JP4623592B2 - データ処理システムの試験方法、試験プログラム及び試験装置 - Google Patents

データ処理システムの試験方法、試験プログラム及び試験装置 Download PDF

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Description

本発明は、複数のプロセッサでメモリ等の共用装置に対し論理的に対等にアクセスする対称マルチプロセッサとして構成されたデータ処理システムの試験方法、試験プログラム及び試験装置に関し、特に、接続機構の動作を検証するために負荷効果の高い試験プログラムと負荷プログラムの組合せを決定して長時間負荷試験を行うデータ処理システムの試験方法、試験プログラム及び試験装置に関する。
従来、対称マルチプロセッサとして知られたデータ処理システムにあっては、キャッシュ装置を搭載した複数のプロセッサを1又は複数の接続機構により相互に接続し、共用装置として配置したメモリ装置及びプロセッサに設けたキャッシュ装置間で論理的に対称に接続機構を介してアクセス可能としている。
このようなデータ処理システムにあっては、あるプロセッサがメモリ装置に対するデータの参照動作、データ書込み動作、及び他のプロセッサのキャシュ装置上に存在するデータを参照する動作等は、同時に複数発生し得る。この場合、接続機構に備わっている同時処理能力以上に、各プロセッサからの動作要求が発生すると、動作要求を一時的に実行待ち状態にして順次処理する。
このようなデータ処理システムについては、システム構築時などに必要に応じて接続機構の動作を検証するために長時間の負荷試験が行われる。この接続機構を対象とした動作検証のための負荷試験は、プロセッサが参照するデータの妥当性を確認する試験プログラムと、試験プログラムの実行に伴なう接続機構に同時処理能力以上の動作要求を出して負荷状態を作り出す負荷プログラムを組み合わせて実行する。
このためプロセッサの論理仕様書に従ってデータ参照や書き込み動作を検証する試験プログラムを設計すると共に、接続機構のハード実装仕様書に従って負荷プログラムを設計し、この設計時に試験プログラムと負荷効果のありそうな試験プログラムの組合わせを勘と経験によって決めて負荷試験を実行している。
特開2005−135130号公報 特開2004−302847号公報 特開平8−016531号公報 特許第2792399号公報 特開平7−262038号公報
しかしながら、このような従来のデータ処理システムの試験方法にあっては、試験プログラムと負荷プログラムを、設計時に勘と経験によって組み合わせを決めていたため、決定した組み合わせが接続機構の動作検証のために最良の組み合わせであることが保証されておらず、接続機構の動作検証につき十分な信頼性が得られない恐れがあった。
本発明は、負荷効果の高い試験プログラムと負荷プログラムを最良な組み合わせを自動的に決定して高負荷による長時間負荷試験を行って短時間で信頼性の高い接続機構の動作検証を可能とするデータ処理システムの試験方法,試験プログラム及び試験装置を提供することを目的とする。
(方法)
本発明はデータ処理装置の試験方法を提供する。本発明は、複数のプロセッサを1又は複数の接続機構により相互に接続したデータ処理システムの試験方法に於いて、
接続機構がハードウェア実装上の接続特性に相違がないか、相違があるかを判定する接続特性判定ステップと、
接続機構の接続特性に相違がない場合、全プロセッサを対象に負荷効果のある試験プログラムと負荷プログラムを組合せた負荷試験組合せプログラムを決定して長時間負荷試験を実行する第1負荷試験実行ステップと、
接続機構の接続特性に相違がある場合、接続特性の相違に応じて分類された複数のプロセッサ群毎に負荷効果のある試験プログラムと負荷プログラムを組合せた負荷試験組合せプログラムを決定して長時間負荷試験を実行する第2負荷試験実行ステップと、
を備えたことを特徴とする。
ここで、接続機構の接続特性に相違がない場合の第1負荷試験実行ステップは、
全てのプロセッサで試験プログラムのみを実行した無負荷状態の実行時間と、1台のプロセッサで試験プログラムを実行すると同時に残りの複数のプロセッサで負荷プログラムを実行した際の試験プログラムの負荷状態の実行時間とを比較し、無負荷状態の実行時間に対し負荷状態の実行時間が長い場合、負荷プログラムに負荷効果があると判断して、試験プログラムと負荷プログラムを組合わせた負荷試験組合せプログラムを決定する負荷試験組合せ決定ステップと、
負荷試験組合せプログラムについて、1台のプロセッサに試験プログラムを実行させ、残りのプロセッサにはプロセッサ台数を変化させて負荷プログラムを実行させ、負荷プログラムの実行プロセッサ台数を増加しても試験プログラムの実行時間が変化せずに飽和する最小プロセッサ台数を求め、最小プロセッサ台数を判定結果を負荷試験組合せプログラムに付加してチューニングするチューニングステップと、
チューニングされた負荷試験組合せプログラムに従って複数のプロセッサに負荷効果の高い試験プログラムと負荷プログラムを優先的に割付けて長時間の負荷試験を実行させる負荷試験割付ステップと、
を備えたことを特徴とする。
負荷試験割付ステップは、
チューニングされた負荷試験組合せプログラムの最小プロセッサ台数が負荷プログラムを実行可能な全プロセッサを使い切る場合、又は全プロセッサを使い切らずに且つ試験プログラムが1つしかない場合、試験プログラムを1台のプロセッサに割付けると共に残りの全プロセッサに負荷プログラムを割付けて長時間の負荷試験を実行する第1負荷試験割付ステップと、
チューニングされた負荷試験組合せプログラムの最小プロセッサ台数が負荷プログラムを実行可能な全プロセッサを使い切らず且つ同一構成の負荷試験組合せプログラムに属する試験プログラムが複数存在する場合、複数の試験プログラムを複数のプロセッサに割付けると共に残りの全プロセッサに負荷プログラムを割付けて長時間の負荷試験を実行する第2負荷試験割付ステップと、
を備える。
また接続機構の接続特性に相違がある場合の第2負荷試験実行ステップは、
全てのプロセッサで試験プログラムのみを実行した無負荷状態の実行時間と、1台のプロセッサで試験プログラムを実行すると同時に残りの複数のプロセッサで負荷プログラムを実行させるプロセッサを順次変化させながら実行した際の試験プログラムの負荷状態の実行時間とを比較し、無負荷状態の実行時間に対し負荷状態の実行時間が長い場合、負荷プログラムに負荷効果があると判断して、試験プログラムと負荷プログラムを組合わせた負荷試験組合せプログラムを決定する負荷試験組合せ決定ステップと、
負荷試験組合せプログラムについて、負荷プログラムを実行するプロセッサを変化させて試験プログラムの実行時間を測定し、実行時間が特定の範囲にあるプロセッサをまとめて複数のプロセッサ群に分類する接続特性分類ステップと、
負荷試験組合せプログラムについて、プロセッサ群毎に、1台のプロセッサに試験プログラムを実行させ、残りのプロセッサにはプロセッサ台数を変化させて負荷プログラムを実行させ、負荷プログラムの実行プロセッサ台数を増加しても試験プログラムの実行時間が変化せずに飽和する最小プロセッサ台数を求め、最小プロセッサ台数を負荷試験組合せプログラムに付加してチューニングするチューニングステップと、
チューニングされた負荷試験組合せプログラムに従って複数のプロセッサに負荷効果の高い試験プログラムと負荷プログラムを優先的に割付けて長時間の負荷試験を実行させる負荷試験割付ステップと、
を備える。
負荷試験割付ステップは、
試験プログラムが存在するプロセッサ群のチューニングされた負荷試験組合せプログラムの最小プロセッサ台数が負荷プログラムを実行可能な全プロセッサを使い切る場合、又は全プロセッサを使い切らずに且つ試験プログラムが1つしかない場合、試験プログラムをプロセッサ群の1台のプロセッサに割付けると共に残りの全プロセッサに負荷プログラムを割付け、残りのプロセッサ群については、チューニングされたそれぞれの負荷試験組合せプログラムの負荷プログラムを全プロセッサに割付けて長時間の負荷試験を実行する第1負荷試験割付ステップと、
試験プログラムが存在するプロセッサ群のチューニングされた負荷試験組合せプログラムの最小プロセッサ台数が負荷プログラムを実行可能な全プロセッサを使い切らず且つ同一構成の負荷試験組合せプログラムに属する試験プログラムが複数存在する場合、複数の試験プログラムを複数のプロセッサに割付けると共に残りの全プロセッサに負荷プログラムを割付け、残りのプロセッサ群については、チューニングされたそれぞれの負荷試験組合せプログラムの負荷プログラムを全プロセッサに割付けて長時間の負荷試験を実行する第2負荷試験割付ステップと、
を備えたことを特徴とする。
接続特性分類ステップは、特定の範囲の実行時間に応じて分類された複数のプロセッサ群のプロセッサ数から、最小の2nの整数倍数Eを導出し、整数倍数Eの整数倍となるように各プロセッサ群のプロセッサ数を補正する。
接続特性分類ステップは、特定の範囲の実行時間に応じて分類された複数のプロセッサ群のプロセッサ数が整数倍数Eの整数倍とならない場合、時間軸上で隣接するプロセッサ群の間で実行時間の近いプロセッサを移動してプロセッサ数を補正する。
負荷プログラムは負荷効果の異なる少なくとも2つの負荷プログラムを含むようにして負荷効果を高めても良い。
試験プログラムは、プロセッサによるデータ参照及びデータ書込みを検証する試験命令を実行して実行時間を測定するプログラムであり、負荷プログラムは、プロセッサから接続機構にメモリ排他制御、メモリインタリーブ制御、バスアビトレーション制御、外部入出力制御を含む動作要求を出してハードウェア動作上の影響を与える負荷命令を実行するプログラムである。
本発明の別の形態として、ハードウェア実装上の接続特性に相違がない1又は複数の接続機構により複数のプロセッサを相互に接続したデータ処理システムの試験方法に於いて、
全てのプロセッサで試験プログラムのみを実行した無負荷状態の実行時間と、1台のプロセッサで試験プログラムを実行すると同時に残りの複数のプロセッサで負荷プログラムを実行した際の試験プログラムの負荷状態の実行時間とを比較し、無負荷状態の実行時間に対し負荷状態の実行時間が長い場合、負荷プログラムに負荷効果があると判断して、試験プログラムと負荷プログラムを組合わせた負荷試験組合せプログラムを決定する負荷試験組合せ決定ステップと、
負荷試験組合せプログラムについて、1台のプロセッサに試験プログラムを実行させ、残りのプロセッサにはプロセッサ台数を変化させて負荷プログラムを実行させ、負荷プログラムの実行プロセッサ台数を増加しても試験プログラムの実行時間が変化せずに飽和する最小プロセッサ台数を求め、最小プロセッサ台数を負荷試験組合せプログラムに付加してチューニングするチューニングステップと、
チューニングされた負荷試験組合せプログラムに従って複数のプロセッサに負荷効果の高い試験プログラムと負荷プログラムを優先的に割付けて長時間の負荷試験を実行させる負荷試験割付ステップと、
を備えたことを特徴とする。
また本発明の別の形態にあっては、ハードウェア実装上の接続特性に相違をもつ複数の接続機構により複数のプロセッサを相互に接続したデータ処理システムの試験方法に於いて、
全てのプロセッサで試験プログラムのみを実行した無負荷状態の実行時間と、1台のプロセッサで試験プログラムを実行すると同時に残りの複数のプロセッサで負荷プログラムを実行させるプロセッサを順次変化させながら実行した際の試験プログラムの負荷状態の実行時間とを比較し、無負荷状態の実行時間に対し負荷状態の実行時間が長い場合、負荷プログラムに負荷効果があると判断して、試験プログラムと負荷プログラムを組合わせた負荷試験組合せプログラムを決定する負荷試験組合せ決定ステップと、
負荷試験組合せプログラムについて、負荷プログラムを実行するプロセッサを変化させて試験プログラムの実行時間を測定し、実行時間が特定の範囲にあるプロセッサをグループ化して複数のプロセッサ群に分類する接続特性分類ステップと、
負荷試験組合せプログラムについて、プロセッサ群毎に、1台のプロセッサに試験プログラムを実行させ、残りのプロセッサにはプロセッサ台数を変化させて負荷プログラムを実行させ、負荷プログラムの実行プロセッサ台数を増加しても試験プログラムの実行時間が変化せずに飽和する最小プロセッサ台数を求め、最小プロセッサ台数を負荷試験組合せプログラムに付加してチューニングするチューニングステップと、
チューニングされた前記負荷試験組合せプログラムに従って複数のプロセッサに負荷効果の高い試験プログラムと負荷プログラムを優先的に割付けて長時間の負荷試験を実行させる負荷試験割付ステップと、
を備えたことを特徴とする。
(プログラム)
本発明は、複数のプロセッサを1又は複数の接続機構により相互に接続したデータ処理システムを管理するコンピュータにより実行される試験プログラムを提供する。
このような本発明の試験プログラムは、データ処理システムを管理するコンピュータに、
接続機構がハードウェア実装上の接続特性に相違がないか、相違があるかを判定する接続特性判定ステップと、
接続機構の接続特性に相違がない場合、全プロセッサを対象に負荷効果のある試験プログラムと負荷プログラムを組合せた負荷試験組合せプログラムを決定して長時間負荷試験を実行する第1負荷試験実行ステップと、
接続機構の接続特性に相違がある場合、接続特性の相違に応じて分類された複数のプロセッサ群毎に負荷効果のある試験プログラムと負荷プログラムを組合せた負荷試験組合せプログラムを決定して長時間負荷試験を実行する第2負荷試験実行ステップと、
を実行させることを特徴とする。
ここで第1負荷試験実行ステップは、
全てのプロセッサで試験プログラムのみを実行した無負荷状態の実行時間と、1台のプロセッサで試験プログラムを実行すると同時に残りの複数のプロセッサで負荷プログラムを実行した際の試験プログラムの負荷状態の実行時間とを比較し、無負荷状態の実行時間に対し負荷状態の実行時間が長い場合、前記負荷プログラムに負荷効果があると判断して、試験プログラムと負荷プログラムを組合わせた負荷試験組合せプログラムを決定する負荷試験組合せ決定ステップと、
負荷試験組合せプログラムについて、1台のプロセッサに試験プログラムを実行させ、残りのプロセッサにはプロセッサ台数を変化させて前記負荷プログラムを実行させ、負荷プログラムの実行プロセッサ台数を増加しても試験プログラムの実行時間が変化せずに飽和する最小プロセッサ台数を求め、最小プロセッサ台数を負荷試験組合せプログラムに付加してチューニングするチューニングステップと、
チューニングされた前記負荷試験組合せプログラムに従って複数のプロセッサに負荷効果の高い試験プログラムと負荷プログラムを優先的に割付けて長時間の負荷試験を実行させる負荷試験割付ステップと、
を備える。
また第2負荷試験実行ステップは、
全てのプロセッサで試験プログラムのみを実行した無負荷状態の実行時間と、1台のプロセッサで試験プログラムを実行すると同時に残りの複数のプロセッサで負荷プログラムを実行させるプロセッサを順次変化させながら実行した際の試験プログラムの負荷状態の実行時間とを比較し、無負荷状態の実行時間に対し負荷状態の実行時間が長い場合、負荷プログラムに負荷効果があると判断して、試験プログラムと負荷プログラムを組合わせた負荷試験組合せプログラムを決定する負荷試験組合せ決定ステップと、
負荷試験組合せプログラムについて、負荷プログラムを実行するプロセッサを変化させて試験プログラムの実行時間を測定し、実行時間が特定の範囲にあるプロセッサをグループ化して複数のプロセッサ群に分類する接続特性分類ステップと、
負荷試験組合せプログラムについて、前記プロセッサ群毎に、1台のプロセッサに試験プログラムを実行させ、残りのプロセッサにはプロセッサ台数を変化させて負荷プログラムを実行させ、負荷プログラムの実行プロセッサ台数を増加しても試験プログラムの実行時間が変化せずに飽和する最小プロセッサ台数を求め、最小プロセッサ台数を負荷試験組合せプログラムに付加してチューニングするチューニングステップと、
チューニングされた負荷試験組合せプログラムに従って複数のプロセッサに負荷効果の高い試験プログラムと負荷プログラムを優先的に割付けて長時間の負荷試験を実行させる負荷試験割付ステップと、
を備える。
(装置)
本発明は、複数のプロセッサを1又は複数の接続機構により相互に接続したデータ処理システムの試験装置を提供する。このような試験装置につき本発明は、、
接続機構がハードウェア実装上の接続特性に相違がないか、相違があるかを判定する接続特性判定部と、
接続機構の接続特性に相違がない場合、全プロセッサを対象に負荷効果のある試験プログラムと負荷プログラムを組合せた負荷試験組合せプログラムを決定して長時間負荷試験を実行する第1負荷試験実行部と、
接続機構の接続特性に相違がある場合、接続特性の相違に応じて分類された複数のプロセッサ群毎に負荷効果のある試験プログラムと負荷プログラムを組合せた負荷試験組合せプログラムを決定して長時間負荷試験を実行する第2負荷試験実行部と、
を備える。
本発明によれば、予め準備された複数の試験プログラムと負荷プログラムを対象に、全プロセッサで試験プログラムのみを実行した無負荷状態の実行時間に対し、試験プログラムと負荷プログラムを組合わせてプロセッサで実行した際の試験プログラムの実行時間を比較して長い場合に負荷効果が有ると判定して負荷試験組合せプログラムに決定しているため、負荷効果のないか或いは低い試験プログラムと負荷プログラムの組合せを排除でき、負荷試験のための最適な組合せを決定できる。
また接続機構の機能は、負荷プログラムの設計レベルである論理仕様とは異なるハードウェア仕様レベルで設計されていることから、負荷効果が判定された負荷試験組合せプログラムについて、負荷プログラムを実行するプロセッサ数を変えながら実行し、試験プログラムの実行時間が飽和する負荷プログラムを実行する最小プロセッサ数を求めて負荷試験組合せプログラムに付加するチューニングを行うことで、長時間負荷試験を実行する際に高負荷が得られるように試験プログラムと負荷プログラムのプロセッサ割付けを最適化できる。
また接続機構がハードウェア実装上の接続特性に相違がないことが不明な場合は、負荷効果が判定された負荷試験組合せプログラムについて、負荷プログラムを実行するプロセッサを変化させて試験プログラムの実行時間を求め、実行時間から接続特性が近似したプロセッサをまとめてプロセッサ群に分類し、プロセッサ群毎に負荷試験組合せプログラムのチューニング及び長時間負荷試験のための試験プログラムと負荷プログラムの割付けを行うことで、接続機構のハードウェア実装上の接続特性に相違があるデータ処理システムについて高負荷な長時間負荷試験を効率的に実行し、接続機構の動作検証の信頼性を向上し、更に人為的な負担を低減できる。
図1は本発明の負荷試験が適用されるデータ処理システムの実施形態を示した機能構成のブロック図である。図1において、負荷試験の対象となるデータ処理システム10に対し負荷試験を実行する本実施形態の管理装置12が設けられ、管理装置12の処理機能によりデータ処理システム10の負荷試験が行われる。
データ処理システム10は、負荷試験の制御管理を行う管理装置12から見ると、例えば16台のプロセッサ14−1〜14−16、プロセッサ14−1〜14−16上に搭載されたキャッシュ装置15−1〜15−16、共用装置として機能するメモリ18−1〜18−4、更にプロセッサ14−1〜14−16及びメモリ18−1〜18−4間を相互に接続する接続機構16−1〜16−4が設けられている。
管理装置12には、接続特性判定部20、第1負荷試験実行部22及び第2負荷試験実行部24が設けられる。また管理装置12に対しては試験プログラムファイル26と負荷プログラムファイル28が設けられ、試験プログラムファイル26には例えば試験プログラム26−1,26−2,26−3が予め格納され、負荷プログラムファイル28には例えば負荷プログラム28−1,28−2,28−3が格納されている。なお、予め準備する試験プログラム及び負荷プログラムの数は任意である。
試験プログラム26−1〜26−3は、プロセッサのメモリに対するデータの参照と書込み、及び他のプロセッサ上にあるキャッシュ装置に対するデータの参照,書込みにおける妥当性を確認するプログラムである。負荷プログラム28−1〜28−3は、あるプロセッサによる試験プログラムの実行状態で他のプロセッサにより実行し、接続機構に同時処理能力以上の動作要求を出すことを目的に動作させるプログラムである。
即ちデータ処理システム10の負荷試験にあっては、あるプロセッサで試験プログラムを実行している状態で、他のプロセッサにより負荷プログラムを実行し、接続機構に備わっている同時処理能力以上にプロセッサからの動作要求を出すことで、試験プログラムを実行しているプロセッサに一時的に実行待ちの状態を作り出させ、順次処理する負荷状態を作り出している。
このように、管理装置12の指示の下にデータ処理システム10における、あるプロセッサに試験プログラムを実行させ、他のプロセッサに負荷プログラムを実行させる負荷試験を行うことで、データ処理システム10に設けている接続機構の動作を検証することができる。
なお、負荷試験の際にプロセッサ14−1〜14−16で実行する試験プログラム及び負荷プログラムは、管理装置12から負荷試験に先立って全てのプロセッサにダウンロードしておき、負荷試験の際に管理装置12が各プロセッサに実行すべき試験プログラム又は負荷プログラムを指示する。
ここで管理装置12が試験対象とするデータ処理システム10は、プロセッサ14−1〜14−16の間で共用するメモリ18−1〜18−4及びそれぞれのキャッシュ装置15−1〜15−16に対し、論理仕様的には対等なアクセスを行うように接続された対象マルチプロセッサシステムを構成している。
しかしながら、データ処理システム10の接続機構16−1〜16−4は、ハードウェア実装的には全プロセッサに対し対等に接続される場合と対等に接続されない場合がある。即ち接続機構16−1〜16−4は、プロセッサ14−1〜14−16に対し接続特性に相違がない場合と、接続特性に相違がある場合との2つのケースに分けることができる。本実施形態の管理装置12による負荷試験にあっては、接続機構の接続特性に相違がない場合と接続特性に相違がある場合とに分けて試験処理を実行することになる。
このため管理装置12には接続特性判定部20が設けられ、試験対象とするデータ処理システム10の接続機構16−1〜16−4がハードウェア実装上の接続特性に相違がないことが明らかか、又は相違があるか(相違の有無が不明な場合を含む)を判定する。
第1負荷試験実行部22は、接続機構の接続特性に相違がないことが明らかな場合、全プロセッサ14−1〜14−16を対象に負荷効果のある試験プログラムと負荷プログラムを組み合わせた負荷試験組合せプログラムを決定して、プロセッサ14−1〜14−16の一部に試験プログラムを割り付け、残りに負荷プログラムを割り付け、長時間の負荷試験を実行する。
一方、第2負荷試験実行部24は、接続機構の接続特性に相違がある場合(相違の有無が不明な場合を含む)、試験プログラムと負荷プログラムの組合せによる負荷効果の測定を通じて求めた接続特性の相違に応じて複数のプロセッサ群に分類し、プロセッサ群毎に負荷効果のある試験プログラムと負荷プログラムを組み合わせた負荷試験組合せプログラムを決定し、決定した試験プログラムと負荷プログラムをプロセッサ群毎に割り付けて、長時間の負荷試験を実行する。
このように接続特性に相違がない場合の負荷試験を実行する第1負荷試験実行部22には、その処理機能として、負荷試験組合せ決定部30−1、チューニング部34−1、負荷試験割付部36−1が設けられ、更に、負荷試験割付部36−1は第1負荷試験割付部38−1及び第2負荷試験割付部40−1で構成されている。
また接続機構の接続特性に相違がある場合の負荷試験を行う第2負荷試験実行部24には、負荷試験組合せ決定部30−2、接続特性分類部32、チューニング部34−2、負荷試験割付部36−2が設けられ、更に、負荷試験割付部36−2は第1負荷試験割付部38−2及び第2負荷試験割付部40−2で構成されている。
ここで、データ処理システム10における接続機能の接続特性に相違がない場合と接続機能の接続特性に相違がある場合の具体例を説明すると次のようになる。
図2は接続機構がハードウェア実装上の接続特性に相違がない場合のデータ処理システム10−1を管理装置12と共に示している。データ処理システム10−1は、8台のプロセッサ14−1〜14−8を備えており、それぞれ専用のキャッシュ装置15−1〜15−8と接続機構62−1〜62−8を備えており、接続機構62−1〜62−8を介して共用装置としてのメモリ18−1,18−2に接続している。
このようなデータ処理システム10−1は、プロセッサ14−1〜14−8で共用するメモリ18−1,18−2及びキャッシュ装置15−1〜15−8に対し、論理仕様的に対等なアクセスを行う対象マルチプロセッサシステムを構築すると同時に、プロセッサ14−1〜14−8はそれぞれ個別の接続機構62−1〜62−8を備えているため、ハードウェア実装的にも全プロセッサが対等に接続されており、したがって接続機構の接続特性に相違がないことが明らかである。
図3はハードウェア実装上の接続特性に相違がないことが明らかな他の実施形態としてのデータ処理システム10−2を管理装置12と共に示している。データ処理システム10−2は、8台のプロセッサ14−1〜14−8にそれぞれキャッシュ装置15−1〜15−8を設けると共に、共用の接続機構16に接続されている。
このためプロセッサ14−1〜14−8の間で共用するメモリ18−1,18−2及びキャッシュ装置15−1〜15−8に対し論理仕様的に対等なアクセスを行う対象マルチプロセッサシステムを構成すると同時に、ハードウェア実装的にも全プロセッサ14−1〜14−8が単一の接続機構16による接続で対等に接続され、接続機構16の接続特性に相違がないことが明らかである。
図4は接続特性に相違がある実施形態としてのデータ処理システム10−3を管理装置12と共に示している。データ処理システム10−3は、16台のプロセッサ14−1〜14−16とそれぞれに設けた同じく16台のキャッシュ装置15−1〜15−16を備え、共用装置として4台のメモリ18−1〜18−4を備えている。
プロセッサ14−1〜14−16とメモリ18−1〜18−4の接続は、4台の接続機構16−1〜16−4を介して行われている。この接続機構16−1〜16−4による接続は、接続機構16−1にプロセッサ14−1〜14−4を接続し、接続機構16−2にプロセッサ14−5〜14−8を接続し、接続機構16−3にプロセッサ14−9〜14−12を接続し、更に接続機構16−4にプロセッサ14−13〜14−16を接続し、この状態で4つの接続機構16−1〜16−4のそれぞれに個別にメモリ18−1〜18−4を接続し、更に4つの接続機構16−1〜16−4の間を相互に接続している。
データ処理システム10−3は、プロセッサ14−1〜14−16の間で共用するメモリ18−1〜18−4及びそれぞれのキャッシュ装置15−1〜15−16については、論理仕様的に対等なアクセスを行う対象マルチプロセッサシステムを構成しているが、ハードウェア実装上は全てのプロセッサが対等に接続されておらず、プロセッサ14−1〜14−16は接続機構16−1〜16−4による接続特性にそれぞれ相違を持っている。
例えばプロセッサ14−1がメモリ18−1にアクセスする場合は接続機構16−1を経由するだけであるが、メモリ18−4にアクセスする場合には例えば接続機構16−1,16−4を経由する必要があり、ハードウェア実装的には明らかに接続特性に相違を持つことになる。
図5は図1の管理装置12の接続特性判定部20、第1負荷試験実行部22及び第2負荷試験実行部24の機能を実現する試験プログラムが実行されるコンピュータのハードウェア環境のブロック図である。
図5において、CPU42のバス44に対しては、RAM46、ROM48、ハードディスクドライブ50、キーボード54,マウス56,ディスプレイ58を接続するデバイスインタフェース52、更にデータ処理システム10に対するネットワークパス25を接続するネットワークアダプタ60が接続されている。
ハードディスクドライブ50には本実施形態の試験プログラムが格納されており、コンピュータを起動すると、ブートアップによるOSの起動後に試験プログラムがハードディスクドライブ50からRAM46に読み出され、CPU42により実行されることになる。
図6は本実施形態の負荷試験を実現する試験プログラムの処理手順を示したフローチャートである。図6の処理を図1に示した管理装置12の機能構成に対応して説明すると次のようになる。
管理装置12において、データ処理システム10に対する負荷試験を起動すると、まずステップS1で接続特性判定部20が試験対象とするデータ処理システム10が接続機構の接続特性に相違がないことが明らかか否か判定する。この場合、試験対象となるデータ処理システムが図2のデータ処理システム10−1または図3のデータ処理システム10−2のような場合には、接続機構の接続特性に相違がないことが明らかであることから、ステップS2〜S4の処理を行う。
ステップS2の処理は第1負荷試験実行部22の負荷試験組合せ決定部30−1で実行され、ステップS3の処理はチューニング部34−1で実行され、更にステップS4の処理は負荷試験割付部36−1で実行される。
一方、ステップS1で接続機構の接続特性に相違がないことが不明な場合、例えば図4のデータ処理システム10−3のような場合には、ステップS5〜S8の処理を実行する。ステップS5〜S8の処理は図1に示した管理装置12の第2負荷試験実行部24に対応しており、ステップS5の処理を負荷試験組合せ決定部30−2が実行し、ステップS6の処理を接続特性分類部32が実行し、ステップS7の処理をチューニング部34−2が実行し、ステップS8の処理を負荷試験割付部36−2が実行する。
そこで本実施形態における管理装置12による負荷試験処理を、第1負荷試験実行部22による接続機構の接続特性に相違がない場合の処理と、第2負荷試験実行部24による接続機構の接続特性に相違がある場合に分けて詳細に説明する。
第1負荷試験実行部22の負荷試験組合せ決定部30−1は、例えば図2の接続機構の接続特性に相違がないことが明らかなデータ処理システム10−1を対象に、試験プログラムと負荷プログラムの負荷効果の測定による組合せ決定処理を実行する。
即ち負荷試験組合せ決定部30−1は、試験プログラム26−1と負荷プログラム28−1の組合せを例にとると、まずプロセッサ14−1〜14−8の全てに試験プログラム26−1を貼り付けた状態で実行し、無負荷状態の実行時間T1を測定する。この実行時間T1は試験プログラムの開始時刻と終了時刻の差として求める。
図7(A)はプロセッサ14−1〜14−8による試験プログラムの実行による実行時間の測定処理の説明図であり、全てのプロセッサ14−1〜14−8に同じ試験プログラム26−1を割り付けて実行し、試験プログラムの実行時間T1を求める。ここで試験時間は8台のプロセッサ14−1〜14−8につき8つ測定できるが、いずれか1つのプロセッサ例えばプロセッサ14−1を代表して測定時間T1を求めてもよいし、全ての測定時間の平均値から実行時間T1を求めてもよい。
次に図7(B)に示すように、プロセッサ14−1〜14−7に同じ試験プログラム26−1を割り付けると同時に、プロセッサ14−8に負荷プログラム28−1を割り付けて同時に実行し、試験プログラム26−1と負荷プログラム28−1を組み合わせた負荷状態での試験プログラムの実行時間T11を測定する。
そして無負荷状態の実行時間T1に対し負荷状態の実行時間T11が長い場合、負荷プログラム28−1に負荷効果があると判断し、試験プログラム26−1と負荷プログラム28−1を組み合わせた負荷試験組合せプログラムを決定する。
図8は、図1の試験プログラムファイル26と負荷プログラムファイル28に設けている3つの試験プログラム26−1〜26−3と負荷プログラム28−1〜28−3の全ての組合せにつき、負荷試験組合せ決定部30−1で負荷効果の測定試験を行って得られた測定結果一覧を示している。
この測定結果一覧において、試験プログラム26−1〜26−3については単独実行時間、即ち無負荷状態の実行時間としてT1,T2,T3が得られている。また試験プログラム26−1〜26−3のそれぞれに負荷プログラム28−1〜28−3を組み合わせた負荷状態の組合せ実行時間としてT11〜T33が得られている。
このような測定結果一覧が得られたならば、試験プログラムの単独実行時間と負荷プログラムとの組合せ実行時間を比較し、組合せ実行時間が大きければ負荷効果ありと判定し、有効の組合せとして決定する。
この測定結果一覧にあっては、試験プログラム26−1と負荷プログラム28−2の組合せにつき、組合せ実行時間T12が単独実行時間T1より短いことから効果なしとして除外されているが、それ以外は全て負荷効果ありとして有効な組合せに決定されている。
また試験プログラムと負荷プログラムの組合せにつき、組合せ実行時間の長い順に優先度1〜8を設定している。このように負荷効果のある試験プログラムと負荷プログラムの組合せにつき負荷効果の度合を示す優先度を設定しておくことで、実際にプロセッサに試験プログラムと負荷プログラムを割り付けて長時間の負荷試験を行う場合、負荷効果の高い順、即ち優先度の高い順に試験プログラムと負荷プログラムの組合せを選択して、高負荷による負荷試験を行うことができる。
次に図6のステップS3における図1のチューニング部34−1によるチューニング処理を説明する。チューニング処理は、ステップS2で決定された負荷試験組合せプログラムにつき、試験対象とする図2のデータ処理システム10−1における8台のプロセッサ14−1〜14−8につき、例えば試験プログラム26−1と負荷プログラム28−1の組合せを例にとると、1台のプロセッサに試験プログラム26−1を実行させ、残りの7台のプロセッサについては負荷プログラム28−1を実行するプロセッサ台数を変化させて実行し、負荷プログラムの実行プロセッサ数を増加しても試験プログラム26−1の実行時間が変化せずに飽和する最小プロセッサ数を求め、最小プロセッサ数を、既に決定した負荷試験組合せプログラムに付加してチューニングする。
この負荷試験組合せプログラムのチューニングは、単に負荷効果のある試験プログラムと負荷プログラムの組合せを決めただけでは負荷試験の対象となる複数のプロセッサに高負荷試験を実現するためにどのような試験プログラムと負荷プログラムの割付けをしたらよいかが不明であることから、負荷効果を試験しながら最適な試験プログラムと負荷プログラムのプロセッサに対する割付け台数を決めている。
図9は負荷プログラム28−1と試験プログラムの組合せのチューニング処理の説明図である。この処理にあっては、負荷プログラムを実行するプロセッサの数を順次増加させるよりは、最初に全てのプロセッサに負荷プログラムを割り付け、この状態から試験プログラムを実行するプロセッサの数を順次増加させることにより、処理の効率化を図っている。
即ち図9(A)のように、チューニング処理は、まず8台のプロセッサ14−1〜14−8の全てに負荷プログラム28−1を割り付け、次に図9(B)のように、1台のプロセッサ例えばプロセッサ14−1に試験プログラム26−1を割り付けた状態で、プロセッサ14−1〜14−8により試験プログラムと負荷プログラムを実行し、試験プログラム26−1の実行時間を測定する。以下、図9(C)(D)に示すように、試験プログラム26−1を実行するプロセッサの数を順次増加させて、それぞれにつき試験プログラムの実行時間を求める。
図10は図9のチューニング処理による測定結果を示している。図10(A)は横軸に負荷プログラムを実行するプロセッサ数をとり、縦軸に試験プログラム実行時間をとっている。負荷プログラムを実行する最大プロセッサ数は、試験対象とするプロセッサ数をn台とすると1つ少ない(n−1)台である。図9の場合にはn=8台であるから、(n−1)=7台となる。
図10(A)にあっては、例えば図9のように、最初、負荷プログラムを実行する全てのプロセッサに負荷プログラムを割り付け、続いて順次、試験プログラムを実行するプロセッサを増加させて負荷プログラムを実行するプロセッサを減らしながら実行時間を求めると、負荷プログラム実行プロセッサ数が大きい状態では実行時間は直線68のように一定で飽和状態となっているが、負荷割付プロセッサ数がk台に低下したときから、直線66に示すように実行時間が減少を始めている。
このときのプロセッサ数であるk台が、それ以上負荷プログラムを実行するプロセッサ数を増加しても試験プログラムの実行時間が変化しなくなる飽和点70を与える。したがって、この場合のチューニング処理にあっては、飽和点70を与える負荷プログラム実行プロセッサ数kをチューニングパラメータとして、試験プログラム26−1と負荷プログラム28−1の組合せに負荷する。
このようなチューニングを図8の一覧に示した負荷効果のある試験プログラムと負荷プログラムの組合せにつき実行し、

チューニング済み試験組合せプログラム
=(試験プログラム、負荷プログラム、負荷飽和の最小プロセッサ数)

のフォーマットを持つ負荷試験組合せプログラム情報を生成する。
図10(B)は、負荷プログラム実行プロセッサ数を順次減少させた場合、直線72に示すように途中で飽和点が発生しなかった場合である。即ち図10(B)の場合には、負荷プログラムを実行する(n−1)台のプロセッサの全てを使い切っても、試験プログラムの実行時間がそれ以上増加しなくなる負荷飽和が得られない場合である。
この場合のチューニングパラメータとして付加する負荷飽和の最小プロセッサ数としては、負荷プログラムを実行させる全プロセッサ数(n−1)を付加する。
この図10(A)のように負荷割当用のプロセッサを負荷プログラムの実行に全て使い切らない場合と、図10(B)のように全て使い切る場合とで、チューニング済みの負荷試験組合せプログラムで指定される試験プログラムと負荷プログラム、更に最小プロセッサ数に基づく長時間負荷試験におけるプログラム割付けにつき、それぞれの条件の下に、最高負荷となるプロセッサに対する試験プログラムと負荷プログラムの割付けが行われることになる。
次に図6のステップS3のチューニング済みの負荷試験組合せプログラムに基づく全プロセッサを対象とした高負荷試験の長時間実行を行う図1の負荷試験割付部36−1の処理を説明する。
負荷試験割付部36−1の処理は、チューニングされた負荷試験組合せプログラムに従って複数のプロセッサに負荷効果の高い試験プログラムと負荷プログラムを優先的に割付けて長時間の負荷試験を実行させる。ここで負荷試験割付部36−1の処理は、第1負荷試験割付部38−1による処理と、第2負荷試験割付部40−1による処理に分けられる。
図11は、第1負荷試験割付部38−1による処理であり、
(1)チューニングされた負荷試験組合せプログラムの最小プロセッサ数が負荷プログラムを実行可能な(n−1)台の全プロセッサを使い切る場合、又は
(2)全プロセッサを使い切らずに試験プログラムが1つしかない場合、
のいずれかの条件が成立した場合、図11(A)のように、試験プログラム26−1を1台のプロセッサ14−1に割り付けると共に、残りの全プロセッサ14−2〜14−8に負荷プログラム28−1を割り付けて、長時間の負荷試験を実行する。
図11(B)は図11(A)と同じ条件であるが、負荷プログラムとして2つの負荷プログラム28−1,28−2を同時に実行して負荷効果を高めるようにした場合である。この場合にも、1台のプロセッサ14−1に試験プログラム26−1を割り付け、残りの全プロセッサ14−2〜14−8には負荷プログラム28−1,28−2を割り付けて、長時間の負荷試験を実行させる。
一方、第1負荷試験割付部38−1は
(1)チューニングされた負荷試験組合せプログラムの最小プロセッサ数が、負荷プログラムを実行可能な(n−1)台の全プロセッサを使い切らず、且つ
(2)同一構成の負荷試験組合せプログラムに属する試験プログラムが複数存在する、
という2つの条件が成立した場合に、図12(A)のように、例えば2つの試験プログラム26−1,26−2をプロセッサ14−1,14−2に割り付けると共に、残りの全プロセッサ14−3〜14−8に負荷プログラム28−1を割り付けて、長時間負荷試験を実行させる。
また図12(B)は負荷効果を更に高めるために負荷プログラムとして2つの負荷プログラム28−1,28−2を用いた場合であり、図12(A)の条件と同様にプロセッサ14−1,14−2に試験プログラム26−1,26−2を割り付け、残りの全てのプロセッサ14−3〜14−8にそれぞれ負荷プログラム28−1,28−2を割り付けて、長時間負荷試験を実行する。
本実施形態の負荷試験割付部36−1は、負荷試験組合せプログラムに従って複数のプロセッサに負荷効果の高い試験プログラムと負荷プログラムを優先的に割付けて長時間の負荷試験を実行させることから、図11(A)と図11(B)の割付けが可能な場合、負荷効果の高い図11(B)の割付けを優先的に選択して長時間負荷試験を実行させる。
なお図12(A)(B)は同一構成の負荷試験組合せプログラムに属する試験プログラムが2つ存在する場合を例に取るものであったが、それ以上存在する場合には試験プログラムの数に対応したプロセッサをそれぞれの試験プログラムの実行に割り付けることになる。
次に図4の接続機構の接続特性に相違を持つデータ処理システム10−3を例にとって図6のステップS5〜S8の処理を実行する図1の管理装置12に設けた第2負荷試験実行部24の処理機能を説明する。
第2負荷試験実行部24の負荷試験組合せ決定部30−2は試験プログラムファイル26の試験プログラム26−1〜26−3、負荷プログラムファイル28の負荷プログラム28−1〜28−3との間で負荷効果のある組合せを決定する処理を実行する。
この負荷試験組合せ決定処理は、まず図13のように、図4のデータ処理システム10−3における16台の全てのプロセッサ14−1〜14−16に例えば試験プログラム26−1を割付けた状態で同時に実行し、負荷状態の試験プログラム26−1の実行時間を測定する。
図14は図13の試験プログラムのみの実行により得られた単独実行時間の測定結果一覧を示している。この測定結果一覧にあっては、プロセッサ14−1〜14−16のそれぞれにつき試験プログラム26−1を実行することにより測定された単独実行時間T1〜T16が格納されている。
次に16台の全てのプロセッサ14−1〜14−16を対象に負荷プログラムを実行するプロセッサを1台ずつ順次変えながら残りのプロセッサは全て試験プログラムを実行する処理を繰り返し、それぞれの試験プログラムの実行時間を測定する。即ち図15(A)〜(E)に示すように、負荷プログラムと試験プログラムを割り付けて実行する。
図15(A)は先頭のプロセッサ14−1に負荷プログラム28−1を割り付けて実行させ、残り全てのプロセッサ14−2〜14−16に試験プログラム26−1を割り付けて実行させ、プロセッサ14−2〜14−16の試験プログラム26−1の実行時間T2〜T16を測定する。
図15(B)はプロセッサ14−2で負荷プログラム28−1を実行させた場合であり、図15(C)はプロセッサ14−3で負荷プログラム28−1を実行させた場合であり、以下同様にして16台のプロセッサにつき順次負荷プログラムを実行させ、最後は図15(E)のようにプロセッサ14−16に負荷プログラム28−1を実行させ、それぞれにおいて試験プログラムの実行時間を測定する。
図16は図15の試験プログラムと負荷プログラムを組み合わせた負荷効果の処理で測定された試験プログラムの実行時間の測定結果一覧である。図16の測定結果の一覧は、縦方向となる行方向に試験プログラム実行プロセッサ14−1〜14−16を配置し、列方向となる横方向に負荷プログラム実行プロセッサ14−1〜14−16を配置している。
例えば図15(A)の負荷効果の確認処理にあっては、負荷プログラム実行プロセッサ14−1であり、一方,試験プログラム実行プロセッサはプロセッサ14−2〜14−16であり、両者の交差する位置にプロセッサ14−2〜14−16で実行された試験プログラムの実行時間T1−2〜T1−16が格納されている。
この図13の試験プログラムの実行により図14の試験結果が得られ、及び図15の組合せプログラムの実行により図16の実行時間の測定結果が得られたならば、試験プログラムのみの実行による単独実行時間に対し、試験プログラムや負荷プログラムを組み合わせた組合せ実行時間の方が長ければ負荷効果ありと判定し、そのときの試験プログラムと負荷プログラムの組合せを有効な組合せとして決定する。
例えば図14の試験プログラムのみの単独実行時間T1〜T16と、図16の負荷プログラムをプロセッサ14−1にのみ実行させ、他のプロセッサは試験プログラムを実行した場合の組合せ実行時間T1−2〜T1−16を同じプロセッサ同士で比較し、全ての組合せ実行時間T1−2〜T1−16が単独実行時間T1〜T16より長ければ、この組合せは負荷効果ありと決定する。
尚、このとき負荷プログラムを実行しているプロセッサ14−1については組合せ実行時間は得られていないことから、単独実行時間T1との比較は行わない。
またプロセッサ単位に単独実行時間と組合せ実行時間を比較する以外に、単独実行時間の平均時間と組合せ実行時間の平均時間を比較して負荷効果のある組合せを決定するようにしてもよい。
このようにして図6のステップS5に対応した管理装置12における第2負荷試験実行部24の負荷試験組合せ決定部30−2による負荷効果のある試験プログラムと負荷プログラムの組合せを持つ負荷試験組合せプログラムが決定できたならば、続いて接続特性分類部32により試験対象とするプロセッサ14−1〜14−16を対象に接続特性の近似したプロセッサをまとめて複数のプロセッサ群に分類する接続特性分類処理を実行する。
図17は図16に示した試験プログラムと負荷プログラムの測定結果一覧に基づき、16台のプロセッサ14−1〜14−16毎に試験プログラム実行時間を取得し、横軸に試験プログラム時間をとり、縦軸にプロセッサ番号をとった2次元空間の配置を示している。
図16の測定結果一覧から求めるプロセッサ14−1〜14−16ごとの試験プログラム実行時間は、図16における試験プログラム実行時間の平均値を各プロセッサごとに求めて図17のようにプロットする。
ここで第2負荷試験実行部24が試験対象とする図4のデータ処理システム10−3の接続機構16−1〜16−4に対するプロセッサ14−1〜14−16のハードウェア8上の接続特性は、接続機構16−1〜16−4のそれぞれに接続しているプロセッサ単位に接続特性が近似している事から、負荷試験における試験プログラム実行時間は接続機構16−1〜16−4の接続単位に時間的にまとまることが予想される。
図17の例にあっては、試験プログラム実行時間とプロセッサ番号で配置したプロセッサ14−1〜14−16は、ある特定の時間範囲でまとめると、プロセッサ群64−1〜64−4に分けることができる。そしてプロセッサ群64−1〜64−4に含まれるプロセッサは、この場合には図4の接続機構16−1〜16−4のそれぞれに接続しているプロセッサのグループに対応している。
このようなプロセッサのハードウェア配置上の接続特性から図1の管理装置12にあって、試験対象とするデータ処理システム10の接続機構のハードウェア配置上の接続特性に相違があるかどうかが不明であったとしても、試験プログラムと負荷プログラムを組み合わせた負荷効果処理で得られた図17のような試験プログラム実行時間の分布から、接続機構の接続特性に相違があるかないかを推定することができる。
図17の分布は複数のプロセッサ群64−1〜64−4に分かれることから接続機構の接続特性に相違を持っていることが判定できる。これに対し例えば特定の時間範囲に全てのプロセッサの実行時間が含まれる場合には、プロセッサ群は1つしか分類することができず、このような場合には接続機構は図2又は図3のデータ処理システム10−1,10−2のように、接続機構の接続特性に相違がないことが推定できる。
図18は図17に示した試験プログラム実行時間のプロセッサ番号に対する分布から求めたプロセッサ群64−1〜64−4を仮想的に接続機構16に対し配置した説明図であり、接続機構16のハードウェア構成は管理装置12から見て不明であるが、接続機構16に対する接続特性が同等又は近似した集合であるプロセッサ群64−1〜64−4とそこに含まれるプロセッサとの接続関係は特定することができる。
このように接続特性分類処理によりプロセッサ16−1〜16−16をプロセッサ群64−1〜64−4に分類できたならば、それ以降におけるチューニング部34−2によるチューニング処理及び負荷試験割付部36−2による負荷試験割付処理はプロセッサ群単位に実行することになる。
図19は本実施形態の接続特性分類処理で求められたプロセッサ群に含まれるプロセッサの数を補正する補正処理の説明図である。
本実施形態による試験プログラムと負荷プログラムを組み合わせた負荷効果を判定する試験で得られた図16のような測定結果一覧に基づく図17のプロセッサ群を特定するための分類処理にあっては、例えば実際の接続機構に対応して16台のプロセッサが4台ずつプロセッサ群64−1〜64−4に分類されず、図19(A)のように例えばプロセッサ群64−1に5台のプロセッサが分類され、プロセッサ群64−3には3台のプロセッサが分類される場合がある。
ここで図4のようなデータ処理システム10−3における接続機構16−1〜16−4に対するハードウェア配置上のプロセッサの実装数は通常2nの整数倍数プロセッサ数を単位に行われる。そこで図19(A)のように試験プログラム実行時間の特定の範囲に従って分類されてプロセッサ群64−1〜64−4から最小の2nの整数倍数Eを導出し、整数倍数Eの整数倍となるようにプロセッサ群64−1〜64−4のプロセッサ数を補正する。
図19(A)の場合にはプロセッサ64−2,64−4におけるプロセッサ数は4台であり、最小の2nの整数倍数Eは
E=2n=4
であることから整数倍数E=4の整数倍となるようにプロセッサ群を補正する。
例えばプロセッサ群64−1のプロセッサ数は5であり、整数倍数Eの整数倍、すなわち1倍に対し余り1を生ずる事から、この余り1を同じく整数倍数E=4の倍となっていないプロセッサ群64−3に、図19(B)のように移動する補正を行い、補正後のプロセッサ群64−1〜64−4のプロセッサ数が全て整数倍数E=4の整数倍、すなわち1倍となるように補正する。
尚、図19の場合には最初の整数倍数E=4の1倍となるように補正しているが、例えばあるプロセッサ群のプロセッサ数が7で他のプロセッサ群のプロセッサ数が9であったような場合には、最初の整数倍数E=4の2倍となるようにプロセッサ数を補正する。
また図19(B)のようにプロセッサ群64−1からプロセッサ群64−3に移動するプロセッサは、移動先のプロセッサ群60−3に含まれるプロセッサ14−9,14−10,14−12の実行時間との差がもっとも小さいプロセッサ14−xを選択して、例えばプロセッサ14−11として移動する方法を行う。
また図17におけるプロセッサ群の分類は試験プログラム実行時間に対し、ある時間の範囲を設定して分類する手法をとっているが、プロセッサの試験プログラム実行時間を時間上でソートし、最小の2nの整数倍数Eを見出したならば、その整数倍となるようにソート済みのプロセッサを順番に取り出すことで、プロセッサ群に分類するようにしてもよい。
このようにして全プロセッサを試験プログラム実行時間から接続特性が同等又は近似したプロセッサ群に分類する分類処理が終了したならば、図6のステップS7に対応した図1の第2負荷試験実行部24に設けているチューニング部34−2によりチューニング処理を実行する。
このチューニング処理は第1負荷試験実行部22に設けたチューニング部34−1の処理と基本的に同じであるが、相違点はチューニング処理をプロセッサ群ごとに行うことである。
第2負荷試験実行部24のチューニング部34−2にあっては、プロセッサ群を対象に1台のプロセッサに試験プログラムを実行させ、残りのプロセッサにはプロセッサ台数を変化させて負荷プログラムを実行させ、負荷プログラムを実行するプロセッサ数を増加しても試験プログラムの実行時間が変化せずに飽和する最小プロセッサ数を求め、これをチューニングパラメータとしてプロセッサの負荷試験プログラムの負荷試験組合せプログラムに付加する。
実際にはプロセッサ群の負荷対象となるプロセッサの負荷プログラムの実行数を順番に増加させていくよりは全てのプロセッサに負荷プログラムをつけ、この状態から負荷プログラムを実行するプロセッサをひとつずつ減らしながら試験プログラムの実行時間が飽和する最小プロセッサ数を求める。
例えば図20(A)のように、まずプロセッサ群64−1の全てのプロセッサ14−1〜14−4に負荷プログラム28−1を取り付け、次に図20(B)のようにプロセッサ14−1に試験プログラム26−1を割り付けることで負荷プログラムをひとつ減らして実行し、更に図20(C),(D)のように試験プログラムを実行するプロセッサを順次増やしながらプログラムを実行し、この状態での試験プログラムと負荷プログラムの組合せ実行に伴う試験プログラムの実行時間を取得する。
このようなプロセッサ群単位に負荷プログラムを実行するプロセッサ数を変化させながら負荷効果を確認する処理を実行すると、例えば図10(A)のように負荷プログラム実行プロセッサ数の最大数n−1台から1台まで低下させる途中のk台で試験プログラム実行時間がそれ以上プロセッサと同化しても変化しない飽和点70が得られ、この飽和点70のプロセッサ数を最小プロセッサ数として負荷試験プログラムに付加するチューニングを実行する。
また図10(B)に示すように、あるプロセッサ群において、負荷プログラムを実行するプロセッサ数を変化させても試験プログラム実行時間が変化しなくなる飽和点が得られない場合には、負荷プログラムを実行可能な全プロセッサを使い切ることとなり、プロセッサ群における負荷割当可能な最大プロセッサ数、例えば図20のプロセッサ群64−1にあっては3台を最小プロセッサ数として負荷試験組合せプログラムに付加する。
そして図20に示すようなチューニング処理を残りのプロセッサ群64−1〜64−4に同様に繰り返し、それぞれの負荷試験プログラムに最小プロセッサ数を負荷してチューニングを行う。
図21はプロセッサ群を対象に行う他のチューニング処理の説明図であり、この実施形態にあっては、負荷効果のある負荷プログラムとして2つの負荷プログラム28−1,28−2を使用して試験プログラムとの組合せ負荷試験組合せプログラムをチューニングする処理を示している。
この場合についても図21(A)のように,例えばプロセッサ群64−1の全プロセッサ14−1〜14−4に負荷プログラム28−1,28−2を割り付けた状態で図21(B)のようにまず1台のプロセッサ14−1に試験プログラム26−1を実行させ、残り全てのプロセッサについては負荷プログラム28−1,28−2を実行させ、以下図21(C)(D)のように試験プログラムを実行するプロセッサを増やしながら、即ち負荷プログラム28−1,28−2を実行するプロセッサをひとつずつ減らしながら試験プログラムの実行時間を測定し、最小プロセッサ数を求めて付加することで負荷試験組合せプログラムをチューニングする。
次に負荷試験組合せプログラムのチューニングがすんだならば、図6のステップS8に対応した図1の負荷試験割付部36−2により、チューニングされた負荷試験組合せプログラムに従って複数のプロセッサに負荷効果の高い試験プログラムと負荷プログラムを優先的に割付けて長時間の負荷試験を実行させる。
この負荷試験割付処理部36−2による処理は、第1負荷試験割付部38−2の処理と第2負荷試験割付部40−2の処理に分けられる。
まず第1負荷試験割付部38−2は、
(1)試験プログラムが存在するプロセッサ群についてチューニングされた組合せプログラムによる負荷飽和の最小プロセッサ台数が負荷プログラムを実行可能なプロセッサ群における全プロセッサを使い切る場合、又は
(2)全プロセッサを使い切らずに試験プログラムが1つしかない場合、
のいずれかの条件が成立する場合である。
この場合には、図22に示すように、試験プログラムを配置するプロセッサ群64−1とすると、プロセッサ群64−1のプロセッサ14−1の1台に試験プログラム26−1を割付け、残りのプロセッサ14−2〜14−4には負荷プログラムを割り付けて長時間負荷試験を実行させる。
同時に、試験プログラムを配置しないプロセッサ群64−2〜64−4については、それぞれのプロセッサ群でチューニングされた負荷試験組合せプログラムの負荷プログラム28−2,28−3,28−4を各プロセッサ群における全てのプロセッサに割り付けて長時間の負荷試験を実行させる。
ここで図22は図20のチューニングで得られた負荷試験組合せプログラムに基づく長時間負荷試験を例にとっており、これに対し図21に示した2つの負荷プログラム28−1,28−2を用いたチューニングにより得られた負荷試験組合せプログラムの場合には図23に示すようになる。
図23の第1負荷試験処理にあっては、試験プログラムを配置するプロセッサをプロセッサ群64−1とすると、プロセッサ群64−1からのプロセッサ14−1に試験プログラム26−1を割付け、残りのプロセッサ14−2〜14−4には全て負荷プログラム28−1を割り付ける。
同時に試験プログラムを配置しないプロセッサ群64−2〜64−4については、それぞれのプロセッサ群について図21のチューニング処理で得られた各プロセッサ群ごとの2つの負荷プログラム28−21,28−22、負荷プログラム28−31,28−32及び負荷プログラム28−41,28−42を割付け、この試験プログラムと負荷プログラムの割付状態で長時間の負荷試験を実行させる。
本実施形態の試験負荷割当処理にあっては、負荷効果の高い試験プログラムと負荷プログラムを優先的に割付けて長時間の負荷試験を実行させるため、図22と図23の負荷試験が可能な場合は,負荷効果の高い図23の負荷試験を優先的に実行することになる。
次に、図1の第2負荷試験割付部40−2による処理は
(1)試験プログラムが存在するプロセッサ群についてチューニングされた組合せプログラムによる最小プロセッサ数が負荷プログラムを実行可能な全プロセッサを使いきらず、且つ
(2)同一構成の負荷試験組合せプログラムに属する試験プログラムが複数存在する、
という2つの条件が成立する場合である。
この場合には、図24に示すように、試験プログラムが存在するプロセッサ群をプロセッサ群64−1について、同一構成の負荷試験組合せプログラムで得られた試験プログラムを試験プログラム26−1〜26−4の4つとすると、プロセッサ14−1〜14−4に試験プログラム26−1〜26−4をそれぞれ割り付ける。
また試験プログラムが存在しない他のプロセッサ群64−2〜64−4については、それぞれチューニングされた負荷プログラム28−1〜28−4のそれぞれをプロセッサ群内の全てのプロセッサに割り当てることして、この試験プログラムと負荷プログラムの割付状態で長時間の負荷試験を実行する。
図25は第2負荷試験割付部40−2による他の処理説明であり、この処理にあっては試験プログラムを配置するプロセッサ群64−1のプロセッサ14−1に試験プログラム26−1を割付けると同時に、プロセッサ14−2〜14−4については2つずつの試験プログラム26−21,26−22、試験プログラム26−31,26−32及び試験プログラム26−41,26−42を割付けて実行させ、同時に、試験プログラムを配置しないプロセッサ群64−2〜64−4についても、それぞれ2つの負荷プログラム28−21,28−22、負荷プログラム28−31,28−32及び負荷プログラム28−41,28−42を割付けて実行させている。
ここで図24と図25の負荷試験を対比した場合、図25の方が負荷効果が大きいことから、こちらを優先して長時間負荷試験を実行させる。
なお、図22乃至図25におけるプロセッサ群ごとの試験プログラム及び負荷プログラムの割付けによる長時間の負荷試験は一例であり、負荷効果が最大となるように実行可能なチューニングされた負荷試験組合せプログラムを選択して長時間負荷試験を行うことになる。
図26乃至図29は本実施形態の試験プログラムによる処理手順の詳細を示したフローチャートであり、図1を参照して説明すると次のようになる。
図26において、まずステップS1で試験対象とするデータ処理システム10の接続機構にハードウェア実装上の接続特性に相違のないことが明らかか否か判別する。この処理は図6のステップS1の処理と同じである。
ハードウェア実装上の接続特性に相違のないことが明らかな場合は、ステップS2から図27のステップS14に示す第1負荷試験実行部22による処理を実行する。このステップS2〜S14の処理は、図6のステップS2〜S4の処理を詳細に示したものである。
第1負荷試験実行部22による処理にあっては、ステップS2で、例えば図7(A)に示したように、全プロセッサ14−1〜14−8で試験プログラム26−1を実行して実行時間を測定する。次にステップS3で、例えば図7(B)に示すように、1台のプロセッサ14−8で負荷プログラム28−1を実行し、残りの全プロセッサ14−1〜14−7で試験プログラム26−1を実行して実行時間を測定する。
続いてステップS5で負荷プログラムと組み合わせた試験プログラムの実行時間が試験プログラムのみの実行時間より長いか否か比較判定し、長ければ、ステップS6で負荷効果ありと判定して試験プログラムと負荷プログラムの負荷試験組合せプログラムを決定する。
ステップS5で負荷効果が得られなかった場合には、ステップS4で別の負荷プログラムを選択して、ステップS3からの処理を繰り返す。このステップS2〜S5の処理が、図1の負荷試験組合せ決定部30−1による処理となる。
次にステップS7で、チューニング部34−1により例えば図9に示したように全プロセッサ14−1〜14−8を対象に負荷プログラムを実行するプロセッサ数を順次増加して実行時間を測定する。ステップS8で実行時間が飽和した場合には、ステップS9で、飽和時の最小プロセッサ台数をステップS6で決定した試験プログラムと負荷プログラムの組合せからなる負荷試験組合せプログラムに付加してチューニングする。
一方、ステップS8で実行時間が飽和しなかった場合には、ステップS10で負荷割付用の全プロセッサ数を試験プログラムと負荷プログラムを組み合わせた負荷試験組合せプログラムに付加してチューニングする。
続いて図27のステップS11に進み、負荷試験組合せプログラムの最小プロセッサ数が負荷割付用の全プロセッサを使い切るか否か判定し、使い切る場合にはステップS13に進み、例えば図11(A)に示したように1台のプロセッサ14−1で試験プログラム26−1を実行し、残りの全プロセッサ14−2〜14−8で負荷プログラム28−1を実行するプログラム割付けを行って、高負荷試験を長時間実行する。
一方、ステップS11で負荷試験組合せプログラムの最小プロセッサ数が負荷割付用の全プロセッサを使い切らない場合には、ステップS12で同一構成の負荷試験組合せプログラムで実行可能な試験プログラムが複数存在するか否かチェックし、複数存在する場合にはステップS14に進み、例えば図12(A)に示すように複数のプロセッサ14−1,14−2に試験プログラム26−1,26−2を割り付け、残りの全プロセッサ14−3〜14−8に負荷プログラム28−1を割り付けて、高負荷試験を長時間実行する。
一方、ステップS12で同一構成の負荷試験組合せプログラムで実行可能な試験プログラムが複数存在せずに1つしかない場合には、ステップS13に進み、図11(A)に示したように1台のプロセッサで試験プログラムを実行し、残りの全てのプロセッサで負荷プログラムを実行する高負荷試験を長時間実行する。
再び図26を参照するに、ステップS1で試験対象とするデータ処理システムの接続機構のハードウェア構成上の接続特性に相違がないことが不明な場合には、図28のステップS15から図29のステップS29の処理を実行する。このステップS15〜S29の処理は図1の管理装置12に設けた第2負荷試験実行部24の処理であり、図6のステップS5〜S8の処理手順の詳細を示すことになる。
図28のステップS15にあっては、図13のように、全プロセッサ14−1〜14−16で試験プログラム26−1を実行して実行時間を測定し、次にステップS16で図15のようにプロセッサを変えながら1台のプロセッサで負荷プログラムを実行し、残りの全プロセッサで試験プログラムを実行して実行時間を測定する。
続いてステップS17で負荷プログラムと組み合わせた試験プログラムの実行時間が試験プログラムのみの実行時間より長いか否か判定し、長ければ負荷効果ありとして、ステップS19で、この試験プログラムと負荷プログラムの組合せを有効として負荷試験組合せプログラムを決定する。
ステップS17で負荷効果がなかった場合には、ステップS18で別の負荷プログラムを選択してステップS16からの処理を繰り返す。このステップS15〜S18の処理が、図1の第2負荷試験実行部24に設けた負荷試験組合せ決定部30−2による処理となる。
次にステップS20で、試験プログラムと負荷プログラムの組合せ実行による実行時間が特定の範囲にあるプロセッサを集めて、例えば図17のようにプロセッサ群64−1〜64−4にまとめる接続特性分類処理を行い、プロセッサ群を構成する。
続いてステップS21で、図19に示したように、構成したプロセッサ群におけるプロセッサの台数が最小の2nの整数倍数Eの整数倍となるように補正する。このステップS20,S21の処理が、図1の接続特性分類部32による処理となる。
次にステップS22で、分類されたプロセッサ群を対象に負荷プログラムを実行するプロセッサ数を順次増加して試験プログラムの実行時間を測定する。この処理は、実際には例えば図20または図21に示したように、プロセッサ群の全プロセッサに負荷プログラムを割付けた状態で負荷プログラムの実行するプロセッサ数を順次減らしながら、試験プログラムの実行時間を測定する。
続いてステップS23で実行時間が飽和したか否か判別し、飽和した場合には、ステップS24で負荷試験組合せプログラムに飽和時の最小プロセッサ数を付加してチューニングする。一方、実行時間が飽和しなかった場合には、ステップS25で負荷試験組合せプログラムに負荷割付用の全プロセッサ数を最小プロセッサ数として付加してチューニングする。このステップS22〜S25の処理は、図1のチューニング部34−2の処理となる。
次に図29のステップS26に進み、試験プログラムが存在するプロセッサ群についてチューニングされた負荷試験組合せプログラムの最小プロセッサ数が負荷割付用の全プロセッサを使い切るか否か判定する。使い切る場合にはステップS28に進み、例えば図22のように、試験プログラムが存在するプロセッサ群64−1は1台のプロセッサ14−1に試験プログラム26−1を割り付け、残りの全プロセッサ14−2〜14−4については負荷プログラム28−1を割り付ける。
更に、その他のプロセッサ群64−2〜64−4については、それぞれの負荷試験組合せプログラムから得られた負荷プログラム28−2,28−3,28−4を割り付け、この状態で高負荷試験を長時間実行させる。
一方、ステップS26で試験プログラムが存在するプロセッサ群について負荷試験組合せプログラムの最小プロセッサ数が負荷割付用の全プロセッサを使い切らない場合には、ステップS27に進み、同一構成の負荷試験組合せプログラムで実行可能な試験プログラムが複数存在するか否か判別し、複数存在する場合にはステップS29に進む。
ステップS29にあっては、例えば図24に示したように試験プログラムが存在するプロセッサ群64−1については、例えば4つの試験プログラム26−1〜26−4があったとすると、複数のプロセッサ14−1〜14−4のそれぞれに試験プログラム26−1〜26−4を割り付け、この場合、試験プログラムの数がプロセッサ群64−1の全プロセッサ分ない場合には、残りのプロセッサについては負荷プログラムを割り付ける。
その他のプロセッサ群64−2〜64−4については、それぞれの負荷試験組合せプログラムを全プロセッサに割り付け、この割付状態で高負荷試験を長時間実行することになる。このステップS26〜S29の処理は図1の第1負荷試験割付部38−2及び第2負荷試験割付部40−2により行われることになる。
なお、上記の実施形態にあっては、負荷試験を開始する際に、例えば図6のステップS1に示すように、試験対象とするデータ処理システムの接続機構について接続機構のハードウェア配置上の接続特性に相違がないことが明らかか不明かを判定し、明らかな場合と不明な場合に分けて処理を行うようにしているが、このような接続機構における接続特性の相違の有無の判定処理を行わず、全て接続機構における接続特性は不明とし、ステップS4〜S8の処理、即ち図1の第2負荷試験実行部24のみによる処理を行うようにしてもよい。
この第2負荷試験実行部24のみによる処理にあっては、接続特性分類部32による負荷効果を確認する試験で得られた試験プログラム実行時間の分布から、実行時間のある範囲で分けることで、プロセッサ群にまとめる処理を行うことができ、このプロセッサ群にまとめる処理を行った際にプロセッサ群が1つしかできなかった場合は、第1負荷試験実行部22が対象とする図2のデータ処理システム10−1や図3のデータ処理システム10−2の接続特性に相違のない接続機構を対象とした処理となり、全プロセッサを1つのプロセッサ群とした処理を実行することで、実質的に第1負荷試験実行部22と同じ処理を行うことができる。
もちろん図2または図3のように接続機構に接続特性の相違がないことが予め明らかな場合には、これを接続特性判定部20の処理として例えばオペレータに対する質問要求に対する回答として取り込んで判定することで、第2負荷試験実行部24における接続特性分類部32による処理を必要としない分だけ処理が簡単にできるメリットはある。
なお本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
ここで本発明の特徴をまとめて列挙すると次の付記のようになる。
(付記)

(付記1)
複数のプロセッサを1又は複数の接続機構により相互に接続したデータ処理システムの試験方法に於いて、
前記接続機構がハードウェア実装上の接続特性に相違がないか、相違があるかを判定する接続特性判定ステップと、
前記接続機構の接続特性に相違がない場合、全プロセッサを対象に負荷効果のある試験プログラムと負荷プログラムを組合せた負荷試験組合せプログラムを決定して長時間負荷試験を実行する第1負荷試験実行ステップと、
前記接続機構の接続特性に相違がある場合、接続特性の相違に応じて分類された複数のプロセッサ群毎に負荷効果のある試験プログラムと負荷プログラムを組合せた負荷試験組合せプログラムを決定して長時間負荷試験を実行する第2負荷試験実行ステップと、
を備えたことを特徴とするデータ処理システムの試験方法。(1)
(付記2)
付記1記載のデータ処理システムの試験方法に於いて、前記第1負荷試験実行ステップは、
全てのプロセッサで試験プログラムのみを実行した無負荷状態の実行時間と、1台のプロセッサで試験プログラムを実行すると同時に残りの複数のプロセッサで負荷プログラムを実行した際の前記試験プログラムの負荷状態の実行時間とを比較し、無負荷状態の実行時間に対し負荷状態の実行時間が長い場合、前記負荷プログラムに負荷効果があると判断して、前記試験プログラムと負荷プログラムを組合わせた負荷試験組合せプログラムを決定する負荷試験組合せ決定ステップと、
前記負荷試験組合せプログラムについて、1台のプロセッサに前記試験プログラムを実行させ、残りのプロセッサにはプロセッサ台数を変化させて前記負荷プログラムを実行させ、負荷プログラムの実行プロセッサ数を増加しても試験プログラムの実行時間が変化せずに飽和する最小プロセッサ数を求め、前記最小プロセッサ数を前記判定結果を前記負荷試験組合せプログラムに付加してチューニングするチューニングステップと、
チューニングされた前記負荷試験組合せプログラムに従って複数のプロセッサに負荷効果の高い試験プログラムと負荷プログラムを優先的に割付けて長時間の負荷試験を実行させる負荷試験割付ステップと、
を備えたことを特徴とするデータ処理システムの試験方法。(2)
(付記3)
付記2記載のデータ処理システムの試験方法に於いて、前記負荷試験割付ステップは、
チューニングされた前記負荷試験組合せプログラムの前記最小プロセッサ台数が負荷プログラムを実行可能な全プロセッサを使い切る場合、又は全プロセッサを使い切らずに且つ前記試験プログラムが1つしかない場合、前記試験プログラムを1台のプロセッサに割付けると共に残りの全プロセッサに前記負荷プログラムを割付けて長時間の負荷試験を実行する第1負荷試験割付ステップと、
チューニングされた前記負荷試験組合せプログラムの最小プロセッサ台数が負荷プログラムを実行可能な全プロセッサを使い切らず且つ同一構成の前記負荷試験組合せプログラムに属する前記試験プログラムが複数存在する場合、前記複数の試験プログラムを複数のプロセッサに割付けると共に残りの全プロセッサに前記負荷プログラムを割付けて長時間の負荷試験を実行する第2負荷試験割付ステップと、
を備えたことを特徴とするデータ処理システムの試験方法。
(付記4)
付記1記載のデータ処理システムの試験方法に於いて、前記第2負荷試験実行ステップは、
全てのプロセッサで試験プログラムのみを実行した無負荷状態の実行時間と、1台のプロセッサで試験プログラムを実行すると同時に残りの複数のプロセッサで負荷プログラムを実行させるプロセッサを順次変化させながら実行した際の前記試験プログラムの負荷状態の実行時間とを比較し、無負荷状態の実行時間に対し負荷状態の実行時間が長い場合、前記負荷プログラムに負荷効果があると判断して、前記試験プログラムと負荷プログラムを組合わせた負荷試験組合せプログラムを決定する負荷試験組合せ決定ステップと、
前記負荷試験組合せプログラムについて、前記負荷プログラムを実行するプロセッサを変化させて前記試験プログラムの実行時間を測定し、実行時間が特定の範囲にあるプロセッサをまとめて複数のプロセッサ群に分類する接続特性分類ステップと、
前記負荷試験組合せプログラムについて、前記プロセッサ群毎に、1台のプロセッサに前記試験プログラムを実行させ、残りのプロセッサにはプロセッサ台数を変化させて前記負荷プログラムを実行させ、負荷プログラムの実行プロセッサ台数を増加しても試験プログラムの実行時間が変化せずに飽和する最小プロセッサ台数を求め、前記最小プロセッサ台数を前記負荷試験組合せプログラムに付加してチューニングするチューニングステップと、
チューニングされた前記負荷試験組合せプログラムに従って複数のプロセッサに負荷効果の高い試験プログラムと負荷プログラムを優先的に割付けて長時間の負荷試験を実行させる負荷試験割付ステップと、
を備えたことを特徴とするデータ処理システムの試験方法。(3)
(付記5)
付記4記載のデータ処理システムの試験方法に於いて、前記負荷試験割付ステップは、
試験プログラムが存在するプロセッサ群のチューニングされた前記負荷試験組合せプログラムの最小プロセッサ台数が負荷プログラムを実行可能な全プロセッサを使い切る場合、又は全プロセッサを使い切らずに且つ前記試験プログラムが1つしかない場合、前記試験プログラムをプロセッサ群の1台のプロセッサに割付けると共に残りの全プロセッサに前記負荷プログラムを割付け、残りのプロセッサ群については、チューニングされたそれぞれの前記負荷試験組合せプログラムの負荷プログラムを全プロセッサに割付けて長時間の負荷試験を実行する第1負荷試験割付ステップと、
試験プログラムが存在するプロセッサ群のチューニングされた前記負荷試験組合せプログラムの最小プロセッサ台数が負荷プログラムを実行可能な全プロセッサを使い切らず且つ同一構成の前記負荷試験組合せプログラムに属する前記試験プログラムが複数存在する場合、前記複数の試験プログラムを複数のプロセッサに割付けると共に残りの全プロセッサに前記負荷プログラムを割付け、残りのプロセッサ群については、チューニングされたそれぞれの前記負荷試験組合せプログラムの負荷プログラムを全プロセッサに割付けて長時間の負荷試験を実行する第2負荷試験割付ステップと、
を備えたことを特徴とするデータ伝送システムの試験方法。
(付記6)
付記4記載のデータ処理システムの試験方法に於いて、前記接続特性分類ステップは、
特定の範囲の実行時間に応じて分類された複数のプロセッサ群のプロセッサ数から、最小の2nの整数倍数Eを導出し、前記整数倍数Eの整数倍となるように各プロセッサ群のプロセッサ数を補正することを特徴とするデータ処理システムの試験方法。
(付記7)
付記6記載のデータ処理システムの試験方法に於いて、前記接続特性分類ステップは、特定の範囲の実行時間に応じて分類された複数のプロセッサ群のプロセッサ数が前記整数倍数Eの整数倍とならない場合、時間軸上で隣接するプロセッサ群の間で実行時間の近いプロセッサを移動してプロセッサ数を補正することを特徴とするデータ処理システムの試験方法。
(付記8)
付記2又は4記載のデータ処理システムの試験方法に於いて、前記負荷プログラムは負荷効果の異なる少なくとも2つの負荷プログラムを含むことを特徴とするデータ処理システムの試験方法。
(付記9)
付記1記載のデータ処理システムの試験方法に於いて、
前記試験プログラムは、前記プロセッサによるデータ参照及びデータ書込みを検証する試験命令を実行して実行時間を測定するプログラムであり、
前記負荷プログラムは、前記プロセッサから前記接続機構にメモリ排他制御、メモリインタリーブ制御、バスアビトレーション制御、外部入出力制御を含む動作要求を出してハードウェア動作上の影響を与える負荷命令を実行するプログラムであることを特徴とするデータ処理システムの試験方法。
(付記10)
ハードウェア実装上の接続特性に相違がない1又は複数の接続機構により複数のプロセッサを相互に接続したデータ処理システムの試験方法に於いて、
全てのプロセッサで試験プログラムのみを実行した無負荷状態の実行時間と、1台のプロセッサで試験プログラムを実行すると同時に残りの複数のプロセッサで負荷プログラムを実行した際の前記試験プログラムの負荷状態の実行時間とを比較し、無負荷状態の実行時間に対し負荷状態の実行時間が長い場合、前記負荷プログラムに負荷効果があると判断して、前記試験プログラムと負荷プログラムを組合わせた負荷試験組合せプログラムを決定する負荷試験組合せ決定ステップと、
前記負荷試験組合せプログラムについて、1台のプロセッサに前記試験プログラムを実行させ、残りのプロセッサにはプロセッサ台数を変化させて前記負荷プログラムを実行させ、負荷プログラムの実行プロセッサ台数を増加しても試験プログラムの実行時間が変化せずに飽和する最小プロセッサ台数を求め、前記最小プロセッサ台数を前記判定結果を前記負荷試験組合せプログラムに付加してチューニングするチューニングステップと、
チューニングされた前記負荷試験組合せプログラムに従って複数のプロセッサに負荷効果の高い試験プログラムと負荷プログラムを優先的に割付けて長時間の負荷試験を実行させる負荷試験割付ステップと、
を備えたことを特徴とするデータ処理システムの試験方法。
(付記11)
ハードウェア実装上の接続特性に相違をもつ複数の接続機構により複数のプロセッサを相互に接続したデータ処理システムの試験方法に於いて、
全てのプロセッサで試験プログラムのみを実行した無負荷状態の実行時間と、1台のプロセッサで試験プログラムを実行すると同時に残りの複数のプロセッサで負荷プログラムを実行させるプロセッサを順次変化させながら実行した際の前記試験プログラムの負荷状態の実行時間とを比較し、無負荷状態の実行時間に対し負荷状態の実行時間が長い場合、前記負荷プログラムに負荷効果があると判断して、前記試験プログラムと負荷プログラムを組合わせた負荷試験組合せプログラムを決定する負荷試験組合せ決定ステップと、
前記負荷試験組合せプログラムについて、前記負荷プログラムを実行するプロセッサを変化させて前記試験プログラムの実行時間を測定し、実行時間が特定の範囲にあるプロセッサをまとめて複数のプロセッサ群に分類する接続特性分類ステップと、
前記負荷試験組合せプログラムについて、前記プロセッサ群毎に、1台のプロセッサに前記試験プログラムを実行させ、残りのプロセッサにはプロセッサ台数を変化させて前記負荷プログラムを実行させ、負荷プログラムの実行プロセッサ台数を増加しても試験プログラムの実行時間が変化せずに飽和する最小プロセッサ台数を求め、前記最小プロセッサ台数を前記負荷試験組合せプログラムに付加してチューニングするチューニングステップと、
チューニングされた前記負荷試験組合せプログラムに従って複数のプロセッサに負荷効果の高い試験プログラムと負荷プログラムを優先的に割付けて長時間の負荷試験を実行させる負荷試験割付ステップと、
を備えたことを特徴とするデータ処理システムの試験方法。
(付記12)
複数のプロセッサを1又は複数の接続機構により相互に接続したデータ処理システムを管理するコンピュータに、
前記接続機構がハードウェア実装上の接続特性に相違がないか、相違があるかを判定する接続特性判定ステップと、
前記接続機構の接続特性に相違がない場合、全プロセッサを対象に負荷効果のある試験プログラムと負荷プログラムを組合せた負荷試験組合せプログラムを決定して長時間負荷試験を実行する第1負荷試験実行ステップと、
前記接続機構の接続特性に相違がある場合、接続特性の相違に応じて分類された複数のプロセッサ群毎に負荷効果のある試験プログラムと負荷プログラムを組合せた負荷試験組合せプログラムを決定して長時間負荷試験を実行する第2負荷試験実行ステップと、
を実行させることを特徴とする試験プログラム。(4)
(付記13)
付記12記載の試験プログラムに於いて、前記第1負荷試験実行ステップは、
全てのプロセッサで試験プログラムのみを実行した無負荷状態の実行時間と、1台のプロセッサで試験プログラムを実行すると同時に残りの複数のプロセッサで負荷プログラムを実行した際の前記試験プログラムの負荷状態の実行時間とを比較し、無負荷状態の実行時間に対し負荷状態の実行時間が長い場合、前記負荷プログラムに負荷効果があると判断して、前記試験プログラムと負荷プログラムを組合わせた負荷試験組合せプログラムを決定する負荷試験組合せ決定ステップと、
前記負荷試験組合せプログラムについて、1台のプロセッサに前記試験プログラムを実行させ、残りのプロセッサにはプロセッサ台数を変化させて前記負荷プログラムを実行させ、負荷プログラムの実行プロセッサ台数を増加しても試験プログラムの実行時間が変化せずに飽和する最小プロセッサ台数を求め、前記最小プロセッサ台数を前記判定結果を前記負荷試験組合せプログラムに付加してチューニングするチューニングステップと、
チューニングされた前記負荷試験組合せプログラムに従って複数のプロセッサに負荷効果の高い試験プログラムと負荷プログラムを優先的に割付けて長時間の負荷試験を実行させる負荷試験割付ステップと、
を備えたことを特徴とする試験プログラム。
(付記14)
付記13記載の試験プログラムに於いて、前記負荷試験割付ステップは、
チューニングされた前記負荷試験組合せプログラムの前記最小プロセッサ台数が負荷プログラムを実行可能な全プロセッサを使い切る場合、又は全プロセッサを使い切らずに且つ前記試験プログラムが1つしかない場合、前記試験プログラムを1台のプロセッサに割付けると共に残りの全プロセッサに前記負荷プログラムを割付けて長時間の負荷試験を実行する第1負荷試験割付ステップと、
チューニングされた前記負荷試験組合せプログラムの最小プロセッサ台数が負荷プログラムを実行可能な全プロセッサを使い切らず且つ同一構成の前記負荷試験組合せプログラムに属する前記試験プログラムが複数存在する場合、前記複数の試験プログラムを複数のプロセッサに割付けると共に残りの全プロセッサに前記負荷プログラムを割付けて長時間の負荷試験を実行する第2負荷試験割付ステップと、
を備えたことを特徴とする試験プログラム。
(付記15)
付記12記載の試験プログラムに於いて、前記第2負荷試験実行ステップは、
全てのプロセッサで試験プログラムのみを実行した無負荷状態の実行時間と、1台のプロセッサで試験プログラムを実行すると同時に残りの複数のプロセッサで負荷プログラムを実行させるプロセッサを順次変化させながら実行した際の前記試験プログラムの負荷状態の実行時間とを比較し、無負荷状態の実行時間に対し負荷状態の実行時間が長い場合、前記負荷プログラムに負荷効果があると判断して、前記試験プログラムと負荷プログラムを組合わせた負荷試験組合せプログラムを決定する負荷試験組合せ決定ステップと、
前記負荷試験組合せプログラムについて、前記負荷プログラムを実行するプロセッサを変化させて前記試験プログラムの実行時間を測定し、実行時間が特定の範囲にあるプロセッサをまとめて複数のプロセッサ群に分類する接続特性分類ステップと、
前記負荷試験組合せプログラムについて、前記プロセッサ群毎に、1台のプロセッサに前記試験プログラムを実行させ、残りのプロセッサにはプロセッサ台数を変化させて前記負荷プログラムを実行させ、負荷プログラムの実行プロセッサ台数を増加しても試験プログラムの実行時間が変化せずに飽和する最小プロセッサ台数を求め、前記最小プロセッサ台数を前記負荷試験組合せプログラムに付加してチューニングするチューニングステップと、
チューニングされた前記負荷試験組合せプログラムに従って複数のプロセッサに負荷効果の高い試験プログラムと負荷プログラムを優先的に割付けて長時間の負荷試験を実行させる負荷試験割付ステップと、
を備えたことを特徴とする試験プログラム。
(付記16)
付記14記載の試験プログラムに於いて、前記負荷試験割付ステップは、
試験プログラムが存在するプロセッサ群のチューニングされた前記負荷試験組合せプログラムの最小プロセッサ台数が負荷プログラムを実行可能な全プロセッサを使い切る場合、又は全プロセッサを使い切らずに且つ前記試験プログラムが1つしかない場合、前記試験プログラムをプロセッサ群の1台のプロセッサに割付けると共に残りの全プロセッサに前記負荷プログラムを割付け、残りのプロセッサ群については、チューニングされたそれぞれの前記負荷試験組合せプログラムの負荷プログラムを全プロセッサに割付けて長時間の負荷試験を実行する第1負荷試験割付ステップと、
試験プログラムが存在するプロセッサ群のチューニングされた前記負荷試験組合せプログラムの最小プロセッサ台数が負荷プログラムを実行可能な全プロセッサを使い切らず且つ同一構成の前記負荷試験組合せプログラムに属する前記試験プログラムが複数存在する場合、前記複数の試験プログラムを複数のプロセッサに割付けると共に残りの全プロセッサに前記負荷プログラムを割付け、残りのプロセッサ群については、チューニングされたそれぞれの前記負荷試験組合せプログラムの負荷プログラムを全プロセッサに割付けて長時間の負荷試験を実行する第2負荷試験割付ステップと、
を備えたことを特徴とする試験プログラム。
(付記17)
付記15記載の試験プログラムに於いて、前記接続特性分類ステップは、
特定の範囲の実行時間に応じて分類された複数のプロセッサ群のプロセッサ数から、最小の2nの整数倍数Eを導出し、前記整数倍数Eの整数倍となるように各プロセッサ群のプロセッサ数を補正することを特徴とする試験プログラム。
(付記18)
付記17記載の試験プログラムに於いて、前記接続特性分類ステップは、特定の範囲の実行時間に応じて分類された複数のプロセッサ群のプロセッサ数が前記整数倍数Eの整数倍とならない場合、時間軸上で隣接するプロセッサ群の間で実行時間の近いプロセッサを移動してプロセッサ数を補正することを特徴とする試験プログラム。
(付記19)
付記13又は15記載の試験プログラムに於いて、前記負荷プログラムは負荷効果の異なる少なくとも2つの負荷プログラムを含むことを特徴とする試験プログラム。
(付記20)
付記12記載の試験プログラムに於いて、
前記試験プログラムは、前記プロセッサによるデータ参照及びデータ書込みを検証する試験命令を実行して実行時間を測定するプログラムであり、
前記負荷プログラムは、前記プロセッサから前記接続機構にメモリ排他制御、メモリインタリーブ制御、バスアビトレーション制御、外部入出力制御を含む動作要求を出してハードウェア動作上の影響を与える負荷命令を実行するプログラムであることを特徴とする試験プログラム。
(付記21)
ハードウェア実装上の接続特性に相違がない1又は複数の接続機構により複数のプロセッサを相互に接続したデータ処理システムを管理するコンピュータに、
全てのプロセッサで試験プログラムのみを実行した無負荷状態の実行時間と、1台のプロセッサで試験プログラムを実行すると同時に残りの複数のプロセッサで負荷プログラムを実行した際の前記試験プログラムの負荷状態の実行時間とを比較し、無負荷状態の実行時間に対し負荷状態の実行時間が長い場合、前記負荷プログラムに負荷効果があると判断して、前記試験プログラムと負荷プログラムを組合わせた負荷試験組合せプログラムを決定する負荷試験組合せ決定ステップと、
前記負荷試験組合せプログラムについて、1台のプロセッサに前記試験プログラムを実行させ、残りのプロセッサにはプロセッサ台数を変化させて前記負荷プログラムを実行させ、負荷プログラムの実行プロセッサ台数を増加しても試験プログラムの実行時間が変化せずに飽和する最小プロセッサ台数を求め、前記最小プロセッサ台数を前記判定結果を前記負荷試験組合せプログラムに付加してチューニングするチューニングステップと、
チューニングされた前記負荷試験組合せプログラムに従って複数のプロセッサに負荷効果の高い試験プログラムと負荷プログラムを優先的に割付けて長時間の負荷試験を実行させる負荷試験割付ステップと、
を実行させることを特徴とする試験プログラム。
(付記22)
ハードウェア実装上の接続特性に相違をもつ複数の接続機構により複数のプロセッサを相互に接続したデータ処理システムを管理するコンピュータに、
全てのプロセッサで試験プログラムのみを実行した無負荷状態の実行時間と、1台のプロセッサで試験プログラムを実行すると同時に残りの複数のプロセッサで負荷プログラムを実行させるプロセッサを順次変化させながら実行した際の前記試験プログラムの負荷状態の実行時間とを比較し、無負荷状態の実行時間に対し負荷状態の実行時間が長い場合、前記負荷プログラムに負荷効果があると判断して、前記試験プログラムと負荷プログラムを組合わせた負荷試験組合せプログラムを決定する負荷試験組合せ決定ステップと、
前記負荷試験組合せプログラムについて、前記負荷プログラムを実行するプロセッサを変化させて前記試験プログラムの実行時間を測定し、実行時間が特定の範囲にあるプロセッサをまとめて複数のプロセッサ群に分類する接続特性分類ステップと、
前記負荷試験組合せプログラムについて、前記プロセッサ群毎に、1台のプロセッサに前記試験プログラムを実行させ、残りのプロセッサにはプロセッサ台数を変化させて前記負荷プログラムを実行させ、負荷プログラムの実行プロセッサ台数を増加しても試験プログラムの実行時間が変化せずに飽和する最小プロセッサ台数を求め、前記最小プロセッサ台数を前記負荷試験組合せプログラムに付加してチューニングするチューニングステップと、
チューニングされた前記負荷試験組合せプログラムに従って複数のプロセッサに負荷効果の高い試験プログラムと負荷プログラムを優先的に割付けて長時間の負荷試験を実行させる負荷試験割付ステップと、
を実行させることを特徴とする試験プログラム。
(付記23)
複数のプロセッサを1又は複数の接続機構により相互に接続したデータ処理システムの試験装置に於いて、
前記接続機構がハードウェア実装上の接続特性に相違がないか、相違があるかを判定する接続特性判定部と、
前記接続機構の接続特性に相違がない場合、全プロセッサを対象に負荷効果のある試験プログラムと負荷プログラムを組合せた負荷試験組合せプログラムを決定して長時間負荷試験を実行する第1負荷試験実行部と、
前記接続機構の接続特性に相違がある場合、接続特性の相違に応じて分類された複数のプロセッサ群毎に負荷効果のある試験プログラムと負荷プログラムを組合せた負荷試験組合せプログラムを決定して長時間負荷試験を実行する第2負荷試験実行部と、
を実行させることを特徴とする試験装置。(5)
(付記24)
付記23記載の試験装置に於いて、前記第1負荷試験実行部は、
全てのプロセッサで試験プログラムのみを実行した無負荷状態の実行時間と、1台のプロセッサで試験プログラムを実行すると同時に残りの複数のプロセッサで負荷プログラムを実行した際の前記試験プログラムの負荷状態の実行時間とを比較し、無負荷状態の実行時間に対し負荷状態の実行時間が長い場合、前記負荷プログラムに負荷効果があると判断して、前記試験プログラムと負荷プログラムを組合わせた負荷試験組合せプログラムを決定する負荷試験組合せ決定部と、
前記負荷試験組合せプログラムについて、1台のプロセッサに前記試験プログラムを実行させ、残りのプロセッサにはプロセッサ台数を変化させて前記負荷プログラムを実行させ、負荷プログラムの実行プロセッサ台数を増加しても試験プログラムの実行時間が変化せずに飽和する最小プロセッサ台数を求め、前記最小プロセッサ台数を前記判定結果を前記負荷試験組合せプログラムに付加してチューニングするチューニング部と、
チューニングされた前記負荷試験組合せプログラムに従って複数のプロセッサに負荷効果の高い試験プログラムと負荷プログラムを優先的に割付けて長時間の負荷試験を実行させる負荷試験割付部と、
を備えたことを特徴とする試験装置。
(付記25)
付記23記載の試験装置に於いて、前記第2負荷試験実行部は、
全てのプロセッサで試験プログラムのみを実行した無負荷状態の実行時間と、1台のプロセッサで試験プログラムを実行すると同時に残りの複数のプロセッサで負荷プログラムを実行させるプロセッサを順次変化させながら実行した際の前記試験プログラムの負荷状態の実行時間とを比較し、無負荷状態の実行時間に対し負荷状態の実行時間が長い場合、前記負荷プログラムに負荷効果があると判断して、前記試験プログラムと負荷プログラムを組合わせた負荷試験組合せプログラムを決定する負荷試験組合せ決定部と、
前記負荷試験組合せプログラムについて、前記負荷プログラムを実行するプロセッサを変化させて前記試験プログラムの実行時間を測定し、実行時間が特定の範囲にあるプロセッサをまとめて複数のプロセッサ群に分類する接続特性分類部と、
前記負荷試験組合せプログラムについて、前記プロセッサ群毎に、1台のプロセッサに前記試験プログラムを実行させ、残りのプロセッサにはプロセッサ台数を変化させて前記負荷プログラムを実行させ、負荷プログラムの実行プロセッサ台数を増加しても試験プログラムの実行時間が変化せずに飽和する最小プロセッサ台数を求め、前記最小プロセッサ台数を前記負荷試験組合せプログラムに付加してチューニングするチューニング部と、
チューニングされた前記負荷試験組合せプログラムに従って複数のプロセッサに負荷効果の高い試験プログラムと負荷プログラムを優先的に割付けて長時間の負荷試験を実行させる負荷試験割付部と、
を備えたことを特徴とする試験装置。
本発明によるデータ処理システム試験方法の実施形態を示した機能構成のブロック図 接続機構の接続特性に相違がないことが明らかなデータ処理システムの説明図 接続機構の接続特性に相違がないことが明らかな他のデータ処理システムの説明図 接続機構の接続特性に相違があるデータ処理システムの説明図 本実施形態の試験プログラムが実行されるコンピュータのハードウェア環境のブロック図 本実施形態の試験方法による処理手順を示したフローチャート 接続特性に相違がない場合の試験プログラムと負荷プログラムの組合せを決定する処理の説明図 試験プログラムと負荷プログラムの組合せ処理の測定結果一覧の説明図 接続特性に相違がない場合の負荷試験組合せプログラムのチューニング処理の説明図 チューニング処理における負荷プログラム実行プロセッサ数と試験プログラムの実行時間の関係の説明図 接続特性に相違がない場合のチューニング処理で求めた最小プロセッサ数が負荷割当用の全プロセッサを使い切った場合の負荷試験実行時のプログラム割付け処理の説明図 接続特性に相違がない場合のチューニング処理で求めた最小プロセッサ数が負荷割当用の全プロセッサを使い切らない場合の負荷試験実行時のプログラム割付け処理の説明図 接続特性に相違がある場合の試験プログラム実行時間を測定する処理の説明図 試験プログラムの実行時間の測定結果一覧の説明図 接続特性に相違がない場合の試験プログラムと負荷プログラムの組合せを決定する処理の説明図 図15による試験プログラムと負荷プログラムの組合せ処理の測定結果一覧の説明図 図16の試験プログラムの実行時間からプロセッサ群を求める接続特性分類処理の説明図 図17の接続特性分類処理で生成されたプロセッサ群の説明図 分類されたプロセッサ群の補正処理の説明図 接続特性に相違がある場合のプロセッサ群毎に行う負荷試験組合せプログラムのチューニング処理の説明図 接続特性に相違がある場合のプロセッサ群毎に行う負荷試験組合せプログラムの他のチューニング処理の説明図 図20のチューニング処理で求めた最小プロセッサ数が負荷割当用の全プロセッサを使い切った場合のプロセッサ群に対する負荷試験実行時のプログラム割付け処理の説明図 図21のチューニング処理で求めた最小プロセッサ数が負荷割当用の全プロセッサを使い切った場合の負荷試験実行時のプログラム割付け処理の説明図 チューニング処理で求めた最小プロセッサ数が負荷割当用の全プロセッサを使い切らない場合の負荷試験実行時のプログラム割付け処理の説明図 チューニング処理で求めた最小プロセッサ数が負荷割当用の全プロセッサを使い切らない場合の負荷試験実行時のプログラム割付け処理の説明図 本実施形態の試験方法による処理手順の詳細を示したフローチャート 図26に続く処理手順の詳細を示したフローチャート 図27に続く処理手順の詳細を示したフローチャート 図28に続く処理手順の詳細を示したフローチャート
符号の説明
10,10−1〜10−3:データ処理システム
12:管理装置
14−1〜14−16:プロセッサ
15−1〜15−16:キャッシュ装置
16,16−1〜16−4:接続機構
18−1〜18−4:メモリ
20:接続特性判定部
22:第1負荷試験実行部
24:第2負荷試験実行部
25:ネットワークパス
26:試験プログラムファイル
26−1〜26−4,26−21〜26−42:試験プログラム
28:負荷プログラムファイル
28−1〜28−4,28−21,28−22,28−31,28−32,28−41,28−42:負荷プログラム
30−1,30−2:負荷試験組合せ決定部
32:接続特性分類部
34−1,34−2:チューニング部
36−1,36−2:負荷試験割付部
38−1,38−2:第1負荷試験割付部
40−1,40−2:第2負荷試験割付部
42:CPU
44:バス
46:RAM
48:ROM
50:ハードディスクドライブ
52:デバイスインタフェース
54:キーボード
56:マウス
58:ディスプレイ
60:ネットワークアダプタ
64−1〜64−4:プロセッサ群

Claims (7)

  1. 複数のプロセッサを1又は複数の接続機構により相互に接続したデータ処理システムの試験方法に於いて、
    前記接続機構がハードウェア実装上の接続特性に相違がないか、相違があるかを判定する接続特性判定ステップと、
    前記接続特性判定ステップにより前記接続機構の接続特性に相違がないと判定された場合に、全てのプロセッサで試験プログラムのみを実行した無負荷状態の実行時間と、1台のプロセッサで負荷プログラムを実行すると同時に残りの複数のプロセッサで試験プログラムを実行した際の前記試験プログラムの負荷状態の実行時間とを比較し、無負荷状態の実行時間に対し負荷状態の実行時間が長くなる前記試験プログラムと前記負荷プログラムとの組合せとなる負荷試験組合せプログラムを決定する負荷試験組合せ決定ステップと、
    前記負荷試験組合せプログラムについて、少なくとも1台のプロセッサに前記試験プログラムを実行させ、残りのプロセッサのうち、前記負荷プログラムを実行させるプロセッサ台数を変化させて前記試験プログラムの実行時間を測定し、負荷プログラムの実行プロセッサ台数を増加しても試験プログラムの実行時間が変化せずに飽和する最小プロセッサ台数を求め、前記最小プロセッサ台数を用いて前記負荷試験組合せプログラムのプロセッサへの割付条件をチューニングするチューニングステップと、
    チューニングされた前記負荷試験組合せプログラムのプロセッサへの割付条件に従って複数のプロセッサに試験プログラムと負荷プログラムを割り付けて長時間の負荷試験を実行させる負荷試験割付ステップと、
    を備えたことを特徴とするデータ処理システムの試験方法。
  2. 請求項1記載の試験方法に於いて、
    前記負荷試験組合せステップは、複数種類の試験プログラムと複数種類の負荷プログラムとを各々組み合わせて負荷状態の実行時間を測定し、負荷状態の実行時間が長い測定結果に係る試験プログラムと負荷プログラムとの組合せを優先的に選択して決定することを特徴とする試験方法。
  3. 複数のプロセッサを1又は複数の接続機構により相互に接続したデータ処理システムの試験方法に於いて、
    前記接続機構がハードウェア実装上の接続特性に相違がないか、相違があるかを判定する接続特性判定ステップと、
    前記接続特性判定ステップによる判定で前記接続特性機構の接続特性の相違が不明であると判定された場合に、全てのプロセッサで試験プログラムのみを実行した無負荷状態の実行時間と、1台のプロセッサで負荷プログラムを実行すると同時に残りの複数のプロセッサで試験プログラムを実行させるプロセッサを順次変化させながら実行した際の前記試験プログラムの負荷状態の実行時間とを比較し、前記試験プログラムを実行するプロセッサにおける無負荷状態の実行時間に対し負荷状態の実行時間が長くなる、前記試験プログラムと前記負荷プログラムとの組合せとなる負荷試験組合せプログラムを決定する負荷試験組合せ決定ステップと、
    前記負荷試験組合せ決定ステップにおいて測定した各プロセッサにおける負荷状態の実行時間に基づいて、実行時間が各々異なる特性の範囲に含まれるプロセッサ毎にまとめて複数のプロセッサ群に分類する接続分類ステップと、
    前記負荷試験組合せプログラムについて、前記プロセッサ群毎に、少なくとも1台のプロセッサに前記試験プログラムを実行させ、残りのプロセッサのうち、前記負荷プログラムを実行させるプロセッサ台数を変化させて前記試験プログラムの実行時間を測定し、負荷プログラムの実行プロセッサ台数を増加しても試験プログラムの実行時間が変化せずに飽和する最小プロセッサ台数を求め、前記プロセッサ群毎の最小プロセッサ台数を用いて前記負荷試験組合せプログラムのプロセッサへの割付条件をチューニングするチューニングステップと、
    前記プロセッサ群毎にチューニングされた前記負荷試験組合せプログラムのプロセッサへの割付条件に従って複数のプロセッサに試験プログラムと負荷プログラムを割り付けて長時間の負荷試験を実行させる負荷試験割付ステップと、
    を備えたことを特徴とするデータ処理システムの試験方法。
  4. 複数のプロセッサを1又は複数の接続機構により相互に接続したデータ処理システムを管理するコンピュータに、
    前記接続機構がハードウェア実装上の接続特性に相違がないか、相違があるかを判定する接続特性判定ステップと、
    前記接続特性判定ステップにより前記接続機構の接続特性に相違がないと判定された場合に、全てのプロセッサで試験プログラムのみを実行した無負荷状態の実行時間と、1台のプロセッサで負荷プログラムを実行すると同時に残りの複数のプロセッサで試験プログラムを実行した際の前記試験プログラムの負荷状態の実行時間とを比較し、無負荷状態の実行時間に対し負荷状態の実行時間が長くなる、前記試験プログラムと前記負荷プログラムとの組合せとなる第1の負荷試験組合せプログラムを決定する第1の負荷試験組合せ決定ステップと、
    前記第1の負荷試験組合せプログラムについて、少なくとも1台のプロセッサに前記試験プログラムを実行させ、残りのプログラムのうち、前記負荷プログラムを実行させるプロセッサ台数を変化させて前記試験プログラムの実行時間を測定し、負荷プログラムの実行プロセッサ台数を増加しても試験プログラムの実行時間が変化せずに飽和する最小プロセッサ台数を求め、前記最小プロセッサ台数を用いて前記第1の負荷試験組合せプログラムのプロセッサへの割付条件をチューニングする第1のチューニングステップと、
    チューニングされた前記第1の負荷試験組合せプログラムのプロセッサへの割付条件に従って複数のプロセッサに試験プログラムと負荷プログラムを割り付けて長時間の負荷試験を実行させる第1の負荷試験割付ステップと、
    を実行させることを特徴とする試験プログラム。
  5. 請求項4記載の試験プログラムに於いて、
    前記接続特性判定ステップにより前記接続機構の接続特性に相違があると判定された場合に、全てのプロセッサで試験プログラムのみを実行した無負荷状態の実行時間と、1台のプロセッサで負荷プログラムを実行すると同時に残りの複数のプロセッサで試験プログラムを実行させるプロセッサを順次変化させながら実行した際の前記試験プログラムの負荷状態の実行時間とを比較し、前記試験プログラムを実行するプロセッサにおける無負荷状態の実行時間に対し負荷状態の実行時間が長くなる、前記試験プログラムと前記負荷プログラムとの組合せとなる第2の負荷試験組合せプログラムを決定する第2の負荷試験組合せ決定ステップと、
    前記第2の負荷試験組合せ決定ステップにおいて測定した各プロセッサにおける負荷状態の実行時間に基づいて、実行時間が各々異なる特性の範囲に含まれるプロセッサ毎にまとめて複数のプロセッサ群に分類する接続特性分類ステップと、
    前記第2の負荷試験組合せプログラムについて、前記プロセッサ群毎に、少なくとも1台のプロセッサに前記試験プログラムを実行させ、残りのプロセッサのうち、前記負荷プログラムを実行させるプロセッサ台数を変化させて前記試験プログラムの実行時間を測定し、負荷プログラムの実行プロセッサ台数を増加しても試験プログラムの実行時間が変化せずに飽和する最小プロセッサ台数を求め、前記プロセッサ群毎の最小プロセッサ台数を用いて前記第2の負荷試験組合せプログラムのプロセッサへの割付条件をチューニングする第2のチューニングステップと、
    前記プロセッサ群毎にチューニングされた前記第2の負荷試験組合せプログラムのプロセッサへの割付条件に従って複数のプロセッサに試験プログラムと負荷プログラムを割り付けて長時間の負荷試験を実行させる第2の負荷試験割付ステップと、
    を前記データ処理システムを管理するコンピュータに実行させることを特徴とする試験プログラム。
  6. 複数のプロセッサを1又は複数の接続機構により相互に接続したデータ処理システムの試験装置に於いて、
    前記接続機構がハードウェア実装上の接続特性に相違がないか、相違があるかを判定する接続特性判定部と、
    前記接続特性判定部により前記接続機構の接続特性に相違がないと判定された場合全てのプロセッサで試験プログラムのみを実行した無負荷状態の実行時間と、1台のプロセッサで負荷プログラムを実行すると同時に残りの複数のプロセッサで試験プログラムを実行した際の前記試験プログラムの負荷状態の実行時間とを比較し、無負荷状態の実行時間に対し負荷状態の実行時間が長くなる、前記試験プログラムと前記負荷プログラムとの組合せとなる第1の負荷試験組合せプログラムを決定する第1の負荷試験組合せ決定部と、
    前記第1の負荷試験組合せプログラムについて、少なくとも1台のプロセッサに前記試験プログラムを実行させ、残りのプロセッサのうち、前記負荷プログラムを実行させるプロセッサ台数を変化させて前記試験プログラムの実行時間を測定し、
    負荷プログラムの実行プロセッサ台数を増加しても試験プログラムの実行時間が変化せずに飽和する最小プロセッサ台数を求め、前記最小プロセッサ台数を用いて前記第1の負荷試験組合せプログラムのプロセッサへの割付条件をチューニングする第1のチューニング部と、
    チューニングされた前記第1の負荷試験組合せプログラムのプロセッサへの割付条件に従って複数のプロセッサに試験プログラムと負荷プログラムを割り付けて長時間の負荷試験を実行させる第1の負荷試験割付部と
    備えることを特徴とする試験装置。
  7. 請求項6記載の試験装置であって、
    前記接続特性判定部により前記接続機構の接続特性に相違があると判定された場合に、全てのプロセッサで試験プログラムのみを実行した無負荷状態の実行時間と、1台のプロセッサデ負荷プログラムを実行すると同時に残りの複数のプロセッサで試験プログラムを実行させるプロセッサを順次変化させながら実行した際の前記試験プログラムの負荷状態の実行時間とを比較し、前記試験プログラムを実行するプロセッサにおける無負荷状態の実行時間に対し負荷状態の実行時間が長くなる、前記試験プログラムと前記負荷プログラムとの組合せとなる第2の負荷試験組合せプログラムを決定する第2の負荷試験組合せ決定部と、
    前記第2の負荷試験組合せ決定部において測定した各プロセッサにおける負荷状態の実行時間に基づいて、実行時間が各々異なる特定の範囲に含まれるプロセッサ毎にまとめて複数のプロセッサ群に分類する接続特性分類部と
    前記第2の負荷試験組合せプログラムについて、前記プロセッサ群毎に、少なくとも1台のプロセッサに前記試験プログラムを実行させ、残りのプロセッサのうち前記負荷プログラムを実行させるプロセッサ台数を変化させて前記試験プログラムの実行時間を測定し、負荷プログラムの実行プロセッサ台数を増加しても試験プログラムの実行時間が変化せずに飽和する最小プロセッサ台数を求め、前記プロセッサ群毎の前記最小プロセッサ台数を用いて前記第2の負荷試験組合せプログラムのプロセッサへの割付条件をチューニングする第2のチューニング部と、
    前記プロセッサ群毎にチューニングされた前記第2の負荷試験組合せプログラムのプロセッサへの割付条件に従って複数のプロセッサに試験プログラムと負荷プログラムを割り付けて長時間の負荷試験を実行させる第2の負荷試験割付部と、
    備えることを特徴とする試験装置。
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