JP4642247B2 - 無線式icタグを備えた被製版ロール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、ロールの在庫管理から製版方法・出荷までを管理することができる製版・印刷ロールの管理方法に適用できる,無線式ICタグを備えた被製版ロールに関する。
【0002】
【従来の技術】
グラビア印刷用のロールは、円周長さが400mm〜900mmの範囲において、10mmずつ異なるロールがあり、これに特注の円周長さが加わると、円周長さのアイテムだけでも六十〜七十種類有り、そして、グラビア輪転印刷機が多種多様あることに伴って、グラビア印刷用の長さも1000mm〜1800mmの範囲で細かく相違ししかもチャック孔・キー溝の大きさも相違している。
上記のように、様々な大きさのグラビア印刷用のロール製作・メッキ処理・研磨処理・リサイクル製版処理・薪ロール製版処理に関して、表1に示すような十種類の処理工程が異なるロール処理が必要とされるが、従来においては、十種類の処理工程をフレキシブルに行うことができるライン設備は全く無かった。
【0003】
【表1】
Figure 0004642247
【0004】
鉄ロールは、脱脂―酸洗い中和―ニッケルメッキによるメッキ前処理を行って後、ニッケルメッキ―厚付硫酸銅メッキを行って円筒研磨を行い、直版タイプの被製版ロールとして、又、前記円筒研磨の後にバラード処理し硫酸銅バラードメッキを施し円筒研磨を行って出荷するバラードメッキタイプの被製版ロールとしてロールメーカーから販売されてきたが、今では全てがリサイクルロールであり新ロールは販売されていない。
リサイクル処理は、ロールメーカではなく製版業者やメッキ業者により行われている。
直版タイプのロールにあっては、鉄ロールのときは脱クロム処理―落版―円筒研磨―ニッケルメッキ―厚付硫酸銅メッキを行って円筒研磨を行い、又、アルミロールのときは脱クロム処理―落版―円筒研磨―厚付硫酸銅メッキを行って円筒研磨を行い、注文によりこの時点で出荷するか、又は、図柄を製版して出荷している。
又、バラードメッキタイプのロールにあっては、バラードメッキの剥ぎ取り―脱脂―酸洗い中和―ニッケルメッキによるメッキ前処理を行って後、厚付硫酸銅メッキを行って円筒研磨を行いその後にバラード処理し硫酸銅バラードメッキを施し円筒研磨を行い、注文によりこの時点で出荷するか、又は、図柄を製版して出荷していた。
アルミ新ロールは、ロール基材がアルミニウムで作られていて、浸漬脱脂―カセイソーダ液でエッチングー脱スマット処理―アノダール処理又はジンケート処理を行った後、前記鉄ロールの場合と同様に、ピロリン酸銅メッキ液中で銅メッキ又はニッケルメッキ―厚付硫酸銅メッキを行って円筒研磨を行い直版タイプの被製版ロールとして、又、前記円筒研磨の後にバラード処理し硫酸銅バラードメッキを施し円筒研磨を行って出荷するバラードメッキタイプの被製版ロールとしてロールメーカーから販売されてきた。ロールメーカーから販売されたアルミロールは製版業者やメッキ業者により、前記と同様に、直版タイプの鉄製ロールにあっては、脱クロム処理―落版―円筒研磨―ニッケルメッキ―厚付硫酸銅メッキを行って円筒研磨を行い、また、直版タイプのアルミ新ロールにあっては、脱クロム処理―落版―厚付硫酸銅メッキを行って円筒研磨を行い、注文によりこの時点で出荷するか、又は、図柄を製版して出荷しており、又、バラードメッキタイプのアルミ新ロールにあっては、前処理を行って後、厚付硫酸銅メッキを行って円筒研磨を行いその後にバラード処理し硫酸銅バラードメッキを施し円筒研磨を行い、注文によりこの時点で出荷するか、又は、図柄を製版して出荷していた。
そして、一度使用されたロールはリサイクルロールとして前記のリサイクル処理が行われている。
従って、アルミロールについてアノダール法によりロール処理を行う方法によれば、アルミ新ロールと鉄製リサイクルロールとアルミ製リサイクルロールのいずれであるかにより、又、直版タイプとバラードメッキタイプのいずれであるかにより、さらに図柄付きの注文と図柄なしの注文であるかにより(製版業者では必ず図柄付きの注文であり、メッキ業者では図柄なしの注文であり)、十種類の処理工程が異なるロール処理が複数の業者により行われている。
製版を行っている印刷会社及び製版会社の殆どが、複数の企業の種々の装置をバラバラに備えて、多くの工程がライン化されていない。理由は、電子彫刻機のメーカーは、メッキ装置や研磨装置のメーカーではないし、反対に、メッキ装置や研磨装置のメーカーは電子彫刻機のメーカーでなかったからである。
グラビア製版工場については、本願発明に係る出願人の発明に係る特開平10-193551、特開平10-193552が実用化されているが、ロールの径及び長さ図柄の有無に対応できるフレキシビリティがあるが、上記のようなアルミ新ロールとリサイクルロールの混在や直版タイプのロールとバラードメッキタイプのロールとの混在に伴う処理工程の複雑多岐には全く対応できるものでなく、アルミ新ロールの製作を含むメッキラインシステムではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
製版を行っている印刷会社及び製版会社の多くは、夕方に20本ないし40本の被製版ロールを次々に計測して製版の方法とコンテンツをコントローラにデータ入力し製版室内にストックしておいて、夜間に無人で全自動製版を行うことができるトータルライン装置の提供を望んでいる。
図6に示す十種類の処理工程について整理すると、以下のようになる。
(1)アルミ新ロールを製作して前処理し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行って仕上りとする直版タイプのロール処理。
(2)アルミ新ロールを製作して前処理して硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行ってバラード処理し硫酸銅バラードメッキを施し円筒研磨を行って仕上りとするバラードメッキタイプのロール処理。
(3)アルミ新ロールを製作して前処理し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行い図柄を製版して仕上りとする直版タイプのロール処理。
(4)アルミ新ロールを製作して前処理して硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行ってバラード処理し硫酸銅バラードメッキを施し円筒研磨を行い図柄を製版して仕上りとするバラードメッキタイプのロール処理。
(5) 直版タイプの鉄製のリサイクルロールに脱クロム処理し落版し前処理し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行って仕上りとするリサイクル処理。
(6) 直版タイプのアルミ製のリサイクルロールに脱クロム処理し落版し前処理し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行って仕上りとするリサイクル処理。
(7) バラードメッキタイプのリサイクルロールに脱クロム処理し落版し前処理し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行って仕上りとするロール処理。
(8) 直版タイプの鉄製のリサイクルロールに前処理し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行ってバラード処理し硫酸銅バラードメッキを施し円筒研磨を行い図柄を製版して仕上りとするバラードメッキタイプのロール処理。
(9)直版タイプのアルミ製のリサイクルロールに前処理し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行ってバラード処理し硫酸銅バラードメッキを施し円筒研磨を行い図柄を製版して仕上りとするロール処理。
(10) バラードメッキタイプのリサイクルロールを前処理し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行ってバラード処理し硫酸銅バラードメッキを施し円筒研磨を行い図柄を製版して仕上りとするロール処理。
いずれの種類のロール処理にも工場内に同時に流して交通整理して自動製版ができる方法が望まれている。
メインのコンピュータのみによって、様々な大きさのグラビア印刷用のロール製作・メッキ処理・研磨処理・リサイクル処理・製版処理に関して上記のような十種類の処理工程が異なるロール処理をフレキシブルに行うことは極めて難しい。メインのコンピュータによる管理を実現するためには、少なくともロール識別番号を記憶しておく無線式ICタグを備えた被製版ロールが必要となる。
【0006】
本願発明は、様々なロールの在庫管理、ロール製作・メッキ処理・研磨処理・リサイクル処理・製版処理に関して多種類の処理工程が異なるロール処理をフレキシブルに行うことができる,グラビア印刷用、フレキソ印刷用の被製版ロールの処理方法に適用できる,無線式ICタグを備えた被製版ロールを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、溝形ブラケットの中央連結部に少なくともロール識別番号を記憶しておく無線式ICタグを取り付け、該溝形ブラケットを被製版ロールの内部に挿入して両端の平行部をロール内周面に接着固定して、無線式ICタグを被チャック孔の正面内方に位置させかつロール端面より一定距離に位置させたことを特徴とする無線式ICタグを備えた被製版ロールを提供するものである。
好ましくは、本願発明は、平板材を溝形に折り曲げられているか、又は平行部と中央連結部の屈曲部に多少の可撓性がある溝形に成形されいて、一方の平行部外面から他方の平行部外面までの距離がロール内径に略等しい溝形ブラケットの中央連結部の平行部側の面の中央部に少なくともロール識別番号を記憶しておく無線式ICタグを取り付け、該溝形ブラケットを被製版ロールの端面の被チャック孔を通してロール内に入れて、該溝形ブラケットの中央連結部が平行部よりもロール内方側になるようにかつ中央連結部の幅中央がロール直径線に一致するように、両側の平行部をロール内周面に接着して、無線式ICタグを被チャック孔の正面内方に位置させかつロール端面より一定距離に位置させたことを特徴とする無線式ICタグを備えた被製版ロールを提供するものである。
又、本願発明は、C溝形ブラケットの中央連結部に少なくともロール識別番号を記憶しておく無線式ICタグを取り付け、該C溝形ブラケットを被製版ロールの内部に挿入して中央連結部に平行する両端部をロール内端面に接着固定して、無線式ICタグを被チャック孔の正面内方に位置させかつロール端面より一定距離に位置させたことを特徴とする無線式ICタグを備えた被製版ロールを提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本願発明の無線式ICタグを備えた被製版ロール4は、図1に示すように、溝形ブラケット1の中央連結部1cに無線式ICタグ2を取り付け、又、溝形ブラケット1の二つの平行部1a,1bの外面側に接着剤3a,3bを塗布して、該溝形ブラケット1を被製版ロール4の内部に挿入して接着固定して、無線式ICタグ2を被チャック孔4aの正面内方に位置させかつロール端面より一定距離に位置させた構成である。
【0009】
図2(a)に示すように、溝形ブラケット1は、好ましくは、プラスチック製のハニカム構造の帯板に両端から所定長さAのところに二つの圧縮筋を設けかつ二つの圧縮筋の距離Bをロール内径に略等しく確保して、二つの圧縮筋より両側部分の同一面に接着剤3a,3bを塗布するとともに、二つの圧縮筋の間の部分の反対面の中央に受発信アンテナと受発信機とメモリとからなる無線式ICタグ2を貼着し、次いで、図2(b)に示すように、無線式ICタグ2が内側に接着剤3a,3bが外側になるように圧縮筋より折り曲げて二つの平行部1a,1bと中央連結部1cとからなる溝形にして、もって一方の平行部1aの外面から他方の平行部1bの外面までの距離がロール内径に略等しく形成する。
【0010】
次いで、図2(c)に示すように、該溝形ブラケット1の中央連結部1cが平行部1a,1bよりもロール内方側になるように、該溝形ブラケット1を被製版ロール4の端面の被チャック孔4aを通してロール内に入れて、該溝形ブラケット1の中央連結部1cの幅中央がロール直径線に一致するように位置合わせして、平行部1aをロール内端面4bに密着して該平行部1aの外側面に塗布した接着剤3aでロール内周面4cに接着し、次いで、平行部1bをロール内端面4bに密着して該平行部1bの外側面に塗布した接着剤3bでロール内周面4cに接着し、もって図1に示すように、無線式ICタグ2を被チャック孔4aの正面内方に位置させかつロール端面より一定距離に位置させた構成である。
【0011】
ロールをハンドリングするロボット或いはスタッカクレーンに装着された可動棹5の端面に受発信アンテナ6を取り付け、該可動棹5を被製版ロール4の端面の被チャック孔4aを通してロール内に入れて受発信アンテナ6を無線式ICタグ2に対して一定距離に近接状態に対向させて、無線式ICタグ2に対して、ロールを識別する識別番号、ロールの使用回数、ロールの外径、ロールの長さ、ロールの処理方法、各処理工程の終了・未終了を記録しておくことができ、少なくともロールの識別番号を記憶させて、以後、処理工程のあらゆる段階で受発信アンテナ6を無線式ICタグ2に近接状態に対向させて、ロールの識別番号を読み取って処理工程の進行段階を確認するようにすれば、メインのコンピュータが、様々な大きさのグラビア印刷用のロール製作・メッキ処理・研磨処理・リサイクル処理・製版処理に関して上記のような十種類の処理工程が異なるロール処理をフレキシブルに行うことが可能になる。
【0012】
上述したように、無線式ICタグ2は、被チャック孔4aの正面内方に位置しかつロール端面より一定距離に位置するので、該可動棹5を被製版ロール4の端面の被チャック孔4aを通してロール内に入れる挿入寸法を一定にすれば、可動棹5の端面に取り付けた受発信アンテナ6と無線式ICタグ2とのギャップを一定寸法になるように確保できるから、受発信アンテナ6と無線式ICタグ2との間で安定した無線交信が行えて無線式ICタグ2に記録したロールの識別番号の読み取りをエラーなく行うことができる。
可動棹5を被製版ロール4の端面の被チャック孔4aを通してロール内に入れる挿入寸法を一定にすれば良いので、可動棹の制御も一定動作になるように行うことができて制御に信頼性が生じる。
【0013】
次に、上記の構成の無線式ICタグを備えた被製版ロールを用いて、様々なロールの在庫管理、ロール製作・メッキ処理・研磨処理・リサイクル処理・製版処理に関して多種類の処理工程が異なるロール処理をフレキシブルに行うことができることについて図3を参照して具体的に説明する。
【0014】
例えば、立体倉庫装置8と、メッキ・研磨・製版工場9と、前記三つのライン構成設備を統括制御するメインのコンピュータ7を備えているラインを構成する。
メッキ・研磨・製版工場9には産業ロボットとスタッカクレーンを備え、産業ロボットのハンドリングエリアに、ロール搬入口に位置するロール計測装置と、ロール搬入口に隣接するロール搬出口に位置するロール搬出装置と、電子彫刻装置と、研磨機と、ロールストック用パレットを備え、産業ロボットは、被製版ロールの端面を挟持でき、又、上記各装置は、回転駆動される対向一対の円錐チャックコーンを備えていて対向一対の円錐チャックコーンによりスリーブ形の被製版ロールの両端面の軸孔を嵌合挟持することができて、産業ロボットは、これらの装置との間で被製版ロールを授受するように構成する。
又、製版室のスタッカクレーンのロール搬送エリアに、順に、ロール授受装置、電解脱脂・酸洗い装置、バラード処理装置、アルミ用浸漬脱脂装置、苛性ソーダ液によるエッチング装置、脱スマット装置、アノダール処理装置、脱クロム装置、ピロリン酸銅メッキ装置、ニッケルメッキ装置、硫酸銅メッキ装置、クロムメッキ装置、カセット型中空ロール自動脱着装置をストックするストック装置を一列に備えていて、スタッカクレーンは、カセット型中空ロール自動脱着装置(例えば特許第1278544号の装置)を吊り上げて搬送し得るように構成され、カセット型中空ロール自動脱着装置は、スリーブ形の被製版ロール4の両端面の軸孔を対向一対の円錐チャックコーンにより嵌合挟持しかつ円錐チャックコーンの外側を防水キャップで密封することができて、メッキ装置本体等への装着時に被製版ロールを回転し得てかつ必要に応じてメッキ電流を流せるように構成する。
産業ロボットは、メインのコンピュータ7との間でデータ送信するアンテナ6を備えていて、該アンテナにより、把持した被製版ロール4に付設したICタグ2との間でデータを読み書きできるようになっていて、ICタグに記憶されているロール識別番号を読み取ってメインのコンピュータ7にデータを送信する。
【0015】
メインのコンピュータ7のメインプログラムは、表1に示すように、ロールリサイクル注文とアルミ新ロールの製作注文のいずれであるか、バラードメッキロールと直版ロールのいずれであるか、直版タイプのロールについてアルミ製の鉄製のいずれであるか、図柄有りか無しかの三つの要素を選択入力すると、その注文が十種類の処理工程の中のどの処理コースを選択したか、処理コース識別番号を自動的に付するようにプログラムする。
図4に示すように、
処理コース識別番号1のときは、アルミ新ロールを製作してロール計測し浸漬脱脂しエッチングし脱スマット処理しアノダール処理しピロリン酸メッキ液で銅メッキを施し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行って仕上りとする直版タイプのロール処理を行う製版工程プログラムが選択される。
処理コース識別番号2のときは、アルミ新ロールを製作してロール計測し浸漬脱脂しエッチングし脱スマット処理しアノダール処理しピロリン酸メッキ液で銅メッキを施し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行い図柄を製版して仕上りとする直版タイプのロール処理を行う製版工程プログラムが選択される。
処理コース識別番号3のときは、アルミ新ロールを製作してロール計測し浸漬脱脂しエッチングし脱スマット処理しアノダール処理しピロリン酸メッキ液で銅メッキを施し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行ってバラード処理し硫酸銅バラードメッキを施し円筒研磨を行って仕上りとするバラードメッキタイプのロール処理を行う製版工程プログラムが選択される。
処理コース識別番号4のときは、アルミ新ロールを製作してロール計測し浸漬脱脂しエッチングし脱スマット処理しアノダール処理しピロリン酸メッキ液で銅メッキを施し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行い図柄を製版して仕上りとするロール処理を行う製版工程プログラムが選択される。
処理コース識別番号5のときは、直版タイプの鉄製のリサイクルロールをロール計測し脱クロム処理し落版しニッケルメッキを施してから硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行って仕上りとするリサイクル処理を行う製版工程プログラムが選択される。
処理コース識別番号6のときは、直版タイプのアルミ製のリサイクルロールをロール計測し脱クロム処理し落版し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行って仕上りとするリサイクル処理を行う製版工程プログラムが選択される。
処理コース識別番号7のときは、バラードメッキタイプのリサイクルロールをロール計測し電解脱脂し酸洗い中和しバラード処理し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行って仕上りとするロール処理を行う製版工程プログラムが選択される。
処理コース識別番号8のときは、直版タイプの鉄製のリサイクルロールをロール計測し脱クロム処理し落版しニッケルメッキを施してから硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行い図柄を製版して仕上りとするロール処理を行う製版工程プログラムが選択される。
処理コース識別番号9のときは、直版タイプのアルミ製のリサイクルロールをロール計測し脱クロム処理し落版し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行い図柄を製版して仕上りとするロール処理を行う製版工程プログラムが選択される。
処理コース識別番号10のときは、バラードメッキタイプのリサイクルロールをロール計測し電解脱脂し酸洗い中和しバラード処理し硫酸銅メッキを施し円筒研磨を行って図柄を製版して仕上りとするロール処理を行う製版工程プログラムが選択される。
メインのコンピュータ7は、一のロール処理装置から処理を終えた信号を入力すると産業ロボットを該一のロール処理装置の所へ移動させるために、各一のロール処理装置に対応する番号が用意されていて、一の処理装置において処理を終えると、該一のロール処理装置に対応する番号を処理済の処理番号としてコンピュータ自身に記憶するようになっている。
メインのコンピュータ7は、一のロール処理装置から処理を終えた信号を入力すると産業ロボットを該一のロール処理装置の所へ移動させ、該一のロール処理装置と産業ロボットに制御信号を送信して産業ロボットに被製版ロールを受け取らせる。
メインのコンピュータ7は、産業ロボットが被製版ロール4を受け取る際に、アンテナ6を被製版ロール4に付設したICタグ2に近接させて該ICタグ2からロール識別番号を読み取り確認して該一のロール処理装置に対応する処理済の処理番号をコンピュータ自身に記憶し、かつコンピュータ自身に記憶してある処理コース別の処理番号配列から次工程の処理が何であるかを判別し、被製版ロールを次の一のロール処理装置へ受け渡すように産業ロボットを制御することにより処理を進行するように構成される。
もって、産業ロボットは、被製版ロールを次に受け渡すべき処理装置の所へ搬送していき被製版ロール4を引き渡すようになっている。又、一の処理装置での処理を終えたときは、該一の処理装置から処理終了を知らせる信号がメインのコンピュータ7に送信される。これによって、メインのコンピュータ7は、産業ロボットに対して、処理を終えた処理装置へ被製版ロールを引き取りに行くように指示するできる。
被製版ロール4がカセット型中空ロール自動脱着装置により把持されている間、被製版ロール4に備えるICタグ2に対してアンテナ6を近接してデータ送受信を行えるというようなスペース的な環境が存在しない。そこで、カセット型中空ロール自動脱着装置に備えるICタグが、被製版ロール4に備えられたICタグ2の代役を果たす。
メインのコンピュータ7は、ロール授受装置に載置される被製版ロールのロール識別番号が何であるかを記憶しているので、空いている一のカセット型中空ロール自動脱着装置を選択して記憶しスタッカクレーンに対して該選択したカセット型中空ロール自動脱着装置を吊り上げにいき、そしてカセット型中空ロール自動脱着装置がロール授受装置に載置される被製版ロールをチャックするように必要な制御を行い、その際に、チャックしようとする被製版ロールのロール識別番号をカセット型中空ロール自動脱着装置に付設するICタグに対してスタッカクレーンに付設したアンテナを近接して該ICタグを初期化した後にロール識別番号と処理コース識別番号を書き込むようになっている。そして、スタッカクレーンは、吊り上げたカセット型中空ロール自動脱着装置を次に搬送する処理装置へ搬送するようになっている。
立体ロール倉庫への搬入に際して、新品(未使用)のロールについては、
外径と長さを測定してロールの在庫・製版管理を行うメインのコンピュータ7にデータ入力し、養生してから、立体ロール倉庫に設備されているロール仕舞い込み取り出し装置に付設されたアンテナ6を差し込んで、ロールの在庫・製版管理を行うメインのコンピュータ7からアンテナ6へ信号を出力することにより、そのロールに貼着したICタグ2のメモリ部分Aにロールを識別する識別番号を、メモリ部分Bにロールの外径を、メモリ部分Cにロールの長さ、メモリ部分Dにロール収納位置の空きパレットの番号をそれぞれ記録し、その後に、立体ロール倉庫8内に設備されているロール仕舞い込み取り出し装置に指令を送って、ロール倉庫の前記記録した番号の空きパレットへ収納しておく。
他方、使用済のロールについては、ロール端面のテーパ穴にアンテナ6を差し込んで、そのロールに貼着してあるICタグ2に記録されているロールを識別する識別番号を読み取る一方、ロール収納位置の空きパレットの番号を記録し、その後に、立体ロール倉庫8内に設備されているロール仕舞い込み取り出し装置に指令を送って、ロール倉庫の前記記録した番号の空きパレットへ収納しておく。
【0016】
顧客からの製版の依頼があって、版デザインを決定し版の大きさを決めたら、メインのコンピュータ7にリストアップされるロールの中から対応する大きさのロールを選択してパレットの番号を記録し、立体ロール倉庫8のロール仕舞い込み取り出し装置に指令を送って、該選択したロールをピックアップし、立体ロール倉庫8の出入り口に取り出す。
前記ピックアップする際に、ロール仕舞い込み取り出し装置に付設されたアンテナ6をロール端面のテーパ穴に差し込んでICタグ2に記憶されているロールの識別番号を読み取ってロールの選択の正誤を照合し、正しく選択したロールをピックアップする。
【0017】
立体ロール倉庫8の出入り口に取り出されたロールは自動搬送装置により、又はフォークリフトにより、又は人力牽引の台車に載せて全自動製版工場9のロール搬入口に位置させる。
【0018】
全自動製版工場9のロール搬入口に位置されるロールは、ロールの直径計測・搬入装置の被チャック位置に立てて位置されるとアンテナが差し込まれ、ICタグ2に記憶されているロールの識別番号を読み取られてメインのコンピュータ7のディスプレイにローラ入力表が表示され、該ローラ入力表にロールの処理方法と顧客番号と製版デザイン番号を入力して、「ICタグへ記憶」のボタンをオンすると、ICタグにロールの処理方法、顧客番号、製版デザイン番号等がそれぞれ記憶されるとともに、自動的にロールの直径計測工程が終了したデータが、又、自動的に使用回数1をプラスした値が記憶される。
【0019】
ロールの直径計測・搬入装置の被チャック位置に立てて位置されるロールは、アンテナが待機位置に復帰してから上下端をチャックされ、次いで、回転されて動的バランスがチェックされる。偏心が大きいと、動的バランスが大きく、一定値を超えるものは、この時点で不適正ロールとしてはじかれる。
動的バランスのチェックをパスしたロールは、次ぎに回転が停止された状態でロールの面長方向に例えば15mmピッチで直径がμmm単位まで高精密に計測され、計測値が、メインのコンピュータ7にロールの識別番号に関連させて記憶され、この計測値は該ロールが砥石研磨装置により補正研磨されるときに砥石研磨装置へデータ送信される。
【0020】
ロールの直径計測を終えたロールは、産業ロボットによりロール端面をチャックされて引き取られる。産業ロボットは、付属のアンテナをロールの端面の円錐孔に差し込んでICタグ2に記憶されているロールの処理方法とロールの直径計測工程が終了したことを読み取り、アンテナを待機位置に復帰させてから次工程の処理装置に受け渡す位置へ移動すべきか否かをメインのコンピュータ7に送信する。
メインのコンピュータ7は、該次工程の処理装置が空いているときは、産業ロボットに対し次工程の処理装置に受け渡す位置へ移動する命令を送信するとともに、次工程の処理装置に対してロールの大きさ、長さ等のロールの受け渡しに必要なデータを送信する。
メインのコンピュータ7は、産業ロボットに対し、付属のアンテナをロールの端面の円錐孔に差し込んでICタグ2にこれから処理工程が終了したことを記憶させてから次工程の処理装置に対してロールを受け渡す命令を送信する。その後は、産業ロボットと処理装置との間でデータ通信してロールの受け渡すを行い、処理装置は独自の処理を行う。
メインのコンピュータ7は、該次工程の処理装置が空いていないときは、産業ロボットに対し空きパレットへ載置する命令を送信し、該次工程の処理装置が空いたときに該パレットからロールを受け取って該次工程の処理装置に受け渡す命令を送信する。
メインのコンピュータ7は、一の処理装置に処理されるべきロールが複数待機しているときに処理の優先順位を付けるためにパレット又はストック台にロールを載置した時間を記憶しておいて基本的な優先順位を決めるとともに、緊急処理が必要なロールであるか否かを判断して優先順位を決める。
【0021】
各処理装置は、それぞれの処理を終えると、ロールを産業ロボット又はスタッカクレーンに受け渡す状態で待機してメインのコンピュータ7に処理を終えたことを送信する。
メインのコンピュータ7は、処理装置から処理終了の信号を受信すると、産業ロボット又はスタッカクレーンに対して受け取りに行く命令を送信するとともに、次工程の処理装置が空いているときは次工程の処理装置へ、次工程の処理装置が空いていないときは空きパレット又はストック台へ載置する命令を送信する。
産業ロボット又はスタッカクレーンは、ロールを受け取ってから付属のアンテナをロールの端面の円錐孔に差し込んでICタグ2に記憶されているロールの識別番号を照合し次いでロールの処理方法を読み取りアンテナを待機位置に復帰させてから、次工程の処理装置または空きパレット若しくはストック台に受け渡す。
【0022】
メインのコンピュータ7は、産業ロボットがレーザー露光装置に対してロールを受け渡すとき、ロールの識別番号を照合することで、二重にチェックし、メインメモリに格納された版デザインデータをレーザー露光装置のメモリに対してダウンロードさせる。補正研磨を行うときも同様で二重にチェックしてから計測済みの直径データを砥石研磨装置へ送信する。
【0023】
このようにして、ロールの識別番号を照合し、ロールの処理方法を照合して、誤った処理工程が行われないように、あるいは誤った版デザインが形成されないように管理して、処理工程が様々に異なった処理を行う。
【0024】
製版を完了したロールは検版され、瑕疵がないときは養生されて出荷されるか、一時的に立体ロール倉庫に保管される。出荷される際は、ICタグ2に記憶されているロールの識別番号と納入先とデザイン番号が再度照合される。
【0025】
上記のようにして、メインのコンピュータ7においてICタグ2の記録を照合してそのロールを処理する個々のロール処理装置に必要な信号を出力して個々のロール処理装置に所望の仕事を行わせるとともにICタグ2に処理を終えた記録を書込みかつメインのコンピュータにも記録することによりロールの在庫管理から製版方法・出荷までを管理する。
【0026】
なお、ICタグ2には少なくともロールの識別番号を記録しておけば、メインのコンピュータ7が上記十種類の処理工程を管理できる。
【0027】
上記の実施の形態は、プラスチック製の帯板に折り曲げて二つの平行部1a,1bと中央連結部1cとからなる溝形に形成する溝形ブラケット1を示しているが、本願発明は、これに限定されない。
溝形ブラケット1は、溝形にプラスチック成形されていても可撓性があれば、上記と略同様に取り付けることができるので、本願発明は、平行部と中央連結部の屈曲部に多少の可撓性がある溝形に成形された溝形ブラケット1を含む。
【0028】
図5に示すように、本願発明は、C溝形ブラケット1Aの中央連結部1cに少なくともロール識別番号を記憶しておく無線式ICタグ2を取り付け、該C溝形ブラケット1Aを被製版ロール4の内部に挿入して中央連結部1cに平行する両端部1dの外面に塗布した接着剤によりロール内端面に接着固定して、無線式ICタグ2を被チャック孔1aの正面内方に位置させかつロール端面より一定距離に位置させても良い。
【0029】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本願発明の無線式ICタグを備えた被製版ロールによれば、ロールをハンドリングするロボット或いはスタッカクレーンに装着された可動棹の端面に受発信アンテナを取り付け、該可動棹を被製版ロールの端面の被チャック孔を通してロール内に入れて受発信アンテナを無線式ICタグに対して一定距離に近接状態に対向させて、無線式ICタグに対して、ロールを識別する識別番号、ロールの使用回数、ロールの外径、ロールの長さ、ロールの処理方法、各処理工程の終了・未終了を記録しておくことができ、少なくともロールの識別番号を記憶させて、以後、処理工程のあらゆる段階で受発信アンテナを無線式ICタグに近接状態に対向させて、ロールの識別番号を読み取って処理工程の進行段階を確認するようにすれば、メインのコンピュータが、様々な大きさのグラビア印刷用のロール製作・メッキ処理・研磨処理・リサイクル処理・製版処理に関して上記のような十種類の処理工程が異なるロール処理をフレキシブルに行うことが可能になる。
【0030】
本願発明の無線式ICタグを備えた被製版ロールによれば、無線式ICタグは、被チャック孔の正面内方に位置しかつロール端面より一定距離に位置するので、無線式ICタグとのアクセスに際してアクセスできる周方向の位置検出を行う等の必要が無く、可動棹を被製版ロールの端面の被チャック孔を通してロール内に入れる挿入寸法を一定にすれば、可動棹の端面に取り付けた受発信アンテナと無線式ICタグとのギャップを一定寸法になるように確保できるから、受発信アンテナと無線式ICタグとの間で安定した無線交信が行えて無線式ICタグに記録したロールの識別番号の読み取りをエラーなく行うことができ、可動棹を被製版ロールの端面の被チャック孔を通してロール内に入れる挿入寸法を一定にすれば良いので、可動棹の制御も一定動作になるように行うことができて制御に信頼性が生じる。
【0031】
本願発明の無線式ICタグを備えた被製版ロールによれば、ICタグを用いてロールの在庫管理から製版方法・出荷までを管理することができ、印刷・シリンダー保管・再利用情報を適切に管理でき、様々な異なった処理を一製版ラインでフレキシブルにスピーディーに交通整理できて、特に共通版においてもロールと該ロールに形成した版が異なることがないように二重にチェックすることができ、又、製版工場内のパレットに人手により多数のロールを載置して製版を行うようにしてもロールの特定ができて誤った製版処理を行うこと(作業エラー)を回避でき、さらに、ライントラブル時の復旧に役立つ。ロールのメーカーにおいてICタグを採用してデータ入力しておけば、納入先での受け入れが容易になり、物流システムの運用面で特別のオペレータを必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の無線式ICタグを備えた被製版ロールの要部断面図。
【図2】 本願発明の被製版ロールに無線式ICタグを取り付ける状態を説明するための取り付け工程図。
【図3】 本願発明の無線式ICタグを備えた被製版ロールを用いてロールの在庫管理から製版方法・出荷までを管理することができる十種類の処理工程を実施するための概略の立体ロール倉庫と全自動製版工場を示す平面図。
【図4】 本願発明の無線式ICタグを備えた被製版ロールを用いてロールの在庫管理から製版方法・出荷までを管理することができる十種類の処理工程を説明するための工程図。
【図5】 本願発明の無線式ICタグを備えた被製版ロールの要部断面図。
【符号の説明】
1・・・溝形ブラケット、1a,1b・・・平行部、1c・・・中央連結部、2・・・ICタグ、3a,3b・・・接着剤、4・・・被製版ロール、5・・・可動棹、6・・・アンテナ、7・・・メインのコンピュータ、8・・・立体ロール倉庫、9・・・全自動製版工場、1A・・・溝形ブラケット、1d・・・両端部、3c・・・接着剤、

Claims (2)

  1. ロールをハンドリングするロボット或いはスタッカクレーンに装着された可動棹の端面に受発信アンテナを取り付け、
    該受発信アンテナが端面に取り付けられた可動棹が被製版ロール内に挿入されるように被チャック孔が該被製版ロールの端面に形成されてなり、
    帯板の両端から所定長さのところを折り曲げてなる二つの平行部と当該平行部の間の中央連結部とからなり、一方の平行部の外面から他方の平行部の外面までの距離がロール内径に等しくされてなる溝形ブラケットを被製版ロールの内部に挿入して両端の平行部を該被製版ロール内周面に接着固定せしめ、
    少なくとも被製版ロールの識別番号を記憶させてなる無線式ICタグを該溝形ブラケットの該中央連結部に取り付けて該被チャック孔の正面かつ該被製版ロールの端面よりも該被製版ロールの内側に位置せしめ、
    処理工程のあらゆる段階で該可動棹を被製版ロールの端面に設けられた該被チャック孔を通してロール内に入れて該受発信アンテナを該無線式ICタグに近接状態に対向させて、該ロールの識別番号を読み取って処理工程の進行段階を確認するための無線式ICタグを備えた被製版ロールであり、
    該可動棹を被製版ロールの端面の該被チャック孔を通して該被製版ロール内に一定の挿入寸法で入れたときに、該可動棹を端面に取り付けた該受発信アンテナと該無線式ICタグとのギャップを一定寸法になるように確保し、該受発信アンテナと該無線式ICタグとの間の無線交信が行えるようにしたことを特徴とする無線式ICタグを備えた被製版ロール。
  2. ロールをハンドリングするロボット或いはスタッカクレーンに装着された可動棹の端面に受発信アンテナを取り付け、
    該受発信アンテナが端面に取り付けられた可動棹が被製版ロール内に挿入されるように被チャック孔が該被製版ロールの端面に形成されてなり、
    帯板の両端から所定長さのところを折り曲げてなる二つの平行部と、当該平行部の間の中央連結部と、該中央連結部と平行となるように該二つの平行部の端部を折り曲げてなる両端部と、からなるC溝形ブラケットを被製版ロールの内部に挿入して両端の該両端部を該被製版ロール内端面に接着固定せしめ、
    少なくとも被製版ロールの識別番号を記憶させてなる無線式ICタグを該C溝形ブラケットの該中央連結部に取り付けて該被チャック孔の正面かつ該被製版ロールの端面よりも該被製版ロールの内側に位置せしめ、
    処理工程のあらゆる段階で該可動棹を被製版ロールの端面に設けられた該被チャック孔を通してロール内に入れて該受発信アンテナを該無線式ICタグに近接状態に対向させて、該ロールの識別番号を読み取って処理工程の進行段階を確認するための無線式ICタグを備えた被製版ロールであり、
    該可動棹を被製版ロールの端面の該被チャック孔を通して該被製版ロール内に一定の挿入寸法で入れたときに、該可動棹を端面に取り付けた該受発信アンテナと該無線式ICタグとのギャップを一定寸法になるように確保し、該受発信アンテナと該無線式ICタグとの間の無線交信が行えるようにしたことを特徴とする無線式ICタグを備えた被製版ロール。
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