JP4655981B2 - 導光板、および導光板を備える表示装置 - Google Patents

導光板、および導光板を備える表示装置 Download PDF

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本発明は、側端面に対向して配される光源からの光を、側端面と直交する主面から出射するようにした導光板、およびこのような導光板を用いる表示装置に関する。
例えば特開平8−286043号公報や、特開平9−160507号公報に開示されているように、液晶表示装置の照明手段として、導光板と、この導光板の側端に配された光源とから成る照明装置が広く用いられている。この種の表示装置において、導光板は、光源からの光を光源から遠い方に導きながらしかも光源が対向する側端面とは直交する主面から出射されるように、底面が傾斜面になっている。
別の従来の照明装置を用いた液晶表示装置は、例えば図29に示される。ここでは光源1が、下面に反射板2を備える導光板3の側端面に対向して配されるようになっている。導光板3は、光源からの光を、光源に対して遠い方に導くとともに、厚さを薄くするために、光源1の近傍においてのみ上面を傾斜面4にしており、それ以外の面においては導光板3の表面を平坦面にしている。
上記導光板3の上面であって傾斜面4が形成されていない主面の上部には、偏光板5、液晶表示パネル6、および偏光板7が互いに重合わせて配されている。これらの偏光板5、7と液晶表示パネル6とによって液晶表示装置が構成されており、上記導光板3がこの液晶表示装置に対して背面照射型のバックライトを構成している。
このような従来の導光板3であって、とくに光源1側の上面を傾斜面4から構成した導光板3は、漏れ光8を発生し、これによって光の利用効率が低下する欠点がある。
図30Aに示すように、光源1からの光が導光板3の底面と平行な方向から傾斜面4に当たると、傾斜面4で全反射する。そしてこの後に全反射された光が導光板3の底面で全反射される。ところが傾斜面4に対する角度が、入射角θで全反射を行なっているために、底面では2θの入射角で全反射が行なわれ、これによって入射光が2θに相当する角度だけ法線方向に立上がる。
一方導光板3内を進行する光であって、傾斜面4あるいはこの導光板3の主面に至る光は、傾斜面4あるいは主面の臨界角以下の場合には主面から出射する。これに対して臨界角を超えている場合には傾斜面4あるいは主面で全反射する。そして導光板3を構成するアクリル樹脂の屈折率は1.492であるから、傾斜面4あるいは主面の法線に対する角度をaとすると、
sina=1/1.492
従ってa=42.09度以内の角度で傾斜面4あるいは主面に当たった光は、この主面から出射する。これに対して42.09度よりも大きな角度で主面に当たった光は、傾斜面4または主面で全反射されてさらに光源1から遠い方へ進行する。
図30Bはとくに傾斜面4を形成することによって、この傾斜面4から上方に出射する光をシミュレーションによって求めたものであって、導光板3の光源1側の近傍の部分に傾斜面4を形成することによって、この傾斜面4から斜め上方に光が漏れる現象が発生する。
図31はこのような従来の導光板3の光源1からの光の利用効率を示しており、光源1の発光部から出射した光は、導光板3の側端面によって構成される入光部を通してこの導光板3内に入射される。そしてこの導光板3の傾斜面4よりも光源1側の導光部において、10%の光の損失が発生する。そしてこの後に、傾斜面4において26%の光の損失を発生する。なおこれらの数値は、コンピュータによるシミュレーションによって得たものである。従って導光板の傾斜面4よりも先端側の部分における光の強度は、光源1の光を100%とした場合に64%に低下する。
例えば入光部における導光板の厚みを0.5mmとし、液晶表示パネル6と対向する部分の厚さを0.25mmに薄くするように途中に傾斜面4を形成すると、この傾斜面4によって光が漏れて光源1からの光の内の36%を損失として失うことになる。
特開平8−286043号公報 特開平9−160507号公報
本願発明の課題は、光の利用効率を改善した導光板を提供することである。
本願発明の別の課題は、より薄型化でき、しかも強い強度で照明を行なうことが可能な導光板を提供することである。
本願発明のさらに別の課題は、液晶表示装置の背面側照明装置あるいは前面側照明装置として利用可能な明るい導光板を提供することである。
本願発明のさらに別の課題は、入光部よりも主体部の厚さを薄くしても、光の利用効率の低下を抑えるようにした導光板を提供することである。
本願発明のさらに別の課題は、主体部の厚さを光源からの光の入光部の厚さの半分以下の厚さにすることが可能な導光板を提供することである。
本願発明のさらに別の課題は、複数の光源を並べて配置することが可能な導光板を提供することである。
本願発明のさらに別の課題は、より薄型であってしかも明るい表示が可能な表示装置を提供することである。
本願発明のさらに別の課題は、薄型であってしかも高い輝度を有する液晶表示装置を提供することである。
本願発明のさらに別の課題は、薄型であってしかも背面側の導光板によって高い輝度で表示を行なうことが可能な液晶表示装置を提供することである。
本願発明のさらに別の課題は、薄型であってしかも前面に配された導光板によってより高い輝度で表示を行なうことが可能な液晶表示装置を提供することである。
本願発明の上記の課題および別の課題は、以下に述べる本願発明の技術的思想およびその実施の形態によって明らかにされよう。
本願の主要な発明は、側端面に対向して配される光源からの光を、前記側端面と直交する主面から出射する導光板において、
前記光源と対向する側端面の厚さが前記主面を構成する主体部の厚さよりも大きくなされ、該側端面によって構成される入光部を厚さ方向に複数個に分け、
複数個に分けられた入光部の内の少くとも一部の入光部と連続するように前記入光部からの光を主体部とほぼ平行な平面に沿って側方に導く側方導光部と、
前記複数個に分けられた入光部の内の導光板の主体部と異なる高さの入光部からの光を前記主体部に導くための、互いに反対側の表面がほぼ平行な屈曲導光部とを設けたことを特徴とする導光板に関するものである。
ここで、導光板の主体部と同一の高さの入光部からの光が直接主体部に入射され、導光板の主体部と異なる高さの入光部からの光が側方導光部および屈曲導光部を介して主体部に入射されてよい。また導光板の主体部と高さが異なる複数の入光部を有し、該入光部からの光が側方導光部およびそれぞれの側方導光部と連続して設けられた屈曲導光部に介して主体部に入射されてよい。また導光板の主体部と高さが異なる入光部からの光が複数の側方導光部、およびそれぞれの側方導光部と連続して設けられた屈曲導光部を介して主体部に入射されてよい。また主体部に対して厚さ方向に互いに反対側に偏奇する一対の入光部を具備し、一方の入光部からの光が側方導光部を経ることなく屈曲導光部を介して主体部に入射され、他方の入光部からの光が側方導光部と屈曲導光部とを介して主体部に入射されてよい。また前記側方導光部が主面とほぼ平行な平面上において湾曲していてよい。また前記屈曲導光部が厚さ方向に屈曲されるとともに、主面とほぼ平行な平面に投影した場合に前記側方導光部の延長方向に延びるようにしてよい。また側端面に沿って所定の距離を隔てて複数の入光部が設けられてよい。また透明または半透明の材料によって一体に成形されてよい。またアクリル樹脂によって一体に成形されてよい。
導光板に関する別の主要な発明は、側端面に対向して配される光源からの光を、前記側端面と直交する主面から出射する導光板において、
前記光源と対向する側端面の厚さが前記主面を構成する主体部の厚さよりも大きくなされ、該側端面によって構成される入光部を厚さ方向に複数個に分け、
複数個に分けられた入光部の内の少くとも一部の入光部と連続するように前記入光部からの光を主体部とほぼ平行な平面に沿って側方に導く側方導光部と、
前記複数個に分けられた入光部の内の導光板の主体部と異なる高さの入光部からの光を前記主体部に導くための、外側の屈曲開始位置が内側の屈曲開始位置よりも光源側に偏倚した屈曲導光部とを設けたことを特徴とする導光板に関するものである。
ここで、前記屈曲導光部の外側の傾斜角が内側の傾斜角より小さくてよい。また前記屈曲導光部の外側屈曲開始位置と外側屈曲終了位置とがそれぞれ内側屈曲開始位置と内側屈曲終了位置とに対して光源側に偏倚していてよい。また前記側端面によって構成される入光部を厚さ方向に複数に分けるとともに、前記屈曲導光部と対応する入光部の厚さを前記直線状導光部と対応する入光部の厚さよりも小さくしてよい。
導光板に関するさらに別の主要な発明は、側端面に対向して配される光源からの光を、前記側端面と直交する主面から出射する導光板において、
前記光源と対向する側端面の厚さが前記主面を構成する主体部の厚さよりも大きくなされ、該側端面によって構成される入光部を厚さ方向に複数個に分け、
複数個に分けられた入光部の内の少くとも一部の入光部と連続するように前記入光部からの光を主体部とほぼ平行な平面に沿って側方に導く側方導光部と、
前記複数個に分けられた入光部の内の導光板の主体部と異なる高さの入光部からの光を前記主体部に導くための、互いに反対側の表面がほぼ平行な屈曲導光部とを設け、
前記側端面と連続しかつ前記側方導光部と連続する入光部と、前記側端面と連続しかつ前記屈曲導光部と連続する入光部とが厚さ方向に部分的に重合うことを特徴とする導光板に関するものである。
導光板に関するさらに別の主要な発明は、側端面に対向して配される光源からの光を、前記側端面と直交する主面から出射する導光板において、
前記光源と対向する側端面の厚さが前記主面を構成する主体部の厚さよりも大きくなされ、該側端面によって構成される入光部を厚さ方向に複数個に分け、
複数個に分けられた入光部の内の少くとも一部の入光部と連続するように前記入光部からの光を主体部とほぼ平行な平面に沿って側方に導く側方導光部と、
前記複数個に分けられた入光部の内の導光板の主体部と異なる高さの入光部からの光を前記主体部に導くための、互いに反対側の表面がほぼ平行な屈曲導光部とを設け、
しかも前記側方導光部の終端に対して前記屈曲導光部の開始位置を光源側に偏倚させたことを特徴とする導光板に関するものである。
表示装置に関する主要な発明は、背面側または前面側から光を照射して照明を行なう表示装置であって、光源と導光板とを具備し、
前記導光板は、側端面に対向して配される光源からの光を、前記側端面と直交する主面から出射し、
前記光源と対向する側端面の厚さが前記主面を構成する主体部の厚さよりも大きくなされ、該側端面によって構成される入光部を厚さ方向に複数個に分け、
複数個に分けられた入光部の内の少くとも一部の入光部と連続するように前記入光部からの光を主体部とほぼ平行な平面に沿って側方に導く側方導光部と、
前記複数個に分けられた入光部の内の導光板の主体部と異なる高さの入光部からの光を前記主体部に導くための、互いに反対側の表面がほぼ平行な屈曲導光部とを設けたことを特徴とする表示装置に関するものである。
表示装置に関する別の主要な発明は、背面側または前面側から光を照射して照明を行なう表示装置であって、光源と導光板とを具備し、
前記導光板は、側端面に対向して配される光源からの光を、前記側端面と直交する主面から出射し、
前記光源と対向する側端面の厚さが前記主面を構成する主体部の厚さよりも大きくなされ、該側端面によって構成される入光部を厚さ方向に複数個に分け、
複数個に分けられた入光部の内の少くとも一部の入光部と連続するように前記入光部からの光を主体部とほぼ平行な平面に沿って側方に導く側方導光部と、
前記複数個に分けられた入光部の内の導光板の主体部と異なる高さの入光部からの光を前記主体部に導くための、外側の屈曲開始位置が内側の屈曲開始位置よりも光源側に偏倚した屈曲導光部とを設けたことを特徴とする表示装置に関するものである。
ここで、上記表示装置に関する各発明において、表示装置の表示部が液晶表示パネルであってよい。また前記導光板が液晶表示パネルの背面側に配され、バックライトを構成してよい。また前記導光板が液晶表示パネルの前面側に配され、フロントライトを構成してよい。
本願において、側方導光部の主体部に対する角度をほぼ平行とし、屈曲導光部の互いに反対側の平面がほぼ平行としているのは、導光板を透明樹脂によって射出成形する際に、必ずしも完全な平行な状態を得ることができないからである。すなわち側方導光部の主体部に対する角度が、成形時の誤差によって数度の角度を生ずる可能性がある。また屈曲導光部についても、互いに平行に成形しようとしても、必ずしも完全な平行状態が得られず、互いに反対側の表面がほぼ数度の角度をなす可能性がある。本願はこのような場合をも含む。
また本願において、入光部側から主体部側へ光を導く経路の途中に、互いに反対側の表面がほぼ平行な屈曲導光部を形成するようにしているが、このような屈曲導光部は、互いに反対側の表面が完全な平行である場合が理想的であって、入光部側よりも主体部側の方が巾が狭くなると外部に光が漏れ易くなる。逆に入光部よりも主体部側の方が厚さが厚くなるような屈曲導光部にすると、光の漏れが少くなる。従って入光部から主体部に光を導く屈曲導光部の互いに反対側の表面の角度は、主体部側に向かって厚さが厚くなるような角度を維持する場合には、その誤差が大きくても光の漏れを少くした状態で主体部に光を導くことが可能になる。
本願発明の好ましい態様は、パネル状表示装置に用いられる導光板であって、この導光板の主体部の厚みを光源が対向配置される側端面から成る入光部の高さの1/2以下にしたい場合に、平行屈曲部を複数個組合わせるとともに、導光経路を側方にずらして複数個設けることによって、従来の導光板よりも光の漏れを抑えるようにしたものである。
導光板の主体部の厚さを入光部よりも薄くする場合に、入光部の近傍においてその上面に傾斜面を形成すると光の漏洩が多くなるのに鑑みて、導光板の厚さを薄くする手段として、互いに対向する両側の面がほぼ平行な屈曲導光部を用いた形状にし、このような屈曲導光部を側方にずらして複数個組合わせることによって、光の漏洩を抑えながらしかも厚さを薄くするようにしたものである。ここで屈曲導光部を設けることによって、一方の面に対して他方の面が傾斜面になる構造を用いることなく、光の漏れを少くして薄型化を達成している。
このような構成に係る導光板によれば、主体部が光源からの光を入射させる入光部よりも薄い導光板とすることである。とくに主体部の厚さを入光部の厚さの1/2以下にすることができる。またこのような構成は、導光板の側端にLED等の光源を複数個配置することが可能になり、これによって小型で薄型でありながら、しかも高い輝度の照明装置を提供できるようになる。
本願の主要な発明は、側端面に対向して配される光源からの光を、側端面と直交する主面から出射する導光板において、光源と対向する側端面の厚さが主面を構成する主体部の厚さよりも大きくなされ、該側端面によって構成される入光部を厚さ方向に複数個に分け、複数個に分けられた入光部の内の少くとも一部の入光部と連続するように入光部からの光を主体部とほぼ平行な平面に沿って側方に導く側方導光部と、複数個に分けられた入光部の内の導光板の主体部と異なる高さの入光部からの光を主体部に導くための、互いに反対側の表面がほぼ平行な屈曲導光部とを設けたものである。
従ってこのような導光板によると、光源からの光は、複数個に分けられた入光部の内の何れかの入光部から、側方導光部あるいは屈曲導光部を経て主体部に至り、この主体部の一方の表面である主面を通して出射されることになる。ここで主体部よりも厚さの大きな入光部から主体部に厚さを変換するために互いに反対側の表面がほぼ平行な屈曲導光部を設けているために、この屈曲導光部において光が外部に漏洩し難くなり、光の利用効率が改善される。
以下本願発明を図示の実施の形態によって説明する。図1Aは背面照射型の液晶表示装置を示しており、ここでは一対のガラス板間に液晶を封入した液晶表示パネル10が備えられ、液晶表示パネル10の両側には偏光板11、12が配される。また下側の偏光板12と対向するように断面が山形の突条を有するレンズシート13が配される。なお図示の構成は単一のレンズシート13を用いているが、2枚のレンズシートを用いるようにしてもよい。そしてレンズシート13の下側に拡散板14が配されるとともに、この拡散板14の下側には、バックライトを構成する導光板15が配される。導光板15の下側にはさらに反射板16が配され、下方に漏れた光を反射している。そして上記導光板15の側端側には、発光ダイオード(LED)から成る光源20が配される。
従ってこのような液晶表示装置によれば、光源20からの光が導光板15の側端からこの液晶表示装置10内に導入され、導光板15の主面において上方に出射され、拡散板14およびレンズシート13を通して液晶表示パネル10内に入射され、これによって背面側から照明を行なって、表示動作を行なう。
図1Bは前面照射型の液晶表示装置を示しており、ここでは液晶を封入するとともに、一方のガラス板の内面に反射層24を形成した反射型液晶表示パネル10が用いられる。そしてこの液晶表示パネル10の上面に位相差板23が配され、さらにその上には偏光板11が配される。そして上記偏光板11の上側に、導光板15を配するようにしている。ここでも導光板15の側端にはLEDから成る光源20が配される。従って光源20が点灯されると、その光が導光板15によって、偏光板11および位相差板23を通して液晶表示パネル10に入射され、この液晶表示パネル10の内面反射層24で反射されて上方に出射する。そして出射する光が、透明な導光板15を通して外部から見ることができ、表示動作が行なわれる。
このような液晶表示装置における導光板15として、図2あるいは図3に示す形態の薄型の導光板15が用いられている。このような導光板15の特徴は、光源20に臨む入光部30の部分の厚さが、この導光板15の主面であって液晶表示パネル10と対向する面の厚さのほぼ2倍の厚さを有している。しかも上記入光部30から主体部に至る部分として、屈曲導光部33を用いているために、この屈曲導光部33の部分での厚さ方向の減少に関わらず、この部分から外部に光が漏れないようにしている。
この構造をより具体的に示すと、光源20と対向する入光部30をその厚さ方向に上下に分かち、分けられた部分を側方導光部31、および左側の側方導光部31については、さらに屈曲導光部33を介してこの導光板15の主体部に連続させるようにしている。
図3に示す構成は、光源20と対向する入光部30の部分を厚さ方向に2つに分けるとともに、上側の部分については直線状導光部32および屈曲導光部33を通して導光板15の主体部に連続させる。これに対して入光部30の下側の部分は、側方導光部30によって左右に分けるとともに、その先端側を直線導光部32から逃げた状態で、屈曲導光部33を介することなく、厚さ方向にストレートに導光板15の主体部に連続させる。
図4はとくに図3に示す構成をより詳細に示したものであって、導光板15の光源20と対向する入光部をこの側端面に沿って4個所に設けるようにしており、入光部30の上側の部分は上面に突出する直線状導光部32および屈曲導光部33によって導光板15の主体部に連続させる。これに対して入光部30の下側の部分は左右の側方導光部31にさらに分けるように連続させ、しかもこれら左右の側方導光部31間に、例えば2等辺3角形の開口35をこの導光板15の入光部30の近傍においてその下面に形成している。また互いに隣接する入光部30間の側方導光部31の間には、別の、例えば2等辺3角形の開口36が形成されている。
従って入光部30の上側の部分については、光源20からの光が直線状導光部32および屈曲導光部33を通して導光板15の主面に入射される。これに対して入光部30の下側の部分からの光は、側方導光部31によって左右に2分割され、しかもこれらの側方導光部31の先端側を通って導光板15の主体部に入射される。従って入光部30の下側の部分については屈曲導光部33を経ることなく導光板15の主体部に対する光の入射が行なわれる。
図5〜図7に示す構成は、光源20からの光を入射させる入光部30の部分を高さ方向に2つに分けるとともに、上側の半分については例えば右方にずれた側方導光部31と下方に屈曲する屈曲導光部33とによって導光板15の主面に導く。これに対して入光部30の下側の部分については、左側に屈曲する側方導光部31と上方へ屈曲する屈曲導光部33とによって導光板15の主体部に連続させるようにしている。
ここで導光板15の主体部の厚さをtとし、入光部30の高さ方向の寸法を tとすると、t=2tになっている。しかも光源20の発光部の高さ方向の 寸法をhとすると、t>h>tの関係が成立する。
従ってこのような構成によれば、光源20から、入光部30の上側の部分に入った光は、右側の側方導光部31から下方へ屈曲する屈曲導光部33を通して導光板15の主体部に入射される。これに対して入光部30の下側の部分に入射した光は、左側の側方導光部31から上方へ屈曲する屈曲導光部33を経て導光板15の主体部に入射される。
図8は、とくに本願発明の屈曲導光部33による漏れ光の発生の防止の効果を示している。入光部30から入射された光であって、その導光板15の主面と平行な方向の光は、屈曲導光部33の傾斜角θの面で全反射され、全反射された光が今度は反対側の傾斜角θの傾斜面で全反射される。そして2回の全反射によって光は再び導光板15の主面と平行な同じ角度でこの導光板15の中を光源20に対して遠い方へ進行する。
このように屈曲導光部33は、その上面と下面とが互いにほぼ平行であって傾斜角が等しくなっている。従って屈曲導光部33を通って導かれる光は、上面あるいは下面で全反射される際に、立上がることがない。これは図8Aと図13Aとを比較すれば明らかである。このように屈曲導光部33で光が立上がらないために、屈曲導光部33の部分では、図8Bに示すように、外部にほとんど光が漏れない。従って入光部30から入射された光を、この導光板15の主体部に導く際における光の損失を最小限に抑えることができる。これによって光の利用効率を改善し、この導光板15の主面からの光の出射強度を高めることが可能になる。
このような上面と下面とが互いに平行であって、内部を通過する光が立上がって外部に漏れることのない屈曲導光部33を用いて主体部に光を導く場合に、とくに主体部に対して2倍の厚さの入光部30から主体部に光を導くために、側方導光部31、直線状導光部32、および屈曲導光部33を巧みに組合わせるようにしている。すなわち入光部30の厚さが2倍の場合には、入光部30の高さ方向の上下の部分を互いに2つに分かち、これら2つに分かれた部分の少くとも一方を側方導光部31によって側方にずらすようにし、必要であれば入光部30の上下の部分をそれぞれ側方導光部31によって互いに反対方向側方にずらすようにし、あるいはまた必要に応じて直線状導光部32を入光部30の上部あるいは下部と連続させる。そして側方導光部31あるいは直線状導光部32の先端側であって、この導光板15の主体部と異なる高さの部分については、屈曲導光部33を通してこの導光板15の主体部と連続させる。
入光部30の高さ方向の寸法が導光板15の主体部の厚さの2倍の寸法である場合には、そのまま直接主体部に連続させると、少くとも一方の面を傾斜面にしないと、入光部30をそれよりも薄い主体部と連続させることができない。そこで本願の各種の実施の形態は、主体部に対して厚さ方向の寸法が大きな入光部30から漏れを少くして主体部に光を導くために、入光部30の少くとも一部については側方導光部31によって主体部の面方向側方にずらすようにし、入光部30の他部とは異なる位置において主体部に屈曲導光部33を介して光を導入する構成を採用している。従ってこのような構成によれば、主体部に対して高さ方向の寸法の大きな入光部30からの光を、漏れを生ずることなくしかも導光板15の主体部に導き、この主体部の表面である主面を通して液晶表示パネル10側に光を出射することが可能になる。
図9はとくに入光部30を上下に2つに分かち、上側の部分については側方導光部31によって左方に振り、この後に屈曲導光部33によって下方に屈曲させて導光板15の主体部に導いている。一方入光部30の下側の部分に入射された光は、下側の直線状導光部32によって直接導光板15の主体部に導くことになる。
図10に示す構成は、光源20と対向する入光部30の上側の部分については、左右の側方導光部31に2分割し、この後に屈曲導光部33によって下方に導いて導光板15の主体部に導く。これに対して入光部30の下側の部分については、下側に配された直線状導光部32によって真っ直ぐに導光板15の主体部に導くようにしている。
図11は光源20からの光を入射させる入光部30を上下に分かち、とくに上側部分については、左側に屈曲する側方導光部31および下方に屈曲する屈曲導光部33を経て導光板15の主体部に導くようにしている。これに対して入光部30の下側部分においては、右方に屈曲する側方導光部31およびその先端側に連続する直線状導光部32によって導光板15の主体部に光を導いている。
このような構成の導光板15における光の利用効率について、シミュレーションを行なった結果を示す。光源20からの強度100%の光は、導光板15の入光部30に入射する。そして導光板15の入光部30から入射した光の内の90%が、左右の側方導光部31によって上下2つの経路にそれぞれ45%ずつで分かれ、上側の入光部30からの光は左方に伝搬し、入光部30の下側部分は下側を通って伝搬する。そしてそれぞれの側方導光部31においてそれぞれ3%ずつ損失し、側方導光部31を出たところで強度が42%ずつになる。
次に入光部30の上側部分と連続する側方導光部31からの光は、さらに下方に屈曲する屈曲導光部33によって下方に導かれ、このときに屈曲導光部33で2%の強度損失を生じ、このために左側の屈曲導光部33の出射端における強度は40%になる。なお右側の直線状導光部32はその内部で光が屈折せずに直進するために、損失がなく、強度は42%のままになる。そして最終的に屈曲導光部33および直線状導光部32の出射端において合流したときには、強度は40+42=82%になる。この値は、図14に示す従来の導光板の64%の値に比べて、高い光の利用効率が可能であることを示しており、82−64=18%の光の利用効率の改善がなされる。
このように本実施の形態の導光板15は、入光部30の部分に比べて主体部の厚さを薄くし、しかも薄い主体部に対して光を導く際に、光の損失を発生し難い屈曲導光部33を用いているために、光の利用効率が改善される。実際に導光板15の主体部の厚さを、光源20と対向する入光部30に対してその厚さを1/2以下にしてしかも高い発光効率を得ることに成功している。しかもこの導光板は、その側端面に沿って、複数の入光部30を形成し、これらの入光部30と対応するように複数の光源20を配することが可能であって、これによってより高い輝度とすることができる。
次に別の実施の形態を図12によって説明する。この実施の形態は、入光部30の上側の部分と連続する側方導光部31の出射側に位置する屈曲導光部33の形状を変更している。すなわち屈曲導光部33の屈曲開始位置を、その上面であって外側面側においては、下面であって内側の屈曲開始位置よりも光源30側に偏倚させるようにした構造を採用している。このように屈曲導光部33の屈曲開始位置を上面と下面とで変え、上面の屈曲開始位置を光源30側に偏倚させることによって、屈曲導光部33の上面と下面とが平行でなくなり、上面の傾斜角の方が下面の傾斜角よりも小さくなる。従ってこの場合には、屈曲導光部33の厚さが入射側よりも出射側の方が大きくなる。
一般に屈曲導光部33の導光効率、あるいは外部への光の漏れ難さを比較すると、上下面が平行な上記最初の実施の形態の屈曲導光部33に対して、本実施の形態のように出射側の方が厚さが大きくなる屈曲導光部33の方が導光効率が高くなり、外部への光の漏れが少なくなる。因みに本実施の形態とは逆に、入射側の方が出射側よりも厚さが大きくなるように、上面の傾斜角を下面の傾斜角よりも大きくした屈曲導光部33は最も導光効率が悪くなる。本実施の形態においては上述の如く、出射側に行くに従って厚さが大きくなるように、上面の屈曲開始位置を光源側にずらしているために、導光効率のさらなる改善が可能になる。
この実施の形態における各部の伝達効率は図12に示されており、光源20から入射した光は、側方導光部31の出射側において上面と下面とでそれぞれ42%になる。そして屈曲導光部33および直線状導光部32の出射端側において、それぞれ41%および42%になる。従って41+42=83%がこの導光板15の主体部に入射されることになる。
次に上記実施の形態の変形例を図13によって説明する。この変形例は、光源20と対向する導光部30の上下の分割割合を屈曲導光部33と連続する部分と直線状導光部32と連続する部分とで異なるようにし、上側であって屈曲導光部33側の入光部の厚さを下側であって直線状導光部32と対応する部分の厚さよりも薄くしている。しかも屈曲導光部33の出射端側と直線状導光部32の出射端側の厚みとが、何れもこの導光板の主面の厚みと同一になるために、屈曲導光部33の屈曲形状が、上面の傾斜角が下面の傾斜角よりも小さくなり、入射端側の厚みよりも出射端側の厚みの方が大きくなる。従ってこのような構成によると、上下面が互いに平行な屈曲導光部33および図12に示す形態の屈曲導光部33よりもさらに導光効率が改善し、外部に対する漏れ光を少なくすることができる。
この実施の形態の導光板の光の伝達効率は、図13に示される。すなわち上側の側方導光部31の出射端および下側の直線状導光部32の出射端側における導光効率がそれぞれ43%になる。そして屈曲導光部33およびその下側の直線状導光部32の出射端の導光効率がそれぞれ42%および43%になる。従ってこれらを合わせると、トータルとして、85%の導光効率が得られ、主体部にこの効率で光が入射される。
次に図12および図13に示す構成であって、屈曲導光部33の上面の屈曲開始位置を下面の屈曲開始位置よりも光源20側に偏倚した場合に、光が漏れ難くなる理由を図14によって説明する。この系において最も漏れ易い光は、図14に示す角度θが臨界角になっている光である。この最も漏れ易い光が屈曲導光 部33の屈曲開始位置と下面の屈曲開始位置との間のLの区間において漏れなければ、その後の区間はさらに漏れ難いために、全体としては光が漏れ難い有利な構造になる。
θが臨界角になので、nsinθ=nsinθとなり、
θ=sin−1(nsinθ/n)=sin−1(n/n
が成立する。また、θ=90−θ、θ=θ−2θとなる。
この光が漏れるときとは、図14に示すL区間で、上面の傾斜角θによって光が起上がり、その後、図14中Aの位置において水平面に当ってθが臨界角以下になるときである。光が漏れないためには、
(1)Aの位置において、水平面に当らず傾斜面に当る。
(2)θが臨界角以上であって、水平面で全反射する。
のどちらかでなければならない。
(1)の場合は、d・tanθ>Lであればよく、この場合Lが一意に決定する。
(2)の場合は、もう一度上の傾斜面に当り、そのときさらに光が起上がる。その角度θは、θ=θ−2θとなり、この状態でまた上述の場合に分けに戻り、(1)、(2)の判定を行なえばよい。
具体的に説明すると、n=1.59のポリカーボネートでこの形状の導光板を作製した場合であって、d=0.3、S区間=1.0とすると、θ=39.0となり、
θ≒tan−1(0.3/1.0)=16.7
θ=90−θ=51
θ=θ−2θ=51−33.4=17.6
17.6<39なので、(1)の類型に当る。すなわちd・tanθ>LでLが決定する。実際にLを計算すると、
L=d・tanθ=0.3・tan17.6=0.095
つまり、下面の屈曲開始位置よりも0.1mm程度手前から上面の傾斜をスタートさせることができ、その分、L区間の先で末広がり状態の形状とすることができる。
なお図12あるいは図13のように、屈曲導光部33の上面の傾斜角を下面の傾斜角よりも小さくした場合には、屈曲導光部33の下側であって、直線状導光部32と連続する部分のLの区間の形状が、下面が水平であるのに対して上面が傾斜する形状になり、この区間で光が漏れ易くなる懸念がある。すなわち図15に示すように、直線状導光部32のLの区間においては下面が傾斜面ではなく、水平面になるために、上記の場合分けで言えば(2)の類型になる。このために光が漏れないためには、(2)の場合のように、図15のBの位置において下面で全反射した後に、Cの位置において傾斜面ではなく水平面に当らなければならない。つまり光が漏れないためには、
(3)Cの位置において傾斜面に当らず水平面に当る。
(4)θが臨界角以上であり、図中Dの位置において水平面で全反射する。
の何れかでなければならない。
まずBの位置において全反射するためには、臨界角をθとすると、θ=θ−2θ>θであればよい。なおここで、θ=tan−1(tr/L)である。
次に(3)のパターンであるためには、2・t・tanθ>Lであればよい。これを満たさない場合には、(4)のパターンとなり、θ=θ−2θ>θであればよい。
これを満たさない場合に、(3)のパターンに戻り、
2・t・tanθ+2・t・tanθ>L
の判定を行なう。これを繰返し、(4)の条件、すなわち水平面で全反射する条件を満たしつつ、(3)の条件、すなわち導光長がLを超える条件を満たすように、tを決めればよい。
より具体的に説明すると、L=1.0、t=t=0.3の状態から、L=1.0、t=0.3のまま、tの値を大きくしたい場合は、Bの位置において、
θ=θ−2θ>θの関係を満たすためには、
2θ<θ−θ=51−39=12、θ<6
ここでθ=6とすると、
2・t・tanθ=2・0.3・tan39=0.49<L
この場合は、(4)のパターンになり、Dの位置でもう一度全反射しなければならない。しかし、
θ=θ−2θ=39−12=27<θ
となり、光が漏れてしまう。
2回傾斜面に当っても光が漏れないためには、
θ=θ−2θ=θ−2θ−2θ>θ
でなければならないため、
4θ<θ−θ=51−39=12、θ<3
θt=3とすると、
2・t・tanθ=2・0.3・tan45=0.6<L
2・t・tanθ+2・t・tanθ=2・0.3・tan45+2・0.3・tan39=0.6+0.49=1.09>L
となり、条件を満たす。つまり、θt=3であれば、2回傾斜面に当っても、光は漏れず、そのとき導光距離はLよりも大きいので、総ての光は漏れずに水平区間まで導光すると言える。tan−1<3であればよいため、tan3=0.052、つまり、t<0.052であればよく、t=0.352まで、tの 厚みを増すことができる。
次にさらに別の実施の形態を図16によって説明する。この実施の形態は、屈曲導光部33の上面の屈曲開始位置と屈曲終了位置とをともに光源側に偏倚させるようにするか、あるいはまた屈曲導光部33の下面の屈曲開始位置と屈曲終了位置とをともに出射側にずらす構成である。
屈曲導光部33は、上面の傾斜面に当った後、下面の傾斜面に当ることによって、角度変化が相殺されて屈曲導光部33の上面から光が漏れないようにすることを特徴としている。しかるに図16Aに示すように、屈曲導光部33の終端の部分において、上面の傾斜面に当った光は、下面の水平面に当ることによって、臨界角を超えて外部に光が漏れてしまう可能性がある。そこで本実施の形態においては、図16Bに示すように、屈曲導光部33の上面(外側面)の屈曲開始位置と屈曲終了位置とを同じ距離だけ光源側にずらすことによって、屈曲導光部33の上面と下面の平行関係を維持したまま、屈曲導光部33の下面の傾斜の終了位置を出射側に偏倚させることにより、図16Aに示す光漏れの発生を少なくするようにしている。なおここで上面の屈曲開始位置および屈曲終了位置を光源側にずらす量は、図14を参照して説明した量と同一である。すなわち光の漏れない末すぼみの区間を設けることによって、その後の区間で、
(1)末広がり状態にする。
(2)下面の傾斜面の終了位置を奥(出射側)に伸ばす。
上記(1)、(2)の何れかの効率向上設計を盛込むことができ、設計の範囲に自由度を持たせることが可能になる。
次に別の実施の形態を図17〜図20によって説明する。本発明の主要部分は、入光部30側の部分を厚さ方向に2分割し、側方導光部31および屈曲導光部33によって厚みを薄くする構造を採用するものである。ここで図13に示すように、例えば上側の側方導光部31の厚さを下側の直線状導光部32の厚さよりも薄くすることによって、効率を改善することができる。そして図17に示すように、上側の部分と下側の部分との組合わせにおいて、下側の部分が出射側の方が厚さが薄い末すぼみ状態になっており、とくに下側の部分の厚みが全体の厚さの1/2よりも大きくなっているために、上層と下層とを重合わせたときにオーバラップする部分が発生する。このようなオーバラップ部分が光の伝達効率の向上に寄与する。従ってこれにより、漏れ光を少なくして効率向上を図ることが可能になる。
図17に示すように上層と下層とをオーバラップした場合における光の伝達は、図18Bに示すようになる。とくに図18BのB−B断面図中矢印のように光が導光することによって効率の向上が図られる。同図において下層の部分については下層内を左向きの矢印のように導光し、上層の部分については右向きの矢印のように導光するのが理想的な形態である。しかるに一部の光は、図18AのA−A断面図中の矢印のように、上層と下層とを交互に行き交い、上面図のように、側面での全反射を繰返すことで出射側に導光しなくなってロスとなってしまう。このことが原因となって、ロスになってしまう光の割合が、図18Bのようにオーバラップさせた方がロスが少なくなり、結果として効率が向上する。オーバラップさせた方がロスが少なくなるのは、図18BのB−B断面図に示す通り、オーバラップによって上層と下層とのそれぞれの側面の高さが少なくなり、上層と下層とを交互に行き交う光が減少するからである。従ってこのようなオーバラップ構造を採用することによって、さらに導光効率を改善できるようになる。
次に図19によってオーバラップさせた形状の応用例を説明する。導光板の厚さを主体部において1/2まで薄くしなくてもよい場合、すなわち例えば入射側において0.6mmであるのを主体部において0.3mmではなく、0.35mmにしたい場合には、上層と下層との構成を図19に示すようにしてよい。同図のように、1/2まで薄くしなくてよい場合には、オーバラップ領域ができるので、効率をより改善できるようになる。
図20は同様の別の例を示しており、ここでは上層の構成は図19と同一であるが、下層の構成が異なっていて、入光部側においてその厚さが0.4mmになっている。このように下層の入射側の厚みを若干増すことによって、オーバラップ領域をより大きくすることができ、これによって導光効率をさらに改善することが可能になる。
次にさらに別の実施の形態について説明する。本発明の主要な特徴は、上述の如く、入光部30側の部分を上層と下層とに分けることにあるが、上層と下層とを行き交うことによって主体部の奥の方(出射側)まで光が進行しなくなって外部に漏れてしまう光が存在すると、これによって効率が低下する。上層と下層とを行き交うことによってロスする光を如何に少なくするかが重要な課題になる。この手段としては、
(1)上層と下層とをオーバラップさせて側面の高さを少なくする。
(2)図21中の屈曲導光部33と側方導光部31との境界の角度、すなわちねじれ角を小さくする。
の2つの対策が挙げられる。ここで(1)についてはすでに説明したので、ここでは(2)の対策のための構成を説明する。
図21におけるねじれ角を小さくするためには、図21Bに示すように経路を細かく分割するか、あるいは区間を長くすることによって達成される。後者の区間を長くするためには、光の伝達方向の寸法が大きくなって、小型化には向いていない欠点がある。これに対して前者の経路を細かく分ける方法は、作製が困難になる欠点がある。本実施の形態は上記(1)および(2)の方法以外の方法によってねじれ角を小さくするものである。具体的な形状を説明する。
図22Aが上述の各実施の形態である。これに対してねじれ角を小さくするようにした構成が図22Bに示される。ここで、屈曲導光部33の組合わせで、入光部30と連続する直線状導光部32の区間で光を厚さ方向に2分割し、しかも屈曲導光部33の区間で垂直方向に光を一致させるというのが基本的な考え方である。この場合に屈曲導光部33の区間をできる限り短くしなければならない場合が発生する。ところが斜めのねじれ角区間はあまり短くし過ぎると、ねじれ角θを大きくしてしまうことになり、効率が低下する。そこで図22Bに示す構造を採用する。
この構成は、ねじれ角区間を図22Aに示す構成よりも光の導光方向に長くし、屈曲導光部33とオーバラップさせるようにしている。すなわち側方導光部31の終端に対して入射端側において屈曲導光部33が開始する構成を採用している。このような構成によれば、ねじれ角θを小さくすることによって、光の伝達効率が向上することになり、漏れ光の発生を抑えることが可能になる。
次にさらに別の実施の形態を図23によって説明する。上述の実施の形態は、側方導光部31を用いて光源20と対向する入光部30からの光を横方向に2つあるいは3つに分けていたが、このような分け方をさらに増加させることができる。このような構成は、効率を低下させることなくしかも屈曲導光部33の光の伝達方向の寸法を短くすることができる利点がある。
図23の構成は、入光部30に対して後方に位置する側方導光部31および直線状導光部32を用いて、横方向に5つに分けた構成を示している。この場合には一対の屈曲導光部33を用いることになる。一般に屈曲導光部33の数を大きくするほど、すなわち導光路を細かく分けるほど、屈曲導光部33を短くできて効率が高くなる。
図24はさらに多数に分割した構成を示しており、ここでは5分割した構成が示される。図25はさらに別の変形例であって、ここでは6分割した構成としている。図26はさらに別の変形例であって、7分割した構成である。
次にさらに別の実施の形態を図27によって説明する。この実施の形態は、入光部30の後方の上層を構成する一対の側方導光部31の形状を、主面と同一平面上において湾曲させて曲線形状としたものである。このような構成によると、この側方導光部31の部分における漏れ光をより少なくすることができ、これによって効率の改善がさらに図られることになる。
この実施の形態においては、側方導光部31の出射端側における導光効率が22%となり、この部分に連続する屈曲導光部33の終端の部分の導光効率がそれぞれ21%になっている。そして全体としての導光効率は、21+21+42=84%となり、トータルとして84%の高い導光効率を達成している。
図28はさらに別の実施の形態を示している。この実施の形態は、入光部30の後方であって上層の一対の側方導光部31の後端側の屈曲導光部33を、側方導光部31と同様に斜めの方向に直線状に延長した形状を採用している。このような構成によると、一対の屈曲導光部33の間に位置する直線状導光部32が台形状であって入射側よりも出射側の方が横幅が大きくなる。従ってこのような台形状の直線状導光部32は、側方から横方向に光が漏れ難くなってさらに光の伝達効率が改善する。
この実施の形態における光の導光効率は、図28に示す通りであって、斜め直線状に延長された屈曲導光部33の出射端側の導光効率は20.5%の値になっており、またその下側に位置する台形状の直線状導光部32の部分の出射端の導光効率が42%になっている。従ってトータルとしての導光効率は、20.5+20.5+42=83%になり、高い導光効率が得られている。
以上本願発明を図示の実施の形態によって説明したが、本願発明は上記実施の形態によって限定されることなく、本願に含まれる発明の技術的思想の範囲内において各種の変更が可能である。例えば上記実施の形態における、導光板15の側方導光部31、直線状導光部32、および屈曲導光部33の配置の組合わせについては、各種の変更が可能である。また本願の導光板は、必ずしも液晶表示装置のバックライトあるいはフロントライトに限らず、その他各種の面状光源として広く利用可能である。
本願発明は、液晶表示装置のバックライトあるいはフロントライトとして広く利用可能である。
液晶表示装置の全体の構成を示す縦断面図である。 導光板の要部斜視図である。 別の導光板の要部斜視図である。 同導光板の平面図、正面図、および側面図である。 別の実施の形態の導光板の入光部の原理を示す斜視図である。 同導光板の平面図である。 同導光板の側面図である。 導光板の屈曲部における光の漏洩の防止効果を示す縦断面図である。 側方導光部と屈曲導光部の組合わせを示す上面図と側面図である。 側方導光部と屈曲導光部の別の配置を示す上面図と側面図である。 側方導光部と屈曲導光部のさらに別の配置を示す上面図と側面図である。 別の実施の形態の導光板の側方導光部と屈曲導光部の配置を示す上面図と側面図である。 変形例の構成を示す上面図と側面図である。 図12に示す実施の形態の光の導光伝達を示す要部側面図である。 図12に示す実施の形態の下層の光の伝達経路を示す要部側面図である。 別の実施の形態の直線状導光部と屈曲導光部の構成を示す側面図である。 上層と下層とのオーバラップ構造に係る実施の形態の導光板の構成を示す要部側面図である。 オーバラップ構造の導光板の側面図、断面図、および上面図である。 オーバラップ構造の導光板の具体例の構成を示す要部側面図である。 他のオーバラップ構造の具体例の要部側面図である。 側方導光部と屈曲導光部との間のねじれ角を示す導光板の要部平面図である。 同導光板の側面図および上面図である。 横方向に4分割した導光板の構成を示す上面図および側面図である。 横方向に5分割した導光板の上面図および側面図である。 幅方向に6分割した導光板の上面図および側面図である。 横方向に7分割した導光板の上面図および側面図である。 側方導光部を曲線状に湾曲させた構成を示す導光板の要部上面図および側面図である。 屈曲導光部を側方導光部の延長上において斜めに直線状に配置した構成を示す導光板の要部上面図および側面図である。 従来の液晶表示装置の縦断面図である。 薄型化のための傾斜面による光の漏洩の原理を示す縦断面図である。 従来の導光板の光の利用効率を示す導光板の上面図および側面図である。
符号の説明
1…光源、2…反射板、3…導光板、4…傾斜面、5…偏光板、6…液晶表示パネル、7…偏光板、8…漏れ光、10…液晶表示パネル、11、12…偏光板、13…レンズシート、14…拡散板、15…導光板、16…反射板、20…光源(発光ダイオード LED)、23…位相差板、24…内面反射層、30…入光部、31…側方導光部、32…直線状導光部、33…屈曲導光部、35、36…2等辺3角形の開口

Claims (15)

  1. 側端面に対向して配される光源からの光を、前記側端面と直交する主面から出射し、
    前記光源と対向する側端面の厚さが前記主面を構成する主体部の厚さよりも大きくなされ、該側端面によって構成される入光部を厚さ方向に複数個に分け、
    複数個に分けられた入光部の内の少くとも一部の入光部と連続するように前記入光部からの光を主体部とほぼ平行な平面に沿って側方に導く側方導光部と、
    前記複数個に分けられた入光部の内の導光板の主体部と異なる高さの入光部からの光を前記主体部に導くための、外側の屈曲開始位置が内側の屈曲開始位置よりも光源側に偏倚しかつ外側の傾斜角が内側の傾斜角より小さい屈曲導光部とを設けた導光板。
  2. 導光板の主体部と同一の高さの入光部からの光が直接主体部に入射され、導光板の主体部と異なる高さの入光部からの光が側方導光部および屈曲導光部を介して主体部に入射される請求項1に記載の導光板。
  3. 導光板の主体部と高さが異なる複数の入光部を有し、該入光部からの光が側方導光部およびそれぞれの側方導光部と連続して設けられた屈曲導光部介して主体部に入射される請求項1に記載の導光板。
  4. 導光板の主体部と高さが異なる入光部からの光が複数の側方導光部、およびそれぞれの側方導光部と連続して設けられた屈曲導光部を介して主体部に入射される請求項2に記載の導光板。
  5. 主体部に対して厚さ方向に互いに反対側に偏奇する一対の入光部を具備し、一方の入光部からの光が側方導光部を経ることなく屈曲導光部を介して主体部に入射され、他方の入光部からの光が側方導光部と屈曲導光部とを介して主体部に入射される請求項1に記載の導光板。
  6. 前記側方導光部が主面とほぼ平行な平面上において湾曲している請求項1に記載の導光板。
  7. 前記屈曲導光部が厚さ方向に屈曲されるとともに、主面とほぼ平行な平面に投影した場合に前記側方導光部の延長方向に延びる請求項1に記載の導光板。
  8. 側端面に沿って所定の距離を隔てて複数の入光部が設けられる請求項1に記載の導光板。
  9. 透明または半透明の材料によって一体に成形される請求項1に記載の導光板。
  10. アクリル樹脂によって一体に成形される請求項1に記載の導光板。
  11. 前記屈曲導光部の外側屈曲開始位置と外側屈曲終了位置とがそれぞれ内側屈曲開始位置と内側屈曲終了位置とに対して光源側に偏倚している請求項1に記載の導光板。
  12. 前記側端面によって構成される入光部を厚さ方向に複数に分けるとともに、前記屈曲導光部と対応する入光部の厚さを前記直線状導光部と対応する入光部の厚さよりも小さくした請求項1に記載の導光板。
  13. 前記側端面と連続しかつ前記側方導光部と連続する入光部と、前記側端面と連続しかつ前記屈曲導光部と連続する入光部とが厚さ方向に部分的に重合う請求項1に記載の導光板。
  14. 前記側方導光部の終端に対して前記屈曲導光部の開始位置を光源側に偏倚させた請求項1に記載の導光板。
  15. 背面側または前面側から光を照射して照明を行なう表示装置であって、光源と導光板とを具備し、
    前記導光板は、側端面に対向して配される光源からの光を、前記側端面と直交する主面から出射し、
    前記光源と対向する側端面の厚さが前記主面を構成する主体部の厚さよりも大きくなされ、該側端面によって構成される入光部を厚さ方向に複数個に分け、
    複数個に分けられた入光部の内の少くとも一部の入光部と連続するように前記入光部からの光を主体部とほぼ平行な平面に沿って側方に導く側方導光部と、
    前記複数個に分けられた入光部の内の導光板の主体部と異なる高さの入光部からの光を前記主体部に導くための、外側の屈曲開始位置が内側の屈曲開始位置よりも光源側に偏倚しかつ外側の傾斜角が内側の傾斜角よりも小さい屈曲導光部とを設けた表示装置。
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