JP4659224B2 - レンズ交換可能なカメラシステム、カメラ本体及び交換レンズ - Google Patents

レンズ交換可能なカメラシステム、カメラ本体及び交換レンズ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、手振れなどに起因する像振れを補正する機能を有するレンズ交換可能なカメラシステム、カメラ本体及び該カメラ本体に着脱自在な交換レンズの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在のカメラは露出決定やピント合わせ等の撮影にとって重要な作業は全て自動化されているため、カメラ操作に未熟な人でも撮影失敗を起こす可能性は非常に少なくなっている。
【0003】
また、最近では、カメラに加わる手振れを防ぐシステムも研究されており、撮影者の撮影ミスを誘発する要因は殆ど無くなってきている。
【0004】
ここで、手振れを防ぐシステムについて簡単に説明する。
【0005】
撮影時のカメラの手振れは、周波数として通常1〜12Hzの振動であるが、シャッタのレリーズ時点においてこのような手振れを起こしていても像振れのない写真を撮影可能とするための基本的考えとして、上記手振れによるカメラの振動を検出し、その検出値に応じて補正レンズを変位させてやらなければならない。従って、カメラの振れが生じても像振れを生じない写真を撮影できることを達成するためには、第1に、カメラの振動を正確に検出し、第2に、振動による光軸変位を補正することが必要となる。
【0006】
この振動(カメラ振れ)の検出は、原理的にいえば、角加速度、角速度、角変位等を検出する振れセンサと該振れセンサの出力信号を電気的あるいは機械的に積分して角変位を出力する手段をカメラに搭載することによって行うことができる。そして、この検出情報に基づき撮影光軸を偏心させる補正光学装置を駆動させて像振れ抑制が行われる。
【0007】
図8は、カメラシステムの交換レンズ側に像振れ補正装置(補正光学装置と振れセンサよりなう)を具備した例を示す概略構成図である。
【0008】
図8において、カメラ本体700に内蔵されたCPU701と交換レンズ702内に内蔵されたCPU703とは、その接点ブロック704を介してシリアルバスラインで結ばれている。そして、そのバスラインを通して転送されるカメラ本体700からの指令信号に従って、交換レンズ702内のアクチュエータ(例えば絞り駆動、フォーカス駆動)が駆動される。
【0009】
図8では、レンズの機能の他に所定軸P,Yの周りの振れを検出する振れセンサ705,706が具備され、該振れセンサ705,706からの両出力が所定レベルに変換されたデータを基に、上記両軸周りに対して補正光学系707を駆動させて画像振れを補正している。なお、708,709は前記補正光学系707を駆動する為の回路である。また、カメラ本体700内には実際のフィルム面への露光時に、撮影光路から待避するために上部へ跳ね上がるミラー710、及び実際の露光におけるシャッタ速度を決定するシャッタ機構711が内蔵されている。
【0010】
図9は、通常の一眼レフタイプのカメラに使用されているフォーカルプレーンタイプのシャッタ駆動に伴う振れ波形等の様子を示した説明図である。
【0011】
図9(a)で示したように、まず始めにシャッタ先幕駆動が開始され、シャッタ先幕の移動方向とは、作用反作用の関係でカメラが逆方向に移動することになり、同図(b)で示したように、図中では下方向の振れとなって現れる。先幕走行開始からt時間経過すると先幕走行は完了してシャッタ幕の動きは停止するため、今度はカメラは反対方向に移動し、同図(b)で示した図中では上方向の振れとなって現れる。
【0012】
通常、このシャッタ幕の走行時間は数msecであることから、このシャッタ幕の走行によって生ずる振れの周波数は数10〜数100Hzとなる。一般に、手振れ検出などに使用される振れセンサの場合、100Hz近辺の周波数を正確に検知することは出来ず、同図(c)の実線で示したように、本来の振れ波形のピークに対してセンサ出力のピークは時間tsだけ遅れたような波形となる。また、上記振れセンサからの出力に基づき、実際像面上の振れを補正するように駆動される補正系も、その補正帯域はせいぜい数10〜100Hz位であり、その結果100Hz付近のセンサ出力から振れ信号に対しては、図9(c)の点線で示したように、センサ出力のピークに対して補正系出力のピークが時間tcだけ遅れたような波形となる。
【0013】
このように100Hz位の振れ信号に対して実際の補正動作はかなり時間的に遅れた形(ts,tc)で実行される。このため、実際の像面上の振れ波形は図9(d)で示したように、振れを補正するどころか、却ってその時間遅れによる補正のために振れを増加する方向になってしまっている。
【0014】
その対策として、図9(e)に示すような1次関数的な補正データを振れセンサ出力に加算し(図9(f))、そのデータにより振れ補正を行うことで、図9(g)に示すような補正残りとなり、ほぼシャッタ先幕走行による振れを補正することが可能となることが、例えば特開平9−43660号に開示されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
図9(e)に示すような1次関数的な補正データは、カメラ本体から交換レンズ側へ送信するのであるが、送信データ内容として、シャッタ振れタイミング、シャッタ振れ補正データ(ディレイ時間T1,T2、レベルL)などを送信する必要がある。
【0016】
そして、最近では、振れセンサをカメラ本体内に、補正光学装置を交換レンズ内に配置する防振システムも提案されており、この場合、カメラ本体内にある振れセンサからの振れデータを交換レンズ側へ送信し、該交換レンズ側では受信した振れデータに基づいて補正光学装置を動作させることで振れ補正を行う。
【0017】
このようなシステムでは、通信データ量が非常に多くなり、マイコンは通信処理により多くの時間を費やさなければならなくなり、そのため、その他の処理に遅れが生じてしまう可能性があった。
【0018】
(発明の目的)
本発明の目的は、カメラ本体と交換レンズとの間の通信を簡略化しつつ、像振れ補正を正確に行うことのできるカメラシステム、カメラ本体及び交換レンズを提供しようとするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、カメラ本体と、該カメラ本体に着脱自在な交換レンズより成るカメラシステムであって、前記カメラ本体は、カメラシステムに加わる振れを検出する振れ検出手段と、前記カメラ本体に具備されたクイックリターンミラー駆動による衝撃もしくは前記カメラ本体に具備されたシャッタ駆動による衝撃にて前記カメラシステムに発生する振れ信号を予め記憶している記憶手段と、前記振れ検出手段の振れ出力と前記記憶手段に記憶された振れ波形データを所定のタイミングで加算もしくは減算する演算手段と、該演算手段の演算結果を振れデータとして前記交換レンズ側へ送信する送信手段とを有し、前記交換レンズは、送信されてくる前記振れデータを受信する受信手段と、受信した前記振れデータに基づいて前記振れに起因する像振れを補正する振れ補正手段とを有するレンズ交換可能なカメラシステムとするものである。
【0020】
同じく上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、カメラ本体と、該カメラ本体に着脱自在な交換レンズより成るカメラシステムであって、前記カメラ本体は、カメラシステムに加わる振れを検出する振れ検出手段と、前記カメラ本体に具備されたクイックリターンミラー駆動による衝撃もしくは前記カメラ本体に具備されたシャッタ駆動による衝撃にて前記カメラシステムに発生する振れ波形データを予め記憶している記憶手段と、所定のシャッタ秒時の際は、前記振れ検出手段の振れ出力と前記記憶手段に記憶された振れ信号を所定のタイミングで加算もしくは減算する演算手段と、前記所定のシャッタ秒時の場合は、前記演算手段の演算結果を振れデータとして、前記所定のシャッタ秒時以外の場合は、前記振れ検出手段の振れ出力を振れデータとして、前記交換レンズ側へ送信する送信手段とを有し、前記交換レンズは、送信されてくる前記振れデータを受信する受信手段と、受信した前記振れデータに基づいて前記振れに起因する像振れを補正する振れ補正手段とを有するレンズ交換可能なカメラシステムとするものである。
同じく上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、カメラ本体と、該カメラ本体に着脱自在な交換レンズより成るカメラシステムのカメラ本体であって、カメラシステムに加わる振れを検出する振れ検出手段と、前記カメラ本体に具備されたクイックリターンミラー駆動による衝撃もしくは前記カメラ本体に具備されたシャッタ駆動による衝撃にて前記カメラシステムに発生する振れ波形データを予め記憶している記憶手段と、前記振れ検出手段の振れ出力と前記記憶手段に記憶された振れ信号を所定のタイミングで加算もしくは減算する演算手段と、前記演算手段の演算結果を振れデータとして前記交換レンズ側へ送信する送信手段とを有するカメラ本体とするものである。
同じく上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、カメラ本体と、該カメラ本体に着脱自在な交換レンズより成るカメラシステムの交換レンズであって、カメラシステムに加わる振れを検出する振れ検出手段と、前記カメラ本体に具備されたクイックリターンミラー駆動による衝撃もしくは前記カメラ本体に具備されたシャッタ駆動による衝撃にて前記カメラシステムに発生する振れ波形データを予め記憶している記憶手段と、前記振れ検出手段の振れ出力と前記記憶手段に記憶された振れ信号を所定のタイミングで加算もしくは減算する演算手段と、該演算手段の演算結果を振れデータとして前記交換レンズ側へ送信する送信手段とを有するカメラ本体から送信されてくる前記振れデータを受信する受信手段と、受信した前記振れデータに基づいて前記振れに起因する像振れを補正する振れ補正手段とを有する交換レンズとするものである。
同じく上記目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、カメラ本体と、該カメラ本体に着脱自在な交換レンズより成るカメラシステムのカメラ本体であって、カメラシステムに加わる振れを検出する振れ検出手段と、前記カメラ本体に具備されたクイックリターンミラー駆動による衝撃もしくは前記カメラ本体に具備されたシャッタ駆動による衝撃にて前記カメラシステムに発生する振れ波形データを予め記憶している記憶手段と、所定のシャッタ秒時の際は、前記振れ検出手段の振れ出力と前記記憶手段に記憶された振れ信号を所定のタイミングで加算もしくは減算する演算手段と、前記所定のシャッタ秒時の場合は、前記演算手段の演算結果を振れデータとして、前記所定のシャッタ秒時以外の場合は、前記振れ検出手段の振れ出力を振れデータとして、前記交換レンズ側へ送信する送信手段とを有するカメラ本体とするものである。
同じく上記目的を達成するために、請求項7に記載の発明は、カメラ本体と、該カメラ本体に着脱自在な交換レンズより成るカメラシステムの交換レンズであって、前記カメラシステムに加わる振れを検出する振れ検出手段と、前記カメラ本体に具備されたクイックリターンミラー駆動による衝撃もしくは前記カメラ本体に具備されたシャッタ駆動による衝撃にて前記カメラシステムに発生する振れ波形データを予め記憶している記憶手段と、所定のシャッタ秒時の際は、前記振れ検出手段の振れ出力と前記記憶手段に記憶された振れ信号を所定のタイミングで加算もしくは減算する演算手段と、前記所定のシャッタ秒時の場合は、前記演算手段の演算結果を振れデータとして、前記所定のシャッタ秒時以外の場合は、前記振れ検出手段の振れ出力を振れデータとして、前記交換レンズ側へ送信する送信手段とを有するカメラ本体から送信されてくる振れデータを受信する受信手段と、受信した前記振れデータに基づいて前記振れに起因する像振れを補正する振れ補正手段とを有する交換レンズとするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0022】
(実施の第1の形態)
まず、オープン制御による像振れ補正装置(振れセンサと補正光学装置より成る)の分解斜視図を、図7を用いて説明する。
【0023】
図7において、1は補正レンズを支持する支持枠、2は支持枠1を保持する地板、3は地板2に不図示のビス等で固定される磁性体であるところの第1ヨーク、4は支持枠1に固定される巻線コイルである。5は、第1ヨーク3との間に支持枠1を挟むように、地板2に不図示のビス等で固定される磁性体であるところの第2ヨークである。6は第2ヨーク5上に磁気的に吸着し固定される永久磁石であり、略90°位置をずらして2個設けられている。7a〜7cは一端を支持枠1に圧入され、他端を地板2に設けられた長孔2aに挿入されているシフトピンであり、光軸を中心として略120°等分に3ケ所、光軸を中心として放射状に設けられている。8a〜8dは地板2に対して支持枠1を弾性支持するバネであり、一方を支持枠1に設けられた突起1aによって位置決めされ、もう一方を地板2に設けられた突起2bによって位置決めされており、光軸を中心として略90°等分に4ケ所設けられている。突起1a及び突起2bは光軸を中心として放射状に突出しており、同一直線上に対向するように設けられているので、バネ8も光軸を中心として放射状に配置されることとなる。
【0024】
組立手順は、最初に、地板2に第1ヨーク3を孔3aを通してビス等で固定する。次に、支持枠1に設けられた孔1bに、ボビン4bに設けられた突起4cを挿入し、接着等で巻線コイル4を固定する。そして、シフトピン7を地板2の長孔2aを通して支持枠1に設けられた孔1cに圧入する。これにより支持枠1は地板2に対して光軸方向の移動が規制されるが、光軸方向以外には移動可能となる。次に、バネ8を、一方を支持枠1に設けられた突起1aに、もう一方を地板2に設けられた突起2bに、それぞれ取り付ける。これにより、支持枠1は略光軸中心に保持される。次いで、第2ヨーク5に、永久磁石6を磁気的に吸着させ固定する。最後に、第2ヨーク5を、第1ヨーク3との間に支持枠1を挟むように、地板2にビス等で固定する。
【0025】
永久磁石6と巻線コイル4はそれぞれ対向するように配置する。これにより第2ヨーク5は磁性体であるので、第1ヨーク3と永久磁石6との間に公知の閉磁路を形成し、且つこの閉磁路内に設けられ、支持枠1に固定された巻線コイル5に通電することにより、推力を発生させ支持枠1を任意のストローク駆動させる。また、無通電時にはバネ8により支持枠1は略中心位置に保持され、バネ8は略90°等分で4ケ所設けられているので、像振れ補正装置の姿勢が変化しても、その性能に変化はない。
【0026】
9a,9bはカメラ本体に内蔵された振れセンサであり、その信号をカメラ本体側で適当に振れデータに変換し、交換レンズに送信をする。すると、交換レンズ側では、前記振れデータを基に演算を行い、振れを打ち消すように補正レンズの駆動量を算出し、巻線コイル4に通電することで支持枠1を制御し、像面の安定を確保する。
【0027】
図1は、上記の像振れ補正装置を具備するカメラシステムの主要部分の構成を示すブロック図である。
【0028】
図1において、31は交換レンズ側に具備されるレンズMPUであり、カメラ本体との通信によって、交換レンズ側の制御を行っている。カメラ本体から送信される振れデータに基づいて、コイルドライバー32を介して補正レンズを駆動し、像振れ補正を行う。また、レンズMPU31は、上記のような像振れ補正制御の他に、ズーム・フォーカスの位置(ゾーン)検出を行う位置検出器33や、モータードライバー34,35を介してフォーカスレンズの駆動、絞り駆動を行っている。さらに、レンズMPU31は、カメラMPU38とカメラ・レンズ通信を行い、カメラ・レンズそれぞれのステータス(焦点距離、SWの状態等)の確認やフォーカス、絞り等の駆動命令を送受信したり、振れデータを受信したりする。
【0029】
36(ISSW)は像振れ補正(Image Stabilizer)を行うかどうかの動作選択スイッチ、37(A/MSW)はオートフォーカスかマニュアルフォーカスかを選択するスイッチである。
【0030】
38はカメラ本体側に具備されるカメラMPUであり、不図示の測光部や測距部等の制御を行ったり、撮影のためのミラー部42、シャッタ部41の制御を行う。また、内蔵するROMには、カメラの所定の動作、例えばシャッタ先幕の走行時の衝撃にて生じる振れ波形データやクイックリターンミラーのアップ時の衝撃にて生じる振れ波形データが予め記憶されている。さらに、上記衝撃による振れは装着された交換レンズによってレベルなどが変わってくるので、装着可能な交換レンズ各々に対応する複数の振れ波形データが予め記憶されている。
【0031】
39は振れを検出する振れセンサ(図7の9a,9bに相当)であり、検出される振れ出力は、HPF・増幅・LPF回路40に入力され、ここでDC成分のカット、増幅及びノイズ除去が行われ、カメラMPU38のA/D変換端子に入力される。すると、該カメラMPU38はA/D変換された振れ角速度信号をハイパス・積分等の演算を行った後、演算データを交換レンズへ振れデータとして送信する。
【0032】
43はレリーズスイッチであり、一般的には2段ストロークスイッチとなっており、該レリーズスイッチ43の第1ストロークでスイッチSW1がONし、第2ストロークでレリーズスイッチSW2がONになるように構成されている。
【0033】
ここで、上記カメラMPU38の具体的な動作を、図2及び図3に示したフローチャートを用いて説明する。
【0034】
図2は、像振れ補正動作に関連するカメラMPU38の動作のメインフローを示すものである。
【0035】
まず、ステップ#100において、スイッチSW1がONするのを待機し、該スイッチSW1のONを検知するとステップ#101へ進み、測光動作を行う。そして、次のステップ#102において、フォーカス制御を行う。これは不図示の光学センサで被写体像を検出し、演算によりデフォーカス量を求め、交換レンズ側(レンズMPU31)へフォーカス駆動命令を送信することで行う。続くステップ#103においては、合焦したかどうかの判定を行い、合焦していなければステップ#102へ戻り、再度フォーカス制御を行う。
【0036】
上記ステップ#103にて合焦していることを判定するとステップ#104へ進み、ここではスイッチSW2がONされたかどうかの判定を行う。この結果、該スイッチSW2がONされていればステップ#105へ進み、撮影を行うためミラーアップ動作を行う。そして、次のステップ#106において、交換レンズ側へ絞り駆動命令を送信し、続くステップ#107において、先幕走行動作を行い、露光を開始する。その後はステップ#108へ進み、設定されたシャッタ秒時Tvが経過するまで待機し、シャッタ秒時Tvが経過するとステップ#109へ進み、後幕走行動作を行い、露光を終了する。そして、次のステップ#110において、交換レンズ側へ絞り開放命令を送信し、最後にステップ#111において、ミラーダウン動作を行い、ステップ#100へ戻る。
【0037】
また、上記の動作中に、カメラMPU38はスイッチSW1,SW2のONなどのカメラの状態を交換レンズ側へ送信したり、装着された交換レンズの判別を行うためのレンズIDの取得等を該交換レンズと通信により行っている。
【0038】
図3は、図2のメインフローの動作中に一定周期毎に行われる振れ検出用の割り込み動作を示したフローチャートであり、以下これにしたがって説明する。
【0039】
まず、ステップ#120において、振れセンサ39の出力のA/D変換を行う。そして、次のステップ#121において、低周波成分をカットするためにハイパスフィルタ演算を行う。続くステップ#122においては、積分演算を行い、角速度データから角変位データ(AH_DATA)を得る。
【0040】
ステップ#123においては、シャッタ先幕駆動のタイミングかどうかの判定を行い、そうでなければステップ#124へ進み、シャッタ先幕駆動のタイミングでないので上記ステップ#122にて得られた角変位データ(AH_DATA)を振れのレンズ送信データ(LB_DATA)と設定し、ステップ#127へ進む。
【0041】
また、シャッタ先幕駆動のタイミングであった場合はステップ#125へ進み、カメラMPU38内のROMに予め記憶されている任意波形データ(SH_DATA(n) )を読み込む。この任意波形データ(SH_DATA(n) )は、装着された交換レンズの種類をレンズIDにより判別し、その交換レンズと組み合わされた状態に対応した波形データであり、シャッタ先幕走行時の衝撃による振れ信号である。また、クイックリターンミラーのアップ時の衝撃による振れも考慮するのが望ましいが、説明簡略化のため、本実施の形態ではその説明は省略する。
【0042】
また、この任意波形データ(SH_DATA(n) )はシャッタ先幕駆動のタイミング(n=0) から時間と共に変化するデータである。そして、次のステップ#126において、上記ステップ#122にて得られた角変位データ(AH_DATA)に上記ステップ#125の任意波形データ(SH_DATA(n) )を加算(H_DATA+SH_DATA(n) →LB_DATA)し、その結果をレンズ送信振れデータ(LB_DATA)と設定する。また、シャッタ走行方向が逆になった場合は、上記任意波形データ(SH_DATA(n) )を減算することで対応可能である。
【0043】
そして、次のステップ#127において、レンズ送信振れデータ(LB_DATA)を交換レンズ側に2Byteデータとして送信する。
【0044】
以上で割り込み終了となる。
【0045】
この割り込み動作により、シャッタ先幕走行振れ信号の記憶値である任意波形データを加味した振れデータを交換レンズ側に送信することができる。
【0046】
次に、レンズMPU31のメイン動作を、図4のフローチャートにより説明する。
【0047】
交換レンズをカメラ本体に装着すると、カメラMPU38からレンズMPU31へシリアル通信がなされ、レンズMPU31はステップ#130から動作を開始する。
【0048】
まず、ステップ#130においては、レンズ制御、像振れ補正制御のための初期設定を行う。そして、次のステップ#131において、スイッチISSW,A/MSWの状態検出、ズーム・フォーカスの位置検出を行う。続くステップ#132においては、カメラMPU38からフォーカス駆動要求通信があったかどうかを判定し、フォーカス駆動要求があればステップ#133へ進み、カメラMPU38からフォーカスレンズの駆動量が指令されるのでそれに応じてフォーカス駆動制御を行う。
【0049】
また、フォーカス駆動要求がなければステップ#134へ進み、カメラMPU38からの通信、スイッチISSWの状態に応じて、像振れ補正開始フラグIS_STARTの設定等の像振れ補正動作開始制御を行う。そして、次のステップ#135において、カメラMPU38から全駆動停止(レンズ内のアクチュエータの全駆動を停止する)命令を受信したかどうかの判定を行う。カメラ本体側で何も操作がなされないと、暫くしてからカメラMPU38からこの全駆動停止命令が送信される。すると、次のステップ#136において、全駆動停止制御を行う。ここでは全てのアクチュエータ駆動を停止し、レンズMPU31はスリープ(停止)状態となる。像振れ補正装置への給電も停止する。
【0050】
その後、カメラ本体側で何か操作が行われると、カメラMPU38はレンズMPU31に通信を送り、スリープ状態を解除する。
【0051】
これらの動作の間に、カメラMPU38からの通信によるシリアル通信割り込み要求があれば、それらの割込み処理を行う。その通信の中には前述の振れデータ通信も含まれている。
【0052】
シリアル通信割り込み処理は、通信データのデコードを行い、デコード結果に応じて、例えば絞り駆動などのレンズ処理を行う。そして、通信データのデコードによって、スイッチSW1のON,SW2のON、シャッタ秒時、カメラの機種等が判別できる。
【0053】
また、振れデータ通信は一定周期毎(例えば500μsec )にカメラMPU38から送信される。
【0054】
ここで、レンズMPU31の振れデータ通信処理の動作を、図5のフローチャートにより説明する。
【0055】
レンズMPU31は、振れデータ通信を受信すると、ステップ#140から動作を行う。そして、次のステップ#140において、像振れ補正開始フラグIS_STARTの状態を判定し、IS_START=0ならばステップ#141へ進み、補正レンズ駆動用データ(DRV_DATA)をクリアしてステップ#144へ進む。一方、IS_START=1ならばステップ#142へ進み、ズーム・フォーカス位置から防振敏感度データ(ISB_DATA)を得る。これは、カメラMPU38から送信された振れデータ(LB_DATA)を補正レンズの移動量に変換するためのデータである。そして、次のステップ#143において、カメラMPU38から送られてきた振れデータ(LB_DATA)と防振敏感度データ(ISB_DATA)から補正レンズ駆動用データ(DRV_DATA)を得る。最後に、ステップ#144において、上記の補正レンズ駆動用データ(DRV_DATA)をPWMとしてレンズMPU31のポートに出力する。すると、このの出力はコイルドライバー32に入力され、コイルとマグネットにより補正レンズが駆動され、像振れ補正が行われる。
【0056】
以上のように、カメラ本体側にて、振れセンサ39の信号処理を行い(図3の#120〜#122)、さらに該信号処理データとカメラ本体内に記憶されている(装着された交換レンズと組み合わされた状態時に適したシャッタ先幕走行時の衝撃による振れ信号である)任意波形データを加算した結果(#125〜#126)を交換レンズ側へ送信し(#127)、交換レンズ側では、受信したデータに基づいて像振れ補正を行うことで(図5の#142〜#144)、従来よりも、シャッタ振れタイミング通信やシャッタ振れ補正データ通信を省略することができ、振れ通信の簡略化を図ることができる。
【0057】
(実施の第2の形態)
本発明の実施の第2の形態では、所定のシャッタ秒時の場合のみ、カメラ本体側で任意波形データ(シャッタ先幕走行振れ信号)と振れセンサ信号処理データを加算し、その結果を交換レンズに送信する例を説明する。
【0058】
なお、カメラシステムの回路構成は図1と同様であるものとする。また、カメラMPU38のメイン動作は、図2のフローチャートと同様であり、又レンズMPU31の動作は、図4及び図5のフローチャートと同様であるため、その説明は省略する。
【0059】
上記実施の第1の形態と異なる、カメラMPU38での振れ検出用割り込み動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。
【0060】
図6において、ステップ#150が本発明の実施の第2の形態における特徴的な動作となり、その他の動作は図3と同様のため、同一のステップ番号を付し、その部分の説明は省略する。
【0061】
ステップ#123にて先幕走行タイミングを検出するとステップ#150へ進み、ここではシャッタ秒時Tvが所定秒時(1/60〜1/250)であるかの判定を行い、所定秒時であればステップ#125へ進み、レンズMPU31内のROMに格納されている任意波形データ(SH_DATA(n) )とステップ#122にて得られた角変位データ(AH_DATA)を加算し、その結果を振れのレンズ送信データ(LB_DATA)として交換レンズ側へ送信する。
【0062】
一方、所定秒時以外であれば、ステップ#150からステップ#124へ進み、任意波形データ(SH_DATA(n) )の加算は行わす。前記角変位データ(AH_DATA)のみを振れのレンズ送信データ(LB_DATA)として交換レンズ側へ送信する。
【0063】
以上のように、カメラ本体側で、振れセンサ39の信号処理を行い(図6の#120〜#122)、さらに所定のシャッタ秒時の場合のみ、前述の振れセンサ信号処理データと任意波形データを加算した結果(#150→#125〜#126)を交換レンズ側へ送信し(#127)、交換レンズ側では、受信したデータに基づいて像振れ補正を行うことで(図5の#142〜#144)、従来よりもシャッタ振れタイミング通信やシャッタ振れ補正データ通信を省略することができ、振れ通信の簡略化を図ることができる。そして、露光期間に占める振れの中でシャッタ振れの影響の大きい所定のシャッタ秒時(1/60〜1/250)の場合のみに上記加算を行うことで、より精度の良い振れデータを設定することが可能となる。なお、上記加算を行うシャッタ秒時を「1/60〜1/250」に限定しているのは、上記1/60〜1/250よりも速いシャッタ秒時の場合は、シャッタ先幕と後幕が重なった波形となるし、遅いシャッタ秒時の場合は、露光期間の最初の期間のみにシャッタ振れは発生するのでその影響は少なくなるからである。
【0064】
(変形例)
上記の実施の各形態では、MPUを用いたデジタル制御で行う例を示したが、アナログ制御で行ってもよい。
【0065】
また、記憶手段としてカメラMPU内のROMを用いた例を示したが、外部EEPROM等でも構わない。
【0066】
また、像振れ補正装置のうちの振れセンサを除く部分(補正光学装置)は交換レンズに組み込んだ例を示したが、補正光学装置が交換レンズ内になく、交換レンズの前方に取り付けるコンバージョン・レンズのどの中に入る付属品としての形態をとってもよい。
【0067】
また、上記実施の各形態では、振れセンサとして角速度センサを例にしているが、角加速度センサ、加速度センサ、速度センサ、角変位センサ、変位センサ、更には画像振れ自体を検出する方法など、振れが検出できるものであればどのようなものであってもよい。
(本発明と実施の形態の対応)
振れセンサ39が本発明の振れ検出手段に、カメラMPU38内のROMもしくは不揮発性メモリが記憶手段に、カメラMPU38が演算手段および送信手段に、それぞれ相当する。送信手段は、請求項1では、演算手段の演算結果を振れデータとして交換レンズ側に送信する。送信手段は、請求項2では、所定のシャッタ秒時の場合は、演算手段の演算結果を振れデータとして、所定のシャッタ秒時以外の場合は、前記振れ検出手段の振れ出力を振れデータとして、交換レンズ側へ送信する。記憶手段は、カメラ本体に装着可能な複数の交換レンズ毎の振れ信号を予め記憶しており、演算手段は、現在装着されている交換レンズの種類に対応する振れ信号を読み出す。機械的作用部が作用する動作とは、クイックリターンミラー駆動もしくはシャッタ駆動に関する動作である。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、カメラ本体と交換レンズとの間の通信を簡略化しつつ、像振れ補正を正確に行うことができるカメラシステム、カメラ本体又は交換レンズを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係るカメラシステムの主要部分の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のカメラMPUでのメイン動作を示すフローチャートである。
【図3】同じく図1のカメラMPUでの振れ検出動作を示すフローチャートである。
【図4】図1のレンズMPUでのメイン動作を示すフローチャートである。
【図5】同じく図1のレンズMPUでの像振れ補正制御動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の第2の形態に係るカメラMPUでの振れ検出動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の各形態に係る像振れ補正装置の分解斜視図である。
【図8】従来のカメラシステムの交換レンズ側に防振システムを具備した例を示す概略構成図である。
【図9】通常の一眼レフタイプのカメラに使用されているフォーカルプレーンタイプのシャッタ駆動に伴う振れ波形等の様子を示した説明図である。
【符号の説明】
31 レンズMPU
32 補正レンズ駆動用コイルドライバー
36 像振れ補正選択スイッチ
38 カメラMPU
39 振れセンサ

Claims (7)

  1. カメラ本体と、該カメラ本体に着脱自在な交換レンズより成るカメラシステムであって、
    前記カメラ本体は、カメラシステムに加わる振れを検出する振れ検出手段と、前記カメラ本体に具備されたクイックリターンミラー駆動による衝撃もしくは前記カメラ本体に具備されたシャッタ駆動による衝撃にて前記カメラシステムに発生する振れ波形データを予め記憶している記憶手段と、前記振れ検出手段の振れ出力と前記記憶手段に記憶された振れ信号を所定のタイミングで加算もしくは減算する演算手段と、該演算手段の演算結果を振れデータとして前記交換レンズ側へ送信する送信手段とを有し、
    前記交換レンズは、送信されてくる前記振れデータを受信する受信手段と、受信した前記振れデータに基づいて前記振れに起因する像振れを補正する振れ補正手段とを有することを特徴とするレンズ交換可能なカメラシステム。
  2. カメラ本体と、該カメラ本体に着脱自在な交換レンズより成るカメラシステムであって、
    前記カメラ本体は、カメラシステムに加わる振れを検出する振れ検出手段と、前記カメラ本体に具備されたクイックリターンミラー駆動による衝撃もしくは前記カメラ本体に具備されたシャッタ駆動による衝撃にて前記カメラシステムに発生する振れ波形データを予め記憶している記憶手段と、所定のシャッタ秒時の際は、前記振れ検出手段の振れ出力と前記記憶手段に記憶された振れ信号を所定のタイミングで加算もしくは減算する演算手段と、前記所定のシャッタ秒時の場合は、前記演算手段の演算結果を振れデータとして、前記所定のシャッタ秒時以外の場合は、前記振れ検出手段の振れ出力を振れデータとして、前記交換レンズ側へ送信する送信手段とを有し、
    前記交換レンズは、送信されてくる前記振れデータを受信する受信手段と、受信した前記振れデータに基づいて前記振れに起因する像振れを補正する振れ補正手段とを有することを特徴とするレンズ交換可能なカメラシステム。
  3. 前記記憶手段は、前記カメラ本体に装着可能な複数の交換レンズ毎の前記振れ信号を予め記憶しており、前記演算手段は、現在装着されている交換レンズの種類に対応する前記振れ信号を選択し、前記振れ検出手段の振れ出力に加算もしくは減算して前記振れデータを算出することを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ交換可能なカメラシステム。
  4. カメラ本体と、該カメラ本体に着脱自在な交換レンズより成るカメラシステムのカメラ本体であって、
    カメラシステムに加わる振れを検出する振れ検出手段と、
    前記カメラ本体に具備されたクイックリターンミラー駆動による衝撃もしくは前記カメラ本体に具備されたシャッタ駆動による衝撃にて前記カメラシステムに発生する振れ波形データを予め記憶している記憶手段と、
    前記振れ検出手段の振れ出力と前記記憶手段に記憶された振れ信号を所定のタイミングで加算もしくは減算する演算手段と、
    前記演算手段の演算結果を振れデータとして前記交換レンズ側へ送信する送信手段とを有することを特徴とするカメラ本体。
  5. カメラ本体と、該カメラ本体に着脱自在な交換レンズより成るカメラシステムの交換レンズであって、
    カメラシステムに加わる振れを検出する振れ検出手段と、前記カメラ本体に具備されたクイックリターンミラー駆動による衝撃もしくは前記カメラ本体に具備されたシャッタ駆動による衝撃にて前記カメラシステムに発生する振れ信号を予め記憶している記憶手段と、前記振れ検出手段の振れ出力と前記記憶手段に記憶された振れ波形データを所定のタイミングで加算もしくは減算する演算手段と、該演算手段の演算結果を振れデータとして前記交換レンズ側へ送信する送信手段とを有するカメラ本体から送信されてくる前記振れデータを受信する受信手段と、
    受信した前記振れデータに基づいて前記振れに起因する像振れを補正する振れ補正手段とを有することを特徴とする交換レンズ。
  6. カメラ本体と、該カメラ本体に着脱自在な交換レンズより成るカメラシステムのカメラ本体であって、
    カメラシステムに加わる振れを検出する振れ検出手段と、
    前記カメラ本体に具備されたクイックリターンミラー駆動による衝撃もしくは前記カメラ本体に具備されたシャッタ駆動による衝撃にて前記カメラシステムに発生する振れ波形データを予め記憶している記憶手段と、
    所定のシャッタ秒時の際は、前記振れ検出手段の振れ出力と前記記憶手段に記憶された振れ信号を所定のタイミングで加算もしくは減算する演算手段と、
    前記所定のシャッタ秒時の場合は、前記演算手段の演算結果を振れデータとして、前記所定のシャッタ秒時以外の場合は、前記振れ検出手段の振れ出力を振れデータとして、前記交換レンズ側へ送信する送信手段とを有することを特徴とするカメラ本体。
  7. カメラ本体と、該カメラ本体に着脱自在な交換レンズより成るカメラシステムの交換レンズであって、
    前記カメラシステムに加わる振れを検出する振れ検出手段と、前記カメラ本体に具備されたクイックリターンミラー駆動による衝撃もしくは前記カメラ本体に具備されたシャッタ駆動による衝撃にて前記カメラシステムに発生する振れ信号を予め記憶している記憶手段と、所定のシャッタ秒時の際は、前記振れ検出手段の振れ出力と前記記憶手段に記憶された振れ波形データを所定のタイミングで加算もしくは減算する演算手段と、前記所定のシャッタ秒時の場合は、前記演算手段の演算結果を振れデータとして、前記所定のシャッタ秒時以外の場合は、前記振れ検出手段の振れ出力を振れデータとして、前記交換レンズ側へ送信する送信手段とを有するカメラ本体から送信されてくる振れデータを受信する受信手段と、
    受信した前記振れデータに基づいて前記振れに起因する像振れを補正する振れ補正手段とを有することを特徴とする交換レンズ。
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