JP4665653B2 - 流量制御弁 - Google Patents

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Description

本発明は、バルブの開度に対応してハウジングの内部を流れる流体の流量の制御を行う流量制御弁に関するもので、特にバルブの外周に設けられたシールリング溝内に、拡径方向に張力を発生する円環状のシールリングを装着した排気ガス還流量制御弁を備えた排気ガス再循環装置に係わる。
[従来の技術]
従来より、内燃機関の排気管内を流れる排気ガスの一部である排気再循環ガス(EGRガス)を吸気管内を流れる吸入空気中に混入させることにより、最高燃焼温度を低下させ、排気ガス中に含まれる有害物質(例えば窒素酸化物)の低減を図るようにした排気ガス再循環装置が知られている。しかし、排気ガスを吸気側に再循環(還流)させると、内燃機関の出力の低下および内燃機関の運転性の低下を伴うので、排気管から吸気管内へ還流させる排気ガスの流量(排気ガス還流量:EGR量)を調節する必要がある。そこで、従来より、内燃機関の排気ガスの一部を排気通路から吸気通路に還流させるための排気ガス還流管(EGRパイプ)に、排気ガス還流管の内部に形成される排気ガス還流路内を流れる排気ガス還流量を制御する排気ガス還流量制御弁(EGR制御弁)を備えた排気ガス再循環装置が公知である。
ここで、上記の排気ガス還流量制御弁の一例として、図3ないし図5に示したように、電動モータ101のモータシャフト102に固定されたモータ側ギヤ103と、バタフライ型バルブ104のバルブ軸105に固定されたバルブ側ギヤ106とを噛み合わせて、電動モータ101の回転動力を歯車減速機構(モータ側ギヤ103、バルブ側ギヤ106等)を介してバルブ軸105に伝達し、バタフライ型バルブ104のバルブ開度を変更して、ハウジング107の内部に形成される排気ガス還流路108内を流れる排気ガス還流量を制御するようにしたEGR制御弁がある(例えば、特許文献1及び2参照)。
なお、ハウジング107には、ブッシュ等の軸受部品111、112を介してバルブ軸105を回転自在に軸支するバルブ軸受部113、114が設けられている。このようなバタフライ型バルブ104を使用したEGR制御弁は、バルブ全閉時に、バタフライ型バルブ104とノズル109とが食い付くため、隙間を設けてあり、その隙間からEGRガスが漏れるのを防止する目的で、バタフライ型バルブ104の外周に設けられたシールリング溝115内にシールリング110を嵌め込み、このシールリング110自体の拡径方向の張力を利用してバルブ全閉時のEGRガス洩れ量を低減している。
ここで、図中の116は、エンジンの吸気ポートに連通する吸気通路であって、図中の117は、排気ガス還流路108から吸気通路116にEGRガスを導入するためのEGR導入ポートである。これにより、ハウジング107は、吸気管の一部および排気ガス還流管の一部を構成している。また、図中の119は、リターンスプリングであって、図中の120は、EGR量センサである。
[従来の技術の不具合]
ここで、上記のようなシールリング110を使用した場合には、図4に示したように、バルブ全閉時に、シールリング110自体の拡径方向の張力を利用して、ノズル109の内周面とシールリング110の外周面とを密着させ、且つバタフライ型バルブ104の下流側のシールリング溝側面とシールリング110の下流側のシールリング側面とを密着させることで、バタフライ型バルブ104の外周面とノズル109の内周面との間の隙間を密閉化してバルブ全閉時のEGRガス洩れ量を低減している。このとき、バタフライ型バルブ104の半径方向(面方向)とノズル109の軸線方向(面方向)との交差角度は、90°となっている。
ところが、特許文献1及び2に記載のEGR制御弁においては、バタフライ型バルブ104の外周に設けられるシールリング溝115の溝幅が、シールリング溝115内でシールリング110が移動し易いように所定の隙間を持たせた溝幅となっている。このため、シールリング110は、図5に示したように、シールリング110自体の拡径方向の張力によって外径が広がった位置で安定し、この安定した姿勢でシールリング溝115内に保持される。このとき、シールリング外径Aは、ノズル内径と一致したシールリング外径Bよりも大きくなって、シールリング110がシールリング溝115内で傾く。
そして、このようにシールリング溝115内でシールリング110が傾くと、エンジンのシリンダより排出される排気ガスの排気圧力(排気圧)が所定値以上の高排気圧にならないと、バタフライ型バルブ104の下流側のシールリング溝側面とシールリング110の下流側のシールリング側面とが密着せず、バタフライ型バルブ104の外周面とノズル109の内周面との間の隙間のシール性が低下する。これにより、バタフライ型バルブ104の下流側のシールリング溝側面とシールリング110の下流側のシールリング側面との間の隙間を通ってEGRガスが洩れ出してしまい、バルブ全閉時のEGRガス洩れ量の低減効果が低下し、バルブ全閉時のEGRガス洩れ量が多くなるという問題があった。
米国特許第6135415号明細書(第1−15頁、図1−図9) 欧州特許第1102929号明細書(第2−8頁、図1−図9)
本発明の目的は、バルブの一方側のシールリング溝側面とシールリングの一方側のシールリング側面との密着性を向上させることで、バルブ全閉時の流体洩れ量を低減することのできる流量制御弁を提供することにある。
請求項1に記載の発明によれば、バルブの外周に設けられた環状のシールリング溝内に拡径方向の張力(半径方向の外径側への弾性変形力)を有するC字形状のシールリングが移動自在に嵌め込まれている。そして、このシールリングの軸線方向の両側に一対のシールリング側面を設け、更に、シールリングの半径方向の外径側にシールリング外周面を設けている。また、バルブのシールリング溝に、バルブの全閉時に一対のシールリング側面のうちの一方側のシールリング側面が密着可能な一方側のシールリング溝側面を設けている。そして、ハウジングに、バルブの全閉時にシールリングのシールリング外周面が密着可能なテーパ形状またはR形状のシールリングシート面を設けている。特に、このシールリングシート面のテーパ形状またはR形状は、その全周で、シールリングシート面の軸線方向に対し軸線の中心から離れる方向に傾斜して、流体の流れ方向の上流側から下流側に向けて内径が漸増する形態をなしており、シールリングの半径方向とシールリングシート面の面方向とが直角に交差しない値に設定されている。これによって、バルブの全閉時にシールリング自体の拡径方向の張力によって、ハウジングのシールリングシート面の内径が広い側にシールリングが移動して、シールリングの一方側のシールリング側面がバルブの一方側のシールリング溝側面に張り付く。したがって、バルブの一方側のシールリング溝側面とシールリングの一方側のシールリング側面との密着性を向上させることができるので、バルブ全閉時の流体洩れ量を低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ハウジングのシールリングシート面の軸線方向に対する傾斜角度、あるいはある点を中心とした曲率半径は、バルブのシールリング溝内でシールリングが傾いた際に、シールリングの半径方向とシールリングシート面の面方向とが直角に交差しない値に設定されている。これによって、バルブの全閉時にシールリング自体の拡径方向の張力によって、ハウジングのシールリングシート面の内径が広い側にシールリングが移動し易くなるので、シールリングの一方側のシールリング側面がバルブの一方側のシールリング溝側面に張り付き易くなる。
請求項3に記載の発明によれば、ハウジングのシールリングシート面を、ハウジングの内部を流れる流体の流れ方向の上流側から下流側に向けて連続して内径が漸増する傾斜面または湾曲面としたことにより、バルブの全閉時にシールリング自体の拡径方向の張力および流体圧力によって、ハウジングのシールリングシート面の内径が広い側にシールリングが移動して、シールリングの下流側のシールリング側面がバルブの下流側のシールリング溝側面に張り付く。
請求項4に記載の発明によれば、シールリングのシールリング外周面の軸線方向の一対のエッジ部に、面取りを施すことにより、バルブの全閉時にシールリングのシールリング外周面がハウジングのシールリングシート面を摺動し易くなる。これによって、バルブの全閉時にシールリング自体の拡径方向の張力によって、ハウジングのシールリングシート面の内径が広い側にシールリングが移動し易くなるので、シールリングの一方側のシールリング側面がバルブの一方側のシールリング溝側面に張り付き易くなる。
請求項5に記載の発明によれば、ハウジングは、内周にシールリングシート面が形成された異径ノズルを有している。この異径ノズルの内部には、シールリング溝にシールリングを保持したバルブが開閉自在に収容される。なお、異径ノズルは、比較的に小さい内径を有する径小部と比較的に大きい内径を有する径大部との間に、連続して内径が漸増するテーパ形状またはR形状のシールリングシート面が設けられる。
本発明を実施するための最良の形態は、バルブ全閉時の流体洩れ量を低減するという目的を、ハウジングに、バルブの全閉時にシールリングのシールリング外周面が密着可能なテーパ形状またはR形状のシールリングシート面を設けて、バルブの一方側のシールリング溝側面とシールリングの一方側のシールリング側面との密着性を向上させることで実現した。
[実施例1の構成]
図1は本発明の実施例1を示したもので、排気ガス還流量制御弁のバルブ周辺構造を示した図である。
本実施例の排気ガス再循環装置は、例えば自動車等の車両に搭載されるディーゼルエンジン等の内燃機関(以下エンジンと呼ぶ)に使用されるもので、エンジンの排気管内に形成される排気通路に接続されて、排気ガスの一部(排気再循環ガス:以下EGRガスと呼ぶ)を吸気管内に形成される吸気通路に再循環(還流)させるための排気ガス還流管(図示せず)と、この排気ガス還流管内に形成される排気ガス還流路を流れるEGRガスの還流量(EGR量)を連続的または段階的に制御する排気ガス還流量制御弁(以下EGR制御弁と呼ぶ)1とを備えている。ここで、排気ガス還流管の上流側端部は、排気管のエキゾーストマニホールドに接続している。また、排気ガス還流管の下流側端部は、EGR制御弁1に接続している。
本実施例のEGR制御弁1は、エンジンの吸気管の一部および排気ガス還流管の一部を成すハウジング2と、弁開度(バルブ開度)に対応してハウジング2の内部を流れるEGRガスのEGR量を変更するバタフライ型バルブ(EGR制御弁1の弁体)3と、このバタフライ型バルブ3を閉弁方向または開弁方向に付勢するリターンスプリング等のバルブ付勢手段(図示せず)とを備えている。ここで、本実施例のバタフライ型バルブ3は、電動モータや動力伝達機構等のアクチュエータの駆動力を受けて回転するバルブ軸4を有し、このバルブ軸4の軸線方向の一端側に一体的に保持固定されている。また、バタフライ型バルブ3の外周面には、円環状のシールリング溝5が形成されている。そして、シールリング溝5の内部には、シールリング6が嵌め込まれている。また、ハウジング2には、内部にバタフライ型バルブ3を開閉自在に収容する円管状の異径ノズル7が嵌合保持されている。
また、EGR制御弁1は、バタフライ型バルブ3の外周面と異径ノズル7の内周面との間の隙間が最小となる位置、あるいはハウジング2の内部を流れるEGRガスのEGR量が最小となる位置をバルブ全閉位置としたとき、このバルブ全閉位置でバタフライ型バルブ3が保持固定される時、すなわち、バタフライ型バルブ3のバルブ全閉時に、バタフライ型バルブ3のシールリング溝5に嵌め込まれたシールリング6の拡径方向の張力を利用して、バタフライ型バルブ3の外周面と異径ノズル7の内周面との間の隙間を気密化(シール)するように構成されている。
ここで、本実施例のバタフライ型バルブ3を開弁駆動または閉弁駆動するバルブ駆動装置は、電力によって運転される電動モータと、この電動モータのモータシャフト(出力軸)の回転運動をバルブ軸4に伝達するための動力伝達機構(本実施例では歯車減速機構)とを含んで構成される動力ユニットを備えた電動式アクチュエータによって構成されている。電動モータは、ブラシレスDCモータやブラシ付きの直流(DC)モータ等の直流(DC)モータが採用されている。なお、三相誘導電動機等の交流(AC)モータを用いても良い。また、歯車減速機構は、電動モータのモータシャフトの回転速度を所定の減速比となるように減速するもので、電動モータのモータ出力軸トルク(駆動力)をバルブ軸4に伝達する動力伝達機構を構成する。ここで、バルブ駆動装置、特に電動モータは、エンジン制御ユニット(以下ECUと呼ぶ)によって通電制御されるように構成されている。
ECUには、制御処理、演算処理を行うCPU、各種プログラムおよびデータを保存する記憶装置(ROMやRAM等のメモリ)、入力回路、出力回路等の機能を含んで構成される周知の構造のマイクロコンピュータが設けられている。また、ECUは、図示しないイグニッションスイッチをオン(IG・ON)すると、メモリ内に格納された制御プログラムに基づいて、バタフライ型バルブ3の弁開度(バルブ開度)を電子制御するように構成されている。なお、ECUは、イグニッションスイッチがオフ(IG・OFF)されると、メモリ内に格納された制御プログラムに基づく上記の制御が強制的に終了されるように構成されている。そして、各種センサからのセンサ信号は、A/D変換器でA/D変換された後に、ECUに内蔵されたマイクロコンピュータに入力されるように構成されている。そして、マイクロコンピュータには、EGR量センサ、クランク角度センサ、アクセル開度センサ、エアフロメータおよび冷却水温度センサ等が接続されている。
ハウジング2は、アルミニウム合金のダイカストにより所定の形状に形成されている。そして、ハウジング2は、第1入口側開口端部がエアクリーナ側の吸気管またはスロットルボデーに接続され、第2入口側開口端部が排気ガス還流管に接続され、出口側開口端がインテークマニホールドまたはサージタンクまたはスロットルボデーに接続されている。このハウジング2は、異径ノズル7内にバタフライ型バルブ3をバルブ全閉位置からバルブ全開位置に至るまで回転方向に回転自在に保持する装置であり、排気ガス還流管またはエンジンの吸気管にボルト等の締結具(図示せず)を用いて締め付け固定されている。そして、ハウジング2の第2入口側開口端部には、異径ノズル7を嵌合保持する円筒状のノズル嵌合部11が一体的に形成されている。
ハウジング2には、バタフライ型バルブ3と一体的に回転動作するバルブ軸4をブッシング12またはボールベアリング等の軸受け部品、およびゴムシール等のオイルシールまたはゴムシール等のパッキンを介して、回転自在に支持するバルブ軸受部13が一体的に形成されている。また、ハウジング2の内部には、エアクリーナで濾過された吸入空気が上流側の吸気管内の吸気通路を経由して導入される空気導入流路(第1入口側流路)と、エンジンの燃焼室より流出した排気ガスの一部が排気ガス還流管側の排気ガス還流路を経由して導入される排気ガス還流路(流体流路、第2入口側流路)14と、空気導入流路から流入した低温の吸入空気(吸気)と排気ガス還流路14から流入した高温のEGRガスとを合流させて混ぜ合わせるミキシング室と、このミキシング室からエンジンの吸気ポート側に向けて吸入空気を流出するための空気導出流路(出口側流路)とが形成されている。
バタフライ型バルブ3は、高温に強い耐熱性材料、例えばステンレス鋼等により略円板形状に形成されて、吸気管内を流れる吸入空気中に混入させるEGRガスのEGR量を制御するバタフライ形の回転弁である。このバタフライ型バルブ3は、エンジン運転時に、ECUからの制御信号に基づいて、バルブ全閉位置からバルブ全開位置までの回転角度範囲にて開閉動作されることで、異径ノズル7内に形成される排気ガス還流路(EGR導入ポート8)の開口面積を変更して、排気ガス還流管内を排気側から吸気側に還流するEGR量を連続的または段階的に制御する弁体(EGR制御弁1の弁体)である。また、バタフライ型バルブ3の半径方向の外径側端部の端面(バルブ外周面)には、シールリング6が半径方向および軸線方向に移動可能となる溝幅のシールリング溝(周方向溝、リング溝)5が周方向に連続して形成されている。
このシールリング溝5には、一対のシールリング溝側面21、22およびシールリング溝底面23が設けられている。そして、一対のシールリング溝側面21、22のうちのシールリング溝側面22は、下流側(一方側)のシールリング溝側面を構成し、また、一対のシールリング溝側面21、22のうちのシールリング溝側面21は、上流側(他方側)のシールリング溝側面を構成する。なお、シールリング溝5の溝深さは、シールリング6の半径方向の寸法(シールリング6の内径と外径との差)よりも浅くなっている。ここで、バルブ全閉位置とは、バタフライ型バルブ3の外径側端部の端面(バルブ外周面)と異径ノズル7の内周面(ノズル内周面)との間の隙間(バルブ全閉時のEGRガス洩れ量)が最小となるバルブ開度(θ=0°)のことである。また、バルブ全開位置とは、バタフライ型バルブ3の外径側端部の端面(バルブ外周面)と異径ノズル7の内周面(ノズル内周面)との間の隙間が最大となるバルブ開度(θ=70〜90°)のことである。
バルブ軸4は、高温に強い耐熱性材料、例えばステンレス鋼等により一体的に形成されて、ハウジング2のバルブ軸受部13に回転自在または摺動自在に支持されている。そして、バルブ軸4の軸線方向の他端部(バルブ側に対して反対側の端部)には、歯車減速機構の構成要素の1つであるバルブ側ギヤ(図示せず)が固定されている。そして、バルブ軸4の軸線方向の一端側は、ハウジング2のノズル嵌合部11に設けられたシャフト挿通孔15を貫通して排気ガス還流路14の内部に突出しており、このバルブ軸4の軸線方向の一端側には、バタフライ型バルブ3を例えば溶接等の固定手段を用いて保持固定するバルブ装着部が設けられている。
シールリング6は、高温に強い耐熱性材料、例えばステンレス鋼等からなり、合い口に隙間があるC字形状に形成されている。この場合、シールリング6の合い口形状を、パッドジョイント形状、テーパジョイント形状、ラップジョイント形状のいずれかにしても良い。そして、シールリング6の半径方向の内径側には、バタフライ型バルブ3の外周に設けられたシールリング溝5内に移動自在に嵌め込まれる内径側端部が設けられ、また、シールリング6の半径方向の外径側には、バタフライ型バルブ3の外周面(バルブ外周面)よりもバタフライ型バルブ3の半径方向の外径側に突出した外径側端部が設けられている。すなわち、シールリング6は、外径側端部がバルブ外周面より突出した状態で、内径側端部がシールリング溝5内を半径方向および軸線方向に移動できるようにシールリング溝5内に嵌め込まれて保持されている。
そして、シールリング6の軸線方向(板厚方向)の両側には、バタフライ型バルブ3のシールリング溝5の一対のシールリング溝側面21、22にそれぞれ密着することが可能な一対のシールリング側面31、32が設けられている。そして、一対のシールリング側面31、32のうちのシールリング側面32は、下流側(一方側)のシールリング側面を構成し、また、一対のシールリング側面31、32のうちのシールリング側面31は、上流側(他方側)のシールリング側面を構成する。また、シールリング6の半径方向の外径側の端面には、ハウジング2のノズル嵌合部11に嵌合保持された異径ノズル7の内周面(ノズル内周面)に密着することが可能なシールリング外周面33が設けられている。なお、シールリング外周面33の軸線方向の一対のエッジ部に、テーパ形状またはR形状の面取りを施しても良い。
異径ノズル7は、排気ガス還流管の一部を形成すると共に、内部にバタフライ型バルブ3を開閉自在に収容する管状部であって、高温に強い耐熱性材料、例えばステンレス鋼等により円管形状に形成されている。なお、異径ノズル7の内部には、排気ガス還流管の下流端部からハウジング2の排気ガス還流路14内にEGRガスを導入するためのEGR導入ポート(流体流路)8が形成されている。そして、異径ノズル7の内周面(ノズル内周面)には、比較的に内径の小さい径小部41、およびこの径小部41よりも内径の大きい径大部42が設けられている。なお、径小部41の内径(ノズル内径A)は、例えばφ29.0mmである。また、径大部42の内径(ノズル内径B)は、例えばφ29.5mmである。すなわち、ノズル内径A<ノズル内径Bである。そして、径小部41と径大部42との間、つまりバルブ全閉時のEGRガス洩れ量が最小となる範囲には、全閉位置でバタフライ型バルブ3が保持固定される時、すなわち、バタフライ型バルブ3のバルブ全閉時に、シールリング6のシールリング外周面33が密着可能なテーパ形状のシールリングシート面9が設けられている。
シールリングシート面9の軸線方向に対する傾斜角度は、シールリング6の拡径方向の張力(シールリング6の半径方向の外径側への弾性変形力)に合わせて角度を設定することが望ましいが、本実施例では、バタフライ型バルブ3のシールリング溝5内でシールリング6が傾いた場合でも、シールリング6の半径方向とシールリングシート面9の面方向とが直角に交差しない値に設定されている。また、シールリングシート面9は、異径ノズル7内に形成されるEGR導入ポート8の内部を流れるEGRガスの流れ方向の上流側から下流側に向けて連続して内径が漸増する傾斜面(テーパ面)を有している。
[実施例1の作用]
次に、本実施例の排気ガス再循環装置の作用を図1に基づいて簡単に説明する。
例えばディーゼルエンジン等のエンジンが始動することにより、エンジンのシリンダーヘッドの吸気ポートの吸気バルブが開かれると、エアクリーナで濾過された吸入空気が、吸気管、スロットルボデー、EGR制御弁1のハウジング2の内部(空気導入流路→ミキシング室→空気導出流路)を通って各気筒のインテークマニホールドに分配され、エンジンの各気筒内に吸入される。そして、エンジンでは、燃料が燃える温度よりも高い温度になるまで空気を圧縮し、そこに燃料を噴霧して燃焼が成される。そして、各気筒内で燃えた燃焼ガスは、シリンダーヘッドの排気ポートから排出され、エキゾーストマニホールド、排気管を経て排出される。
このとき、ECUによってEGR制御弁1のバタフライ型バルブ3が所定のバルブ開度(回転角度)となるように、電動モータに電力が供給されると、電動モータのモータシャフトが回転する。そして、電動モータの駆動力(モータ出力軸トルク)がバルブ軸4に伝達されると、バルブ軸4が、所定の回転角度だけ回転し、バタフライ型バルブ3がバルブ全閉位置よりバルブ全開位置側へ開く方向(開弁方向)に回転駆動(開弁駆動)される。すると、エンジンの排気ガスの一部(EGRガス)が、エンジンの排気管内に形成される排気通路から排気ガス還流管内の排気ガス還流路、異径ノズル7のEGR導入ポート8を経て、ハウジング2の排気ガス還流路14の内部に流入する。
そして、ハウジング2の排気ガス還流路14からミキシング室の内部に導入されたEGRガスは、ハウジング2の空気導入流路からミキシング室の内部に導入された吸入空気と混ざり合う。なお、EGRガスのEGR量は、吸入空気量センサ(エアフロメータ)と吸気温センサとEGR量センサとからの検出信号で、所定値を保持できるようにフィードバック制御している。したがって、エンジンの各気筒内に吸い込まれて吸気管内を通過する吸入空気は、エミッションを低減するために、エンジンの運転状態毎に設定されたEGR量になるようにEGR制御弁1のバタフライ型バルブ3のバルブ開度がリニアに制御され、排気管から排気ガス還流管を経てハウジング2の内部に還流したEGRガスとミキシングすることになる。
一方、電動モータへの電力の供給を停止すると、リターンスプリング等のバルブ付勢手段の付勢力によって、図1に示したように、バタフライ型バルブ3がバルブ全閉位置に戻される。これにより、バタフライ型バルブ3の外周に設けられた円環状のシールリング溝5内に保持されたシールリング6のシールリング外周面33が、シールリング6自体の拡径方向の張力によってハウジング2のノズル嵌合部11に嵌合保持された異径ノズル7の内周面に設けられたテーパ形状のシールリングシート面9に張り付くため、シールリング6のシールリング外周面33が異径ノズル7のシールリングシート面9に密着する。
また、シールリング6の一対のシールリング側面31、32のうちの下流側(一方側)のシールリング側面32が、シールリング6自体の拡径方向の張力および排気ガス還流管内に形成される排気ガス還流路中のEGRガスの圧力(排気圧)によってバタフライ型バルブ3のシールリング溝5の一対のシールリング溝側面21、22のうちの下流側(一方側)のシールリング溝側面22に張り付くため、シールリング6の下流側のシールリング側面32がバタフライ型バルブ3の下流側のシールリング溝側面22に密着する。したがって、バルブ全閉位置でバタフライ型バルブ3が保持固定される時、すなわち、バタフライ型バルブ3のバルブ全閉時に、シールリング6の拡径方向の張力およびEGRガスの圧力(排気圧)を利用して、バタフライ型バルブ3の外周面と異径ノズル7の内周面との間の隙間が完全にシールされる。これにより、EGRガスがハウジング2の排気ガス還流路14およびミキシング室の内部に流入せず、EGRガスが吸気管内に形成される吸気通路を流れる吸入空気に混入しなくなる。
[実施例1の効果]
以上のように、本実施例のEGR制御弁1を備えた排気ガス再循環装置においては、ハウジング2のノズル嵌合部11に嵌合保持された異径ノズル7の内周面に、バルブ全閉時にシールリング6のシールリング外周面33が密着可能なテーパ形状のシールリングシート面9を設けている。これにより、バルブ全閉時にシールリング6自体の拡径方向の張力およびEGRガスの圧力(排気圧)によって、異径ノズル7のシールリングシート面9の内径が広い側(EGRガスの流れ方向の下流側)にシールリング6が移動して、シールリング6の下流側のシールリング側面32がバタフライ型バルブ3のシールリング溝5の下流側のシールリング溝側面22に張り付く。
このとき、シールリング6は、バルブ全閉時にシールリング6自体の拡径方向の張力およびEGRガスの圧力(排気圧)によって、シールリング6の下流側のシールリング側面32がバタフライ型バルブ3の下流側のシールリング溝側面22に張り付いた状態の姿勢を保ちながら安定する。したがって、バタフライ型バルブ3の下流側のシールリング溝側面22とシールリング6の下流側のシールリング側面32との密着性(シール性)を向上させることができるので、バルブ全閉時のEGRガス洩れ量を低減することができる。
また、異径ノズル7の内周面に設けられたテーパ形状のシールリングシート面9は、バタフライ型バルブ3のシールリング溝5内で、シールリング6が傾いた場合に、シールリング6のシールリング外周面33と異径ノズル7のシールリングシート面9とが片当たり状態となるような傾斜角度に設定されているので、バルブ全閉時にシールリング6自体の拡径方向の張力およびEGRガスの圧力(排気圧)によって、異径ノズル7のシールリングシート面9の内径が広い側(EGRガスの流れ方向の下流側)にシールリング6が移動し易くなるので、シールリング6の下流側のシールリング側面32がバタフライ型バルブ3の下流側のシールリング溝側面22に張り付き易くなる。
また、シールリングシート面9は、異径ノズル7内に形成されるEGR導入ポート8の内部を流れるEGRガスの流れ方向の上流側から下流側に向けて連続して内径が漸増する傾斜面(テーパ面)を有している。これにより、内径に段差のある径小部41から径大部42に至るまでのシールリングシート面9が滑らかに繋がるので、バルブ全閉時にシールリング6自体の拡径方向の張力およびEGRガスの圧力(排気圧)によって、異径ノズル7のシールリングシート面9の内径が広い側(EGRガスの流れ方向の下流側)にシールリング6が移動する際に、シールリング6のシールリング外周面33の軸線方向の一対のエッジ部のうちの下流側(一方側)のエッジ部が引っ掛かってシールリング6の下流側のシールリング側面32がバタフライ型バルブ3の下流側のシールリング溝側面22に張り付かなくなるのを防止できる。
また、シールリング6のシールリング外周面33の軸線方向の一対のエッジ部の片方(下流側)または両方(上流側および下流側)に、テーパ形状またはR形状の面取りを施しても良い。この場合には、バルブ全閉時にシールリング6のシールリング外周面33が異径ノズル7のシールリングシート面9を摺動し易くなるので、バルブ全閉時にシールリング6自体の拡径方向の張力およびEGRガスの圧力(排気圧)によって、異径ノズル7のシールリングシート面9の内径が広い側(EGRガスの流れ方向の下流側)にシールリング6が移動する際に、シールリング6のシールリング外周面33の軸線方向の一対のエッジ部のうちの下流側(一方側)のエッジ部が引っ掛かってシールリング6の下流側のシールリング側面32がバタフライ型バルブ3の下流側のシールリング溝側面22に張り付かなくなるのを防止できる。
図2は本発明の実施例2を示したもので、排気ガス還流量制御弁のバルブ周辺構造を示した図である。
本実施例のシールリング6は、このシールリング外周面33の軸線方向の一対のエッジ部の両方(上流側および下流側)にR形状の面取りを施している。また、異径ノズル7の内周面(ノズル内周面)には、比較的に内径の小さい径小部41、およびこの径小部41よりも内径の大きい径大部42が設けられている。なお、径小部41の内径(ノズル内径A)は、例えばφ29.0mmである。また、径大部42の内径(ノズル内径B)は、例えばφ29.5mmである。すなわち、ノズル内径A<ノズル内径Bである。そして、異径ノズル7は、径小部41と径大部42との間、つまりバルブ全閉時のEGRガス洩れ量が最小となる範囲に、バルブ全閉時にシールリング6のシールリング外周面33が密着可能なR形状のシールリングシート面10を設けている。
そして、シールリングシート面10の、ある点を中心とした曲率半径は、シールリング6の拡径方向の張力(シールリング6の半径方向の外径側への弾性変形力)に合わせて角度を設定することが望ましいが、本実施例では、バタフライ型バルブ3のシールリング溝5内でシールリング6が傾いた場合でも、シールリング6の半径方向とシールリングシート面10の面方向とが直角に交差しない値に設定されている。また、シールリングシート面10は、異径ノズル7内に形成されるEGR導入ポート8の内部を流れるEGRガスの流れ方向の上流側から下流側に向けて連続して内径が漸増する凸状湾曲面を有している。なお、シールリングシート面10の形状を凸状湾曲面の代わりに、凹状湾曲面としても良い。
[変形例]
本実施例では、ハウジング2のノズル嵌合部11の内周に異径ノズル7を嵌合保持し、更に異径ノズル7内にバタフライ型バルブ3を開閉自在に収容しているが、ハウジング2の略円管形状のバルブシートの内部に直接バタフライ型バルブ3を開閉自在に収容しても良い。この場合には、異径ノズル7は不要となり、部品点数や組付工数を減少できる。また、本実施例では、エンジンの運転状態に対応してEGRガスの排気ガス還流量(EGR量)を連続的または段階的に調節するEGR制御弁1のバタフライ型バルブ3を、バルブ軸4の軸線方向の先端側に例えば溶接等の固定手段を用いて保持固定しているが、そのバタフライ型バルブ3を、バルブ軸4の軸線方向の先端側に締結用ネジや固定用ボルト等のスクリューを用いて締め付け固定しても良い。
本実施例では、EGR制御弁1のバタフライ型バルブ3を開弁駆動するバルブ駆動装置を、駆動モータと動力伝達機構(例えば歯車減速機構等)とを含んで構成される動力ユニットを備えた電動式アクチュエータによって構成したが、バルブを開弁駆動または閉弁駆動するバルブ駆動装置を、電磁式または電動式負圧制御弁を備えた負圧作動式アクチュエータや、電磁式流量制御弁等の電磁式アクチュエータによって構成しても良い。なお、EGR制御弁1のバタフライ型バルブ3を閉弁方向または開弁方向に付勢するスプリング等のバルブ付勢手段を設置しなくても良い。また、本実施例では、バルブとして、バルブ軸4の回転中心軸線を中心にして回転するバタフライ型バルブ3を適用した例を説明したが、バルブとして、プレート型バルブ、ポペット型バルブ、ダブルポペット型バルブ、ロータリー型バルブ等の他のバルブを用いても良い。
本実施例では、本発明のハウジングを、エンジンの吸気管の一部および排気ガス還流管の一部を成すハウジング2によって構成しているが、本発明のハウジングを、エンジンの排気管の一部および排気ガス還流管の一部を成すハウジングによって構成しても良い。また、本発明のハウジングを、排気ガス還流管の途中に接続しても良い。また、本発明のバルブを、エンジンの燃焼室内に吸入される吸入空気量を制御するスロットルバルブ等の吸気制御弁、エンジンの燃焼室内より排出される排気ガス量を制御する排気制御弁、スロットルバルブをバイパスする吸入空気量を制御するアイドル回転速度制御弁に適用しても良い。また、本発明のバルブを、気体や液体等の流体の流量を制御する流量制御弁の弁体(流量制御バルブ)に適用しても良い。
排気ガス還流量制御弁のバルブ周辺構造を示した断面図である(実施例1)。 排気ガス還流量制御弁のバルブ周辺構造を示した断面図である(実施例2)。 排気ガス還流量制御弁の全体構造を示した断面図である(従来の技術)。 排気ガス還流量制御弁のバルブ周辺構造を示した断面図である(従来の技術)。 バルブ全閉時のEGRガス洩れ状態を示した説明図である(従来の技術)。
符号の説明
1 EGR制御弁(流量制御弁、排気ガス還流量制御弁)
2 ハウジング
3 バタフライ型バルブ(バルブ)
5 バタフライ型バルブのシールリング溝
6 シールリング
7 異径ノズル
8 異径ノズルのEGR導入ポート(流体流路)
9 異径ノズルのシールリングシート面
10 異径ノズルのシールリングシート面
14 ハウジングの排気ガス還流路(流体流路)
21 シールリング溝の上流側(他方側)のシールリング溝側面
22 シールリング溝の下流側(一方側)のシールリング溝側面
31 シールリングの上流側(他方側)のシールリング側面
32 シールリングの下流側(一方側)のシールリング側面
33 シールリングのシールリング外周面

Claims (5)

  1. (a)外周に環状のシールリング溝が形成されたバルブと、
    (b)内部に前記バルブによって開閉される流体流路が形成されたハウジングと、
    (c)前記バルブのシールリング溝内に移動自在に嵌め込まれて、前記バルブの全閉時に前記バルブの外周面と前記ハウジングの内周面との間の隙間を密閉化することが可能なシールリングと
    を備え、
    前記バルブの開度に対応して前記ハウジングの内部を流れる流体の流量を制御する流量制御弁において、
    前記シールリングは、前記シールリングの半径方向の外径側への弾性変形力をもつC字形状に形成されていて、前記シールリングの軸線方向の両側に一対のシールリング側面を有するとともに、前記シールリングの半径方向の外径側にシールリング外周面を有しており、
    前記シールリング溝は、前記バルブの全閉時に前記一対のシールリング側面のうちの一方側のシールリング側面が密着可能な一方側のシールリング溝側面を有しており、
    前記ハウジングは、前記バルブの全閉時に前記シールリング外周面が密着可能なテーパ状またはR形状のシールリングシート面を有しており、
    前記シールリングシート面のテーパ状またはR形状は、その全周で、前記シールリングシート面の軸線方向に対し軸線の中心から離れる方向に傾斜して、流体の流れ方向の上流側から下流側に向けて内径が漸増する形態をなしており、
    前記シールリングの半径方向と前記シールリングシート面の面方向とが直角に交差しない値に設定されていることを特徴とする流量制御弁。
  2. 請求項1に記載の流量制御弁において、
    前記シールリングシート面の軸線方向に対する傾斜角度、あるいはある点を中心とした曲率半径は、前記バルブのシールリング溝内で前記シールリングが傾いた際に、前記シールリングの半径方向と前記シールリングのシート面の面方向とが直角に交差しない値に設定されていることを特徴とする流量制御弁。
  3. 請求項1または請求項2に記載の流量制御弁において、
    前記シールリングシート面は、前記ハウジングの内部を流れる流体の流れ方向の上流側から下流側に向けて連続して内径が漸増する傾斜面または湾曲面を有していることを特徴とする流量制御弁。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載の流量制御弁において、
    前記シールリング外周面の軸線方向の一対のエッジ部には、面取りが施されていることを特徴とする流量制御弁。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1つに記載の流量制御弁において、
    前記ハウジングは、内周に前記シールリングシート面が形成された異径ノズルを有していることを特徴とする流量制御弁。
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