JP4637537B2 - レンズ駆動装置及びデジタルカメラ - Google Patents

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Description

本発明は、レンズの原点位置を検出してレンズ位置を制御するレンズ駆動装置、及びこのレンズ駆動装置を備えたデジタルカメラに関するものである。
携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)などの小型機器に、被写体を撮影してデジタルの撮影画像を取得する撮像装置を内蔵するものが、数多く市販されている。このような、撮像装置を内蔵した小型機器の普及に伴って、近年では高画質の小型CCDや、高コントラストな小型レンズなどが開発されており、携帯電話やPDAなどといった小型機器を使って撮影される撮影画像の高画質化が急速に進んでいる。しかし、これらの小型機器に内蔵される撮像装置は、通常のデジタルカメラと比較してかなり小型のために、レンズやCCDなどといった構成部材の大きさや、それら構成部材を収納するスペースが大幅に制限される。
通常サイズのデジタルカメラやビデオカメラに設けられたオートフォーカス機能やズーム機能では、DCモータやステッピングモータを用いて複数のレンズを光軸方向に移動させるレンズ駆動装置が撮像装置に設けられているが、特許文献1〜4には、DCモータの代わりに中空型ステッピングモータを用いて、レンズ鏡筒を光軸方向に移動させるレンズ駆動装置が記載されている。このような中空型ステッピングモータは、レンズ鏡筒と中空型ステッピングモータを構成する中空ロータを一体化することで、レンズ駆動装置を小型化することも可能である。また、レンズ駆動装置では、レンズの位置を高精度に制御するためにレンズの原点位置を検出することが重要である。そのため、レンズ駆動装置には、フォトインタラプタなどの光学的位置検出手段を設けてレンズの原点位置を検出していた。
特開昭60−415号公報 特開昭60−416号公報 特開昭60−417号公報 特開昭62−195615号公報
しかしながら、上述した特許文献1〜4に記載のような中空型ステッピングモータを用いたレンズ駆動装置を撮像装置に設けて、撮像装置の小型化、レンズの移動制御の精度向上等を図っても、レンズの原点位置の検出を、従来と同様にフォトインタラプタを使用して行うと、フォトインタラプタの設置スペースをレンズ駆動装置に確保しなければならず、レンズ駆動装置が大型化するという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、レンズの原点位置を検出してレンズ位置を精度良く制御する小型のレンズ駆動装置、及びこのレンズ駆動装置を備えたデジタルカメラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のレンズ駆動装置は、円筒形状を有し、その円筒形状内に磁場を形成するステータと、前記ステータの円筒形状内に位置して前記円筒形状と同軸の円筒形状を有し、前記ステータによって形成される磁場によって前記ステータに対して回転するロータと、前記ロータの円筒形状のさらに内側に位置し、レンズを保持する円筒形状のレンズホルダとを備え、前記ロータの回転により前記レンズホルダを前記光軸方向に沿って移動させるレンズ駆動装置において、前記レンズホルダの一方の端面に設けられた導電体と、前記レンズホルダが移動範囲の一方の端位置に移動した際に、前記導電部材と対向して設けられた一対の電極と、前記電極と接続されており、前記電極と前記導電部材の間に形成される静電容量を検出する静電容量検出手段と、前記静電容量検出手段によって検出される静電容量の変化に基づいて、前記レンズホルダが原点位置にあることを判定する判定手段とを備えたことを特徴とするものである。また、前記導電体は前記レンズホルダの端面と同形状のワッシャであってもよい。
また、本発明のデジタルカメラでは、上記記載のレンズ駆動装置を備え、前記レンズにより結像された被写体像を撮像して画像データを取得する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された前記画像データを記憶する記憶手段とを備えたものである。
本発明のレンズ駆動装置及びデジタルカメラによれば、ステータによって形成される磁場によって回転するロータと、このロータ内に配置されたレンズホルダが、ロータの回転によって光軸方向に沿って移動するレンズ駆動装置において、レンズホルダの一方の端部に設けたれた導電体と、レンズホルダが移動範囲の一方の端位置に移動した際に、導電体と対向するように一対の電極を設け、導電体と電極の間に形成される静電容量を検出し、この静電容量の変化に基づいてレンズが原点位置にあることを判定しているので、フォトインタラプタを用いた場合と比較して、レンズ駆動装置及びデジタルカメラを小型化することができる。
本実施形態では、本発明のレンズ駆動装置を用いているデジタルカメラを携帯電話機に内蔵したカメラ付き携帯電話機を例上げて説明する。図1及び図2は、本発明を適用したカメラ付き携帯電話機の正面側及び背面側の外観斜視図である。カメラ付き携帯電話機1の本体部2は、上部筐体11、及び下部筐体12と、これら筐体11,12を回動自在に連結するヒンジ部13とから構成されている。
上部筐体11には、図2に示すように、撮影レンズ14の一部が露呈しており、ヒンジ部13には、カメラ付き携帯電話機1に内蔵されたデジタルカメラの使用時に、上部筐体11と下部筐体12とが所定の角度で係止されるように、クリック機構(図示せず)が設けられている。本体部2は、ヒンジ部13を介して回動させることにより、上部筐体11と下部筐体12とを展開及び折り畳み可能となっており、カメラ付き携帯電話機1の非使用時には、上部筐体11と下部筐体12とが平行となるように折り畳まれる。
筐体11,12は、ともに略矩形の薄板形状に形成されており、上部筐体11の背面11aからは撮影レンズ14が露呈し、正面11bにはLCDパネル26及び受話スピーカ27が、上面11cにはアンテナ28が、下部筐体12の正面12aには操作部31及び送話マイク32が配置されている。さらに下部筐体12の下面12bには、パーソナルコンピュータなどの外部機器とケーブルを接続するためのソケット34、及びメモリカードが装填されるメモリカードスロット36が設けられている。
アンテナ28は、通話や電子メールサービス、インターネット接続サービスを利用する際に他の携帯電話やインターネットサーバからの電波信号を受信するとともに、カメラ付き携帯電話機1から発信される電波信号を外部に送信する。受話スピーカ27は、通信相手の音声や着信音などを出力する。LCDパネル26には、メニュー画面や着信相手の電話番号などの各種情報、CCDにより得られたスルー画像や、メモリカードに記録された撮影画像が表示される。送話マイク32は、話し手の音声を電気的な音声信号に変換して、アンテナ28を介して通話相手に送信する。
操作部31は、選択キー31a、シャッタボタン31bや、ダイヤルキー31cなどからなる。選択キー31aは、各種メニューの選択・設定などに使用される。このカメラ付き携帯電話機1は、各種モードの中から撮影モードを選択して被写体の撮影を行うことができるようになっており、これらモードの選択は選択キー31aを操作して行う。シャッタボタン31bは、デジタルカメラにより撮影を行うときのレリーズ操作に使用する。さらにまた、ダイヤルキー31cは、電話番号や電子メールの文章などを入力する際に操作される。
図3は、デジタルカメラに用いられたレンズ駆動装置21の断面図である。レンズ駆動装置21は、上カバー40及び下カバー41と、ステータ42、レンズホルダ45、第1レンズ48、第2レンズ49、第3レンズ50、ロータであるマグネット52、回転体53、などから構成されている。
上カバー40と下カバー41の間に挟まれているステータ42は、第1コイル部57と第2コイル部58の2層のコイル部で構成されている。第1コイル部57及び第2コイル部58は同一の構成なので、第1コイル部57の構成について説明し、第2コイル部58の構成については省略する。
図4にも示すように、第1コイル部57は、巻回されたコイル60が上コイルカバー61と下コイルカバー62とで取り囲まれて形成されており、円筒形状をしている。円筒形状の第1コイル部57の内側周面には、上コイルカバー61及び下コイルカバー62のそれぞれに設けられた歯61a、62aが、互いに噛み合うように配置されており、歯61a、62aは合計で48個設けられている。そして、図4に示すように、第1コイル部57の歯61a、62aと第2コイル部58の歯61a、62aは、歯61a、62aの半個分ずつずれて配置されている。さらに、図示に示すように、これらの歯61aと歯62aの間にはギャップが設けられている。
第1コイル部57及び第2コイル部58のコイル60には、交互にパルス電流が供給される。例えば、図中の矢印方向Aにパルス電流を供給する場合を順方向としたとき、第1コイル部57のコイル60に順方向でパルス電流を供給すると、コイル60の周りにはパルス電流の流れる方向に向かって同心円状に、右回りの磁界が発生する。これにより、磁力線は上コイルカバー61から下コイルカバー62に導かれる。このとき、磁力線は上コルカバー61からギャップ(空気中)に出て、下コイルカバー62に入る。これにより、上コイルカバー61の歯61aがN極に、下コイルカバー62の歯62aがS極となり、ステータ42の円筒形状の内周に互い違いに設けられた歯61a、62aにはN極とS極の磁場が交互に形成される。また、コイル60に逆方向のパルス電流を供給した場合も、コイル60の周りに磁界が発生し、磁力線は下コイルカバー62からギャップに(空気中)出て、上コイルカバー61に入る。従って、上コイルカバー61の歯61aはS極に、下コイルカバー62の歯62aはN極となる。よって、ステータ42の円筒形状の内周に設けられた歯61a、62aにはN極とS極の磁場が交互に形成される。
マグネット52の外形は、ステータ42の内周より少し小さい円筒形状をしており、その外周はN極とS極が交互に磁極化された永久磁石である。マグネット52は48極に磁極化されている。マグネット52は、ステータ42にパルス電流が供給されて形成される磁場の反発力及び引力によって、ステータ42に対して回転する。マグネット52は1極分を1ステップとして回転し、48ステップで1周する。なお、ステータ42とマグネット52によって中空ステッピングモータ64が構成されている。
例えば、パルス電流と同様にマグネット52が光軸を中心に図中の矢印方向Aに回転することを順方向とすると、マグネット52を順方向に回転させる時には、第1コイル部57の順方向、第2コイル部58の順方向、第1コイル部57の逆方向、第2コイル部58の逆方向という順番でパルス電流の供給を繰り返す。これにより、例えば、歯61a、62aに形成されるN極の順番は、第1コイル部57の歯61a、次に第2コイル部58の歯61a、第1コイル部57の歯62a、第2コイル部58の歯62aとなる。よって、マグネット52のS極は、第1、第2コイル部57,58の歯61a、62aに形成されるN極に吸引されるので、マグネット52は順方向に回転する。
また、マグネット52を逆方向に回転させる時には、第1コイル部57の順方向、第2コイル部58の逆方向、第1コイル部57の逆方向、第2コイル部58の順方向という順番でパルス電流の供給を繰り返す。これにより、例えば、歯61a、62aに形成されるN極の順番は、第1コイル部57の歯61a、次に第2コイル部58の歯62a、第1コイル部57の歯62a、第2コイル部58の歯61aとなる。よって、マグネット52のS極は、第1、第2コイル部57,58の歯61a、62aに形成されるN極に吸引されるので、マグネット52は逆方向に回転する。なお、歯61a、62aに形成されるN極について説明したが、S極についても同様である。
回転体53はマグネット52の内側に接着されており、マグネット52とともに順方向又は逆方向へ回転する。この回転体53の内面には螺旋溝67が設けられており、この螺旋溝67がレンズホルダ45の外面に設けられた螺旋溝68と噛み合っている。
レンズホルダ45は、被写体光の入射側から順に第1レンズ48、第2レンズ49、第3レンズ50を保持しており、これら第1〜第3レンズ48〜50によって撮影レンズ14が構成されている。第2レンズ49及び第3レンズ50を保持しているレンズホルダ45の外周面には、螺旋溝68が設けられており、第1レンズ48を保持しているレンズホルダ45の外周には、上カバー40に形成されたレール部71に嵌め込まれる突出部72が設けられている。
レール部71と突出部72は、レンズホルダ45の回転を規制する回転止め機構を構成している。これにより、回転体53が回転すると、突出部72とレール部71によってレンズホルダ45の回転が規制されているので、レンズホルダ45はレール部71に沿って光軸方向に移動する。以後、レンズホルダ45が光軸方向に沿って被写体側に移動するのを前方向、後述するCCD側に移動するのを後方向とする。
下カバー41に設けられた保持部77には、ローパスフィルタ78が保持されており、その後側には、回路基板に取り付けられた撮像手段であるCCD80が配置されている。ローパルフィルタ78では、被写体光に含まれる高周波成分の除去を行う。このローパスフィルタ78を介すことによって、擬色やモアレ等といった不具合を軽減させることができる。ローパスフィルタ78を通ってきた被写体光は、CCD80に受光され、被写体を表わす画像データが生成される。
また、レンズ駆動装置21は、ピント合わせを行う際に撮影レンズ14の位置を制御するため、撮影レンズ14の原点位置を検出している。図5にも示すように、撮影レンズ14の原点位置の検出は、レンズホルダ45の端面に設けられた導電性のワッシャ85と、このワッシャ85と対向するように下カバー41に所定の間隔で設けられている一対の電極86a、86bと、図示しない基盤に設けられた静電容量検出部87と、原点位置判定部88から構成されている。
ワッシャ85は、レンズホルダ45のCCD80側の端面と略同形状をしており、第3レンズ50を覆わないように接着されている。一対の電極86a、86bは、撮影レンズ14からの被写体光が通過する開口部41a(図3参照)の周囲に一定の間隔を隔てて設けられている。静電容量検出部87は、一対の電極86a、86bに所定の電圧を印加するとともに、電極86a、86bとワッシャ85の間に形成される静電容量を検出する。原点位置判定部88は、静電容量検出部87によって検出された静電容量に基づいて、撮影レンズ14が原点位置に配置されたか否かを判定する。
図6は、レンズ駆動装置21用いたデジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。システムコントローラ89は、レンズ駆動装置21の全体を制御する。システムコントローラ89は、例えばマイクロコンピュータからなり、CPUの他に、制御プログラムや各種設定データ等が記憶されたROM89aと、制御時に生じた種々のデータが記憶されるRAM89bとを備えている。
撮影レンズ14を介してCCD80から出力された画像信号は、画像処理回路90に入力される。画像処理回路90は、アナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換するとともに、画像データに輝度レベル補正やホワイトバランス補正等の各種補正処理やYC処理や圧縮処理などを施す。
撮影中にLCDパネル26にスルー画像の表示を行なう場合には、画質調整された画像データに各種補正処理を施した後、簡易YC処理を施して輝度データと色差データからなるYC画像データに変換する。このYC画像データは画像メモリ91を介して表示回路92に読み出され、NTSC等のコンポジット信号に変換されてLCDパネル26に入力される。
撮影が行なわれた場合には、画像処理回路90は、画像データに各種補正処理を施した後、YC処理を施してYC画像データを生成する。このYC画像データには、更に固定化処理と圧縮処理とが施され、例えばjpeg形式の圧縮画像データに変換される。そして、圧縮画像データは、後述するRAM89bに記憶された後、メモリコントローラ93を介して記憶媒体であるメモリカード94に記録される。
コイルドライバ95は、システムコントローラ89の駆動信号に基づいて、第1コイル部57及び第2コイル部58に供給するパルス電流を制御する。これにより、回転体53の回転方向や回転量が制御され、撮影レンズ14を光軸方向に移動する。
静電容量検出部87は、電極86a、86bに電圧を印加するとともに、電極86a、86bとワッシャ85の間に形成される静電容量を検出する。レンズホルダ64が前方向に移動するとワッシャ85と電極86a、86bの距離が離れるために、静電容量検出部87で検出される静電容量は小さくなる。また、レンズホルダ64が後方向に移動すると、ワッシャ85と電極86a、86bの距離が近づくので、静電容量検出部87で検出される静電容量は大きくなる。このように、静電容量検出部87で検出された検出結果は、原点位置判定部88に送られる。
原点位置判定部88では、静電容量検出部87からの検出された静電容量の変化に基づいて撮影レンズ14が原点位置にあるか否かを判定する。原点位置判定部88には、撮影レンズ14が原点位置に配置されているときに検出される静電容量が予め基準静電容量として記憶されており、静電容量検出部87から送られてきた静電容量と記憶されている基準静電容量が比較、判定される。原点位置判定部88は、基準静電容量と検出された静電容量が一致したときに、撮影レンズ14が原点位置に配置されたと判定し、システムコントローラ89に信号を送信する。
システムコントローラ89には、コイルドライバ95が第1及び第2コイル57,58に供給したパルス電流の数をカウントするカウンタ89cが設けられている。システムコントローラ89は、原点位置判定部88からの信号を受信した際には、カウンタ89cをリセットして「0」する。システムコントローラ89は、このカウンタ89cのカウントデータに基づいてコイルドライバ95に駆動信号を出力することにより、撮影レンズ14の位置を制御している。
AF評価値算出回路96は、画像処理回路90によって生成された一画面分の画像データのコントラストに基づいてAF評価値を算出する。画像のコントラストは被写体像がピント合致状態となったときに最も高くなり、このときにAF評価値も最も高くなる。AF評価値算出回路96は、AF評価値に対応するAF評価値信号をシステムコントローラ89に送信する。システムコントローラ89は、このAF評価値信号に基づいて、撮影レンズ14の位置を制御することにより、撮影レンズ14をピント合致位置に移動させる。
次に、上記構成のカメラ付き携帯電話機1の撮影処理について図7及び図8に示すフローチャートを用いて説明する。カメラ付き携帯電話機1を用いて撮影を行う時には、先ず本体部2を折り畳み状態から展開状態にするとともに、選択キー31aを操作して撮影モードを選択する。撮影モードが選択されるとCCD80などのデジタルカメラの各部が起動状態となる。このとき、撮影レンズ14の原点位置検出動作が行われる。
次に原点位置検出動作について説明する。静電容量検出部87は導電体85と電極86a、86bの間の静電容量の検出が行われ。この検出された静電容量が原点位置判定部88に送信される。原点位置判定部88では、予め記憶されている基準静電容量と検出された静電容量が一致するか否かが比較、判定される。基準静電容量と検出された静電容量が一致していると判定された場合には、図9(A)に示すように、撮影レンズ14は原点位置にあると判定され、カウンタ89cもリセットされているので原点位置検出動作が終了する。
また、基準静電容量と検出された静電容量が一致しない場合には、撮影レンズ14を後方向に移動させる。このとき、システムコントローラ89は、撮影レンズ14が原点位置に達したときに原点位置判定部88から送信される信号を受信したか否かを繰り返し判定する。システムコントローラ89は、原点位置判定部88からの信号が受信されるまで撮影レンズ14を後方向に移動させる。そして、原点位置判定部88からの信号を受信すると、システムコントローラ89は撮影レンズ14の移動を停止させ、カウンタ89cをリセットして原点位置検出動作を終了する。
原点位置検出動作が終了すると、スルー画像の取得が開始され、このスルー画像に対してシステムコントローラ89は、取得されたAF評価値信号とカウンタ89cのカウント値に基づいてコイルドライバ95を制御して撮影レンズ14をピント合致位置に移動させる。
シャッタボタン31bが半押しされると、図9(B)に示すように、撮影レンズ14がピント合致位置でフォーカスロックされる。また、シャッタボタン31bが押されない場合や、半押しが解除されると、スルー画像に対してピント調整が継続して行われる。
その後、シャッタボタン31bが全押しされると、撮影された画像データが圧縮画像データに変換されてメモリカード94に書き込まれる。撮影が終了すると、再び撮影レンズ14の原点位置検出動作が行われる。原点位置が検出されると、リセットパルスが発生されカウンタ89cがリセットされ、再びスルー画像のピント調整が行われて撮影が継続される。このように、ワッシャ85と電極86a、86bの間の静電容量を検出し、この静電容量の変化に基づいて撮影レンズ14の原点位置を検出したので、レンズ駆動装置21を小型化にする際に大変有利である。
なお、本実施形態では、レンズホルダ45の端面に導電性のワッシャ85を設けて、ワッシャ85と電極86a、86bの間の静電容量を検出したが、ワッシャ85の代わりに、レンズホルダ45の端面の全面にメッキを施してもよい。また、レンズホルダ45を光軸方向に移動させるために、中空ステッピングモータを用いたが、DCモータやステッピングモータを用いてレンズホルダ45を光軸方向に移動させてもよい。
なお、本実施形態では、撮影レンズ14でピント合わせを行う際の原点位置を検出したが、これに限らず、ズームレンズで変倍調整を行う際の原点位置の検出を行っても良い。
カメラ付き携帯電話機の正面側斜視図である。 カメラ付き携帯電話機の背面側斜視図である。 レンズ駆動装置の構成を示す断面図である。 ステータとマグネットの構成を示す要部断面図である。 ワッシャと電極の概要を示す説明図である。 デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 撮影処理を説明するフローチャートである。 原点位置検出動作を説明するフローチャートである。 撮影レンズの原点位置及びフォーカスロック位置を説明する要部断面図である。
符号の説明
1 カメラ付き携帯電話機
14 撮影レンズ
21 レンズ駆動装置
31b シャッタボタン
42 ステータ
45 レンズホルダ
52 マグネット
53 回転体
85 ワッシャ
86a、86b 電極
87 静電容量検出部
88 原点位置判定部
89 システムコントローラ

Claims (2)

  1. 円筒形状を有し、その円筒形状内に磁場を形成するステータと、前記ステータの円筒形状内に位置して前記円筒形状と同軸の円筒形状を有し、前記ステータによって形成される磁場によって前記ステータに対して回転するロータと、前記ロータの円筒形状のさらに内側に位置し、レンズを保持する円筒形状のレンズホルダと、を備え、前記ロータの回転により前記レンズホルダを前記光軸方向に沿って移動させるレンズ駆動装置において、
    前記レンズホルダの一方の端面に設けられた導電体であり、前記レンズホルダの端面と同形状のワッシャと、
    前記レンズホルダが移動範囲の一方の端位置に移動した際に、前記ワッシャと対向して設けられた一対の電極と、
    前記電極と接続されており、前記電極と前記ワッシャの間に形成される静電容量を検出する静電容量検出手段と、
    前記静電容量検出手段によって検出される静電容量の変化に基づいて、前記レンズホルダが原点位置にあることを判定する判定手段と、を備えたことを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 請求項1記載のレンズ駆動装置と、前記レンズにより結像された被写体像を撮像して画像データを取得する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された前記画像データを記憶する記憶手段とを備えていることを特徴とするデジタルカメラ。
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