の底を支持する底受け部と、前記容器の側面を支持可能な側壁部とを有した概略凹状からなるカップホルダ装置において、
    前記蓋体に設けられて、前記凹状の下面である底受け部の上側で該凹状内を横切るよう突出され、前記容器の底を支持可能な第2の底受け部を有していることを特徴とするカップホルダ装置。
  2. 前記第2の底受け部は、前記蓋体に沿って配置される非使用位置と、前記凹状内に突出配置される使用位置とに回動切り換えられる請求項1に記載のカップホルダ装置。
  3. 前記第2の底受け部は、前記凹状内に突出される高さが変更可能になっている請求項1又は2に記載のカップホルダ装置。
  4. 前記側壁部は、前記第2の底受け部の先端側を保持する支持部を有している請求項1から3の何れかに記載のカップホルダ装置。
  5. 前記第2の底受け部は、前記蓋体に着脱可能に取り付けられている請求項1から4の何れかに記載のカップホルダ装置。
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