JP4665885B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、ランプからの光の配光を制御するルーバを備えた照明器具に関するものである。
従来から、この種の照明器具として、ランプを保持するソケットを有し一面に矩形状に開口した開口部からランプの光を出射させる器具本体と、器具本体の開口部に沿って配設されるルーバとを備えたものが提供されている。
ルーバは、器具本体の開口部に沿う面内で互いに対向する一対の側片を有し、側片に沿う方向に並ぶように所定間隔で複数枚のルーバ片が並設されて構成される。各ルーバ片はそれぞれ両側片の間に架設されることにより、側片に対して固定される(たとえば特許文献1参照)。
ところで、上述した構成のルーバでは、組立時に複数枚のルーバ片を側片に対して1枚ずつ取り付ける必要があるので、組立作業性がよくない。そこで、ルーバの組立作業性を向上させるために、1枚の板状の部材から各ルーバ片をそれぞれ切り起こしによって形成し、ルーバ片の並ぶ方向に沿う両側方にルーバ片の端部同士を連結する帯状の連結片を残しておくことにより、複数枚のルーバ片を1つの部品として取り扱えるようにすることが考えられている(図10参照)。
特開平4−133205号公報(第2頁)
しかしながら、ルーバ片を切り起こしにより形成した場合には、連結片のうちルーバ片に連結された結合部が露出して照明器具の外側から見えることによって、照明器具の見映えが悪くなるという問題がある。
また、ルーバ片は両端部が連結片に結合されているだけであるから、器具本体への着脱時などに外力が加わっても変形しない程度にルーバ片の強度を確保することは困難である。ここで、ルーバを構成する部材の厚み寸法を増すことによりルーバ片の強度を向上させることも考えられるが、この場合にはルーバ片の厚み寸法が大きくなり照明器具の見映えが悪くなる。
さらに、切り起こしで形成されたルーバ片の位置(切り起こしの角度)を安定させることは困難であり、ルーバの品質が安定しないという問題がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、ルーバ片を切り起こしにより形成しながらも、連結片の結合部が露出して見映えが悪くなることなく、また、従来構成に比べてルーバ片の強度を向上させることができ、さらに、ルーバの品質の安定した照明器具を提供することを目的とする。
請求項1の発明では、ランプを保持するソケットを有し一面に矩形状に開口した開口部からランプの光を出射させる器具本体と、器具本体の開口部に沿って配設されランプからの光の配光を制御するルーバとを備え、ルーバは、器具本体の開口部に沿う面内で互いに対向する一対の側板と両側板の各端部同士を連結するルーバエンドとで矩形枠状に形成さ
れた支持枠と、支持枠内に配置され前記側板に沿う方向に並ぶように所定間隔で並設された複数枚のルーバ片を有するルーバ本体とを備え、ルーバ本体は、複数枚のルーバ片における各側板に対向する端部同士が帯状の連結片で連結される形に各ルーバ片がそれぞれ切り起こしによって形成されており、支持枠は、一対の側板におけるランプとは反対側の端縁から互いに近づく向きに突出し前記連結片におけるランプとは反対側の一面を前記ルーバ片に連結された結合部を含めて覆うカバー部を有し、カバー部には、各ルーバ片がそれぞれ差し込まれる複数本のスリットが形成されており、カバー部の先端縁は他の部位につながっていないことを特徴とする。
この構成によれば、ルーバ片を切り起こしにより形成しながらも、ルーバが支持枠を備え、支持枠における一対の側板から互いに近づく向きに突出したカバー部によって、連結片におけるランプとは反対側の一面が覆われるので、結合部が露出して照明器具の見映えが悪くなることはない。また、各ルーバ片は、カバー部に形成された複数本のスリットにそれぞれ差し込まれるので、外力が加わってもカバー部によって変形が防止され、両端部が連結片に結合されているだけの従来構成に比べて強度が向上することになる。さらに、ルーバ片はスリットに差し込まれることにより位置決めされるので、ルーバの品質が安定するという利点がある。
また、この発明において、前記支持枠は、一対の前記側板における前記ランプ側の端縁から互いに近づく向きに突出した係止片を有し、前記ルーバ本体は、一対の前記連結片から互いに離れる向きに突出した取付部を有し、当該取付部をランプ側から係止片上に重ねるように支持枠と組み合わされることにより支持枠に支持されることが望ましい。
本発明は、ルーバ片を切り起こしにより形成しながらも、カバー部を設けたことにより、連結片の結合部が露出して照明器具の見映えが悪くなることがなく、また、カバー部に設けた複数本のスリットに各ルーバ片がそれぞれ差し込まれることによって、従来構成に比べてルーバ片の強度が向上し、さらにルーバの品質が安定するという利点がある。
(実施形態1)
本実施形態の照明器具1は天井に取り付けられるものであって、図2に示すように、下面に矩形状の開口部2が形成された器具本体3と、器具本体3に取り付けられるルーバ4とを備えている。器具本体3にはランプ5(ここでは直管蛍光ランプ)を保持するソケット6(図12参照)が収納され、ルーバ4は、器具本体3の開口部2に沿うようにランプ5の下方に配置されランプ5からの光の配光を制御する。本実施形態のルーバ4は、照明器具1の下方からランプ5が直視されることを防止するものであって、開口部2に沿う面内でランプ5の長手方向に直交する幅方向の寸法が開口部2よりも小さく設定されている。
図2に示す器具本体3は、幅方向の中央部の高さ寸法を最大とするように上壁が湾曲した蒲鉾状に形成されており、幅方向の中央部にランプ5が1本装着される。そのため、ルーバ4は、器具本体3の幅方向の中央部に配置される。器具本体3は、天井を構成する天井材8(たとえば天井パネル)に開口された取付穴9に上部を挿入した形で設置される(図6参照)。ここに、器具本体3は、開口部2(下面)を囲む矩形枠状のフレーム10が形成されており、当該フレーム10の上面を天井材8における取付穴9の周囲に当接させることにより取付穴8の開口周縁をフレーム10で覆っている。器具本体3における上壁7および長手方向の両端板11は反射板として機能し、ランプ5から上方あるいは側方に出射された光を下方に向けて反射する。なお、本実施形態の器具本体3は金属製である。
以下に、ルーバ4の構成について説明する。ルーバ4は、図2に示すように、器具本体3の開口部2に沿う面内で互いに対向する一対の側板12と両側板12の各端部同士を連結するルーバエンド13(図8参照)とで矩形枠状に形成された支持枠14と、支持枠14内に配置され側板12に沿う方向に並ぶように所定間隔で並設された複数枚(ここでは28枚)のルーバ片15を有するルーバ本体16とを備えている。本実施形態のルーバ4は、ルーバ片15の並ぶ方向に長く形成されている。
ルーバ本体16は、図3に示すように、複数枚のルーバ片16における各側板12に対向する端部同士が帯状の連結片17で連結される形に1枚の金属板から各ルーバ片15がそれぞれ切り起こしによって形成されている。つまり、各ルーバ片15は、それぞれ一対の連結片17間に架設される形で両端部が連結片17に連続一体に連結されている。ここに、ランプ5からの光は、両連結片17の間であってルーバ片15とルーバ片15との間を通して器具本体3の開口部2から出射される。ここでは、ルーバ片15は連結片17からランプ5とは反対側、つまり下側に切り起こされている。
一対の連結片17は互いに対向しており、下端縁から互いに近づく向きに突出した2個1組の結合部17aが各ルーバ片15とそれぞれ連結されている。このように複数枚のルーバ片15を連結片17で連続一体に連結した構成を採用することによって、複数枚のルーバ片15が別体である場合に比べて、ルーバ4を組み立てる際に取り扱う部品点数が大幅に減少し組立作業性が向上する。なお、一対の連結片17の上部からは互いに離れる向きに後述の取付部18が延出されている。
支持枠14は、金属板からなり、内側にルーバ本体16が嵌め込まれるように寸法が設定されている。支持枠14を構成する一対の側板12は互いに対向しており、上端縁からは図4に示すように先端部が下方に屈曲された断面L字状の係止片19が互いに近づく向きに延出されている。ここに、一対の係止片19の間の間隔は、ルーバ本体16における取付部18以外の部分が通る大きさに設定されており、ルーバ本体16を図4のように支持枠14と組み合わせた状態では、取付部18が係止片19上に重なる形でルーバ本体16と支持枠14とが嵌合する。
ここにおいて、一対の側板12の各下端縁からは、支持枠14に組み合わされたルーバ本体16の連結片17の下面を覆い隠すカバー部20が、互いに近づく向きに延出されている。ここでは一対のカバー部20は、下方ほど間隔が広くなるように斜め上方に延出されている。各カバー部20の先端部には図1に示すように複数本のスリット21が形成されている。スリット21は、ルーバ本体16のルーバ片15が差し込まれるものであって、ルーバ片15の厚み寸法よりもやや大きい幅寸法に形成されるとともに、ルーバ片15と同じ間隔で形成されている。すなわち、ルーバ本体16は、ルーバ片15のみがスリット21を通してカバー部20の下面側に突出し、連結片17がカバー部20の上方に収まることになる。
この構成によれば、照明器具1の外側からルーバ4を見ても、ルーバ本体16における連結片17の結合部17はカバー部20に隠れて見えないので、ルーバ4の見映えがよいという利点がある。また、ルーバ片15は、カバー部20のスリット21に差し込まれるので、外力が加わってもカバー部20によって変形が防止され、厚み方向の強度を確保することができる。しかも、ルーバ片15はスリット21に差し込まれることにより位置決めされるので、ルーバ4の品質が安定する。
また、スリット21は、図5(a)に示すように幅寸法をカバー部20の先端側ほど広くする案内用のテーパ21aを開口端部に形成することによって、ルーバ片15を差し込みやすくしてある。ただし、スリット21の形状は図5(a)の例に限るものではなく、たとえば図5(b)のようにテーパ21aに代えて案内用のアール21bを形成してもよい。あるいは、図5(c)に示すように、スリット21の全長に亘って一定の幅寸法を採用してもよく、この場合には、スリット21にルーバ片15を差し込んだ状態でカバー部20とルーバ片15との間の隙間が小さくなるので、照明器具1の見映えがさらによくなる。
次に、上述したルーバ4を器具本体3に取り付ける構成について説明する。
ルーバ4の長手方向の寸法は、器具本体3の開口部2の長手方向の寸法と略同じ大きさに設定されており、そのため、ルーバ4を器具本体3内に配置した状態で、ルーバ4の長手方向の両端面は器具本体3の両端板11の内側面に突き合わされることになる。支持枠14を構成する一対のルーバエンド13は、側板12の長手方向の両端部に設けられることにより、ルーバ4における長手方向の両端面を構成している。各ルーバエンド13には、図6に示すように、一方の側板12の上端縁に連続する係止片19の周囲にそれぞれ切欠22が形成されており、この切欠22を通してルーバ4の長手方向の両側方に前記係止片19が露出する。
ここにおいて、器具本体3の長手方向の両端板11における内側面には、器具本体3の内側に突出する突出片23が切り起こしによりそれぞれ形成されている。各突出片23は、ルーバエンド13の切欠22に対応する位置に形成されている。ここで、図7(a)に示すように器具本体3の開口部2から器具本体3内にルーバ4を挿入する際に、図6および図7(b)に示すように突出片23をルーバエンド13の切欠22を通して係止片19に引掛けることによって、器具本体3にルーバ4を組み込んだ状態では突出片23が係止片19に係合する。
また、突出片23を係止片19に係合させるだけでは、一方の側板12、つまりルーバ4における幅方向の一端部が器具本体3に保持されるだけであって、ルーバ4は器具本体3に安定して保持されることにはならないから、ルーバ4の幅方向の他端部についても器具本体3に保持させる構造が必要となる。そこで、本実施形態では、図6に示すように、ルーバ4の長手方向の両端面において、前記切欠22とはルーバ4の幅方向に対称となる位置に長孔24を形成してある。一方、器具本体3の端板11において長孔24に対応する各位置には端板11に直交する一直線上で互いに近づく向きに突出する円柱状のピン25が設けられ、このピン25が長孔24内に挿入されて係合することによりルーバ4の幅方向の他端部が器具本体3に保持されることとなる。ここでは、ピン25は器具本体3の外側から端板11を通して長孔24内に挿入される。
長孔24は、後述するランプ5交換時のルーバ4の移動を可能とするように、上下方向に延長された縦案内部24aと、縦案内部24aの下端縁から湾曲する形で前記切欠22とは反対側の斜め上方に延出された横案内部24bとでU字状に形成された案内部によって両端部が連結されている。縦案内部24aおよび横案内部24bの幅寸法はピン25の外径よりもやや大きく設定されており、そのため、長孔24内でピン25が移動できる範囲で器具本体3に対してルーバ4を移動させることができ、また、ピン25を中心にルーバ4を回転させることによって器具本体3に対してルーバ4を回転させることができる。ピン25は、図6に示すように突出片23が係止片19に係合した状態では、長孔24における縦案内部24aの上端部(以下、固定位置という)に位置する。
上述したように、ルーバ4は突出片23およびピン25によって器具本体3に保持されており、突出片23およびピン25はいずれも器具本体3の端板11から器具本体3の内側に突出するものであるから、器具本体3へのルーバ4の取付手段が器具本体3の外側に突出することはない。すなわち、器具本体3に対するルーバ4の取付位置をルーバ4と天井材8とが高さ方向に重なる位置まで下げても、器具本体3へのルーバ4の取付手段が天井材8に干渉することはない。
そこで、本実施形態では図6に示すようにルーバ4と天井材8とが高さ方向に重なる位置までルーバ4の取付位置を下げることによって、器具本体3内でルーバ4とランプ5とが高さ方向に重ならないようにしてある。これにより、ルーバ4はランプ5の下面を覆う位置で、ランプ5から側方に出た光を開口部2から出射させる隙間を器具本体1との間に確保する。したがって、ランプ5から側方に出た光はルーバ4の側方を通って開口部2から出射されることとなり、ルーバ4を設けたことで照明器具1からの光の取り出し効率が大幅に下がることはない。
なお、ルーバエンド13の上面には図8に示すようにルーバ4の長手方向に沿って延長された挿入孔26が形成されている。この挿入孔26は、長手方向の中心と支持枠14の内側寄りの端部との間に他の部位よりも幅寸法の大きい幅広部26aを有している。上述した長孔24は、縦案内部24aの上端部がこの挿入孔26に連通する形に形成されていてもよい。この場合には、挿入孔26を通して長孔24内にピン25を挿入することができるので、器具本体3にルーバ4を組み込む前に予めピン25を設けておいてもよい。ここで、挿入孔26の幅広部26aの幅寸法に相当する外径のナット25a(図13参照)をピン25の先端部に螺合させておいて、ナット25aが幅広部26aを通るように挿入孔26から長孔24内にピン25を挿入した後、ナット25aをピン25の基端部側に移動させることにより、ナット25aによって長孔24からのピン25の抜け止めを行うことができる。
ところで、ルーバ4はランプ5の下面を覆っているので、ランプ5交換時にはルーバ4が邪魔になる。しかし、ランプ5交換の度にルーバ4を外していると、ランプ5交換の作業性が悪くなる。そこで、本実施形態の照明器具1では、器具本体3からルーバ4を取り外すことなく、ランプ5交換の邪魔にならないようにルーバ4を移動させることができる構成を採用し、ランプ5交換の作業性をよくしている。以下に、ランプ5交換時のルーバ4の移動について図9を参照して説明する。
図9(a)に示すように、ルーバ4がランプ5の下面を覆う位置(以下、使用位置という)にある状態(図6に示した状態と同じ)から、長孔24の固定位置にあるピン25が長孔24の縦案内部24aを下方に移動するようにルーバ4を押し上げると、図9(b)に示すようにピン25が縦案内部24aの下端部に達した状態で、係止片19が突出片23の上方にずれる。さらに、図9(c)に示すようにピン25が長孔24の縦案内部24aの下端部から横案内部26bに移動するようにルーバ4を幅方向に押すと、図9(d)に示すように長孔24における横縦案内部24bの先端部(以下、回転位置という)にピン25が配置された状態で、係止片19が突出片23の上方から退き、係止片19と突出片23との係合が解除される。
つまり、ピン25が長孔24における固定位置から回転位置に移動するように端板11に沿う面内でルーバ4を平行移動させると、係止片19と突出片23との係合が解除され、ルーバ4はピン25を中心として回動自在となる。この状態で、切欠22を突出片23から遠ざける向きにピン25を中心としてルーバ4を回転させると、ルーバ4は、図9(e)に示すように使用位置から略90度回転した位置(以下、ランプ交換位置という)に移動し、ピン25のみによって器具本体3に支持される。
このように、ルーバ4を使用位置からランプ交換位置に移動させると、ランプ5の下方が開放されることになるので、ルーバ4を取り外すことなくランプ5交換が可能となる。ランプ5交換後には、上述したルーバ4の移動を逆の手順で逆向きに行うことにより、ルーバ4が図6の使用位置に戻される。なお、図9(b)、(c)のようにルーバ4が使用位置から押し上げられた状態では、ランプ5の下端部がルーバ4の支持枠14内に挿入されるものの、支持枠14内にはルーバ本体16におけるルーバ片15の上方に空きスペースがあり(図4参照)、ルーバ4にランプ5が接触することはない。
なお、器具本体3に取り付けられるルーバ4は上述した実施形態のものに限らず、たとえば図10に示すように連結片17の形状を変更したルーバ4であってもよい。図10に示す例では、連結片17は強度を増すために下部が互いに近づく向きに屈曲され、その先端部から結合部17aが延出されている。この結合部17aは三角形状に形成されている。
また、支持枠14におけるカバー部20は、支持枠14に組み合わせられたルーバ本体16の連結片17の下面を覆っていればよく、たとえば、図11(a)のように側板12の下端縁から支持枠14の幅方向(図11(a)の左右方向)に沿って延出された形状や、図11(b)、(c)のように側板12の下端縁から支持枠14の幅方向に沿って延出され、且つ先端部が上方に延長された形状などであってもよい。図11(b)の例では上方に延長された部分にのみスリット21が形成されており、図11(c)の例では上方に延長された部分から支持枠14の幅方向に沿って延出された部分にかけてスリット21が形成されている。
(実施形態2)
本実施形態の照明器具1は、器具本体3が天井材8と高さ方向に重なる位置にランプ5を保持し、ルーバ4を構成する支持枠14内にランプ5の下部が配置される点が実施形態1の照明器具1とは相違する。
本実施形態では、ランプ5として高出力形の直管蛍光ランプを採用しており、高出力形でない直管蛍光ランプ(たとえば32〜45W)が誤装着されることのないように、高出力形でない直管蛍光ランプに比べて全長の短いランプ5(ここでは20mm短い64Wの高出力ランプ)を採用する。ここで、器具本体3に設けられた一対のソケット6間の距離はランプ5の全長に応じて設定されているので、本実施形態の照明器具1は、高出力形でない直管蛍光ランプを採用する照明器具1に比べると一対のソケット6間の距離が小さく設定される。
一方、照明器具1自身の寿命や故障などにより、既設の照明器具1を新しい照明器具1に交換する必要がある場合を考慮して、器具本体3の外形については、従来の(高出力形でない直管形ランプを採用した)照明器具1と同等のサイズに形成してある。これにより、既設の照明器具1を取り付けていた取付穴9を用いて新規の照明器具1を取り付けることができるので、天井材8に新たな加工をすることなく照明器具1の交換が可能となる。
ここにおいて、本実施形態の照明器具1では、器具本体3の外形が従来の照明器具1と同等であるのに対して、器具本体3の内側に設けられた一対のソケット6間の距離が従来の照明器具1に比べて小さくなっているので、図12に示すように、器具本体3の長手方向において一対のソケット6の両側、つまり各ソケット6と端板11との間に隙間Cが生じる。そこで、本実施形態ではこの隙間Cを利用してルーバ4を取付可能としている。
すなわち、器具本体3は、ソケット6と端板11との間に、図13に示すように器具本体3へのルーバ4の取付手段であるピン25および突出片23を有している。これにより、ルーバ4を器具本体3に取り付けた状態では、ランプ5の下部がルーバ4の支持枠14内に挿入される。ただし、支持枠14内にはルーバ本体16におけるルーバ片15の上方に空きスペースがあり(図4参照)、この空きスペース内にランプ5が収まるのでルーバ4にランプ5が接触することはない。なお、図13の例では、ランプ5からの光を反射する反射板27が器具本体3内においてランプ5の上面側を覆うように設けられている。
この構成によれば、本実施形態の照明器具1は、器具本体3の外形を既設の照明器具1と同等のサイズにしながらも、ソケット6と器具本体3の端板11との間に生じた隙間Cを利用して、既設の照明器具1の器具本体3には取り付けることができなかったルーバ4が器具本体3に取付可能となる。
ところで、本実施形態では、器具本体3へのルーバ4の取付手段として、実施形態1で説明した取付手段と同様の構成を採用した例を示したが、この構成に限るものではなく、たとえば図14や図15に示す取付手段を採用してもよい。
図14に示す例では、器具本体3の長手方向の両端板11から器具本体3の内側に突出するねじ受片28を設けており、当該ねじ受片28をルーバ4の長手方向の各端面からルーバ4内に挿入し、ルーバ4の下面側からルーバ4を通してねじ受片28に螺合する取付ねじ29を締め付けることによって、ルーバ4が器具本体3に取り付けられる。
図15に示す例では、ルーバ4の長手方向の各端部に取着した取付ばね30を、器具本体3の長手方向の各端板11に設けた環状のばね受片31に下方から挿入することにより、ルーバ4が器具本体3に取り付けられる。取付ばね30は、図15(b)に示すように下方に開口するV字状のトーションばね30aと、トーションばね30aの両端部から下方に延出され中央部同士を近づけるように屈曲された一対の保持片30bとで菱形状に形成されており、両保持片30bの先端部がルーバ4に保持される。ここで、ばね受片31は取付ばね30をトーションばね30aの両端部同士が近づくように変形させた状態で挿入可能となる寸法に形成されている。そして、取付ばね30は、ばね受片31に挿入された後、トーションばね30aのばね力によってトーションばね30aの両端部が開くことにより、保持片30bがばね受片31に引掛かって抜け止めされる。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
本発明の実施形態1の要部の構成を示し、(a)は支持枠にルーバ本体を組み込む前の状態の斜視図、(b)は支持枠にルーバ本体を組み込んだ状態の斜視図である。 同上の構成を示す斜視図である。 同上のルーバ本体を示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 同上のルーバを示す横断面図である。 同上のスリットの形状の例を示す平面図である。 同上の構成を示す横断面図である。 同上の構成を示し、(a)は器具本体にルーバを組む込む前の状態の縦断面図、(b)は器具本体にルーバを組み込んだ状態の縦断面図である。 同上の支持枠を示し、(a)は上面図、(b)は正面図である。 同上のランプ交換時のルーバの動作を説明する横断面図である。 同上のルーバ本体の他の例の要部を示す斜視図である。 同上のルーバの他の例を示す横断面図である。 本発明の実施形態2の要部を示す縦断面図である。 同上の要部を示し、(a)は縦断面図、(b)は横断面図である。 同上の他の例の要部を示す縦断面図である。 同上のさらに他の例の要部を示し、(a)は縦断面図、(b)は横断面図である。
符号の説明
1 照明器具
2 開口部
3 器具本体
4 ルーバ
5 ランプ
6 ソケット
12 側板
13 ルーバエンド
14 支持枠
15 ルーバ片
16 ルーバ本体
17 連結片
17a 結合部
20 カバー部
21 スリット

Claims (2)

  1. ランプを保持するソケットを有し一面に矩形状に開口した開口部からランプの光を出射させる器具本体と、器具本体の開口部に沿って配設されランプからの光の配光を制御するルーバとを備え、ルーバは、器具本体の開口部に沿う面内で互いに対向する一対の側板と両側板の各端部同士を連結するルーバエンドとで矩形枠状に形成された支持枠と、支持枠内に配置され前記側板に沿う方向に並ぶように所定間隔で並設された複数枚のルーバ片を有するルーバ本体とを備え、ルーバ本体は、複数枚のルーバ片における各側板に対向する端部同士が帯状の連結片で連結される形に各ルーバ片がそれぞれ切り起こしによって形成されており、支持枠は、一対の側板におけるランプとは反対側の端縁から互いに近づく向きに突出し前記連結片におけるランプとは反対側の一面を前記ルーバ片に連結された結合部を含めて覆うカバー部を有し、カバー部には、各ルーバ片がそれぞれ差し込まれる複数本のスリットが形成されており、カバー部の先端縁は他の部位につながっていないことを特徴とする照明器具。
  2. 前記支持枠は、一対の前記側板における前記ランプ側の端縁から互いに近づく向きに突出した係止片を有し、前記ルーバ本体は、一対の前記連結片から互いに離れる向きに突出した取付部を有し、当該取付部をランプ側から係止片上に重ねるように支持枠と組み合わされることにより支持枠に支持されることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
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