JP4636304B2 - 歯科用治療椅子 - Google Patents
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98’モリタ機器総合カタログ(DENTAL EQUIPMENT9頁)CHAIR−UNIT シグノ GR S21(平成10年9月、株式会社モリタ発行)
(1)歯科用治療椅子(1)の背もたれ(8)の、前面にセットしその背面板(8’)に着脱自在に止着する止着バンド(17)を具備し、前方向に伸縮性を持つ袋状のサポートバック(2)を備えてなり、該サポートバック(2)の内部には、複数の膨張縮小自在のエアバック(3)が、左右及び上中下の区画内に配設され、複数の前記エアバック(3)は、上部接着部(20)でカバー(19)に、また底部接着部(21)でサポートバックの背板(16)にそれぞれ接着され、一隅に過剰エア排出器(53)を有し、さらにエア出入り口(7’)に固設されたエア導入及び排出兼用のエアチューブ(7)を有し、また該エアチューブ(7)の延長先に接続される、幹線エアチューブ(5)から分岐された分岐エアチューブを介してエアを導入するためのエア導入調整用の開閉電磁弁(34,37,40,43,46,49)と逆洩れ防止用の逆止弁(35,38,41,44,47,50)及び排気用の開閉電磁弁(36,39,42,45,48,51)を有してなり、さらに、前記サポートバック(2)の下部には、前記、幹線エアチューブ(5)及び、前記各エアバック(3)にエアを供給する前記分岐エアチューブと、前記エア導入調整用の開閉電磁弁(34,37,40,43,46,49)及び前記逆止弁(35,38,41,44,47,50)と、前記排気用の開閉電磁弁(36,39,42,45,48,51)及び、制御用信号線(22)を収納するエア分配器(4)を備えてなり、そして、歯科用治療椅子(1)の外部に前記エア導入調整用の開閉電磁弁(34,37,40,43,46,49)と、前記排気用の開閉電磁弁(36,39,42,45,48,51)を制御する複数の2極型のON、OFFスイッチ(26〜31)及び、エア幹線開閉用電磁弁(52)の幹線用ON、OFFスイッチ(32,33)を収納する操作ボックス(6)を備えてなり、前記エア分配器(4)内の複数の前記エア導入調整用開閉電磁弁(34,37,40,43,46,49)の片側は、前記幹線エアチューブ(5)に並列に接続され、他の片側は、逆止弁(35,38,41,44,47,50)を介して前記エア分配器(4)より導出され、また、前記幹線エアチューブ(5)は、エア幹線用の開閉電磁弁(52)を経由して、前記歯科用治療椅子(1)のエア供給部に接続され、さらに、前記エア分配器(4)内の制御用信号線(22)は、多芯ケーブルでエア分配器(4)から導出されて、前記歯科用治療椅子(1)の外部に配設された前記操作ボックス(6)に接続されてなり、そして、前記サポートバック(2)内の各エアバック(3)を調節する動力源は、前記歯科用治療椅子(1)に常設されているエアであり、前記エア幹線用の開閉電磁弁(52)をON、OFFする幹線用ON、OFFスイッチ(32,33)及び所要の前記エア導入調整用の開閉電磁弁(34,37,40,43,46,49)をON、OFFする2極型のスイッチ(26〜31)を個々に操作することにより、サポートバック(2)内の対応する各エアバック(3)を膨張又は縮小させて、患者に当接する背もたれ(8)の各部分を調節することができることを特徴とする歯科用治療椅子。
1、上記に鑑み本発明者等は鋭意実験研究の結果、次の手段によりこの課題を解決した。
(1)歯科用治療椅子(1)の背もたれ(8)の、前面にセットしその背面板(8’)に着脱自在に止着する止着バンド(17)を具備し、前方向に伸縮性を持つ袋状のサポートバック(2)を備えてなり、該サポートバック(2)の内部には、複数の膨張縮小自在のエアバック(3)が、左右及び上中下の区画内に配設され、複数の前記エアバック(3)は、上部接着部(20)でカバー(19)に、また底部接着部(21)でサポートバックの背板(16)にそれぞれ接着され、一隅に過剰エア排出器(53)を有し、さらにエア出入り口(7’)に固設されたエア導入及び排出兼用のエアチューブ(7)を有し、また該エアチューブ(7)の延長先に接続される、幹線エアチューブ(5)から分岐された分岐エアチューブを介してエアを導入するためのエア導入調整用の開閉電磁弁(34,37,40,43,46,49)と逆洩れ防止用の逆止弁(35,38,41,44,47,50)及び排気用の開閉電磁弁(36,39,42,45,48,51)を有してなり、さらに、前記サポートバック(2)の下部には、前記、幹線エアチューブ(5)及び、前記各エアバック(3)にエアを供給する前記分岐エアチューブと、前記エア導入調整用の開閉電磁弁(34,37,40,43,46,49)及び前記逆止弁(35,38,41,44,47,50)と、前記排気用の開閉電磁弁(36,39,42,45,48,51)及び、制御用信号線(22)を収納するエア分配器(4)を備えてなり、そして、歯科用治療椅子(1)の外部に前記エア導入調整用の開閉電磁弁(34,37,40,43,46,49)と、前記排気用の開閉電磁弁(36,39,42,45,48,51)を制御する複数の2極型のON、OFFスイッチ(26〜31)及び、エア幹線開閉用電磁弁(52)の幹線用ON、OFFスイッチ(32,33)を収納する操作ボックス(6)を備えてなり、前記エア分配器(4)内の複数の前記エア導入調整用開閉電磁弁(34,37,40,43,46,49)の片側は、前記幹線エアチューブ(5)に並列に接続され、他の片側は、逆止弁(35,38,41,44,47,50)を介して前記エア分配器(4)より導出され、また、前記幹線エアチューブ(5)は、エア幹線用の開閉電磁弁(52)を経由して、前記歯科用治療椅子(1)のエア供給部に接続され、さらに、前記エア分配器(4)内の制御用信号線(22)は、多芯ケーブルでエア分配器(4)から導出されて、前記歯科用治療椅子(1)の外部に配設された前記操作ボックス(6)に接続されてなり、そして、前記サポートバック(2)内の各エアバック(3)を調節する動力源は、前記歯科用治療椅子(1)に常設されているエアであり、前記エア幹線用の開閉電磁弁(52)をON、OFFする幹線用ON、OFFスイッチ(32,33)及び所要の前記エア導入調整用の開閉電磁弁(34,37,40,43,46,49)をON、OFFする2極型のスイッチ(26〜31)を個々に操作することにより、サポートバック(2)内の対応する各エアバック(3)を膨張又は縮小させて、患者に当接する背もたれ(8)の各部分を調節することができる歯科治療用(1)であるため、
また、例えば、背の低い幼児等には上段左右のエアバックを膨張させ、他を縮小させてヘッドレストとして使用することができる。
エアバック(3)は、上部接着部(20)でカバー(19)に、また底部接着部(21)でサポートバックの背板(16)にそれぞれ接着されているので、ずれが生ずることはなく、エアを排気したときはカバー(19)はエアバックの凹みに追随する。
さらに、操作スイッチによる各エアバックの調整は容易である。
そして、使用しない時は、全部のエアバックを縮小するか、あるいはサポートバック全体を取り外すことができる。
また、サポートバック内のエアバックを調節する動力源が、歯科用治療椅子に常設されているエアであるため、分岐して容易にサポートバックに接続することができる。
図1はサポートバック装着時の歯科用治療椅子の外観斜視図である。
図において、1はサポートバック装着時の歯科用チェアユニット、2はサポートバック、3はエアバック、4はエア分配器、5は幹線エアチューブ、6は操作ボックス、7はエアチューブ、8は背もたれ、9はヘッドレスト、10は座部、11は足掛け、12はスピットン、13はライトポール、14はアシスタント用テーブル、15はブラケットテーブル、17は止着バンド、19はカバー、22は制御信号線を示す。
(イ)は正面図、(ロ)は右側面図、(ハ)は下面図、(ニ)は背面図である。
図において、4’は分配器コネクタ、8’は背面板、16はサポートバックの背板、 18は着脱具、23は制御線コネクタを示す。
図示したように、サポートバック2は、歯科用治療椅子1の背もたれ8の前面にセットし、止着バンド17を背もたれ8の背面板の後ろに回して着脱具18によって締着する。
また、締着されたサポートバック2の下部には、複数のエアバック3から延出されている複数のエアチューブ7及び調整用の開閉電磁弁を収納するエア分配器4が配設されており(図6、7、8)、ここから幹線エアチューブ5を経由して歯科用治療椅子のエア供給部(図示せず)及び、制御信号線22を経由してスピットン12の側面に掛止された操作ボックス6に接続されている(図1)。
図3はサポートバック単体の外観図で、
(イ)は平面図、(ロ)は左側面図、(ハ)は正面図、(ニ)は右側面図、(ホ)は下面図(ヘ)は背面図である。
前記図3に示したサポートバックの外観図に示したように、
外観はチェアユニットニットの背もたれ8に合わせて内側に湾曲したサポートバックの背板16と、その外側に配設された止着バンド17及びその先端の着脱具18と、エア分配器4と、幹線エアチューブ7を着脱するための分配器コネクタ4’と、制御線コネクタ23及び、後記内設されたエアバック3を被覆する伸縮性を有するカバー19を備えている。
なお、材質は前記サポートバックの背板16は合成樹脂、カバー19は柔軟で伸縮性を有する合成皮革、止着バンド17は皮革、着脱具18はマジックテープ(登録商標)等でよい。
(イ)は(ハ)図上部エアバックセンター下部の平面断面図
(ロ)は(ハ)図左側エアバックセンターの左側面断面図
(ハ)はカバーを透視した時の平面図
(ニ)は(ハ)図右側エアバックセンターの右側面断面図
(ホ)は(ハ)図下部エアバックセンターの下部断面図である。
図において、3aは膨張時のエアバック、7’はエア出入り口、20は上部接着部、21は底部接着部を示す。
図示したように、エアバック3は上中下左右の区画内に計6ヶ配設されており、その1偶にはエアチューブ7がエア出入り口7’のように固設されている。
そして該エアチューブ7の延長の端部は、後記エア導入調整用の開閉電磁弁及び逆止弁と、排気用の開閉電磁弁に接続され、エア分配器4に収納されている。
また、前記エアバック3は例えば伸縮性のあるゴム状の袋で、その上部はカバー19に(上部接着部20)、また底部はサポートバック2の背板16に(底部接着部21)接着されている。
さらに、幹線エアチューブ5から分配器コネクタ4’経由開閉電磁弁(後記)からエアチューブ7を通り各のエアバック3に導入されるエアにより、膨張時のエアバック3aのように膨張し、カバー19は手前(前方)に凸出する。
この時、エアバック3aは前記上部接着部20でカバー19に、また底部接着部21でサポートバックの背板16にそれぞれ接着されているので、ずれが生ずることはない。
(イ)は(ハ)図上部エアバックセンター下部の平面断面図
(ロ)は(ハ)図左側エアバックセンターの左側面断面図
(ハ)はカバーを透視した時の平面図
(ニ)は(ハ)図右側エアバックセンターの右側面断面図
(ホ)は(ハ)図下部エアバックセンターの下部断面図である。
図において3bは縮小時のエアバックを示す。
図示したように、前記膨張したエアバック3aは、排気用の開閉電磁弁(後記)によって排気されると縮小したエアバック3bのように縮小し、カバー19は後方に凹む。
この時前記のようにエアバック3aは上部接着部20でカバー19に、また底部接着部20でサポートバックの背板16にそれぞれ接着されているので、カバー19はエアバック3の凹みに追随する。
例えば、上部の左右2ケを膨張させ、他を縮小させれば前記幼児のバックレストにすることができ、あるいは各個所を特殊体型の患者の背部に合わせて調節することによりフィットさせることができる。
本器は、前記サポートバック2の背面下方に配設される。
図7は操作ボックスの外観斜視図である。
図において、24はボックス側制御線コネクタ、25は吊り手、26、27、28、29、30、31はエアバックに対応した2極型ON、OFFスイッチ、32、33は幹線用ON、OFFスイッチを示す。
本器は、前記スピットン12の側面に吊設して使用する。
図において、34、37、40、43、46、49、はエア導入調整用の開閉電磁弁、36、39、42、45、48、51は排気用の開閉電磁弁、35、38、41、44、47、50は逆止弁、52はエア幹線用の開閉電磁弁、53は過剰圧エア排出器、54は電源ラインを示す。
上記エアの操作制御は、次のようにして行われる。
まず、幹線エアチューブ5を操作ボックス6の操作スイッチであるエア幹線用ON、OFFスイッチ32によりエア幹線用の開閉電磁弁52を開きエアを導入する。
次ぎに所要のエアバック3に対応する操作スイッチの2極型ON、OFFスイッチを操作する。
限度を超えると、各エアバック3に配設されている例えばバネと弁からなる過剰圧エア排出器53がリミッターとして作動する。
従って、エアの導入の調節は前記2極型ON、OFFスイッチ26の作動時間に比例する。
また、エアを抜きたい時は、同様に前記2極型ON、OFFスイッチの他の1極をONにし、排気用開閉電磁弁42を開いて外部に排気して調整する。
なお、2極型ON、OFFスイッチの中点はOFFで、ボタンから指を放すと自動復帰する。
幹線エアチューブ5からのエアの供給を停止する時には、幹線用ON、OFFスイッチ33を押してOFFにし前記開閉電磁弁52を閉にする。
なお、幹線用ON、OFFスイッチ32、33は直列とし、32をON用、33をOFF用とすれば操作が簡単である。
2:サポートバック 3:エアバック
3a:膨張時のエアバック 4:エア分配器
4’:分配器コネクタ 5:幹線エアチューブ
6:操作ボックス 7:エアチューブ
7’:エア出入口 8:背もたれ
8’:背面板 9:ヘッドレスト
10:座部 11:足掛け
12:スピットン 13:ライトポール
14:アシスタント用テーブル 15:ブラケットテーブル
16:サポートバックの背板 17:止着バンド
18:着脱具 19:カバー
20:上部接着部
21:底部接着部 22:制御信号線
23:制御線コネクタ 24:ボックス側制御線コネクタ
25:吊り手
26〜31:2極型のON、OFFスイッチ
32、33:幹線用ON、OFFスイッチ
34、37、40、43、46、49、:エア導入調整用の開閉電磁弁
36、39、42、45、48、51:排気用の開閉電磁弁
35、38、41、44、47、50:逆止弁
52:エア幹線用の開閉電磁弁 53:過剰圧エア排出器
54:電源ライン
Claims (1)
- 歯科用治療椅子(1)の背もたれ(8)の、前面にセットしその背面板(8’)に着脱自在に止着する止着バンド(17)を具備し、前方向に伸縮性を持つ袋状のサポートバック(2)を備えてなり、
該サポートバック(2)の内部には、複数の膨張縮小自在のエアバック(3)が、左右及び上中下の区画内に配設され、
複数の前記エアバック(3)は、上部接着部(20)でカバー(19)に、また底部接着部(21)でサポートバックの背板(16)にそれぞれ接着され、一隅に過剰エア排出器(53)を有し、さらにエア出入り口(7’)に固設されたエア導入及び排出兼用のエアチューブ(7)を有し、また該エアチューブ(7)の延長先に接続される、幹線エアチューブ(5)から分岐された分岐エアチューブを介してエアを導入するためのエア導入調整用の開閉電磁弁(34,37,40,43,46,49)と逆洩れ防止用の逆止弁(35,38,41,44,47,50)及び排気用の開閉電磁弁(36,39,42,45,48,51)を有してなり、
さらに、前記サポートバック(2)の下部には、前記、幹線エアチューブ(5)及び、前記各エアバック(3)にエアを供給する前記分岐エアチューブと、前記エア導入調整用の開閉電磁弁(34,37,40,43,46,49)及び前記逆止弁(35,38,41,44,47,50)と、前記排気用の開閉電磁弁(36,39,42,45,48,51)及び、制御用信号線(22)を収納するエア分配器(4)を備えてなり、
そして、前記歯科用治療椅子(1)の外部に前記エア導入調整用の開閉電磁弁(34,37,40,43,46,49)と、前記排気用の開閉電磁弁(36,39,42,45,48,51)を制御する複数の2極型のON、OFFスイッチ(26〜31)及び、エア幹線開閉用電磁弁(52)の幹線用ON、OFFスイッチ(32,33)を収納する操作ボックス(6)を備えてなり、
前記エア分配器(4)内の複数の前記エア導入調整用開閉電磁弁(34,37,40,43,46,49)の片側は、前記幹線エアチューブ(5)に並列に接続され、他の片側は、逆止弁(35,38,41,44,47,50)を介して前記エア分配器(4)より導出され、
また、前記幹線エアチューブ(5)は、エア幹線用の開閉電磁弁(52)を経由して、前記歯科用治療椅子(1)のエア供給部に接続され、
さらに、前記エア分配器(4)内の前記制御用信号線(22)は、多芯ケーブルでエア分配器(4)から導出されて、前記歯科用治療椅子(1)の外部に配設された前記操作ボックス(6)に接続されてなり、
そして、前記サポートバック(2)内の各エアバック(3)を調節する動力源は、前記歯科用治療椅子(1)に常設されているエアであり、
前記エア幹線用の開閉電磁弁(52)をON、OFFする幹線用ON、OFFスイッチ(32,33)及び所要の前記エア導入調整用の開閉電磁弁(34,37,40,43,46,49)をON、OFFする2極型のスイッチ(26〜31)を個々に操作することにより、
サポートバック(2)内の対応する各エアバック(3)を膨張又は縮小させて、患者に当接する背もたれ(8)の各部分を調節することができることを特徴とする歯科用治療椅子。
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