JP4615243B2 - パレット洗浄装置および洗浄方法 - Google Patents

パレット洗浄装置および洗浄方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4615243B2
JP4615243B2 JP2004120013A JP2004120013A JP4615243B2 JP 4615243 B2 JP4615243 B2 JP 4615243B2 JP 2004120013 A JP2004120013 A JP 2004120013A JP 2004120013 A JP2004120013 A JP 2004120013A JP 4615243 B2 JP4615243 B2 JP 4615243B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pallet
cleaning
roll
washing
conveyor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004120013A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005296886A (ja
Inventor
実 高田
和彦 水牧
俊介 本間
秀一 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujimori Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Fujimori Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujimori Kogyo Co Ltd filed Critical Fujimori Kogyo Co Ltd
Priority to JP2004120013A priority Critical patent/JP4615243B2/ja
Publication of JP2005296886A publication Critical patent/JP2005296886A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4615243B2 publication Critical patent/JP4615243B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B55/00Preserving, protecting or purifying packages or package contents in association with packaging
    • B65B55/24Cleaning of, or removing dust from, containers, wrappers, or packaging ; Preventing of fouling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Description

本発明は、パレットやこれに類似したトレイやコンテナ等(本発明においてはこれを単にパレットという)を搬送しながらその下面(接地面)を洗浄するパレット洗浄装置および洗浄方法に関する。
種々の物品を搬送する際に、その物品を搭載する台として荷役用のパレットが用いられている。この種のパレットは、下面が一辺1〜1.5mの長方形ないし矩形であり、材質は古くは木製であったが、近年は合成樹脂製や金属製へと変化している。
パレットを洗浄する方法としては、洗浄手段としての洗浄ノズルから水や洗浄液等の洗浄用液体を吹き付ける方法が行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−236485号公報
物品をパレットに積載し、屋外等の清浄度がより低い空間(非クリーン環境)から、クリーンルーム等の清浄度がより高い空間(クリーン環境)に搬入する際、パレットを洗浄してパレットに付着したゴミ(例えば埃、土、泥などの異物)を除去する必要がある。しかしながら、パレットの下面(接地面)は、パレットの洗浄後、クリーン環境に搬入する前に地面や床面などに接すると、清浄にしたパレットの下面にふたたび異物が付着し、汚れてしまう。
従来のパレット洗浄は、例えば、パレットの表面が汚れたときやパレットを回収したときに、パレットを洗浄してきれいにしたいという要求のためであり、クリーン環境に搬入する前にパレットを洗浄する目的には向いていない。つまり、洗浄ノズルから水や洗浄液等を吹き付けて洗浄すると、パレットの側面や周囲あるいはパレットに積載された物品などが濡れてしまうおそれがある。
パレットを洗浄する前にパレットから物品を下ろし、パレット洗浄後に再度積載する方法も考えられるが、この場合、物品の載せ換えの手間がかかり、物品の重量によっては危険な上、パレットから下ろした物品の置き場を確保する必要がある。しかも、物品置き場が充分に清浄でなければ、物品が汚れてしまう。
パレットを吊り上げの空中搬送で搬送し、パレットの下面を手作業で清掃する場合、手間が掛かり、また確実な洗浄が難しいという問題がある。また、パレットには1トン程度の物品が積載される場合があり、このような重量物を空中搬送するためには、大掛かりな搬送装置が必要になり、設置スペースやコストが掛かるという不満もある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、パレット等を搬送しながらパレットの下面を洗浄することができるパレット洗浄装置および洗浄方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、パレットの下面を、洗浄液を用いて洗浄するパレット洗浄装置であって、パレットの下面に当接することにより洗浄液を用いて前記パレットの下面を水拭きする1本または複数本の水洗ロールおよび前記水洗ロールよりも下流側において前記パレットの下面に付着した洗浄液を掻き落とすスクレーパが、物品を積載したパレットを搬送できるコンベアの同一の隙間から露出され、前記水洗ロールの下方には、洗浄液が入れられたパンが設けられており、前記水洗ロールは、回転駆動されると、水洗ロールの表面に前記パン内の洗浄液が付着し、水洗ロールの表面がパレットの下面に当接されることにより、パレットの下面が水拭き清掃されるものであり、前記スクレーパは、前記パレットの下面に付着した洗浄液を前記パンに掻き落とす位置に設けられていることを特徴とするパレット洗浄装置を提供する。
前記コンベアは、複数の搬送ローラがパレットの搬送方向に離間して並設されたローラコンベアであり、前記水洗ロールは、前記搬送ローラ間の隙間に搬送ローラと平行に配設されていることが好ましい。
前記コンベアの入口側である前記水洗ロールの上流側には、パレットの下面のゴミを取る1本または複数本の乾式ブラシが、前記搬送ローラ間の隙間に搬送ローラと平行に配設され、前記1本または複数本の水洗ロールおよび前記スクレーパよりも下流側には、パレットの下面に付着した水分を拭き取る1本または複数本の吸水ロールが、前記搬送ローラ間の隙間に搬送ローラと平行に配設されていることが好ましい。
前記乾式ブラシおよび前記水洗ロールは、前記搬送ローラの回転方向と逆の方向に回転駆動されていることが好ましい。
また、本発明は、上記のパレット洗浄装置を用いてパレットの下面を洗浄するパレット洗浄方法であって、パレットの下面を下に向けて搬送しながら、前記水洗ロールをパレットの下面に当接させ前記水洗ロールにより前記パレットの下面を水拭きした後、前記スクレーパにより前記パレットの下面に付着した洗浄液を前記パンに掻き落として清掃することを特徴とするパレット洗浄方法を提供する。
従来は、物品をパレットに積載してクリーン環境に搬入するときに、物品やパレットの洗浄を充分にしてゴミの持ち込みを抑制しようとしても、パレットの下面は洗浄が困難で、搬入時にパレットの接地面を清浄のまま維持することは難しかった。これに対して、本発明のパレット洗浄装置はパレット搬送装置を兼ねており(洗浄搬送装置)、パレットに重量物が積載されている場合でも、コンベアによって安定に搬送することができる。そして、パレットを水平に搬送しながら、コンベアの隙間に露出された洗浄用部材(例えば乾式ブラシ、水洗ロール、吸水ロールからなる洗浄用ロール)によってパレットの下面を洗浄することができるので、洗浄時に荷物の積み換えが不要となり、工数を削減できる。また、パレットの接地面を清浄にしてからパレットをクリーン環境に搬入することができるので、クリーン環境へのゴミの侵入を著しく低減させることができる。
以下、最良の形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
図1に示すように、本形態例のパレット洗浄装置は、支脚11に支持された機枠12にパレット1を搬送するためのコンベア13が取り付けてある。また、前記機枠12には、パレット1の下面2を拭き取り清掃する洗浄用部材20,21,22が支持されており、これら洗浄用部材20,21,22は、前記コンベア13の隙間19からパレット1の下面2に当接しうるように露出されている。
ここで、パレット1は、物品の搬送に用いられるパレットやこれに類似したトレイやコンテナ等(本発明においてはこれを単にパレットという)である。
本形態例のパレット洗浄装置に適用可能なパレットは、コンベア13に搬送可能な形状の下面を有するものであればよい。例えば、コンベア13がロールコンベアの場合は、底に脚や車輪等があって搬送ロールの間に入ってしまうような構造のパレットを除き、利用可能である。パレットの上部構造物は特に限定されず、種々の構成が採用可能である。
パレットの形式としては、例えば、平パレット、ボックスパレット、シートパレット、プラテンパレット、スキッド、サイロパレット、タンクパレットなどが挙げられる。
コンベア13は、図1、図2に示すように、複数の搬送ローラ14がパレット1を搬送する搬送方向(矢印Rにて図示する)に離間して並設されたローラコンベアである。コンベア13の幅はパレット1の幅よりも広くなっている。このローラコンベア13は、図1、図2の左側の入口15から右側の出口16へとパレット1を水平に搬送するようになっている。コンベア13の入口15は、例えば屋外等の清浄度がより低い空間(非クリーン環境)の側に位置しており、コンベア13の出口16は、クリーンルーム等の清浄度がより高い空間(クリーン環境)の側に位置している。
コンベア13は、洗浄用ロール20,21,22が設置されている入口15側の洗浄搬送部13Aと、洗浄用ロールを有しない出口16側の搬出部13Bとを有する。
なお、以下の説明では、搬送方向において、コンベア13の入口15に近い側を上流側、コンベア13の出口16に近い側を下流側ということがある。
ローラコンベア13の一端側(ここでは出口16側)には、ローラコンベア13の各搬送ローラ14を無端状のチェーン17を介して駆動するコンベア駆動モータ18が設置されている。
コンベア13によるパレット1の搬送速度は一定であっても良いが、コンベア13の搬送速度を可変にして、パレット1の下面2の洗浄しているときは、パレット1を次工程に搬出するときよりも搬送速度を遅くすることが好ましい。洗浄時の搬送速度をゆっくりにすることにより、パレットを念入りに洗浄することができる。
洗浄用ロール20,21,22は、コンベア13の搬送ローラ14間の隙間19に搬送ローラ14と平行に(コンベア13の幅方向に延在するように)配設されている。つまり、パレットを搬送するコンベアは搬送に際してパレットの下面に接するので、パレットの下面を洗浄する洗浄用部材をコンベアの隙間に設置したのである。
ここで、洗浄用ロールは、パレット1の下面2のゴミを取る乾式ブラシ20と、パレット1の下面2を水拭きする水洗ロール21と、パレット1の下面2に付着した水分を拭き取る吸水ロール22とからなる。上記洗浄用ロールは、コンベア13の洗浄搬送部13Aにおいて、上流側から下流側に向かって、乾式ブラシ20、水洗ロール21、吸水ロール22の順序で配設されている。
本形態例においては、乾式ブラシ20、水洗ロール21、吸水ロール22は、いずれも、コンベア13の搬送方向に沿って2本並設されている。なお、本発明においては、洗浄用ロールの種類や本数は、用途や目的などに応じて適宜設計できる事項であり、特に限定されるものではない。
洗浄用ロールは、パレット1の下面2に当接するような一つの位置に固定していても良いが、上下方向の位置を調整できることが好ましい。洗浄用ロールの上下位置の変更は、例えば、モータや油圧シリンダ(図示略)などの駆動力を利用することができる。洗浄用ロール20〜22とパレット1の下面2との接触間隔は、洗浄用ロールの上下位置の調整により、洗浄に適した当接圧が得られるように調節することが好ましい。
また、コンベア13の搬送方向を逆転させて、クリーン環境側から非クリーン環境側へパレットや物品を搬出することもできるが、この場合は、パレットの下面の洗浄は不要であるので、各洗浄用ロールは、パレット1の下面2に当接しないように、下方に退避させておくことが好ましい。
乾式ブラシ20は、洗浄用ロール20,21,22のうち、もっとも上流側に配置されている。乾式ブラシ20は、無端ベルト23を介して伝動された駆動モータ26の駆動力により回転駆動されている。乾式ブラシ20は、パレット1の下面2をこすってゴミ等を払い落とし清掃するものである。
乾式ブラシ20は、搬送ローラ14の回転方向と逆に回転されている。これにより、パレット1の下面2と乾式ブラシ20の外面との相対速度差が大きくなり、パレット1の下面2からゴミを落とす効果が高くなる。
乾式ブラシ20としては、例えば馬毛、豚毛等の天然毛やナイロン等のプラスチックなどからなるブラシ毛をロールの外周面に植設したブラシロールを用いることができる。静電気の発生を防ぐためには、馬毛などの天然毛(例えばφ0.2〜0.8mmの馬毛)が好ましい。
乾式ブラシ20の下流側には、パレット1の下面2を水拭きする水洗ロール21が配設されている。水洗ロール21は、無端ベルト24を介して伝動された駆動モータ27の駆動力により回転駆動されている。水洗ロール21としては、例えばスポンジを被覆したロールや、ポリプロピレン(PP)等のプラスチックなどからなる繊維をロールの外周面に植設した洗浄用ロールを用いることができる。
図3に示すように、水洗ロール21の下方には、洗浄液31が入れられたパン30が設けられており、水洗ロール21の下部は前記洗浄液31の液面下に浸漬されている。洗浄液31は例えば清浄な水である。水洗ロール21が回転駆動されると、水洗ロール21の表面に洗浄液31が付着し、水洗ロール21の表面がパレット1の下面2に当接されることにより、パレット1の下面2が水拭き清掃される。
パン30には洗浄液31を常時供給し、余分な洗浄液31を排出して洗浄液31の入れ換えを行うようにすると、パン30内の洗浄液31を常に清浄に保つことができるので好ましい。
水洗ロール21は、搬送ローラ14の回転方向と逆に回転されている。これにより、パレット1の下面2と水洗ロール21の外面との相対速度差が大きくなり、パレット1の下面2からゴミを落とす効果が高くなる。
水洗ロール21よりも下流側(図3の右側)には、先端がパレット1の下面2に当接されるようにスクレーパ32が配置されている。スクレーパ32は、例えば、金属製や合成樹脂製の板状部材からなり、水洗ロール21による洗浄後にパレット1の下面2に付着した余分な洗浄液31を掻き落とす作用を有する。
さらに水洗ロール21およびスクレーパ32よりも下流側には、パレット1の下面2に付着した水分を拭き取る吸水ロール22が配設されている。吸水ロール22は、無端ベルト25を介して伝動された駆動モータ28の駆動力により回転駆動されている。吸水ロール22は、例えば吸水布などの吸水性材料を被覆したロール(布ブラシ等)を用いることができる。
このように余分な水分の除去を吸水ロール22による拭き取りで行った場合、エアー(熱風)の吹き付けによる乾燥に比べて、水滴の飛散もなく、エアー源や配管等の装置や運転の費用を削減することができる。
吸水ロール22は、搬送ローラ14の回転方向と同じ方向に駆動されて回転、または、駆動されることなく従動回転可能に構成されている。これにより、パレット1の下面2と吸水ロール22の外面との相対速度差が小さく、ないしは無くなり、吸水ロール22がパレット1の下面2によく密着して吸水しやすい。また、吸水ロール22の摩耗を抑制することができる。
図4に示すように、吸水ロール22の下側には、吸水ロール22から水分を絞り出す絞りローラ33が設けられている。吸水ロール22は図示しないスプリング等の付勢力により吸水ロール22に圧接されており、吸水ロール22の表面に被覆された吸水性材料を圧迫して水分を搾り出すことができる。これにより、吸水ロール22の含水量が常時低く保たれており、パレット1の下面2に付着した水分の拭き取りを効果的に行うことができる。
洗浄用ロール20,21,22を回転駆動する駆動モータ26,27,28は、機枠12の下方で支脚11間に架設された横板34(パンチング板など)上に設置されている。これらの駆動モータ26,27,28は、洗浄用ロール20,21,22側から落下してくるゴミや水分等が掛からないように、モータカバー29で覆われている。
横板34の下方には、洗浄用ロール20,21,22側から落下してくるゴミや水分等が床面Fに落ちないように受ける水受けパン35が設置されている。水受けパン35は床面Fから離間するように、支脚11に支持されている。水受けパン35を取り囲む周縁部には、カバー36(周壁板)が上方(コンベア13側)に突出するように設けられている。水受けパン35の隅には水受けパン35上に溜まった排水などを排出するための排出管37が設けられている。
このパレット洗浄装置10は、コンベア13の入口15側にパレット1を載せると、パレット1は、コンベア13によって出口16まで搬送される。この際、コンベア13の隙間19から露出された洗浄用ロール(本形態例では、乾式ブラシ20、水洗ロール21、および吸水ロール22)が順次パレット1の下面2に当接されることにより、搬入工程内でパレット1の下面2の洗浄を行うことができる。
以上述べたように、本形態例のパレット洗浄装置はパレット搬送装置を兼ねており(洗浄搬送装置)、パレットに重量物が積載されている場合でも、コンベアによって安定に搬送することができる。そして、パレットを水平に搬送しながら、コンベアの隙間に露出された洗浄用部材によってパレットの下面を洗浄することができるので、洗浄時に荷物の積み換えが不要となり、工数を削減できる。
吸水ロールにより、パレット洗浄後の水分の拭き取りや乾燥も行うことができるので、熱風乾燥などの装置を別途用意する必要がない。
パレットの接地面を清浄にしてからパレットをクリーン環境に搬入することができるので、クリーン環境へのゴミの侵入を著しく低減させることができる。このように、洗浄装置を搬送装置に組み込むことにより、装置の設置に要するスペースを削減できる。
コンベアが洗浄用ロールが配置された洗浄搬送部と、その下流側で洗浄用ロールを有しない搬出部とから構成されているので、洗浄時に搬送速度を遅くした場合でも、洗浄後に搬出部で搬送速度を加速させ、後工程への円滑な搬送が可能になる。また、洗浄搬送部がコンベアの出口から離れているので、ゴミなどの拡散も生じにくく、出口側のクリーン環境を汚染しにくい。
コンベアがローラコンベアであると、各搬送ローラの搬送方向に沿う位置が固定されており且つ互いに離間されているので、搬送ローラ同士の間で汚染が拡散しにくい。また、洗浄用ローラを搬送ローラ同士の隙間に設置することができる。
洗浄用ロールがパレットの下面に当接して清掃を行うものであるので、水の吹き付けが不要であり、水滴の飛散を抑制できる。従って、パレットの側面や周囲あるいはパレットに積載された物品などが濡らすおそれがない。また、パレットの下面から積載物の側に貫通する隙間があるようなパレットも使用可能である。
パレットの下面(接地面)を清浄に維持することにより、複数枚のパレットを積み重ねた場合にも、上側のパレットの下面から下側のパレットの上面(積載面)への汚れの移行を防止することができる。
以上、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の形態例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
洗浄用部材としては、回転によって洗浄を行う洗浄用ロールに限定されるものではない。パレット下面を洗浄または清掃するものであれば、ハタキやブラシ等を往復動させたり、ブラシ等を固定若しくは従動可能な状態に設けたもの、ロール外面に粘着剤を塗布した粘着ロールなど、種々の構成を採用可能である。
図5に示すように、パレット1の下面2を洗浄するための洗浄用部材(洗浄用ロール)38のほかに、パレット1の側面3を洗浄するための洗浄用部材(洗浄用ロール)39を設けてもよい。
パレットを搬送するコンベアとしては、この他、ベルトコンベア、チェーンコンベア等の各種コンベアを利用することが可能である。ベルトコンベア、チェーンコンベア等を用いる場合、例えば図6に示すように、複数の単位コンベア13C,13C,…を搬送方向(図6に矢印Rで示す)に沿って直列に設置することによりコンベア13を構成し、洗浄用部材38を単位コンベア13C,13C同士の隙間19に設けることができる。
本発明においては、パレットの上面や積載物の洗浄を行うため、エアシャワーなどを付加することもできる。また、ゴミの飛散を防止するため、ゴミを吸引する吸引装置などを付加することもできる。
本発明によれば、パレット等を搬送しながらその下面を洗浄してクリーンルーム等のクリーン環境に搬入することができる。パレットのほか、各種装置や機器類を搬入する際にも、クリーン環境に持ち込む直前でこれら機器等の設置面を清掃することができる。
本発明のパレット洗浄装置の一例を示す正面図である。 図1のパレット洗浄装置を示す平面図である。 図1のパレット洗浄装置の水洗ロール付近を示す部分拡大正面図である。 図1のパレット洗浄装置の吸水ロール付近を示す部分拡大正面図である。 本発明のパレット洗浄装置の改変例を説明する部分斜視図である。 本発明のパレット洗浄装置の他の改変例を説明する部分正面図である。
符号の説明
R…搬送方向、1…パレット、2…パレットの下面、10…パレット洗浄装置、13…コンベア(ローラコンベア)、14…搬送ローラ、15…コンベアの入口、19…隙間、20…乾式ブラシ(洗浄用部材、洗浄用ロール)、21…水洗ロール(洗浄用部材、洗浄用ロール)、22…吸水ロール(洗浄用部材、洗浄用ロール)、38…洗浄用部材(洗浄用ロール)。

Claims (5)

  1. パレットの下面を、洗浄液を用いて洗浄するパレット洗浄装置であって、
    パレットの下面に当接することにより洗浄液を用いて前記パレットの下面を水拭きする1本または複数本の水洗ロールおよび前記水洗ロールよりも下流側において前記パレットの下面に付着した洗浄液を掻き落とすスクレーパが、物品を積載したパレットを搬送できるコンベアの同一の隙間から露出され、前記水洗ロールの下方には、洗浄液が入れられたパンが設けられており、前記水洗ロールは、回転駆動されると、水洗ロールの表面に前記パン内の洗浄液が付着し、水洗ロールの表面がパレットの下面に当接されることにより、パレットの下面が水拭き清掃されるものであり、前記スクレーパは、前記パレットの下面に付着した洗浄液を前記パンに掻き落とす位置に設けられていることを特徴とするパレット洗浄装置。
  2. 前記コンベアは、複数の搬送ローラがパレットの搬送方向に離間して並設されたローラコンベアであり、前記水洗ロールは、前記搬送ローラ間の隙間に搬送ローラと平行に配設されていることを特徴とする請求項1に記載のパレット洗浄装置。
  3. 前記コンベアの入口側である前記水洗ロールの上流側には、パレットの下面のゴミを取る1本または複数本の乾式ブラシが、前記搬送ローラ間の隙間に搬送ローラと平行に配設され、前記1本または複数本の水洗ロールおよび前記スクレーパよりも下流側には、パレットの下面に付着した水分を拭き取る1本または複数本の吸水ロールが、前記搬送ローラ間の隙間に搬送ローラと平行に配設されていることを特徴とする請求項2に記載のパレット洗浄装置。
  4. 前記乾式ブラシおよび前記水洗ロールは、前記搬送ローラの回転方向と逆の方向に回転駆動されていることを特徴とする請求項3に記載のパレット洗浄装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかの項に記載のパレット洗浄装置を用いてパレットの下面を洗浄するパレット洗浄方法であって、
    パレットの下面を下に向けて搬送しながら、前記水洗ロールをパレットの下面に当接させ前記水洗ロールにより前記パレットの下面を水拭きした後、前記スクレーパにより前記パレットの下面に付着した洗浄液を前記パンに掻き落として清掃することを特徴とするパレット洗浄方法。
JP2004120013A 2004-04-15 2004-04-15 パレット洗浄装置および洗浄方法 Expired - Fee Related JP4615243B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004120013A JP4615243B2 (ja) 2004-04-15 2004-04-15 パレット洗浄装置および洗浄方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004120013A JP4615243B2 (ja) 2004-04-15 2004-04-15 パレット洗浄装置および洗浄方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005296886A JP2005296886A (ja) 2005-10-27
JP4615243B2 true JP4615243B2 (ja) 2011-01-19

Family

ID=35329077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004120013A Expired - Fee Related JP4615243B2 (ja) 2004-04-15 2004-04-15 パレット洗浄装置および洗浄方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4615243B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102773239A (zh) * 2012-07-22 2012-11-14 上海通领汽车饰件有限公司 汽车内饰件用周转箱自动清洗机

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011104494A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Kanto Auto Works Ltd パレット清掃装置
JP5804238B2 (ja) * 2011-01-24 2015-11-04 東洋製罐株式会社 コンテナ清掃システム
WO2012121188A1 (ja) * 2011-03-10 2012-09-13 出光ユニテック株式会社 シートの製造方法、シート、包装体およびシートの製造装置
CN105268682A (zh) * 2015-10-17 2016-01-27 无为县鑫发盛汽车零部件有限公司 一种轴套零件清洗烘干机
JP7255557B2 (ja) * 2020-06-12 2023-04-11 株式会社ダイフク 搬送設備
CN112718754A (zh) * 2020-12-24 2021-04-30 成都美奢锐新材料有限公司 一种智能自动化料盘清洗装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102773239A (zh) * 2012-07-22 2012-11-14 上海通领汽车饰件有限公司 汽车内饰件用周转箱自动清洗机
CN102773239B (zh) * 2012-07-22 2015-11-18 上海通领汽车科技股份有限公司 汽车内饰件用周转箱自动清洗机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005296886A (ja) 2005-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100827758B1 (ko) 구근류 세척 및 건조장치
US5355992A (en) Belt cleaning apparatus
CN108033232A (zh) 一种多功能滚筒输送机
KR20180104282A (ko) 세정 시스템
US7137164B2 (en) Glass washing machine with broken glass removal system
US5421448A (en) Belt conveyor for paint application system with piece supporting surface cleaning and paint recovering device
JP7431249B2 (ja) チェーン洗浄モジュール、当該チェーン洗浄モジュールを備えたコンベヤ、および、コンベヤチェーンの洗浄方法
JP4615243B2 (ja) パレット洗浄装置および洗浄方法
MX2010013907A (es) Sistema y metodo de limpieza y manejo automatizado de tapetes.
KR100916086B1 (ko) 보조이송수단을 갖는 정치망 세척장치
KR20170103366A (ko) 브러쉬 회전롤러를 포함하는 벨트 컨베이어용 청소장치 및 이를 포함하는 벨트 컨베이어
CN113816105B (zh) 一种带式输送机皮带清理装置
JPH07206137A (ja) 搬送ベルトのクリーニング装置
KR101238884B1 (ko) 밸트컨베이어의 밸트 세척장치
CN213386415U (zh) 一种具有清洁结构的物流传动装置
KR101648797B1 (ko) 상자 자동 세척장치
KR101338089B1 (ko) 콘베이어 벨트 세척기
KR102084610B1 (ko) 컨베이어 벨트 탈수 및 세정장치
EP1362809A1 (en) Device for cleaning a conveyor belt
CN213264377U (zh) 一种自动灌装真石漆流水线用输送带清洗机构
WO2007110728A1 (en) Washing apparatus for baskets, especially handheld shopping baskets and the like
JP6382278B2 (ja) クレート洗浄機
CN214526487U (zh) 一种新型甲带给料机
JP2001315463A (ja) 書籍表面清浄装置
CN214988317U (zh) 流水线半自动清洁装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090414

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090615

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091009

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20091020

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20091120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100916

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101020

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4615243

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131029

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees