JP4619228B2 - 隔絶可撓性部材の除染方法、及び該除染方法に用いられる隔絶可撓性部材の凝縮検知装置 - Google Patents

隔絶可撓性部材の除染方法、及び該除染方法に用いられる隔絶可撓性部材の凝縮検知装置 Download PDF

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本発明は、除染室(例えば、アイソレーター等)に設けられた隔絶可撓性部材(例えば、グローブ等)の表面を除染する除染方法、及び該除染方法に用いられる隔絶可撓性部材の凝縮検知装置に関する。
医薬品等を製造する工場では、各製品の充填、加工等を除染された空気雰囲気中にて効率的に行うために、除染された空間を局所的に設けるようにしている。これを実現するものとしては、例えばアイソレーターがある。
ここで、アイソレーターは、室内側へ突出するようにして室壁に設けられたグローブを備えている構成が一般的である。これにより、作業者は外部にいながら、窓ガラス等を通して内部を確認しつつ、グローブに手を挿入して種々の作業を行うことができる(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、上記構成にあっては、アイソレーター内を除染された空間とするために、アイソレーター内に過酸化水素ガスを投入し、さらに該ガスを室内で凝縮させて、凝縮膜を室内表面に形成する構成が提案されている。なお、勿論このときには、グローブの除染対象となる表面(以下、除染対象表面という。)にも凝縮膜を形成し、該表面を除染している。ここで、グローブの除染対象表面が除染されたか否かを検証する方策としては、検証箇所にあらかじめ公知のバイオロジカルインジケーターを取り付ける構成が提案されている。そして、このバイオロジカルインジケーターの結果に基づいて前記除染対象表面が除染されたか否かを判断するようにしている。
特開2000−343479号公報
しかしながら、上記グローブの除染方法は、凝縮膜を形成してグローブの除染対象表面を除染する構成であるにも関わらず、当該表面に凝縮膜が形成されたか否かを客観的に確認することができる構成は提案されていなかったため、専ら作業者の経験を頼りに行われていた。したがって、グローブの除染対象表面に確実に凝縮膜が形成されたことを確認することができる除染方法等が強く求められていた。
そこで本発明は、隔絶可撓性部材(グローブ等)を迅速に除染することができる隔絶可撓性部材の除染方法、及び該除染方法に用いられる隔絶可撓性部材の凝縮検知装置を提供することを目的とする。
参考発明(本願の請求項外発明を参考発明という)は、除染ガスが投入される除染室の室壁に配設された作業用開口部に、室内側又は室外側へ突出するようにして気密状に接続された隔絶可撓性部材の除染対象表面上に、前記除染ガスを凝縮させて、該除染対象表面を除染する隔絶可撓性部材の除染方法であって、前記隔絶可撓性部材に係る除染対象表面の少なくとも一部に形成された透光性材料からなる検知用透光面に光を照射し、当該検知用透光面を通過した光の受光量を継続的に測定し、測定値に基づいて除染室に投入される除染ガスを制御して隔絶可撓性部材に係る除染対象表面を除染管理するようにしたことを特徴とする隔絶可撓性部材の除染方法である。ここで、除染とは、化学T期除染、無菌、殺菌、滅菌等が含まれる。また、除染ガスを制御して隔絶可撓性部材に係る除染対象表面を除染管理するとは、隔絶可撓性部材を除染するために必要な行為がすべて含まれ、例えば、所定量の除染ガスを除染室内に追加投入すること、除染対象表面で除染ガスの凝縮・蒸発を繰返し行うこと、又は除染ガスの投入を中止すること等が挙げられる。また、隔絶可撓性部材としては、室内側に突出するいわゆるグローブ、ハーフスーツ、又は室外側に突出する搬送用バッグが例示されうる。また、継続的に測定することには、連続的な測定のほか、間欠的な測定も含まれる。
参考発明にあって、除染室に除染ガスが投入され、当該室内で除染ガスが飽和状態となると、当該室内で除染ガスが凝縮し始める。このとき、隔絶可撓性部材の除染対象表面にも除染ガスが凝縮し始め、本発明に係る検知用透光面にも除染ガスが凝縮し始める。そして、かかる検知用透光面に例えば所定の投光装置から光が照射されると、その照射光は、検知用透光面に形成された凝縮膜を通過してから所定の受光装置で受光されることとなる。ここで、かかる場合に測定される受光量は、凝縮膜が形成されていないときに測定された受光量に比べてその量が減少する。これは、凝縮時に係る照射光は凝縮膜により散乱・吸収されるが、非凝縮時に係る照射光は凝縮膜が存在しないため散乱・吸収されることなく受光されることに起因するものである。したがって、検知用透光面を通過した受光量を継続的に測定している過程で、受光量が減少するタイミングを特定すれば、そのタイミングが、凝縮膜が形成開始されたタイミングに相当することとなる。したがって、参考発明は、検知用透光面を通過した光の受光量変化をモニタリングすることにより、除染ガスが隔絶可撓性部材に係る除染対象表面で凝縮開始したことを把握することができる。なお、検知用透光面に凝縮が形成され、その後さらに凝縮が進行して凝縮膜の膜厚が増大すると、測定される受光量はそれに対応してさらに減少することとなる。すなわち、参考発明は、隔絶可撓性部材の除染対象表面における凝縮膜の経時的な態様変化についても把握しながら隔絶可撓性部材に係る除染対象表面を除染管理することができる構成である。また、このように隔絶可撓性部材の除染対象表面に凝縮膜が形成されたか否かを客観的に把握することができると、例えば、あらかじめ予想された時間に所定量の凝縮膜が隔絶可撓性部材の除染対象表面に形成されていない等の異常状態を直ぐに特定することが可能となり、この異常状態を回避すべく、適正な対応を迅速に行うことが可能となる。
また、上記除染方法にあっては、次のような構成の凝縮検知装置が好適に用いられる。
この装置は、除染ガスが投入される除染室の室壁に配設された作業用開口部に、室内側又は室外側へ突出するようにして気密状に接続された隔絶可撓性部材の除染対象表面上に、前記除染ガスが凝縮したことを検知する隔絶可撓性部材の凝縮検知装置であって、一方向に光を照射する照射部を具備した投光装置と、該投光装置からの光を受光する受光部を具備し、受光量とほぼ比例する電圧出力を発生する受光装置とを備え、隔絶可撓性部材に係る除染対象表面の少なくとも一部に形成された検知用透光面を投光装置の照射部と受光装置の受光部との間に配置して、照射部から照射された光が検知用透光面を通過してなることを特徴とする隔絶可撓性部材の凝縮検知装置である。
かかる構成とすることにより、投光装置から照射された照射光が、検知用透光面を通過して受光装置で受光されることとなる。したがって、検知用透光面上で凝縮膜が形成されると、受光量が減少することとなるため、隔絶可撓性部材の除染対象表面上に凝縮膜が形成され始めたことを検知することができる。
ここで、隔絶可撓性部材が、作業用開口部に、室内側へ突出するようにして気密状に接続されてなる構成にあって、除染室内のうち、除染対象となる除染空間内に、投光装置を支持する投光装置支持部材と、受光装置を支持する受光装置支持部材とが配設されてなる構成が提案される。
ここで、除染室内は、高度な除染状態を保持すべく、頻繁に開放して除染室内に投光装置等を設置したり撤去したりすることができない。そこで、かかる構成とすることにより、隔絶可撓性部材を除染する際に、あらかじめ固定的に設置された投光装置と受光装置との間に、当該隔絶可撓性部材を少なくとも挿入すれば検知可能となるため、凝縮検知のための作業内容が簡易なものとなる。また、測定値が安定して得られることとなる。
また、投光装置及び受光装置のうち少なくともいずれかが、除染室外雰囲気と連通する除染室外空間内に配置されてなる構成が提案される。ここで、除染室外雰囲気とは、除染対象とならない空間をいう。
かかる構成とすることにより、除染室外空間内に配置された装置を除染室外にいる作業者が容易に取扱うことが可能となるため、測定作業やメンテナンスが簡易に行えることとなる。なお、隔絶可撓性部材が室内側に突出した状態にあっては、当該隔絶可撓性部材の内部空間は除染室内に位置することとなるが、かかる空間は除染室外雰囲気と連通しているため、除染室外空間に含まれる。
また、本発明は、除染ガスが投入される除染室の室壁に配設された作業用開口部に、室内側へ突出するようにして気密状に接続された隔絶可撓性部材の除染対象表面上に、前記除染ガスを凝縮させて、該除染対象表面を除染する隔絶可撓性部材の除染方法であって、隔絶可撓性部材に係る除染対象表面の表面温度を、当該除染室の室内温度以下として、当該隔絶可撓性部材に係る除染対象表面を除染管理することを特徴とする隔絶可撓性部材の除染方法である。
一般的に、除染ガスの凝縮は、除染対象となる物の表面温度が低いほど生じやすい。さらに述べれば、除染対象物の表面温度が除染室の室内温度以下であると、より一層凝縮が促進される。したがって、本発明に係る構成とすることにより、隔絶可撓性部材に係る除染対象表面における凝縮が促進されることとなって、隔絶可撓性部材の除染を迅速に実行することができる。
また、作業用開口部を介して室外から隔絶可撓性部材の内部へ杆状のガス導入管を挿入して、当該ガス導入管の先端を隔絶可撓性部材の内部に接続し、基端を除染室の室内温度以下の低温ガスを供給する低温ガス供給部に接続し、当該ガス導入管により隔絶可撓性部材の内部に低温ガスを導入することにより、隔絶可撓性部材の除染対象表面を、除染室の室内温度以下とする構成が提案される。
かかる構成とすることにより、隔絶可撓性部材に上記低温ガスが接触することとなり、当該隔絶可撓性部材における除染対象表面の表面温度が低温化して、室内温度以下に収束していくこととなる。これにより、隔絶可撓性部材に係る除染対象表面における凝縮が促進されることとなる。ところで、隔絶可撓性部材は、作業者の手などが挿入されておらず、使用していないようなときには、その材質に起因して下方へ折れ曲がって変形しており、このままの状態では表面をムラなく除染することができない。しかしながら本発明は、低温ガスを供給するガス通路を、杆状のガス導入管により構成したため、隔絶可撓性部材がガス導入管により、その長手方向に沿って支持されることとなって、下方へ折曲してしまうことが阻止される。したがって、この支持状態で除染ガスを除染対象表面に凝縮させることにより、当該表面をムラなく除染することができる。
また、作業用開口部を介して室外から隔絶可撓性部材の内部へ杆状のガス排出管を挿入して、当該ガス排出管の先端を隔絶可撓性部材の内部に接続し、基端を除染室の室外に配置し、当該ガス排出管により隔絶可撓性部材に内在するガスを室外に排出する構成が提案される。
ここで、低温ガスを隔絶可撓性部材の内部へ供給し続けると、当該隔絶可撓性部材の内部で当該低温ガスが滞留し、円滑なガス流動が生成されないことが考えられる。そこで、本発明に係るガス排出管を隔絶可撓性部材内に接続することにより、隔絶可撓性部材内のガスが、低温ガスの導入圧によりガス排出管内に流入し、当該ガス排出管の案内に従って室外に流出することとなる。これにより、隔絶可撓性部材内で低温ガスの適正なガス流動が生成され、円滑に低温ガスが供給可能となる。なお、ガスを排気するためのガス通路を、杆状のガス排出管により構成したため、隔絶可撓性部材がガス排出管により、その長手方向に沿って支持されることとなって、当該隔絶可撓性部材が下方へ折曲してしまうことが阻止される。これにより、除染対象表面をムラなく除染することができる。
また、除染対象表面に、当該表面の表面温度を測定する部材温度測定装置と、当該表面の表面温度を変更する部材温度変更装置とをそれぞれ配設すると共に、除染室に、当該除染室の室内温度を測定する室内温度測定装置を配設し、前記部材温度測定装置により測定される除染対象表面の表面温度を、前記部材温度変更装置により、前記室内温度測定装置により測定された室内温度以下とする構成が提案される。
かかる構成とすることにより、当該隔絶可撓性部材における除染対象表面の表面温度が低温化して、室内温度以下に収束していくこととなる。これにより、隔絶可撓性部材に係る除染対象表面における凝縮が促進され、隔絶可撓性部材の除染は迅速に実行されることとなる。
本発明に係る隔絶可撓性部材の除染方法は、隔絶可撓性部材の除染対象表面に形成された検知用透光面に光を照射し、当該検知用透光面を通過した光の受光量に基づいて隔絶可撓性部材に係る除染対象表面を除染管理する構成としたため、当該除染対象表面上の凝縮膜に関する情報を詳細に把握しながら除染管理することが可能となる。また、このように隔絶可撓性部材の除染対象表面に凝縮膜が形成されたか否かを客観的に把握することができると、例えば、あらかじめ予想された時間に所定量の凝縮膜が隔絶可撓性部材の除染対象表面に形成されていない等の異常状態を直ぐに特定することが可能となり、この異常状態を回避すべく、適正な対応を迅速に行うことができる効果がある。
また、本発明の凝縮検知装置は、検知用透光面を投光装置の照射部と受光装置の受光部との間に配置して、照射部から照射された光が検知用透光面を通過してなる構成としたため、隔絶可撓性部材の除染対象表面上に凝縮膜が形成され始めたことを検知することができる。
また、上記構成にあって、除染空間内に、投光装置を支持する投光装置支持部材と、受光装置を支持する受光装置支持部材とが配設されてなる構成とした場合は、室内側に突出した隔絶可撓性部材を除染する際に、あらかじめ固定的に設置された投光装置と受光装置との間に当該隔絶可撓性部材を少なくとも挿入すれば検知可能となるため、凝縮検知のための作業内容が簡易なものとなる利点がある。また、測定環境の変動が抑制され、安定した測定値が得られる利点もある。
また、投光装置及び受光装置のうち少なくともいずれかが除染室外空間内に配置されてなる構成とした場合は、除染室外空間内に配置された装置を、除染室外にいる作業者が容易に取扱うことが可能となるため、測定作業やメンテナンスが簡易に行える利点がある。
また、本発明に係る隔絶可撓性部材の除染方法は、隔絶可撓性部材の除染対象表面の表面温度を当該除染室の室内温度以下として除染管理する構成としたため、隔絶可撓性部材に係る除染対象表面における凝縮が促進されることとなって、効率良く隔絶可撓性部材の除染を実行することができる効果が生まれる。
また、杆状のガス導入管により隔絶可撓性部材の内部に低温ガスを導入する構成とした場合は、除染対象表面の表面温度が低温化して、室内温度以下に収束していくこととなるため、除染対象表面における凝縮が促進される効果が生まれる。また、隔絶可撓性部材は、ガス導入管により内部から支持されることとなるため、下方へ折曲してしまうことが阻止されて、表面をムラなく除染することができる利点がある。
また、杆状のガス排出管により隔絶可撓性部材に内在するガスを室外に排出する構成とした場合は、高圧化した隔絶可撓性部材の内圧を適正化することができる効果が生まれる。また、隔絶可撓性部材は、ガス排出管により内部から支持されることとなるため、下方へ折曲してしまうことが阻止されて、表面をムラなく除染することができる利点がある。
また、部材温度測定装置により測定される除染対象表面の表面温度を、部材温度変更装置により、室内温度測定装置により測定された室内温度以下とする構成とした場合は、隔絶可撓性部材における除染対象表面の表面温度が室内温度以下に収束していくこととなるため、隔絶可撓性部材に係る除染対象表面における凝縮が促進される効果が生まれる。
<第一実施例>
次に参考発明の実施例を添付図面に従って説明する。図1はアイソレーター1を示している。なお、このアイソレーター1により、本発明に係る除染室が構成される。
アイソレーター1は、基台5を備えている。さらに、この基台5の上に、内部が除染された装置筐体2が保持されている。かかる構成にあって、装置筐体2の内部が気密的に遮閉化されることにより、局所的な除染空間70が構成される。
装置筐体2の内部には、仕切り板6が鉛直方向に設けられている。そして、この仕切り板6と、アイソレーター1の室壁15との間に形成された隙間が、空気が流動可能な周回路7となっている。一方、装置筐体2内の中央にある空間が、作業空間14となっている。また、仕切り板6の下端には、作業空間14と周回路7とを連通させる連通口16が設けられている。
前記作業空間14の上部には、ガスを清浄化するためのHEPAフィルタ12が配設されている。さらに、このHEPAフィルタ12の下には、気流を整える整流板17が、架け渡されている。
さらに、HEPAフィルタ12上には、空気を一方向に送風可能な送風装置11が設置されている。そして、この送風装置11により送風された空気は、HEPAフィルタ12と整流板17とを介して作業空間14へ流入する。そしてさらに、作業空間14を通過した空気は、前記連通口16を通過して周回路7内に進入し、周回路7内を上昇する。そして、この上昇空気は、送風装置11に到達し、再びこの送風装置11により、作業空間14へ送風される。
また、室壁15の一部は、内部を視認可能とするガラス窓4により構成されている。さらに、このガラス窓4には、室内と室外とを連通させる作業用開口部3が形成されている。そして、この作業用開口部3には、筒状の支持部材8が取り付けられている。さらに、この支持部材8に、可撓性材料からなるグローブ13の基端部9がOリング(図示省略)を用いて気密状に取り付けられている。これにより、グローブ13が作業空間14側に突出するようにして作業用開口部3が気密状に遮閉されることとなる。そして、作業者は、室外からグローブ13に手を挿入してガラス窓4を介して内部を確認しながら作業空間14で作業可能となる。なお、本実施例にあっては、グローブ13は、全体が透光性材料により構成されている。具体的には、ポリエチレン又はシリコンなどの材料により構成されている。このグローブ13により、本発明に係る隔絶可撓性部材が構成される。また、グローブ13の内部空間及びアイソレーター1外の空間は、除染対象外の空間であり、本発明に係る除染室外空間71に相当する。
また、本アイソレーター1には、過酸化水素ガス(除染ガス)を発生させる過酸化水素ガス供給装置51が接続されている。そして、過酸化水素ガス供給装置51が発生させた過酸化水素ガスが、作業空間14に投入される構成となっている。また、本アイソレーター1には、アイソレーター1内の室内温度を測定する室内用温度センサー50が接続されている。なお、過酸化水素ガス供給装置51及び室内用温度センサー50は、公知品を好適に用いることができる。ここで、室内用温度センサー50により、本発明に係る室内温度測定装置が構成される。
かかる構成にあって、アイソレーター1内を除染するには、過酸化水素ガス供給装置51により、過酸化水素ガスを作業空間14内に投入する。そうすると、過酸化水素ガスを含むガスが、アイソレーター1内の気流に従って循環することとなる。そして、過酸化水素ガスの投入を継続すると、アイソレーター1内で過酸化水素ガスが飽和し、アイソレーター1内で過酸化水素ガスの凝縮膜30(図4参照)が形成され始めることとなる。このように、凝縮膜30が形成されると、当該表面が高い除染効果で除染されることとなる。勿論、グローブ13表面のうち、作業空間14側に露出する除染対象表面13aにも過酸化水素ガスの凝縮膜30を形成して、当該表面13aを除染する。
次に、本発明の要部を説明する。
図2は、グローブ13と、グローブ13の除染対象表面13aに凝縮膜30が形成されたことを検知する凝縮検知装置Aとを示している。
以下、凝縮検知装置Aについて説明する。
凝縮検知装置Aは、それぞれ作業空間14内に設置される投光装置20、及び受光装置24を備えている。具体的に投光装置20は、図3に示すように、鉛直方向に立設した室壁15に対して水平に突設された投光装置用水平支持板20a上に載置される。また、受光装置24は、対向する室壁15に対して水平に突設された受光装置用水平支持板24a上に載置される。なお、この投光装置用水平支持板20aにより、本発明に係る投光装置支持部材が構成される。また、この受光装置用水平支持板24aにより、本発明に係る受光装置支持部材が構成される。
図2に示すように、前記投光装置20の一側面には、投光部21が配設されている。そして、この投光部21からは、近赤外領域のレーザ光Lが一方向に照射される。また、この投光装置20には、配線ケーブル22aを介して電源供給装置23が接続され、この電源供給装置23に設けられた操作盤(図示省略)を操作することにより、所望のタイミングでレーザ光Lが発振するようになっている。なお、電源供給装置23は、アイソレーター1の外部に設置される。また、レーザ光Lは、半導体レーザ光が好適であるが、他の構成であっても勿論良い。また、光源や波長も適宜選定することができる。
前記受光装置24の一側面には、受光部25が配設されている。この受光部25は、前記投光部21から照射されるレーザ光Lと対向する位置に配置され、当該レーザ光Lを受光可能となっている。この受光装置24は、受光部25で受光したレーザ光Lの受光量に対応する電圧出力を発生し、配線ケーブル22bを介して接続された出力装置26の測定値表示部(図示省略)に測定値を表示する。本実施例では、測定値として透過光出力が測定される。なお、出力装置26は、アイソレーター1の外部に設置される。これまでに述べた投光装置20、電源供給装置23、受光装置24、及び出力装置26は、公知品が好適に用いられる。
そして、投光装置20と受光装置24との間に、前記グローブ13が位置するように、投光装置20、受光装置24、及びグローブ13が配置されている。本実施例では、レーザ光Lが、グローブ13の指部75を通過するように配置されている。なお、グローブ13の除染対象表面13aにおけるレーザ光Lが照射される面部により、本発明に係る検知用透光面35が構成されることとなる。
次に、凝縮検知装置Aを用いたグローブ13の除染方法について説明する。
まず、アイソレーター1内に過酸化水素ガスを投入する前に、過酸化水素ガスの非凝縮状態で投光装置20からレーザ光Lを照射し、出力装置26で表示される測定値に基づいてレーザ光Lの受光量を測定しておく。これは、後述する凝縮状態で測定した受光量と比較するためである。なお、グローブ13は、アイソレーター1の室外に設置されて、作業用開口部3から挿入される公知のグローブ支持治具85により支持される。これにより、グローブ13が下方に折曲されず、表面をムラなく除染することが可能となる。
そして次に、アイソレーター1内に過酸化水素ガスを投入し、グローブ13の除染対象表面13a等の除染を開始する。そして、これと共に、連続的に又は間欠的に、投光装置20からレーザ光Lを照射して、出力装置26で表示される測定値に基づいて受光量をモニタリングする。
さらに過酸化水素ガスを投入し、アイソレーター1内で過酸化水素ガスの凝縮膜30を形成する。ここで、図4に示すように、かかる凝縮状態で測定される受光量は、グローブ13上に形成された凝縮膜30が原因となってレーザ光Lが散乱・吸収されて、非凝縮時に係る受光量よりも減少することとなる。すなわち、出力装置26で表示される透過光出力が減少することとなる。
このように、受光装置24で受光する受光量をガス投入後から継続的に測定することにより、グローブ13に係る除染対象表面13a上における凝縮膜30の有無、すなわち、凝縮開始時を知ることが可能となる。また、さらに継続的に受光量を測定することにより、凝縮膜30の単位面積当りの凝縮量を推定することが可能となる。そして、あらかじめ定められた規定の凝縮量を所定時間形成維持すると、グローブ13の除染が完了したと判断し、過酸化水素ガスの投入を停止する。なお、凝縮膜30が形成され始めてからガス投入停止までの時間は、除染対象表面13aを十分に除染するための時間であって、適宜決定することができる。なお、これまでに述べた、凝縮開始時から所定時間経過後に過酸化水素ガスの投入を停止する行為は、本発明に係るアイソレーター1に投入される過酸化水素ガスを制御してグローブ13の除染対象表面13aを除染管理することに含まれる。
また、図2に示す実施例の変形例として、図5に示す凝縮検知装置A1が提案される。かかる構成は、投光装置20は除染空間70に設置され、受光装置24は、グローブ13内(すなわち、除染室外空間71内)に設置される構成である。そして、投光装置20と受光装置24との間に位置するグローブ13部分を検知用透光面35とするものである。かかる構成としても、投光装置20から照射されたレーザ光Lがグローブ13を通過して受光装置24で受光されることとなるため、検知用透光面35に凝縮膜30が形成されたか否かを検知することができる。ひいては、グローブ13の除染対象表面13aが除染されたか否かを確認することが可能となる。
さらに、別構成の凝縮検知装置A2が提案される。図6に示すように、かかる構成は、投光装置20及び受光装置24が、共にグローブ13内(すなわち、除染室外空間71内)に設置される構成である。さらに詳述すると、各装置20,24がそれぞれ別の指部75内に設置される。そして、投光装置20と受光装置24との間に位置するグローブ13部分を検知用透光部35とするものである。具体的には、投光装置20から照射されたレーザ光Lは、当該指部75を通過した後、指部75と指部75との間に位置する谷部76を通過して、受光装置24が内在する他方の指部75に入射する。かかる構成としても、レーザ光Lがグローブ13を通過することとなるため、検知用透光面35に凝縮膜30が形成されたか否かを検知することができる。ひいては、グローブ13の除染対象表面13aが除染されたか否かを確認することが可能となる。
また、図7は、別構成のグローブ13bを示している。かかるグローブ13bは、本体部分13c(グローブ13bの腕部分、及び掌部分等)は非透光性材料で構成され、指部75の根元部のみに透光部13dが透光性材料で構成されている。そして、この透光部13dにレーザ光Lが入射するように、投光装置20、受光装置24、及びグローブ13bを配置し、該透光部13dを検知用透光面35とするものである。かかる構成とすることにより、検知用透光面35で凝縮膜30が形成されたか否かを検知することができる。ひいては、グローブ13bの除染対象表面13eが除染されたか否かを確認することが可能となる。
<第二実施例>
次に、本発明に係る第二実施例に係るグローブ13の除染方法を説明する。なお、第一実施例と共通する構成については、同じ符号を付すと共に、説明を簡略、又は省略する。
本実施例に係るグローブ13の除染方法は、図8に示すように、当該グローブ13内にガス導入管41を挿入して、低温ガスを導入することを特徴としている。
具体的には、グローブ13内に、グローブ13の基端部9から指先方向へ複数のガス導入管41を挿入する。さらに詳述すると、これらガス導入管41は、基端部9にあっては3本のガス管で構成されており、グローブ13の掌部分で枝分かれして各指部分にそれぞれ先端42が位置している。
一方、ガス導入管41の基端43は、アイソレーター1外に設置される低温ガス供給装置40に接続されている。この低温ガス供給装置40は、アイソレーター1に配設された室内用温度センサー50により測定されるアイソレーター1内の室温よりも低い温度に設定された低温ガスを発生させるものである。
かかる構成にあって、低温ガス供給装置40が駆動すると、上記温度に設定された低温ガスが、ガス導入管41を介して、グローブ13内に導入される。そうすると、低温ガスが導入されたグローブ13は、その低温効果により、アイソレーター1内の室内温度よりも低い温度に変化していくこととなる。
ここで、アイソレーター1内に投入される過酸化水素ガスは、グローブ13に係る除染対象表面13aが当該室内温度よりも低温であると凝縮しやすい。したがって、低温ガスがグローブ13内に導入されてグローブ13自体が低温化すると、グローブ13の除染対象表面13aで過酸化水素ガスが凝縮しやすくなる。このように凝縮がしやすくなって、凝縮開始までの時間が短縮されると、グローブ13の除染が迅速に進行することとなって、全体として、除染時間が短縮化されることとなる。これにより、効率的な除染方法が実現されることとなる。
なお、図8に示すように、過酸化水素ガス投入時に、グローブ13内にガス導入管41が複数挿入された状態であると、当該グローブ13が、内方から当該ガス導入管41により支持されることとなって、その可撓性に起因して下方に折れ曲がってしまう、ということがない。したがって、グローブ13の除染対象表面13aが適正に作業空間14内で露出することとなり、ムラなく除染対象表面13aに凝縮膜30を形成し、除染することができる。
また、図8に示すように、本除染方法にあっては、低温ガスをアイソレーター1外に排出するガス排出管44も、グローブ13の基端部9からグローブ13内方へ挿入されている。このガス排出管44の先端45は、グローブ13のほぼ掌部分に位置している。一方、基端46は、基端部9付近に配置されている。
かかる構成にあって、前記ガス導入管41により、グローブ13内に低温ガスが継続的に導入されると、グローブ13内で低温ガスが滞留しやすくなる。そこで、このガス排出管44を、上述のような構成で設けることにより、低温ガスの導入圧に従って、グローブ13内のガスが適宜その先端45から流入し、当該ガス排出管44の案内に従ってアイソレーター1外に流出することとなる。これにより、グローブ13の内で適正なガス流動が生成されて、円滑なガス供給が可能となる。なお、本発明は、ガス排出管44を具備しない構成を排除するものではない。
<第三実施例>
また、他の構成が提案される。かかる構成を図9に従って説明する。
第三実施例に係るアイソレーター1aには、グローブ13の表面温度を調整する部材温度変更装置60が接続されている。さらに詳述すると、グローブ13の除染対象表面13a上に、ペルチェ素子を内蔵する冷熱部59が装着されている。また、冷熱部59には、電源となる冷熱部用電源部58が接続されている。なお、部材温度変更装置60は、冷熱部59、及び冷熱部用電源部58により構成される。
また、グローブ13には、グローブ13の表面温度を測定するグローブ用温度センサー55が装着されている。このグローブ用温度センサー55は、除染対象表面13aに配設される温度測定部55aと、温度測定部55aに接続される電源部55bとで構成されている。なお、グローブ用温度センサー55は、熱電対を用いた接触式の市販品が好適に用いられ、本発明に係る部材温度測定装置を構成する。
また、図10に示されるように、アイソレーター1aは、制御装置80を備えている。この制御装置80は、室内用温度センサー50、グローブ用温度センサー55、及び冷熱部用電源部58が、それぞれ電気的に接続されている。ここで、制御装置80は、CPU81を備えている。そして、このCPU81には、記憶装置ROM82と記憶装置RAM83とが接続されている。さらに詳述すると、記憶装置ROM82は、アドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示省略)を介してCPU81に接続している。また、記憶装置RAM83は、データのやり取りを行うデータバス(図示省略)を介してCPU81に接続している。ここで、記憶装置ROM82には、演算処理に用いる制御プログラム等の固定データが記憶保持されている。一方、記憶装置RAM83には、記憶エリア、ソフトタイマを構成するレジスタ領域、及びワークエリア等が設けられている。
そして、かかる構成にあって、室内用温度センサー50、及びグローブ用温度センサー55は、それぞれ測定した温度のデータを制御装置80に随時送信する。そして、当該データを受信したと判断したCPU81は、記憶装置RAM83にそのデータを一旦記憶保持する。また、CPU81は、冷熱部用電源部58に、グローブ13の除染対象表面13aを所定温度にする制御指令信号を所定タイミングで送信する。そして、かかる信号を受信した冷熱部用電源部58は、当該信号に従ってグローブ13の除染対象表面13aを所定温度とする。
具体的には、制御装置80は、室内用温度センサー50により送信された温度データと、グローブ用温度センサー55により送信された温度データとを比較し、除染対象表面13aの表面温度が、室内温度よりも高いと判定した場合に、冷熱部用電源部58に、除染対象表面13aの表面温度を室内温度より低温とする制御指令信号を送信する制御内容を具備している。
これにより、グローブ13に係る除染対象表面13aにおける凝縮が促進され、グローブ13の除染は迅速に進行することとなる。
なお、本発明に係る検知用透光部を構成する透光性材料としては、公知材料が適宜利用できる。
アイソレーター1の縦断側面図である。 第一実施例に係るグローブ13と凝縮検知装置Aとを示す説明図である。 投光装置用水平支持板20aと受光装置用水平支持板24aとを示す説明図である。 凝縮膜30を示す説明図である。 凝縮検知装置A1を示す説明図である。 凝縮検知装置A2を示す説明図である。 透光部13dを備えたグローブ13bを示す説明図である。 第二実施例に係るグローブ13等を示す説明図である。 部材温度変更装置60の装着態様を示す説明図である。 第三実施例に係るアイソレーター1aのブロック回路図である。
符号の説明
1,1a アイソレーター
3 作業用開口部
13,13b グローブ
13a,13e 除染対象表面
15 室壁
21 照射部
20 投光装置
20a 投光装置用水平支持板
24 受光装置
24a 受光装置用水平支持板
25 受光部
35 検知用透光面
40 低温ガス供給装置
41 ガス導入管
42 ガス導入管の先端
43 ガス導入管の基端
44 ガス排出管
45 ガス排出管の先端
46 ガス排出管の基端
50 室内用温度センサー
55 グローブ用温度センサー
60 部材温度変更装置
70 除染空間
71 除染室外空間
A,A1,A2 凝縮検知装置

Claims (4)

  1. 除染ガスが投入される除染室の室壁に配設された作業用開口部に、室内側へ突出するようにして気密状に接続された隔絶可撓性部材の除染対象表面上に、前記除染ガスを凝縮させて、該除染対象表面を除染する隔絶可撓性部材の除染方法であって、
    隔絶可撓性部材に係る除染対象表面の表面温度を、当該除染室の室内温度以下として、当該隔絶可撓性部材に係る除染対象表面を除染管理することを特徴とする隔絶可撓性部材の除染方法。
  2. 作業用開口部を介して室外から隔絶可撓性部材の内部へ杆状のガス導入管を挿入して、当該ガス導入管の先端を隔絶可撓性部材の内部に配置し、基端を除染室の室内温度以下の低温ガスを供給する低温ガス供給部に接続し、当該ガス導入管により隔絶可撓性部材の内部に低温ガスを導入することにより、隔絶可撓性部材の除染対象表面を、除染室の室内温度以下とすることを特徴とする請求項1記載の隔絶可撓性部材の除染方法。
  3. 作業用開口部を介して室外から隔絶可撓性部材の内部へ杆状のガス排出管を挿入して、当該ガス排出管の先端を隔絶可撓性部材の内部に配置し、基端を除染室の室外に配置し、当該ガス排出管により隔絶可撓性部材に内在するガスを室外に排出することを特徴とする請求項2記載の隔絶可撓性部材の除染方法。
  4. 除染対象表面に、当該表面の表面温度を測定する部材温度測定装置と、当該表面の表面温度を変更する部材温度変更装置とをそれぞれ配設すると共に、除染室に、当該除染室の室内温度を測定する室内温度測定装置を配設し、前記部材温度測定装置により測定される除染対象表面の表面温度を、前記部材温度変更装置により、前記室内温度測定装置により測定された室内温度以下とすることを特徴とする請求項1記載の隔絶可撓性部材の除染方法。
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