JP4662297B2 - 棒状化粧料繰出し容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、口紅、スティックファンデーション、アイシャドウ等の棒状化粧料容器に関するものであり、容器の組立工程を簡素化できる棒状化粧料容器の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、口紅、スティックファンデーション、アイシャドウ等の棒状化粧料容器は、棒状化粧料を保持する保持筒と、この保持筒を上下摺動自在に回動不能に内装するガイド筒と、このガイド筒に回動自在に保持され、前記保持筒が螺合して上下摺動させる螺旋溝を螺設した螺旋筒と、この螺旋筒を内部に止着したスリーブと、ガイド筒の下部を覆う本体筒と、本体筒の上部に嵌合し、スリーブを覆うキャップとが主な構成要素となっていた。
【0003】
このうち、スリーブ、本体筒、及びキャップは外部に露出するため、見栄えの良い加飾が施されていた。そのため、高級感のある金属光沢が容易に得られる、アルミニウム、銅合金等の金属薄板より成形されていた。また、前記部品以外の保持筒、ガイド筒、及び螺旋筒は、成形性が良く、腐食せず、摺動性の良好な合成樹脂より成形されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この種の容器を組み立てる場合、金属部材と樹脂部材を連結させる必要があり、接着、カシメ、圧入等の手段で連結させていた。特にスリーブ内に螺旋筒を内部に止着する手段としては、スリーブが外部に露出する部材であるため、スリーブ自体を変形させるカシメ手段は使用できなかった。また、接着手段は、接着剤が容器内部にはみ出さないよう注意しながら接着する必要があった。更に、棒状化粧料内部に含有された成分や、容器の摺動性を向上させるために塗布された潤滑材等に侵され、接着剤が変質し、接着の効果を果たさなくなる危険性もあり、現実的でなかった。
【0005】
また、圧入手段はスリーブと、スリーブ内に圧入される螺旋筒の組み合わせによって、それぞれが有している寸法誤差の組み合わせから、圧入強度が変化してしまうため、最も緩い圧入強度のものでも、繰り出し操作時に螺旋筒が空転してしまわないよう、圧入力をやや強目に設定していた。したがって、圧入力が強すぎると、螺旋筒の内壁、つまり内径に影響が出てきてしまい、棒状化粧料の上下摺動時の摺動抵抗が増加して、繰出し操作感の悪い容器となってしまった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
棒状化粧料1を収嵌保持し、側壁に螺合突部3を突設した保持筒2と、該保持筒2を上下摺動自在に内装し、側壁に前記保持筒2の螺合突部3が貫通して保持筒2を回動不能に上下摺動自在に案内するガイド溝5を軸線と平行に穿設した身筒4と、該身筒4に回動自在に保持され、内壁に前記保持筒2の螺合突部3が螺合する螺旋溝29を螺設した螺旋筒57と、該螺旋筒57を回動不能に案内したスリーブ13とが主な構成要素となる棒状化粧料繰り出し容器において、
前記身筒4は、螺旋筒57内に挿入されるガイド部7の下方に、螺旋筒57の下端に当接する段部10を構成し、前記螺旋筒57は、外径がスリーブ13の内径よりも僅かに小径にして、スリーブ13内に遊挿されるよう構成し、下部外側壁全周に均等間隔で少なくとも複数条の縦リブ21aを突設し、スリーブ13は、下端より前記螺旋筒57の縦リブ21aに係合する係合リブ21cを刻設して螺旋筒57を下方より挿入可能に、回動不能に保持し、スリーブ13及び身筒4に、それぞれが回動自在に連結する連結手段を設け、スリーブ13先端の棒状化粧料1の出没穴23周縁の当接部12と身筒4の段部10の間に螺旋筒57を上下移動不能に挟持させる。
【0007】
【作用】
螺旋筒57は、スリーブ13内に遊挿されているが、縦リブ21aと係合リブ21cが係合してスリーブ13と回動不能に係合しており、スリーブ13の当接部12と身筒4の段部10との間に両端が挟持されているため、上下移動不能となっている。ここで、身筒4を保持してスリーブ13を回転操作すると、縦リブ21aと係合リブ21cが係合した螺旋筒57も回転し、身筒4によって回動不能にされた保持筒2の螺合突部3が回転している螺旋筒57の螺旋溝29に螺合しているため、螺合作用により保持筒2が上下摺動し、棒状化粧料1がスリーブ13の出没穴23より出没する。
【0008】
【実施例】
口紅、アイシャドウ、スティックファンデーションなどの棒状化粧料1は、下部を保持筒2に収嵌保持されている。この保持筒2の側壁には、螺合突部3を突設している。この保持筒2は、身筒4内に上下摺動自在に内装されている。
【0009】
この身筒4の側壁には、前記保持筒2の螺合突部3が貫通して保持筒2を回動不能に案内し、かつ保持筒2の上下摺動を規制するガイド溝5を軸線と平行に穿設している。このガイド溝5の設けられた部位はガイド部7となっており、このガイド部7の下方側壁には、僅かに外径が拡大した挿入部8が設けられ、ガイド部7と挿入部8の間には段部10が構成されている。この挿入部8の下方には更に外径が拡大した基部9が設けられている。この挿入部8には、Oリング38が巻着する凹溝37が周設されている。更にこの凹溝37の下方には、係合凹部33が周設されている。
【0010】
この身筒4のガイド部7は、螺旋筒57内に回動自在に挿入されており、下端が身筒4の段部10に当接している。この螺旋筒57の外径は、前記身筒4の挿入部8の外径とほぼ同径になっている。この螺旋筒57の内側壁には、前記身筒4を貫通した保持筒2の螺合突部3が螺合する螺旋溝29が螺設されている。また、螺旋筒57の下部外側壁には、縦リブ21aが突設されている。この縦リブ21aは、螺旋筒57の外壁全周に等間隔で複数条設けられている。
【0011】
この螺旋筒57及び身筒4の挿入部8は、スリーブ13内に下方より挿入されている。このスリーブ13の先端は、保持筒2に保持された棒状化粧料1の出没穴23となっており、先端内壁に当接部12が設けられている。このスリーブ13の内径は、螺旋筒57の縦リブ21aを除いた外径及び身筒4の挿入部8の外径よりもわずかに大径となっており、このスリーブ13内壁の、螺旋筒57の縦リブ21aに相当する部位には、螺旋筒57の縦リブ21aが係合する係合リブ21cが下端より刻設されている。この係合リブ21cは、縦リブ21aと同じ間隔で、同数条設けられており、螺旋筒57がスリーブ13内に下方から挿入可能となり、縦リブ21aがどの位置でも係合できるようになっている。また、身筒4に巻着したOリング38は、スリーブ13の内壁に弾性を有して当接している。その結果、スリーブ13を身筒4に対して相対回転させると、縦リブ21aと係合リブ21cが係合した螺旋筒57も回転し、弾性を有して当接したOリング38が摺動抵抗を発生させ、良好な操作感に調整している。また、スリーブ13下部の、身筒4挿入部8係合凹部33に相当した部位には、外部より内方向に向けて内周リブ21bが周設されている。この内周リブ21bは、身筒4の係合凹部33に係合し、スリーブ13と身筒4を回動自在に脱落不能に連結している。そして、螺旋筒57は、スリーブ13の当接部12と身筒4の段部10との間に挟持され、上下移動不能となっている。
【0012】
また、身筒4の下部は、嵌合筒15内に挿入され、下部に止着されている。この嵌合筒15の上部には、キャップ16が抜脱可能に嵌合する嵌合部30になっている。この嵌合筒15は、本体筒14内に挿入止着されている。
【0013】
なお、本発明の要旨を脱しない限り、前述した実施例の構成に限定されるものではない。例えば、第3図のように嵌合筒15と本体筒14を一体に成形する等の、複数パーツを一体に成形したり、逆に1つのパーツを複数のパーツに分割しても良い。また、2つの部品を止着する手段としては、カシメ、接着、アンダーカットなど自由である。また、第3図のように螺旋筒57の内壁全周に無数の細かい螺旋状ローレット24を螺設し、保持筒2の螺合突部3先端面に前記螺旋状ローレット24に螺合する螺合面25を設けても良い。この場合、保持筒2のがたつきがなくなり、棒状化粧料の保持が安定する。更に、螺合突部3を螺旋溝29に螺合させる際に、どの位置でも螺合できるようになり、生産性が向上する。さらに螺旋筒57の縦リブ21a及びスリーブ13の係合リブ21cは、リブの凹凸を細かくしてローレットのような形状としても良い。また、保持筒2の螺合突部3は、保持筒2側壁に複数本突設する事が可能である。この場合、螺合突部3は円周に均等に配置する必要があり、ガイド溝5及び螺旋溝29の本数もそれに対応して増設する必要がある。
【0014】
【発明の効果】
本発明は以上のように、スリーブ13内壁に固定される螺旋筒57の外径を、スリーブ13内径よりも僅かに小径にしてスリーブ13内に遊挿されるよう構成し、螺旋筒57の外周及びスリーブ13の内周に、それぞれが回動不能に係合する縦リブ21aと係合リブ21cを設け、螺旋筒57の両端を、スリーブ13の当接部12と身筒4の段部10との間に挟持して螺旋筒57を上下移動不能にしている。つまり、螺旋筒57はスリーブ13内に遊挿された状態でスリーブ13内に固定されているため、スリーブ13及び螺旋筒57に寸法誤差があったとしても、螺旋筒57内径に影響を与えるような事はない。また、以上の理由から、特別な圧入工具等必要なしに、保持筒2、身筒4、螺旋筒57及びスリーブ13を組み立てする事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の棒状化粧料繰り出し容器の正面断面図。
【図2】本発明実施例の分解斜視図。
【図3】本発明その他の実施例の棒状化粧料繰り出し容器の正面断面図。
【符号の説明】
1 棒状化粧料
2 保持筒
3 螺合突部
5 ガイド溝
4 身筒
8 挿入部
10 段部
12 当接部
13 スリーブ
21a 縦リブ
21b 内周リブ
21c 係合リブ
23 出没穴
29 螺旋溝
33 係合凹部
57 螺旋筒

Claims (2)

  1. 棒状化粧料1を収嵌保持し、側壁に螺合突部3を突設した保持筒2と、該保持筒2を上下摺動自在に内装し、側壁に前記保持筒2の螺合突部3が貫通して保持筒2を回動不能に上下摺動自在に案内するガイド溝5を軸線と平行に穿設した身筒4と、該身筒4に回動自在に保持され、内壁に前記保持筒2の螺合突部3が螺合する螺旋溝29を螺設した螺旋筒57と、該螺旋筒57を回動不能に内装したスリーブ13とが主な構成要素となる棒状化粧料繰り出し容器において、
    前記身筒4は、螺旋筒57内に挿入されるガイド部7の下方に、螺旋筒57の下端が当接する段部10を構成し、前記螺旋筒57は、外径がスリーブ13の内径よりも僅かに小径にして、スリーブ13内に遊挿されるよう構成し、下部外側壁全周に均等間隔で少なくとも複数条の縦リブ21aを突設し、スリーブ13は、下端より前記螺旋筒57の縦リブ21aに係合する係合リブ21cを刻設して螺旋筒57を下方より挿入可能に、回動不能に保持し、スリーブ13及び身筒4に、それぞれが回動自在に連結する連結手段を設け、スリーブ13先端の棒状化粧料1の出没穴23周縁の当接部12と身筒4の段部10の間に螺旋筒57を上下移動不能に挟持させた事を特徴とする棒状化粧料繰り出し容器。
  2. 前記スリーブ13及び身筒4にそれぞれが回動自在に連結する連結手段は、身筒4のガイド部7の下方に螺旋筒57の外径とほぼ同径で、スリーブ13下端が覆う挿入部8を設け、該挿入部8外周に係合凹部33を刻設し、スリーブ13下部に、前記係合凹部33に係合する内周リブ21bを外部より突設して構成した事を特徴とする請求項1記載の棒状化粧料繰り出し容器。
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