JP4620903B2 - 模様印刷システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、壁紙などを製造するために、シート材に対し模様を印刷する模様印刷システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
壁紙を製造する場合には、ロール状の壁紙用シート材を巻き戻し・巻取りを行いながら、巻き戻された部分に対し、印刷装置の転写ロールなどによって、繰り返し模様を一定のピッチで繰り返し印刷することで製造される。
そして、壁紙を壁面に貼り付ける際には、壁紙を貼り付ける壁面の面形状に合わせて、上記ロール状の壁紙材を、順次、巻き戻して、適当な長さでカットしながら、壁面若しくは壁紙材の裏側に接着剤を塗布して、当該壁紙材を壁面に貼り付ける。これを、壁面に沿って繰り返し実施して、対象とする壁面全面に壁紙材を貼り付ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記繰り返し模様からなる壁紙材を使用して、壁面の一部、例えば、図10のように、上下方向に沿って3通りの模様A,B,Cを形成(若しくは横に延びるライン上の模様を形成)しようとすると、三種類の模様の壁紙材を用意して、横方向ばかりでなく上下方向についても、上記三種類の壁紙材50,51,52が上下に並ぶように個別に貼り付ける必要があり、手間が掛かる。符号53は壁紙間のラップ部分である。
【0004】
また、不連続でオリジナルな図柄(例えば写真などからなる画像イメージ)を壁に表示したい場合には、例えば、壁紙を貼った後に、その上から、図柄だけが印刷してある別のシート材を貼るなどによって対応せざるを得ない。つまり、壁に貼り付けた壁紙の模様のデザインを自由にできない。
また、従来の壁紙を使用した壁紙の貼付作業は、先に貼った壁紙と端をラップさせながら、1箇所から順番に連続させて貼るので、時間が掛かる。
【0005】
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、模様のデザイン自由度が高く、しかも貼付作業を容易にすることが可能な模様印刷システムを提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のうち請求項1に記載した発明は、供給されたイメージデータに基づく模様をシート材表面に印刷する印刷装置を備えた模様印刷システムにおいて、
シート材を貼り付けるエリア形状に対応する枠形状データを格納した枠形状データベースと、図柄に対応する図柄データを格納した図柄データベースとを備え、
上記枠形状データベースから選択した枠形状データに基づく枠形状内に、図柄データベースから選択した図柄データに基づく図柄を貼り付けて合成し画像データを生成する画像処理手段と、
画像処理手段が合成した画像データを印刷装置に供給する供給手段と、供給手段から供給された画像データに基づき、シート材に対し、少なくとも上記図柄を所定の位置に印刷する印刷装置と、を備え、
上記図柄データベースは、格納する上記図柄データ内に図柄自体の電子情報の他に付属データを備え、該付属データに、図柄を貼り付けるための配置位置に関する情報や図柄の大きさに関する情報を記録可能となっており、
上記画像処理手段は、上記図柄データベースから目的の図柄を選択して表示部に表示する機能を有し、当該図柄に対応する図柄データ中の付属データに図柄を貼り付けるための配置位置に関する情報や図柄の大きさに関する情報が記録されている場合にはこれらの情報を図柄と共に表示することを特徴とするものである。
【0007】
これによって、模様のデザイン自由度が高いシート材を作成することができる。
次に、請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した構成に対し、上記枠形状データには、枠内に配置されて図柄の背景となる模様データを含み、上記印刷装置は、図柄と一緒に上記背景となる模様も印刷することを特徴とするものである。
【0008】
これにより、図柄と共に背景も一緒に設定できる。
次に、請求項3に記載した発明は、請求項1又は請求項2に記載した構成に対し、上記供給手段は、枠形状内を複数の区画に分割し、各区画単位に画像データを印刷装置に供給することを特徴とするものである。
枠内に貼るシート材が複数枚に渡る場合であっても、つまり、一つの図柄が複数枚のシート材にわたることがあっても対応することができる。
【0009】
次に、請求項4に記載した発明は、請求項3に記載した構成に対し、上記供給手段は、枠形状内を複数の区画に分割する際に、隣りの区画との間に重なり部分を持つように設定され、該重なり部分を含んだ領域を一つの区画として印刷装置に供給することを特徴とするものである。
重なり部分、つまりラップ部分を持つので、隣り合うシート材と間の模様の連続性を確実に確保可能となる。
【0010】
次に、請求項5に記載した発明は、請求項3又は請求項4に記載した構成に対し、上記供給手段は、上記区画の分割ラインを含んだ画像データのイメージを印刷する割付図印刷手段を備えることを特徴とするものである。
この割付図を得ることにより、シート材の貼付順序の自由度が向上する。
次に、請求項6に記載した発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載した構成に対し、上記図柄データベースを管理するサーバを備え、該サーバは通信手段を通じて送信されてきた図柄データを受信すると該図柄データを上記図柄データベースに格納する図柄受信手段を備えることを特徴とするものである。
【0011】
これにより、クライアントと印刷イメージ作成場所とが離れていても対応が容易となる。
次に、請求項7に記載した発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載した構成に対し、上記画像処理手段は、枠形状データベースから目的の枠形状データを選択して表示部に表示する枠選択手段と、図柄データベースから図柄を選択してその図柄を表示部に表示されている枠形状内の任意の位置に任意の大きさで貼り付ける貼付手段とを備えることを特徴とするものである。
【0012】
なお、画像処理の基本的な処理は、従来から知られている方式を採用すればよい。
次に、請求項8に記載した発明は、請求項1〜請求項7のいずれかに記載した構成に対し、上記画像処理手段が合成した画像をクライアントの端末に送信する送信手段を備えることを特徴とするものである。
【0013】
これにより、クライアントと印刷イメージ作成場所とが離れていても確認が容易となる。
次に、請求項9に記載した発明は、請求項1〜請求項8のいずれかに記載した構成に対し、上記シート材は、壁紙用のシート材であることを特徴とするものである。
【0014】
次に、請求項10に記載した発明は、請求項1〜請求項9のいずれかに記載した構成に対し、上記シート材は、メッシュ状の部材であることを特徴とするものである。
メッシュ状の場合には、メッシュ部分についてのみ印刷されることとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係る模様印刷システムを含むシステム構成を示す図である。
ウエブサーバ及びデータベースサーバを兼ねるサーバ1に対し、通信手段、例えばインターネット2を介してクライアント端末3が接続され、サーバ1とクライアント端末3との間で情報(画像データ等)の送受信が相互に可能となっている。
【0016】
上記サーバ1は、サーバ本体1A、及び画像制御部1Bを備え、上記サーバ本体1Aに、枠形状データベースを構成する建物形状データベース7、及び図柄データベース8が接続されている。また、上記画像制御部1Bには、画像処理手段5、及び供給手段6を備える。
図1中、符号9はディスプレイなどからなる表示部であり、符号10はマウスなどのポインティングデバイスやキーボードなどからなる操作部である。また、符号11は、プリンタを示す。
【0017】
また、符号12は印刷装置であって、上記サーバ1から供給された画像データの座標情報などに基づき、当該供給された画像データ中における図柄の位置・形状を特定しなら、該供給された画像データ中の図柄イメージを順次、シート材13に印刷する。なお、本実施形態では、該図柄データの印刷前に背景としての繰り返し模様の印刷や三次元の凹凸などの加工が行われ、その上に上塗りのように、上記図柄を印刷する。印刷方式は、ドラムによる転写方式であっても、インクジェット方式であっても、その他の公知の方式であっても良い。
【0018】
上記建物形状データベース7には、各種の枠形状データ(壁面長さWや天井高CHなどの情報からなる)が格納されている。該枠形状データは、壁面や天井面などの壁紙を貼り付ける可能性のある、面の形状(大きさや輪郭等)を特定するデータである。なお、対応とする面を、以下においては壁面を例示して説明するが、もちろん、天井面、床面、外壁面、屋根面などであっても構わない。
【0019】
上記図柄データベース8には、壁紙用のシート材13に印刷する図柄の図柄データが格納されている。上記図柄は、写真などの画像データやオリジナルデザインの絵柄などの電子化された図柄からなる。また、格納されている図柄データには、既存の図柄と、クライアントが各クライアント端末3から送ってきた電子データからなるオリジナル図柄とがある。クライアントのオリジナル図柄は、CD−RやMOなどの記録媒体に格納された状態で受け取り、その記録媒体から図柄データに格納する場合もある。上記サーバ本体1Aが図柄受信手段、送信手段を兼ねる。
【0020】
また、上記図柄データ内には、図柄自体の電子情報の他に付属データを備え、該付属データには、図柄を貼り付ける壁面上の配置位置や図柄の大きさについての指示情報を記録可能となっている。例えば、クライアントが、実際の壁面に応じた、図柄を貼りたい位置や大きさを設定して送信する。
上記画像処理手段5には、図2に示すように、初期設定手段5A、枠選択手段5B、及び貼付手段5Cを備え、貼付手段5Cには、図柄選択手段5C1、図柄変更手段5C2、図柄位置決め手段5C3を備える。初期設定手段5Aは、画像処理のための表示部9の初期設定を行う。枠選択手段5Bは、サーバ本体1を介して建物形状データベース7をアクセスして目的とする枠形状データを選択して取得する。貼付手段5Cは図柄の表示処理を行う。図柄選択手段5C1は、サーバ本体1を介して図柄データベース8をアクセスして目的とする図柄データを選択して取得する。図柄変更手段5C2は、表示部9に表示された図柄23の大きさ、色、形状を変更する。図柄位置決め手段5C3は、マウスなどによって指示した位置に上記図柄選択手段5C1で選択した図柄23の表示位置を決定するものである。なお、画像処理の詳細な手段は、公知のCADシステムはCGシステムと同様であるので省略する。
【0021】
画像処理手段5を起動すると、始めに初期設定手段5Aが作動して、図3(a)に示すように、基準となるXY座標20を所定ピッチで表示部9に表示する。符号21は座標値を示す。
次に、枠選択手段5Bを選択してして該枠選択手段5Bを作動し、建物形状データベース7中から目的の壁面に対応する枠形状データを選択して、図3(b)のように、壁紙を貼り付ける枠形状22(輪郭)を表示部に表示させる。選択は、例えば、直接図柄番号などを入力したり、一覧メニューを表示したのちに選択するなどの方式がある。
【0022】
次に、貼付手段5Cを選択して該貼付手段5Cを作動し、まず、図柄選択手段5C1を起動し、図柄データベース8から目的の図柄23を選択して表示する。このとき、当該図柄23に対応する図柄データ中の付属データに位置情報や大きさ情報があれば、当該情報も下側などに表示される(不図示)。そして、当該情報を参照しつつ、図柄位置決め手段5C3で選択した位置(マウスなどで選択した位置)に当該図柄イメージを貼り付けると共に、図柄変更手段5C2で、大きさや色などの変更・調整を行う。なお、上記図柄23の位置情報などが座標データなどの数値で指定されている場合には、該数値に基づき、自動的に指定位置に図柄23を貼り付かせると共に、大きさなどが自動調整されるようにしても良い。
【0023】
貼り付ける図柄が複数ある場合には、上記処理を繰り返して、上記枠イメージ内に複数の図柄の貼付作業を行う。図3(c)が図柄23を貼り付けた状態例を示す図である。
図柄23の貼付作業が完了したら、サーバ本体1Aの送信機能によって、上記画像処理手段5が作製した画像イメージデータをクライアント端末3に送信する。クライアントは、該送信されてきた画像によって、壁紙を貼り付けたのちの壁イメージが確認できる。
【0024】
もちろん、クライアントへの画像イメージを渡す方法は、上記送信方法に限定されず、FAXで送信したり、印刷したものを直接手渡したり、記録媒体に記録して渡すことなどであっても良い。
このとき、クライアントからの返答に応じて、図柄の位置の調整や大きさの調整を行う。
【0025】
クライアントの確認が終了したら、供給手段6を起動させる。なお、供給手段6は、割付け手段6A、供給処理手段6B、及びプリント手段6Cからなる。プリント手段6Cは割付図印刷手段を構成する。
供給手段6では、図4に示すように、まず、割付け手段6Aが作動し、画像処理手段5が合成した画像の枠内を、予め設定されているシート材13の幅を考慮して、左右方向の並ぶ複数の短冊状のエリアとなるように割付ライン25(分割ライン)を設定した後に、壁紙間のラップ幅26を考慮して、印刷装置12に供給する区画S1〜S5を決定する。このとき、隣り合う領域の境界においては、ラップ幅26分だけ両区画が領域を共有するように区画が決定される。続いて、供給処理手段6Bが作動して、各区画S1〜S5毎に画像データが、順番に、印刷装置12の記憶部に供給される。
【0026】
また、供給手段6のプリント手段6Cを作動することで、図5のような上記画像イメージ全体に割付ライン25も付加した画像イメージ(壁紙割付図)をプリンタ11に供給して印刷する。このとき、座標線も一緒に印刷する。
ここで、上記割付ライン25の設定を手動で行うようにしても良いし、自動割付の後に手動で変更調整するようにしても良い。この場合には、割付ライン25を設定すると、自動的にラップ幅20を計算して区画を設定して印刷装置12に供給するようにする。
【0027】
一方、印刷装置12では、ロール状のシート材13を順次巻き戻しながら、供給されてきた画像単位に、該画像データ中の図柄位置を座標情報などに基づいて当該図柄の印刷位置を決定しながら、図柄の印刷を順次行っていく。なお、各供給されてくる画像の切り替わり位置には、前後の余裕代を見込みつつ切断線も印字する。12aは記録部、12bは印刷本体を示す。
【0028】
次に、上記のように作製された壁紙の現場での貼付について説明する。
なお、クライアントが貼付を行っても良いし、専門の施工業者が行っても良い。
貼付の施工者は、図5のような壁紙割付図に基づいて、対象とする壁面に対し、割付線の墨出し27を行い、図6に示すように、その墨出し27に基づいて、順次、壁紙を貼り付けていく。符号28は壁面の形状を示す。実際の壁紙に応じた墨出しが行われているので、一箇所から順番に続けて並ぶように貼り付けていく必要はなく、図6中のA、B、Cのように、不連続の箇所に先行して対応する壁紙を貼り付けてから、D、E部分を貼り付けるようにするなど、貼付順番の自由度が向上する。ここで、カットした各壁紙には、隣りの壁紙とのラップ部分が設けられているので、隣り壁紙との間の模様の連続性を確実に確保できる。
【0029】
また、壁面の自由な位置に好みの図柄(写真イメージやオリジナルデザインの絵など)が配置されるようになって、壁紙による壁面の化粧内容の自由度が飛躍的に向上する。
図7及び図8に、貼付例を示す。図7では、ライン状の図柄23が表示される場合の例であり、図8は、壁面に対し、不連続にいろいろな図柄23を配置した場合の例である。いずれの場合であっても、従来と同様に、短冊状にカットした壁紙23を貼り付けていけばよい。
【0030】
このように、壁面に貼ったときの壁紙全体の模様のデザイン自由度が向上するにも関わらず、壁紙貼付の施工作業は、従来の繰り返し模様だけからなる壁紙の施工と同じ程度か、上述のように貼付手順の自由度向上により施工性が向上する。
ここで、上記実施形態では、シート材13に設定する背景の模様(3次元の凹凸模様、繰り返し模様など)が、図柄印刷の前に施される場合としているが、図柄と一緒に背景の模様も同時に印刷するように構成しても良い。この場合には、背景用の模様データベースを用意しておき、画像処理手段5で枠形状内に図柄を貼り付ける際に、背景の設定処理も行うようにすれば良い。
【0031】
また、上記実施形態では、クライアントからインターネットなどの手段によって図柄データをもらって図柄データベース8に格納する場合を例示しているが、これに限定されない。例えば、クライアント端末3からの要求に応じて、図柄の一覧をクライアント端末3にウエブ形式などで送信し、その一覧からクライアントが図柄を選択するようにしても良い。
【0032】
また、貼り付ける図柄は、クライアントの要求に答えてプロのデザイナーがリメイクしたものであっても良い。
また、上記実施形態では、短冊状に区画つまり壁紙を設定しているが、これに限定されない。例えば、図9のように、区画された各領域(カット後の壁紙紙の形状)が正方形形状などとなるように、格子状に壁紙の割付線を設定しても良い。
【0033】
また、上記実施形態では、壁紙用シート材13への印刷例で説明しているが、透明若しくは半透明のシート材(フィルム材)を印刷対象としても良い。このときには、例えば、ガラス面等をシート材13を貼り付ける面とする。
また、壁紙を貼る面は、例えば壁面の一部を壁紙を貼る対象の面とするなど、壁面の一部を壁紙を貼る部分としても良い。すなわち、壁面の一部を枠形状のデータとして設定して、該枠内に図柄を設定する。また、1つの図柄が複数のカットした壁紙紙を貼ることで形成されることに限定されず、1枚のカットした壁紙紙内だけに印刷されている場合であっても良い。
【0034】
また、印刷対象とするシート材は、メッシュ材であって良い。要は、壁面などの面に貼り付けられて、対象とする面に応じて目的とするデザイン図柄が印刷されていることが要求されるものであれば、どのようなシート材であっても対象となる。
次に、本実施形態の印刷システムの応用例などについて説明する。
【0035】
インターネットを通して、自由に図柄デザインを送受信して、図柄デザインのコンテンツを世界規模で収集して壁紙加工をして、客先への提案や発送をすることができる。
また、医療分野においては、高齢者の痴呆症患者に適応する。すなわち、痴呆症に陥った患者は、自分のベッドや部屋の認識ができないことから他人の空きベッドなどで寝てしますことがしばしば病院内で問題となる。この場合、もちろん患者は痴呆症のため、文字による自分の名前表示では認識できない。しかし、患者が幼いころの田舎の風景や自宅や家族の写真は、記憶を忘れていても記憶の深いところでわずかに残っており自分に関係があると認識できる。そこで、この古い記憶を利用して、写真やスケッチを図柄として採用して壁紙を製作し、患者のベッドの壁や間仕切りに貼り込むことにより自分の部屋やベッドを認識せしめることを可能にすることができる。
【0036】
すなわち、高齢者痴呆症にかかり、自分のベッドが認識できなくなった場合に用いる。まず、患者が幼いころに育った状況を家族に聞いて故郷の自然の風景、自宅、学校、神社、ランドセルや洋服などを写真、デジタルカメラ、ビデオで取り込み、インターネットもしくはMOなどで情報を配送し、これを図柄とした壁紙を作成する。ついで、ベッド横の間仕切りや壁面に貼ることにより、今まで自分のベッドが認識できなかったものが高い確率で認識できるようになる。
【0037】
教育分野においては、たとえば博物館の多くの恐竜に関するデータから画像データを作成して図柄とし枠形状全面をその図柄とした壁紙を作製することで、迫力のある教育支援ができる楽しみがある。
クライアント自身がデザインしたもの、もしくは写真などの映像や作品をコンテンツ(図柄)とすることができる。このコンテンツは、上述のように、インターネットや郵送、宅配便などにより送受信することにより、所望の壁紙をクライアントは受け取ることができる。この壁紙を貼ることにより独自の電子情報が壁紙にて演出され壁体に演出されて、快適な空間を得ることができる。
【0038】
例えば、高齢者を対象として、高齢者がかわいがっていた犬もしくは自宅にいる猫などの動物をデジタル情報化(壁紙の図柄化)することにより、アニマルセラピー効果として、心のなごみを作り出し、高齢者の孤独感を減少せしめることができる。
また、例えば、写真屋と業務提携して、パソコンを持たない人は写真を写真屋に持ち込むことにより、プロの相談を受けつつ図柄を完成させることも考えられる。こうした他の業務と提携することもできる。
【0039】
また、幼稚園において、動物園の見学を行い、そこで見た先生や子供や動物をそのまま電子情報化し、園児たちの楽しんでいる姿を図柄データとして取り込んで壁紙を製作することによって、幼稚園に帰ったあとに動物の名前や友達の姿を壁紙に現すことができる。こうすれば、楽しさを倍増させ、動物に対するますますの愛着を深めることができる。また、父兄からの提供写真やビデオもコンテンツ(図柄)として用いることもできる。幼稚園のホームページで動物園の見学をコーナーでつくり、親子でそのデジタル情報を掲載したのち、希望のあるものを壁紙にすることも楽しい。
【0040】
壁紙とともに、画像データをサーバ1ーもしくはCD−ROMに焼き付けておくことにより、再生を可能にしても良い。こうした電子情報は、MOやサーバのなかに取り込んでおけば、幼稚園の年史として役立つだけでなく、インターネットのコンテンツとして父兄へのホームページに掲載することができる。なお、つくぼ学園で小学校のホームページを作成し、各教室ごとのサイトをもうけた。そうすると、科学者のあつまりの町だけあって父親からのアクセスが80%を超えて多くの意見が寄せられた。これにより、父親が子供の情報を独自に知ることにより距離が短縮されたことが東京大学で報告された。こうした教育の場においてインターネットは父親不在から脱出できることを考えれば、その成果をできるだけ大きく表現したり、また製作の簡便さ、保管、再生、追加などの機能を本実施形態のシステムは保有しており、父親からのロケットの写真や、子供たちの夢などを集めて巨大な壁新聞を、本実施形態の電子情報に基づく壁紙で作成することも容易にできる。
【0041】
また、博物館やイベント会場において、パネル展示はデザイン製作、印刷、パネル化、輸送、展示、保管、メンテナンスと枚数が多くなるほど大変になってくる。本実施形態の壁紙はこれらの問題を解決することもできる。電子化された情報を一定の枠内に入れ込み、進化の歴史、恐竜の種類、年譜などを壁紙にすることによって実大感をますことができる。また、デジタル情報に加工してあるので、保管料がかからず、次回までの保管が楽である。また、任意に劣化がないのがいい。また、博物館においては、恐竜の壁紙が実大の時は、その前で子供が記念撮影をするならば、迫力のある写真が完成する。また、併設するパソコンから、自分の気にいった恐竜をMOなどに記録させて持ち帰るとか、また気に入った恐竜をあとでIT壁紙にすることもできる。
【0042】
また、見学者は魚の知らない習性や形などを知りたい。また、捕獲が禁止されているものを見てみたい要望があり、水族館の人気に影響する。これを電子情報により、立体表現で質の高い画像と動きを表現し、立体視のめがねをかけてみればよりリアリティは高まる。この画像情報をコンピュータからMOなどのコピーペーストすることにより自宅においてもパソコン上で楽しむことができる。さらに、その好きな魚を電子情報で集めて図柄として壁紙処理を行い、自分の部屋を好きな魚で囲まれたお気に入りの部屋をつくることが可能となる。
【0043】
また、ホテル建設において、オリジナルの壁紙は特注で製作すると高価なものとなる。これに対し、本実施形態で作製する壁紙を使うことにより、重要な場所には色数や細かなデザイン、高級な紙質を採用することができる。フロントの予約カウンターや、エレベーターホールなどに本実施形態の壁紙を用い、その他は市販の壁紙で施工してもかまわない。高級感が表現でき、しかも独自性をだし、コストが抑えられるという特徴がだせる。しかも、予備の多くの壁紙を保管する必要がなく、電子情報(画像データ)で保管することにより、追加やメンテナンス用の壁紙を調達することができる。この方法は、本社ビルやチェーン店などにも応用ができ、建物の統一感に貢献する。
【0044】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明を採用すると、貼付面に貼るシート材のデザイン自由度が向上するにも関わらず、その貼付施工性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく実施形態に係る印刷システムを含む構成図である。
【図2】本発明に基づく実施形態に係る画像制御部を示す構成図である。
【図3】本発明に基づく実施形態に係る画像処理を説明する図であり、(a)は初期状態を示す図であり、(b)は枠形状を表示した図であり、(c)は図柄を貼り付けた状態を示す図である。
【図4】本発明に基づく実施形態に係る割付ラインやラップ幅の設定について説明する図である。
【図5】壁紙割付図を示す図である。
【図6】壁紙を貼る壁面への墨出しを示す図である。
【図7】壁面に壁紙を貼り付けた状態例を示す図である。
【図8】壁面に壁紙を貼り付けた状態例を示す図である。
【図9】区画の別の分割例を示す図である。
【図10】従来における対処例を示す図である。
【符号の説明】
1 サーバ
1A サーバ本体
1B 画像制御部
2 インターネット
3 クライアント端末
5 画像処理手段
5A 初期設定手段
5B 枠選択手段
5C 貼付手段
5C1 図柄選択手段
5C2 図柄変更手段
5C3 図柄位置決め手段
6 供給手段
6A 割付け手段
6B 供給処理手段
6C プリント手段(割付図印刷手段)
7 建物形状データベース
8 図柄データベース
9 表示部
10 操作部
11 プリンタ
12 印刷装置
12a 記録部
12b 印刷機本体
13 シート材
20 XY座標
21 座標値
22 枠形状
23 図柄
25 割付け手段
26 ラップ幅
27 墨出し
28 壁面の形状
S1〜S5 区画

Claims (10)

  1. 供給されたイメージデータに基づく模様をシート材表面に印刷する印刷装置を備えた模様印刷システムにおいて、
    シート材を貼り付けるエリア形状に対応する枠形状データを格納した枠形状データベースと、図柄に対応する図柄データを格納した図柄データベースとを備え、
    上記枠形状データベースから選択した枠形状データに基づく枠形状内に、図柄データベースから選択した図柄データに基づく図柄を貼り付けて合成し画像データを生成する画像処理手段と、
    画像処理手段が合成した画像データを印刷装置に供給する供給手段と、供給手段から供給された画像データに基づき、シート材に対し、少なくとも上記図柄を所定の位置に印刷する印刷装置と、を備え、
    上記図柄データベースは、格納する上記図柄データ内に図柄自体の電子情報の他に付属データを備え、該付属データに、図柄を貼り付けるための配置位置に関する情報や図柄の大きさに関する情報を記録可能となっており、
    上記画像処理手段は、上記図柄データベースから目的の図柄を選択して表示部に表示する機能を有し、当該図柄に対応する図柄データ中の付属データに図柄を貼り付けるための配置位置に関する情報や図柄の大きさに関する情報が記録されている場合にはこれらの情報を図柄と共に表示することを特徴とする模様印刷システム。
  2. 上記枠形状データには、枠内に配置されて図柄の背景となる模様データを含み、上記印刷装置は、図柄と一緒に上記背景となる模様も印刷することを特徴とする請求項1に記載した模様印刷システム。
  3. 上記供給手段は、枠形状内を複数の区画に分割し、各区画単位に画像データを印刷装置に供給することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した模様印刷システム。
  4. 上記供給手段は、枠形状内を複数の区画に分割する際に、隣りの区画との間に重なり部分を持つように設定され、該重なり部分を含んだ領域を一つの区画として印刷装置に供給することを特徴とする請求項3に記載した模様印刷システム。
  5. 上記供給手段は、上記区画の分割ラインを含んだ画像データのイメージを印刷する割付図印刷手段を備えることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載した模様印刷システム。
  6. 上記図柄データベースを管理するサーバを備え、該サーバは通信手段を通じて送信されてきた図柄データを受信すると該図柄データを上記図柄データベースに格納する図柄受信手段を備えることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載した模様印刷システム。
  7. 上記画像処理手段は、枠形状データベースから目的の枠形状データを選択して表示部に表示する枠選択手段と、図柄データベースから図柄を選択してその図柄を表示部に表示されている枠形状内の任意の位置に任意の大きさで貼り付ける貼付手段とを備えることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載した模様印刷システム。
  8. 上記画像処理手段が合成した画像をクライアントの端末に送信する送信手段を備えることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載した模様印刷システム。
  9. 上記シート材は、壁紙用のシート材であることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載した模様印刷システム。
  10. 上記シート材は、メッシュ状の部材であることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載した模様印刷システム。
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