JP4624155B2 - 化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は化粧料に関するものであり、特にその使用時のつや、保湿効果が改善された***化粧料、アイシャドウ化粧料および頭髪化粧料等の一般的な化粧料に関する。
従来、化粧料において、特に通常の***化粧料については、各種油分、ワックス、色材、保湿剤等で構成され、その使用時の特性として***に塗布する時なめらかにのびて塗り易いこと、上下の***が接触した時のべたつきがないこと、***上である程度のつやがあること、うるおい感があること、匂いが少ないこと等が要求されてきた。
特に近年、***上でのつやと保湿効果が重要視されてきているが、つや出し剤としてよく知られているポリイソブテンやポリブテンは、他の油分や保湿剤との相溶性が悪く、従来の技術では***上でのつやと保湿効果の両立が難しいという欠点を有していた。
一方、保湿効果を向上させる方法としては、従来より種々の検討がなされており、たとえば下記特許文献1には、分子量が1,000〜5,000のアルキレンオキシド誘導体を配合し、高い保湿効果を得る方法が開示されている。しかしながら、このアルキレンオキシド誘導体は、前述のポリイソブテンのような非極性油分との相溶性が悪く、併用すると場合によっては色材の凝集、分離などの問題があった。
特開2004−168759号公報
そこで本発明は、上記アルキレンオキシド誘導体と組み合わせて配合した場合にも相溶性に優れ、つやの付与効果が高いと共に、***化粧料の場合は、***に塗布する時、なめらかにのびて塗り易く、べたつきがなく、匂いも良好で、***上でのつやに極めて優れると共に、保湿効果にも優れ、またアイシャドウ化粧料の場合はつやと保湿効果、化粧もちに優れ、さらに頭髪化粧料の場合はつやと保湿効果、整髪力に優れた化粧料を提供することを目的とする。
本発明者等は、このような現状に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、高い保湿効果を有するアルキレンオキシド誘導体を配合する場合、特定のペンタエリスリトールと安息香酸のエステルを併用すると、例えば***化粧料とした場合には、***上でのつやと高い保湿効果とを両立できるとの新たな知見を見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記一般式(1)で示され、分子量が1,000〜5,000のアルキレンオキシド誘導体と、下記一般式(2)で表されるペンタエリスリトールと安息香酸のエステルを配合することを特徴とする化粧料である。
1O−[(AO)m(EO)n]−R2 …(1)
(式中、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、EOはオキシエチレン基、m及びnはそれぞれ炭素数3〜4のオキシアルキレン基、オキシエチレン基の平均付加モル数で、1≦m≦70、1≦n≦70であり、オキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合が、20〜80質量%である。オキシアルキレン基とオキシエチレン基はランダム状に付加している。R及びRは同一もしくは異なっていてもよい炭素数1〜4の炭化水素基又は水素原子であり、R及びRの炭化水素基数に対する水素原子数の割合が0.15以下である。)
Figure 0004624155
(式中、R3、R2は水素原子または炭素数1〜24の直鎖或いは分岐鎖の脂肪酸残基、もしくは安息香酸残基を表す。)
本発明においては、前記一般式(2)で表されるペンタエリスリトールと安息香酸のエステルのR3が2−エチルヘキサン酸残基であり、R4が安息香酸残基であることが好ましい。また、前記一般式(1)で表されるアルキレンオキシド誘導体を5〜80質量%と、前記一般式(2)で表されるペンタエリスリトールと安息香酸のエステルを5〜80質量%とを配合することが好ましい。さらに、本発明の化粧料は、***化粧料であることが好ましい。
本発明の化粧料によれば、例えば***に塗布する時、つやと保湿効果に優れ、なめらかにのびて塗り易く、べたつきがなく、匂いも良好な***化粧料とすることができる。また、使用時のつやと保湿効果、化粧もちに優れたアイシャドウ化粧料や、つやと保湿効果、整髪力に優れた頭髪化粧料を提供することができる。
以下、本発明を詳述する。
(アルキレンオキシド誘導体)
本発明の化粧料に配合する前記式(1)で示されるアルキレンオキシド誘導体において、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基であり、例として、オキシプロピレン基、オキシブチレン基、オキシイソブチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基などが挙げられる。好ましくは、オキシプロピレン基、オキシブチレン基が挙げられる。
m及びnはそれぞれ炭素数3〜4のオキシアルキレン基、オキシエチレン基の平均付加モル数で、1≦m≦70、1≦n≦70であり、炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は、20〜80質量%、好ましくは30〜50質量%である。オキシエチレン基の割合が低すぎると高温での安定性が低下し、オキシエチレン基の割合が高すぎると***化粧料基剤への溶解性が悪くなる。
及びRは炭素数1〜4の炭化水素基もしくは水素原子で、炭化水素基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基などが挙げられる。好ましくはメチル基、エチル基であり、特に好ましくはメチル基である。炭素数5以上の炭化水素基では親水性が低下し、しっとり感が低下する。R,Rは、同一であっても異なっていても良い。
およびRはそれぞれ同種のものを用いても、炭素数1〜4の炭化水素基と水素原子とが混在しても、異種の炭素数1〜4の炭化水素基が混在してもよい。ただし、RおよびRの炭化水素基のうち、炭化水素基と水素原子の存在確率は、炭化水素基の数(X)に対する水素原子の数(Y)の割合Y/Xが0.15以下、好ましくは0.06以下である。Y/Xの割合が0.15を超えると、べたつき感がでてくる。
また、アルキレンオキシド誘導体の分子量は、1,000〜5,000、好ましくは3,000〜5,000である。分子量が小さくなるとアルキレンオキシド誘導体自体に味があるため、***化粧料の場合、好ましくない味となってしまうことがある。***化粧料においては、その味も商品価値に影響を及ぼす重要な要素の一つである。一方、分子量が大きくなると粘度が高くなっていくため、分子量5000程度までは適度なフィット感として感じられるが、それ以上に大きくなるとのびの重さやべたつきに感じられてしまうことがある。
なお、本発明においては、エチレンオキシド及び炭素数3〜4のアルキレンオキシドは、安定性等の点でランダム状に付加していることが好適である。
本発明のアルキレンオキシド誘導体としては、具体的にはPOE(14)POP(7)ジメチルエーテル、POE(17)POP(4)ジメチルエーテル、POE(10)POP(10)ジメチルエーテル、POE(7)POP(12)ジメチルエーテル、POE(15)POP(5)ジメチルエーテル、POE(25)POP(25)ジメチルエーテル、POE(27)POP(14)ジメチルエーテル、POE(55)POP(28)ジメチルエーテル、POE(22)POP(40)ジメチルエーテル、POE(35)POP(40)ジメチルエーテル、POE(50)POP(40)ジメチルエーテル、POE(36)POP(41)ジメチルエーテル、POE(55)POP(30)ジメチルエーテル、POE(30)POP(34)ジメチルエーテル、POE(25)POP(30)ジメチルエーテル、POE(90)POP(17)ジメチルエーテル、POE(14)POB(7)ジメチルエーテル、POE(10)POP(10)ジエチルエーテル、POE(10)POP(10)ジプロピルエーテル、POE(10)POP(10)ジブチルエーテル等が挙げられる。なお、上記POE、POP、POBは、それぞれポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシブチレンの略であり、以下、このように略して記載することがある。
本発明のアルキレンオキシド誘導体は公知の方法で製造することができる。例えば、水酸基を有している化合物にエチレンオキシドおよび炭素数3〜4のアルキレンオキシドを付加重合した後、ハロゲン化アルキルをアルカリ触媒の存在下にエーテル反応させることによって得られる。
本発明の化粧料へのアルキレンオキシド誘導体の配合量は、***化粧料の場合、その全量に対して1〜50質量%の範囲が好ましく、より好ましくは2〜30質量%である。配合量が少なすぎると保湿効果が十分でなく、配合量が多すぎる場合には、安定に配合することが困難となる場合がある。
(ペンタエリスリトールと安息香酸のエステル)
本発明の化粧料に配合する前記一般式(2)で表されるペンタエリスリトールと安息香酸のエステルとしては、R3が炭素数8の2−エチルヘキサン酸残基であり、R4が安息香酸残基のエステルである下記式(3)で表されるものが好適である。
Figure 0004624155
この安息香酸残基のエステルは、1モルのペンタエリスリトールと3モルの安息香酸および1モルの2−エチルヘキサン酸をエステル化反応させた後、未反応物除去、脱色処理、次いで脱臭処理をして得ることができる。
ペンタエリスリトールと安息香酸のエステルの配合量は、***化粧料の場合、その全量に対して5〜80質量%の範囲が好ましく、より好ましくは10〜60質量%である。この配合量が5質量%未満であると***上でのつやの向上効果が十分でなく、またこの配合量が80質量%を越える範囲では上下の***が接触した時のべたつきが不良となり好ましくない。
本発明の化粧料においては、上記の必須成分に加え、必要に応じ、本発明の効果を損なわない質的、量的範囲で通常の化粧品、医薬品分野で用いられるその他の成分を配合することができる。
油分としては、ポリイソブテン、ポリブテン、スクワラン、流動パラフィン、ワセリン等の炭化水素油、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ベヘニン酸等の高級脂肪酸、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、バチルアルコール等の高級アルコール、セチルー2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、2−オクチルドデシルミリステート、ネオペンチルグリコールー2−エチルヘキサノエート、トリオクタン酸グリセリル、テトラオクタン酸ペンタエリスリトール、トリイソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、イソプロピルミリステート、ミリスチルミリステート、トリオレイン酸グリセリル等のエステル類、オリーブ油、アボカド油、ホホバ油、ヒマワリ油、サフラワー油、椿油、マカデミアナッツ油、ミンク油、ラノリン、液状ラノリン、酢酸ラノリン、ヒマシ油等の油脂、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、高重合度のガム状ジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン等のシリコーン系油分、フッ素変性ジメチルポリシロキサン、フッ素変性メチルフェニルポリシロキサン、パーフロロポリエーテル、パーフロロカーボン等のフッ素系油分等が挙げられる。
ワックスとしては、例えば、カルナバロウ、キャンデリラロウ、ビースワックス、モクロウ、ポリエチレンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、固形パラフィンワックス等が挙げられる。
保湿剤としては、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、1,3ブチレングリコール等の多価アルコール系保湿剤が挙げられる。
その他、各種乳化剤、界面活性剤、増粘剤、ゲル化剤、金属石鹸、水溶性高分子、油溶性高分子、薬剤、酸化防止剤、顔料、染料、パール剤、ラメ剤、有機・無機粉末、香料等を配合することができる。
本発明の化粧料は、上記必須成分を含む配合成分を加熱攪拌混合して、脱気、容器充填、冷却することにより製造される。本発明の化粧料の剤型は任意であり、例えばスティック状、ペンシル状、ペースト状、液状が可能であり、さらに水、保湿剤を配合したW/O乳化系も可能である。
本発明の化粧料は、***化粧料、アイシャドウ化粧料および頭髪化粧料等の一般的な化粧料に適用でき、特に繰り出し容器に入れたスティック状、ペンシル状、中皿へ流し込み充填したペースト状、チューブまたは塗布具内蔵筒型容器に充填した液状等の化粧料であり、***化粧料の場合、口紅の他、色材を配合しないリップグロス、リップクリーム等にも応用することが可能である。
次に、本発明の実施例について説明する。
本発明は以下に挙げる実施例のみに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。なお、以下の記載においては配合量の単位は何れも質量%である。
実施例1〜3および比較例1,2(リップグロス)
下記表1に示した各処方成分を50℃に加熱し、攪拌混合、脱泡した後、チューブに充填してリップグロスを得た。表1において実施例、比較例に用いたペンタエリスリトールと安息香酸のエステルは上記一般式(3)で表されるものを用い、その他の成分は化粧料用原料として一般に市販されているものを用いた。得られたリップグロスについて、以下の方法で溶解性および塗布した時のつやを評価した。
(リップグロスの評価方法)
1.溶解性
上記方法で調製した各実施例および比較例のリップグロスの室温での状態を観察した。評価基準は次のように定めた。
○:透明に溶解している。
×:白濁している。
2.塗布した時のつや
各実施例および比較例のリップグロスを用い、パネル10名により、塗布した時の***上でのつや(塗布直後〜2時間後)の使用テストによる評価を行った。なお評価基準は次のように定めた。
(評価基準)
◎:10名中8名以上が良好とした。
○:10名中6名以上、8名未満が良好とした。
△:10名中4名以上、6名未満が良好とした。
×:10名中3名以下が良好とした。
評価結果を下記表1に示す。
Figure 0004624155
表1から明らかなように、つや出し剤としてポリブテンを使用すると、アルキレンオキシド誘導体との相溶性が悪く、分離してしまい、またアルキレンオキシドの相溶性を高めるため、ポリブテンの代わりにリンゴ酸ジイソステアリルを使用すると、塗布した時のつやが出ない。一方、ペンタエリスリトールと安息香酸のエステルを併用した場合、つやを損なわず、安定性の良いリップグロスが得られることがわかった。
実施例4(アイシャドウ化粧料)
ペンタエリスリトール・安息香酸エステル 30 質量%
POE(14)POP(7)ジメチルエーテル 10
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 5
メチルフェニルポリシロキサン 5
セレシンワックス 11
カルナバロウ 1
セスキオレイン酸ソルビタン 2
酸化チタン 3
雲母チタン 15
マイカ 20
群青 2
黒酸化鉄 1
香料 適量
この例のペンタエリスリトール・安息香酸エステルは、前記実施例1の場合と同一のものを用いた。また、その他の成分は化粧料用原料として一般に市販されているものを用いた。この例に示した各処方成分を85℃に加熱し、攪拌混合、脱泡した後、スティック容器に充填し、5℃まで冷却してアイシャドウ用組成物を得た。この化粧料は色材の凝集など安定性上の問題はなかった。
実施例5(頭髪化粧料)
ペンタエリスリトール・安息香酸エステル 40 質量%
POE(36)POP(41)ジメチルエーテル 5
ポリオキシプロピレン(40)ブチルエーテル 21
親油型モノステアリン酸グリセリン 8
自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 10
サラシミツロウ 10
モクロウ 5
カルナバロウ 1
香 料 適量
この例のペンタエリスリトール・安息香酸エステルは、前記実施例1の場合と同一のものを用いた。また、その他の成分は化粧料用原料として一般に市販されているものを用いた。この例に示した各処方成分を85℃に加熱し、攪拌混合、脱泡した後、スティック容器に充填し、5℃まで冷却して頭髪化粧料を得た。この化粧料は安定性上の問題はなかった。
実施例6(乳化クリーム状頭髪化粧料)
ペンタエリスリトール・安息香酸エステル 5 質量%
POE(14)POP(7)ジメチルエーテル 3
ジメチルポリシロキサン 10
SILWET 236−L(日本ユニカー) 0.1
ポリオキシエチレンメチルポリシロキサン共重合体 0.2
エタノール 10
プロピレングリコール 5
2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール 適量
エデト酸3ナトリウム 適量
キサンタンガム 0.1
酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体 0.5
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.2
カルボキシビニルポリマー 0.4
高重合ジメチルシロキサン・
メチル(アミノプロピル)シロキサン共重合体 0.5
高重合ジメチルポリシロキサン 1
精製水 64
香料 適量
この例のペンタエリスリトール・安息香酸エステルは、前記実施例1の場合と同一のものを用いた。また、その他の成分は化粧料用原料として一般に市販されているものを用いた。この例に示した各処方成分を室温で攪拌混合(乳化)して脱泡した後、ガラスビン容器に充填し、乳化クリーム状頭髪化粧料を得た。この化粧料は安定性上の問題はなかった。
実施例7(口紅)
ペンタエリスリトール・安息香酸エステル 20 質量%
POE(36)POP(41)ジメチルエーテル 3
ポリエチレン 1
セレシン 12
カルナバロウ 2
ヒマシ油 10
トリイソステアリン酸グリセリル 10
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 39
ベンガラ 1
赤色202号 2
ビタミンAパルミテート 適量
トコフェロール 適量
香料 適量
この例のペンタエリスリトール・安息香酸エステルは、前記実施例1の場合と同一のものを用いた。また、その他の成分は化粧料用原料として一般に市販されているものを用いた。この例に示した各処方成分を85℃に加熱し、攪拌・混合、脱泡した後、口紅容器に充填し、5℃まで冷却して口紅を得た。この化粧料は色材凝集などの安定性上の問題はなかった。
実施例8(軟膏状リップクリーム)
ペンタエリスリトール・安息香酸エステル 20 質量%
POE(36)POP(41)ジメチルエーテル 5
ワセリン 20
パルミチン酸デキストリン 8
マカデミアナッツ油 3
トコフェロール 適量
流動パラフィン 44
この例のペンタエリスリトール・安息香酸エステルは、前記実施例1の場合と同一のものを用いた。また、その他の成分は化粧料用原料として一般に市販されているものを用いた。この例に示した各処方成分を90℃に加熱し、攪拌・混合、脱泡した後、軟膏つぼに充填して軟膏状リップクリームを得た。この化粧料は分離などの安定性上の問題はなかった。
実施例9(スティック状リップクリーム)
ペンタエリスリトール・安息香酸エステル 30 質量%
POE(36)POP(41)ジメチルエーテル 5
マイクロクリスタリンワックス 1
セレシン 10
キャンデリラロウ 2
ワセリン 30
リンゴ酸ジイソステアリル 10
トリイソオクタン酸グリセリル 21
L−メントール 1
トコフェロール 適量
酢酸トコフェロール 適量
この例のペンタエリスリトール・安息香酸エステルは、前記実施例1の場合と同一のものを用いた。また、その他の成分は化粧料用原料として一般に市販されているものを用いた。この例に示した各処方成分を85℃に加熱し、攪拌・混合、脱泡した後、口紅容器に充填してスティック状リップクリームを得た。この化粧料は安定性上の問題はなかった。

Claims (3)

  1. 下記一般式(1)で示され、分子量が1,000〜5,000のアルキレンオキシド誘導体と、下記一般式(2)で表されるペンタエリスリトールと安息香酸のエステルを配合し、
    前記一般式(2)で表されるペンタエリスリトールと安息香酸のエステルのR 3 が2−エチルヘキサン酸残基であり、R 4 が安息香酸残基であることを特徴とする化粧料。
    1O−[(AO)m(EO)n]−R2 …(1)
    (式中、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、EOはオキシエチレン基、m及びnはそれぞれ炭素数3〜4のオキシアルキレン基、オキシエチレン基の平均付加モル数で、1≦m≦70、1≦n≦70であり、オキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合が、20〜80質量%である。オキシアルキレン基とオキシエチレン基はランダム状に付加している。R1及びR2は同一もしくは異なっていてもよい炭素数1〜4の炭化水素基又は水素原子であり、R1及びR2の炭化水素基数に対する水素原子数の割合が0.15以下である。)
    Figure 0004624155
  2. 前記一般式(1)で表されるアルキレンオキシド誘導体を1〜50質量%と、前記一般式(2)で表されるペンタエリスリトールと安息香酸のエステルを5〜80質量%とを配合することを特徴とする請求項1に記載の化粧料。
  3. ***化粧料であることを特徴とする請求項1または2に記載の化粧料。
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