JP4657315B2 - 光伝送装置および光通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、主信号光とは異なる監視信号光を用いてシステム情報を伝達する機能を備えた光伝送装置および光通信システムに関し、特に、中継区間の長距離化に対応した監視信号光の伝送技術に関する。
近年の通信トラフィック増加を背景として、光通信伝送装置への需要が高まっている。基幹網で導入されてきた光中継ノードのみならず、最近では地域網についても光通信伝送装置の導入が活発に行われており、さらには加入者系へも光ネットワークが形成されている。このように光通信システムは世界の情報網に対して重要な役割を担っている。このため、当然のことながら光通信システムには高い信頼性が求められる。
光通信システムの高い信頼性を保つための重要な手段として、監視信号(Optical Supervisory Channel:OSC)光による情報の伝達機能がある。OSC光は、光通信信号(主信号光)と共に伝送路を伝送され、光通信システムにおける様々な部分に対して、光通信システムの運用情報や動作情報などを伝達することで、伝送特性の維持および障害時のスムーズな対処を実現する。従来の光通信システムでは、通常、図11に示すように波長の異なる複数の主信号光Lsが配置された波長帯域とは離れた波長帯域にOSC光Loscが配置される。
このようなOSC光Loscを光伝送装置間で送受信するための一般的なシステム構成としては、例えば図12に示すように、送信側の光伝送装置110において、OSC送信機112で生成したOSC光Loscを、主信号用光増幅器111の出力側に備えられた合波フィルタ113を経由して主信号光Lsと合波して伝送路101に送信し、該伝送路101を伝送されたOSC光Loscを、受信側の光伝送装置130において、主信号用光増幅器132の入力側に備えられた分波フィルタ131により主信号光Lsから分波し、OSC受信機133で受信する構成がよく知られている。
上記のようなOSC光を利用した光通信システムにおいて、光伝送装置間の中継距離が長くなると伝送路の損失が大きくなる。具体的には、伝送路の単位長さあたりの損失は一般的に0.2dB/km程度であり、一中継区間の伝送路損失は中継距離に応じて増大する。また、光の伝送経路上に様々な機能光部品が配置される場合には、その機能光部品の透過損失が付加されることで中継損失はさらに大きくなる。このため、受信側に到達する伝送光の光レベルが小さくなり、伝送特性が劣化して、単位時間あたりの受信エラー回数が増加する可能性がある。特に、上記の図11に示したような波長帯域に配置されるOSC光については、伝送路損失が主信号光よりも大きく、また、長波長側に存在する主信号光のラマン効果の影響も受けることになるため、伝送後の光レベルの低下が生じやすい。
上記のような中継区間の長距離化に伴う伝送特性劣化を回避するためには、主信号光Lsについては、図12の構成において送信側の主信号用光増幅器111の利得(光出力パワー)を増加させることで対処可能である。また、このような対処でも伝送後の主信号光Lsの光レベルが不足する場合には、下記の非特許文献1などで公知の伝送路分布ラマン増幅(Distributed Raman Amplification:DRA)を適用して、例えば図13に示すように、伝送路101へ励起光Lpを供給するDRAユニット150を追加し、誘導ラマン散乱効果による増幅作用を利用して伝送光をラマン増幅するのも有効である。この場合、DRAユニット150については、主信号光Lsをラマン増幅するための構成(励起光源(LD)151A,151B、合波器152A,152B,153B,154)に加えて、OSC光Loscをラマン増幅するための構成(励起光源(LD)151C、合波器152C,153C)を設けておくことにより、主信号光LsだけでなくOSC光Loscの受信レベルの低下も抑えることが可能になる。
ところで、上記のような主信号用光増幅器やDRAユニット等の光増幅手段が適用された光通信システムでは、該光増幅手段において主信号光LsおよびOSC光Losc以外の不要な雑音光が発生し、また、光増幅手段が多段に接続されている場合には上記の雑音光が累積されることになり、受信端に到達する雑音光のパワーが大きくなって主信号光LsおよびOSC光Loscの伝送特性を劣化させるという問題がある。
上記のような光増幅手段で発生する雑音光の影響を低減する従来技術としては、例えば図14に示すように、光ファイバ増幅器201の入力端に光サーキュレータ202およびOSC光Loscを反射するファイバブラッググレーティング203を設け、ファイバブラッググレーティング203で反射され光サーキュレータ202で取り出されたOSC光Loscを光フィルタ204を介してOSC受信機205で受信するようにし、該光フィルタ204において、EDFA等の光ファイバ増幅器201で発生し主信号光Lsとは逆方向に伝搬する自然放出光を遮断する構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
M.Takeda et al., "Active Gain-Tilt Equalization by Preferentially 1.43μm- or 1.48μm-Pumped Raman Amplification", OAA'99, ThA3-1, 1999. 特開2000−224116号公報
しかし、上記の図14に示したような従来の構成では、OSC受信機205で受信されるOSC光について、光ファイバ増幅器201からの逆方向の自然放出光(雑音光)の影響は低減されるものの、該光ファイバ増幅器201よりも上流側で発生し、主信号光およびOSC光と同方向に伝搬する雑音光の影響までは低減されないという課題がある。すなわち、光フィルタ204で遮断される自然放出光は、ファイバブラッググレーティング203を透過した光であるので、その波長帯域はOSC光の波長帯域とは相違している。このため、光ファイバ増幅器201よりも上流側で発生した雑音光は、OSC光の波長帯域に対応する波長成分がファイバブラッググレーティング203で反射され、光サーキュレータ202および光フィルタ204を通過してOSC受信機205に入力されることになり、OSC光の受信特性を劣化させてしまう。特に、OSC光のラマン増幅を適用したシステムでは、該ラマン増幅で発生する雑音光が上流側の光ファイバ増幅器で発生する自然放出光に加わることになるため、OSC受信機205への入力光は、雑音光パワーに対するOSC光パワーの割合が小さくなり、単位時間あたりの受信エラー回数が増加する可能性がある。
本発明は上記の点に着目してなされたもので、監視信号光をラマン増幅して伝送する場合においても、ラマン増幅による雑音光の影響を低減して監視信号光を確実に受信できるようにし、高い信頼性を実現した光伝送装置および光通信システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本光伝送装置の一態様は、主信号光および該主信号光とは異なる監視信号光がそれぞれラマン増幅されながら伝搬する伝送路の受信端から出力される光が入力され、前記監視信号光の波長を中心とする所定の透過帯域を有し、該透過帯域に従って入力光より前記監視信号光を前記伝送路におけるラマン増幅により発生する雑音光とともに分波する分波部と、前記分波部で分波された監視信号光を受信する監視信号光受信部と、を含んだ構成において、前記伝送路の受信端および前記分波部の間の光路上または前記分波部および前記監視信号光受信部の間の光路上に配置され、前記主信号光および前記監視信号光を透過し、かつ、前記分波部の透過帯域に対応した前記雑音光のうちの該透過帯域の短波長側および長波長側の少なくとも一方の端部領域に含まれる雑音光を遮断する雑音光遮断部を備えるようにしたものである。
このような構成の光伝送装置では、伝送路におけるラマン増幅により発生する雑音光が主信号光および監視信号光と共に分波部に入力され、該分波部において雑音光を含んだ監視信号光分波されて監視信号光受信部に送られる。このとき、監視信号光の波長を中心とする分波部の透過帯域の短波長側の端部領域または長波長側の端部領域に含まれる雑音光が、分波器とは異なる位置に設けた雑音光遮断部により遮断されることにより、監視信号光と共に監視信号光受信部に入力される雑音光のパワーが減少するようになる。
上記のような本光伝送装置によれば、長距離化による中継損失の増加により主信号光および監視信号光をラマン増幅して伝送する場合にも、ラマン増幅による雑音光の影響が雑音光遮断部によって低減されるため、監視信号光を確実に受信することができ、高い信頼性を実現することが可能になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。なお、全図を通して同一の符号は同一または相当部分を示すものとする。
図1は、本発明による光通信システムの第1実施形態の構成を示すブロック図である。この図1には、本光通信システムの一中継区間において主信号光およびOSC光を送受信するための構成例が示してあり、これと同様の構成が本光通信システム上の各中継区間にそれぞれ備えられているものとする。
また、本光通信システムにおける主信号光およびOSC光の波長配置は、前述の図11に示した場合と同様に、波長の異なる複数の主信号光Lsが配置される波長帯域から離れた波長帯域にOSC光Loscが配置されている。ここでは、具体的な一例として、C−バンド(1530〜1560nm)の主信号光Lsに対し、1510nm付近に1波のOSC光Loscが配置される場合を想定して説明を行うことにする。ただし、本発明におけるOSC光の波長配置は上記の具体例に限定されるものではなく、例えば、C−バンドの主信号光に対し長波長側に離れた波長帯域にOSC光を配置することも可能であり、また、主信号光の波長帯域はC−バンド以外であってもよい。
図1に示す一中継区間において、伝送路1の左端に接続されているのが送信側の光伝送装置10であり、伝送路1の右端に接続されているのが受信側の光伝送装置30である。送信側の光伝送装置10は、例えば、エルビウム添加光ファイバ増幅器(EDFA)等の公知の光増幅手段を用いて主信号光Lsを所要のレベルまで増幅するための主信号用光増幅器11を有し、該主信号用光増幅器11の出力ポートが伝送路1の送信端に接続されている。主信号用光増幅器11の出力ポートと伝送路1の送信端との間の光路上には、主信号用光増幅器11からの出力光と、OSC送信機(OSCTX)12から出力されるOSC光Loscとを合波して伝送路1に出力するための合波器(光フィルタ)13が設けられている。
受信側の光伝送装置30は、例えば、伝送路1を伝送された光を主信号光LsおよびOSC光Loscに分波する分波器31と、分波器31で分波された主信号光Lsを所要のレベルまで増幅するためのEDFA等の公知の主信号用光増幅器32と、分波器31で分波されたOSC光Loscを受信するOSC受信機(OSCRX)33と、伝送路1の受信端(主信号光出力端)および分波器31の間の光路上に配置された雑音光遮断部としての光フィルタ(FIL)71と、を備えている。また、伝送路1の受信端にはDRAユニット50が接続されている。
光フィルタ71は、主信号光LsおよびOSC光Loscを透過し、かつ、分波器31におけるOSC光の波長を中心とする透過帯域に対応した雑音光のうちの該透過帯域の短波長側および長波長側の少なくとも一方の端部領域に含まれる雑音光を遮断するフィルタ特性を有する。図2は、分波器31のOSC光Loscに対応した透過帯域に対する、光フィルタ71のOSC光Loscに対応した透過帯域の関係を模式的に示した図である。図2の上段に示すフィルタ特性は、分波器31のOSC透過帯域PBosc31に対して、短波長側の端部が遮断領域(斜線部)となるように、光フィルタ71のOSC透過帯域PBosc71を設定した例である。また、図2の中段に示すフィルタ特性は、分波器31のOSC透過帯域PBosc31に対して、長波長側の端部が遮断領域(斜線部)となるように、光フィルタ71のOSC透過帯域PBosc71を設定した例である。さらに、図2の下段に示すフィルタ特性は、分波器31のOSC透過帯域PBosc31に対して、短波長側および長波長側の両方の端部が遮断領域(斜線部)となるように、光フィルタ71のOSC透過帯域PBosc71を設定した例である。上記の各設定例において、短波長側または長波長側の遮断領域の波長幅Δλは、OSC受信機33の受信性能に応じて、OSC光Loscの受信が所望の誤り率以下で行われるように予め設計されているものとする。
なお、図2の例では、光フィルタ71の透過特性を簡易的に線形で表したが、実際には、光フィルタ71に用いられるデバイスに応じて、ガウシアン型やローレンツ型などの形状になり得る。フィルタデバイスとしては、例えば、エタロン、誘電体多層膜、ファイバグレーティングなどがある。
また、図2に例示した3通りのフィルタ特性のいずれを選択するかについては、光フィルタ71の透過特性に関して、図2の下段に示したバンドバスフィルタのような複雑な透過特性よりも、図2の上段に示したハイパスフィルタまたは図2の中段に示したローパスフィルタのような透過特性の方が、光フィルタ71の素子形状を簡易化できるので、装置の小スペース化、製造簡易化および低コスト化という観点では有利である。さらに、短波長側および長波長側のいずれの端部を遮断領域とするかに関しては、単位波長帯域における雑音光のトータルパワーが大きい側を遮断領域とするのが効率的である。例えば、分波器31のOSC透過帯域PBosc31の中心波長を基準にして、単位波長帯域におけるラマン雑音光トータルパワーが、短波長側よりも長波長側のほうが大きい場合、光フィルタ71での遮断領域は長波長側の端部(図2の中段)とするのが好ましい。ただし、スペースやコスト等に関する制約が特にない場合には、短波長側および長波長側のいずれかの端部のみを遮断領域とするよりも、両方の端部を遮断領域とした方がより効率的である。
DRAユニット50(図1)は、主信号光Lsをラマン増幅することが可能な波長の励起光を発生する複数の励起光源(LD)51A,51Bと、OSC光Loscをラマン増幅することが可能な波長の励起光を発生する複数の励起光源51Cと、各励起光源51A〜51Cの出力光を1つに合波するための合波器52A,52B,52C,53B,53Cと、合波器53Cで合波された励起光Lpを伝送路1上に送るための合波器54とを有し、該合波器54から伝送路1に供給される励起光Lpにより、伝送路を伝搬する主信号光LおよびOSC光Loscをそれぞれラマン増幅する。なお、ここでは伝送路1全体を光増幅媒体としてラマン増幅を行う一例を示したが、例えば、伝送路上に配置されている図示しない分散補償ファイバ等を光増幅媒体として、主信号光LsおよびOSC光のLoscの集中ラマン増幅を行うようなシステムについても本発明は有効である。
上記のような構成を備えた光通信システムの一中継区間においては、送信側の光伝送装置10の主信号用光増幅器11で増幅された主信号光Lsと、OSC送信機12から出力されたOSC光Loscとが合波器13で合波されて伝送路1に送信される。伝送路1にはDRAユニット50からの励起光Lpが供給されており、該伝送路1を伝搬することでラマン増幅された主信号光LsおよびOSC光Loscが受信側の光伝送装置30に入力される。この受信側の光伝送装置30への入力光には、主信号光LsおよびOSC光Losc以外の雑音光として、送信側の主信号用光増幅器11で発生した自然放出(ASE)光だけでなく、伝送路1でのラマン増幅により発生した雑音光も含まれ、該雑音光は、例えば図3に示すように主信号光LsおよびOSC光Loscを含んだ広い波長帯域に亘って分布している。
ここで、上述の図13に示したような従来のシステム構成を考えると、受信側の光伝送装置130への入力光は、本実施形態のような光フィルタ71を通過することなく、分波器131に与えられて主信号光LsとOSC光Loscとに分波される。このため、図4の網掛け部分に示すように、分波器131のOSC透過帯域に対応した雑音光を含むOSC光LoscがOSC受信機133に入力されることになる。
一方、本実施形態の構成において、例えば、上記図2の下段に示したようなOSC透過帯域PBosc71を有する光フィルタ71が適用されている場合には、従来構成においてOSC受信機に入力されていた雑音光のうち、図3の斜線部分に相当する雑音光が光フィルタ71で遮断されるため、OSC受信機3に入力される雑音光のトータルパワーが減少し、OSC光Loscの受信特性が改善されるようになる。
なお、OSC受信機3に用いられる図示しない受光素子としては、アバランシュドフォトダイオード(avalanche photodiode:APD)が好適である。OSC受信機3へのAPDの適用により、入力レベルのより小さなOSC光Loscを受信することができ、光フィルタ71による雑音光遮断との相乗効果でOSC光Loscの受信特性を一層改善することができるため、中継損失のより大きい光通信システムにも対応することが可能になる。
ここで、光フィルタ71による雑音光の遮断領域について詳しく説明する。
一般的な光通信システムで用いられるOSC光Loscは基本的に1波ではあるが、該OSC光Loscを発生するレーザ光源には、発振波長の体バラツキや半導体材料などから定まる温度特性がある。このため、光フィルタ71のOSC透過帯域PBosc71としては、OSC光Loscの設計波長を中心にして所要の幅を持たせておくのが好ましく、具体的には10nm程度の幅を持たせておくのが望ましい。一方、分波器31のOSC透過帯域PBosc31は、必要以上に狭帯域にするとコストの上昇や歩留まりの劣化などの問題が生じてしまうため、一般的に25nm程度に設計されることが多い。よって、この分波器31のOSC透過帯域PBosc31から、上記OSC光Loscの波長帯域を除いた波長領域が、光フィルタ71による雑音光の遮断対象となる。
なお、上記において10nm程度の幅を持たせておくのが望ましいと説明したOSC光Loscの波長帯域に関しては、例えば、発振波長の体バラツキの中で部品選別を行うことよって、10nmよりも狭帯域化することが可能である。OSC光Loscの波長帯域をより狭い帯域に特定することができれば、光フィルタ71による雑音光の遮断領域をより広く設計することができるようになるので、OSC光Loscの受信特性を効果的に改善することが可能になる。
上記のように本発明では、分波器31のOSC透過帯域PBosc31を基準にして、光フィルタ71における雑音光の遮断領域の設計が行われる。分波器31のOSC透過帯域PBosc31を基準としている1つの理由は、ラマン増幅が適用されていないEDFAのみの光増幅中継システムと、該システムにラマン増幅を適用することでアップグレードしたシステムとで分波器31が共通に使用されることが一般的である点に着目しているためである。すなわち、既存システムにラマン増幅を適用することによって新たに生じる問題である、ラマン増幅による雑音光についての対策が、分波器31のOSC透過帯域PBosc31を基準にして光フィルタ71の設計を行うことにより容易に実施できるという点に着目している。
以上のように第1実施形態の光通信システムによれば、OSC光Loscをラマン増幅して伝送する場合にも、ラマン増幅による雑音光の影響が光フィルタ71により低減されるため、OSC光Loscを確実に受信することができ、高い信頼性を実現することが可能になる。
なお、上記の第1実施形態では、光フィルタ71が伝送路1の受信端および分波器31の間の光路上に配置される構成例を示したが、例えば図5に示すように、分波器31およびOSC受信機33の間の光路上に光フィルタ71を配置するようにしても、第1実施形態の場合と同様の作用効果を得ることができる。つまり、光フィルタ71の配置は、伝送路1の受信端およびOSC受信機33の入力端の間の光路上の任意の位置とすることが可能である。
次に、本発明の光通信システムの第2実施形態について説明する。
図6は、第2実施形態の光通信システムにおける一中継区間の構成例を示したブロック図である。
図6において、本実施形態の光通信システムは、前述の図1に示した第1実施形態の構成について、ラマン増幅用の励起光Lpを伝送路1に与える合波器54に、光フィルタ71に相当する機能を具備させるようにしたものである。図6の構成例では、符号72が光フィルタ71相当の機能を具備した合波器を表している。なお、合波器72以外の他の構成は、前述した第1実施形態の場合と同様であるため、ここでの説明を省略する。
合波器72は、伝送路1の受信端からの出力光を分波器31側に伝える透過特性(以下、主信号側の透過特性とする)が、例えば図7の実線に示すように、分波器31のOSC透過帯域PBosc31に対して、短波長側の端部が遮断領域(斜線部)となるように設定されている。具体的に、図7の例では、C−バンド(1530〜1560nm)の主信号光帯域に対して、短波長側に約100nmシフトした波長領域にラマン励起光帯域が設定され、該ラマン励起光帯域と主信号光帯域の間の1510〜1520nmの範囲にOSC光帯域が設定される場合を想定している。この場合、図7の破線で示した従来システムに用いられる合波器の主信号側の透過特性は、通常、主信号光帯域およびOSC光帯域の両方を包含した透過帯域の最短波長が、ラマン励起光帯域の最長波長を考慮して1485nm付近に設計されていた。これに対して本実施形態における合波器72の主信号側の透過特性は、分波器31のOSC透過帯域PBosc31が1500〜1520nm付近にあることを考慮して、OSC光帯域の短波長側の境界近傍に、主信号光帯域およびOSC光帯域の両方を包含した透過帯域の最短波長が設計される。
上記のような合波器72の適用により、従来構成においてOSC受信機に入力されていた雑音光のうち、図7の斜線部分に相当する雑音光が合波器72で遮断されるようになる。よって、前述した第1実施形態の場合と同様に、OSC受信機31に入力される雑音光のトータルパワーが減少し、OSC光Loscの受信特性が改善されるため、高い信頼線を実現することが可能になる。本実施形態の構成では、第1実施形態の光フィルタ71相当の機能がラマン励起光用の合波器71に具備されるため、ラマン増幅の雑音光対策をより簡略な構成により実現することができる。
次に、本発明の光通信システムの第3実施形態について説明する。
第3実施形態では、前述した第2実施形態について、DRAユニット50の構成を主信号光増幅用の励起系統とOSC光増幅用の励起系統とに区分し、主信号光増幅用の励起系統に何らかの不具合が生じて主信号光のラマン増幅が停止した状況においても、OSC光の正常運用を維持できるようにした応用例について説明する。
図8は、第3実施形態の光通信システムにおける一中継区間の構成例を示したブロック図である。
図8において、本実施形態の光通信システムに適用されるDRAユニット50は、主信号光増幅用の励起系統として、各励起光源51A,51Bからの出力光が合波器52A,52Bおよび53Bで合波され、該合波された主信号光増幅用の励起光Lp1が合波器54を介して伝送路1上に送られる。また、OSC光増幅用の励起系統として、各励起光源51Cからの出力光が合波器52Cで合波され、該合波されたOSC光増幅用の励起光Lp2が合波器73を介して伝送路1上に送られる。ここでは、OSC光側の合波器73が主信号光側の合波器54よりも伝送路1側に配置されており、主信号光増幅用およびOSC光増幅用の各励起光Lp1,Lp2が、伝送路1上を主信号光LsおよびOSC光Loscとは逆方向に伝搬する後方励起型の構成とされている。
上記のような2つの励起系統に区分された構成において、上述した第1実施形態における光フィルタ71に相当する雑音光の遮断機能は、例えば、長距離化による中継損失の増加によりOSC光のラマン増幅を新に適用するようなシステムのアップグレードを想定すると、アップグレード前のシステムに対してOSC光増幅用の励起系統が増設されることになるので、このOSC光増幅用の励起系統の合波器73に対して上記雑音光の遮断機能を具備させるのが簡便である。合波器73の透過特性は、分波器31のOSC透過帯域PBosc31を考慮し、かつ、合波器54との配置の関係に応じて、例えば図9に示すような透過特性が実現されるように設計される。
具体的に、図9の上段には、伝送路および合波器73,54の配置関係が抜粋して示してあり、また、図9の中段には、合波器73,54についての主信号側の透過特性(伝送路1の受信端側からの出力光を分波器31側に伝える透過特性)が示してあり、さらに図9の下段には、合波器73,54についての励起側の透過特性(励起光源側からの出力光を伝送路1側に伝える透過特性)が示してある。
OSC光増幅用の励起系統の合波器73について、主信号側の透過特性(図9の中段上側)は、分波器31のOSC透過帯域PBosc31に対して、短波長側の端部が遮断領域(斜線部)となるように、主信号光帯域およびOSC光帯域の両方を包含した透過帯域の最短波長が設計されている。また、合波器54を介して供給される主信号光増幅用の励起光Lp1が伝送路1側に送られるように、該励起光Lp1の波長帯域に対応した透過帯域も形成されている。この合波器73の励起側の透過特性(図9の下段上側)については、OSC光増幅用の励起光Lp2の波長帯域に対応した透過帯域が形成されるように設計が行われている。なお、図9の例では、励起光Lp1の波長帯域とOSC光の波長帯域との間にも透過帯域が形成されているが、この透過帯域は図の破線で示したように特に設けなくても構わない。
一方、主信号光増幅用の励起系統の合波器54について、主信号側の透過特性(図9の中段下側)は、主信号光帯域およびOSC光帯域の両方を包含した透過帯域の最短波長が、励起光Lp1の波長帯域を考慮して、該波長帯域の最長波長に設計されている。また、励起側の透過特性(図9の下段下側)については、励起光Lp1の波長帯域に対応した透過帯域(ここでは、構成の簡略化を図るために各励起光Lp1,Lp2の波長帯域を包含した透過帯域)が形成されるように設計が行われている。
第3実施形態の光通信システムでは、上記のような透過特性を有する合波器73の適用により、従来構成においてOSC受信機に入力されていた雑音光のうち、図9の中段上側の斜線部分に相当する雑音光が合波器73で遮断されるようになる。よって、前述した第2実施形態の場合と同様に、OSC受信機3に入力される雑音光のトータルパワーが減少し、OSC光Loscの受信特性が改善されるため、高い信頼線を実現することが可能になる。さらに、本実施形態の構成では、OSC光増幅用の励起系統が主信号光増幅用とは別系統にされているため、主信号光増幅用の励起系統に不具合が生じた場合でも、OSC光の正常運用を維持することができ、故障要因を早く特定し、早期に障害復帰が可能になる。よって、光通信システムの信頼性をより一層向上させることができる。
なお、上記の第3実施形態では、OSC光側の合波器73が主信号光側の合波器54よりも伝送路1側に配置される一例を説明したが、これとは逆に、主信号光側の合波器54がOSC光側の合波器73よりも伝送路1側に配置される構成とすることも可能である。
図10は、上記の配置を適用した場合の合波器54,73の透過特性の一例である。具体的に、主信号光増幅用の励起系統の合波器54について、主信号側の透過特性(図10の中段上側)は、主信号光帯域およびOSC光帯域の両方を包含した透過帯域の最短波長が、励起光Lp1の波長帯域を考慮して、該波長帯域の最長波長に設計されている。また、合波器73を介して供給されるOSC光増幅用の励起光Lp2が伝送路1側に送られるように、該励起光Lp2の波長帯域に対応した透過帯域も形成されている。この合波器54の励起側の透過特性(図10の下段上側)については、主信号光増幅用の励起光Lp1の波長帯域に対応した透過帯域が形成されるように設計が行われている。
一方、OSC光増幅用の励起系統の合波器73について、主信号側の透過特性(図10の中段下側)は、分波器31のOSC透過帯域PBosc31に対して、短波長側の端部が遮断領域(斜線部)となるように、主信号光帯域およびOSC光帯域の両方を包含した透過帯域の最短波長が設計されている。また、励起側の透過特性(図10の下段下側)については、励起光Lp2の波長帯域に対応した透過帯域(ここでは、構成の簡略化を図るために各励起光Lp1,Lp2の波長帯域を包含した透過帯域)が形成されるように設計が行われている。
また、上述した第1〜第3実施形態では、ラマン増幅用の励起光が伝送路上を主信号光(OSC光)とは逆方向に伝搬する後方励起型の構成例を示したが、本発明は、ラマン増幅用の励起光が伝送路上を主信号光(OSC光)と同じ方向に伝搬する前方励起型の構成、または、これらを組み合わせた双方向励起型の構成についても応用することが可能である。
以上の各実施形態に関して、さらに以下の付記を開示する。
(付記1) 主信号光および該主信号光とは異なる監視信号光がそれぞれラマン増幅されながら伝搬する伝送路の受信端から出力される光が入力され、前記監視信号光の波長を中心とする所定の透過帯域を有し、該透過帯域に従って入力光より前記監視信号光を分波する分波部と、
前記分波部で分波された監視信号光を受信する監視信号光受信部と、を含んだ光伝送装置において、
前記伝送路の受信端および前記監視信号光受信部の間の光路上に配置され、前記主信号光および前記監視信号光を透過し、かつ、前記分波部の透過帯域に対応した雑音光のうちの該透過帯域の短波長側および長波長側の少なくとも一方の端部領域に含まれる雑音光を遮断する雑音光遮断部を備えたことを特徴とする光伝送装置。
(付記2) 付記1に記載の光伝送装置であって、
前記雑音光遮断部は、前記短波長側および長波長側の各端部領域のうちで、単位波長帯域における雑音光のトータルパワーが相対的に大きい側の端部領域に含まれる雑音光を遮断することを特徴とする光伝送装置。
(付記3) 付記1に記載の光伝送装置であって、
前記雑音光遮断部は、前記短波長側および長波長側の両方の端部領域に含まれる雑音光を遮断することを特徴とする光伝送装置。
(付記4) 付記1に記載の光伝送装置であって、
前記雑音光遮断部は、前記伝送路の受信端および前記分波部の間の光路上に挿入された光フィルタであることを特徴とする光伝送装置。
(付記5) 付記1に記載の光伝送装置であって、
前記雑音光遮断部は、前記分波部および前記監視信号光受信部の間の光路上に挿入された光フィルタであることを特徴とする光伝送装置。
(付記6) 付記1に記載の光伝送装置であって、
前記主信号光および前記監視信号光を前記伝送路上の増幅媒体においてラマン増幅することが可能な励起光を発生する励起光源、および、該励起光源から出力される励起光を前記伝送路の受信端より前記伝送路上に供給する合波器を有するラマン励起光供給部を備え、
前記合波器の主信号側の透過特性が、前記主信号光および前記監視信号光を透過し、かつ、前記分波部の透過帯域に対応した雑音光のうちの該透過帯域の短波長側および長波長側の少なくとも一方の端部領域に含まれる雑音光を遮断する特性であることを特徴とする光伝送装置。
(付記7) 付記6に記載の光伝送装置であって、
前記ラマン励起光供給部は、前記主信号光をラマン増幅可能な励起光を発生する第1励起光源、および、該第1励起光源から出力される励起光を前記伝送路上に供給する第1合波器、並びに、前記監視信号光をラマン増幅可能な励起光を発生する第2励起光源、および、該第2励起光源から出力される励起光を前記伝送路上に供給する第2合波器を有することを特徴とする光伝送装置。
(付記8) 付記7に記載の光伝送装置であって、
前記第2合波器の主信号側の透過特性が、前記主信号光および前記監視信号光を透過し、かつ、前記分波部の透過帯域に対応した雑音光のうちの該透過帯域の短波長側および長波長側の少なくとも一方の端部領域に含まれる雑音光を遮断する特性であることを特徴とする光伝送装置。
(付記9) 付記8に記載の光伝送装置であって、
前記第2合波器が前記第1合波器よりも前記伝送路の受信端側に配置されていることを特徴とする光伝送装置。
(付記10) 付記8に記載の光伝送装置であって、
前記第1合波器が前記第2合波器よりも前記伝送路の受信端側に配置されていることを特徴とする光伝送装置。
(付記11) 付記1に記載の光伝送装置であって、
前記監視信号光受信部は、アバランシュドフォトダイオードを含むことを特徴とする光伝送装置。
(付記12) 伝送路上に配置された複数の光伝送装置により主信号光を中継伝送すると共に、主信号光とは異なる監視信号光を各中継区間の光伝送装置間で送受信してシステム情報を伝達する光通信システムにおいて、
付記1に記載の光伝送装置が各中継区間の受信側に設けられたことを特徴とする光通信システム。
本発明による光通信システムの第1実施形態の構成を示すブロック図である。 上記第1実施形態における分波器と光フィルタの透過帯域の関係を模式的に示した図である。 上記第1実施形態の光フィルタで遮断される雑音光の一例を示す図である。 従来の構成においてOSC受信機に入力される雑音光を示す図である。 上記第1実施形態に関連した他の構成例を示すブロック図である。 本発明による光通信システムの第2実施形態の構成を示すブロック図である。 上記第2実施形態における合波器の主信号側の透過特性を模式的に示した図である。 本発明による光通信システムの第3実施形態の構成を示すブロック図である。 上記第3実施形態における励起光合波器の透過特性を模式的に示した図である。 上記第3実施形態に関連した他の構成における励起光合波器の透過特性を模式的に示した図である。 従来の光通信システムにおける主信号光およびOSC光の波長配置の一例を示す図である。 OSC光を光伝送装置間で送受信するための一般的なシステム構成の一例を示すブロック図である。 DRAユニットを適用して主信号光およびOSC光の増幅を行うようにした従来の光通信システムの構成例を示すブロック図である。 光増幅手段で発生する雑音光の影響を低減させる従来技術の一例を示す図である。
符号の説明
1…伝送路
10,30…光伝送装置
11,32…主信号用光増幅器
12…OSC送信機(OSCTX)
13,52A〜52C,53B,53C,54,72,73…合波器
31…分波器
33…OSC受信機(OSCRX)
50…DRAユニット
51A,51B,51C…励起光源(LD)
71…光フィルタ
Ls…主信号光
Losc…監視信号(OSC)光
Lp,Lp1,Lp2…励起光
PBosc…OSC透過帯域

Claims (8)

  1. 主信号光および該主信号光とは異なる監視信号光がそれぞれラマン増幅されながら伝搬する伝送路の受信端から出力される光が入力され、前記監視信号光の波長を中心とする所定の透過帯域を有し、該透過帯域に従って入力光より前記監視信号光を前記伝送路におけるラマン増幅により発生する雑音光とともに分波する分波部と、
    前記分波部で分波された監視信号光を受信する監視信号光受信部と、を含んだ光伝送装置において、
    前記伝送路の受信端および前記分波部の間の光路上または前記分波部および前記監視信号光受信部の間の光路上に配置され、前記主信号光および前記監視信号光を透過し、かつ、前記分波部の透過帯域に対応した前記雑音光のうちの該透過帯域の短波長側および長波長側の少なくとも一方の端部領域に含まれる雑音光を遮断する雑音光遮断部を備えたことを特徴とする光伝送装置。
  2. 請求項1に記載の光伝送装置であって、
    前記雑音光遮断部は、前記短波長側および長波長側の各端部領域のうちで、単位波長帯域における雑音光のトータルパワーが相対的に大きい側の端部領域に含まれる雑音光を遮断することを特徴とする光伝送装置。
  3. 請求項1に記載の光伝送装置であって、
    前記雑音光遮断部は、前記短波長側および長波長側の両方の端部領域に含まれる雑音光を遮断することを特徴とする光伝送装置。
  4. 請求項1に記載の光伝送装置であって、
    前記主信号光および前記監視信号光を前記伝送路上の増幅媒体においてラマン増幅することが可能な励起光を発生する励起光源、および、該励起光源から出力される励起光を前記伝送路の受信端より前記伝送路上に供給する合波器を有するラマン励起光供給部を備え、
    前記合波器の主信号側の透過特性が、前記主信号光および前記監視信号光を透過し、かつ、前記分波部の透過帯域に対応した雑音光のうちの該透過帯域の短波長側および長波長側の少なくとも一方の端部領域に含まれる雑音光を遮断する特性であることを特徴とする光伝送装置。
  5. 請求項4に記載の光伝送装置であって、
    前記ラマン励起光供給部は、前記主信号光をラマン増幅可能な励起光を発生する第1励起光源、および、該第1励起光源から出力される励起光を前記伝送路上に供給する第1合波器、並びに、前記監視信号光をラマン増幅可能な励起光を発生する第2励起光源、および、該第2励起光源から出力される励起光を前記伝送路上に供給する第2合波器を有することを特徴とする光伝送装置。
  6. 請求項5に記載の光伝送装置であって、
    前記第2合波器の主信号側の透過特性が、前記主信号光および前記監視信号光を透過し、かつ、前記分波部の透過帯域に対応した雑音光のうちの該透過帯域の短波長側および長波長側の少なくとも一方の端部領域に含まれる雑音光を遮断する特性であることを特徴とする光伝送装置。
  7. 請求項1に記載の光伝送装置であって、
    前記監視信号光受信部は、アバランシュドフォトダイオードを含むことを特徴とする光伝送装置。
  8. 伝送路上に配置された複数の光伝送装置により主信号光を中継伝送すると共に、主信号光とは異なる監視信号光を各中継区間の光伝送装置間で送受信してシステム情報を伝達する光通信システムにおいて、
    請求項1に記載の光伝送装置が各中継区間の受信側に設けられたことを特徴とする光通信システム。
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