JP4631171B2 - インクジェット記録方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、吐出する液滴に何らかの力を加えて飛行方向を偏向させて記録を行う液滴偏向型インクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の装置は、例えば米国特許3596275号明細書に開示されているように、インク滴吐出用のノズル孔を、メディア面に対向して配置し、前記ノズル孔から連続的に吐出されるインク滴の、メディア面への着弾を記録信号に応じて選択的に偏向制御し、目的の場所に着地させるコンティニュアス・インクジェット方式となっていた。また、高速高精細化のために、上記ノズルを列状に配置したインクジェット記録ヘッドの実施例も開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
印字信号に基づいて,圧電素子や、液中に発生させた気泡により、液滴の吐出力を得るオンデマンド吐出方式のヘッドに対して、液滴を偏向する試みもなされている。これらの方式においては、一箇所に着弾させるために吐出させた液滴が、2つ以上に***したり、くびれが生じた形状等、複数の塊となって飛行を開始する。それに偏向力を加えると、それぞれの液滴の塊で偏向量が異なり、別々の場所に着地して記録品位が落ちるという問題があった。
【0004】
本発明の目的は、オンデマンド方式のインクジェット記録装置において、偏向された複数の液滴が別々の場所に着地することに基づく記録品位の低下を防止することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の主特徴とするところは、相前後し,速度差をもって吐出され隣り合う2つの液滴の塊の半径をそれぞれr1及びr2、それら2つの塊の偏向角の差をθ[rad]とするとき、偏向力が最も大きく加わる場所から、2つの液滴の塊が合体する地点までの距離L1が、L1≦(r1+r2)/θの関係を満たすようにしたことである。
【0006】
また、この関係を満たすように、吐出力や、偏向力を与える機構の位置等を設定することである。
【0007】
この結果、後ろの液滴が前の液滴に追いついたとき両液滴は接触して合体し、以後、一体となって記録メディアに着地する。
【0008】
更に、後ろの液滴が前の液滴に追いつかないものにおいては、偏向力が最も大きく加わる場所から,記録メディアまでの距離をL2とするとき、L2≦(r1+r2)/θの関係を満たすように構成する。
【0009】
この結果、2つの液滴は合体しないものの、相前後して、記憶メディアの一箇所に着地する。
【0010】
本発明によるその他の特徴は以下の実施例によって説明する。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例による液滴偏向型インクジェット記録装置の概略図と、偏向された2つの液滴の塊が合体する部分の拡大図である。圧力発生装置1により、ヘッド2の液室3に生じた圧力によって、ノズル4より吐出した液滴は、例えば大きさの異なる2つの液滴5、6に***して記録メディア7に向けて飛行する。これらの液滴は、荷電電極8によって作られた電界により荷電されるが、それらの表面積の大きさに関係して、異なる大きさに荷電される。このため、偏向電極9の間に生じている電界を横切る際に偏向されて、液滴5は飛行軌跡10を、液滴6は飛行軌跡11を描いて飛行し、その軌跡には偏向角の差12すなわちθ[rad]が生じる。ここで、偏向後の飛行軌跡10、11は、偏向力が一番大きい点13から延びる直線に近似できる。液滴5の半径をr1、液滴6の半径をr2、先を飛んでいる液滴5の中心から後ろを飛んでいる液滴6の飛行軌跡11までの距離をd、偏向力が一番大きい点13から液滴が合体する場所までの距離をL1とすると、半径L1、中心角θ[rad]の扇形の弧の長さがL1×θであるから、偏向角の差θが小さいので弧を直線に近似したとき、L1×θ≒dである。d>r1+r2であると、後から飛んできた液滴6が前を飛んでいた液滴5に追いついても2つの液滴がすれ違い、両者は合体せず、メディア7上の異なる位置に着地して印刷品位を悪化させる。しかし、液滴間の間隔dが、d≦r1+r2であれば、後から飛んできた液滴6が追いついたとき、両者5、6はすれ違うことなく接触して合体する。このため、***した2つの液滴は一緒になって、メディア7上の同一点に着地し、印刷品位が向上する。
【0012】
この実施例においては,印字信号に基づき圧電素子等1により液滴5,6の吐出力を得るオンデマンド吐出方式のインクノズル4と、一箇所に着地させようとするインク液滴5,6に対して、荷電電極8及び偏向電極9により静電気力,磁力等の物理的な力を及ぼして飛行方向を曲げる制御を行う液滴偏向型インクジェット記録装置において、一箇所に着地させようとするインクが2つの液滴5,6に***しあるいはくびれを生じて飛行を開始する際、これらの液滴の塊の半径をそれぞれr1及びr2、隣り合う2つの塊の偏向角の差をθ[rad]、偏向力が最も大きく加わる場所13から,隣り合う2つの液滴の塊が合体する地点までの距離をL1とするとき、L1≦(r1+r2)/θの関係を満たすように構成している。ここで、2つの液滴が合体する位置は、偏向電極(偏向手段)9の終端14までの領域であったり、あるいは、前記終端14とメディア7との間とするものの2種類が考えられる。
【0013】
一方、後からの液滴6が追いつかない場合に、印刷品位を向上させるためには、2つの液滴5、6を、相前後してメディア7上の同一点に着地させればよい。すなわち、メディア7に到達するまで、液滴間の間隔dが、d≦r1+r2を満たしておれば、2つの液滴は同じ場所に着地すると言える。したがって、メディア7までの距離をL2とするとき、L2≦(r1+r2)/θの条件を満たすようにすれば複数の液滴が別々の場所に着地することなく、印刷品位を向上できる。
【0014】
この実施例においては、一箇所に着地させようとするインク液滴が2つの液滴5,6として飛行を開始する際、これらの液滴の塊の半径をそれぞれr1及びr2、これらの塊の偏向角の差をθ[rad]、偏向力が最も大きく加わる場所13から,記録メディア7までの距離をL2とするとき、L2≦(r1+r2)/θの関係を満たすように構成している。
【0015】
吐出した液滴5、6が、図2に示したようにくびれを生じた状態であっても、それぞれの塊の半径をr1、r2とすれば、同じことが言える。
【0016】
図3は、液滴飛行速度と、偏向電極の位置について説明する図である。ノズル4から吐き出された直後の、先の液滴15と、後の液滴16を示している。後ろの液滴16を吐出し終った瞬間の、先に吐出した前の液滴15と後ろの液滴16の間の距離をL3、前の液滴15の速度をV1後ろの液滴16の速度をV2、ノズル4から偏向力が一番大きい点13までの距離をL4とする。2つの液滴が合体するまでの時間はL3/(V2−V1)であるから、合体する位置のノズル4からの距離L1+L4は、L1+L4=L3×V2/(V2−V1)となる。これを、L1≦(r1+r2)/θに代入して、
L3×V2/(V2−V1)≦(r1+r2)/θ+L4・・・・・・(1)
を満たせば、2つの液滴を合体させ、メディア7上の同一点に着地させることができる。したがって、これを満足させるには、式1から、次のような手法を採れることが判る。
(1)吐出力を調節する等(インク粘度の調節でも可)により前の液滴の速度V1を遅くする。インクジェット記録装置においては、吐出時に液滴に、くびれや2つ以上の塊への***が生じる。このとき、圧電素子等で構成される圧力発生装置1に与える電気信号波形を調整することによって、***した2つの液滴の速度関係を制御することが可能である。
【0017】
ピエゾオンデマンド方式のインクジェット記録装置を例に取って述べる。圧電素子に与える電気信号波形の振幅が32V、前の液滴の速度V1が7.5[m/s]で、前方の液滴と後方の液滴が偏向方向に32[μm]ずれた位置に着地し、楕円状のドットを形成していた。これを、電気信号波形の振幅を32Vから28Vに変更して、前の液滴の速度V1を7.5[m/s]から5.7[m/s]に遅くしたところ、メディア7の同じ位置に着地させ、ほぼ真円ドットに向上させることができた。
(2)駆動波形の調節やインク粘度の調節等により後ろの液滴の速度V2を速くする。圧電素子に与える電気信号波形が矩形波で、前の液滴の速度V1が5.5[m/s]に対し、後ろの液滴の速度V2が5[m/s]である場合に、前方の液滴と後方の液滴が偏向方向に25[μm]ずれた位置に着地し、楕円状のドットを形成していた。これを前記の要領で、圧電素子に与える電気信号波形を矩形波から台形波に変更することで、前の液滴の速度V1が5.5[m/s]のままであるのに対し、後ろの液滴の速度V2を5[m/s]から6[m/s]に速くしたところ、前方の液滴と後方の液滴を、メディア7上の同じ位置に着地させ、ほぼ真円ドットに印刷品位を向上させることができた。
(3)偏向力を与える機構の位置をノズル4から離すことで、ノズル4から偏向力が一番大きい点13までの距離L4を大きくする。これにより、V1<V2であれば、偏向力が加わる偏向電極9の付近では、***した2つの液滴が既に合体し、または合体寸前まで接近しており、偏向後に離散することはなくなる。具体的には、5[m/s]程度の液滴速度の時はノズルと偏向電極の距離を300[μm]程度で液滴の離散を無くす事が出来るが、5.5[m/s]程度の液滴速度の時はノズルと偏向電極の距離を[600μm]程度にすれば液滴の離散を無くす事が出来る。
(4)液滴重量を大きくしてr1やr2を大きくする。具体例で示せば、ノズル4から、偏向電極9の先端までの距離L5が0.6[mm]、前の液滴の速度V1が5.4[m/s]、後の液滴の速度が6[m/s]のプリンタにおいて、ノズル4からの吐出し液滴の重量が12[ng]であったものを、偏向量が同じになるように偏向力を保ったまま25[ng]に大きくしたところ、前方の液滴と後方の液滴が合体せずに偏向方向に12[μm]ずれた位置に着地し、楕円状のドットを形成していたものを、合体して同じ位置に着地させ、ほぼ真円に印刷品位を向上させることができた。
(5)偏向力を小さくしたり、液滴の塊の全ての速度を上げたり、液滴重量を大きくする等によりθを小さくする。具体的には、前方の液滴の偏向量53[μm]の時、偏向電圧480[V]で、38[μm]ずれた位置に着地していたのを、偏向電圧480[V]を360[V]に変更すると、メディア7の同じ位置に着地させることが出来た。また、液滴の速度V1及びV2が4.2[m/s]で、着地が11[μm]ずれていたものを、液滴の速度V1及びV2を5.2[m/s]に上げることで、同じ位置に着地させることが出来た。更に、液滴重量を9[ng]から13.8[ng]に変更して、12[μm]ずれた位置に着地していたのを同じ位置に着地させることが出来た。
【0018】
図4は、L1≦(r1+r2)/θを満たす時の、液滴が合体する地点とノズル4との距離を2種類のヘッドAとBについて測定した結果である。ヘッドAとBは、吐出した複数の液滴の大きさの比率が異なる等の影響により、境界線が異なる。また、液滴の飛行距離が長いと液滴が減速して偏向角度が大きくなる等の影響により、ノズル4から、液滴が合体する位置までの距離L1+L4と、ノズル4から偏向電極の終端14までの距離L5とは比例しない。しかしながら、概ね、(ノズル4から偏向電極の終端までの距離L5)=(ノズル4から、液滴の合体する位置までの距離L1+L4)となる境界線以下であれば液滴は合体すると言え、偏向力を与える機構の終端部14を通り過ぎるまでに液滴を合体させることによって、偏向を行っても複数の液滴が別々の場所に着地しない偏向型インクジェット記録装置を提供出来る。
【0019】
液滴が3つ以上の塊となって飛行する場合は、隣り合う2つの塊それぞれの液滴の間にL1≦(r1+r2)/θの関係が満たされるようにすることで、偏向を行っても複数の液滴が別々の場所に着地しない偏向型インクジェット記録装置を提供出来る。
【0020】
また、ノズルを複数並べたマルチノズルヘッドについても、個々のノズル組に対して本発明による設定を実施することができる。本実施例によれば、例えば複数ノズルに共通の電極を用いて、電極の位置を各ノズル組個別に設定出来ない場合でも、液滴速度を個別に設定する等により、全てのノズルに対して、複数の液滴が別々の場所に着地しない偏向型インクジェット記録装置を提供出来る。
【0021】
なお、電極は平板状に限ったものではなく、例えば円筒状であれば、電極の終端14は図5に示した位置となる。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、一箇所に着弾させようとする液滴が、2つ以上に***したり、くびれが生じた形状等、複数の塊となって飛行を開始する液滴に対して偏向を行い、複数の液滴を一箇所に着弾させることができ、印字品質を損わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による液滴偏向型インクジェット記録装置の概略図と、偏向された2つの液滴が合体する部分の拡大図である。
【図2】吐出液滴にくびれが生じた場合の形状を示した図である。
【図3】本発明の実施例を説明する各距離の要素を示した液滴偏向型インクジェット記録装置の概略図である。
【図4】L1≦(r1+r2)/θを満たす時の、ノズルから、液滴が合体する位置までの距離を測定した結果である。
【図5】本発明の他の実施例である偏向電極を円筒状とした場合の、電極終端位置を示す概略図である。
【符号の説明】
1…圧力発生装置(圧電素子)、2…ヘッド、3…液室、4…ノズル、5,15…大きさの異なる液滴の1つ、6,16…大きさの異なる液滴の他の1つ、7…記録メディア、8…荷電電極、9…偏向電極、10…液滴5の飛行軌跡、11…液滴6の飛行軌跡、12…2つの液滴の偏向角の差θ[rad]、13…偏向力が一番大きい点、14…偏向力を与える機構(偏向電極)の終端部、L1…点13から合体点までの距離、L2…点13からメディア7までの距離、L3…後ろの液滴16を吐出した瞬間の前の液滴15と後ろの液滴16の間の距離、L4…ノズル4から偏向力が一番大きい点13までの距離、L5…ノズル4から偏向電極9の終端14までの距離。
Claims (6)
- 印字信号により生成された駆動波形に基づき圧電素子等により液滴の吐出力を得るオンデマンド吐出方式のインクノズルと、一箇所に着地させようとするインク液滴に対して、静電気力,磁力又は風力等の物理的な力を及ぼして飛行方向を偏向する制御を行う液滴偏向装置を備えたインクジェット記録装置の記録方法において、
一箇所に着地させようとするインクが2つの液滴に***しあるいはくびれを生じて飛行を開始する際、前方の液滴と後方の液滴の塊の半径をそれぞれr1及びr2、隣り合う2つの塊の偏向角の差をθ[rad]、偏向力が最も大きく加わる場所から,隣り合う2つの液滴の塊が合体する地点までの距離をL1とするとき、L1≦(r1+r2)/θの関係を満たすように、前記駆動波形,インク粘度,または吐出するインク液滴の重量のうち少なくともいずれか一つを調節し、前方の液滴と後方の液滴との相対的な液滴速度の差を低減するようにしたことを特徴とするインクジェット記録方法。 - 印字信号により生成された駆動波形に基づき圧電素子等により液滴の吐出力を得るオンデマンド吐出方式のインクノズルと、一箇所に着地させようとするインク液滴に対して、静電気力,磁力又は風力等の物理的な力を及ぼして飛行方向を偏向する制御を行う液滴偏向装置を備えたインクジェット記録装置の記録方法において、
一箇所に着地させようとするインクが2つの液滴に***しあるいはくびれを生じて飛行を開始する際、前方の液滴と後方の液滴の塊の半径をそれぞれr1及びr2、隣り合う2つの塊の偏向角の差をθ[rad]、偏向力が最も大きく加わる場所から,隣り合う2つの液滴の塊が合体する地点までの距離をL1とするとき、L1≦(r1+r2)/θの関係を満たすように、前記偏向力を与える機構の位置またはインク液滴に付与する偏向力の少なくともいずれか一つを調節し、前方の液滴と後方の液滴との相対的な液滴速度の差を低減するようにしたことを特徴とするインクジェット記録方法。 - 請求項1または2に記載のインクジェット記録方法において、
前記L1≦(r1+r2)/θの関係を、偏向力を与える機構の終端部までの領域で満たすようにしたことを特徴とするインクジェット記録方法。 - 請求項1または2に記載のインクジェット記録方法において、
前記L1≦(r1+r2)/θの関係を、偏向力を与える機構の終端部から記録メディアまでの領域で満たすようにしたことを特徴とするインクジェット記録方法。 - 印字信号により生成された駆動波形に基づき圧電素子等により液滴の吐出力を得るオンデマンド吐出方式のインクノズルと、吐出したインク液滴に対して飛行方向を曲げる制御を行う液滴偏向装置を備えたインクジェット記録装置の記録方法において、
一箇所に着地させようとするインク液滴が2つの液滴として飛行を開始する際、前方の液滴と後方の液滴の塊の半径をそれぞれr1及びr2、これらの塊の偏向角の差をθ[rad]、偏向力が最も大きく加わる場所から,記録メディアまでの距離をL2とするとき、L2≦(r1+r2)/θの関係を満たすように、前記駆動波形,インク粘度,または吐出するインク液滴の重量のうち少なくともいずれか一つを調節し、前方の液滴と後方の液滴との相対的な液滴速度の差を低減するようにしたことを特徴とするインクジェット記録方法。 - 印字信号により生成された駆動波形に基づき圧電素子等により液滴の吐出力を得るオンデマンド吐出方式のインクノズルと、吐出したインク液滴に対して飛行方向を曲げる制御を行う液滴偏向装置を備えたインクジェット記録装置の記録方法において、
一箇所に着地させようとするインク液滴が2つの液滴として飛行を開始する際、前方の液滴と後方の液滴の塊の半径をそれぞれr1及びr2、これらの塊の偏向角の差をθ[rad]、偏向力が最も大きく加わる場所から,記録メディアまでの距離をL2とするとき、L2≦(r1+r2)/θの関係を満たすように、前記偏向力を与える機構の位置またはインク液滴に付与する偏向力の少なくともいずれか一つを調節し、前方の液滴と後方の液滴との相対的な液滴速度の差を低減するようにしたことを特徴とするインクジェット記録方法。
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JPS56150565A (en) * | 1980-04-24 | 1981-11-21 | Sharp Corp | Forming method for dot row of ink jet printer |
JPS63296957A (ja) * | 1987-05-29 | 1988-12-05 | Fuji Xerox Co Ltd | インクジエツトプリントヘツド |
JPH1034900A (ja) * | 1996-07-22 | 1998-02-10 | Toray Ind Inc | インクジェット記録装置および方法 |
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