JP4664579B2 - マネジメントシステム - Google Patents

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチエージェントシステムからなるマネジメントシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
独居している老人等を人検知センサ(人感センサ)や在・不在スイッチとの組み合わせで、住人である老人を見守る装置(例えば特許文献1)や、住宅(住戸内)の機器をネットワークを通じて監視制御する装置(例えば特許文献2)が提供されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−250576号公報
【特許文献2】
特開2001−16203号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の各従来例では、機器と、この機器に対応する処理手段との組み合わせとで完結する形態をとるシステムであって、柔軟性や拡張性にかけ、多用途への展開等、他のシステムへの転用等が難しいという場合がある。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みて、機器エージェントや機能エージェントの削除、追加などにより、システムの縮小、拡張が容易に行え、また必要なエージェントを追加することで、多用途への展開、他のシステムの転用なども容易なマネジメントシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、請求項1の発明では、監視対象や制御対象の複数の機器からの情報授受や複数の機器の制御処理を機器毎に行う複数の機器エージェントと、システムのマネジメントに関する処理を行う複数の機能エージェントとを備えてこれら複数の機器エージェントと複数の機能エージェントとが互いに協調することでマルチエージェントを構成するとともに、ユーザのマネジメント方針を情報として有し、該情報を各エージェントがユーザからの指示に基づいて行う処理動作に反映させるポリシーエージェントを具備しており、機能エージェントは、ユーザの指示からマネジメント方針の情報に沿った制御情報を生成し、機器エージェントは当該制御情報に基づいて機器の制御処理を行うことを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、各エージェントの動作設定手段として、自然言語の記述による設定機能と、記述された自然言語により設定内容を解釈する機能とからなる動作設定手段を備えていることを特徴する。
【0008】
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明において、システム全体の動作設定手段として、自然言語の記述による設定機能と、記述された自然言語により設定内容を解釈する機能とからなる動作設定手段を備えていることを特徴する。
【0009】
請求項4の発明では、請求項1乃至3の何れかの発明において、機器エージェントには、機器についての情報授受、制御に関する情報をネットワークを介して取得する手段を備えていることを特徴とする。
【0010】
請求項5の発明では、請求項1乃至4の何れか記載の発明において、システム固有の特性に関する情報を有し、機器の制御に係るマネジメント方針をブレイクダウンするマネージャエージェントを具備していることを特徴とする
【0011】
請求項6の発明では、請求項1乃至5の何れかの発明において、ユーザのマネジメント方針の情報をユーザサポートエージェントに持たせ、上記ポリシーエージェントに該情報を管理させることを特徴とする。
【0012】
請求項7の発明では、請求項1乃至6の何れかの発明において、機器の制御に係る抽象的、概略的、包括的なユーザのマネジメント方針をブレイクダウンするサービスエージェントを設けていることを特徴とする。
【0013】
請求項8の発明では、請求項1乃至7の何れかの発明において、自然言語で表記されるマネジメント方針の情報内容を解釈する機能を上記ポリシーエージェントに備えていることを特徴とする。
【0014】
請求項9の発明では、請求項1乃至8の何れかの発明において、上記機器として住戸に設置される設備機器、家電機器、人または物の状態を検知するセンサが設けられ、設備機器、家電機器、センサの仕様情報を持ち、これらの仕様情報に基づいて設備機器や家電機器の稼働状況情報やセンサからの検知情報を収集するとともに、これら設備機器、家電機器、センサを制御する機能を備えた機器エージェントを設けていることを特徴とする。
【0015】
請求項10の発明では、請求項9の発明において、上記機器エージェントが上記仕様情報をネットワークを介して取得する手段を有することを特徴とする。
【0016】
請求項11の発明では、請求項9又は10の発明において、上記機器エージェントが収集した情報を複合判定して住人の生活状況を把握する判定機能を有して判定結果に基づいた対応処理を行う機能エージェントを設けていることを特徴とする。
【0017】
請求項12の発明では、請求項9又は10の発明において、上記機器エージェントが収集した情報を複合判定して住人の生活状況を把握する判定機能を持つエージェントと、判定結果に基づいた対応処理を行うエージェントとを夫々独立した機能エージェントとして設けていることを特徴とする。
【0018】
請求項13の発明では、請求項11または12の発明において、上記対応処理をユーザのマネジメント方針により変化させることを特徴とする。
【0019】
請求項14の発明では、請求項11乃至13の何れかの発明において、上記判定機能は、設備機器として用いられる電気錠の施錠・解錠を示す稼働状況情報と、人感センサの検知情報とを組み合わせて住人の帰宅/外出を判定することを特徴とする。
【0020】
請求項15の発明では、請求項11乃至14の何れかの発明において、上記判定機能は、寝室に設けられた人感センサの検知情報と、寝室に対応する設備機器の稼働状況情報とに基づいて住人の就寝状況を判定することを特徴とする。
【0021】
請求項16の発明では、請求項11乃至15の何れかの発明において、上記判定機能は、生活状況を示す情報が一定範囲の基準状況に収まっているか否かで、異常兆候を把握することを特徴とする。
【0022】
請求項17の発明では、請求項9乃至16の何れかの発明において、上記機器エージェントが収集した情報を複合判定して省エネルギ状況を把握する判定機能と、判定結果から省エネルギの余地検出時の対応処理を行う機能とを有する機能エージェントを設けていることを特徴とする。
【0023】
請求項18の発明では、請求項9乃至17の何れかの発明において、上記機器エージェントが収集した情報を複合判定して省エネルギ状況を把握する判定機能を持つエージェントと、判定結果から省エネルギの余地検出時の対応処理を行うエージェントとを夫々独立した機能エージェントとして設けていることを特徴とする。
【0024】
請求項19の発明では、請求項11乃至18の何れかの発明において、上記判定機能の判定ロジックをユーザのマネジメント方針により変化させることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下本発明を実施形態により説明する。
【0026】
図1は、住宅回りの機器を制御・監視するシステムに用いる本発明のマネジメントシステムの基本構成を示しており、住宅関連の機器、センサなどの制御・監視対象の機器1の仕様情報を持ち、また機器の稼働状況情報、検知情報の取得や制御を行う機器エージェント群からなる機器エージェント部Aと、この機器エージェント部Aの機器エージェントに協調してマルチエージェントを構成する機能エージェント群からなる機能エージェント部Bと、ユーザのマネジメント方針(ユーザポリシー)を情報として持ち、システム動作に反映させるユーザポリシーエージェントCと、外部の操作端末2からのユーザのマネジメント方針を取り込んでこのマネジメント方針を上記ユーザポリシーエージェントCで管理させるためのユーザサポートエージェントDとで構成される。
【0027】
機器エージェント部Aの機器エージェントは住宅設備や、センサ等の機器の間の情報の授受と、機器の制御のためのインターフェースを持つものであって、接続される機器1の差異を吸収する役割を持つエージェントである。
【0028】
一方機能エージェント部Bの機能エージェントは、構築される制御・監視のシステムとして必要な機能に対応したエージェントから構成され、これらの機能エージェントが機器エージェント部Aの機器エージェントやユーザポリシーエージェントC、ユーザサポートエージェントDと協調することでマルチエージェントによるマネジメントを行うシステムを構築するのである。
【0029】
ここで、例えば防犯防災を主体とした制御・監視を行うシステムを構築する場合にはセキュリティエージェント群からなるセキュリティエージェント部B1を、更に高齢者などを見守りを主体とした制御・監視を行うシステムを構築する場合には、生活状況を把握するための判定機能を備えた状況把握エージェント群からなる状況把握エージェント部B2や、この状況判定から異常兆候などを判定するとともに、それに対応した処理を行うための見守りエージェント群からなる見守りエージェント部B3を備え、更に省エネルギ化を図るための制御・監視を行うシステムを構築する場合にはエネルギ消費状況を判断するための省エネエージェント群からなる省エネエージェント部B4を備えるというように、構築するシステムに応じた各種機能エージェントからなる機能エージェント部Bを準備することで、機能拡張を容易とする。
【0030】
更に個々のユーザが自分なりの使い方を決めるマネジメント方針を情報としてユーザポリシーエージェントCに持たせることで、様々な用途にシステムを展開させることができるのである。
【0031】
次に本システムを用いた制御・監視のシステムの実施形態を説明する。
(実施形態1)
本実施形態は、高齢者の住宅に設置され、住人である高齢者を見守るための制御・監視のシステムを構築したものであり、図2に示すようにローカルバス3には、人感センサ10、トイレのドア等に設置されてトイレの出入りを検知するトイレセンサ11、玄関等、住宅の出入り口に設置される電気錠12、住宅内の各部屋等適所に設置される照明器具13や空調設備14、また電動カーテン15、テレビ16、マッサージ機17、暖房便座18等が夫々に対応する制御と監視のための端末部(図示せず)を介して接続されるとともに、ローカルバス3を通じてこれら上記センサ10,11、電気錠12、照明器具13、空調設備14、マッサージ機17、テレビ16、電動カーテン15、暖房便座18等の各端末部との間で、所定の信号形式の伝送信号より双方向通信を行う制御監視用の通信機能と、10BASET等の所定のネットワーキングシステムを用いたLAN30で使用するプロトコルとローカルバス3で使用するプロトコルとを双方向に変換するプロトコル変換機能とを備えたホームゲートウェイ31が接続されている。
【0032】
LAN30にはパーソナルコンピュータからなるローカルコンピュータ32や、ルータ33が接続されおり、ルータ33のWAN側にはアナログ電話回線用のモデム、ISDN用のターミナルアダプタを用いたダイヤルアップ接続や、ADSL等のモデムを用いた常時接続によりインターネット40が接続されている。
【0033】
つまりルータ33のWAN側がインターネット40に接続されることで、LAN30のローカルコンピュータ32やホームゲートウェイ31と、インターネット40上のセンターサーバ41やメールサーバ42との間、更にはゲートウェイ43と移動体通信網44とを介して操作端末を構成する携帯電話機20との間で所定のインターネットプロトコルを用いた情報の授受が行えるようになっている。
【0034】
ここで本実施形態システムで用いるマルチエージェントの構成は、図3に示すように各センサや各設備機器、家電機器の稼働状況情報、検知情報の取得と、機器制御のインターフェースを持ち、また各センサ、各設備機器、家電機器の仕様を持つ機器エージェント群からなる機器エージェント部Aと、各センサや各機器1の稼働状況情報、検知情報から住人の在室状況、活動状況を把握する状況把握エージェント群からなる状況把握エージェント部B2と、状況把握エージェント部B2の各状況把握エージェントと機器エージェント部Aの各機器エージェントとに協調して住人の在室状況の判定、異常兆候の判定を行う見守りエージェント群からなる見守りエージェント部B3と、機器エージェント部Aの各機器エージェント及び状況把握エージェント部B2の各状況把握エージェントと後述するアクションエージェント部B5とに協調しながらエネルギの消費状況(省エネ余地)を判断して、機器エージェントを通じて行う省エネ対処のための省エネ対象機器の検出判定を行う省エネエージェント群からなる省エネエージェント部B4と、見守りエージェント部B3の各見守りエージェント及び省エネエージェント部B4の各省エネエージェントと協調して、対応行動を決定実行(メール、HTMLデータの作成など)の判断を行うアクションエージェント群からなるアクションエージェント部B5とからなる。
【0035】
具体的には、LAN30に接続されたパーソナルコンピュータからなるローカルコンピュータ32に図4に示すように機器エージェント群からなる機器エージェント部Aと、状況把握エージェント群からなる状況把握エージェント部B2を組み込んである。
【0036】
またインターネット40上のセンターサーバ41を構成するコンピュータには図5に示すように省エネエージェント部B4と、見守りエージェント部B3及びアクションエージェント部B5を組み込むとともに、ユーザとのメールのやり取り等のログファイルを格納しているデータベースDBを備えている。
【0037】
ここで状況把握エージェント部B2としては、図6に示すように在室状況エージェントB21、外出帰宅エージェントB22、入浴エージェントB23、トイレエージェントB24、就寝エージェントB25を設け、機器エージェント部Aとしては、照明エージェントA11、空調(エアコン)エージェントA12、テレビエージェントA13、マッサージ機エージェントA14、カーテンエージェントA15を設けてある。尚図6では各エージェントを、名称の後ろにAと略して記す)。そして各機器エージェントA11…は、夫々に対応する機器の種別等の仕様情報をローカルコンピュータ32を利用して外部から取得でき、またその動作設定も自然言語で行え、その解釈機能を備えている。更に機器との情報授受や制御の方法の情報をローカルコンピュータ32を利用して外部から取得できるようなっている。
【0038】
更に各エージェント部A,B2からの情報により、住人が一人として仮定して在室状況の矛盾をチェックする矛盾チェックエージェントB31を見守りエージェントの一つとして備えている。これらのエージェントB31…はその動作設定をLAN30を通じて外部からの操作で設定でき、その設定の言語としては自然言語が用いられ、その解釈機能をエージェントB31…に備えている。
【0039】
次にこれらのエージェントの機能について説明する。
【0040】
在室状況エージェントB21は各部屋に設けた人感センサ10の検知情報やトイレセンサ11の入室検知情報に基づいて現在住人が何処の部屋に居るかを判定したり、或いは当該住人の1日の在室状況を把握し、それらの判定結果や把握情報を見守りエージェント部B3に与えるようになっている。
【0041】
外出帰宅エージェントB22は、電気錠12の施錠/解錠情報や、玄関に設置した人感センサ10の検知情報から住人の外出/帰宅の判定や現在の外出/在室状況の把握、更に「今日」の外出時間帯の把握などを行い、それらの判定結果や把握情報を見守りエージェント部B3に与えるようになっている。
【0042】
入浴エージェントB23は、浴室に設置している照明器具13のオン/オフ情報に基づいて入浴利用判定、現在の利用状況判定、今日の入浴時間帯の把握などを行い、それらの判定結果や把握情報を見守りエージェント部B3に与えるようになっている。
【0043】
トイレエージェントB24は、トイレセンサ11の検知情報に基づいてトイレ利用判定、現在の利用状況判定、今日のトイレ利用の時間帯の把握などを行い、それらの判定や把握情報を見守りエージェント部B3に与えるようになっている。
【0044】
更に就寝エージェントB25は、在室状況エージェントB21からの寝室在室情報と、寝室に設置している照明器具13のオン/オフ情報に基づいて、就寝の判定、今日の就寝時間帯の把握などを行い、それらの判定結果や把握情報を見守りエージェント部B3に与えるようになっている。
【0045】
機器エージェント部Aの照明エージェントA11は照明器具13のオン/オフ情報から各部屋毎の現在の照明器具13のオン/オフ状況の把握、更に今日の各照明器具13のオン時間帯の把握などを行い、これらの把握情報を見守りエージェント部B3や省エネエージェント部B4に与え、また省エネエージェント部B4を通じて与えられるオフ制御情報に基づいて対応する照明器具13のオフ制御を行うようなっている。
【0046】
また空調エージェントA12は空調設備14のオン/オフ情報や温度設定情報から各空調設備14の現在のオン/オフ状況の把握と設定温度の把握、更に今日の各空調設備のオン時間帯の把握及び設定温度の把握などを行い、これらの把握情報を見守りエージェント部B3や省エネエージェント部B4に与え、また省エネエージェント部B4を通じて与えられるオフ制御情報や温度設定制御情報に基づいて対応する空調設備14のオフ制御や温度設定制御を行うようなっている。
【0047】
テレビエージェントA13はテレビ16のオン/オフ情報からテレビ16の現在のオン/オフ状況の把握、更に今日のテレビ16のオン時間帯の把握などを行い、これらの把握情報を見守りエージェント部B3や省エネエージェント部B4に与え、また省エネエージェント部B4を通じて与えられるオフ制御情報に基づいて対応するテレビ16のオフ制御を行うようなっている。
【0048】
マッサージ機エージェントA14は、マッサージ機17のオン/オフ情報から現在のマッサージ機17のオン/オフ状況の把握、更に今日のマッサージ機17のオン時間帯の把握などを行い、これらの把握情報を見守りエージェント部B3や省エネエージェント部B4に与え、また省エネエージェント部B4を通じて与えられるオフ制御情報に基づいて対応するマッサージ機17のオフ制御を行うようなっている。
【0049】
更にカーテンエージェントA15は電動カーテン15の開閉検知スイッチ(図示せず)の開閉検知情報から現在の電動カーテン15の開閉状況の把握、今日の電動カーテン15が開いていた時間帯の把握などを行い、これらの把握情報見守りエージェント部B3や省エネエージェント部B4に与え、また省エネエージェント部B4を通じて与えられる開閉制御情報に基づいて対応する電動カーテン15の開閉オフ制御を行うようなっている。
【0050】
図7はセンターサーバ41の見守りエージェント部B3、省エネエージェント部B4、アクションエージェント部B5の具体構成例を示しており、見守りエージェント部B3は、上記の矛盾チェックエージェントB31と、状況把握エージェント部B2や機器エージェント部Aの各エージェントB21…、A11…からの情報や上述した矛盾チェックエージェントB31からの情報に基づいて異常兆候を検出する異常兆候エージェントB32と、状況把握エージェント部B2や機器エージェント部Aの各エージェントB21…、A11…からの情報や異常兆候エージェントB32からの情報に基づいて今日の状況サマリーを定期的(例えば1時間毎)に作成する機能を備えた1日把握エージェントB33とからなる。
【0051】
一方省エネエージェント部B4は、アクションエージェント部B5からの機器制御実行指示情報に基づいて機器エージェント部Aの各エージェントA11…に対して制御情報を渡すとともに、例えば暖房便座18を直接的に制御するための制御情報を生成する機能を備えた省エネ制御エージェントB41と、気象情報のWebサイトから気象情報を取得して現在の気象情報を出力する気象情報エージェントB42と、この気象情報と状況把握エージェント部B2や機器エージェント部Aの各エージェントB21…、A11…からの情報に基づいて省エネ対象を検出する省エネ診断エージェントB43とからなる。
【0052】
更にアクションエージェント部B5は、上述の異常兆候エージェントB32の異常があったときに送られくる通知、更に1日把握エージェントB33からの状況サマリーの作成完了通知、省エネ診断エージェントB43からの省エネ対象の検出通知に基づいて電子メールの作成、送信、更にWebページの作成を決定するアクション決定エージェントB51と、アクション決定エージェントB51の決定に基づいて定時報告、異常時のアラート、省エネ行動(制御)の確認の各メールの作成と、予め登録されているユーザのメールアドレス宛にメールサーバ42を介して送信を行うメールエージェントB52と、上記のアクション決定エージェントB51のWebページ作成決定に基づいてセンターサーバ41内に設けてWebサーバ部41aで構築するユーザ用のWebサイトのWebページをHTML(Hyper Text Markup Language)によって作成したり、CGI(Common Gateway Interface)を作成し、またWebページを通じて送られくるユーザからの省エネ制御の了承確認の指示を、上記省エネ制御エージェントB41に通知するWebエージェントB53とを備えている(図7ではエージェントは名称Aと略して記す)。
【0053】
次に本実施形態での動作を図8乃至図12により簡単に説明する。
【0054】
インターネット40を通じて見守り対象の住戸のローカルコンピュータ32からセンターサーバ41に送られくるトイレエージェントB24の検出情報から、今センターサーバ41の異常兆候エージェントB32が住人の異常兆候を検出したとすると、この検出に呼応してアクション決定エージェントB51は電子メールの作成・送信とWebページの作成を決定し、この決定に基づいて住人の家族であるユーザ宛に図8(a)に示すような文面の電子メールMを作成し、これをユーザのメールアドレス宛に送信する。この電子メールの送受信を仲介管理するのがメールサーバ42である。
【0055】
この図8(a)に示す電子メールMの文面例では見守り対象者である住人がトイレに長時間いることを示すコメント文と、ユーザに様子を確認することを促す文とが記載され、また詳細情報を掲載しているWebページのURLにリンクする釦部Uを記載している。また送信時刻等も記載している。
【0056】
この電子メールの着信報知に対応してその文面を例えばWebブラウザ機能を備えた携帯電話機20で読んだユーザは、まず状況を把握するために上記の釦部Uにカーソルを当ててキー操作してリンクするURLをアクセスし、そのURLに対応するWebページを図8(b)に示すように携帯電話機20のWebブラウザの画面に表示させる。
【0057】
図8(b)はセンターサーバ41の1日把握エージェントB33で作成された現時点の状況サマリーに基づいてWebエージェントB53が作成したWebページの表示画面例を示しており、このWebページでは特記事項として「トイレ長時間」という見出しとともに住人のトイレの出入りにかかる様子を示す情報が掲載されている。また「今日の報告」として、住人の外出回数や時間帯、入浴回数とその時間帯、トイレの利用回数とその時刻、また最高気温と最低気温、空調設備(エアコン)14の使用時間帯及びその設定温度などが表記されている。この表示画面は一部であって画面をスクロールすることにより、更に他の情報(マッサージ機の使用時間帯、テレビの利用時間帯、就寝時刻等)を閲覧することができるようなっている。
【0058】
これにより住人の状況が分かり、これに基づいて本人に電話をかけて確認したり或いは直接住居へ様子を見に行くなどの対策がとることになる。、
図8の場合は、トイレに長時間居ることに基づく異常兆候検出であるが、その他の状況から異常兆候が検出された場合には、それに対応する文面の電子メールでユーザに通知され、またそれに対応する詳細情報をWebページにて表示する処理がとられる。
【0059】
図9は今日1日の住人の状況を報告する定期的に送られる電子メールMの文面例と、詳細情報を掲載しているWebページの表示画面例を示す。図9(a)は住人の夜間のトイレの回数が多いというコメントが記載されている電子メールMの文面例を、図9(b)は住人が正常に生活している様子を示すコメントが記載されている電子メールMの文面例を夫々示す。
【0060】
また図9(c)は上記図9(a)に対応するWebページの表示画面例であって、この図示例の場合、特記事項として「夜間トイレ多数」という見出しと、その回数が掲載されている。また「今日の報告」としては図8(b)の項目以外にマッサージ機の使用時間帯、テレビの利用時間帯、就寝時刻等が掲載されている。
【0061】
図8,図9は異常兆候検出時や定期方向の事例を示したが、例えばユーザがWebサーバ部41aで公開されている見守りサービス用のホームページから認証を受けてログインし、図10(a)に示すメニュー画面を呼び出し、このメニュー画面の選択釦BTaやBTbから、現在の住人の状況や過去(昨日など)の状況のWebページを呼び出すことができるようになっている。
【0062】
例えば現在の住人の状況の選択釦BTaを選択操作すると、図10(b)に示すように1日把握エージェントB33により作成された現時点までの状況サマリーに基づく、今日の住人の状況を示す情報を掲載したWebページを閲覧することができる。つまり住人の家族は任意の時刻に住人の安否の確認ができるのである。
【0063】
図8乃至図10は住人の見守りに関する動作であったが、例えば住戸全体の省エネルギを図る動作では、住人自身の携帯電話機20へ電子メールを状況に応じて送り、その都度省エネルギ制御の確認を要求する処理も行われる。
【0064】
つまり住人が外出していると把握され、同時に住戸内の照明器具の消し忘れがあるような場合には、ローカルコンピュータ32の状況把握エージェント部B2や機器エージェント部Aからの情報に基づいて、センターサーバ41の省エネ診断エージェントB43の診断により省エネ対策があると判定され、その判定通知に基づいてアクション決定エージェントB51は、対応する電子メールの作成・送信を決定する。そしてこの決定により、メールエージェントB52は対応する電子メールを作成するとともに住人のメールアドレス宛に送信する。
【0065】
図11(a)は住戸内の所定の部屋が長時間不在状態(使用されない状態)でありながら、当該部屋の照明器具13がオン状態にある場合に送信される電子メールMの文面例を示しており、この場合住人に照明器具13をオフすることを確認する文面となっている。そこでユーザがYes/Noが表示されている部位にカーソルを動かして、例えば「Yes」が選択操作すると、Webサーバ部41aへ操作データが転送され、この転送されたデータに基づいてWebエージェントB53から省エネエージェントB41へ省エネ制御の確認が通知される。
【0066】
この通知を受け取った省エネエージェントB41からインターネット40を通じてローカルコンピュータ32の照明エージェントA11にオフ制御の情報を送る。これに対応して照明エージェントA11はホームゲートウェイ31とホームバス3を通じて対応する照明器具13の端末部にオフ制御信号を送って照明器具13の電源をオフさせる。
【0067】
そして当該端末部から照明器具13がオフしたことを示す監視情報をホームゲートウェイ31を介してローカルコンピュータ32の照明エージェントA11に稼働状況情報として送られてくると、照明エージェントA11によりインターネット40を通じてセンターサーバ41の省エネ診断エージェントB43に当該照明器具13がオフ制御されたことを示す情報が送られ、省エネ診断エージェントB43は当該照明器具13が省エネ対象が不要となったことをアクション決定エージェントB51に通知する。これに呼応してアクション決定エージェントB51は制御結果を示す電子メールの作成・送信を決定し、メールエージェントB52は長期不在の部屋の照明器具13がオフされたことを通知する電子メールを作成して住人宛に送信する。図11(b)はこの電子メールMの文面例を示す。
【0068】
尚不在以外に、外出時における照明器具13の消し忘れ時には図11(c)に示す文面例の電子メールが、また生活パターンの状況把握に基づいて外出することが多い時間帯の暖房便座18の温度を下げることを要求する図11(d)に示す電子メールが、また気象情報エージェントB42の気象情報に基づいて電動カーテン15を占めることで冷房の省エネルギを促す図11(e)に示す電子メールが、自動的に住人宛に送り、この電子メールに対する住人の省エネ対策確認の返事に応じて対応する機器の制御を行うことで省エネルギを図るようになっている。
【0069】
ところで、本実施形態では、上述以外の状況把握の一つとして、入浴時に用いられる複数の機器の稼働状況情報を組み合わせて入浴状況を判定するようにし、この入浴状況から異常兆候を検出するようにしても良い。
【0070】
更に上記機器として監視エリアを撮像する撮像カメラを備え、この撮像カメラが撮像する映像の画像データから状況の判定を行うエージェントを設けても良い。この場合機器エージェントには、各撮像カメラの種類毎の仕様情報を持ち、制御方針に基づいて各撮像カメラを仕様情報に合わせて適切に制御するようにする。また撮像カメラの仕様情報を外部から取得する手段を機器エージェントに備えても良い。
【0071】
一方撮像カメラの画像情報から状況を判定するための判定を行う機能エージェントの判定ロジックを、ユーザのマネジメント方針に従って監視中に変えるようにしても良い。これに併せて判定ロジックによる判定内容に応じて対応処理をユーザのマネジメント方針に従って変えるようにしても良い。
【0072】
このような撮像カメラの画像データに基づいて状況の判定を行う場合、判定ロジック機能を持つエージェントを独立した機能エージェントとして備えても良い。併せて判定に基づいた対応処理動作を指示する機能を持つエージェントを独立した機能エージェントとして備えても良い。
【0073】
更に住戸内に設置されるリモコン操作可能な設備機器に対して送信されるリモコン信号を受信するリモコン受信機を備え、該リモコン受信機の受信信号から設備機器の稼働状況情報を取得する機能を上記機器エージェントに持たせても良い。
【0074】
また住人の行動把握のために、住戸内の地図情報を把握する機能を持つ機能エージェントを備え、住戸内の住人の存在位置を反映するような制御・監視を行うようにしても良い。
【0075】
更に上記センターサーバ41に上述のユーザポリシーエージェントCやユーザサポートエージェントDとを更に組み込み、例えば、高齢者モニタ方針として、上述のような生活状況の定時報告の電子メールの送信、更に異常兆候の検出として寝室から1日出なければ警報を示すメールの送信等を行う高齢者に対応したモニタ方針や、更に1日の終わりに結果を特定の家族宛にメール送信するための連絡方針などをユーザポリシーエージェントCに持たせることで、様々な形態の見守り用のシステムを構築することができる。
【0076】
以上のように構成される本実施形態のシステムでは、住人の見守りと、住戸内の省エネ化を図れるのである。
【0077】
尚上記実施形態では独居老人等を対象とした見守りシステムを構築しているが、機能エージェントや、機器エージェントを追加したり、変更することで、通常の一戸建ての住宅における防犯・防災や、省エネ管理等を行う制御・監視システムを構築することができる。
【0078】
例えば窓センサやそれに対応する機器エージェントを用いるとともにセキュリティエージェントを機能エージェントとして備えれば、例えば室内の人感センサが無反応なのに、窓センサが窓の開きを検知したときや、屋内の導線経路を経ずに、機器作動や人感センサが働いたとき、また住宅内に家族全員が居り、且つ玄関前の人感センサが無反応なのに電気錠が解錠されたとき、或いは家族が全員留守中であるのに機器が作動したり、住宅内の人感センサが人を検知したときにアラームを発する異常警報報知するシステムを実現できる。この場合住宅内に家族全員が居る場合に、玄関の電気錠が解錠状態にある場合や、就寝時や外出時の窓の閉め忘れときに予報を発する機能や、更に留守中に家屋回りや、塀などのセンサで異常検知があった場合に、住宅内の照明や、専用ライトを点灯させて予防処置をとるシステムや、更に異常警報報知時に外出中の家人の携帯電話機へメールや専用着信音を発するための発呼を行ったり、侵入者の位置を知らせることで被害を最小限化する機能や、更に在宅、就寝、外出等の生活シーンに併せて夫々に適した警報セット状態を行う機能などもエージェントの追加、変更により容易に対処できる。
【0079】
(実施形態2)
上記実施形態1は一人住まいの住人の見守りを中心としたシステムであったが、例えば集合住宅の制御・監視システムに用いることもできる。
【0080】
図12はこの集合住宅の制御・監視システムの構成を示しており、共用設備として、共同玄関ロビーに設置されるカメラ付きロビーインターホン100、更に管理人室などに設置される警報監視盤101が、各住戸H内に設けられるモニタ装置付き住宅情報盤102と、映像信号線103、音声信号線104,制御信号線105とが接続され、ロビーインターホン100からの呼び出しに応じて例えば警報監視盤101内に組み込まれた監視制御ユニット(図示せず)の働きにより住宅情報盤102のインターホン装置と、ロビーインターホン100との間を音声信号線104で接続して通話路を形成して来訪者と住人との通話を可能とするとともに、映像信号線103を介してロビーインターホン100のカメラから来訪者の映像信号を住宅情報盤102のモニタ装置102aへ送り、住人が来訪者の姿をモニタすることを可能とすることや、管理室の警報監視盤101に付属のインターホン装置と、住宅情報盤102のインターホン装置やロビーインターホン100との間で通話路を確立するのを可能としている。更に住宅情報盤102に接続された防犯センサ106や非常用押し釦装置107からの発報信号を上記監視制御ユニットへ監視情報として送信することで、警報監視盤101から警報を発することができるようなっている。図中108は映像信号線103を介して電源を供給するための電源重畳部、109は警報監視盤101からロビーインターホン100へ直流を供給する電源線である。
【0081】
一方住戸H内には宅内のLAN30を介してローカルコンピュータ32や、機能エージェント群やポリシーエージェントを組み込んだサーバ114に接続されたホームゲートウェイ31が設けられている。このホームゲートウェイ31はLAN30以外にPHS等の移動体通信用端末201により、移動体通信網202を介して、外部の携帯電話機20との間に接続できるようなっている。また時分割多重伝送を用いた制御・監視用のローカルバス3’にインターフェース部111aを介して接続され、また集合住宅内の制御信号線105にインターフェース部111bを介して接続されている。また映像信号線103にはビデオバッファ112を介して接続されている。
【0082】
上記ローカルコンピュータ32は例えば住戸H内の適所に設置されるとともに、各住人が所有する赤外線信号送信器を備えた携帯電話機200からの光信号を受光する受光装置113が接続されており、携帯電話機200を通じて送られくるユーザコマンドを取り込み、ユーザコマンドに基づいてユーザコマンド情報をLAN30を通じてサーバ114へ送ることができるようになっている。
【0083】
携帯電話機200は例えば表示装置に、機器1を直接オン/オフするコマンドを入力する画面や、やりたいことを選択して入力することができる画面を表示する機能を備え、これらの画面を通じてキー操作によりユーザコマンドを入力できるようになっており、また光信号としてユーザコマンドを送信する場合に、そのユーザコマンドには所有する住人個人を識別する情報を含めるようになっている。
【0084】
また住戸内には各種照明器具13、空調設備14、テレビ16などの機器に設けた端末部(図示せず)と、この端末部をローカルバス3’を介して時分割多重伝送によりアクセスすることで、端末部に対応する機器を制御する制御情報を渡したり、機器の稼働状況情報を端末部を介して受け取ることで機器の制御監視を行う監視制御ユニット115とからなる制御・監視システムが設置されている。
【0085】
この制御・監視システムのローカルバス3’とホームゲートウェイ31とは、汎用通信(例えばRS232C)の信号と制御・監視システム側の信号とを双方向に変換する上記インターフェース部111aを介して接続され、ホームゲートウェイ31内に組み込んである機器エージェント(図示せず)が制御・監視システム側から上記稼働状況情報を受け取ったり、或いは制御情報を制御・監視システム側へ渡すことができるようになっている。
【0086】
ここでホームゲートウェイ31の機器エージェントには上記の稼働状況情報の取得や制御情報の出力を行うためのインターフェース機能が備わっており、上記サーバ114側のエージェントとの間でLAN30を通じて情報の授受を行うことで協調し、マルチエージェントを構成するようなっている。
【0087】
ここでサーバ114には当該住戸に済む住人個々の生活スタイルに合わせたユーザのマネジメント方針を持たせているポリシーエージェントを組み込んでいる。例えば表1は、照明器具13と、空調設備14に対する住人全員のマネジメント方針(ポリシー)例を示している。また表2は住人個人のマネジメント方針(ポリシー)例を示している。この場合自然言語を用いて抽象的、概略的、包括的、つまり非具体的なマネジメント方針を記述している。
【0088】
【表1】
【0089】
【表2】
【0090】
この表1、表2のようなマネジメント方針(ポリシー)をポリシーエージェントに持たせ、且つこの内容を解釈する機能をポリシーエージェントに持たせることで、共用部屋の照明や、自室の照明、更には空調等を、時間帯、季節など住人の好みにあった居住環境や生活スタイルに合わせた制御が簡単に可能となる。
【0091】
つまり上述した携帯電話機200を操作してユーザコマンドを入力して、赤外線信号として送信すると、この赤外線信号が受光装置113を介してローカルコンピュータ32に取り込まれ、ローカルコンピュータ32は取り込んだユーザコマンドに基づいてLAN30を介してサーバ114へユーザコマンド情報を送り、サーバ114内の機能エージェントは送られてきたユーザコマンド情報から対応する住人個人の方針に沿って照明器具13、空調設備14、テレビ16などに対する制御情報を生成してホームゲートウェイ31内の機器エージェントに渡す。そして最終的に機器エージェントが制御・監視システム側に制御情報をインターフェース部111aを通じて送り、制御・監視システム側の制御監視ユニット108がこの制御情報に基づいて対応する照明器具13、空調設備14、テレビ16等を制御するのである。
【0092】
また照明器具13や空調設備14が設置される部屋毎に対応して、つまりシステム固有の特性の情報を持つルームマネージャエージェントを設け、マネジメント方針(ユーザポリシー)のブレイクダウンを行うようにしても良い。
【0093】
例えばユーザコマンドが「明かりオン」という内容であって、対応する住人の方針(ポリシー)が「節約」や「今は節約重視」とあれば、対応するルームマネージャエージェントは部屋に設置されている照明器具13の一部をオフにしたり、調光する制御情報を機器エージェントへ送るようにすることで、「節約」という方針に沿った制御を実現するのである。同様に方針が「明るいのが好き」であれば、ルームマネージャエージェントでは対応する部屋の全照明器具13を100%点灯させる制御情報を機器エージェントへ送る。更にユーザコマンドが「リラックしたい」の場合には、ルームマネージャエージェントは方針「柔らかい光だとリラックスする」から、部屋に設置されている照明器具13の内、白色ランプの器具をオフ、昼光色ランプの器具をオン、或いはダウンライトのみをオンというような制御情報を機器エージェントへ送る。
【0094】
更にまたユーザコマンドが例えば「アラーム7:00」というように目覚ましに対応するコマンドで、その方針が「朝は徐々に目覚めたい」という様な場合には、対応する部屋(寝室)の照明器具13の照度を午前7時から例えば30分かけて上げる制御を行うように制御情報を機能エージェントに送り、また午前7時の30分前に空調設備14、またテレビ16の電源をオンするという制御情報を機能エージェントに送る。
【0095】
このようにルームマネージャエージェントにシステム固有の特性に関する情報を有するとともに、住人(ユーザ)からの非具体的な制御方針をブレイクダウンするサービスエージェントとしての機能を備え、ポリシーエージェントに話し言葉のような自然言語で表記されたマネジメント方針の情報内容を解釈する機能を備えることで、ユーザ各人のマネジメント方針を平易な言葉で設定することができるとともに、指示を与えることができる。
【0096】
ところで、携帯電話機200には、ユーザコマンドを操作入力するための画面を表示装置200aに生成表示させる機能を持たせ、図13(a)に示すように操作したい対象の機器(図では照明器具)の絵(写真)Xを表示させるとともに、オン、オフの操作用釦BT1、BT2や、所有する住人の「したいこと」を選択する釦を表示させるための釦BT3を表示させ、ユーザが照明器具13をオン/オフさせたい場合には携帯電話機200に設けてあるカーソルキー(例えば十字キー)を操作して画面上のカーソルを釦BT1又はBT2上に移動させ、携帯電話機200に設けてある指示用のキー(十字キー)を操作することで、コマンド入力を行う。また、したいことを指示したい場合には、釦BT3を上述同様にして操作することで、図13(b)に示すような複数の「したいこと」を自然言語で表記した操作釦BTa…を表示した画面を表示させ、住人が「したいこと」を選択操作することができるようなっている。
【0097】
そして上記操作によってユーザコマンド情報が移動体通信網とインターネット40を通じてホームゲートウェイ31に送られ、LAN30を通じて上述と同様にサーバ101内の対応する機能エージェントに取り込まれるようになる。
【0098】
また現在の機器制御状態を変更させるようなユーザコマンドを入力できる機能を持たせ、例えばユーザのマネジメント方針に従った照明制御や空調制御が為された場合において、実際に感じる明るさや温度を変更したい場合に、この機能を利用して照明器具13の明るさを変更したり、空調設備14の設定温度を変更することを指示できるようにしても良い。更にこの場合、機能エージェントとしてこの変更を学習するエージェントを設け、次からの制御にはこの変更された内容で制御を行うようにしても良い。
【0099】
学習用のエージェントを設けた場合には、次のような遠隔補助操作に適用させることも可能となる。例えばシステムに詳しい家人が遠隔に住み、システムを設置している住戸の住人である家人が操作方法を知らず、遠隔地の家人に操作方法をテレビ電話等を利用して尋ねるようなシーンでは、遠隔地の家人が所有する携帯電話機20を利用して、この携帯電話機20から移動体通信網202に接続される移動体通信用端末201を呼び出し、この移動体通信用端末201に対してユーザコマンドをPB信号等で送り、このユーザコマンドを更に移動体端末201からホームゲートウェイ31へ受け渡すことで、対象機器の遠隔操作を行い、このときに学習用のエージェントが制御内容を学習して、以後はこの学習内容に対応して学習用のエージェントが対応するという使い方が可能となる。
【0100】
またこの遠隔操作を利用することで、例えば独居老人宅に備えられた設備を遠隔地に住んでいる家族が遠隔操作することも可能となる。この場合独居老人宅と家族宅とにテレビカメラと、映像を壁面に投映するプロジェクタとを夫々設け、、夫々の独居老人宅内の様子を映したテレビカメラの映像信号を電話回線やインターネット40を用いて家族宅へ送って家族宅のプロジェクタで壁面に投映し、また家族宅の様子を映したテレビカメラの映像信号を同様に独居老人宅内へ送って独居老人宅のプロジェクタで壁面に投映することで、双方で夫々の様子を見ることができるようにして恰も一軒の家のような雰囲気を作り、上述のようなリモコン機能を備えた携帯電話機20で家族側から独居老人宅内の空調設備14などの機器を遠隔操作するようにしても良い。勿論この場合、独居老人宅には実施形態1のような見守りシステムを構築することで、家族が遠隔地にいても老人の様子を知ることができる。
【0101】
上記赤外線信号送信器付きの携帯電話機200をリモコン装置として用いる場合、キー入力ではなく、音声入力により指示を与え、この音声入力の指示をユーザコマンドとして変換して、送信するようにしても良い。また家庭内のコードレス電話の子機や、簡易型携帯電話機(PHS)等を利用しても良い。
【0102】
上述のように本実施形態ではシステムでは移動体通信網202に接続する移動体端末201を外部との情報授受の手段として用いているので、次のような使い方もできる。例えば祖父や祖母が、他の家族が留守中に外出したときには、外出中の家族の携帯電話機20宛に電子メールを送信するような方針をポリシーエージェントに持たせ、この方針に従って機能エージェントとして組み込んであるメールエージェントが働き、移動体通信網202上のメールサーバを通じて電子メールを家族の携帯電話機20宛に送信し、祖父や祖母が外出したことを通知することも可能となる。
【0103】
また本実施形態でも実施形態1の様な省エネに対応するエージェント群を用いて省エネ管理も行える。
【0104】
ところで上記実施形態1,2は個人住宅や集合住宅を対象としているが、本発明は、図1の各エージェント部A,BやユーザポリシーエージェントC等の内容を変更、追加することで舞台、美術展、バザール等の設備の管理や、省エネ化、セキュリティにも適用できるのはいうまでもない。
【0105】
またユーザのマネジメント方針を、携帯電話機に入れて持ち運び可能として、ホテルやその他の施設のシステムのポリシーエージェントにユーザのマネジメント方針を入力することで、照明などをユーザの好む形で制御できることも可能となる。
【0106】
【発明の効果】
請求項1の発明は、監視対象や制御対象の複数の機器からの情報授受や複数の機器の制御処理を機器毎に行う複数の機器エージェントと、システムのマネジメントに関する処理を行う複数の機能エージェントとを備えてこれら複数の機器エージェントと複数の機能エージェントとが互いに協調することでマルチエージェントを構成するとともに、ユーザのマネジメント方針を情報として有し、該情報を各エージェントがユーザからの指示に基づいて行う処理動作に反映させるポリシーエージェントを具備しており、機能エージェントは、ユーザの指示からマネジメント方針の情報に沿った制御情報を生成し、機器エージェントは当該制御情報に基づいて機器の制御処理を行うので、新規の機器エージェント、機能エージェントを追加したり、或いは既存の機器エージェント、機能エージェントを削除することで、柔軟性と、拡張性に富む制御・監視のシステムを構築でき、また機器だけが設置されているような場所にも必要なエージェントを持ち込むことで所望のマネジメントシステムを容易に構築できる。さらに、用途毎やユーザ毎のマネジメント方針の設定が容易になり、また機器エージェントや機能エージェントとしては汎用的なものが使用できる。
【0107】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、各エージェントの動作設定手段として、自然言語の記述による設定機能と、記述された自然言語により設定内容を解釈する機能とからなる動作設定手段を備えているので、ユーザは日頃使用している自然言語で動作設定内容を記述するだけで、各エージェントの動作設定ができる。
【0108】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、システム全体の動作設定手段として、自然言語の記述による設定機能と、記述された自然言語により設定内容を解釈する機能とからなる動作設定手段を備えているので、ユーザが日頃使用している自然言語で動作設定内容を記述するだけで、マネジメントシステムの動作設定ができる。
【0109】
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかの発明において、機器エージェントには、機器についての情報授受、制御に関する情報をネットワークを介して取得する手段を備えているので、機器エージェントが対応していなかった機器についても外部から情報効果、制御の方法などを取得することができる。
【0110】
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れか記載の発明において、システム固有の特性に関する情報を有し、機器の制御に係るマネジメント方針をブレイクダウンするマネージャエージェントを具備しているので、機器エージェントや機能エージェントが対象システムの固有の特性の情報を知る必要がなくなり、機器エージェント、機能エージェントに或る程度の汎用性を持たせることができ、そのため他の対象システムとの交換や新規な機器エージェントや機能エージェントの追加が容易になる
【0111】
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れか記載の発明において、ユーザのマネジメント方針の情報をユーザサポートエージェントに持たせ、上記ポリシーエージェントに該情報を管理させるので、ユーザがユーザのマネジメント方針を他のシステムに適用すること容易となり、これにより他のシステムでもそのユーザのマネジメント方針を反映した運用ができる。
【0112】
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れかの発明において、機器の制御に係る抽象的、概略的、包括的なユーザのマネジメント方針をブレイクダウンするサービスエージェントを具備しているので、ユーザが抽象的、概略的、包括的というような非具体的な制御方針で指示することができるようになる。
【0113】
請求項8の発明は、請求項1乃至7の何れかの発明において、自然言語で表記されるマネジメント方針の情報内容を解釈する機能を上記ポリシーエージェントに備えているので、ユーザが日頃使う自然言語でマネジメント方針を記述、設定することができる。
【0114】
請求項9の発明は、請求項1乃至8の何れかの発明において、上記機器として住戸に設置される設備機器、家電機器、人または物の状態を検知するセンサが設けられ、設備機器、家電機器、センサの仕様情報を持ち、これらの仕様情報に基づいて設備機器や家電機器の稼働状況情報やセンサからの検知情報を収集するとともに、これら設備機器、家電機器、センサを制御する機能を備えた機器エージェントを設けているので、柔軟性と拡張性に優れた制御、監視のシステムを実現することができる。
【0115】
請求項10の発明は、請求項9の発明において、上記機器エージェントが上記仕様情報をネットワークを介して取得する手段を有するので、機器の種類を気にせずに扱うことができ、特に知らない種類の機器の扱いも容易となる。
【0116】
請求項11の発明は、請求項9又は10の発明において、上記機器エージェントが収集した情報を複合判定して住人の生活状況を把握する判定機能を有して判定結果に基づいた対応処理を行う機能エージェントを設けているので、機器の状態から住人の生活状況を把握することができるとともに、把握内容に対応した見守り処置がとれる。
【0117】
請求項12の発明は、請求項9又は10の発明において、上記機器エージェントが収集した情報を複合判定して住人の生活状況を把握する判定機能を持つエージェントと、判定結果に基づいた対応処理を行うエージェントとを夫々独立した機能エージェントとして設けているので、システムの柔軟性、拡張性を更に増すことがきる。
【0118】
請求項13の発明は、請求項11または12の発明において、上記対応処理をユーザのマネジメント方針により変化させるので、システムの柔軟性を増すことができる上に、容易に多用途への転用が可能となる。
【0119】
請求項14の発明は、請求項11乃至13の何れかの発明において、上記判定機能は、設備機器として用いられる電気錠の施錠・解錠を示す稼働状況情報と、人感センサの検知情報とを組み合わせて住人の帰宅/外出を判定するので、住人の帰宅、外出を簡便な形で把握することができる。
【0120】
請求項15の発明は、請求項11乃至14の何れかの発明において、上記判定機能は、寝室に設けられた人感センサの検知情報と、寝室に対応する設備機器の稼働状況情報とに基づいて住人の就寝状況を判定するので、住人の就寝/非就寝を簡便な形で把握することができる。
【0121】
請求項16の発明は、請求項11乃至15の何れかの発明において、上記判定機能は、生活状況を示す情報が一定範囲の基準状況に収まっているか否かで、異常兆候を把握するので、住人の生活状況の正常/異常を簡便な形で把握するこことができる。
【0122】
請求項17の発明は、請求項9乃至16の何れかの発明において、上記機器エージェントが収集した情報を複合判定して省エネルギ状況を把握する判定機能と、判定結果から省エネルギの余地検出時の対応処理を行う機能とを有する機能エージェントを設けていることを特徴とする。
【0123】
請求項18の発明は、請求項9乃至17の何れかの発明において、上記機器エージェントが収集した情報を複合判定して省エネルギ状況を把握する判定機能を持つエージェントと、判定結果から省エネルギの余地検出時の対応処理を行うエージェントとを夫々独立した機能エージェントとして設けているので、見守りに加えて簡便な形で省エネルギ化を図るシステムを実現できる。
【0124】
請求項19の発明は、請求項11乃至18の発明において、上記判定機能の判定ロジックをユーザのマネジメント方針により変化させるので、システムの柔軟性が増し、容易に多用途に転用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のマネジメントシステムの概略システム構成図である。
【図2】 本発明の実施形態1のシステム構成図である。
【図3】 同上に用いるマルチエージェントの説明図である。
【図4】 同上に用いるローカルコンピュータのエージェント部の構成図である。
【図5】 同上に用いるセンターサーバのエージェント部の構成図である。
【図6】 同上に用いるローカルコンピュータの状況把握エージェント部及び機器エージェント部の詳細な説明図である。
【図7】 同上に用いるセンターサーバの見守りエージェント部、省エネエージェント部、アクションエージェント部の詳細な説明図である。
【図8】 (a)は同上でアラート時に発信される電子メールの例図である。
(b)は同上でアラート時にユーザ側に提示されるWebページの一例図である。
【図9】 (a)、(b)は同上の定時報告時に発信される電子メールの別の例図である。
(c)は同上の定時報告時にユーザ側に提示されるWebページの一例図である。
【図10】 (a)は同上の任意時の住人の状況のWebページ閲覧のためのメニュウー画面例図である。
(b)は任意時の住人の状況を提示するWebページの例図である。
【図11】(a)は同上の省エネ行動確認時のユーザへ提示される電子メールの例図である。
(b)は同上(a)に応答時の返信メールの例図である。
(c)〜(e)は同上の省エネ行動確認時のユーザへ提示される電子メールの例図である。
【図12】 本発明の実施形態2の全体システム構成図である。
【図13】 同上での携帯電話機でのユーザコマンドの表示例図である。
【符号の説明】
1 機器
A 機器エージェント部
B 機能エージェント部
B1 セキュリティエージェント部
B2 状況把握エージェント部
B3 見守りエージェント部
B4 省エネエージェント部

Claims (19)

  1. 監視対象や制御対象の複数の機器からの情報授受や複数の機器の制御処理を機器毎に行う複数の機器エージェントと、システムのマネジメントに関する処理を行う複数の機能エージェントとを備えてこれら複数の機器エージェントと複数の機能エージェントとが互いに協調することでマルチエージェントを構成するとともに、ユーザのマネジメント方針を情報として有し、該情報を各エージェントがユーザからの指示に基づいて行う処理動作に反映させるポリシーエージェントを具備しており、機能エージェントは、ユーザの指示からマネジメント方針の情報に沿った制御情報を生成し、機器エージェントは当該制御情報に基づいて機器の制御処理を行うことを特徴とするマネジメントシステム。
  2. 各エージェントの動作設定手段として、自然言語の記述による設定機能と、記述された自然言語により設定内容を解釈する機能とからなる動作設定手段を備えていることを特徴する請求項1記載のマネジメントシステム。
  3. システム全体の動作設定手段として、自然言語の記述による設定機能と、記述された自然言語により設定内容を解釈する機能とからなる動作設定手段を備えていることを特徴する請求項1又は2記載のマネジメントシステム。
  4. 機器エージェントには、機器についての情報授受、制御に関する情報をネットワークを介して取得する手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか記載のマネジメントシステム。
  5. システム固有の特性に関する情報を有し、機器の制御に係るマネジメント方針をブレイクダウンするマネージャエージェントを具備していることを特徴とする請求項1乃至4の何れか記載のマネジメントシステム。
  6. ユーザのマネジメント方針の情報をユーザサポートエージェントに持たせ、上記ポリシーエージェントに該情報を管理させることを特徴とする請求項1乃至5の何れか記載のマネジメントシステム。
  7. 機器の制御に係る抽象的、概略的、包括的なユーザのマネジメント方針をブレイクダウンするサービスエージェントを設けていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか記載のマネジメントシステム。
  8. 自然言語で表記されるマネジメント方針の情報内容を解釈する機能を上記ポリシーエージェントに備えていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか記載のマネジメントシステム。
  9. 上記機器として住戸に設置される設備機器、家電機器、人または物の状態を検知するセンサが設けられ、設備機器、家電機器、センサの仕様情報を持ち、これらの仕様情報に基づいて設備機器や家電機器の稼働状況情報やセンサからの検知情報を収集するとともに、これら設備機器、家電機器、センサを制御する機能を備えた機器エージェントを設けていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか記載のマネジメントシステム。
  10. 上記機器エージェントが上記仕様情報をネットワークを介して取得する手段を有することを特徴とする請求項9記載のマネジメントシステム。
  11. 上記機器エージェントが収集した情報を複合判定して住人の生活状況を把握する判定機能を有して判定結果に基づいた対応処理を行う機能エージェントを設けていることを特徴とする請求項9又は10のマネジメントシステム。
  12. 上記機器エージェントが収集した情報を複合判定して住人の生活状況を把握する判定機能を持つエージェントと、判定結果に基づいた対応処理を行うエージェントとを夫々独立した機能エージェントとして設けていることを特徴とする請求項9又は請求項10記載のマネジメントシステム。
  13. 上記対応処理をユーザのマネジメント方針により変化させることを特徴とする請求項11または12記載のマネジメントシステム。
  14. 上記判定機能は、設備機器として用いられる電気錠の施錠・解錠を示す稼働状況情報と、人感センサの検知情報とを組み合わせて住人の帰宅/外出を判定することを特徴とする請求項11乃至13の何れか記載のマネジメントシステム。
  15. 上記判定機能は、寝室に設けられた人感センサの検知情報と、寝室に対応する設備機器の稼働状況情報とに基づいて住人の就寝状況を判定することを特徴とする請求項11乃至14の何れか記載のマネジメントシステム。
  16. 上記判定機能は、生活状況を示す情報が一定範囲の基準状況に収まっているか否かで、異常兆候を把握することを特徴とする請求項11乃至15の何れか記載のマネジメントシステム。
  17. 上記機器エージェントが収集した情報を複合判定して省エネルギ状況を把握する判定機能と、判定結果から省エネルギの余地検出時の対応処理を行う機能とを有する機能エージェントを設けていることを特徴とする請求項9乃至16の何れか記載のマネジメントシステム。
  18. 上記機器エージェントが収集した情報を複合判定して省エネルギ状況を把握する判定機能を持つエージェントと、判定結果から省エネルギの余地検出時の対応処理を行うエージェントとを夫々独立した機能エージェントとして設けていることを特徴とする請求項9乃至17の何れか記載のマネジメントシステム。
  19. 上記判定機能の判定ロジックをユーザのマネジメント方針により変化させることを特徴とする請求項11乃至18の何れか記載のマネジメントシステム。
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