JP4639692B2 - 非接触電力伝送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、1つのコイルを用いて、外部の装置に電力を送電したり、または外部の装置から電力を受電できるようにした非接触電力伝送装置に関するものである。
従来、1次コイルを含む充電器と、2次コイルを含む負荷部とからなり、1次コイルおよび2次コイルが分離可能な電力伝送用トランスを形成し、その電力伝送用トランスを介して充電器側から負荷部側に非接触で電力伝送を行う非接触電力伝送装置が知られている(例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
そして、従来の非接触電力伝送装置では、充電器は負荷部に対する充電機能のみを有し、負荷部は充電器のみから充電されるようになっていた。
特開2002−209344号公報 特開2001−275266号公報 特開平11−69640号公報
ところで、携帯電話同士、あるいは携帯電話とデジタルカメラとの間で電力の授受ができれば、携帯電話などの利便性が向上することが考えられる。また、バッテリを使用しない携帯機器(音楽プレーヤ、アクセサリ)を携帯電話の電池で駆動したり、災害等による停電時の非常用電源として携帯電話の電池が使用できれば、携帯電話の利便性が向上することが考えられる。
そこで、本発明は、以上のような着想の下になされたものであり、携帯電話などに搭載した場合に、携帯電話などの利便性を図るようにした非接触電力伝送装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決し本発明の目的を達成するために、各発明は、以下のような構成からなる。
すなわち、第1の発明は、送電・受電兼用コイルと、前記送電・受電兼用コイルを駆動する交流を生成する送電手段と、前記送電・受電兼用コイルに誘起される交流を直流に変換する整流回路を含む受電手段と、前記送電手段が送電動作を行うときには前記送電手段を駆動させるとともに前記整流回路の動作を停止させ、前記受電手段が受電動作を行うときには前記送電手段の駆動を停止させるとともに前記整流回路を動作させる制御手段と、を含み、前記整流回路は、第1の出力ラインと第2の出力ラインとの間に直列に接続される第1のアナログスイッチおよび第2のアナログスイッチと、前記第1の出力ラインと前記第2の出力ラインとの間に直列に接続される第3のアナログスイッチおよび第4のアナログスイッチと、前記第1、第2、第3、および第4のアナログスイッチにそれぞれ並列に接続される第1、第2、第3、および第4のコンパレータと、を有し、前記第1、第2、第3、および第4のアナログスイッチは、前記第1、第2、第3、および第4のコンパレータの出力によりそれぞれオンオフ制御されることを特徴とする。
第2の発明は、送電・受電兼用コイルと、前記送電・受電兼用コイルを駆動する交流を生成する送電手段と、前記送電・受電兼用コイルに誘起される交流を直流に変換する受電手段と、を含み、前記受電手段は整流回路を含み、前記整流回路は、第1の出力ラインと第2の出力ラインとの間に直列に接続される第1のアナログスイッチおよび第2のアナログスイッチと、前記第1の出力ラインと前記第2の出力ラインとの間に直列に接続される第3のアナログスイッチおよび第4のアナログスイッチと、前記第1、第2、第3、および第4のアナログスイッチにそれぞれ並列に接続される第1、第2、第3、および第4のコンパレータと、を有し、前記第1、第2、第3、および第4のアナログスイッチは、前記第1、第2、第3、および第4のコンパレータの出力によりそれぞれオンオフ制御されることを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、制御回路をさらに含み、前記制御回路は、前記送電手段が送電動作を行うときには前記受電手段の動作を停止させ、前記受電手段が受電動作を行うときには前記送電手段の動作を停止させることを特徴とする。
以上のような構成からなる本発明によれば、例えば携帯電話に適用した場合には、携帯電話同士で電力の授受ができたり、あるいは携帯電話とデジタルカメラとの間で電力の授受が可能となり、携帯電話などの利便性が向上する。
また、携帯電話に適用した場合には、バッテリを使用しない携帯機器を携帯電話で駆動可能となったり、災害等による停電時の非常用電源として携帯電話を使用可能となる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
本発明の非接触電力伝送装置の第1実施形態の構成について、図1を参照しながら説明する。
この第1実施形態に係る非接触電力伝送装置は、図1に示すように、送電・受電兼用コイル1と、送電装置2と、受電装置3とを備え、送電装置2と受電装置3とで送電・受電兼用コイル1を選択的に使用するようになっている。
送電・受電兼用コイル1は、平面状に形成される平面コイルからなり、例えば同一平面内において渦巻き状に形成される渦巻き型平面コイルからなる。
この送電・受電兼用コイル1は、送電装置2が使用する場合には、例えば相手の受電装置(図示せず)の平面コイルと電磁的に結合して両者の間でトランス(変圧器)を形成し、送電装置2が送電動作を行うことができるようになっている。一方、送電・受電兼用コイル1は、受電装置3が使用する場合には、例えば相手の送電装置(図示せず)の平面コイルと電磁的に結合して両者の間でトランスを形成し、受電装置3が受電動作を行うことができるようになっている。
送電装置2は、外部に電力を送電するものであって、図1に示すように、発振回路21と、ドライバ回路22と、ドライバ回路23と、コンデンサC1,C2とを備えるとともに、制御回路24を備えている。また、送電装置2は、電池25により駆動されるようになっている。
ここで、発振回路21、ドライバ回路22、23などは、送電・受電兼用コイル1に供給する所定の交流を生成する送電手段を構成する。
発振回路21は、所定の周波数のパルスを発生する回路であり、そのパルスに基づいてドライバ回路22、23が交互に駆動されるようになっている。
ドライバ回路22は、パワーMOSトランジスタM1,M2から構成されている。ドライバ回路22の出力端子は、コンデンサC1を介して送電・受電兼用コイル1の一端側に接続されている。ドライバ回路23は、パワーMOSトランジスタM3,M4から構成されている。ドライバ回路23の出力端子は、コンデンサC2を介して送電・受電兼用コイル1の他端側に接続されている。従って、コンデンサC1,C2および送電・受電兼用コイル1は、図示のように直列回路を形成している。
パワーMOSトランジスタM1〜M4は、後述のように、制御回路24によりその動作が制御されるようになっている。
制御回路24は、送電、受電、またはオフの各指示を受け付け、その各指示に応じて各部の制御を行うようになっている。
すなわち、制御回路24は、送電が指示された場合には、送電装置2が送電動作を行うようにパワーMOSトランジスタM1〜M4を駆動させるとともに、受電装置3のMOSトランジスタM5をオフにさせる。また、受電が指示された場合には、受電装置3が受電動作を行うようにMOSトランジスタM5をオンにさせるとともに、送電装置2のパワーMOSトランジスタM1〜M4の駆動を停止させる。さらに、オフが指示されると、送電装置2および受電装置3のいずれもその動作の停止させるようにする。
ここで、制御回路27は、パワーMOSトランジスタM1〜M4を駆動したり、その駆動を停止させるようにしたが、駆動停止の場合には、その出力を停止させるようにしても良い。
受電装置3は、外部から供給される電力を受電するものであって、図1に示すように、整流回路31と、平滑用のコンデンサC3と、スイッチ素子としてのMOSトランジスタM5とからなり、負荷RLを駆動するようになっている。
ここで、整流回路31などは、送電・受電兼用コイル1に誘起される交流を直流に変換する受電手段を構成する。
整流回路31は、ダイオードD1〜D4をブリッジに接続した全波整流回路からなり、その入力側には送電・受電兼用コイル1の両端が接続され、その出力側にはコンデンサC3が接続されている。整流回路31の整流電圧は、MOSトランジスタM5を介して負荷RLに供給されるようになっている。MOSトランジスタM5は、ゲートに制御回路24からのオンオフ信号が印加され、これによりオンオフ制御されるようになっている。
次に、このような構成からなる第1実施形態の動作の一例について、図1を参照して説明する。
まず、送電装置2を使用して、例えば外部の相手の受電装置(図示せず)に電力を送電する場合について説明する。
この場合には、相手の受電装置のコイル(図示せず)を、図1に示す送電・受電兼用コイル1に接近させ、両コイルを電磁結合させる。ここで、相手の受電装置のコイルは、送電・受電兼用コイル1と同様に平面コイルで構成されている。
この状態で、制御回路24に対して送電の指示を行うものとする。すると、制御回路24は、送電装置2が送電動作を行うようにパワーMOSトランジスタM1〜M4を駆動させ、このときには受電装置3のMOSトランジスタM5をオフにさせる。これにより、送電装置2は送電・受電兼用コイル1を使用して送電動作を行うので、送電装置2からの電力が図示しない相手の受電装置に伝送され、相手の受電装置はその伝送電力を受電することができる。
次に、受電装置3が、例えば外部の相手の送電装置(図示せず)から伝送される電力を受電する場合について説明する。
この場合には、図1に示す送電・受電兼用コイル1を、相手の送電装置のコイル(図示せず)に接近させ、両コイルを電磁結合させる。ここで、相手の送電装置のコイル(図示せず)は、送電・受電兼用コイル1と同様に平面コイルで構成されている。
この状態で、制御回路24に対して受電の指示を行うものとする。すると、制御回路24は、受電装置3が受電動作を行うようにMOSトランジスタ5をオンにさせ、このときには送電装置2のパワーMOSトランジスタM1〜M4の各駆動をオフ(停止)させる。これにより、受電装置3は送電・受電兼用コイル1を使用して受電動作を行うので、受電装置3は図示しない送電装置から送電される電力を受電し、これにより負荷RLを動作させることができる。
以上説明したように、第1実施形態では、1つのコイルを用いて外部から電力を受電したり、あるいは外部の他の受電装置に電力を供給することができる。このため、例えば携帯電話に適用した場合には、携帯電話同士で電力の授受ができたり、あるいは携帯電話とデジタルカメラとの間で電力の授受が可能となり、携帯電話などの利便性が向上する。
また、第1実施形態を携帯電話に適用した場合には、バッテリを使用しない携帯機器を携帯電話で駆動可能となったり、災害等による停電時の非常用電源として携帯電話を使用可能となる。
さらに、第1実施形態では、1つの平面コイルを使用して電力の送電と受電とを兼用するようにしたので、制作費用、および実装面積を大幅に低減できる。
(第2実施形態)
本発明の非接触電力伝送装置の第2実施形態の構成について、図2を参照しながら説明する。
この第2実施形態に係る非接触電力伝送装置は、図2に示すように、送電・受電兼用コイル1と、送電装置2Aと、受電装置3Aとを備え、送電装置2Aと受電装置3Aとで送電・受電兼用コイル1を選択的に使用するようになっている。
送電・受電兼用コイル1は、図1に示す送電・受電兼用コイル1と同様に構成され、かつ、同様の機能を有するようになっている。
送電装置2Aは、外部に電力を送電するものであって、図2に示すように、発振回路21と、ドライバ回路22と、ドライバ回路23と、コンデンサC1,C2とを備えるとともに、制御回路26を備えている。また、送電装置2Aは、電池25により駆動されるようになっている。
ここで、送電装置2Aにおいて、発振回路21、ドライバ回路22、23、コンデンサC1,C2は、図1に示す送電装置2と同様に構成するので、その説明は省略する。
制御回路26は、送電、受電、またはオフの各指示を受け付け、その各指示に応じて各部の制御を行うようになっている。
すなわち、制御回路26は、送電が指示された場合には、送電装置2Aが送電動作を行うようにパワーMOSトランジスタM1〜M4を駆動させるとともに、受電装置3AのコンパレータCMP1A,CMP1B,CMP2A,CMP2Bの各動作をオフ(停止)させる。また、受電が指示された場合には、受電装置2Aが受電動作を行うようにコンパレータCMP1A,CMP1B,CMP2A,CMP2Bを動作させるとともに、送電装置2AのパワーMOSトランジスタM1〜M4をオフにさせる。さらに、オフが指示されると、送電装置2Aおよび受電装置3Aのいずれもその動作を停止させる。
受電装置3Aは、外部から供給される電力を受電するものであって、図2に示すように、整流回路32と、平滑用のコンデンサC3とからなり、負荷RLを駆動するようになっている。ここで、整流回路32などは、送電・受電兼用コイル1に誘起される交流を直流に変換する受電手段を構成する。
整流回路32は、図2に示すように、図1示すダイオードD1〜D4をアナログスイッチMP1,MP2,MN1,MN2に置き換えたものである。そして、アナログスイッチMP1,MP2,MN1,MN2は、コンパレータCMP1A,CMP1B,CMP2A,CMP2Bの出力に従ってオンオフ制御されるようになっている。
さらに詳述すると、高圧側出力ライン33と低圧側出力ライン34との間に、アナログスイッチMP1およびアナログスイッチMN1が直列接続されるとともに、アナログスイッチMP2およびアナログスイッチMN2が直列接続されている。アナログスイッチMP1とアナログスイッチMN1との共通接続部が、送電・受電兼用コイル1の一端側に接続されている。また、アナログスイッチMP2とアナログスイッチMN2との共通接続部が、送電・受電兼用コイル1の他端側に接続されている。
コンパレータCMP1Aは、(+)入力端子が高圧側出力ライン33に接続され、(−)入力端子が送電・受電兼用コイル1の一端側に接続され、出力端子がアナログスイッチMP1のゲートに接続されている。コンパレータCMP1Bは、(+)入力端子が高圧側出力ライン33に接続され、(−)入力端子が送電・受電兼用コイル1の他端側に接続され、出力端子がアナログスイッチMP2のゲートに接続されている。
コンパレータCMP2Aは、(+)入力端子が低圧側出力ライン34に接続され、(−)入力端子が送電・受電兼用コイル1の一端側に接続され、出力端子がアナログスイッチMN1のゲートに接続されている。コンパレータCMP2Bは、(+)入力端子が低圧側出力ライン34に接続され、(−)入力端子が送電・受電兼用コイル1の他端側に接続され、出力端子がアナログスイッチMN2のゲートに接続されている。
次に、このような構成からなる第2実施形態の動作の一例について、図2および図3を参照して説明する。
まず、送電装置2Aを使用して、例えば外部の相手の受電装置(図示せず)に電力を送電する場合について説明する。
この場合には、相手の受電装置のコイル(図示せず)を、図2に示す送電・受電兼用コイル1に接近させ、両コイルを電磁結合させる。
この状態で、制御回路26に対して送電の指示を行うものとする。すると、制御回路26は、送電装置2Aが送電動作を行うようにパワーMOSトランジスタM1〜M4を駆動させ、このときには受電装置3AのコンパレータCMP1A,CMP1B,CMP2A,CMP2Bの各動作をオフにさせる。これにより、送電装置2Aは送電・受電兼用コイル1を使用して送電動作を行うので、送電装置2Aからの電力が図示しない相手の受電装置に伝送され、相手の受電装置はその伝送電力を受電することができる。
次に、受電装置3Aが、例えば外部の相手の送電装置(図示せず)から伝送される電力を受電する場合について説明する。
この場合には、図2に示す送電・受電兼用コイル1を、相手の送電装置のコイル(図示せず)に接近させ、両コイルを電磁結合させる。
この状態で、制御回路26に対して受電の指示を行うものとする。すると、制御回路26は、受電装置3Aが受電動作を行うようにコンパレータCMP1A,CMP1B,CMP2A,CMP2Bの各動作をオンにさせ、このときには送電装置2AのパワーMOSトランジスタM1〜M4の各動作をオフにさせる。
これにより、受電装置3Aは送電・受電兼用コイル1を使用して受電動作を行うので、受電装置3Aは図示しない送電装置から送電される電力を受電し、負荷RLを動作させることができる。
このときの受電装置3Aの整流回路32の詳細な動作例について、図3を参照して説明する。
図3において、(A)は送電・受電兼用コイル1の一端側の電圧AG1の波形、すなわちアナログスイッチMP1とアナログスイッチMN1との共通接続部の波形である。また、(B)は送電・受電兼用コイル1の他端側の電圧AG2の波形、すなわちアナログスイッチMP2とアナログスイッチMN2との共通接続部の波形である。さらに、(C)〜(F)はアナログスイッチMP1,MP2,MN1,MN2の各ゲートの入力波形であり、(G)はコンデンサC3に流れる充電電流である。
いま、時刻t1において、送電・受電兼用コイル1の一端側の電圧AG1が、図3(A)に示すように、高圧側出力ライン33の電圧VDDよりも僅かに大きな検出レベル(基準値)を上回ると、コンパレータCMP1Aの出力が「L」レベルとなる。このため、アナログスイッチMP1は、図3(C)に示すように、ゲートが「H」レベルから「L」レベルとなってオフからオンになる。
また、時刻t1では、送電・受電兼用コイル1の他端側の電圧AG2が、図3(B)に示すように低圧側出力ライン34の電圧VTKNよりも僅かに小さな検出レベルを下回るので、コンパレータCMP2Bの出力が「H」レベルとなる。このため、アナログスイッチMN2は、図3(F)に示すように、ゲートが「L」レベルから「H」レベルとなってオフからオンになる。
この状態は時刻t1〜t2の期間にわたって継続されるので、この期間には、アナログスイッチMP1、高圧側出力ライン33、コンデンサC3、低圧側出力ライン34、アナログスイッチMN2、および送電・受電兼用コイル1の経路で電流が流れ、図3(G)に示すようにコンデンサC3が充電される。
その後、時刻t3において、送電・受電兼用コイル1の一端側の電圧AG1が、図3(A)に示すように、低圧側出力ライン34の電圧VTKNよりも僅かに小さな検出レベルを下回ると、コンパレータCMP2Aの出力が「H」レベルとなる。このため、アナログスイッチMN1は、図3(F)に示すように、ゲートが「L」レベルから「H」レベルとなってオフからオンになる。
また、時刻t3では、送電・受電兼用コイル1の他端側の電圧AG2が、図3(B)に示すように、高圧側出力ライン33の電圧VDDよりも僅かに大きな検出レベルを上回るので、コンパレータCMP1Bの出力が「L」レベルとなる。このため、アナログスイッチMP2は、図3(D)に示すように、ゲートが「H」レベルから「L」レベルとなってオフからオンになる。
この状態は時刻t3〜t4の期間にわたって継続されるので、この期間には、アナログスイッチMP2、高圧側出力ライン33、コンデンサC3、低圧側出力ライン34、アナログスイッチMN1、および送電・受電兼用コイル1の経路で電流が流れ、コンデンサC3が充電される。
以後、これらの一連の動作を繰り返すことにより、整流回路32は整流動作を行う。
以上説明したように、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様な効果を実現することができる。
(実施形態3)
本発明の非接触電力伝送装置の第3実施形態の構成について、図4を参照しながら説明する。
この第3実施形態に係る非接触電力伝送装置は、図4に示すように、送電・受電兼用コイル1と、送電装置2Bと、受電装置3Bとを備え、送電装置2Bと受電装置3Bとで送電・受電兼用コイル1を選択的に使用するようになっている。
送電・受電兼用コイル1は、図1に示す送電・受電兼用コイル1と同様に構成され、かつ、同様の機能を有するようになっている。
送電装置2Bは、外部に電力を送電するものであって、図4に示すように、発振回路21と、ドライバ回路22と、ドライバ回路23と、コンデンサC1,C2と、スイッチSW1,SW2とを備えるとともに、制御回路27を備えている。また、送電装置2Bは、電池25により駆動されるようになっている。
ここで、送電装置2Bにおいて、発振回路21、ドライバ回路22、23、コンデンサC1,C2は、図1に示す送電装置2と同様に構成するので、その説明は省略する。
スイッチSW1,SW2は、例えば機械的なスイッチから構成され、送電装置2Bに送電動作を行わせるときには、手動によりオンさせる。このときには、受電装置3B側の後述のスイッチSW3,S4はオフとさせる。
制御回路27は、送電、受電、またはオフの各指示を受け付け、その各指示に応じて各部の制御を行うようになっている。
すなわち、制御回路27は、送電が指示された場合には、送電装置2Bが送電動作を行うようにパワーMOSトランジスタM1〜M4を駆動させる。また、受電が指示された場合には、受電装置3Bが受電動作を行うことができるように、送電装置2BのパワーMOSトランジスタM1〜M4の駆動を停止させる。さらに、オフが指示されると、送電装置2Bおよび受電装置3Bのいずれもその動作を停止させる。
受電装置3Bは、外部から供給される電力を受電するものであって、図4に示すように、スイッチSW3,SW4と、ダイオードD1〜4からなる整流回路31と、平滑用のコンデンサC3とからなり、負荷RLを駆動するようになっている。
スイッチSW3,SW4は、送電・受電兼用コイル1と整流回路31との間に介在され、送電・受電兼用コイル1と整流回路31との間の電気的な接続を行うようになっている。スイッチSW3,SW4は、例えば機械的なスイッチから構成され、受電装置3Bに受電動作を行わせるときには、手動によりオンさせる。このときには、送電装置2B側のスイッチSW1,S2はオフとさせる。
次に、このような構成からなる第3実施形態の動作の一例について、図4を参照して説明する。
まず、送電装置2Bを使用して、例えば外部の相手の受電装置(図示せず)に電力を送電する場合について説明する。
この場合には、スイッチSW1,SW2をオンにするとともにスイッチSW3,SW4をオフにし、相手の受電装置のコイル(図示せず)を、図4に示す送電・受電兼用コイル1に接近させ、両コイルを電磁結合させる。
この状態で、制御回路27に対して送電の指示を行うものとする。すると、制御回路27は、送電装置2Bが送電動作を行うようにパワーMOSトランジスタM1〜M4を駆動させる。これにより、送電装置2Bは送電・受電兼用コイル1を使用して送電動作を行うので、送電装置2Bからの電力が図示しない相手の受電装置に伝送され、相手の受電装置はその伝送電力を受電することができる。
次に、受電装置3Bが、例えば外部の相手の送電装置(図示せず)から伝送される電力を受電する場合について説明する。
この場合には、スイッチSW3,SW4をオンにするとともにスイッチSW1,SW2をオフにし、図4に示す送電・受電兼用コイル1を、相手の送電装置のコイル(図示せず)に接近させ、両コイルを電磁結合させる。
この状態で、制御回路27に対して受電の指示を行うものとする。すると、制御回路27は、受電装置3Bが受電動作を行うために、送電装置2BのパワーMOSトランジスタM1〜M4の駆動を停止させる。これにより、受電装置3Bは送電・受電兼用コイル1を使用して受電動作を行うので、受電装置3Bは図示しない送電装置から送電される電力を受電し、これにより負荷RLを動作させることができる。
以上説明したように、第3実施形態によれば、第1実施形態と同様な効果を実現することができる。
(その他の実施形態)
第3実施形態では、スイッチSW1〜SW4を備え、これ機械的なスイッチで構成させて、手動でオンオフさせるようにした。しかし、スイッチSW1〜SW4をトランジスタのような電子的なスイッチで構成し、送電装置2Bの送電動作、または受電装置3Bの受電動作に応じて制御回路27がオンオフ制御するようにしても良い。
本発明の第1実施形態の構成を示すブロック図を含む回路図である。 本発明の第2実施形態の構成を示すブロック図を含む回路図である。 その第2実施形態の各部の波形例を示す波形図である。 本発明の第3実施形態の構成を示すブロック図を含む回路図である。
符号の説明
1・・・送電・受電兼用コイル、2、2A、2B・・・送電装置、3、3A、3B・・・受電装置、21・・・発振回路、22、23・・・ドライバ回路、24、26、27・・・制御回路、31、32・・・整流回路

Claims (3)

  1. 送電・受電兼用コイルと、
    前記送電・受電兼用コイルを駆動する交流を生成する送電手段と、
    前記送電・受電兼用コイルに誘起される交流を直流に変換する整流回路を含む受電手段と、
    前記送電手段が送電動作を行うときには前記送電手段を駆動させるとともに前記整流回路の動作を停止させ、前記受電手段が受電動作を行うときには前記送電手段の駆動を停止させるとともに前記整流回路を動作させる制御手段と、を含み、
    前記整流回路は、
    第1の出力ラインと第2の出力ラインとの間に直列に接続される第1のアナログスイッチおよび第2のアナログスイッチと、
    前記第1の出力ラインと前記第2の出力ラインとの間に直列に接続される第3のアナログスイッチおよび第4のアナログスイッチと、
    前記第1、第2、第3、および第4のアナログスイッチにそれぞれ並列に接続される第1、第2、第3、および第4のコンパレータと、を有し、
    前記第1、第2、第3、および第4のアナログスイッチは、前記第1、第2、第3、および第4のコンパレータの出力によりそれぞれオンオフ制御されることを特徴とする非接触電力伝送装置。
  2. 送電・受電兼用コイルと、
    前記送電・受電兼用コイルを駆動する交流を生成する送電手段と、
    前記送電・受電兼用コイルに誘起される交流を直流に変換する受電手段と、を含み、
    前記受電手段は整流回路を含み、
    前記整流回路は、
    第1の出力ラインと第2の出力ラインとの間に直列に接続される第1のアナログスイッチおよび第2のアナログスイッチと、
    前記第1の出力ラインと前記第2の出力ラインとの間に直列に接続される第3のアナログスイッチおよび第4のアナログスイッチと、
    前記第1、第2、第3、および第4のアナログスイッチにそれぞれ並列に接続される第1、第2、第3、および第4のコンパレータと、を有し、
    前記第1、第2、第3、および第4のアナログスイッチは、前記第1、第2、第3、および第4のコンパレータの出力によりそれぞれオンオフ制御されることを特徴とする非接触電力伝送装置。
  3. 制御回路をさらに含み、
    前記制御回路は、前記送電手段が送電動作を行うときには前記受電手段の動作を停止させ、前記受電手段が受電動作を行うときには前記送電手段の動作を停止させることを特徴とする請求項2に記載の非接触電力伝送装置。
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