JP4628989B2 - 用紙分離装置 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙を分離する用紙分離装置に関し、特に分離ローラと分離部材とを圧接させて、重なった用紙を分離する用紙分離装置に関する。
用紙にオフセット印刷方式や電子写真方式、インクジェット方式などにより画像を記録したり、またはこれらの方式により画像が記録された用紙に丁合などの後処理を施す場合、積載された用紙束から用紙を一部ずつ搬送する必要が生ずる。このように積載された用紙束から用紙を一部ずつ分離する用紙分離装置として、分離ローラと分離部材とを備えるものが知られている。この種の用紙分離装置は、分離ローラと分離部材とが用紙を挟持しながら分離ローラを回転させることによって重なった用紙束から用紙を分離する。このような装置において種々の厚さの用紙を確実に分離して給送するため、例えば特許文献1では、分離の際に分離部材が給装ローラに巻き付く給送装置が提案されている。
特開2005−170571号公報
画像を記録する用紙や後処理を施す用紙の種類は非常に広範である。このため、さらに広範な用紙の種類に対応した用紙分離装置の開発が常に求められている。本発明はこのような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は用紙の分離性を改善することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の用紙分離装置は、弾性材料によって形成される分離部材と、第1支持部材と、分離部材と第1支持部材との間に配置される第2支持部材と、分離部材よりも軟質な弾性材料によって形成され、分離部材と第1支持部材と第2支持部材と共に空間部を形成するよう、第2支持部材よりも用紙搬送方向上流側で分離部材と第1支持部材との間に配置される第3支持部材と、空間部に向かって分離部材と圧接して分離部材を湾曲させる分離ローラと、を備える。この態様によれば、分離ローラと分離部材とが用紙を挟持する部分であるニップ部に用紙が進入するときに適度に用紙を分離させることができる。このため用紙の分離性能を向上させることができ、重送の発生を抑制することができる。
第2支持部材は、分離部材に固定され、第1支持部材と摺動可能に当接してもよい。この態様によれば、分離ローラと分離部材とが用紙を挟持する圧力である分離圧に応じて第2支持部材が第1支持部材と摺動することにより、分離部材を用紙の分離に適切な形状に変形させることができる。
分離ローラよりも用紙搬送方向上流側に配置され、搬送される用紙の先端が分離部材に接触する以前に分離ローラに接触するよう搬送される用紙を案内するガイド部材をさらに備えてもよい。この態様によれば、搬送される用紙をニップ部に適切に案内させることができる。
本発明の別の態様もまた用紙分離装置である。この装置は、弾性材料によって形成される分離部材と、第1支持部材と、分離部材と第1支持部材との間に配置される第2支持部材と、分離部材よりも軟質な弾性材料によって形成され、第2支持部材よりも用紙搬送方向上流側で分離部材と第1支持部材との間に配置される第3支持部材と、第3支持部材よりも軟質な弾性材料によって形成され、分離部材と第1支持部材と第2支持部材と第3支持部材とによって囲まれる領域に配置される第4支持部材と、第4支持部材に向かって分離部材と圧接して分離部材を湾曲させる分離ローラと、を備える。この態様によっても、ニップ部に用紙が進入するときに適度に用紙を分離させることができる。このため用紙の分離性能を向上させることができ、重送の発生を抑制することができる。
本発明によれば、用紙の分離性を改善することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(以下、実施形態という)について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る用紙搬送装置300の全体構成図であり、図2は、図1の領域Pの拡大図である。なお図2では、軸固定部材16および第1フレーム30を省略している。用紙搬送装置300は、用紙トレイ10、第1フレーム30、ピックアップローラ12、用紙分離装置200、搬送ローラ22および従動ローラ26などを有している。
用紙トレイ10は用紙積載面10aを有している。本図においては用紙100が複数枚積載されており、左から右に用紙100が搬送される。本実施形態に記載する用紙トレイ10は、用紙100の分離性を向上するために用紙100を斜めに積載された状態で載置するように構成されている。なお、用紙トレイ10は、用紙100を垂直に積載された状態で載置するものでもよい。用紙トレイ10の用紙搬送方向下流側には、用紙搬送面30aを形成する、金属または樹脂により形成された第1フレーム30が配設され、用紙トレイ10は、この第1フレームに固定されている。
第1フレーム30の上方には、軸固定部材16が設けられている。軸固定部材16はピックアップローラ軸14と、分離ローラ軸20を図示しないベアリングにより回転可能に支持している。ピックアップローラ軸14には、用紙トレイ10に積載された用紙100のうち最上部に積載された用紙100に圧接して回転することにより用紙100を搬送するピックアップローラ12が固定されている。軸固定部材16は、分離ローラ軸20を中心に回動可能となっており、軸固定部材16のピックアップローラ軸14側は、ピックアップローラ12が用紙トレイ10に積載された用紙100に圧接するように、例えばバネのような図示しない弾性部材により下方に付勢されている。ピックアップローラ12は、用紙搬送装置300の後方に設けられた図示しないモータによりピックアップローラ軸14が駆動されることにより回転する。
用紙分離装置200は、分離ローラ18、分離パッドユニット39、ガイド部材37、および後述する分離圧調整装置を備える。分離ローラ18は軸方向の断面がドーナツ形状となる円柱状に形成される。分離ローラ18の軸方向の長さは搬送される用紙の幅よりも短い長さとされている。以下、分離ローラ18の軸方向を用紙幅方向として説明する。分離ローラ18の中心に設けられた孔には、分離ローラ軸20が挿通された状態で分離ローラ18に固定されている。
分離ローラ18は、一般に紙との摩擦係数が高い弾性体であるシリコンゴムや天然ゴム、エチレンプロピレンゴム(EPDM)などにより形成されている。分離ローラ18と用紙100の摩擦係数をμ1、後述する分離パッドと用紙100の摩擦係数をμ2、用紙100と用紙100の摩擦係数をμ3とすると、用紙100を良好に剥離するためにはμ1>μ2>μ3の関係が成り立つことが必要とされる。そのため、分離ローラ18は、分離パッドよりも摩擦係数の高い材質により形成されるか、表面に摩擦係数を高める加工を施すことが好ましい。摩擦係数を高める加工とは、たとえば分離ローラ18の表面に凹凸部を設ける場合などをいう。分離ローラ18の表面に設けられる凹凸部は、例えば、分離ローラ18の軸方向に平行な凹凸部を設けてもよく、また、例えば、ハス歯状の凹凸部を設けてもよい。
分離ローラ18の外径を大きくすることにより、分離ローラ18と後述する分離パッド32との間が狭小となり、分離ローラ18と分離パッド32との間に搬送される用紙100の枚数を最小限に抑制することができる。しかし、分離ローラ18の外径は用紙分離装置200を装着する装置の大きさや装置内部の部品などによりその大きさが制限される。分離ローラ18の大きさは、これらの条件を考慮して決定される。
分離ローラ18は、用紙搬送装置300の後方に設けられた図示しないモータにより分離ローラ軸20が駆動されることにより回転する。本実施形態においては、分離ローラ軸20は移動しないように、用紙搬送装置300の図示しないフレームに、図示しないベアリングなどの摺動部材を介して回転可能に固定されている。
分離パッドユニット39は、分離パッド32、第1支持部材34、第2支持部材35、第3支持部材36を有する。分離パッドユニット39は、分離ローラ18の下方であって、用紙幅方向の位置は分離ローラ18の略中央の位置に配置される。
分離部材としての分離パッド32は、一般に紙との摩擦係数が高い弾性体であるウレタンゴムや、クラリーノなどの人工皮革などにより板状に形成されており、H(ビッカース硬さ)60からH80程度の硬度を有する。本実施形態に係る分離パッド32はH70のものが採用されている。分離パッド32の用紙幅方向の幅は、分離ローラ18と同等か分離ローラ18よりも長い幅とされている。分離パッド32の表面は、ニップ部の用紙搬送方向中央より少し上流側の位置を境界として、下流側よりも上流側の方が摩擦係数が低くなっている。
第1支持部材34は、用紙搬送方向の長さが分離パッド32の2倍程度であり、用紙幅方向の長さが分離パッド32と同様の板状に形成される。第1支持部材34は分離ローラ18と分離パッド32とが用紙を挟持する圧力である分離圧を与えるため、分離ローラ18や分離パッド32よりも硬度の高い材質、たとえば硬度の高い樹脂によって形成される。
第1支持部材34の用紙搬送方向上流側の端部近傍には、用紙幅方向が軸方向となる軸孔34bが形成されている。第1支持部材34が分離ローラ18の下方に配置された状態で軸孔34bに支持軸38が挿通され、この支持軸38が分離ローラ18よりも用紙搬送方向上流側において第1フレーム30に固定される。これによって、第1支持部材34は支持軸38を中心に回動可能となっている。
第2支持部材35は、用紙搬送方向の長さが分離パッド32の4分の1から5分の1程度であり、用紙幅方向の長さが分離パッド32と同様であり、また厚さが分離パッド32と同等かそれよりも少し厚い板状に形成される。第2支持部材35は、分離パッド32よりも硬度の高い樹脂によって形成される。
第3支持部材36は、用紙搬送方向の長さが分離パッド32の約2分の1であり、用紙幅方向の長さが分離パッド32と同様であり、また厚さが分離パッド32と同等かそれよりも少し厚い板状に形成される。第3支持部材36は、分離パッド32よりも硬度の低い軟質な樹脂、たとえばニトリルゴム (NBR) などの合成ゴムによって形成される。第3支持部材36は、H50からH70程度であり、且つ分離パッド32よりもビッカース硬さが5から15程度低い材料が採用される。本実施形態に係る第3支持部材36は、分離パッド32よりもビッカース硬さが10低いH60のものが採用されている。
分離パッド32は、分離ローラ18と第1支持部材34との間、すなわち分離パッド32の上方且つ分離ローラ18の下方に配置される。また、分離パッド32は、第2支持部材35と用紙搬送方向下流側端部の位置が同様の位置となるように配置される。
第2支持部材35は、分離パッド32と第1支持部材34との間、すなわち第1支持部材34の上方且つ分離パッド32の下方に配置され、分離パッド32と用紙搬送方向下流側端部の位置が同じ位置となるように分離パッド32の第1支持部材34側の面に固定される。
第3支持部材36は、分離パッド32と第1支持部材34との間、すなわち第1支持部材34の上方且つ分離パッド32の下方に配置され、分離パッド32と用紙搬送方向上流側端部の位置が同じ位置となるように分離パッド32の第1支持部材34に対向する面及び第1支持部材34の分離パッド32に対向する面にそれぞれ固定される。
第1支持部材34の第2支持部材35と対向する部分は他の部分よりも厚さが厚くなっている。このため、分離パッド32は用紙搬送方向下流側端部が分離ローラ18に向かって反るように湾曲する。第2支持部材35は用紙搬送方向上流側の辺35aが第1支持部材34の第2支持部材35に対向する面である支持面34aに摺動可能に当接する。このように第2支持部材35が第1支持部材34に摺動可能に当接させることによって、分離圧を調整することで第2支持部材35と第3支持部材36とが適度に摺動し、分離パッド32を用紙の分離に適した形状に良好に湾曲させることができる。これにより用紙の分離性を向上させることができ、用紙の重送を抑制することができる。
また、分離パッド32、第1支持部材34、第2支持部材35、および第3支持部材36とによって囲まれる領域に空間部40が形成される。支持軸38を中心に分離パッドユニット39を回動させて分離パッド32と分離ローラ18とを相互に圧接させるとき、分離ローラ18が空間部40に向かって分離パッド32に圧接するように分離ローラ18および分離パッドユニット39の相対的な位置が決定されている。これによって、分離ローラ18と分離パッド32とが相互に圧接したときに分離パッド32を適度に湾曲させることができる。
第3支持部材36がなく、第3支持部材36が占める部分を第1支持部材34が代わりに占めた場合でも、ある程度用紙を分離することは可能である。しかし、このような構成の用紙分離装置では、たとえばコート紙やアート紙など用紙間の摩擦力が大きい種類の用紙を分離する場合に、大きな分離圧を用紙に与える必要が生じる。このため分離ローラ18や分離パッドユニット39、分離圧調整装置250などへの負荷が大きくなり用紙分離装置200の信頼性を低下させる恐れがある。
このような状況に鑑み、本発明者は、ニップ部の用紙搬送方向中央よりも上流側における用紙の分離性に着目するに至った。分離パッド32よりも軟質な弾性材料によって形成された第3支持部材36を、分離パッド32と第1支持部材34との間であって空間部40よりも用紙搬送方向上流側に配置することによって、分離ローラ18が分離パッド32に圧接したときにニップ部の用紙搬送方向上流側において分離パッド32を分離ローラ18の外形と同様の形状に変形させることができる。これによって分離ローラ18と分離パッド32との接触長さ、すなわちニップ幅を長くとることができ、用紙の分離性を向上させることができる。また、第3支持部材36の材質として適当なものを選択することによって、第3支持部材36の上部における分離ローラ18と分離パッド32との分離圧を適切な圧力に設定することができる。
ガイド部材37は平板状に形成される。ガイド部材37は分離パッドユニット39の上方であって分離ローラ18よりも用紙搬送方向上流側に、第1支持部材34と略平行となるように配置される。ガイド部材37は、搬送される用紙の先端が分離パッド32に接触する以前に分離ローラ18に接触するように、搬送される用紙を案内する。ガイド部材37は、分離パッドユニット39と共に支持軸38を中心に回動するよう分離パッドユニット39に固定されている。
搬送される用紙の先端が分離ローラ18よりも分離パッド32に先に接触すると、用紙と分離パッド32表面との摩擦力によってニップ部に良好に搬送できない場合がある。これに対し分離ローラ18は回転しているため、ニップ部より用紙搬送方向上流側では分離ローラ18の表面はニップ部に向かって進む。このため、搬送される用紙の先端が分離パッド32に接触する以前に分離ローラ18に接触することによって用紙を良好にニップ部に案内することが可能となる。また、第3支持部材36が設けられることによってニップ部の用紙搬送方向上流側において分離パッド32が変形しても、用紙を円滑にニップ部に導入させることができる。
分離ローラ18と分離パッド32により分離され搬送された用紙100は、搬送ローラ22と従動ローラ26により、後処理を行う図示しない後処理部へと搬送される。搬送ローラ22は搬送ローラ軸24に固定され、搬送ローラ軸24は用紙搬送装置300の図示しないフレームにベアリングなどにより回転可能に固定されている。搬送ローラ22は、用紙搬送装置300の後方に設けられた図示しないモータにより搬送ローラ軸24が駆動されることにより回転する。従動ローラ26は、従動ローラ軸28に固定され、従動ローラ軸28は、用紙搬送装置300の図示しないフレームにベアリングなどにより回転可能に固定されている。従動ローラ26はモータなどの駆動源には接続されておらず、搬送ローラ22に従動される。
図3は、(a)は、分離ローラ18と分離パッド32との間に小さい分離圧が与えられ、且つ分離ローラ18と分離パッド32とが用紙を挟持していない状態の用紙分離装置を示す図であり、(b)は、分離ローラ18と分離パッド32との間に小さい分離圧が与えられ、且つ分離ローラ18と分離パッド32とが用紙を挟持した状態の用紙分離装置を示す図である。なお、用紙100は実際は非常に薄いため、分離ローラ18と分離パッド32の間に用紙100を挟持していない状態と挟持した状態で各部の長さや角度は変化しないものとする。
前述の通り、分離ローラ18は分離ローラ軸20に固定され、用紙搬送装置300の図示しないフレームに回転可能に固定されている。この分離ローラ18に、第1支持部材34に支持された分離パッド32が、支持軸38を中心に回動可能な第1支持部材34が下方から押圧して支持されることにより押しつけられ、分離圧が与えられる。
分離パッド32は、用紙100を搬送する側の面に、用紙100が進入する面である第1分離面32aと、分離ローラ18に圧接して用紙100を挟持する第2分離面32b、および第1分離面32aと第2分離面32bとの間に形成された第3分離面32cを有している。第1分離面32a、第2分離面32b、および第3分離面32cは、用紙100の摺動性やコストを考慮して均一な厚さの一部材により構成されており、第1分離面32a、第2分離面32b、および第3分離面32cは、連続した面により形成されている。なお、第1分離面32a、第2分離面32b、および第3分離面32cは、それぞれ別部材により形成されてもよい。
分離パッド32の第1分離面32aの下方は、第1支持部材34に接着や溶着により固定されており、平面により構成されている。第1分離面32aは、分離ローラ18に圧接されない位置に形成される。第1分離面32aは、用紙100が進入する方向に対して第1分離角αをもって形成される。これにより、用紙100が本図のように段違いに重なった状態で分離ローラ18に搬送させることができ、用紙100の分離性の向上を図ることができる。
第2分離面32bは、分離パッド32の第2支持部材35が固定された範囲を含む略平面の部分をいう。第2分離面32bは、分離ローラ18と用紙100を挟持することにより用紙100に分離圧を与える部分を、第2分離面32bの用紙搬送方向上流側の端部に有する。第2分離面32bは、第1分離面32aに対して第2分離角βをもって形成される。第2分離角βは、分離パッド32の下面に固定された第2支持部材35の一辺である辺35aが、第1支持部材34の上面である支持面34aに係止されることにより形成される。さらに分離ローラ18と分離パッド32による分離圧が与えられることにより、第2分離角βを大きくすることができる。
一般に、用紙100の進入方向に対して、分離ローラ18と分離パッド32に挟持された用紙100が排出される角度が大きければ、隣合う用紙を段違いにずらして搬送することができるため、分離ローラ18と分離パッド32に用紙100が挟持されることによる用紙100の分離性は向上する。しかし、用紙100が進入してから用紙100が分離ローラ18と分離パッド32に挟持されるまでの間に、本実施形態における第1分離面32aのような面が設けられていない場合は、分離ローラ18と分離パッド32に挟持された用紙100が排出される角度が大きいと、分離パッド32は平坦面であるから、用紙100が分離ローラ18と分離パッド32との間に進入する側の角度も大きくなり、多くの用紙100の先端が分離ローラ18と分離パッド32との挟持部に進入しようとするので、用紙100が重なったまま分離ローラ18と分離パッド32の間に搬送される可能性が高くなり、かえって用紙100の分離性を低下させる可能性がある。本実施形態では、用紙100の進入方向に対して第1分離角αをもって形成される第1分離面32aと、第1分離面32aの用紙搬送方向下流側に、第1分離面32aに対して第2分離角βをもって形成される第2分離面32bを有することから、まず第1分離面32aで用紙100を段違いに重なった状態にして分離ローラ18に搬送させることができ、さらに第1分離面32aに対して第2分離角βをもって形成される第2分離面32bにより用紙100の分離性の向上を図ることができる。
第3分離面32cは、第1分離面32aと第2分離面32bとの間に連続する面を形成するように形成され、曲面部を形成する。これにより、第1分離面32aと第2分離面32bの間での用紙100の摺動性の向上を図ることができる。第3分離面32cは、分離ローラ18と用紙100を挟持することにより用紙100に分離圧を与える部分を、第3分離面32cの用紙搬送方向下流側に有する。
空間部40が形成されることによって、分離ローラ18と分離パッド32の間に分離圧が与えられた場合に、分離パッド32がこの空間部40に向かって弾性変形することができることから、第2分離角βを大きくすることができる。また、複数の用紙100が重なった状態で第3分離面32cに搬送された場合、下側の用紙100が第3分離面32cに接触して第3分離面が下方に膨らみ、進行しようとする用紙100を押さえることができることから、用紙の分離性の向上を図ることができる。なお、空間部40の内部には、分離パッド32、第2支持部材35、および第3支持部材36より硬度の低い弾性部材、例えば、ウレタンにより形成されたスポンジ部材などが配置されてもよい。この場合、空間部40に配意される弾性部材は、分離パッド32、第1支持部材34、第2支持部材35、および第3支持部材36によって囲われる領域に配置される第4支持部材として機能する。また、この場合、分離ローラ18は、この第4支持部材に向かって分離パッド32と圧接して分離パッド32を湾曲させる。
用紙100が分離ローラ18と分離パッド32の間に搬送されると、用紙100は、上方から分離ローラ18により、下方から分離パッド32により分離圧を与えられる。用紙100は、分離圧を与えられることにより、第3分離面32cの用紙搬送方向下流側と第2分離面32bの用紙搬送方向上流側にわたって、分離ローラ18と分離パッド32により分離圧を与えられて挟持される範囲W(以下「ニップ幅W」と記載する。)が形成される。ニップ幅Wを通過した用紙100は、第2分離面32b上を摺動しながら搬送される。したがって、用紙100は、用紙100が進入する方向に対して第1分離角α+第2分離角βの角度をもって分離ローラ18および分離パッド32から排出される。
図4は、(a)は、分離ローラ18と分離パッド32との間に大きい分離圧が与えられ、且つ分離ローラ18と分離パッド32とが用紙を挟持していない状態を示した図であり、(b)は、分離ローラ18と分離パッド32との間に大きい分離圧が与えられ、且つ分離ローラ18と分離パッド32とが用紙を挟持した状態を示した図である。
本図に示した用紙分離装置200は、図2で示した状態よりも、第1支持部材34が下方から強く押圧されて支持されることにより、分離ローラ18と分離パッド32との間の分離圧が大きく与えられている。これにより、分離パッド32が空間部40に向かって大きく弾性変形し、第2分離角βを大きくすることができる。また第2支持部材35が支持面34aに当接する辺35aが用紙搬送方向下流側に摺動し、摺動した辺35aを支点に第2分離面32bが回動することから、第2分離角βが大きくなる。また、第2支持部材35は弾性部材で形成されていることから、第2支持部材35の用紙搬送方向上流側が分離圧によって圧縮され、これによっても第2分離角βが大きくなる。このように、分離ローラ18と分離パッド32との間の分離圧が調整されることにより、第2支持部材35と支持面34aの押接状態が変化し、第2分離角βが調整される。
用紙100が分離ローラ18と分離パッド32の間に搬送されると、用紙100は、第3分離面32cの用紙搬送方向下流側と第2分離面32bの用紙搬送方向上流側にわたって、ニップ幅Wが形成される。この場合、分離パッド32または分離ローラ18が弾性体により形成されているため、分離圧が小さいときよりも分離圧が大きいときの方が、ニップ幅Wも大きくなる。ニップ幅Wが大きい場合、分離ローラ18と分離パッド32の間を通過する用紙100に分離圧が与えられる距離および時間が長くなることから、用紙100の分離性は向上する。また、摩擦抵抗力は、一般的には摩擦面に与えられる力に比例することから、分離ローラ18と用紙100の間の摩擦抵抗力、分離パッド32と用紙100の間の摩擦抵抗力、および用紙100間の摩擦抵抗力はそれぞれ分離圧に比例して大きくなり、その結果それぞれの摩擦抵抗力の差も大きくなることから分離性は向上する。しかし、分離圧を大きくすることにより、分離ローラ18および分離パッド32の摩耗も大きくなり、また、紙粉が多く発生することにより分離性を低下させるなど、信頼性や維持性を低下させる恐れがある。また、用紙の摩擦係数や坪量などの紙質、温度や湿度などの外部環境、または画像形成された用紙に後処理を行う場合はその画像形成の状況などの諸条件により、用紙を分離する条件は大きく変化してしまう。これらの諸条件に応じて、用紙を良好に分離する最適な分離圧が調整により与えられる。
ニップ幅Wを通過した用紙100は、第2分離面32b上を摺動しながら搬送される。したがって、用紙100は、第1分離面32aに対して第2分離角βの角度をもって分離ローラ18および分離パッド32から排出される。本実施形態では、分離圧を大きくすることにより第2分離角βが大きくなることから、分離圧と第2分離角βの双方により用紙の分離性の向上を図ることができる。したがって、分離圧の調整のみで諸条件に応じた分離性の調整を行う場合に比べ、低い分離圧を付与することにより用紙の分離性の調整を行うことができ、用紙分離装置200の信頼性や維持性の向上を図ることができる。
図5は、(a)は、分離圧調整装置250により分離ローラ18と分離パッド32との間に小さい分離圧が与えられた用紙分離装置の左側面図であり(b)は、分離圧調整装置250により分離ローラ18と分離パッド32との間に大きい分離圧が与えられた用紙分離装置の左側面図である。
分離パッド32は分離ローラ18の全幅に当接するために、分離ローラ18よりも幅方向が大きく形成されている。第1支持部材34は、分離パッド32を分離ローラ18の軸方向すべてにわたって支持するように、分離パッド32と同じ幅を有している。第1支持部材34の下方には、台形部材46が固定され、台形部材46には、球形部材42が固定されている。球形部材42の下方には、傾斜部44aを有し、水平方向に移動可能な調整部材44が、用紙搬送装置300の図示しないフレームに載置されている。球形部材42は傾斜部44aに摺動可能に係止されており、傾斜部44aは球形部材42を上方に押圧して支持している。
調整部材44を本図において右方向に水平に移動すると、傾斜部44aが球形部材42に摺動し、球形部材42が上方に移動する。これにより、第1支持部材34および分離パッド32が上方に押し上げられ、分離ローラ18と分離パッド32の間に与えられる分離圧が大きくなる。調整部材44は、用紙搬送装置300の図示しないフレームの上面と調整部材の下面の摩擦力により水平方向に保持される。なお、調整部材44は、分離圧調整後ねじなどにより用紙搬送装置300の図示しないフレーム固定してもよい。
図6は、(a)は、分離圧調整装置250により分離ローラ18と分離パッド32との間に小さい分離圧が与えられた用紙分離装置の正面図であり、(b)は、分離圧調整装置250により分離ローラ18と分離パッド32との間に大きい分離圧が与えられた用紙分離装置の正面図である。
調整部材44を水平方向に移動し、傾斜部44aを球形部材42に短い距離を摺動させると、球形部材42は短い距離を上方に移動し、台形部材46を介して第1支持部材34が支持軸38を中心に短い距離を上方に回動する。これにより、第1支持部材34および分離パッド32が、分離ローラ18と分離パッド32が用紙100を挟持する方向に短い距離を移動し、分離ローラ18と分離パッド32の間に小さい分離圧を与えることができる。
調整部材44をさらに水平方向に移動し、傾斜部44aを球形部材42に長い距離を摺動させると、球形部材42は長い距離を上方に移動する。これにより、第1支持部材34および分離パッド32が、分離ローラ18と分離パッド32が用紙100を挟持する方向に長い距離を移動し、分離ローラ18と分離パッド32の間に大きい分離圧を与えることができる。分離ローラ18と分離パッド32の間に大きい分離圧が与えられることにより、第2分離角βを大きくすることができることから、調整部材44を移動することにより、分離圧の調整と第2分離角βの調整を同時に行うことができる。
図7は、(a)は、分離ローラ18と分離パッド32との間に小さい分離圧を与えたときの分離圧調整装置250を示す図であり、(b)は、分離ローラ18と分離パッド32との間に大きな分離圧を与えたときの分離圧調整装置250を示す図である。
調整部材44は、連結部材48および締結部材52を介して伝達板50に固定されている。伝達板50の端部には、ラックギアである第1ギア部54aを有する第1ギア54が固定されている。第1ギア部54aには第2ギア56の第2ギア部56aが噛合しており、第2ギア部56aは第3ギア58の第3ギア部58aに噛合している。第3ギア58の軸は図示しない調整つまみに固定されており、この調整つまみを回転することにより、調整部材44を水平方向に移動させることができる。これにより、調整部材44の傾斜部44aを球形部材42に摺動させ、球形部材42を上方に移動させる距離を調整することができ、分離圧を調整することができる。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態に係る分離圧調整装置250の正面図である。本実施形態において、上述の第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
分離ローラ18は分離ローラ軸20に固定され、分離ローラ軸20の両端部は、分離圧を与える方向と平行に移動可能に設けられた保持部材60に回動可能に固定されている。保持部材60には、分離圧を与える方向と平行に長く伸びた長孔66bが設けられており、この長孔66bにはガイドピン66が挿通され、保持部材60の移動方向および移動距離を規制している。保持部材60の下部には円筒形状で所定の深さまで形成されたバネ用孔60aが2箇所設けられ、それぞれのバネ用孔60aにバネ64が挿入され、バネ64の挿入された側の一端は、バネ用孔60aの孔底により係止されている。バネ64の他端は、用紙搬送装置300の図示しないフレームに固定されたバネ支持部材62に固定されており、これにより保持部材60を通じて分離ローラ軸20および分離ローラ18が、上方に付勢される。
保持部材60の上方には、台形部材68が形成されており、この台形部材68には球形部材70が固定されている。球形部材70の上方には、傾斜部72aを有する調整部材72が水平方向に移動可能に配設されている。調整部材72は、用紙搬送装置300の図示しないフレームに設けられた図示しないガイド部材に調整部材72の上面および下面が挟持されることにより水平方向に移動可能に構成される。調整部材72はラックギア部72bが形成されており、ラックギア部72bにはギア74のギア部74aが噛合している。ギア74の軸は図示しない調整つまみに固定されており、この調整つまみを回転することにより、調整部材72を水平方向に移動させることができる。したがって、この回転つまみを回転することにより、分離ローラ18を分離パッド32に押圧する力を調整することができ、分離ローラ18と分離パッド32の間に与えられる分離圧を調整することができる。
図9は、第2の実施形態に係る分離圧調整装置250の左側面図である。バネ支持部材62は用紙搬送装置300のフレーム80に固定されている。バネ支持部材62の上方には、保持部材60が、先端に係止部が形成されたガイドピン66により本図右方向への移動を規制されながら上下方向に移動可能に配設されている。保持部材の下方であって幅方向中央には、所定長さの円筒形状のバネ用孔60aが形成されており、バネ用孔60aにバネ64が挿入されている。バネ64の挿入された側の一端は、バネ用孔60aの孔底により係止されており、バネ64の他端は、バネ支持部材62に固定されている。
保持部材60の上方には、台形部材68が形成されており、台形部材68には球形部材70が固定されている。球形部材70は、バネ64と同様に保持部材の幅方向中央に配設されており、これにより、球形部材70に与えられる押圧力を、保持部材60に対して保持部材60の可動方向に与えることができる。球形部材70の上方には、調整部材72とギア74が配設されている。ギア74の軸は図示しない調整つまみに固定されており、この調整つまみを回転することにより、調整部材72を水平方向に移動させることができ、これにより、球形部材70、保持部材60、分離ローラ軸20を介して分離ローラ18を分離圧を与える方向に調整することができ、分離ローラ18と分離パッド32の間に与えられる分離圧を調整することができる。
以上より、分離ローラ18と分離パッド32が用紙100を挟持する方向に分離ローラ18を移動することにより分離圧を調整することができるので、容易に分離ローラ18と分離パッド32の間に分離圧を与えることができ、分離ローラ18の摩耗などに対しても分離性を長期に維持することができる。
本発明は上述の各実施形態に限定されるものではなく、各実施形態の各要素を適宜組み合わせたものも、本発明の実施形態として有効である。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれうる。以下、そうした例をあげる。
球形部材42および球形部材70は、ベアリングなどの摺動部材でもよい。これにより、傾斜部44aまたは傾斜部72aとの摺動性を向上でき、分離圧の調整を容易に行うことができる。
傾斜部44aと球形部材42、および傾斜部72aと球形部材70ではなく、イクセントリックカムにより分離パッド32または分離ローラ18を分離圧を与える方向に移動する距離を調整することにより、分離圧を調整可能としてもよい。これにより部品点数を削減でき、コストを低減することができる。
第1の実施形態に係る用紙搬送装置の全体構成図である。 図1の領域Pの拡大図である。 (a)は、分離ローラと分離パッドとの間に小さい分離圧が与えられ、且つ分離ローラと分離パッドとが用紙を挟持していない状態の用紙分離装置を示す図であり、(b)は、分離ローラと分離パッドとの間に小さい分離圧が与えられ、且つ分離ローラと分離パッドとが用紙を挟持した状態の用紙分離装置を示す図である。 (a)は、分離ローラと分離パッドとの間に大きい分離圧が与えられ、且つ分離ローラと分離パッドとが用紙を挟持していない状態を示した図であり、(b)は、分離ローラと分離パッドとの間に大きい分離圧が与えられ、且つ分離ローラと分離パッドとが用紙を挟持した状態を示した図である。 (a)は、分離圧調整装置により分離ローラと分離パッドとの間に小さい分離圧が与えられた用紙分離装置の左側面図であり(b)は、分離圧調整装置により分離ローラと分離パッドとの間に大きい分離圧が与えられた用紙分離装置の左側面図である。 (a)は、分離圧調整装置により分離ローラと分離パッドとの間に小さい分離圧が与えられた用紙分離装置の正面図であり、(b)は、分離圧調整装置により分離ローラと分離パッドとの間に大きい分離圧が与えられた用紙分離装置の正面図である。 (a)は、分離ローラと分離パッドとの間に小さい分離圧を与えたときの分離圧調整装置を示す図であり、(b)は、分離ローラと分離パッドとの間に大きな分離圧を与えたときの分離圧調整装置を示す図である。 第2の実施形態に係る分離圧調整装置の正面図である。 第2の実施形態に係る分離圧調整装置の左側面図である。
符号の説明
10 用紙トレイ、 12 ピックアップローラ、 18 分離ローラ、 20 分離ローラ軸、 22 搬送ローラ、 26 従動ローラ、 30 第1フレーム、 32 分離パッド、 32a 第1分離面、 32b 第2分離面、 32c 第3分離面、 34 第1支持部材、 35 第2支持部材、 38 支持軸、 42 球形部材、 44 調整部材、 44a 傾斜部、 60 保持部材、 62 バネ支持部材、 64 バネ、 70 球形部材、 72 調整部材、 72a 傾斜部、 100 用紙、 200 用紙分離装置、 250 分離圧調整装置、 300 用紙搬送装置。

Claims (4)

  1. 弾性材料によって形成される分離部材と、
    第1支持部材と、
    前記分離部材と前記第1支持部材との間に配置される第2支持部材と、
    前記分離部材よりも軟質な弾性材料によって形成され、前記分離部材と前記第1支持部材と前記第2支持部材と共に空間部を形成するよう、前記第2支持部材よりも用紙搬送方向上流側で前記分離部材と前記第1支持部材との間に配置される第3支持部材と、
    前記空間部に向かって前記分離部材と圧接して前記分離部材を湾曲させる分離ローラと、
    を備えることを特徴とする用紙分離装置。
  2. 前記第2支持部材は、前記分離部材に固定され、前記第1支持部材と摺動可能に当接することを特徴とする請求項1に記載の用紙分離装置。
  3. 前記分離ローラよりも用紙搬送方向上流側に配置され、搬送される用紙の先端が前記分離部材に接触する以前に前記分離ローラに接触するよう搬送される用紙を案内するガイド部材をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の用紙分離装置。
  4. 弾性材料によって形成される分離部材と、
    第1支持部材と、
    前記分離部材と前記第1支持部材との間に配置される第2支持部材と、
    前記分離部材よりも軟質な弾性材料によって形成され、前記第2支持部材よりも用紙搬送方向上流側で前記分離部材と前記第1支持部材との間に配置される第3支持部材と、
    前記第3支持部材よりも軟質な弾性材料によって形成され、前記分離部材と前記第1支持部材と前記第2支持部材と前記第3支持部材とによって囲まれる領域に配置される第4支持部材と、
    前記第4支持部材に向かって前記分離部材と圧接して前記分離部材を湾曲させる分離ローラと、
    を備えることを特徴とする用紙分離装置。
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