JP4654267B2 - 基地局および無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、OFDMA方式を用いた無線通信が可能な基地局および無線通信方法に関する。
近年、PHS(Personal Handy phone System)や携帯電話等に代表される端末装置が普及し、場所や時間を問わず通話や情報入手が可能となった。特に昨今では、入手可能な情報量も増加の一途を辿り、大容量のデータをダウンロードするため高速かつ高品質な無線通信方式が取り入れられるようになってきた。
これらのような無線通信においては、送受信を行うために信号を二重化する必要がある。二重化の方式としては、時分割によって送受信を切り換えるTDD(Time Division Duplex:時分割複信)、周波数を異ならせて送受信を二重化するFDD(Frequency Division Duplex:周波数分割復信)が代表的である。また同時に複数の端末装置と通信をする多元接続のための方式としては、時分割して複数の端末装置を切り換えるTDMA(Time Division Multiple Access:時分割多元接続)、周波数帯域を分割するFDMA(Frequency Division Multiple Access:周波数分割多元接続)、端末装置ごとに異なる符号を乗算するCDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多重接続)が代表的である。
例えば、高速デジタル通信を可能とする次世代PHS通信規格として、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses) STD T95(非特許文献1)やPHS MoU(Memorandum of Understanding)があり、このような通信規格では、OFDMA/TDMA TDD Broadband Wireless Access System(次世代PHSシステム)を策定しつつある。
OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:直交周波数分割多元接続)は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)において多元接続を行うものである。OFDMはFDM(Frequency Division Multiple:周波数分割多重)を発展させた方式であり、周波数軸上でキャリア信号を多数のサブキャリアに分割し、隣接するサブキャリア間で信号波の位相を直交させることにより、サブキャリアの帯域を一部重ね合わせて周波数帯域を有効利用する方式である。OFDMでは全てのサブキャリアを1つの端末装置が占有するが、OFDMAでは数個(例えば24個)のサブキャリアをグループ化してサブチャネルを構成し、複数の端末装置で全てのサブチャネルを共有することにより多元接続を行う。サブチャネルは、例えば18MHzの周波数帯域を20個に分割することとなる。
さらに次世代PHSシステムでは、OFDMAに加えて、TDMAによる多元接続を行う。TDMAは、周波数を時間軸で複数のタイムスロットに分割し、複数の相手と通信を行う方式である。現状では、上り(Up Link:端末装置から基地局)と下り(Down Link:基地局から端末装置)をそれぞれ4つに分割することが想定されている。すなわち次世代PHSシステムでは、周波数軸と時間軸の両方で通信ブロックに細分化し、多数の端末装置に通信ブロックを動的に割り当てて効率的に通信を行う。1つのサブチャネルにおける1つのタイムスロットによって定まる通信ブロックをPRU(Physical Resource Unit)と称し、1つの基地局あたり36個ないし40個のPRUを利用することが想定されている。
上述のように基地局は20個のサブチャネルを利用できるが、そのうちの1つのサブチャネルは制御チャネル(CCH)として利用し、残りのサブチャネルを端末装置に対して動的に割り当てる(DCA:Dynamic Channel Assign)。通信に利用されるサブチャネルに含まれるPRUには、アンカーチャネルもしくはエクストラチャネルが割り当てられる。アンカーチャネルは端末装置ごとに1つ割り当てられ、その端末装置に対するエクストラチャネルが割り当てられたPRUのマップを含んでいる。エクストラチャネルは実際にデータを内包するチャネルであって、データ量や通信状況に応じて1つの端末装置に複数のエクストラチャネルが割り当てられる。このようにアンカーチャネルに含まれるマップによってエクストラチャネルの割り当てを通知することをFM−mode(Fast access channel based on Map-Mode)と称する。
アンカーチャネルは、全PRUに対してキャリアセンスを行うことにより求められた最も通信品質のよいPRUに割り当てられる。エクストラチャネルは、基本的にはキャリアセンスが行われないが、通信が行われていないPRUをその基地局が新たに使用する場合にはキャリアセンスを行ってから割り当てられる。このように、基地局はアンカーチャネルを介してエクストラチャネルの位置および数を動的に変更することができるため、大容量のデータを高速に送受信することが可能となる。
しかし、OFDMA方式におけるPRUは、周波数方向に隣接するPRUからの干渉を受けやすいという問題がある。無線通信における干渉を防止する提案としてさまざまな提案がなされている。例えば特許文献1では、ダウンリンクフレームをほぼ同一サイズのリソースブロックに分割して、送信データをリソースブロック内で先頭からスケジュールし、リソースブロックを超える容量のデータは他のセクタに割り当てられたリソースブロックの終端から送信されるようにスケジュールする。これにより同一チャネルセクタにおいて延々と通信を行うことを防止し、同一チャネルの干渉を低減させることができるとしている。
特表2006−515141号公報 ARIB(Association of Radio Industries and Businesses) STD-T95
上述したようにOFDMA/TDMA TDDシステムにおいては、従来のTDMA−TDDに比してさらに多くの端末装置(ユーザ)と、多くの通信ブロック(PRU)を用いて通信を行うことができる。しかし、端末装置ごとに通信状況や基地局からの距離が異なり、それに伴って変調方式や電力、遅延量が異なる場合があるため、隣接するPRU同士で干渉が生じる場合がある。遅延量についてはTDMAにおけるガードバンドによって有効に干渉を防止しうる。しかしOFDMAではサブキャリアの周波数帯域を重複させているため、変調方式や電力が大きく異なると、隣接するPRUの電波の影響を受けてしまう。
干渉によってエクストラチャネルにエラーが検出されると、ARQ(Automatic Repeat reQuest)やHARQ(Hybrid-Automatic Repeat reQuest)などの再送要求を行って補填することができる。しかしアンカーチャネルは、エクストラチャネルの数および位置の情報(マップ)を含んでいるため、アンカーチャネルが他のPRUからの干渉により利用できなくなれば、通信自体が不可能となる。
一方、上述したように、アンカーチャネルはキャリアセンスを遂行することによって割り当てを行い、アンカーチャネルのPRUの位置は通信を切断するまで変更しない。このため、キャリアセンスを行った時点での所定のPRUに対する干渉の有無は判断できるが、次以降のフレームタイミングでの当該所定のPRUに対する干渉の有無を判断することはできない。したがって、通信中にアンカーチャネルを割り当てたPRUの通信状況が悪化したとしても、これに対処することはできない。
具体的な事例として、エクストラチャネルは動的に割り当てられるため、キャリアセンスの結果に基づいてアンカーチャネルが割り当てられた後に当該アンカーチャネルに隣接する(特に、周波数軸方向に隣接する)PRUに他の端末装置のエクストラチャネルが割り当てられることがある。特にエクストラチャネルが高出力の変調方式(例えば256QAM(Quadrature Amplitude Modulation))を用いる場合には、アンカーチャネルは他の端末装置のエクストラチャネルよって干渉を受け、通信が行えなくなるおそれがある。
本発明は、このような問題に鑑み、1の端末装置が利用するエクストラチャネルが割り当てられるPRUの位置を工夫することで、アンカーチャネルへの干渉を最小限に抑えることができ、安定して通信を行うことが可能な基地局および無線通信方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の代表的な構成は、OFDMA方式を用いて、1または複数の端末装置と無線通信を行う基地局であって、各々の前記端末装置に対して、データの通信に用いるエクストラチャネルと、当該端末装置が利用するエクストラチャネルが割り当てられるPRUの位置を示すマップを含む端末装置に対応する1つのアンカーチャネルと、を同一のタイムスロットに含まれるPRUに割り当てるチャネル割当部を備え、チャネル割当部は、同一のタイムスロットのPRUに複数の端末装置の各々に対するアンカーチャネルを割り当てる場合、一の端末装置に対するアンカーチャネルを他の端末装置に対するエクストラチャネルと周波数方向に隣接しないようPRUに割り当てることを特徴とする。
かかる構成により、一の端末装置に対するアンカーチャネルが他の端末装置に対するエクストラチャネルと周波数方向に隣接しないようPRUに割り当てられる。これにより、アンカーチャネルに対する他の端末装置のエクストラチャネルからの干渉を防止することができ、安定して通信を行うことが可能となる。
上記チャネル割当部は、所定の周波数帯域のPRUに予め割り当てられた制御チャネルに隣接または近接するPRUにアンカーチャネルを割り当てるとよい。
制御チャネルは間欠的に利用されるため、制御チャネルが割り当てられるPRUは通信が行われていない場合がある。したがって制御チャネルに隣接したPRUもしくは近接したPRUは干渉が少ないため、当該PRUにアンカーチャネルを割り当てることにより、アンカーチャネルへの干渉による通信の切断を回避することが可能となる。
当該基地局は、アダプティブアレイアンテナを備えるとよい。アダプティブアレイアンテナを用いてビームフォーミングを形成することで所定の方向に電波を絞ることができ、ヌルステアリングを形成することで他の基地局への干渉を最小限に抑えることが可能となる。
上記課題を解決するために、本発明にかかる無線通信方法の代表的な構成は、OFDMA方式を用いて、1または複数の端末装置と、基地局とを用いた無線通信方法であって、基地局は、各々の前記端末装置に対して、データの通信に用いるエクストラチャネルと、当該端末装置が利用する該エクストラチャネルが割り当てられるPRUの位置を示すマップを含む該端末装置に対応する1つのアンカーチャネルと、を同一のタイムスロットに含まれるPRUに割り当てるとき、同一のタイムスロットのPRUに複数の端末装置の各々に対するアンカーチャネルを割り当てる場合、一の端末装置に対するアンカーチャネルを他の端末装置に対するエクストラチャネルと周波数方向に隣接しないようPRUに割り当てることを特徴とする。
上述した基地局における技術的思想に対応する構成要素やその説明は、当該無線通信方法にも適用可能である。
以上のように本発明の基地局では、1の端末装置が利用するエクストラチャネルが割り当てられるPRUの位置を工夫することで、アンカーチャネルへの干渉を最小限に抑えることができ、安定して通信を行うことが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
PHS端末や携帯電話等に代表される端末装置は、所定間隔をおいて固定配置される基地局と、無線で通信を行う無線通信システムを構築する。ここでは、まず、無線通信システム全体を説明し、その後、基地局の具体的構成を説明する。また、本実施形態では、端末装置としてPHS端末を挙げているが、かかる場合に限らず、携帯電話、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、音楽プレイヤー、カーナビゲーション、ポータブルテレビ、ゲーム機器、DVDプレイヤー、リモートコントローラ等無線通信可能な様々な電子機器を端末装置として用いることもできる。
(無線通信システム100)
図1は、無線通信システム100の概略的な接続関係を示した説明図である。当該無線通信システム100は、PHS端末110(110A、110B)と、基地局120(120A、120B)と、ISDN(Integrated Services Digital Network)回線、インターネット、専用回線等で構成される通信網130と、中継サーバ140とを含んで構成される。
上記無線通信システム100において、ユーザが自身のPHS端末110Aから他のPHS端末110Bへの通信回線の接続を行う場合、PHS端末110Aは、通信可能範囲内にある基地局120Aに無線接続要求を行う。無線接続要求を受信した基地局120Aは、通信網130を介して中継サーバ140に通信相手との通信接続を要求し、中継サーバ140は、PHS端末110Bの位置登録情報を参照し他のPHS端末110Bの無線通信範囲内にある例えば基地局120Bを選択して基地局120Aと基地局120Bとの通信経路を確保し、PHS端末110AとPHS端末110Bの通信を確立する。
このような無線通信システム100においては、PHS端末110と基地局120との通信速度および通信品質を向上させるため様々な技術が採用されている。本実施形態では、例えば、ARIB STD T95やPHS MoU等の次世代PHS通信技術が採用され、PHS端末110と基地局120との間ではOFDMA/TDMA−TDD方式に基づいた無線通信が実行される。以下、PHS端末110と無線通信を行う基地局120の具体的な構成と動作を説明する。
(基地局120)
図2は、基地局120の概略的な構成を示したブロック図である。基地局120は、基地局制御部210と、基地局メモリ212と、基地局無線通信部214と、基地局有線通信部216と、複数のアンテナ218を含んで構成される。
基地局制御部210は、中央処理装置(CPU)を含む半導体集積回路により基地局120全体を管理および制御する。また、基地局制御部210は、基地局メモリ212のプログラムを用いて、PHS端末110の通信網130や他のPHS端末110への通信接続を制御する。基地局メモリ212は、ROM、RAM、EEPROM、不揮発性RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、基地局制御部210で処理されるプログラムや時刻情報等を記憶する。
基地局無線通信部214は、アンテナ218から受信した信号をアレイ処理してPHS端末110との通信を確立し、データの送受信を行う。
本実施形態においてアンテナ218はアダプティブアレイ機能を有しており、ビームフォーミングとヌルステアリングを形成することにより、送受信する電波の指向性を動的に変更することができる。ここでビームフォーミングは複数のアンテナ218から出力される電波の位相をあわせることによって電波強度が強められており、ヌルステアリングの位置は電波の位相をずらすことによって相殺されて電波強度が弱められている。
基地局有線通信部216は、通信網130を介して中継サーバ140を含む様々なサーバと接続することができる。
また、本実施形態において基地局制御部210は、チャネル割当部220としても機能する。
チャネル割当部220は、ベースバンド距離に応じた900kHzの占有帯域と時分割による625μsecの時間長で定義されるPRU(Physical Resource Unit 以下PRUを称する。)に、制御信号に関するアンカーチャネル(ANchor CHannel 以下ANCHと称する。)と、データを格納するエクストラチャネル(EXtra CHannel 以下EXCHと称する。)を割り当てる。
図3は、本実施形態にかかるフレーム構成を説明するための説明図である。OFDMA/TDMAでは、時間軸方向と周波数方向とに2次元化したマップを有している。周波数軸方向には均一のベースバンド距離をおいて複数のサブチャネルが配され、各サブチャネルには、タイムスロット(TDMAスロット)毎にPRUが配される。
本実施形態においてANCH300は、FM−Modeの制御信号であり、例えばEXCH302の割当情報を示すマップ、タイミング制御用ビット、送信出力制御用ビット、自動再送要求の1種であるHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)のデータ到達の可否を通知するACKビット等を含んで構成される。
ANCH300は、キャリアセンスの結果に基づいて干渉の最も少ないPRUに割り当てられ、1つのPHS端末110に対して1のANCH300が固定的に割り当てられる。
EXCH302は、FM−Modeにおいて、通話路として端末装置ごとに割り当てられるPRUであり、1つのPHS端末110に複数割り当てることができる。
EXCH302の割り当ては、PRUが他のユーザに利用されているかどうかを判定するキャリアセンスを通じて行われる。所定のPHS端末110に対してどのPRUがEXCH302として割り当てられているかは、ANCH300のマップによって端末装置(PHS端末110)ごとに通知され、フレーム毎に動的に割り当てられる。
そして図3に示すように、チャネル割当部220は、ANCH300aを割り当てたPRUのタイムスロットと同一のタイムスロットの他のPRUに、ANCH300aが割り当てられたPHS端末110が利用するEXCH302aを割り当てることができる。
これにより、ANCH300aが割り当てられたタイムスロットのPRUにはANCH300aを利用するPHS端末110のEXCH302aが割り当てられることとなる。したがってANCH300が割り当てられるタイムスロットのPRUには、他のタイムスロットにANCH300b、300cを割り当てられたPHS端末110のEXCH302を割り当てられることがなくなる。
またチャネル割当部220は、PHS端末110ごとに異なるタイムスロットのPRUにANCH300を割り当てる(図3中ANCH300a、b、c)。
PHS端末110ごとにANCH300を異なるタイムスロットに割り当てる構成により、PHS端末110ごとにEXCH302を異なるタイムスロットに割り当てることとなる。したがって、1のタイムスロットは1のPHS端末110が利用することとなり、他のPHS端末110のEXCH302からのANCH300に対する干渉を抑制することが可能となる。
また、PHS端末110ごとに時分割(タイムスロットごと)で通信を行うことができるため、アダプティブアレイ機能を有するアンテナ218を用いてビームフォーミングを形成することで所定の方向に電波を絞ることができ、ヌルステアリングを形成することで他の基地局120への干渉を最小限に抑えることが可能となる。
すなわち、ある瞬間において通信相手としてのPHS端末110を特定することができるため、特定したPHS端末110の方向にビームフォーミングを形成し、特定したPHS端末110の方向以外の方向にヌルステアリングを形成することが可能となる。これにより、アダプティブアレイ機能の効果を最大限に利用することができる。
さらに本実施形態においてチャネル割当部220は、制御チャネル304に隣接するPRU310aもしくは近接するPRU310bにANCH300を割り当てる。
制御チャネル304は間欠的に利用されるため、制御チャネル304が割り当てられる1のサブチャネルに配されるPRUは通信が行われていない場合が多い。したがって制御チャネル304に隣接したPRU310aおよび近接したPRU310bは干渉が少ないため、当該PRUにANCH300を割り当てることにより、ANCH300への干渉による通信の切断を回避することが可能となる。
図4は、チャネル割当部の他の動作を説明する図であって、チャネル割当部が複数のPHS端末が利用するそれぞれのANCHを同一のタイムスロットに割り当てた場合を説明している。
図4(a)に示すように、チャネル割当部220が複数のPHS端末110が利用するそれぞれのANCH300a、300bを、キャリアセンスの結果に基づいて同一のタイムスロットのPRUに割り当てる場合がある。このときチャネル割当部220は、ANCH300aに隣接するPRUに、当該ANCH300aが割り当てられたPHS端末110が利用するEXCH302aを割り当てる。同様に、ANCH300bに隣接するPRUに、当該ANCH300bが割り当てられたPHS端末110が利用するEXCH302bを割り当てる。
このように同一のタイムスロットに複数のANCH300割り当てられる場合、ANCH300に隣接するPRUに当該ANCH300を利用するPHS端末110のEXCH302aを割り当てれば、隣接するPRU間において変調方式や電波の強度が同じになるため、他のPHS端末110のEXCH302bからの干渉を抑えることが可能となる。
さらに図4(b)に示すように、複数のPHS端末110が利用するそれぞれのANCH300a、300bを、同一のタイムスロットのPRUであって制御チャネル304に隣接するPRU310aと近接するPRU310bに割り当てる場合がある。この場合であっても、ANCH300は、制御チャネル304に近接する領域に集中して配されるため、他のPHS端末110のEXCH302からの干渉を抑えることが可能となる。
このとき、EXCH302をANCH300と同じタイムスロットに割り当てるとすれば、同一のタイムスロットに複数のPHS端末110に対するEXCH302a、302bを割り当てることとなる。この場合は、PHS端末110ごとにそれぞれが利用するEXCH302a、302bの間に割り当てないPRUを設けることにより、電波の周波数上の重複を回避し、互いの干渉を防止することができる。
また、データ量が多く、ANCH300aを割り当てたタイムスロットと同一のタイムスロットにEXCH302aを割り当て切れない場合、通信が行われていない他のタイムスロットのPRUにEXCH302aを割り当てることもできる(図4(b)の第3スロット参照)。この際も同一のタイムスロットに同一のPHS端末110が利用するEXCH302が配されていることから、PHS端末110ごとに時分割(タイムスロットごと)で通信を行うことができるため、アダプティブアレイ機能を有するアンテナ218を用いて所定の方向に電波を絞ることができ、他の基地局120への干渉を最小限に抑えることができる。
以上説明した無線通信システム100では、基地局120は、ANCH300aが割り当てられたタイムスロットのPRUにはANCH300aを利用するPHS端末110のEXCH302aを割り当てることとなる。これにより、ANCH300が割り当てられるタイムスロットのPRUには他のPHS端末110のEXCH302が割り当てられることがなくなる。したがって、ANCH300に対する他のPHS端末110のEXCH302からの干渉を防止することができ、安定して通信を行うことが可能となる。次に、上述した基地局120を用いて無線通信を行う無線通信方法を説明する。
(無線通信方法)
図5は、本実施形態にかかる無線通信方法の処理の流れを示したフローチャートである。
基地局120は、キャリアセンスを行い干渉が少なく制御チャネル304に隣接もしくは近接したPRUにANCH300を割り当てる(S350:ANCH割当ステップ)。さらにキャリアセンスを行いPRUが他のユーザに利用されているかどうかを判定し、ANCH300が割り当てられたタイムスロットと同一のタイムスロットにある通信が行われていないPRUをEXCH302に割り当てる(S352:EXCH割当ステップ)。
そしてEXCH302のPRUの位置および数を割当情報として、ANCH300のマップに書き込み、端末装置(PHS端末110)ごとに通知される(S354:マップ書込みステップ)。PHS端末110はANCH300を読み取り、これに含まれるマップに従ってEXCH302を取得することによって通信を行う。このとき、ANCH300に対する干渉が極めて低減されていることから、安定した通信を行うことができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、本明細書の無線通信方法における各工程は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいはサブルーチンによる処理を含んでもよい。
本発明は、OFDMA方式を用いた無線通信が可能な基地局および無線通信方法に利用可能である。
無線通信システムの概略的な接続関係を示した説明図である。 基地局の概略的な構成を示したブロック図である。 本実施形態にかかるフレーム構成を説明するための説明図である。 チャネル割当部の他の動作を説明する図である。 本実施形態にかかる無線通信方法の処理の流れを示したフローチャートである。
符号の説明
100 …無線通信システム
110 …PHS端末
120 …基地局
130 …通信網
140 …中継サーバ
210 …基地局制御部
212 …基地局メモリ
214 …基地局無線通信部
216 …基地局有線通信部
218 …アンテナ
220 …チャネル割当部
300 …ANCH
302 …EXCH
304 …制御チャネル
310a …制御チャネルに隣接するPRU
310b …制御チャネルと近接するPRU

Claims (4)

  1. OFDMA方式を用いて、1または複数の端末装置と無線通信を行う基地局であって、
    各々の前記端末装置に対して、データの通信に用いるエクストラチャネルと、該端末装置が利用する該エクストラチャネルが割り当てられるPRUの位置を示すマップを含む該端末装置に対応する1つのアンカーチャネルと、を同一のタイムスロットに含まれるPRUに割り当てるチャネル割当部を備え、
    前記チャネル割当部は、同一のタイムスロットのPRUに複数の前記端末装置の各々に対する前記アンカーチャネルを割り当てる場合、一の端末装置に対する前記アンカーチャネルを他の端末装置に対する前記エクストラチャネルと周波数方向に隣接しないようPRUに割り当てることを特徴とする基地局。
  2. 前記チャネル割当部は、所定の周波数帯域のPRUに予め割り当てられた制御チャネルに隣接または近接するPRUに前記アンカーチャネルを割り当てることを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  3. 当該基地局は、アダプティブアレイアンテナを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の基地局。
  4. OFDMA方式を用いて、1または複数の端末装置と、基地局とを用いた無線通信方法であって、
    前記基地局は、
    各々の前記端末装置に対して、データの通信に用いるエクストラチャネルと、該端末装置が利用する該エクストラチャネルが割り当てられるPRUの位置を示すマップを含む該端末装置に対応する1つのアンカーチャネルと、を同一のタイムスロットに含まれるPRUに割り当てるとき、
    同一のタイムスロットのPRUに複数の前記端末装置の各々に対する前記アンカーチャネルを割り当てる場合、一の端末装置に対する前記アンカーチャネルを他の端末装置に対する前記エクストラチャネルと周波数方向に隣接しないようPRUに割り当てることを特徴とする無線通信方法。
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