JP4671605B2 - トルク検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トルク検出装置に関し、特に入力軸に入力されるトルクを、連結軸に生じる捻れによるコイルのインダクタンス変化として検出することにより、連結軸に加わるトルクを検出する非接触式のトルク検出装置に関する。
トルク検出装置は、トルクが入力される入力軸と、入力されたトルクを出力する出力軸と、入力軸及び出力軸を連結するトーションバーの連結軸と、該連結軸、入力軸及び出力軸を囲繞し、入力軸から連結軸に加わるトルクを、連結軸に生じる捻れ角によって検出するコイルとを備える。入力軸及び出力軸夫々は、磁性体である検出リングを外周に備えており、トルクを入力軸に入力した場合、連結軸が捻れ、2つの検出リングの周方向における相対位置が変化し、連結軸、入力軸及び出力軸を囲繞するコイルのインダクタンスが変化する。このインダクタンスの変化を、交流回路に繋がるコイルのインピーダンス変化として検出することにより、入力軸及び出力軸に入出力し、連結軸に加わるトルクを検出する。コイルは、圧粉体により形成された収容筒に同軸的に収容されており、収容筒の内面全周に亘る凹部に嵌装されている。
ところで、前記収容筒は、収容筒を所定箇所に設置するための凸部を外面に備えており、従来のトルク検出装置においては、収容筒の両環状面間に亘って凸部が形成されている。前記凸部は、収容筒を被覆する合成樹脂製の被覆部材と一体的に形成された条体である(特許文献1)。
このように構成されるトルク検出装置は、例えば車両の電動パワーステアリング装置において使用されている。即ち、車両を操作するステアリングホイールの回転により、ステアリングホイールと繋がる入力軸に入力されるトルクを検出するために用いられている。トルク検出装置の取り付けは、電動パワーステアリング装置を構成する中空のハウジングの内周面にトルク検出装置の凸部を当接させ、トルク検出装置を内嵌固定することにより行われる。
なお、圧粉体は、鉄又はステンレス鋼等に比べ電気抵抗が高い。従って、圧粉体により収容筒を形成することにより、鉄又はステンレス鋼等により収容筒を形成する場合に比べ、コイルに流れる電流により収容筒内に発生する渦電流を小さくでき、トルクの検出精度をより高くすることができる。
特開2002−13990号公報
しかしながら、電動パワーステアリング装置を使用する場合、トルク検出装置及びハウジングの温度は常温から大きく変化する。温度変化があった場合、ハウジング及びトルク検出装置を構成する部材の線膨張係数の差によって、ハウジング及びトルク検出装置は異なる比率で膨張し又は収縮し、その結果、収容筒が備える凸部に強い圧力、即ち常温において凸部に働いている圧力以上の圧力が働く。特に低温の場合、アルミニウム製のハウジングは、トルク検出装置に比べて大きく収縮し、凸部に強い圧力が働く。収容筒の径方向の圧力が凸部に働いた場合、収容筒が変形し、コイルのインダクタンスが変化し、その結果、トルクの検出値が変化する。このように、従来のトルク検出装置においては、トルク検出装置を所定箇所に支持させる凸部に働く圧力が変化する場合、トルクの検出が不正確になるという問題があった。
電動パワーステアリング装置にトルク検出装置を使用する場合において、車両の温度変化により、トルク検出が不正確になると、トルクの検出値に応じて操舵補助を行う電動パワーステアリング装置の動作も不正確になり、車両の操舵感覚の悪化を招来する。
また、収容筒を形成する圧粉体は強度的に弱く、特に凹部を有する部分においては、収容筒の厚みが薄いため、トルク検出装置をハウジング内に圧入する際、当該部分において収容筒が破損する恐れがあり、トルク検出装置をハウジング内に強く圧入することができないという問題があった。
ハウジング内にトルク検出装置を強く圧入できない場合、凸部をハウジングの内周面に強く当接させることができず、トルク検出装置を安定した状態に取り付けることができない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、トルク検出装置が備える凸部に働く圧力が変化した場合であっても、トルク検出を正確に行うことができ、また、凸部に強い圧力又は衝撃が働いた場合であっても破損する恐れの低いトルク検出装置を提供することを目的とする。
本発明に係るトルク検出装置は、トルクが入力される入力軸と、該入力軸に入力されたトルクを出力する出力軸と、前記入力軸及び前記出力軸を連結し、トルクを伝達する連結軸と、該連結軸に加わるトルクを前記連結軸に生じる捻れ角によって検出するコイルと、該コイルによるトルク検出を温度補償する補償コイルと、前記コイル及び前記補償コイル夫々を同軸的に収容する収容筒とを備え、該収容筒は、周方向に亘る2つの凹部を内側に有しており、一方の前記凹部に前記コイルが嵌装され、他方の前記凹部に前記補償コイルが嵌装されてなるトルク検出装置において、前記収容筒は、中空円盤状の中間体と、該中間体を同軸的に挟む2つの筒部とからなり、該中間体の外周面に複数の凸部が等配されており、前記2つの筒部の外周面は、前記複数の凸部よりも前記収容筒の径方向内側に位置していることを特徴とする。
本発明にあっては、収容筒の径方向の圧力が凸部に働いた場合、収容筒に働く応力は、2つの凹部を隔てる軸方向部分を中心として、2つの凹部に対して均等に働く。従って、凸部に働く圧力の影響は、コイル及び補償コイル夫々に均等に及び、コイルの前記圧力によるインダクタンス変化は、補償コイルのインダクタンス変化と同程度である。このため、収容筒の径方向の圧力が変化した場合であっても、補償コイルに対するコイルのインダクタンスの値は、大きく変化しない。
また、収容筒の径方向の圧力が凸部に働いた場合、内側に凹部を有する外面部分に凸部を備える収容筒に比べ、収容筒に働く応力は広く分散する。従って、トルク検出装置を所定箇所に取り付ける際、凸部に収容筒の径方向の強い圧力が働いた場合であっても、収容筒が破損する恐れは低い。
本発明にあっては、2つの筒部にコイル及び補償コイルを収容し、2つの筒部の間に中間体を介装して収容筒を構成することができ、収容筒内にコイル及び補償コイルを容易に収容することができる。
本発明にあっては、複数の凸部が収容筒の周方向に等配されているため、各凸部に同程度の圧力が働いた場合、複数の凸部が収容筒の周方向に非等配されている収容筒に比べ、収容筒に働く応力は広く均等に分散する。従って、前記圧力による収容筒の変形、及び該変形によるコイルのインダクタンス変化を抑えることができる。
本発明にあっては、凸部に働く圧力が変化する場合であっても、トルク検出値は変動せず、入力軸に入力されるトルクを正確に検出することが可能となる。例えば、電動パワーステアリング装置を構成するハウジング内にトルク検出装置が支持されている場合において、電動パワーステアリング装置及びトルク検出装置の温度が変化したときであっても、トルクの検出値は変動せず、入力軸に入力されるトルクを正確に検出することができ、良好な操舵感覚を維持することが可能となる。
また、凸部に加わる強い圧力又は衝撃により収容筒が破損する恐れがない。例えば、電動パワーステアリング装置を構成するハウジング内にトルク検出装置を取り付ける際、収容筒をハウジング内に強く圧入することができ、トルク検出装置を安定した状態に取り付けることができる。
本発明にあっては、収容筒内にコイル及び補償コイルを容易に収容することができるため、トルク検出装置を効率的に組み立てることができる。
以下に、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明に係るトルク検出装置を備える電動パワーステアリング装置を、車両側面側から見た場合の模式的断面図である。本発明に係るトルク検出装置は、トルクが入力される入力軸10と、入力軸10に入力されたトルクを出力する出力軸32と、前記入力軸10及び前記出力軸32を連結し、トルクを伝達するトーションバーの連結軸1と、連結軸1に加わるトルクにより生じる連結軸1の捻れ角を検出するコイル20aと、コイル20aのトルク検出を温度補償する補償コイル20bと、コイル20a及び補償コイル20b夫々を同軸的に収容する収容筒2とを備える。前記トルク検出装置は、電動パワーステアリング装置の内部に組み込まれ、電動パワーステアリング装置に入力されるトルクを検出するように構成されている。
トルク検出装置について説明する。図2は、本発明に係るトルク検出装置が備えるコイル20a及び補償コイル20bを収容した収容筒2を、収容筒2の中心軸を含む平面において模式的に示した断面図である。収容筒2は、中空円盤状の中間体22cと、中間体22cを挟む2つの筒部である第1筒部22a及び第2筒部22bとから構成され、コイル20a及び補償コイル20bを嵌装する2つの凹部28a、28bを内面全周に亘って有する。
絶縁体であるコイルボビン21は、筒状の第1コイルボビン21aと、第1コイルボビン21aと同形の第2コイルボビン21bとを所定の間隔を隔てて同軸的に有している。第1コイルボビン21aには、コイル20aが巻着され、第2コイルボビン21bには、補償コイル20bが巻着されている。コイル20aは、第1筒部22aに囲繞され、補償コイル20bは、第1筒部22aと同形の第2筒部22bに囲繞されている。第1コイルボビン21aと第2コイルボビン21bとの間には、中空円盤状の中間体22cがスペーサとして介装されている。第1及び第2筒部22a、22b、及び中間体22c夫々の外径は同程度であり、第1及び第2筒部22a、22bは、収容筒2の両端部において、内径が縮径しており、中間体22cの内径は、第1筒部22aの縮径している一端部における内径と同程度である。第1及び第2筒部22a、22b、及び中間体22cは、軟磁性粉末の圧粉体により形成されており、収容筒2の外面は、フェノール樹脂、又はポリアミド等の合成樹脂製の被覆部材23により被覆されている。コイル20a及び補償コイル20bを構成する導線は端子24に繋がり、端子24は、外部の交流回路に接続している。
図3(a)は、収容筒2を模式的に示す側面図であり、図3(b)は、収容筒2の上面図、即ち収容筒2の環状面側から見た場合の平面図である。収容筒2は、2つの凹部28a、28bを隔てる軸方向部分の外周、即ち中間体22cの外周面側に6つの凸部23a〜23fを備えており、凸部23a〜23fは、収容筒2の周方向に等配されている。凸部23a〜23fは、収容筒2の中心軸に平行的な条体であり、軸方向の長さは中間体22cの軸方向の厚みと同程度である。凸部23a〜23fは、合成樹脂製であり、被覆部材23と一体的に形成されている。
図4は、コイル20a及び補償コイル20bに繋がり、トルクを検出する交流回路を示す回路図である。コイル20aを構成する導線の一端は接地され、他端は電気抵抗25aを介して、発振器26に繋がる。同様に補償コイル20bを構成する導線の一端は接地され、他端は電気抵抗25bを介して発振器26に繋がる。図中27は、A点とB点との電位差に応じた信号を出力する差動増幅回路である。A点は、コイル20a及び電気抵抗25aを繋ぐ配線部分であり、B点は、補償コイル20b及び電気抵抗25bを繋ぐ配線部分である。
次に、トルク検出装置を備える電動パワーステアリング装置を図1に基づいて説明する。トルク検出装置を構成する連結軸1は中空の入力軸10に内嵌しており、連結軸1及び入力軸10は上端部において、上部軸31が備える筒状部分に同軸的に内嵌し、上部軸31、入力軸10及び連結軸1夫々を貫くピン孔にピン31aが嵌入されている。また、連結軸1及び入力軸10は、下端部において、中空の出力軸32に同軸的に内嵌し、出力軸32及び連結軸1夫々を貫くピン孔にピン32aが嵌入されている。入力軸10と出力軸32とはブッシュを介して、同軸的に配置されているが、一体的には回転せず、連結軸1が捻れた場合、入力軸10と出力軸32とは、周方向について相対的にずれるように構成されている。上部軸31は上方にステアリングホイール31bを備え、出力軸32は、車両を操向する舵取機構、例えばラックピニオン式の舵取機構(不図示)に繋がっている。また出力軸32は、外周に圧入されているウォームホイールである大歯車30を備えており、大歯車30に直交的に噛合するウォームである小歯車40を介してモータ4に繋がっている。
図1中5は、収容筒2、連結軸1等を収容するセンサハウジングであり、大歯車30、小歯車40等を収容するギアハウジング6に嵌合している。センサハウジング5、及びギアハウジング6夫々はアルミニウムにより形成されている。収容筒2は、中空のセンサハウジング5の内面に凸部23a〜23fを介して、支持されている。収容筒2に囲繞される入力軸10は、センサハウジング5に軸受8を介して支持され、出力軸32は転がり軸受7a、7bを介してセンサハウジング5及びギアハウジング6に支持されている。モータ4はギアハウジング6に取り付けられ、小歯車40を有するモータ4の出力軸は、図示しない転がり軸受を介して、ギアハウジング6に支持されている。
入力軸10は、磁性体である第1検出リング11を外周に備えており、出力軸32は、第1検出リング11に対向する磁性体である第2検出リング12を外周に備えている。第1検出リング11及び第2検出リング12夫々は互いに対向する環状面に、周方向に等配された歯11a、12aを有している。更に、入力軸10は、第1検出リング11に対向する環状の磁性体である第3検出リング13を備えており、第3検出リング13のみが、第1検出リング11に対向する環状面に、周方向に等配された歯13aを有している。第1及び第2検出リング11、12は、互いに対向する部分がコイル20aに囲繞されるように取り付けられており、第1及び第3検出リング11、13は、互いに対向する部分が補償コイル20bに囲繞されるように取り付けられている。
このように構成される電動パワーステアリング装置においては、ステアリングホイール31bの回転が入力軸10、連結軸1及び出力軸32を介して舵取機構に伝達され、車両が操向される。ステアリングホイール31bの回転によって入力軸10にトルクが入力した場合、モータ4が駆動し、モータ4の回転が小歯車40及び大歯車30を介して出力軸32に減速伝達され、ステアリングホイール31bの回転運動が補助される。モータ4は、トルク検出装置が検出する入力軸10に入力されたトルクに応じて制御される。
トルク検出装置の動作を、図1及び図4に基づいて説明する。交流回路におけるコイル20aのインピーダンスは、コイル20a、入力軸10、出力軸32、及び収容筒2、並びに発振器26の周波数等により定まる。ところで、ステアリングホイール31bから入力軸10にトルクが入力された場合、連結軸1が捻れ、入力軸10と出力軸32との相対位置が周方向について変化し、第1検出リング11と第2検出リング12との相対位置も変化する。従って、第1及び第2検出リング11、12が有する歯11a、12aの対向関係も変化し、結果としてコイル20aのインピーダンスが変化する。インピーダンスの変化は、交流回路におけるA点の電位変化として検出でき、A点の電位変化から、入力軸10に入力され、連結軸1に加わるトルクを検出することができる。
また、温度が変化した場合、コイル20aのインピーダンスが変化するが、該変化は補償コイル20bのインピーダンス変化により温度補償される。補償コイル20bのインピーダンスは、コイル20aと同様に、入力軸10、収容筒2等によって定まるが、連結軸1がトルクにより捻れた場合であっても、第1及び第3検出リング11、13の対向関係は変化せず、補償コイル20bのインピーダンスは、専ら温度変化に応じて変化する。補償コイル20bは、コイル20aとほぼ同じ構成を有しているため、温度変化によるインピーダンスの変化は、コイル20aのインピーダンス変化と同程度である。従って、補償コイル20bに係るB点の電位と、コイル20aに係るA点の電位との電位差を差動増幅回路27によって検出することにより、温度によらない一定のトルク検出を行うことが可能となる。
次に、トルク検出装置をセンサハウジング5に圧入した場合に、収容筒2に働く応力について説明する。図5は、センサハウジング5に対するトルク検出装置の圧入代と、収容筒2に働く第1主応力との関係を示すグラフである。図5に示すグラフは、収容筒2の外径を43mm、収容筒2の両端部における内径を31.5mm、凸部23a〜23fを有する部分における外径を45.08mm、第1筒部22aの高さを12.5mm、凹部28aを有する部分における第1筒部22aの内径を40mm、凹部28aの軸方向の幅を9.5mm、中間体22cの軸方向の厚さを5mm、内径を31.5mmとし、収容筒2の外周に6つの凸部を等配した場合のFEM解析(Finite Element Method 解析)の結果である。丸印は、凸部を中間体22cの外面に設けた場合の解析結果を示し、四角印は、凸部を、凹部28aを内側に有する外面部分に設けた場合の解析結果である。凸部の総面積は両者とも同じである。図5の結果から、凸部を中間体22cの外面に設けた場合、凹部28aを内側に有する外面部分に設けた場合に比べ、収容筒2に働く第1主応力は約6分の1になることがわかる。
本発明に係るトルク検出装置にあっては、凸部23a〜23fを備える中間体22cの径方向の厚みは、凹部28a、28bを有する軸方向部分における第1及び第2筒部22a、22bの厚みに比べ厚い。従って、凸部23a〜23fに収容筒2の径方向の圧力が働いた場合であっても、中間体22cに働く応力は広く分散し、収容筒2の変形を抑えることができるため、凸部23a〜23fに働く圧力が変化した場合であってもコイル20aのインダクタンス変化を抑えることができ、より正確なトルク検出を行うことができる。
また、第1及び第2筒部22a、22bの間に介装されている中間体22cの外周に凸部23a〜23fが備えられているため、凸部23a〜23fに収容筒2の径方向の圧力が働いた場合であっても、中間体22cに働く応力は、中間体22cを中心に、第1筒部22a及び第2筒部22bにほぼ均等に分散する。従って、凸部23a〜23fに働く圧力による影響、つまりインダクタンスの変化は、コイル20a及び補償コイル20bの双方に及ぶため、該圧力がコイル20aに及ぼす影響は、補償コイル20bにより相殺される。
更に、凸部23a〜23fに働く圧力は広く分散するため、収容筒2をセンサハウジング5内に収容する際に、凸部23a〜23fに強い圧力が働いた場合であっても、収容筒2が破損する恐れがない。従って、センサハウジング5に収容筒2を強く圧入することができ、トルク検出装置を安定した状態で取り付けることが可能となる。
更にまた、凸部23a〜23fは、金属に比べて弾性率の小さい弾性体で形成されているため、例えば、低温下においてセンサハウジング5が収縮した場合であっても、凸部23a〜23fの変形により収容筒2に加わる圧力は小さく、収容筒2の変形を抑えることができる。従って、収容筒2を支持するセンサハウジング5の変形による、トルク検出値の変化を抑えることができ、正確なトルク検出を行うことができる。
更にまた、凸部23a〜23fの形状は、収容筒2の中心軸に平行的な条体であるため、凸部23a〜23fから収容筒2に働く応力が、収容筒2の軸方向に分配され、応力集中による収容筒2の変形を抑えることができ、より正確なトルク検出を行うことが可能となる。
なお、凸部を形成する箇所は、本実施の形態において示したものに限らず、凹部を有しない軸方向部分に凸部を形成してもよい。例えば、中間体の外周と、収容筒の両端部において内径が縮径している外周部分とに凸部を設けてもよい。この場合、収容筒をより安定的にセンサハウジングに内嵌固定することが可能となる。
本発明に係るトルク検出装置を備える電動パワーステアリング装置を、車両側面側から見た場合の模式的断面図である。 本発明に係るトルク検出装置が備えるコイル及び補償コイルを収容した収容筒を、収容筒の中心軸を含む平面において模式的に示した断面図である。 収容筒を模式的に示す側面図及び上面図である。 トルクを検出する交流回路を示す回路図である。 センサハウジングに対するトルク検出装置の圧入代と、収容筒に働く第1主応力との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 連結軸
2 収容筒
10 入力軸
11 第1検出リング
12 第2検出リング
13 第3検出リング
20a コイル
20b 補償コイル
22a 第1筒部(筒部)
22b 第2筒部(筒部)
22c 中間体
23a〜23f 凸部
28a、28b 凹部
32 出力軸

Claims (1)

  1. トルクが入力される入力軸と、該入力軸に入力されたトルクを出力する出力軸と、前記入力軸及び前記出力軸を連結し、トルクを伝達する連結軸と、該連結軸に加わるトルクを前記連結軸に生じる捻れ角によって検出するコイルと、該コイルによるトルク検出を温度補償する補償コイルと、前記コイル及び前記補償コイル夫々を同軸的に収容する収容筒とを備え、該収容筒は、周方向に亘る2つの凹部を内側に有しており、一方の前記凹部に前記コイルが嵌装され、他方の前記凹部に前記補償コイルが嵌装されてなるトルク検出装置において、
    前記収容筒は、
    中空円盤状の中間体と、該中間体を同軸的に挟む2つの筒部とからなり、該中間体の外周面に複数の凸部が等配されており、
    前記2つの筒部の外周面は、
    前記複数の凸部よりも前記収容筒の径方向内側に位置している
    ことを特徴とするトルク検出装置。
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