JP4626739B2 - 自動変速機に用いられるワイヤーの保護装置およびその取付方法 - Google Patents

自動変速機に用いられるワイヤーの保護装置およびその取付方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動変速機(以下、A/Tとも表記する)のケースの内外に、例えばスピードセンサ、油圧センサ、あるいは油温センサ等のセンサが設けられている自動変速機の技術分野に属し、特に、電子制御装置に接続されるコネクタとセンサとが両端に電気的に接続されているワイヤーを保護するための、自動変速機に用いられるワイヤーの保護装置およびその取付方法の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用の自動変速機は、例えば、パーキングレンジ、ドライブレンジ、ニュートラルレンジ、1速レンジ、2速レンジ、後退レンジ等の複数の変速レンジが設けられている。そして、図5に示すように、従来は各変速レンジにおいて、自動変速機1の電子制御装置(以下、A/T ECUとも表記する)2がそのマイクロコンピュータに内蔵された自動変速制御プログラムにしたがってA/Tケース3内に設けられているソレノイドバルブ等のソレノイド類4を制御することにより、自動変速制御が行われる。その場合、A/Tケース3の内外に設けられた、スピードセンサ、油圧センサ、あるいは油温センサ等のセンサ類5からの各検出信号およびニュートラルスイッチ(以下、Nスイッチともいう)6からのA/T1のマニュアルシャフト(不図示)の回動位置の検出信号がそれぞれA/T ECU2に供給されることで、A/T ECU2はこれらの検出信号を加味して自動変速制御を行うようになっている。
【0003】
A/T ECU2と、前述のソレノイド類4、センサ類5、およびNスイッチ6とはそれぞれ信号の授受を行うために電気的に接続されており、この電気的接続のためにワイヤー・ハーネス14が用いられている。その場合、例えばセンサ類5とA/T ECU2に接続されるコネクタとの接続において、センサ類5、コネクタ、およびワイヤー・ハーネス14一体に組み立てたワイヤー・ハーネス・サブアッシが用いられていることがある。
【0004】
図6に示すように、このワイヤー・ハーネス・サブアッシ7は、例えばスピードセンサを有するセンサ本体8と、A/T ECU2に電気的に接続されるコネクタ9と、これらのセンサ本体8のスピードセンサおよびコネクタ9の端子を電気的に接続する電線10を絶縁膜11で被覆した所定数のワイヤー12を束にし、更に保護チューブ13を被せてなるワイヤー・ハーネス14とから構成されている。
【0005】
このようなワイヤー・ハーネス・サブアッシ7は、通常、コネクタ9の各端子にそれぞれワイヤー・ハーネス14の対応するワイヤー12の電線の一端側を電気的に接続し、その後、ワイヤー12の他端側にセンサ本体8を樹脂成形するとともに、センサ本体8のセンサにワイヤー12の電線の他端側を電気的に接続することで形成されている。その場合、保護チューブ13はワイヤー12が自動変速機のケースの一部あるいは自動変速機の他の部品と干渉することから保護している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述のワイヤー・ハーネス・サブアッシ7を形成するためには、前述のようにワイヤー・ハーネス14として束ねられたワイヤー12にセンサ本体8を樹脂成形しているが、この樹脂成形を行う際に、ワイヤー12を型で押さえる必要がある。このため、ワイヤー12の型で押さえられる部分に保護チュ−ブ13を設けることができないので、図6に示すように型押さえスペースによる所定長さのワイヤー露出部12aが生じてしまう。
【0007】
しかしながら、このように所定長さのワイヤー露出部12aが生じると、このワイヤー露出部12aがこれに隣接するA/Tケース3の一部あるいはA/T1の他の部品に干渉するおそれがある。特に、近年のA/T1では、A/Tケース3のコンパクト化あるいはA/Tケース3内の部品の増大化等の要因により、センサがA/Tケース3の内部に設けられた場合は、ワイヤー露出部12aが他の部品と干渉する可能性が高くなっている。また、前述の要因により、スピードセンサのスピード検出用ドラムの設置位置も限定されることから、スピードセンサの設置位置も制限されている。このため、ワイヤー露出部12aが他の部品と干渉する可能性が更に高くなっている。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ワイヤーを保護チューブで被覆したときに生じるワイヤー露出部を簡単な構成で確実に保護することのできる自動変速機に用いられるワイヤーの保護装置およびその取付方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、請求項1の発明の自動変速機に用いられるワイヤーの保護装置は、自動変速機に設けられたセンサと、該センサを自動変速機の電子制御装置等の電気機器に接続するコネクタと、これらを電気的に接続するワイヤーと、このワイヤーを被覆してワイヤーを保護する保護チューブとを少なくとも備えている自動変速機に用いられるワイヤーの保護装置において、前記保護チューブは、小径保護チューブとこの小径保護チューブに相対移動可能に被せられた大径保護チューブとからなり、前記小径保護チューブを前記センサ側または前記コネクタ側のいずれか一方に偏位させて前記自動変速機のケースに固定する固定手段と、前記大径保護チューブを前記センサ側または前記コネクタ側のいずれか他方に偏位させて位置規制する位置規制手段とを備え、前記小径保護チューブの固定手段が前記大径保護チューブの位置規制手段を兼ねていることを特徴としている。
【0010】
また、請求項2の発明は、前記小径保護チューブに、前記大径保護チューブを前記小径保護チューブに対して位置決めするための印が設けられていることを特徴としている。
【0011】
更に、請求項3の発明は、前記大径保護チューブが前記小径保護チューブを透視可能に形成されていることを特徴としている。
【0012】
更に、請求項の発明は、前記センサが自動変速機のケースの内部に設けられたセンサであることを特徴としている。
【0013】
更に、請求項の発明のワイヤーの保護装置の取付方法は、請求項1ないしのいずれか1記載のワイヤーの保護装置を自動変速機のケースに取り付ける取付方法であって、前記小径保護チューブを前記センサ側および前記コネクタ側のいずれか一方に偏位させるとともに前記大径保護チューブを前記センサ側および前記コネクタ側のいずれか他方に偏位させた状態で、前記小径保護チューブを前記固定手段により前記自動変速機のケースに取り付けることを特徴としている。
【0014】
【作用および発明の効果】
このように構成された本発明の自動変速機に用いられるワイヤーの保護装置によれば、ワイヤーを保護する保護チューブを、小径保護チューブとこの小径保護チューブに相対移動可能に被せられた大径保護チューブとから構成しているので、小径保護チューブで被覆されないワイヤー露出部が生じても、このワイヤー露出部を大径保護チューブにより被覆でき、ワイヤー露出部の発生を防止できるようになる。したがって、センサを自動変速機のどの位置に設けても、ワイヤー全体を自動変速機のケースの一部あるいは自動変速機の他の部品との干渉から確実に保護することができる。しかも、保護チューブを小径保護チューブと大径保護チューブとから簡単な構成に形成することができる。
【0015】
また、大径保護チューブを単に位置規制しているだけであるので、大径保護チューブの固定作業を不要にできる。したがって、ワイヤーの取付作業の工数が削減できる。
更に、小径保護チューブの固定手段により、大径保護チューブの位置規制を行っているので、大径保護チューブの位置規制のための専用の部材を不要にできる。これにより、部品点数および取付工数を削減することができる。
【0016】
更に、請求項の発明によれば、小径保護チューブに、大径保護チューブの小径保護チューブに対する位置決めの印を設けているので、小径保護チューブを自動変速機に固定する際に、大径保護チューブの小径保護チューブに対する位置決めを間違うことなく、簡単に設定することができる。これにより、ワイヤーの自動変速機のケースへの誤った取付けを防止でき、作業性を向上することができる。
【0017】
更に、請求項の発明によれば、小径保護チューブを透視可能に大径保護チューブを構成しているので、小径保護チューブに対する大径保護チューブの相対位置を明確にわかるようにすることができる。これにより、ワイヤーの自動変速機への誤った取付けを防止でき、作業性を向上することができる。
【0018】
更に、請求項の発明によれば、センサが自動変速機のケースの内部に設けられたセンサであるので、このセンサに接続されるワイヤーの少なくとも一部もケースの内部に設けられるようになる。ところで、ケースの内部にはギヤ等の自動変速機の他の部品が比較的密に収容されてワイヤーの設置スペースが非常に狭くなっているため、ケース内部に設けられたワイヤーは、ケースの一部あるいは自動変速機の他の部品と干渉する可能性が高い。しかし、小径保護チューブおよび大径保護チューブの少なくとも一方によってワイヤー露出部の発生が防止されることから、ケース内に設けられたワイヤーをこの干渉からより一層効果的に保護することができる。
【0019】
更に、請求項の発明のワイヤーの取付方法によれば、小径保護チューブをセンサ側およびコネクタ側のいずれか一方に単に偏位させるとともに大径保護チューブをセンサ側およびコネクタ側のいずれか他方に単に偏位させて、小径保護チューブを固定手段により自動変速機のケースに取り付けるだけであるので、ワイヤーを自動変速機のケースに、簡単にかつミスなく取付けることができ、作業性を向上することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明にかかる自動変速機に用いられるワイヤー保護装置の実施の形態の一例を部分的に示す図、図2はこの例のワイヤー・ハーネス・サブアッシを示し、(a)は正面図、(b)はワイヤー・ハーネス・サブアッシの製造過程の途中状態を示す図である。なお、前述の従来例と同じ構成要素には同じ符号を付すことでその詳細な説明は省略する。
【0021】
図1に示すように、自動変速機1には、この例のワイヤー保護装置15を備えたワイヤー・ハーネス・サブアッシ7が設けられている。このワイヤー・ハーネス・サブアッシ7は前述の従来例と保護チューブ13の構成のみが異なり、他の構成は従来例と同じである。
【0022】
図2(a)に示すようにこの例のワイヤー・ハーネス・サブアッシ7の保護チューブ13は、前述の従来例の保護チューブ13と同じである小径保護チューブ13aと、この小径保護チューブ13aに相対移動可能に被せられた大径保護チューブ13bとからなっている。図2(b)に示すように、小径保護チューブ13aは前述の従来例の保護チューブ13と同様に、センサ本体8の樹脂成形のために必要な型押さえスペース16を生じる長さに設定されており、また図2(a)に示すように、大径保護チューブ13bはこの型押さえスペース16を覆いながら、しかも小径保護チューブ13aと所定量オーバーラップする長さに設定されている。
【0023】
大径保護チューブ13bの径および長さは、次のように設定されている。すなわち、図1および図3(a)に示すように、小径保護チューブ13aがコネクタ9側に変位させ、かつ大径保護チューブ13bがセンサ本体8側に変位させた状態で、小径保護チューブ13aがばね性のあるハーネスクランプ17でA/Tケース3に取り付けられるが、図3(a)および(b)に明瞭に示すように、大径保護チューブ13bの径は、この大径保護チューブ13bがセンサ本体8から離れる方向(矢印で示す図において左方向)に移動するときにこのハーネスクランプ17に当接してそれ以上の左方向の移動が阻止されて位置規制されるような大きさに設定されている。換言すると、大径保護チューブ13bの径をこのように設定することで、小径保護チューブ13aをA/Tケース3に固定するための固定部材であるハーネスクランプ17が、大径保護チューブ13bの左方向の移動をそして位置規制する位置規制部材として兼用されている。
【0024】
また、大径保護チューブ13bの長さは、図3(b)に示すように、大径保護チューブ13bがハーネスクランプ17に当接して左方向の移動が規制された状態で、型抑えスペース16のワイヤー12が他の部品に干渉することがない程度にこの型抑えスペース16のワイヤー12をほぼ完全に覆う長さに設定されている。図3(b)には、大径保護チューブ13bがハーネスクランプ17に位置規制されたとき、大径保護チューブ13bとセンサ本体8との間にわずかな隙間αが記載されているが、この隙間αは他の部品に干渉することがない程度に小さい。もちろん、隙間αが存在しないように大径保護チューブ13bの長さを設定できることは言うまでもない。
【0025】
更に、図3(c)に示すように、小径保護チューブ13aには、大径保護チューブ13bの小径保護チューブ13aに対する位置決めのための印18が付けられている。なお、図3(c)には印18が点線で示されているが、これに限定されることなく、前述の位置決めをできるものであれば、どのような印を用いることもできる。
【0026】
このようなワイヤー・ハーネス・サブアッシ7を組み立てるには、まず、ワイヤー・ハーネス14のワイヤー12を前述のようにコネクタ9の端子に電気的接続し、その後、図2(b)に示すように小径保護チューブ13aをコネクタ9の側に偏位させるとともに、大径保護チューブ13bをその全部が小径保護チューブ13aの上に位置するように移動させる。これにより、ワイヤー12のセンサ本体8側に所定長さの型押さえスペース16と図示しないセンサ本体8の取付スペースがそれぞれ形成される。そして、この型押さえスペース16の領域のワイヤー12を図示しない型で押さえた状態で、取付スペースにセンサ本体8が樹脂成形される。その後、このセンサ本体8が電線10に電気的に接続されることで、ワイヤー・ハーネス・サブアッシ7が組み立てられる。
【0027】
また、ワイヤー・ハーネス・サブアッシ7をA/Tケース3に取り付けるには、まず、図1に示すようにセンサ本体8をA/Tケース3内の所定位置に取り付ける。このセンサ本体8がスピードセンサ19である場合は、図4に示すようにスピードセンサ19はA/T1の出力軸に取り付けられた回転ドラム20の外周面に周方向に等間隔で形成された所定数の凹部21に対向している。
【0028】
そして、前述のように小径保護チューブ13aをコネクタ9側に変位させるとともに、大径保護チューブ13bをセンサ本体8側に変位させる。このとき、小径保護チューブ13aに大径保護チューブ13bの位置決めのための印18が設けられているので、大径保護チューブ13bの小径保護チューブ13aに対する位置決めを間違うことなく、簡単に設定するようになる。このように大径保護チューブ13bを小径保護チューブ13aに対して位置決めした状態で、小径保護チューブ13aをハーネスクランプ17でA/Tケース3の所定位置に固定する。
【0029】
こうして、ワイヤー・ハーネス・サブアッシ7がA/Tケース3に取り付けられ、このとき、大径保護チューブ13bはハーネスクランプ17によってコネクタ9の方への移動が阻止されてセンサ本体8とハーネスクランプ17との間に位置規制されている。このように大径保護チューブ13bが位置規制された状態では、前述の図3(b)に示すように、型押さえスペース16に対応するワイヤー露出部が大径保護チューブ13bで覆われてA/Tケース3の一部あるいは他の部品との干渉から保護される。
【0030】
このように、この例の自動変速機に用いられるワイヤー保護装置15によれば、ワイヤー・ハーネス14に被せる保護チューブ13を、小径保護チューブ13aとこの小径保護チューブ13aに相対移動可能に被せられた大径保護チューブ13bとから構成しているので、センサ本体8の樹脂成形時にワイヤー・ハーネス14を型で押さえるために必要な型押さえスペース16によって生じるワイヤー露出部12aを大径保護チューブ13bで覆うことで、ワイヤー12全体をA/Tケース3の一部あるいはA/T1の他の部品との干渉から保護することができる。しかも、保護チューブ13を小径保護チューブ13aと大径保護チューブ13bとから簡単な構成で形成することができる。
【0031】
また、大径保護チューブ13bをセンサ本体8とハーネスクランプ17との間で単に位置規制しているだけであって大径保護チューブ13bを固定していないので、大径保護チューブ13bの固定作業を不要にできる。したがって、ワイヤー・ハーネス・アッシ7の取付作業の工数が削減できる。
【0032】
更に、小径保護チューブ13aをA/Tケース3に固定するハーネスクランプ17により大径保護チューブ13bを位置規制しているので、大径保護チューブ13bの位置規制のための専用の部材を不要にできる。これにより、部品点数および取付工数を削減することができる。
【0033】
更に、小径保護チューブ13aに、大径保護チューブ13bの小径保護チューブ13aに対する位置決めの印18を設けているので、小径保護チューブ13aをA/Tケース3に固定する際に、大径保護チューブ13bの小径保護チューブ13aに対する位置決めを間違うことなく、簡単に設定することができる。これにより、ワイヤー・ハーネス・サブアッシ7のA/Tケース3への誤った取付けを防止でき、作業性を向上することができる。
【0034】
なお、前述の例では、本発明をスピードセンサのワイヤー・ハーネス14の保護装置に適用しているが、本発明は、例えば前述の油圧センサや油温センサ等のたのセンサのワイヤー・ハーネスの保護装置にも適用することができる。
【0035】
また、前述の例では、小径保護チューブ13aをコネクタ9側に偏位させ、また大径保護チューブ13bをセンサ本体8側に偏位させるものとしているが、逆に、小径保護チューブ13aをセンサ本体8側に偏位させ、また大径保護チューブ13bをコネクタ9側に偏位させることもできる。
【0036】
更に、ハーネスクランプ17は大径保護チューブ13bの位置を規制する位置規制手段を兼ねるようにしているが、位置規制手段を別に設けて、ハーネスクランプ17は位置規制手段を兼ねないようにすることもできる。
【0037】
更に、前述の例では、本発明のワイヤー保護装置15をA/Tケース3の内部に設けられたセンサに適用するものとしているが、本発明のワイヤー保護装置15はA/Tケース3の外部に設けたセンサにも適用することができる。
【0038】
更に、小径保護チューブ13aを例えば黒色にしかつ大径保護チューブ13bを透明または半透明の透視可能にして、大径保護チューブ13bを通して小径保護チューブ13aを透視することで、小径保護チューブ13aに対する大径保護チューブ13の相対位置を明確にわかるようにすることもできる。これにより、ワイヤー・ハーネス・サブアッシ7のA/Tケース3への誤った取付けを防止でき、作業性を向上することができる。この場合には、前述のように小径保護チューブ13aに設けられた、大径保護チューブ13bの小径保護チューブ13aに対する位置決めの印18を併用することもできるし、あるいは省略することもできる。
【0039】
更に、センサ本体8の樹脂成形時の型押さえスペース16によって生じるワイヤー露出部12a以外に、他の原因で生じるワイヤー露出部を有するワイヤー・ハーネス14にも本発明のワイヤーの保護装置15を適用することができる。
【0040】
更に、本発明におけるA/Tケースは、前述の例のA/Tケース3に固定されるバルブボディ、コンバータハウジング、オイルポンプ等の固定部材も含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる自動変速機に用いられるワイヤー保護装置の実施の形態の一例を部分的に示す図である。
【図2】 この例のワイヤー・ハーネス・サブアッシを示し、(a)は正面図、(b)はワイヤー・ハーネス・サブアッシの製造過程の途中状態を示す図である。
【図3】 この例のワイヤー・ハーネス・サブアッシのA/Tケースへの取付を説明し、(a)は図1におけるIIIA−IIIA線に沿う断面図、(b)は(a)におけるIIIB−IIIB線に沿う断面図、(c)は小径保護チューブに設けられた、大径保護チューブの小径保護チューブに対する位置決めのための印を示す図である。
【図4】 A/Tの出力軸のスピード検出のための所定数の凹部を有する回転ドラムとこれらの凹部に対向するスピードセンサとを示す図である。
【図5】 従来の自動変速機、自動変速機の電子制御装置、ソレノイド類、センサ類、およびニュートラルスイッチ等を模式的に示す図である。
【図6】 従来のワイヤー・ハーネス・サブアッシを示す図である。
【符号の説明】
1…自動変速機(A/T)、2…自動変速機の電子制御装置(A/T ECU)、3…自動変速機のケース(A/Tケース)、4…ソレノイド類、5…センサ類、6…ニュートラルスイッチ(Nスイッチ)、7…ワイヤー・ハーネス・サブアッシ、8…センサ本体、9…コネクタ、10…電線、11…絶縁膜、12…ワイヤー、13…保護チューブ、13a…小径保護チューブ、13b…大径保護チューブ、14…ワイヤー・ハーネス、15…ワイヤー保護装置、16…型押さえスペース、17…ハーネスクランプ、18…位置決めのための印、19…スピードセンサ

Claims (5)

  1. 自動変速機に設けられたセンサと、該センサを自動変速機の電子制御装置等の電気機器に接続するコネクタと、これらを電気的に接続するワイヤーと、このワイヤーを被覆してワイヤーを保護する保護チューブとを少なくとも備えている自動変速機に用いられるワイヤーの保護装置において、
    前記保護チューブは、小径保護チューブとこの小径保護チューブに相対移動可能に被せられた大径保護チューブとからなり、
    前記小径保護チューブを前記センサ側または前記コネクタ側のいずれか一方に偏位させて前記自動変速機のケースに固定する固定手段と、前記大径保護チューブを前記センサ側または前記コネクタ側のいずれか他方に偏位させて位置規制する位置規制手段とを備え、
    前記小径保護チューブの固定手段が前記大径保護チューブの位置規制手段を兼ねていることを特徴とする自動変速機に用いられるワイヤーの保護装置。
  2. 前記小径保護チューブに、前記大径保護チューブを前記小径保護チューブに対して位置決めするための印が設けられていることを特徴とする請求項1記載の自動変速機に用いられるワイヤーの保護装置。
  3. 前記大径保護チューブが前記小径保護チューブを透視可能に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の自動変速機に用いられるワイヤーの保護装置。
  4. 前記センサは自動変速機のケースの内部に設けられたセンサであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1記載の自動変速機に用いられるワイヤーの保護装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1記載のワイヤーの保護装置を自動変速機のケースに取り付ける取付方法であって、
    前記小径保護チューブを前記センサ側または前記コネクタ側のいずれか一方に偏位させるとともに前記大径保護チューブを前記センサ側または前記コネクタ側のいずれか他方に偏位させた状態で、前記小径保護チューブを前記固定手段により前記自動変速機に取り付けることを特徴とする自動変速機に用いられるワイヤーの保護装置の取付方法
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