JP4630585B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものであり、特に、その装置の動作完了後における原稿および印刷済み用紙の取り忘れ防止技術に関するものである。
従来より、画像形成装置の動作完了後において、原稿の取り忘れを防止するため、ユーザーが装置から立ち去ったあるいはユーザーが代わったにもかかわらず複写台上に原稿が残っていると検出された場合には、原稿の取り忘れがあることを音声メッセージで報知を行う画像形成装置が開示・提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
また、同じく特許文献1では、複写済み用紙の取り忘れを防止するために、装置の動作完了後に、ユーザーが装置から立ち去ったあるいはユーザーが代わったにもかかわらず排出トレイやソータ内に複写済み用紙が残っていると検出された場合には、複写済み用紙の取り忘れがあることを音声メッセージで報知を行う画像形成装置が開示・提案されている。
特開2000−201245号公報
確かに、上記構成から成る画像形成装置であれば、画像形成装置の動作完了後において、原稿や複写済み用紙の取り忘れを防止することができる。
しかしながら、特許文献1では、ユーザーが原稿を取り忘れたのではなく、一時的に装置から離れた場合でも、装置から完全に立ち去ったあるいは交代した場合と区別することなく同様な音声メッセージが出力されるため、その音声メッセージからユーザーが一時的に離れた場合、あるいはユーザーが完全に立ち去ったあるいは交代した場合のいずれのものであるか判断することができなかった。また、一時的に装置から離れたユーザーは、原稿を取り忘れたという印象を受けしまい、一時的に装置から離れたユーザーに対して配慮が欠ける構成となっていた。
本発明は、上記の問題点に鑑み、装置の動作完了後における原稿や印刷済み用紙の取り忘れを防ぐための報知において、ユーザーが一時的に装置から離れたと判断された場合とユーザーが完全に立ち去ったあるいは交代したと判断される場合とで異なった報知を行うことが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、原稿画像を取り込んで画像データを生成する原稿取込部と、該原稿取込部の原稿の有無を検出する原稿検出手段と、前記画像データに基づいて用紙への画像出力を行う画像形成部と、該画像形成部により画像が形成された用紙の排紙先と成る排紙部と、該排紙部の画像形成済み用紙の有無を検出する用紙検出手段と、ユーザーの装置からの立ち去りまたは交代を検出するユーザー検出手段と、を有して成り、前記原稿検出手段、前記用紙検出手段および前記ユーザー検出手段の検出結果が、それぞれ原稿有、画像形成済み用紙無、およびユーザーの装置からの立ち去り有または交代有であった場合には、第1の報知強度で、原稿の取り忘れがある旨の報知を行い、それぞれ原稿有、画像形成済み用紙有、およびユーザーの装置からの立ち去り有または交代有であった場合には、前記第1の報知強度よりも弱い第2の報知強度で、原稿の取り忘れがある旨、または、原稿および画像形成済み用紙の取り忘れがある旨の報知を行う報知手段を有して成る構成とするとよい。
また、本発明に係る画像形成装置は、原稿画像を取り込んで画像データを生成する原稿取込部と、該原稿取込部の原稿の有無を検出する原稿検出手段と、前記画像データに基づいて用紙への画像出力を行う画像形成部と、該画像形成部により画像が形成された用紙の排紙先と成る排紙部と、該排紙部の画像形成済み用紙の有無を検出する用紙検出手段と、ユーザーの装置からの立ち去りまたは交代を検出するユーザー検出手段と、を有して成り、前記原稿検出手段、前記用紙検出手段および前記ユーザー検出手段の検出結果が、それぞれ原稿無、画像形成済み用紙有、およびユーザーの装置からの立ち去り有または交代有であった場合には、第1の報知強度で、画像形成済み用紙の取り忘れがある旨の報知を行い、それぞれ原稿有、画像形成済み用紙有、およびユーザーの装置からの立ち去り有または交代有であった場合には、前記第1の報知強度よりも弱い第2の報知強度で、画像形成済み用紙の取り忘れがある旨、または、原稿および画像形成済み用紙の取り忘れがある旨の報知を行う報知手段を有して成る構成とするとよい。
また、上記構成から成る画像形成装置の前記報知手段は、音声の出力を行うものであって、該音声の出力の内容、音量、音の長さおよび音質の少なくともいずれか1つを変更することにより、前記第1の報知強度および前記第2の報知強度を変化させる構成とするとよい。
また、上記構成から成る画像形成装置の前記報知手段は、視覚的な出力を行うものであって、該視覚的な出力の内容、色相、明度および彩度の少なくともいずれか1つを変更することにより、前記第1の報知強度および前記第2の報知強度を変化させる構成とするとよい。
上記したように、本発明に係る画像形成装置であれば、装置の動作完了後における原稿や複写済み用紙の取り忘れを防ぐことが可能に成るとともに、原稿や印刷済み用紙の取り忘れを防ぐための報知において、装置を使用していたユーザーが一時的に装置から離れた場合と、該ユーザーが完全に立ち去ったあるいは交代した場合と、で異なった報知を行うことが可能となり、ユーザーはいずれの場合の報知であるのか判断することが可能となる。
以下では、本発明を複写機に適用した場合を例に挙げて説明を行う。図1は本発明に係る複写機の要部構成を示すブロック図であり、図2は本発明に係る複写機の要部構造を模式的に示す縦断面図である。本実施形態の複写機1は、両図に示すように、装置全体の動作を制御する中央演算処理装置10(以下、CPU[Central Processing Unit]10と呼ぶ)と、原稿を自動搬送し、搬送された原稿の画像を取り込んで画像データを生成する原稿取込部11と、操作手段(テンキーやタッチパネルなど)と表示手段(液晶ディスプレイなど)から成る操作表示部12と、画像データに基づいて用紙への画像出力を行う画像形成部13(プリンタヘッドや感光ドラムから成るプリント部131と、該プリント部131で得られた画像出力を用紙に定着させる定着部132とを含む)と、画像形成部13に給紙を行う給紙部14と、各種制御プログラムおよび報知に関する情報等が格納されたROM[Read Only Memory]やワーク領域として用いられるRAM[Random Access Memory]から成るメモリ部15と、複写済み用紙の排紙先と成る排紙部16と、ユーザーへの報知手段(音源回路やスピーカーなど)から成るメッセージ出力部17と、ユーザーの複写機1からの立ち去りまたはユーザーの交代を検出するユーザー検出部18と、を有して成る。
CPU10は、装置全体の動作を制御するほか、後ほど詳細に説明するユーザーの原稿や複写済み用紙の取り忘れを防ぐための報知に関する処理を行う。
給紙部14は、画像形成部13への給紙元となる複数段(本実施形態では3段)の用紙収納部141と、各用紙収納部141から画像形成部13への共通した用紙搬送経路となる用紙搬送部142と、を有して成る。
原稿取込部11は、原稿の自動搬送を行う原稿搬送部110と、原稿が配置され、原稿画像取込手段による原稿画像の取込領域と成る原稿画像取込窓116と、原稿画像取込窓116上の原稿の有無を検知する取込窓センサ115と、を有して成る。
また、原稿搬送部110は、原稿の自動搬送を行う際に原稿がセットされる原稿台111と、原稿台111上の原稿の有無を検知する原稿台センサ112と、原稿台111に配置された原稿を搬送する給送ローラ113と、原稿画像の取り込みが完了した原稿の排出先と成る原稿排出トレイ119と、搬送ローラ113により搬送されてきた原稿を原稿画像取込窓116並びに原稿排出トレイ119に搬送する搬送ベルト114と、搬送ベルト114により搬送されてきた原稿を原稿排出トレイ119に排出する排出ローラ117と、原稿排出トレイ119上の原稿の有無を検知する排出原稿センサ118と、を有して成る。
排紙部16は、複写済みの用紙が排紙される排紙トレイ161と、排紙トレイ161上の複写済み用紙の有無を検知する排紙センサ162と、を有して成る。
なお、上記構成から成る複写機1の排紙トレイ161の代わりに、出力ソートからステイプル、さらにはパンチ、折曲げまでの後処理を一括して行うことで、生産性の向上を図ることが可能となる複数段のトレイ部やソータ部、及びステイプル部、パンチ部、折曲げ部などを有して成るフィニッシャを取り付けた構成としてもよい。この場合には、複写済み用紙の排紙先となる各トレイや各ソータに、複写済み用紙の有無を検知する排紙センサを設けるよい。
メッセージ出力部17は、CPU10によりメモリ部15に記憶された報知内容を音により出力するスピーカー171を有して成る。
ユーザー検出部18は、装置前面に備えられ、所定の検知領域内に侵入したユーザーを検知するユーザー検知センサ181と、予め複写機1に登録されたユーザーの情報を記憶した磁気カードが挿入されると、その情報を読み取る磁気カードリーダー182と、を有して成る。
次に、上記構成から成る複写機1における原稿複写動作について説明する。複写機1における原稿複写動作では、まず複数枚の原稿が、原稿台111に原稿画像面を上にしてセットされると、原稿台センサ112により原稿が有ることが検知される。続いて、操作表示部12の図示していないスタートキーが押下されると、原稿は、一番下の原稿から給送ローラ113および搬送ベルト114によって、原稿画像取込窓116の所定の位置に搬送される。このとき、取込窓センサ115は、原稿画像取込窓116上に原稿が有ることを検知する。図示していない原稿画像取込手段により該原稿画像の取り込み(画像データの生成)が行われる。そして、原稿画像の取り込みが完了した原稿は、搬送ベルト114および排出ローラ117によって原稿排出トレイ119に排出される。この時、排出原稿センサ118は原稿排出トレイ119上に原稿が有ることを検知する。
一方、生成された画像データは、一旦メモリ部15に格納された後、再び読み出されて画像形成部13に送出される。その後、画像形成部13では、入力された画像データに基づく用紙への画像形成処理並びに定着処理が行われる。続いて、複写済み用紙は、排紙トレイ161に排紙される。このとき、排紙センサ162が、複写済み用紙を検知する。そして、原稿台センサ112が原稿を検知した場合には、上記と同様に引き続き原稿の複写動作が行われる。
なお、本実施形態の複写機1は、原稿や複写済み用紙の取り忘れを防ぐための報知に関する制御に特徴を有している。そこで、以下では、図を参照しながら、本実施形態の複写機1における原稿や複写済み用紙の取り忘れを防ぐための報知に関する制御について詳細な説明を行う。
まず、複写機1の複写動作完了後における原稿取込部11の原稿、排紙トレイ161上の複写済み用紙、ユーザーの複写機1からの立ち去りおよび交代の有無に関する検出について以下に説明する。
原稿取込部11上の原稿の検出は、原稿台センサ112、取込窓センサ115および排出原稿センサ118のうち少なくともいずれか1つによって原稿が検知されると、CPU10により原稿取込部11に原稿有りと判定されることで行われる。
排紙トレイ161上の複写済み用紙の検出は、排紙センサ162によって原稿が検知されると、CPU10により排紙トレイ161に用紙有りと判定されることで行われる。
ユーザーの複写機1からの立ち去りの検出は、検出領域から検出領域外へのユーザーの移動がユーザー検知センサ181により検知された後、所定の時間経過しても再びユーザーがユーザー検知センサ181によって検知されない場合には、CPU10によりユーザーの立ち去りと判定されることで行われる。
また、ユーザーの交代の検出は、以下のとおりである。まず、複写機1の使用開始時に、ユーザーが該ユーザーの情報の記録された磁気カードを磁気カードリーダー182に挿入する。磁気カードリーダー182に読み取られたその情報が、予めメモリ部15に記憶された各ユーザーの情報との照合により、一致したものがあれば、複写機1の使用が許可される。そして、該ユーザーによる複写機1の使用記録がメモリ部15に記憶される。続いて、複写機1の使用後にユーザーの磁気カードが抜かれ、新たに異なるユーザーの磁気カードが、磁気カードリーダー182に挿入され、そのユーザー情報が磁気カードリーダー182に読み取られた際に、CPU10によりメモリ部15に記憶された前回使用したユーザーの記録と照合され、異なるユーザーであれば、ユーザーが交代したと判定されることで行われる。
次に、複写機1の複写動作完了後に、原稿取込部11の原稿、排紙トレイ161上の複写済み用紙、ユーザーの複写機1からの立ち去りおよび交代の有無を検出した際の報知について以下に説明する。図3は、複写機1の複写動作完了後における各検出パターンに対する報知を説明するための図である。
原稿の取り忘れに対する報知において、従来の複写機では、ユーザーの装置からの立ち去りあるいは交代、および原稿取込部の原稿の有無が検出される構成であったため、ユーザーの装置からの立ち去りあるいは交代有り、および原稿取込部に原稿有りと検出された場合には、ユーザーが一時的に複写機から離れたかどうか、ユーザーが完全に装置から立ち去ったあるいは交代したかどうか判断が行えず、前述のように原稿の取り忘れがあることが同様な音声メッセージで報知されていた。
そこで、本発明では、更に、排紙トレイ161上の複写済み用紙の有無も検出される構成とし、排紙トレイ161上に複写済み用紙が無い場合、つまり図3の検出パターンaのように原稿取込部11に原稿有り、排紙トレイ161上に用紙無し、ユーザーの複写機1からの立ち去りあるいは交代が有り、と検出された場合には、排紙トレイ161上に複写済み用紙が取り去られているため、ユーザーが完全に複写機1から立ち去ったあるいは交代したものと判断できる。よって、この場合には、スピーカー171から検出パターンcより大きい音量で、原稿の取り忘れがあることが音声メッセージにより出力される(すなわち、強い報知)。
さらに、排紙トレイ161上に複写済み用紙が有る場合、つまり図3の検出パターンcのように、原稿取込部11に原稿有り、排紙トレイ161上に用紙有り、ユーザーの複写機1からの立ち去りあるいは交代が有り、と検出された場合には、複写済み用紙が取り去られていないため、ユーザーが完全に複写機1から立ち去ったあるいは交代したと考えられず、一時的に離れただけで再び複写機1に戻って来るものと判断できる。よって、この場合には、スピーカー171から検出パターンaより小さい音量で、原稿の取り忘れあること、複写済み用紙の取り忘れのあること、または原稿および複写済み用紙の取り忘れがあることが音声メッセージで出力される(すなわち、弱い報知)。
また、複写済み用紙の取り忘れに対する報知において、従来の複写機では、ユーザーの装置からの立ち去りあるいは交代、および排紙トレイ上に複写済み用紙の有無を検出する構成であったため、ユーザーの装置からの立ち去りあるいは交代有り、および排紙トレイ上に複写済み用紙有りと検出された場合には、ユーザーが一時的に装置から離れたかどうか、ユーザーが完全に装置から立ち去ったあるいは交代したかどうか判断が行えず、用紙の取り忘れがあることが同様な音声メッセージで報知されていた。
そこで、本発明では、前述のように、更に原稿取込部11の原稿の有無も検出される構成となっており、原稿取込部11に原稿が無い場合、つまり図3の検出パターンbのように、原稿取込部11に原稿無し、排紙トレイ161上に用紙有り、ユーザーの複写機1からの立ち去りあるいは交代が有り、と検出された場合には、原稿取込部11に原稿が無いため、ユーザーは、完全に複写機1から立ち去ったあるいは交代したと判断できる。よって、この場合には、スピーカー171から検出パターンcより大きい音量で、複写済み用紙の取り忘れがあることが音声メッセージで出力される(すなわち、強い報知)。
また、原稿取込部11に原稿が有る場合、つまり検出パターンcのように、原稿取込部11に原稿有り、排紙トレイ161上に用紙有り、ユーザーの複写機1からの立ち去りあるいは交代が有り、と検出された場合には、原稿取込部11に原稿が取り去られているため、ユーザーは、完全に複写機1から立ち去ったあるいは交代したと考えられず、一時的に離れただけで再び複写機1に戻って来ると判断できる。よって、この場合には、前述のようにスピーカー171から検出パターンbより小さい音量で、複写済み用紙の取り忘れのあること、原稿の取り忘れあること、または原稿および複写済み用紙の取り忘れがあることが音声メッセージで出力される(すなわち、弱い報知)。
また、上記で説明した検出パターンとは異なる場合での報知について以下に説明する。図3の検出パターンdに示すように、原稿取込部11に原稿無し、排紙トレイ161に用紙無し、ユーザーの複写機1からの立ち去りあるいは交代が有り、と検出された場合には、原稿および用紙の取り忘れは無いため、スピーカー171から音声メッセージは出力されない。
また、図3の検出パターンeに示すように、原稿取込部11に原稿有り、排紙トレイ161に用紙有り、ユーザーの複写機1からの立ち去りあるいは交代が無し、と検出された場合、および図3の検出パターンfに示すように、原稿取込部11に原稿有り、排紙トレイ161に用紙無し、ユーザーの複写機1からの立ち去りあるいは交代が無し、と検出された場合には、ユーザーは複写機1から離れておらず原稿や用紙を取り忘れたとは考えられないため、スピーカー171からの音声メッセージは出力されない。
なお、上記では、ユーザーが一時的に複写機1から離れたと判断された場合とユーザーが完全に立ち去ったあるいは交代したと判断される場合とで異なる報知を行うために、検出パターンに応じて音声メッセージの音量を変更して報知が行われていたが、検出パターンに応じて音声メッセージのメッセージ内容、音量、音の長さおよび音質の少なくともいずれか1つを変化させて音声メッセージに強弱をつけて報知が行われてもよい。
従って、上記に説明したように、本実施形態の複写機1であれば、報知手段に音声メッセージを用いることで、複写機1の動作完了後における原稿や複写済み用紙の取り忘れを防ぐことが可能であるとともに、ユーザーが一時的に複写機1から離れたと判断された場合とユーザーが完全に立ち去ったあるいは交代したと判断される場合と、で音声メッセージに強弱を設けることにより、ユーザーが一時的に複写機1から離れた場合の報知なのか、ユーザーが完全に立ち去ったあるいは交代した場合のいずれの報知であるのか判断することができる。
また、上記では報知手段として音声メッセージを用いた方法を説明したが、発光ダイオードの点灯や発光ダイオードディスプレイへの表示等を利用した視覚的なメッセージを報知手段に用いてもよい。
例えば、音声メッセージの出力を行うスピーカー171の代わりに、発光ダイオードディスプレイを複写機1に設ける。前述のように、複写機1の複写動作完了後における原稿取込部11の原稿、排紙トレイ161上の複写済み用紙、ユーザーの複写機1からの立ち去りおよび交代の有無に関する検出が、前述の検出パターンcのようにユーザーが複写機1から一時的に離れたと判断される場合には、検出パターンaや検出パターンbのようにユーザーが完全に立ち去ったあるいは交代したと判断される場合よりも、発光ダイオードディスプレイへの報知内容が暗く表示される。
つまり、図3に示すように、CPU10の制御により、検出パターンaの場合には、発光ダイオードディスプレイに検出パターンcより明るい明るさで、原稿の取り忘れがあることが表示される。検出パターンbの場合には、発光ダイオードディスプレイに検出パターンcより明るい明るさで、用紙の取り忘れがあることが表示される。検出パターンcの場合には、発光ダイオードディスプレイに検出パターンaや検出パターンbより暗い明るさで、原稿の取り忘れあること、複写済み用紙の取り忘れのあること、または原稿および複写済み用紙の取り忘れがあることが表示される。よって、上記のように検出パターンに応じて発光ダイオードディスプレイの明るさを変更することにより、ユーザーが一時的に複写機1から離れた場合の報知、あるいはユーザーが完全に立ち去ったあるいは交代した場合の報知のいずれであるのか判断することができる。
また、発光ダイオードの点灯を視覚的なメッセージに利用した場合を以下に説明する。図4は、発光ダイオードの点灯による視覚的メーセージを説明するための図である。例えば、図4に示すように、複写機1のスピーカー171の代わりに、3個の発光ダイオード172を設ける。前述の検出パターンaや検出パターンbのようにユーザーが完全に立ち去ったあるいは交代したと判断される場合には、検出パターンcのようにユーザーが複写機1から一時的に離れたと判断される場合よりも、発光ダイオード172aが多く3つとも点灯され、検出パターンcの場合には、発光ダイオード172bを1つ点灯される。
なお、上記では、ユーザーが一時的に複写機1から離れたと判断された場合とユーザーが完全に立ち去ったあるいは交代したと判断される場合とで異なった報知を行うために、検出パターンに応じて発光ダイオードディスプレイの明るさ(すなわち、明度)や発光ダイオードの点灯数を変更して報知が行われていたが、検出パターンに応じて視覚的メッセージのメッセージ内容、色相、明度、および彩度の少なくともいずれか1つを変化させて視覚的メッセージに強弱をつけて報知が行なわれてもよい。
従って、上記に説明したように、本実施形態の複写機1であれば、報知手段に視覚的メッセージを用いることで、複写機1の動作完了後における原稿や複写済み用紙の取り忘れを防ぐことが可能であるとともに、原稿や複写済み用紙の取り忘れを防ぐ報知において、ユーザーが一時的に複写機1から離れたと判断された場合とユーザーが完全に立ち去ったあるいは交代したと判断される場合と、で視覚的メッセージに強弱を設けることにより、ユーザーが一時的に複写機1から離れた場合の報知、あるいはユーザーが完全に立ち去ったあるいは交代した場合の報知のいずれであるのか判断することができる。
また、報知手段に前述の音声メッセージと視覚的メッセージを同時に用いてもよい。これにより、複写機1の動作完了後における原稿および複写済み用紙の取り忘れを防止する効果を更に上げることが可能となる。
本発明は、複写機の他にも、ファクシミリなどの画像形成装置に全般に広く適用が可能であり、その装置の利用後における原稿および印刷済み用紙の取り忘れ防止に有用な技術である。
は、本発明に係る複写機の要部構成を示すブロック図である。 は、本発明に係る複写機の要部構造を模式的に示す縦断面図である。 は、複写機の複写動作完了後における各検出パターンに対する報知内容を説明するための図である。 は、発光ダイオードの点灯による視覚的メーセージを説明するための図である。
符号の説明
1 複写機
10 中央演算処理装置(CPU)
11 原稿取込部
110 原稿搬送部
111 原稿台
112 原稿台センサ
113 搬送ローラ
114 搬送ベルト
115 取込窓センサ
116 原稿画像取込窓
117 排出ローラ
118 排出原稿センサ
119 原稿排出トレイ
12 操作表示部
13 画像形成部
131 プリント部
132 定着部
14 給紙部
15 メモリ部
16 排紙部
161 排紙トレイ
162 排紙センサ
17 メッセージ出力部
171 スピーカー
172 発光ダイオード
18 ユーザー検出部
181 ユーザー検知センサ
182 磁気カードリーダー

Claims (4)

  1. 原稿画像を取り込んで画像データを生成する原稿取込部と、該原稿取込部の原稿の有無を検出する原稿検出手段と、前記画像データに基づいて用紙への画像出力を行う画像形成部と、該画像形成部により画像が形成された用紙の排紙先と成る排紙部と、該排紙部の画像形成済み用紙の有無を検出する用紙検出手段と、ユーザーの装置からの立ち去りまたは交代を検出するユーザー検出手段と、を有して成る画像形成装置において、
    前記原稿検出手段、前記用紙検出手段および前記ユーザー検出手段の検出結果が、
    それぞれ原稿有、画像形成済み用紙無、およびユーザーの装置からの立ち去り有または交代有であった場合には、第1の音量で、原稿の取り忘れがある旨の報知を行い、
    それぞれ原稿有、画像形成済み用紙有、およびユーザーの装置からの立ち去り有または交代有であった場合には、前記第1の音量よりも小さい第2の音量で、原稿の取り忘れがある旨、または、原稿および画像形成済み用紙の取り忘れがある旨の報知を行う報知手段を有して成ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 原稿画像を取り込んで画像データを生成する原稿取込部と、該原稿取込部の原稿の有無を検出する原稿検出手段と、前記画像データに基づいて用紙への画像出力を行う画像形成部と、該画像形成部により画像が形成された用紙の排紙先と成る排紙部と、該排紙部の画像形成済み用紙の有無を検出する用紙検出手段と、ユーザーの装置からの立ち去りまたは交代を検出するユーザー検出手段と、を有して成る画像形成装置において、
    前記原稿検出手段、前記用紙検出手段および前記ユーザー検出手段の検出結果が、
    それぞれ原稿無、画像形成済み用紙有、およびユーザーの装置からの立ち去り有または交代有であった場合には、第1の音量で、画像形成済み用紙の取り忘れがある旨の報知を行い、
    それぞれ原稿有、画像形成済み用紙有、およびユーザーの装置からの立ち去り有または交代有であった場合には、前記第1の音量よりも小さい第2の音量で、画像形成済み用紙の取り忘れがある旨、または、原稿および画像形成済み用紙の取り忘れがある旨の報知を行う報知手段を有して成ることを特徴とする画像形成装置。
  3. 原稿画像を取り込んで画像データを生成する原稿取込部と、該原稿取込部の原稿の有無を検出する原稿検出手段と、前記画像データに基づいて用紙への画像出力を行う画像形成部と、該画像形成部により画像が形成された用紙の排紙先と成る排紙部と、該排紙部の画像形成済み用紙の有無を検出する用紙検出手段と、ユーザーの装置からの立ち去りまたは交代を検出するユーザー検出手段と、を有して成る画像形成装置において、
    前記原稿検出手段、前記用紙検出手段および前記ユーザー検出手段の検出結果が、
    それぞれ原稿有、画像形成済み用紙無、およびユーザーの装置からの立ち去り有または交代有であった場合には、第1の明るさで、原稿の取り忘れがある旨の報知を行い、
    それぞれ原稿有、画像形成済み用紙有、およびユーザーの装置からの立ち去り有または交代有であった場合には、前記第1の明るさよりも暗い第2の明るさで、原稿の取り忘れがある旨、または、原稿および画像形成済み用紙の取り忘れがある旨の報知を行う報知手段を有して成ることを特徴とする画像形成装置。
  4. 原稿画像を取り込んで画像データを生成する原稿取込部と、該原稿取込部の原稿の有無を検出する原稿検出手段と、前記画像データに基づいて用紙への画像出力を行う画像形成部と、該画像形成部により画像が形成された用紙の排紙先と成る排紙部と、該排紙部の画像形成済み用紙の有無を検出する用紙検出手段と、ユーザーの装置からの立ち去りまたは交代を検出するユーザー検出手段と、を有して成る画像形成装置において、
    前記原稿検出手段、前記用紙検出手段および前記ユーザー検出手段の検出結果が、
    それぞれ原稿無、画像形成済み用紙有、およびユーザーの装置からの立ち去り有または交代有であった場合には、第1の明るさで、画像形成済み用紙の取り忘れがある旨の報知を行い、
    それぞれ原稿有、画像形成済み用紙有、およびユーザーの装置からの立ち去り有または交代有であった場合には、前記第1の明るさよりも暗い第2の明るさで、画像形成済み用紙の取り忘れがある旨、または、原稿および画像形成済み用紙の取り忘れがある旨の報知を行う報知手段を有して成ることを特徴とする画像形成装置。
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