JP4665955B2 - 表示装置 - Google Patents
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Description
従来の表示装置におけるサーキュラ表示には、画面上の測定波形の描画開始位置を固定し、描画開始位置に対し描画シートを一方向に回転させつつ波形データを連続的に描画させるものを始めとして、最新の値が常に同じ位置に表示され、古いデータの表示位置を移動させるものや、描画開始位置から任意の角度範囲を切り出して拡大して表示する構成のものがある(例えば特許文献1)。
図6において、測定部1は、電圧などの入力信号を正規化したアナログ信号をディジタル変換してA/Dデータを生成する。
制御手段61は、A/DデータをSRAM(Static Random Access Memory)などから成るメモリ2に格納する。また、作業者が設定したサーキュラ表示1周の時間から更新周期を求め、この更新周期ごとに表示コントローラ63を介して波形表示を更新する。
全体表示位置計算手段65は、測定波形の描画開始位置を固定して、測定の経過時間と更新周期から表示位置の計算を行う。
表示コントローラ63は、作成した波形データを液晶表示器などの表示器64上に表示させる。データ等のやり取りはバス13を介して行われる。作業者は操作パネル12から装置の操作を行う。
図7は、複数の測定チャンネルの測定波形をサーキュラ表示したものであり、1周で12時間分の測定波形が描画されるもので、中心軸周りに1時間間隔でセクタ状に分割されている。真上となる上部中央位置(0時の位置)に描画開始位置が固定され、0時の位置から時計回りに波形データを連続的に描画させていく。
予め設定された基準時と測定時刻との時間差を計算する時刻偏差計算手段と、
前記時間差および表示の更新周期に基づき前記基準時を起点とした前記測定波形の表示位置を計算する表示位置計算手段と、
前記表示位置と前記A/Dデータに基づいて波形データを作成する波形データ作成手段と、
を有することを特徴とする表示装置。
請求項1に記載の発明によれば、基準時と測定時刻との時間差および更新周期から表示位置を計算して基準時を起点として測定波形をサーキュラ表示することにより、測定値と時刻との関連が直感的に認識できるようになり測定時刻を容易に読み取ることができる。
尚、図1で前出の図と同様のものは同様の符号を付けてその部分の説明は省略する。
時刻偏差計算手段10は、予め設定された基準時と表示する測定波形の測定時刻との時間差を計算する。
全体表示位置計算手段31は、サーキュラ表示の全体表示が指定されている場合に、時刻偏差計算手段10が計算した基準時と測定時刻との時間差および更新周期から基準時を起点とした全体表示における表示位置を計算する。
波形データ作成手段6は、上述の表示位置とA/Dデータからサーキュラ形状で波形データを作成する。また、上述の時間差が更新周期を超えていると、それに応じてサーキュラ表示上で表示される時刻も更新周期に相当する時間を加算して更新していく。
また、測定時刻と基準時との時間差が更新周期を超過した場合には、その時間差が、何回分の表示更新に相当する時間であるかを求める。これに合わせて表示されている時刻に更新周期を加算する。そして、更新周期に満たない残った時間から表示位置がどこであるかが計算できる。
図2は、複数の測定チャンネルの測定波形をサーキュラ表示したものであり、全体表示(1周)で12時間分(更新周期12時間)の波形が描画されるもので、中心軸周りに1.5時間間隔でセクタ状に分割されている。午前0時を基準時とし、午前0時からの時間差を計算して、その計算値と更新周期から全体表示上での表示位置を求めて、波形イメージを連続的に描画させていく。時刻表示は、真上となる上部中央位置(0時の位置)に午前0時が設定されている。図示しないが測定時刻が正午を過ぎれば上部中央位置(0時の位置)の時刻表示「00:00:00」が「12:00:00」に更新される。
波形データ作成手段6は、拡大表示位置計算手段32が求めた表示位置の計算値とA/Dデータを用いて、拡大表示させたい部分が属する所定の範囲を全体表示から切り取ったイメージで、所定の大きさに拡大して表示する拡大表示波形データを生成する。
尚、拡大表示の範囲は、所定の時間間隔で全体表示範囲を分割した分割範囲である。
図3は、図2の全体表示範囲を0時の位置から均等に4分割したときの左上1/4周部の拡大表示であり、最新の波形イメージを表示する1/4周部である。前出の拡大表示位置計算手段32を用いて1/4周に対する表示位置が計算される。
図4は、図2の全体表示を4分割した場合の分割表示画面が切替る順序を示すものである。
図4において、表示画面41の波形表示エリア42に、測定に伴い波形43aから43dを表示していく。1/4周表示では1/4周分の波形描画を終えると矢印の示すように(a),(b),(c),(d)の順に切り替わり波形描画を続ける。
これは、前出の時刻偏差計算手段10による基準時と測定時刻の時間差と更新周期から表示位置を求めることで、次に描画する1/4周部分を認識でき、1/4周部の表示を切り替えていくことで実現できる。
また、24時間を端数無しに割り切ることができる時間(例えば1時間、4時間、8時間など)に更新周期を設定すれば、更新周期を整数倍した時刻が所定の表示位置(例えば上部中央位置)に表示されるため、時刻表示が常に正時から始まり、測定時刻を認識する上で有効である。
正時を上部中央位置(0時の位置)に表示することを可能にして、測定波形から測定値を読み取る場合等に、時刻の関連付けを直感的にすることを可能にした。従来はグリッドの時刻をもとに時刻を概算する必要があったが、グリッド上の時刻がなくても、表示されている波形の位置で時刻を容易に概算できるようになる。
さらに、拡大表示を行った場合でも、測定時刻が認識し易くなると共に順に拡大範囲を切り替えていくことができるため、拡大表示をしていても全体のイメージを把握し易くなる。
加えて、基準時を作業者に任意に設定させてもよい。これによれば、例えば始業時間を基準時に設定することにより、始業時間から測定時刻までの経過時間を容易に認識することができる。
また、正時を0時の位置に表示する本発明と、波形表示のスタート時点を0時の位置に表示する従来の表示とを、画面操作メニュー等により切り替えるようにしてもよい。
例えば、全体表示を均等に4分割した場合では、カーソル操作で1/4周毎に過去の波形表示を遡って表示させたり、遡った波形表示を元に戻したりする。A/Dデータがある限り過去に遡ることができる。A/Dデータの代わりに波形データを保存しておきこれを用いて波形表示させてもよい。
図5において、(a)は通常の拡大表示を示しており、表示画面51には波形表示エリア52が設けられ、波形53の描画が継続されている。
この時に、カーソルキー「上」を押すことにより、過去の波形を表示する参照波形表示((b)から(e))に切替る。(b)において、表示画面51には、波形表示エリア54が設けられ波形55を表示する。波形55の背景(波形表示エリア54)の色は(a)の表示エリア52とは異なる色とし、現在の波形でないことを明示的に区別できるようにしている。
尚、拡大表示として1/4周部表示(4分割)を例示したがこれに限るものではない。さらには、任意に拡大する部分を指定するようにしてもよい。
また、これまで説明してきた各手段は、例えばプロセッサとプログラムにより実現することが可能である。
6 表示位置計算手段
10 時刻偏差計算手段
11 波形参照手段
Claims (1)
- 測定波形のA/Dデータから波形データを生成してサーキュラ表示する表示装置において、
予め設定された基準時と測定時刻との時間差を計算する時刻偏差計算手段と、
前記時間差および表示の更新周期に基づき前記基準時を起点とした前記測定波形の表示位置を計算する表示位置計算手段と、
前記表示位置と前記A/Dデータに基づいて波形データを作成する波形データ作成手段と、
を有することを特徴とする表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007301578A JP4665955B2 (ja) | 2007-11-21 | 2007-11-21 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007301578A JP4665955B2 (ja) | 2007-11-21 | 2007-11-21 | 表示装置 |
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JP2002336617A Division JP4066451B2 (ja) | 2002-11-20 | 2002-11-20 | 表示装置 |
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JP2008058335A JP2008058335A (ja) | 2008-03-13 |
JP4665955B2 true JP4665955B2 (ja) | 2011-04-06 |
Family
ID=39241195
Family Applications (1)
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JP2007301578A Expired - Lifetime JP4665955B2 (ja) | 2007-11-21 | 2007-11-21 | 表示装置 |
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CN104181365A (zh) * | 2013-05-24 | 2014-12-03 | 苏州普源精电科技有限公司 | 一种具有缩放显示功能的测量装置 |
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JP2002048603A (ja) * | 2000-07-31 | 2002-02-15 | Yokogawa Electric Corp | 測定装置 |
JP2002131339A (ja) * | 2000-10-20 | 2002-05-09 | Yokogawa Electric Corp | 表示装置 |
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JPH01260320A (ja) * | 1988-04-12 | 1989-10-17 | Toshiba Corp | トリップシーケンス記録装置 |
-
2007
- 2007-11-21 JP JP2007301578A patent/JP4665955B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
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CN104181365B (zh) * | 2013-05-24 | 2019-01-29 | 苏州普源精电科技有限公司 | 一种具有缩放显示功能的测量装置 |
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JP2008058335A (ja) | 2008-03-13 |
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