JP4630035B2 - タイヤ識別用データとoem乗り物識別用データを統合する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、概して、タイヤのデータを乗り物の情報システムに統合する方法に関し、特にタイヤ空気圧監視システムを有するタイヤ用システム内の方法に関する。
乗り物の、安全で、効率的で、そして経済的な運転が、乗り物のタイヤ内の正しい空気圧の維持にかなりの程度依存している。間違った空気圧を速やかに修正しないと、タイヤが過度に摩耗したり、破裂したり、燃費が悪化したり、操舵が困難になることがある。したがって、空気入りタイヤの空気抜けを運転者に警告する低空気圧警告システムを乗り物内に設けることが、一般に望ましい。運転者に警告する手段には、ダッシュボード上のライトや音声アラームが含まれる。
そのような目的のために、空気入りタイヤの空気圧を監視し、乗り物の運転者に現在のタイヤ空気圧を示すか、空気圧が所定のレベル未満に低下したときに運転者に警告する、多数の電子装置とシステムが知られている。たとえば、無線周波数の信号の送受信が可能で、圧力と温度などの1つまたは2つ以上の計測された状態を示す可変情報(データ)を、適切な形式で送信信号に印加するトランスポンダを使用して、タイヤの空気圧を監視することが知られている。本明細書で使用する「タグ」は、送受信の機能を有しているトランスポンダ、または送信機能だけを有している装置を指す。一般に、タイヤ空気圧監視システム(TPMS)は、タイヤ内のタグと、乗り物内に設けられている受信機を有しているシステム全体を指す。
乗り物の各タイヤ内に、タグと、関連する状態センサを取り付け、乗り物に取り付けられている受信機を使用して、各トランスポンダから情報を収集することが知られている。タグは、空気入れバルブの口金に取り付けたり、タイヤの内側のライナに取り付けられることもある。受信機によってタグから受信されたデータは、乗り物の運転者に、各タイヤの状態について警告する表示ユニットに送信される。適切な表示のためにセンサのデータを受信し、解釈する電子データ処理回路群は、通常、TPMSの一部である。当業界内の共通のアプローチは、トランスポンダを、集積回路チップとして、タグ内のプリント回路基板上に実装することである。特定用途向け集積回路(ASIC)が通常採用され、計測データまたはトランスポンダ識別データを格納するメモリを含むことがある。トランスポンダから読み取り器へのデータの送信は通常、無線周波数(RF)信号の送信によって容易になる。
当業界内では、タグとトランスポンダが、電子部品により製造され、タイヤへの組み込みのためにタイヤの製造業者に供給されることが一般に行われている。トランスポンダと、これに動作可能に連結されているタイヤ用タグを有するタイヤは次に、相手先商標による製造業者(OEM)に搬送され、製造ラインの乗り物に取り付けられる。所定の乗り物用のタイヤは一般に、シャシフレームに、組み立てラインのある地点で取り付けられ、シャシと共に組み立てラインの終点に進む。
乗り物用電子システムを制御し監視するために、乗り物用電子制御ユニット(ECU)を乗り物の内部に組み込むことも、当業界で使用されている乗り物の製造工程では標準的なやり方である。ECUは、組み立て工程中に乗り物内に組み込まれ、電子部品とシステムの設置時に、それらに相互に接続される。乗り物用電子制御ユニット(ECU)は、組み立て工程の終点または終点の近くで、部品とシステムの動作性能を試験する、システム診断試験を実行する。通常、診断試験で得られたデータは、それから、OEMのデータベースにアップロードされ、将来必要が生じたときに参照するために保持される。
トランスポンダとタグの身元は、そのような部品の製造業者によって、識別用コードで指定される。同様に、タイヤの製造業者は、自身が製造する各タイヤを識別用コードで識別する情報システムデータベースを保有している。同様に、OEMも、一般に乗り物識別番号(VIN)と呼ばれる、乗り物固有の識別用コードを利用している。VINは、情報システムのデータベース内に保持されていて、所定の乗り物をその動作寿命を通して、追跡するための基礎となる。乗り物内の様々なシステムの動作を電子的に制御する乗り物用電子制御ユニット(ECU)は、VIN識別番号でさらにコード化されていることがある。OEMはさらに、特定の乗り物に取り付けられている特定のタイヤを識別する部品番号を採用することもある。部品番号は通常、在庫管理と再注文用手続きのために使用される。
特定のタイヤを、組み立てライン上の、そのタイヤが取り付けられている乗り物と相互参照できるように、タイヤ識別用情報をOEMが保持することが、一般に望ましい。そのようなタイヤ識別用データは、手作業でデータベースに入力することもできるが、そのような処理は非効率的で、労働集約的であり、そのため、好ましくないことには製造コストが増す。あるいは、製造業者(OEM)が、タイヤが読み取り器を通過するときに、タイヤの身元をタイヤから読み取る読み取り器を組み立てラインに沿って使用することもできる。しかし、タイヤ識別用コードを読み取る目的のためだけに、組み立てラインに沿って、そのようなタイヤ用読み取り器の専用システムを使用することは高価であり、非効率的である。
トランスポンダ/タグの製造業者、タイヤの製造業者、および乗り物の製造業者の間の責任の前述した区分は、各製造業者がそれぞれの専門分野で活動し、各製造業者により製造された製品を識別するそれぞれのデータベースを保守していれば、概ね良好に機能する。しかし、従来は、トランスポンダ/タグの製造業者、タイヤの製造業者、および乗り物の製造業者のデータを、容易にアクセスができる1つのデータベースに都合良く統合する、系統だった方法またはプロセスは存在しなかった。特に、トランスポンダ/タグの識別用コード、タイヤの識別用コード、および乗り物の識別用コードと、動作パラメータを、そのようなデータを相互参照する必要があるそれらの各製造業者が、将来参照できるように、1つのデータベースに都合良く、かつ容易に関連付ける、系統だった方法またはプロセスは存在しなかった。そのような必要性を有する各製造業者としては、トランスポンダ/タグの製造業者、タイヤの製造業者、乗り物の製造業者、乗り物の販売と保守を担当する、下流の販売業者が考えられる。
したがって、組み立てラインに沿った外部の専用のアンテナと読み取り器システムの必要なしに、信頼性のあるタイヤ識別データを収集し保守するシステムに対する要求が長い間あった。さらに、利害関係のある者が容易にアクセスできるように、トランスポンダ/タグのデータ、タイヤのデータ、および乗り物のデータと、関連する情報を効果的にそして効率的に収集し1つのデータベースに格納する方法と手順に対する要求がある。乗り物の販売業者はそれによって、たとえば、所定のタイヤが変更されたり、交換されているかどうかを判断するために、データベースのタイヤの情報に都合良くアクセスし、検索することができるであろう。そのような機能は、もしそれが使用可能になると、乗り物を販売し修理する乗り物の販売業者ばかりでなく、トランスポンダの製造業者、タイヤの製造業者、乗り物の製造業者にも、TPMSを構成しているさまざまな構成部品の履歴を追跡する手段を提供する上で好ましいであろう。したがって、システムや構成部品が故障した場合、TPMSを作るために当初組み合わされたさまざまな構成部品の身元を確認するために、特定の情報が利用できるであろう。さらに、システムの誤動作や損傷が発生した場合に故障解析を支援するために、TPMSの全体または一部の交換や代用を、乗り物の寿命を通して監視することもできる。
本発明は、タイヤ識別用データとOEM乗り物識別用データを統合する方法を提供する。
本発明の1つの態様によれば、この方法は、
a.トランスポンダと、少なくとも圧力センサを有するタイヤタグと、を含むタイヤ用タグ手段を製造するステップと、
b.前記圧力センサをタグ機能のために較正するステップと、
c.タグ識別および較正データをタグメモリに書き込むステップと、
d.前記タイヤ用タグ手段をタイヤ製造業者に搬送するステップと
e.タグとアンテナのアセンブリを製造するステップと
f.前記のタグとアンテナのアセンブリをタイヤに組み込むステップと、
g.イヤ識別用データをタグメモリに書き込むステップと、
h.前記タイヤをOEMに搬送するステップと
i.乗り物システムを初期化するステップと
j.前記タイヤ識別用データを前記タグメモリから前記乗り物の電子制御ユニットに読み出すステップと、
k.前記タイヤ識別用データを前記電子制御ユニットからOEMのデータベースにアップロードするステップと
を有する。
本発明の実施態様によれば、この方法は、前記タイヤをOEMに搬送する前に、OEM部品番号を前記タグメモリに書き込むステップを有する。本発明の他の実施態様によれば、この方法は、前記乗り物電子制御ユニット内の前記タイヤ識別用データを、前記乗り物の耐用年数にわたって前記乗り物によって使用されたタイヤの前記タイヤ識別用データに対して確認するステップを有する。
定義
「軸線方向の」および「軸線方向に」は、タイヤの回転の軸線に平行なラインまたは方向を意味する。
「ビード」または「ビードコア」は、タイヤをリムに保持することに関連している、半径方向内側の環状の引張部材を有していて、プライコードに被覆されていて、他の補強部材を使用して、または他の補強部材なしに形づくられている、タイヤの部分を一般に意味する。
「周方向」は、軸線方向に垂直な環状トレッドの表面の周囲に沿って延びている円形のラインまたはしばしば方向を意味するが、断面で見たときに、半径がトレッドの軸線方向の曲率を定めている、隣接している1組の円形の曲線部分の方向を意味することもある。
「インナー」はタイヤの内側に向かうことを意味し、「アウター」はタイヤの外側に向かうことを意味する。
「横方向」は、軸線方向に平行な方向を意味する。
「半径方向の(ラジアル)」および「半径方向に」は、タイヤの回転軸線に向けて、または回転軸線から離れるように、半径方向に延びている方向を意味する。
「ショルダ」は、トレッドの縁部のすぐ下のサイドウォールの上部を意味する。
「サイドウォール」は、トレッドとビードとの間のタイヤの部分を意味する。
本明細書で使用するように、「トランスポンダ」は、空気入りタイヤの空気圧などの状態を監視し、その情報を外部の装置に送信することができる電子装置(デバイス)である。外部の装置は、RF(無線周波数)読み取り器/質問器、または単にRF受信機とすることができる。単純な受信機は、トランスポンダが「アクティブ」で、それ自体の電源を有しているときに使用可能である。読み取り器/質問器は、トランスポンダが「パッシブ」で、読み取り器/質問器のRF信号から電源を得ているときに使用されるであろう。いずれの場合も、トランスポンダは、外部の装置と共に、タイヤ状態監視/警告システム全体の部品を構成する。透磁率と透電率の高い材料からなるトロイド状ボディは、トランスポンダに巻き線により連結されている。従来のシステムでは、アンテナは、トロイド状部ディに1次巻き線により結合されていて、トランスポンダは、トロイド状ボディに2次巻き線により結合されている。後述するように、本発明のやり方にしたがって、1次巻き線は、省略されている。したがって、トランスポンダをトロイド状ボディに結合している「2次」巻き線を、本明細書では、単に「巻き線」と呼ぶ。本開示と本発明のために、環状のシステムはこのトランスポンダに限定されているわけではない。つまり、通常入手可能な広範囲のトランスポンダ、センサ、関連する電子部品を筐体に入れて、本発明で使用することもできる。
本明細書で使用するように、「トロイド」は、透磁率と透電率の高い材料で作られ、連続した湾曲した表面で形成されていて、中央の貫通穴を有しているボディである。トロイド状ボディは、本明細書に記述されている発明から逸脱することなく、円柱状、横に長い形状、対称、または非対称であってもよい。本明細書で使用するように、「トロイド状ボディ」は、1つまたは2つ以上の巻き線を有しているトランスであってもよい。
RF信号を送受信するためにトランスポンダにはアンテナが必要である。アンテナは、本発明では、環状であり、製造中にタイヤに組み込むか、製造後の作業によりタイヤに取り付けるかの、いずれであってもよい。本発明で使用するように、「環状のアンテナ」は本発明の原理から逸脱することなく、円形、横に長い形状、対称、または非対称であってもよい。しかし、アンテナの好ましい形状は円形で、アンテナが取り付けられるタイヤのサイドウォールの領域に重なる大きさである。アンテナは、1本の電線を有していても、または2本以上の素線を有していてもよい。従来の導電性材料から作られている環状のアンテナと組み合わせて配置されている、市販のさまざまなトランスポンダ、センサ、および他の電子装置は、本発明の原理に合わせて使用するのに適している。
アンテナの電線用として用いることができる、材料には、鋼、アルミニウム、銅、その他の導電性電線がある。本明細書で開示されるように、電線の直径は、トランスポンダ用のアンテナとしての動作にとって、概ね重大ではないと考えられる。耐久性のためには、細い電線の多数の素線からなる、撚られた鋼製の電線が好ましい。使用可能な、電線の他の選択肢としては、リボンケーブル、フレキシブル回路、導電性フィルム、導電性ゴムなどがある。
最初に図1を参照すると、タイヤ12の中に配備されている、TPMSの好ましい実施形態10が示されている。タイヤ12は、ゴムやゴムの合成物などの従来の材料から従来の手段によって作られており、ラジアルプライまたはバイアスプライの構成を有していてもよい。典型的なタイヤ12は、トレッド14、ショルダ16、環状のサイドウォール18、および端部のビード20を有するように構成されている。内側のライナ22が形成され、タイヤの空洞24を形成している。タイヤ12は、外周のリムフランジ28と外側のリムフランジ表面30を有している環状のリム26上に取り付けられるようになっている。リム26は、従来と同様に構成され、鋼などの適切な大きさの強度を有している金属からなっている。
環状のアンテナ32が設けられており、好ましい実施形態では、正弦波状の形状を実現している。あるいは、アンテナ32は、望むならば、別のパターンに形成されていたり、直線状の電線を有していてもよく、線状の電線、被覆された電線、または撚った電線であってもよい。電線の材料として使用できる材料には、鋼、アルミニウム、銅、その他の導電性の電線がある。前述したように、電線の直径は、アンテナとしての動作にとって、一般に重要ではないと考えられており、細い電線の多数の撚り線が好ましい。アンテナ32の曲線からなる形状は柔軟性をもたらし、製造中と以下で説明する使用中の破損のおそれを最小にする。
引き続き図1を参照すると、前述した一般的な種類のトランスポンダモジュール34が設けられていて、圧力や温度などのタイヤパラメータを検出する手段を有していてもよい。装置10の一部として、図示の環状の形状に形成されている材料で作られている支持用帯36が含まれている。支持用帯36は、ゴムやプラスチックなどの、産業界では一般的な、電気絶縁性の、好ましくは、半硬質のエラストマ材料で形成されている。帯36は、後述する方法で、アンテナの電線32とトランスポンダモジュール34の少なくとも一部を実質的に封入するように形成されている。そのため、製造後の状態では、装置10は、持ち運びと、タイヤ12への取り付けるための取り扱いが容易な、一体で、概ね円形で、半硬質のアセンブリ10内に、アンテナ32、トランスポンダモジュール34、および支持用帯36を有している。装置のアセンブリ10の直径は、タイヤ12の大きさと、タイヤ12上の好ましい取り付け位置の関数である。
図2は、環状の装置10のタイヤ12上での好ましい位置を示している。タイヤ12は、従来のやり方により、リム26に取り付けられている。タイヤ12のビード20は、フランジ28に押し付けられて、リム26内に配置されている。フランジ28の上側の表面30は、タイヤのビード20の下側の縁の上方に位置している。図からわかるように、フランジ28は、ビード20を有しているタイヤ12の下側の部分を密閉していて、タイヤ12の「RF干渉」領域38を定めている。領域38の上方の、サイドウォール18の位置の、タイヤ12の領域40は、さらに、「高ひずみ振幅」領域を定めている。乗り物に取り付けられているタイヤ12が動作中に、サイドウォール18が収縮すると、領域40では、高レベルのひずみが発生する。タイヤ12のトレッド部分14に位置している領域42は、本明細書では、説明のために「圧縮ひずみ」領域と呼ぶ。タイヤ12が動作状態で使用されているときに、タイヤ12に高レベルの圧縮ひずみが発生するのが領域42である。
図1と2を合わせて参照すると、装置10は、タイヤ12のライナ22に、タイヤ12の製造中、または、必要に応じて、製造後の組み立て作業中に取り付けられる。装置10は、接着剤を使用して取り付けられたり、製造中にタイヤ12自体に埋め込まれる。当業界でタイヤの継ぎ当てと修理に一般に利用されている接着剤を使用することができる。本発明にしたがって装置10が取り付けられるタイヤ12上の位置は、RF干渉領域38と高ひずみ振幅領域40との間に位置している図2の領域44である。領域38は比較的剛性が高く、リムフランジ28により保護されていて、タイヤの使用中には歪みのレベルが比較的低いので、領域38は、機械的な観点から有効であることがわかるであろう。しかし、電気的な観点からは、リムフランジ28により遮蔽されているタイヤ12の領域38は、トランスポンダ34の位置としては適していない。
タイヤ12のサイドウォール18の領域40内での装置10の位置は任意に選択することもできる。そのような位置では、リム26によるRF干渉を避けることができるであろう。しかし、サイドウォール18には、タイヤ12の動作中に、高レベルのひずみが発生する。それにより、サイドウォール18に取り付けられている構成部品の損傷や破損が発生することがある。同様に、装置10をタイヤ12のトレッド領域42に配置すると、リム26からのRF干渉を回避することができるであろうが、トレッド領域42には、タイヤ12の動作中に高い圧縮ひずみが発生する。そのため、タイヤ監視システム装置10をそのような場所に配置することは、機械的な観点からは好ましくないであろう。
したがって、装置10は、タイヤ12の領域44内に設置されることが好ましい。領域44は、タイヤ12がリム26に取り付けられた時に、リムフランジ28の上側の表面30の上方の実質的に10ミリから30ミリの間に位置している、概ね環状の領域である。領域44内では、装置10は、リム26のフランジ28からのRF干渉を受けない。さらに、領域44は、タイヤ12の、ひずみ振幅が比較的小さい領域である。したがって、タイヤ12の領域44は、リム26からのRF干渉を最小化する要求と、タイヤ12の動作中にタイヤ12に発生するひずみの力による損傷からの装置10の機械的保護とを均衡させる、装置10に対して最適な位置となる。
図3は、支持用帯36が省略され、アンテナ32とトランスポンダ34が、タイヤ12の製造中にタイヤ12に直接埋め込まれている、本装置10の他の実施形態を示している。アンテナ32は、前の段落で最適であると説明した、タイヤ12がリム26に取り付けられたときに、リムフランジ表面30の上方の約10から30ミリにある、領域44内に同様に配置されている。タイヤ12の製造中に、装置10をタイヤ12に取り付けることは、本発明により可能であるが、そのような作業は、タイヤ12の製造時に、トランスポンダ34とアンテナ32に、損傷を発生する可能性がある力が必然的に作用するため、好ましくない。また、露出している環状のアンテナ32とトランスポンダ34を埋め込むと、損傷や破損時にアセンブリ10の交換や修理が困難になる。そのため、製造後の工程で、装置10をタイヤ12に接着剤等により取り付けることが好ましい。製造後の組み立ての利点は、装置10がタイヤ製造工程の応力を受けず、破損時に装置10の取り外しと交換が容易になることである。さらに、図1に示している一体型の装置10は、製造済みのタイヤや使用済のタイヤに、接着剤で後で取り付けることも容易である。最後に、環状の装置10は、一体の組み立て体であり、さまざまな大きさの半製造のタイヤに適合するように、直径の大きさの範囲によって在庫管理をするのに都合がよい。
図4は、タイヤ12上の好ましい位置に配置され、タイヤの空洞24に対して露出しているトランスポンダ34を示している。トランスポンダ34は、空洞24の状態を監視する圧力センサと温度センサを有していて、そのような情報を、乗り物のフレーム46に取り付けられている、離れた位置にあるトランシーバ48と通信することもできる。トランシーバ48は、装置10のアンテナ32に対向するように配置されていて、タイヤ14の360度の回転にわたって、装置10と途切れることなく通信する。トランシーバ48は、当業界で市販されている種類であり、従来の、乗り物用の、ロジック電子部品、処理用電子部品、および表示用電子部品に、引き出し線50により電気的に接続されている。前述のように、トランスポンダモジュール34の位置は、トランスポンダ34とトランシーバ48との間のRF通信が妨害されないように、リムフランジ28の上方にある。
図5から12を併せて参照して、環状の装置10の構成をより詳細に説明する。トランスポンダモジュール34は、ゴムやプラスチックの材料で、従来の手段によって形成されている、基部の筐体52を一般に有している。筐体52は、湾曲している底部の表面55に沿って、対向している垂直の端部の壁58、60につながっている、対向している側壁54、56を有している。壁54、55、56、58、60は、中央の区画62を形成している。貫通穴64が、区画62と通じるように、端部の壁58、60の下部を貫通して延びている。
筐体52は、射出成形などの従来の手段によって、従来のゴムやプラスチック材料で、同様に作られている蓋部材68をさらに有している。蓋部材68は、水平方向の上側の表面74上で終っている4つの垂直方向の側壁72を有している、上部の凸部、つまり「鼻状部分」70を有している。センサ用穴、つまり開口76が表面74の中央に配置されていて、表面74を貫通して延びている。フランジ78が、蓋68の下側の境界を、周方向に定めていて、垂直方向の側壁72に直角に交わっている水平方向の棚部の表面80を規定している。フランジ78は、図示のように、モジュールの基部の筐体52の上側の端部上に載るように寸法が設定されている。蓋68の水平方向の棚部の表面80は、フランジ78と垂直方向の側壁72との間に配置されている。上側の側壁の部分81は、上側の表面74に向けて内側の方向に次第に狭くなるように設けられている。蓋68の次第に細くなる外形により、装置10の製造がより便利になり、その信頼性が増大する。
図示の実施形態では、トランスポンダモジュール34は、フェライトなどの、高い透磁率と透電率を有している材料からなるトロイド状ボディ(トロイド)82をさらに有している。トロイド状ボディ82は、楕円状の断面形状を有している、概ね円筒である。トロイド状ボディ82の楕円断面の形状により、垂直方向の大きさが小さくなり、トランスポンダモジュール34内にトロイド状部分82をよりコンパクトに収容することができる。トロイド状ボディ82は、図示のように、2つの導体の引き出し線86が両端に接続されている巻き線84を有している。中央の貫通穴88は、軸線方向、つまり長さ方向にトロイド状ボディ82を貫通して延びている。
トロイド状ボディ82の穴88に受け入れられ保持される大きさの保護スリーブ部材90がさらに設けられている。スリーブ90は、楕円形の断面を有している、概ね細長い円筒である。スリーブ90は、外周の側壁92と、軸線方向、つまり長さ方向の貫通穴94をさらに有している。穴94は、スリーブ90の外向きの側が厚くなっている壁95ができるように、スリーブ90の長さ方向の軸線に対して偏心している。図示のように、外向きに開口した、長さ方向の溝96が壁95内に形成されている。溝90は、トロイド状ボディ82内の穴88内にぴったりと入れられていて、巻き線84は、スリーブ90の溝96内に入れられている。
引き続き図5から12を参照すると、回路基板98が、トランスポンダの基部の筐体52の中央の区画62内に取り付けられている。回路基板98は、通常、上側の表面102に取り付けられている電子パッケージ100を有するように構成されていて、下側の表面104に取り付けられている電子パッケージ106を有していてもよい。パッケージ100、106は共に、「特定用途向け集積回路」、つまりASICと呼ばれている。ASICは、TPMSの構成部品を識別する識別用データを入力し、保存し、検索するためのメモリを有している。電子パッケージ100、106は、図5から12に包括的に示されていて、タイヤの空洞24の監視動作を実行するために必要な、トランスポンダ用センサ、ロジックシステム、メモリ、およびRF送信システムを有している。本発明の方法は、トランスポンダの構造に特有ではなく、多数の従来のトランスポンダシステムのいずれかを使用し、回路基板98の一方または両方の表面100、104に取り付けることができる。基板98は、基板98の側部内に設けられている引き出し線受け入れ用溝108をさらに有している。
トランスポンダモジュール34の組立ては、一般に以下のように行われる。スリーブ90が、トロイド状ボディは82の貫通穴88内に挿入され、それからトロイド状ボディ82は、筐体の基部52の区画62内に挿入される。スリーブ90が区画62内に配置されると、スリーブ90の貫通穴94とトロイド状ボディ82の穴99は、筐体の貫通穴64と同軸に揃う。トロイド状ボディ82の巻き線84は、スリーブ90の溝96内に入れられ、引き出し線86は、上向きに引き回される。巻き線84の巻き数は、トランスポンダの電子部品のインピーダンスと整合するように、従来の方法で設計されている。好ましい実施形態では、基板98は、筐体52内の、スリーブ90とトロイド状ボディ82の貫通通路の上方に、水平方向に取り付けられている。巻き線84からの引き出し線86は、通路108内を引き回されて、回路基板98上の電子部品100、106に電気的に接続される。蓋部材68の周囲フランジ78はその後、筐体52の上側の表面66上に配置され、適切な接着剤を塗布することで、境界面が密閉される。
組み立てられた状態のトランスポンダモジュール34が図7に示されている。本発明の実施にあたって、トランスポンダモジュール34の筐体52、内側のアセンブリ、および構成部品の向きは、望むならば、変更してもよい。このように、トランスポンダモジュール34は、圧力と温度などの、タイヤの空洞24のパラメータの監視する回路基板とトランスポンダ用電子部品を有している、密閉された、自立型のユニットを有している。トランスポンダモジュール34の電子部品は、タイヤ識別用情報をさらに有していてもよい。トロイド状ボディ82は、トランスポンダパッケージ34に、巻き線84を介して電磁的に、そして機械的に接続されている。あるいは、トロイド状ボディ82を省略し、アンテナ32をトランスポンダ34に電気的に直接接続してもよい。その結果得られる環状アセンブリ10は、前述のように、タイヤ24内の最適な位置に同様に配置されることになる。さらに、その代わりに、アンテナ32を、1次と2次の巻き線を有している通常の構成のトランスを介して、トランスポンダ34に接続してもよい。
アンテナ32は、図5から最もよくわかるように、トランスポンダモジュール34を貫通して、引き回され、連続したループを有している。この好ましい実施形態のアンテナ32は正弦波状の形状に構成されていて、この正弦波の形状は、タイヤ12の動作によりタイヤ12に発生するひずみの力に勝つ、アンテナ32の能力を延ばすことができる役目をする。アンテナ32は、スリーブ90の穴94、トロイド状ボディ82の穴88、および筐体52の穴64を非接触で貫通して延びている。アンテナ32はこのように、トランスポンダモジュール34から機械的に分離されている。トロイド状ボディ82は、1次側の巻き線が省略されているトランスとして機能することに注意されたい。アンテナのループ32は、トロイド状ボディ82の貫通穴88を直接貫通していて、1次巻き線が省略されているトロイド状ボディ82に磁気的に結合されている。ループ32とトロイド状部分82との間に電気的な結合が発生し、そのため、トランシーバ48の磁場からループアンテナ32内に誘導される電流により、ループ32の近傍に磁場が発生するので、巻き線84内にも電気的な結合が発生する。この磁場は、アンテナのループ状の電線32をぴったりと取り囲んでいるトロイド状ボディ82内に直接誘導される。
本明細書では直接磁気結合(DMC)と呼ぶそのような結合は、いくつかの明確な利点を有している。DMCによる方法により、アンテナのループ32を、機械的な接続無しにトランスポンダのパッケージ34を貫通させることができ、そのため、ループの配線32とトランスポンダパッケージ34との間を接続し、その接続を維持することを行なう前述の問題が解消される。巻き線84の巻きの割合は、最適なインピーダンス整合を実現するように変更してもよい。第2に、DMC技術は、高いエネルギーが結合をもたらす。さらに、アンテナループ32をトランスポンダ34に取り付ける工程が簡単になり、電線の束またはケーブルとトランスポンダ34との間をリモート結合することが大幅に容易になる。さらに、DMC技術を使用した、環状アンテナ32とトランスポンダ34との間の磁気的結合は、360度の連続した読み取りによって維持され、質問が行われる領域内での不感帯の発生が回避される。
前述したように、図5のアセンブリ10は、タイヤ12の製造中にタイヤ12に埋め込むことも可能であり、その結果、図3に示すアセンブリ10が得られるが、このような埋め込みは好ましくない。タイヤ12の製造中に環状の装置10を組み込むと、タイヤ監視部品にかなりのひずみが発生し、構成部品が破損することもある。硬化後の状態では、環状のアセンブリ10またはアセンブリ10内の任意の構成部品の取り外しは、困難か不可能になることもある。そのため、環状の本アセンブリ10は、タイヤ製造後の作業として、タイヤ12に取り付けることが好ましい。
そのためには、図1と6に示しているように、アンテナ32とトランスポンダモジュール34のサブアセンブリをまず、硬質または半硬質の支持用帯36に埋め込む。帯36は、ゴムやプラスチックなどの不導体の封入用材料から作られていて、その結果、一体となり、運搬、保存、および取り扱いが容易である環状のアセンブリ10が得られる。アンテナ32、トランスポンダ34、支持用帯36を一体に組み合わせたものを作ることで、製造後の処理において、環状アセンブリ10のタイヤ12への組み込みが容易になる。アセンブリ10は、前述の最適な領域44内の位置に、タイヤのライナ22に押し付けられて配置されている。帯36は、一般的に入手可能な接着剤を塗ることで、タイヤ12に接着されている。アンテナとトランスポンダのモジュール34が運搬中に破損したり、誤動作した場合、タイヤ12を損傷させずに、アセンブリ10を取り外し、交換することができる。さらに、封入用材料は、アンテナ32とトロイド状ボディ82の相互の方向を意図した方向に保つ働きをする。
トランスポンダモジュール34の支持用帯36への組み込みを容易にするために、蓋68と基部筐体52からなるトランスポンダ34の筐体は、独自の段差を有し、次第に細くなる形状を有している。蓋68は、内側に向けて次第に狭くなっている表面81により形成されている、次第に細くなる鼻状部分70を、上側の端部に有している。蓋68には、下側の外周の縁部のフランジ78の位置に外側に向けて段差が設けられている。図7と11からもっともよくわかるように、筐体の鼻状部分70は、金型ブロック110内の空洞112に入れられている。次第に細くなる外形により、支持用帯36の材料を入れる前に、トランスポンダ34の筐体が自動的に位置が合って、筐体が空洞112内の中心に配置される。筐体が中心に配置された状態では、金型のブロック110の側壁114は、蓋68の鼻状部分70を金型の空洞112内で隔離し、保護するように蓋の表面72に対してぴったりと接触し、ブロック110の下側の表面115は、蓋のフランジ78の上側の表面80に接触する。金型のブロックの底の半分(図11には不図示)は、ブロック110の下側の表面115に対して閉じられ、支持用帯36を形成する材料が、型の空洞に入れられる。金型ブロックの表面114、115と蓋の表面72、80との間の接触部分を密封することで、支持用帯36の材料が空洞112に入り、それにより、トランスポンダの開口部76へ侵入することが防止される。図からわかるように、支持用帯36を形成する材料はフランジ78の表面80の位置まで満たされて、アンテナ32全体を封入し、トランスポンダモジュール34の基部52を部分的に封入している。
金型の2つの半分の部分は分離され、アンテナ32とトランスポンダのパッケージが一体に組み込まれている環状の支持用帯36が金型から分離される。この環状のアセンブリ10はその後、前述の図1と6に示した方法で、タイヤ12の内側のライナ22に取り付けられる。トランスポンダモジュール34は、図3に示しているように、支持用帯36に対して平坦になる向きに設定するか、34’の位置の波線で示しているように、立てた向きに設定することができる。どちらの向きを用いるにしても、帯の材料36は、トランスポンダ34とアンテナ32を、好ましい最適な相互の向きに維持し、トランスポンダモジュール34をタイヤの空洞24に対して最適な向きに維持する働きをする。蓋68の上側の表面74にある穴76は、支持用帯36に覆われることなく、タイヤの空洞24に対して露出している。これによって、タイヤの空洞24と回路基板98に取り付けられているセンサとの間の直接の連絡が、穴76を通して容易になる。トランスポンダモジュール34の、段差を有し、次第に細くなる形状は、モジュール34が自動的に金型の中心に位置するようにし、金型とトランスポンダモジュール34の外側の表面との間が密閉できるようにするためには好ましい。棚部の表面80、蓋68の側壁72の垂直方向の表面、および金型の側壁114の内側に向いている表面の間で定まる環状の経路により、支持用帯36の材料が空洞112に流れ込むのが防止される。材料の流れが防止されないと、材料が空洞112に入り、穴76を通って回路基板90まで侵入する可能性がある。したがって、トランスポンダのハウジングの段差を有する形状によって、トランスポンダモジュールの基部52の周囲に支持用帯36をモールドする工程の間、回路基板98に取り付けられている電子部品とセンサが保護される。
実際には、アンテナ32と、結合されているトランスポンダ34からなる環状の装置10は通常、タイヤの製造業者によって、購入した部品から製造され、タイヤ12に取り付けられる。トランスポンダ34、トランシーバ48、およびアンテナの電線32は、供給業者から供給される。供給業者は、通常、トランスポンダモジュール34内のASIC RAMメモリ内に格納される識別用データによって、構成部品を識別している。タイヤの製造業者は次に、トランスポンダ34、アンテナ32、および封入用リング36を1つに組み立てて、完成した環状アセンブリ10を作る。環状アセンブリ10はその後、前述した他の方法によって、タイヤ12に取り付けられる。本発明にしたがって、タイヤの製造業者がタイヤ識別用情報をASICのメモリに入力し、それにより、必要に応じて、タイヤ12とトランスポンダの構成部品の身元を保存し、相互参照し、検索できるようにすることが、有利である。
環状アセンブリ10は、タイヤ12に取り付けられ、対応するトランシーバ48と共に乗り物の製造業者に供給される。製造ラインに沿ったある地点で、タイヤ12は、特定の乗り物に取り付けられ、各タイヤ12のトランシーバ48はアンテナのリング32に対向して乗り物のボディに取り付けられる。トランシーバ48は次に、表示ユニットに、有線接続されるか、無線送信により接続される。表示ユニットはTPMS専用のユニット、あるいはトランスポンダ34からの計測データの画像通信および/または音声通信をダッシュボードの表示に統合してもよい。
本発明の方法は、前述した環状アンテナ32とトランスポンダ34とのアセンブリ10によって実施されることが好ましいが、本発明はそのように限定されることを意図するものではない。空気入れバルブの口金に取り付けられているトランスポンダのような、さまざまな手段によりタイヤの情報を通信する他のTPMSを使用し、請求項で請求されている方法を実施することもできる。TPMSで一般に計測されるタイヤの情報には圧力と温度がある。しかし、本方法は、監視されているタイヤ12の特定の物理的特性に関わらず、機能する。
図15は、4つの空気入りタイヤ204a〜204dが4つのそれぞれの車輪(不図示)に取り付けられている自動車202(点線で表示)に設置されている典型的なTPMS 200を示している。前述の、または当業界で既知の方法で構成された種類のトランスポンダ206a〜206dが各タイヤ204a〜204dにそれぞれ組合わされている。各トランスポンダ206a〜206dは、一定情報(例えばタイヤID、トランスポンダID)を送信信号に任意に印加したり、トランスポンダ206a〜206dが受信した信号上に存在する情報に任意に応答する以外に、タイヤの圧力や状態(例えばタイヤの圧力、温度、回転数)などの計測された状態を示す適切な形式の可変の情報(データ)を送信信号に印加する。
トランスポンダ206a〜206dは、動作電力を乗り物内に搭載されている、車載の質問器208から出力されるRF信号から得る、前述したパッシブなトランスポンダであることが好ましい。
質問器208は、RF送信機212(たとえば、パッシブなトランスポンダへの電力供給用)と、RF受信機214と、マイクロプロセッサ(μP)を有することもある制御ロジック216と、任意に音声アラーム装置を含む、映像表示装置などの表示装置218を有している。アンテナ(ANT)210a〜210dは、乗り物のホイールウェル内などの、それぞれタイヤ204a〜204dの近傍であることが好ましい、車両202上に、それぞれ配置されている。アンテナ210a〜210dとしては、フェライト製ループスティックアンテナが適している。このようにして、トランスポンダ206の環状のアンテナと乗り物のアンテナ210a〜210dとの間の閉じた結合が行われ、乗り物202上のいくつかの車輪のうちのどの車輪が、検出された低圧状態を示しているのかを特定することが容易になる。
使用時には、質問器208が、トランスポンダ206a〜206dに電力を供給し、トランスポンダ206a〜206dは、計測された状態(たとえば、タイヤの空気圧)を示すデータを質問器208に送信し返す。そのようなシステムでは、固定されたアンテナ210a〜210dと動いているトランスポンダ206a〜206dとの間に、信号の効率的で効果的な結合を有していることが好ましい。トランスポンダ206a〜206dに結合されている環状のアンテナにより、そのような効率的で効果的な結合が促進される。トランシーバ201a〜210dと中央の受信機214との間の通信は、有線またはRF通信リンクを使用して行うことができる。
図16は、4つの空気入りタイヤ304a〜304dが4つのそれぞれの車輪(不図示)に取り付けられている、典型的な乗用車などの乗り物302(点線で表示)に設置されている、TPMS 300の他の実施形態を示している。取り付けは、OEM用途の場合には、製造組み立てラインに沿って行われたり、交換用タイヤとして、製造後の環境で行われることがある。
乗り物302は、RS−485 インターフェイス310を有している、搭載型乗り物用コンピュータ308により制御される、RS−485(または同等の)多重シリアルデータバス306を備えていることが好ましい。コンピュータ308は、電子制御モジュールまたは「ECU」と一般に呼ばれている。データバス306とコンピュータネットワークは、製造ラインでの乗り物302のOEM組み立て中に設置される。中央の表示ユニット312は、コンピュータ308に直接接続されているか、(図示のように)データバス306を介してコンピュータ308に接続されている。既存の乗り物用データバスが存在しない場合、TPMSと乗り物用ECUとの間の通信を可能にするよう専用のデータバスを設けてもよい。
4つのタイヤ304a〜304dの各々は、前述した、電子モジュール(「タグ」)320a〜320dと、タイヤ内の空気圧や空気温度などの、1つまたは2つ以上の状態を監視し、それぞれの乗り物用タイヤ内の監視されている状態を示す無線周波数(RF)信号を送信可能な関連するセンサ(不図示)と備えている。
システム300は、各々が、タイヤ304a〜304dのそれぞれに対応していて、乗り物のホイールウェル内に取り付けられるなどして、タイヤ304a〜304dの直近に位置している、4つのTPMSホイールステーション読み取り器330a〜330dを有している。各読み取り器330a〜330dは、それぞれのタグ320の近くの、タイヤ304に隣接した、乗り物上の決まった位置に取り付けられているアンテナ(不図示)を有している。各読み取り器330は、(端部がそれぞれ円と三角の2本の線で示されているように)電源に接続されていて、搭載型コンピュータ308と個別に通信するために、多重シリアルデータバス306に接続されている。各読み取り器330a〜330dは、データバス306を介した双方向データ送信を容易にするために、National Semiconductor製のDS36277ドミナントモードマルチポイントトランシーバなどの適切なデータトランシーバを有している。
このように、RF信号により各タグ320から送信される、監視されている状態についての情報は、乗り物の運転者に対して、後で表示装置312上に表示するために、解読し、搭載用コンピュータ308に供給することができる。シリアルデータバス306上での通信に関しては、多重化(MUX)配線、またはネットワーク化が一般に周知であり、乗り物内の車載電子装置の複雑さと数の増大に対応するために、乗り物用途に導入されている。
タグ320は、一般には、トランスポンダ、アンテナ、受信機、送信機、圧力センサ、温度センサ、および対応する一意の識別(ID)番号を有していることが好ましいASICチップである。タグ320は、通常、電子部品の製造業者により製造され組み立てられる。タイヤ304a〜304dの製造業者は、本発明にしたがってタグ320を調達し、タグ320を、前述の環状のアセンブリによって、またはその他の既知の手段によって、それぞれのタイヤ304に組み込む。タイヤの製造業者は本発明にしたがって、トランスポンダとタイヤの身元を相互参照できるように、一意のタイヤ識別(ID)用番号をトランスポンダ用ASICチップに書き込む。
OEM用途では、乗り物の製造業者は、通常、組み立てラインに沿ったある地点で、タイヤ304を車のボディに取り付ける。OEMは、製造され各乗り物に対する一意の識別(ID)番号を含むデータベースを一般的に保持している。組み立て工程の終りに、正しい動作性能を確認するために、乗り物用ECUシステムの診断試験を実施するのが一般的である。そのような診断試験の結果は次に、OEMの中央データベースにダウンロードされ、乗り物の永久的な記録の一部として保持される。
図17を参照すると、タイヤのタグの初期化手順400が、ブロック図の形式で示されている。初期化手順は、一般にタグから乗り物に進む。この手順のいくつかの工程に対する責任は、図示のように、タグの製造業者402、タイヤの製造業者404、OEM406の間で分割することが好ましい。しかし、本発明は、そのような限定を意図したものではない。手順の各工程に対する責任は、望むならば、単一の関係者に集約してもよい。あるいは、望むならば、手順内の工程を並べ直して、より多くのまたはより少ない関係者に割り当ててもよい。
図17に示している、タグの製造業者402は、ステップ414で、タグの製造業者402がタイヤのタグをタイヤの製造業者に引き渡すことで終了する、工程408、410、および412を実行するように動作する。工程408は、トランスポンダとタグの製造402を含み、本明細書で前述した種類の筐体内にそのような構成部品を含むこともある。工程410では、トランスポンダとタグ内の圧力センサと温度センサの較正が行なわれ、タグ機能用のデータの較正が次に行われる。ステップ412では、タグIDと較正データはメモリに書き込まれ、それから、ステップ414では、タイヤの製造業者404にタグが引き渡される。
タイヤの製造業者404は、タグとアンテナのアセンブリの製造による、ステップ416に示されている作業を継続する(これは好ましいが必須ではない)。前述のように、環状の装置は、タグと、乗り物に搭載されている読み取り器との間の通信において歴然とした利点を有している。しかし、空気入れバルブの口金に取り付けられているトランスポンダなど、その他のタグとアンテナの構成も可能である。ステップ418では、タイヤのタグとアンテナのアセンブリはタイヤに組み込まれ、ステップ420では、タイヤ識別用データがASICのメモリに書き込まれる。ステップ422では、タイヤとタグ/アンテナアのセンブリのOEM部品番号もASICメモリに書き込まれる。その後、ステップ424では、タイヤがOEM406に運搬される。タイヤを組み立てラインの乗り物に組み込み、タグの読み取り器を乗り物のデータバスラインに相互接続した後、OEMは、タイヤ用タグのASICメモリへのVIN(乗り物識別番号)の書き込みと、ASICメモリから乗り物のECUメモリへのタイヤ情報データの読み取り(ステップ428)を含む、ステップ426のシステムの初期化に移る。それから、ECUから、タイヤ識別用データが、情報を将来参照するために保持されているOEMのデータベースにアップロードされる(ステップ430)。乗り物はそれから、組み立て後に、通常乗り物の販売業者に搬送される(ステップ432)。販売業者、整備関係者、または必要のあるその他の関係者は次に、各タイヤの識別用データを読み、乗り物のVINデータを書き換えることができる(ステップ434)。
本方法の利点は様々である。第1に、タグ、トランスポンダ、タイヤ、および乗り物の識別用データを、1つのアクセス可能なデータベースに統合することで、乗り物の耐用年数を通して、各構成部品の履歴を追跡する便利な手段がもたらされる。事故の発生時に、事故の再現や分析を支援するために、製造当初の装備に対して部品やタイヤが交換されていることを確認することができる。さらに、タイヤまたはタグ/トランスポンダ部品の交換が必要になった場合、当初の構成部品を識別することで、交換部品が適切であることが保証される。したがって、乗り物の組み立て段階で作られたデータベースによって、乗り物の身元を、タイヤとTPMSの構成部品の身元に対して常に相互参照することができる。
さらに、本方法は、一連のさまざまな製造業者への不便を最小にして、データベースを効率的にそして効果的に作る手段ももたらす。好都合なことに、タグの製造業者は、タグをタイヤの製造業者に搬送する前に、タグ情報をASICのメモリに組み込むとことができる。同様に、タイヤの製造業者は、タイヤをOEMに搬送する前に、タイヤ識別用情報(オプションのOEMの部品番号を含む)をASICのメモリに組み込んでもよい。OEMは、タイヤとタグの識別情報をECUメモリに読み込み、その情報をOEMのデータベースに、アップロードする都合の良い時間と手段も備えている。タイヤのタグの身元の送信内容を読み取る外部の専用の読み取り器とアンテナを、製造ラインに沿って設ける必要ない。むしろ、タイヤ識別用データの読み取りは、ラインの終点での診断がECUと、関連するシステム上で行われるまで延期されることが好ましい。そのようにすることで、タイヤ用TPMS(ASIC)のデータへのアクセスが適時で効率的になり、そのようなデータは、将来の参照のためにデータベースにアップロードしてもよい。
本発明の好ましい実施形態と他の実施形態を前述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されことは意図されていない。当業者には明らかで、本明細書に記述された教示を利用した他の実施形態は、本発明の範囲と要旨に含まれることが意図されている。例示を目的とし、他の実施形態の範囲を限定することを意図していない、タイヤの身元と乗り物の身元との本関連付けは、パッシブなセンサシステムには限定されない。アクティブなシステム、つまり、タイヤまたは車輪に取り付けられた電源を有しているシステムを本方法を使用して案出し、採用してもよい。たとえば、電池による電源を有している空気入れバルブの口金用センサ装置を配置することもできる。さらに、説明した実施形態は、タイヤに取り付けられたトランスポンダとセンサの筐体を使用しているが、本発明は、それには限定される必要ない。望むならば、本発明を実施するに当たって、空気入れバルブの口金または車輪に取り付けられたトランスポンダ装置を使用してもよい。
説明のために一部が取り除かれたタイヤの部分と共に示されている、代表的なタイヤ、アンテナ、トランスポンダ装置の透視図である。 リムに取り付けられているタイヤと、環状の本装置を取り付ける他の位置を示している概略的な断面図である。 タイヤのサイドウォールの表面に対して配置されているトランスポンダとアンテナのアセンブリ有するタイヤ部分の拡大された透視図である。 乗り物のフレームに取り付けられている、タイヤと車輪のアセンブリの概 略的な断面図である。 トランスポンダモジュールを通して突出している、代表的なアンテナの拡大された透視図である。 代表的な環状のアセンブリの一部の拡大された透視図である。 代表的なトランスポンダモジュールの前部の透視図である。 代表的なトランスポンダモジュールの分解透視図である。 代表的なトランスポンダモジュールの上部の平面図である。 図9のトランスポンダモジュールの線10−10に沿った縦方向の断面図である。 図9のトランスポンダモジュールの線11−11に沿った横方向の断面図である。 モジュールの回路基板の透視図である。 受信機モジュールの透視図である。 自動車用トランシーバとタイヤ監視システムのブロック図である。 乗り物に設置されているTPMSの簡略化されたブロック図である。 乗り物に設置されている多重TPMSの概略ブロック図である。 本タイヤ用タグの初期化処理を示すブロック図である。
符号の説明
10 環状アセンブリ
12 タイヤ
14 トレッド
16 ショルダ
18 サイドウォール
20 ビード
22 ライナ
24 空洞
26 リム
28 フランジ
30 上側の表面
32 アンテナ
34 トランスポンダモジュール
36 支持用帯
38 RF干渉領域
40 高ひずみ振幅領域
42 圧縮ひずみ領域
44 最適な領域
46 乗り物のフレーム
48 トランシーバ
50 引き出し線
52 基部筐体
54 側壁
55 底部表面
56 側壁
58,60 端部壁
62 中央の区切り
64 貫通穴
66 上側の表面
68 蓋
70 鼻状部分
72 蓋の表面
76 開口
78 フランジ
80 蓋の表面
81 上側の側壁
82 トロイド状部分
84 巻き線
86 引き出し線
88 貫通穴
90 スリーブ
92 側壁
94 貫通穴
95 厚い壁
96 溝
98 回路基板
100 電子パッケージ
102 上側の表面
104 下側の表面
106 電子パッケージ
108 溝
110 金型ブロック
112 空洞
114 側壁
115 下側の表面
200 タイヤ空気圧監視システム
202 自動車
204a〜204d タイヤ
206a〜204d トランスポンダ
208 質問器
210a〜210d アンテナ
212 RF送信機
214 RF受信機
216 制御ロジック
218 表示装置
300 タイヤ空気圧監視システム
302 乗り物
304a〜304d タイヤ
306 多重シリアルデータバス
308 コンピュータ
310 RS−485インターフェイス
312 中央表示ユニット
320a〜320d タグ
330a〜330d 読み取り器
400 タイヤ用タグの初期化手続き
402 タグの製造業者
404 タイヤの製造業者
406 OEM
408〜414,416〜424,426〜434 ステップ

Claims (3)

  1. タイヤベースのセンサ装置を有する乗り物において、タイヤ識別用データとOEM乗り物識別用データを統合する方法であって、
    a.トランスポンダと、少なくとも圧力センサを有するタイヤタグと、を含むタイヤ用タグ手段を製造するステップと、
    b.前記圧力センサをタグ機能のために較正するステップと、
    c.タグ識別および較正データをタグメモリに書き込むステップと、
    d.前記タイヤ用タグ手段をタイヤ製造業者に搬送するステップと
    e.タグとアンテナのアセンブリを製造するステップと
    f.前記のタグとアンテナのアセンブリをタイヤに組み込むステップと、
    g.イヤ識別用データをタグメモリに書き込むステップと、
    h.前記タイヤをOEMに搬送するステップと
    i.乗り物システムを初期化するステップと
    j.前記タイヤ識別用データを前記タグメモリから前記乗り物の電子制御ユニットに読み出すステップと、
    k.前記タイヤ識別用データを前記電子制御ユニットからOEMのデータベースにアップロードするステップと
    を有する、タイヤ識別用データとOEM乗り物識別用データを統合する方法。
  2. 前記タイヤをOEMに搬送する前に、OEM部品番号を前記タグメモリに書き込むステップを有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記乗り物の電子制御ユニット内の前記タイヤ識別用データを、前記乗り物の耐用年数にわたって前記乗り物によって使用されたタイヤの前記タイヤ識別用データに対して確認するステップを有する、請求項1に記載の方法。
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