JP4661822B2 - 映像記録装置、映像記録方法、記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、映像記録方法、映像記録装置、映像記録媒体、映像表示方法、及び映像表示装置に関し、特に、撮影時の実際の明るさを忠実に記録し、当該記録した記録媒体から前記撮影時の実際の明るさを忠実に表現できる、映像記録方法、映像記録装置、映像記録媒体、映像表示方法、及び映像表示装置に関する。
近年、情報機器の発達はめざましく、解像度が高く、低消費電力でかつ薄型の表示装置の要求が高まり、研究開発が進められている。中でも液晶表示装置は液晶分子の配列を電気的に制御して光学的特性を変化させることができ、上記のニーズに対応できる表示装置として期待されている。このような液晶表示装置の一形態として、ライトバルブ(液晶ライトバルブなど)と、ライトバルブに入射させる光の量を変化させる調光素子とを用い、光学系から射出される映像を投射レンズを通してスクリーンに拡大投射する投射型の映像表示装置(液晶プロジェクタなど)が知られている。なお関連技術として、スクリーンに拡大投射する投射型の映像表示装置において光源の輝度を調節する技術が特許文献1に公開されている。
特開平5−066501号公報
ここで、従来、映像記録装置において映像を記録する際には、例えば、シャッタースピードや絞りを行うことによって、取りたい明るさの範囲にフォーカスを当てて、その明るさで映像を記録し、また映像表示装置ではその記録された映像に従って映像を表示している。しかしながら、このような方法では、実際の撮影時の明るさの情報を全て映像記録装置で記録しているとはいえないので、実際の撮影時の明るさに忠実な明るさの表現ができなかった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的は、ライトバルブと調光素子を用いた投射型の映像記録装置において、撮影時の実際の明るさを忠実に記録し、当該記録した記録媒体から前記撮影時の実際の明るさを忠実に表現できる、映像記録方法、映像記録装置、映像記録媒体、映像表示方法、及び映像表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、映像記録媒体に、画像信号を記録する映像記録装置であって、撮影対象から画像データを取り込む撮像素子と撮影場所の明るさを測定する測光素子と、前記画像データに基づいて画像信号を生成する画像データ処理部と、前記撮影対象が示す明るさ情報の範囲が、映像記録装置が前記映像記録媒体へ記録できる明るさ情報の範囲よりも狭い場合には、前記撮影対象が示す明るさ情報の範囲を映像記録装置が前記映像記録媒体へ記録できる明るさ情報の範囲全体に広げて収めるように調整し、前記撮影対象が示す明るさ情報の範囲が、映像記録装置が前記映像記録媒体へ記録できる明るさ情報の範囲よりも広い場合には、前記撮影対象が示す明るさ情報の範囲を、映像記録装置が前記映像記録媒体へ記録できる明るさ情報の範囲全体に狭めて収めるように調整し、入力画像信号に応じてライトバルブ上の画像を変化させると共に、ライトバルブに入射する光量を調光素子により変化させる映像表示装置に使用され、前記明るさ情報の範囲の調整において前記狭めて収めるよう調整が行われた場合には前記調光素子の光量を大きく制御し、前記明るさ情報の範囲の調整において前記広げて収めるよう調整が行われた場合には前記調光素子の光量を小さく制御する調光量を含む調光制御信号であって、前記測光素子の出力から検出された明るさ情報を含む調光制御信号を生成する調光信号生成部と、前記画像信号と前記調光制御信号とを、前記画像信号のフレームに同期させて記録する同期処理手段と、を備えることを特徴とする映像記録装置である。
これにより、撮影対象が示す明るさ情報の範囲を、映像記録装置が映像記録媒体へ記録できる明るさ情報の範囲全体に均一に収めるように調整することにより、撮影時の実際の明るさを忠実に記録できる。
また本発明は、上述の映像記録装置であって、前記調光信号生成部は、前記測光素子の出力から複数の色毎に明るさ情報を検出し、前記複数の色毎に調光制御信号を生成することを特徴とする。
また本発明は、映像記録媒体への映像記録方法であって、撮影対象から画像データを取り込むとともに、別途、撮影場所の明るさを測定することによって明るさ情報を検出し、前記画像データに基づいて画像信号を生成し、前記撮影対象が示す明るさ情報の範囲が、映像記録装置が前記映像記録媒体へ記録できる明るさ情報の範囲よりも狭い場合には、前記撮影対象が示す明るさ情報の範囲を、映像記録装置が前記映像記録媒体へ記録できる明るさ情報の範囲全体に広げて収めるように調整し、前記撮影対象が示す明るさ情報の範囲が、映像記録装置が前記映像記録媒体へ記録できる明るさ情報の範囲よりも広い場合には、前記撮影対象が示す明るさ情報の範囲を映像記録装置が前記映像記録媒体へ記録できる明るさ情報の範囲全体に狭めて収めるように調整し、入力画像信号に応じてライトバルブ上の画像を変化させると共に、調光素子によりライトバルブに入射する光量を変化させる映像表示装置の前記光量の変化に使用され、前記明るさ情報の範囲の調整において前記狭めて収めるよう調整が行われた場合には前記調光素子の光量を大きく制御し、前記明るさ情報の範囲の調整において前記広げて収めるよう調整が行われた場合には前記調光素子の光量を小さく制御する調光量を含む調光制御信号であって、前記検出された明るさ情報を含む調光制御信号を生成し、前記画像信号と前記調光制御信号とを、前記画像信号のフレームに同期させて記録することを特徴とする映像記録方法である。
また本発明は、映像記録媒体に画像信号を記録する映像記録装置の、コンピュータに実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、撮影対象から画像データを取り込む撮像処理と、撮影場所の明るさを測定することによって明るさ情報を検出する測光処理と、前記画像データに基づいて画像信号を生成する画像データ処理と、前記撮影対象が示す明るさ情報の範囲が、映像記録装置が前記映像記録媒体へ記録できる明るさ情報の範囲よりも狭い場合には、前記撮影対象が示す明るさ情報の範囲を、映像記録装置が前記映像記録媒体へ記録できる明るさ情報の範囲全体に広げて収めるように調整し、前記撮影対象が示す明るさ情報の範囲が、映像記録装置が前記映像記録媒体へ記録できる明るさ情報の範囲よりも広い場合には、前記撮影対象が示す明るさ情報の範囲を、映像記録装置が前記映像記録媒体へ記録できる明るさ情報の範囲全体に狭めて収めるように調整し、入力画像信号に応じてライトバルブ上の画像を変化させると共に、ライトバルブに入射する光量を調光素子により変化させる映像表示装置に使用され、前記明るさ情報の範囲の調整において前記狭めて収めるよう調整が行われた場合には前記調光素子の光量を大きく制御し、前記明るさ情報の範囲の調整において前記広げて収めるよう調整が行われた場合には前記調光素子の光量を小さく制御する調光量を含む調光制御信号であって、前記測光素子の出力から検出された明るさ情報を含む調光制御信号を生成する調光信号生成処理と、前記画像信号と前記調光制御信号とを、前記画像信号のフレームに同期させて記録する同期処理と、をコンピュータに実行させるプログラムを記録した記録媒体である。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
[映像記録装置]
まず、最初に、本発明による映像記録装置について説明する。
図1は、本発明による映像記録装置について説明するための図であり、映像記録装置200では、CCDカメラ部201により映像を撮影する際に、測光素子202により撮影場所の明るさ(露光量)を測定し、CCDカメラ部201から得られた「画像信号」と、測光素子202の測定データを基に生成された「調光制御信号」とを、映像記録媒体1に記録する。なお、調光制御信号は画像信号中のフレーム(画像フレーム)に同期して記録される。またこの時、撮影対象が示す明るさ情報の範囲を、映像記録装置200が映像記録媒体1へ記録できる明るさ情報の範囲全体に均一に収めるような情報に調整する。
このように、画像信号と調光制御信号を予め対応させて映像記録媒体1に記録しておくことにより、映像表示装置100で映像を再生する際に、画像と調光量が非同期となることを防ぐことができ、再生する映像に「白潰れ」や「チラツキ」を生じさせないようにでき、また、撮影対象が示す明るさ情報の範囲を、映像記録装置200が映像記録媒体1へ記録できる明るさ情報の範囲全体に均一に収めるように調整することにより、撮影時の実際の明るさを忠実に記録でき、表示する際には、当該記録した記録媒体から撮影時の実際の明るさを忠実に表現できる。また、調光制御信号により、映像制作者の意図した通りの光量状態で、映像を再生できる。
また、図2は、本発明による映像記録装置の第1の構成例を示す図であり、符号201はCCDカメラ部、202は測光素子、211は画像データ処理部、212は画像データ書込部、221は調光信号生成部、222は調光信号書込部、231は同期処理部を示している。
CCDカメラ部201は光学系とCCD撮像素子を有するカラー撮影用のビデオカメラであり、CCDカメラ部201で撮影された撮像データは画像データ処理部211に出力される。画像データ処理部211では、CCDカメラ部201から受信した撮像データをデジタル信号化するとともに、画像データの圧縮処理などを行い画像データを作成する。
画像データ書込部212では、画像データ処理部211で作成された画像データjを受け取り、該画像データjから所定の記録フォーマット(例えば、MPEGなど)の画像信号aを生成して、映像記録媒体1に書き込む。
一方、測光素子202は、CCDカメラ部201で撮影される撮影場所の周囲の明るさ(露光量)をモニタする機能を有し、測光素子202で測定されたデータは、調光信号生成部221に入力され、R(赤)明度検出部221R、G(緑)明度検出部221G、B(青)明度検出部221Bにより、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色ごとに明るさが検出され、また、各色ごとに映像表示装置内の調光素子(図2に示す調光素子13R、13G、13Bを参照)を制御するため調光信号kが生成される。この時調光信号生成部221は、検出した各RGBの明るさの情報について、映像記録装置が映像記録媒体へ記録できる明るさの情報の範囲全体に均一に収めるように調整して、その明るさ情報を含む調光信号kを生成する。例えば調光信号生成部221は、シャッタースピードが遅ければ比較的暗めの画像と判断したり、絞り値が高ければ比較的明るい映像であると判断したりして、検出した各RGBの明るさの情報について、映像記録装置が映像記録媒体へ記録できる明るさの情報の範囲全体に均一に収めるように調整する。
そしてこの調光信号生成部221で生成された調光信号kは、調光信号書込部222に出力される。調光信号書込部222では、調光信号生成部221から入力した調光信号kを基に、調光制御信号bを生成して映像記録媒体1に書き込む。なおこの調光制御信号bにホワイトバランス情報も含まれることとなる。
図3は明るさ情報の調整に関する説明の図である。
(a)に示すように、撮影対象の明るさが0〜255までの明るさ情報の範囲のうち、0〜128程度の暗めの明るさ情報を示している場合には、映像記録装置が映像記録媒体へ記録できる明るさの情報の範囲(階調またはラティチュード)全体(0〜255)に均一に収めるように調整する。なお映像表示装置が(a)のように記録された映像記録媒体を用いて映像を表示する際には、映像表示装置の調光素子において光量を小さくする。
また(b)に示すように、撮影対象の明るさが、ある程度明るめの明るさ情報を示している場合にも、映像記録装置が映像記録媒体へ記録できる明るさの情報の範囲(階調またはラティチュード)全体(0〜255)に均一に収めるように調整する。なお映像表示装置が(b)のように記録された映像記録媒体を用いて映像を表示する際には、映像表示装置の調光素子において光量を大きくする。
また、同期処理部231は、画像データjと調光信号kを基に、同期信号mを生成する。この同期信号mは画像データ書込部212および調光信号書込部222に送られ、映像記録媒体1への調光制御信号bの書き込みは、画像信号aと同期を取って行われる。
なお、映像記録媒体1への調光制御信号bの書き込みについては、通常は、R(赤)、G(緑)、B(青)ごとに行われるか、必要に応じて各色に共通の調光制御信号bを書き込むこともある。
なお、映像記録媒体1に記録される調光制御信号の内容については、例えば、調光量(減光量)の情報、画面の明るさの情報、撮影時の露光量の情報など、種々の情報を使用することができる。すなわち、調光制御信号bとしては、映像表示装置100側において、調光素子13R、13G、13Bの調光量を、画像に応じて適切に制御できる情報であればよい。
また、映像記録装置200aにおいて、測光素子202を使用せず、画像データから直接に調光信号を求めてもよい。例えば、映像記録装置200中の調光信号生成部221では、画像データ処理部211から画像データjを取得し、この画像データ中の明るさの階調(例えば、最大値や平均値など)から、調光信号kを生成する。この時調光信号生成部221は、検出した各RGBの明るさの情報について、映像記録装置が映像記録媒体へ記録できる明るさの情報の範囲全体に均一収めるようにして、その情報を含む調光信号kを生成する。また、調光信号書込部222により、調光信号kを基に調光制御信号bを生成して、映像記録媒体1に書き込む。
この例においては、測光素子202を省略でき、画像データjを基に調光制御信号bを生成して、映像記録媒体1に記録できる。
[映像表示装置]
次に、本発明による映像表示装置について説明する。
図4は、本発明が適用される投射型の映像表示装置の表示部の概略構成図であって、R(赤)、G(緑)、B(青)の異なる色ごとに透過型のライトバルブ(液晶ライトバルブなど)を備えた3板式の投射型のカラー映像表示装置の例である。図中、符号10R、10G、10Bは光源、13R、13G、13Bは調光素子、20R、20G、20Bはライトバルブ(液晶ライトバルブなど)、30はクロスダイクロイックプリズム、40は投射レンズ、41はスクリーンを示している。
光源10R、10G、10Bはそれぞれ赤色光、緑色光、青色光を出射可能な色光源であり、各光源10R、10G、10Bは、発光ダイオード(LED)有機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL素子)、無機エレクトロルミネッセンス素子(無機EL素子)等の発光体11と、この発光体11の出力光を反射するリフレクタ12とから構成されている。また、ライトバルブ20R、20G、20Bはそれぞれ光源10R、10G、10Bに対応して設けられており、光源ごとに光変調が可能となっている。
また、調光素子13R、13G、13Bは、一対のガラス基板(光透過性基板)間に液晶層が挟持され、この液晶パネルの両側に積層された偏光板から概略構成されている。上記一対のガラス基板に挟まれる液晶としては、FLC等の応答速度が大きいタイプのものが用いられている。
調光素子13R、13G、13Bは、調光素子ドライバからの駆動信号を受けて光透過性電極に電圧を印加する際、フレーム間における電圧無印加と電圧印加の時間配分を変更すると、透過率100%と透過率0%の時間配分を自由に変更することができ、また、このように透過率100%と透過率0%の時間配分を変更することで、調光素子13R、13G、13Bから1フレーム間の射出光量を変化できるので、明るい画面であれば、1フレームにおけ透過率100%の時間配分を大きくして透過率0%の時間配分を小さくすることにより1フレーム間の光量が多くなるようにする。
また、暗い画面であれば、1フレームにおける透過率100%の時間配分を小さくして透過率0%の時間配分を大きくすることにより光量が少なくなるようにすることで、発光体11からの1フレーム間の射出光量(発光体11から1フレーム間に射出される光量)がこの調光素子13R、13G、13Bで調節される。
また、クロスダイクロイックプリズム30は4つの直角プリズムが貼り合わされた構造を有し、その貼り合わせ面30a、30bには誘電体多層膜からなる光反射膜(図示略)が十字状に形成されている。具体的には、貼り合わせ面30aには、ライトバルブ20Rで形成された赤色の画像光を反射し、ライトバルブ20G、20Bで形成された緑色及び青色の画像光を透過する光反射膜が設けられている。一方、貼り合わせ面30bには、ライトバルブ20Bで形成された青色の画像光を反射し、ライトバルブ20R、20Gで形成された赤色及び緑色の画像光を透過する光反射膜が設けられている。そして、これらの光反射膜によって、各ライトバルブ20R〜20Bで形成された各色の映像光が合成されてカラー映像を表す光が形成される。合成された光は投射光学系である投射レンズ40によりスクリーン41上に投射され、拡大された映像が表示される。
次に、本発明による映像表示装置の回路構成例について説明する。
図5は、本発明による映像表示装置の第1の構成例を示す図であり、符号1は画像信号と調光制御信号を記録した映像記録媒体(CD−ROMやDVD−ROMなど)、100は映像表示装置、101は映像記録媒体に記録された「画像信号」及び「調光制御信号」を読み取る記録媒体読取部、102は画像信号の伸張処理などを行う画像処理部、103はライトバルブを駆動するライトバルブドライバ、110は調光制御信号とその調光制御信号に含まれるホワイトバランス情報を基に調光素子ドライバを駆動する信号を生成する調光信号処理部、111は調光素子ドライバを示している。なお、ライトバルブドライバ103および調光素子ドライバ111は、R(赤)、G(緑)、B(青)の異なる色ごとにドライブ(駆動)する機能を備えている。
DVD−ROMやCD−ROMなどの映像記録媒体1は、記録媒体読取部101に挿入され、記録媒体読取部101により、映像記録媒体1に記録された「画像信号」と「調光制御信号(画像信号のフレームと同期した信号)」とが読み取られる。なお、この調光制御信号としては、通常は、R(赤)、G(緑)、B(青)の異なる色ごとに調光量の制御情報が記録されているが、R(赤)、G(緑)、B(青)に共通の調光量の制御情報を記録することもできる。
記録媒体読取部101で読み取られた画像信号aと調光制御信号bは、画像処理部102に出力される。また、調光制御信号bは調光信号処理部110にも出力される。画像処理部102では、記録媒体読取部101から入力した画像信号aに対して、各色の映像信号の伸張量を設定する伸張処理などの画像処理を施し、変調された画像信号cをライトバルブドライバ103に出力する。またこの時、調光信号bから得られた明るさを示す情報もライトバルブドライバ103に出力している。ライトバルブドライバ103では、画像処理部102から入力した「変調された画像信号c」と明るさを示す情報を基に、ライトバルブ駆動信号dを生成して、ライトバルブ20R、20G、20Bを駆動する。この時、ライトバルブ20R、20G、20Bは、当該ライトバルブのダイナミックレンジをフルレンジで使うように、ライトバルブドライバ103で制御される。
また、調光信号処理部110では、記録媒体読取部101から入力した調光制御信号bを基に、調光素子ドライバ111を駆動するための調光素子制御信号eを生成して出力する。
調光素子ドライバ111は、調光信号処理部110から入力した調光素子制御信号eを基に、調光素子駆動信号fを生成し、調光素子13R、13G、13Bを駆動し、ライトバルブ20R、20G、20Bに入射する光量の制御を行う。この時、調光制御信号bにホワイトバランス情報が含まれる場合、ライトバルブはフルレンジの表示を行なっているので、調光信号処理部110が調光素子を個別調光することで、最適なホワイトバランスを再現することができる。
また映像表示装置の調光信号処理部110においては、映像表示装置の特性を調光制御信号に加えるようにしても良い。例えば、ダイナミックレンジはそれほど大きくないが、十分に明るい映像を出力可能な映像表示装置の場合であれば、調光信号処理部110が調光制御信号に対する表示特性(調光制御信号に含まれる明るさ情報<輝度や照度やコントラスト比>に対応する係数)を保持し、その表示特性の係数(係数>1)を乗算する。これにより、照明光量を大きく制御することができるので、元の撮影対象に近い明るさを再現することができる。また反対に明るさを十分に出力できない映像表示装置であれば、調光制御信号に対する表示特性に応じた係数(係数<1)を乗算する。これにより、照明光量の制御を小さくして、元の撮影対象に近い明るさを表現することができる。また撮影した映像の測光値が分かる場合には、表示装置の特性と照らし合わせ、測光値で得られた明るさが再現されるように調光制御信号を決定し、調光素子を制御することができる。例えば、表示装置の特性が、全白表示時に1000lmである場合を考える。もしも撮影した映像の測光値(ここでは最大照度)が500lmであるならば、照明光量を1/2とすることで、撮影時と同じ最大照度が500lmの映像を再現することができる。
なお、映像記録媒体1に記録される調光制御信号の内容については、例えば、調光量(減光量)の情報、画面の明るさの情報、撮影時の露光量(シャッタースピード、絞り、撮像素子感度などの撮影時の環境により決定される)の情報など、種々の情報を使用することができる。
すなわち、調光制御信号bとしては、映像表示装置100側において、調光素子13R、13G、13Bの調光量を、画像に応じて適切に制御できる情報であればよい。
このように、本発明の映像表示装置では、映像記録媒体に記録された画像信号を再生する際に、画像信号に対応して予め記録された調光制御信号を同時に読み出し、この調光制御信号により、再生する画像と同期して調光量を適切に制御する。これにより、映像表示装置で画像信号を再生する際に、再生する映像と調光量が非同期となることを防ぐことができ、映像に「白潰れ」や「チラツキ」を生じさせないようにできる。
また、ライトバルブドライバ103がライトバルブを制御する際にダイナミックレンジをフルレンジで利用し、調光素子ドライバ111が調光信号処理部110からの調光素子制御信号を受けて調光素子を制御する。そしてこの時、調光制御信号を映像表示装置の表示特性に合わせるので、映像表示装置の表示特性の違いを考慮した、さらなる明るさの再現効果が期待できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、図1及び図2に示す映像記録装置内の各処理部、図4及び図5に示す映像表示装置内の各処理部については、専用のハードウエアによりその機能を達成してもよく、また、各処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、図1及び図2に示す映像表示装置内の各処理部、図4及び図5に示す映像記録装置内の各処理部に必要な処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの(伝送媒体ないしは伝送波)、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の映像表示装置及び映像記録装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
映像記録装置について説明するための図。 映像記録装置の第1の構成例を示す図。 明るさ情報の調整に関する説明の為の図である。 投射型の映像表示装置の表示部の概略構成図。 映像表示装置の構成例を示す図。
符号の説明
1… 映像記録媒体、10R 、10G、10B…光源、11… 発光体、13 R、13G、13B…調光素子、20R、20G、20B…ライトバルブ、100…映像表示装置、101…記録媒体読取部、102…画像処理部、103…ライトバルブドライバ、110…調光信号処理部、111…調光素子ドライバ、200…映像記録装置、201…CCDカメラ部、202…測光素子、211…画像データ処理部、212…画像データ書込部、221…調光信号生成部、221B…B(青)明度検出部、221G…G(緑)明度検出部、221R…R(赤)明度検出部、222…調光信号書込部、231…同期処理部

Claims (4)

  1. 映像記録媒体に、画像信号を記録する映像記録装置であって、
    撮影対象から画像データを取り込む撮像素子と、
    撮影場所の明るさを測定する測光素子と、
    前記画像データに基づいて画像信号を生成する画像データ処理部と、
    前記撮影対象が示す明るさ情報の範囲が、映像記録装置が前記映像記録媒体へ記録できる明るさ情報の範囲よりも狭い場合には、前記撮影対象が示す明るさ情報の範囲を、映像記録装置が前記映像記録媒体へ記録できる明るさ情報の範囲全体に広げて収めるように調整し、
    前記撮影対象が示す明るさ情報の範囲が、映像記録装置が前記映像記録媒体へ記録できる明るさ情報の範囲よりも広い場合には、前記撮影対象が示す明るさ情報の範囲を、映像記録装置が前記映像記録媒体へ記録できる明るさ情報の範囲全体に狭めて収めるように調整し、
    入力画像信号に応じてライトバルブ上の画像を変化させると共に、ライトバルブに入射する光量を調光素子により変化させる映像表示装置に使用され、前記明るさ情報の範囲の調整において前記狭めて収めるよう調整が行われた場合には前記調光素子の光量を大きく制御し、前記明るさ情報の範囲の調整において前記広げて収めるよう調整が行われた場合には前記調光素子の光量を小さく制御する調光量を含む調光制御信号であって、前記測光素子の出力から検出された明るさ情報を含む調光制御信号を生成する調光信号生成部と、
    前記画像信号と前記調光制御信号とを、前記画像信号のフレームに同期させて記録する同期処理手段と、
    を備えることを特徴とする映像記録装置。
  2. 請求項1に記載の映像記録装置であって、
    前記調光信号生成部は、前記測光素子の出力から複数の色毎に明るさ情報を検出し、前記複数の色毎に調光制御信号を生成する
    ことを特徴とする映像記録装置。
  3. 映像記録媒体への映像記録方法であって、
    撮影対象から画像データを取り込むとともに、別途、撮影場所の明るさを測定することによって明るさ情報を検出し、
    前記画像データに基づいて画像信号を生成し、
    前記撮影対象が示す明るさ情報の範囲が、映像記録装置が前記映像記録媒体へ記録できる明るさ情報の範囲よりも狭い場合には、前記撮影対象が示す明るさ情報の範囲を、映像記録装置が前記映像記録媒体へ記録できる明るさ情報の範囲全体に広げて収めるように調整し、
    前記撮影対象が示す明るさ情報の範囲が、映像記録装置が前記映像記録媒体へ記録できる明るさ情報の範囲よりも広い場合には、前記撮影対象が示す明るさ情報の範囲を映像記録装置が前記映像記録媒体へ記録できる明るさ情報の範囲全体に狭めて収めるように調整し、
    入力画像信号に応じてライトバルブ上の画像を変化させると共に、調光素子によりライトバルブに入射する光量を変化させる映像表示装置の前記光量の変化に使用され、前記明るさ情報の範囲の調整において前記狭めて収めるよう調整が行われた場合には前記調光素子の光量を大きく制御し、前記明るさ情報の範囲の調整において前記広げて収めるよう調整が行われた場合には前記調光素子の光量を小さく制御する調光量を含む調光制御信号であって、前記検出された明るさ情報を含む調光制御信号を生成し、
    前記画像信号と前記調光制御信号とを、前記画像信号のフレームに同期させて記録する
    ことを特徴とする映像記録方法。
  4. 映像記録媒体に画像信号を記録する映像記録装置の、コンピュータに実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、
    撮影対象から画像データを取り込む撮像処理と、
    撮影場所の明るさを測定することによって明るさ情報を検出する測光処理と、
    前記画像データに基づいて画像信号を生成する画像データ処理と、
    前記撮影対象が示す明るさ情報の範囲が、映像記録装置が前記映像記録媒体へ記録できる明るさ情報の範囲よりも狭い場合には、前記撮影対象が示す明るさ情報の範囲を、映像記録装置が前記映像記録媒体へ記録できる明るさ情報の範囲全体に広げて収めるように調整し、
    前記撮影対象が示す明るさ情報の範囲が、映像記録装置が前記映像記録媒体へ記録できる明るさ情報の範囲よりも広い場合には、前記撮影対象が示す明るさ情報の範囲を、映像記録装置が前記映像記録媒体へ記録できる明るさ情報の範囲全体に狭めて収めるように調整し、
    入力画像信号に応じてライトバルブ上の画像を変化させると共に、ライトバルブに入射する光量を調光素子により変化させる映像表示装置に使用され、前記明るさ情報の範囲の調整において前記狭めて収めるよう調整が行われた場合には前記調光素子の光量を大きく制御し、前記明るさ情報の範囲の調整において前記広げて収めるよう調整が行われた場合には前記調光素子の光量を小さく制御する調光量を含む調光制御信号であって、前記測光素子の出力から検出された明るさ情報を含む調光制御信号を生成する調光信号生成処理と、
    前記画像信号と前記調光制御信号とを、前記画像信号のフレームに同期させて記録する同期処理と、
    をコンピュータに実行させるプログラムを記録した記録媒体。
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