JP4647395B2 - リニアモータ - Google Patents

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Description

本発明は、固定体と該固定体上を移動可能な可動体とからなるリニアモータに関し、詳しくは、磁気検出センサによって固定体における可動体の位置を検出可能なリニアモータに関する。
固定体(例えば、「走行路」であり、以下「走行路」と記す)と、この走行路上の任意の2点間を移動可能な可動体(例えば、「台車」であり、以下「台車」と記す)とからなるリニアモータにおいて、走行路に対する台車の位置を検出する方法として、磁気を使用して検出する技術が既に知られている。この技術では、走行路の長手方向に対して、例えば、ステンレス板にゴム磁石を接着し着磁させたスケールが一様に設けられている。また、台車には、走行路に設けたスケールの磁気を検出可能な検出ヘッドが設けられている。そして、この検出ヘッドがスケールからの磁気を検出することによって、走行路に対する台車の位置を検出可能となっている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2004−56892号公報
しかしながら、上述したリニアモータの走行路には、台車を駆動させるための永久磁石が設けられている。そのため、検出ヘッドによってスケールから検出される磁気は、この永久磁石による磁気の影響を受けることがあり、正確に台車の位置を検出することができなかった。また、走行路の長手方向に対して着磁させたスケールを一様に設ける必要があるため、装置としてコスト高となっていた。
本発明は、台車の位置を検出するために走行路に沿って設けてあるスケールを用いることなく、台車の位置を検出可能なリニアモータを提供することを課題とする。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、固定体と、この固定体の長手方向を移動可能な可動体とからなるリニアモータである。そして、前記固定体の長手方向には、前記可動体を移動させるための表面極性が異なる永久磁石が所定長のギャップを介して交互に隣り合わせられるように設けられており、前記可動体には、前記走行路における移動方向に複数の磁気検出センサ(例えば、ホール素子)が配置されており、前記可動体が前記固定体上の任意の位置において、該複数の磁気検出センサのうち、少なくとも1つの磁気検出センサは非飽和状態となるように常に前記ギャップの上方に設けられており、前記非飽和状態の磁気検出センサの磁界強度を検出することによって前記走行路における前記可動体の位置検出をする構成である。
この構成によれば、非飽和状態の磁気検出センサが検出した磁界強度を、予め可動体の位置情報に対応付けておくことによって、その検出した磁界強度から固体体における可動体の位置を検出することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図1〜2を用いて説明する。
磁気検出センサとしてホール素子を使う例で、以下、実施の形態を説明する。図1は、本発明に係るリニアモータにおいて、ホール素子22の配置の一実施形態を示す側面概略図である。図2は、台車20の移動に伴って、ホール素子22の状態変化を説明する図である。なお、各図においてホール素子22が飽和状態であれば「●」と記し、非飽和状態であれば「○」と記す。
図1に示すように、このリニアモータは、走行路(固定体)10と、この走行路10上の長手方向(図1において、両矢印方向)を移動可能な台車(可動体)20とからなる公知のリニアモータである。そして、走行路10の長手方向における台車20側の面(図1において、上面)には、前記台車20を移動させるための表面極性が異なる永久磁石11(11a、11b、11c、11d、11e・・・11x、11y、11z)が所定長のギャップL2を介して交互に隣り合わせられるように設けられている。なお、各永久磁石11の台車20移動方向の長さはL1である。
また、図1に示すように、台車20の移動方向の一端(図1において、左端)にはセンサユニット21が設けられている。このセンサユニット21には、各永久磁石11と磁気的空隙を介して走行路10における移動方向(図1において、両矢印方向)に複数のホール素子22(図1に示す例では、4個のホール素子22)が設けられている。この磁気的空隙とは、永久磁石によって生じる磁界が形成された空間のことである。また、走行路10における移動方向とは、台車20が走行路10を移動可能な移動方向のことである。そして、図1に示すように、台車20は走行路10を左右方向に移動可能となっているため、ホール素子22も、この移動方向に、すなわち図1の左右方向に、複数(この場合、4個)配置されている。これら各ホール素子22は、各永久磁石11の磁界強度を検出可能となっている。そして、各ホール素子22は、各々検出した磁界強度に応じた電圧信号を出力し、これら各電圧信号は増幅器を介して制御部へと送信されている。また、この制御部は、記憶部と接続されており、予めこの記憶部に電圧信号に応じた位置情報を記憶させておくことで、制御部はホール素子22が検出した磁界強度によってホール素子22の位置を検出することができる。なお、増幅器、制御部および記憶部はいずれも図示を省略している。
そして、複数のホール素子22の状態(飽和状態または非飽和状態)によって台車20の位置検出をするためには、以下に記す「ホール素子22の条件」が必要となる。この「ホール素子22の条件」とは、複数のホール素子22のうち、少なくとも1つのホール素子は非飽和状態となるように常に前記ギャップの上方に設けられていることである。さらに、1つのホール素子22が非飽和状態であり、残りのホール素子22が飽和状態となっているとき、台車20の移動に伴って、非飽和状態であったホール素子22が飽和状態になると、そのホール素子の隣りのホール素子22のみが飽和状態から非飽和状態となることである。なお、複数のホール素子22の全てが飽和状態となれば位置検出ができなくなるため、複数のホール素子22のうち、少なくとも1つは常に非飽和状態となるようにホール素子22を配置する必要があることは言うまでもない。
また、上述した複数のホール素子22の個数は、永久磁石11の長さL1とギャップL2との比によって決定されており、図2を参照して、その詳細を説明する。例えば、永久磁石11の長さL1とギャップL2との比が3:1の場合について説明する。この場合、台車20の位置検出をするためには、図2(A)に示すように、センサユニット21には飽和状態の3個のホール素子22a、22b、22c(以下、22a、22b、22cを第1のホール素子、第2のホール素子、第3のホール素子と記す)と非飽和状態の1個のホール素子22d(第4のホール素子)との合計4個のホール素子22が必要となる。
そして、台車20が右方向へ移動した場合であっても、図2(B)に示すように、第1のホール素子22aと第2のホール素子22bは、飽和状態のままであるが、第3のホール素子22cは、永久磁石11aと永久磁石11bとのギャップL2の上方へ移動するため飽和状態から非飽和状態となる。また、第4のホール素子22dは永久磁石11bの上方へ移動するため非飽和状態から飽和状態となる。そのため、この場合も上述した「ホール素子22の条件」を満たしている。
さらに、台車20が右方向へ移動した場合であっても、図2(C)に示すように、第1のホール素子22aは、飽和状態のままであるが、第2のホール素子22bは、永久磁石11aと永久磁石11bとのギャップL2の上方へ移動するため飽和状態から非飽和状態となる。また、第3のホール素子22cは永久磁石11bの上方へ移動するため非飽和状態から飽和状態となる。なお、第4のホール素子22dは、飽和状態のままである。そのため、この場合も上述した「ホール素子22の条件」を満たしている。
さらに、台車20が右方向へ移動した場合であっても、図2(D)に示すように、第1のホール素子22aは、永久磁石11aと永久磁石11bとのギャップL2の上方へ移動するため飽和状態から非飽和状態となる。また、第2のホール素子22bは永久磁石11bの上方へ移動するため非飽和状態から飽和状態となる。なお、第3のホール素子22cと第4のホール素子22dは、飽和状態のままである。そのため、この場合も上述した「ホール素子22の条件」を満たしている。
さらに、台車20が右方向へ移動した場合であっても、図2(E)に示すように、上述した図2(A)に示す状態となり、以降、同様に繰り返していく。このように、ホール素子22の個数は、永久磁石11の長さL1とギャップL2との比によって決定される。
続いて、図1に示すように、台車20を走行路10の左端から右端まで移動させた場合のホール素子22による台車20の位置検出方法について説明する。なお、図1からも明らかなように、台車20の左端にはセンサユニット21が設けられているため、この場合、台車20は第2の永久磁石11bの上方から、第26の永久磁石11zの上方までの移動となる。そして、第2の永久磁石11bから第26の永久磁石11zまでは25個の永久磁石が存在し、24個のギャップL2が存在している(全ては図示していない)。
台車20を走行路10の左端から右端まで移動させると、停止時には第4のホール素子22dが非飽和状態となっている。そして、制御部は、停止時に非飽和状態となっているホール素子22(この場合、第4のホール素子22d)を基準に位置検出を実行する。その方法として、制御部はこの基準となった第4のホール素子22dの左端から右端までの(運転時から停止時までの)磁界強度を検出することによって位置検出を実行する。
この磁界強度を検出すると、以下に記す(1)、(2)を認識できる。
(1)台車20を走行路10の左端から右端まで移動させたときに、第4のホール素子22dが非飽和状態となった数。これにより、第4のホール素子22dが通過した永久磁石11の数を認識できる。
(2)台車20を走行路10の左端から右端まで移動させ、その右端での停止時の第4のホール素子22dの磁界強度を検出できる。これにより、既に説明した予め記憶の位置情報によって、第4のホール素子22dがギャップ上方の何処に存在しているかを認識できる。この場合、具体的には、第4のホール素子22dが永久磁石11xと永久磁石11gとの間の何処に位置しているかを認識できる。
上記(1)、(2)によって、制御部は第4のホール素子22dの移動距離を認識できるため、第4のホール素子22dの位置検出をできる。なお、このように第4のホール素子22dの位置検出ができれば、この第4のホール素子22dは台車20と結合されているため、台車20の位置検出ができる。もちろん、予め第4のホール素子22dと台車20までの距離は測定しておく必要がある。
このようにして、非飽和状態のホール素子の磁界強度を検出することによって、走行路10における台車20の位置検出をすることができる。また、走行路の長手方向に対して着磁させたスケールを一様に設ける必要もなく、正確に台車20の位置を検出できる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、永久磁石11の長さL1とギャップL2との比が3:1の場合にはホール素子22が4個となる例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、例えば永久磁石11の長さL1とギャップL2との比が1:1の場合にはホール素子22が2個となる。
図1は、本発明のリニアモータにおけるホール素子22の一実施形態の配置を示す側面概略図である。 図2は、台車20の移動に伴って、ホール素子22の状態変化を説明する図である。
符号の説明
10 走行路(固定体)
11 永久磁石
20 台車(可動体)
22 ホール素子




Claims (1)

  1. 固定体と、この固定体の長手方向を移動可能な可動体とからなるリニアモータであって、
    前記固定体の長手方向には、前記可動体を移動させるための表面極性が異なる永久磁石が所定長のギャップを介して交互に隣り合わせられるように設けられており、
    前記可動体には、前記走行路における移動方向に複数の磁気検出センサが配置されており、前記可動体が前記固定体上の任意の位置において、該複数の磁気検出センサのうち、少なくとも1つの磁気検出センサは非飽和状態となるように常に前記ギャップの上方に設けられており、
    前記非飽和状態の磁気検出センサの磁界強度を検出することによって前記走行路における前記可動体の位置検出をするリニアモータ。



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