JP4626473B2 - 画像処理装置、画像出力装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の画素からなる画像データを圧縮する技術、および、圧縮された画像データを復号して出力する技術に関する。
一般に、プリンタ等の画像出力装置によって、自然画等のように滑らかな階調変化を有する画像を出力する場合、360dpi×360dpi程度の解像度で出力を行えば、通常の使用には十分な画質を確保できる。しかし、文字や記号のように急峻な階調変化を有する画像を印刷する場合には、360dpi×360dpi程度の解像度では、エッジにボケが生じたり、線の太さにばらつきが生じたりして、画質の低下を招いてしまう。
そこで、文字や記号等が含まれる画像の画質を確保するため、720dpi×720dpi等の高解像度で出力を行うことが考えられるが、そうすると、画像データのデータ容量が増加し、それだけ、画像出力装置に搭載するメモリを大容量化する必要がある。また、データ容量の増加に伴い、コンピュータ等の画像処理装置から画像出力装置に画像データを転送するためのインタフェースも高速化する必要がある。
このような問題に対して、例えば、下記特許文献1では、画像データ中の局所的な部分の画素構成の複雑さに応じて解像度を動的に変化させることにより、データ容量の削減を図っている。
また、下記特許文献2では、画像データに対してMTF補正や白地抽出等の種々の画像処理を行った上で、文字領域と自然画領域とを分離し、これらの領域について、それぞれ異なる圧縮方法を適用することで、画像データの高圧縮化を図っている。具体的には、文字領域については、可逆的なエントロピ符号化を行い、自然画領域では、非可逆的なADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform)符号化を行っている。
特開平7−87315号公報 特開平4−356873号公報
しかし、上述した特許文献1では、特定の画素パターンが連続するか否かに応じて、その部分の複雑さ判断しており、解像度の切り換えを行うまでに複雑な演算処理を行う必要があった。
一方、上記特許文献2では、文字領域と自然画領域の分離判断に困難さを伴っており、また、これらの領域についてそれぞれ異なる圧縮方法を用いるため、圧縮を行うためのハードウェアと復号を行うためのハードウェアがその圧縮方法に応じてそれぞれ2種類ずつ必要となり、装置構成が複雑であった。
上述した種々の問題を踏まえ、本発明が解決しようとする課題は、従来よりも簡易な構成で画像データの容量削減と出力画像の画質の向上を実現することにある。
上記課題を解決するため、本発明を次のように構成した。すなわち、
複数の画素からなる画像データを圧縮する画像処理装置であって、
入力した画像データから所定の画素数からなる画素群を順次抽出して、該各画素群が、白色と黒色の画素によって構成された白黒パターンであるか否かを判別する白黒パターン判別手段と、
前記画素群が白黒パターンである場合に、該画素群内の階調値を白色と黒色の配置に応じて二値化した二値データを生成する二値データ生成手段と、
前記画素群が白黒パターンでない場合に、該画素群の解像度を低減した低解像度データを生成する低解像度データ生成手段と、
前記画像データ内の各画素群から順次生成された前記二値データまたは前記低解像度データのそれぞれの連続数に応じて前記二値データおよび前記低解像度データをそれぞれ圧縮することで、前記二値データを圧縮したデータと前記低解像度データを圧縮したデータとが混在して記録された圧縮データを生成する圧縮手段と、を備え、
前記圧縮手段は、前記画像データ内の各画素群から同一内容のデータが順次連続して生成された場合に、該同一内容のデータの連続数をカウントし、該カウントした数と、前記同一内容のデータが前記二値データまたは前記低解像度データのどちらであるかを示す識別子と、前記同一内容のデータうちの一のデータと、を含むデータを生成して前記圧縮データに記録し、
前記圧縮手段は、更に、
前記画素群から異なる内容の二値データが連続して生成された場合に、該異なる内容の二値データが連続して生成された数をカウントし、該カウントした数と、前記異なる内容のデータが二値データであることを表す識別子と、前記異なる内容の各二値データと、を含むデータを生成して前記圧縮データに記録し、
前記画素群から異なる内容の低解像度データが連続して生成された場合に、該異なる内容の低解像度データが連続して生成された数をカウントし、該カウントした数と、前記異なる内容のデータが低解像度データであることを表す識別子と、前記異なる内容の各低解像度データと、を含むデータを生成して前記圧縮データに記録する
ことを要旨とする。
本発明の画像処理装置によれば、抽出した画素群が白色と黒色の画素によって構成されているか否かという単純な判断処理によって、文字等を表す白黒部分と自然画等を表すその他の部分とについて解像度を動的に変更することができる。また、画素群が白黒パターンであれば、その画素群の解像度を保ったままデータを二値化することができるので、文字等を表す白黒部分について画質の劣化を抑制することができる。更に、画素群の二値化や低解像度化によるデータ容量の削減に加え、データの連続数に応じた圧縮も行うので、画像データのデータ容量を更に削減することができる。また、本発明の画像処理装置では、二値データや低解像度データについては、そのデータの種別にかかわらず、データの連続数に応じた同一手法の圧縮を行うため、簡易な構成でデータ容量の削減を図ることが可能になる。
なお、上記構成において、白黒パターンとは、白色と黒色の両者を必ず含み、他の色を含まない画素群とすることができる。このような白黒パターンによれば、白色と黒色とによって構成された文字等のエッジ部分のみを画像中から抽出することができる。また、白のみ、黒のみの画素によって構成された画素群も、白黒パターンとして判別するものとしてもよい。一般に、画素群を低解像度化するよりも二値化する方がデータの圧縮率が高いため、白のみ、黒のみのパターンについても二値化することにより、画像データの容量を更に削減することができる。
なお、上記低解像度データ生成手段は、画素群を構成する画素の数の約数に応じて低解像度化を行うことができる。例えば、画素群が6つの画素によって構成されていれば、その解像度を3分の1、2分の1、6分の1に低減することができる。また、画素群が4つの画素によって構成されていれば、その解像度を2分の1、4分の1に低減することができる。このような場合、解像度の低減化の限度は、元の画像データの解像度を、画素群を構成する画素の数で割った解像度となる。
上記構成の画像処理装置において、
前記圧縮手段は、前記同一内容のデータが連続する数をカウントし、該同一内容のデータが前記二値データまたは前記低解像度データのどちらであるかを示す識別子と、前記カウントした数と、該同一内容のデータと、を含む圧縮データを生成することにより、前記圧縮を行うものとしてもよい。
このような構成によれば、識別子を使い分けることで、二値データと低解像度データとについて同一の圧縮形式を適用することができるため、簡易な構成でデータの圧縮を行うことができる。
上記構成の画像処理装置において、
前記圧縮手段は、更に、前記画素群から順次、前記二値データまたは前記低解像度データが生成された結果、異なる内容のデータが連続して生成された場合に、該異なる内容のデータが連続する数をカウントし、該異なる内容のデータが前記二値データまたは前記低解像度化データのどちらであるかを表す識別子と、前記カウントした数と、該異なる内容の各データと、を含む圧縮データを生成する手段を備えるものとしてもよい。
このような構成によれば、同一のデータが連続した場合だけでなく、異なるデータが連続した場合についても、その数をカウントして、圧縮データを生成する。そのため、異なる各データについてそれぞれ識別子やカウント数が不要となり、効率的にデータの圧縮を行うことができる。
上記構成の画像処理装置において、
前記圧縮手段は、前記圧縮を行うデータが、前記二値データか前記低解像度データかに応じて、前記カウント数を表すデータ、および、前記二値データまたは前記低解像度データを表すデータを、異なる長さのデータとするものとしてもよい。
このような構成によれば、二値データと低解像度データの性質に応じてデータ長を異なる長さとすることができるので、効率的にデータ容量を削減することができる。例えば、二値データは、文字等の部分を表すことが多く、繰り返し部分が少ないと考えられるため、そのカウント数を表すデータを、4ビット程度のデータ長とし、低解像度データについては、自然画等を表すことが多いため、繰り返し部分が多いと考えられ、そのカウント数を表すデータを8ビット程度のデータ長とすることができる。また、例えば、画素群が4つの画素から構成される場合には、二値データを4ビット単位のデータ長とすることができ、解像度の低減を行った画素の画素値がRGB各8ビットのデータからなる場合には、低解像度データを8ビット単位のデータ長とすることができる。
上記構成の画像処理装置において、
前記低解像度データ生成手段は、前記画素群を構成する各画素の画素値を平均化して、一つの画素の画素値を求めることで、前記解像度の低減を行うものとしてもよい。
このような構成によれば、画素値の平均化という極めて容易な処理により画素群の低解像度化を行うことができる。
上記構成の画像処理装置において、
更に、前記圧縮手段によって圧縮したデータを、当該画像処理装置と接続され、画像の出力を行う画像出力装置に送信する送信手段を備えるものとしてもよい。
このような構成によれば、画像の出力を行う画像出力装置に対して圧縮データを送信するので、通信時間を短縮することが可能になる。
なお、本発明は、次のような画像出力装置としても構成することができる。すなわち、
画像を出力する画像出力装置であって、
画像中の所定の画素数からなる画素群毎に該画素群が、白色と黒色の画素によって構成された白黒パターンである場合に二値化されるとともに、白黒パターンでない場合には低解像度化され、該二値化または低解像度化されたデータの連続数に応じてそのデータ容量が圧縮された圧縮データを受信する受信手段と、
前記受信した圧縮データを、前記連続数に基づき復号する復号手段と、
前記復号したデータのうち、前記二値データについては、該二値データの内容に応じて前記画素群に対して、白色または黒色の画素を配置し、前記低解像度データについては、前記画素群の解像度と同一の解像度まで、解像度を高める高解像度化を行うことで、前記画像を再構成する画像再構成手段と、
前記再構成された画像を出力する画像出力手段と
を備えることを要旨とする。
本発明の画像出力装置によれば、二値データについては、二値データの生成元となった画素群内に白色と黒色の画素が配置されるため、圧縮前の解像度を保ったまま出力を行うことができる。そのため、文字等を表す白黒部分については、画質の劣化を抑制して出力を行うことが可能になる。なお、自然画等の部分を表す低解像度データが、画素群内の画素値の平均化によって生成されている場合には、画素値の平均化に伴ってノイズ成分が軽減されているため、白黒部分以外の部分についても画質を向上させて出力を行うことができる。
上記構成の画像出力装置において、
前記画像再構成手段は、前記低解像度データについて、該画像出力装置の出力特性に応じて所定の色補正を行う色補正手段を備えるものとしてもよい。
このような構成によれば、画像出力装置の出力特性に応じて、画像の高画質化を図ることができる。なお、二値データについては、もともと、白色と黒色とを表すため、色補正を行うことが不要である。従って、本構成によれば、低解像度データについてのみ色補正を行えばよく、処理の簡略化を図ることができる。
上記構成の画像出力装置において、
前記色補正手段は、前記色補正として、色空間変換およびガンマ補正のうち、少なくともいずれか一方を行うものとしてもよい。
このような構成によれば、画像出力装置の特性に応じた色再現領域によって画像を出力することが可能になる。
上記構成の画像出力装置において、
前記画像出力手段は、
前記再構成された画像の画素値を、インク量を表すインク値に変換する色変換手段と、
前記インク値を、ドットの有無を表すドットデータに変換するハーフトーン手段と、
前記ドットデータに応じて所定の印刷媒体にインクを吐出してドットを形成するドット形成手段とを備えるものとしてもよい。
このような構成によれば、画像出力装置は、所定の印刷媒体に印刷を行うことで、画像を出力することが可能になる。
また、本発明は、次のような画像出力システムとしても構成することができる。すなわち、
複数の画素からなる画像データを入力して、画像の出力を行う画像出力システムであって、
前記入力した画像データから所定の画素数からなる画素群を順次抽出して、該各画素群が、白色と黒色の画素によって構成された白黒パターンであるか否かを判別する白黒パターン判別手段と、
前記画素群が白黒パターンである場合に、該画素群内の階調値を白色と黒色の配置に応じて二値化した二値データを生成する二値データ生成手段と、
前記画素群が白黒パターンでない場合に、該画素群の解像度を低減した低解像度データを生成する低解像度データ生成手段と、
前記画素群から前記二値データまたは前記低解像度データが順次生成された結果、同一内容のデータが連続して生成された場合に、その連続数に応じて前記二値データまたは前記低解像度データを圧縮する圧縮手段と、
前記圧縮データを、前記連続数に基づき復号する復号手段と、
前記復号したデータのうち、前記二値データについては、該二値データの内容に応じて前記画素群に対して、白色または黒色の画素を配置し、前記低解像度データについては、前記画素群の解像度と同一の解像度まで、解像度を高める高解像度化を行うことで、画像を再構成する画像再構成手段と、
前記再構成された画像を出力する画像出力手段と
を備えることを要旨とする。
かかる構成の画像出力システムによっても、上述した画像処理装置や画像出力装置と同様の種々の効果を奏することができる。
なお、本発明は、上述した画像処理装置や画像出力装置としての構成のほか、画像処理方法や画像出力方法、画像処理や画像出力を行うためのコンピュータプログラムとしても構成することができる。かかるコンピュータプログラムは、コンピュータが読取可能な記録媒体に記録されていてもよい。記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスク、メモリカード、ハードディスク等の種々の媒体を利用することができる。
以下、上述した本発明の作用・効果を一層明らかにするため、本発明の実施の形態を実施例に基づき次の順序で説明する。
A.印刷システムの構成:
B.コンピュータ側の処理:
C.プリンタ側の処理:
D.効果:
E.変形例:
A.印刷システムの構成:
図1は、画像出力システムとしての印刷システム100のハードウェア構成を示す説明図である。図示するように、本実施例の印刷システム100は、画像処理装置としてのコンピュータ200と、画像出力装置としてのプリンタ300とから構成されている。
(A−1)コンピュータの構成:
コンピュータ200は、汎用のパーソナルコンピュータであり、CPU210、RAM220、ハードディスク230、USBインタフェース240などを備えている。これらは所定のバスを介して相互に接続されている。
USBインタフェース240には、メモリカードMCの読み書きを行うカードリーダ400や、デジタルカメラ500、プリンタ300等が接続されている。コンピュータ200は、このUSBインタフェース240を介してメモリカードMCやデジタルカメラ500内に記録された画像データを入力し、モニタ250への画像の表示や、プリンタ300を用いた画像の印刷を行う。
ハードディスク230には、オペレーティングシステムやプリンタドライバなどがインストールされている。CPU210は、コンピュータ200の起動時に、これらのプログラムをメモリに展開して実行することで、図示する白黒パターン判別部212、二値化部214、平均化部216、圧縮部218として機能する。
白黒パターン判別部212は、メモリカードMCやデジタルカメラ500から入力した画像から、順次、2×2の画素からなる画素群を抽出し、この画素群が白色と黒色の画素によって構成された白黒パターンであるか否かを判別する。
二値化部214は、白黒パターン判別部212によって画素群が白黒パターンであると判別された場合に、この画素群を、白色と黒色の画素の配置に応じて二値化し、二値データを生成する。
平均化部216は、白黒パターン判別部212によって画素群が白黒パターンではないと判別された場合に、この画素群内の階調値を平均化し、解像度を低減した低解像度データを生成する。
圧縮部218は、二値化部214によって生成された二値データと、平均化部216によって生成された低解像度データとをランレングス法と呼ばれるアルゴリズムによって圧縮する。この圧縮アルゴリズムの詳細については後詳する。この圧縮部218によって圧縮されたデータは、USBインタフェース240を介して接続されたプリンタ300に転送される。
(A−2)プリンタの構成:
プリンタ300は、印刷用紙Pにインクを吐出してドットの形成を行う印刷機構310と、この印刷機構310を制御する制御ユニット320とを備えている。
印刷機構310は、インクカートリッジ311を搭載したキャリッジ312や、キャリッジ312を主走査方向に駆動するキャリッジモータ313、印刷用紙Pを副走査方向に搬送する紙送りモータ314等から構成される。
キャリッジ312は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)、ブラック(K)、ライトシアン(Lc)、ライトマゼンタ(Lm)の色を現すインク毎に計6個のインクヘッド315を備えている。キャリッジ312には、これらのインクが収容されたインクカートリッジ311が装着されている。インクカートリッジ311からインクヘッド315に供給されたインクは、図示しないピエゾ素子を駆動することで印刷用紙Pに吐出される。
キャリッジ312は、紙送りを行うプラテン316の軸方向と並行に設置された摺動軸318に移動自在に保持されている。キャリッジモータ313は、制御ユニット320からの指令に応じて駆動ベルト317を回転させることで、プラテン316の軸方向と平行に、すなわち、主走査方向にキャリッジ312を往復運動させる。
紙送りモータ314は、制御ユニット320からの指令に応じてプラテン316を回転させることで、プラテン316の軸方向と垂直に印刷用紙Pを搬送する。つまり、紙送りモータ314は、キャリッジ312を相対的に副走査方向に移動させることができる。
制御ユニット320は、上述したインクヘッド315やキャリッジモータ313、紙送りモータ314の動作を制御するためのユニットである。制御ユニット320は、CPU340とROM350とRAM360とUSBインタフェース370とによって構成されている。
USBインタフェース370は、コンピュータ200のUSBインタフェース240と接続されている。プリンタ300は、このUSBインタフェース370を介して、コンピュータ200から送信された圧縮データを受信する。
ROM350には、プリンタ300の動作を制御するための制御プログラムが記憶されている。CPU340は、かかる制御プログラムをプリンタ300の起動時にRAM360に展開して実行することで、図示する復号部342と画像再構成部344として機能する。
復号部342は、USBインタフェース370を介してコンピュータ200から受信した圧縮データを、ランレングス法に基づき復号する。
画像再構成部344は、復号部によって復号されたデータに基づき、画像を再構成する。詳しくは、二値データについては2×2の画素群に対して、二値データのビットの状態に応じて白または黒の画素を配置し、低解像度データについては、2×2の画素群の解像度と同一の解像度まで解像度を高めることで、画素群への分割前の状態に画像を再構成する。
B.コンピュータ側の処理:
図2は、印刷システム100による画像データの印刷にあたり、コンピュータ200側で実行される印刷処理のフローチャートである。この印刷処理は、ユーザから印刷対象の画像データを指定されて所定の印刷操作がなされた場合に、コンピュータ200のCPU210が実行する処理である。
この印刷処理が実行されると、コンピュータ200のCPU210は、まず、ユーザによって指定されたRGB形式の画像データを、メモリカードMCやデジタルカメラ500、ハードディスク230等から入力する(ステップS100)。本実施例では、ここで入力される画像データは、720dpi×720dpiの解像度を有するものとする。
CPU210は、画像データを入力すると、白黒パターン判別部212を用いて、この画像データから2画素×2画素の画素群を抽出する(ステップS110)。そして、抽出された画素群が、白色((R,G,B)=(255,255,255))と黒色((R,G,B)=(0,0,0))の画素のみから構成された白黒パターンであるか否かを判定する(ステップS120)。なお、本実施例では、白色と黒色から構成されるパターンに加え、白色のみから構成されたパターンと、黒色のみから構成されたパターンも、白黒パターンに含まれるものとする。
上記ステップS120において、画素群が白黒パターンであると判定された場合には(ステップS120:Yes)、CPU210は、二値化部214を用いて、画素群内の白色と黒色の画素の配置に応じて、RGBデータを二値データに変換する(ステップS130)。具体的には、画素群内の白色の部分を「1」とし、黒色の部分を「0」とする。
図3は、画素群内の白黒の配置に応じて生成される二値データを示す説明図である。図の上部に示すように、画素群を構成する4つの画素の左上の画素をA、左下をB、右上をC、右下をDとすると、例えば、画素群のRGBデータが、(A,B,C,D)=(黒,黒,黒,白)、すなわち、(A,B,C,D)=(0,0,0,255)であれば、「0001」という4ビットデータに変換される。また、例えば、画素群のRGBデータが、(A,B,C,D)=(黒、黒、白、黒)、すなわち、(A,B,C,D)=(0,0,255,0)であれば、「0010」という4ビットデータに変換される。この二値化処理では、R,G,B各8ビットずつの計24ビットのデータを4ビットのデータに変換することができるので、元の画素群の解像度(720dpi×720dpi)を保ちつつ、データ容量を格段に削減することができる。
説明を図2に戻す。CPU210は、上記ステップS130において順次変換された二値データの内容が同一である場合には、その二値データが連続して生成された数(連続数RL1)をカウントする(ステップS140)。これに対して、順次変換された二値データの内容が各々異なる場合には、異なる内容の二値データが連続して生成された数(非連続数RL0)をカウントする(ステップS140)。かかる連続数RL1および非連続数RL0は、後述するランレングス圧縮の際に用いるパラメータである。
上記ステップS140によって連続数RL1または非連続数RL0のカウントを行うと、続いて、CPU210は、ランレングス圧縮の対象となるデータの種別を表すデータ識別子を、二値データを表す「1」に設定する(ステップS150)。このデータ識別子も、後述するランレングス圧縮の際に用いるパラメータである。
上記ステップS120において、画素群が白黒パターンではないと判定された場合、すなわち、画素群内に、白と黒以外の色を有する画素を1つでも含む場合には(ステップS120:No)、CPU210は、平均化部216を用いて画素群内の階調値を平均化することで、720dpi×720dpiの解像度を360dpi×360dpiまで低減させた低解像度データを生成する(ステップS160)。具体的には、次の演算によって4つの画素の階調値の平均値を求める。すなわち、4つの画素A,B,C,Dの階調値をそれぞれ、
A=(Ra,Ga,Ba)
B=(Rb,Gb,Bb)
C=(Rc,Gc,Bc)
D=(Rd,Gd,Bd)
とすると、低解像度化後の1画素の階調値(R,G,B)は、次のように算出される。
R=(Ra+Rb+Rc+Rd)/4
G=(Ga+Gb+Gc+Gd)/4
B=(Ba+Bb+Bc+Bd)/4
CPU210は、上記ステップS160において画素群から低解像度データを生成すると、順次生成された低解像度データの内容が同一の場合には、その低解像度データが連続して生成された数(連続数RL1)をカウントする(ステップS170)。これに対して、順次生成された低解像度データの内容が各々異なる場合には、異なる内容の低解像度データが連続して生成された数(非連続数RL0)をカウントする(ステップS170)。
上記ステップS170によって連続数RL1または非連続数RL0のカウントを行うと、続いて、CPU210は、ランレングス圧縮の対象となるデータの種別を表すデータ識別子を、低解像度データを表す「0」に設定する(ステップS180)。
上記ステップS150またはステップS180によって、データ識別子の設定を行うと、CPU210は、このデータ識別子と、連続数RL1または非連続数RL0に基づき、圧縮部218を用いて、二値データまたは低解像度データをランレングス圧縮する(ステップS190)。このランレングス圧縮の詳細は後述する。
CPU210は、ランレングス圧縮を行うと、上記ステップS100によって入力したRGB画像データ内の全ての画素群について、ランレングス圧縮が完了したか否かを判断する(ステップS200)。判断の結果、全画素群について完了していれば(ステップS200:Yes)、ランレングス圧縮によって得られた圧縮データを、USBインタフェース240を介して、プリンタ300に送信する(ステップS210)。一方、全画素群について完了していなければ(ステップS200:No)、上記ステップS110に処理を戻し、残りの画素群について、ランレングス圧縮を行う。
以下、上述した印刷処理のステップS190で実行されるランレングス圧縮について詳しく説明する。
図4は、ランレングス圧縮の結果、生成されるランレングスデータの基本構成を示す説明図である。図示するように、本実施例のランレングスデータは、基本的に、4ビット以上のカウンタ部と、4ビット以上のデータ部とから構成される。以下の説明では、1組のカウンタ部とデータ部とからなるデータを「ランレングスデータ」と呼ぶ。また、画像データ中の画素群を全てランレングス圧縮したデータを「圧縮データ」と呼ぶ。
図5は、ランレングスデータ中のカウンタ部の詳細な構成を示す説明図である。
図5(a)には、低解像度データをランレングス圧縮した場合のカウンタ部の構成を示した。図5(a)に示すように、低解像度データをランレングス圧縮する場合には、カウンタ部を8ビットのデータ長とし、その最上位ビット(MSB)に、データ識別子を記録する。上述したように、低解像度データをランレングス圧縮する場合には、データ識別子には「0」と記録する(図2のステップS180参照)。
カウンタ部のMSBに続く7ビットには、上記ステップS170でカウントした低解像度データの連続数RL1または非連続数RL0を表すカウンタC1を記録する。カウンタC1の値が、0から63までの場合には、このカウンタC1は、非連続数RL0(=C1+1)を表すものとし、64から127までの場合には、カウンタC1は、連続数RL1(=129−C1)を表すものとする。つまり、カウンタC1の値が取る範囲に応じて、記録されている数が、連続数RL1か非連続数RL0かを識別することができる。
非連続数RL0または連続数RL1が最大値、つまり、カウンタC1の値が、63または64の場合には、カウンタC1に続いて、8ビットのカウンタC2を用意する。カウンタC2は、0から255までの値をとる。カウンタC2の値が255となる場合には、更に、カウンタC3が続き、以降、カウンタの値が255未満となるまで、カウンタがC4、C5、・・・と続く。連続数RL1および非連続数RL0は、各カウンタが表す数を合計した値となる。
図5(b)には、二値データをランレングス圧縮した場合のカウンタ部の構成を示している。図5(b)に示すように、低解像度データをランレングス圧縮する場合には、カウンタ部を、4ビットのデータ長とし、その最上位ビット(MSB)に、データ識別子を記録する。上述したように、二値データをランレングス圧縮する場合には、データ識別子には「1」と記録する(図2のステップS150参照)。
上述したように、低解像度データをランレングス圧縮する場合には、カウンタ部のデータ長は、8ビットのデータ長で構成しているのに対して(図5(a)参照)、二値データをランレングス圧縮する場合には、基本的に4ビットのデータ長でカウンタ部を構成している(図5(b)参照)。すなわち、本実施例のランレングス圧縮では、圧縮しようとするデータの種類、すなわち、データ識別子の状態に応じて、カウンタ部のデータ長を可変している。低解像度データの圧縮時にカウンタ部を8ビットのデータ長としたのは、低解像度データは、RGB各8ビットの階調値を表す情報であり、これとの整合を図るためである。一方、二値データの圧縮時にカウンタ部を4ビットのデータ長としたのは、二値データ自体が4ビットの情報であり、これとの整合を図るためである。
カウンタ部のMSBに続く3ビットには、上記ステップS140でカウントした二値データの連続数RL1または非連続数RL0を表すカウンタC1を記録する。カウンタC1の値が、0から3までの場合には、このカウンタC1は、非連続数RL0(=C1+1)を表すものとし、4から7までの場合には、カウンタC1は、連続数RL1(=9−C1)を表すものとする。つまり、カウンタC1の値が取る範囲に応じて、記録されている数が、連続数か非連続数かを識別することができる。
非連続数RL0または連続数RL1が最大値、つまり、カウンタC1の値が、3または4の場合には、カウンタC1に続いて、4ビットのカウンタC2を用意する。カウンタC2は、0から15までの値をとる。非連続数RL0または連続数RL1が最大値未満の場合には、カウンタC2の部分には、データ部として二値データが記録される。なお、カウンタC2の値が最大値の15となる場合には、更に、8ビットのカウンタC3が続き、以降、カウンタの値が255未満となるまで、8ビットのカウンタがC4、C5、・・・と続く。連続数RL1および非連続数RL0は、各カウンタが表す数を合計した値となる。
図6は、低解像度データをランレングス圧縮した例を示す説明図である。
図6(a)には、低解像度データの非連続数RL0が2の場合の一例を示した。この場合、圧縮前には、図6(a)の上部に示すように、異なるRGB値を持つ低解像度データが2つ続いている。これをランレングス圧縮すると、図6(a)の下部に示すように、まず、最初の8ビットのカウンタ部のMSBに、データ識別子として、低解像度データを表す「0」を記録する。そして、続く7ビットのカウンタC1として、非連続数RL0が2となるように、C1(=RL0−1)の値を1(0000001)と記録する。カウンタ部をこのように構成すると、続いて、データ部として、1つ目の低解像度データのRGBデータ(R,G,B各8ビットのデータ)と、2つめの低解像度データのRGBデータ(R,G,B各8ビットのデータ)とをそれぞれ記録する。
図6(b)には、低解像度データの連続数RL1が3の場合の圧縮例を示した。この場合、圧縮前には、図6(b)の上部に示すように、同じRGB値を持つ低解像度データが3つ続いている。これをランレングス圧縮すると、図6(b)の下部に示すように、まず、最初の8ビットのカウンタ部のMSBに、データ識別子として、低解像度データを表す「0」を記録する。そして、続く7ビットのカウンタC1として、連続数RL1が3となるように、C1(=129−RL0)の値を126(1111110)と記録する。カウンタ部をこのように構成すると、続いて、データ部として、3つの低解像度データに共通する同一のRGBデータ(R,G,B各8ビットのデータ)を1つ記録する。
図7は、二値データをランレングス圧縮した例を示す説明図である。
図7(a)には、二値データの非連続数RL0が2の場合の一例を示した。この場合、圧縮前には、図7(a)の上部に示すように、異なる白黒画素の配置を有する二値データが2つ続いている(ABCDとEFGH)。これをランレングス圧縮すると、図7(b)の下部に示すように、まず、最初の4ビットのカウンタ部のMSBに、データ識別子として、二値データを表す「1」を記録する。そして、続く3ビットのカウンタC1として、非連続数RL0が2となるように、C1(=RL0−1)の値を1(001)と記録する。カウンタ部をこのように構成すると、続いて、データ部として、1つ目の二値データ(ABCD)と、2つ目の二値データ(EFGH)とを記録する。2つ目の二値データは、ランレングスデータを構成する2バイト目の上位4ビットに記録される。このため、かかる2バイト目の下位4ビットには、データ長の整合をとるため、ダミーデータ(xxxx)を記録する。ダミーデータは、任意の値であり、例えば、「0000」と記録することができる。
図7(b)には、二値データの連続数RL1が7の場合の圧縮例を示した。この場合、圧縮前には、図7(b)の上部に示すように、同一の白黒画素の配置を有する二値データが7つ続いている。これをランレングス圧縮すると、図7(b)の下部に示すように、まず、最初の4ビットのカウンタ部のMSBに、データ識別子として、二値データを表す「1」を記録する。そして、続く3ビットのカウンタC1と4ビットのカウンタC2に、連続数RL1が7となるように、それぞれ、C1の値を4(100)、C2の値を2(0010)と記録する。カウンタC1には、連続数RL1として、最大5まで記録できるので、C2の値は、連続数RL1の7から5を差し引いた2となる。カウンタ部をこのように構成すると、続いて、データ部として、7つのデータに共通の二値データ(ABCD)を1つ記録する。この二値データは、ランレングスデータを構成する2バイト目の上位4ビットに記録されるので、かかる2バイト目の下位4ビットには、データ長の整合をとるためダミーデータを記録する。
図6に示したように、低解像度データをランレングス圧縮する場合には、データ部は、基本的に24ビット(RGB各8ビット)のデータ長で構成しているのに対して、図7に示したように、二値データをランレングス圧縮する場合には、4ビットのデータ長でデータ部を構成している。すなわち、本実施例のランレングス圧縮では、圧縮しようとするデータの種類、すなわち、データ識別子の状態に応じて、データ部のデータ長を可変している。
図8は、低解像度データと二値データとが混在する場合のランレングス圧縮の一例を示す説明図である。図8の上部には、圧縮前のデータとして、同一のRGB値を持つ低解像度データが3つ続き、更に、異なる白黒画素の配置を有する二値データが3つ続く画像データを示している。このデータをランレングス圧縮すると、図8の下部に示すように、まず、データ識別子として低解像度データを表す「0」と、連続数RL1が3となるようにカウンタC1の値が126(1111110)とが記録されたカウンタ部が用意され、これに続き、同一のRGB値を持つ1組のRGBデータがデータ部として用意される。そして、更に、データ識別子として二値データを表す「1」と、非連続数RL0が3となるようにカウンタC1の値が2(010)とが記録されたカウンタ部が用意され、これに続き、異なる白黒画素の配置を有する二値データが3つ記録されたデータ部が用意される。
図8に示したランレングス圧縮の例によれば、圧縮前のデータは、R,G,B各8ビットのデータ容量を有する低解像度データが3つと、4ビットのデータ容量を有する二値データが3つ有している。そのため、全体として、84ビット(=(8ビット×3色)×3個+4ビット×3個)のデータ容量を有することになる。これに対して、ランレングス圧縮後には、図の下部に示すように、全体で48(=8+8+8+8+8+8)ビットのデータ容量となっており、データ容量が半分程度まで低減されている。
また、図8の上部に示したデータのうち、最初の3つの低解像度データは、もとのRGB画像データから解像度が半減されており、続く3つの二値データは、白黒画素の配置に応じた二値化処理が行われている。すなわち、解像度の低減と二値化とが行われる前には、図8の上部に示したデータは、R,G,B各8ビットのデータを有する24個(=横12個×縦2個)の画素により構成されていることになる。つまり、もともとのRGB画像データは、576ビット(=8ビット×3色×24個)のデータ容量を有していることになる。そのため、本実施例のランレングス圧縮によれば、このデータが、48ビットまで圧縮されているため、10分の1以下のデータ容量とすることができ、大幅なデータ容量の削減を行うことができる。
C.プリンタ側の処理:
図9および図10は、プリンタ300側で実行される印刷処理のフローチャートである。この処理は、プリンタ300が、コンピュータ200から圧縮データを受信した際にプリンタ300のCPU340が実行する処理である。
この印刷処理が実行されると、プリンタ300のCPU340は、まず、USBインタフェース370を介して、コンピュータ200から送信された圧縮データを受信する(ステップS300)。
CPU340は、圧縮データを受信すると、この圧縮データ内に含まれるランレングスデータを1つ抽出する(ステップS310)。ランレングスデータとは、上述したように、1組のカウント部とデータ部とからなるデータである。
CPU340は、ランレングスデータを抽出すると、そのカウント部に記録されたデータ識別子が、二値データを表す「1」であるか否かを判別する(ステップS320)。
上記ステップS320による判別の結果、データ識別子が「1」であれば(ステップS320:Yes)、CPU340は、上記ステップS310で抽出されたランレングスデータが、二値データが圧縮されたデータであると判断し、そのカウンタ部が表す連続数RL1あるいは非連続数RL0と、4ビット単位のデータ部とに基づき、復号部342を用いて二値データのランレングス復号を行う(ステップS330)。
二値データのランレングス復号が完了すると、CPU340は、画像再構成部344を用いて、復号された二値データを2×2画素のRGBデータに再構成する(ステップS340)。つまり、二値データ中に、1と記録された画素に対しては、そのRGB値を白色とし、0と記録された画素に対しては、そのRGB値を黒色とする。こうすることで、図3に示した二値データへの変換の逆の変換が行われる。
上記ステップS320による判別の結果、データ識別子が「0」であれば(ステップS320:No)、CPU340は、上記ステップS310で抽出されたランレングスデータが、低解像度データが圧縮されたデータであると判断し、そのカウンタ部が表す連続数RL1あるいは非連続数RL0と、24ビット単位(RGB各8ビット単位)のデータ部とに基づき、復号部342を用いて低解像度データのランレングス復号を行う(ステップS350)。
低解像度データのランレングス復号を完了すると、CPU340は、画像再構成部344を用いて、復号された各低解像度データに対して以下の処理を行う(ステップS360〜ステップS380)。すなわち、まず、CPU340は、復号された各低解像度データに対して、色空間変換を行う(ステップS360)。この色空間変換処理では、デジタルカメラ500やコンピュータ200がサポートするsRGB色空間によって表されたRGBデータを、プリンタ300がサポートする色空間であるeRGB色空間に変換する。eRGB色空間とは、sRGB色空間よりも色再現領域の広い色空間である。
色空間変換後、CPU340は、色空間の変換されたRGBデータに対して、プリンタ300による印刷時に最適な発色となるように、プリンタ300の発色特性に応じたガンマ補正を行う(ステップS370)。なお、白色と黒色の画素については、色空間変換やガンマ補正を行っても、その色合いは変化しないことから、上記ステップS340においてRGBデータに変換された二値データについては、これらの処理を省略するものとした。こうすることにより、処理の高速化を図ることができる。
ガンマ補正を行うと、CPU340は、ガンマ補正後の各画素について、高解像度化を行う(ステップS380)。低解像度データは、コンピュータ200側の印刷処理において、2×2の画素の階調値を平均化することで生成されているため、かかる高解像度化処理では、1×1の画素(360dpi×360dpi)を2×2の画素(720dpi×720dpi)に分割し、それぞれの画素のRGBデータとして、元の画素のRGBデータをそのまま適用する。この高解像度化処理では、RGBの値を変化させることなく、単純に画素数を増加させればよいため、高速に高解像度化を行うことができる。以上の処理により、低解像度データは、二値データと同じ解像度を有することになる。
CPU340は、上記ステップS340による二値データからRGBデータへの変換、またはステップS380による高解像度化を行うと、圧縮データ中の全てのランレングスデータについてこれらの処理が完了したか否かを判断する(ステップS390)。その結果、完了していないと判断した場合には(ステップS390:No)、上記ステップS310へ処理を戻し、圧縮データから次のランレングスデータを抽出して、上述した各処理を繰り返す。
上記ステップS390において、全てのランレングスデータについて処理が完了したと判断した場合には(ステップS390:Yes)、ステップS300でコンピュータ200から受信した圧縮データが、上述したコンピュータ側の印刷処理のステップS100で入力したRGB画像データに再構成されたことになる。そのため、CPU340は、以上の処理によって得られたRGB画像データを、プリンタ300による印刷に適したCMYKデータに色変換する(図10のステップS400)。
色変換処理を完了すると、CPU340は、色変換されたCMYKデータに対して、ハーフトーン処理を行う(ステップS410)。ハーフトーン処理とは、CMYKの階調値を、ドットの分布、すなわち、ドットのオン・オフによって表す処理である。ハーフトーン処理としては、例えば、周知のディザ法、誤差拡散法、平均誤差最小法、本願出願人によって出願された国際公開第2004/086750号に記載の方法などを適用することができる。
最後に、CPU340は、ハーフトーン処理の結果得られたドットのオン・オフデータに従って、印刷機構310を制御し、印刷用紙P上にインクを吐出して、カラー印刷を行う(ステップS420)。以上の処理により、印刷システム100による印刷処理が完了する。
D.効果:
以上で説明した本実施例の印刷システム100によれば、画素群が白色と黒色の画素によって構成されているか否かという単純な判断処理によって、文字等を表す白黒部分と自然画等を表すその他の部分とについて解像度を動的に変更することができる。
また、画像データから抽出された2×2の画素群が白黒パターンであれば、その解像度を720dpi×720dpiに保ったまま二値化を行うことができる。一方、画素群が白黒パターンでなければ、その部分の解像度を360dpi×360dpiまで低減することができる。そのため、全体としてデータ容量を削減しつつ、文字等を表す白黒部分については、画質の劣化を伴うことなく印刷を行うことができる。
更に、本実施例では、データ容量の低減された二値データや低解像度データについても、そのデータの連続数や非連続数に応じたランレングス圧縮を行う。そのため、データ容量をより削減することが可能になる。
また、本実施例では、二値データによって表される画像中の文字等の部分についても、低解像度データによって表される自然画等の部分についても、同一の圧縮方法であるランレングス圧縮を行う。そのため、簡易な構成で画像データ全体の容量を削減することが可能になる。
また、本実施例では、プリンタ300による印刷処理時に、低解像度データによって表される自然画等の部分については色空間変換やガンマ補正を行うことで、色再現性を高めるものとした。一方、二値データによって表される文字等の白黒部分については、色空間変換やガンマ補正を行っても、色合いの変化はもともと生じないため、これらの処理を行わないものとした。本実施例では、画像データを白黒部分とその他の部分とに区別してデータ容量の削減を行うアルゴリズムの特性上、白黒部分以外の必要な部分にのみ色空間変換やガンマ補正を行うことが容易となる。そのため、効率的に色空間変換やガンマ補正を行うことができ、この結果、印刷スピードの高速化を図ることが可能になる。
E.変形例:
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができることはいうまでもない。例えば、ソフトウェアによって実現した機能は、ハードウェアによって実現するものとしてもよい。そのほか、以下のような変形が可能である。
(E−1)変形例1:
上記実施例では、印刷システム100は、コンピュータ200とプリンタ300とから構成されるものとした。これに対して、印刷システム100は、プリンタ300単体で構成されるものとしてもよい。すなわち、プリンタ300に、カードリーダ400を備えさせ、このカードリーダ400を介して、メモリカードMCに記録された画像データを、プリンタ300が直接入力するものとする。そして、プリンタ300のCPU340が、図2に示したコンピュータ側の印刷処理を実行するものとする。こうすることで、プリンタ300のRAM360内に一時的に蓄えるデータの容量を削減することが可能になり、メモリのコストダウンを図ることが可能になる。
(E−2)変形例2:
上記実施例では、白色のみからなる画素群と、黒色のみからなる画素群とを、両者とも白黒パターンであるものとして扱った。これに対して、白色のみからなる画素群と黒色のみからなる画素群とは、白黒パターンではないものとしてもよい。こうすることで、白黒のエッジを有する文字等の部分についてのみ二値化を行うことができる。
(E−3)変形例3:
上記実施例では、コンピュータ200は、画素群の二値化および低解像度化を行った後、更に、ランレングス圧縮を行い、圧縮データをプリンタ300に送信するものとした。しかし、二値化および低解像度化によっても、元のRGB画像データは、最低でも4分の1のデータに圧縮されるため、コンピュータ200は、ランレングス圧縮を省略して、二値化データおよび低解像度データを直接プリンタ300に送信するものとしてもよい。このような構成によれば、印刷システム100は、ランレングス圧縮および復号に伴う処理を省略することができる。そのため、コンピュータ200とプリンタ300とを接続するインタフェースが十分な通信帯域を有していれば、印刷速度の高速化を図ることが可能になる。
(E−4)変形例4:
上記実施例では、図2に示したように、コンピュータ200側で、全ての画素群についてランレングス圧縮を完了した後に、圧縮データをプリンタ300に送信するものとした。これに対して、圧縮データの生成完了を待たず、各ランレングスデータが生成され次第、このランレングスデータをプリンタ300に送信するものとしてもよい。また、かかる場合には、プリンタ300は、ランレングスデータを受信しつつ、ストリーミング的に復号、色変換、ハーフトーン処理を行って印刷を行うものとしてもよい。このような構成であれば、印刷時間をより短縮することができる。
(E−5)変形例5:
上記実施例では、ランレングスデータのカウンタ部に、連続数RL1あるいは非連続数RL0を記録することで、ランレングスデータのデータ長を表すものとした。これに対して、ランレングスデータの最初のビットあるいはバイトに開始点を表す符号を記録し、ランレングスデータの最後のビットあるいはバイトに終了点を表す符号を記録することで、ランレングスデータのデータ長を表すものとしてもよい。
印刷システム100のハードウェア構成を示す説明図である。 コンピュータ200側で実行される印刷処理のフローチャートである。 画素群内の白黒の配置に応じて生成される二値データを示す説明図である。 ランレングスデータの基本構成を示す説明図である。 ランレングスデータ中のカウンタ部の詳細な構成を示す説明図である。 低解像度データをランレングス圧縮した例を示す説明図である。 二値データをランレングス圧縮した例を示す説明図である。 低解像度データと二値データが混在する場合のランレングス圧縮の一例を示す説明図である。 プリンタ300側で実行される印刷処理のフローチャートである。 プリンタ300側で実行される印刷処理のフローチャートである。
符号の説明
100…印刷システム
200…コンピュータ
210…CPU
212…白黒パターン判別部
214…二値化部
216…平均化部
218…圧縮部
220…RAM
230…ハードディスク
240…USBインタフェース
250…モニタ
300…プリンタ
310…印刷機構
311…インクカートリッジ
312…キャリッジ
313…キャリッジモータ
314…紙送りモータ
315…インクヘッド
316…プラテン
317…駆動ベルト
318…摺動軸
310…印刷機構
320…制御ユニット
340…CPU
342…復号部
344…画像再構成部
350…ROM
360…RAM
370…USBインタフェース
400…カードリーダ
500…デジタルカメラ
MC…メモリカード

Claims (11)

  1. 複数の画素からなる画像データを圧縮する画像処理装置であって、
    入力した画像データから所定の画素数からなる画素群を順次抽出して、該各画素群が、白色と黒色の画素によって構成された白黒パターンであるか否かを判別する白黒パターン判別手段と、
    前記画素群が白黒パターンである場合に、該画素群内の階調値を白色と黒色の配置に応じて二値化した二値データを生成する二値データ生成手段と、
    前記画素群が白黒パターンでない場合に、該画素群の解像度を低減した低解像度データを生成する低解像度データ生成手段と、
    前記画像データ内の各画素群から順次生成された前記二値データまたは前記低解像度データのそれぞれの連続数に応じて前記二値データおよび前記低解像度データをそれぞれ圧縮することで、前記二値データを圧縮したデータと前記低解像度データを圧縮したデータとが混在して記録された圧縮データを生成する圧縮手段と、を備え、
    前記圧縮手段は、前記画像データ内の各画素群から同一内容のデータが順次連続して生成された場合に、該同一内容のデータの連続数をカウントし、該カウントした数と、前記同一内容のデータが前記二値データまたは前記低解像度データのどちらであるかを示す識別子と、前記同一内容のデータうちの一のデータと、を含むデータを生成して前記圧縮データに記録し、
    前記圧縮手段は、更に、
    前記画素群から異なる内容の二値データが連続して生成された場合に、該異なる内容の二値データが連続して生成された数をカウントし、該カウントした数と、前記異なる内容のデータが二値データであることを表す識別子と、前記異なる内容の各二値データと、を含むデータを生成して前記圧縮データに記録し、
    前記画素群から異なる内容の低解像度データが連続して生成された場合に、該異なる内容の低解像度データが連続して生成された数をカウントし、該カウントした数と、前記異なる内容のデータが低解像度データであることを表す識別子と、前記異なる内容の各低解像度データと、を含むデータを生成して前記圧縮データに記録する、
    画像処理装置。
  2. 請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記圧縮手段は、前記画像データ内の各画素群から順次生成されたデータが、前記二値データか前記低解像度データかに応じて、前記カウント数を表すデータ、および、前記二値データまたは前記低解像度データを表すデータを、異なる長さのデータとする
    画像処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記低解像度データ生成手段は、前記画素群を構成する各画素の画素値を平均化して、一つの画素の画素値を求めることで、前記解像度の低減を行う
    画像処理装置。
  4. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    更に、前記圧縮手段によって生成された圧縮データを、当該画像処理装置と接続され、画像の出力を行う画像出力装置に送信する送信手段を備える
    画像処理装置。
  5. 請求項4に記載の画像処理装置と接続され、該画像処理装置から前記圧縮データを受信して画像を出力する画像出力装置であって、
    前記圧縮データを受信する受信手段と、
    前記受信した圧縮データに含まれる前記二値データおよび前記低解像度データを、それぞれの前記連続数に基づき復号する復号手段と、
    前記復号したデータのうち、前記二値データについては、該二値データの内容に応じて前記画素群に対して、白色または黒色の画素を配置し、前記低解像度データについては、前記画素群の解像度と同一の解像度まで、解像度を高める高解像度化を行うことで、前記画像を再構成する画像再構成手段と、
    前記再構成された画像を出力する画像出力手段と
    を備える画像出力装置。
  6. 請求項に記載の画像出力装置であって、
    前記画像再構成手段は、前記低解像度データについて、該画像出力装置の出力特性に応じて所定の色補正を行う色補正手段を備える
    画像出力装置。
  7. 請求項に記載の画像出力装置であって、
    前記色補正手段は、前記色補正として、色空間変換およびガンマ補正のうち、少なくともいずれか一方を行う
    画像出力装置。
  8. 請求項ないし請求項のいずれかに記載の画像出力装置であって、
    前記画像出力手段は、
    前記再構成された画像の画素値を、インク量を表すインク値に変換する色変換手段と、
    前記インク値を、ドットの有無を表すドットデータに変換するハーフトーン手段と、
    前記ドットデータに応じて所定の印刷媒体にインクを吐出してドットを形成するドット形成手段とを備える
    画像出力装置。
  9. 画像処理装置が複数の画素からなる画像データの圧縮を行う画像処理方法であって、
    入力した画像データから所定の画素数からなる画素群を順次抽出して、該各画素群が、白色と黒色の画素によって構成された白黒パターンであるか否かを判別する工程と
    前記画素群が白黒パターンである場合に、該画素群内の階調値を白色と黒色の配置に応じて二値化した二値データを生成する工程と
    前記画素群が白黒パターンでない場合に、該画素群の解像度を低減した低解像度データを生成する工程と
    前記画像データ内の各画素群から順次生成された前記二値データまたは前記低解像度データのそれぞれの連続数に応じて前記二値データおよび前記低解像度データをそれぞれ圧縮することで、前記二値データを圧縮したデータと前記低解像度データを圧縮したデータとが混在して記録された圧縮データを生成する圧縮工程と、を備え、
    前記圧縮工程では、前記画像データ内の各画素群から同一内容のデータが順次連続して生成された場合に、該同一内容のデータの連続数をカウントし、該カウントした数と、前記同一内容のデータが前記二値データまたは前記低解像度データのどちらであるかを示す識別子と、前記同一内容のデータうちの一のデータと、を含むデータを生成して前記圧縮データに記録し、
    前記圧縮工程では、更に、
    前記画素群から異なる内容の二値データが連続して生成された場合に、該異なる内容の二値データが連続して生成された数をカウントし、該カウントした数と、前記異なる内容のデータが二値データであることを表す識別子と、前記異なる内容の各二値データと、を含むデータを生成して前記圧縮データに記録し、
    前記画素群から異なる内容の低解像度データが連続して生成された場合に、該異なる内容の低解像度データが連続して生成された数をカウントし、該カウントした数と、前記異なる内容のデータが低解像度データであることを表す識別子と、前記異なる内容の各低解像度データと、を含むデータを生成して前記圧縮データに記録する、
    画像処理方法。
  10. 画像処理装置が、複数の画素からなる画像データを圧縮するためのコンピュータプログラムであって、
    入力した画像データから所定の画素数からなる画素群を順次抽出して、該各画素群が、白色と黒色の画素によって構成された白黒パターンであるか否かを判別する機能と、
    前記画素群が白黒パターンである場合に、該画素群内の階調値を白色と黒色の配置に応じて二値化した二値データを生成する機能と、
    前記画素群が白黒パターンでない場合に、該画素群の解像度を低減した低解像度データを生成する機能と、
    前記画像データ内の各画素群から順次生成された前記二値データまたは前記低解像度データのそれぞれの連続数に応じて前記二値データおよび前記低解像度データをそれぞれ圧縮することで、前記二値データを圧縮したデータと前記低解像度データを圧縮したデータとが混在して記録された圧縮データを生成する圧縮機能と
    をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムであり、
    前記圧縮機能では、前記画像データ内の各画素群から同一内容のデータが順次連続して生成された場合に、該同一内容のデータの連続数をカウントし、該カウントした数と、前記同一内容のデータが前記二値データまたは前記低解像度データのどちらであるかを示す識別子と、前記同一内容のデータうちの一のデータと、を含むデータを生成して前記圧縮データに記録し、
    前記圧縮機能では、更に、
    前記画素群から異なる内容の二値データが連続して生成された場合に、該異なる内容の二値データが連続して生成された数をカウントし、該カウントした数と、前記異なる内容のデータが二値データであることを表す識別子と、前記異なる内容の各二値データと、を含むデータを生成して前記圧縮データに記録し、
    前記画素群から異なる内容の低解像度データが連続して生成された場合に、該異なる内容の低解像度データが連続して生成された数をカウントし、該カウントした数と、前記異なる内容のデータが低解像度データであることを表す識別子と、前記異なる内容の各低解像度データと、を含むデータを生成して前記圧縮データに記録する、
    コンピュータプログラム。
  11. 請求項10に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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