JP4666664B2 - 光ピックアップ装置および光記録媒体情報再生装置 - Google Patents

光ピックアップ装置および光記録媒体情報再生装置 Download PDF

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Description

本願は、光記録媒体における光ピックアップ装置および光記録媒体情報再生装置の分野に関する。
従来、再生専用の光ディスクの再生を行う光ディスク再生装置が知られている。この光ディスク再生装置は、再生が開始されるとレーザダイオードを発光駆動してレーザビームを出射する。このレーザビームは、回折格子により零次光であるメインビーム及び±1次光である2つのサイドビームに3分割され偏光ビームスプリッタに照射される。上記レーザビームのほとんどは、例えばP偏光成分の光となっており、偏光ビームスプリッタは、このP偏光成分の光を反射し、該P偏光成分の光に対して直交する偏光方向のS偏光成分の光を透過する特性を有している。このため、偏光ビームスプリッタに照射されたレーザビームは、当該偏光ビームスプリッタにより反射されコリメータレンズにより平行光とされ対物レンズに入射される。対物レンズは、入射されたレーザビームを所定の径のビームスポットとなるように収束して上記光ディスクに照射する。この際、上記メインビームはビームの中心と記録トラックの中心とが一致するように照射され、+1次光のサイドビームは記録トラックに対して、例えば1/4トラック分外周側にずれた位置に照射され、−1次光のサイドビームは記録トラックに対して同じく1/4トラック分内周側にずれた位置に照射される。上記回折格子は、各ビームがこのような照射状態となるような分光特性を有している。
次に、このように各ビームが光ディスクに照射されると、各ビームの反射光が生ずる。この各反射光は、それぞれ対物レンズ及びコリメータレンズを介して偏光ビームスプリッタに入射される。すなわち、上記P偏光成分のレーザビームは光ディスクにより反射されることにより光路が反転し、S偏光成分の反射光として偏光ビームスプリッタに入射される。上述のように、偏光ビームスプリッタはS偏光成分の光を透過する特性を有している。このため、偏光ビームスプリッタに入射された各反射光は、それぞれ当該偏光ビームスプリッタを透過し、フォトディテクタに照射される。フォトディテクタは、メインビームの反射光を受光する第1のフォトディテクタと、上記±1次光の反射光をそれぞれ受光する第2,第3のフォトディテクタとで構成されている。上記第1のフォトディテクタは、受光するメインビームの反射光の光軸を中心として放射状に4等分割された受光領域A〜Dを有する4分割フォトディテクタとなっており、この各受光領域A〜Dで受光した反射光の光量に応じた光量検出信号を形成し、これらを信号処理系及びフォーカス制御系に供給する。信号処理系は、上記各受光領域A〜Dからの各光量検出信号を全て加算処理することにより、光ディスクに記録された記録データを示すRF信号を再生して出力する。また、フォーカス制御系は、対角線上に位置する各受光領域A及び受光領域Cからの各光量検出信号を加算処理すると共に、各受光領域B及び受光領域Dからの各光量検出信号を加算処理し、これら各加算信号の差分を検出することにより、いわゆる非点収差法によるフォーカスエラーを検出し、このフォーカスエラーに応じて光ピックアップ装置をフォーカス制御する。また、第2,第3のフォトディテクタは、それぞれ+1次光の反射光及び−1次光の反射光を受光し、この各反射光の光量に応じた光量検出信号をトラッキング制御系に供給する。トラッキング制御系は、上記各光量検出信号の差分を検出することにより、いわゆる3スポット法によるトラッキングエラーを検出し、このトラッキングエラーに応じて光ピックアップ装置をトラッキング制御する。これにより、常にレーザビームの焦点が合った状態、かつ、メインビームが記録トラック上を正確にトレースする状態で光ディスクに記録された記録データの再生を行うことができる。
特開2004−318958号公報
ここで、近年において高精細な静止画像や動画等の画像データを記録するために光ディスクの高密度化が求められ、この要望に答えてトラックピッチを狭くすることにより高密度化を図った光ディスクが開発された。そして、このような高密度ディスクの再生等を行う機器においては、汎用性を高めるためにも従来の通常密度の光ディスクをも再生できるようにすることが好ましい。
しかし、光ディスクの記録再生を行うためには、正確なトラッキング制御を行う必要がある。上述のように、3スポット法によるトラッキングエラー検出は、各サイドビームを記録トラックに対して所定分偏位させて照射する必要があるが、例えばトラックピッチの狭い高密度ディスクに対して上記各サイドビームの位置関係を調整すると、トラックピッチの広い通常密度の光ディスクに対しては各サイドビームの位置関係がずれることとなる。このため、トラックピッチの広い通常密度の光ディスクに対しては、各サイドビームの位置関係がずれることにより、検出されるトラッキングエラー信号の振幅が減少して正確なトラッキングエラー制御が困難となり、記録データの記録再生に支障をきたす問題があった。そして、このようなことから、高密度ディスクの記録再生を行う機器では、従来の通常密度の光ディスクは再生できない問題があった。
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、トラックピッチの異なる複数種類の光ディスクの記録再生を可能とすることができるような光ピックアップ装置の提供を目的とする。
本発明の請求項1に記載の光ピックアップ装置は、少なくとも一つ以上の光ビームを発光する発光手段と、前記発光手段から発光される光ビームを光記録媒体上に集光させるための集光手段と、前記発光手段と前記集光手段の間に設けられ、前記発光手段から発光される光ビームを、主光ビームと、前記主光ビームが照射される前記光記録媒体において、情報が記録されるトラック方向と直行する方向に前記主光ビームに対して対称となる位置に少なくとも2つ以上の副光ビームとを形成するための光回折手段と、前記主光ビームによる前記光記録媒体からの反射光を受光する主光ビーム受光手段と、前記副光ビームによる前記光記録媒体からの反射光を受光する副光ビーム受光手段と、を備えた光ピックアップ装置において、それぞれの前記副光ビームは一対の半副光ビームから構成され、前記光記録媒体上に照射される一対の半副ビームに対応して前記光記録媒体上に形成される一対の半副スポットの中心間距離は、第一の光記録媒体におけるトラックピッチ長の約半分の長さの奇数倍であり、前記主光ビームに対応して前記光記録媒体上に形成される主スポットの中心と、前記一対の半副スポットから構成される副スポットの中心との前記光記録媒体の半径方向の距離は、第二の光記録媒体におけるトラックピッチ長の約半分の長さの奇数倍であることを特徴とする。
本発明の請求項7に記載の光記録媒体情報再生装置は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置と、前記制御対象信号演算手段によって生成される制御対象信号と、前記主ビーム受光手段によって生成される電気信号に基づいて、前記光ピックアップ装置をサーボ制御するサーボ制御部と、前記主光ビーム受光手段における電気信号変換手段から出力される電気信号に基づいて、前記光記録媒体に記録された情報を解析する情報解析部とを備えることを特徴とする。
実施形態に係る光記録媒体情報再生記録装置の概要構成例を示すブロック図である。 (a)実施形態に係わるピックアップ装置のブロック図である。(b)半導体レーザと回折格子との位置関係を示す図である。 実施形態に係わる回折格子の一例を示すブロック図である。 実施形態に係わる光検出素子の受光部とスポットとの位置関係あらわすブロック図である。 第一の実施形態に係わるDVD―RAMのトラックにおける主スポット、副スポット、半副スポットの形状および位置関係を示した図である。 半副スポットSB1、半副スポットSB2、半副スポットSB3および半副スポットSB4の反射光と光検出素子16との位置関係を示すブロック図である。 第一の実施形態に係わるDVD―R等の光ディスクのトラックにおける主スポット、副スポット、半副スポットの形状および位置関係を示した図である。 第一の実施形態に係わるDVD―RAMにおける半副スポットプッシュプル信号の変化を示した図である。 第一の実施形態に係わるDVD―R等の光ディスクにおける半副スポットプッシュプル信号の変化を示した図である。 第二の実施形態に係わるDVD―RAMのトラックにおける主スポット、副スポット、半副スポットの形状および位置関係を示した図である。 第二の実施形態に係わるDVD―RAMにおける半副スポットプッシュプル信号の変化を示した図である。 第二の実施形態に係わるDVD―R等の光ディスクのトラックにおける主スポット、副スポット、半副スポットの形状および位置関係を示した図である。 第二の実施形態に係わるDVD―R等の光ディスクにおける半副スポットプッシュプル信号の変化を示した図である。
符号の説明
10…半導体レーザ部
16…光検出素子
17…回折光学素子
MB…主スポット
SB12、SB34…副スポット
SB1、SB2、SB3、SB4…半副スポット
次に、本願に最適な実施の形態について、図面に基づいて説明する。
(I)全体構成及び動作
始めに、実施形態に係る光ピックアップ装置を含む光記録媒体情報記録再生装置Sの全体構成について、図1を用いて説明する。また、実施形態に係わる光ピックアップ装置について図2を用いて説明する。さらに、光ビームと光回折手段である回折光学素子との関係について図3を用いて説明する。さらに、回折光学素子の概略構成について図3を用いて説明する。
実施形態に係わる光記録媒体情報記録再生装置は、例えば種類の異なる複数の光ディスクの中から選ばれた光ディスクに対して、情報信号の記録または再生を行う光記録媒体情報記録再生装置である。
図1 に示す光記録媒体情報記録再生装置S は、光記録媒体となる光ディスク10 2を回転するスピンドルモータ部103と、光ピックアップ部104 と、光記録媒体の半径方向へ光学ピックアップを移動させる送りモータ部105と、光ディスク102の光記録媒体情報記録再生装置Sへの挿入および排出動作を行うローディングモータ部115と、スピンドルモータ部103、光ピックアップ部104および送りモータ部105のサーボ制御を行うサーボ制御部109と、ピックアップ部104に設けられているすくなくとも一つ以上の半導体レーザの制御を行うレーザ制御部と、光ピックアップ部104から出力された電気信号を増幅するとともに各種演算を行うプリアンプ部と、レーザ制御部121へレーザの制御信号を出力し、プリアンプ部120から入力される電気信号を復調し通常のデータフォーマットへ変換し、その変換されたデータ信号をインターフェース部111へ出力し、サーボ制御部109およびローディングモータ部115へ制御信号を出力するシステムコントローラ部108を備えている。
以下各ブロックについて説明する。
スピンドルモータ部103は、システムコントローラ部108及びサーポ制御部109により駆動制御され、光ディスク102の種類に応じて、所定の回転数で駆動される。
光ディスク102としては、光変調記録を用いる記録再生ディスクである種々の方式(いわゆる「相変化記録」、「色素記録」、「光磁気記録」等を含む) の光ディスク( 例えば、いわゆるCD(Compact Disc)−R(Recordable) /RW(Rewritable) 、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−DA(Digital Audio)、DVD(Digital Versatile Disc)−RAM(Random Access Memory)、DVD−R/RW 、DVD+RW、DVD−R/RW等)、または、各種光磁気記録媒体である。
また、この光ディスク102としては、2以上の記録層または再生層を有する多層光ディスクを使用することもできる。
これらの光ディスクを記録再生するために光記録媒体情報再生記録装置Sは少なくとも1以上の波長を有する半導体レーザを光ピックアップ部104に設けている。波長としては、例えば、405nm 前後、650nm前後または780nm前後の波長が採用される。また、波長毎にピックアップ部を構成してもよいし、ピックアップ部の一部を各波長で共有するように構成することもできる。
光ピックアップ部104内にはレーザ制御部(図示せず)が設けられ、光ピックアップ部104に設けられたレーザ半導体を制御する。レーザ制御部は、レーザ光源の出力パワーを記録モード時と再生モード時とで変化させる。また、レーザ制御部は光ディスク102の種類に応じても、必要な場合には、レーザ光源の出力パワーを異なるように制御する。
光ピックアップ部104は、光ディスク102の記録層に対して光ビームを照射し、この光ビームの記録層による反射光を検出する。また、光ピックアップ部104は、光ディスク102の記録層からの反射光に基づいて、後述するような各種の光ビームを検出し、各光ビームに対応する信号をプリアンプ部120 に供給する。
また、光ピックアップ部104は、システムコントローラ部108の指令にしたがって、回転する光ディスク102の記録層に対して、光ビームの照射を行う。このような光ビームの照射により、光ディスク102に対してデータ情報の記録または再生が行われる。
送りモータ部105は、サーボ制御部109の信号に基づき、光ピックアップ部104を光ディスク102上のあらかじめ定められたトラックまで移動する。
サーボ制御部109は、スピンドルモータ部103の制御と、送りモータ部105の制御と、光ピックアップ部104において光集光手段となる対物レンズを保持する二軸アクチュエータのフォーカス方向の駆動及びトラッキング方向の駆動の制御を行う。
そして、光ピックアップ部104は、サーボ制御信号に基づく二軸アクチュエータの駆動により、光ピックアップから放出される光ビームの焦点が光記録媒体の記録層に移動するように、対物レンズ(図示せず)等を移動させる。
プリアンプ部120は、各光ビームに対応する信号に基づいて、フォーカスエラー信号、トラックエラー信号、RF信号等を生成する。このプリアンプ部120の出力信号は、システムコントローラ部108に入力される。
システムコントローラ部108は、プリアンプ部120から入力された信号の復調及び誤り訂正処理等の所定の処理を行う。
システムコントローラ部108において、復調された信号は、光ディスク102に記録されている情報が、例えばコンピュータのデータストレージ用の情報であれば、インターフェース部111を介して外部コンピュータ130等に出力される。そして、外部コンピュータ130等は、光ディスク102に記録された信号をデータ情報等として受け取ることができる。
また、光ディスク102に記録されている情報がいわゆる音声情報や映像情報である場合には、システムコントローラ部108の出力信号を、D(Digital)/A(Analog)変換部(図示せず)はデジタル信号からアナログ信号に変換し、音声画像情報処理部(図示せず)に出力する。そして、この音声画像情報処理部に入力された信号は、信号処理が行われ、外部のスピーカや映写機器等に出力される。
次に図2に基づいて、光ピックアップ部104の詳細について説明する。
図2に示された各光学部品は、図示しない光学ブロック部内に個別にマウントされて支持された構造を有している。
光ピックアップ部104は、光発光手段となる半導体レーザ部10を備える。この半導体レーザ部10は、光ビームを出射する少なくとも1つの光源を有している。
光ピックアップ部104を用いて光記録媒体からの情報信号の書き込み、読み出しを行う場合、半導体レーザ部10から射出された各光ビームは、図2に示すように、偏光ビームスプリッタプリズム11に入射され、おおよそ全光量が反射されて、1/4 波長板12に入射する。1/4波長板12に入射された光ビームは、この1/4波長板12を透過することにより円偏光状態となされ、コリメータレンズ13を透過して平行光ビームとなされて、対物レンズ14に入射する。
対物レンズ14は、図示しない二軸アクチュエータによって、図2中矢印Fで示すフオーカス方向及び図2中矢印Tで示すトラッキング方向に移動操作可能に支持されており、入射された各光ビームを光ディスク102の信号記録面上に集光させる。
光ディスク102の信号記録面上に照射されて、この信号記録面で反射された反射光ビームは、対物レンズ14、コリメータレンズ13及び1/4波長板12を経て、直線偏光状態となって偏光ビームスプリッタプリズム11に至る。この偏光ビームスプリッタプリズム11において、反射光ビームは、約全光量が透過し、半導体レーザ部10に戻る光路より分離されて、マルチレンズ15を経て光ビーム受光手段および受光面変換手段となる光検出素子16に入射する。マルチレンズ15は、凹面とシリンドリカル面とが組み合わされたレンズであって、反射光ビームの集光点までの距離を延長するとともに、該反射光ビームに非点収差を生じさせる。
次に図3を用いて、半導体レーザ部10と回折光学素子17との関係を説明する。
図3では、説明を簡略化するために、1つの光源10aについて説明する。光源10a近傍には、前述したように複数の周波数を有する光源を配置することが可能である。
光源10aは、保持台部10d により支持されて、パッケージ10e 内に収納されている。
そして、この光源10aから出射された光ビームは、回折光学素子1 7 によって回折され、0次光ビーム及び±1次回折光ビームを含む光ビームに分離される。
このうち、0次光ビームは、光源10aから出射されてそのまま進行し、光ディスク102に対して情報信号の記録再生を行うための主スポットを記録トラック上に形成する主光ビームとなる。+1次回折光ビームは、第1の副スポットを形成する第1 の副光ビームとなる。−1次回折光ビームは、第2の副スポットを形成する第2の副光ビームとなる。
さらに、第1及び第2の副光ビームは、回折光学素子17によって回折され、記録トラックと直交する方向にシフトした位置に一対の半副スポットを形成する一対の半副光ビームに分離される。
このように、光源10aから出射された光ビームを5つの光ビームに分離するため、回折光学素子17は、例えば図3に示すホログラム光学素子が用いられている。
このホログラム光学素子は、その中央の境界線を挟んで格子の方向を非対称とするホログラムパターンが形成されている。これにより、光ディスク102の信号記録面上には、図5に示すように、記録トラック上の主スポットを挟んで互いに離間した位置に、第1及び第2の副スポットが形成され、これら第1及び第2の副スポットは、記録トラックと直交する方向にシフトした位置に、それぞれ一対の半円状の半副スポットを形成する。また、記録トラックと直交する方向における一対の半副スポットの中心間距離は、光ディスクのトラックピッチをTpとしたときに、それぞれ約Tp /2 となるように設定されている。
すなわち、CDの場合にはトラックピッチTpは1.6μmなので、記録トラックと直交する方向における一対の半副スポットの中心間距離は約0.8μmとなる。また、DVD±Rの場合にはトラックピッチTpは0.74μmなので、記録トラックと直交する方向における一対の半副スポットの中心間距離は約0.37μmとなる。さらに、DVD−RAMの場合にはトラックピッチTpは1.23μmなので、記録トラックと直交する方向における一対の半副スポットの中心間距離は約0.615μmとなる。
また、この回折光学素子17は、光軸回りに回転操作されることによって、主スポットの合焦位置を変動させることなく、各副スポットと光ディスク102の記録トラック上における主スポットとの位置関係を変化させることが可能となっている。
そして、記録トラックと直交する方向において、主スポットのスポット中心と、一対の副スポットにおけるスポット中心との間の距離( この場合、一対の半副スポットの中心と主スポットの中心との間の距離) は、光ディスク102のトラックピッチをTpとし、nを1以上の奇数としたときに、n・T p/2、またはn・T p/4となるように設定されている。
具体的には、本実施形態においては、光ディスク102としてDVD−RAMを基準に考え、記録トラックと直交する方向において、主スポットのスポット中心と、一対の副スポットにおけるスポット中心との間の距離を約0.615μmと設定する。DVD−RAMのトラックピッチは1.23μmであり、その半分の0.615μmを1倍した数字を用いたのである。
また、ここで説明しているトラックピッチ( T p )とは、「ランドから次のランドまでの距離」( または、グルーブから次のグルーブまでの距離) のことである。
図4を用いて、光ディスク102に形成される、主スポット、副スポットおよび半副スポットと光検出素子16の各受光部との位置関係について説明する。
光検出素子16は、主スポットからの主反射光ビームを受光する主受光部18と、第1の副スポットからの第1の副反射光ビームを受光する第1の副受光部19と、第2の副スポットからの第2の副反射光ビームを受光する第2の副受光部20とを有して構成されている。
第1の副受光部19は、記録トラックと平行な方向に対応する分割線及び記録トラックと直交する方向に対応する分割線によって4 分割された受光面e , f , g , h を有し、これら4つの受光面e , f , g , h は、中心部分を介して放射状に配列され、それぞれ独立的した光検出信号e , f , g , h が出力される。
第1副スポットの第1半副スポットSBhgによる反射光は受光面hおよびgに形成される。受光面hと受光面gとには、光ディスク上に形成される第1副スポットの第1半副スポットSBhgを半径方向に2分割した部分に対応する反射光が照射される。
また、第1副スポットの第2半副スポットSBefによる反射光は受光面eおよびfに形成される。受光面eと受光面fとには、光ディスク上に形成される第1副スポットの第2半副スポットSBefを半径方向に2分割した部分に対応する反射光が照射される。
第2の副受光部20は、記録トラックと平行な方向に対応する分割線及び記録トラックと直交する方向に対応する分割線によって4 分割された受光面i , j , k , l を有し、これら4つの受光面i , j , k , l は、中心部分を介して放射状に配列され、それぞれ独立的した光検出信号i , j , k , l が出力される。
第2副スポットの第1半副スポットSBijによる反射光は受光面iおよびjに形成される。受光面iと受光面jとには、光ディスク上に形成される第2副スポットの第1半副スポットを半径方向に2分割した部分に対応する反射光が照射される。
また、第2副スポットの第2半副スポットSBklによる反射光は受光面kおよびlに形成される。受光面kと受光面lとには、光ディスク上に形成される第2副スポットの第2半副スポットSBklを半径方向に2分割した部分に対応する反射光が照射される。
そして、この光検出素子16 から出力される光検出信号は、プリアンプ部102により電流−電圧変換および演算処理が行われた後に、システムコントローラ部108に出力される。
上記第1副スポットと第2副スポットとは、説明の便宜のために付した名称であって、回折格子を回転させることにより、第1副スポットと第2副スポットとの位置関係を180度回転させることができる。この場合には、第1副スポットに対応する反射光が副受光部20に照射され、第2副スポットに対応する反射光が副受光部19に照射される。
なお、一つの副スポットを構成する一対の半副スポットの中心位置は、光受光素子16の副受光部19および副受光部20において、ほとんど近似した位置となる。
(II)本願の第一実施形態
次に、図5乃至図9を用いて、本願の第一実施形態について説明する。本実施形態は、DVD−R等のトラックピッチが0.74μmの光ディスクと、DVD−RAM等のトラックピッチが1.23μmの光ディスクとを、出荷時の設定によって共に再生・記録することができる光ピックアップ装置について説明したものである。
まず、光ディスクに形成される主スポット、副スポットおよび半副スポットの位置関係について説明する。
なお、本実施形態において、半副スポットは半円状の形状としているが、任意の形状において実施することが可能である。
(II−1)DVD−RAMにおける実施形態
図5は、本実施形態をDVD―RAM(トラックピッチが1.23μmである光ディスク)に適用した場合の主スポットMB、副スポットSB12、副スポットSB34、副スポットSB12を構成する半副スポットSB1並びに半副スポットSB2、および副スポットSB34を構成する半副スポットSB3並びに半副スポットSB4、の形状および位置関係を示した図である。
図5は、主スポットMBの中心MBCが、ランドトラックL1(幅0.615μm)の半径方向Rの中心線L1C上に位置する場合を示している。
この場合には、半円状の半副スポットSB1の中心点SB1Cの位置は、ランドトラックL1の中心線L1Cから半径方向Rに0.43μm離れた位置に形成される。
また、半円状の半副スポットSB2の中心点SB2Cの位置は、ランドトラックL1の中心線L1Cから半径方向Rに0.80μm離れた位置に形成される。
したがって、半円状の半副スポットSB1の中心点SB1Cの位置と半円状の半副スポットSB2の中心点SB2Cの位置との半径方向Rへの距離は0.37μm(0.80μm−0.43μm)である。0.37μmは、DVD−R、DVD−RWおよびDVD+RW等のDVDディスクのトラックピッチ0.74μmの半分である。
すなわち、半円状の半副スポットSB1の中心点SB1Cの位置と半円状の半副スポットSB2の中心点SB2Cの位置との距離は前記DVD―R等の光ディスクの半トラックピッチに相当する距離になっている。
さらに、半円状の半副スポットSB1および半円状の半副スポットSB2から構成される副スポットSB12の中心位置SB12Cは、ランドトラックL1の中心線L1Cから半径方向Rに0.615μm離れた位置に形成される。0.615μmはDVD−RAMにおけるトラックピッチ1.23μmの半分の値である。
したがって、副スポットSB12の中心位置SB12Cは、グルーブトラックG1の中心線G1C上に位置する。
よって、半円状の半副スポットSB1の中心点SB1Cの位置と半円状の半副スポットSB2の中心点SB2Cの位置とは、グルーブトラックG1の中心線G1Cに対して半径方向Rに対象となる位置に形成される。
また、半副スポットSB1と半副スポットSB2との光記録媒体からの反射光の反射光強度は同じ最大強度を持つが、位相が異なる(約54.1度位相が異なる)信号となる。また、半副スポットSB1のプッシュプル信号と半副スポットSB2のプッシュプル信号とは、光記録媒体からの反射光強度が同じ最大値を持ち、位相が異なる(約108度位相が異なる)信号となる。
次に半副スポットSB3、半副スポットSB4および半副スポットSB3並びに半副スポットSB4から構成される副スポットSB34について説明する。
ランドトラックL1の中心線LC1に対して半径方向Rへの、半副スポットSB1および半副スポットSB2との、対称位置には、半副スポットSB3、半副スポットSB4が形成される。また、半副スポットSB3および半副スポットSB4から構成される副スポットSB34が形成される。
半円状の半副スポットSB3の中心点SB3Cの位置は、ランドトラックL1の中心線L1Cから半副スポットSB1とは反対の半径方向Rに0.43μm離れた位置に形成される。
また、半円状の半副スポットSB3の中心点SB3Cの位置は、ランドトラックL1の中心線L1Cから、半副スポットSB2とは反対の半径方向Rに0.80μm離れた位置に形成される。
したがって、半円状の半副スポットSB3の中心点SB3Cの位置と半円状の半副スポットSB4の中心点SB4Cの位置との距離は、0.37μm(0.80μm−0.43μm)である。
すなわち、半円状の半副スポットSB3の中心点SB3Cの位置と半円状の半副スポットSB4の中心点SB4Cの位置との距離は前記DVD―R等の光ディスクの半トラックピッチに相当する距離になっている。
また、半円状の半副スポットSB3および半円状の半副スポットSB4から構成される副スポットSB34の中心位置SB34Cは、ランドトラックL1の中心線L1Cから半径方向Rに、副スポットSB12とは反対方向に、0.615μm離れた位置に形成される。0.615μmはDVD−RAMにおけるトラックピッチ1.23μmの半分の値である。
したがって、副スポットSB34の中心位置SB34Cは、グルーブトラックG2の中心線G2C上に位置する。
よって、半円状の半副スポットSB3の中心点SB3Cの位置と半円状の半副スポットSB4の中心点SB4Cの位置とは、グルーブトラックG2の中心線G2Cに対して半径方向Rに対象となる位置に形成される。
したがって、半副スポットSB3と半副スポットSB4との光記録媒体からの反射光の反射光強度は同じ最大強度を持つが、位相が異なる(約108度位相が異なる)信号となる。また、半副スポットSB3のプッシュプル信号と半副スポットSB4のプッシュプル信号とは、光記録媒体から反射光強度が同じ最大値持ち、位相が異なる(約108度位相が異なる)信号となる。
次に、半円状の半副スポットSB1と半円状の半副スポットSB4との関係について説明する。
半円状の半副スポットSB1の中心点SB1Cの位置と半円状の半副スポットSB4の中心点SB4Cの位置との距離は、1.23μmである。1.23μmはDVD−RAMのトラックピッチ1.23μmと同じ値である。
したがって、半円状の半副スポットSB1の中心点SB1CがDVD―RAMのグルーブトラックG1上に位置する場合には、半円状の半副スポットSB4の中心点SB4Cは、当該DVD―RAMのグルーブトラックG2上に位置する。
この場合、半円状の半副スポットSB1の中心点SB1Cは、ランドトラックL1とグルーブトラックG1との境界位置LG11から0.1225μm離れた位置に形成される。同様に、半円状の半副スポットSB4の中心点SB4Cは、ランドトラックL2とグルーブトラックG2との境界位置LG22から0.1225μm離れた位置に形成される。
したがって、半副スポットSB1と半副スポットSB4との光記録媒体からの反射光強度は同じ大きさの同相信号となる。
すなわち、半副スポットSB2のプッシュプル信号と半副スポットSB3のプッシュプル信号とは同じ信号強度および位相を持つ同相信号となる。
次に、半円状の半副スポットSB2と半円状の半副スポットSB3との関係について説明する。
半円状の半副スポットSB2の中心点SB2Cの位置と半円状の半副スポットSB3の中心点SB3Cの位置との距離は、1.23μmである。
したがって、半円状の半副スポットSB2の中心点SB2CがDVD―RAMのグルーブトラックG1上に位置する場合には、半円状の半副スポットSB3の中心点SB3Cは、当該DVD―RAMのグルーブトラックG2上に位置する。
この場合、半円状の半副スポットSB2の中心点SB2Cは、グルーブトラックG1とランドトラックL3との境界位置GL13から0.1225μm離れた位置(境界位置GL13から半径方向Rにおいて主スポットに向かう方向)に形成される。同様に、半円状の半副スポットSB3の中心点SB3Cは、ランドトラックL2とグルーブトラックG2との境界位置LG22から0.1225μm離れた位置(境界位置LG22から半径方向Rにおいて主スポットに向かう方向と反対の方向)に形成される。
したがって、半副スポットSB2と半副スポットSB3との光記録媒体からの反射光強度は同じ大きさの同相信号となる。
すなわち、半副スポットSB2のプッシュプル信号と半副スポットSB3のプッシュプル信号とは同じ信号強度および位相を持つ同相信号となる。
また、半副スポットSB1と半副スポットSB2とは、グルーブトラックG1の中心線G1Cに対して対象に位置している。さらに、半副スポットSB3と半副スポットSB4とは、グルーブトラックG2の中心線G2Cに対して対象に位置している。
そして、半副スポットSB2と半副スポットSB3とは、それぞれのグルーブトラックの中心線(G1C、G2C)に対して、半径方向Rにおいて同じ方向に位置する。同様に、半副スポットSB1と半副スポットSB4とは、それぞれのグルーブトラックの中心線(G1C、G2C)に対して、半径方向Rにおいて同じ方向に位置する。
したがって、半副スポットSB1のプッシュプル信号と半副スポットSB2のプッシュプル信号を加算した信号と、半副スポットSB3のプッシュプル信号と半副スポットSB4のプッシュプル信号を加算した信号とは、同じ信号強度および位相を持つ信号となる。
さらに、それぞれの半副スポット(SB1、SB2、SB3およびSB4)のプッシュプル信号の総和の信号は、半副スポットSB1のプッシュプル信号と半副スポットSB2のプッシュプル信号を加算した信号と、および半副スポットSB3のプッシュプル信号と半副スポットSB4のプッシュプル信号を加算した信号とを加算した信号と同じ位相で信号強度(信号振幅)が大きくなった信号となる。
[半副スポット、副スポットおよび主スポットと受光部との対応関係]
次に、半副スポットSB1、半副スポットSB2、半副スポットSB3および半副スポットSB4の反射光が光検出素子16のどの部分に照射されるかの一例について図6を用いて説明する。
主スポットMBは主受光部18に照射される。また、半副スポットSB1は受光面hおよびgに照射される。また、半副スポットSB2は受光面eおよびfに照射される。
受光面eおよび受光面hは、光ディスク102における半副スポットSB1およびSB2のトラック方向に対して分割された半円部分のうち、半径方向Rにおいて主スポットから近い部分である。
受光面fおよび受光面gは、光ディスク102における半副スポットSB1およびSB2のトラック方向に対して分割された半円部分のうち、半径方向Rにおいて主スポットに遠い部分である。
これは、半副スポットSB1および半副スポットSB2の反射光は、マルチレンズ15を透過するからである。
また、半副スポットSB3は受光面lおよびkに照射される。また、半副スポットSB4は受光面iおよびjに照射される。
受光面jおよび受光面kは、光ディスク102における半副スポットSB3およびSB4のトラック方向に対して分割された半円部分のうち、半径方向Rにおいて主スポットから近い部分である。
受光面iおよび受光面lは、光ディスク102における半副スポットSB3およびSB4のトラック方向に対して分割された半円部分のうち、半径方向Rにおいて主スポットに遠い部分である。
これは、半副スポットSB3および半副スポットSB4の反射光は、マルチレンズ15を透過するからである。
以上の実施形態の説明においては、半副スポットSB1、半副スポットSB2、半副スポットSB3および半副スポットSB4の反射光は、マルチレンズ15を透過した後に、受光面h、f及びe、jの関係が反転するとして説明したが、マルチレンズ15によって加えられる非点収差の方向によって受光面e、g及びi、kの関係が反転することも可能である。
次に、各受光面からの信号とトラッキングエラー信号との関係について説明する。
受光面a乃至lから出力される信号をIa乃至Ilとする。
副スポットSB1の反射光によるプッシュプル信号SB1ppはIh−Igであらわされる。また、副スポットSB2の反射光によるプッシュプル信号SB2ppはIe−Ifであらわされる。
同様に、副スポットSB3の反射光によるプッシュプル信号SB3ppはIl−Ikであらわされる。また、副スポットSB4の反射光によるプッシュプル信号SB4ppはIi−Ijであらわされる。
さらに、主スポットの反射光によるプッシュプル信号MBppは(Ia+Id)−(Ib+Ic)であらわされる。
ここで、DVD−RAMのトラッキングエラー信号DPPTREは以下の式1で表される。
[数1]
DPPTRE=MBpp−k(SB1pp+SB2pp+SB3pp+SB4pp)・・・(式1)
(kは定数である。)
主スポットの中心位置MBCと副スポットSB12の中心位置SB12Cとの距離はDVD−RAMのトラックピッチの半分(0.615μm)なので、MBppとSB1pp+SB2ppとは逆相関係になる。
また、主スポットの中心位置MBCと副スポットSB34の中心位置SB34Cとの距離も、DVD−RAMのトラックピッチの半分(0.615μm)なので、MBppとSB3pp+SB4ppとは逆相関係になる。
したがって、MBppとSB1pp+SB2pp+SB3pp+SB4ppとは逆相関係になるので、DPPTRE信号は主スポットのみの場合に比べて、信号振幅が大きく、感度のよい信号を得ることができる。
また、トラッキングエラー信号DPPTREはMBppとSB1pp+SB2pp+SB3pp+SB4ppとの差分を用いているので、対物レンズの光軸がオフセットした場合、および光ディスクが傾いている場合には、それらの影響を除去することができる。
[半副スポットのプッシュプル信号の変化]
次に、図8において、図5における半副スポットSB1のプッシュプル信号SB1pp、SB2のプッシュプル信号SB2pp、SB3のプッシュプル信号SB3pp並びにSB4のプッシュプル信号SB4pp、副スポットSB12のプッシュプル信号SB12pp並びに副スポットSB34のプッシュプル信号SB34pp、および半副スポットのプッシュプル信号の総和のプッシュプル信号SB1234ppの変化について説明する。
図8の横軸はDVD−RAMにおいてトラックと垂直な方向(半径方向R)への主スポットMBの移動長をあらわす(図5参照)。横軸の目盛りは主スポットのトラック上の移動距離を表しており、1.23μmで1トラックを主スポットが移動することになる。この場合に、図5に示される各副スポットは、各副スポット相互の相対位置関係を保持したまま移動する。0μmにおいて、主スポットMBの中心MBCがランドトラックL1の中心L1C上に位置する。
縦軸は各プッシュプル信号の相対的な振幅値を示す。主スポットMBの最大振幅値を1とし、半副スポットSB1、SB2、SB3並びにSB4のプッシュプル信号の最大値を振幅値0.25としている。
図8は、半副スポットSB1のプッシュプル信号SB1pp、半副スポットSB2のプッシュプル信号SB2pp、半副スポットSB3のプッシュプル信号SB3pp、半副スポットSB4のプッシュプル信号SB4pp、プシュプル信号SB1pp+SB2pp、プッシュプル信号SB3pp+SB4pp、およびプッシュプル信号SB1pp+SB2pp+SB3pp+SB4ppについて、光ディスク102を半径方向Rに1トラック(1.23μm)移動させた時の、それぞれの信号波形の変化を示している。
図5において説明したように、半副スポットSB2のプッシュプル信号SB2ppと半副スポットSB3のプッシュプル信号SB3ppとは、DVD−RAMのトラックに対する同じ相対位置からの反射光から生成されているので、同じ振幅を持つ同相信号となる。
また、半副スポットSB1のプッシュプル信号SB1ppと半副スポットSB4のプッシュプル信号SB4ppとは、DVD−RAMのトラックに対して同じ相対位置からの反射光から生成されているので、同じ振幅を持つ同相信号となる。
さらに、半副スポットSB2のプッシュプル信号SB2ppおよび半副スポットSB3のプッシュプル信号SB3ppと、半副スポットSB1のプッシュプル信号SB1ppおよび半副スポットSB4のプッシュプル信号SB4ppとは、位相が異なる(約108度位相が異なる)信号となる。
また、プッシュプル信号SB1ppとプッシュプル信号SB2ppを加算した副スポットSB12のプッシュプル信号SB12ppと、プッシュプル信号SB3ppとプッシュプル信号SB34ppを加算した副スポットSB34のプッシュプル信号SB34ppとは、同じ信号振幅値を持つ同相信号となる。
したがって、プッシュプル信号SB12pp(プッシュプル信号SB1pp+プッシュプル信号SB2pp)とプッシュプル信号SB34pp(プッシュプル信号SB1pp+プッシュプル信号SB2pp)とを加算したプッシュプル信号SB1234pp(プッシュプル信号SB1pp+プッシュプル信号SB2pp+プッシュプル信号SB1pp+プッシュプル信号SB2pp)は、半副スポットのプッシュプル信号(SB1pp、SB2pp、SB3ppまたはSB4pp)の信号振幅値のおよそ2.3倍の信号振幅値を持つ。
また、主スポットMBのプッシュプル信号MBppとは逆相の関係になるので、DPPTREは主スポットMBのみに比較して約1.6倍の振幅となる。また、DPPTREを用いることによって、対物レンズがオフセットした場合による反射光の分布ずれ、および光ディスクが傾いた場合による反射光の変化などを効率よく補正することができる。
(II−2)DVD−R等の光ディスクにおける実施形態
図7は、本実施形態をDVD―R等のトラックピッチが0.74μmである光ディスクに適用した場合の主スポットMBおよび副スポットを構成する半副スポットSB1、SB2、SB3並びにSB4、の形状および位置関係を示した図である。
図7は、主スポットMBの中心MBCが、ランドトラックL2(幅0.37μm)の半径方向Rの中心線L2C上に位置する場合を示している。
また、半円状の半副スポットSB1の中心点SB1Cの位置は、ランドトラックL2の中心線L2Cから半径方向Rに0.43μm離れた位置に形成される。
さらに、半円状の半副スポットSB2の中心点SB2Cの位置は、ランドトラックL2の中心線L2Cから半径方向Rに0.80μm離れた位置に形成される。
したがって、半円状の半副スポットSB1の中心点SB1Cの位置と半円状の半副スポットSB2の中心点SB2Cの位置との半径方向Rへの距離は0.37μmである。0.37μmは、DVD−R、DVD−RWおよびDVD+RW等のDVDディスクのトラックピッチ0.74μmの半分である。
すなわち、半円状の半副スポットSB1の中心点SB1Cの位置と半円状の半副スポットSB2の中心点SB2Cの位置との距離は前記DVD―R等の光ディスクの半トラックピッチに相当する距離になっている。
したがって、半円状の半副スポットSB1の中心点SB1CがDVD―R等の光ディスクのグルーブトラックG3上に位置する場合には、半円状の半副スポットSB2の中心点SB2Cは、当該DVD―R等の光ディスクのランドトラックL5上に位置する。
この場合、半円状の半副スポットSB1の中心点SB1Cは、ランドトラックL3とグルーブトラックG5との境界位置GL35から0.125μm主スポット側に離れた位置に形成される。同様に、半円状の半副スポットSB2の中心点SB2Cは、グルーブトラックG5とランドトラックL5との境界位置GL55から0.125μm主スポット側に離れた位置に形成される。
すなわち、それぞれの半スポットの中心位置が、ランドトラックとグルーブトラックとの境界位置から同じ距離だけ半径方向Rにずれた位置にある。したがって、半副スポットSB1と半副スポットSB2との光記録媒体からの反射光は逆相の信号となる。
この場合には、半副スポットSB1の光記録媒体からの反射光によるプッシュプル信号と半副スポットSB2の光記録媒体からの反射光によるプッシュプル信号も、逆相の信号となる。
また、半副スポットSB1の光記録媒体からの反射光によるプッシュプル信号と半副スポットSB2の光記録媒体からの反射光によるプッシュプル信号とは逆相の信号なので、両プッシュプル信号を加算演算すると零となる。
また、ランドトラックL4の半径方向Rへの反対側には、半副スポットSB3および半副スポットSB4が形成される。
半円状の半副スポットSB3の中心点SB3Cの位置は、ランドトラックL4の中心線L4Cから半副スポットSB1とは反対の半径方向Rに0.43μm離れた位置に形成される。
また、半円状の半副スポットSB3の中心点SB3Cの位置は、ランドトラックL4の中心線L4Cから、半副スポットSB2とは反対の半径方向Rに0.80μm離れた位置に形成される。
半円状の半副スポットSB3の中心点SB3Cの位置と半円状の半副スポットSB4の中心点SB4Cの位置との距離は、0.37μmである。
すなわち、半円状の半副スポットSB3の中心点SB3Cの位置と半円状の半副スポットSB4の中心点SB4Cの位置との距離は前記DVD―R等の光ディスクの半トラックピッチに相当する距離になっている。
したがって、半円状の半副スポットSB3の中心点SB3CがDVD―R等の光ディスクのグルーブトラックG4上に位置する場合には、半円状の半副スポットSB4の中心点SB4Cは、当該DVD―R等の光ディスクのランドトラックL6上に位置する。
この場合、半円状の半副スポットSB3の中心点SB3Cは、ランドトラックL6とグルーブトラックG4との境界位置GL46から0.125μm主スポット側に離れた位置に形成される。同様に、半円状の半副スポットSB4の中心点SB4Cは、グルーブトラックG6とランドトラックL6との境界位置LG66から0.125μm主スポット側に離れた位置に形成される。
すなわち、それぞれの半スポットの中心位置が、ランドトラックとグルーブトラックとの境界位置から同じ距離だけ半径方向Rにずれた位置にある。したがって、半副スポットSB3と半副スポットSB4との光記録媒体からの反射光は逆相の信号となる。
この場合には、半副スポットSB3の光記録媒体からの反射光によるプッシュプル信号と半副スポットSB4の光記録媒体からの反射光によるプッシュプル信号も、逆相の信号となる。
また、半副スポットSB3の光記録媒体からの反射光によるプッシュプル信号と半副スポットSB4の光記録媒体からの反射光によるプッシュプル信号とは逆相の信号なので、両プッシュプル信号を加算演算すると零となる。
さらに、それぞれの半副スポット(SB1、SB2、SB3およびSB4)のプッシュプル信号の総和の信号も零となる。
[半副スポットのプッシュプル信号の変化]
次に、図9において、図7における半副スポットSB1、SB2、SB3並びにSB4、副スポットSB12並びに副スポットSB34、および半副スポットのプッシュプル信号の総和のプッシュプル信号の変化について説明する。
図9の横軸は、DVD−R等のトラックピッチが0.74μmの光ディスクにおいて、トラックと垂直な方向(半径方向)への主スポットMBの移動距離である。横軸の目盛りは主スポットMBのトラック上の移動距離をあらわしており、0.74μmで1トラックを主スポットMBが移動することになる。この場合に、図7に示される各副スポットは、各副スポット相互の相対位置関係を保持したまま移動する。0μmにおいて、主スポットMBの中心MBCがランドトラックL4の中心L4C上に位置する。
縦軸は各プッシュプル信号の相対的な振幅値を示す。主スポットMBの最大振幅値を1とし、半副スポットSB1、SB2、SB3並びにSB4のプッシュプル信号の最大値を振幅値0.25としている。
図9は、半副スポットSB1のプッシュプル信号SB1pp、半副スポットSB2のプッシュプル信号SB2pp、半副スポットSB3のプッシュプル信号SB3pp、半副スポットSB4のプッシュプル信号SB4pp、プシュプル信号SB1pp+SB2pp、プッシュプル信号SB1pp+SB2pp、およびプッシュプル信号SB1pp+SB2pp+SB3pp+SB4ppについて、光ディスク102を半径方向Rに1トラック(0.74μm)移動させた時の、それぞれの信号波形の変化を示している。
図7において説明したように、半円状の半副スポットSB1の中心点SB1Cの位置と半円状の半副スポットSB2の中心点SB2Cの位置との半径方向Rへの距離は0.37μmであり、半トラックピッチに相当する。したがって、半副スポットSB1の反射光と半円状の半副スポットSB2の反射光とは逆相関係になる。
したがって、半副スポットSB1のプッシュプル信号SB1ppと半副スポットSB2のプッシュプル信号SB2ppとは逆相関係になる。したがって、図9において、プッシュプル信号SB1ppとプッシュプル信号SB2ppとは180度位相がずれている。
また、半円状の半副スポットSB3の中心点SB3Cの位置と半円状の半副スポットSB4の中心点SB4Cの位置との半径方向Rへの距離は0.37μmであり、半トラックピッチに相当する。したがって、半副スポットSB3の反射光と半円状の半副スポットSB4の反射光とは逆相関係になる。
したがって、半副スポットSB3のプッシュプル信号SB3ppと半副スポットSB4のプッシュプル信号SB4ppとは逆相関係になる。したがって、図9において、プッシュプル信号SB3ppとプッシュプル信号SB4ppとは180度位相がずれている。
また、逆相関係にあるプッシュプル信号SB1ppとプッシュプル信号SB2ppを加算したSB12pp信号は零となる。
さらに、逆相関係にあるプッシュプル信号SB3ppとプッシュプル信号SB4ppを加算したSB34pp信号も零となる。
したがって、全ての半副スポットのプッシュプル信号を合計したSB1234ppも零となる。
ここで、DVD−Rのトラッキングエラー信号DPPTREは前述した式1で表される。
したがって、トラッキングエラー信号DPPTREは、(MBpp−k(SB1pp+SB2pp+SB3pp+SB4pp))であらわされる。(kは定数である。)
DVD−Rの場合には、SB1pp+SB2pp+SB3pp+SB4ppは零になるので、トラッキングエラー信号DPTTREは、主スポットの反射光によるプッシュプル信号MBppによってあらわされる。
しかし、対物レンズ等の光学系のオフセットが発生した場合や、光ディスクが傾いた場合には、副スポットのプッシュプル信号の総和であるSB1pp+SB2pp+SB3pp+SB4ppが反射光の不均一な分布によって零ならず、誤差信号が発生する。
また、同様に、主スポットの反射光によるプッシュプル信号MBppにも、対物レンズ等の光学系のオフセットが発生した場合や、光ディスクが傾いた場合による反射光の不均一な分布による誤差信号が発生する。
しかし、プッシュプル信号MBppと副スポットのプッシュプル信号の総和であるSB1pp+SB2pp+SB3pp+SB4ppとは差分演算をするので、対物レンズ等の光学系のオフセットや、光ディスクが傾いた場合による反射光の不均一な分布を除去することができる。
(III)本願の第二実施形態
次に、図10および図11を用いて、本願の第二実施形態について説明する。本実施形態は、DVD−R等のトラックピッチが0.74μmの光ディスクと、DVD−RAM等のトラックピッチが1.23μmの光ディスクとを、出荷時の設定によって共に再生・記録することができる光ピックアップ装置について説明したものである。
第一の実施形態とは、主スポットと副スポット間の距離が異なる。主スポットと副スポット間の距離はDVD−RAM等の光ディスクのトラックピッチの四分の1である0.3075μm程度となっている。
光ディスク102に形成される、主スポット、副スポットおよび半副スポットと光検出素子16の各受光部との位置関係は図5において示した位置関係と同じである。
次に、光ディスクに形成される主スポット、副スポットおよび半副スポットの位置関係について説明する。
なお、本実施形態において、半副スポットと半円状の形状としているが、任意の形状において実施することが可能である。
(III−1)DVD−RAMにおける実施形態
図10は、本実施形態をDVD―RAM(トラックピッチが1.23μmである光ディスク)に適用した場合の主スポットMB、副スポットSB12、副スポットSB34、副スポットSB12を構成する半副スポットSB1並びに半副スポットSB2、および副スポットSB34を構成する半副スポットSB3並びに半副スポットSB4、の形状および位置関係を示した図である。
図10は、主スポットMBの中心MBCが、ランドトラックL7(幅0.615μm)の半径方向Rの中心線L7C上に位置する場合を示している。
また、半円状の半副スポットSB2の中心点SB2Cの位置は、ランドトラックL7とグルーブトラックG7の境界線から半径方向Rであって主スポットMBとは反対側に0.185μm離れた位置に形成される。
また、半円状の半副スポットSB1の中心点SB1Cの位置は、ランドトラックL7とグルーブトラックG7の境界線から半径方向Rであって主スポットMBに向かう方向に0.185μm離れた位置に形成される。
したがって、半円状の半副スポットSB1の中心点SB1Cの位置と半円状の半副スポットSB2の中心点SB2Cの位置との半径方向Rへの距離は0.37μm(0.185μm×2)である。0.37μmは、DVD−R、DVD−RWおよびDVD+RW等のDVDディスクのトラックピッチ0.74μmの半分である。
すなわち、半円状の半副スポットSB1の中心点SB1Cの位置と半円状の半副スポットSB2の中心点SB2Cの位置との距離は前記DVD―R等の光ディスクの半トラックピッチに相当する距離になっている。
また、半円状の半副スポットSB1の中心点SB1Cと半円状の半副スポットSB2の中心点SB2Cとは、ランドトラックL7とグルーブトラックG7の境界線をはさんで対象な位置に形成される。
さらに、半円状の半副スポットSB1および半円状の半副スポットSB2から構成される副スポットSB12の中心位置SB12Cは、ランドトラックL1の中心線L1Cから半径方向Rに0.3075m離れた位置に形成される。0.3075μmはDVD−RAMにおけるトラックピッチ1.23μmの四分の1の値である。
したがって、副スポットSB12の中心位置SB12Cは、ランドトラックL7とグルーブトラックG7の境界線上に位置する。
また、半副スポットSB1と半副スポットSB2との光記録媒体からの反射光の反射光強度は同じ最大強度を持つが、位相が異なる(約108度位相が異なる)信号となる。また、半副スポットSB1のプッシュプル信号と半副スポットSB2のプッシュプル信号とは、光記録媒体からの反射光強度が同じ最大値を持ち、位相が異なる(約108度位相が異なる)信号となる。
次に、半円状の半副スポットSB3と半円状の半副スポットSB4との位置関係を説明する。
半円状の半副スポットSB4の中心点SB4Cの位置は、ランドトラックL7とグルーブトラックG8の境界線から半径方向Rであって主スポットMBとは反対側に0.185μm離れた位置に形成される。
また、半円状の半副スポットSB3の中心点SB3Cの位置は、ランドトラックL7とグルーブトラックG8の境界線から半径方向Rであって主スポットMBに向かう方向に0.185μm離れた位置に形成される。
したがって、半円状の半副スポットSB4の中心点SB4Cの位置と半円状の半副スポットSB3の中心点SB3Cの位置との半径方向Rへの距離は0.37μm(0.185μm×2)である。0.37μmは、DVD−R、DVD−RWおよびDVD+RW等のDVDディスクのトラックピッチ0.74μmの半分である。
すなわち、半円状の半副スポットSB4の中心点SB4Cの位置と半円状の半副スポットSB3の中心点SB3Cの位置との距離は前記DVD―R等の光ディスクの半トラックピッチに相当する距離になっている。
また、半円状の半副スポットSB4の中心点SB4Cと半円状の半副スポットSB3の中心点SB3Cとは、ランドトラックL7とグルーブトラックG8の境界線をはさんで対象な位置に形成される。
さらに、半円状の半副スポットSB3および半円状の半副スポットSB4から構成される副スポットSB34の中心位置SB34Cは、ランドトラックL7の中心線L7Cから半径方向Rに0.3075m離れた位置に形成される。0.3075μmはDVD−RAMにおけるトラックピッチ1.23μmの四分の1の値である。
したがって、副スポットSB34の中心位置SB34Cは、ランドトラックL7とグルーブトラックG8との境界線上に位置する。
また、半副スポットSB3と半副スポットSB4との光記録媒体からの反射光の反射光強度は同じ最大強度を持つが、位相が異なる(約108度位相が異なる)信号となる。また、半副スポットSB3のプッシュプル信号と半副スポットSB4のプッシュプル信号とは、光記録媒体からの反射光強度が同じ最大値を持ち、位相が異なる(約108度位相が異なる)信号となる。
また、主スポットの中心位置MBCを中心に副スポットSB12の中心位置SB12Cと、副スポットSB34の中心位置SB34Cとの距離はDVD−RAMのトラックピッチの半分(0.615μm)なので、SB12ppとSB34ppとは逆相関係になる。
したがって、半副スポットのプッシュプル信号の合計(SB1pp+SB2pp+SB3pp+SB4pp)は零となる。
本実施形態においては、式1のトラッキングエラー信号DPTREは、原則として主スポットのプッシュプル信号MBppによってあらわされる。
しかし、対物レンズ等の光学系のオフセットが発生した場合や、光ディスクが傾いた場合には、副スポットのプッシュプル信号の総和であるSB1pp+SB2pp+SB3pp+SB4ppが反射光の不均一な分布によって零ならず、誤差信号が発生する。
したがって、主スポットのプッシュプル信号MBppはとの差分を演算することで、反射光の不均一な分布による影響が軽減される。
[半副スポットのプッシュプル信号の変化]
次に、図11において、図10における半副スポットSB1のプッシュプル信号SB1pp、SB2のプッシュプル信号SB2pp、SB3のプッシュプル信号SB3pp並びにSB4のプッシュプル信号SB4pp、副スポットSB12のプッシュプル信号SB12pp並びに副スポットSB34のプッシュプル信号SB34pp、および半副スポットのプッシュプル信号の総和のプッシュプル信号SB1234ppの変化について説明する。
図11の横軸は、DVD−RAM等のトラックピッチが1.23μmの光ディスクにおいて、トラックと垂直な方向(半径方向)への主スポットMBの移動距離である。横軸の目盛りは主スポットMBのトラック上の移動距離をあらわしており、1.23μmで1トラックを主スポットMBが移動することになる。この場合に、図10における各副スポットは、各副スポット相互の相対位置関係を保持したまま移動する。0μmにおいて、主スポットMBの中心MBCがランドトラックL7の中心L7C上に位置する。
縦軸は各プッシュプル信号の相対的な振幅値を示す。主スポットMBの最大振幅値を1とし、半副スポットSB1、SB2、SB3並びにSB4のプッシュプル信号の最大値を振幅値0.25としている。
半副スポットSB1のプッシュプル信号SB1pp、SB2のプッシュプル信号SB2pp、SB3のプッシュプル信号SB3ppおよびSB4のプッシュプル信号SB4ppは、それぞれ位相が異なる1周期の信号変化を示す。
副スポットSB12のプッシュプル信号SB12ppと副スポットSB34のプッシュプル信号SB34ppとは位相が逆相の信号となる。
したがって、半副スポットプッシュプル信号の総和のプッシュプル信号SB1234ppは零になる。
(III−2)DVD−R等の光ディスクにおける実施形態
図12は、本実施形態をDVD―R等の光ディスク(トラックピッチが0.74μmである光ディスク)に適用した場合の主スポットMB、副スポットSB12、副スポットSB34、副スポットSB12を構成する半副スポットSB1並びに半副スポットSB2、および副スポットSB34を構成する半副スポットSB3並びに半副スポットSB4、の形状および位置関係を示した図である。
図12は、主スポットMBの中心MBCが、ランドトラックL10(幅0.37μm)の半径方向Rの中心線L10C上に位置する場合を示している。
また、半円状の半副スポットSB2の中心点SB2Cの位置は、副スポットSB12の中心位置SB12Cから半径方向Rであって主スポットMBとは反対側に0.185μm離れた位置に形成される。
また、半円状の半副スポットSB1の中心点SB1Cの位置は、副スポットSB12の中心位置SB12Cから半径方向Rであって主スポットMBに向かう方向に0.185μm離れた位置に形成される。
したがって、半円状の半副スポットSB1の中心点SB1Cの位置と半円状の半副スポットSB2の中心点SB2Cの位置との半径方向Rへの距離は0.37μm(0.185μm×2)である。0.37μmは、DVD−R、DVD−RWおよびDVD+RW等のDVDディスクのトラックピッチ0.74μmの半分である。
また、半円状の半副スポットSB1の中心点SB1Cと半円状の半副スポットSB2の中心点SB2Cとは、副スポットSB12の中心位置SB12Cをはさんで対象な位置に形成される。
さらに、半円状の半副スポットSB1および半円状の半副スポットSB2から構成される副スポットSB12の中心位置SB12Cは、ランドトラックL1の中心線L1Cから半径方向Rに0.3075m離れた位置に形成される。0.3075μmはDVD−RAMにおけるトラックピッチ1.23μmの四分の1の値である。
また、半副スポットSB1と半副スポットSB2との光記録媒体からの反射光の反射光強度は同じ最大強度を持つが、位相が異なる信号となる。また、半副スポットSB1のプッシュプル信号SB1ppと半副スポットSB2のプッシュプル信号SB2ppとは、光記録媒体からの反射光強度が同じ最大値を持ち、位相が逆相となる(180度位相が異なる)信号となる。
したがって、半副スポットSB1のプッシュプル信号SB1ppと半副スポットSB2のプッシュプル信号SB2ppとの和信号SB12ppは零となる。
また、半円状の半副スポットSB4の中心点SB4Cの位置は、副スポットSB34の中心位置SB34Cから半径方向Rであって主スポットMBとは反対側に0.185μm離れた位置に形成される。
また、半円状の半副スポットSB3の中心点SB3Cの位置は、副スポットSB34の中心位置SB34Cから半径方向Rであって主スポットMBに向かう方向に0.185μm離れた位置に形成される。
したがって、半円状の半副スポットSB4の中心点SB4Cの位置と半円状の半副スポットSB3の中心点SB3Cの位置との半径方向Rへの距離は0.37μm(0.185μm×2)である。0.37μmは、DVD−R、DVD−RWおよびDVD+RW等のDVDディスクのトラックピッチ0.74μmの半分である。
また、半円状の半副スポットSB4の中心点SB4Cと半円状の半副スポットSB3の中心点SB3Cとは、副スポットSB34の中心位置SB34Cをはさんで対象な位置に形成される。
さらに、半円状の半副スポットSB3および半円状の半副スポットSB4から構成される副スポットSB34の中心位置SB34Cは、ランドトラックL10の中心線L10Cから半径方向Rに0.3075m離れた位置に形成される。0.3075μmはDVD−RAMにおけるトラックピッチ1.23μmの四分の1の値である。
また、半副スポットSB3と半副スポットSB4との光記録媒体からの反射光の反射光強度は同じ最大強度を持つが、位相が異なる信号となる。また、半副スポットSB3のプッシュプル信号SB3ppと半副スポットSB4のプッシュプル信号SB4ppとは、光記録媒体からの反射光強度が同じ最大値を持ち、位相が逆相となる(180度位相が異なる)信号となる。
したがって、半副スポットSB3のプッシュプル信号SB3ppと半副スポットSB4のプッシュプル信号SB4ppとの和信号SB12ppは零となる。
したがって、半副スポットプッシュプル信号の総和のプッシュプル信号SB1234ppは零になる。
したがって、半副スポットのプッシュプル信号の合計(SB1pp+SB2pp+SB3pp+SB4pp)は零となる。
本実施形態においては、式1のトラッキングエラー信号DPTREは、原則として主スポットのプッシュプル信号MBppによってあらわされる。
しかし、対物レンズ等の光学系のオフセットが発生した場合や、光ディスクが傾いた場合には、副スポットのプッシュプル信号の総和であるSB1pp+SB2pp+SB3pp+SB4ppが反射光の不均一な分布によって零ならず、誤差信号が発生する。
したがって、主スポットのプッシュプル信号MBppはとの差分を演算することで、反射光の不均一な分布による影響が軽減される。
[半副スポットのプッシュプル信号の変化]
次に、図13において、図12における半副スポットSB1のプッシュプル信号SB1pp、SB2のプッシュプル信号SB2pp、SB3のプッシュプル信号SB3pp並びにSB4のプッシュプル信号SB4pp、副スポットSB12のプッシュプル信号SB12pp並びに副スポットSB34のプッシュプル信号SB34pp、および半副スポットのプッシュプル信号の総和のプッシュプル信号SB1234ppの変化について説明する。
図13の横軸は、DVD−R等のトラックピッチが0.74μmの光ディスクにおいて、トラックと垂直な方向(半径方向)への主スポットMBの移動距離である。横軸の目盛りは主スポットMBのトラック上の移動距離をあらわしており、0.74μmで1トラックを主スポットMBが移動することになる。この場合に、図12における各副スポットは、各副スポット相互の相対位置関係を保持したまま移動する。0度において、主スポットMBの中心MBCがランドトラックL10の中心L10C上に位置する。
縦軸は各プッシュプル信号の相対的な振幅値を示す。主スポットMBの最大振幅値を1とし、半副スポットSB1、SB2、SB3並びにSB4のプッシュプル信号の最大値を振幅値0.25としている。
各半スポットのプッシュプル信号は最大値が同じで、位相が異なる信号である。
プッシュプル信号SB1ppとプッシュプル信号SB2ppとは逆相関係である。また、プッシュプル信号SB3ppとプッシュプル信号SB4ppとは逆相関係である。
したがって、プッシュプル信号SB12pp、プッシュプル信号SB34ppおよびプッシュプル信号SB1234ppの値は零となる。
以上述べてきたように、本発明の上記各実施形態によれば、トラックピッチの大きさが異なるDVD−RAM等のトラックピッチが0.74μmの光ディスクと、DVD−R等のトラックピッチが1.23μmの光ディスクとで共通に使用できるピックアップ装置および光記録媒体情報再生記録装置を提供することが可能である。
光ディスク上の一対の副スポット間隔をある光ディスクのトラックピッチの半分とした場合に、その他のトラックピッチを有する光ディスクに対して、副スポットからの反射光のプッシュプル信号レベルが最大となるように回折格子を回転調整することによって、異なるトラックピッチを有する光ディスクのトラッキングエラー信号として好適な差動プッシュプル信号を発生させることができる。この結果、異なるトラックピッチを有する光ディスクに対して、正確なトラッキングサーボ制御をかけることが可能となる。
このピックアップ装置は、光ディスクから反射される反射光(回折光)の光分布のうち、対物レンズの変移によるトラッキングエラーオフセットが最小となる両サイド領域の光量差を用いてトラッキングサーボを行うことによって、トラックピッチの異なる光ディスクに対する正確なトラッキング信号を検出することができる。
さらに、トラックピッチの異なるディスクに対して、主ビームの差動プッシュプル信号と副ビームの差動プッシュプル信号とを逆相としつつ、差動プッシュプル信号によるトラッキングエラー信号を正確に生成することができる。
さらに、ダブル非点のトラッククロスノイズの低減は0.21となる。
また、副ビームに対応する副スポットを光ディスク上のトラックと直交する方向にシフトした一対の半副ビームに対応する半副スポットとすることによって、差動プッシュプル信号の副スポットの位相ずれに対して、その影響が低減できるようになった。
また、主スポットに対して、トラックと直交する方向にある半副スポット間の距離を光ディスクのトラックピッチと同じ値とすることによって、対応する半副スポット間で当該光ディスクのプッシュプル信号を発生させることが可能となる。
また、半副スポット毎にプッシュプル信号を生成することができるので、適切な組み合わせにより、副スポットのプッシュプル信号を生成することができる。
その結果、トラックピッチの異なる光ディスクに対して、それぞれ適切な差動プッシュプル信号をトラッキングエラー信号として生成することができる。
また、各半副スポットのプッシュプル信号の和がDVD−RAMに対しては、トッラックピッチに対応する周期信号となるので、差動プッシュプル信号を利用するトラッキングエラーサーボ制御にとって、好適なトラッキングエラー信号を生成することができる。
さらに、トラックピッチの異なる光ディスクに対して、それぞれ適切な差動プッシュプル信号をトラッキングエラー信号として生成するピックアップ装置を使用することによって、トラックピッチの異なる光ディスクに記録されている情報を正確に読み出すことができる光ディスク再生装置を提供することができる。

Claims (7)

  1. 少なくとも一つ以上の光ビームを発光する発光手段と、
    前記発光手段から発光される光ビームを光記録媒体上に集光させるための集光手段と、
    前記発光手段と前記集光手段の間に設けられ、前記発光手段から発光される光ビームを、主光ビームと、前記主光ビームが照射される前記光記録媒体において、情報が記録されるトラック方向と直行する方向に前記主光ビームに対して対称となる位置に少なくとも2つ以上の副光ビームとを形成するための光回折手段と、
    前記主光ビームによる前記光記録媒体からの反射光を受光する主光ビーム受光手段と、
    前記副光ビームによる前記光記録媒体からの反射光を受光する副光ビーム受光手段と、
    を備えた光ピックアップ装置において、
    それぞれの前記副光ビームは一対の半副光ビームから構成され、前記光記録媒体上に照射される一対の半副ビームに対応して前記光記録媒体上に形成される一対の半副スポットの中心間距離は、第一の光記録媒体におけるトラックピッチ長の約半分の長さの奇数倍であり、前記主光ビームに対応して前記光記録媒体上に形成される主スポットの中心と、前記一対の半副スポットから構成される副スポットの中心との前記光記録媒体の半径方向の距離は、第二の光記録媒体におけるトラックピッチ長の約半分の長さの奇数倍であることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 請求項1に記載の光ピックアップ装置において、
    前記主光ビームに対応して前記光記録媒体上に形成される主スポットの中心と、前記一対の半副スポットから構成される副スポットの中心との前記光記録媒体の半径方向の距離は、第二の光記録媒体におけるトラックピッチ長の約四分の1の長さの奇数倍であることを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 請求項1または2に記載の光ピックアップ装置において、
    前記一対の半副スポットは、前記光記録媒体に形成されたトラックに直交する方向に対象であることを特徴とする光ピックアップ装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置において、
    前記主スポットの中心と、前記副スポットにおいて前記トラックに直交する方向に前記主スポットと離れた位置に形成される前記半副スポットの中心との前記光記録媒体の半径方向の距離は、第三の光記録媒体におけるトラックピッチ長の約半分の長さの奇数倍であることを特徴とする光ピックアップ装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置において、
    前記副光ビーム受光手段は、前記光記録媒体の前記トラック方向および前記トラック方向と直交する方向とに四分割される半副受光面と、それぞれの前記半副受光面は前記半副スポットの反射光を受光し、前記半副受光面毎に受光する前記半副スポットの反射光を電気信号に変換する半副受光面変換手段とを備え、
    前記トラック方向と直交する方向に隣接する2つの前記一対の半副スポットに対応する反射光を、前記半副受光面のうち、二つの前記半副受光面を介して前記半副受光面変換手段によって変換された電気信号の差分を演算する副差分演算手段と、
    を備えることを特徴とする光ピックアップ装置。
  6. 請求項5に記載の光ピックアップ装置において、
    前記副差分演算手段によって生成された副差分演算信号を加算する副加算手段と、
    前記主光ビーム受光手段は、前記光記録媒体の前記トラック方向に二分割される主受光面と、前記主受光面毎に受光する前記主スポットの反射光を電気信号に変換する主受光面変換手段とを備え、 二つの前記主受光面毎に前記主受光面変換手段によって変換された電気信号を差分演算する主差分演算手段と、
    前記副加算手段によって生成された副加算信号と、前記主差分演算手段によって生成された主差分演算信号とを、あらかじめ定められた比率で差分演算する制御対象信号演算手段と、
    を備えることを特徴とする光ピックアップ装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置と、
    前記制御対象信号演算手段によって生成される制御対象信号と、前記主ビーム受光手段によって生成される電気信号に基づいて、前記光ピックアップ装置をサーボ制御するサーボ制御部と、
    前記主光ビーム受光手段における電気信号変換手段から出力される電気信号に基づいて、前記光記録媒体に記録された情報を解析する情報解析部と、
    を備えることを特徴とする光記録媒体情報再生装置。
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