JP4659591B2 - 車両用エンジンの吸気制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、吸気バルブの開特性を連続的に変化させてエンジンの吸入空気量を制御する車両用エンジンの吸気制御装置に関する。
特許文献1には、カムプロフィールの少なくともリフト量を軸方向に変化させた立体カムによって吸気バルブを開閉駆動する構成とし、アクセルペダルの踏み込み量に連動して吸気バルブのリフト量を変化させることで、エンジンのシリンダ内への吸入空気量を制御する吸入空気量制御装置が開示されている。
特開2001−182563号公報
ところで、スロットルバルブで吸入空気量を制御する場合には、スロットルバルブ下流の吸気コレクタに対して吸気が充填されてから各気筒に吸気が分配されるため、スロットルバルブの開度変化に対してシリンダ吸入空気量の変化が遅れる傾向がある。
これに対し、上記のように吸気バルブの開特性の変更によって吸入空気量を制御する装置の場合、シリンダの直前で吸入空気量を制御するために、吸気バルブの開特性の制御に対してシリンダ吸入空気量が遅れることなく変化する。
従って、吸気バルブの開特性で吸入空気量を制御する装置では、アクセル操作に対して非常に早い応答でエンジン出力が変化することになるが、この場合、僅かなアクセル操作に対しても過敏にエンジントルクが反応することになってしまい、運転者が緩加速を意図する状態であるのに、短時間でエンジン出力が増大し、運転者に加速ショックを与えてしまうおそれがあった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、吸気バルブの開特性を連続的に変化させてエンジンの吸入空気量を制御する装置において、過剰な応答での吸入空気量の変化を回避し、車両の運転性を向上させることを目的とする。
そのため請求項1記載の発明では、吸気バルブの開特性の変更によって、アクセル開度に対応する吸入空気量に制御する車両用エンジンの吸気制御装置において、運転者の緩加速要求に対して、前記吸気バルブの開特性を、加速要求に対応する方向とは逆方向に一時的に変化させた後、前記吸気バルブの開特性を加速要求に対応する方向に変化させることで、急加速要求時よりも、前記アクセル開度の変化に対する前記開特性の追従変化を遅らせるようにした。
かかる構成によると、運転者の緩加速要求が発生すると、吸入空気量を増大させる前に、一時的に吸入空気量を減少させる方向に吸気バルブの開特性を変化させ、その後、加速要求に対応して吸入空気量を増大させる方向に吸気バルブの開特性を変化させるので、運転者の緩加速要求に対して、エンジン出力が急変し、加速ショックを運転者に与えてしまうことを防止でき、車両の運転性が向上する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記吸気バルブの開特性を、加速要求に対応する方向とは逆方向に一時的に変化させた後に、前記吸気バルブの開特性を加速要求に対応する方向に変化させる場合に、目標開特性のなまし処理、又は、目標開特性と実際の開特性とに基づく前記開特性のフィードバック制御のゲインを小さくする処理を行うことで、前記開特性の追従変化を遅らせるようにした。
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図1は、実施形態における車両用エンジンのシステム構成図である。
図1において、エンジン(ガソリン内燃機関)101の吸気管102には、スロットルモータ103aでスロットルバルブ103bを開閉駆動する電子制御スロットル104が介装され、該電子制御スロットル104及び吸気バルブ105を介して、燃焼室106内に空気が吸入される。
また、各気筒の吸気バルブ105上流側の吸気ポート130には、電磁式の燃料噴射弁131が設けられ、該燃料噴射弁131は、後述するエンジンコントロールユニット114から送られる噴射パルス信号の噴射パルス幅(開弁時間)に比例する量の燃料(ガソリン)を噴射する。
そして、燃焼室106内に形成される混合気は、図示省略した点火プラグによる火花点火によって着火燃焼する。
燃焼室106内の燃焼排気は、排気バルブ107を介して排出され、フロント触媒108及びリア触媒109で浄化された後、大気中に放出される。
前記排気バルブ107は、排気側カムシャフト110に設けられたカム111によって一定のバルブリフト量,バルブ作動角及びバルブタイミングを保って開閉駆動される。
一方、吸気バルブ105側には、吸気バルブ105のバルブリフト量を作動角と共に連続的に可変するVEL(Variable valve Event and Lift)機構112が設けられる。
更に、吸気バルブ105側には、クランクシャフトに対する吸気側駆動軸の回転位相を変化させることで、吸気バルブ105のバルブ作動角の中心位相を連続的に可変するVTC(Variable valve Timing Control)機構113が設けられる。
マイクロコンピュータを内蔵するエンジンコントロールユニット114は、予め記憶されたプログラムに従った演算処理によって、燃料噴射量,点火時期,目標吸入空気量,目標吸入負圧を設定すると共に、これらに基づいて燃料噴射弁131,点火コイル用のパワートランジスタ,電子制御スロットル104,VEL機構112及びVTC機構113に制御信号を出力する。
尚、本実施形態では、電子制御スロットル104は主に吸気負圧を発生させるために設けられ、エンジン101の吸入空気量は、VEL機構112及びVTC機構113による吸気バルブ105の開特性の変更によって制御される。
前記エンジンコントロールユニット114には、エンジン101の吸入空気量を検出するエアフローメータ115、車両の運転者が操作するアクセルペダルの踏み込み量(開度)を検出するアクセルペダルセンサ116、クランクシャフト120の基準回転位置毎にクランク角信号を出力するクランク角センサ117、スロットルバルブ103bの開度TVOを検出するスロットルセンサ118、エンジン101の冷却水温度を検出する水温センサ119、後述する吸気駆動軸3の基準回転位置毎にカム信号を出力するカムセンサ132、スロットルバルブ103bの下流でかつ吸気バルブ105の上流側での吸気マニホールド圧(吸気圧)を検出する吸気圧センサ134からの検出信号が入力される。
図2は、前記VEL機構112の構造を示す斜視図である。
実施形態のエンジン101は、各気筒に一対の吸気バルブ105が設けられており、これら吸気バルブ105の上方に、前記クランクシャフト120によって回転駆動される吸気駆動軸3が気筒列方向に沿って回転可能に支持されている。
前記吸気駆動軸3には、吸気バルブ105のバルブリフタ105aに当接して吸気バルブ105を開閉駆動する揺動カム4が相対回転可能に外嵌されている。
前記吸気駆動軸3と揺動カム4との間には、吸気バルブ105の作動角及びバルブリフト量を連続的に変更するためのVEL機構112が設けられている。
また、前記吸気駆動軸3の一端部には、クランクシャフト120に対する前記吸気駆動軸3の回転位相を変化させることにより、吸気バルブ105の作動角の中心位相を連続的に変更するVTC機構113が配設されている。
前記VEL機構112は、図2及び図3に示すように、吸気駆動軸3に偏心して固定的に設けられる円形の駆動カム11と、この駆動カム11に相対回転可能に外嵌するリング状リンク12と、吸気駆動軸3と略平行に気筒列方向へ延びる制御軸13と、この制御軸13に偏心して固定的に設けられた円形の制御カム14と、この制御カム14に相対回転可能に外嵌すると共に、一端がリング状リンク12の先端に連結されたロッカアーム15と、このロッカアーム15の他端と揺動カム4とに連結されたロッド状リンク16と、を有している。
前記制御軸13は、モータ17によりギヤ列18を介して所定の制御範囲内で回転駆動される。
上記の構成により、クランクシャフト120に連動して吸気駆動軸3が回転すると、駆動カム11を介してリング状リンク12がほぼ並進移動すると共に、ロッカアーム15が制御カム14の軸心周りに揺動し、ロッド状リンク16を介して揺動カム4が揺動して吸気バルブ105が開閉駆動される。
また、前記モータ17を駆動制御して制御軸13の回転角度を変化させることにより、ロッカアーム15の揺動中心となる制御カム14の軸心位置が変化して揺動カム4の姿勢が変化する。
これにより、吸気バルブ105の作動角の中心位相が略一定のままで、吸気バルブ105の作動角及びバルブリフト量が連続的に変化する。
エンジンコントロールユニット114には、前記制御軸13の回転角を検出する角度センサ133からの検出信号が入力され、目標のリフト量に対応する目標角度位置に前記制御軸13を回動させるべく、前記角度センサ133の検出結果に基づいて前記モータ17をフィードバック制御する。
図4は、前記VTC機構113の構造を示す。
前記VTC機構113は、クランクシャフト120によりタイミングチェーンを介して回転駆動されるカムスプロケット51(タイミングスプロケット)と、吸気駆動軸3の端部に固定されてカムスプロケット51内に回転自在に収容された回転部材53と、該回転部材53をカムスプロケット51に対して相対的に回転させる油圧回路54と、カムスプロケット51と回転部材53との相対回転位置を所定位置で選択的にロックするロック機構60とを備えている。
前記カムスプロケット51は、外周にタイミングチェーン(又はタイミングベルト)が噛合する歯部を有する回転部(図示省略)と、該回転部の前方に配置されて前記回転部材53を回転自在に収容するハウジング56と、該ハウジング56の前後開口を閉塞するフロントカバー,リアカバー(図示省略)とから構成される。
前記ハウジング56は、前後両端が開口形成された円筒状を呈し、内周面には、横断面台形状を呈し、それぞれハウジング56の軸方向に沿って設けられる4つの隔壁部63が90°間隔で突設されている。
前記回転部材53は、吸気駆動軸3の前端部に固定されており、円環状の基部77の外周面に90°間隔で4つのベーン78a,78b,78c,78dが設けられている。
前記第1〜第4ベーン78a〜78dは、それぞれ断面が略逆台形状を呈し、各隔壁部63間の凹部に配置され、前記凹部を回転方向の前後に隔成し、ベーン78a〜78dの両側と各隔壁部63の両側面との間に、進角側油圧室82と遅角側油圧室83を構成する。
前記ロック機構60は、ロックピン84が、回転部材53の最大遅角側の回動位置(基準作動状態)において係合孔(図示省略)に係入するようになっている。
前記油圧回路54は、進角側油圧室82に対して油圧を給排する第1油圧通路91と、遅角側油圧室83に対して油圧を給排する第2油圧通路92との2系統の油圧通路を有し、この両油圧通路91,92には、供給通路93とドレン通路94a,94bとがそれぞれ通路切り換え用の電磁切換弁95を介して接続されている。
前記供給通路93には、オイルパン96内の油を圧送するエンジン駆動のオイルポンプ97が設けられている一方、ドレン通路94a,94bの下流端がオイルパン96に連通している。
前記第1油圧通路91は、回転部材53の基部77内に略放射状に形成されて各進角側油圧室82に連通する4本の分岐路91dに接続され、第2油圧通路92は、各遅角側油圧室83に開口する4つの油孔92dに接続される。
前記電磁切換弁95は、内部のスプール弁体が各油圧通路91,92と供給通路93及びドレン通路94a,94bとを相対的に切り換え制御するようになっている。
前記エンジンコントロールユニット114は、前記電磁切換弁95を駆動する電磁アクチュエータ99に対する通電量を、ディザ信号が重畳されたデューティ制御信号に基づいて制御する。
例えば、電磁アクチュエータ99にデューティ比0%の制御信号(OFF信号)を出力すると、オイルポンプ47から圧送された作動油は、第2油圧通路92を通って遅角側油圧室83に供給されると共に、進角側油圧室82内の作動油が、第1油圧通路91を通って第1ドレン通路94aからオイルパン96内に排出される。
従って、遅角側油圧室83の内圧が高、進角側油圧室82の内圧が低となって、回転部材53は、ベーン78a〜78bを介して最大遅角側に回転し、この結果、吸気バルブ105の開期間(バルブ作動角の中心位相)が遅くなる。
一方、電磁アクチュエータ99にデューティ比100%の制御信号(ON信号)を出力すると、作動油は、第1油圧通路91を通って進角側油圧室82内に供給されると共に、遅角側油圧室83内の作動油が第2油圧通路92及び第2ドレン通路94bを通ってオイルパン96に排出され、遅角側油圧室83が低圧になる。
このため、回転部材53は、ベーン78a〜78dを介して進角側へ最大に回転し、これによって、吸気バルブ105の開期間(バルブ作動角の中心位相)が早くなる。
尚、吸気バルブ105の作動角・リフト量を連続的に可変とするための機構、吸気バルブ105のバルブ作動角の中心位相を連続的に可変とする機構は、上記の図2〜4に示したものに限定されない。
また、前記吸気バルブ105の開特性を可変とするための機構を、VEL機構112とVTC機構113との組み合わせに限定するものではなく、例えば、特開2001−182563号公報に開示されるように立体カムを用いる機構や、特開2000−213663号公報に開示されるような電磁石によってエンジンバルブを開閉駆動する機構を採用することができる。
次に、エンジンコントロールユニット114による電子制御スロットル104,VEL機構112及びVTC機構113の制御を、図5のフローチャートに従って詳細に説明する。
図5のフローチャートにおいて、まず、ステップS11では、アクセル開度とエンジン回転速度とから目標吸入空気量を演算する。
ステップS12では、キャニスタからのエバポパージのための負圧要求や、ブレーキマスタバックにおける負圧要求などに対応するための目標負圧を演算する。前記目標負圧は、スロットルバルブ103bの閉じ制御によって吸入負圧を発生させるときの目標値である。
ステップS13では、目標吸入空気量と目標負圧とに基づいて前記スロットルバルブ103bの目標スロットル開度を演算する。
ステップS14では、前記目標吸入空気量を目標負圧に応じて補正設定する。
そして、ステップS15では、前記ステップS14で補正設定された目標吸入空気量に基づいて、前記VEL機構112における目標リフト量(制御軸13の目標角度)及び前記VTC機構113におけるバルブタイミングの目標進角値を設定する。
ステップS16では、前記目標スロットル開度に従って電子制御スロットル104を制御する。
また、ステップS17では、目標リフト量及び目標進角値に従って、前記VEL機構112及びVTC機構113を制御する。
図6のフローチャートは、前記ステップS17におけるVEL機構112及びVTC機構113の制御を示すものである。
図6のフローチャートにおいて、ステップS101では、アクセルペダル開度APSの単位時間当たりの変化量ΔAPS(開度変化速度)を演算する。
前記変化量ΔAPSは、最新のアクセルペダル開度から単位時間前のアクセルペダル開度を減算して算出される。
前記変化量ΔAPSは、アクセルペダル開度の増大変化時にプラスの値を示し、運転者の加速要求度合いを示すデータである。
ステップS102では、前記変化量ΔAPSがプラスの値であるか否かを判断することで、運転者の加速要求時であるか否かを判別する。
そして、加速要求時ではないと判断されると、ステップS103へ進み、前記ステップS15で設定された目標リフト量及び目標進角値を、それぞれ最終的な目標値として、前記VEL機構112及びVTC機構113を制御する。
一方、ステップS102で、運転者が加速を要求していると判断すると、ステップS104へ進む。
ステップS104では、前記ステップS15で設定された目標リフト量及び目標進角値のなまし処理に用いるなまし係数KN(0≦KN≦1)を、前記変化量ΔAPSに基づいて設定する。
前記なまし係数KNは、その値が大きいほど、ステップS15で設定される前記目標リフト量及び目標進角値に対して、実際に制御に用いる目標の遅れを大きくする係数であり、前記変化量ΔAPSが小さいときほど大きな値に設定されるようになっている。
即ち、前記変化量ΔAPSが小さく、運転者が緩加速を要求している(加速要求が弱い)と判断されるときには、アクセルペダルの開度変化に対して前記目標リフト量及び目標進角値(吸気バルブ105の開特性)の変化が遅れるような設定がなされ、逆に、前記変化量ΔAPSが大きく、運転者が急加速を要求している(加速要求が強い)と判断されるときには、アクセルペダルの開度変化に対して前記目標リフト量及び目標進角値(吸気バルブ105の開特性)が遅れなく追従変化するような設定がなされる。
ステップS105では、前記なまし係数KNを用いて前記ステップS15で設定される前記目標リフト量及び目標進角値をなまし処理する。
具体的には、今回ステップS15で設定された目標リフト量及び目標進角値を最新の目標値とし、前回においてVEL機構112及びVTC機構113の制御に用いた目標リフト量及び目標進角値を前回の最終目標値としたときに、今回の最終目標値を、
今回の最終目標値=前回の最終目標値×KN+最新の目標値×(1−KN)
として算出する。
但し、上式でなまし処理を行う構成に限定するものではなく、例えば目標リフト量及び目標進角値をアナログ又はデジタルのフィルタに通過させ、通過後のデータを最終的な目標値とすると共に、前記フィルタの時定数を変化量ΔAPSが小さいときほど大きくする構成とすることができ、ステップS15で設定される目標リフト量及び目標進角値に対して遅れた最終目標値を設定する方法としては、公知の種々の方法を適用できる。
ステップS106では、前記ステップS105でのなまし処理後の最終目標値に基づいてVEL機構112及びVTC機構113を制御する。
本実施形態のように、吸気バルブ105でエンジン101の吸入空気量を制御する場合、シリンダの直前で吸入空気量が調整されるので、スロットルバルブ103bで吸入空気量を制御する場合に比べて、シリンダ吸入空気量を応答良く変化させることができる。
しかし、運転者が緩加速を要求しているときに、シリンダ吸入空気量が応答良く変化すると、アクセルの動きに対してエンジン出力が過敏に反応することになって、加速ショックを運転者に与える可能性がある。
これに対し、上記のように、吸気バルブ105の開特性の目標値になまし処理を施せば、運転者がアクセルペダルをゆっくり踏み込む緩加速要求時には、アクセル開度の変化に対する目標リフト量及び目標進角値(吸気バルブ105の開特性)の応答、換言すれば、吸気バルブ105の開特性の制御速度が遅くなるので(図7参照)、吸気バルブ105の開特性によって応答良く吸入空気量が制御されるとしても、エンジン出力が過敏に応答変化することがなく、運転者に加速ショックを与えることを防止できる。
一方、運転者が急加速を要求している場合には、アクセル開度の変化に対して目標リフト量及び目標進角値(吸気バルブ105の開特性)を比較的応答良く変化させるので、吸気バルブ105で吸入空気量を制御することによる高い応答性能を活かして、高い加速性能を発揮させることができる。
ところで、図6のフローチャートに示した制御では、運転者の加速要求状態であるか否かに基づいてなまし処理を施すか否かを判断したが、なまし処理が最も要求されるのは、運転者の緩加速要求時であるので、図8のフローチャートに示す制御のように、緩加速要求時に限定してなまし処理を施すようにすることができる。
図8のフローチャートにおいて、ステップS201では、前記ステップS101と同様に、変化量ΔAPSを演算する。
ステップS202では、前記変化量ΔAPSがプラスであってかつその絶対値が所定値以下であるか否かを判断することで、運転者の緩加速要求時であるか否かを判断する。
そして、緩加速要求時以外、即ち、定常,急加速,減速運転の要求時であれば、ステップS203へ進み、前記ステップS15で設定された目標リフト量及び目標進角値を、それぞれ最終的な目標値として、前記VEL機構112及びVTC機構113を制御する。
一方、ステップS202で、運転者が緩加速を要求していると判断すると、ステップS204へ進む。
ステップS204では、同じ緩加速状態であっても、より加速要求が弱いときほど(変化量ΔAPSが小さいほど)なまし係数KNをより大きな値に設定する。
そして、ステップS205では、前記ステップS105と同様にして、前記ステップS15で設定された目標リフト量及び目標進角値に対して、前記なまし係数KNに応じたなまし処理を施し、その結果を最終的な目標値とする(図7参照)。
次のステップS206では、前記ステップS205でなまし処理された目標リフト量及び目標進角値を、それぞれ最終的な目標値として、前記VEL機構112及びVTC機構113を制御する。
上記図6,図8のフローチャートに示した制御では、目標リフト量及び目標進角値になまし処理を施すことで、結果的に、吸気バルブ105の開特性の制御速度をアクセル変化に対して遅らせる構成としたが、図9のフローチャートに示すように、緩加速時に、一時的に吸気バルブ105の開特性を逆方向(吸入空気量の減少方向)に変化させてから加速要求に対応する方向(吸入空気量の増大方向)に変化させることによっても、エンジン出力(吸入空気量)の立ち上がり応答を遅らせることができ、以って、加速ショックの発生を抑止できる。
図9のフローチャートにおいて、ステップS301では、前記ステップS101と同様に、変化量ΔAPSを演算する。
ステップS302では、前記変化量ΔAPSがプラスであってかつその絶対値が所定値以下であるか否かを判断することで、運転者の緩加速要求時であるか否かを判断する。
そして、緩加速要求時以外、即ち、定常,急加速,減速運転の要求時であれば、ステップS303へ進み、前記ステップS15で設定された目標リフト量及び目標進角値を、それぞれ最終的な目標値として、前記VEL機構112及びVTC機構113を制御する。
一方、ステップS302で、運転者の緩加速要求時であると判断すると、ステップS304へ進む。
ステップS304では、緩加速要求の発生直後の所定期間内であるか否かを判別する。
そして、緩加速要求の発生直後の所定期間内であれば、ステップS305へ進み、前記ステップS15で設定された目標リフト量及び目標進角値を逆方向、即ち、吸入空気量が減少変化する方向に補正設定し(図10参照)、次のステップS306では、前記逆方向に補正された目標リフト量及び目標進角値に基づいて前記VEL機構112及びVTC機構113を制御する。
尚、上記の逆方向への制御を行う所定期間、及び/又は、逆方向への補正幅は、前記変化量ΔAPSに応じて可変に設定することができるが、予め記憶させた固定値とすることもできる。
一方、緩加速要求状態ではあるものの、緩加速要求の発生直後の所定期間内ではない場合には、ステップS307へ進み、前記ステップS204と同様にして、同じ緩加速状態であっても、より加速要求が弱いときほど(変化量ΔAPSが小さいほど)なまし係数KNをより大きな値に設定する。
そして、ステップS308では、前記ステップS105と同様にして、前記ステップS15で設定された目標リフト量及び目標進角値に対して、前記なまし係数KNに応じたなまし処理を施し、その結果を最終的な目標値とする。
即ち、加速要求の発生直後において、吸入空気量の減少方向へ一時的に吸気バルブ105の目標開特性を変化させた後は、なまし処理によって本来の目標開特性に遅れて変化する制御目標を設定する(図10参照)。
次のステップS309では、前記ステップ308でなまし処理された目標リフト量及び目標進角値を、それぞれ最終的な目標値として、前記VEL機構112及びVTC機構113を制御する。
ところで、上記各制御処理では、目標リフト量及び目標進角値を補正処理することで、吸気バルブの開特性の制御速度を変更したが、目標リフト量及び目標進角値に基づいて前記VEL機構112及びVTC機構113をフィードバック制御するときのゲインを変更することによっても、吸気バルブの開特性の制御速度を変更できる。
図11のフローチャートは、アクセル変化に対する吸気バルブ105の開特性の制御速度を、フィードバックゲインの設定によって変更する制御を示す。
図11のフローチャートにおいて、ステップS401では、前記ステップS101と同様に、変化量ΔAPSを演算する。
ステップS402では、前記変化量ΔAPSがプラスの値であるか否かを判断することで、運転者の加速要求時であるか否かを判別する。
そして、加速要求時でない場合には、ステップS403へ進んで、フィードバックゲインとして基本値を設定し、次のステップS404では、前記基本値としてのフィードバックゲインに基づき、目標リフト量及び目標進角値になるように前記VEL機構112及びVTC機構113をフィードバック制御する。
前記フィードバック制御は、例えば、目標リフト量及び目標進角値に対する実際値の偏差に基づく比例・積分動作によって行われ、前記ステップS403では、前記比例動作に用いる比例ゲイン及び積分動作における積分ゲインとして、予め記憶された基本値を設定する。
尚、フィードバック制御は、比例・積分動作によるものに限定されず、例えば、比例・積分・微分動作によるものであっても良いし、スライディングモード制御によって目標に向けて制御するシステムであっても良い。
一方、ステップS402で運転者の加速要求時であると判断すると、ステップS405へ進んで、前記変化量ΔAPSに応じてフィードバックゲイン(例えば比例ゲイン・積分ゲイン)を設定する。
ここで、例えば比例ゲイン・積分ゲインを前記変化量ΔAPSに応じて可変に設定させる場合には、前記変化量ΔAPSが小さく運転者が緩加速を要求していると判断されるときには、比例ゲイン・積分ゲインは小さい値に設定され、前記変化量ΔAPSが大きく運転者が急加速を要求していると判断されるときには、比例ゲイン・積分ゲインは比較的大きな値に設定される。
そして、次のステップS406では、前記ステップS405で設定されたフィードバックゲインに基づき、目標リフト量及び目標進角値になるように前記VEL機構112及びVTC機構113をフィードバック制御する。
上記のように、フィードバックゲインを可変に設定すれば、アクセルペダルの開度変化に対応する前記目標リフト量及び目標進角値(吸気バルブ105の開特性)の変化に対して、実際のリフト量・進角値が追従する速度が変化し、緩加速要求時には、アクセルペダルの開度変化に対する吸気バルブ105の開特性の制御速度を遅くする一方(図12参照)、急加速要求時には、アクセルペダルの開度変化に対する吸気バルブ105の開特性の制御速度を相対的に早くする。
従って、運転者の緩加速要求時には、アクセルペダルの開度変化に対してエンジン出力が過敏に応答変化することがなく、運転者に加速ショックを与えることを防止できる一方、運転者が急加速を要求している場合には、アクセル開度の変化に対してエンジン出力を応答良く変化させて、高い加速性能を発揮させることができる。
ここで、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術的思想について、以下に効果と共に記載する。
(イ)請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両用エンジンの吸気制御装置において、
運転者の加速要求を、アクセル開度の単位時間当たりの変化量に基づいて判断することを特徴とする車両用エンジンの吸気制御装置。
かかる構成によると、運転者が操作するアクセルの開度変化が速ければ、急加速要求時であると判断され、アクセルの開度変化が比較的遅ければ、緩加速要求時であると判断される。
従って、運転者の加速要求度合いを、簡便かつ的確に検出することができる。
(ロ)請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両用エンジンの吸気制御装置において、
前記吸気バルブのリフト量及び/又は作動角を連続的に変化させる第1の可変動弁機構と、前記吸気バルブの作動角の中心位相を連続的に変化させる第2の可変動弁機構とを備え、前記第1の可変動弁機構及び第2の可変動弁機構により前記吸気バルブの開特性を変化させることを特徴とする車両用エンジンの吸気制御装置。
かかる構成によると、前記吸気バルブのリフト量及び/又は作動角、更に、作動角の中心位相を連続的に変化させることで、エンジンの吸入空気量を制御することができる。
実施形態における車両用エンジンのシステム図。 実施形態における吸気バルブの可変動弁機構を示す斜視図。 実施形態におけるVEL機構を示す図。 実施形態におけるVTC機構を示す図。 実施形態における吸気制御を示すフローチャート。 目標値のなまし処理を行う吸気バルブ制御を示すフローチャート。 前記なまし処理における吸気バルブの目標開特性の変化の様子を示すタイムチャート。 緩加速要求時に目標値のなまし処理を行う吸気バルブ制御を示すフローチャート。 緩加速時に吸気バルブの開特性を一時的に逆方向に変化させる吸気バルブ制御を示すフローチャート。 緩加速時に吸気バルブの開特性を一時的に逆方向に変化させる場合の目標開特性の変化の様子を示すタイムチャート。 フィードバックゲインを変更する吸気バルブ制御を示すフローチャート。 フィードバックゲインの変更による吸気バルブの実開特性の変化の様子を示すタイムチャート。
符号の説明
3…吸気駆動軸、13…制御軸、99…電磁アクチュエータ、101…エンジン、104…電子制御スロットル、105…吸気バルブ、112…VEL機構、113…VTC機構、114…エンジンコントロールユニット、116…アクセルペダルセンサ、117…クランク角センサ、120…クランクシャフト

Claims (2)

  1. 吸気バルブの開特性の変更によって、アクセル開度に対応する吸入空気量に制御する車両用エンジンの吸気制御装置において、
    運転者の緩加速要求に対して、前記吸気バルブの開特性を、加速要求に対応する方向とは逆方向に一時的に変化させた後、前記吸気バルブの開特性を加速要求に対応する方向に変化させることで、急加速要求時よりも、前記アクセル開度の変化に対する前記開特性の追従変化を遅らせることを特徴とする車両用エンジンの吸気制御装置。
  2. 前記吸気バルブの開特性を、加速要求に対応する方向とは逆方向に一時的に変化させた後に、前記吸気バルブの開特性を加速要求に対応する方向に変化させる場合に、目標開特性のなまし処理、又は、目標開特性と実際の開特性とに基づく前記開特性のフィードバック制御のゲインを小さくする処理を行うことで、前記開特性の追従変化を遅らせることを特徴とする請求項1記載の車両用エンジンの吸気制御装置。
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